岡部「流石に17にもなってトゥットゥルーはないだろ……」(159)

ラボ

ガチャ

ダル「ちぃーっす、オカリン。急に呼び出してどしたの?」

岡部「来たか・実は少し相談があってな……最近、悩んでる事があるのだ」

ダル「えっ、オカリンに悩みとかあるの?」

岡部「貴様、俺をなんだと思って……まあいい。とりあえず本題に移るぞ」

ダル「んで、悩みって?」

岡部「まゆりのことについてなんだが……最近、まゆりのある事が気になりだしてな」

ダル「まゆ氏の?」

岡部「ああ……今まではそこまで気に留めなかったのだが、ふと思ったのだ」

岡部「流石に17にもなってトゥットゥルーはないだろ……」

ダル「えっ?」

岡部「お前が疑問に思うのも分かる。確かにまゆりはまだ16だ。誕生日を迎えていないので17ではない」

ダル「いや、そうじゃなくて……というか急にどしたん? あれはまゆ氏の口癖なんだし今更……」

岡部「それが問題なのだ!」バン!

ダル「ちょ、急に大声だすなお……」

岡部「ごほん、すまん……少し取り乱してしまった。だがな、ダル、これは非常に由々しき事態なのだ」

ダル「……kwsk」

岡部「いいか、ダル。まゆりは幸運にも周りの友人関係に非常に恵まれてる」

ダル「まあ、確かに。ラボメンともみんな仲いいし、趣味の方もレイナーのフブキ氏とかもいるしね」

岡部「だが、それは今だからだ。まゆりは来年には受験を向かえ、その次には俺達と同じ大学生だ」

ダル「うん。そだけど、それがどしたの?」

岡部「考えても見ろ!大学で回りに誰も知人がおらず、一から人間関係を築く時! その第一声がトゥットゥルーだったらどうなる!?」

ダル「……ああ~そゆこと」

岡部「まゆりは見た目も性格もいいから、今はトゥットゥルーが赦される……だが」

岡部「まゆりを知らない他者から見ればただの痛い言動をする美少女にしか思われないではないか!?」

ダル「それはそれで僕は十分ありだけど……ぐふふ」

岡部「このようにお前のようなゲスい感性を持った異性がまゆりに近づくかも知れん! それだけは赦せん!!」

ダル「ゲスいってオカリン酷すぎだろ……話纏めると、オカリンはまゆ氏の口癖を治したいってことでおk?」

岡部「そうだ! 流石、我が右腕。理解が早くて助かる」

ダル「でも、まゆ氏ってちゃんと人前じゃ普通の言葉使いだと思うけど……」

岡部「甘い! 普段ちゃんと話せていても、ふとしたきっかけで口癖が出る可能性だってある! そうなったらどうなる!?」

ダル「どうって……」

岡部「普段、普通に喋ってた分、ギャップがあって返って周りから引かれてしまう!」

岡部「つまり。まゆりの口癖は徹底的に直さねばならないのだ」

ダル「う~ん、でもどうやって直すん?」

岡部「それをお前に相談したいのだ」

ダル「急にそんなこと言われても困るお……」

岡部「頼む、何かいい意見はないか?」

ダル「まゆ氏に直接言えばいいんじゃね?」

岡部「それではダメだ。あいつのあの口癖、何年使ってると思ってる? 口で言って直るなら苦労はしない」

ダル「う~んなら、口でダメなら実力行使しかないんじゃね?」

岡部「なッ!? 貴様! まさかまゆりを傷つけるなんて事を言うんじゃないだろうな!?」

ダル「違うお。ペナルティーを与えればいいんだお」

岡部「ペナルティー?」

ダル「例えば、まゆ氏がいうもの口癖を言う度に、何か一つペネルティーを与える」

岡部「なるほど、そうする事によって次第にペナルティーを与えられないよう、まゆりは口癖を言わなくなる」

ダル「まっ、問題はそのペナルティーだお」

岡部「例えば、バナナを食べるの禁止する、とかか?」

ダル「う~ん、それだとイマイチ軽い気がするお。ペナルティーの内容は長年まゆ氏と付き合ってきたオカリンが考えるのだ妥当だと思われ」

岡部「ふむ、ペナルティーか……」

ダル「あと、ペナルティーのことはまゆ氏に秘密にした方がいいと思うお」

岡部「何故だ?」

ダル「まゆ氏は最初、ペナルティーを受けた時に何で自分がこんな事をされるのか分からないと思うお。だけど、次第に口癖を言う度にそれをされてると気づく」

岡部「なるほど、そうする事でいずれは自ら口癖を封じることになるのか」

ダル「そうだお」

岡部「よし分かった!では今日中にペナルティーを考え、早速明日からミッション開始だ!」

ダル「この作戦の成功はオカリンのペナルティーに全て掛かってるお!」

岡部「フッ、任せておけ! この鳳凰院凶真がとっておきのペナルティーを用意して見せよう! フーハハハ! 覚悟しておけよ!まゆり!」

次の日

ダル「オカリン、昨日の件上手く行きそう?」ヒソヒソ

岡部「ああ、ばっちりだ。完璧すぎる……なんせ一晩寝ずに考え、この究極のペナルティーを用意したのだからな」ヒソヒソ

紅莉栖「あんた達、朝から何ヒソヒソ話してるの?」

岡部「フン、極秘ミッションの最終確認だ。貴様には関係ない」

紅莉栖「何が極秘ミッションよ、またどうせ下らないことでも企んでるんでしょ、全く」

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー☆」

岡部・ダル(来た!)

ダル(オカリンの手腕、見せてもらうお!)

岡部(オペレーションブリューナク、開始!)

紅莉栖「おはよう、まゆり」

まゆり「うん、おはよう。紅莉栖ちゃん♪」

岡部「……」スッ

ダル(まゆ氏が牧瀬氏の挨拶している内にすかさずまゆしの傍に移動した!)

まゆり「オカリンもおは……」

岡部「赦せ、まゆり……」

ちゅッ

まゆり「んむっ……!?」

岡部「んっ……」

ズキュウウウウウウウウウウンン!!

紅莉栖「なッ!?なにィィイイイイイイ!?」

ダル(や、やった! 流石オカリン! 僕たちできないことを平然と……)

ダル「はあああ!?」

まゆり「お、お、おか、オカリン……?」

岡部「おはよう、まゆり」

まゆり「う、うん……お、おはよう」

紅莉栖「な、な……」

岡部「よし、ではまゆりも来たことだし今日の円卓会議を……」

ダル(す、凄い……あれだけのことをしておいていつもと同じように振舞うなんて)

ダル「……いやいやいやいや、ちょ、待てよオカリン!」

岡部「なんだ、ダル。会議の前にトイレは済ませおけと言っただろ」

ダル「そうじゃないお! い、いまのどゆこと!?」ヒソヒソ

岡部「言っただろ、アレが俺が一晩考えて思いついた究極のペナルティーだ。見ろ、まゆりの奴、顔を真っ赤にして口を金魚のようにパクパクさせている!」

まゆり「あ、あう……」

ダル「一晩寝ずに考えた結果がこれかお!」

ダル(あれ、一晩寝ずに……? そういえば、オカリンの目、さっきから焦点定まってな気がする)

岡部「フーハハハ!、完璧だ!これでまゆりの口癖も直る! フーハハハ!ハハッ」

ダル(だ、ダメだ、オカリン、錯乱してる……)

紅莉栖「まゆりの……口癖?」ピク

まゆり「お、おかりんに……おかりんにちゅうtって……えへへ」

紅莉栖「……」

紅莉栖「ふむん……」

ダル「な、なあ、牧瀬氏、なんか今日はまゆ氏もオカリンも様子おかしいみたいだから解散した方が……」

紅莉栖「……」

ダル「牧瀬氏……?」

紅莉栖「ごほん……とぅ」

ダル「……?」

紅莉栖「トゥットゥルー★」

ダル「えっ?」

岡部「……」ピク

ダル「ま、牧瀬氏? な、何を……」

紅莉栖「ねえ、ねえ、お、オカリン」

ダル「なっ!?」

まゆり「く、紅莉栖ちゃん……?」

紅莉栖「トゥットゥルー☆」

岡部「その口癖はペナルティイイイイイイイイイイイイ!!」

ちゅっ

紅莉栖「んっ」

ズキュウウウウウウウウウウウウウウウウン!!

            '´  ̄  ̄ ` ヽ、
          、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
.        `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ

         {: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|

         i::小●    ● ノリル: ; j
          从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》  ドンマイ!
        /⌒ヽ、|ヘ   ゝ._)   j /⌒i
      \ 〃::(y;)>,、 __, イァ/、__/

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         .ルリゞ::::::((:::::::ルリゞ::::/

ダル「なん……だと……?」

まゆり「お、オカリン!?」

紅莉栖「うぇへへ……おかべ、ううん」

紅莉栖「オカリン♪、トゥットゥルー☆」

岡部「だからダメだといっただろおおおおおおおおおおおお!!」

ちゅっ

紅莉栖「んっ、んむ……」

ダル(なッ、牧瀬氏! まさか、あの一瞬でオカリンがまゆ氏のキスした原因を突き止め、更にオカリンが錯乱状態だと見抜き! そして声を真似てキスされるように誘導した!?)

ダル(やはり天才か……)

まゆり「むぅ……」

            '´  ̄  ̄ ` ヽ、
          、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
.        `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ

         {: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|

         i::小●    ● ノリル: ; j
          从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》  トゥットゥルー☆
        /⌒ヽ、|ヘ   ゝ._)   j /⌒i
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            '´  ̄  ̄ ` ヽ、
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.        `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ

         {: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|

         i::小●    ● ノリル: ; j
          从l⊃     ⊂⊃从ッ》  トゥットゥルー☆
        /⌒ヽ、|ヘ  Ε     j /⌒i
      \ 〃::(y;)>,、 __, イァ/、__/

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ダル「オカリン!しかっりするお!あれはまゆ氏じゃなくて牧瀬氏だお!」ユサユサ

岡部「なにをいっているのだダル、トゥットゥルーなんて言葉を使う奴はまゆしぃかこずぴぃしかいないではないかフゥーハハハ」

ダル「こずぴぃって誰だお!? くっ、まさかここまで錯乱してるなんて……」

まゆり「そ、そうだよ、オカリン。トゥットゥルーって挨拶するのはまゆしぃだk」

ダル「ま、まゆ氏、今その言葉を使ったら……」

まゆり「ふぇ?」

岡部「だからトゥットゥルーはダメだと言っただるまゆりぃいいいいいいいいいいいいい!!」

ちゅ、くちゅ

まゆり「んむッ!? んん、……んっ」

紅莉栖「し、舌まで入れた、だと……?」

Mr.ブラウン「とぅ、トゥットゥルー///」

田村ゆかり(37)「トゥットゥルー☆」

オカリンも言ってるよな…?

紅莉栖「くっ、わ、私もトゥッ」

まゆり「トゥットゥルー!」ムギュ

紅莉栖「なっ」

岡部「まゆりぃいいいいい!!!」

ちゅっ

まゆり「んっ、オカリン……とぅっとぅる」

チュ

まゆり「んむっ、もっと……とぅっとぅる」

チュ

まゆり「んっ、だいすき、おかりん。とぅっとぅる」

チュ

ダル「」

紅莉栖「」

ダルが発狂するぞ

なんだフェイリスたんはでてこないんですか

数時間後

岡部「正直、すまんかった……」ドゲーザ

ダル(あの後、数時間にも渡る牧瀬氏とまゆ氏のトゥットゥルー合戦の末、やっとオカリンが正気に戻ったお……まあ、僕はその間ずっと開発室に篭ってヘッドフォン着けてエロゲーしながら気紛らわせてたけど)

紅莉栖「ま、全く、ほんとあんたってろくでもない事しかしないわね!」

まゆり「ま、まゆしぃも今回のことはちょっと困ったのです!」

ダル「とかいいつつ、二人とも顔がにやけてる件について……」ボソ

紅莉栖「橋田、なんか言った?」

ダル「なんでもないお」

岡部「本当に済まなかった……だが、おれはまゆりのためを思って」

まゆり「もう……心配しすぎだよ、オカリン」

岡部「しかし……」

まゆり「えへへ、でもそれだけオカリンに想われてるなんて、まゆしぃはオカリンに愛されてるのです♪」

>>86
トゥットゥルー☆ニャン
      ト           /|
      'i::\        /::i
      ヘ::::`_,--y~7-/>、/::::i
    r´ ヘ< ヘへ~ヽ 、//ゝ⌒ヽ,

    /   ∞        ∞ ヾ、i\
   /  /  ;  i  }  リ  ヽ ソ  〉
  〈 { {i ,トルN、从Nリノりi.|   }〈  /
  〈ミ ヽ'{. i{.●    ●  ii   .! ー(y、
    _ソ ! l⊃ 、_,、_, ⊂⊃  リ   ノ }
 {/⌒ヽ_レヘ   ゝ._)  リ;,,/⌒i  ( /
 ノ\ ノノ`゛'>,、 __, イW/  /   Vンヽ.
 (ミ、  `i    }f ~∞~ i | {.ヘ==/〉    ~)
   リ   ヽ (::{ |:| |::}    /    ノ'

岡部「あ、愛ぃ!? ち、違う! お前は俺の人質だから、その……くっ」

まゆり「えへへ」

紅莉栖「ぐぬぬ」

ダル(友の助手と幼馴染が修羅場すぎる件について)

ダル「そ、そういえば、今日はフェイリスたん達も来る予定だった筈だお! たぶんそろそろ……」

ガチャ

フェイリス「凶真~遊びにきたニャ!」

ルカ子「お、お邪魔します」ペコリ

鈴羽「ちーっす、バイト暇だから遊びに来たよ!」

萌郁「……阿万音さんに、誘われた」

ダル(タイミングよくみんな来たお! よし、これで修羅場回避!)

フェイリス「ニャニャ? なんで凶真とマユシィそんなにくっ付いてるのニャ?」

岡部「こ、こら、まゆり、もう離れろ」

まゆり「えへへ、みんな着ちゃったし仕方ないね」

岡部「ま、全く……」

ルカ子「あ、あの、何かあったんですか?」

紅莉栖「ちょっとね……」

ルカ子「……?」

鈴羽「あ、そうだ! ねえねえ、椎名まゆり、一ついいかな?」

まゆり「なあに? スズさん」

鈴羽「綯がよく使う挨拶、えっと、確かトゥットゥルーだっけ?」

岡部「……」ピク

鈴羽「あれって、君が発案なの? なんかいい言葉だよね! つい口にしちゃうよ。トゥットゥルー☆ってね」

            '´  ̄  ̄ ` ヽ、
          、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
.        `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ

         {: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|

         i::小●    ● ノリル: ; j
          从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》  トゥットゥルー☆
        /⌒ヽ、|ヘ   ゝ._)   j /⌒i
      \ 〃::(y;)>,、 __, イァ/、__/

.        \:(y;ノ:::::::::}}::::::::(y;/::::::/
         .ルリゞ::::::((:::::::ルリゞ::::/

岡部(あ、あれ……なんだ、今のは体が)

フェイリス「確かに、マユシィのあの挨拶に癒されるご主人様も多いニャ! 今度フェイリスも使ってみるかニャ、トゥットゥルー☆ニャ」

岡部「……ッ」ビクン

ダル「うっほおおおおおおおおお!!フェイリスたん!それ最高だお!」

岡部(な、なんだ!? また体が! 今度はフェイリスに反応して……)

まゆり「えへへ、みんなでトゥットゥルー☆が大流行なのです♪ねえねえ、るかくん、るかくんも言ってみようよ」

岡部「くっ……」ビクンビクン

ルカ子「ええ! は、恥ずかしいよ……」モジモジ

まゆり「萌郁さんもっ♪」

萌郁「わたし、……も?」

まゆり「ほらほら、二人とも、せーの」

ルカ子・萌郁「「とぅ、……トゥットゥルー☆」」

岡部「」ビクン!!

岡部「……だ」

フェイリス「うにゃ? 凶真、どうかしたかニャ?」

岡部「……めだ」

フェイリス「凶真?」

岡部「トゥットゥルーはダメだといっただろうがあああああああああああああああああああああ!!!」

チュっ

フェイリス「んにゃ!? んむっ……」

岡部「んっ……」

ズキュウウウウウウウウウウウウン!!

ルカ子「ふぇ!?」

鈴羽「お、岡部倫太郎!?」

萌郁「だ、大胆……」カチャ、カチャ

ダル「ちょ……」

ダル「ど、どういうことだってばお!? オカリンは正気に戻った筈じゃ……というかフェイリスたんに手出すとかふざけんなお!!」

紅莉栖「ま、まさか……」

ダル「牧瀬氏、何か分かったん?」

紅莉栖「す、推測だけど、これはパブロフの犬と同じ現象だわ」

ダル「それって確か条件反射の実験の奴だっけ?」

紅莉栖「ええ。さっきまで岡部は錯乱状態でトゥットゥルーという言葉に反応してキスをしていた。それを数時間繰り返すことによって岡部は条件反射で言葉に反応してキスするようになったのよ」

ダル(あれ、それってつまり、あの状況でオカリンとひたすらキスする為にトゥットゥルー合戦してた牧瀬氏やまゆ氏が原因なんじゃ……)

フェイリス「きょ、凶真……そ、そんニャの、だ、ダメ、だよ、み、みんな見てる。で、でも岡部さんなら……」

岡部「お前もトゥットゥルーと言ったな、鈴羽ぁあああああああああああああああああああああ!!」

鈴羽「ちょ、まって、岡部倫太郎!君、なんかヘン……んむっ!?」

ズキュウウウウウウウウウウウウウウウン!!

フェイリス「あ、あれ……」

鈴羽「お、岡部倫太郎、や、やっぱヘンだよ……でも、オカリンおじさんがキスしてくれるなんて……えへへ」

紅莉栖「くっ、これ以上犠牲者を出すわけにはいかないわ! 私が犠牲になるからみんな逃げなさい!さあ、岡部! かもん! トゥットゥ」

ルカ子「とぅ、トゥットゥルー!!」

岡部「お前もかるぅううううううううううううううううううううううううううかこぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ブッチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!

ルカ子「んむ、、あむっ……ん、岡部さんの唇、柔らかい、んっ」レロレロレロレロレロレレロ

紅莉栖「なッ! ば、馬鹿な!?」

まゆり「る、るかくん!?」

岡部「はあ、はあ、次は……」ギロ

萌郁「……」ワクワク

紅莉栖「ま、まずい! このままじゃ桐生さんが次の獲物にされちゃう!今度こそ私が!トゥ……」

まゆり「ダメだ紅莉栖ちゃん!もともとまゆしぃのセリフなんだから、まゆしぃが!トゥット」

フェイリス「にゃにゃ! 二人ともずるいニャ! 次はフェイリスの番ニャ!トゥットゥ」

鈴羽「させないよ!オカリンおじさんはあたしが!トゥット」

ルカ子「違います!岡部さんの唇は僕だけのものです!トゥッ」

ガチャ

綯「トゥットゥルー♪まゆりお姉ちゃん、あのね、遊びに……」

岡部「見つけたトゥットゥルぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!」

ズキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!

岡部(あの後、俺が意識を取り戻したのは病院のベットの上だった)

岡部(綯にキスしたあち、天王寺が殴りこんできて俺を病院送りにしたらしい)

岡部(正直、感謝している。もし、あのまま天王寺に殴られず自我を失ったままだったら、俺は大切なラボメンたちをより傷つけることになっていただろう)

岡部(それに殴られた影響か、その後、俺はトゥットゥルーの言葉を聞いても何も反応しなくなった。これで俺は心置きなく今まで通り、まゆりたちと接することができるようになった)

岡部(多分、これは罰なのだろう。人の口癖なんてそいつの自由だ。ましてやまゆりの口癖なんだから、自由でいいじゃないか。あいつが口癖程度で他人から嫌われるなんてありえないのだから)

紅莉栖「ったく、随分と人騒がせな奴ね」

岡部「うるさい……だいたい、この件が悪化したのは貴様も要因の一つだという事を忘れるな」

紅莉栖「ううっ、分かってるわよ……」

岡部「しかし、なにはともあれ、結局オペレーション・ブリューナクは失敗に終わったな」

岡部(というよりも、最初から必要なかったな)

紅莉栖「なによそれ、中二病乙」

岡部「黙れネラー」

紅莉栖「くッ……」

岡部(あれ、まてよ……)ジロ

紅莉栖「な、なによ、急に人の顔見つめて……」

岡部(冷静に考えると……18の女が人前でネラー語を平然と話すのはないだろ……)

岡部「ふむ……」

紅莉栖「岡部……?」

岡部(これは、直さねばならんな……オペレーション・ブリューナクは失敗ではなかった。否!始まってすらなかった!)

岡部「これはまた、ペナルティーを考えなければならんな」

岡部(だが! 今度は必ず成功させる! 究極のペナルティーを発案し、必ずや助手を公正させてやろうではないか!フゥーハハハ!)

おわりん

書き溜めないから遅くてごめんね

読んでくれた人、ありがとニャンニャン

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