真人「…ということが最近よくあってだな」

恭介「なるほどな」

建吾「しかし美鳥とは誰のことだ？」

真人「俺に聞かれても知らねえよ」

恭介「理樹には聞いてみたのか？」

真人「ああ、だが理樹も知らないようだったぜ」

恭介「そうか…」

建吾「理樹に自覚がない上にその人物が誰だかわからない…か」

真人「お先真っ暗だな」

恭介「…とりあえずこのことはメンバー全員に伝えておこう」

恭介「何か有益な情報が得れるかもしれないからな」

建吾「わかった」

鈴「聞いたこともないな」

小毬「ごめんね、私も知らないかも」

恭介「別に謝らなくてもいいさ」

来ヶ谷「女子全員の名前も調べてみたがそんな名前はなかったな」

葉留佳「あの短時間で調べてしまうとは、流石アネゴ」

美魚「…」

美魚「ところでこのことは直枝さんには…」

恭介「いや、まだ理樹には伝えてない」

恭介「だが、こうも情報が何もないとなるともう一度本人に聞いてみるしかないだろうな」

美魚「でしたら、私から直枝さんに伝えにいってもよろしいでしょうか？」

恭介「ああ、別にかまわないが…」

くそもう怒った寝てやる

美魚「急に呼び出したりしてすいません」

理樹「別にいいけど…それで用事ってなに？」

美魚「美鳥という人をご存知ですか？」

理樹「（確か前にも真人に同じようなこと聞かれたな…）いや、知らないけど」

美魚「そうですか…」

理樹「用事はそれだけ？」

美魚「はい、それでは…」

理樹「…どうしたんだろう」

美魚「（やはり直枝さんは美鳥を知らなかった…でも）」

小毬「あれ～？なんでさっきすれ違ったはずの美魚ちゃんがここに…」

美魚「え？」

理樹「あれ、西園さん戻ってきたの？」

西園「本当に美鳥って子のこと知らないの？」

理樹「うん、そうだけど…」

西園「本当に？」

理樹「ちょ…顔が近いよ！」

西園「…まあ理樹君が嘘なんかつくはずないか」

思ったほど美鳥は誰にも渡さないって言ってないな

>>73
今日は自分で自分の首を絞めたからな

だが美鳥は誰にも渡さない

>>75
いや理樹が無意識のうちに美鳥は誰にも渡さないって言う設定なのにまだ一回も言ってないなって意味

支援

理樹「（西園さんがいつもと違うな…）」

西園「ねぇ、理樹君」

理樹「（呼び方もいつもと違うし…）」

西園「理樹君ってば！」

理樹「え…あ、ごめん聞いてなかった」

西園「もう、理樹君は…」

理樹「ごめん…それで何？」

西園「…理樹君は私のこと好き？」

理樹「え！？」

西園「あ、もちろんIikeのほうじゃなくてloveのほうだよ」

理樹「（なんて答えればいいんだろう…）」

西園「ねぇ、どうなの？」

理樹「み…」

西園「み？」

理樹「美鳥は誰にも渡さない」

理樹「…え？」

アニメの回想シーンでの長髪時代がかわいかった支援

>>106
同意

西園「やだ、理樹君ってば大胆」

理樹「いや、さっきのはなんというか…美鳥？」

理樹「君はもしかして…」

美鳥「やっと気づいたんだ」

美鳥「久しぶり、理樹君」

美魚「美鳥！」

美鳥「美魚も久しぶりだね」

理樹「どうして美鳥がここに…」

美鳥「私がココにいるのは理樹君のせいだよ」

理樹「僕の？」

美鳥「理樹君の想いによって私がまた生み出された…と思う」

美魚「想い？」

美鳥「理樹君はどうして私がいなくなった後もあれだけ想い続けてくれたの？」

理樹「だって…」

理樹「だってこんなのってないよ！」

理樹「もっと美鳥と一緒にいたかったのにすぐにいなくなっちゃうなんて…」

理樹「美鳥がいる世界があったっていいじゃないか」

理樹「僕は美鳥が好きだから！」

美鳥「理樹君…」

恭介「リトルバスターズの新メンバーを発表する」

美鳥「西園美鳥です、ヨロシク！」

小毬「よろしくね、美鳥ちゃん！」

こうして美鳥はリトルバスターズの一員になった
このあと美鳥と一緒に遊んだり美鳥と付き合ったりするのはまた別のお話


おわれ