P「雪で電車も動かないし今日は事務所に泊まるか」 (34)

P「参ったな……こんなに降るとは思わなかった」

P「まぁいいか、事務所に泊まるなんていつものことだしな」

P「寝袋寝袋っと、コイツをソファに敷けば事務所でも快眠だ」

P「さてと、寝床も確保したしちょっと書類を片付けて寝るとするか、寒いしな」

カタカタカタ……

P「ふぅ……もうこんな時間か……」

ガチャ

真美「あうぅ……」

P「あれ?どうした真美、お前家に帰ったんじゃなかったのか?」

真美「電車が動かなくて今まで待ってたんだけど、全然ダメだから戻ってきたんだよ~」

真美「ひどいよ兄ちゃん、何回も電話したのにー!」

P「えっ?あ、ホントだ、マナーモードにしてたから気づかなかった、ごめんごめん」

真美「もー!これでもし事務所に兄ちゃんが居なかったら真美死んじゃうとこだったよ~」

P「しっかし、この雪じゃタクシーも拾えないだろうし……仕方ない、今日は事務所に泊まって行け」

P「真美のご両親には俺から連絡しておくから」

裸になって暖め合うしかないな

真美「わかったー。そんじゃ真美、飲み物いれてくんね!兄ちゃんはブラックでいいっしょ?」

P「あ、おぉすまんな。珍しいな真美、随分と気が利く」

真美「ちょ、兄ちゃん酷くない!?」

P「あっはっは、すまんすまん。でも、雪でも降るんじゃないか?」

真美「も~!兄ちゃん自分でいれて!」

P「ごめんって真美、冗談だってば!」



P「さてと……連絡も済んだが、どうしたもんかなぁ」

P「この雪じゃしばらく身動き取れないだろうし……」

真美「おまたせー」

P「おっ、サンキュー。そんじゃいただきます」

真美「どーぞどーぞ!」

http://i.imgur.com/RRKnc6M.jpg

ビュゥ…

P「にしてもすごいな雪。言われてたけど、本当に都心でここまで降るか普通」

真美「本当だよねー。真美もお仕事なかったら喜んでるけど電車止まるのは困っちゃうよねー」

P「流石の真美もこの雪じゃ雪合戦したいとか言い出さないか」

真美「真美はしてもいいよー?負けないしー?」

P「遠慮しておきます」

真美「ぶーつまんないのー。てか寒いよ兄ちゃん。ダンボーついてないの?」

P「ん?いやついてるはずだが……確かに寒いな。どれどれ……あ、止まってるな……」

真美「えー!!」

P「ただの故障……なのか、この雪のせいなのかわからんが……さっきまで動いてたのになぁ……」

真美「ど、どうするの?」

P「どうするったって、この雪じゃ業者さんも来てくれないだろうし耐えるしかないだろ……」

冗談も通じないのか

真美「でもそれって……凍えちゃったりしないよね?」

P「……」

真美「に、兄ちゃん!?」

P「あぁいや冗談だって。というか外ならまだしも部屋の中だろ?それにあれだ。よっと」

バサッ

真美「えっ?もごっ!あっ、毛布じゃん!んーあったかー!」

P「これで少しは寒さを凌げるだろ。最悪寝袋もあるし、とはいえこのままだと困るし一応電話だけしておくか……」



P「雪がやんだら来てくれるそうだ。でも今日中には無理かねぇ」

真美「ふーん。でもまあ真美はこの毛布があれば大丈夫かなー」

P「本当かー?あんまりそう言う事言ってると、律子に”なら暖房いらないわね”なんていわれかねないぞ?」

真美「わわっ、それは困るっしょー!でも今はこれでも全然平気!」

P「まだ暖房の温もりが残ってるのもあるしな。ただこれから雪が強くなるっていうし、本当になんとかなるか…」

雪歩「」ニッコリ

真美「……」

P「眠いなら寝てもいいぞ。俺もこれが片付いたら寝るし」

真美「に、兄ちゃん」

P「どうした?あ、もしかして寒いのか?」

真美「ん、ちょ、ちょっとね」

P「思ったより早かったな。コートは?」

真美「……これだけ」

P「お前なぁ……雪って言ってるのにそんな軽装備で……仕方ない。ほら、これに包まってれば多少はマシだろ」

真美「あっ、うん。でも、兄ちゃんが寒いんじゃ……」

P「まあ、それまでにお前が寝ててくれれば後でひっぺがすさ」

真美「そ、それもどうなのさ!」

P「冗談だよ。いいから気にせず寝てろって」

カタカタ

P「……寝たか?」

真美「……」

P「ん?おい真美?震えてないか?」

真美「だ、だいじょぶ……」

P「いや、お前明らかに大丈夫じゃないだろ」

真美「え、えへへ……思ったより、寒いっていうか、大丈夫じゃなかった、かも……」

P「困ったな……やっぱり安物の寝袋なんて買うんじゃなかった……」

真美「兄ちゃん……」

P「どうした?」

真美「……兄ちゃんの手暖かい」

P「何だよ、死ぬ訳じゃあるまいし。待ってろ、今なんか暖かいもの作ってやるから」

バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・) バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄ ̄


  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/

    ; '  ;
     \,( ⌒;;)
     (;;(:;⌒)/
    (;.(⌒ ,;))'
 (´・ω((:,( ,;;),
 ( ⊃ ⊃/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/ ̄ ̄

真美「うん……ありがと」


P(まあ確かに寒い……というか上着もあらかた真美に被せたから流石に俺も寒いな……)

P(にしても、随分と大人しくなって。この分だと毎日雪が降れば事務所も平和、ってのも違うか)

P「ほら、結構熱いから気をつけろよ」

真美「……うん」

P「大丈夫か真美?風邪引いたか?」

真美「それは多分大丈夫だけど……やっぱ寒い……」

P「これ以上俺の服を上げたところでって感じだしなぁ」

真美「兄ちゃんも寒いでしょ?もう大丈夫」

P「にしたってお前もそんな震えて、大丈夫そうに見えないぞ」

真美「なら……抱っこしてよ」

P「……ん?」

真美

真美「兄ちゃんに触ったとき暖かかったし。そんで、兄ちゃんも真美に触ればあったかいっしょ?」

P「それにしたってお前……抱っこって」

真美「いいじゃん別に!それとも兄ちゃん、恥ずかしいのー?」

P「そういうわけじゃ……じゃああれだ、ここに座るんだったらいいぞ」

真美「うん!」

P「ほら、一応毛布も持ってこいって」

真美「了解ー!」

ポスッ
P(毛布を二人で被りながら、膝に座った真美の髪から漂う匂い……子供だからか体温も高く感じる。というか)

P「お前本当に熱ないだろうな?」

真美「それは多分平気っしょー。んー、やっぱり暖かい!」

P「ならいいんだけどさ」

真美「ねー兄ちゃん。不安定なんだけど」

P「そりゃ膝なんだからしょうがないだろ」

真美「手でシートベルトしてよ、シートベルト!」

??「」○REC

P「あー……はいはい。こうでいいか」

真美「そんなんじゃ意味ないっしょー!もっと強く、ギューって!」

P「……こんなもんか」

真美「もうちょい!」

P「お前なぁ……それじゃあこれくらいか」

真美「うん、そんくらいかなー」

P「……」

P(こんなところを誰かに見られでもしたら、あらぬ疑いをかけられる。というか即逮捕だな……雪様々、ってそれは違う!)

真美「ねー兄ちゃん。何か面白い話してよー」

P「そんな無茶な……というか寒いのは収まったのか?」

真美「あ、うん。結構マシになったかも。やっぱり効くねー兄ちゃんヒーター!」

P「ならいいんだけどな。話ねぇ……あぁ、そうだ。って仕事の話になるがこの前……」

真美「ってことで真美としては頑張ってたんだけどね!」

P「それはそれは、流石お前達って感じだな」

真美「でしょー?それで……ふあぁ……」

P「眠くなってきたか?」

真美「んー……まだ平気だけど」

P「時間も時間だし、どっちにしても今日は寝なきゃいけないんだから、そろそろ寝とけって」

真美「……わかったー」

P「ほい、そんじゃ降りて。俺も足しびれてきた」

真美「ごみんごみん。……でもさ、兄ちゃん」

P「ん?」

真美「この寝袋で寝るの?」

P「まあ、そうだな。大丈夫だろ、散々温まっただろうし」

真美「でもまだ寒いもん。だからさー、一緒に寝よ?」

P「……はい?」

ちょっと真美と寝てくる

一番大事なところやんパンツ返せよ

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