P「アイドル達を理不尽に叱ってみる」(227)

P「あまり甘やかしすぎてもダメだと聞いた」

P「確かに最近アイドルたちの真剣みが薄くなってきた気がするし」

P「自分たちの悪い所を見直させるにはもってこいだ」

P「俺は恨まれるかもしれないが、これもあいつらのためだ」

P「褒めて伸ばす時代は終わったかもな。試してみる価値はありそうだ」

P「というわけで最初は>>5だ」

いおりん

伊織「おはよう」

P「……」

伊織「ちょっと、おはよう?」

P「……」

伊織「……どうしたのよ。聞こえてるんでしょ?」

P「……」

伊織「ちょっと、なんで無視して……」

バンッ!!

伊織「っ!!」ビクッ

P「……あのなぁ、伊織」

伊織「な、なによ……」

P「何よとはなんだ!!!」

伊織「ひっ……」

P「いいか? お前、そんなたるんだ姿勢でドカドカ事務所に入ってきてな。来客がいたらどうするつもりなんだよ」

伊織「えっ? だ、だってそんな、いつもこうして入ってきてるじゃない……」

P「いつもいつもってな……」

伊織「そ、そんなに気にしてたなら言ってくれればいいでしょ! いきなりそんな、怒らなくたって」

P「いきなり怒らなくたって?」

伊織「な、何?」

P「こういうのは普通、自分から気をつけなきゃいけないことだろ? なぁ?」

伊織「そ、それはそうかもしれないけど……」

P「それにお前のその態度だよ。いつもいつもそうやってタメ口」

P「別に敬語にしろ尊敬語にしろって言わないけどな、こういう時くらい態度をわきまえたらどうだ?」

伊織「……何よ」

P「なんだ?」

伊織「……」

P「聞こえないぞ。何か言いたいことがあるなら言え」

伊織「……バカ」

ガシッ

伊織「ちょ、は、離しなさいよ!!!」

P「そうやって都合が悪くなると逃げる」

伊織「い、痛いってば、離して……」

P「いいからこっちを向け!!」

伊織「……」

P「……なんで泣いてる」

伊織「だって……なんでそんなに、怒るのよ……」

P「……」

伊織「私、そんなに悪いこと……」

P「泣けばいいと思ってるのか?」

伊織「……え?」

P「そういう態度を取るのか……はぁ……」

P「もういい、わかった。お前のことはよーくわかった」

伊織「な、何よ……」

P「いい、もう行っていいぞ」

伊織「な、何なのよ!!」

P「俺だからってそんな甘えて。業界でやったらクビだクビ」

伊織「べ、別に外でタメ口とか使ってるわけじゃないでしょ!!」

P「また口答えか。まあいいよ、お前の程度はわかった」

伊織「……」

P「結局最後まで謝りもしなかったしな。うんうん」

P「さぞかし偉いんだろうな。もう俺何もしなくていいんじゃないか?」

伊織「……」

P「最後には泣き落としに逆切れ。もう手遅れだなこれ」

伊織「……う、うぅ」

P「それじゃ俺は戻る」

伊織「ま、待って……下さい……」

P「ん?」

伊織「……」

P「なんだ。考えを改めたか? 普通はもう手遅れなんだがな」

伊織「……ご、ごめ」

P「聞こえないんだが」

伊織「ご、ごめんな、さ……ぐすっ……」

P「はぁ……」

伊織「うぅ……ひっく……」

P「もういいわ。なんだごめんなさいって」

伊織「え……」


P「ごめんなさいって言えばなんとかなると思ったのか!!!!」

伊織「あ、あぐぁ……ご、ごめ、なさ……う、うぅ……」

P「今何を聞いたって言い訳にしか聞こえないし。これからの態度で判断する」

P「もうお前今日は帰れよ。ひっどい顔だ。休みにしといてやるから」

P「あんな態度で無理やり出られるよりはマシだわ。はいはいどいたどいた」

伊織「ぐっ、ひっく……」

P「それじゃ反省したら明日よろしくな。ここまでヒントを与えるとは俺も甘くなったもんだよ全く」

バタン

伊織「何よ……何よ何よぉ……」

P「伊織は次の日ちゃんと敬語で来たらしい」

P「仕事も真面目にやってるようだし、いい傾向じゃないか」

P「この調子で行けば事務所全体のやる気も高まるというものだ」

P「まあ会話が少なくなったのはいたしかたない」

P「次は>>28だな」

やよい

15分ほど離れる

やよい「おはようございまーっす!」

P「おはようやよい」

やよい「はい! プロデューサー!」

P「ん?」

やよい「今日もいいお天気ですね!」

P「そうだな」

やよい「……プロデューサー?」

P「なんだ?」

やよい「その、元気ないですか?」

P「いや?」

やよい「そうですか?」

P「あぁ」

やよい「ならいいんです、すみません!」

P「いや大丈夫だ」

やよい「えっと、今日のお仕事は……」

P「……」

やよい「……あの、プロデューサー?」

P「なんだ」

やよい「あ、すみません! その、いつもならスケジュールを教えてくれたり……なんて」

P「そうだったか」

やよい「あ、いいんです! 私がちゃんと覚えてないのでいけないので!」

P「そうか」

やよい「……あの」

P「……なんだ」

やよい「その、私……何か」

P「だから何が言いたい」

やよい「ご、ごめんなさい」

P「なんでさっきから謝ってばっかりなんだ、お前は」

やよい「あ、い、いえ……その……」

P「意味もないのに謝られるのも不愉快なんだが」

やよい「わ、私が何かプロデューサーを、怒らせるようなことしちゃったかな……って」

P「怒ってる?誰が?」

やよい「い、いや、その……」

P「いつも通りだったつもりなんだけど。それって俺が常日頃怒ってる、みたいな言草だよな」

やよい「そ、そんなことは!!」

P「じゃあ何なんだよ。言いたいことがあるなら言えばいいだろ? それを謝って……媚びてるのか?」

やよい「そ、そういうことじゃ、なくて……」

P「スケジュールなら聞けば教えるし、会話なら最低限こなしてるだろうが」

P「なんか無駄に気を使われてる気がしてさ。それって何、ご機嫌取りのつもりなの?」

やよい「あ、う……」

P「それで黙るとか……意味が分からない」

やよい「……すみません」

P「だからさぁ!!!」

やよい「あ……」

P「純粋にむかつくわ。そのごめんなさい。よくそんなホイホイ謝れるなお前」

やよい「ぐすっ……」

P「いいよ、お偉いさんにならペコペコ頭下げてればいいんだからさ」

P「でも俺に媚びる必要はないだろ? 下手したらそれ、取引先でも怒られるよ?」

やよい「違……う、ですっ……」

P「聞こえないんだけど」

やよい「だ、から、私……プロデューサーに……ただ……」

P「泣き止んでからしゃべってもらえないかなぁ」

やよい「う、ぐすっ……」

P「子どもじゃないんだからさ……そういうところもあれか、相手を妥協させる手段の一つか?」

P「だんだんお前の元気いっぱい!キャラが売り出しポイントに見えてきたよ」

P「少しは本性だしたら? もっと言うならあざといよ今のお前」

やよい「ひっく……ぐすっ……」

P「って言ってもわからないか……まあとりあえずもう少し自分を出す努力して来いって話」

P「今回は俺でよかったけど、お偉いさんの癪に障ったらお前そのキャラでテレビ出れなくなるからな」

やよい「はい……すみ、ません……ぐすっ……」

P「やよいに関しては少々難ありだったようだ」

P「収録中にもビクビクするようになり、しゃべりもおぼつかなって」

P「あそこまでガタつくならある程度キャラを作ってでもやらせておくべきだったか」

P「いや、いつまでもうっうーとか言わないだろうし、自分を見る機会にはなっただろう」

P「次は>>60で」

P死ね、むごたらしく死ね



でも貴音

小鳥さん!僕のチンコを叱ってください!

貴音「おはようございます」

P「おはよう」

貴音「今日の予定はどのように」

P「いつもの収録だ」

貴音「なるほど、了解いたしました」

P「時間もいつも通りだから一人で行ってくれ」

貴音「……一人、ですか」

P「なんだ、何か問題でもあるか」

貴音「その……やはりプロデューサーはお忙しい、のでしょうか」

P「別にそれほど忙しいわけじゃない」

貴音「でしたら、その……」

P「行けるだろ? 多少歩くが何度か一人で行ってもらったことがある」

貴音「……そう、ですが」

P「なんだ?」

貴音「……いえ、なんでもありません」

P「なんだよ」

貴音「……ですからその、送ってはいただけないのか、と」

P「それは1人で行けって言っただろう?」

貴音「……はい」

P「なんていうか、どうした?」

貴音「と言いますと……」

P「いや、そんな嫌?」

貴音「嫌、とは」

P「というかその話方どうにかならないか? 堅苦しい」

貴音「……と言われましても」

P「うちは敬語も使えない子供が多いけど、お前のはむしろ馬鹿にされてる気がしてくる」

P「なんで身内にそこまで回りくどい言葉を使わなきゃいけないんだよ」

貴音「……」

P「何か言いたいことは」

貴音「いえ、ですから……送りの件は」

貴音って本気出したらPぐらいなら瞬殺しそう

P「はぁ……ちょっと頼むよ貴音。通じてるよな、俺の言葉?」

貴音「は、はい」

P「一人で行ってくれ、って頼んだだろう?」

貴音「確かに、そうおっしゃいました」

P「それでお前、はいって言っただろう」

貴音「その……ですがプロデューサーがもしお暇ならということでお聞きしたのですが……」

P「……どうすればいいんだろうなこういう時」

貴音「私は何かおかしなことを言ってますでしょうか……」

P「逆に聞くけどお前自分でおかしいと思わないの?」

貴音「……思いませんが」

P「……あらら。重症だな。よしわかった、俺が悪かった」

P「ここまで担当アイドルの言語能力のなさをおそろかにしてた俺の責任だ」

貴音「待ってください、貴方様……その、これは一体どういうおつもりなのですか?」

P「……いい加減にしろよ?」

貴音「おっしゃっている意味がよく……」

P「とりあえず一つな。もし俺が変なことを言っていても、ある程度は飲まなきゃダメだ」

P「ここはそういう世界だ。まあ仮の話だ。これくらいはわかるだろ」

貴音「……」

P「二つ目、お前のその態度。もしお前が正論を言ってたとして。あたかも丁寧な言葉づかいでさ」

P「そういうのって一番態度悪いと思うんだ、俺。人を下に見てるというか、なぁ?」

貴音「……」

P「何も言わないのか。いいぞ、反論して」

貴音「……貴方様は、一体何が」

P「わかった。きっとお前の世界では何か違うものが回ってるんだな」

P「もう俺が全部分かったからもう今日は帰ってくれ」

貴音「いえ、ですから私は……」

P「二回言わせるなよ」

貴音「い、いえですから……」

P「貴音ェ!!!!」

貴音「あ、貴方様……」

P「何が貴方様ぁだ。媚びてなんとかなると思ったのか?」

P「いいか? お前は今さっき、上司を馬鹿にした。日本語間違ってますよ、頭大丈夫デスカ?って言ったんだ」

貴音「……申し訳ございません」

P「謝ればそれでいいのかお前。それなら俺もさっき謝ったわ」

P「お前が博識なのはもう十分に理解いたしました。ございました。な、バカにしてるだろこれ」

貴音「……」

P「何か言えよ」

貴音「……申し訳」

P「それしか言えないのか? なぁ、心の底ではこの奇妙な生物は何をほざいているのだろうとか蔑んでるんだろう?」

P「ならいっそそれ言ってくれよ。もしちゃんと正しい話なら俺も聞くから」

貴音「……私が」

P「あぁ」

貴音「……わたく、しが……まちがって……おりました」

P「……泣き落としってやつか。もはやプロだな」

貴音「……」

俺自分の尻尾をおいかけてぐるんぐるん回っている飼い犬に五回も体当たりされてさすがに怒ったことあるけど、怒るって意外と体力使う

P「とりあえず今日の仕事は無しな。一人で行きたくないそうですし」

貴音「い、いえそのようなことは……!」

P「むしろお前今日の仕事より明日以降の仕事の心配だよ」

P「脅すわけじゃないけど俺、お前に仕事あげようかちょっと迷ってる」

貴音「……なぜ」

P「何故とか聞くのか。本当に反省してないな」

P「頼むから仕事場ではまともに動いてくれよ? 俺たちの信用問題にかかわる」

貴音「……」

P「返事は?」

貴音「……」

P「なぁ?」

貴音「……はい」

P「よしよし、それじゃ明日から頑張って」

貴音「……貴方様」

こんな風になるまで響をいじめたい

P「貴音は特に変わった様子もない」

P「まあアイドルの中では妙に安定してたからな」

P「俺との関係は薄くなったが、仕事の会話はいつも通り」

P「流石は優秀な人材と言ったところか」

P「次は>>100

小鳥さん

アイドル限定なら安価下

小鳥「あ、プロデューサーさんおはようございます!」

P「おはようございます」

小鳥「さて今日も頑張りますかー!」

P「今日は、でしょう?」

小鳥「え?」

P「なんでもありません」

小鳥「い、いやなんか今聞こえましたけど!」

P「……」

小鳥「そ、そりゃたまには? たまには、さぼったりしてますよ!」

小鳥「でもそんな、毎日さぼってるみたいな言い方されたら、ちょっと聞き捨てならないというか!」

P「はぁ……」

小鳥「とにかく、人をそんなサボり魔みたいな……」

P「うるさいんですけど」

小鳥「え? あ、えっと……」

P「独り言に勝手に食いついて、独り言撒き散らすのやめてもらえませんか?」

小鳥「す、すみません……」

P「今スケジュール管理してるんで、気が散るんですよ」

小鳥「……ってそんな急にどうしたんですかプロデューサーさん!」

P「……」

小鳥「というか、そうやってさっきの言葉誤魔化そうとしましたね? 策士!」

P「はぁ……」

小鳥「な、なんですか……」

P「そのやりとり面白いですか?」

小鳥「え、えっと……」

P「聞こえてるのに今なんて言いました、とかバカですか?」

小鳥「バ、バカってことはないんじゃないですか?」

P「それに注意してるのにやめないとか、迷惑なんてもんじゃないですが」

小鳥「……それは、すみません」

P「サボってるのは本当だしなぁ」

小鳥「え?」

アラサーの精神力が試される

P「まあ別にサボってるどうこうは俺に関係ないんで」

P「ただそれがこっちまで飛び火してくるのが本当、迷惑なんですよ」

小鳥「……」

P「自分では盛り上げてるつもりなんでしょうけど、寒いですし」

小鳥「……でも」

P「なんですか?」

小鳥「……」

P「なんですか!?」

小鳥「……プロデューサーさんだって」

P「ん?」

小鳥「プロデューサーさんだって、乗ってくれた時ありましたもん!」

P「あぁでもしないとお前仕事しないだろ」

小鳥「……」

P「何? それだけを免罪符に自分の迷惑行為を正当化しようとしてたの? やっぱりバカなのか?」

P「社長っていつもそうじゃないですか。座っているだけが仕事だと思ってるんですか?」

社長「うぅ…ぐす…」

小鳥「タメ……」

P「ここ学校じゃないので。アイドルと駄弁るのは構わないんですけど、仕事と両立してもらえます?」

小鳥「そんなに……私ひどいですか……」

P「今サボってるし、説教させられてるのでこっちの時間も取られてます」

小鳥「それ、全部私のせいですか……」

P「あー今度は責任転嫁ですか? どこまで使えない事務員だ」

小鳥「ぐすっ……」

P「いや泣かれてもグッときませんから。来たところで何もしませんけど」

P「泣いてる暇あったらデスクに戻っててもらえます? いやむしろ帰ってもらえません?」

小鳥「なんで……」

P「絶対俺がやった方が早いですもん。叱る方も疲れるんですよこれ」

小鳥「……プロデューサーさん、私の事嫌いですか」

P「嫌いとか好きとかそういうレベルじゃない。不快」

小鳥「うぅ……ぐすっ……」

P「あぁもう泣かないでもらえませんか? すすり泣き耳障りなんで」

歴史は繰り返しちゃうもんですね

小鳥「なら全力で泣いて……」

P「もうお前仕事やる気ないだろ? むしろ何、怒られるのが好きなの?」

小鳥「そんな、わけ……ないじゃ、ないですかぁ……」

P「なら早く戻れよ」

小鳥「ぐすっ……」

P「早くしろよ!!!」

小鳥「ひっ……う、うぅ……」

P「いなくていいなあれ。うちの害だな。効率が下がる」

小鳥「あぐっ……ぐすっ……」

P「あーーー泣き声がうるさいなぁーー!!!」

小鳥「すみませ……すみ、せん……」

P「もう帰りますわ。仕事にならないんで」

小鳥「あ、プロデューサーさ……待っ……」

バタン!!

小鳥「あ……う、うぅ……うわああああああん!!!」

P「もう事務所を辞めるんじゃないかと思ったが気が付いたら戻っていた」

P「俺が目を合わせると怯えるが、サボリ癖はそうそう簡単に治らないようで」

P「居ないときを見計らってはサボり、人がくると仕事をしてるふりをする」

P「全く、どこの学生だ。まあもとより対象外だったから別に問題はない」

P「次は>>145だ」

kskst

ピヨが本気出したらアイドル達が敵わないからNG

雪歩は叱られまくったら立ち直れなさそう

亜美「やっほー兄ちゃん!」

P「亜美か」

亜美「亜美かとは何さ亜美かとは! 来てやったんだからありがたいと思いなさい!」

P「あぁ」

亜美「あ、あぁって兄ちゃん……もっとテンション上げてこーよー!」

P「なんでそんな必要がある」

亜美「むぅ……そう言われると困るんだけどさー」

P「わけがわからん」

亜美「何? やなことでも合ったの? それならこの亜美様が聞いてあげてもいいけどー?」

P「……」

亜美「に、兄ちゃん! 今日はどうしちゃったのさー!」

バンッ!!

亜美「わぁっ!!」

P「それが大人に対する態度か?」

亜美「ど、どうしたの……?」

P「今日に限ったことじゃない。お前らはいつもいつもそうやって子供を理由に人を小馬鹿にした態度をとる」

亜美「べ、別にそういうわけじゃないって!」

P「敬語にしろとは言わない。だが分別をつけることは必要だ」

P「それこそ人が落ち込んでいるときにテンションを上げろなんて言語道断だ」

亜美「何言ってるかよくわからないけど……兄ちゃん落ち込んでたってこと?」

P「なるほど。わかったぞ亜美」

亜美「な、何が?」

P「お前は頭が弱いんだ」

亜美「……へ?」

P「それならある程度しょうがないと言う事もあるがな、人は皆寛大な心を持ってるとは限らないんだ」

P「だから頭が弱いなりに少し考えて行動しよう。な?」

亜美「ちょ、ちょっと待ってよ! なんで亜美がそんなこと言われなきゃ……」

P「自覚症状もないのか? 困ったなこれは……」

亜美「に、兄ちゃん……亜美、そんな変なこと言った……?」

P「いいか? お前らはまず自分勝手だ。その前提の上で、テンションをあわせようとするな、迷惑だ」

亜美「ど、どうして……」

P「だからお前……いい加減にしろよ?」

亜美「な、だって……」

P「だって、どうして、なんで、子供だな。お前らは本当に子供だが、クソガキだ。いや、それよりタチが悪い」

P「仕事をしてるんだろ? なのにすがってばっかりなんだよお前らはさぁ」

亜美「……」

P「それに、お前ら、だ。真美もそれに拍車をかけてる。が、今日の話を聞いてお前の方が悪いと確信した」

亜美「な、なんで!!」

P「そういうところだよ!!!」

亜美「あ……」

P「とことん苛立たせるなぁお前は。言葉だけじゃ伝わらないのか? 女じゃなかったら今頃ボロボロだなお前」

亜美「あ、う……」

P「双子で傷を舐め合って、よくも悪くも勝手ができてる」

P「結局のところそれが誰のおかげかってことも知らずに、能天気に過ごしてるんだからなぁ」

亜美「あぐっ、ぐすっ……」

P「まあいいよ、今は何がなんだかわからなくなっても」

P「そのまま大人になってしまえばわかる。取り返しはつかなくなるが」

亜美「兄ちゃ……」

P「後それ、な」

亜美「え……?」


P「兄ちゃんって誰だよ。よく考えてみろ、おかしいから」

亜美「……う、うぁ」

P「今日はもう帰れ。仕事はキャンセルしておく。せいぜい帰ったら家でテンション上げとけ」

亜美「う、うわぁあん……」

P「説教臭さが幸いしたのか、亜美はとても真面目な子になった」

P「ただしそのせいで真美が浮いてしまっている、というのが一つ」

P「亜美が真美を避けているのもまあ無理はないと言ったところか」

P「近々真美にも手を打たないとな。しかし成功ではあるだろう」

P「さてと、そろそろスケジュールも詰まってきたし」

P「最後は>>180だ」

千早


ってなるSSください!

千早「おはようございます」

P「おはよう」

千早「プロデューサー、今日のレコーディングは何時からですか?」

P「え?」

千早「あ、そのレコーディングの時間を……」

P「……2時間後だけど」

千早「あ、はい。ありがとうございます」

P「……2時間後だけどさ」

千早「はい?」

P「えっと、歌手志望だよな?」

千早「……その、一応は」

P「アイドル名義で歌手やってるようなもんだって話をしてたよな?」

千早「えぇと……それが何か」

P「レコーディングの時間、忘れる普通?」

千早「あ……それは、すみません……」

P「流石になぁ……いや、別にどっちに重きを置けとか言わないけど。自分で言ったならさぁ」

千早「……でも、今日のレコーディングは」

P「あぁ、今日のとは、とか言っちゃうんだ。仕事、選ぶんだ」

千早「……」

P「おい千早。別に俺は忘れたことを責めてるわけじゃない。お前のその自分から定めた姿勢がだらしないから言ってるんだ」

千早「……私は、その……別に」

P「あぁもうなら辞めていいよお前」

千早「え……」

P「アイドルも半端、歌が好きです、でもこの収録は~って何様だ?」

千早「……そんなつもりは」

P「お前のつもりなんて知らないんだよ!!! もう歌姫気分か? なぁ?」

千早「言ってる意味が……」

P「なら言ってくれよ」

千早「……私はその、仕事を選んだりしてるわけではなくて……」

P「あぁ」

千早「……」

P「なんで黙るのさ」

千早「……私は」

P「所詮お前の歌にかける情熱はその程度だったのか?」

千早「……もう良いです。失礼します」

ガシッ

千早「なっ……」

P「いやいや、それは無いだろ。どんな底辺歌手でもドタキャンはしないぞ」

千早「ち、違……私はただ……」

プロデュンヌ説

P「俺が好んでお前に歌を歌わせてるわけじゃないだろ? なぁ?」

P「別に俺がお前のために歌を選んで……今もこうして歌につけ込んで説教してるわけじゃないだろ?」

千早「……」

P「お前がそれだけ固執してるから、こっちは必死に頑張ってるってことを、もう少し分かって欲しい」

P「それ相応の情熱ってのを見せてくれないか?」

千早「……私は、歌っていればそれで」

P「その態度だ。客は何だ、お前を歌わせてる機械か何かか!?」

千早「だからそんなことは!」

P「どうしてお前がそこで反抗的な態度を取るんだよ? 下らないプライドだな本当に」

P「お前のその偏った考えじゃ、不愉快になるどころか、不幸になる人間だっているだろうな」

千早「なっ……」

P「誰とは言わないが、心当たりがあるんだろ? なら改善しろよ。私は悪くないって思ってるからそうなる」

千早「もう……良いですから離してください」

P「いいやまだだ、お前のその強固な態度を矯正するまで俺は……」

千早「もう放っておいてください!!!」

P「……」

千早「もう、もう私に……関わらなきゃいいじゃないですか……」

千早「私に関わると……不幸になるんですよ……」

P「……千早」

千早「……」


P「実にその通りだ。だから早く直せ」

千早「……嫌」

P「お前がここで駄々をこねていたら一生治らない」

千早「嫌!! 離して!!!」

P「誰が離すか。本当に仕事を蹴るつもりかお前は。一時の感情に任せて、全てを捨てるつもりか?」

千早「嫌……私は……プロデューサー、お願いですから……」

千早はスレンダーなだけだから
胸がないわけじゃないから
多分

P「お前だけの責任なら可愛いもんだ。でも、事によっては……というか、ほとんどの場合連帯責任だ」

P「それも悪い方に取られてしまうからな。ここでお前を離す訳にはいかない」

千早「痛い、ですから……腕、もう……」

P「なら諦めろ。とびだして行ったらお前、戻ってこないだろ」

千早「……私、私……」

P「……やっと観念したか?」

千早「う、うぅ……」

P「同情はしない。お前はそれだけの人間だ」

P「どっちにしても今日はもう歌えないだろ、帰っていいぞ」

千早「……私を引き止めたじゃないですか」

P「ドタキャンを一度許したら癖になるからなぁ。それとも何か、今からその顔でレコーディング行くか?」

千早「……はい」

P「冗談辞めてくれよ、誰に勘違いされるやら」

P「歌についてよーく考えてこいよ。それじゃ明日、時間に待ってるぞ」

千早「……」

P「千早は次の日、ギリギリに来た」

P「心が折れたか、とも思ったがなんとかプライドが打ち勝ったようだ」

P「こうなれば後はなんとかなるだろ。もちろん千早自身の戦いになるが」

P「さて、結構な数をこなしたが、やはり説教は疲れる」

P「恨みの数だけ幸せが増える。親への恨みは、大人になると恩に変わると言うが」

P「果たしてあいつらは巣立ったあと俺に感謝するだろうか?」

P「まあ、無理だろうな。あまりにも理不尽すぎる」

P「さて、俺も今日は帰るとするか」

P「一人寂しく事務所を後にする。なんてな」

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