照「照魔鏡が直らない」(366)

照「照魔鏡が暴走した」の続き
昨日みたいにVIPがおかしくなりませんように

淡「テルー! お願いだから出てきてよ、テルー!!」ドンドン

菫「……もうやめろ、周りの人に迷惑だ」

淡「テル……なんで、どうして会ってくれないの……」

菫「あいつにも色々あるんだろう、私たちにはわからないところで、な」

淡「そんなの、寂しすぎるじゃないですか……」

菫「だからといって、無理に口を割らせようとするのはどうかと思うがな」

淡「口を割らせるなんて、そんな……」

菫「とにかく、今は放っておいてやろう」

菫「私たちに出来るのは、それくらいだ」

淡「テル……」

◇◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(あんまりだよ……あんなのってないよ……)ポロポロ

照(もし私が、愛宕さんのお姉ちゃんとおなじ立場だったら……)



菫『咲!』

咲『菫さん!』

菫『久しぶりだな……会いたかったぞ』ギュ

咲『私も……』ギュ

菫『今日は私にエスコートさせてくれないか? 絶対に満足させてみせるから』

咲『はい! 楽しみです!』

咲『あと……このことは、その』

菫『大丈夫、照にはまだ言ってない』

咲『よかった……お姉ちゃんに言い出す機会がなかなかなくて』

菫『報告するときは私も一緒についていくよ』

咲『はい、ありがとうございます』

菫『こんなに可愛い娘と付き合うことができたのも、ある意味照のおかげだしな』

咲『もうっ///』



照「うわああああああああああああああああ!! すみれえええええええええええええ!!」

照「はぁっ……はぁっ……」

照「…………」

照「やっぱりダメ……間違ってる」

照「間違ってることは……正させないと」

照(照魔鏡の力が暴走してしまって、麻雀以外のことが見えるようになったこと、これにはきっと何か意味があるはず)

照(解決方法が分かるまでは、この力を有効活用するのが、もしかしたら私の使命なのかもしれない)

照(そう、これはきっと麻雀の神様からの天啓なんだ!)

照「そうと決まれば……」スクッ

照(街へ繰り出して、間違った行いを正さないといけない!)

照(もしかしたら、そうすることによって照魔鏡も元通りになるかもしれない)

照(それに、いつまでもここに閉じこもっているわけにもいかないしね)

照(何か行動しないといけないことは確定的に明らか)

照「行こう」ガチャ

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(なにはともあれ、まずは腹ごしらえ)

照(思えば朝からたこ焼き1パックしか食べてない)

照(ここは何かガッツリ食べられるものを……)

照「ん……」ピタ

照(ラーメンか……そういえば最近食べてないな)

照(よし、ここで食べていこう)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(この香り……ダメ、よだれが出そう)ジュルリ

照「ワンタンメン、大盛りで」

照(あぁ……待ち遠しい)

照「ん?」

穏乃「はふはふ」ズズズズ

照(この人は、確か阿知賀の)

穏乃「ん?」

照(あ……目があった)

穏乃「はふはふ」ズルズル

照(え、スルー?)

照(さすがにこの反応はちょっと寂しいかも……)

照(っていうか、ジャージでラーメン食べに来るって……変わった女子高生だなぁ)

穏乃「ぷはっ」

「はいよ、チャーシューメンお待ち」ゴト

穏乃「ありがとうございます!」

照「!?」

照(2杯目……?)

「それにしても、一人で3杯食べる女の子は初めて見たよ」

照(3杯……だと?)

穏乃「そうですか? 地元だといつもこんな感じで食べてるんで」

「そーかい、まぁいい食いっぷり、気に入ったよ」

「チャーシューおまけしといたからな」

穏乃「えっ! ありがとうございます!」

照(なんて食欲……)

照(それにしても、美味しそうに食べるなぁ……)ジィー

キュイィィィィ

照(……まぁ見つめてたし、なんとなくわかってた、うん)ブォン

見えたもの
>>27

和と玄と淡の3人を手に入れる方法

穏乃『それにしても……和を追っかけてきたらなんだか色々面白いことになってきたなぁ。和さえ手に入ればよかったのに、いろいろ欲しいものが
   増えちゃったよ。全部手に入れるってなると骨だよなぁ……まぁ淡ちゃんはチョロイから楽勝だろうけど。アレ絶対今まで能力頼りで打ってき
   たクチだよね。プライドを傷つけられた事から来る私に対しての執着心、きっと芽生えてる。そこを突いて決勝でもうひと押しすれば簡単に手
   に入るね、あれは。あぁあの時の表情最高だったなぁ……できればもっとハイライトの消えた目をしてくれれば最高だったんだけど……玄さん
   は結構大変そうだよね。おもち大好きな人だから、私におもちがないっていうのはちょっとマイナス要素かな。でも麻雀部の部室に私がきた時
   若干泣いてたところを見ると、やっぱり私に対して何かしら思ってくれてるはず……宥さんとくっついてないところを狙って優しくしてあげればコ
   ロッと落ちてくれるかな? まぁこっちはいつでも会えるから、正直後回しでいいよね。問題は和だよ和! 私の大本命なのになんか長野で現地
   妻作っちゃってるし! 全く……これはお仕置きが必要だよね……決勝戦で当たるのが私の敵……いわばラスボス。あの化物をどうにかしない
   といけないのか……ん? 麻雀で立ち向かってどうこうするより、私と和の関係を直接ばらしちゃえば破局させられるかな? うん……ちょっと麻
   雀が絡むと不確定要素多くなるし、それがいいかも。具体的にはどうしよっか……あの時のハ○撮りは家においてきちゃったしなぁ……予想
   できた事態だったんだし、持ってくるべきだったな。どうしよ……あんまり長いこと一緒に居られるわけじゃないし……いっそ体に思い出させる
   っていうのも手かもしれないけど……あ、そうだ! 憧をうまく使って……』



穏乃「はふはふ」ズルズル

照「」

穏乃『――――って感じで二人の仲をうまく引き裂いて、私が偶然出会った様に装って和と接触。あとは泣いている和をホテルに連れ込んでニャンニャン
   すればもうこっちのもんだよ。次の日の朝には絶対私に甘えさせる自信があるね。はぁ……あの豊満な肉体をまた味わえるのか……うぅ~、ムラム
   ラしてきた! 絶対遊ぶんだ、和で! それに中学の時よりもいろいろ成長してそうだし……あ、やるんなら今日中にやっておきたいよね。で決勝で対
   局中にあの清澄の大将に「和と“寝ました”? アレ和に仕込んだの、私なんっすよwwwww」 って言ってみよう! でブチギレて理性がなくなったとこで
   私が勝っちゃう。そして最後にホテルで撮った動画を見せれば完璧! それでボロボロになっちゃったら宮永さんも飼ってあげようかな。……ん? 宮
   永って……そういえば隣に座ってる人……』



穏乃「んぐんぐ」チラッ

照「っ!」ビックゥ

照「……」カタカタ カチャン

照「っ!」ビク

穏乃「あ、レンゲ……」

照「すっ! すみ……すみま…………せ」ガクガク

穏乃「あ、こっちにレンゲありますから……はい」スッ

照「あ、ああああありが……あり、がとう……ございま……」カタカタ

穏乃「? はぁ……どういたしまして」

穏乃『……他人の空似かな? チャンピオンはこんなに挙動不審じゃないし……まぁいっか。早く帰って準備しなくちゃ!』



穏乃「ごちそうさまでした!」

「まいどあり! また来てくれよ!」

穏乃「はい! 時間があったらまた!」

カランカラン

照「……」ズルズル

照「……」ズルズル

照「……」ズル

照「……」ポロポロ

照(私は……私は臆病者だ……)ポロポロ

照(人の行いを正すなんて言っておきながら……今も怖くて動けなかった……)ポロポロ

照(情けない……情けないよぉ……)ポロポロ

次に出会う人
>>59

羊先輩

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(……これからどうしよう)

照(なんとか原因解決の道を探りつつ、対処できそうな人がいたら手を差し伸べる)

照(そんな感じでしか行動できないよね、もう)

照「はぁ……本当にこれで何か変わるのかな……」トボトボ

照「ん?」

仁美「~♪」

照(また変なのが……何あの大量のパックジュース……)

照(まぁ多分部活の買い出しとかなんだろうけど……)キュィイイイイ

照(うん……興味とかを持つと反応しちゃうってことはわかったかな)ブォン

見えた情報
>>68

正しい政治による日本変革計画

○日本改革計画

 既存の政治体制では必ず何かしらの問題が生じてしまうことは、歴史が証明している。人が個別の意思を持っている以上、誰もが幸せになれる社会など築けるは
 ずがないのだ。
 私が目指すのは「最大多数の最大幸福」である。さらに言うと「幸せである」と万人が常に感じていられる社会こそ、本当に良いモノだということだ。
 私は以前から考えていた。誰も傷つかずに、そのような社会は築くことはできないのかと……そしてとうとう見つけたのだ。
 一部の雀士が、まるでオカルトのような能力を持っていることは、ある程度麻雀を打った経験のある人ならわかるだろう。
 その能力の源泉……仕組みは一体どこにあるのか。現代の科学では説明できない、物理法則を捻じ曲げるその力とは一体……
 もしかしたら、この力の原理を明らかにすることで、私の求める政治……いや、統治のあり方が実現するかもしれない。
 我が校の二人が用いる能力を見ると、その精神的つながりが大きく関係してくることがわかる。
 つまり人の心と密接に関係したものだと言えるだろう。
 もし、能力の解明によって人の心に直接意図する効果を与えることが可能であるとするなら、「幸福である」と感じる状態を人為的に生み出すことが……



照(え、なに……そうなるとどうなるのこれ……)カタカタ

照(怖……なんだかよくわからないけど怖い……)カタカタ

照(あ、照魔鏡が切れた……)シュゥゥゥ

仁美「~♪」

照(なんだろう……この不可解な恐怖感……一体……)


次の人
>>80

ちゃちゃのん

照(でもアレだよ……日本のことをちゃんと考えてる人もいるってことだよね、うん)

照(いいこといいこと……)

~♪ ~♪

照(あ、この声……新しい曲出たんだ)

照(どうせあてもなく彷徨ってるだけだし、ちょっとCDショップに入ってみようかな)

照(こういう時特待生でよかったって思う……)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


いちご「……」

照(あ、姫松に役満くらった人だ)

照(姫松……そういえば役満決めたのって、愛宕の……)ズキンッ

照(……さっきの阿知賀の人といい、なんだかほかの人がみんなそういうことを考えてるんじゃないかって思えてくる)

いちご「なかった……」トボトボ

照(なにか探してるものが……はっ!?)

照(も、もしかしたらこの力で心を読んで、ほしいものを用意してあげられるかもしれない!)

照(ようやく役に立つ場面が来た! かも……)キュイィィィィィ

照(いざっ!)ブォン


見えたもの
>>92

kskst

いちご『姫松にくらった役満……あんなんいちいち想定して打ってなんかられんよ……』

いちご『自分の麻雀に自信が……』

いちご『ここは一から麻雀を学び直してみるというのもありなんじゃろうか?』

いちご『良い麻雀指南書みたいなものはないのかのう?』



照(きたあああああ! やっとまともっぽい人が!)

照(まかせて役満の人! 今すぐチャンピオン推薦の麻雀指南書を見つけてきてあげるから!)ダッ



照(くっ、この店は広すぎる……どこにもそれらしきものが見当たらない……)キョロキョロ

照(仕方がない……店員さんに置いてありそうなところだけ教えてもらって、そこから私が選んであげよう)

照「あの、すみません」

「はい、なんでしょうか」

照「麻雀関係のコーナーってどこですか?」

「麻雀関係でしたら、入口まで戻っていただいた場所の左手にございます」

照「ありがとうございます」ペッコリン

◇◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


『みらくる☆まーじゃんわーるど』歌:瑞原はやり

『大沼100選 ~闘牌用BGM~』

『本能開放! これであなたも国内最強! ―催眠音声シリーズ― 監修:小鍛冶健夜』

照「そうだよね……ここCDショップだったよ……アハハ」

照(なんであの人はここで本を探してたんだろう……)


次の人>>111


夜食作ってくる

代行

―本屋―


照(やっぱり指南書だと三尋木プロのが一番わかりやすい)

照(テレビだといい加減なことばっかり言ってるけど、こういうところだとちゃんとしたこと言ってるよね)

照(これ買って行って、会場で見かけた時に渡してあげよう)

「あれ~、もしかしてチャンピオンさん?」

照「はい?」

郁乃「あ、はじめまして~、私姫松の監督やっとる赤阪いいます~」

照「あ……は、はじめまして」

郁乃「麻雀の指南書? どないしたん? 今更そんなもん必要ないと思うんやけど~」

照「いや、これは、プレゼントというか……」

郁乃「せやったん? ごめんな~ いきなり」

照「いえ、別に……」キュィイイイイイ

照(え! いきなり!?)ブォン

見えたもの
>>123

末原以外の姫松メンバー(善野監督含む)を事故車と見せかけ殺害し、失意の末原ちゃんを慰めて手に入れる計画

・大会が終わったあと大阪へバスで帰る途中、末原ちゃんが私の盛った薬で気分が悪くなる

・私は車やから、末原ちゃんを病院へ送り届けるっちゅう名目で末原ちゃんを受け取って別行動

・途中にある橋を渡っとる際に、近江連合の人に橋を爆破してもらう手はずになっとる。
 乗っとるメンバー……末原ちゃんに想いを寄せとる連中には時間差で効いてくる睡眠薬を盛ってある。

・そのまま川へ真っ逆さま……寝とる子はまず助からんやろ

・あとは傷心の末原ちゃんの支えになるだけや……簡単やな

あ~、大会終わんのが楽しみやわ~



照「」

照(こ、これ本当……?)

照(どうしてこんな……物騒な人しかいないの?)カタカタ

郁乃「どうしたん? 顔真っ青やで?」

照「い、いえ……」

照(逃げよう……逃げてこのことをみんな忘れてしまおう……)

照「…………や」

照(だめ! それじゃダメ!)

照(今、今だよ、私の力が誰かの為になるとき!)

照(この人が本当にやると決まったわけじゃない)

照(真偽を見定めて……本当にやるつもりだった時には、止める!)

照(決めたじゃない、間違った行いを正すって!)

照(今ここでやらないで、いつやるの!?)

照(バックに怖い人たちが付いてたら、最悪私の身も危ない……けど!)

照(これが実行された、本当だったと知ってしまって後悔に打ちひしがれるより、ずっといい!)

照(やるんだ! 宮永照!)

何とかする方法(ちょっと遠くするのでいくのんを救ってあげてください)
>>160

やっぱり私には無理だ…(絶望)

照「あ、あの!」

郁乃「ん?」

照「その……あの……」

郁乃「どうしたん?」

照「…………」

照「あ、愛宕さんのサイン、もらえませんか?」

郁乃「うん?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(無理だった……私にはできなかった……)ポロ

照(本当にどうしようもない臆病者だよ……私)ポロポロ

次の人
>>180

たかみー

照(だめだ……私はダメ人間だ……)フラフラ

照(もう、このままじゃ能力のせいで頭がおかしくなるか、自堕落な人間として生きていくしかないよね)

照(姫松の人……ゴメン)

ドン

照「すみません……」

尭深「! 宮永先輩っ」

照「……尭深?」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―喫茶店―


尭深「誰とも顔を合わせてくれないと思ったら、部屋から消えているし……連絡はつかないし……」

尭深「本当に心配したんですよ?」

照「ごめんなさい……」

尭深「……話して、くれませんか?」

照「……」

尭深「先輩の、力になりたいんです」

照「……」

尭深「私じゃ、頼りにならないかもしれないですけど」

照「そんなこと、ないよ」

照「……わかった、話す」

尭深「!」

照「でも、これを知ったら、尭深は私のことを避けるようになるかもしれない」

尭深「そんなことっ!」

照「じゃあ、話すよ……」



尭深「そんな……ことが……」

照「もう、疲れちゃった……はは」

照「もう、どうしたらいいのか……」ポロ

尭深「先輩……」ギュ

照「!」

尭深「そんなに大変なことを一人で抱え込んで……辛かったですね」

照「……尭深」

尭深「大丈夫です……私は、私たちは先輩の味方ですから」

尭深「頼ってください、私たちを」

照「……うんっ」ギュ

キュイィィィィィィ

照「!? ダメッ! 尭深逃げて!」

尭深「え?」

ブォン

見えてしまったもの
>>200

劔谷高校に転校したい

尭深『あぁ……劔谷高校に転校したいなぁ……』

梢『なんででしょう?』

尭深『だって、白糸台には茶道ができる設備がないから』

梢『前代未聞の3連覇確実と言われてる麻雀部のお願いなら、それくらい用意してもらえそうだと思うのですが』

尭深『畳のスペースもないんだよ? もう絶望的だよ……』

梢『あぁ……』

尭深『私も、梢ちゃんと一緒に劔谷に行けばよかったなぁ……』



照「いやああああああああ!! 行っちゃやだよおおおおおおおお!」ビエー

尭深「ちょ!? 先輩!?」

照「私が……私の力で茶室をちゃんと作ってあげるから……もう花壇を潰して建てさせるから……」

照「だから劔谷に行くなんて言わないでよぉ……」ポロポロ

尭深「うっ!」

尭深「た、確かに以前梢ちゃんとそういう話をしたことはありましたけど……」

尭深「別に本気で思ってたわけじゃ……」

照「ほ、本当? いなくなったりしない?」ウルウル

尭深「!」ドキン

尭深「だ、大丈夫です……絶対白糸台で3年間過ごしますから……」ナデナデ

照「言いよどんだ……やっぱり機を見計らっていなくなるつもりなんだぁ……」エグエグ

尭深「大丈夫ですよ、本当に!」

照「……本当?」

尭深「はい」

照「……わかった、尭深を信じる」

尭深(ほ……)

照「それで……こんな感じで見えちゃうの」

尭深「すご……いや、大変ですね……」

照「もう一生治らないのかな……」

尭深「そんなことありませんよ! 必ず元に戻ります!」

照「本当?」

尭深「大丈夫です、私がなんとかしてみせます!」

照「尭深……」ウルウル

尭深「とりあえず、私は解決方法を探ってみます」

尭深「能力麻雀に詳しい方に、心あたりがあるので」

尭深「先輩は携帯の電源を入れて、待っててください」

照「わ、私も……」

尭深「先輩はできるだけ能力が発動しないように、ホテルの部屋でじっとしててください」

尭深「ちゃんと電源を入れておいてくださいね? わかったらすぐに連絡しますから」

照「うん……ありがとう、尭深」

尭深「……行ってきます」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(とにかくできるだけ人と接触しない様に……)

照(間違っても照魔鏡で見てしまうなんてことが無いように……)

フワァ

照「!」ビク

照(こ、この甘い香りは……)

照(ミセスドーナツ!)

照「……」ソワソワ

照「ちょっとだけ……ちょっとだけ……」フラフラ

次の人 >>227

小鍛治プロと三尋木プロ

照「ドーナツ……ドーナツ……」フラフラ

健夜「咏ちゃん……本当にそれだけでいいの?」

咏「っていうかすこやんがそんなに入るってのが驚きだねぃ」

咏「そんなんじゃあっという間に中年太りだぜ?」ケラケラ

健夜「」

照(なんかいる……)

健夜「う、咏ちゃんこそ、そんなしか食べないから未だに小学生体型なんじゃないの!?」

咏「お腹の周りに脂肪がつくよりましじゃね? 知らんけど」

健夜「……」ワナワナ

照(なんだかすっごく嫌な予感がする……やっぱり帰)キュイイイイイイイ

照「」ブォン

見えたもの
>>240

婚期が迫るのを焦るすこやんとえりちゃんとの結婚後の生活を妄想するうたたん

健夜『うぅ……やっぱり太っちゃうかなぁ』

健夜『そうなると婚期がまた……あぁ考えたくない』

健夜『「手近なところで妥協する」って言ってる人いるけど、そもそも手近なところに誰もいないんだよぉ!』

健夜『麻雀ばっかりやってたのがまずかったのかな……でも私にはそれしかなかったし……』

健夜『このままじゃほんとに独身アラフォーまっしぐらだよ……』

健夜『また恒子ちゃんにからかわれちゃう……』

咏『はぁ……あと1ヶ月かぁ』

咏『ギリギリまで伏せておくって約束だけど……今すぐここで叫んじゃいたい気分だねぃ』

咏『「えりちゃんは私のもんだー!!」って……』

咏『早く新婚さん生活送りたいなぁ……知らんけど』

咏『えりちゃんには是非裸エプロンとかやってほしいねぃ……堅物だから望み薄だけど』

咏『そんでもって、毎晩えりちゃんと……えへへへ///』



照(大人って、大変だなぁ……)

照(っていうか、三尋木プロ、結婚するんだ)

照(いいな……新婚生活……)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(夕暮れの公園のベンチでひとりミセドをほおばる女子高生……)モグモグ

照(虚しい……)ゴックン

>>260「はぁ……」

照(ん? となりのベンチの人……)

照「松実……さん?」

玄「え?……あれ、宮永さん!?」

照「どうも」

玄「ああの……はい……」

照「……奇遇だね」

玄「はい……」

照(元気がないみたい……どうしたのかな?)

照(! 励まして……あげられるかもしれない!)キュイイイイイ

照(きた!)ブォン

見えたもの
>>275

てるてると付き合いたい

玄『う、うわーどどどどうしよう!?』

玄『まさか本人が来ちゃうとは思わなかったよお』

玄『えっでもこれはもしかしたらチャンスなのかも……これを機にお近づきになれたり……』

玄『で、でもどうしたら……いきなり変なこと言ったらひかれちゃうよね……』

玄『まずは「アドレス教えてください!」でいこうかな……うんそれがいいよ!』



玄「あ、あの!」

照「うん?」

玄「その……えっと……」モジモジ

照「……もしかして、連絡先?」

玄「!! は、はい!」

玄「よかったら、アドレス教えてもらえませんか!?」

照「別に構わないよ」

玄「あ、ありがとうございます!」

照「じゃあ携帯……赤外線? QR?」

玄「せ、赤外線でお願いします!」

照「じゃあこれで……はい」

玄「あり、ありがとうございます! このご恩は忘れません!」

玄「失礼します!」ダッ

照「あ、そっちのアドレス……」

照「……なんだったんだろう、あれ」

照(実は私のファンだった……のかな?)

照(ちょっとびっくりしたけど……なんだかいいことした気分)ムフー

照(あ、いけない。早くホテルに戻らないと)モグモグ

次の人 >>300

はやりん

照(あ、いけない。早くホテルに戻らないと)モグモグ

照(ようやくホテルの前に着いた……長かった)

照(これで尭深から連絡が来るまではしばらく待機……)

照(……その前に、コンビニで飲み物買っておこう)



照(ライフアタック……あった)

照(これであとお菓子もちょっと……)

はやり「……」

照(何にしようかなぁ……)

はやり「……」ペラ

照(瑞原プロが立ち読みしてるような気がするけど、気のせい気のせい)

照(早く買い物済ませて帰ろう……)キュイイイイイイ

照(照魔鏡いただきましたー)ブォン

見えたもの
>>310

テレビ関係者からセクハラを受けてる

はやり『ふぅ……今日も疲れたなぁ……』

コンコン

『瑞原さん、入ってもいいですか』

はやり『…………はい』

ガチャ

P『収録お疲れ様です、タイトル戦の後なのに頑張ってもらって』

はやり『いえ、これでも楽しんでやってますから』

P『そうでしたね……どうですか、このあと1杯』

はやり『いやぁ……今日はちょっと……』

P『いっつもそうやってはぐらかしますよね? たまにはいいじゃないですか……』

はやり『なんというか、Pさんは私のファンっていうイメージだったので、飲みに行くっていうのが想像できないっていうか……』

P『やっぱり、こんな年下の小娘とは飲めないですか……』

はやり『そ、そう言う意味で言ったんじゃ……』

P『そうですよね……親の七光りで今の立場にいるんじゃ、認めてもらえないですよね……』

はやり『認めてますよ! ただ、なんというか、私の中のファン像というか……』

はやり『とにかく、Pさんは別枠の大事な人であって……』

P『大事……ですか?』

はやり『はい……』

P『嬉しいっ……』ギュ

はやり『っ』

P『……』サワッ

はやり『うっ……』ビク

P『はやりさん……今日はちょっと高いお店を予約してるんです……』スル

はやり『っ!』ビクッ

P『マネージャーさんには明日の予定空けてもらってますから……』

はやり『い、いつの間に……』

P『だから、お願いします……ね?』モミ

はやり『しっ、失礼します!』ダッ

バタン

はやり「……はぁ」

照(うわわ……また大人の世界の黒い一面を見てしまった……)

照(瑞原プロ……大変だな……)

照(やっぱりテレビの人はいろいろあるんだなぁ……)

照(そういえば、三尋木プロの婚約者の人って……)

照(…………やめよう)

照(早く帰って、早く寝よう……)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

―ホテル―


ピルル ピルル

照「っ、尭深!」

照「も、もしもし?」

尭深『先輩、分かりました、問題を解決できます!』

照『ほ、本当!?』

尭深『はい、聞くところによると、先輩の力の暴走は、進化したての力が制御できなくなっている、過渡期特有のものだそうです』

尭深『ですから、時間が経てば自然にコントロールできるもの……だそうです』

照「よ、よかったぁ……」ヘナヘナ

尭深『ただ、今すぐコントロールできる状態に置こうとすると、ちょっとした儀式が必要になるそうなのですが』

照「……ほうっておくと、どのくらいで治るの?」

尭深『個人差が大きいらしいので、よくわからないそうです……すみません』

尭深『ただ、長くても半年くらいだと……』

照「半年って……えぇ……」

尭深『なので、儀式の方法もちゃんと聞いてきました』

尭深『今すぐ帰ってその支度をします』

照「儀式って……何をするの?」

尭深「………… >>333 です」

すこやんを麻雀で倒す

照「……はい?」

尭深『頑張ってください』

照「あの……じゃあ準備って」

尭深『今私の隣にいらっしゃいます』

照「本当に? ほんとのほんとにそれしかないの?」

尭深『残念ながら……』

照(いやでも……頑張ればなんとかなる……かな?)

照(うん、そういえば今の私には照魔鏡Mk-2(暴走型)があるわけだし……行けるかも)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


照(ムリでした……)ドサ

健夜「さすがチャンピオン……やっと倒れたよ……」ハァハァ

尭深「先輩……」

照(こんな怪物が……世界で2位?)

照(おかしい……どれだけ魔境なんだろう……世界)

照(これは、半年我慢するしかないかな……)

照(それまで精神が持てばいいけど……)

尭深「先輩! あきらめないでください!」

尭深「まだやれます! 先輩なら!」

照「もう……立てない、よ……」

尭深「……逃げるんですか?」

照「」ピク

尭深「先輩が諦めるなら……私、転校します」

照「なっ!」

照「ほ、本気なの?」

尭深「……」

照(そんな……でも無理だよ……)

照(すべてを出し切って……絞り尽くした結果だっていうのに)

照(こんなこと……)

照(…………いや)

照(私はそう言って、今日何回逃げてきたの?)

照(「正す」なんて偉そうな誓いを立てて……何度逃げ出してきたの?)

照(私は、本当にやれることをやりきったの? 自分の魂を削るようなことをしたの?)

照(まだ……まだいける!)ググッ

健夜「!」

尭深「先輩……」

照(手懐けろ……力を、飼い慣らすんだ、恐怖を!!)

照(私に……力を!)ゴゥ!!

照「                                     」



照( 見 え た !!)

健夜「初めて……だよ」

健夜「私のいる卓で、私以外が」

健夜「天和を和了るなんて……」

照「はぁっ! はぁっ……」

尭深「先輩!」

照「なる……ほど……」ゼェゼェ

照「勝ったから制御できるようになったんじゃなくて……制御できるようになったから勝てたんだ……」

尭深「ごめんなさい、黙っていて……」

照「いや良いんだよ……ありがとう、尭深」

尭深「先輩っ」ギュ

健夜「……宮永さん、待ってるよ」

照「え?」

健夜「もっと上の舞台で……ね」

照「…………はい」

バタン

照「…………まだ、終わってない」

尭深「え?」

照「今度こそ、正しに行かないと」

尭深「……」

照「今日、たくさんのことから逃げてきた……そのけじめをつけに!」

尭深「……先輩」

照「ちょっと行ってくるよ……」

尭深「はい、いってらっしゃい」



正直言って前回の絹たその安価とかものすごくストライクだった
姫松救済編とてるてるVSしずもん編とかを>>360に書いて欲しい

こんな時間までお疲れ様でした
お休みなさい

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