デート・ア・ライブ『六嫗ドリーム』 (41)

注意!
このssはまだ登場していない『六の精霊』を主にして『予想』として書きます
それでもよろしい方はどうぞ

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序章 射しこんだ『光』

夕方、人気の無い公園。
ブランコには、一人の少年が座っていた。
その顔には、深い負の感情、一言で表すと『絶望』という言葉がふさわしい、そんな表情をしていた。

『お母さん………どうして僕を………』

この時間帯、学生達は帰路に着き、奥様方は夕食等の準備で大忙しなためか、あるいは何を話しかけても答えてくれそうにない雰囲気をまとっていたため、誰一人として彼に声をかける者は居なかった……

『どうしたの?』

…………一人の少女を除いて……

第一章 夢の中の少女

「…………」

震える程に寒い、冬の朝。士道は目を覚ました。
寝起きの悪い士道にしては珍しく、この日は妹である琴里に起こされる前に一人で起きたうえに、やけに意識がはっきりとしている。

「…………今の………夢は…………」

士道は今朝、夢を見た。はっきりとした内容は覚えてはいないが、ぼんやりとなら覚えている。夢の中にいたのは、自分と、一人の少女………

「……うっ」

その少女のことを考えた途端、急な頭痛が士道を襲った。まるで、記憶にフィルターをかけるかのように。

「お兄ちゃああああん!!!朝だぞおおおおおおお!!!!」

バターン!!と、やかましくドアを開け、士道の最愛の妹、五河琴里が部屋に入ってきた。士道を起こしに来てくれたのだろうが、すでに士道が起きているのを見ると酷く驚いた様子で、

「お、お兄ちゃんが自分で起きた………!?空間震の前触れか!?」

「ずいぶん失礼な事言うなぁ…………俺だってたまには自分で起きたくなる時があるんですぅー」

まぁ、勝手に目が覚めただけであって、実際は琴里に起こしてもらう気満々だったが。

きィっひひいひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!

「さぁ…て、飯つくるか」

「おっ!待ってましたぁ!十香達はもう下で待機してるぞー」

いつもの事であるが、ずいぶんと気が早い。まだ作ってすらないというのに。
まぁ、自分の作る朝食をそこまで楽しみにしてくれてるのは、悪い気はしない。

>>5
狂三は好き

「さぁ、出来たぞー!」

「おお、出来たか!」

士道の言葉に、一目見るだけでその者を惹きこんでしまうような、芸術とまでいえる絶世の美少女、夜刀神十香が一番に反応する。目をキラキラさせ、士道の作った朝食を食べるのを待ちわびていた。

「……………」

朝食を食べながら、士道は夢の中で見た少女のことを考えていた。自分は幼い頃、あんな少女と会った覚えはない。ならば彼女は何者なのか。
夢の中で作られただけの人物であるかもしれないというのに、何故か士道は、その少女の事が気になって仕方なかった。

「あらぁ?だーりん、どうかしたんですかぁ?」

そんな士道の様子を不思議に思ったのか、元精霊『ディーヴァ』であり、今は士道達の家族でもある、抜群のプロポーションを持つ少女、誘宵美九が声をかけてきた。

「ああ、ちょっと、今日見た夢のことをな…………」

「ほう、夢とな?」

「質問。どんな夢だったのですか?」

それに反応したのは、同じく元精霊『ベルセルク』であり、士道がその力を封印した二人で一人の精霊、八舞姉妹であった。相変わらず仲睦まじく、必要以上に寄り添って朝食を食べている。

「それが…………思いだそうとするとなんか頭が痛むというか………」

「それって………確か………」

『うんうん、前琴里ちゃんとの記憶のやつでも同じようなことなかったー?』

透き通るような青い髪をした、元精霊『ハーミット』四糸乃と、その腕に装着されてあるパペット『よしのん』が、次に反応する。

「そういえば………琴里が精霊になった時の記憶も………」

士道は五年前、妹である琴里が精霊『イフリート』と化した時、琴里の精霊としての力を封印し、その際、謎の精霊『ファントム』によってその記憶を消されていた。
再度琴里の霊力を封印したことによって、その記憶がよみがえったのだ。

「………もしかしたら、また『ファントム』がかかわっているのかもね……」

そう言ったのは、髪を括るリボンを白色から黒色に変え、司令官モードになった琴里だった。

「うーん、どうなんだろうなぁ………」

「すると、士道の夢の中に出てきたのは………精霊…かしら?」

「つっても、今精霊ってどのくらいいるんだよ?」

「観測されてるのは………『ファントム』を含んで十程かしら。その中で現在未封印の精霊は三人………一人は知っての通り『ファントム』、二人目は囚われの精霊『パンドラ』」

「囚われの精霊?」

士道はその単語に違和感を覚えた。精霊を囚えられるほどの者が、この世にいるとは。

「悪魔で噂だけどね。で、もう一人が『ライトニング』っていう精霊よ」

「『ライトニング』………」

「おお、何やら格好いい名前ではないか!」

十香が緊張感も無くそんなことを言う。すると八舞姉妹も反応し、

「くくく、何を言うか我がげぼくよ。我らの識別名の方がイカしておるではないか!」

「同意。『ベルセルク』とはなかなかいい響きです」

そんな感じで、いつもの如く慌ただしい朝が終わる。
気がつけば、もう家を出る時間であった。

学校に着くと、何やら騒がしかった。

「おお!五河!」

「殿町、これ何があったんだよ」

そう質問すると殿町は興奮気味に、

「なんと!三年生に転校生が来るらしいんだよ!」

「この学校って転校生多いよな」

「しかも超美人って話だぜ!朝礼で挨拶あるらしいぜ!楽しみだなぁおい!?」

そして、体育館に移動し、朝礼が始まった。

「えー、皆さんおはようございます。さて、まずは、今日からこの学校に入る転入生を紹介します」

すると、前に一人の女性が出てき。髪は、まるで宝石のような黄色をして、長い束をサイドテールに結っており、スタイルもかなり良い部類に入る。そして何よりも、果てしなく、美しい。

「皆様、初めまして」

だが、士道にとっては、そんなことどうでも良かった。
だって、あれは、

「あ………あ……」

あれは…………

「世霞 六嫗(せがすみ むう)と申します。今後、よろしくお願い致します」

夢の中に出てきた少女そのものだったのだから。

今日のところはここまで
話とかその場で考えるのでスピードは遅いですがどうか暖かい目で見てやってください
また来ます

次回予告

「私は………貴方に会うためにここまで来たのよ」

「六嫗…………む………う………?もう……少しで………」

「精霊『ライトニング』はAAAランク精霊……つまり、十香と同等かそれ以上よ」



「神威霊装・六番(デル・ガ・レヴィアタン)!!!!!!!!!」



微かな記憶の中に残る士道に光を与えてくれた少女を助けるため、デートしてデレさせろ!?

こんばんは
見てる人がいたらぼちぼち投下していきます

草木すら寝静まるような真夜中。
一人の少女が、夜闇を駆け回っていた。

「…………ここにも、いませんでしたわね……」

彼女は時崎狂三。自らの意思で人を[ピーーー]最低最悪の精霊『ナイトメア』。
彼女はある目的のため、この場所に忍び込んでいた。
DEM(デウス・エクス・マキナ)インダストリー、イギリス支社である。

「まったく、わたくしがここまで手こずらされるとは………ホントに『囚われの精霊』さんはどこにいらっしゃるの…?」

彼女が探しているのは、この世界で二番目に確認された精霊であり、全ての精霊の根源となった『始源の精霊』のことを唯一知りえる存在、精霊『パンドラ』。
彼女は今、世界のどこかに幽閉されており、狂三は、DEMが捕らえているという情報だけを元に、こうして世界中の支社を駆け回っているのである。

「………今まで何軒ほど回ってきましたかしら?」

DEMの支社は、世界中に多数ある。
それらの内何軒を回ったのかは、一々覚えてられない。
ふぅ、と溜め息をつき、狂三は空に左手を掲げた。

「<刻々帝>(ザフキエル)」

そう呟くと、彼女の背後に巨大な時計が表れた。
時を操る天使、<刻々帝>だ。

「【三の弾】(ギメル)」

そう言うと、彼女の持つ銃に弾が入る。
彼女は、銃を自らの頭に向けて引き金を弾いた。
すると狂三の前に、巨大なモニターのようなものが表れる。
<刻々帝>【三の弾】ギメル。撃った者の過去の記憶を映し出す弾である。

「…………合計8軒。まだまだですわね。」

まだ半分も回っていない。
だが、諦める訳にはいかない。
何があろうとも、『始源の精霊』を討たなければならないのだ。
何としてでも。

コツコツコツ…………
下の階から音が聞こえてくる。

「……見つけられると厄介ですわね。」

そう言うと狂三は立ち上がり、

「<刻々帝>ー【六の弾】(ヴァヴ)」

時計の六を指す場所から弾が入る。
そして例の如く自らの体に弾を放つ。
すると、彼女の体が、ふっ、と消えた。
<刻々帝>【六の弾】ヴァヴ。過去に行ったことのある場所に撃った者を送る弾である。
彼女は今日も、二番の精霊を探す。
己の目的を、果たすために。

今日は少ないけどこの辺りにしときます。
狂三が好きなので少し書きました。
一応考えた妄想………もとい設定

【五の弾】(ヘー)………撃った者の精神を過去のものと入れ換える弾
【九の弾】(テット)………別の時間軸にあるものを取り寄せる。生き物は不可。
【十の弾】(ユッド)………世界全体の時を止める弾。ただし、止められる時間は消費した時間に比例する。
【十一の弾】(ユッド・アレフ)…………撃った者を未来へ送る弾。精霊一人分の命を使い潰す。

見てる人居なくても密かに続ける

こんばんはー
さーて投下するかー

「失礼します。五河士道殿は居られますか?」

授業の終わりを告げるチャイムがなり響き、十香と共に帰ろうとしていると、クラスに一人の女性が訪ねてきた。
今日、雷禅高校に転校してきた『世霞六嫗』であった。
するとクラス中が突然ざわめきだし、

「五河くん………また新しい女の子に目をつけたの…!?」

「年上だろうが関係無しか……!」

「お母さん、お父さん、過ちを犯してしまう僕を許してください……!!こいつだけは……!」

「待て待て!!てか最後の奴何する気だ!!」

すると六嫗が教室に入り、士道の腕を掴んだ。

「さあ士道殿、こちらへ」

「え、ちょっと……」

女性とは思えぬ力で士道を引っ張って、教室の外へ連れて行った。

「いきなりごめんなさいね」

「あ、あの世霞先輩、どうしたんですか?」

あの後、士道は屋上に連れだされた。彼女が話があると言うのだ。
……といっても、士道自身も、聞きたいことはあった。
この六嫗という少女、夢の中の少女と姿が完全に一致しているのだ。
最初は他人の空似だろう………そう思ったが、こうして士道を連れてきたので、無関係というセンはなくなった。

「…士道殿、やっぱり覚えてないかしら?」

「……!!もしかして昔、俺と会ったことが…!?」

ビンゴだった。
やはりこの人があの夢に出てきた少女だったのだ。ということは今朝のアレは予知夢か。精霊の力の封印以外にも能力が備わったのか、何てことを考えていると六嫗が続けて、

「ええ、そして私はあなたに……士道殿と再び会うためにここに来たのよ」

……士道は一瞬ゾクッとした。
以前、狂三にも同じようなことを言われた記憶がある。
もしかして、この人も士道の力を知っているのか………

「貴方の力のことなら承知済みよ。精霊の力を吸収なんて……聞いた時は驚いたわ」

「!!!!」

全部、知っている。
士道の力のことも、精霊のことも、そして恐らく、ラタトスクのことも。

「もうお気づきかしら…そう、私は精霊よ。世界の災厄……精霊よ」

「……!!やっぱりか…!」

もしかして、狂三と繋がっていたり、ファントムのことも知っているのかもしれない。士道の力を手に入れるために、ここに来たのかもしれない。
士道が警戒の表情を見せると、六嫗は、

「今日は、お願いが会って呼んだの」

やっぱりだ!!今はインカムもないし、どうすればいいのか、士道は絶対絶命の危機に陥った、そう思った。

「お願い、士道殿……」

だが、次の瞬間彼女の口から出されたのは、








「私の力を、封印して欲しいの」






士道の考えと全く違う、ありえない言葉だった。

「………え?」

士道は、そう漏らした。

「こんな力、いらない。訳も無く人を傷つけるこんな力、要らないの。だから、お願い」

士道の頭は混乱したままだった。
士道の力を知って近付いてきた者の目的は、この力を手に入れるためだけだった。
だが、彼女のそれは真逆。
精霊の力を封印してほしいと、頼んで来たのだ。

「き、急に言われても……その、準備とかが……!!!」

士道はその言葉の途中、息を詰まらせた。
上空に、人がいた。
しかもその人物は、

「やっと見つけましたよ、『ライトニング』。私と共に来てください」

士道の力を狙い、十香をかつて拐った最強の魔術師『エレン・M・メイザース』だったのだ。

「あ………や、やめて……」

「な、何しに来たんだよ!」

「おや、五河士道。残念ながら今は貴方に構ってる暇はないのですよ。」

士道は目を丸くした。
自分の力を欲しがっていたエレンが、士道に目もくれず隣の六嫗を見据えている。

「突然現出したと思ったらここに逃げるとは……探すのに骨が折れましたよ」

「こ、来ないで……」

「そういう訳には参りません。アイクの命令ですので」

「おい!!やめ………」

士道がそう叫ぼうとした時、


「いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


突然、六嫗がそんな声を上げた。同時に、六嫗の全身から、黒い光が放たれる。

「……!!しまった……!厄介なことに……!」

エレンがギリ、と歯を噛む。
しばらくすると光が収まり、中から六嫗が出てくる。

「お、おい、大丈夫……」

士道がそう声をかけ、手を伸ばすと、
バシッ、と、その手を払いのけた。

「人間ごとき下等生物が、気安く私に触るな」

「………え?」

よくみると、目の色が黄色から黒に変わっている。そして、雰囲気もさっきとは別人で、殺気が全身から溢れ出ていた。

「こうなる前に捕らえるつもりだったのですが、仕方ありませんね………」

すると、エレンのスーツの銃口に、エネルギーが貯まっていく。あれは、あの時の……!!
士道がそう思った時は、もう遅かった。

「貫け。『ロンゴミアント』」

エレンの銃口から、天使の一撃にも匹敵するほどの威力を持つ光線が発射され、六嫗に向かい真っ直ぐに進む。
このままでは、六嫗が!!
そしてその光線が六嫗に…………



……当たらず、逆にエレンの方向へ跳ね返された。

「……!!やはりダメでしたか」

「貴方ごときが、私に傷つけられると思っているの?」

士道は、ポカンとしていた。
あれは、十香でも完全には防ぎきれなかったほどのエネルギーを持っていた。
それを、いとも簡単に、六嫗は弾き返したのだ。

「いいわ。また、身の程を知りたいみたいね。なら、教えてあげる」

そう言うと、六嫗はバッ、と右手を上空に掲げた。

「神威霊装・六番(デル・ガ・レヴィアタン)!!!」

そう叫ぶと、六嫗の体を、淡い黄色の光が覆う。
次の瞬間には、外国の古代の王女を彷彿とさせるような、きらびやかな衣装に身を包んでいた。
霊装。精霊を無敵たらしめる絶対の盾であり城。

「殲滅しろ……『天代界主(ミカエル)』!!!!」

そう言うと今度は彼女の手に、背丈の倍ほどもある巨大な槍が収まった。
形を持った奇跡、『天使』だ。

「くっ…この!!」

エレンは引き続き、光弾を打ち続ける。だがそれは六嫗の槍に触れた瞬間、エレンの元へ倍のスピードではね返った。

「ぐうっ………!」

エレンが苦しそうにうめく。どうやら直撃したらしい。

「あなたのその天使……そうです!その力があれば!」

諦めずエレンは接近戦に持ち込み、自分の武器を六嫗に叩きつける。が、それも『天代界主(ミカエル)』に当たった瞬間、倍の力ではねかえる。

「私の天使はあらゆるものの向きや流れを操ることができる………なぜあなたがこれを欲しがるのかは分からないけど、欲しいならちからずくで奪いなさい」

士道はそれを聞き、目を丸くした。
流れや向きを操る。何という強力な天使だろう。
他の天使を圧倒している。

今日はここまで
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