杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第43回」 (73)

シンデレラジオの続編です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391776954

杏「ラジオネーム『うおはぎ』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
1月21日。

最近、家の中がやたら臭い。

なんかこう、生ゴミというか、物が腐ったような臭いがする。

ゴミはちゃんと捨てているし、流し台も綺麗にしている。

大掃除も年末にしたし、原因が本当に分からない。

隣人を疑いつつ、念の為に自分の部屋を念入りにチェックしている。

すると、洗濯した服から微かに異臭が。

まさかと思い、今着ている服を嗅いでみると、強烈な悪臭が。

なんと、臭い臭いと思っていたのは、僕の体臭だったのだ。

ねぇ、杏ちゃん、腐臭を放つ人間って、どうなの?ありえないよね?

お風呂だって、ちゃんと毎日入ってるのに。

あと、お隣さん、疑ってごめんなさい。

あ、あともうひとつ、高森藍子ちゃんに、体から腐臭を放つ男の人は

好みのタイプかどうか聞いておいて下さい。お願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「イヤです」

杏「杏」

輝子「輝子…」

小梅「小梅の…」

小梅「シ、シンデレラジオー…!」

輝子「シンデレラジオォォーー!!ヒャッハァ!」

杏「シンデレラジオ~…ふわぁ」

小梅「始まりました…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、第43回目…です」

小梅「この番組は…CGプロのアイドルの、最新情報を…お届けしたり」

小梅「ゲストを呼んで…お話したりする、番組です」

小梅「パーソナリティは…私、白坂小梅と」

杏「双葉杏と~」

輝子「星輝子…の3人で、お届け…するよ、フヒッ」

杏「43回目だよー」

輝子「ま、また酷いお便りだったね…フヒヒ」

杏「読んでて悲しくなったよ」

小梅「どうして…そんな体臭になっちゃったのかな…?」

杏「ねぇ。どうやったら体からそんな臭いが出るようになるんだろ」

輝子「しょ…食生活の…問題…?」

杏「かなぁ。お風呂も毎日入ってるって言ってるもんね」

小梅「何を…食べてるんだろう…」

杏「え…生ゴミ?」

輝子「ブフッ」

小梅「ふふっ…!」

輝子「そ、それは…いくらなんでも酷すぎる…」

杏「ごめん、なんかもうそれしか思い浮かばなくて」

小梅「ど、どうすれば…臭い、なくなるかな…?」

杏「そもそも、本当に体臭なのかな?服の臭いが体に染み付いてるのかも」

輝子「それだと…洗濯機がおかしい事になるのかな…」

杏「可能性はゼロではないかもね」

杏「あと、このいつもの最後の余計なヤツ」

輝子「か、完全に…不要だよね…ここの部分…」

杏「ホント好きだよね。さらっと付け足すの」

小梅「こ、これが言いたくて…前の文を…書いたのかも…?」

杏「あ、むしろこっちが本題?」

輝子「フヒヒ…そ、それは…酷い…」

杏「長い前フリだなぁ。折角、どうやったら臭いが消えるとか考えたのに」

杏「というか、これで藍子に本当に聞いたとして」

杏「藍子が『私、体から腐った臭いがする男の人タイプなんですよ~』とか言ったらどうするの」

輝子「反応に…困るね…」

杏「こっちがドン引きしちゃうよ」

小梅「わ、私は…腐った臭いがする人…というか…腐った人が…好き…」

杏「うん、それ、ゾンビだよね」

輝子「フヒヒ…小梅らしいね…」

杏「まぁ、藍子の好みは置いといて、臭いについてまた何か分かったら送ってきてね」

杏「…あんまり知りたくない気もするけど」

杏「さて、前回のアイドルバトルでご褒美ポイントが溜まったから、今回はご褒美回だよー」

小梅「わーい…えへへ」

輝子「フヒヒ…」

杏「今、杏達の目の前に、鍋と…網焼きのプレートって言えばいいのかな」

杏「それが、ずらーっと並んでるね」

輝子「きょ、今日は…スタッフさんも…一緒に食べるからね…フヒッ」

杏「さて、今回何を食べに来たかというと」

パキッ

杏「この音で分かるかな?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
鍋…網焼き…
――――――――――――――――――――――――――――――――
何かを折った音ですね…
――――――――――――――――――――――――――――――――
まさか…カニ!?
――――――――――――――――――――――――――――――――
蟹ラジオか!
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「みんな流石だね。というわけで、今回は蟹ラジオだよー」

小梅「美味しそう…」

輝子「蟹…いいね…フヒッ」

杏「できれば、蟹を食べる前にあんなハガキは読みたくなかった」

輝子「フヒヒ…間違いないね…」

小梅「だ、誰が選んだのかな…」

杏「スタッフが一斉に目を逸らしたよ…」

杏「じゃ、とりあえずゲスト呼びますかー」

輝子「そ、そうだね…」

杏「さて、蟹が食べられるラッキーなゲストは誰だー」

小梅「じゃ、じゃあ…今日の…ゲストを、呼ぶね…」

小梅「今日の…ゲストは…この方です…」


カニカニカニカニ(カニカニカニカニ)フライアウェイ~♪

ナニナニナニナニ(ナニナニナニナニ)食べなきゃわかんない!

カニカニカニカニ(カニカニカニカニ)これいかに?

三ツ星シェフ ハダシでランナウェイ~♪

でたらめレシピでOK ゴーマイウェイ!!!


小梅「か、蟹の歌…?」

杏「あー、何のアニメの曲だっけ。蟹と全く関係なかったのは覚えてる」

輝子「か、関係ないのか…」

小梅「誰が…来るのかな…」

杏「蟹に関係ありそうな子いたっけ」

輝子「わ、分かんない…」

菜帆「こんにちは~」

杏「エビだこれー!」

菜帆「杏ちゃんこんにちは~。はい~、カニじゃなくてエビですよ~」

小梅「こ、こんにちは…菜帆さん…」

輝子「ど、どうも…フヒッ」

菜帆「はい、小梅ちゃんと輝子ちゃんもこんにちは~」

杏「これは甲殻類繋がりってことでいいの?」

輝子「た、多分…」

小梅「わ、分かりやすいけど…分かりにくい…」

菜帆「私も、プロデューサーさんに『今日は蟹回だから』って言われて」

菜帆「よく分からないまま来ちゃいました~」

杏「適当すぎる…」

菜帆「でも、ラジオのお仕事っていうのは分かってるから大丈夫ですよ~」

杏「うん、それは流石に分かってて貰わないとね…」

杏「さてさて、ツイッターの方は…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
菜帆ちゃんきましたわー
――――――――――――――――――――――――――――――――
海老ちゃーん!
――――――――――――――――――――――――――――――――
蟹ちゃん?(難聴)
――――――――――――――――――――――――――――――――
あぁ^~プニョフワに触りたいんじゃあ^~
――――――――――――――――――――――――――――――――

菜帆「あら~、読みきれないぐらい沢山コメントが~」

菜帆「みなさん、ありがとうございます~」

杏「蟹ちゃんって誰、蟹ちゃんって」

小梅「あ、新しい…キャラクターが…」

輝子「菜帆さんと…ユニット組むのかな…フヒッ」

菜帆「海老と蟹のユニット~?なんだか美味しいそうですね~」

杏「食べたくなるね」

菜帆「私、食べられちゃいます~?」

杏「海老は食べないけど、蟹は今から食べるからね~」

杏「じゃあ、菜帆、改めて自己紹介よろしくー」

菜帆「分かりました~。みなさんこんにちは~、海老原菜帆です~」

菜帆「今日はよろしくお願いします~」

杏「んじゃ、菜帆に説明しておこう~」

杏「いつもこの番組でやってるコーナーでポイントが溜まったので」

杏「今回はそのご褒美ということで、蟹を食べに来てるよー」

菜帆「なるほど~。それで、こんなに豪華なんですね~」

小梅「な、菜帆さんは…蟹…好き…?」

菜帆「好きですよ~。和菓子で例えるなら、最中ぐらいですね~」

小梅「そ…そう、なんだ…?」

杏「じゃあ、焼肉は和菓子で例えるとどれくらい好きなの?」

菜帆「焼肉ですか~。焼肉は水羊羹ぐらいですね~」

輝子「な、なるほど…」

杏・輝子・小梅(全然分からない…)

杏「あ、鍋と網の方にそれぞれ火が点けられていってるよ」

小梅「温まったら…食べていいって…事だよね…」

輝子「フヒッ…楽しみだね…」

杏「んじゃ、先にメニューを確認しておこうかー」

杏「まず、この鍋が蟹しゃぶだねー」

菜帆「今回のメインですね~」

杏「んで、網の方が網焼き」

輝子「フヒッ…そのままだね…」

杏「あとは、カニクリームコロッケに蟹フライ…」

杏「蟹の握り寿司に…蟹の刺身、蟹雑炊…」

輝子「…お、多すぎる…ような…」

菜帆「盛り沢山ですね~」

小梅「こ、こんなに沢山…食べられるかな…」

杏「ちょっとずつでもいいから、全部味わっておきたいねぇ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
食べきれない分は我々が残さず頂くのでご心配なく
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「お、おう」

杏「んじゃ、とりあえず鍋以外の先に食べようかー」

小梅「そ、そうだね…」

輝子「え、えっと…じゃ、じゃあ…杏さん…」

杏「あー、杏がやるの?」

菜帆「お願いします~」

杏「えーっと…みんな、蟹食べるぞー」

輝子・小梅「お…おー?」

菜帆「お~♪」

杏「それじゃ、いただきまーす」

「「「いただきまーす!」」」

杏「よーし、まずは寿司だー」

小梅「あ…じゃ、じゃあ…私も…」

輝子「お、同じ物を…フヒ」

菜帆「じゃあ、私もお寿司いただきます~」

杏「もぐ……んー、寿司うまー」

小梅「お、おいしい…です…」

菜帆「おいしいです~」

輝子「こ、これは…いいね…」

杏「おっと、提供いかなきゃ。小梅、提供よろしく~」

小梅「あ…う、うん…じゃ、じゃあ…提供、言うね」

小梅「え…えっと、杏・輝子・小梅のシンデレラジオ」

小梅「この番組は…LOID'S PARTS SHOPの提供で、お送りします…」

杏「ロイドノミセデース」

菜帆「ロイドさんですか~?」

杏「CMの後は、質問コーナーにチャージ・インヌ☆」

輝子「い、いってみよー…フヒ」

小梅「今回は…ゲストに、菜帆さんが…来てくれてるよ」

菜帆「よろしくお願いします~」

杏「今日は蟹スペシャルだよー。もぐもぐ…コロッケうまー」

輝子「サクサクだね…」

菜帆「中のクリームもトロトロで美味しいです~」

小梅「こんなに…蟹の味がする、カニクリームコロッケ…初めて…」

杏「あ、ツイッターにも画像があがったっぽい」

――――――――――――――――――――――――――――――――
うまそおおおおおおおお
――――――――――――――――――――――――――――――――
なんか凄い豪華なんですがそれは…
――――――――――――――――――――――――――――――――
飯テロやめちくり~
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「フハハハ、食べたかろう…っと、そろそろ網に乗せとこうか」

輝子「そ、そうだね…」

小梅「え…えっと…こ、今回も…ゲストへの…質問メールが、沢山来てるよ…」

菜帆「あら~。ありがとうございます~」

杏「さて、今日はどんな質問が来てるかなー」

菜帆「楽しみですね~」

杏「それじゃ、メール紹介していくよ~」

杏「ラジオネーム『ちゃーん』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
菜帆ちゃんに質問です。

マラソンの給水ポイントでアッツアツのシチューを配るバイトをした事はありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

菜帆「ないですね~」

杏「全然水分補給できないね」

輝子「い、嫌がらせすぎる…」

杏「マラソン選手が走ってて、給水ポイントで水を受け取ろうと思ったら」

杏「耐熱容器に入ったシチューを手渡されるんだよ」

小梅「あ、熱くて…そのまま落としちゃいそう…」

杏「給水ポイント周辺シチューまみれだね」

輝子「フヒヒ…大惨事…」

菜帆「勿体無いですし、やっぱりお水にしましょうね~」

輝子「で、ですねー…フヒッ」

杏「あ、そろそろ鍋の方もいいんじゃないかな」

小梅「あ…ホントだね…も、もう…野菜とか…入れてもいいかも…」

杏「じゃあ、杏、次のメール読むから杏の分も入れといてー」

輝子「オ、オッケー…」

杏「次ー。ラジオネーム『バルムンク』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
菜帆ちゃんに質問です。

散歩をしていたら、野良犬に追い掛け回される麗奈様に遭遇したことはありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「麗奈ェ…」

菜帆「う~ん、ないですね~」

小梅「麗奈ちゃん…何したのかな…」

輝子「イ、イタズラ…しようとしたのかな…」

杏「それで野良犬に追い掛け回されちゃ世話ないよねぇ」

杏「まぁ、そんな小物臭溢れる所が麗奈のかわいいところなんだけど」

輝子「ほ、本人が聞いたら…怒りそうだね…フヒ」

杏「それも右から左へ受け流す~」

杏「ちなみに、菜帆は散歩してて珍しい物とか、変な物に遭遇したことってある?」

菜帆「そうですね~。あっ、魔法少女みたいな服でランニングをしてるおじさんを見た事がありますよ~」

菜帆「アレって、コスプレって言うんですよね~」

輝子・小梅「えっ…」

杏「それって、ヤバいヤツなんじゃ…」

菜帆「え~、そうなんですか~?」

杏「これはラジオネーム『ヴィニエイラ様に踏まれ隊』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
菜帆ちゃんに質問です。

羊羹だと思って食べていたものが、よく見たら木炭だったことはありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

菜帆「これもないですね~」

杏「まず見た目で気付こうよ」

輝子「食べていたものがって事は…いくらか、食べたってことだよね…フヒッ」

小梅「口の中…真っ黒…」

菜帆「木炭って、美味しいのかしら~?」

杏「いや、絶対美味しくないと思うよ…」

小梅「に、苦そう…」

菜帆「そうですか~?ちょっと、黒ゴマのかりんとうに似てるような~」

杏「あー、そっちかぁ」

小梅「そ、そっちの方が…似てるかも…?」

輝子「に、似てても…美味しくは…ないと思う…」

杏「うん、間違いなく」

菜帆「うーん、残念ですね~」

杏「質問メールはこんな感じかな?」

菜帆「うふふ、なんだか面白い質問ばかりでしたね~」

杏「いつものカオス質問も、菜帆のまったりパワーの前では無力だったかー」

輝子「な、菜帆さん、恐るべし…フヒッ」

菜帆「あらあら~」

小梅「あ…お、お鍋…もう、いいみたい…」

杏「お、じゃあ食べようかー。足を鍋の中に、入れて…っと」

輝子「少しだけ…くぐらせるんだよね…」

杏「そうそう。もうこれぐらいで十分かな。あーむ……んー!うまー!」

菜帆「身がぷりぷりですね~」

小梅「ふぅ…ふぅ…もぐ…ん…おいしい…」

輝子「ハフ…ハフ…フヒッ…あ、熱っ…で、でも、美味しい…フヒヒッ」

杏「これはたまりませんわー。網焼きの方も食べようっと」

杏「…えっ?あ、CM?今、みんなもちょっと忘れてたよね?」

小梅「み、みんな…蟹に夢中…」

輝子「し、仕方ないね…フヒッ」

杏「放送事故になりかねない。というわけで、一旦CM~」

杏「………」モグモグ

小梅「………」モグモグ

輝子「………」モグモグ

菜帆「………」モグモグ

杏「…えっ?CM明けてる?ちょっと、言ってよ!」

杏「次はこのコーナーいくよー。『ブラックシンデレラ』~」

杏「普段アイドル達が絶対に見せることのない、危険な一面を妄想したものを紹介していくよ」

杏「CM中、誰も喋ってなかった件について」

小梅「み、みんな…蟹、食べてたから…」

輝子「か、蟹を食べると…静かになる…フヒッ」

菜帆「ついつい集中しちゃいますね~」

杏「美味しいけど危険だねー、蟹」

小梅「だ、大丈夫…かな…?」

輝子「き、気をつけよう…フヒッ」

杏「はーい、というわけでコーナーやってくよー」

菜帆「みんなの危険な一面…想像できないですね~」

杏「想像できない?じゃあ、勝手に作っちゃえばいいじゃない!そんなコーナーだからね」

杏「というわけで、今週もどんどん紹介していこう~」

杏「ラジオネーム『白猫』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
イヴ・サンタクロースが松屋で食券だけ買って帰っていった!
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「何がしたかったんだろう」

輝子「注文しないのか…」

小梅「…プ、プレゼント…とか…?」

杏「えっ、クリスマスの?」

小梅「うん…」

輝子「フヒヒ…クリスマスプレゼントが…松屋の食券なのか…」

菜帆「変わったクリスマスプレゼントですね~」

杏「うーん、沢山貰えるなら嬉しいかもしれないけど…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
あの食券って、当日限り有効だったような
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「じゃあ、ダメじゃん」

小梅「も、貰っても…使えない…」

輝子「プレゼントには…出来ないね…フヒ」

菜帆「初めて知りました~」

杏「ラジオネーム『現場監督』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
中野有香が、プロテインで世界を救えると信じている!
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「フヒヒ…早速プロテインネタが…」

小梅「あ、杏さんが…有香さんが来た時に、言ってたから…」

杏「有香、ごめん」

輝子「あ、謝ってる割には…顔が、笑ってるね…フヒッ」

菜帆「何だか、漫画みたいですね~」

杏「あー、プロテインが世界を救うと信じて!みたいな」

菜帆「そうそう~」

杏「でも、これだと打ち切りみたいだね。男坂を駆け上がる有香」

輝子「お、男坂…?」

小梅「お、女の子だから…女坂…じゃないかなぁ…」

菜帆「男坂、女坂って言うと、神社の階段みたいですね~」

輝子「ど、どういうこと…?」

菜帆「高い所にある神社って、階段とか坂道があるでしょう~?」

菜帆「急で大変な方を男坂、緩やかで楽ちんな方を女坂って言うんですよ~」

小梅「そ、そうなんだ…」

杏「豆知識豆知識」

杏「ラジオネーム『桂』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
高峯のあが、補助輪付き自転車に乗っている!
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「かわいい」

小梅「か、かわいい…」

輝子「かわいい…」

菜帆「かわいいですね~」

杏「休みの日に、みくとアーニャに補助輪なしの練習に付き合ってもらってるんだよ」

小梅「あ、ありそう…」

杏「すっごい真剣な顔して、ぷるぷる震えてるの」

輝子「そ、想像しちゃう…フ、フヒヒッ…」

菜帆「なんだか癒される光景ですね~」

杏「家族みたいだよね」

小梅「の、のあさんが…子供なの…?」

杏「みくがママでアーニャがパパ」

輝子「で、でも…分かるかも…」

菜帆「ふふ、素敵な一家ですね~」

杏「ラジオネーム『マカマカ』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
高峯のあが、アクシズを押し返した!
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「のあガンダムは伊達じゃない!」

小梅「ア、アクシズって…何…?」

杏「あー、えっと、ガンダムに出てくる小惑星の基地って言って、わかるかな」

輝子「しょ、小惑星の…基地…?」

杏「小惑星そのものが基地になってるの」

杏「で、それが地球に落とされそうになったんだけど」

杏「のあさんがそれを押し返したっていう」

菜帆「のあさん凄いのね~」

小梅「さ、さっきは…自転車の練習、してたのに…」

杏「確かに」

輝子「い、いつもは…ガンダムに乗って…戦ってるけど…」

輝子「数少ない、休みの日に…みくと…アーニャと、一家団欒の時間を過ごすのかな…」

杏「映画化待ったなし」

菜帆「感動巨編ですね~」

杏「機動戦士のあガンダム 逆襲の菜々、お楽しみに」

杏「そんな感じで、みんなが妄想したアイドル達の危険な一面を送ってきてね~」

杏「それじゃ次のコーナーいくよー」

杏「『目指せご褒美!アイドルチャレンジ』~」

杏「パーソナリティとゲストで協力して、スタッフの出すお題に挑戦」

杏「見事達成できたら、追加報酬をプレゼント!」

小梅「こ、今回は…ゲストと、協力するんだね…」

輝子「が、頑張ろー…フヒ」

菜帆「私も頑張っちゃいますよ~」

杏「さて、今回のお題はなにかなーっと」

小梅「お、お題…どこ……?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
この中です
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「この中って、蟹の殻の中…」

輝子「わ、分かりにくすぎる…」

小梅「蟹の匂いがしそうな…お題だね…」

菜帆「美味しそうですね~」

杏「んじゃ、読むよー」

――――――――――――――――――――――――――――――――
蟹ということで、蟹の名前当てクイズに挑戦してもらいます。

10種類の蟹の画像を用意したので、名前を当ててください。

10種類中7種類以上正解できたら追加報酬プレゼントです。

今回はヒントは一切ありません。

どれも必ず1度は名前を聞いた事があるはずなので頑張って下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「蟹の名前かぁ」

小梅「む、難しそう…」

輝子「ヒント…ないのか…」

菜帆「4人で協力すればきっと大丈夫ですよ~」

杏「ツイッターにも画像がアップされるらしいから、みんなも考えてみてねー」

小梅「じゃ、じゃあ…答え合わせが終わるまで…ツイッター、見たらいけないのかな…?」

杏「そうなるねー」

輝子「こ、このスケッチブックに…問題の画像が…貼ってあるみたい…」

杏「じゃあ、早速見てみようじゃないか」

1 http://i.imgur.com/MFVIZMD.jpg

2 http://i.imgur.com/eHkm9u7.jpg

3 http://i.imgur.com/SK0e0du.jpg

4 http://i.imgur.com/MzFesZK.jpg

5 http://i.imgur.com/tQNPguz.jpg

6 http://i.imgur.com/E79tnee.jpg

7 http://i.imgur.com/CbSXUHP.jpg

8 http://i.imgur.com/eL1jwmV.jpg

9 http://i.imgur.com/bmhE7YT.jpg

10 http://i.imgur.com/TtulYRl.jpg


杏「なんか3つぐらいおかしいのがあるんだけど」

菜帆「変わった蟹さんですね~」

杏「変わってるっていうか、モンスターなんだけど…」

輝子「あ…も、もしかして…モンハン…?」

杏「そうそう」

小梅「あ、杏さんは…名前、分かるんだよね…?」

杏「うん。だから、3つは確実に正解できるねー」

輝子「じゃ、じゃあ…残り4つが分かれば…」

杏「追加報酬ゲットだねー。というわけで、シンキングタイムスタート~」

杏「まず、みんなの知ってる蟹の名前を挙げていこう」

小梅「え、えっと…今、食べてるのは…ズワイガニと、タラバガニ…だよね…?」

杏「だね」

輝子「ケ、ケガニも…有名、だよね…」

菜帆「サワガニもいますよね~」

杏「あと、スベスベマンジュウガニ」

小梅「えっ…ま、饅頭…?」

菜帆「美味しそうな名前ですね~」

杏「でも毒持ちなんだよね」

菜帆「あら~、残念~」

輝子「よ、よく知ってるね…」

杏「アニメで見た」

小梅「ど、どんなアニメなのかな…」

杏「ゼノ…うっ…」

菜帆「その饅頭蟹さんは、この中にありそうですか~?」

杏「スベスベマンジュウガニね。4がそれっぽいけど、こんなの答えに入れるかな…」

杏「じゃあ、まずズワイガニとタラバガニがこの問題の中にあるかどうか、だね」

輝子「1と10が…それっぽいね…」

小梅「わ、私も…そう思う…」

菜帆「どっちがどっちなんでしょう~?」

杏「…どっちだろ」

小梅「ど、どうしよう…今、食べてるのに…分からない…」

輝子「こ、これ、間違えたら恥ずかしい…」

杏「えー、分からないんだけど」

菜帆「杏ちゃんの北海道パワーでなんとか~」

杏「いや、確かに北海道生まれだけど、だからって蟹に詳しいわけじゃ…」

杏「まぁ、みんな分からないならしょうがない。2分の1に賭けよう」

杏「1がズワイで10がタラバ~っと」

輝子「あ、あと…多分、9が…ケガニだと…思う…」

小梅「う、うん…そんな気がする…」

杏「んじゃ、9はケガニっと」

菜帆「2番はサワガニじゃないですか~?背景もそれっぽいですよ~」

杏「なるほど。じゃあ、2はサワガニ~」

杏「ついでに3と6と7も書いとこう」

杏「あとは4と5と8だねー」

小梅「3つとも…分からない…」

輝子「8は…見た事ある気がするけど…名前が分からない…」

菜帆「5番も、見た事あるような気がするんですけど~…」

杏「うーん、杏も分からないなぁ」

杏「4はとりあえずスベスベマンジュウガニにしておこう」

小梅「5と8は…ど、どうしよう…?」

杏「全然分からない」

輝子「こ、困ったね…」

菜帆「う~ん、他に名前、思いつかないですし~…」

杏「ホントにヒントないのー?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
(ヒントは)ないです
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「ちぇー。しょうがないから、杏が知ってるの適当に書いていい?」

小梅「い、いいと…思う…」

輝子「な、何も書かないよりは…いいよね…フヒッ」

菜帆「そうですね~。全部埋めることが大切ですよ~」

杏「じゃ、これでいいや。違うと思うけど」

杏「はい、シンキングタイム終了~」

杏「これが杏達の答えだよー」

――――――――――――――――――――――――――――――――
1…ズワイガニ
2…サワガニ
3…タイクンザムザ
4…スベスベマンジュウガニ
5…ヤシガニ
6…ダイミョウザザミ
7…ショウグンギザミ
8…シェンガオレン
9…ケガニ
10…タラバガニ
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「えっ…あ、杏さん…8の答え…」

杏「ん、シェンガオレンがどうかした?」

小梅「こ、これって…確か…モンスターハンターの…」

杏「いやー、見た目も似てるし、知ってる蟹って言ったらこれぐらいしかなかったから」

輝子「Oh…」

菜帆「変わった名前の蟹さんですね~」

小梅「じゃ、じゃあ…5の…ヤシガニは…?」

杏「ロストユニバース」

小梅「えっ…?」

輝子「ど、どういうことなの…」

杏「じゃ、答え合わせしてる間に蟹食べるかー」

小梅「も、もう…お腹いっぱいになってきた…」

輝子「フヒ…私も…」

菜帆「あら~、小梅ちゃんと輝子ちゃん、あんまり食べてないですよ~?」

小梅「そ、そう…かな…」

輝子「け、結構…食べた気がするけど…」

杏「二人とも小食だからねぇ。杏もだけど」

杏「最後に雑炊食べるし、余力は残しておこう」

菜帆「雑炊は最後のお楽しみですよね~」

杏「答え合わせが終わったみたいだよー」

――――――――――――――――――――――――――――――――
1…ズワイガニ × (正解はタラバガニ)
2…サワガニ ○
3…タイクンザムザ ○
4…スベスベマンジュウガニ ○
5…ヤシガニ × (正解はガザミ、もしくはワタリガニ)
6…ダイミョウザザミ ○
7…ショウグンギザミ ○
8…シェンガオレン × (正解はタカアシガニ)
9…ケガニ ○
10…タラバガニ × (正解はズワイガニ)    6/10正解
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「げっ」

小梅「あっ…」

輝子「な、なんと…」

菜帆「あら~…」

杏「やってしまった」

小梅「ズワイガニと…タラバガニ…逆だったね…」

輝子「フヒ…2分の1を…外してしまった…」

杏「4はスベスベマンジュウガニで合ってたんだ…」

菜帆「ワタリガニとタカアシガニですか~。言われて思い出しましたね~」

輝子「うん…言われたら…分かったけど…」

杏「まぁ、7問正解できなかったって事で、残念ながら追加報酬はなしだねー」

杏「ちなみに、なんだったの?」

――――――――――――――――――――――――――――――――
お土産にお高い蟹缶をプレゼントする予定でした。
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「あー、蟹缶」

小梅「お、美味しいよね…蟹缶…」

輝子「料理に…色々、使える…」

菜帆「残念でしたね~」

――――――――――――――――――――――――――――――――
(ズワイとタラバ間違えるとは)やってしまいましたなぁ
――――――――――――――――――――――――――――――――
これは大変な事やと思うよ
――――――――――――――――――――――――――――――――
シェンガオレンさんの事ドスタカアシガニっていうのやめろよ
――――――――――――――――――――――――――――――――
ヤシガニは触れてはいけない(戒め)
――――――――――――――――――――――――――――――――

小梅「あぅ…今、食べてるのに…間違えるなんて…」

輝子「こ、これは…お店の人に謝らないと…」

杏「本当に、すまないと思う!(ジャックバウアー風)」

菜帆「でも、これでもう間違えないですね~」

杏「というわけで、『目指せご褒美!アイドルチャレンジ』でした~」

小梅「つ、次は…お知らせのコーナー、です」

小梅「『アイドルプロデュースごはんですよフォーユー!』が開催中です…」

杏「色は似てなくもないけど…」

小梅「ほ、本当は…『アイドルプロデュースチョコレートフォーユー!』です…」

小梅「今回も…イベントの様子が後日、テレビ放映されるので…お楽しみに…」

杏「泰葉と清美とフレデリカをプロデュースだよー」

杏「上位は夕美だねー」

菜帆「バレンタインですか~。いいですね~」

杏「今回のメンバーはみんなまともにチョコ作ってくれそうだね」

杏(フレデリカがちょっと不安だけど…)

輝子「イタリアンは強敵でしたね…フヒヒッ」

菜帆「私も、折角だから何か作ろうかしら~」

杏「出来たらちょうだいねー」

菜帆「うふふ、いいですよ~♪」

輝子(チョ、チョコか…私も…何か…)

小梅「輝子さん…どうしたの?」

輝子「あ、い、いや…なんでもない…フヒッ」

小梅「?」

小梅「限定ガチャ、新・セクシーバニーパーティーリミテッドガチャが開催中です…」

小梅「聖來さんのコスト19、肩書き付きの新SRが登場です…」

小梅「肩書きを設定すると、アイドルが新お仕事演出のローディングキャラとして登場します…」

杏「またうさぎ党に新戦力が」

菜帆「みんな可愛いですね~」

杏「にゃんにゃん党に新戦力が追加される日はくるのかなぁ」

小梅「に、2周年の時に…NGの皆と…蘭子ちゃんが…ネコミミ着けてた…」

杏「あ、そういえばそうだったね」

杏「じゃあ、まだ戦力的には五分五分ってところかなぁ」

菜帆「私達で、新しい党を立ち上げちゃいます~?」

杏「お、例えば?」

菜帆「そうですね~…じゃあ、蟹で♪」

輝子「か、蟹…」

小梅「蟹の…着ぐるみ…?」

杏「蟹…着ぐるみ…うっ、頭が」

杏「というわけで、ここで1曲ー。『Cool jewelries!』から、李衣菜で『悲しみをやさしさに』~」

小梅「え、エンディング、です……」

杏「雑炊うまうま。菜帆、今日はどうだったー?

菜帆「とっても楽しかったですよ~。蟹も美味しかったですし~」

小梅「お、お腹いっぱいだね…」

輝子「ご、ご褒美回は…毎回、食べ過ぎてしまう…」

杏「今までのご褒美回で一番まったりした放送だった気がする」

輝子「さ、流石…菜帆さんパワーだね…フヒッ」

菜帆「うふふ~」

杏「じゃあ、最後にメールを紹介するよー」

杏「ラジオネーム『チャーみく』さんから」

杏「この略し方だとチャー研みたいでなんとも」

――――――――――――――――――――――――――――――――
僕も蟹が食べたくなったので、冷蔵庫の中を漁ったら

消費期限が1ヶ月前のカニカマが出てきました。

ちょっと変色してるけど、未開封だし食べても大丈夫ですよね?
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「やめとこう」

小梅「お、お腹…壊しちゃう…」

輝子「消費期限が切れてるのは…き、危険…」

菜帆「新しいのを買いに行きましょう~」

杏「こんなメールも来てるよー」

杏「ラジオネーム『サティスファクション』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
いつもカオスの塊みたいなラジオなのに

今日は菜帆さんのおかげでかなり癒し系なラジオになってました。

ただ、飯テロは許さない、絶対にだ!
――――――――――――――――――――――――――――――――

菜帆「ありがとうございます~」

杏「菜帆のまたーりオーラは偉大だった」

菜帆「いつもはどんな感じなのかしら~」

杏「うーん…なんて言えばいいだろう」

小梅「せ、説明するのが…難しい…」

輝子「カオスと言う言葉が…一番、合ってるからね…フヒヒ」

菜帆「ふふ、気になりますね~」

杏「いやぁ、にしても蟹美味しかったねぇ」

小梅「う、うん…美味しかった…」

輝子「む、夢中になりすぎて…放送事故になりかけたからね…フヒッ」

杏「今週は全国的に蟹の売上がアップするよ。33.4%ぐらい」

菜帆「シンデレラジオ効果凄いですね~」

小梅「じゃ、じゃあ…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、今日は…ここまで…です」

小梅「お相手は、白坂小梅と」

輝子「星輝子…と」

杏「双葉杏と~」

菜帆「海老原菜帆でした~」

小梅「また来週…」

輝子「ヒャッハァーー!!終了だァーーー!!」

杏「ばいばい~」

菜帆「さようなら~」

杏「次回は海老回で、ゲストは蟹原菜帆さんです」

小梅「えっ…」

輝子「フヒヒ…だ、誰…」

菜帆「あら~、逆になっちゃいました~」

―番組終了後―

小梅「お疲れ様でした…」

輝子「お疲れ様…フヒヒ」

杏「おつかれー」

菜帆「お疲れ様でした~」

杏「ふぃー、お腹いっぱいだぁ。菜帆、膝枕して~」ゴロン

菜帆「ふふ、いいですよ~」

小梅「あ…い、いいなぁ…」

輝子「フヒ…や、柔らかそう…」

杏「あー…これはたまらんですわ…このまま寝たい」

菜帆「食べてすぐに寝たら牛になっちゃいますよ~」

杏「ぐうぐう」

小梅「も、もう…寝ちゃった…」

輝子「あ、相変わらず…早い…」

菜帆「杏ちゃんは早寝の達人ですね~」

輝子「早寝…遅起き…フヒッ」

―その頃事務所では―

P「蟹食べたいなぁ」

ちひろ「そう言うと思って、カニを買って来ました!」

P「でかしたちひろさん!!」


http://i.imgur.com/1fCTMfh.jpg


P「……」モグモグ

ちひろ「……」モグモグ

P「あ、コーヒー飲みます?」

ちひろ「あ、はい」


おしり

蟹雑炊食べたい

見てくれた人ありがとう

双葉杏(17)
http://i.imgur.com/ai44pTZ.jpg
http://i.imgur.com/CGS8uxM.jpg

白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/q8tVBv7.jpg
http://i.imgur.com/CqU947O.jpg

星輝子(15)
http://i.imgur.com/aehTxMv.jpg
http://i.imgur.com/Tq4Nbx2.jpg

海老原菜帆(17)
http://i.imgur.com/IW2tLbe.jpg
http://i.imgur.com/UX5tciM.jpg

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom