淡「テルニーってすごいんだよ!」咲「て、てるにー?」(135)

淡「うん、テルニー!」

咲「えっと……てるにーってなに?」

淡「テルニーはテルのこと考えながらオナニーすることだよ?」

咲「……へ?」

淡「それでね、テルニーは何がすごいかっていうと、普通のオナニーより3倍くらい気持ちいいの!」

咲「ま、待って!! 淡ちゃんそんなことしてるの!?」

淡「?」

淡「サキもするでしょ? オナニー」

咲「ししし、しないよ!?」カァァ

淡「嘘つき! 健全な女子高生がオナニーしないわけないでしょ! なに言ってるの!」

咲「な、なんで私怒られてるの……?」

淡「サキが嘘つくんだもん。ホントはしたことあるよね? オナニー」

咲「っ……」

先「あ、淡ちゃん。女の子が大きい声でそういうこと言っちゃダメだよ……」モジ…

淡「サキもしたことあるよね……?」ボソ

咲「そういうことじゃないよ!?」

淡「むー、清純ぶってー。咲もホントはいっぱいテルニーしてるくせに……」

咲「してないってば!」

淡「なんで嘘つくの! テルと一緒に暮らしててテルニーしないわけないでしょ!」

5行目修正
先→咲

8行目修正
淡「むー、清純ぶってー。サキもホントはいっぱいテルニーしてるくせに……」

咲「嘘じゃないよ、本当だよ……」

淡「……」

淡「ホントにしたことないの? テルニー」

咲「う、うん」

淡「そっか……」

咲「な、なんで哀れんだ目で見られてるのかな。私」

淡「だってサキ、テルと一緒に暮らして一番テルニーしやすい環境なのにしたことないって言ってるから……可哀想……」

咲「本気で哀れまれるとなんか複雑な気分なんだけど……」

淡「すっごく気持ちいいのに……テルニー……」ハァ

咲「あ、淡ちゃんはその……お姉ちゃんのこと考えながらそういうことするってことは、その……」

淡「?」

咲「好きなんだよね……? お姉ちゃんのこと」

淡「うん、大好き。サキも好きでしょ?」

咲「……うん」

淡「じゃあなんでテルニーしないの!?」

咲「ふ、普通しないよそんなこと!?」

淡「サキの普通はおかしい! テルが好きだったら普通するに決まってるじゃん!」

咲「そ、それは……そうかもしれないけど……」

淡「そうだ! これを機にサキもやってみよう!」

咲「へ?」

淡「一回すればサキも絶対に病み付きになるよ! そうと決まれば早速テルの部屋に……」

咲「まま、待って待って!?」

淡「心配しなくてもテル大学行ってて居ないから大丈夫だよ。ほら立って」グイグイ

咲「そそそ、そんなことしちゃダメだってば!?」

淡「なんでダメなの? テルニーは悪いことじゃないよ?」

咲「悪いことじゃないけど……」

淡「あ、もしかして私がいたら恥ずかしいとか? ふふ、サキかわいいー」

咲「そ、そういうことでもあるけどそうじゃないよ……」

淡「じゃあなんで?」

咲「それはその……言葉では説明しにくいっていうか……」

淡「……サキめんどくさい」ハァ

咲「淡ちゃんの常識がずれてるだけだよ!?」

淡「常識ってなに! テルニーすることはおかしいことなの!?」

咲「す、好きな人のこと考えてそういうことするのは……お、おかしくはないけど……」

咲「そういうことは普通隠すっていうか……友達と一緒にするようなことじゃないっていうか、その……」

淡「よく分かんない……」

咲(なんで!?)

淡「じゃあもういい。私一人でしてくるから」トボトボ

咲「だだ、ダメだよ!?」

淡「どうして?」

咲「お姉ちゃんの部屋に勝手に入っちゃ……ダメ」

淡「テルはそのくらいじゃ怒らないよ。……サキには怒っちゃうかもしれないけどー?」クス

咲「そ、そんなことないもん!」

淡「じゃあ何の問題もないよね。部屋に入っても怒られないし」

淡「ってことでそれじゃあ」

咲「だだ、ダメだってば!?」

淡「もー、なに!? 離してよサキ! 私はテルの部屋でテルニーしたいの! 邪魔しないで!」

咲「じゃ、邪魔してるとかじゃなくて……」

咲「他人の部屋でそういうことするのはいけないことだから、見過ごせないというか……」

淡「私とテルは他人じゃないよ? とっても仲良しだし、私もテルも好き同士だし」

咲(うぅ……淡ちゃんに常識が通用しないよ……)

淡「キスもしたし」

咲「!?」

淡「だからもういいでしょ。はーなーしーてー」

咲「ちょ、ちょっと待って淡ちゃん!? キスしたってどういうこと!?」

淡「?」

淡「言葉のままの意味だよ?」

咲「そ、それはどういう状況だったの……?」

淡「ふふ、夕焼けが照らす誰もいない教室でー、見つめ合った二人はー、きゃー!!」

咲「そ、そんな……う、うそ……嘘、だよね……?」カタカタ

淡「ホントだよ? 私がテルに抱きついてチューって」

咲「……」

淡「あの時のテル可愛かったなー」

淡「顔赤くして、すっごくあたふたして……ふふ、思い出しただけでにやにやしちゃう!」

咲「淡ちゃんのバカ!!」

淡「いたい!?」

淡「な、なんで叩かれたの私……?」

咲「ふんっ、知らない」

淡「キスくらい何回もしてるのに……」

咲「き、キスくらい……って何回も!?」

淡「ん? ……ははー、なるほどなるほどー。サキはテルとキスしたことないんだー? おっくれってるー」

咲「ふふ、普通の女の子同士はキスなんてしないよ!?」

淡「私とテルは特別だからねー。キスだって普通のことだもん」

咲「むむむ……!」

咲「私とお姉ちゃんだって特別だよ!」

淡「でもキスしたことないんでしょ?」

咲「あ、淡ちゃんのはキスって言わないの!」

咲「一方的にするのは互いの気持ちが通じ合ってないからノーカウントだよ!」

淡「テルも私のこと大好きだよ? 一方的じゃないしちゃんと通じ合ってるよ?」

咲「そ、そんなことないよ! ……とは言い切れないけど……と、とにかく!」

咲「お姉ちゃんにキスしちゃダメ!」

淡「やだ!」

咲「」

淡「サキは私にジェラシーメラメラさせてるだけでしょ!」

淡「羨ましいならサキもテルにキスすればいいじゃん!」

咲「そ、そんなこと……」

淡「ふっふーん。出来ないってことは私の方がテルのこと大好きってことだよねー。私の勝ち!」

咲「わ、私の方がお姉ちゃんのこと大好きだもん! 負けないよ!」

淡「でもキスできないんだよね?」

咲「そ、それは恥ずかしいだけであって……」

淡「恥ずかしがらない私の勝ち!」

咲「むむむ……!」

淡「あ、もうこんな時間だ 。早くテルニーしないと……」

咲「だだ、だからダメだってば!?」ギュゥ

淡「もー! はーなーしーてー!」

淡「したいならサキもすればいいでしょ! ほら、一緒にいこ!」グイ

咲「きゃ!? そ、そんな強引にっ」

淡「自分の気持ちに素直になるの! 嘘ついたって良いことない!」

咲「あ、淡ちゃん待って、本当にお姉ちゃんの部屋っ、きゃあ!?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


淡「到着!」

咲「だ、ダメだよ淡ちゃん……勝手に入るなんて……」

咲(あっ……お姉ちゃんの匂い……いっぱい……)ドキドキ

淡「大丈夫だって。テルは私のこともサキのことも大好きだから!」

淡「にしてもこれがテルの部屋かー……うん! テルっぽい!」

咲(初めてだ……私がここに来てから、お姉ちゃんの部屋に入るの……)

淡「部屋を漁るのはマナー違反だからね。目的のものは……あ! 脱ぎかけのTシャツ発見!」

淡「テルーって案外ずぼらなところあるよねー」

咲「確かに……朝とかもなかなか起きださなかったり、寝癖ついたまま出かけようとしたり……」

淡「はい。二枚あるから一枚あげる。テルシャツ!」

咲「あ、ありがと……」

咲(お姉ちゃんが今日の朝まで来てた、シャツ……)ドキドキ

淡「くんかくんか……ふぁぁ……テルの匂い、久しぶり……」トローン

咲(淡ちゃん、あんな幸せそうに……)

咲「……」ジー

咲(わ、私も……)

咲「……くんくん」

咲「くんくんくん……ふあ……」

咲(お姉ちゃんの匂いだ……大好きな、お姉ちゃんの……)トローン

淡「ふぅ。他になにかいいものは……やっぱりベッドだよね!」

淡「テルの布団に枕……今までで一番気持ちよくなれそう……」

淡「んっ……あぁ……テル……」

咲「わ、私も……お姉ちゃんのベッド……」

淡「ふふ、なんだかんだでサキもノリノリだね」

咲「うっ……」

淡「これでサキもテルニーデビューだね!」

咲「今まで我慢してきた分めちゃくちゃ気持ちいいはずだよ!」

咲「あ、改めてそういうこと言われるとしにくいよ……」

淡「ふふ、これの匂いを嗅いでもそんなことが言えるかな?」スッ

咲「お姉ちゃんの枕……」

淡「本当は私が使いたいんだけどサキにあげる! その代わり布団は私がもらうね!」

咲「あ、ありがと……」

淡「それじゃあちょっと狭いけど互いに楽しもう!」

咲(淡ちゃんはすごいな……どこまでも素直で、自分の気持ちに正直で……)

咲(私もそうれば、お姉ちゃんに……)

淡「んっ……あ、ふぁっ……テル……テル……」

咲「お姉ちゃん……ん……ぁっ……」

淡「テル……卒業しちゃやだよ……寂しいよ……置いていかないで……」

咲「もうどこにも行かないで……一緒じゃなきゃ嫌……これからは、ずっと……」

淡「ん、あぁっ……! それっ、だめ……」

咲「やっ……おねえ、ちゃっ……そこ、きたないとこ……!」

淡「ん、んぁっ……! テル、テル……!」

咲「やっ……あっ……お姉ちゃん、お姉ちゃん……!」

淡(思ってたよりずっとすごいよぉ……これっ……!)

咲(頭の中……真っ白に……!)

照(靴はあるのに部屋にいない……二人はいったいどこに……)ガチャ

淡「んぁぁあっ!!」ビクッ

咲「ふぁああっ!!」ビクッ

照「……」

照「……」バタン

照(……な、なに? 今の)

照(私の見間違いじゃなかったら、私のベッドで咲と淡が……)

照「いや、きっと何かの間違い……もう一度中に……」ガチャ

咲「はぁ……はぁ……おねえちゃん……」トローン

淡「はぁ……テルぅ……きもちよかったよぉ……」トローン

照「……」

咲「……ん? ドア、なんでちょっと空いて……」

咲「!」

照「!?」

淡「?」

咲「お、おねえっ……!!」

淡「あ!? テルっ!」

照「っ!」バタン

淡「……確保!」ダダッ

咲「りょ、了解!」ダダッ

照「な、何も見てない……私は何も……」

淡「テル!」ガチャ

咲「お姉ちゃん!」

照「ひぃっ!? 」

淡「おかえりテル!」

咲「違うのこれには訳があるの! だから話を……!」

照「ご、ごめん二人とも。私今から用事があるから、それじゃ……」

淡「確保!」ガバッ

照「きゃああ!?」

半年以上前に落としたヤツのやり直しです
覚えてる人がいるみたいなんで、一応

―――――――――――――――――――――――――――――――

照「うぅぅ……」

淡「はぁ……はぁ……なんで逃げようとしたのテル!」

照「ふ、二人が追いかけてくるから……し、下着も穿かないで……」

咲「!?」

照「そもそも私の部屋で一体何を……?」

咲「それは、その……」

淡「テルニーだよ!」

咲「淡ちゃん!?」

照「て、てる、にー……?」

照「な、なに? その、てるにーって」

咲「え、えっとね! テルニーっていうのはてるてる坊主にニードロップを……」

淡「照のことを考えながらオナニーすることだよ!」

咲「」

照「お、オナっ……!?」カァァ

咲「ち、違う! 違うのお姉ちゃん! それは淡ちゃんの妄言で……!」

淡「ひどい!?」

咲「だから……嫌いにならないで……」ポロ…

照「さ、咲……? 」

咲「もうやだよ……せっかく仲直りできたのに、それなのに……」

淡「嫌いになんてならないよ!」

咲「っ……」ビクッ

淡「テルはサキのこと嫌いになんて絶対にならない! そうだよねテル!?」

照「……へっ? あ、う、うん……」

淡「むしろ大好きだよね!?」

照「!?」

照「そ、それは……」

咲「……」ウルウル

照「だ、大好き、です……」

咲「……!」パァァ

照(私は一体何を……)

淡「大好きなテルのこと思ってオナニーすることは普通のことなんだよ?」

淡「私だってテルニーいっぱいしてるし!」ババーン

照「あ、淡。本人の前でそういうこと言わないで……」

咲「ごめんねお姉ちゃん……私も最初は止めたんだけど、部屋に入ったら我慢出来なくなっちゃって……」

照「が、我慢出来なくって……」カァァ

淡「あ、テル顔赤くなってる! かわいいー」

照「そういうことを言われる身にもなって……」

咲「うぅ、お姉ちゃん……」ギュウ…

照(咲は抱きついたまま離れてくれないし……)

淡「サキずるい! 私も!」

照「ちょ、ちょっと、きゃ!?」

照「……」

照「2人とも、出来れば離れて欲しいんだけど……」

淡「ふふ、別にいいじゃん。いつもしてることなんだし」ギュ

咲「わ、私は、普段あんまりこういうことしないから……」ギュ

照「はぁ……」

咲「なんか、他の女の人の匂いがするね……」クンクン

淡「それ私も思った。気に入らない匂い」クンクン

照「だ、大学では色々な人と会うから」

淡「ふーん……」

咲「……」

照「私今から着替えるから、二人とも離れ……」

咲「お姉ちゃん、お風呂入ろう」

照「えっ?」

咲「この匂い嫌い……今すぐ洗い流さなきゃ……」グイ

照「ちょ、まっ」

淡「私もサキに賛成……行こうテル。早くしないと嫌な匂い残っちゃう……」グイ

照「ひ、引っ張らないで二人ともっ……きゃっ」

淡「あ、そうだサキ。私たちも一緒に入っちゃおっか」

咲「えっ」

照「!?」

淡「私たちもテルニーして汚れちゃったから、体洗った方がいいだろうし」

咲「で、でも恥ずかしいよ……お姉ちゃんと一緒にお風呂入るなんて、それこそ小さいとき以来で……」

淡「私は合宿とかでテルと一緒にお風呂入ったことあるよー?」

咲「……」ピク

淡「それこそ体洗いっこしたり、一緒に湯船に浸かったりしてー」

照「あ、淡、その話は……」

咲「へえ、そうなんだ……」ジト

照「っ……」

淡「だからサキもこの機会にすればいいと思うよ?」クス

咲「スバル・・・自分、そないなことしてたんか・・・」

淡「や、八神部隊長!?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

淡「入れてくれなかったね」

咲「うん」

淡「別に気にしなくていいのに」

咲「そうだね」

淡「……どうしたのサキ? なんかさっきからおかしいよ?」

咲「お、おかしくないよ?」

淡「声上擦ってるし……」

咲「べべ、別に何もないから! ほら、淡ちゃん行こ。こんなところにいたらお姉ちゃん困っちゃうよ」

淡「怪しい」ジト

咲「うっ」ドキ

淡「サキ、私になんか隠してるでしょ」

咲「な、何も隠してないよ……?」

淡「じゃあなんでさっきからそわそわしてるの」ジト

咲「そ、それは……」モジ…

淡「あとずっと気になってたんだけどー……左手に何持ってるの?」

咲「!?」ドキッ

淡「サキ?」

咲「な、何も持ってないよ……?」

淡「じゃあ左手出して? はい」

咲「はい……」スッ

淡「ってやっぱり持ってるじゃん!」

淡「それにこれ……」

咲「しまっ!?」

咲「ちち、違うの淡ちゃん! これには深い訳があって……」アワワ

淡「なーんだそういうことかー……ふふ、それなら最初からそう言えばいいのに」クス

淡「ねえねえサキー、それってテルがさっきまではいてたパンツだよね?」

淡「それで何しようとしてたのー?」ニヤ

咲「そ、それは……」カァァ

淡「ふふ、テルニーでしょ? テルの脱ぎたてのパンツでテルニーしようとしてたんでしょ?」

咲「ああ、淡ちゃ……」

淡「サキ、ハマっちゃったんだよね? 初めてテルニーして、それがとっても気持ち良くて……」

咲「ぁぅ……」プシュー

淡「私もそうだったからその気持ちはよくわかるよ」ウンウン

淡「しかしサキ、いきなり生パンツとはレベルが高いねー……」

淡「まだ馴れてないのにそんなのでシちゃったら中毒になっちゃうよ?」

咲「そ、そうなの……?」

淡「うん、私でもそれはちょっと勇気がいるかも」アハハ

淡「もしそれで満足出来なくなっちゃうと……ね?」

咲「そ、そっか。そうだよね……」

淡「ゆっくりと段階を上げていくのがたくさん気持ちよくなれるコツだよ?」

淡「一緒に暮らしてるサキならオカズには困らないし……ちょっと羨ましいかも」

咲「えっと、その……淡ちゃんもシたくなったらここに来れば良いと思うけど……」

淡「え……いいの?」

咲「うん。家も近いし、お姉ちゃんがいない時でも私がいたら中に入れるから」

淡「サキ……」

咲「それに私にこれを教えてくれたのは淡ちゃんだから」

咲「これからは2人でいっぱい気持ちよくなろうね」ニコ

淡「……!」パァァ

淡「うん!」ニコ

咲「ふふ……」

淡「えへへ……」


照(あの2人いつまで脱衣所にいるんだろう……)

淡「サキ! そうと決まればテルニーしよう!」

咲「何が決まったのかよく分からないけど……今するの……?」

淡「今だからするんだよ! このドアのすぐ向こうにはテルがいるんだよ?」

淡「テルがお風呂入ってる音を聞きながらテルニーするの!」

咲「そそ、そんなのダメだよ!? いつ出て来るのか分からないのに、もし見られちゃったら……」

淡「さっきも見られたんだから今さらだよー」アハハ

淡「それにそういう緊張感の中でするテルニーってすっごく気持ち良いよ?」

咲「そ、そうなの……?」

淡「うん。私もテルが寝てる隣でしたとき、失神しそうになっちゃったから」

咲(そ、そうなんだ……そんなに凄いんだ……)ドキドキ

淡「だから是非サキにも体験してみて欲しいんだけど……」

咲「?」

淡「よく考えてみると、サキにそのレベルのテルニーは危ないかも」

咲「え……?」

淡「さっきも言ったけど、馴れてない状態ですごいことしちゃったら中毒になっちゃうから」

咲「……」

淡「やっぱりやめとこっか。ごめんね、サキのことも考えずに……」

咲「あ、淡ちゃん」

淡「?」

咲「私なら大丈夫だから、その」

咲「……テルニー、しよう」モジ…

淡「……」

淡「ほう?」ニヤ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


カポーン


照「はぁ……」

照(淡はともかく、まさか咲があんなことするなんて……)

照(きっと変なこと吹き込まれたんだ……あとで淡に説教しないと……)

「ふ……ぁ……」

照「……」

「や、ぁ……んっ……」

照(な、なに? この声……脱衣所の方から聞こえて……)

「お姉ちゃ……ふ……あぁ……」

「そこ、ゃ……テルぅ……」

照(あの2人……もしかして……)

「んっ……!」

照(わ、私がすぐそこにいるのに……どうしてそんなことが出来るんだろう……)

照(それに今さっき、してるところを見られたばかりなのに……)

照(やっぱり淡の悪い影響が咲に出てる……あの清純な咲が、じ、自慰なんて……)

「ふぁああ!」

照「っ……」

照(や、やめさせないと……咲が淡みたいになっちゃう……)

照(咲はそんなことしちゃダメ……ずっと綺麗なままで……)チャプ…

照「咲っ!!」ガチャ

咲「ふぇ……?」トローン

淡「テル……」トローン

照(はだけた服に上気した顔……手は下腹部の辺りに……)カァァ

照「なな、なにやってるの2人とも!?」

淡「テルニーだよ……?」

照「っ……」ドキ

照(そ、そんな潤んだ目で……)

咲「ん……ぁ……」

照「さ、咲っ! そんなことしちゃダメ!!」ガシ

咲「ぁ……」

照(咲の指……濡れて……)

照(それに鼻に当ててるのって、わ、私の……)カァァ

咲(あともうちょっとだったのに……さっきみたいに、頭、真っ白に……)ポー

淡「止めちゃダメだよテルー。サキまだイってないのに……」

照「淡、咲に変なこと教えないで」ジト

淡「テルニーは変な事じゃないよ?」

照「じ、自慰はともかく、こんな場所でそういうことをするのはおかしい」

照「それにさっき見つかったばかりなのに……ど、どうして……」

淡「体を持て余してますので」アハハ

照「淡にこういうことをするなとは言わない。でも……咲は巻き込まないで」

淡「別に巻き込んでないよ? ここでテルニーしたいって言ったのはサキだもん」

照「な……」

咲「うぅ……」モジ…

照「ほ、本当に……?」

咲「その、淡ちゃんの話を聞いてると……我慢出来なくなって……」

照「」

淡「サキも順調にテルニーの素晴らしさに目覚めて来てるね!」フフ

淡「これからは私と一緒にいろんなテルニーを試して、究極のテルニーと至高のテルニーを……」

照「淡……」ゴゴゴ

淡「な、なにテルー……?」

照「これ以上咲を穢したら許さない」ギロ

淡「けけ、穢してなんか無いよ!」

照「昨日までの咲はこんなはしたないことをするような子じゃなかった……」

照「子供の作り方も自慰のし方も知らないような、それこそ穢れを知らない天使だったのに……」

咲(子供の作り方は流石に……)

淡「し、シスコンは相変わらずみたいだねテルー! そんなんじゃサキにキモがられるよ!?」

照「咲の方がシスコンだからそんなことはあり得ない」

咲「う……」

照「とにかく、金輪際咲に変なこと教えないで」

淡「テルニーは変なことじゃないよ!」

淡「それに高校生にもなってオナニーしたことないなんておかしい!」

咲「え……お、おかしいの……?」

淡「そうだよ? とってもおかしいんだよ?」

淡「普通の女の子は好きな人のこと考えながらいっぱいオナニーして、毎日たくさん気持ち良くなって……」

咲「そ、そうなんだ……」ドキドキ

照「さ、咲。淡の話は全部嘘だから聞いちゃダメ」

照「普通の女の子はこんなことしない。淡がおかしいだけ」

咲「そ、そうなのお姉ちゃん?」

照「うん。そういうえっちなことは30歳になるまでしちゃいけない」

照「まだ子供なのに淡みたいなことばっかりしてると、頭が悪くなる」

咲「あっ……だから淡ちゃんは……」

淡「ちょっと!!」

照「咲はそういう変なことは知らなくていいんだよ?」ナデナデ

咲「ふぁ……」

照「峰の上に咲く花のように、これからもずっと綺麗なままで……」

淡「騙されちゃダメだよサキ!」

咲「ふぇ?」

淡「テルの言ってる事は全部嘘! シスコン拗らせてるだけだから!」

照「淡……」ゴゴゴ

淡「30歳になるまでえっちなことしちゃダメとかあり得ないし、オナニーしたら頭悪くなるなんて何の根拠も無い!!」

咲「で、でもお姉ちゃんはそう言って……」

淡「私テルにえっちなことされたことあるし、テルもオナニーしてるよ?」

照「!?」

咲「え……」

咲「ど、どういうこと……?」

淡「テルだってうら若き乙女だし、頻度は少なくてもそういうことくらい……」

咲「そうじゃなくて、お姉ちゃんにえっちなことされたって……」

淡「あれ、この話サキにしてなかったっけ?」

淡「なんか昔好きだった人? に似てるとかなんとかって理由で迫らむぐっ!?」

照「さ、咲。ちょっと待ってて。淡と少しだけ話するから」ニコ

淡「んー! んー!!」バタバタ

咲「……」


照「淡、そのことは絶対に言わないって約束したよね……?」ボソ

淡「だってテルが私に失礼なことばっかり言うんだもん」ムス

照「そ、それは謝る。だからその話は絶対に咲にしないで」

照「冗談抜きで大変なことになる……」カタカタ

咲「……」

淡(あはは……咲の目にハイライトが……)

淡「でも自業自得だと思うよ?」

淡「私に手を出したのもテルだし、サキをあのレベルにまでシスコンにしちゃったのもテルだし」

照「う……」

淡「テルニーを認めるかサキに折檻されるか、どっちか選ばなきゃ」ニコ

照「そ、そんな……」

咲「2人とも……話はもう終わった……?」ユラ…

淡「うん、バッチリだよー」

咲「お姉ちゃん、どういうことか教えてくれるかな?」

咲「淡ちゃんにえっちなことしたって……」

照「……」カタカタ

照(た、助けて淡……!)

淡(テルニーに文句言わないなら!)

咲「お姉ちゃん……?」

照(も、もう何も言わない! 認めるから!)

淡「ふふ、交渉成立だね♪」

淡「サキ!」

咲「……なに淡ちゃん? 私今お姉ちゃんと大事な話をして」

淡「テルは口下手だから、私が代わりに説明してあげるよ」

淡「えっとね、確かにテルにえっちなことはされたけど、別にサキが思ってるようなことじゃないよ?」

咲「……どういう意味?」

淡「虎姫の5人で王様ゲームみたいなことして、成り行きでテルにおっぱい触られたってくらいだから」

咲「え……それだけ?」

淡「それだけ」ニコ

淡(本当はいろんな初めて奪われちゃったけど)

咲「そ、そっか……そうだよね……」

咲「ごめんねお姉ちゃん。なんか私、変な事想像しちゃって……」

照「わ、分かってくれたならそれでいい」

淡(ふふ、これで堂々とサキにテルニーを布教出来る……!)

照(一夜限りの過ちがこんなことに……)ハァ

咲「お姉ちゃんが淡ちゃんにそんなことするわけないよね」アハハ

淡(してくれたら私もテルニーなんてしなくて済むのになぁ……)

照「話を戻すけど……」

照「2人ともそういうことをするときは場所を弁えて」

照「そんな姿を見せられる私の気持ちも考えて欲しい……」

咲「ご、ごめんなさい……」

淡「見せようとして見せてるわけじゃないんだけどなー」

照「咲もあんまり変なことしちゃダメだよ?」

照「はしたない女の子は……好きじゃない」プイ

咲「」

淡「テルーが一番オオカミさんなのによく言うよー」アハハ

照(後で淡にもちゃんと言い聞かせないと……)ハァ

照「とりあえず、2人とも出てって。着替えるから」

淡「ごめんねテルー、バスタオル一枚で長話させちゃって」

照「……咲の様子がおかしいから、私が戻るまで面倒見てあげて」

淡「はーい。ほらサキ、放心してないで行こう。このあと私たちもお風呂入るんだよ?」

咲「好きじゃない……はしたない女の子は好きじゃ……」ブツブツ

淡「シスコン拗らせてるだけだから大丈夫だよ」アハハ

淡「そもそも自分は良いのにサキはダメ、なんて都合良すぎだしー……」


照「はぁ……」

照(結局認めちゃったけど……これからどうなるんだろう)

照(あの様子なら咲は心配ないって思いたいけど……)

照「考えても意味ないか……」

照(これからどうなるんだろう……)


終わり

支援ありがとうございました
お疲れ様でした

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom