冬馬「朝起きたら女になってた」(124)

冬馬「ふぁああ……もう朝かよ、ねみぃ……」

冬馬「……」チラッ

冬馬「……二度寝は無理だな。もう起きねえと」

冬馬「……?何か違和感が」

冬馬「……」

冬馬「……服がめちゃめちゃだぼついてやがる。寝てる間にのびちまったのか?……ってありえねえ」

冬馬「それにいつもより視界が低いような……」

冬馬「って……考え事してる場合じゃねえ!早く顔洗って準備だ」

冬馬「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!誰だお前えええええええええ!?」

冬馬「……」

冬馬「……俺?」

冬馬「ゲッチュ」ビッ

冬馬「なんだ……やっぱり俺か。驚かせやがって」

冬馬「……」

冬馬「ってなんでだよおおおお!!縮みすぎだろ!!」

冬馬「誰だよお前!!てか俺の声も俺じゃなくなってるじゃねえか!キンキンしてる!!」

冬馬「……」

冬馬「……なるほど、まだ夢見てるんだな俺は。はははは!」

冬馬「ふぁぁ、夢の中なのに眠い……もう一眠りするか」

冬馬「ほらみろ、起きて鏡を見れば」

冬馬「……チョラブリー!!」

冬馬「自分で言うのもあれだが結構可愛い」

冬馬「胸も中々ある」

冬馬「……」フニ

冬馬「おっ、おお……!柔らかい……」

冬馬「……」ジーン

冬馬「って感動してる場合じゃねえ!急がねえと!!」



冬馬「服は……ダボダボ。いや、この際気にしてられねえ!折れば何とでも……!」

冬馬「靴のサイズが……めんどくせえ!!」

翔太「冬馬君遅いねー。何してるんだろう、携帯にも出ないし」

北斗「あいつが遅刻するのって何気に初めてじゃないか?事故にでも巻き込まれてなければ良いけど」

ガチャッ

冬馬「悪い!遅れた!」

翔太「……お姉さん、スタッフの人?」

冬馬「はぁ?」ゼェゼェ

北斗「ずいぶんお疲れの様ですね。大丈夫ですか?」

冬馬「そんな事言ってる場合じゃねえ!準備しねえと!」ダッ

翔太「あっ、行っちゃった」

北斗「美しい人だった。もっとゆっくり話したかったな」

冬馬「だから!俺は天ヶ瀬冬馬だって!!」

冬馬「え!?どう見ても女!?」

冬馬「……知らねえ!目が覚めたらこうなって…!」

冬馬「証拠?えーっと……誕生日とか好きな食べ物とか」

冬馬「あ!おい、離せよ!てめえ!!」バタバタ



冬馬「摘まみだされた」

翔太「結局来なかったかー」

北斗「連絡も無しに一体何やってるんだあいつは」

翔太「今回はちょっとしたゲスト扱いだったから何とかなったけどね」

北斗「まあね。しかし冬馬には厳しいお仕置きを……ん?」

冬馬「はぁ……」

翔太「あれー?昼間のお姉さんじゃん」

北斗「どうしたんですか?あなたにため息なんて似合いませんよ、お嬢さん」

冬馬「……」

翔太「ん?」

冬馬「翔太、北斗……信じてもらえないかもしれないけど1つ良いか?」

翔太「うわっ、いきなり呼び捨てだなんて馴れ馴れしいなぁ」

北斗「何ですか?エンジェルちゃんの言う事はどんな事でも信じますよ」

冬馬「俺、冬馬なんだ」

北斗「……プッ、ははは!面白い冗談を言いますね」

翔太「いや、全然面白くないんだけど」

冬馬「冗談じゃねえ!!」

北斗「って言われましても」

冬馬「本当に俺は天ヶ瀬冬馬だって!目が覚めたら女になってたんだよ!」

翔太「『俺』ってお姉さんキャラ付けしてるの?」

冬馬「そんなんじゃねえ!男だから俺が普通だろうが!」

翔太「ふぅん……」

冬馬「くっ……信じてねえな」

翔太「……そうだ、それなら冬馬君が最後に買ったフィギュア分かる?」

冬馬「それ言えば信じるのかよ」

北斗「いや、いくら熱心なファンでもこれは分かるはず」

冬馬「そんなのナイスマの……」

翔太「!!何で知ってるの?僕たちでさえ苦労して手に入れた情報なのに」

冬馬「俺が天ヶ瀬冬馬だからだ!」

北斗「……もし君が本物の冬馬なら身分証明になるものを持ってる筈だけど」

冬馬「……あー、そうか。最初っからそうすりゃ良かったんだ」ゴソゴソ

翔太(挙動が冬馬君。どう見ても女の人なのに)

翔太「で、これからどうすんの?」

冬馬「……それなんだよな」

北斗「冬馬にそのままなりきって活動……は無理があるな」

翔太「天ヶ瀬冬馬、謎の失踪!っていいネタになるんじゃないの?」

冬馬「そんなの冗談じゃねえぞ」

北斗「と言ってもその姿じゃな。冬馬の代役としてジュピターに入りましたってのもキツそうだ」

冬馬「何で本物の俺が代役扱いされなきゃなんねえんだ」

翔太「それにそうすると風当たりきついよ。リーダーがいきなり無名の女の子になっちゃうんだから」

北斗「ファンの皆から快く応援してもらうのは難しそうだな」

冬馬「あー、元の身体に戻りてぇ……どうすればいいんだ」

翔太「961プロを辞めた今黒ちゃんに相談するのも無理だね。となると」

北斗「と言う訳でお願いします」

P「何故俺が」

翔太(だって面白そうだから)

冬馬「……」

翔太「ほらー、冬馬君も困ってるんだよ」

P「……それなら黒井社長に頼めば」

北斗「俺たちはもう辞めましたからそれは無理です」

P「じゃあ新しい事務所の人に相談すれば良いだろ」

北斗「……あなたはこんな可愛いエンジェルちゃんを見放すんですか!?」

P「エンジェルちゃんって冬馬だろ……」

翔太「僕たち若いからどうすれば良いか全然分かんなくて……」

P「いや、起きたら女になってた元男のアイドルの扱いなんて俺も分からないって」

北斗「それじゃ後は頼みました。ジュピターの事は俺達で何とかしますんで、チャオ☆」

翔太「765のお兄さんは冬馬君のことよろしくー」

P「お、おい!マジか!?冗談じゃないのか!?」

P「……」

冬馬「……」

P(元冬馬だけあってビジュアルは申し分ない)

P(歌唱力や身体能力も冬馬と同程度とすればトップクラスのポテンシャルだが)

P(……って別に俺は冬馬をプロデュースする訳じゃないぞ)

冬馬「やっぱり迷惑だよな。いきなり敵アイドルの面倒見なきゃいけねえなんて」

P「そうだ、いや、そういう訳じゃないんだが……とにかく元に戻る方法を探さないとな」

冬馬「ただでさえプロデュースしてるアイドルが多いんだから無理しなくて良いぜ」

冬馬「これは俺の問題だからあんたには何の関係も無いしな」

P「事情を知ってしまったら放っとけないよ。俺も出来る限り手伝う」

冬馬「……相変わらず甘いな。でもあんたは自分の事を最優先してくれ」

冬馬「俺のせいであんたのプロデュースに支障が出るなんて冗談じゃねえからな」

P「ああ」

P「とにもかくにもまずは女になりきらないとな」

冬馬「はぁ!?何で?嫌だよ、気持ち悪いじゃねえか」

P「だっていつ戻れるか分からないんだろう?最悪一生このままって事もあり得るし」

P「男として行動して取り返しのつかない事になったら間違いなく困るぞ」

冬馬「……一理あるかもしれねえな」

P「とりあえず最低限服装や持ち物をそれっぽくしないと」

冬馬「っつっても俺そんなん全然知らねえぞ」

P「そこは本物が良く知っているはずだ」



P「この娘アイドル志望らしいですけど」

高木「ほほう、ティンときた!」

冬馬(何だこれ)

P「しばらくの間アイドルとして活動する事になった天ヶ崎冬子だ」

冬馬「あー、えっと……いつまでいるか分からないけどよろしく」

ザワザワ

P「冬子は……何だ、その……最近女に目覚めたっていうか……」

P「とにかく!女としての自覚をようやく持ち始めた所だ!お前達から色々教えてやってくれ!」

冬馬「全然オシャレとか分からないから変なとこあるかもしれねえ」

P「というわけだ!仲良くしてやってくれ!」

冬馬(こんな女だらけの中で俺は生きていけるのか……頭がどうにかなっちまう)

冬馬(とりあえず一旦どこかに……)

ズラッ

冬馬(しかし取り囲まれてしまった、逃げられない)

春香「竜子ちゃんって何歳なのかな?」

冬馬「17。竜子って誰だ」

千早「私たちと同じね。前に雑誌のモデルとかやってたのかしら?」

冬馬「……いや」

美希「まだお化粧してないよね?そのままでも十分だけどお化粧したらもっと綺麗になると思うな」

冬馬「そうか?」

あずさ「まだ少し緊張してるみたいね~。はい、リラックスリラックスー」

冬馬「……」

真「何だか余計緊張しちゃったみたい」

冬馬(こんな中に放り込まれたら誰でもこうなるっての!!)



貴音「……響」

響「貴音もか……」

貴音「どこかで……」

響「会ったことある気が……」

冬馬「……今日は帰る」

小鳥「ええー!?まだ何もしてないわよ?」

伊織「ちょっとぐらい見ていきなさいよ。合同ライブのために今日は皆でレッスンするから」

亜美「そうだそうだー、自分だけとっとと帰ろうだなんてそうは問屋がおろさねぇ!」

真美「地獄の特訓を目の当たりにして恐怖するのだ!」

冬馬「いや、自分でしてるし……」

雪歩「普段から自主トレしてるんですか?」

冬馬「まあな」

律子「感心するわ。でも他のやり方を見ても損は無いと思うけど」

P「これからはこの事務所の人間だからな。俺も賛成だ」

冬馬(帰りてえ……)

冬馬(結構ハードなレッスンこなしてるんだな)

P「どうだ?」

冬馬「思ったよりやるじゃねえか」

P「そうだろ。お前達に追い抜かれる訳にはいかないからな」

冬馬「フン、このぐらい張り合いがねえと面白くねえよ」

やよい「何お話ししてるんですかー?」

P「えっ!?い、いや、レッスンすごいなーって!」

冬馬「お、おう」

やよい「?」

春香「ふはぁ~、もうダメ……」パタッ

真美「このまま昇天できるかも……」

千早「ふぅ……」

やよい「今日はいつもよりちょっと大変だったかもです……」ハァハァ

冬馬「プロデューサーから飲み物だってよ」

春香「ありがとう、刹子ちゃん」

冬馬「刹子って誰だよ」

真美「大地の味がする」ゴクゴク

千早「……」パタパタ

冬馬(シャ、シャツが……無防備すぎるだろ!!)

P「おい」

冬馬「ち、違う!!勘違いすんな!」

千早「……?」

春香「ねぇねぇ」

冬馬(う、汗で……なんか色気が)

春香「目逸らしてどうしたの?」

冬馬「なんでもねーよ!!」

真美「顔が真っ赤ですぞー。……はっ、もしやそっち系なのか!?」

やよい「そっちけい?」

冬馬「ん、んな訳ねーだろ!俺はノーマルだ!!」

千早「俺……?」

冬馬「な、何だよ。ボクが良いなら俺でも良いだろ。それより用件言えよ」

春香「あっ、そうだ!今度のオフに買い物でもどうかなーって」

冬馬(はぁ……気乗りしねえ)

冬馬(今までファン以外の女と接する機会がほとんど無かったのにこれじゃ滅入るぜ)

冬馬(……でも女社会についても知る必要があるな。万一の事を考えて)



春香「冬子ちゃん!おはよう」

冬馬「ああ」

千早「後は美希だけね」

P「そうだな、まあ時間までには来るだろう」

冬馬「……何でプロデューサーがいるんだ」

P「まあ、お目付役だな。色々心配だし」

冬馬「……なるほど」

春香「それってどういう意味ですか?私達変な事しませんよぉ」

P「ははは、ほんと、変な事したら許さんからな」

千早「……あ、来たみたいね」

美希「おまたせー」

冬馬(当然ながらこの店女しかいねえ!!男なんて女の彼氏が数人いるだけじゃねえか)ソワソワ

春香「うーん……これが良いかな。でもこっちのパステルカラーも捨て難いなぁ」

千早「大人らしさを出すなら、落ち着いた色合いを」

美希「ミキ的にはカッコイイ系の方が意外と似合うと思うな」

冬馬「お、おい。別にそんなん適当で……俺のコーディネイトじゃなくて自分のを」

美希「ダメダメ!そんなお母さんがジャスコで買ってきたみたいな服着てちゃ勿体ないよ」

冬馬(俺が考えに考え抜いて買った服を全否定された)

P「しかし素材が良いからか大体何でも似合うな」

美希「むっ!浮気はダメなの!」

P「とうm……冬子に浮気する事は死んでも無いから安心してくれ」

冬馬「これ……全部か?」

春香「うん、ちゃんと上下の組み合わせも考えて選んだよ」

千早「とりあえずこれだけあれば大丈夫だと思うから」

冬馬(おいおい……いくらすんだコレ)



冬馬「女の服って意外と安いな」

美希「え?女の服?」

冬馬「ああ、今着てるのも男物の小さいやつだから」

千早「……何でわざわざ男物を?」

冬馬「あ」

P「よっし!!!!次行こう!」

春香「あっ、似合ってる!ハットが決まるって良いなぁ」



千早「え?リュックじゃ無くてこっちのバッグの方が」



美希「この口紅を使えばみんなイチコロなの!ファンデとマニキュア、香水それから乳液も!それからそれから」



春香「ヒールはいてみない?ピシッ!ってなるよ」



千早「ネックレスとかどうかしら」



美希「ポニーテールも意外と……このシュシュ買っちゃおうよ!」



冬馬「何でこいつらこんなテンション高いんだ」

P「そういうもんだ」

春香「ふふっ、この手帳欲しかったんだー」

千早「その淡い色合いが春香らしいわね」

冬馬(金が消し飛んだ)

美希「……」

千早「どうしたの美希?」

美希「竜子っていっつもブラしてないよね」

冬馬「ブラ!?」

春香「……そういえば」

P「は、ははっ……そういう事はあまり言わない方が」

美希「どうしてつけないの?」

冬馬(下着売り場何か行けるわけねえだろ!!)タラタラ

P「まあ色々あるんだろ。うん」

千早「……その胸で着けないのはちょっと不味いと思うわ。色々……ね」

冬馬「べ、別に俺は大丈夫だから。ちょっとぐらい我慢s」

春香「ダメだよそんなの!選んであげるから!」

P(流石にこの店には入るのは……変な事してないだろうな)



冬馬(お、俺は何も見えねえ!見えねえぞ!)

美希「はい、これセクシーだよ!」

冬馬「!?お、あ、だ、ダメだろ!こんなの!」

春香「じゃあこっちの可愛いのは?」

冬馬「うわぁ!!だから見せるんじゃねえ!」

千早「どうしてそんなに慌ててるの?」

冬馬「だ、だって当たり前だろ!」

美希「とりあえず一回試着してみるの、サイズ合ってるかどうか」グイグイ

冬馬「無理無理無理!無理!!!」

冬馬「……」ヒョコッ

春香「顔出してどうしたの?」

冬馬「どうやってつけるんだ」

千早「えっ」

冬馬「だからどうやるんだよ!ブラの構造とか知らねえよ!」



美希「今時着け方分からない人っているんだ。学校で習わなかった?」

冬馬「……」

美希「で、ホックをとめれば終わりなの」

冬馬「は、はい」

美希「……何でそんなに緊張してるの?」

冬馬(そりゃ誰でもこうなるって……)

春香「これで大体揃ったかな?」

冬馬「ちょっと便所……」フラフラ

千早「私も」

美希「女の子が便所って言い方しない方が良いと思うな……」



冬馬(疲れた、精神的に……)

千早「……そっちは男性用トイレよ」

冬馬(あっ、やっべ。無意識のうちに)

千早「……」

冬馬「ちょ、ちょっとボーッとしてて」

千早「……そう。気を付けた方が良いわよ」

冬馬「ああ……」

千早「……」

冬馬(気まずい)

冬馬「お前先行ってこいよ、待ってるから」

千早「何でわざわざバラバラに?」

冬馬「意味なんてねえよ。それなら俺が先に行くぜ」

千早「だから何でずらすの?」

冬馬「う……」

P「冬子は恥ずかしがり屋だからな!一緒に行くのは嫌なんだ!」

千早「そう……なんですか?あの、それで何故プロデューサーがここに」

P「それは、うん、ちょっとトイレをどうするか気になって」

千早「えっ」

P「違う!変態的な意味じゃない!俺の目を見ろ!」

千早「ああ、そうですか」

冬馬「じゃあ俺別のトイレ行くから!!」

P「お、おう!」

千早「……」

ウィウィウィウィウィ

冬馬「……」

ストッ

冬馬「よしっ!」

春香「うわー、また成功!どうなってるの!?」

千早「クレーンゲームの神様みたいね」

冬馬「他のゲームもある程度は出来るぜ」

美希「冬子ってオタクなの?」

冬馬「はぁ!?オタクじゃねえし。別に『萌え~』とか言わねえぞ」

P「俺はアイドルオタクだな。間違いなく」

美希「む……ハ、プロデューサーはミキオタじゃないとダメ!」

冬馬(……星井とプロデューサーって仲間の絆があるだけだよな。恋人関係とかじゃないんだよな)

美希「……千早さん、何とも言えない顔してるの」カキカキ

千早「い、1枚目以外はちゃんと笑ってるでしょ?」

春香「冬子ちゃんも負けてないよ。ほとんど仏頂面っていうか……」カキカキ

冬馬「プリクラとかほとんどしねえし……」

P「しかし撮影でーすって言ったら満面の笑みになるのは流石だな」

冬馬「あれは反射的に……自分でも驚いた」

美希「最後のやつだけ顔が違いすぎて誰コレ状態だね」

冬馬「大きなお世話だ」



春香「はい、じゃあ良い笑顔のを冬子ちゃんに」チョキチョキ

冬馬「えぇ……別にいらないって」

P「まあまあ、ほら。思い出だろ?」

冬馬「……」

千早「イ・ッ・パ・イ・タ・ベ・ヨ・ウ♪」

P「出た!千早のメカご飯!」

冬馬(これが765プロの歌姫……)

ダララララ バン

冬馬「な、何ぃ!?あれで満点!?」

春香「もう極めたね!」

千早「そ、そんなことないわよ。他の曲でも点数取れるように頑張らなきゃ」

美希「冬子も何か入れたら?ずっと聞いてるだけだし」

冬馬(こんな所でジュピターの曲歌うわけにもいかねえし……かと言って765の曲はなんか……)

P「じゃあこれでも歌えよ」ピッ

冬馬「うぉい!?」

千早「キラメキラリですか。良い所突きますね」

美希「ちゃんとフリもつけてねー」

春香「がんばってー」

冬馬「」

北斗「どうだった?至福のひと時だっただろ」

冬馬「買い物してゲーセンとカラオケに行っただけで死ぬほど疲れた……」

翔太「え?どうして?」

冬馬「色々あるんだよ!やっぱり男といるほうが気楽だな」

北斗「女の子がそういう事言うのは感心しないぞ」

冬馬「うるせえなぁ。それと今日はっきりと確信できたのは……この身体になってから女に興奮しねえ」

翔太「うぇ!?本当に!?キングオブDTの冬馬君が!?」

冬馬「だれがキングオブDTだよ!……恥ずかしかったり緊張する事は確かにある。でもそれは見たらダメって罪悪感とかからだ」

北斗「ああ、なんて可哀想なんだ……女の子を見ても何も感じないなんて」

翔太「今まで女の子と触れ合う機会が無かったから……とうとう……」

冬馬「そこは関係ねーだろ!……男に戻ったらちゃんと治る……はずだ」

冬馬「元に戻る方法……全く見当もつかねえ」

P「何も分からんな」

冬馬「……クソッ」

P「まあ焦るな。そのうちなんとかなるさ」

冬馬「なんだ、その根拠のない自信」

P「ぶっちゃけ戻れなくても俺にはかんけーし」

冬馬「……」

P「いっそ女アイドルとして生きる道も良いんじゃないか?」

冬馬「嫌だ!俺はジュピターでトップアイドルになるんだ!!」

P「って言ってもな……ネットで検索して情報が手に入るわけでも無し」

冬馬「くっ……」

亜美「あまとう、ほらもう1回!」

冬馬「あまとうじゃねえ!もう良いだろ!」

真美「ダメダメ!俺っ娘はパパ認めないよ」

冬馬「菊地は良いのかよ……」

亜美「まこちんはかっこいいからオッケーなのさ。でもあまとうは見た目キュート系だしね」

冬馬「どう見てもクールだろうが!」

真美「性格はパッションだねぇ。それよりほら言ってみんさい」

冬馬「何回も言っただろうが……」

亜美「じゃあ今更恥ずかしがる事無いじゃん」

冬馬「っ……」

真美「このぐらいの仕事がこなせないとアイドルやってけないよん?」

冬馬「……わ、……私は天ヶ崎冬子……です……」

亜美・真美「「オッケー!」」

冬馬「……」

やよい「あっ、冬子さんお疲れ様です!」

冬馬「ああ、お疲れ」

やよい「ハイ、ターッチ!」

冬馬「い、いぇい」

伊織「へ~」ニヤニヤ

冬馬「な、何ニヤニヤしてんだよ!」

伊織「別に?ただ最近随分女の子らしくなったと思っただけよ」

冬馬「どこがだよ!私はただ……あ」

やよい「そういえば最近俺じゃなくて私って」

冬馬「ち、違う!これはあいつらに無理やり!」

伊織「でも無意識に言うって事はもう慣れたんでしょ?最近は化粧にも力入れてるし」

冬馬「そんなはず……俺は俺だあああああああああぁぁぁぁ!!」

やよい「ど、どこに行くんですかー?」

冬馬「ヤバイな……このままだとマジで女に……」

冬馬「それだけは……!」

―1ヵ月後―

やよい「冬子さん、私の家に来ませんか?」

冬馬「なんでまた急に」

やよい「この前テスト勉強で助けて貰ったのでお礼がしたいなーって」

冬馬「あー、……でもわざわざお礼してもらう程の事じゃ」

伊織「あんたも765プロなら一度はもやし祭りを体験しておきなさい」

冬馬「もやし祭り……?」

亜美「行ってみれば分かるって!」

真美「レッツゴーあまとう!」

冬馬「だからあまとうじゃない!」

亜美「相変わらず本家あまとう並のツッコミですな」

真美「そういえば本家の方はどこいったんだろねー」

冬馬「さ、さあな」

やよい「ようこそー!」

冬馬「……随分大家族だな」

伊織「そうよ、やよいが頑張って支えてるの」

亜美「それじゃいつも通り!」

真美「やりますか!」



浩太郎「バーンバーン!」

亜美「ぬぐっ!不意打ちとは卑怯なり!」

浩司「悪いやつにはこうだ!ドカーン!」

真美「グハァ!やるなぁ!」

伊織「甘いわ!その程度の攻撃で私を倒せるとでも!?」

冬馬「ぷっ」

伊織「な、何よ……」

冬馬「別に」

冬馬「……」ウズウズ

浩太郎「うりゃー!」

亜美・真美「「ぬわあああああああ!!」」

冬馬「……」ウズウズ

浩司「ビビビビビ!!」

伊織「ぐはああああああああああああ!!ザ・おでこと呼ばれるこの私が……」

冬馬「ちがう!!」

伊織「え」

冬馬「良いか!?ビームの時のポーズはこうだ!」

浩太郎「こう?」

冬馬「違う!もっとビシッと!」

浩司「ビシッ!」

冬馬「お、そうそう。それだ、かっこいいぞ」



冬馬「そして変身の時のポーズは、ここで重要なのは腕を曲げないこと!」

浩太郎「とう!」

浩司「はっ!!」

冬馬「飲み込みはやいな、チビ共!次は……」

伊織「ぷっ」

冬馬「な、何だよ……」

伊織「別に」

冬馬「ふぅ……」

かすみ「お姉ちゃん疲れた?」

冬馬「いや、そんなことない」

かすみ「良かった!絵本読んでくれる?」

冬馬「……何の本だ?」

かすみ「これ」

冬馬(こ、これは……!日曜朝の魔法少女物!)

かすみ「……お姉ちゃん?」

冬馬「仕方ない、特別になりきって読んでやる……んっ、んん!」



冬馬「ピカピカぴかりんじゃんけんぽん♪」

かすみ(すごくそっくり……だけど……)

亜美(ちらっと様子見に来たら)

真美(大変な事になってたでござる)

長介「……ふぅ」

冬馬「お前は遊ばなくて良いのか?」

長介「姉ちゃんも頑張ってるのに俺だけ遊ぶ訳には」

冬馬「兄ちゃんなだけあるな」

長介「あはは、冬子さんこそ大変だったんじゃないですか?」

冬馬「へ?」

長介「浩太郎達のために色々してるの見ました」

長介「あそこまでやると恥ずかしくないですか?」

冬馬「……あー、マジで恥ずかしかった。ほんと大変だったなー」

長介「でもずっと笑顔でいられるなんて、流石アイドルですね」

冬馬「ま、まあな」

やよい「えっ!?トイレにしたいの!?今ちょっと手が離せない……」

冬馬「私が代わりに準備しとくよ」

やよい「で、でも……」

冬馬「ほら行ってくれよ。それとも料理の腕が信用出来ないのか?」

やよい「……うー、そういうわけでは」

冬馬「じゃあ任せな」

やよい「……すみません。お願いします!」

冬馬(大変だな……こいつの家も。こんな中でアイドル活動を)

冬馬(この忙しさを表に出さずやってるのか……すごいな)

やよい「すみません!遅くなって……」

冬馬「おっ、ある程度準備しといたから」

やよい「えっ!?こ、こんなに!?」

冬馬「他何か手伝える事無いか?」

やよい「あぅー、それは流石に申し訳ないです。お礼がしたくて誘ったのに……」

冬馬「料理するの好きだからむしろ手伝いたいんだけど」

やよい「……ありがとうございます」

ジュワアアアアアアアアア

「「「いっただきまーす!!!」」」

伊織「うん、変わらない美味しさね」モグモグ

真美「まいうー!もやしなのに!」モグモグ

亜美「これが一袋100円だなんてすごいよねー」

やよい「100円……?9円だよ」

亜美「は、はい」

冬馬「安い食材でも工夫次第でうまくなるもんだ」モグモグ

浩太郎「ねえ、姉ちゃん」

冬馬「ん?」

浩司「また色々かっこいいポーズ教えてね!」

冬馬「……おう!」

北斗「へぇ、そんなことが」

翔太「良いなー、楽しそう」

冬馬「まあ、それなりにな、最近はあの事務所にも結構慣れてきたな。そっちはどうなんだ?」

北斗「今までと変わらないよ」

翔太「うん、こっちの事は心配しなくて良いよ」

冬馬「……本当か?」

翔太「冬馬君が消えたぐらいじゃ何も変わらないってー」

北斗「俺と翔太の人気を甘く見ない方が良いよ?」

冬馬「そうか、そうだよな」



冬馬(あいつらの反応……ウソついてやがるな。ジュピター相当ヤバそうだ)

冬馬(ちくしょう、どうすれば……)

響「冬子ってアイドルやってたことあるの?」

冬馬「だから無いって言ってるだろ」

貴音「しかし未経験の割にはどのレッスンもそつなくこなしているようですが」

響「まるで今までそういう活動してたみたいな動きだぞ。初心者とはとても思えない」

冬馬「それは……自主トレとかで」

貴音「そう言えば天ヶ瀬冬馬の活動休止とほとんど同じ時期にあなたはこの事務所に来ましたね」

冬馬「たまたまだから……」

響「天ヶ崎冬子、名前の響もそっくりだね」

冬馬「偶然だ、私は天ヶ瀬冬馬と関係無い」

貴音「……」

冬馬(……な、何なんだ。こいつ……。全て見透かされてるみたいなこの感じ……)

響「まあ、何となく気になっただけだから」

冬馬(本当にそうなのか……)

冬馬「ライブに……?」

P「ああ、ゲストとしてな」

冬馬「萩原と菊地と一緒に出るんだろ?私が入っても邪魔じゃん」

P「そう言うなって、久しぶりにステージに立ってみたいだろ?」

冬馬「そりゃそうだけど、何歌うんだ……765プロの曲じゃないだろうな」

P「『ふるふるフューチャー』だ」

冬馬「ふーん……っておい!!その歌はあいつの専売特許だろ!!」

P「ちなみにもう決定してるからよろしく、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれ」

冬馬(……765プロってこんな事務所なのか)

真「じゃあ今日は素敵なゲストを紹介するよ!」

雪歩「765プロの新しい仲間、天ヶ崎冬子ちゃんです!」

冬馬(くそっ!!こうなりゃヤケだ!!!)

冬馬「初めまして!天ヶ崎冬子です!今日は盛り上がろう!!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

真「すごい歓声!それじゃあ冬子にバトンタッチ!」

雪歩「曲は『ふるふるフューチャー☆』!!」



~♪    ~♪    ~♪



冬馬「大好きハーニー♪いちごみたーいにー♪」

冬馬「すげえ微妙な気分」

真「何で?お客さん盛り上がってたよ?」

冬馬「色々あるんだよ……」

雪歩「それにしても初めてのライブとは思えないぐらいすごかったよ」

真「うん、緊張も見られなかったしパフォーマンスとか盛り上げ方も手慣れてたね」

冬馬「い、いや!すっげえ緊張してたから!!」

雪歩「緊張しててあれだけ出来るなら余計にすごいよ~」

真「ほんと、ウカウカしてたら一気に追い抜かれそう」

冬馬(こっちもお前達のステージを間近で見て驚いたけどな)

冬馬(相当頑張らねえと追いつくことも難しそうだ)

冬馬「で、何でこんなことに」

真「たまにはね」

雪歩「初ライブ成功のお祝いに」

響「みんなで遊ぼうって」

貴音「息抜きは必要です」

冬馬(私の事疑ってる2人もいるのか……)

P「今日ははじけようじゃないか」

冬馬「で、やっぱりあんたもいるのかよ」

冬馬「ここは……」

貴音「くっぱ寿司ですよ」

冬馬「へぇ、四条がいるんだからラーメン屋でも行くのかと思った」

P「別に貴音は常にラーメン食べてるわけじゃないぞ」

真「久しぶりだなー、色々食べたい物がありすぎるよ」

響「自分もー!今日はプロデューサーの奢りだし!」

雪歩「ふふっ、お腹壊さないでね」

P「あれ?そんなの聞いてない」

雪歩「パネルの千早ちゃんと春香ちゃん可愛いなー」

真「春香はともかく千早のこういう姿は貴重だよね」

貴音「冬子は何を食べるのですか?」

冬馬「うーん、そうだな。おっ、ハンバーグきた!」カチャッ

P「ハンバーグ食うのか……」

響「結構おこちゃまだね」

冬馬「こういうところのハンバーグは手間暇かかってるんだ。舐めちゃだめだ」モグモグ

真「へー、そうなんだ」

貴音「はて、……そういえば以前同じ事を聞いたような」

冬馬「っ!!……そうか、それは偶然だな」

冬馬「おい!食べすぎだ!!」

貴音「良いではありませんか。減る物でもありませんし」

P「あの、俺そんなにお金無いからね?分かってるよね?」

冬馬「というか私に寿司がまわって来ない!もう少し加減しろ!」

真「端の席だから貴音の被害は最小限に出来て良かったよ……」

雪歩「いつも以上に四条さんの食べる速度がすごい気がします……」

貴音「こちらのボタンで注文をすれば良いのでは?」

冬馬「私は回ってくる寿司を取るのが好きなんだよ。そういえば四条って前も」

響「前も?」

冬馬「……何でも無い」

貴音「……」ジー

冬馬(そういうことか……マジで疑われてるなこれ……)

カチャカチャカチャカチャカチャ

雪歩「5枚入れて」

真「さーて、当たるかなー」

ハズレー

真「あー、春香しっかりしてよー」

雪歩「これって春香ちゃんがやるか千早ちゃんがやるかで確率違うのかな?」

冬馬(もう余計な事は言わねえように)

響「へっへーん、自分が代わりに当ててあげる!」

オメデトー

P「おおっ!やるな!」

響「やったー!!ふふっ、冬子にはこんなの無理だよね?」

冬馬「……ふん」カチャカチャカチャカチャカチャ

オメデトー

冬馬「ゲッチュウ!見たか……ってまた景品こいつかよ」

貴音・響(……)

真「食べた後は軽い運動しなきゃね!」

響「じゃあボーリングでも行く?」

冬馬「おっ、面白そうだな」

雪歩「掘る方のボーリングなら自信あるけど……」

P「雪歩以外出来ないって」

貴音「ぼうりんぐ……?」



ゴロゴロゴロ パコーン

真「やーりぃ!ストライク!」

冬馬「なっ……!」

雪歩「真ちゃんすごーい!!」

響「いきなりストライクかぁ……」

貴音「ふむ、要はあのピンを全て倒せばいいのですね」

P「簡単に言うけど意外と難しいぞ、全部倒したと思っても1本だけ残ったりするし」

冬馬「うおおおおおおお!!」ブン

P「ボーリングの球とは思えないスピードだな」

ドゴーン

冬馬「ふっ、完璧だぜ。見たか!」



響「ふぅ……よしっ!」タタタ スッ

ゴロゴロ パコーン

響「やったー!!」

P「あれ、何か皆当然のようにストライク?」



雪歩「えい」スッ

コロコロコロコロ カコカコカコッ

雪歩「あ、全部倒れちゃった……」

P「どういうことだってばよ」

貴音「ふふっ、見極めました」

P「初めてでこの自信か……」

貴音「いざ……」スッ 

冬馬「ははっ、どこ狙ってるんだよ」

真「いや、あれは……」

響「回転をかけてる」

雪歩「す、すごい!あんなにカーブするなんて!」

貴音「ふっ」

キュルルルル ガーター

貴音「!?」

冬馬「……」

真「……」

雪歩「……」

響「……」

P「ど、ドンマイ……ちょっと曲げすぎたな」

真「てやぁ!!」パコーン

冬馬「おりゃ!」ドコーン

響「ここだぁ!!」パコーン

雪歩「んしょ」カコカコカコッ



P「レベルたけーよ!4人ともターキーとかどういうことだ!」

貴音「こ、今度こそ!」スッ

ガーター

貴音「面妖なっ!」

P「そして何故お前はカーブしか投げられない」

響「あー、腕がおかしくなりそう……」

真「でも楽しかったね!」

冬馬「そうだな、意外とお前らやるじゃん」

雪歩「こっちのボーリングも結構楽しいかも」

貴音「……」トボトボ

P「た、貴音!最初だから仕方ない!徐々に慣れよう」

貴音「はい……」

真「今日は、充実充実って感じ!」

雪歩「たまにあるお休みって良いよね」

響「また皆で集まって遊びたいぞ!」

貴音「私も次回までに必ず腕を磨いておきます……!」

P「じゃあ解散だな、みんな気を付けて帰れよ」

冬馬「じゃあな」


冬馬(家に帰ってシャワー浴びて……ん?)

貴音・響「……」

冬馬「お、お前ら……」

響「まあ、そっちの事情はよく分かんないけどなんくるないさー」

貴音「あまり思い詰めないように、それでは」スタスタ

冬馬(……疑いは晴れた……のか……?)

北斗「真ちゃんと遊んだのか……羨ましい」

冬馬「あいつ、やりやがるぜ。流石に王子様やってるだけある」

翔太「どうせムキになったんでしょ?」

冬馬「勝負は全力でやらないとつまんないだろ。で、そっちは?」

北斗「はは……まあなんとかやってるさ」

冬馬「……」

翔太「リーダーはしばらく必要ないよね」

冬馬「無理しないでくれよ」

北斗「冬馬と言えどエンジェルちゃんに心配してもらえると嬉しいな」

冬馬「誰がエンジェルちゃんだ」

<天ヶ瀬冬馬は何処へ?

冬馬(ニュースか……結構大事になってるな)

あずさ「冬馬君、まだ復帰しないのかしら~」

小鳥「少し心配ですね」

律子「一部じゃ死亡説も流れてますよ」

冬馬(まずいな……このままじゃ……)

あずさ「あれ?そういえば冬子ちゃんって……」

冬馬(!やっぱり疑われて……)

あずさ「最近お化粧するようになったのね」

冬馬「へ?」

小鳥「えー!?随分前からそうじゃないですか」

律子「最近ではいっちょまえに小物にまで手を出しちゃって」

冬馬「べ、別に良いだろ……」

あずさ「そういえば今日の夜は皆さん時間空いてますか?」

律子「そうですね」

小鳥「私も今日は早く帰れそうです」

P「俺もかな」

冬馬「どっから現れた」

あずさ「それじゃあ私の家でパーティしましょう!」

小鳥「お、良いですね~。やりますかー」

冬馬「わ、私は……」

あずさ「うふふ、律子さんもいるんだから未成年でも大丈夫よ」

律子「あんまりハメ外さないで下さいね」

冬馬(またこうなるのかよ……)

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