パパス「おう 俺!目がさめたようだな」俺「・・・あ?」 (909)

俺「!?・・・ここはどこだ? てめえだれだ!!」ガバッ

パパス「なに?父親の顔を忘れたのか?
    わっはっは!ねぼけているな。
  
    眠気ざましに外へでもいって 風にあたってきたらどうだ」

俺「・・・なんなんだこのおっさんは・・・?夢か?」

パパス「父さんはここにいるから 気をつけていってくるんだぞ」

俺「理解に苦しむ・・・夢ならいいが、リアリティが並じゃねえ。ここは慎重かつ冷静に判断するべきだ」

パパス「父さんはここにいるから 気をつけていってくるんだぞ」

俺「少し前に流行った、霊能力者による催眠か?しかしこの俺が催眠術ごときにかかるはずはない・・・」ブツブツ

パパス「父さんはここにいるから 気をつけていってくるんだぞ」


俺「やかましい!俺は今考え事をしている!!!」クワッ

パパス「それなら外へでもいって 風にあたってきたらどうだ。父さんはここにいるから 気をつけていってくるんだぞ」

再放送してんなカスが

俺「まともじゃねえ状況にまともじゃねえおっさん・・・ここにいたら気が狂いそうだ。外に出てみるとしよう」ヒョイッ


俺「!!?なんだこのボディは!ガキじゃねえか!!」

パパス「わっはっは!ねぼけているな。お前の年齢は―――」

俺「この体格、体つき、肉体をみる限り6歳ってところか。ずいぶん若返っちまったぜ(ヤレヤレ) 状況確認アーンド状況整理が優先だな。外に行ってみよう」

スタスタ ガチャッ


パパス「私の息子・・・あんなんだっけ?」

この前の続き?

<船外>

俺「・・・船の上だったのか」

俺「(俺が覚えている現実の最後の記憶は・・・そうだ、学校のくだらん授業を聞いているうちにウトウトして・・・)」

俺「ちっ、いつの間にか寝てしまったようだな。とすると今の俺はレム睡眠状態・・・
  ったく、夢の分際で驚かせやがって」


俺「だがまあ、くだらねえ現実世界に飽き飽きしてたとこだ。せめて目が覚めるまで付き合ってやるか」ニマァ




ガチャ

俺「状況はだいたい掴めた。せいぜい楽しませてく―――」

パパス「そうか 港に着いたか!

    村にもどるのは ほぼ2年ぶりだ・・・

    お前はまだ小さかったから 村のことをおぼえていまい。

    ではいくかっ!

    俺。忘れ物をしないように じゅんびするんだぞ」

俺「・・・・・・」

>>4 >>6
前はさるくらっちまったんだすまない



パパス「さてと そろそろ港におりるとするか

    おや!船長 どなたか船に乗り込まれるようだな」

船長「おお!ルドマンさま。お待たせいたしました!」

ルドマン「これは旅のお方。お先に失礼しますよ。

     ごくろうだったな 船長」

船長「お帰りなさいませ ルドマンさま!

   そのご様子では 今回の旅はすばらしいものだったようですな」

ルドマン「もちろんだよ船長。さあ わしの娘を紹介しよう!

     フローラや。こちらへあがっておいで。

     おや? フローラには この入り口は高すぎたかな?」

パパス「どれ 私が手をかしましょう」

フローラ「あ ありがとう・・・」

ルドマン「これは 旅のお方 ありがとうございました

     坊や。待たせて悪かったね。気を付けて行くんだよ」

俺「あんたもな。海をなめてると・・・死ぬぜ?」


 
フローラ「あなただあれ?え?お父さんといっしょに旅してるの?

     わたしもお父さまといっしょに来たのよ。

     海ってなんだか広くてこわいのね」

俺「静かにしろ。俺は騒がしい女は嫌いなんだ」

フローラ「」

ルドマン「」

パパス「ご、ごほん 息子は反抗期みたいで・・・
    わ、忘れものはないな?タンスのなかも調べたか?」

俺「俺に必要なのは己の肉体のみ。他は足手まといになるだけだ」

パパス「なに?調べていないのか?すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

俺「必要ないな」

パパス「すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

俺「いらねえよ」

パパス「すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

俺「・・・」

パパス「すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

パパス「すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

パパス「すぐに見て来なさい。父さんはここで待ってるから」

俺「・・・悪かったよ」スタスタ


パパス「ちゃんととってきたようだな じゃあ船長!ずいぶん世話になった……身体に気を付けてな!」

<ビスタ港>

港の主(あるじ)「あっ あんたは パパスさん!?

         やっぱりパパスさんじゃないか!無事に帰ってきたんだね!」

パパス「わっはっは。

    やせても枯れてもこのパパス おいそれとは死ぬものかっ」

パパス「俺。父さんはこの人と話があるので そのへんで遊んでいなさい。

    とりあえずお前にこの地図をわたしておこう」

俺はふしぎな地図をうけとった!

俺はふしぎな地図を手に入れた!

俺「・・・なんだこのあからさまな地図は」

パパス「父さんの昔の友だちが特別に作ってくれた大切な地図だ。

    なくさないように 大事に持っておくんだぞ。

    あまり遠くへ行かないようにな」

俺「見知らぬ土地でむやみに動き回るようなアホじゃねーよ。気分転換に散歩でもしてくるぜ」


港の主「・・・パパスさんの息子、しばらく見ないうちに変わっちまったな」

パパス「ううむ、やはり母親の存在は大きいのかもしれん・・・」

俺「港から一歩出たら草原か・・・とんでもなく田舎だな」

俺「見晴らしは良好・・・・危険はなさそうだ――――」

テテテテテテテテテーテ

スライムが あらわれた!

俺「なんだと?突然現れやがった!!この俺に気配を悟られずして忍び寄るとはいいセンスだ・・・
  それにしてもなんだこの生物は なんともメルヘンな夢を見るようになっちまったぜ(フゥ)」

スライムAの こうげき!
俺は ひらりと みをかわした!

俺「っと。いきなり攻撃たぁやってくれるじゃねーか。3対1か・・・まあいい、かかってこいよ」コキッ

スライムBの こうげき!
ミス! 俺は ダメージを うけない!

スライムCの こうげき!
俺は 1 の ダメージを うけた!

俺「ふん、無脊椎動物じゃあこんなもんか。もっと強くなってから出直すんだな」

スライムたちは おどろき とまどっている!

俺「とっとと行けぃ!!俺は無駄な殺しはしたくないんだ!!!」クワッ

スライムたちは にげだした!
しかし まわりこまれて しまった!

パパス「俺!大丈夫か!!」

なんと パパスが たすけにきた!
パパスが せんとうに くわわった!

俺「なっ 余計な真似はするな。こいつらは俺の強さを理解したんだ!ほうっておけ」

パパスの こうげき!
スライムBに 47の ダメージ!!
スライムBを たおした!

パパスの こうげき!
スライムCに 50の ダメージ!!
スライムBを たおした!


俺「・・・てめえ・・・・・・・・」ビキビキ

パパス「大丈夫か?俺。
    まだまだおもてのひとり歩きはキケンだ。」

パパスの こうげき!
なんと 俺が スライムAを かばった!
俺は 1 ダメージを うけた!

パパスは こんらんした!

俺の こうげき!
パパスに 102の ダメージ!
俺の こうげき!
パパスに 100の ダメージ!
俺の こうげき!
かいしんの いちげき!
パパスに 168の ダメージ!

パパス「ぬわっ!? 俺 いったい何をするんだ。父さんは お前を助けようと・・・」

俺「やかましい!!!!てめえのしたことはただの虐殺だ!!
  どうしても戦うってんならせめて正々堂々やりやがれ!連続攻撃なんかしやがって・・・ヘドがでるぜ」カァーペッ

パパス「(3回攻撃してきたのに・・・)す、すまん・・・お前がそんなに優しいとは 思わなかったぞ」

俺「優しさとかそんなんじゃねえよ。俺は快楽殺人者じゃねえ。むやみに命を奪うことになんの意味があるというのだ?
  奪わなければいけない命もある。だがどんな場合でも殺めるということの意味をしっかり考えるんだな

  でなければ殺すぞ」ギロッ

パパス「うっ うむ・・・」

俺「わかればいいんだ。村に行くんだろ?ぐずぐずするな」スタスタ

パパス「・・・こいつ、本当に6歳なのだろうか・・・・・」

<サンタローズ>

番人「やや! パパスさんでは!?2年も村を出たまま いったい どこに……!?
   ともかく おかえりなさい!おっと こうしちゃいられない。みんなに 知らせなくっちゃ! 」


番人「おーい!パパスさんが 帰ってきたぞーっ!」

俺「ったく、この世界はずいぶん騒がしいな・・・って俺が見てる夢だったな」フゥ


サンチョ「だっ だんなさま! おかえりなさいませ!」

サンチョ「このサンチョ だんなさまのおもどりを どれほど待ちわびたことか……。
     さあ ともかく 中へ!」

ビアンカ「おじさま おかえりなさい。」

パパス「???    この女の子は?」

おかみさん「あたしの娘だよ パパス!」

パパス「やあ! となり町に住むダンカンのおかみさんじゃないか!」

サンチョ「この村に ご主人の薬をとりにきたってゆうんで 寄ってもらったんですよ。」

俺「いうんで だろボケ」

サンチョ「」

ビアンカ「ねえ 大人の話って長くなるから 上にいかない?」

俺「そうだな、こいつらのくだらん話を聞くよりは有意義な時間を過ごせそうだ」スタスタ

ビアンカ「わたしは ビアンカ。わたしのこと おぼえてる?」

俺「ふぅん?ビアンカねえ・・・?」ジロジロ


俺「興味ないね」

ビアンカ「ほんとかしら……。」


ビアンカ「わたしは8才だから あなたより6つも おねえさんなのよ。
     ねっ!ご本を よんであげようか?ちょっと まっててね。」

俺「ったく・・・騒がしい女だぜ」

ビアンカ「じゃ よんであげるね!
     えーと……。そ…ら…に…。えーと……。く…せし……ありきしか……。

ビアンカ「これは だめだわ。だってむずかしい字が多すぎるんですもの!」

俺「空に高く存在せし城ありき。しかし、その城オーブを失い地に落ちる……。オーブを取りもどす時、その城ふたたび天空に帰らん……。だ」

ビアンカ「す、すごいわね・・・」

俺「・・・」ニマァ

おかみさん「ビアンカ そろそろ宿にもどりますよ!」

ビアンカ「はーい ママ!じゃあね 俺!」タッタッタッ

俺「(しかしあの本にあった内容  空を飛ぶ城・・・天空城ってとこか。そんなものが存在するのか?
  やれやれ、ずいぶんとメルヘンな夢を見るようになっちまったなぁ)」


俺「ふぁあ・・・夢の中だってのに眠くなってきやがった
  ま、俺は不眠症だからな」ヤレヤレ

俺「ちょうどベッドもあるし、今日のところは寝るとしよう

  ・・・このマクラで寝れるかな・・・・・・」

テーレーレーレーレッテッテー

>>34
>わたしは8才だから あなたより6つも おねえさんなのよ。

俺は6才の設定なのにおかしくね?

俺「ん・・・・・ぁあーーー よく寝た。
  まだ夢の中みたいだな。とりあえず下におりるか」テクテク

サンチョ「俺坊っちゃん だんだんとお母上に似てきましたなあ。
     お母上のマーサさまはそれは それは おやさしいおかたで――――」

俺「まずはおはようございますだろうがボケ。どんな教育を受けてきたんだ?」

サンチョ「」

俺「たく。・・・お前はどうなんだ?あ?」ギロッ

パパス「お、おはよう俺 昨日は よく寝られたか?」

俺「Good morning.ああ、おかげで元気百倍よ」ムキッ

パパス「そ、そうか、それはよかった。
    さて……と。父さんは ちょっと出かけるが、いい子にしてるんだよ。」

俺「心配にはおよばねえ。見知らぬ土地で・・・あとは言わなくてもわかるな?」

パパス「・・・うむ。ではいってくる」


俺「俺も暇だしちょっくら村を見て回るか。 そういやビアンカは宿に泊まってるんだったか?
  ・・・・・行ってみるかな」

<宿屋>

俺「うぃーす」ガチャ

ビアンカ「あ、俺! おはよう!!」

俺「Good morning everyone. 
  ん?お姉さん、浮かない顔してどうかしたのか?」


おかみさん「んまあ///お姉さんだねんて・・・///
      はっ! そ、それより 薬を とりにいってくれた人がまだ もどってこないのよ。
      本当は だれかにさがしに いってもらいたいけど、あんたの父さんのパパスもいそがしそうだしねえ……。」


おかみさん「だれか 洞くつの奥までようすを 見にいってくれる人はいないものかねえ……。」

俺「たく、一級フラグ建築士かっての(ヤレヤレ) 俺が行かずして誰が行くんだ?え?おい
  様子を見てきてやるよ」ガチャ


テクテク 

俺「ん? ここが洞窟か」

戦士「坊や この先は洞くつだ。迷子になっても おじさんは知らないぞ。」

俺「きえろ ぶっとばされんうちにな」スタスタ

すんません>>34のビアンカはアホの子でお願いします

<洞窟内>

俺「ふうん・・・?この感じ・・・・やつらが出るな」スタスタ


まもののむれが あらわれた!

俺「来たな 今回は昆虫か。どっちにしろたいしたことはなさそうだぜ」

セミモグラの こうげき!
ミス! 俺は ダメージを うけない!

とげぼうずの こうげき!
俺は 1の ダメージを うけた!

俺の こうげき!
俺は さついをこめて にらみつけた!

まもののむれは にげだした!

俺「くくく、それでいい。感じるんだ。野生の勘ってのは命を救うんだぜ?」

俺「ここもたいしたMonsterはいないみたいだな やれやれ、期待外れだぜ
 
  ん?お前は無脊椎動物・・・」

スライム「いじめないで!ボク わるいスライムじゃ ないよ。」

俺「いじめること自体が問題なんだ。そこに善悪は関係ない。相手が何者であってもいじめは絶対にだめだ」

スライム「あ!キミは ぼくの仲間を助けてくれた人だね!
     そうだ!いいことを 教えてあげる。この世界は 夢でもなんでもないよ。現実だよ!」

俺「ああ。このリアリティ、夢ではないと薄々感づいてはいた。だがお前の言葉で確信に変わったよ。ありがとな」

スライム「りかいりょくが すさまじいんだね・・・ きをつけてね!!」

俺「・・・(ウィンク)」


俺「これが現実、か・・・。にわかには信じがたいが人生とは不思議なことが常につきまとうもの。その現実を受け入れるだけさ」

俺「それに・・・こっちの世界のほうが面白そうだからなァ」ニヤッ

支援保守ありがとう



俺「ん?あの岩につぶされているおっさんはまさか・・・
  おい!大丈夫か!?」

店主「ぐうぐう……。は! いかん いかん!動けないので いつのまにか ねむってしまったらしい!
   歩いていたら とつぜん上から大きな岩が落ちてきて……。
坊や わるいが この岩をちょっと 押してくれるか!もう少しで動かせそうなんだ。」

俺「のんきなおっさんだなぁおい。 オラ!」バコォ!!!


店主「岩が くだけちった・・・なんという パゥワーだ!!
   やれやれ たすかった!坊や ありがとう!これでダンカンのおかみさんに くすりをわたせるってもんだ!
   おっと こうしちゃいられない!もどって このくすりを調合しなくっちゃな!」
ザッザッザッザッ


俺「俺も戻るか」

戦士「ほう!この洞くつから 無事に帰ってくるとは!
   坊や なかなか 腕がたつようだな どれ、おじさんが けいこを つけてやろう!!」

俺「きえろ ぶっとばされんうちにな」

戦士「・・・」


俺「さて、薬を調合する時間を考えると・・・・明日の朝ってとこか。果報は寝て待てとはよく言ったもんだ。
  今日は寝るとしよう」

テーレーレーレーレッテッテー

俺「ふぁぁ こっちの世界ではよく眠れるようだな・・・。ククッ 体の調子が最高だぜ」グッグッ


パパス「おきてきたか 俺!薬が手に入ったのでおかみさんと ビアンカは 今日帰ってしまうらしい。
    しかし 女ふたりではなにかと あぶない。ふたりを アルカパまでおくっていこうと思うのだが お前もついてくるか?」

俺「二人で来れたんだから帰ることだってできるだろ」

パパス「まあ そういわずに 一緒に いこうではないか!」

俺「甘やかすばかりでは成長できねえよ。世の厳しさってのは身をもって経験しねーとわからねえもんだ」

パパス「まあ そういわずに 一緒に いこうではないか!」


俺「チッ マニュアル人間が・・・。そんなんじゃ社会では通用しねーぜ?」

パパス「よし そうと決まったら さっそく出かけることにしよう!」

サンチョ「だんなさま どうか お気をつけて いってらっしゃいませ!」

俺「俺たちには気をつけての一言もねーのか?俺はいいとしても女性の体を気遣うぐらい当然だろボケが」

サンチョ「」

<アルカパ>

パパス「魔物との戦闘もなく 無事に到着したな!
    さて、おかみさん ダンカンに 薬を!!」

おかみさん「ええ、これで主人もよくなると思うわ。」

パパス「俺。もし たいくつなら そのへんを散歩してきてもいいぞ」

俺「言われなくてもそのつもりだ」

パパス「う、うむ・・・」


ビアンカ「お散歩に いくの?わたしも つき合うわ。」

俺「ちっ ・・・どうせ断ってもついてくるんだろ? 勝手にしろ」プイッ

ビアンカ「あら? あの子たち なにしてるのかしら? ねえ、なにしてるの?」

悪がきA「なんだよう!今こいつをいじめて遊んでるんだ!ジャマすんなよなっ!」

ネコ「ガルルルルー!」

悪がきB「かわったネコだろ!?変な声でなくから面白いぜっ ほら もっとなけ!」

ビアンカ「やめなさいよ!かわいそうでしょう。その子を―――」


シュンッ ボゴォッ!!!

悪がきA「!!? おげぇぇぇぇぇえええええええ!!!!」ゲロゲロゲロ

悪がきB「!? い、いっしゅんで 悪がきAとの まあいを つめやがった!!!」

ビアンカ「・・・!!?」

俺「クソどもが。弱者をいたぶって楽しむとは、哀れな人生だなオイ。
  死にたくなけりゃとっとと失せるんだな」

悪がきB「ひ、ひぃぃ」ガクガク

俺「俺は同じことを二度も言わんぞ!!!!!!!死にたくなけりゃとっとと失せろ!!!!!!!」クワッ

悪がき「びゃあああああああーーーーーーー」スタコラサッサ

ビアンカ「あなた・・・強いわね・・・ おじさまより 強いんじゃない?」

俺「ったりめーだ。あんな片乳出したおっさんなんて、ワンパン余裕だぜ
  っとそれより、こいつどうする?」

ビアンカ「そうだわ! このネコさんに 名前をつけてあげなきゃ!なにか いい名前はある?」

俺「雷迅愚周徒ー武なんてどうだ?」ニマァ

ビアンカ「…………
     ね、ねえ…… ゲレゲレってどうかしら?」

俺「げっ ゲレゲレ・・・・・・!!」




俺「なんという秀逸な名前だ・・・ 一見単純な文字列だがその実 艶やかでもあり、かつ凶暴さも兼ね備えている・・・
  こいつにはピッタリだぜ ククッ 気に入った。お前は今日からゲレゲレだ」

ゲレゲレが 仲間に くわわった!

ビアンカ「ゲレゲレも助けたことだし 宿にもどりましょうか。
     ・・・なにか 大事なことを見落としてる 気がするけど・・・・・」

俺「悩んでばかりいるとシワになるぜ(ウィンク)」スタスタ



<宿>

パパス「待たせたな俺。ダンカンの病気はどうやらただのカゼらしい。

    さて そろそろサンタローズの村に帰ることにしよう!」

俺「もう帰るのか・・・俺としたことが少し口惜しいぜ」

おかみさん「パパスさん パパスさん このまま帰るなんてとんでもない!せめて今日だけでも泊まっていってくださいな!」

パパス「それではお言葉にあまえることにするかっ」

おかみさん「ああよかった。どうぞこちらへ  じゃあパパスさん どうぞごゆっくり」

パパス「さてと……。明日は早く出るぞ。村の皆が待っているからな。

    今日はもう 眠ることにしよう。おやすみ 俺」

ビアンカ「俺 おきて……。俺……。 」

俺「夜這いか・・・だが俺ぁてめえに興味はねえ。失せな」

ビアンカ「?   おきたわね 俺。じゃあ はやくいきましょう……」

俺「あぁん?どこへ?」

ビアンカ「どこへって?もちろん レヌール城へよ。なぜだかわからないけど お化け退治をしなくっちゃ いけない気がするの」

俺「お化け退治だぁ? 」

ビアンカ「レヌール城は この町から ずっと北にあるそうだわ。さあ いきましょう」

俺「・・・まぁそのお化けってやつなら 少しは俺を楽しませてくれそうだな(クックッ) オーケー、ついていってやる」

パパス「ぐうぐう……。
    マーサ… わが妻マーサ… おまえの息子 俺は グレてしまったようだ。うーん…」

ビアンカ「・・・おじさま、うなされてるみたいね・・・かわいそうに」

俺「本当は起きてて嫌味言ってんじゃねえだろうな?」

ビアンカ「(将来、わたしの息子がこうなったら うなされる自信があるわ・・・) さ、いきましょう・・・」


<レヌール城>

ビアンカ「すごく 不気味ね・・・」

俺「ふぅん?西洋の城ってのも悪くねえな。 最上階にはひこにゃんとかいるのか?なーんてな(ニヤリ)」

ビアンカ「あなた、すっごくかわってるわね・・・ 入るわよ」

ガチャガチャ

ビアンカ「かぎがかかって いるわ。こまったわね。どこか ほかのところから中に 入れないかしら……」


俺「どけ」

バキッ!

俺「ほら、開いたぜ?」スタスタ

ビアンカ「・・・」

ビアンカ「魔物もおばけも、ぜんぜん出ないわね・・・」

俺「・・・・ああ(女が一緒だからな、危険が迫らないよう殺気を出しているのさ)」ゴゴゴゴゴ・・・

スカルサーペント「ガクガクガクガク」
くびながイタチ「ガクガクガクガク」
おおねずみ「ガクガクガクガク」
バブルスライム「ガクガクガクガク」
ゴースト「ガクガクガクガク」
おばけキャンドル「ガクガクガクガク」


あたりから まものの けはいが きえさった!

俺「寝室か・・・ん? 誰だ!!!」クルッ

ソフィア「お願いです……。わたしたちの お墓をとりかえして下さい…。

ビアンカ「ゆ、ゆうれい・・・?」ビクビク

ソフィア「この小さな お城で…子供のいない わたしたちは たった2人きりで…

ソフィア「…でも 平和に暮らしていたのです。 どうか お願いです…わたしと エリックを――――」


俺「破ァ!!!!!」

ソフィア「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
シュ――・・・ン

ソフィアを ひかりのなかへ けしさった!

親分ゴースト「今すぐ出ていきます」

俺「もう大丈夫だ。怖がることはない」(手を差し伸べる)

ビアンカ「あ、ありがとう・・・ でも あの幽霊 わるい人には 見えなかったけど・・・」

俺「や、やかましい!!先に進むぞ!!!」


エリック「い、いまの悲鳴は なんじゃ!!?ソフィアは!ソフィアはどこじゃ!?」

ビアンカ「逝ったわ・・・」

エリック「おお…ソフィアをけしさったのは そなたたちが 初めてじゃ……
     その強さを みこんで お願いじゃ! どうか――」

俺「おそらく何年か前から この城にゴーストたちが住みついてしまい、あんたとソフィアは 眠りにつくことも できなかった」
  そこで俺たちに ゴーストたちのボスを追いだしてくれと頼むつもりなんだろう?」

ビアンカ「・・・・」

エリック「・・・・」

俺「そのボスってのは、ここいらで一番強いとみた。ようやく冒険っぽくなってきたぜ さっそく行くか」スタスタ

エリック「た、たのんだぞ」


俺「あ、それから ソフィアのことだが安心しな。ちゃんと成仏させてやったからよォ。親玉を追い出したら、あんたも安らかに眠らせてやるさ」

エリック「本当か!?それは よかった!」

ビアンカ「ほんとかしら・・・」

俺「いちいちうるせーぞ!!オラついてこい!!」

支援保守ありがとう!




俺「最上階だな・・・」

ビアンカ「ええ・・・」

俺「・・・・・明らかに怪しいやつが玉座に座ってるな」

ビアンカ「ええ・・・話しかけてくるのを まってるみたいね・・・・・」


俺「HIPHOPなナリしてやがるぜ Hey!!」

ボス「ほほう……。ここまで来るとは たいしたガキどもだ。
   ほうびに お前たちを おいしい料理に してやろう……」

ガタンッ

ビアンカ「!! 落とし穴だわ!  落ち―――」



シュッ  ガシッ!!
俺「大丈夫か?」

ビアンカ「え、ええ・・・ありがとう  ・・・・・とんでもなく スピーディな動きね・・・」

俺「穴が開き重力に支配される寸前で横に回避しただけだ。なあに、慣れりゃだれにでもできる」

ボス「な、なんと… がいこつどもは お前たちを 食べそこねたようだな……
   では このオレさまが 食ってやろう!」

デンッテテテテテテテテテテテテ…デーデンッドドンドンドドーンドドドドンドドーン テレンテテレンテテーテンッ!

おやぶんゴーストが あらわれた!


俺「おやぶんっていうぐらいだ。相当強いんだろうな?」

おやぶんゴースト「ひっひっひ あたりまえだ!オレさまは このあたりで最強の モンスターさ!」

俺「くっくっく そいつは楽しみだ。よし、一発無料(タダ)で殴らせてやる。 本気の一撃見せてみろよ」クイックイッ

おやぶんゴースト「つくづく かんに さわるヤローだ!!!」

おやぶんゴーストの こうげき!
つうこんの いちげき!
俺は 2の ダメージを うけた!




おやぶんゴースト「え?」

ビアンカ「え?」

俺「チッ そこらの雑魚と変わらねえ・・・期待して損した」

おやぶんゴースト「ば、ばかな!!これならどうだ!」

おやぶんゴーストは メラを となえた!

俺「!? なんだこれは!! 貴様《イフリート》との契約者だったのか!!」


俺は ひらりと みをかわした!

おやぶんゴースト「ひゃっひゃっひゃ さすがに 呪文は 避けるようだな!
         ならば これならどうだ!!グループ攻撃だー! うけざるを えんぞ!」

おやぶんゴーストは ギラを となえ―――

俺「ちょ待てよ(キムタク風) 次は俺たちの番だろ?なに連チャンで攻撃しようとしてんだ?あ?
  ルールも守れねえやつが・・・何を守れるっていうんだ!!!!!!てめえだけは許さん!!!」

ビアンカ「とつぜん 怒り出したわ・・・ ほんと かわってるわね・・・」

俺の こうげき!
おやぶんゴーストに 110の ダメージ!!
俺の こうげき!
おやぶんゴーストに 105の ダメージ!!

おやぶんゴーストを やっつけた!



おやぶんゴースト「たっ……助けてくれー!王と王妃の 墓は もとの通りにするから!」

俺「あぁ?そんなもんで俺の気が収まると思うか?」ギロッ

ビアンカ「まぁまぁ・・・許してあげましょうよ」

俺「ちっ 甘いな、アマチュア野郎が・・・ 勝手にしろ」

おやぶんゴースト「へっへっへ。ありがたい。あんた りっぱな 大人になるぜ……。」シュウン

エリック「よくぞ やってくれた! 心から 礼をいうぞ。」

俺「破ァ!!!!!」

エリック「」ショワアアアアア・・・


俺「安らかに眠れ・・・。南無ダーマ」

ビアンカ「よかったわね。 これからは 2人 幸せに 眠りつづけるはずよ」


ピカーーーー



ビアンカ「あら? なにかしら? きれいな宝石ね。きっと お礼よ。 ねえ 持ってゆきましょう」


俺は ゴールドオーブを てにいれた!

俺「ったく、どんな最強の魔物がいるかと思えば とんだ期待はずれだったぜ」

ビアンカ「まぁいいじゃないの これから きっと もっと強い魔物が 現れるわよ」

俺「ククッ 楽しみだ・・・」

ビアンカ「じゃ、帰りましょ」

レヌール城の お化けを
俺が退治したというウワサは
その夜のうちに ひろまった……。

そして 夜が明けた……。

テーレーレーレーレッテッテー


おかみさん「子供ふたりだけで お化けを退治したとはねえ……。
      でも ビアンカ。夜中に出歩くなんて あぶないマネは これっきりだよ」

ダンカン「坊やは たいしたもんだ! その勇気はきっと 父親似だな」

俺「この片乳を出したおっさん似だと? へっ冗談じゃねーぜ」

ダンカン「・・・」

パパス「・・・ごほん
    さ、さて そろそろ いくとするかっ!?」

俺「そうだな」

パパス「ダンカン 世話に なったな!」

俺「あばよっ」

ビアンカ「俺!
     しばらく 会えないかも知れないから これを あげる……」

俺「あん?」

俺は ビアンカのリボンを
手に入れた!

ビアンカ「そうだわ! ゲレゲレちゃんに つけてあげるね」


ビアンカ「俺。 また いつか いっしょに 冒険しましょうね! ぜったいよ」

ビアンカ「元気でね 俺。」


俺「・・・・・・・・あばよ」(ウィンク)

パパス「ところで 俺……お化け退治のこと この父も 感心したぞ。
    といっても、今のお前なら 驚くこともない… しかし 一応 お前はまだ子供だ。あまり 無茶を するでないぞ」

俺「そんなことはどうでもいい。それより聞きたいことがある。答えてもらおう」

パパス「・・・・」


俺「レヌールの親玉が呪文とやらを使ってきた。炎の能力・・・イフリートとの契約だと俺は睨んでいる
  そこでだ、精霊との契約方法を教えてくれ。俺も呪文とやらを使いたいんだ」

パパス「呪文か? はっはっは 呪文は ほとんどのものが 使えるのだ! 精霊との契約など 必要ない。わっはっは」

俺「なにがおかしい!(クワッ) ならば俺にも使えるんだな? よし、さっそく教えてくれ」

パパス「うむ、それはいいが 呪文を覚えるには、経験が必要だ。お前には まだはやいと 思うがな」

パパス「だがまあ、物は試しと いうやつだ。 まずは回復呪文《ホイミ》を 試してみるがよい
    無理だとは おもうがな わっはっは」

俺「やってやる・・・・うぉおおおおおお!!ホイミ!!!!!!」

テレテレテレッ


俺は ベホマを となえた!
俺の キズが かんぜんに かいふくした!

パパス「あれ?」

俺「できた・・・が、唱えた呪文と違うものが発動したぞ?どうなってんだこりゃあ」

パパス「ば、ばかな・・・ベホマは ホイミの 上級呪文! お前、そんな呪文を覚えるほどに レベルアップ したのか!?
    しかし、私に100以上のダメージを与えたり 6歳とは思えない言動の数々・・・。相当レベルが高いのかも しれんな」

⇒つよさみる 
⇒俺

パパスのむすこ?
せいべつ:おとこ
レベル:1
HP: 20
MP: 0
ちから: 12
すばやさ: 255
みのまもり: 16
かしこさ: 1
うんのよさ: 999
さいだいHP: 20
さいだいMP: 0
こうげき力: 12
しゅび力: 16
Ex: 0


パパス「・・・・・・頭が悪いな・・・・
    い、いや 驚くべきは レベルが1だということ・・・!!
    そして 運のよさが 異常なまでに高い・・・・・いままでの行動 すべてが 運任せだと いうのか・・・?

    あれ?てかMP0やのに魔法唱えてるやん・・・もう運とかそういう次元ちゃうやん・・・・・
    しかも運の最大値255や・・・999て何?バグ? 意味わからん・・・もういや

俺「なにをごちゃごちゃ言ってんだよ。それよりもっと他の呪文 教えてくれよ」

パパス「あ、いや・・・私はホイミとベホイミしか使えんのだ・・・・・ここから先は自分で なんとかしてみるんだな」

俺「しゃーねえな。 おやぶんゴーストが使ってきた呪文・・・確かメラとギラだっけな?それも試してみるか」

パパス「待て 修行は おあずけだ! まずは サンタローズに かえるぞ」

俺「そうだな・・・たまには素直に従ってやる」

パパス「(ほっ) では いくとしよう!」



めがさめると そこは みしらぬばしょ。 そして かたちちを だした おとこ。
そんな じょうきょうでも れいせいに はんだんし こうどうする 俺。
じょじょに このせかいにも なれ、あっとうてきな パゥワーを みせつけ みごと おばけたいじを なしとげた。
はたして 俺は ぶじ もとのせかいへ かえれるのか!? また、この せかいで いったい なにを するのか? ▼

支援ありがとうございます
引き続き書いていくのでよろしくお願いします





パパス「おはよう 俺 よく ねむってたようだな。
    父さんは 調べることがあるので 今日は家にいるが お前も村の外に出たりしないようにな」

俺「おっはー。 村の外に出ても大して面白くないからな。新しい呪文でも習得しとくさ」

ザッザッザッザッ

サンチョ「おはよう 坊っちゃん。
     ところで 坊っちゃんは まな板を どこかにしまったりしませんよね。
     おかしいなあ。どこへ やったんだろ……」

俺「俺がまな板を隠しててめぇを困らせてるって言いたいのか?あん?
  てめーじゃあるまいし、そんな陰湿なことするかよボケ」

サンチョ「」


俺「じゃあな、俺は忙しいんだ。まな板ぐらい自分で見つけろ」スタスタ

俺「さて さっそくメラとギラを唱えてみよう。炎を奏でし者・・・か(ニマァ)
  いくぜ!メ――  んん?教会の横でこっちをみているあいつ・・・あのイケメン、どこかで見た面だな」

俺「へい なにジロジロ見てんだよ。喧嘩ならいつでもやってやるぜ?」シュッシュッ

?「ふん・・・この俺に向かって生意気な口を利きやがる。やはりまだまだガキだな。
  それに、俺の姿を見ても気づかねえとは。我ながら情けないぜ」ヤレヤレ

俺「あ?何言ってやがる・・・?俺はコケにされるのが大嫌いなんだよォ・・・ぶっ殺―――」

シュンッ

俺「!?消えた!!?後ろか!」クルッ

?「残念、上だ」






俺「知っている。オラァ!!!!」ブンッ

スカッ

?「残像だ」

俺「な、二重トラップだと・・・?てめぇタダもんじゃねーな。正体を明かせ!!!」

?「ったくよォ・・・いい加減気づけっての(フゥ) おい、俺の顔、よく見ろ」

俺「あぁん?・・・」ジロジロ


俺「!!? 思い出した!! その顔・・・・・・・・
  ここにくる前の 俺の顔!!!!!」

俺(青年)「Exactry. ようやくわかったかマヌケ」

俺「ああ、そういうことか・・・・」

俺(青年)「(ふっ さすがは俺。最初は取り乱したものの、一瞬で頭の中を整理したようだな)
      もう説明はいらねえな?」

俺「ああ。お前は未来から来た俺ってわけだろ? そしてわざわざ未来からきたってことは
  この先なんらかの重大なトラブルが待ち受けている・・・。それを回避するためってとこか」

俺(青年)「ああ。ある程度の問題なら 俺のことだ、簡単に切り抜けられるだろう
      だがどうしても・・・過去を変えてでも回避しなきゃいけねえことができちまってな」

俺「レヌールで手に入れた、この光る玉が関係してそうだなァ」

俺(青年)「さすがは俺、よくわかってるじゃねーの(ククッ) 詳しいことはいえねーが、その玉ちょっと貸せ」

俺「ほらよっ」ポイ

俺は ゴールドオーブを 手わたした。

俺(青年)「助かったぜ。ほらよ」ポイ

俺は ゴールドオーブを 返してもらった。

俺(青年)「さて、目的は達成したことだし 俺は帰るぜ。
      てめえに一つ、いいことを教えてやる。これから先、冒険を続けて損はねーぜ?少なくとも、退屈はしない」

俺「ほんとかよ? 今んとこ、あっちの現実世界よりはマシって程度だぜ」

俺(青年)「俺が言うんだから 間違いねえよ」ニマァ

俺「くくっ そりゃそうだ」ニマァ

俺(青年)「じゃ、そろそろ行くわ。
      ・・・・・パパスを 大切にしてやれよ」シュンッ

俺「あぁ?なんだそりゃ?
  いっちまった」


俺「だが、これから先の冒険・・・続けて損はない、か・・・・・
  ふっ 面白くなりそうだぜェ」

俺「未来の俺が来たことによって この村になにか変化はないか調べてみる必要があるな
  よし、聞き込み開始(すたーと)だ」




呪文の修行を すっかり忘れている かしこさ1の 俺であった・・・・

シスター「教会の前にいた ステキな人が 洞くつの方へ 行くのを 見かけたけど 大丈夫かしら?
     坊やは あぶない所へ 行っちゃ ダメよ」


武器屋「さいきん 村に おかしなことが おこるんだ。
    先日 村にやってきた あの変なヤローのせいじゃ ねえのかなあ……」

武器屋の奥さん「あらあら タンスのなかに入れたと思った おさいほう箱が イスの上に。
        おかしなことが あるものねえ」

婦人「ありゃ? おなべのなかが いつのまにか からっぽだわ。
   おじいちゃんも おなかが すいたなら そう いえばいいのに……」

老人「わしゃ 食べとらんぞ!わしのことを子供あつかいして こまったヤツじゃわい」


宿屋「ありゃりゃ 宿帳に おかしな いたずら書きが してあるぞ。
   坊やじゃないだろうね?」

老人「わしゃ 食べとらんぞ!わしのことを子供あつかいして こまったヤツじゃわい」

老人「わしゃ 食べとらんぞ!わしのことを子供あつかいして こまったヤツじゃわい」

老人「わしゃ 食べとらんぞ!わしのことを子供あつかいして こまったヤツじゃわい」

俺「ふむ・・・・・・ サンチョのヤロウやジジイの話だけ聞くと、ただのボケかと思ってしまいそうだが
  こうも不思議なことが起こっているとなると・・・これぁなにかあるな」

俺「物がいつの間にか移動していたり、なくなっていたりする・・・
  これは村人に見えない《何か》の仕業と見て間違いないだろう。これといって害はなさそうだが、その何か を突き止める必要があるな」


俺「Mission accepted.
  そういやまだ、酒場に行ってなかったな。行ってみるか」


カランカラン

俺「へいマスター 最近どぉ?」

マスター「おや? コップが ないぞ……。 うん? こんな所にあったか。
     どうも 最近 こういうことが多いなあ……」

俺「ここもか・・・ ったく、肝心の犯人はどこにもいねえってのに――
  !!!なんだてめぇ~~~~~~ッッ!?いつからそこにいやがった!!」ガタッ

エルフ「まあっ!あなたには 私が見えるの!?」

スター「ど、どうした とつぜん 大声を出して!」


エルフ「よかった! やっと私に きがついてくれる 人を見つけたわ!
    私が 何者か――」

俺「破ぁ!!!!!!!!!!!!!!」

エルフ「!?ぎゃあああああ!!!!!!!!!!」

シュウウウ・・・・

エルフ「げふっ  こ この村に は 地下…室のあ…る家が あったわ……ね
    そ その地下室 に… いってて! 私も すぐに 逝く…か  ら……」……シュウウン

俺「悪霊退散・・・」ナムナム

マスター「いったい どうしたって いうんだ?」

俺「この村で起こっていた怪奇現象 ありゃ全て悪霊の仕業だ
  だが安心しろ、その悪霊は この俺がたった今消し去った。もうこの村でおかしなことは起きないだろうよ」

マスター「おお! あんた やっぱり パパスさんの息子だな!!」

ゲレゲレ「クゥン・・・」

俺「ん?どうしたゲレゲレ。何か不満か?」 

ゲレゲレ「・・・・・クゥン」

俺「まいったな、俺ぁ動物の言葉なんざわからねえ
  しかしあの悪霊の件が関係しているように感じ取れた・・・

  地下室か・・・俺の家にあったはず。 行ってみるか」



俺「ただいま」ガチャ

サンチョ「なんと まな板が タンスのなかから 見つかったんですよ。
     どこかに イタズラ者が いるんですかねえ……」

俺「Fuck off.」

サンチョ「」

この前放置したやつか
再チャレンジとな

<地下室>

俺「来たはいいが、何もねえな。 ガセネタ掴まされたか?」ペッ

ヴゥー・・・・・・ン

俺「!! 上から光の階段・・・? なるほど、来いってか?
  おもしれえ 行ってやるよ」スタスタ



俺「ここは・・・異世界か とすると、酒場にいたあいつは 悪霊じゃなかったってことか?
  お前はそれを伝えたかったのか ゲレゲレ」

ゲレゲレ「ゥン・・・」

ベラ「よくもまぁ、来てくれやがったわねっ。 さあ ポワンさまに会って!」

俺「言葉に敵意が含まれてやがる・・・ やれやれ、根に持つタイプなんだな」

ベラ「殺されかけたのよ? 当然でしょ。 まっ 私は不死身で最強だけど
   さ、はやくきて!こっちよ」

>>110
ばいさる食らって回復まってたら落ちてしもうた
ちゃんと完結させるつもりだから良かったら見ていってくれ




ベラ「ポワンさま おおせのとおり 人間族の戦士を 連れてまいりました」

ポワン「まあ なんて かわいい 戦士さまですこと」

ベラ「め めっそうもありません。
   こう見えましても 彼は 下界での私を瞬殺したのです! 
   下界では本来の力を出せないとはいえ、私を倒した彼の実力は本物です」

ポワン「いいわけは いいのですよ ベラ。すべては 見ておりました。
    あなたの実力は その程度と いうことです」

ベラ「ぐぬぬ・・・・・・・」

ポワン「俺と いいましたね。 私たちの姿が見えるのは あなたに不思議な力が あるためかも知れません。
    俺 あなたに たのみが あるのですが 引き受けてもらえますか?」

俺「ふぅん? ま、聞くだけ聞いてやろうじゃねーの」

保守大変感謝です
お察しの通り、さる食らってた・・・
少しペース落として投下する。本当に申し訳ない

ポワン「じつは 私たちの宝 はるかぜの フルートを ある者に うばわれて しまったのです。
    このフルートが なければ 世界に 春をつげることが できません。
    俺 はるかぜのフルートを とりもどしてくれませんか?」

俺「断る」クルッ スタスタ

ポワン「そうですか。 ざんねんですが しかたありませんわね……」


ベラ「どうして ことわったの? みそこなったわ!」

俺「てめえに見損なわれたところで どうってことねえよ。
  そもそも盗まれたのは てめえらの責任だ。俺は便利屋じゃねえ。盗まれるのが嫌なら 名前でも書いて肌身離さず持ってることだ


  第一、てめーは不死身で最強の妖精なんだろ?だったら自分で行って取り戻してこいよ」

ベラ「ぐぬぬ・・・」

俺「じゃあな。頑張れよ不死身の妖精さん」テクテク

ベラ「あ、ちょ、ちょっと待っ――」


ゲレゲレ「Wait.待ちなよ俺。力を貸してやってもいいんじゃないか?メリットとデメリットの比率を計算すれば、悪い話じゃないと思うが
     今回のデメリットってのは“めんどくさい”ってことだけだろう?でもここで妖精の親玉に借りを作っておけば・・・
     俺には必要のないことかもしれないが、万が一困ったときには助けてもらえるかもしれない。それにフルートを盗んだってやつ
     結構なやり手かもしれないぜ?強いやつならここで見逃しちゃもったいないと思わないか? まぁ最終的な判断は任せるがね」

ベラ「・・・・・・え?」

ベラ「しゃべったああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


俺「スライムとかいう無脊椎動物だって喋るんだ。こいつが喋ったところでなんら不思議じゃあない
  それより・・・お前の言うことはもっともだな 恩を売るつもりはないが、強いやつがいる可能性ってのは拭い去れねぇ
  可能性があるならそれに向かって突き進むまでだ」

ゲレゲレ「さすが俺(ヒュウ) そうと決まればさっそく出発だ。Let`s go.」

俺「くくく 血の気の多いヤロウだ。 だが気に入った。俺に気に入られるなんて ついてるぜ?」ニマァ

ベラ「またしゃべったああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

ゲレゲレ「おい うるせーぞ」


俺「むんッ!!」ドスッ!!

ベラ「!??  オロロロロロロロロロロ」ビチャビチャ

俺「悪いが眠っててもらうぜ。安心しな、フルートは俺が取り返してやる
  だがてめえがついてきても 邪魔になるだけだ。そこでゆっくりしていてくれ。 いくぞゲレゲレ」スタスタ

ゲレゲレ「オーケー  じゃあなお嬢さん、悪く思わないでくれよ?あいつ、騒がしい女が嫌いなんだ。COOLだからよォ
     ま、あんたを気絶させて置いていくのは、あいつなりの優しさなのかもしれないな・・・ 女を危険な目に合わせたくないってことさ
     俺たちについてきたら、苦しみを味わうことになる・・・・・ そう考えての行動だと思うぜ?その想いに甘えて、のんびり待ってな」タッタッタッ


ベラ「ぐぅぁああ・・・・・!!!!!は、はらがぁああ!!!!!!ごふっ・・・・おげぇえええ!!!」ゴロゴロ

俺「さて、フィールドに出たはいいが・・・どこを探せばいいのやら」

ゲレゲレ「そんなことだろうと思って、妖精の村で情報収集をしておいたぜ」

俺「ほぅ?やるじゃねえか」

ゲレゲレ「俺はあんたの相棒だからよォ、あんたが常に滞りなく進めるように手はずを整える役なのさ
     西にある洞くつへ行き、ドワーフから《鍵の技法》ってやつを授かるそうだ
     ・・・・フルートを盗んだやつは北に住んでるらしいが、どうも家に鍵をかけてひきこもっているらしい」

俺「ケッ 親のすねかじりか・・・ すねをかじれる親がいるってのは幸せなことなんだ。親のすねじゃなく、親がいるという幸せを噛み締めやがれ!!!
  ・・・・・・俺にゃ親がいねえからな・・・・(目を細め遠くを見つめる)」

ゲレゲレ「俺もさ・・・。だが孤独じゃない 支えあえる仲間・・・・信じあえる友がいれば そんな悲しみも乗り越えられる
     そう教えてくれたのは あんただぜ?」

俺「くくっ ちげぇねえ。何かを失えば その代わりとなる大切なものが手に入る   だからどんなことがあっても、決して諦めるな
  どうしてもつらいときは 俺のことを思い出せ。俺はどんなにつらくても こうして強く生きている!!!



俺 は お 前 の 仲 間 だ ! ! ! !」  ド   ン  !  !

俺「っと、ガラにもねーこと言っちまったぜ(ヤレヤレ) 先、進もうか」

ゲレゲレ「ぐすっ 泣かせるじゃね゛ぇ゛か・・・ チーン
     西の洞くつに向かうんだな?」

俺「いや、北に向かう」

ゲレゲレ「!?しかし 鍵の技法は・・・」

俺「おいおい、俺を誰だと思ってんだァ?
  俺だぜ?」

ゲレゲレ「へへっ そうだった」ニマァ


ゲレゲレ「なら いこうぜ!!!!」

俺「ああ・・・!」



俺・ゲレゲレ「俺たちの冒険は これからだ!!!」



俺たちの ぼうけんは まだまだ つづく・・・・▼

<雪の館>

ゲレゲレ「お、ここか」

俺「ふぅん・・・・? 氷を奏でし者が住まう魅惑の館 ってとこか」

ゲレゲレ「魅惑の館 ってのはすごくいい表現だ。ここの主(あるじ)は 雪の女王ってやつらしい
     きっと絶世の美女だぜ?」

俺「・・・・・興味ないね」スタスタ

ゲレゲレ「ふっ 相変わらずだな   しかしでかい門だな こりゃ一筋縄では・・・・・」


ドッゴオン!!

俺「開いたぜ」ギイィ・・・

ゲレゲレ「いくみてぇだな、俺にかかれば」ニヤリ

ゲレゲレ「中も一面氷だ――  うぉ!?なんだこの床」ツツー

俺「床も凍ってやがる・・・ うかつに進むと滑るわけだな」

ゲレゲレ「っとと 油断して滑っちまった  さて、俺は爪があるからどうにかなるが、あんたはどうする?」

俺「なぁに、簡単なことさ・・・    ぜぃ!!!」バキッ

ゲレゲレ「!!! 床を おもいっきり 踏みつけた?!」

俺「こうやって足を固定しながら進めば 滑らずに進めるってモンよ   ぜぃ!!」バキッ バキッ

ゲレゲレ「なるほど あったまいー!!(賢さは1だけどな)
     じゃ 行こうか」

俺「ああ  ぜぃ!!」バキッ

俺「ぜぃ!!」バキッ

俺「むんっ!」バキッ

俺「でぁ!!」バキッ


ゲレゲレ「(ちょっとうっとうしいな)」

俺「っぜぃあ!!」バキッ

俺「・・・ん?あそこにガキがいるぞ」

ゲレゲレ「あいつが雪の女王か? どうみてもただのジャリだぜ」

俺「まあ待て。迷子の子猫ちゃんかもしれねーぜ?
  おいガキ。ここで何をしている」

ザイル「なんだ お前は!? そうか! ポワンにたのまれて フルートを とりもどしに きたんだなっ!」

ゲレゲレ「That's right.」

ザイル「ポワンは じいちゃんを 村から追いだした憎いヤツだ!
    フルートが欲しければ 力づくで うばってみろっ!」

ゲレゲレ「おい 聞いたか?」ニヤニヤ

俺「ああ 力づくで だとよ?」ニヨニヨ

俺「おもしれえ・・・かかってこいよ」クイックイッ

デンッテテテテテテテテテテテテ…デーデンッドドンドンドドーンドドドドンドドーン テレンテテレンテテーテンッ!

ザイルが あらわれた!

ザイルの こうげき!

ミス! 俺は ダメージを うけない!

ザイル「え?」

俺「ふぁあ・・・なんだそりゃ?攻撃なのか?ったく、あくびがでるぜ」

ザイル「く、くそう! 防御力だけは なかなかのようだな!」

俺「すげぇのは防御力だけじゃ ねえぜ?」シュンッ

ザイル「!!? きっ 消えた!」

俺「」シュババババババッ

ザイル「うわあ!!! ど、どうなってんだ!?消えたり 現れたり しながら 俺の周りを 回っているぞ!!?」

ゲレゲレ「(目にも見えない速度で移動し、その中の動きに緩急をつけ 見える状態と見えない状態を作っている・・・
      そしてそのまま敵の周りを回ることで、圧倒的な威圧感を与え戦意を喪失させる。 こいつ、やはり天才だな・・・・・)」


俺「ほらほら どうした?かかってきなさい」シュババババ グルグルグルグル

ザイル「ひぃいいいい!!!!やめて!!!!やめてください!!!!!
    消えたり 現れたりしながら 俺の周りを回って しかも徐々に間合いを詰めてこないでぇーー!!!」ガクガク

俺「ふん 雑魚が」シュバババ… ピタッ


ザイルを やっつけた!

俺「すげぇのは防御力だけじゃ ねえぜ?」シュンッ

ザイル「!!? きっ 消えた!」

俺「」シュババババババッ

ザイル「うわあ!!! ど、どうなってんだ!?消えたり 現れたり しながら 俺の周りを 回っているぞ!!?」

ゲレゲレ「(目にも見えない速度で移動し、その中の動きに緩急をつけ 見える状態と見えない状態を作っている・・・
      そしてそのまま敵の周りを回ることで、圧倒的な威圧感を与え戦意を喪失させる。 こいつ、やはり天才だな・・・・・)」


俺「ほらほら どうした?かかってきなさい」シュババババ グルグルグルグル

ザイル「ひぃいいいい!!!!やめて!!!!やめてください!!!!!
    消えたり 現れたりしながら 俺の周りを回って しかも徐々に間合いを詰めてこないでぇーー!!!」ガクガク

俺「ふん 雑魚が」シュバババ… ピタッ


ザイルを やっつけた!

ザイル「くそー! お前は なかなか怖いな……。
    え? じいちゃんを 村から追いだしたのは ポワンさまじゃないって?
    けど 雪の女王さまが……」

俺「なんだこいつ・・・一人で話を進めてやがる・・・・・」

ゲレゲレ「恐怖で頭がイカレちまったんだろうよ」



ボワンッ
俺「!?誰だ!!」

女王「ククククク……。 やはり 子供をたぶらかせて という 私の考えは 甘いみたいでしたね」

ザイル「雪の女王さま・・・?」

ゲレゲレ「女王キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」

俺「!?」

女王「こんどは 私が相手です。 さあ いらっしゃい!」

ゲレゲレ「うほほwwwwwwいきますともイキますとも!!!!!!その豊満な胸に飛びこんでもいいッスか!!?」

なんと 女王は 怪物に姿を変えた!



ゲレゲレ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

俺「これがやつの 本当の姿ってわけか・・・」



ゲレゲレ「ぶっ殺す!!!!!!!」

ゆきのじょおうが あらわれた!

ゆきのじょおうの こうげき!
俺は 2の ダメージを うけた!

ゆきのじょおう「ぐうぬ・・・堅いやつめ・・・・・
        ならばそっちの犬っころに 攻撃だ!!」

ゲレゲレ「ふん なめられたもんだな・・・ いいだろう、今回は俺が相手してやる。俺の出る幕じゃない
     俺、手出すんじゃないぞ?」

俺「いいだろう・・・。そういやお前の実力 まだ見たことがなかったな」(腕組み)

ゆきのじょおう「(くっ こいつもなかなかのやり手か・・・)だがそこのガキよりは弱いとみた!! 徐々にでも 弱らせてやる!」

ゲレゲレ「ふわぁ・・・ ごたくはいいからかかってこいYO」


ゆきのじょおうの こうげき!

ゲレゲレは 125の ダメージを うけた!

ゲレゲレは しんでしまった!



ゆきのじょおう「え? ちょ・・・あれ」

ゆきのじょおう「・・・・・」チラッ


俺「・・・・・」(腕組み)

ゆきのじょおう「(え?このガキなんで余裕こいてんの?仲間死んだんだよ?え?てか死んだよね?死んでないパターン?そういうことかぁ・・・!!)
        あっあやうく だまされるところだった! これは 演出か! だから きさまは 余裕があるのだな!!」


俺「・・・・・


  ・・・・・・よくも  ゲレゲレを・・・・・・」

ゆきのじょおう「(うわ まじで死んだん? 粋がってたわりによえぇ・・・わたし攻撃力50なのに120以上ダメージ食らってたやん)」

俺「ゆるさん・・・・・・・・・ゆるさんぞ 」ゴゴゴゴゴ

ゆきのじょおう「え?なんかわからんけどヤバイ!!!!防御せな防御!!」

ゆきのじょおうは みをまもっている。

俺「この・・・女豹(豹と氷をかけている)が・・・・・一滴の水分も 残さんぞぉおおおおおあああああ!!!!!!」


俺「くらいやがれえええ!!

   ギ ラ ! ! ! ! ! ! 」

テレテレテレッ

俺は メラゾーマを となえた!


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

ゆきのじょおう「!!?  ばかなぁああああああああああああ――――……」

ジョアッ




俺「ふん・・・一瞬で 蒸発しやがった やはりギラも炎属性だったようだな」



ゆきのじょおうを やっつけた!

俺「それより・・・ゲレゲレ・・・・・・」

ゲレゲレ「」(白目)

俺「・・・・・ほんとに死んでんのかァ・・・?」

⇒つよさみる
⇒ゲレゲレ †

ベビーパンサー
せいべつ:おとこ
レベル:2
HP: 44
MP: 0
ちから: 24
すばやさ: 18
みのまもり: 9
かしこさ: 1
うんのよさ: 1
さいだいHP: 44
さいだいMP: 0
こうげき力: 24
しゅび力: 9
Ex: 44


俺「こりゃあ    死んでるな
  ・・・・・・とりあえず たまたま携帯していた棺があるから これに入れよう」

ギイィー・・・ バタン

俺「・・・ゲレゲレ・・・・・」

ザイル「なんだ 雪の女王さまって 悪い怪物だったんだっ!オレ だまされてた みたいだなあ。
    うわー まずい! じいちゃんに しかられるぞ! かえらなくっちゃっ!
    あ、そうだ お前には いいことおしえてやる。しんだ仲間は 教会につれてくと 生き返らせて もらえるぜ!
    それから そこの宝箱に フルートはいれておいたよ   じゃあな!!」タッタッタッ

俺「なんだと・・・?! 神は、命をも弄ぶというのか・・・・・」ワナワナ




俺「とりあえずフルートを回収するか」

俺は たからばこを あけた!
なんと!
はるかぜのフルートを 見つけた!

<妖精の村>


ポワン「まあ! これは まさしく はるかぜのフルート!
    俺や よくやってくれました。 これで やっと 世界に 春をつげることが できますわ」
    なんて お礼をいって いいのやら……」

俺「・・・だが大いなる犠牲を払ってしまった・・・・・」

ベラ「(あのイヌっころ、死んだのね  ざまぁないわ)」

ポワン「そうだわ 約束しましょう。あなたが 大人になり もし なにか困ったとき 再び この国を訪ねなさい。
    きっと ちからに なりましょう。 いいですか? よく 覚えておくのですよ。」

俺「・・・・ああ なんだっていいさ」

ベラ「(二度と 来て欲しくないわね)」

ポワン「さあ そろそろ お別れの時です」

ベラ「俺 あなたの(した)ことは 忘れないわ。元気でね」

ベラ「(腹を殴られてから三日三晩苦しみ続けたもの・・・この苦しみは 絶対に忘れない・・・ 忘れては ならない)」

ポワンは はるかぜのフルートを
くちびるに あてた……。

ショワアアアアアアア・・・・・・・


俺「・・・・・・戻ってきたのか。この地下室に」

サンチョ「や! 坊っちゃん! いままで どこにっ!?だんなさまに ラインハットの城から使いが 来て 出かけることに なったんです!
     ぼっちゃんも 連れて いくつもりで ずいぶん さがしたんですが……。
     見つからなくて だんなさまは たった今 お出かけに なりましたっ。
     すぐに追いかければ まだ間に合うかも知れません。 さあ 坊っちゃん!」



俺「俺は今 喪に服してんだよ・・・ほんっと空気読めねえなァ ゲレゲレの代わりにてめーを連れて行けばよかったぜ」カァー ペッ!!

サンチョ「」

  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

俺「なにぼさっと突っ立ってんだ?あ?目障りだからまな板探しの旅にでも出ろよ」

サンチョ「まな板は もう タンスの中から見つかったんですよ。どこかに イタズラ者が いるんですかねえ…」

俺「・・・・・・」

テレテレテレッ

俺は マヌーサを となえた!
サンチョは まぼろしに つつまれた!


サンチョ「それからね ぼっちゃん! まな板がなくなって タンスの中から出てきて――……」

俺「永遠に俺の幻影と戦い続けるが いい
  お前は 死にすら 値しない」



俺「なぁーんて かっこつけすぎたかな フッ」

俺「兎にも角にもまずは教会だ。 俺の相棒を蘇らせる
  ・・・・・たとえ悪魔と契約してでも な」

保守支援サンクス
気絶するように寝てたわ




俺「なにぼさっと突っ立ってんだ?あ?目障りだからまな板探しの旅にでも出ろよ」

サンチョ「まな板は もう タンスの中から見つかったんですよ。どこかに イタズラ者が いるんですかねえ…」

俺「・・・・・・」

テレテレテレッ

俺は マヌーサを となえた!
サンチョは まぼろしに つつまれた!


サンチョ「それからね ぼっちゃん! まな板がなくなって タンスの中から出てきて――……」

俺「永遠に俺の幻影と戦い続けるが いい
  お前は 死にすら 値しない」



俺「なぁーんて かっこつけすぎたかな フッ」

俺「兎にも角にもまずは教会だ。 俺の相棒を蘇らせる
  ・・・・・たとえ悪魔と契約してでも な」

<教会>

バァン!!!

神父「生きとし生けるものは みな 神の子。
   わが教会に どんな ご用かな? 」

俺「急患だ。見てくれ」

神父「どなたを 生きからせて ほしいのかの?」

俺「ゲレゲレだ!!!早くしろ 間に合わなくなってもしらんぞ!」

⇒ゲレゲレ †

神父「さすれば わが教会に 20ゴールドの ご寄付を。
   よろしいですかな?」

俺「金ならいくらでもくれてやる!!!Hurry up さっさとしやがれ!」

神父「おお わが主よ! 全知全能の神よ!
   いま ひとたび ゲレゲレに 命の息吹を あたえたまえ!」

テーレーレーレーレーーーレーーーーーレーーーーーーー

おはよう




ゲレゲレ「っぷはぁ!!!!! 死ぬかと おもったぜ!!!」


俺「・・・・・・・・・・」

ゲレゲレ「俺・・・ 世話  かけちまったな すまな――」

俺「心配させんじゃねーよ バカやろう」コツン

ゲレゲレ「ってぇ ・・・へへっ」

俺「・・・ふっ」


ゲレゲレは よみがえった!

神父「他に ご用は おありかな?」

俺「いや、もう大丈夫だ。
  世話になったな」

神父「おお 神よ! この者に あなたさまの ご加護の あらんことを! 」

俺「・・・・あんたのその 神を操る技術(すきる)、いつか必ず習得(ますたー)してやる・・・・!!」

ゲレゲレ「(賢さ1だけどな)」

神父「おお 神よ・・・」


ゲレゲレ「して 俺よ。これからどうするんだ?」

俺「サンチョのヤロウが言うには、ラインハットという国に向かえばいいらしい」

ゲレゲレ「あいつの言うことを鵜呑みにすんのかァ?」

俺「冥土の土産に・・・な」クスクス

ゲレゲレ「?」

俺「いや、なんでもねえ 行くぞ」

ゲレゲレ「へんなやつぅ」

門番「こらこら 待ちなさい 村の外は キケンだ。 坊や いい子だから おうちに もどりなさい」

俺「ラインハットに行く用事があるんだ。パパスが先に行ったんで後を追う。邪魔すんじゃねえ」

門番「 え? パパスさんが 出ていかなかったかって? いや 見ていないぞ
   さ、いい子だから おうちに――」

シュッ

門番「え?消え――」

俺「・・・」トンッ

門番「あ・・・・・が・・・」ガクッ

ゲレゲレ「首の後ろを手刀でトンッとする技か ちょっと見ないうちにずいぶん腕を上げたな」

俺「腹を殴って気絶させるのは性に合わないんでね」スタスタ

<フィールド>

俺「ところで、ラインハットってのはどこにあるんだ」

ゲレゲレ「え?  まさか知らねえのに出てきたのかぁ?」

俺「ああ・・・だが情報通のお前がいれば問題ないだろう?」

ゲレゲレ「バカ言うな。俺はさっきまで死にかけてたんだぜ?情報収集する時間なんざ無かったよ」

俺「(確実に死んでいた が正しいんだがな) なに?じゃあ俺たちは右も左もわからねえで外に出たってのか!?はっ こいつぁ傑作だ」



おーーーい!!待て!待つんだ!!

ゲレゲレ「ん?あれは・・・・」

パパス「はぁ はぁ  門番の兵士が 倒れていたから まさかと思って来てみれば・・・・・
    まだ 一人歩きは 危険だと 言っただろう」

俺「No problem(もんだいない) 
  つーかまだ村にいたのか」

パパス「うむ、いろいろと旅支度を していたのだ」

支援ありがとう


俺「そいつは変だな。サンチョのやつが あんたはもう出かけた って言ってたぜ?
  あのボケ・・・俺たちをハメようとしやがったのか?」

パパス「家から出た ということで 村から出たとは言ってないんじゃないのか?
    サンチョといえば、ここに来る途中 家のほうから サンチョの話し声がずっと聞こえていたが・・・」

俺「・・・疲れがたまってるんだろうよ」

パパス「むむ 少し 休ませてやらねばな・・・・・
    さて、そろそろいくか!今度の行き先は ラインハットのお城だ。
    まえの船旅とちがって そんなに長い旅には ならないだろう。
    この旅が終わったら 父さんは 少し落ち着く つもりだ。
    お前には いろいろ 淋しい思いをさせたが これからは遊んであげるぞ」

俺「別に遊んでいらね――」

『・・・・・パパスを 大切にしてやれよ』

俺「チッ・・・  まあ、そういうのも悪くねぇか・・・・・」

パパス「・・・・ああ!!いっぱい 遊んでやるとも!!!」ニコッ

俺「ふん」


俺「(家族・・・か)」

ゲレゲレ「おぉっと? 俺選手、どういった心境の変化かぁ!?父親の愛情を 受け入れはじめました!!」

俺「やっ やかましい!!!!!」

ゲレゲレ「おーこわ   息子らしい一面が 現れて よかったな パパス」

パパス「う、うむ (ん? え?なんかベビーパンサーがさも当たり前かのように喋りかけてきたんだけど・・・・)」


俺「おい おしゃべりはいい加減にして さっさと行こうぜ」

<ラインハットへの道>


パパス「私は サンタローズに住む パパスというものだ」

ゲレゲレ「私は サンタローズにすむ パパスの息子の 俺に仕える ベビーパンサーの ゲレゲレというものだ」

兵士「え?喋っ・・・え?」


パパス「ごほん・・・ラインハット国王に呼ばれ お城にいく途中である。 どうか 通されたい!」

兵士「お、おお! あなたが パパスどのですか!? 連絡は うけています。 どうぞ お通りください!」


ゲレゲレ「さすがはパパス。顔パスだな パパスだけに」

俺「・・・・ぶふっ」

パパス「・・・・・
    ん?あんなところに 老人が・・・」

パパス「もし……。 どうか されたか ご老人?」

老人「ほっといてくだされ。 わしは 川の流れを見ながら この国の ゆく末を 案じているだけじゃて……」


パパス「ふむ……。 あまり風にあたると 身体に 毒ですぞ。では ごめん!」クルッ

俺「この世界の風は少し障気を帯びている。気をつけるこった。じゃあな」クルッ

(振り返り、階段を降りてしまう名シーン)


パパス「!!」
俺「!!」

ゲレゲレ「やっぱ親子なんだな・・・」

<ラインハット>

兵士「待てっ! わが城に なに用だっ!?」

パパス「私は サンタローズに住む パパスという者だ。 国王に呼ばれ 来たのだが」

ゲレゲレ「私は サンタローズに住む パパスという者の息子の 俺という者に仕える ゲレゲレというものだ。パパスに連れて 来られたのだが」

兵士「え?喋って・・・・・
   はっ  おお! あなたが パパスどのですか!? 国王が お待ちかねです。
   さあ こちらへっ!」


俺「このくだり、毎回やんのかァ・・・?」

ゲレゲレ「ったりめーよ」



兵士「王さま! パパスどのを お連れしました!」

王「ふむ ごくろうであった。 そのほうは さがってよいぞ」

兵士「はっ!」

王「さて パパスとやら そなたの勇猛さは このわしも 聞きおよんでいるぞ!
  その腕をみこんで ちと たのみがあるのだが……。
  コホン……。
  パパス もう少し そばに! 皆の者は さがってよいぞ!」

ゲレゲレ「なにやら 濃厚な 予感が・・・」

パパス「俺、ゲレゲレ そんな所に 立っていても たいくつだろう。
    いい機会だから 城の中を 見せてもらいなさい。
    ひととおり見るうちには 父さんたちの話も終わるはずだ」

俺「そうさせてもらおう。ジジイどもの話を延々待たされるなんてゴメンだ」

ゲレゲレ「すまない ホモ以外は帰ってくれ ってことか
     俺ぇ!!次期国王に挨拶しに行こうぜ!!」タッタッタ

俺「やれやれ ま、付き合ってやるか
  さっさと終わらせろよ?」ギロッ


王「…そなたの息子も 勇敢じゃのう」

パパス「はは……」

俺「ところで 次期国王ってのはいったいなんのことだ?」

ゲレゲレ「あのジジイ見たろ?ありゃいつ死んでも おかしくねえ
     あの王が死ねば あいつの息子が次の国王だ。そいつに顔売って損はねえぜ?

     なんたって俺たちは これから伝説になるんだからよォ?」ニマァ

俺「ふん 伝説なんざ興味はねえ
  が、お前がやりたいようにやりゃいいさ」ニマァ




衛兵「ここは 王妃さまと 第2王子デールさまの お部屋で あらせられるぞ」

俺「ああ。わかっている どいてろ」シッシッ

ガチャッ

王妃「なんじゃ そなたは? わが子デールに あいさつに きたのですか?
   おほほほほ。そなたは 小さいくせに なかなか目先が きくとみえる。

俺「ま、そういうこった」

王妃「兄のヘンリーより このデールのほうが よほど 次の王に ふさわしいと そう 思ったのですね。おほほほほ」

俺「言ってる意味が よくわからんが とりあえず自己紹介だ。 俺の名前は俺。こいつはゲレゲレ
  いずれ世界に轟く名だ。よく覚えておけ」

デール「ボク 王さまなんかに なりたくないよお……」

ゲレゲレ「ボク 王さまなんかに なりたくないよお……
     だってよ。きもちわりい喋り方のガキだな・・・こんなのが次期国王とは・・・・・
     おい 行こうぜ」

俺「・・・・ああ」


ゲレゲレ「国王候補もたいしたことなかったなァ
     俺ぐらいしっかりした ガキじゃねーと 王様なんてつとまらねえっての」

俺「そんなガキいねえよ 俺以外はな」

ゲレゲレ「城探索も飽きたな。案外たいしたことねーし」

俺「そうだな、レヌールの城のほうがよっぽど立派だぜ。そろそろパパスを連れて帰るか
  ・・・ん?適当にブラついてたどり着いた この部屋・・・・・
  なぜだか入らねばならない気がする・・・」

ゲレゲレ「あーん?なんだそりゃ??どうせなんもねぇって いこうぜ」

俺「いや・・・俺の第六感が語りかけている・・・・・・そして俺は 心の声には従うッッ!!!
  なぜなら この世でもっとも信頼できるものは 自分だからだッッッ!!!!!」

バァン!!!


ヘンリー「だれだ お前は? あっ! わかったぞ!
     親父に呼ばれて城に来た パパスとかいうヤツの 息子だろう!
     オレは この国の王子。 王さまの次に えらいんだ。 オレの子分に してやろうか?」

ゲレゲレ「な?」

俺「・・・・・」

ヘンリー「はーん? よく聞こえないなあ……。  もう いちど聞くぞ。
     オレは この国の王子。 王さまの次に えらいんだ。 オレの子分に してやろうか?」

ゲレゲレ「行こうぜ じゃあなクソガキ ごっこ遊びは一人でやってな」

俺「・・・俺の勘が 外れた・・・・?ばかな・・・ありえん」ブツブツ


ヘンリー「わははははっ。 だれが お前みたいな 弱そうなヤツを子分にするか! 帰れ 帰れ!」


ゲレゲレ「そう落ち込むなよ ま、そういうこともあるって
     パパス連れてさっさと帰ろうぜぇ?」

俺「・・・・・ああ そうだな」

ゲレゲレ「ん?パパスがいねぇ」

俺「おい パパスはどこだ?」

王「そなたは パパスの息子で あろう。 なかなか よい目をしておるな。
  パパスには わが長男 ヘンリーの おもりを してもらうことにした。
  そなたも ヘンリーの友だちに なってやってくれい。 たのむぞよ」

俺「勝手なことしてんじゃねえ!!!!!!!」クワッ

王「ビクゥ!!!」

俺「いいか、今の俺は気が立ってんだ・・・こんなシケた城からとっとと帰りてぇんだ。わかるか?
  わかったら失せろ!!!!!!」

王「す、すまぬ」ソソクサ

俺「ちっ    パパスを探しに行くぞ」

ゲレゲレ「うぃーす」

王「(失せろって ここ、ワシの城なんだけどなぁ・・・)」

パパス「おお 俺か! 父さんは ヘンリー王子の おもりを たのまれたのだ。
    本当は 王子のそばに いたいのだが まいったことに キラわれてしまったらしい」

パパス「だが お前なら子供どうし 友だちに なれるかも知れん。
    父さんは ここで 王子が 出歩かないよう見張ってるから がんばってみてくれぬか?
    たのんだぞ!」

俺「どいつもこいつも・・・イラつかせてくれるぜ
  ヘンリーだかチュンリーだか知らんが、一人で遊ぶように説得してきてやる!  パパスー!帰る準備をしておけ!!」ズカズカ

パパス「・・・・・えー・・・なんなん、めっちゃ怒ってるやん・・・」

バァン!!

ヘンリー「なんだ また お前か? やっぱり 子分になりたくて もどってきたのか?」

俺「やかましいわ!!!!俺たちは帰りてぇんだ!!!邪魔すんじゃねえ!!!!!邪魔するなら・・・・・



  殺すぞ」

ゲレゲレ「!!!!!」バッ

ゲレゲレ「(な、なんという殺気・・・・・本能から 思わず飛びのいてしまった・・・)」ガクガク


ヘンリー「あ・・・あ・・・・・・・」ガチガチ

ヘンリーは 生まれて初めて 心の底から震え上がった。真の恐怖と決定的な挫折に・・・
恐ろしさと絶望に涙すら流した これも初めてのことだった

ヘンリー「う・・・うわああああああああああ!!!!!」ダッ

ゲレゲレ「目に見えぬプレッシャーに耐えかねて逃走か・・・ま、当然だな」

ヘンリー「うわあああああああああああああああ!!」

ヘンリーは いきおいよく イスをどけた
なんと 隠し階段が あった!
ヘンリーは 転げ落ちるように 階段をかけおりた!!

俺「ふん 他愛もない」


ゲレゲレ「見たかあいつの顔? ブフーッwwwこの世の終わりって表情してたぜ!!
     こんどは 俺が ビビらせてみよっとwwwww   待てコラー!!!!!!」

俺「ったく、大人げねえな・・・」


ヘンリー「!! ひぃい お、追いかけてきやがった!!!!!」

ゲレゲレ「グヒヒ・・・クッチマウゾ・・・・ジュルリ」

ヘンリー「あば・・・あばばばば」

俺「おい ガキいたぶるのもいい加減にしとけ――
  ん?」


バタンッ

俺「!! なんだてめえら!」

ヘンリー「!! 誰だかしらないけど た、助けて!!!」

盗賊A「わるいが いっしょに 来てもらうぜっ!」バス ボゴッ ボキィ

ヘンリー「うぐっ!ごふっ!んげぇ!!」


俺「待てコラ!!!!おい!!!」ダッ

盗賊A「なっ 速っ!!!? おい! はやく王子を舟へ!」

盗賊B「へ へいっ!」

俺「逃すかあああああ!!!!」

盗賊C「うわあ! 船を走って追いかけてくる!!!こええええ!!!!!」

盗賊D「全速力(ふるすぴーど)だあああ!!」

ギューーーン


俺「くっ・・・ やはり6才のボディじゃ限界があるか」

ゲレゲレ「おっ おい これって やばくね??」

俺「ああ、王子が誘拐された・・・こいつぁなかなかマズいぜ
  気はすすまんが、パパスに報告だ・・・・・」

パパス「なに…っ!!王子が さらわれただと!?」

パパス「なっ なんということだ!
    いいか 俺、ゲレゲレ。 このことは 誰にもいうな。
    わたしのクビが とぶことになる(ガクガク)
    とにかく 王子を 助けださないとっ! ついて来い!」ダッ

俺「ちょ待てよ」

ゲレゲレ「おわ!パパスはやっ!!!! 自分のことになると 真価を発揮するタイプか
     ・・・最低の人種だな」

俺「言うな・・・
  俺たちも行くぞ」

ゲレゲレ「ああ!! まってろよクソジャリ・・・もっとビビらせてやるからよォ!」


俺と ゲレゲレのせいで ヘンリーおうじが つれさられてしまった!!
いまだかつてない ピンチに 俺は どうたちむかうのか・・・!?

そして さんにんと いっぴきに しのびよる じゃあくな かげ・・・・・・
はたして ぶじにおうじを とりもどすことが できるのか!▼

支援保守ありがとう。本当に助かってます
一応書き溜めは途中まで、そこから先は考えながら書くつもり
ただストーリーをなぞるだけってのもgdgdになるんで、ちょっとずつ変化加えてみます


少し休憩してまた投下する

ゲレゲレ「にしてもパパスのヤロー まじではえぇな・・・
     ぜんぜん追いつけねえ」

俺「だが辛うじて見失ってはいない このまま追跡を続けるぞ

  むっ あの遺跡に入ったようだ」


<古代の遺跡>

俺「この遺跡からは・・・古(いにしえ)のパワーを感じる・・・・・」

ゲレゲレ「今回は そういうどうでもいい話はナシだ!まだかなり序盤なのにスレが埋まっちまう!!」


俺「ん?こいつら・・・ヘンリーを拐ったやつだ
  おい!ヘンリーはどこだ!!!」

盗賊C「うん なんだ お前は?ああ キラーパンサーを 連れているところをみると お前も魔族だな。ひっく……」

盗賊B「かー! 仕事のあとの酒は たまんねえなあ。
    ともかく ここに子供を 連れてくると どれいとして 買ってくれる。いい話だよな」

盗賊A「ういー ひっく……。王妃に 王子を始末してくれと たのまれたけどよお
    殺せといわれたわけじゃないし 王子を どれいとして売れば また金が入る。こりゃあ一石二鳥ってもんだ。ひっく」

俺「ちっ 酔っ払いが 泥酔してて会話にならねえ
  ・・・にしてもまさか 黒幕があの王妃だったとはな
  とんだゲスヤローだぜ」ペッ


ゲレゲレ「のんだくれの話なんざどうでもいい!!!!さっさと来い!俺を怒らせたいか!!!」クワッ

俺「・・・・・」

ゲレゲレ「お!パパス発見!!!!」

なんと パパスが
怪物たちと 戦っている!

スライムナイトが あらわれた!
ドラキーが あらわれた!
まほうつかいが あらわれた!

パパスの こうげき!
ドゥクシ!!ドゥクシ!!!


まもののむれを やっつけた!


パパス「おお! 俺か! はぐれてしまったと思ったが こんな所まで 来るとは……。
    お前も ずいぶん 成長したものだな。 父さんは うれしいぞ!
    さて ともかく 王子を助けださねば!
    お前が 先にいけ。ボスとかいたら 怖いからな!
    うしろの守りは 父さんが 引きうけたぞ!」

俺「・・・・・・・なんも言うことねぇよ」

ゲレゲレ「ここにきて ゲスっぷりが 炸裂してきたな」

<牢屋>

パパス「へ ヘンリー王子!」

俺「牢屋に 閉じ込められている・・・」

パパス「く! カギが かかっている!
    ぬっ! ぬおおおおおおーーーっっ!! 」






パパス「はぁ・・・はぁ・・・・・だめだこりゃ びくともしねえや」



俺「ぬんッ」バキッ

パパス「・・・・・」

俺「ニマァ」

ハパス「ヘンリー王子!」

ヘンリー「! ひっ こ、こんなとこまで きたのか・・・!!
     ごめんなさい ゆるしてぇえええ」

俺「心配すんな さっきの殺気は冗談だ。 今度は助けにきたのさ」

ゲレゲレ「さっきの殺気wwwwwwwうめえwwwwwwwwwwwww」

俺「・・・」ギロッ

ゲレゲレ「サーセンした」

ハパス「ヘンリー王子!」

ヘンリー「! ひっ こ、こんなとこまで きたのか・・・!!
     ごめんなさい ゆるしてぇえええ」

俺「心配すんな さっきの殺気は冗談だ。 今度は助けにきたのさ」

ゲレゲレ「さっきの殺気wwwwwwwうめえwwwwwwwwwwwww」

俺「・・・」ギロッ

ゲレゲレ「サーセンした」

>>231はミス



ヘンリー「ふ、ふん! ずいぶん 助けにくるのが おそかったじゃないか。
     まあ いいや。どうせ オレは お城に もどるつもりは ないからな。
     王位は 弟がつぐ。 オレは いないほうがいいんだ」


パパス「王子!」

バス ボゴッ ボキィ

ヘンリー「ごぶっ  あ・・・が・・・
     なっ なぐったな オレをっ!!」

パパス「王子! あなたは 父上の お気持ちを 考えたことが あるのか!?
    父上は 父上は……」

ヘンリー「……………」

パパス「さあ ともかく
 追手のこないうちに ここを!」


俺「結局何が言いたいのか まったく伝わらかったな」

ゲレゲレ「単純に ヘンリーを殴りたかっただけだろ」

俺「なるほどな・・・」

スゥ・・・
マーリン「けけけ そう簡単に 逃がさないよ」

メルビー「われら まほうつかい三姉妹が お相手してしんぜよう」

ジュモン「かかってきなさい」


パパス「く! さっそく あらわれたかっ!?」

ゲレゲレ「三姉妹って・・・そのナリで女だと・・・?!」ガクガク

パパス「俺! ここは 父さんが引きうけた!
    お前は 王子を連れて はやく外へ!」


俺「わかった そんなザコ三匹相手に時間かけるなよ

  ・・・親父」

パパス「!!   うむ!!!!」

このパパスはぬわーしなさそう

俺「ゲレゲレ!ヘンリー!いくぞ!もたもたするな!!」ダッ

ヘンリー「ぞんなこと いったって・・・殴られたせいで うまく走れないんだ・・・」ヨロヨロ

ゲレゲレ「走れオラァ!!!食っちまうぞ!!!」ガルルルル

ヘンリー「ひぃ!!!」ダッ


ヘンリー「はぁはぁ あと少しで 出口だ!!
     ひゃっほう!たすかったぜ!!!」

俺「待て!!
  ・・・・・・気配を感じる」

ヘンリー「? なにいってるんだ? 誰もいないじゃ――――」


ゲマ「ほっほっほっ ここから逃げだそうとは いけない子供たちですね」

ゲレゲレ「!!!い、いつの間に あらわれたんだ・・・・」


俺「・・・・・」

ゲマ「この私が おしおきを してあげましょう。 さあ いらっしゃい!」


ゲマが あらわれた!

ゲマ「大サービスしてあげましょう。両手は使わないでいて あげますよ 」

ゲマは わらっている。


俺「ほーう?そいつぁ・・・・・・どうも!!!!!!!」ギュンッ

ゲマ「!!?はや―――」

俺「おっらぁ!!!!!!オラオラオラ!!!!んでぇぇぇぇい!!!!!」ボゴッドスッ

俺の こうげき!
ゲマに 82の ダメージ!!
俺の こうげき!
ゲマに 79の ダメージ!!
俺の こうげき!
ゲマに 85の ダメージ!!
俺の こうげき!
ゲマに 91の ダメージ!!
俺の こうげき!
かいしんの いちげき!
ゲマに 130の ダメージ!!

ゲマ「ぶぐくくぅ・・・・・かはっ・・・!!!」


ゲマ「ごほっ・・・す、少しはやるようですね・・・・・・」ガクガク

ゲマのひざは わらっている。

ゲマ「(! このわたしに これほどまでダメージを・・・!!)」

俺「どうした?まだまだこんなもんじゃないぜ?
  おら、かかってこい。もっと俺を楽しませてくれェ・・・」シュッシュッ

ゲマ「(ぐぬぬ・・・どうしたものか・・・)」


タッタッタッタッ

パパス「こっ これは いったい! 俺!!」

俺「よう。遅かったじゃねーか。こっちはもう片付いちまうぜ?」



ゲマ「!!(弱そうな おっさん!!!)ごほ・・・ごっほっほっほっほっ。 あなたですね。私のかわいい 部下たちを やっつけて くれたのは……」

パパス「え?ワシ?」

>>245
>ゲマのひざは わらっている。

誰がうまいことを(ry

ゲマ「出でよ ジャミ! ゴンズ!」

ジャミ「ぶるるるる・・・」

ゴンズ「ぶひぃ!!!ぶひひぃ!!」

ゲマ「さあ その なまいきな男を やっつけて おしまいなさい」


俺「その雑魚二匹の相手は 任せたぜ
  俺はこいつと決着をつける」ニヤリ

ゲマ「!!! おっお前も そのおっさんと 戦いなさい!!!」

俺「あぁ?なんでだよ この中じゃおめえが一番マシそうだから、選んでやってんだ
  いいからかかってこいやゴラ」ギロッ

ゲマ「ぐ・・・!そ、そうだ!!我が忠実な部下 ジャミとゴンズを 見事倒すことができれば 私の真の力を みせてあげましょう」

俺「くっくっく そいつぁ楽しみだ
  よし 親父!!一瞬で片付けるぞ!!!!!」

パパス「うむ!親子の共同作業だ!!」


ゲマ「(まずい・・・・・どうしようか・・・・・・・・このままじゃ・・・・死ぬ!!)」


ジャミが あらわれた!
ゴンズが あらわれた!

パパス「よし 俺! 一気に たたみかけるぞ!!!」

俺「無論 そのつもりだ。反撃の余地など・・・・・
  ない!!!」グオッ

俺の こうげき!
かいしんの いちげき!
ジャミに 161の ダメージ!!
俺の こうげき!
かいしんの いちげき!
ジャミに 153の ダメージ!!
俺の こうげき!
かいしんの いちげき!
ジャミに 170の ダメージ!!
俺は メラゾーマを となえた!
ジャミに 315の ダメージ!!

ジャミ「ぎゃああああ!!!!!あぢいいいいい!!!あぢいよおおおお!!!!!!!!!」

ゴンズ「ジャミぃぃいいいい!!!!!」

パパス「ぬおおお!!!」

パパスの こうげき!
ジャミに 45の ダメージ!!
パパスは ベホイミを となえた!
ジャミの きずが かいふくした!

俺「Good job.(ニマッ)」

ジャミ「あ・・・あが・・・・・・・」

パパス「わっはっは!!そう簡単に 楽にはさせんぞ!!!」


俺の こうげき!
俺の こうげき!
俺は メラゾーマを となえた!
   ・
   ・
   ・
パパスは ベホイミを となえた!
パパスは ベホイミを となえた!
   ・
   ・
   ・

ジャミ「ごろじでぐでぇえええ゛え゛!!!!!!!!!」


ゲマ「あ、悪魔だ・・・・・・」ガタガタ

ゲレゲレ「(一瞬でケリをつけると言いながらじわじわとなぶり殺しにする か
     この男・・・やはり心理戦に長けている・・・ッ!!!)」

ゲマ「(に、人間は こんなにも恐ろしい生き物だったのですか・・・
   ゴンズは かんぜんに 戦意を 失っているし・・・・・ど、どうましょう・・・・・ はっ!そうだ!)」





ドサッ・・・・・・

ジャミ「」

俺「ふぅ、飽きたしこんなもんにしてやるか」

パパス「うむ。しかし メラゾーマのし過ぎで 馬肉の燻製に なってしまったな!わっはっは」

俺「次のメニューは豚の丸焼きだぜ?」

ゲレゲレ「馬肉うめえ」ガツガツ

食ってんじゃねぇよwwwwww

オラァ!!ヌワ!!ヌオォ!!メラゾーマ!!!ドララァ!!WANABEEEE!!!
バキボコドスッ

   ・
   ・
   ・


ゴンズ「」

ゲレゲレ「ガッシ!ボカ! 相手は死んだ。ゴンーズ(豚)」

パパス「やはり 私と俺の名コンビには かなわぬようだな!!!」

俺「さぁて 次はアンタの番だぜ ゲマさんよぉ」コキッコキッ

ゲマ「ほっほっほっほっ。 みごとな戦いぶりですね。
   でも こうすると どうでしょう……」

なんと! ゲマは
ヘンリーの のどもとに
死神のカマを あてがった!

ヘンリー「あわ・・・・あわわ・・・」ガクガク

パパス「ヘンリー王子!!」


ゲマ「この子供の命が おしくなければ ぞんぶんに 私に攻撃なさい。
   でも この子供のたましいは 永遠に じごくを さまよう ことに なるでしょう。
   ほっほっほっほっ」


俺「ちぃ・・・クソガキめ 邪魔しやがって」

ゲレゲレ「一気にピンチだな」

ゲマ「(ほっ さっきの 外道っぷりからして 容赦なく攻撃してくるかと思いましたが・・・所詮は人間、甘いですね)」


パパス「俺、お前の超スピードで ヘンリー王子を救出できないか?」ボソボソ

俺「あいつをなめちゃいけねーぜ? 俺の全力の攻撃を受けても生きてやがるんだからな
  多分、俺が消えた瞬間にヘンリーの首をかっきるだろう」

パパス「むぅ・・・万事休すか(ヘンリー王子を救えなかったとなれば 私の人生が・・・終わってしまう!それだけは・・・!!)」


ゲマの こうげき!
俺は 3の ダメージを うけた!
ゲマの こうげき!
パパスは 64の ダメージを うけた!

パパスたちは ただ ジッとたえている!
     ・
     ・
     ・

ゲマ「ほっほっほっほっ。 ずいぶん 楽しませて くれました」

パパス「ううう……」

俺「ぐ・・・さすがに ダメージを 受けすぎた・・・・・」

ゲレゲレ「」(白目)


ゲマ「おや まだ 息が あるみたいですね」

俺「(だめだ・・・意識が・・・・・・・)」ガクッ



パパス「ううう……」


パパス「うううおおおおおお!!!!!!」

ゲマ「!!!まだ立ち上がって―――」

パパス「ゲマさん!!部下を殺しちまって すいやせん!
    代わりに 私が ゲマさんの 手となり 足となりますぜ!!」ドゲザッ

ゲマ「・・・!?」

なんと パパスが おきあがり
なかまに なりたそうに ゲマをみている!

パパス「悪い話じゃないでしょう!?なんたって私は あなたの元部下よりも 強いんですから!」

ゲマ「(こいつ・・・何を考えているのでしょう・・・?作戦・・・?
    いやしかし、今のこいつらには なにもできない・・・となると、単純に 戦況を読んで 命乞いか・・・)」


ゲマ「ほっほっほ いいでしょう。あなたの その いとも容易く仲間を裏切る精神 気に入りました
   あなたのような者は むしろ 魔族にふさわしい ですよ」

パパス「わっはっは、世の中強いものについて行かねば 早死にするんですよ!」

パパスは うれしそうに ゲマのとなりに ならんだ!

ちょwwwwww

パパス「さて、このガキどもはどうしましょうか」

ゲマ「ほっほっほっほっ。 子を思う親の気持ちは いつみても いいものですね。
   しかし 心配はいりません。お前の息子は わが教祖さまのどれいとして 一生幸せに くらすことでしょう
   まあ 私の右腕の息子ということで 幹部くらいにしてやっても いいですよ ほっほっほっほっ」

パパス「ぬわー!!なんという慈悲深きお言葉!!」


ゲマ「パパス!この子供たちを 運びだしなさい」

パパス「へいっ!!
    ゲマさま このキラーパンサーの子は?」


ゲマ「捨てておきなさい。野にかえれば やがて その魔性を とりもどすはず
   うん? 待ちなさい。この子供は ふしぎな宝石を 持っていますね」

ゲマは 俺から ゴールドオーブを 手にとった!

パパス「なんと いつのまに こんな代物を・・・」


ゲマ「この 宝石は もしや…?
   どちらにしろ こうしておくと しましょう」

ゲマは ゴールドオーブをにぎりしめ 強く念じた!

バリィィーン


なんと!ゴールドオーブは こなごなにくだけちった!

ゲマ「ほっほっほっほっ さあ いきましょう」

ゲマは ルーラを となえた!

   ・
   ・ 
   ・
   ・
かくして 俺は ヘンリー王子とともに
何処とも わからぬ所に運ばれた。

王子が死ねば 人生が終わる! そんなパパスの考えのせいで
さらわれた ヘンリーを 待ちうけていたのは

苛酷な どれいの日々であった。

そして 10余年の月日が流れた…。

とりあえずこれで少年編は終わりです
原作通りに進めると思いのほか長くなってしまった

青年編は途中までしか書き溜めていないので、原作通りの流れは変えていくつもり
毎度のことながら支援保守に加えてたくさんのレス本当にありがとう
おかげでさるさん回避できてスムーズに投下できる

少し休憩して再投下します

パパス「こらー! なにをしているっ! さっさと 岩をはこばんかっ!」ビシィッ

パパス「この石を 上の階に はこぶんだ!
    わが教祖さまは 大神殿の 完成を 待ちのぞまれているぞ」

パパス「さあ とっとと はこんで いきやがれ!
    ノタノタしてると この岩に 押しつぶされるぞ!」

パパス「なんだ その目つきはっ?
    ドレイはよお もっと 死んだような目を してるもんだぜ
    ええい 気分のわるいヤツめ! さあ はたらくんだっ!」ビシィッ

ムチ男A「パパスさん! 新人がやってきたので 挨拶にあがりました!」

ムチ男B「はじめまして!今日から精一杯 ドレイをこきつかわせて いただきます!!よろしくおねがいします!」

パパス「うむ。なかなかよい 心がけだ
    なにかあったら すぐ 私に言うのだぞ。なんといっても この神殿の 最高責任者だからな!
    さあ おしゃべりはそこまでだ 新人! 今日は ゲマさまが 視察に来られる日だぞ! さあ はたらけ!!」


ムチ男B「はいっ!!
     ややっ さっそくあそこに サボっているやつ!!」


青年「・・・・・」

ムチ男B「おいキサマ!!!なにを ボサっとしている!ドレイはドレイらしくしていろ!!」

青年「・・・・・」

ムチ男B「コラー!聞いているのか!? オレたちの命令は ぜったいなんだぞ!!
     口で言ってもわからないなら ムチでたたいてやる!!!」ビュンッ

バシィ!!

ムチ男B「!! な! 音速を超えるといわれる ムチを 素手で・・・!!」

青年「・・・・・俺ぁよお・・・ここに来てから今までの10年間 誰の指図も受けてねぇんだ。
   ましてや こうやってたそがれている時間を 邪魔されるのが なにより嫌いでね・・・・・」グググ・・・

ムチ男B「うわ!な、なんという力だ・・・!!」

青年「そのムチ貸せよ。 俺が打ち方を教えてやる」グイッ

ムチ男B「あっ! 奪われた!!
     だっ 誰かきてくれーーーーーー!」

ムチ男A「なんだなんだ!!!?」

ムチ男C「どうした!!」

ムチ男D「ドレイの反乱か!!?」



ムチ男AC「!!  あ・・・・・あれは・・・!」

ムチ男B「先輩がた!!助けてください!! あの男が 私のムチを・・・」


ムチ男A「・・・・」
ムチ男C「・・・・」

ムチ男B「せ、先輩・・・・?」

ムチ男A「この神殿には・・・決して手を出しちゃいけねえヤツがいるんだ」

ムチ男C「お前は そいつに手を出しちまった・・・・・・ 俺たちにはどうしようもない」スタスタ


青年「ムチってのはそもそも 相手を死に至らしめずして 苦痛を与える道具なんだ・・・
   でもよォ・・・・・打つ人間によっては・・・・」


青年「覇ぁ!!!!!!!!」
ビッシャアアアアン!!!!

青年「この通り   地面だって割れるんだ・・・」

ムチ男B「あ・・・・・ああ・・・・・・・」ガタガタガタガタ

青年「今日のところは勘弁してやる。お前は俺の気まぐれによって助かったんだ
   だが次はないッ」ギロッ

ムチ男B「あ・・・・あ・・・」ジョボボボボ



青年「ふん・・・」

ヘンリー「やあ 俺! また新人いびりかい?ひねくれてるなあ」

青年(俺)「知るか・・・俺にちょっかいかけてきたあいつが悪い」

ヘンリー「しかしお前も よくわからないやつだな。そんなに強いなら とっとと逃げ出せばいいのに」

ゲマ「ほっほっほ パパス、うまくやっていますか?」

パパス「ぬお!これはゲマさま!! ええ 私の働きによって このとおり順調に 神殿は出来上がっています!」

ゲマ「さすが私が見込んだだけのことは ありますね。 教祖さまも お喜びですよ
   その調子で がんばってください」

パパス「はっ ありがたきお言葉~~~
    さぁきさまら はたらけ! はたらけ! 死ぬまで はたらくんだ!」



俺「・・・・・親父があんなんだからな・・・放ってはいけねえよ」

ヘンリー「お前の親父には 本当に 申しわけなかったと 思っているよ」

ヘンリー「オレなんか ここを逃げだしても お城では 弟のデールが 王さまになってるだろうし……」

ヘンリー「と くどくど話してても しかたないなっ!
     さあ 仕事 仕事……」

俺「仕事なんてしなくていいってのによォ・・・
  人間、育つ環境で変わるもんだな」


パパス「よーし! 今日は ここまでだ!
    明日も 朝は早いぞ! それぞれ 部屋に もどって さっさと 休むんだ!」



ヘンリー「ふぃー 今日も疲れた。 俺、部屋に戻ろうぜ」

俺「ああ」




<朝>

婦人「ちょっと聞いておくれよ。 そこのマリアちゃんは 教団の信者だったのに ドレイに されちゃったのよ。
   なんでも 不注意で 教祖さまの 大事なお皿を わってしまったとかで……。
   マリアちゃんの 兄さんは 教団の兵士をしてるって いうのに まったく ひどい話よねえ……」

マリア「いいんです 私……。 最近 教祖さまの お考えに ついていけないところが あったし…
    それに 今まで こんなに多くの人々が 教団のために ドレイなされて いるなんて 知りませんでした」

俺「聞いてもねーのにベラベラと喋りはじめやがって。俺はうるさい女が嫌いなんだ」

婦人「」
マリア「」

俺は相変わらずだな

パパス「おらおら! 仕事の時間だぞ! さっさと いかないと このムチが とぶぞ!」

ドレイ「もう朝か・・・ やれいそげ!!」


俺「・・・・」

パパス「おお 俺か お前はゆっくりしていれば いいぞ
    お前とヘンリーには なにかと気をきかせてあるからな。ぬわっはっは」

俺「ふん・・・・」スタスタ

パパス「・・・・・・・」



パパス「むう・・・俺は 10年間 まともに 口をきいてくれない・・・
    いったい どうしてしまったのか・・・・・父親として 間違ったことはしていないはずだが・・・」

俺「(さて・・・今日は何をして暇をつぶすかな・・・・・
   ん?)」


老人「むごいのう……。 誰か なんとかしてやれん もんじゃろうか……」

俺「どうかしたか?」

老人「おお 俺さん
   ・・・あそこを見てくだされ ドレイの女の子が いじめられておるわい かわいそうに・・・」

俺「・・・ふぅん?」ジロジロ


なんと! ドレイの女が ムチで うたれているっ!

ムチ男A「オレの足の上に 石を 落とすとは ふてえ女だ! その根性をたたき直してやる!」

マリア「ど… どうか おゆるしください……」

ムチ男A「いーや だめだ。 たしか おめえは ドレイに なったばかりだったなあ
     このさいだから 自分がドレイだってことを 身にしみて わからせてやる!」

マリア「ひいいい……。」


俺「・・・・」

ヘンリー「あれ 俺! いつのまに となりに いたんだっ!?
     まあ いい……。 オレは もう ガマン できないぞ!」ダッ

俺「やれやれ、おせっかいなやつだ」


ヘンリー「オレは もう ガマン できないぞ!」

マリア「いけません……。 私にかまうと あなたまで ムチで うたれてしまいますわ」

ムチ男A「なんだ! お前も はむかう気だなっ!? よーし 思い知らせてやる!」

ムチおとこが あらわれた!


ムチ男A「ん?きさまは パパスさんの お気に入りの一人じゃないか
     へっへっへ もう一人のキザなやつと違って お前は 強くないからな・・・
     パパスさんが見ていないうちに ギタギタにしてやる!!」


俺「・・・・・」

老人「俺さん・・・!!あんた あの子と仲良しじゃなかったのかい!?
   助けてやらんのか!?」

俺「あいつは今・・・戦っている・・・・・」

老人「見りゃわかるわい! だから助けて―――」

俺「違う! あいつが戦っているのは・・・
  自分自身だ!!!だから俺が助けに行くわけにはいかねえんだよ」

老人「・・・・・・・・・・・



  (なに言ってんだこいつ)」

俺「・・・・勝てよ ヘンリー・・・」(思いつめた顔で遠くを眺める)

ヘンリー「はあはあ・・・」

ムチ男A「くっ・・・(こいつ いつのまに こんな力を・・・)」

ムチ男A「ドレイのぶんざいで・・・ 反抗するんじゃねええ~~~~~ッッ!!!!」ビシッ

ムチ男C「助太刀いたす!!」ビシッバシッ

ヘンリー「ぐ!!」


俺「・・・潮時か」スタスタ

ムチ男A「そらそらぁ! さっきまでの 威勢はどうした!」

ムチ男C「おらもっと反抗しろ!!」

ヘンリー「ぐふ・・・ちくしょう・・・・・・・」

ムチ男A「はーん?まだそんな目ができるのか?気にくわねえ
     二度と 睨めねえように 目ん玉 えぐってやる!!!」ビュッ

ヘンリー「!!!うわあ――・・・」


俺「肉のカーテンッッッ!!!」サッ

ガキィ!!

ムチ男A「なに!! 誰だ 邪魔をするやつは!!」

俺「・・・ばぁ」

ムチ男AC「!!!!!! お、俺さん・・・・・・」


俺「よお お前ら 反抗して欲しいんだってなァ・・・?
  その望み 俺が叶えてやるぜ」ニヤリ

ヘンリー「俺・・・!!
     でも 騒ぎを起こしちゃ まずいんじゃないか?  今は ゲマが視察に来てるし お前が反抗したら パパスさんが・・・」

俺「・・・今まで俺がここに留まり続けた理由・・・・・
  パパスが 改心するんじゃないかと思ってたからなんだよ。お前とパパスを無理やり連れて 脱出するなんざ簡単だったさ
  だが人は、自ら変わりたいと思わなければダメなんだ。だから俺は待った・・・待ち続けた
  パパスは・・・親父は・・・・・ 俺にとっちゃ やっと出来た繋がりなんだ・・・
 

  だけど もう無駄だってわかったからよォ・・・最後にひと暴れさせてもらおうじゃねーの!!」

ムチ男AC「びぃぃぃいいいいいい」ガクガク





ゲマ「なにやら騒がしいですね・・・・」

パパス「様子を見に行ってみましょう・・・
    なんだ なんだ この さわぎはっ!?」


俺「・・・・・・ちっ」

ヘンリー「・・・・・」

ムチ男A「は、はっ! この2人が 突然 はむかってきて……」

ムチ男C「た 助かったぁああ」ジョロロロ

ゲマ「ふむ ここで二人を庇っては 他のドレイにしめしがつきませんね
   あなたたちには 罰を与え――」

パパス「きっさっまっるぁあああ!!!!!!!!!!
    よりにもよって ゲマさまの前で よくもこんなまね してくれたぬわああああああああ!!!!!!」ビリビリ…


ムチ男D「パ…パパスさんが あんなに怒っているのは 初めてみた……」
ムチ男E「そりゃ無理ないぜ なんたって上司であるゲマさまの前で こんな騒ぎを起こされたとなると・…」
ムチ男F「ああ。最高責任者であるパパスさんの責任ってことになるからな」
ムチ男G「いくらパパスさんの息子で 最強の俺さんでも タダじゃ済まされないだろうよ」
ムチ男H「それだけじゃなく パパスさんにも罰がありそうだな…」
ムチ男I「はんっ 自分の息子で、強くてちょっとかっこいいからって 甘やかしすぎたツケさ」
ムチ男J「不用意な発言は避けるべきだと推測する。なぜならこの神殿には俺殿のフアンが大勢いるからだ」
ムチ男K「そうだよな…まあ俺さんは男の俺から見ても かまり魅力的だし  そういやムチ男T、お前ファンだったろ?」
ムチ男T「なッ!!! ば、ばかいうな!!!俺はただちょっと憧れてただけというか……」
ムチ男W「ばーか そういうのをファンっていうんだよ!」ポカッ

ドッ ワハハハハ

ムチ男だけにガチムチ男ってか

兵士「………………(今のうちに)
   マリア、いまだ!こっちへこい!!手当てしてやる」ボソボソ

マリア「え?でも…」

兵士「いいから このすきに!!」



パパス「今日という今日は もうかばいきれん・・・!!!
    お前たち二人は 死刑だ!!!!!」 ド  ン  ッ



ドレイ「そ、そんな・・・・」

ドレイ「ひどすぎる・・・!!!」

ドレイ「あんまりだ!!」

ゲマ「それはちょっと やりすぎではないでしょうか・・・・」

パパス「ええい やかましい!!!! ただの死刑じゃないぞ
    生きたまま 島流しの刑だ!! 食料も 水もないまま 海をさまよい 苦しみながら 死んでいくのだ!」

パパス「わかったな?きさまら二人は みせしめだ・・・」

俺「・・・・・」

ヘンリー「・・・・・」



パパス「・・・ゲマさま たいへん見苦しいところを おみせして 申し訳ございません
    このパパス 最高責任者として 今回の不祥事を重く受け止めるとともに この身をもって 罪を償わさせていただきます!」

ゲマ「ほっほっほ あなたは何も悪くないのですから 罰などうけなくとも―――」

パパス「いえ!!! やせても枯れても このパパス 自分の管理の甘さが招いた責任 とらさせていただく!!!
    
私もキサマらとともに 地獄の島流しに 合うぞ!!」ドン!

ゲマ「いや あなたは死ななくとも―――」

パパス「いえ!!!これが責任者の使命なのです!!!!!!」ドン!!

ゲマ「そこまでしなく―――」

パパス「いえ!!!!!!!!!」ドン!!!


ゲマ「ほっほっほ………」

パパス「さあ 来るんだっ!」ズンズン

俺「・・・」スタスタ

ヘンリー「・・・」スタスタ


<牢屋>

パパス「ここで待っていろ 準備をするからな!!」



ヘンリー「あーあ お前の親父のせいで 苦しみながら死ぬことになるのかーーー
     せめて 楽に死にたかったな・・・」

俺「・・・・そうでもねえかもしれないぜ?」

ヘンリー「はーん?どういうことだ?」



俺「(パパスを大切にしろ・・・か なるほどな) くっくっく」

ヘンリー「ひとりで笑ってやんの 気持ちわるいやつ・・・」

ヘンリー「ん? だれか 来たみたいだぞ!」

兵士「・・・」コソコソ


ガチャン

ヘンリー「おいおい こいつ 牢屋をあけたぞ
     いったい なんだろう? おい いってみようぜっ」ダッ


マリア「さ さきほどは 助けていただいて 本当にありがとうございました」

兵士「妹のマリアを たすけてくれたそうで 本当に感謝している。 私は 兄のヨシュアだ
   まえから 思っていたのだが お前たちは どうも他のドレイとちがうらしい。 生きた目をしている!
   そのお前たちをみこんで たのみが あるのだ。 聞いてくれるな?」

ヘンリー「ああ。話してみろよ」

これセリフ全部暗記してんの?
それともゲームやりながら書いてんの?

>>346
ゲームやりながら書いたよ
あとセリフ集みたいな感じで載せているHPも少し参考にさせてもらった



ヨシュア「じつは まだウワサだが――」

俺「この神殿が 完成すれば 秘密を守るため ドレイたちを 皆殺しにするかも知れない。
  そうなれば 当然 妹のマリアも殺される
  だから妹のマリアを連れて 逃げてくれ  ってことだろう?」

ヨシュア「・・・」

マリア「・・・」

俺「ずいぶん自分勝手なヤロウだ。身内だから助けるなんてよォ!!!
  ・・・・・と怒鳴りつけてやりたいところだが、お前の考えが今は一番得策だとおもうぜ
  全員死ぬより一人でも助かるなら そっちのほうがいいに決まっている」

ヨシュア「!! では 願いを 聞いてくれるのか!」




パパス「きさまら!何をしている!!!」

ヨシュア「し、しまった・・・!!見つかった!
     もうだめだ・・・」


パパス「きさまら 逃げるつもりだな? ぬわっはっは・・・ぬわーーーっはっはっは!!!!

    よかろう!共に行こうぞ!!!」

ヨシュア「・・・!?」

マリア「・・・!?」

ヘンリー「・・・!? そ、それってつまり この人たちも 一緒に死ねってこと・・・・・・?」

パパス「王子!!」

バス ボゴッ ボキィ

ヘンリー「!! ゴフェ!!!!」


パパス「王子! あなたは 私の 気持ちを 考えたことが あるのか!?
    軽々しく 死ねなどと 口にするでない!!」

パパス「さあ ともかく
    追手のこないうちに ここを!」


ヨシュア「な、なにがどうなっているんだ」

マリア「さあ・・・」

俺「説明はあとだ!!!パパスの言うとおり、今はさっさとずらかったほうがいい
  さあ 樽に乗り込め!!!」

ヨシュア「この水牢は ドレイの 死体を流すためのものだが タルに入っていれば たぶん 生きたまま出られるだろう
     しかし 私も一緒に乗ってしまったが 誰が水路を開けるボタンを押すんだ・・・?」

パパス「・・・あ」

ヨシュア「ボタンを押せば、樽はすぐに流されるだろう  やはり 私が残るしか・・・・・」

マリア「そ、そんな・・・」





俺「おいおい 忘れてもらっちゃ困るぜ
  空のように静かで 雷のように素早い この俺をな!!!」ギュオッ

ポチッ

ギュオッ

俺「ただいま」

ヨシュア「み・・・見えなかった・・・・・」

ヘンリー「すげえ・・・」

マリア「まあ・・・」

パパス「さすがは 私の息子だな!!」

俺「ふん 大したことじゃない」ニマァ


ヘンリー「なにはともあれ これで自由の身だな!!!」

マリア「でも ほかの方を置き去りにして 自分だけ助かってしまうなんて・・・罪悪感で胸がいっぱいです」

ヨシュア「仕方がないんだ  彼らの分まで 生きよう」


俺「バーカ あいつらも助けるんだよ
  この俺がな」

ヘンリー「!! ・・・ああ!そうだな!!!
     そのためにも もっと強くならないと・・・」

パパス「うむ!!」


マリア「強い人たち・・・」

ヨシュア「そうだな・・・・・」


じごくの ドレイせいかつから だっしゅつした 俺たち!!
しかし かれらのたびは まだおわったわけでは ない・・・
ほかの ドレイも かならず すくう!! そんな あらたなもくひょうを むねに 俺たちは じゆうのかなたへと ながれてゆくのであった▼

パパス「樽の中というのは 思っていたよりも 暇だな・・・」


ヘンリー「あ、そうだ 時間もあることだし 説明してくれよ!! なんで俺たちは 死刑にならずにすんだんだ!?」

ヨシュア「そうだな なぜパパスさんは 私たちを逃がしてくれたのかというところも 気がかりだ」

俺「それはだな・・・」

パパス「私の口から話そう!!」


パパスは話し始めた。10年前のあの日 ヘンリーがこのまま殺されてしまえば 自分の社会的地位が危ぶまれると悟り 靴の裏を舐めてでも助かろうと思った。
靴を舐め回そうと決意しかけたそのとき ある考えがパパスの頭を駆け巡った。ゲマに気に入られることで 息子やヘンリーの命も助かるのではないか。
いくら俺が強いとはいえ 人質がいてはどうすることもできない。だからあえてゲマの右腕となり、彼に従い、俺とヘンリーを連れて逃げ出すチャンスをうかがっていたのだ。
だがある日 パパスは思った。もうこのままでもいいんじゃね?と。そして ドレイを痛めつける生活が楽しくて仕方がなくなってきた頃・・・
俺とヘンリーが いつにも増して反抗的な態度をとった。それもゲマが視察に来ているタイミングで。この出来事が、脱出などどうでもよくなっていたパパスの心を再び焚きつけた!
みせしめと称し二人を樽で流せば、合法的にここから逃がすことができる! 責任を取るため自分も流れれば助かる!なによりもそれが嬉しくて仕方なかった。
ヨシュアとマリアは機嫌がいいパパスのもとに たまたま現れたのでついでに助けた。単なるきまぐれである。

ヘンリー「・・・・・・」

ヨシュア「・・・・・・」

マリア「・・・・・・」

ヘンリー「ところどころ いいやつなだけで ほとんどクズじゃねーか・・・」

パパス「魔物に仕えていたせいで 心が少し侵食されてしまったのだ なに、そのうち戻るさ!ぬわっはっは」


俺「なんだっていいじゃねーか 無事脱出できたんだからよ」

ヘンリー「へへ そうだな!」

パパス「さあ 今夜は宴だ!! 酒も食料も いっぱい用意してきたからな!!」

ヨシュア「いよっ!!!待ってました!!!!!!!!色男!!!!」ヒューヒュー

パパス「わっはっは!!!」



こうして 樽は どんどん流れていった・・・

     ・
     ・
     ・
     ・

俺「・・・・・・・・う・・・ん・・・」

シスター「よかった! 気がつかれましたのねっ!」

俺「ここは・・・・? うっ!!!あ、頭が・・・・・」

シスター「もう3日も 眠りっぱなしで このまま 起きないのではと 心配していましたのよ
    しかし タルの中に 人が はいっていたのには びっくりしましたわ。しかも みんな ぐでんぐでんに 酔っ払っているんですもの」

シスター「お連れの人から聞いたのですが 樽の中で とんでもなく楽しんでらしたとか……。
     ここは名もない海辺の修道院。 どうか 二日酔いが治るまで ゆっくりしていってくださいね」


俺「・・・・・・・おぇ  みんなを 探そう・・・」ヨロヨロ

ヘンリー「・・・・・・」

俺「お  ヘンリー・・・ 海なんか眺めて どうした?」トンッ

ヘンリー「んげぇええええええ」オロロロロロロ

俺「うお!! だ、大丈夫か!!!!!!!」

ヘンリー「よ、よせ・・・大声だすんじゃな んげぇええええええええ」ゲロロロロロロ


俺「・・・・ヘンリー!!!ヘンリー!!!!」

へんじがない… ただの しかばねの ようだ。


俺「・・・他のやつらは・・・・・?」

マリア「んげぇええええええええ」

ヨシュア「んげぇえええええええ」



シスター「んげぇえええええええ」

パパス「わっはっは もらいゲロとは なさけない!!」


俺「・・・・・・悪夢だ」

地獄のような 一日が 過ぎていった……。
そして 夜が明けた……。

テーレーレーレーレッテッテー




※本作中に未成年が飲酒するシーンがありますが、未成年者の飲酒は法律でかたく禁止されています
ストーリー上のフィクションですので いくら俺がかっこいいからといっても、絶対に真似しないでください

<朝>

ヘンリー「よぉーし!!ヘンリーさま 完全復活!!!!!」


ヨシュア「私は まだだめだ・・・あたまが・・・割れる・・・・・・・」

マリア「んげぇええええええ」


パパス「しかし 樽の中での宴は楽しかったな! まさか 逃亡生活がこんなにも充実しているとは・・・
    また経験したいぞ!わっはっは」

俺「まあ・・・楽しかったのは同意だが、アルコールは禁止だな
  ん?いつの間にか 着替えている・・・・・」

若シスター「そうですわ。その服は あなたが持っていた荷物に はいっていたものです。
      前の服は あまりにボロボロだったので 着がえさせて もらいましたのよ。ぽっ……。
      あと これも荷物の中に はいっていましたわ」


俺は ビアンカのリボンを手に取った。
俺は ゲレゲレのことを 思いだした……

俺「ゲレゲレ・・・あいつは今 どうしているのだろうか」

パパス「なぁに、きっと今頃立派な魔物になって 人々を食い殺しているだろう 心配するな」

俺「・・・・・」

ヘンリー「な、なあ それより あんまり長居するわけにもいかないと思うぜ?
     だって俺たちには ドレイを開放するって 重大な役目が あるだろう?」

俺「そうだな・・・・・俺たちが今いる正確な位置の把握を優先的に行うか
  ヘンリー パパス 旅支度を整えろ。すぐに出発する」

ヘンリー「ああ、わかった といっても 俺は荷物なんてなにももってないけどな
     世話になった人たちに 挨拶してくるぜ」ダッ

パパス「私は荷物をとってくるとしよう」テクテク



シスター「やはり いってしまうのですね。
     なんでも ドレイを救う旅とか。
     北にある 大きな町でなら 何か 分かるかもしれませんね。
     どうか お気をつけて」

ヘンリー「ありがとう。 お世話になりました」

さるよけ

ヨシュア「きみたちのあかげで 私もマリアも助かることができた・・・
     この恩は 一生忘れないだろう」

マリア「んげぇえええ……本当に いろいろ ありがとうございました。
    私は ここに残り 多くのドレイの皆さんのために 毎日 祈ることにしました。んげぇ
    そして みなさんが 無事でいられるようにも……。
    どうか お気をつけんげぇええ…」

ヘンリー「ありがとう 元気でな!!
     あとこれ・・・つまらないものかもしれないけど 受け取ってくれ!」


ヘンリーは マリアに エチケットぶくろを てわたした!!

マリア「まあ・・・ありがとうございます!!」

ヘンリー「吐いてるキミも すてきだZE☆
     あばよ!!!!」タッタッタッ

マリア「…ぽっ」

支援ありがとう




ヘンリー「俺!おまたせ!!」

俺「あいさつはもう済んだのか?」

ヘンリー「ああ、ばっちりだぜ お前も 挨拶ぐらいしてこいよ」

俺「永遠の別れじゃねーんだ。会いたくなったらまた来ればいい
  ま、俺はならねえけど」

ヘンリー「そうだよな・・・!!」



パパス「またせたな!長旅になると思ったので 酒の種類を厳選していたら おもいのほか時間がかかってしまった!」

俺「・・・・・・」

ヘンリー「酒しか荷物ないのかよ・・・」

パパス「わっはっは!!」

俺「まあいい。では行くぞ
  世話になったな シスター」

シスター「俺 あなたは もう大人です。これからは 自分の道を 自分で見つけなくては ならないでしょう」

パパス「父である私もパーティにいるんだがな!わっはっは」

シスター「しかし 神さまが 見守ってくれていることを わすれないでください。
     俺の旅に 神の ごかごが あらんことを」

俺「ふん 心にもないことを
         ・・・・・・ありがとよ」


ヘンリー「さあて いこうぜ!」

パパス「うむ!!」

スライムが あらわれた!
俺「覇ぁ!!!」
ガスミンクが あらわれた!
パパス「ぬん!!」
ブラウニーが あらわれた!
俺「覇ぁ!!!」
ベビーニュートが あらわれた!
パパス「ぬん!!」
まどうしが あらわれた!
俺「覇ぁ!!!」
さんぞくウルフが あらわれた!
パパス「ぬん!!」
クックルーが あらわれた!
俺「覇ぁ!!!」
エビルアップルが あらわれた!
パパス「ぬん!!」

ヘンリー「・・・この旅に 俺って必要?」

俺「町についたみたいだな」

ヘンリー「ずいぶんにぎやかな ところだな!!」

パパス「愚民どもの娯楽がある 町なんだろう
    ドレイ候補が わんさかいるぞ」

ヘンリー「なあ・・・こいつ本当に大丈夫なのか?」

俺「多少不安だ が、まあ多めにみてやってくれ・・・・・
  おい ここはなんという名の町だ?」

男「兄さんたち ここは初めてかい?
  ここは 誰もが夢を抱き やってくる オラクルベリーの都だ」

パパス「オラクルベリー・・・ふむ 聞いたことないな  どうやらサンタローズからは かなり遠いらしい」

俺「この世界の地理状況がまったくわからねーが・・・おそらくサンタローズとは違う大陸なのだろう」

パパス「そのようだな さて どうしたものか」

ヘンリー「もっと話をきいてみようぜ
     それに 誰もが夢をいだいてやってくる都なんて 気になるじゃないか!!」


若者「やあ 負けた 負けた! 人生 やっぱり 楽をして かせげないもんだなあ」

娘「あたし 踊り子になりたくて この町に やってきたの。
  きっと トップダンサーに なってみせるわ」クルッ




俺「なるほど・・・ざっと聞いて回ったが やはり俺たちがいた大陸とは離れた場所のようだ」

ヘンリー「そうみたいだな あまり有益な情報も なかったし・・・長居は無用かな」


俺「ところで・・・パパスのヤロウはどこだ?」

ヘンリー「え? ・・・あれ いつのまに いなくなったんだ!?」

俺「ちっ いい年して迷子かよ つくづくお荷物なやつだ
  しかたねえ・・・探しにいくぞ」

ガチャ

俺「失礼する ここに片乳を出したひげ面のおっさんが来なかったか?」

老婆「? そんなやつがわしの前にあらわれたら 襲ってしまうわい」

俺「そうか 邪魔したな」クルッ


老婆「まちな  わしは この町では ちょっと 名の知れた 占いババじゃ。
   本当は 夜しか 占わぬが おぬしは なかなかの男舞前で わしの好みだから いいことを 教えてあげるぞえ。」

老婆「巨大な闇の手が この世界を のみこもうと しておる!
   信じる 信じまいは おぬしの勝手じゃがな……。 ふぁっふぁっふぁっ」

ヘンリー「そんなこと急に言われても・・・なあ?」

俺「俺は信じるぜ。確かに嫌な予感がする  つっても俺にとっちゃ願ってもないことだがな(クックック)
  教えてくれてありがとよお姉さん じゃあな」

老婆「お姉さん…じゃと///」ポッ

ヘンリー「にしてもパパスさん まじでどこいったんだ?
     ん?地下へ通じる 怪しげな階段・・・ パパスさんが いるかもしれない。行ってみようぜ」

ザッザッザッザッ

老人「わしが 有名な モンスターじいさんじゃ。」

ヘンリー「今度はジジイかよ・・・」

ヘンリー「ふむ……。おぬしは なかなか するどい目を しておるな。
   しかも ふしぎな目じゃ。もしかすると おぬしなら モンスターですら 改心させ 仲間にできるかも知れんの」

俺「ほう?」



老人「なに? それには どうしたら いいかだと? よろしい 教えてしんぜよう。
   まず 馬車を 手に入れることじゃ! そして……
   憎む心ではなく 愛をもって モンスターたちと戦うのじゃ。
   その おぬしの心が通じたとき モンスターは むこうから 仲間にしてくれと いってくる じゃろう。
   もっとも 彼らは 自分より 強い者しか尊敬しないから 仲間になりたいというのは こっちが勝ったあとじゃがな」

俺「ふん、モンスターを仲間にする気はさらさらない が・・・ 馬車か。そいつがあれば旅は楽になりそうだな

  あと言っておくが 俺はもともとやつらを憎んでなんかいない。生きとし生けるもの全ての命は平等だと考えているからな
  それからもうひとつ・・・俺より強いモンスターなど 存在しねえよ(ニマァ)
  じゃあな」

ザッザッザッザッ

俺「ここもハズレか・・・あのヤロウ・・・・・手間かけさせやがって
  どこを探せばいいってんだよ クソ」

ヘンリー「そういえば入り口付近に カジノがあったけど まさか・・・」

俺「いや あいつもそこまで落ちぶれちゃいないだろう。 あれでも俺の・・・親父なんだからな」

ヘンリー「そうだよな・・・!
     でもよう、カジノってたぶん 世界中から人が集まるんじゃないか? だったらすごい情報を 聞けるかも!」

俺「確かに・・・。賭け事に興味はないが、行ってみる価値はありそうだ」

ヘンリー「やりっ!! おれ 一回でいいから カジノに行ってみたかったんだ!!!」

俺「一度ギャンブルにハマれば全てを搾取される・・・人生までもな
  そんなのは愚か者のすることだ。それだけは肝に銘じておけ」

ヘンリー「おう!!おれは 愚か者なんかじゃないからな!!」

俺「よし では行くぞ」

<カジノ>

バニー「ようこそ カジノへ。ここでは コインしか つかえません。
    そこの キャッシャーで コインを 買ってくださいね」

ヘンリー「ちょっとだけ・・・な!ちょっとだけ!」

俺「てめーの金だ 好きにしろ」

ヘンリー「ひゃっほう!!! おねーさん、50枚ちょうだい!!」


俺「ったく ガキだな・・・
  さて 俺はCOOLに情報収集でもするか」

<BAR>

マスター「いらっしゃいませ」

俺「マスター、一杯くれ」ドカッ

マスター「かしこまりました。何をお作りいたしましょう?」
     

俺「酒はダメなんで、オレンジジュースください」

マスター「あ・・・はい
     お兄さん、調子はどうです?勝ってますか?」

俺「いや 俺は付き添いで来ただけだ 賭けはやらねえ」

マスター「そうですか  せっかくカジノがある町に来たのに それじゃあ たいくつでしょう?」

俺「ああ・・・なにか面白い話でも聞かせてくれよ」

マスター「そうですね・・・
     お客さん、伝説の勇者って 知っていますか?」


俺「伝説の 勇者・・・?」ズズズ・・

マスター「ええ、なんでも 世界を 闇が むしばむという ウワサが あるみたいですが
     その闇を うちやぶる 伝説の勇者が 現れるとか 現れないとか・・・

俺「ほう・・・?」(片眉をつりあげる)

マスター「どちらも あくまで ウワサですけどね
     そういう人が ホントに 出現するか どうか……。
     私は 出現するほうに コイン1000まい かけてるんですよっ」

俺「ふぅん? ならば俺も賭けよう」

マスター「おっ お客さん 初ギャンブルですか!! して 何に何を賭けるんです?」

俺「光と闇・・・共に出現する方に賭けよう
  俺の人生を!!!!!」バン!

マスター「・・・!!!!
     はっはっは いや お客さん あなた 生粋の ギャンブラーですな!
     きっと この町で うまくやっていけますよ!」

俺「勘弁してくれ(クックック)
  ありがとよ 面白い話だったぜ」チャリン

マスター「あ、それからもう一つ これもタイムリーな話なんですがね
     今日 とんでもなく大負けした人がいるそうですよ!! ほかのお客さんの話を聞くかぎり
     なんでも 片乳を出した変態だとか。そういう人を見かけたら 近づかないことですね」

俺「なん・・・だと・・・・・・・・?」





すんませんちょっとだけ外出するのでもしよろしければ保守お願いします

両乳だしたハッサンに5の世界は早すぎたようだ・・・

保守

保守ありがとうございます




俺「ちくしょう・・・パパスのアホめ・・・・・まさか本当にカジノに来ていたとは
  しかも大敗だと? 一刻も早くあのアホを連れてこの町を出よう」

ヘンリー「あ、俺!!! 結局全部 スっちまったよ・・・クソ ぜってー遠隔だ」

俺「そんなことより やべえことを聞いちまった
  ここにパパスが来ていたらしい・・・ いや、ひょっとすると まだいるかもしれん」

ヘンリー「パパスさんが・・・?
     ん?!なんだか モンスター闘技場の方が 騒がしいぞ まさか・・・
     俺!行ってみよう」

俺「Shit...嫌な予感しかしねえぜ」

パパスさんフリーダムすぎるwwwwwww

パパス「おらっそこだ!!!!やれ!!!!ああ!!おいコラ!!!負けたらぶっ殺すぞ!!!!」

ディーラー「お、お客様!大声を出すのは やめてくださいと なんども・・・」

パパス「ええい やかましいぞ!! 私が賭けたモンスター、さっきから 一度も勝っていないぞ!!
    八百長でも してるんじゃないのか!んん!?」

ディーラー「そのようなことは決して・・・(大穴狙いでスライムにしか賭けてないんじゃ 勝てるはずないだろ)」

パパス「ああっ そうこうしているうちに また負けやがった・・・
    ええい もう我慢ならん!!!」ダッ


なんと パパスが せんとうに くわわった!!!

魔物のむれは おどろきとまどっている


パパスの こうげき!
パパスの こうげき!


パパス「わっはっは!!哀れなスライムに代わって 私が相手だ! 全員たたきつぶしてやる!」


パパスの こうげき!
パパスの こうげき!
ドゥクシ!ボガッ!ムテキビーム!


ヘンリー「予想以上にひどい有様だな・・・」

俺「次ゲマに会ったら 返してやろう」

ヘンリー「それが一番かもな この世界にとっても あいつにとっても」

ディーラー「だれか 助けてくれーーーー!!」


俺「っと。 尻拭いにでも行ってくるか」シュンッ

ヘンリー「オーケー 頼んだぜ」


パパス「ぬわっはっは!!!!死ね!死ぬのだ!!!」

シュンッ

俺「・・・・・」

パパス「おお!俺じゃないか!! どうだ お前も一緒に 闘技場で戦うか?」

俺「てめえ・・・『覚悟して来てる人』だよなァ・・・

  モンスターを「始末」しようとするって事は、 逆に「始末」されるかもしれないという危険を
  常に『覚悟して来ている人』ってわけだよな・・・・・?」

パパス「なにを言って・・・」


俺「オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ!!!」ドゴドゴドゴドゴッ

パパス「うがげごがごぎご」

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ!!!」

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ!!!」

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ
  オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ
  オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ」

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレ、オレェエエーーーーーーーーッッ!!!!!!」バゴォーン!!

パパス「ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!!!」



俺「人に迷惑かけんじゃねえよ ボケが」




ディーラー「あ・・・あ・・・・・・」パクパク

俺「連れが邪魔したな。こいつは連れて出て行くから安心しな」グイッ

パパス「」

俺「いくぞ ヘンリー」

ヘンリー「あ、ああ・・・

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ
  オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ
  オレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレオレ」

俺「オレオレオレオレオレオレオレオレ、オレェエエーーーーーーーーッッ!!!!!!」バゴォーン!!

パパス「ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!!!」



俺「人に迷惑かけんじゃねえよ ボケが」




ディーラー「あ・・・あ・・・・・・」パクパク

俺「連れが邪魔したな。こいつは連れて出て行くから安心しな」グイッ

パパス「」

俺「いくぞ ヘンリー」

ヘンリー「あ、ああ・・・

俺「やはりギャンブルにハマると ろくなことにならんな」

ヘンリー「(パパスさんはもともとろくでもない人間だったけど)」

俺「しかしこいつを担いで旅を続けるのは大変だな・・・チッ どうしたものか」



男「オーーイ!!にいさんたち!!ちょっと待ちな!!」

ヘンリー「ん?俺たちに言ってるのかな?」

俺「なにか用か?俺ぁ一刻も早く こんな町出たいんだ。邪魔をするな」

男「まあそう言うなよ。あんたらにいい話があるんだ!
  俺はこの町で オラクル屋って店をやってるんだがよ・・・」


男「お前さん 旅の人だろ? だったら 馬車のひとつも 買ってみないかい? そんな大男を担いで 旅するのは大変だろう?」

俺「ほう・・・ そいつは確かにありがたい話だ
  が、残念ながらギャンブル狂のクズどものせいで こっちは一文無しなんだ」ギロッ

ヘンリー「わ、わるかったよぅ・・・」

しかしむさくるしいパーティだなww

男「金のことなら心配しなさんな!
  3000Gと いいたい ところだが まけにまけて 無料でさしあげよう!」

俺「・・・どういう風の吹き回しだ?なにを企んでいる」

男「なぁに さっきのカジノでの暴動 ちょっくら拝見させてもたってよ。あんたの強さに惚れちまっただけさ
  さ、俺の気が変わらんうちに 持っていきな!」


俺「そういうことなら ありがたくいただこう。すまんな」

男「へっ いいってことよ そのかわりと いっちゃあなんだが またこの町に来てくれよ!
  いちファンとしての 頼みだ」

俺「・・・ああ、わかった」

男「じゃあな兄さんたち! いい旅を!」タッタッタッ

俺「なにはともあれ 必要なものは揃った
  行くぞ」

ヘンリー「応!!」




ヘンリー「とはいったものの・・・どこへ行けばいいんだろうか」

俺「この辺りの地理がわからん故に 目的地が定まらんが・・・
  パパスも気絶したままだ。  のんびり行こうや」

ヘンリー「了解、ボス」

いいよー

はよ

パパス「おう >>1!目がさめたようだな」俺「・・・あ?」

保守ありがとう!すまん知らない間に寝ていた
再開します



―――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――――――

ヘンリー「ひぃひぃ・・・いったい・・・・・いつまで・・・・・歩くんだ・・・?
     もう 辺りは まっくらだぞ・・・・・ひぃひぃ」

俺「むぅ、やはり闇雲に歩くだけではだめか・・・
  今夜は野宿だな」

ヘンリー「ええー!冗談じゃないぜ ドレイだったころでも 天井のあるところで寝てたってのに――――
     あ!!おい、みろよ あっちの方向!!あれは・・・!」

俺「ん?   あれは・・・・・
  光だな」

ヘンリー「あそこに 町か村があるってことだ!!!!ひゃっほう!!野宿せずにすんだ!!
     俺ーーーいくぞ!!!」ダッ

俺「やれやれ、いつまでたってもガキだな
  俺たちはのんびり行こうぜ、馬王(まおう)」

馬「ヒヒーン」

俺「この名が気に入ったようだな(クックック)」

パパス「おう >>1!目がさめたようだな」>>1「・・・あ?」

ヘンリー「村だぁーーーーーーーーーー・・・・・

     ・・・・・こ・・・これは・・・!!」

俺「ひでえ有様だな 荒れ果ててやがる」

ヘンリー「魔物に・・・襲われたのかな?」



俺「・・・・・」(顎に手を当てしゃがみこむ)

俺「いや違うな
  見ろ、ここにある複数の足跡・・・規則正しく並んでいる。これは兵隊が通った跡だ
  それにこの型・・・靴底に円板がついているようだ どんな道でも滑らないよう工夫されたもの、主に兵士用として使われる靴だな」

ヘンリー「じゃあこの村・・・・人間に襲われたのか!!?」

俺「人間とは愚かだな・・・どこの世界でも」

馬「ヒヒン・・・」

俺「こんな状態じゃ 人はいないだろうが・・・
  探すだけ探してみるか」

ヘンリー「・・・・・・ああ」



俺「教会か・・・」

ヘンリー「中に入ってみよう。誰かいるかもしれない!」

俺「淡い期待を抱くな。余計につらいだけだぞ」

ギィイ・・・

俺「な?誰もいねえだろ?」





シスター「誰!?」

ヘンリー「・・・」ドヤァ

俺「チッ」

ヘンリーさんェ・・・

シスター「旅の方でしたか  どうぞゆっくりしていってください。といっても 今は何もありませんが…
     その昔 ここは とても 美しい村でしたのよ。
     しかし ある日 ラインハットの兵士たちが 村を焼き払いに来て……。
     ひどい! ひどいわ! (プルプル)
     パパスさんのせいで 王子様が 行方不明になっただなんて!」

俺「(間違ってはいない)」

シスター「あら ごめんなさい。 あたしったら 急に とりみだしたりして……。見ず知らずに人に パパスさんの話をしても しかたなかったですわね……
     え? パパスさんを知ってる? あなたの父親ですって!? そんなっ……!」

俺「ったく この俺を忘れるとは 年をとったもんだな あんたも」ヤレヤレ

シスター「でも その憎たらしい話し方…確かに あの時の坊やのおもかけが……。
     俺! 俺なの!?
     こんなことって……。 こんなことって……。 ああ 神さま!
     パパスさんが死んだのは 残念だったわね……。でも負けちゃだめよ!強く生き―――」



パパス「ん?私がなんだって!?」バッ

シスター「ひぃ!!!馬車からパパスさんの 亡霊が!!!!」ガクガク

ヘンリー「とんでもなく いいタイミングで 目覚めたな・・・」

パパス「わっはっは このパパス おいそれとは気絶するものか」



俺「そんなことより ここはサンタローズだったのか・・・
  ひでぇ有様だな」

パパス「まったくだ・・・ラインハットのゴミどもめ、そう簡単に死ねると思うなよ」ワナワナ

俺「八割七分五厘お前のせいだけどな」

ヘンリー「・・・・・」

俺「国の様子が 気になるか?」

ヘンリー「・・・ああ。デールが こんなひどいことを するとは思えない・・・
     きっと なにか 裏がある。そう思えて ならないんだ」

俺「俺も同感だ。どうもひっかかる・・・


  だがまあ、心配するな。あのガキはお前と違って優秀だ」

ヘンリー「なんだよそれ! まるで 俺様が 優秀じゃないみたいな 言い方だな!」

俺「くっくっく 冗談だ。  さあ もう少しサンタローズを探索して、ラインハットに向かうぞ。事実はこの目で見て確かめるもんだ」

ヘンリー「ああ
     ・・・ありがとよ 俺」ボソ

http://i.imgur.com/Dpt7LrF.jpg

支援

>>504
今週一ワロタwwwwww




パパス「やはり 男同士の友情って いいものだな
    サンチョ・・・・・・ はっ!!そうだ!ここがサンタローズなら 家に行ってみようではないか!!
    ひょっとすると サンチョがいるかもしれん!!」

俺「? 誰だそりゃあ」

パパス「サンチョを忘れただと!?
    まあいい、顔を見れば思い出すだろう  確か最後に見たのは、家でウワゴトをブツブツ言っていたときだったはず
    運がよければ まだウワゴトを言っているかもしれん!!」

俺「!!(思い出した! ごちゃごちゃとうるさかった サンチョのヤロウか
  しかし俺がマヌーサをかけたのは10年前だ。あのアホでもさすがに解けているだろ
  さすがに・・・な)」

<俺の家>

パパス「10年ぶりの我が家だ! といっても 本当の我が家ではないがな(ボソッ)
    サンチョ!!このパパスが戻ったぞ!」ガチャ


シーン

パパス「むう・・・やはり いないか。」

俺「視聴者の期待をたまに裏切るのが見所  ってか(ククク)」

パパス「あのサンチョなら 10年程度なら私を待っていると思ったのだが・・・・・
    いや、たまたま夕飯の買い物に 出かけているだけかもしれん!」

俺「平和堂にか? ふん くだらぬ希望は捨てることだ。あんなやつ いてもいなくても変わらん」

パパス「いいや 私はあきらめん!!ドレイ無き今 こき使えるのは あいつだけだからな!!なんとしても 見つけ出す!! 
    村中くまなく探すぞ!!ついてこい!」

ヘンリー「・・・・・」

俺「・・・・・」

ヘンリー「なあ そろそろ 楽にしてやったほうが いいんじゃないか?」

俺「俺もそう思い始めた・・・」

ヘンリー「そのときは息子のお前に任せるよ とりあえず今は好きにさせてやろうぜ」

俺「・・・・・ああ」


パパス「サンチョー!おーい サンチョーー!!!おとなしく出て来い!!!
    ほら お前たちも サンチョを呼ぶのだ!」


俺「いい歳して大声出すなよ 恥ずかしい・・・
  聞き込みの方が効率的だと思うぜ? ま、無駄であることに変わりはないが
  おい爺さん ちょっといいか?」

老人「はて? どちらさま だったかのう……?」

俺「ん?“どちらさま だったか”ということは 俺のことを覚えているのか?
  俺の名前は俺。10年ほど前に この村に住んでいたんだが・・・」

老人「なんと! ハパスどのの 息子の 俺か!
   おお! おお! 大きゅうなって……。 立派に なったのう……。
   して パパスどのは?」


パパス「このとおり ピンピンしているぞ!」

老人「え?生き・・・え?あれ?台本と違う・・・」

パパス「台本だと? わっはっは ボケているな!!
    その様子では 今でも鍋の中身を食ったのに『わしゃ知らん!』とか言っているのだろう?わっはっは!」

老人「わしゃ 食べとらんぞ!!!!」

パパス「ところで 老人。サンチョはどこにいるか 知らないかね?」

老人「サンチョどの・・・おお なつかしい名前じゃ・・・・・
   この村が ラインハットの兵士に 襲われてから 姿を見ていないが・・・」

俺「な?」

パパス「‘この村には’いないだけだ!!」

ヘンリー「珍しく食い下がるなぁ・・・どんだけドレイがほしいんだよ」


パパス「他に サンチョのことを知っている人間を あたってみるとするか」

俺「俺はパスだ。はっきりいって興味ない  聞き込みなら一人でやるんだな」

ヘンリー「右に同じってとこだな」

パパス「むむむ・・・まあよい!ではお前たちは チャリ走でもして 適当に時間をつぶしていろ」タッタッタッ

俺「さて、俺たちはどうする? この村でやることなんて 特にないぜ?」

ヘンリー「なにか 役に立ちそうなものは ないかな?」


老人「そういえば あの当時 パパスどのは 洞くつのなかに 大切な物をかくしていたようじゃ。
   なん年もたっているので どうなってるかは知らんが きっと まだあるはず! 気をつけて調べなされよ。」

俺「パパスの大切なもの ねぇ・・・ おもしろそうじゃねーか」ニマァ

ヘンリー「それ探し出して あいつに見せてやろうぜ!! なんだか知らないけど きっと 驚くだろうよ」

俺「暇つぶし程度にはなりそうだな よし 洞くつ探検といくか」

<洞くつ>

俺「ふっ ここは10年前となんら変わっちゃいねえな」

ヘンリー「へー 懐かしいか?」

俺「バーカ 昔馴染みが住んでいる町ならまだしも、ただの洞くつだぞ?
  思い入れもクソもねーよ」


テテテテテテテテテーテ

ヘンリー「うわ!魔物だ!!久しぶりに!」

俺「なに・・・?敵だと?(確かに殺気は抑えているが、俺の威圧感《プレッシャー》は感じるはず・・・
  ましてやここのモンスターは 俺の威圧感《プレッシャー》を一度覚えているだろう。なのになぜ・・・・・?)」

スライムが あらわれた!

ヘンリー「うへえっ スライムかよ 一撃でのしてやろうぜ」ブンッ

俺「スライム・・・?
  ヘンリー 待てぃ!!!」

ヘンリー「な、なんだよ俺・・・・・どうしてやらせない・・・?!」

俺「そいつにちょっと聞きたいことがある」

ヘンリー「スライム相手に 何を聞くっていうんだ?
     バカバカしい!俺は今 遊ぶぞ!」


俺「ヘンリーーー!!俺の言うことが聞けんのかァア!!!!!!!」クワッ!!

ヘンリー「ビクゥ!! あ、す、すまねえ・・・」ガクガク

俺「よぉ。お前あのときの無脊椎野郎だろ?」

スライム「ピキー!おぼえていてくれたんだね!」

俺「ああ、もちろんだ。元気だったか?俺のプレッシャーを感じて出てきたんだな
  ほら 再会の握手だ」ガシッ

スライム「ボクはげんきだったよ! キミのほうはどう? このせかいに なれてきたかな?」

俺「ああ。それなりに満喫もしている(ニマァ)」

スライム「それはよかった! で、10年ぶりにここへきたワケは?」


ヘンリー「(スライムと握手するときはあの頭の突起をにぎるのか)」
   ・
   ・
   ・
   ・

俺「というわけなんだ」

スライム「へえ。くろうしてきたんだね。 そういえば10年前に キミのお父さんがなにかを持って このどうくつにきたよ
     たしか あっちの階段を おりていったはず」

俺「ありがとよ 無駄に歩き回る手間が省けた。」

スライム「でもその先は きょうぼうなまものがいっぱいいるんだ
     気をつけてね!」

俺「おいおい、俺を誰だと思ってんだァ?」

スライム「それも そうだね!!」

俺「じゃーな。問題が解決したらまた遊びにくるぜ」(ウィンク)


ザッザッザッザッ

ヘンリー「まるで迷路だな・・・誰の手も加わらないで こんなのができるなんて 自然の力ってスゲー」

俺「自然ほど偉大な創造主はいない。人が崇める神とはまさに自然そのものなのだ」

ヘンリー「へー」


ヘンリー「それにしても ここにきて出てくる魔物が最初のスライム一匹だけって なんだかなぁ・・・
     凶暴な魔物がいっぱいだって 言ってたのに」

俺「不満か? 無駄な争いが起こらなくて いいじゃねーか」

ヘンリー「でもよぉ やっぱり自分の実力を試してみたいぜ
     俺はまだまともに戦ったこと ないんだし。  そうだ!」ゴソゴソ

保守支援ありがとう




俺「どうした?」

ヘンリー「へっへー まもののエサ! なっ ちょとだけ自分の力を試してみてもいいだろ?」

俺「くだらねぇ」

ヘンリー「そういうなよ な?な?頼むよ~」

俺「・・・ちっ 好きにしろ」

ヘンリー「やりっ!! そ~れ魔物ちゃん エサだよーー」ポイポイッ

テテテテテテテテテーテ

メタルスライムが あらわれた!

俺「・・・・・!!」(目を見開く)

ヘンリー「うわあ!!すっげえ!メタルなスライムだぞ!
     でも所詮スライムの亜種だし、こいつには余裕で勝てそうだな」

ヘンリーの こうげき!
ミス!
メタルスライムに ダメージを あたえられない!

ヘンリー「え?」

メタルスライムの こうげき!
ヘンリーは 24の ダメージを うけた!

ヘンリー「ぐあっ いてぇ!も、もう一度だ!!」

ds版か?

>>541
DSリメイクは未プレイなので一応PS2が軸になってる



ヘンリーの こうげき!
ミス!
メタルスライムに ダメージを あたえられない!


ヘンリー「こ、こいつめちゃくちゃ硬いぞ!!!それに なかなか強―――」
 
メタルスライムの こうげき!
ヘンリーは 25の ダメージを うけた!

ヘンリー「ごふっ く・・・くそう・・・・・・だ、だめだ」バタッ

メタルスライム「トトメダ」

メタルスライムの こうげき!
なんと 俺がヘンリーをかばった!
ミス! 俺は ダメージを うけない!

メタルスライム「!!」

俺の こうげき!

メタルスライムに 351の ダメージ!!
メタルスライムを やっつけた!

ヘンリーは レベル2にあがった!
ヘンリーは レベル3にあがった!
ヘンリーは レベル4にあがった!
ヘンリーは レベル5にあがった!
ヘンリーは レベル6にあがった!

ヘンリー「お・・・俺・・・・・」

俺「ったく 敵の強さもわからねーで挑むのはバカだけだ。」

俺は べホマを となえた!
ヘンリーの キズが かいふくした!

ヘンリー「ふぅー 助かった。こいつぁいいぜ
     ごめんよ、あいつがあんなに強いだなんて 思わなかったんだ」

俺「敵の強さがわかるのも強さのうち だ
  これに懲りたらさっさと行く―――」

ヘンリー「うわ!レベルが一気に5も上がってる!あいつとんでもない経験値持ってるんだなぁ!!
     よーし メタル狩りの始まりだぁあ!!!ひゃっほう!」ダッ

俺「・・・・・愚かな」フルフル

――――――――――――

ヘンリー「さて いよいよ最深部って感じだな」ムキッ

俺「・・・そうだな」

ヘンリー「パパスさんはいったい 何を隠したんだろう」ムキッ

俺「・・・・・そうだな」

ヘンリー「おいおい なんだよその冷たい反応」ムキキッ

俺「・・・・・・いちいち筋肉を見せ付けてくるんじゃねーよ うっとうしい」

ヘンリー「だってよお レベルが一気に30まで上がって調子良いんだぜ?」

俺「はいはいわかりましたすごいですね
  オラ てめーの経験値稼ぎで時間食ってんだよ!!とっとと来い!!!」

所々にDBのセリフがあるのがDB好きの俺にはたまらん

ヘンリー「ん!?なんだか 明らかに怪しい小部屋だ」

俺「ここだけ人為的に作られたものだな。どうやらようやく着いたみたいだ」

ヘンリー「おい あれ見ろよ!!」

俺「ん?」


俺は 足もとを 調べた!
なんと!てんくうのつるぎを 見つけた!
俺は てんくうのつるぎを
手に入れた。

ヘンリー「こ、これは・・・・・!!!伝説の 勇者だけが装備できるという 天空のつるぎ・・・!」

俺「ふん・・・必要なのは己の肉体のみ。武器に頼るのは弱さの証だ」

ヘンリー「そりゃお前が バカみたいに強いからだろー・・・
     ん?まだなにかあるぞ」


俺は 足もとを 調べた!
なんと!パパスのてがみを 見つけた!

俺「うわっ・・・・・・」

ヘンリー「うわ・・・・・・」

俺「嫌な予感しかしねえが・・・・  読まなきゃだめか?」

ヘンリー「一応 な?頼むよ」

今の落ちぶれたパパスを見ればそんな反応にもなるわな

俺は 嫌々パパスの手紙を 読みはじめた。

 (哀愁のBGM)
“俺よ。お前が これを読んでいるということは なんらかの理由で 私はすでに お前のそばに いないのだろう。
 すでに知っているかもしれんが 私は 妻のマーサを探しだすため 旅をしている。

 私の妻 お前の母は ある日を境に 突如姿を消した。
 それは あろうことかお前が生まれた日なのだ。
 あの日のことを思い出しても 原因はまったくわからない。

 お前も知っての通り 私の名はパパス。そして母はマーサという。
 偶然か必然か、これは父親という意味の《パパ》と母という意味の《マザー》に酷似しているではないか。
 そう考えた私はお前の名を、息子と私の名にちなんで《ペニス》と名づけよう と提案したのだが やけに反対されてな・・・
 どうしても首を縦に振らないので 出生届に無理やり《ペニス》と記入しておいたのだ。

 次の日 マーサは消えていた・・・・・
 

 いったい なぜこうなったのか・・・私には よくわからぬ。

 たぶん妻は 魔界に連れ去られたのであろう。
 こうなったのは きっとお前に付けようとした名前が姓名判断的に良くなかったのだ。
 これ以上不幸になりたくないので やむなく《俺》という名に変更しておいた。

 俺よ!妻を魔界から連れ戻すのだ!

 ちなみに 魔界への行き方は 攻略本を読破したので完璧だ!伝説の勇者なんて探さなくても 大丈夫だぞ!
 魔界の入り口は エルヘブンという町の近くにある。なおマーサはエビルマウンテンにいるらしので 必ずしもエルヘブンに寄る必要はないぞ
 その前に カボチ村というところでフラグを、かつて訪れた妖精の村で伏線をそれぞれ回収しておけ!それからエビルマウンテンへ向かうのだ!
 
 私は 世界中を旅して 天空のつるぎを見つけたが、こんな鉄くずなどなくとも マーサは救えるのだ。
 元の世界をなぞるだけじゃあ つまらないからな!決して手抜きじゃないぞ……。

 俺よ! 数々のフラグを集め わが妻マーサを 助け出すのだ。
 たのんだぞ 俺!


 PS 私がいつも片乳を出しているのは ‘父’にちなんで だぞ!!”


俺は パパスのてがみを破り捨てた。

ヘンリー「こいつはひでぇ。ぐうの音もでねえや」

俺「万死に値する」

ヘンリー「お前ほど周りに恵まれない人間は そうそういないだろうな
     ま、あんまり落ち込むなよ」

俺「安心しろ もうあきらめている
  さあ もうここに用はない。とっとと出ようぜ」


<サンタローズ>

老人「なんと 洞くつで 天空のつるぎというのを 見つけなされたか!
   して そのつるぎは 特に必要ないと。なるほどのう……。
   かつて パパスどのが 時間を無駄にした 最初から攻略本を買っておけばと なげいておったのは その つるぎじゃったのか。
   パパスどのの あんなに くやしそうな姿を見たのは 息子に希望の名をつけられなかったと言っていたとき以来じゃのう」

ヘンリー「頭の悪い女並の執着心だな。名前に関しては」

パパス「おーい サンチョはどうやら 別の大きな国へ移り住んでいるらしい!!
    ここから近くて大きい国といえば ラインハットだ!!きっとそこにいるぞ!

    ん?何の話だ?私も仲間に入れてくれ」

駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・

俺「Shut the fuck up!!黙ってろ!!」

俺は メダパニを となえた!
パパスは こんらんした!

パパス「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」

俺「ふん・・・しばらくはそうしててもらうぜ ボケナス」


ヘンリー「黙ってはないけど・・・まぁいいか」


ヘンリー「さて隊長、これからの予定は?」

俺「・・・・・・・

  ラインハットへ向かう」

ヘンリー「!!  パパスのためにか?」

俺「ちげーよ! ま、利害の一致ってやつだ
  お前はラインハットの様子が気になる。パパスはサンチョを探したい
  そして俺は お前らの願いを聞き入れてやりたい。ただそれだけだ」ニマア

ヘンリー「・・・粋なまねしやがって へへっ」

俺「ふっ」

パパス「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」

パパス・・・

ヘンリー「サンチョサンチョうるさいのも鬱陶しいけど これはこれで・・・」

俺「癇に障るな。だが俺の命令には忠実だぜ?
  おらパパス 行くぞ」

パパス「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」テクテク

ヘンリー「おお ちゃんとついてくる・・・」

俺「ハウス!!」

パパス「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」ササッ

ヘンリー「おお 馬車の中に入った!!
     すげーよ 俺!」

俺「まぁな(ニヤリ)
  さて 行くか・・・お前のふるさと、ラインハットへ!」

シスター「待って 俺!」

俺「ん?なんだ?何か用か?」

シスター「もしかして 伝説の勇者さまを さがしだす旅に出るの!? 本気なの?」

俺「いや、俺は伝説の勇者など興味――――」

シスター「そうなの……。そういえば昔 アルカパの町で 勇者さまの話を聞いたことがあるわ。
     アルカパといえば 俺のおささなじみのビアンカさんもいたわね。元気かしら」

俺「ちっ この世界のやつらは 相変わらず人の話をきかねーな



  ん?・・・ビアンカ・・・・・?ビア・・・・ンカ・・・」

ヘンリー「知ってるのか?」



俺「いや、記憶にないな。そんなことよりさっさと行くぞ もうすぐ日が暮れる」

ヘンリー「そうだな。 お城は夜になると 閉まるから 日暮れまでに行こう!」

俺「行くぞ、馬王」

馬「ヒヒーン」パカラッパカラッ



ヘンリー「結局 真っ暗になっちまったな・・・・・」

俺「仕方ない、あそこの田舎町に泊まるとするか
  明日は朝イチで出発するぞ」


<アルカパ>

ヘンリー「へー こんなところにも 町があったなんて ぜんぜん知らなかったよ」

俺「なぜか 懐かしい感じがする・・・・・」

ヘンリー「俺 お前、ここに来たことがあるのか?」

俺「わからない。
  だがここで 大事なやつと 出合った気がするんだ」

ヘンリー「ふーん? 町の人間に聞いてみたら何かわかるかもしれないな
     ちょうどあそこに人がいるぞ  おーい!ここは なんて町だい?」

青年「ん?旅の人かい?ここはアルカパの町だよ
   ところで聞いてくれよ。こいつ ラインハットから逃げだしてきたんだぜ。」

ヘンリー「え?ラインハットだって!?」

青年「うわさには聞いていたけど ラインハットのお城が それほどひどくなってるとは 知らなかったな。」

兵士「まいっちゃったよなあ。 わがまま王子がいなくなって 弟が王位をついだと聞いたから あの城の兵士になったのに……。
   実権をにぎってるのは 王さまの母親の 太后さまで これが とんでもないんだもん。 あの城も もう おしまいだな。」

ヘンリー「…………。」

俺「覇ァ!!」ボゴッ

青年「ゲロロォォ!!!!!!!」ビチャビチャ


兵士「な、何をす―――」

俺「むん!!!」メメコォ

兵士「モロロロロロ」ビチチチッ


俺「てめえの忍耐力が足りなかっただけだろーが。それを上のせいにするな
  ヘンリー、こんなザコの言うこと気にする必要はない。きっと何かの間違いだ」

ヘンリー「ああ・・・ありがとう」

俺「さ、宿に行こう。こんな胸クソわりぃ町さっさと出たいぜ」スタスタ

ヘンリー「あれ、宿の前に じいさんが突っ立ってるぞ どうしたんだろう」

俺「Hey、じーさん、どうかしたか?」

老人「わしは 昔この宿をやってた ダンカンさんの知り合いでの。ひさしぶりに会いに来たのじゃ。
   けど ダンカンさんは 身体をわるくして宿屋をやめ はるか海のむこうの山奥の村に引っこしていったらしい。
   あの かわいい娘さんにも 会いたかったのう。ざんねんじゃわい……。」

パパス「ダンカン!!!!!ダンカン!!!!!!!!」バッ

俺「!?」

ヘンリー「うわあ! ど どうしたんだよ!?」

パパス「ダンカン!!オレ シッテル ダンカン トモダチ!トモダチ!!」


俺「バカな、俺のメダパニがもう解けたのか・・・?」

ヘンリー「ダンカン って名前に 反応してるみたいだぜ・・・・・?
     パパスさん、ダンカンって人を知ってるのかい?」

パパス「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」

俺「・・・ただのウワゴトだったみたいだな
  さあ おとなしくしているうちに チェックインしちまうぞ」スタスタ

ヘンリー「そうは思えなかったけどなぁ・・・」テクテク

ガチャ

婦人「いらっしゃい!!」

俺「夜分遅くにすまないな  ・・・ほう。田舎町にしちゃ 立派な宿だな奥さん」
 
婦人「そのほめ言葉は 前の持ち主に言ってやりなよ
   あたしら夫婦は 7年ほど前ダンカンていう人から ここを買いとって 宿をはじめたのさ。」

ヘンリー「またダンカンか・・・」チラッ

パパス「ダンカン・・・ダンカン!ダンカンヘラヘラヘラ、ダンダダダダダンカカカカカカカカモモンジャダンカンダンカンダンカンンカ」

俺「すまない、ちょっと魔物の毒にやられちまったんだ
  他の客の迷惑にならないようにはする」

婦人「お気の毒に・・・ 教会で牧師さまに 治療してもらったほうがいいかもしれないね
   どうぞ 泊まっておゆきよ。周りに客のいない部屋を用意してあげるからさっ
   それに うちに泊まれば なにかいいことがあるかも知れないよっ!」

俺「恩にきる」

ヘンリー「ふぃー。今日はもう くたくただよ
     それにしてもいいことがあるかもしれないって いったいなにがあるってんだろうな?」

俺「客引きの口実だろう、期待しても仕方がない
  それよりもいい寝床にありつけたことに感謝して 今日はもう寝るんだな」

ヘンリー「それもそうだな・・・
     じゃ おやすみ俺、パパスさん。また明日」

俺「Good night.」

パパス「ダンカンダンカンサンチョチョチチチサンチョダンカントモダチサンチョドレイサンチョサササンコン」

テーレーレーレーレッテッテー

俺「ん・・・・相も変わらずよく眠れたぜ。やはり旅をすると疲労がたまり、それが睡眠を促すのか
  ずいぶん健康的になっちまったなァ」クックック

ヘンリー「ふわあ おはよう 俺」

俺「おはよう よく眠れたか?」

ヘンリー「ああ、寝る前はパパスさんがうるさくって心配だったけど、寝付いてからは静かにしててくれたみたいだし。
     ところでパパスさんは?」


パパス「ん?呼んだか?」

なんと パパスが われにかえった!


俺「ちっ」

パパス「なにやら とてつもなく長い夢を見ていた気分だ・・・
    だが朝になって夢も覚めたようだな」

ヘンリー「おかみさんの言ってた 良いことって パパスさんのメダパニが 解けることだったのか・・・・・」

俺「まあでも、あれはあれで鬱陶しかったからなァ
  結果オーライってことにしておこうぜ」

パパス「??」

俺「おい ボサっとしてんじゃねー。ラインハットに向かうぞ!」

パパス「ランハット! なんとも懐かしい響きだ
    し、しかし私が行っても大丈夫か・・・?死刑にされたら嫌だしな・・・
    いやだが私はゲマさまの元右腕。一国を落とすくらいわけない。いまさら何を怖がる必要があるのだ」ブツブツ

俺「ごちゃごちゃうるせーぞ!さっさとついて来い!!」

パパス「ん?兵士が橋を 通せんぼしているようだ」

俺「んなモン顔パスだろ(爽やかな笑顔)
  うっす、お疲れー」スタスタ

兵士「待て!!!ここから先は ラインハットの国だ。太后さまの命令で 許可証のないよそ者は通すわけにいかぬぞ!

俺「あ゛?」ギロッ

兵士「ひっ・・・!」

ヘンリー「まぁまぁ、落ち着けよ俺
     ここは俺に任せてくれ」


兵士「な、なんだキサマは!逆らうというのなら 容赦はせんぞ!」

ヘンリー「ポカリ! えらそうだな トム!」

兵士「あいたた! タンコプが……。 無礼なヤツ!
   何者だ!? どうして 私の名前を???」

ヘンリー「あいかわらず カエルは苦手なのか? ベッドにカエルを入れておいたときが いちばん けっさくだったな。」

兵士「…………!
   そ そんな…… まさか……。」

ヘンリー「そう。オレだよ トム。」

兵士「ヘンリー王子さま!
   ま まさか生きていたとは… おなつかしゅうございます!
   思えば あの頃が楽しかった。今の わが国は……。」

ヘンリー「なにもいうな トム。兵士のお前が 国の悪口をいえば なにかと問題が多いだろう。」

兵士「はっ…………。」

ヘンリー「通してくれるな? トム。」

兵士「はい! よろこんで!」


俺「へーぇ?案外やるじゃねえか」

ヘンリー「これでも王子だからな。元だけど・・・」

俺「なに、国に戻ったらまた皇族として歓迎されるだろうよ」

ヘンリー「そうだよな・・・!
     俺が王様になっても お前たちのことは忘れないから 安心しろよ!」

俺「ったく、急に偉そうになりやがって。そうなったら暇つぶしに裸一貫単身で攻め落としてやるよ」ニマァ

ヘンリー「おいおいやめてくれよ その頃には俺も 可愛い奥さんと幸せに暮らしてるんだからさー」

俺「くっくっく よく言うぜ」


パパス「うむ!なら私も 魔物の軍勢で攻めてやろう!!」

俺「・・・・・」

ヘンリー「・・・・・冗談に聞こえないな」

俺「まったくだ」

ヘンリー「お?なにやら思いつめた顔で川を見つめるじいさんが・・・」

パパス「もし……。 どうか されたか ご老人?」

老人「ほっといてくだされ。 わしは 川の流れを見ながら この国の ゆく末を 案じているだけじゃて……。」

パパス「ふむ……。 あまり風にあたると 身体に 毒ですぞ。では ごめん!」クルッ

俺「この世界の風は少し障気を帯びている。気をつけるこった。じゃあな」クルッ


俺「・・・・・」

パパス「・・・・・」

パパス「今のこのやりとり 10年前にもやったような気が・・・」

俺「ああ 俺も同じことを考えていた
  これはいわゆるデジャビュってやつだな」

ヘンリー「でもよう、二人同時にデジャブを経験するなんて あるのか?」

俺「‘デジャビュ’だ。 確立は低いだろう
  だが、あのジジイが10年も川を眺め続けているよりは 高確率だと思うぜ?」

パパス「うむ、確かにそうだ。10年もの時を経て、今日たまたま同じように再会したとも考えにくい」

ヘンリー「うーーん じゃあやっぱりデジャブなのかなぁ」

俺「デジャビュ」

パパス「まあまあ そんなくだらないことで悩んでいても しかたがない。さあ ラインハットはもう目の前だ。行くぞ」

<ラインハット>


商人「国が豊かになっても 国民は貧しくなるいっぽう。これが 飲まずに いられますかてんだ! ヒック……。」



戦士「なんでも この国の前の王は9年ほど前に 亡くなったそうだ。
   自分の死期を知り その前にヘンリーという第一王子に王位をゆずろうとしたが ある日 王子は行方知れずに。
   そんなことがあり 今は 第二王子だったデールさまが王さまというわけだ。」

ヘンリー「そんな・・・父さんが・・・・・」

俺「・・・ヘンリー」


老人「おまえさん なにをしに 来たのかは知らんが命がおしかったら あんまり城に近づかんほうが ええぞ。」

パパス「おい あんなところに ドレイがいるぞ!」

男の子「おなかが すいたよお。」

女「どうか おめぐみを……。 もう3日も なにも食べていないんです。」

俺「予想以上に腐ってやがるな・・・・・
  こいつァ魔物が裏に潜んでる気がするぜ」

俺「ヘンリー、感傷に浸るのは後だ。まずはデールに接触して様子をみよう」


ヘンリー「ちょっと待ってくれよ。
     いっておくけど とりあえず事情が わかるまでオレが誰だかは ナイショにしておこうと思うんだ。
     しばらくは オレは ただの旅人だぜ。さあ いこうか。」

ガチャッ
パパス「邪魔するでーー」

兵士「邪魔するんやったら帰ってー」

パパス「はーい」クルッ スタスタ



ヘンリー「おい! このままひきさがる つもりなのか? といっても 城の奥に入れなきゃ しかたないか……。
     いや まてよっ!たしか この城には 外から中に入れる 抜け道があったはずだ。
     抜け道の入り口はどこだったっけなあ……。」

俺「抜け道か・・・
  そんなもの必要ない」


ヘンリー「え?じゃあどうやって・・・・」

俺「俺につかまれ」

ヘンリー「?」

俺「はやくしろッ!!!!」クワッ

ヘンリー「わ、わかったよ」ガシ

パパス「むん」ガシ

俺「待てパパス、お前は残れ」

パパス「え?」

支援ありがとう



俺「なに、仲間はずれにしようってんじゃあない。お前には重大な任務を任せようと思ってな
  お前にしか頼めないことなんだ」

パパス「な、なんだそういうことか!ならばこのパパスに任せるがいい!」

俺「よし 耳を貸せ」

パパス「むん」ズイッ

俺「ごにょごにょごにょ っと言うわけだ。やってくれるな?」

パパス「むう・・・にわかには信じられんが、一応やってみよう!」


俺「よろしく(グッ)
  では王子、シートベルトをお締めください ってか(ニヤリ)
  いくぞ!!むんッッッ!!!!!!!」ダンッ

ギュオオオオオオーーーーー

ヘンリー「あばばばばば!! じゃ、ジャンプで上に行くってのかよぉおおおお」

親父なのにお前呼ばわりされるパパスの情けなさと言ったら

シュタッ

俺「ご乗車ありがとうございました 最上階でございます」ペコッ

ヘンリー「まったく むちゃするよ・・・」

俺「さあいくぞ」


ガチャ

俺「よう、国王
  ちょっとツラかしてくれや」クイックイッ

大臣「ん?なんで上から・・・?
   まあいいや。わが国王に なにか用か?
   しかし デール王は気分が すぐれぬとのこと。出なおしてまいれっ。」

俺「てめーに言ってんじゃねえッ!!ひっこんでろ!!!」クワッ

大臣「ひぃ!!!!」

デール「…………………………。
    そこにいる大臣から 聞いたであろう。今日は誰とも 話したくないのだ。さがるがよい。」

ヘンリー「ですが 王さま。 子分は 親分のいうことを聞くものですぞ。」

デール「…………!!そんな…………。 まさか………………。
    おい 大臣! 私は この者と話がある。さがっておれ!」

大臣「え?え?」

俺「下がれといってるのがわからんのかァ!!!!!!!!!」

大臣「ぎゃあああーーーーー」ダッ



デール「兄さん! ヘンリー兄さん 生きていたんだね!

ヘンリー「ああ ずいぶんと留守にして 悪かったな。」

デール「それで 話って?」

俺「俺から話そう。実はだな・・・・」

デール「…………………………。
    そこにいる大臣から 聞いたであろう。今日は誰とも 話したくないのだ。さがるがよい。」

ヘンリー「ですが 王さま。 子分は 親分のいうことを聞くものですぞ。」

デール「…………!!そんな…………。 まさか………………。
    おい 大臣! 私は この者と話がある。さがっておれ!」

大臣「え?え?」

俺「下がれといってるのがわからんのかァ!!!!!!!!!」

大臣「ぎゃあああーーーーー」ダッ



デール「兄さん! ヘンリー兄さん 生きていたんだね!

ヘンリー「ああ ずいぶんと留守にして 悪かったな。」

デール「それで 話って?」

俺「俺から話そう。実はだな・・・・」

   ・
   ・
   ・

デール「え! 母上が!?」

俺「ああ。あくまで予想だが、間違いないだろう
  心の声は 嘘をつかない」


デール「……そういえば いろいろ思いあたることが あるな……。
    いつだったか ボク読んだことが あるんだ。ふしぎな鏡の伝説を。
    この城の 倉庫の本だな だったと思うな。
    そうだ。このカギを持っておいきよ。きっと 役にたつから。」

俺は ラインハットのカギを手に入れた。

デール「無理をしないようにね。」

ヘンリー「ああ。お前も気をつけるんだな」


大臣「この私まで さけるとは いったい わが国王はやる気が あるのだろうか!
   もっとも 太后さまさえ いれば わが国は安泰だがな。」ボソボソ

俺「そういってられるのもいまのうちだぜ?」

ヘンリー「デールの言っていた鏡の伝説って いったいどんな話なんだろう」

俺「それにしてもパパスのやつ おせえ・・・
  サボってんじゃないだろうな」

パパス「はあはあ。さぼってなどいるものか!
    探し出してきたぞ!!お前の言ったとおりだった!!」

俺「そうか やはりな・・・
  よし 役者は揃った。関係者は王の部屋に集まれ!パパスが先頭だ」

パパス「まかせておけ!」


ザッザッザッザッ


大臣「わが王に なにか用か? しかし 今は それどころではないのだ!
   なんと 片乳を出した変質者がどこからか 太后さまをお連れして……。
   おどろくなかれっ 太后さまが 2人になってしまったんじゃっ!」

俺「その件で話をするところだ
  とっとと王の部屋に行かんか!!」

大臣「ひええ なまんだぶなまんだぶ」

王の部屋

太后1「この偽者め!わらわになりかわって 何をたくらんでおる!」
太后2「偽者はそっちであろう!」

ガヤガヤ

デール「これは・・・・・・」

ヘンリー「いったいどういうことなんだ!?俺もさっぱりだぜ」


俺「まあそう慌てるな。説明してやる

  結論からいうと この2人の太后のうち 1人、いや1匹は偽者だ!」バンッ

デール「なんだってー!?」

ヘンリー「なんだってー!?」

大臣「なんですと!?」


パパス「誰が見てもわかるぞ!」

俺「この城に入る前、ヘンリーが言っていた『秘密の抜け道』。それはつまり、特定の者しか知らない秘密の道ってことだ!」

パパス「うむ、そのまんまの意味だな!」

俺「そういう抜け道ってのは たいてい地下牢に使われているもんだ。そこでピンときたね
  突如おかしくなった国の数々の噂、その実権を握っているのは王ではなくその母親
  これらのヒントから導き出される答えは一つ・・・・・」

俺「何者かが母親になりすまし、そいつが国を動かしよからぬことを企んでいるんだ!!」ババンッ

デール「なんだってー!?」

ヘンリー「なんだってー!?」

大臣「なんですと!?」

俺「だから俺はパパスに調べてもらっていたのさ
  城周辺に秘密の抜け道がある。そしてそこは地下牢になっていて、本物の太后が幽閉されているはずだ
  その抜け道を探し出し、本物の太后を見つけたら上に連れて来い ってな」

パパス「俺の言ったとおり 抜け道も太后も発見したぞ!わっはっは さすが私の息子だ!!
    ちなみにその前に、ボケたじじいも見つけたから逃がしておいたぞ」

俺「ま、要はパパスが連れてきたほうが本物で ずっとここにいたほうが偽者ってことだ
  さあ 偽者をこらしめてやろうぜェ?」


大臣「そ、それが・・・さきほどのつかみ合いで どっちがどっちか・・・・・」

パパス「この ド低脳がァー!!!しっかり見張っておかんか!!!」

大臣「す、すいません!!!取り乱してしまって・・・」




デール「いったい どちらが本物の母上だろうか……。
    ああ ラーの鏡さえあれば」

太后1「デールや この母がわからぬのですか? さあ こっちへ いらっしゃい。」
太后2「ええい! 私が 本物だと なぜ わからぬのかっ!
   この うすぎたない女を 早く 牢に入れておしまい!」


ヘンリー「おい やっぱり鏡が必要だったんじゃないか  どうするんだよ」

俺「騒ぐな。俺に任せろ」スタスタ

太后1「な、なんですかあなたは・・・?」

俺「ふぅん?」ジロジロ

太后1「・・・・・」

俺「・・・・・」ジー

太后「・・・・・ぽっ///」

俺「ふん・・・次だ」スタスタ


俺「ジロジロ」

太后2「なんじゃキサマは!ジロジロと人のことを見おって!私が本物だと言うとろうが!」

俺「・・・」ジー

太后2「人の目をまじまじとみつめるな、無礼なやつめ!こんなやつ 早く 牢に入れておしまい!」

俺「わかったぜ

  偽者は おまえだ・・・」ビッ

デール「!」

ヘンリー「!」

大臣「!」

太后1「!」

パパス「おお このベッドふかふかだぞ!!」バインバイーン



太后2「・・・!! ばばばば、ばかな 何を根拠に!!」

俺「ふっ 人間の女ってのはなぁ・・・俺に見つめられると 必ず顔を赤らめるんだよォ・・・・・恋する乙女のようにな
  そうならなかったお前は 魔物だって言ってるようなモンなんだよ!!!!」デデーン

太后2「!!!!! し、しまったぁ~~~!
    ええい 正体がバレては しかたがない!」ボゴボゴ・・・

大臣「あわわ 太后さまが 化け物の姿に変わってゆく・・・」

怪物「こうなったら みな殺しに してくれるわっ!」

ヘンリー「やってみろよ」ニヤリ

ニセたいこうが あらわれた!

ヘンリー「俺、パパスさん こいつは俺にやらせてくれ」

パパス「もちろんだ!」

俺「今こそ鍛え上げたパゥワーを見せるときだな」



ニセたいこう「ぐぬぬ たった一人で挑もうとは・・・!なめられたものだ!くらえぃ!!」

ビシッ ガキィン! テレテレテレッ ドゴゴゴッ ズバァーン!!


怪物「おろかな人間どもよ……。オレさまを殺さなければこの国の王は 世界の王になれたものを……。ぐふっ!」

ニセたいこうを やっつけた!

太后「ヘンリー わらわはとんでもないことをした・・・。実は10年前―――」

俺「10年前 ヘンリーをさらわせ 亡き者にさせようとしたのは お前だ。
  しかし それもデールを王にさせたかったあわれな親心から……。
  今では 本当に悪かったと 改心している ってことが言いたいんだろう?
  貴様を許すか否かを決めるのは ヘンリーだ。どうする?」

ヘンリー「・・・これからも俺とデールをよろしく頼むよ
     母さん」

太后「ヘンリー……」ブワッ


俺「ヘンリー・・・(よく言った)」

ヘンリー「お前には ほんと せわになったな ありがとう!」

俺「気にするな朋友」(ウィンク)

俺「(ふっ  家族・・・か)」

パパス「なにを哀愁じみた顔している!!お前のおかげで また幸せになれた人間が増えたな!わっはっは」

俺「・・・・・そういや俺にもいたぜ。
  家族と言う名の足かせがな」ニマァ


なんと 太后さまは ニセ者だった。

このウワサはまたたく間に 国中に ひろがり
そして 夜が 明けた……。


テーレーレーレーレッテッテー

デール「俺さん。兄上とともに よくぞ 母上のニセ者をたおしてくれました。
    心から 礼をいいますぞ。 あのままだと この国がどうなっていたか……。
    まったく ボクは 王さまとしては 失格ですね。
    だから 俺さんからもたのんでくれませんか?兄上が 王さまに なるように。」

ヘンリー「王さま その話は おことわり したはずですが。」

デール「しかし 兄上……。」

ヘンリー「子分は 親分の いうことを 聞くものですぞ。
     それに俺たちには やらなきゃいけないことが残っているからな。」


ヘンリー「というわけで俺、引き続きよろしく頼むぜ
     城に戻るのは ドレイを助けてからでも遅くないからな」

俺「お前のその心意気、しっかりと受け止めたぜ」

ヘンリー「国が もとに もどって まもなくビスタの港にもまた 船が入ってくるはずだ。
     その船に乗って カボチ村ってところを目指そうぜ」

俺「ああ。カボチ村、妖精の村でさらに腕を磨き、ドレイたちの待つ 大神殿へ向かう」


太后「そなたには 本当になんといったら よいか……。 お礼の言葉も ないぞよ。
   すべては わらわの思いあがりから でたこと。
   これからは でしゃばらず かげながら 王を助けてゆくぞよ。安心してたもれ。」

俺「そうだな。親は何よりも子を思うこと、それが一番大切なんだ。何があってもな…
  もう間違いなんて起こすんじゃねーぞ?せっかくの美貌を血に染めるなよ」

太后「ぽっ」

俺「じゃあなラインハット。この国がいつまでも平和であるように・・・」(胸に手を当て目を閉じる)

俺「じゃ 行こうか」


パパス「待て待て 大事な事を忘れているぞ サンチョはどこだ!!!!!!」

俺「・・・・・


  メダパニ!!!」





みごと ラインハットのくにを すくった 俺たちいっこう。このかつやくは とどまることをしらない!
パパスのてがみの おかげで むだなく すすめそうだぞ!!
がんばれ 俺!しゅうちゃくてんは もう もくぜんだ!▼

とりあえずキリのいいところでいったん切ります
多くのレスいただいて本当にありがとう!予想していたよりもスレの消費が早いのは計算外だぜ・・・

とりあえず今から寝ます、明日の午前中は外に出る用事があるんで、昼頃から書き始めます
700近く埋まってるんで、保守していただいても埋まる可能性あるから落としてくれても大丈夫です
残ってたらここに、もし落ちてたら続きからのスレ新しく立てるんでまた見かけたらよろしくお願いします


指摘とかツッコミでめっちゃ笑わせてもらってるのでどんどんバカにしてくれ
おやすみ

>>1
もし立てるならタイトル同じでお願い

>>674
把握した

こんなにもパパスが輝いてるSSは未だかつてあっただろうか

保守ありがとう
今から仕事行ってくる。多分12時には再開できるはず

ほもさま!保守ありがとう
いつもの三倍程の速度で仕事終わらせてきた
続きから投下していきます

ただいま!おまたせしてすまんね


<ビスタ港>

婦人「船が 来たよ! 船が 来たんだよ!
   何年ぶりだろうねえ!! 久しぶりすぎて びっくりしちゃっ―――」

パパス「うーむ ここも久しぶりだな!」


婦人「パッ!パパスさん!!!?
   なんてこったい!!船なんてどうでもいいよ!
   パパスさんが 来たよ! パパスさんが 来たんだよ!!!」

パパス「やあ!おかみさん 元気にしてたかい?」

婦人「昨日までは ラインハットの命(めい)で 船が来なくて商売あがったりだったさ
   それが今日になって 船は来るわ パパスさんは来るわで今までの苦労がすべてふっとんだよ!」

パパス「わっはっは このパパス、人を幸せにするのが生きがいだからな」

俺「・・・・・」

婦人「パパスさんは相変わらず 元気そうだねぇ
   ところで そこの寡黙な男前はどちらさんだい?」

パパス「私の息子だ」

婦人「なんてこった!あの坊やかい!? えらい色男になったねー」

俺「・・・」ニマァ

パパス「なんといっても 私の息子だからな!」


ボーーーーーーー

婦人「あれま!井戸端会議が長引いちゃったみたいだね。出航の時間だ
   さあさ 早く いかなきゃ乗りおくれるよっ。」

主(あるじ)「さあさ 乗った 乗った!この船の 行き先は―――
       パッ!パパスさん!!?
       なんてこった!行き先の西の国なんて どうでもいい
       パパスさんが 来たよ! パパスさんが 来たんだよ!!!」


俺「ったく 騒がしい連中だぜ」

パパス「うむ・・・だが我々を慕って言っているのだ。許してやれ」

俺「まあな。悪い気はしねえよ
  さ、それより船に乗ろうぜ。乗り過ごしちまうなんてCOOLじゃねえ」

パパス「そうだな
    また戻ってきたときに ゆっくりと話をしよう!ではごめんっ」

タッタッタッ

   ・
   ・
   ・
船長「とうちゃーく!ここは南の国 ポートセルミだ
   良い旅をっ」

俺「ああ。ありがとよ」

<ポートセルミ>

パパス「ポートセルミか 初めて来る国だな」

俺「・・・一つ聞くが なぜわざわざ船に乗り 知らない国へ来た?お前のコネでカボチとやらに直接向かうこともできただろう?
  ここにきたのはサンチョのヤロウを探すだけが目的じゃないな?」

パパス「・・・・・」

俺「言いたくないならいい。だいたい予想はつくからな
  手紙、読んだぜ。・・・俺の母親でありお前の妻、マーサを捜すため だろ?
  そしてその鍵である何かを―――」

パパス「・・・ジノ」ボソッ

俺「あん?」

パパス「カジノ 行きたい・・・オラクルベリーではブラックリストに登録されたから 知らない国のカジノを目指す・・・カジノ」ボソボソ



俺「・・・・・・・・
  ぜぁ!!」ボゴッ

パパス「う゛ぃ」バタッ

俺「馬王、悪いがこいつを乗せてくれ」

馬「ヒヒィーン(・・・大変ですね)」

俺「俺の苦労をわかってくれる そんな目をしているな」ナデナデ

馬「ブルルルルッ(馬の苦労なんて重荷を運ぶことと肉が食えないことぐらいです。あなたとは比べ物にならないですよ)」

俺「いまの俺にはお前だけが心の支えだ・・・もっとも、あいつさえいてくれれば話は別なんだがな
  ・・・っくくく、馬のお前に愚痴を言っても仕方がないな 邪魔な荷物があることだし、まずは宿の手配を済ませるか」

馬「それが得策ですね(ヒヒーン)」

<宿>

俺「よぉ。予約なしだが三人泊まれるか?厩(うまや)なんかもあれば助かる」

おかみさん「おや これまた色っぽい男がきたもんだねえ。モデルさんかい?」

俺「ただの流離人さ・・・」

おかみさん「やだねえ 隠さなくってもいいんだよ!誰にも言わないから安心おし
      モデルさんが泊まってくれるってんなら ちゃんと御もてなししなきゃね。一番いい部屋を用意するよっ
      馬小屋は裏にあるから 好きにつかっておくれ!」

俺「・・・ああ ありがとよ」


俺「よっ と」ドサッ

パパス「」

俺「よし、パパスもベッドに寝かせたことだし ヘンリー、一杯引っ掛けにいくか」

ヘンリー「よかった 俺、俺に忘れられてるのかと思っちゃったぜ」

<酒場>

俺「よう マスター。もうかってるかい?一杯くれ」ドカッ

マスター「いらっしゃいませ ぼちぼちですよ  何になさいますか?」

俺「酒はダメなんでオレンジジュース」

ヘンリー「俺もそれをひとつ」

マスター「かしこまりました どうぞ」コトッ

俺「ほう・・・?なかなかいいオゥリンジを使っているな」(グラスを指で挟み回しながら)

マスター「ありがとうございます。生絞りですので、果肉とともに自然の味をお楽しみくださいませ
     ん?」

ワイワイ ガヤガヤ


ヘンリー「なんだ・・・?」

俺「あっちの方が騒がしいな」チュー

マスター「なにやら ガラの悪い人たちがもめているようですね・・・」

俺「・・・・・」

農夫「ひー お助けを!」

山賊1「お助けをは ねえだろ!オレたちは おめえのたのみを聞いてやろうってんだぜ。」

山賊2「だから さっさとその金を わたしな!」

農夫「んにゃ!あんたらは 信用できねえだ。
   この金は 村のみんなが 村のために……。」

山賊1「強情な おとっつあんだぜ!  ん?」


スタスタ(山賊が俺に詰め寄る)

山賊1「なんだよ お前は? オレたちとやろうっていうのか?」

俺「・・・・・あ?」

山賊1「あ?じゃないだろ さっきから なにじろじろ見てるんだって 聞いてるんだよっ」

山賊2「気にいらねえ目つきで睨みやがって」

俺「ぎゃあぎゃあとうるさいやつらだ。俺は今オゥリンジジュースを飲んでいるんだ。この時間は何人(なんぴと)たりとも邪魔することはできない」チュー

ヘンリー「お、おい俺・・・ この人たち なんだかとってもおっかないぜ・・・あんまり刺激しないほうが・・・」

山賊1「上等だぜっ! そのナマイキなハナっぱしらを たたきおってやるっ!
    いくぞ!山賊2!!」

ヘンリー「ひえーー!や、やっぱり怖い人たちだーーー!」

山賊2「・・・・・」

山賊1「山賊2・・・?」




山賊2「」グラッ

ドサッ・・・

マスター「!!」

ヘンリー「!?!?」

山賊1「え!?山賊2!!?  死んでる・・・」

山賊1「てめぇ!なにしやがった!!」

俺「・・・・・・」パパウパウパウッ

ビシィッッ

山賊1「」ドサッ

マスター「こ、これはいったい・・・」

俺「邪魔したな。失礼する
  あ、マスター ひとついいか?」

マスター「え?あ、はい・・・」


俺「確かにオレンジジュースはうまかった が、客に出すときは 種が入らねえようにすることだ

  じゃあ ごちそうさん」スタスタ

ヘンリー「お、おい待ってくれよ、俺ー!!」

マスター「種・・・?
     !!よく見ると山賊の眉間に 小さな穴が・・・・・

     こっ これはまさか!!」

マスター「オレンジジュースに入っていた種を 口から高速で飛ばして 誰にも気づかれず 眉間を撃ちぬいたのか・・・・・!」

マスター「なんて人だ・・・!」




農夫「待ってくれだー!」

俺「ん?あんたはさっきの」

農夫「あぶねえところを ありがとうごぜえました。
   んだ! あんたなら 信用できるだ!
   おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」

俺「断る。これ以上厄介事に首を突っ込みたくないんでな」

ヘンリー「おい俺、話を聞くくらいいいんじゃないか?」

俺「甘いことをぬかすんじゃあねーぜ。俺たちにはやることがやまほどある
  悪いが他をあたりな」

農夫「そういうふうに 安うけあい しないところがさっきの連中とは ちがうだよ。
   んだ! あんたなら 信用できるだ!
   おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」

俺「嫌だと言ってるだろう」

農夫「そういうふうに 安うけあい しないところがさっきの連中とは ちがうだよ。
   んだ! あんたなら 信用できるだ!
   おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!
   そういうふうに 安うけあい しないところがさっきの連中とは ちがうだよ。
   んだ! あんたなら 信用できるだ!
   おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!
   そういうふうに 安うけあい しないところがさっきの連中とは ちがうだよ。
   んだ! あんたなら 信用できるだ!
   おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」


俺「やかましい!!!いい加減にしろッッッ!!!!!」クワッ

農夫「おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」
農夫「おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」
農夫「おねげえだ。 オラのたのみを 聞いてけれ!」

俺「・・・・・」ヤレヤレ

ヘンリー「そろそろ慣れてきたって感じだな」

俺「・・・まあな」

農夫「やれ ありがたや!
    んじゃ いっぺんしか 言わんので よおく 聞いてけろよ。
    じつは オラの村のそばに すごい化け物が 住みついて 村のモンが殺されまくってるだ!
    このままじゃ オラたちは全滅だ……。だもんで村さ代表して オラがこの町に 強い戦士をさがしに来たっちゅうわけだ。
    あんたに たのめてよかっただよ。なかなか強ええみたいだしな。
    もちろん ただとは いわねえぞ!お礼は 3000ゴールド!
    今 半分 わたすだよ。」

俺「ほぉ・・・ そいつ、強いのか?」

農夫「もうバカみてえに 強いだよ。
   オラの村にはOPBF王者が7人、WBC王者が5人、WBA王者が4人住んでいたんだけども、全員が屍と化しただ」

ヘンリー「軽量級ばっかなんじゃねーの?」

農夫「いんや!オラんとこはみーんなスーパーミドルより上しかいなかっただよ」

ヘンリー「なんてこった!そいつらをみんな殺っちまうなんて 恐ろしいなんて次元じゃないぜ!」

俺「ヘンリー!余計なところに食いつくんじゃあない!!それに軽量級が弱いなんて古臭い考えは捨てるんだ!!
  ・・・ま、強いってんならやってやるか
  だが金はいらねえ。タダで引き受けてやるよ。その金は村の復興に使うんだな」

農夫「なあんていいお方だ!!オラ感動しちまった

   んじゃ オラは 先に村に帰ってるから いつでもいい きっと来てくんろよ!
   オラの村は ここから ずっと南にいった カボチ村だかんな!」タッタッタッ


ヘンリー「ん・・・?あのおっさん 確か今カボチって・・・」

俺「ああ。お前の言うとおり 話を聞いておいて正解だったな。
  今日はここに泊まるとして、明日行ってみるか。俺たちの目的地、カボチ村へ」

ヘンリー「ああ!ボクサー殺し殺しの右ストレートが 火を噴くぜ!」
 

テーレーレーレーレッテッテー

俺「朝か。 起きろヘンリー、パパス」

ヘンリー「ふわあ おはよう」

パパス「む・・・ここは?」

俺「ポートセルミの宿だ
  それより出発の支度をしろ」

パパス「なに?もう出発か!」

俺「ああ。ちょっと野暮用で一刻も早くカボチ村へ行くことになった
  カジノに寄っている 時間はないぜ? 残念だがな」ギロッ

パパス「う、うむ・・・カジノはもういい」

俺「それでいい 準備ができ次第カボチへいくぞ」

パパス「わかった」

ヘンリー「がってん!」


パパス「よし では行くとするかっ」

俺「カボチはここから南に行ったところにあるそうだ
  夜までには着くだろう」

<カボチ村>

畑の農夫「あいやー また 村人が 殺されとるだ!
     こんなことが 続けば オラたちは 絶滅 だよ。」

老婆「ここは カボチ村じゃぞ。
   けんど 化け物のせいで 近頃 村民が おらんでのう。
   わしも そろそろ お山に いこうかと思うとるよ。」


パパス「かなり大変な状況のようだな」

俺「ああ はやいとこ手を打ったほうがよさそうだ」

パパス「なに!人助けをするのか?」

俺「ふん 俺より強いやつを見つけ 倒す。ただそれだけだ」

パパス「素直じゃないな まったく」

ヘンリー「ほんとだよな」

俺「やかましい!!
  ん?おいボウズ、どうした?暗い顔して」

子ども「最近 うちの おばあちゃん 変なんだよ。
    少し食べただけで オナカが いっぱいになって ボクにごはんを くれるんだ。
    病気かなあ……。」

パパス「うむ、それは間違いなく病気だ。もう三日と持たないだろうな 早いとこ墓の用意をしておいたほうが いいぞ!」

子ども「・・・・・」

ヘンリー「・・・・」

俺「・・・俺は昨日のやつを探してくる」

ヘンリー「お、おれも」

ゲレゲレあんなに弱かったのに今そんな強いのか

<村長の家の前>

俺「この村で一番でかい家・・・ 村長が住んでいるとみた。ここにいけば 昨日のおっさんのことがわかるかもしれんな」

ガチャ

青年「とにかく オラは 反対だな!村のことを どこの馬の骨かも知れねえ よそ者にたのむなんて!
   んじゃ オラは 仕事があるで……。」スタスタ

青年「なんだ? あんたは?どいてけろ!」


俺「あ゛?」ギロッ

青年「ひっ・・・ オ、オラがどくだ」サッ


農夫「若いもんは 血の気が多くて いけねえだな。」

農夫(昨日のおじさん)「おお あんたらは! オラだよ。ほれ ポートセルミで。やっぱり 来てくれただか。
   あんたを信用した オラの目に くるいは なかっただな! エヘン!
   んじゃ くわしい話は 村長さんに 聞いてくんろ。」

村長「こんたびは どんも オラたちの たのみを 引き受けてくれたそんで……。まことに すまんこってすだ。
   んで 退治してもらう 化け物のことじゃけど……。
   どこに 住んどるかは わからねえんです。
   
   ただ 西のほうからやってくるちゅうことだけは 皆知ってますだよ。
   この村から西に行けば 洞くつがあるだ。おそらくそこに住んでるんでねえかと思う。」

俺「なるほどね・・・
  わかった。あとのことは俺たちに任せておけ」

<西の洞くつ>

俺「ここか・・・ ふぅん?雰囲気かもし出してるじゃねーか」

パパス「もう到着か・・・移動と戦闘がどんどん割愛されている気がするのは 気のせいだろうか」

ヘンリー「おれのセリフも なんだか少なくなってる気がするよ」

俺「Role-playing gameでも初めは戦闘が楽しいが、後々の雑魚敵との戦闘はうっとうしいだろう? それと一緒さ
  そんなことより 凶悪な雰囲気(オーラ)は微塵も感じねぇ・・・ホントにそんなやつがいるのかァ??」

ヘンリー「しかし プロボクサーを何人も殺めているそうじゃないか 油断はできないな」

俺「期待はずれだけは 勘弁だぜ ったく    とりあえず入るとすっか」


ザッザッザッザッ

パパス「暗くて よく見えぬ」

俺「やはり邪悪な雰囲気は無しか・・・・・ こりゃハズレつかまされたな」ペッ

ヘンリー「どうやら 一番奥に着いたみたいだ
     でも 魔物どころか ありんこ一匹 見当たらないな
     村人の勘違いか 俺たちをからかったか・・・・・」

パパス「いつまでも ここにいても仕方がない  さあ俺、文句を言いに帰ろう
    返答次第では あの村が地図から消えることになるな わっはっは」

ザッ・・・

俺「!」ピクッ

パパス「ん?どうした?さあ 早く帰ろう」

俺「Wait.待て  今かすかに 物音がした・・・・・
  俺たちが来た方向、つまり入り口の方からだ」

ヘンリー「えっ ということは 魔物のやつ 外出していたのか」

俺「・・・・・おそらくな。このタイミングで帰ってくるとは 運のないヤローだぜ」

パパス「ちょうどいいではないか! 村人のため、彼奴のクビを持って帰ってやろう!」


魔物「なんだァ・・・? やけに人間くさいな」ヌッ

パパス「こいつが 村を襲っている 犯人だな  なるほど みるからに凶暴そうだ
    ここであったが 百年目! 悪いが命はもらってゆくぞ!!!」

魔物「あー・・・・・てかお前パパスじゃね?」




パパス「え?」

俺「・・・!!」

魔物「うわなっつwwwwパパスじゃんww
   え、てことは横にいるのは俺か?  うっわwwwwうっわwwwwwww懐かしいwwww実に10年ぶり、感動の再会wwwwww」


ヘンリー「あ・・・ああ・・・・・・・・・トラウマが・・・」ガクガク

俺「てめぇ・・・まさか・・・・・」

魔物「 ああ。お前の唯一無二の相棒 その名も―――」

俺「ゲレゲレ・・・・・!!!!」





ゲレゲレ「よぉ・・・元気してたか?」ニマッ

ビアンカのリボン「」

パパス「なんと あの薄汚い ベビーパンサーか これは驚いた。
    しかし 私の予想通り 立派な魔族になったようだな! 今もカボチで 殺戮の限りを尽くしてきたのだろう?」

ゲレゲレ「おいおい そいつはとんでもない勘違いだぜ?村を襲ってるのは―――」

俺「こいつではなく他のやつだろう。俺がそう思う理由は二つ
  まずゲレゲレの爪を見てみろ。血や肉がこべりついているが、血も肉も禍々しい色をしている。これは魔物のモンだ」

俺「それからもう一つ・・・ずっと気になってはいたんだが、村を襲っているのが魔物ならなぜ皆殺しにせず戦闘に長けているものだけを狙っているのか
  それはおそらく、あの村に何らかの価値を見出しているからだ。金銭的なものか、地理的なものか 理由はわからんがな
  だが魔物がそこまで計画的に行動するとは思えん。 すなわち敵は ゲレゲレに罪をなすりつけようとしている盗賊の類 ってとこだな」

ゲレゲレ「さっすが俺。相変わらずキレてんね(ヒュウ)」

パパス「なるほど・・・
    だがそこまでわかっていて なぜ村を離れたのだ?」

俺「確信が持てなかったんだよ。もしかすると 相当頭の切れる魔物の犯行かもしれねえしな
  それに、俺の勘が当たっていたとしても 用心棒の俺たちが村に居座ってたんじゃあ 真犯人は襲ってこないだろうからな
  一旦村から離れる必要があると考えたんだ。  にしても、魔物の正体がゲレゲレだとは思いもよらなかったぜ」

ゲレゲレ「オレもまさか またアンタと出会えるとは思わなかったよ
     これも何かの縁だ、聞かせてくれよ。オレの知らないお前の10年間ってやつをよ」

俺「くくく そうだな・・・・・」


俺は話し始めた。不覚をつかれたとはいえ、生まれて初めての敗北・・・ドレイらしからぬドレイ生活・・・ヘンリーとの間に芽生えた友情・・・
かつての相棒に昔話を聞かせている俺の顔は 今までにない程、輝いて見えた」

パパス「おい 俺、盛り上がっているところ悪いのだが・・・」

ゲレゲレ「あ?んだよ、こっちは今思い出話に花を咲かせてるってのに」

パパス「いや お前がさっき言っていた 村を襲っている真犯人とやらを 待ち伏せしなくていいのか?
    村を出て もうかなり時間が経っているぞ」

俺「・・・・・」

パパス「村にいては そいつが来ないというのも、ゲレゲレが犯人である可能性があったというのも わかったのだが
    ゲレゲレが犯人ではないと わかったことだし 村の近くで待ち伏せをしておいたほうが いいと思うぞ
    お前なりに 何か考えがあるというなら そっちを優先するが・・・」

俺「・・・・・


  しまったぁあぁあああああ!!!!!!!」ガバッ

パパス「なんと!忘れていたのか!?」



俺「やかましい!
  ええい、ぐずぐずするな!!!さっさと村に戻るぞ!!!!」ダッ

ゲレゲレ「ったく、相変わらず忙しいやつだな
     オーケー、俺も同行してやる」

俺「なんだっていい!とっととしやがれ!間に合わなくなっても知らんぞーーーーー!」

パパス「かしこさのたねを拾ったら つかってやろう・・・」

   ・
   ・ 
   ・
俺「はぁはぁ、見えたぞ!!」


ギャーーーー! 命だけは勘弁してけろーーーーー!!


ヘンリー「あれは 村人の声だ
     まずいぞ俺!」

俺「今行く!! 
  ・・・これ以上 無駄な血は流させん・・・・・・!!!」ギュオッ

ゲレゲレ「速い・・・! 俺のやつ、怒りによって身体能力が向上してやがる

<カボチ村>

俺「大丈夫か!!」バッ

農民「ひぃぃ・・・た、助けて・・・・・!」

俺「もう大丈夫だ。俺の後ろに隠れていろ

  てめえらが真犯人だなァ?」


盗賊1「ほう 魔物の仕業に偽装していたことに気づく奴がいるとはな・・・・・」

盗賊2「少しは頭が切れるようだが・・・ 見抜いたところでどうにもならないぜ?ケケケ」

盗賊3「この村は俺たちのアジトになるんだぁ~ 心配しなくても、農民どもはドレイとして 一生コキつかってやるさ!」


パパス「ばかどもめ  この私を差し置いて ドレイをつくるなど 許されるはずがないだろう!」

ゲレゲレ「オレ様をダシに使って良いように動いてくれたみてぇダシな(ワロスww)
     覚悟はいいか?オレはできてる」

ヘンリー「どっちが悪党だかわからないな・・・」

盗賊1「なんだ? 邪魔すると言うのなら 容赦せんぞ」

盗賊2「邪魔しなくても ぶっ殺す予定だけどな!ケケケケケ」

盗賊3「世界最強の盗賊ギルド カンダタカンパニーの恐ろしさを おもいしらせてやる!!」


カンダタこぶんがあらわれた!


ゲレゲレ「カンダタカンパニーと言えば この世界でもっとも大きな盗賊ギルドだ
     といっても ボスのカンダタは行方知れずらしいが・・・」

俺「ボスのいない組織がどうなるか知っているか? 統率を無くし、暴走し、そして滅ぶ
  これは定石だ。  暴走しちまったてめえらもそうなる運命なんだよ」

賊1「俺たちが滅ぶ?はっ 笑わせてくれる
    さあごたくはいいからかかってこいよ」

ゲレゲレ「・・・・・」

盗賊2「おらおらどうした?ビビっちまったかオイ」

ゲレゲレ「めでたい奴だ。気づきもしなかったのか?」

盗賊1「何をわけわかんねえ事を言ってやがる?さあ かかってきやが」


盗賊1「あ・・・」ドサ…

盗賊2「んへぇ」ドサ…

盗賊3「」ドサ…

ゲレゲレ「もう行った」


俺「・・・!」

ヘンリー「!?」

パパス「なんと・・・このワシにさえ見えなかった・・・・・!!」

ゲレゲレ「ま、こんなもんかな
     なんつーの?野生に揉まれて、オレも一皮剥けたんだわ」

俺「(くそったれゲレゲレのヤロウ・・・とんでもなく成長してやがる!!!)」ワナワナ


ゲレゲレ「これで昔の汚名返上・・・かな」

俺「ふん 弱かろうが強かろうがお前はお前であり俺の友人であることに微塵の狂いなど生じない
  改めてよろしく頼むぜ、“強い”ゲレゲレよォ」ニヤッ

ゲレゲレ「まかせろってんだぁ!」ニヤリ




なつかしい ともとのさいかいを はたした俺
いつもぶあいそうな そのかおにも えみがうかぶ!

そしてカボチのむらにも へいわがおとずれた
フラグのかいしゅうに せいこうした 俺いっこうは そっとむらを あとにするのであった▼

パパス「おう俺、いいことをしたあとは気分もいいな!!!」

俺「やれやれ、ようやく人間らしさが戻ってきたか・・・・・」

ヘンリー「神殿にいたころは ほんとひどかったもんだ」

ゲレゲレ「相当苦労したんだな・・・
     お、村だ!今晩はあそこに泊まろうぜ!」


<ルラフェン>

ヘンリー「えらく 煙たい町だな・・・」

ゲレゲレ「んげ・・・・鼻がひんまがりそうだ・・・・・」

男「まったく ベネットじいさんは なにを研究しているんだか……。
  けむたくって しょうがないやっ ごほん ごほん……」

女「ほんと まいっちゃうわ どうにかならないかしら……」

パパス「どうやらベネットとかいう 老人のせいみたいだな
    まったく これだから老害は」

俺「実験・・・か」

ゲレゲレ「どうした俺?気になるのか?」

俺「少しな」

パパス「ならば見てきてもいいぞ。 私たちは情報収集でも しておくからな」

ヘンリー「そうだな。ここから妖精の村へ行く方法でも探しておくとするよ」

ゲレゲレ「ついでに宿も取っておくか。パンサー可のな」

俺「ああ。じゃあまた後で」

<ベネットの家>

ガチャ

俺「夜分遅くにすまない。失礼する」

ベネット「なんじゃ お前さんは?
     お前さんも けむたいとか文句を いいに来たのかえ?」

俺「いいや。ちょっと変わり者の研究とやらを見せてもらいたくてな」

ベネット「すると わしの研究を 見学に来たわけじゃな。
     なかなか 感心なヤツじゃ。
     もし 研究が成功すれば 古い呪文が ひとつ復活することに なるじゃろう。
     それは ルーラという 呪文でな 知っている場所であれば またたく間に移動できるという たいそう便利な呪文なのじゃ。」

俺「ほう・・・そいつは便利だな。
  旅人の俺にとっちゃあなんともおいしい話だ」

ベネット「そうじゃろう! しかし町のやつらは 文句ばっかりたれおってのう…」

俺「変わり者は迫害される・・・どこの世界でも同じだな
  それがたとえ天才であっても・・・・・・」

ベネット「お前さん タダ者じゃないのう…?
     わしと 同じ目をしておる。 孤独を知る目じゃ」

俺「・・・そうだな・・・・・」

ベネット「じゃが、同時にわしの持っておらんものを 持っている目でもある
     本当に大切なもの おぬしはもう 手に入れたのではないかね?」

俺「・・・・・・・・ああ」

ベネット「ほっほっほ うらやましいのう」

俺「確かにあんたには無いものかもしれない。
  だがそれを分け与えることはできるかもしれないぜ?」

ベネット「・・・・・?」



俺「その実験、俺が手伝ってやる」

ベネット「!」

俺「他のやつらの言うことなんざ気にするな。この実験、あんたは成し遂げたいんだろう?
  だったらいいじゃねえか。バカにされようが 煙たがられようが やりたいんだったらやればいい
  一人でできねえってんならこの俺が手伝ってやる。だから・・・

  
  夢を、諦めんじゃねーよ」


ベネット「!!!
     ふ、ふっふっふ……わはははは!!
     あっぱれ あっぱれ!きにいったぞ わかぞう!
     そのくーるな仮面の下には とんでもなくあつくるしい すがおが隠れておったか!わっはっはっは」

俺「ふん・・・」

ベネット「まさか名前も知らぬ わかぞうに 諭されるとはな
     長生き してみるもんじゃのう」

俺「こいつぁ失礼。まだ名乗っていなかったな
  俺の名は俺。異世界より舞い降りし光の救世主(めしあ)だ」

ベネット「ほっほ こりゃまた たいそうなこった


     ところで俺とやらよ」

俺「なんだ?」



ベネット「さっきの『煙たがられようが』というセリフは わしの研究が煙を出すことにかけておるのか?」ニヤッ

俺「!!
  ・・・ふん。くえねえじいさんだ

  だがそこがGOOD」ニマァ



ベネット・俺「はっはっはっはっは!!!」




るいは ともを よぶのであった▼

俺「さて、そろそろ本題に入りたいんだが
  俺は何を手伝えばいい?」

ベネット「ふむ・・・・・


     実はもう 研究は完成しておるのじゃ」

俺「え?」

ベネット「お前さんが来る ほんのちょっと前、気晴らしに散歩をしていたんじゃが・・・
     そのとき偶然 光り輝く草を見つけてのう、そいつを材料にしてみると なんとまあ あっさり完成したんじゃ」

俺「・・・・・」

ベネット「飛行実験も済んでおるぞ!」

俺「・・・・・」

ベネット「ということで 残念じゃがお前さんの出番は いっさいないんじゃ!ほっほっほ」

俺「・・・・・」

ベネット「まあ よいではないか 実験は 無事成功したんじゃ 
     さあ こっちへきなさい」

俺「・・・・・・・」スタスタ

ベネット「ルーラ覚えろ!えいっ!」ビビビッ

ベネット「これでおっけー☆じゃ。古に封じられし 移動呪文 ルーラを覚えたぞい」

俺「えらく適当だな・・・
  まあいい、この呪文を使えば 一度行ったことのあるところへなら 飛んで行けるというわけだな?」

ベネット「ああそうじゃ。まあ百聞は一見にしかずというコトワザがあるじゃろう。まずは使ってみんさい
     頭の中に 今一番行きたいところを思い浮かべて唱えるのじゃ!!!!!」

俺「・・・・・ル ー ラ ! ! !」
テレテレテレッ ギュイーン ギュイーーン

<妖精の村>

ギュイーン ギュイーン スタッ

俺「さて・・・10年も経ってしまったが、知ってるやつはいるかァ・・・?」キョロキョロ

ポワン「まあ もしかして俺っ!なんてなつかしいんでしょう。
    あの時は本当に世話になりましたね。
    それで今日は 私になにか用なのですか?」

俺「誰かと思えば フルートを無くして困っていたアンタか。
  ・・・いや、用というわけではないんだが、ここで伏線を回収できるそうなんだ
  なにか心当たりはないか?」

ポワン「伏線・・・?なんのことか わかりませんが 妖精の城に行ってみれば なにかわかるかもしれませんわ。
    ちょうどこの村から出ている城行きのバスが到着したようです。それに乗ってお城に行くといいでしょう。
    俺 この定期券を持って行きなさい。
    私たち妖精国の女王が きっとチカラになってくれるでしょう。」

色々と飛ばしすぎだろwww

俺はバスの定期券を受けとった!

俺はバスの定期券を手に入れた!

俺「ありがとよ。やはりあんたらを助けておいてよかったぜ
  くっくっく。ゲレゲレ、お前の考えは正しかったようだ」
    

<妖精のバス停>

運転手「おっ なんやニイチャン城行くんか? ラッキーやな!城行きのバスは一日一本しか走らんで」

俺「ああ。さすが俺ってとこか・・・(ニヤリ)
  ほら 定期だ。乗せてもらうぜ」

運転手「まいどーー!ほな行くでーー!ちゃんとシートベルト締めてやーー」プシューーッ ブロロロロロ

<妖精の城>

キキーーーーーーッ

運転手「ついたわ、はよ降り」ピーーーーッ ガコン

俺「ありがとよ」

運転手「帰りはもう来やんけど、どうもないか?何やったらタクの番号教えたるで」

俺「(ルーラで帰れるが、親切を無下にするのは心苦しい)ああ、頼む」

運転手「・・・」(手を差し出す)

俺「?」

運転手「百万円」

俺「・・・・・・・・・・」

運転手「がっはははははwwwwwジョーダンやwwwwwwwwww」

俺「・・・・・・・・・・」スタスタ

<女王の間>
女王「よくぞまいられました。話はすでにポワンから聞いております。
   あなたが求める伏線とは 過去に戻り ゴールドオーブのすり替えるイベントのことでしょう。
   しかしもはや 天空城を浮上させるだとかをやっている時間はないのです。
   これをごらんなさい」

女王は ひかるオーブを取り出した!




女王「ぬぅん!!!!!!!!!」ベキキキ パァン!

ひかるオーブは こなごなに くだけちった!


女王「俺 よく聞きなさい。運命とは 強い願いで変えることができるのです。
   過去は過去・・・その過去から学ぶことは大切ですが いつまでも過去にしがみついていてはいけません
   あなたが辿ってきた運命は すでに変わっているのです。史実どおりに動く必要はありません。
   ドラえもんも 言っていたでしょう?『未来なんて ちょっとしたはずみで どんどんかわるから』と。
さあ お行きなさい!闇の世界 エビルマウンテンへ!そこにあなたのなすべきことが 待ち受けています!」


俺「・・・・・・・・・・・・・・」

女王「おっと それから これは私からのプレゼントです。エビルマウンテンへの道のりは長く厳しい(レス数的に)
   ぬぅん!!はぁああああああ・・・・・!!!
   ふう、あなたの記憶にエビルマウンテンのイメージを刷り込みました。これでルーラを使って一発で飛べるでしょう」

俺「かなり無理やりご都合主義的に割愛された気がするが まあ、いいか
  ありがとう妖精の主。世話になったな」
  
女王「さようなら俺。あなたに幸せが訪れますように・・・
   もっとも 本当にほしかった幸せは すでに手に入れているのかもしれませんが・・・」


俺「ふん・・・・・・そうかもな
  じゃ 本当に行くぜ。アディオス 女王(ベジータがトランクスを見送るポーズ)
  ル ー ラ ! ! ! 」

テレテレテレッ ギュイーン… ゴンッ!!!!


俺「んぼぉ」メコッ

俺のあたまは てんじょうに めりこんだ!


俺「・・・」プランプラン

女王「・・・・・・・・」



ルーラを しつないでつかうのは きけんですので ぜったいに おやめください!▼

<ルラフェン>


ベネット「おお、無事戻ってきたか
     なに?屋内でルーラを使ったら 天井にめり込んだだと?ふぉっふぉっふぉ、そいつは傑作じゃ!
     ワシの家は 近隣住民の嫌がらせで 屋根がはがされておるから 室内で使用できないなんぞ 知らなかったわい。ふぉっふぉっふぉ」

俺「・・・・・・・
  そ、それは置いといて 俺はそろそろ行くとする」

ベネット「その様子じゃと 何か掴めたか?」

俺「ああ。あんたのルーラのおかげで 俺という物語のページをめくることができたぜ」

ベネット「?ちょっと何をいっとるかわからんが まあよかったんじゃないか?」

俺「・・・・・・・・
  ま、とにかく礼は言うぜ。じゃあな」スタスタ

ベネット「(礼言えよ)」

まぁ確かにストーリー全てを書いていったらいつ終わるか分からんしな

パパス「おお!俺 帰ってきているではないか!」
ヘンリー「どうだ?何か成果はあったのか?」

俺「ああ・・・移動呪文を覚えた上に強化までしてもらった。これでエビルマウンテン直行だ
  それから妖精の国に行って伏線も回収してきた。バッチグーだぜ」(サムアップ)

パパス「それはよかった!」

ゲレゲレ「だとすりゃ あとはエビルマウンテンに向かうだけか・・・・・」

ヘンリー「そこに いまいましいゲマのやつも きっといるぜ」

俺「ゲマか・・・・・・・・・・
  あいつには世話になったしなァ・・・」

ヘンリー「そうだな・・・。でも俺たちは以前と見違えるほど強くなった。
     これで・・・あいつを倒せる!!」

パパス「うむ!もはやあんなやつにヘコヘコする必要もないな!ぬわっはっは!」

ゲレゲレ「さ 行こうぜ俺」

パパス「うむ!」

ヘンリー「最終決戦だ!」

俺「ああ・・・・・友・・・仲間・・・家族・・・・・ここにきて かけがえのない者たちと 最後の戦いへいざ行かん
  ってな・・・ククク かっこつけすぎたかァ?
  行くぞてめーら。腹くくれ。チビんじゃねーぞ?」ニマァ


俺「ル ー ー ー ー ー ラ ッ ッ ! ! !」
テレテレテレッ ギュイーン ギュイーン



ものがたりは ついに さいしゅうしょうへ とつにゅうする!▼

どうにかこのスレ中に終われそうだ
俺もできればパート化は避けたかったのでこのまま行かせてもらうぞ・・・(ニマァ


毎度のコトながらたくさんの支援やレスありがとう

<エビルマウンテン>
ギュイーン ギュイーン スタッ

ヘンリー「ここが・・・エビルマウンテン・・・
     魔界・・・・・・・」ゴクリ

パパス「ぬぅ・・・なるほど なんという 邪悪な空気・・・
    思わず まともになってしまった」

ゲレゲレ「これが本場の魔界の瘴気か・・・なるほど、笑えねえ
     俺、気をつけろ。ここの瘴気を吸っている時の魔物・・・・・
     あちの世界とは比べ物にならねえほど強力になるはずだ」

俺「なるほどな、ここでの力こそが真の実力というわけか
  さて、ゲマのヤロウはどこに・・・・・ん?あそこにだれかいるぞ・・・」

ヘンリー「人間・・・?」

パパス「!!!!!!!! あ、あれは・・・・・」





マーサ「ああ…俺…俺ですね…。」

俺「お・・・ふくろ・・・・・・」

マーサ「ああ…俺…母はどんなにか あなたに会いたかったことでしょう……。
    私があの男の元を去った日以来 あなたのことを考えぬ日はありませんでした。
    俺…。なんとたくましく 成長したことでしょう…。
    今こうしてあなたに会っていることが まるで夢のようです…。」

俺「・・・・・・・
  俺も・・・・・・会いたかったぜ
  おふくろ・・・・・・・・・」

ヘンリー「グスッ・・・よがっだなあ、俺ええ゛え゛」

ゲレゲレ「くっ・・・なんでだろうなァ・・・この感動的なシーンを 脳裏に焼き付けたいのに
     目の前がにじんでなんにも見えねえやチクショウ」


パパス「・・・・・・・・・・・」


マーサ「よくここまで会いにきてくれました 俺。
    もうこの母は なにも思いのこすことはありません。
    俺…。私は今ある使命のため この暗黒の地にいるのです
    世界を破滅へと導く 大魔王ミルドラースの魔力を封じることができるのは 私しかいません
    決してあなたのことを 捨てたわけではないのです。わかってください 俺…」

俺「ああ・・・・・わかっている・・・・・・・・
  だから何も言わなくていいさ。あんたの愛は 十分伝わってるさ・・・」

マーサ「とても 強くたくましい男になったのですね 俺…。あなたに会えてよかった
    さあ さがっていなさい 私の 最後の仕事です。俺…大魔王ミルドラースを倒し、世界に光をもたらしてください
    私の…母からのさいごのお願いです」

俺「・・・!?何を・・・!」

マーサ「せめて せめて この私が この命にかえても その魔力を封じてみせましょう」

マーサ「全知全能の神よ わが願いを…」パアア…







スゥゥ・・・

ゲマ「ほっほっほ。いけませんね。あなたの役目は大魔王さまのためにトビラを開くこと…。
   余計なことをしてもらっては困るのです。
   ・・・もはやミルドラースさまに お前の魔力などいりません。邪魔をするというのなら消えてもらいましょうか」

俺「・・・!ゲマ・・!」

ゲマ「ほっほっほ。ご苦労様でした。
   死になさい」ブゥゥン…


ゲマ「メ ラ ゾ ー マ ! ! !」テレテレテレッ


ヘンリー「ま、マーサさん!あぶない!!!」

俺「おふくろォォォオ!!!!!!!」ダッ

俺「く・・・そ・・・・・まにあわねえ・・・・・!」

マーサ「・・・!!きゃあああああああああ――――

パパス「ぬおおおおおお!!!」ガバッ

マーサ「!?あ、あなた・・・!?」

パパス「久しぶりだな我が妻マーサよ。お前にはつらい思いをさせてしまって本当に申し訳ない



    せめて・・・最後は父親として、夫として・・・家族を守らせてもらうぞ」ギュッ

俺「パパス・・・・親父ィィ!!よせ!!!!!!!」


パパス「ぬわーーーーーーーーーっっ!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・

ヌワス「パパーーーッ!!」

俺「・・・・・・・・・・・・」

ゲレゲレ「な、なんてことだ・・・・・・・」

ヘンリー「そ、そんな・・・うそ・・・だろ・・・
     ここまで 来て そんな・・・」ヘナヘナ

ゲマ「ほーっほっほっほ おやおや パパスさんも 一緒だったのですか
   彼は いい僕だったのですが 最後の最後に 人間としての心を 取り戻してしまったようですねえ
   まあ 彼も愛する妻と 共に永遠の眠りにつくことができて さぞかし幸せでしょ―――

モクモク・・・



パパス「ふぅー いやはや 俺と一緒のパーティにいたせいか いつの間にかかなりレベルが上がっていたらしい
    だがまだ修行不足だな。さっきのメラゾーマで 左手の中指を突き指してしまった。ぬわっはっは!」

マーサ「ここはどこ?天国かしら?」

ゲマ「!?!?」

ヘンリー「!?」

ゲレゲレ「!?」

俺「・・・・・・・・くくっ」

俺「あーーっはっはっは!まさかバカ親父に一本取られるとはなァ・・・くっくっく、こいつは傑作だぜ・・・」

ヘンリー「俺・・・・・・
     ぷっ くくく・・・・・」

ゲレゲレ「・・・・ふっ」


一同「「「わっはっはっはっはー!!!」」」

俺「ったく 心配させやがって・・・
  だがもうこれで吹っ切れた。これで心置きなく戦えるぜ
  親父、おふくろ・・・おめーらはそっちで久しぶりの再会を楽しんどきな
  俺たちは因縁の相手と仲良くやらせてもらうからよォ」

ヘンリー「ああ、そうだな」

ゲレゲレ「俺を取り巻く風が・・・変わった・・・」


ゲマ「ぐ、ぐう・・・」


俺「さァーて。こっちも久しぶりの再会だもんで、お茶しながら昔話に花を咲かせるとするか?」

ゲマ「む、昔話に・・・ですか?」

俺「あーあ、そうとも
  ただし男らしく コブシで語り合おうぜ!!!!!!」ギュオッ

ゲマ「ーーーーッ!?!?」

俺「オルァ!!!」ドゴァ!


俺の こうげき!
ゲマに 109の ダメージ!!

ゲマ「ッ!ま、魔界の瘴気を取り込んでいても これだけのダメージを・・・
   だ、だが耐えれないことはない!!次は私の・・・・」

ゲレゲレ「おっと、足元がお留守だぜ!」ボゴッ

ゲレゲレの こうげき!
ゲマに 95の ダメージ!!

ゲマ「~~~~~~~ッッ!!!
   こ、こざかしいですね・・・!メラゾー―――」

ヘンリー「シッ!!させるかよ!!!」バギッ

ヘンリーの こうげき!
ゲマに 88の ダメージ!!

ゲマ「あぐッ」ズザザー

俺「ふん・・・貴様の実力はやはりこの程度か・・・・・」

ゲレゲレ「あーあー、期待はずれだ」

ヘンリー「俺たちはしらない間に かなり強くなっていたみたいだな」


ゲマ「(ち・・・ちくしょおおおおお・・・・・・・・こ、この私が・・・・まるで子ども扱い・・・!
    な、なぜだ・・・・・なぜこんなガキどもに 勝てない・・・!!
    なぜ私が こんなやつらに おびえなければならないのですか・・!)」

ヘンリー「なぜ敵わないか って言いたげな顔をしているな」

ゲレゲレ「簡単なことだぜ・・・・・・それは・・・」


俺「 て め ー は 俺 を 怒 ら せ た 」

ゲマ「・・・!?わ、わけのわからないことを・・!!
   私が・・・私が負けるはずないのですよ!!!!」ギュンッ

俺「はあああ・・・ホァタァ!!!!」ブンッ

メ ゴ ッ

ゲマ「ぎゃあああああ!!!!」

ゲレゲレ「俺の後ろ回し蹴り・・・ッ!ゲマの右腕に直撃だ
     ありゃ完全にイったぜ」

ヘンリー「これで得意のメラゾーマも打てない。勝負あったな
     なんだかとってもあっけなかったけど・・・まあ強くなりすぎるっていうのも 罪なんだな・・・」

ゲマ「お、おのれ・・・・・こ、こんなこと・・・こんなこと」ブラブラ

俺「これが圧倒的実力差ってやつだ
  てめえの命運は尽きた・・・恨むんならこんな人生を歩んできた自分自身を恨むことだ・・・」

ゲマ「くっ・・・ ま、まだだ!!私の後ろには まだ
   大魔王ミルドラース様が控えておられるのです!!!!!」ダッ

ゲレゲレ「あ!後ろの扉に向かって走り出したぞ!
     ヤロウ、勝負すら放棄しやがった・・・ッ まるで靴の裏をなめてでも助かろうとするかのごとく 他者へすがる姿・・・ッ
     失望しか沸いてこないぜ・・・」

ヘンリー「で、でも大魔王ってやつと手を組んで襲い掛かってきたら さすがにまずいかもしれないぜ!
     追いかけよう!!」ダッ

俺「やれやれ、どうせどっちも始末しなきゃならねーんだ。だったらまとめてやってやろうぜ・・・そっちのほうがお得だ」ギュオッ

バァン!!!

<大魔王の玉座>

ミルドラース「・・・・・・・・・」

ゲマ「ハァハァ、ミルドラース様!お助けを!!こ、こいつらを 血祭りにあげてくださいませ!」

ミルドラース「・・・・・・・・・」

グラッ


ミルドラース「」ドサ・・・ゴロゴロ

ゲマ「ミルドラース・・・さま・・・?」




「ふふふ・・・・・・・・大魔王ってのも たいしたことないわね
 ただ強い魔物に生まれたってだけじゃあ 私には勝てないのよ」

ゲマ「あ、あなたは誰です?ミ ミルドラース様は・・・?いったい な、なにが・・・?
   どうなさったのですか?な、なぜミルドラース様の首が・・・取れて・・・ミルドラース様 へ 返事を・・・」

「うるさいわね・・・。邪魔よ、消えなさい」

バシュンッ ボオオオオオオ

ゲマ「ぐっぐはあ…! あ 熱いぃ~っ! なんですかこの光は~っ!?
   こっ この私が こんな光に焼かれるなどと…そんな そんな ことが あっては…
   ミッ ミルドラース様…」


バァン!!!

ヘンリー「やっと追いついたぞ!! って な、なんだこれは!
     あそで燃えているのは ゲマ・・・!? ~~~ッそしてその奥に転がっている首は・・・!?」

ゲレゲレ「あ、あの首はミルドラース・・・・・・・
     いったいどうなってやがる・・・・・」

俺「・・・・・・・・!?」

ちょっと用事ができたんで申し訳ないですが小一時間ほど外出してきます
帰ってきたら残り全部投下しますのでよろしければ保守お願いします

まさにポルナレフ状態

やばいお前らの予想レスが予想外すぎてこのままじゃ埋まる危険性が極めて高い。投下し終わってから出かける


ゲマ「げぐぁ~っ!!」シュウウウウウウ…


ヘンリー「ゲマが・・・死んだ・・・?
     あ、あっさりと・・・・・・・・」

ゲレゲレ「・・・・・・・・・気をつけろさらに奥、誰かいるぞ
     おそらく、ミルドラースとゲマをやったやつだ・・・」 



「生まれ持った素質や力なんて たかがしれている。こいつらを見ればわかるわよね
 復讐心こそ本当の力よ。そう思うでしょ?俺・・・」


俺「・・・・・・てめえは・・・・ッ」

ゲレゲレ「あのときの・・・!」







ベラ「久しぶり…本当に久しぶりね 俺・・・」

俺「・・・ベラ・・・・・・・」

ベラ「あら、物覚えの悪いあなたたちでも私のことは覚えててくれたんだ。うれしいわ
   私もね あなたたちのことは 今まで一日たりとも忘れなかったわ。そう、一日も

   あの苦しみを忘れたことはなかった・・・」

俺「・・・・・・・・・」

ベラ「あなたたちへの復讐だけを誓って10年間みっちり修行をしてきたの・・・・」






ベラは ひらりと上着を 脱ぎ捨てた!
なんと 筋骨隆々の 肉体が あらわれた!!

ベラ「10年間欠かすことなくジムに通い続けた結果よ・・・継続は力なりって言うでしょう?
   今の私の体重は180kg。 体脂肪率は


   5%だ・・・」


スッ・・・



ベラは ゆっくりと かまえをとる

ベラ「さあ・・・・・いまこそ積年の恨み そして往年の因果を断ち切る 最後の戦いを始めようではないか・・・・」




ベラが あらわれた!!!

ベラ「行くぞ俺・・・・・・・

   
   シッッ!!!」ビュン

俺「!!」サッ

ボゴォォ!!!!!!!!

俺「・・・・ッぐあ!」ドザザー ボゴォン!


ヘンリー「!?
     はっ 速い! 一瞬で間合いを詰めて ジャンピングニー
     あの俺が・・・ガードするだけで精一杯だった・・・!」

ゲレゲレ「な、なんて威力だ・・・・!攻撃を受けた俺が 30m以上吹っ飛んだぞ!」



ベラ「期待はずれね。こんなもんかしら?」タンッタンッ


俺「(ぐ・・・な、なんというスピーディな攻撃・・・ッ 今までの魔物とは比べ物にならねえ・・・!
   パ、パワーもダンチだ・・・!こ、こいつ間違いなく今までで最強の敵・・・・・!)」ガクガク

ベラ「あら?どうしたの?まさかもう勝てっこないってことを悟ってしまったのしから?」スタスタ

俺「・・・・・・・・・・・・・




  だが、なぜだろうなァ・・・・・。今までにないくらい・・・心が躍ってるぜ・・・
  まるでこの闘いのために 生きてきたって感じだァ・・・」スゥゥ…

俺「ベラァアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!」クワッ!!

ベラ「ビクゥ!!  な、なによ!!」

俺「あの時 なぜてめえの延髄ではなく 腹を殴って気絶させたのか・・・・
  今ようやくわかった気がするぜ」

ベラ「(気絶してないからこうなってるんだけどね)・・・何よ」

俺「すべては・・・てめーみたいな強者と
  今こうして闘うためだったんだよォ・・・

  最後の最後に 俺を満足させてくれる敵に出逢えてよかったぜ」ニマァ

ベラ「・・・減らず口を
   あくまで自分が優位に 立つつもりね
   だけどあなたに私を倒せるとは思えないわ
   死になさい!!シッッ!!!」ブオォン!バギッ!

俺「クッ!ガハァ!!」ドシャッ

ベラ「全然ダメね。視覚で捉えられていても 体がついてこれてないわ
   さっさとおしまいにしましょう」

ヘンリー「だ、だめだぁ~ 俺には 俺が勝つビジョンがまったく見えない・・・っ!
     こりゃ本当に 絶対絶命だぞ~」

ゲレゲレ「いや、そうは思えんな
     俺の顔・・・ありゃなにか策があるって風に見えないか?」



俺「・・・やれやれ、確かにとんでもない力だ。”このまま”では勝てないな」

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