佐天「むぎのんにえろいことしても許される能力かぁ」(455)

はい!

初春「へぇ~…ところで『むぎのん』って誰ですか?」

佐天「それがあたしにもわからないんだよね」アハハ…

初春「それじゃあ能力の使い用がないじゃないですか。ちなみにレベルはいくつなんです?」

佐天「レベル4!なんか『むぎのん』って人が凄い人らしいから、だって~」

初春「レベル4て白井さんと同じじゃないですか!」

佐天(あの後、初春はレベル4だって羨ましがってたけど)

佐天(対象が何処の誰かわからないんじゃなぁ)ハァ…

ドンッ

スキルアウト1「痛っ!」

佐天「わっ!す、すいません!考え事してて」アセアセ

スキルアウト2「肩の骨折れたんじゃねwww」

スキルアウト3「一緒にお医者さんごっこキボンヌwww」

佐天「(うわぁ……)」

佐天「か、軽く当たったぐらいで骨が折れる訳無いじゃないですか!」

スキルアウト1「あぁ?折れたもんは折れたんだよ!じゃあついて来てもらうぜ」グイッ

佐天「痛っ…は、離してください!」

スキルアウト3「黒髪清楚系JCktkr」

??「おい、アンタ達なにやってんの?目障りなんだけど」

佐天「えっ…?」

スキルアウト1・2・3「」チーン

佐天「(す、凄い……素手で大の男三人を)あ、ありがとうございます」ペコッ

??「別に。あいつらが目障りだっただけだから」

??「それにアンタもアンタよ?もう完全下校時刻になるってんだから早く帰りなさい」デコピンッ

佐天「いたっ!」

「おーい、麦野ー何してんだ?」

麦野「じゃあね、お嬢ちゃん」スタスタ

佐天「(麦野さん、か。カッコイイなぁ)」

佐天「ん?『むぎの』さん?」

佐天「これはもしかしてもしかするかも…?」

~~

佐天『あ、初春?夜遅くにゴメンね?』

初春『大丈夫ですよ、どうしたんです?』

佐天『ちょっと調べてもらいたいことがあるんだけど……』

初春『公私混同はホントはダメなんですけど……今度ケーキ奢りですからね?』

佐天『さっすが初春!……えっと、麦野って名前の女の人で凄い人いる?学園都市に』

初春『そんなアバウトな……探してみますけど』カタカタ

佐天『たぶん大能力者ぐらいだと』

初春『いましたよ、麦野沈理さん。レベル5の第4位、超能力者ですね』

佐天『』

初春『でも御坂さんと違ってこれぐらいしかデータが出てきませんね。この人がどうかしたんです?』

佐天『初春……昼間言ったあたしの能力覚えてる?』

初春『?えぇ、「むぎのんに…」ってやつで…!!』

初春『も、もしかして「むぎのん」て……』

佐天『たぶん麦野さんだよ……あの人にえっちなこと出来るのはレベル4ぐらいの価値あるもん…』ズーン

初春『??』

佐天『はは、ありがとう初春、おやすみ。。』ガチャ

佐天「あの麦野さんにえっちなこと、かぁ…」

翌日!


佐天「(さすがに恩人にえっちなことするのは…ねぇ?)」

佐天「(とは言ったもののせっかく発現したレベル4の力だし)」

佐天「(一回ぐらい……良いよね)」テヘペロ

佐天「(でも肝心の麦野さんが……)」

「浜面コラァ!!!」

佐天「(いたぁ!ファミレスに鮭弁持ち込んでなんか怒ってる!)」ガビーン

佐天「(ていうか麦野違いだったらあたし殺されない?!)」

イラッシャイマセ~


佐天「あ、あの!」

絹旗「どなたです?滝壺さんの知り合いですか?」

滝壺「ううん。はじめまして、だね」

麦野「あーアンタ昨日の」

佐天「き、昨日は助けて貰ってありがとうございます!」ペコッ

絹旗「麦野がこの子を…?超意外です」

浜面「(可愛いな~この娘)」

麦野「ただの気まぐれよ、絹旗。あとエロ面は死ね」

浜面「!?」

麦野「それで?えーと…」

佐天「さ、佐天です!佐天涙子!」

麦野「そ、佐天ちゃん。昨日も言ったけど別にあなたを助けたかったんじゃなくてあのゴミ虫共がうざかっただけ」

麦野「全然気にしなくて良いから」クスッ

佐天「(うぅ……ホントにカッコイイなぁ…)でも、何かお礼しないと悪いと思いまして!」

麦野「……ふーん、まぁそこまで言うなら良いけど…何してくれるわけ?」

佐天「えいっ!」モミッ

麦野「っ!?」

絹旗・滝壺・浜面「!!?」

佐天「(うわっ…大きい!てゆーか柔らかっ)」モミッ

麦野「ちょ……アンタ、何して……んっ!」ビクッ

佐天「(でも柔らかいだけじゃなくて弾力もあるね、うん)」モミッ

絹旗「あ、あなた!早く止めないと超殺されますよ」アタフタ

佐天「(おっ、これが乳首かな?)」コリッ

麦野「ひゃっ!や、やめ…てっ…」ビクッビクッ

佐天「(あ、麦野さん可愛い、かも)」モミッモミッ

浜面「……ふう」スッキリ

ザワザワ

佐天「(はっ!しまった!麦野さんのおっぱいが魅力的過ぎてついやりすぎちゃった)す、すいません!」チラッ

麦野「…っ…」グスッ

佐天「(やば、涙目じゃん)こ、これで失礼します!」タッタタ

アリガトウゴザイマシタ~

絹旗「む、麦野…私は何も見ていませんよ」

浜面「そうだな。新しい明日に希望を持って生きていこうじゃないか」ニコッ

麦野「…ね」

絹旗・浜面「え?」

麦野「死ねぇぇぇぇぇ!!!」チュドーン

佐天「(はぁ……怖かった…気持ち良かったけど)」

佐天「(でもあれってホントにあたしの能力だったのかなぁ?)」

佐天「(いきなりファミレスであんなことされたら誰でも対応出来ない気がするし)」

佐天「(麦野さんもとっさのことで手が出なかっただけかも)」

??「あら、佐天さん?」

佐天「あぁ、御坂さん!」

佐天「(同じレベル5だし麦野さんのこと聞いてみよう!)」

御坂「どうしたの今日は?一人?」

佐天「えぇ。あの御坂さん……麦野さんって知ってます?レベル5の」

御坂「……麦野?あの女がどうしたの?」ピクッ

佐天「(あ、地雷踏んだかも)え~っと……ちょっと気になっただけっていうか」アハハ…

御坂「佐天さん」ガシッ

佐天「はい!?」

御坂「あの女は少しでもイライラしてたら極太レーザーぶっ放すような奴だから近寄っちゃダメよ!あくまで昔の話だけど」

佐天「は、はい!」

佐天「(やっぱり麦野さんて恐ろしい人なんだ)」ズーン

佐天「(そんな人にあんなことしちゃって)」ズーン

佐天「(こ、殺される)」ズーン

御坂「……佐天さん?大丈夫?一気に物凄い落ち込んでるけど」

佐天「ははっ…大丈夫です……」

御坂「??」

佐天「(はぁ……御坂さん心配してくれたけど)」

佐天「(さすがに「麦野さんのおっぱい揉みまくった報復が怖いです」なんて)」
佐天「(言える訳無いよ……)」

佐天「(……昨日はこのぐらいの時間に麦野さんに助けられたんだよね)」

佐天「やっぱり悪いことしちゃったなぁ……」

「そうねぇ、恩人に対してやってくれたわねぇ」

佐天「!?」

麦野「見 ぃ つ け た ☆」

佐天「む、麦野さん…」ガクガク

麦野「昼間はやってくれたわねぇ、佐天ちゃん?」

麦野「まさかお礼と称して胸を揉んでくるなんて」

麦野「思いもよらなかったわぁ」

佐天「あ、あはは……楽しんでもらえました?」テヘッ

佐天「(って何言ってんだ、私は!)」

麦野「楽しむ、ねぇ……」

麦野「んなわけねぇだろ!このクソガキがぁぁ!」

佐天「(ですよねー)」

麦野「大分軽口叩いてくれてるとこ悪いんだけど」

麦野「あたしレベル5なのよ」

佐天「(知ってます)」

麦野「まぁ運よく生きてたら救急車ぐらい呼んであげるわ」

佐天「(初春、白井さん、御坂さん……私もうダメみたいです)」ガクガク

麦野「そんじゃ、まあ」

「サ ヨ ナ ラ」

佐天「っ!」グッ

シーン

佐天「……ん?」

麦野「? 原子崩しが……撃てない……?」

佐天「(ん??)」

麦野「畜生っ!どうなってんのよ!」

佐天「あの~麦野さん?」

麦野「……もう良いわ。昨日のカス共見たいに素手で直接痛い目見させてあげるわ!」ダッ

佐天「(ヤバイ、やられる……って)ん?」キャッチ

麦野「な!?あたしの蹴りを簡単に…?」

佐天「(麦野さん力弱っ!……いや昨日の蹴りは凄かったし、つまり…)」ブツブツ

佐天「ほほう」ニヤリッ

麦野「!」ゾクッ

佐天「(つまり私の能力は)」

佐天「(学園都市レベル5の第4位・麦野沈理さんに対し)」

佐天「(どんなえっちなことをしても許される!)」

佐天「(そして麦野さんは私に対して言葉以外一切反撃することも出来ない!)」

佐天「……なんでこんな能力なんだろう」ズーン

麦野「ちっ、しょうがない。今日は許してあげるけど次会ったらブチ殺し確定だから」ダダッ

佐天「(あっ、逃げちゃった……)」

麦野の部屋!


麦野「はぁ…はぁ……何なんだよ、あいつは!」

麦野「あたしをコケにしやがって…!」ギリリ

麦野「次会ったら絶対ブチ殺してやる…!」

麦野「(けどなんで原子崩しが発動しなかった…?昼間浜面達にはぶっ放せたのに…)」

麦野「(あのガキの能力が相手の能力完全無効可…?だったら幻想殺し以上…か)」

コンコン

麦野「(けどそんな情報は聞いたこと無いのよね…)」

コンコン

麦野「あーもう、うっさいわね!開いてるわよ!」

ガチャ

佐天「こ ん ば ん わ」ニコッ

佐天「(昼間の麦野さんの可愛いさが見たくなって来ちゃったよ)」ウキウキ

麦野「お前……なんで此処に……!」

麦野「(ちっ……やっぱり原子崩しが発動しない…)」

佐天「うーん…何ででしょうね?」ニヤニヤ

佐天「(麦野さんにえっちなことしたいと考えたら、自然と頭にこの部屋の場所の情報が入ってきたんだけどね)」

麦野「くっ…!」ダッ

佐天「おっと…逃げないでくださいよ!」ギュッ

麦野「っ……!(振りほどけない……)」

佐天「(ホントに非力だなー)」

佐天「さてと……」ドンッ

麦野「痛っ……あたしをベッドに押し倒してどうするつもり?」

佐天「そうですねぇ……強いて言うなら楽しむつもりですよ♪」ムニュ

佐天「(おぉ……やっぱり麦野さんのおっぱいは良いなぁ)」

麦野「んっ……っ…(また胸か…)」

麦野「(このクソガキの目的はあたしにエロいことすること、か?)」

麦野「(だったら相手は所詮雌ガキ、胸揉むぐらいかしら)」

麦野「(どうせ抵抗も出来ないみたいだし好き勝手やらせとくか)」プイッ

佐天「………」

佐天「………」ビリッ

麦野「!(服とブラをいきなり破いてきたか、最近の中学生は進んでるわねぇ)」

佐天「………」

麦野「……(あらあら、固まっちゃって。まぁ母親と自分のおっぱいしか見たことないんでしょうね)」

麦野「(もう満足してさっさと解放してくれないかしら?)」

佐天「………ふふっ♪」ペロッ

麦野「ひゃぅっ!?」

佐天「あれぇ~そんな可愛い声だしてどうしたんですか~?」コリッ

麦野「あぅ……っ、くっ……んっ……」

麦野「(このガキ……人の乳首を舐めたり…好き勝手しやがって……)」

佐天「それですよ、それ」ニヤッ

麦野「……何のことよ…?」

佐天「そっぽなんか向いて平気そうな顔しないで」

佐天「睨んでも良いからあたしを見てください」チュッ

麦野「~~~!」

佐天「んっ……///えへへ……麦野さんと大人のキスしちゃいました…」ウットリ

麦野「この……クソガキ……殺す………」

佐天「殺せるもんならどうぞ?」

佐天「もう正直に言っちゃいますけど……」

佐天「私、麦野さん好きです……」

佐天「昨日助けてもらって……一目惚れって奴です…」ウットリ

麦野「……あたしは嫌いだから、あんたのこと。いつか絶対ブチ殺す、からっ……」

佐天「ふふ、麦野さん怖いですよ」チュパチュパ

麦野「ぅ……そんなに強く、吸うなっ…」

佐天「あれ?嫌がってる割には立ってきてますよ、乳首♪」

麦野「っ…!うるさいっ!殺す!絶対殺す!!」

佐天「さっきから殺す殺すって言葉遣いが乱暴ですよ、麦野さん。お仕置きに……噛んじゃいますね♪」カリッ

麦野「きゃっ…っ……痛……」

佐天「さて麦野さんのおっぱいは堪能したので」

佐天「次は下…ですね///」

佐天「じゃあパンツ脱がせますね」スルッ

麦野「(……全く抵抗できない……レベル5のあたしが女子中学生に……)」

佐天「ほほう~可愛い下着履いてるじゃないですか」ニヤニヤ

佐天「あれ……?ちょっと濡れてますよ、麦野さん♪」

麦野「(何がレベル5……何が原子崩し、よ……)」

佐天「ちょっと聞いてるんですかっ!」ワレメナゾリ

麦野「いっ……あぁっ!」ビクッ

佐天「さっきも言ったけど無視されたりするのが一番傷付くんですからね?」スーッ

麦野「あっ……ぃや……」ビクンビクッ

佐天「じゃあこの可愛い下着も脱がせてあげm」

「や、やめて……」

佐天「え……?」

麦野「もう……やめて……。。」グスンッ

麦野「お願い……だからぁ」ヒック

麦野「もう。。いやぁ。。」グスッッ

佐天「あっ…あのえーと……」オドオド

麦野「…っ」グスッ

佐天「(ど、どうしよう!ガチ泣きだよ)」

佐天「(てゆーか今更になって冷静考えればこれ普通にレ○プじゃん!)」

佐天「し、失礼します!」ダダッ

麦野「……」ヒック

佐天の部屋!


佐天「はぁ………」

佐天「助けてくれたカッコイイレベル5のお姉さんをレ○プ……」

佐天「何やってんだろ、あたし。。」

佐天「許して……もらえないよなぁ、あんだけ殺す殺す言ってたし……」

佐天「まぁ麦野さんに殺されることはないけど」

佐天「……どうしよ」ズーン
佐天「……寝よ」

数日後!


佐天「(あれ以降、全く音沙汰が無い)」

佐天「(逆に怖いけど……会わないなら会わないほうが良いよね)」

佐天「(そもそも元レベル0のあたしとレベル5の麦野さんじゃ住む世界も違うし)」

??「おーい、君!そこの黒髪の君!」

佐天「あ、はい。私ですか?えと…あなたは?」

佐天「(何この包帯まみれの人)」

浜面「俺だよ、俺。ほら、ファミレスで麦野といた」

佐天「あーあの時麦野さんに死ねって言われてた人!」

浜面「酷い覚えられ方だな、おい!」

浜面「まぁ結局君がいなくなったあと麦野にやられてこの姿なんだけどな」アハハ

佐天「笑い事じゃないでしょ! それであたしに何か用ですか?」

浜面「あぁ。えーと確か佐天ちゃんって言ったよな?」

佐天「はい、そうですけど」

浜面「……テメェ、麦野に何しやがった?」

佐天「え…」

浜面「あの日以降、麦野は俺達の前に姿を見せようとしない」

浜面「心配した滝壺……ファミレスにいたジャージの女の子な?が心配していってみりゃ」

浜面「ろくに飯も食わず服装も髪型も乱れた麦野がいたそうだ」

浜面「あの日の夜に君が麦野の部屋に行ったのは情報が入ってる」

浜面「もう一度言う」

浜面「テメェ、麦野に何しやがったぁぁぁぁ!!」

絹旗「浜面、超落ち着いてください」

浜面「絹旗、お前麦野のとこにいるんじゃ……」

絹旗「麦野は……」キッ

佐天「ひぃ…」ビクッ

絹旗「佐天……さんと言いましたね。着いて来て下さい」

佐天「な、なんで?!」

絹旗「麦野が……話が超あるそうです」

麦野の部屋!


佐天「(浜面さんも絹旗さんも送るだけ送ってどこか行っちゃった…)」

佐天「し、失礼しま~す」コソコソ

麦野「……久しぶりね、佐天」

佐天「(麦野さん、やつれてるな……あ、呼び捨てになってる……てそんなこと気にしてる場合じゃない!)」

佐天「麦野さん、ごめんなさい」ドゲザ

佐天「謝っても許されないとは思いますけど!」

麦野「別にいいわよ。許したげる」

佐天「どうか命だけは……えっ?」

佐天「な、なんで……あたしあんな酷いことしたのに……」

麦野「何で、ね。あたしも聞きたいわよそれを」

佐天「??」

麦野「ここ数日は本当に悔しかったし、食事も喉を通らなかった」

麦野「でも今アンタの顔見たら……なんか許したくなっちゃったんだもん」

麦野「これもアンタの能力?全く迷惑ね」

佐天「あ……」

佐天「(そうか……あたしの能力…むぎのんにえろいことしても『許される』能力…)」

佐天「(つまり麦野さんの反撃を封じるのも麦野さんの位置情報がわかるのも、全てこの能力のおまけに過ぎなかったってこと…?)」

佐天「ダ、ダメです!」

麦野「ん?」

佐天「麦野さんが許してくれても……いえ、麦野さんが許してくれるのも全部あたしの能力のせいなんですっ!」

麦野「いいわ、話してみなさい」

………
……

麦野「まさかそんなピンポイントであたしだけ狙う能力が、ねぇ…」

佐天「ホントに……ごべんなざぁい……」グズッ

麦野「あぁもう泣くな!うっとおしいわね」

佐天「でもぉ~…」グズッ

麦野「はぁ……大体能力の発現はアンタのせいじゃないでしょ?」

麦野「勿論それを行使したことは許しがたいことだけど」

佐天「ずいまぜ~ん……」グズッ

麦野「だからいい加減泣き止みなさいっての」

佐天「ぅう……あのところで……」

麦野「ん?」

佐天「今日なんであたしを呼んだんですか……?」ヒック

麦野「あぁ…それはね」ニヤッ

チュッ

佐天「!?!?///」カァァ

麦野「どうせ能力も近接格闘もアンタには使えないんでしょ?」

麦野「だったらこういう風に仕返しするしかないじゃない♪」

麦野「それに」

麦野「あたしに一目惚れなんでしょ、佐天は」クスッ

佐天「(麦野さんはとても優しく私をベッドに押し倒した)」

佐天「(私と対峙してるから非力になってる……とかじゃなくこれが麦野さんの優しさなんだ)」

佐天「(そう思うと私はなんて馬鹿なことをしたんだと思ってしまう……)」

麦野「へぇ…中学生にしては大きいじゃない、胸」

佐天「麦野さんに比べたら……」

麦野「はっ!あたしと比べるなんて生意気よ、佐天」

麦野「じゃあアンタにもアタシが受けたのと同じ目に合ってもらうわよ」クスッ

麦野「……つーかよく見たら超可愛いじゃない、佐天」チュッ

佐天「んっ…///」ジュル

佐天「(麦野さんの舌と私の舌が絡み合う)」

佐天「(その舌の動きは激しいのにどこか優しい)」

佐天「(ただ相手の口の中を蹂躙したあたしのキスとは違う……本物の大人のキス)」

佐天「(それがとてつもなく気持ち良くて……)」

麦野「ん……ふふ、大分良い顔になってるわよ佐天」

佐天「そう……ですか?」トローン

麦野「じゃあ次はこっちね…♪」モミッ

佐天「あっ…」

麦野「そういえば人の胸で散々遊んでくれたわよねぇ?佐天は」ムニュムニュ

佐天「…だ…だから謝ったじゃ、ないですかっ……」

麦野「でもあたしはあんたの能力で無理矢理許させられちゃったのよ?」モミッ

佐天「きゃんっ……ぅぅ、そうですけど……///」

麦野「だからあたしにも……あんたを無茶苦茶にする権利があるわよね?フフッ」ペロッ

佐天「ふぁ……っ!」

佐天(胸を揉む、乳首を舐める……全ての動作に麦野さんの優しさを感じた…)

………

……

麦野「結局おっぱいだけ、か……まぁ中学生だもんねぇ~」

佐天「zzz……」スースー

麦野「何幸せそうな顔してんのよ、あんたは」ツンツン

佐天「ん……zzz」スースー

麦野「可愛いわね、佐天……♪」ナデナデ

麦野「さて……」ピゴピコ

『話は終わりましたか、麦野』

麦野「うん、ばっちし。後腐れ無し」

麦野「そんでお願いがあるんだけど良い?」

『なんでしょう?』

麦野「まず浜面に佐天を起こさないように家に送り届けるように言っといて。手出したら勿論ブチ確ね」

麦野「次にあたしの新しい部屋探しといてくれない?明日にでも引っ越すから」

『……何があったのか超気になりますが了解です』ガチャ

佐天の家!


佐天「……っ」パチッ

佐天「(あれ……?私、浜面さん達に連れられて麦野さん所に行って)」

佐天「(それで……謝って……///)」カァァ

佐天「(その後そのまま寝ちゃって……麦野さんが送ってくれたのかな?)」

佐天「(ま、明日また会いに行けば良いよね)」

佐天「寝よ……」

翌日!


佐天「嘘……なんで?」

佐天「麦野さんの部屋が空き部屋になってる……?」

佐天「(一体どうなってんの?麦野さんに連絡を……!)」

佐天「麦野さんの連絡先知らないや……」

佐天「(……でも私の能力使えば麦野さんの位置は……!)」

佐天「あれ……わから、ない…?」

佐天「麦野さんに……もう会えないって、こと?」

麦野の新居!


麦野「う~ん!やっぱり新しい部屋は良いわねぇ」ノビノビ

絹旗「全くいきなり引っ越しなんて超驚きましたよ」

浜面「しかもこんな遠い学区とはなぁ」

滝壺「……みんな一緒なら私はどこでも良いよ」

麦野「(まぁレベル4つってもこんだけ離れりゃ能力圏外でしょ)」

麦野「(……ごめんね、佐天)」

絹旗「麦野、どうかしましたか?」

麦野「なんでもない。それよりこれからの予定なんだけど」

………

……

佐天「(麦野さんは簡単に死ぬなんて思えない!)」

佐天「(必ずまた会えるはず!)」

佐天「(次会ったら黙って消えたことのお仕置きからですからね!)」

初春「佐天さーん?追いてっちゃいますよー?」

佐天「いまいくよー!」



麦野「(フレンダの事、浜面が見たっていうフレンダの妹に新入生とかいうクソカス共)」

麦野「(まだまだあたしの周りは危険ばっかだし…)」

麦野「(でも全部終わったらまた会いに行っても…)」

絹旗「麦野ー行きますよー?」

麦野「うん、今行くわ!」

数ヶ月後!


佐天「もうすぐ一端覧祭だよ、初春!」

初春「そうですねぇ、いろんな美味しいモノが楽しみです!」ワクワク

佐天「当日は御坂さんや白井さんと楽しも~!」

初春「おーー!」

佐天「……一緒に回りたかったなぁ」ボソッ

初春「え?なんか言いました??」

佐天「え?な、何でもないよ」アセアセ

初春「?」

麦野「一端覧祭、ねぇ。。。」

絹旗「私は黒夜のバカに誘われていますけど。全く超迷惑です」

麦野「(満更でも無いな、コイツ)」

滝壺「私は浜面とフレメアと行くけど、麦野はどうする?」

フレメア「一緒に行こう、にゃあ」

麦野「んー悪いけどパスかな。人込みとか好きじゃないし」

滝壺「……そう、残念」

一端覧祭当日!


麦野「さてアイツ等全員出払ってるし」

麦野「菓子作り……でもしてみようかしら?柄じゃないけど」

麦野「400度で15分、その間に別の項目を……」

麦野「ん?何だこりゃ人骨か?」ポイッ

ザッパーン

サンドリヨン「ふぅ、すっきりした。復活完了!でも少し縮んでる?」

麦野「(フランス語?)」

佐天「はぁ……」

佐天「(御坂さんは上条さん?とかいう人を探してどっか行っちゃうし)」

佐天「(白井さんは怒りの形相でそれを追っかけて行くし)」

佐天「(初春はジャッジメントの巡回だし)」

佐天「初春が帰ってくるまでとは言え、まさかボッチになるなんてなぁ……」

佐天「なんか面白い事無いかなぁ……ん?」ピコピコ

『学園都市○○学区にて巨大な白いカブトムシ大量発生!』

佐天「……何だろコレ、この近くじゃん」

佐天「(巨大な白いカブトムシ……)」

佐天「(これは見てみたいかも!)」

佐天「(どうせ皆いなくて暇だし探し行ってみよう!)」

佐天「(そして写メ撮って初春に自慢しよう!)」

佐天「そうと決まれば善は急げ、だね!」タッタッタ

麦野「ったく、あのフランス女はどっか行っちまうし」

麦野「フレンダに化けてあたしを殺そうとする奴も出てくるし」

フレンダに化けてたおっさん「」チーン

麦野「うざったい日になりそうね、全く…ん?」ブーブー

麦野「はい、どうした浜面」

麦野「はぁ?第二位のクソ野郎が蘇ってカブトムシになってフレメアさらって逃げた!?」

麦野「ったくしょうがない。アンタは絹旗と合流しときなさい。あたしも行くわ」ピッ

麦野「…っとあいつらのいる学区は……」

麦野「(佐天のいる学区、か……)」タッタッタ

垣根「ったくクソ第一位が……俺の分身を軒並みブチ殺しやがった」

垣根「100体以上いたってのに、あと残ってんのは、俺の意志に反した一体だけか」

垣根「(あの一体と一緒にいやがるのは……第一位のガキと……アイテムの奴か?)」

垣根「(いや…ちげぇ。あんな小さくねぇし確かアイツは第四位が……てことはその妹かなんかか)」

垣根「(あれに釣られて第四が来るとめんどくせぇな)」

垣根「足止め用にもう一匹作っとくか、カブトムシ」

麦野「ほほう浜面。フレメアはどこに行ったかわからない」

浜面「はい」

麦野「その白いカブトムシは第二位が作ったものだけど『たぶん』安全だと」

浜面「はい」

麦野「しかしそのカブトムシがどこに行ったか、なんで襲撃されたかもわかりません、と」

浜面「そういう…ぶべしっ」

滝壺「むぎの、待って!」

絹旗「そうです!それ以上ビンタしたら浜面が死にますよ!」

麦野「(ったくこっちは早くこの学区から出たいって言うのに)」イライラ

麦野「とりあえず全員分かれてフレメア詮索、浜面は滝壺の護衛。絹旗は黒夜の協力を仰いで」

絹旗「了解です」

佐天「うーん、見当たらないなぁ……」キョロキョロ

佐天「(掲示板のカキコミだと100体以上見たってあったのに……)」

佐天「(私に見つける能力があったらなー……)」

佐天「(なんて……私に見つけられるのは麦野さんだけだけど)」

佐天「(………久しぶりに使ってみようかな、麦野さんレーダー)」

佐天「!」

佐天「麦野さんが……近くにいる……!」

麦野「ふーん、これが例の白いカブトムシか」

麦野「あたしに攻撃してきたし、フレメアを連れてないし」

麦野「ブ チ コ ロ シ 確定ね」

白カブトムシ「!」ゾクッ

麦野「死にぞこないの第二位の分身風情がいきがってんじゃねぇz」

「麦野さんっ!!」

白カブトムシ「?」

麦野「なっ……佐天!?」

佐天「(久しぶりに会ったと思ったら絶賛バトル中!?)」

麦野「! 佐天!逃げなさいっ!!!」

佐天「へっ?」キョトン

白カブトムシ「!」キュルルル

佐天「わっ…えっ…?!」(なんか白いカブトムシに捕まっちゃった…)

麦野「………」ピクピクッッ

佐天「(うわぁぁん!麦野さんむっちゃ怒ってる!)」

白カブトムシ『甘くなったなぁ、第4位』

佐天「(喋った?!)」

麦野「第2位……!」

佐天「(これが?!)」

白カブトムシ『お前の反応からしてコイツはお前と面識ある奴てことか』

麦野「……」

白カブトムシ『昔のお前なら仲間の命なんて気にしなかったのにな』

白カブトムシ『こんな女、一人のために攻撃やめちまうとは……「かつて仲間を真っ二つにした女」には見えないぜ』キャハハ

佐天「えっ……?」

白カブトムシ『おや?お嬢ちゃん知らなかったのか?コイツがどういう女か』

麦野「……」

白カブトムシ『コイツは学園都市の闇の中で血の海を歩いてきた、立派な「悪」なんだよ』キャハハハハ

麦野「終わった?第二位様の有り難いスピーチは」

麦野「聞いたでしょ?佐天。あたしはそいつの言う通りの女なの」

麦野「だから悪いけどアンタごとそのカブトムシ吹き飛ばすからよろしく」ニコッ

佐天「……」

麦野「(ショックで声も出ない、か)じゃあ、ぶっ放すわよ」

白カブトムシ『流石だぜ、第4位』ククッ

麦野「3・2・・・1!」チュドーン

白カブトムシ『!?』

白カブトムシ『(地面にぶっ放して煙幕張りやがった?てことは…)』

佐天「きゃっ!」

麦野「佐天!早くこっちに…」

白カブトムシ『狙いは人質の救出か!させねーよ』ガツンッ

麦野「ぐぅっ!?」ガラガラドッシャーン

白カブトムシ『はっ!甘くなったな、麦野』

白カブトムシ『それに軽く小突いただけでそのダメージとは……弱くなったもんだ』ハハハハッ

佐天「麦野さんっ!」

佐天「(あたしのせいだ!あたしの能力のせいで麦野さんは全力で戦えてない……!)」

麦野「痛っ……」ヨロッ

白カブトムシ『へぇ、まだ立つのか』

白カブトムシ『だが今ので二つわかった』

白カブトムシ『一つ、お前は俺に向けて原子崩しを撃つことが出来ない』

白カブトムシ『能力的な理由かこのお嬢ちゃんに対する思いかしらねぇが』

白カブトムシ『そして二つ目』

白カブトムシ『一つ目の理由に大きく関係してるのかも知れないが……お前にとってこのお嬢ちゃんはとても大事だってことだ』

佐天「……む、麦野さん。。。」

麦野「……勝手に言ってろ、変態野郎」

麦野「佐天は……あたしなんかと違う……」

麦野「これから……光の中を堂々と歩いてく人間になる……」

麦野「その道を……お前なんかに邪魔させるかよぉぉぉぉ!!!」ダッ

白カブトムシ『カカッ!威勢は良いがそんな蹴りじゃハエも殺せねぇぞ!』ドカッ

麦野「が……うっ。。」

白カブトムシ『オラオラどーした!助けるんじゃなかったのか!』ドカドカ

佐天「やめて。。もうやめて……麦野さんが死んじゃうよ……」グズッ

………

……



……

麦野「ぅ。。。」

白カブトムシ『やっと大人しくなったか。しかしまさかこんな足止め用の策でお前を仕留め切れるとはな』カカカッ

佐天「許さない、んだから。。」

白カブトムシ『あ?』

佐天「麦野さんを……あんな風にして許さないんだからっ!!」

白カブトムシ『はっ!盾になってるお前に何が出来るんだよ!』

佐天「ふんっ!うりゃあー!」ギチギチ

白カブトムシ『何するかと思えば逃げだそうとするだけとは芸が無いな』

佐天「………」チラッ

麦野「……(佐天…?)」

佐天「………」クイクイッ

麦野「………(あたしに逃げろって…?そんなこと出来るわけ……!)なるほどね」タタタッ

白カブトムシ『こいつぁ傑作だ!遂に逃げちまったぜあの女』クハハハッ

佐天「ふぎー!ふんっ!」ギギギギュッ

白カブトムシ『テメェも大人しくしてろ。さっきから暴れて俺ごと向きを変えて何がしたいんだ?』

佐天「麦野さんは……弱くなんか無い!」

佐天「麦野さんがビーム撃てなかったのはあたしがいたから…!」

白カブトムシ『はっ!だったら今もアイツは撃てねぇじゃねぇか!』

佐天「ううん……今麦野さんが隠れてる場所からあたしは見えないよ、あなたに隠れて!」

白カブトムシ『(さっきの抵抗はこの位置取りの為か!)だが何故お前には場所がわk』

「佐天……アンタ、最高よ」チュドーン

佐天「……麦野さんの位置はわかるよ、そういう能力だから」

白カブトムシ『』

麦野「しかしよく考えついたわね、こんな策」スタスタ

佐天「麦野さんっ…」

麦野「あたしが少しでも原子崩しの方向や太さ、強弱を間違えたらあんたも消しカスだったのよ?」

佐天「麦野さんを信じてますから」エッヘン

麦野「……そりゃご立派なこって。。」ガクッ

佐天「む、麦野さん!!?」

麦野「っ……アンタの前の弱体化した姿で、第二位の攻撃を受けまくったからね、さすがに疲れたわ……ぐっ。。」バタッ

佐天「麦野さん!麦野さんっ!!」

病院!


麦野「(ここは……?)」

麦野「(……冥土帰しの病院。。)」

麦野「(身体中が痛いわね……まともに動けないかも)」

冥土帰し「気がついたかね?」

麦野「……えぇ。またアンタに世話になったのね」

冥土帰し「患者を治すのは僕の勤めさ、世話だなんて思わなくて良い」

冥土帰し「そう思うなら少しでも自分の身体を労ってあげてほしいんだがね」

麦野「……考えておくわ」
冥土帰し「それに御礼なら救急車を呼んでずっと付き添ってたその子に言ってあげて欲しいね、じゃあ」ガチャ

佐天「むぎの、さん……zzz」スースー

麦野「……」ホッペタツンツン

佐天「んにゃ……ん、ん!麦野さん!!」

麦野「病院内。しかも夜。声でかいわよ」

佐天「あ、すいません……て大丈夫なんですか?」オロオロ

麦野「まぁ平気よ、平気」

佐天「そう、ですか」ホッ

麦野「………」

佐天「………」

麦野「なんか話があるんじゃないの?」

佐天「……そっちこそ」

麦野「……佐天も聞いたわよね?あたしの過去の話」

麦野「第二位はクソムカつく野郎だったけどあれはホントの話よ」

麦野「……やっぱり軽蔑する?」

佐天「……麦野さんが起きる前に」

麦野「?」

佐天「絹旗さんや滝壺さんや浜面さんが来ました」

佐天「そして……麦野さんの過去の話をしてくれました。。。」

麦野「(あいつら……)」

佐天「あたしみたいな普通の学生には想像できない世界の話で……」

佐天「正直に言うと恐かったです……」

麦野「……」

佐天「でもその後に麦野さんの今の話もしてくれました」

佐天「フレメアちゃんを必死で守ってること……アイテムの居場所を守っていること」

佐天「滝壺さんが言ってました…あの日いきなり引っ越したのもあたしを守るためじゃないか……だって」

麦野「佐天……」

佐天「麦野さん…」ギュッ

麦野「あっ……」

佐天「大丈夫です……あたしは軽蔑なんてしませんよ。麦野さん、大好きですから」ギュッ

麦野「……ばか」

佐天「あたしも聞きたいことがあるんですけど……」

麦野「何?」

佐天「麦野さん……あたしのこと、ホントはぶっちゃけどう思ってるんですか?」

麦野「どうって?」

佐天「だって出会いはあたしが助けてもらったんだし、そのあとあたしがレ○プ紛いのことして……それを許してくれたのも結局はあたしの能力で」

佐天「今回だってあたしがいなければこんな怪我も……」

麦野「……ホントしょうがない子ね、アンタは」ギュッ
佐天「ぁぅ…//」

麦野「アンタの可愛さ、底抜けの明るさ、ある程度の馬鹿さ……」

麦野「全部含めて大好きよ、さ……涙子」ギュッ

佐天「麦野さ……し、沈理さん///」カァァ

麦野の家!


沈理「退院して久しぶりの我が家は気分が良いわね、やっぱり」ウンウン

涙子「てゆーかこんな遠くの学区に引っ越してたんですか」

沈理「だってしょがないでしょ?涙子の能力の範囲わからなかったんだし。出来るだけ遠くに行った方がアンタが安全だと思ったし」

涙子「沈理さん、優しい~」ヒューヒュー

沈理「はいはい、年上をからかわない。んじゃお風呂だけど……面倒だし二人で入ろっか?」

涙子「うわぁ……沈理さん大胆……」ウットリ

佐天「あたしも聞きたいことがあるんですけど……」

麦野「何?」

佐天「麦野さん……あたしのこと、ホントはぶっちゃけどう思ってるんですか?」

麦野「どうって?」

佐天「だって出会いはあたしが助けてもらったんだし、そのあとあたしがレ○プ紛いのことして……それを許してくれたのも結局はあたしの能力で」

佐天「今回だってあたしがいなければこんな怪我も……」

麦野「……ホントしょうがない子ね、アンタは」ギュッ
佐天「ぁぅ…//」

麦野「アンタの可愛さ、底抜けの明るさ、ある程度の馬鹿さ……」

麦野「全部含めて大好きよ、さ……涙子」ギュッ

佐天「麦野さ……し、沈利さん///」カァァ

麦野の家!


沈利「退院して久しぶりの我が家は気分が良いわね、やっぱり」ウンウン

涙子「てゆーかこんな遠くの学区に引っ越してたんですか」

沈利「だってしょがないでしょ?涙子の能力の範囲わからなかったんだし。出来るだけ遠くに行った方がアンタが安全だと思ったし」

涙子「沈利さん、優しい~」ヒューヒュー

沈利「はいはい、年上をからかわない。んじゃお風呂だけど……面倒だし二人で入ろっか?」

涙子「うわぁ……沈利さん大胆……」ウットリ

お風呂!


沈利「やっぱり涙子スタイル良いわよ、かなり」

涙子「そ、そうですか?自分じゃあんまり……」

沈利「中1でそれはヤバイって。自分の回りの人を想像して比べてご覧なさい?」

涙子「(あたしの周りの人……白井さん、御坂さん、初春……)」

涙子「沈利さん、あたしスタイル良いかも…!」

沈利「でっしょー」



御坂「ん、なんか失礼な噂をされた気が」

初春「奇遇ですね、私もです」

白井「というか私、これが最初で最後の台詞ですの」

再びお部屋!


涙子「ふぅ…良いお風呂でした」

沈利「そうね……あたしはてっきりアンタが風呂場で仕掛けてくると思ってたけど」

涙子「ふっふっふっ!あたしは楽しみは後に取っt」

チュッ

沈利「あたしには先手必勝しか策が無いのよ……んっ」ジュル

涙子「ひづり…はぁん……」トローン

沈利「ふふ、ホント可愛い……次は」ガシッ

沈利「!?」

涙子「次はあたしの番、ですよ?」

涙子「前みたいにはいかないんですよ……んっ///」チュッ

沈利「んっ…ぅ…」

涙子「ん……へへっどうですか?」

沈利「……へぇ。上手くなってるじゃない。生意気に」

涙子「沈利さんにも気持ち良くなってほしいですから」 グイッ

沈利「前みたいに破かないの?ブラ」

涙子「……あれは反省してますって、ホントにごめんなさい」

涙子「でも沈利さんのおっぱいはやっぱり良いですよぉ~♪」カオウズメ

沈利「むぅっ……アンタは盛りのついた猫かっ!」

沈利「じゃあたしも涙子のおっぱい堪能させてもらうから♪」

涙子「ど、どんとこいですよ」

沈利「それじゃあ失礼~♪」パクッ

涙子「っ!?(いきなり甘噛み?)」

沈利「~~♪」レロレロ

涙子「(違う…沈利さんの口の中で舌ベロに良いように転がされてるっ)」

涙子「ふゃ……あっ…」ビクッ

沈利「~~~♪♪」コリッ

涙子「ゃん…っ!」ビクンッ

涙子「(空いてる……手でもう片方を……)」

涙子「(はぁ……はぁ……このままじゃ沈利さんにヤラれっぱなしだ……)」

涙子「(反撃するには……ココしかない)」クチュ

沈利「!?」ビクッ

涙子「(手も舌も止まった……!)」

涙子「あれぇ?沈利さん結構濡れてますよ?」クチュ

沈利「きゃっ…る、涙子……アンタ……」

涙子「もしかしなくても沈利んの一番の弱点は……」

涙子「ココ、だったんですね」クチュクチュ

沈利「んっ…うぅぅぅ………ひゃんっ///」ビクビクッ

沈利「うぅ……随分好き勝手やってくれるわね、涙子」ハァハァ

涙子「好き勝手やっても許される能力、ですから」ドヤァ

沈利「……覚悟出来てるんでしょうね?」ニヤリッ

沈利「まぁ中1でも指2本ぐらいは…ね」

涙子「いや…さっきのは胸の分でおあいこってことで……ね?」

沈利「学園都市第4位舐めんなよこの雌ガキィィィ!」

涙子「なんでマジギレモード?!」


ギャーギャー

ギャー…

涙子「へへっ……しずりさぁん……zzz」ニヘラ

沈理「ホントに幸せそうな顔して眠る子ね、全く」ナデナデ

沈理「……涙子、好きだよっ…///」ギュッ

沈理&涙子「zzz……」

涙子「へへっ……しずりさぁん……zzz」ニヘラ

沈利「ホントに幸せそうな顔して眠る子ね、全く」ナデナデ

沈利「……涙子、好きだよっ…///」ギュッ

沈利&涙子「zzz……」

後日談!


沈利「はぁ!?レベル上がった!?」

涙子「はい!これで沈利さんと同じレベル5です!」ニンマリッ

涙子「序列は八位ですけど」

沈利「…でどんな能力なのかしら?聞くの怖いんだけど」

涙子「はい、『むぎのんに何しても許されて、どんな願いも聞いてもらえる能力』だそうです!」

沈利「……マジ?」

涙子「マジです!しかも前回と違ってONOFF調節も可能ですよ」

涙子「そこで沈利さん!!これからもずっとあなたの側にいて…良いですか?」

沈利「涙子が今能力使ってるかどうかわからないけど」

沈利「許すに決まってるでしょ、ばーか♪」


おわり

お疲れ様でした

まだ残っている……だと……

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