真人「理樹が猫になっちまった!」謙吾「はぁ?」(260)

~理樹&真人の部屋~


真人「だ か ら!理樹が猫になっちまったんだよ!」

謙吾「いや、全く話が見えてこないんだが」

恭介「夕食終わって俺達が来る前に何があったんだ、一体」

真人「んーとだなぁ……」

~回想・理樹&真人の部屋~


真人「ハァ~食った食った」ゲプ

理樹「流石にカツカレーにカツ丼は食べ過ぎだと思うけど」アハハ…

真人「さて理樹!」

理樹「ん?なに?」

真人「いや理樹様!謙吾達が来る前に宿題を写させてください!」ドゲザ

理樹「……たまには自分でやりなよ、真人」スッ

真人「そう言いながらも写させてくれる理樹は神様だぜ…」ウルッ

理樹「全く調子いいんだから…」

真人「へへっ、やめてくれよ、照れるじゃねぇか」

理樹「全く褒めてないからね……!?」ボンッ

真人「ん、どうした?理樹」フリカエル

理樹(猫)「ニャ~」

真人「は?」


~理樹&真人の部屋(現在)~


真人「というわけだ」

謙吾「なるほど、全くわからん」

恭介「つまりこれが理樹というわけか」ヒョイ

理樹(猫)「ニャ~?」

謙吾「にわかには信じられんが、理樹がいないのが何よりの証拠…か?」

真人「だからそう言ってんだろ。で、これからどうする?」

恭介「そうだな。見たところ『自我を残したまま猫化した』というよくありがちなパターンじゃなそうだ」ナデナデ

理樹(猫)「にゃ~」

恭介「つまり理樹と意志疎通が全く出来ないということだ。これは解決が難しいぞ」ノドゴロゴロ

理樹(猫)「にゃう~♪」

真人「お前どんだけ気に入ってんだ」

恭介「まぁ幸い明日からは三連休だ。リトルバスターズメンバーの皆で解決策を考えればいいだろう」ヨッコラセ

真人「待て、理樹を置いていけ。理樹を」

理樹(猫)「?」

恭介「ちっ、バレたか。お前、理樹に変なことするなよ?」

真人「するかっ!!」

謙吾「どうだが。それじゃあおやすみな、真人」ヨッコラショ

真人「おい謙吾っち、その右手で抱えた白猫を置いていきやがれ」

謙吾「くっ……」

理樹(猫)「??」

~翌日~


恭介「~というわけだ」

女子メンバー「……」

理樹(猫)「にゃあぁ……zzz」

小毬「そんなこと急に言われても……ねぇ?」

来ヶ谷「正直リアクションに困る」

鈴「これが理樹……なわけないだろボケェ!」キック

真人「痛えなコラ!信じられねぇかも知れねぇがこれが理樹なんだよ!」

美魚「井ノ原×理樹(猫)……美しくないです、なさすぎです」

クド「わふ~?」

葉留佳「で!これが仮に理樹君だとしてどうやったら元に戻るんですカ?」

謙吾「皆目見当もつかん」

葉留佳「なんですと~!?」

小毬「じゃあ理樹くんはずっとこのまま……?」

真人「かもな」

小毬「!」ガーン

恭介「だから治す方法を見つけようって言ってるんじゃないか。あと首輪ぐらい付けてやろう」カチャ

来ヶ谷「これも久しくミッションか」クスッ

恭介「そういうことだ」フッ

小毬「よ、よぉしがんばろぉ~!」

クド「おーなのですっ!」

来ヶ谷「…となれば、やはりキスだな」

全員「!?」

来ヶ谷「愛する者のキスで目を覚ます、元の姿に戻る……よくある話じゃないか」クスッ

美魚「……確かにそうですね」

葉留佳「それは誰がやるんですカ……?」

来ヶ谷「……そうだな、日替わりでそれぞれ理樹君を預かるというのはどうかな?」

全員「!?」

来ヶ谷「どの道一つの部屋で長く飼っていては、学校側に見つかる危険もあるしな」

真人「ま、待て!俺から理樹をとらないd」

鈴「うっさい!泣くな、きしょいぞ!」

恭介「まぁまぁ落ち着け真人。俺や謙吾が遊びに行ってやるから」

恭介「確か鈴と来ヶ谷がそれぞれ一人部屋、西園と三枝が同室、神北と能美はルームメイトがいるんだったよな。大丈夫か?」

小毬「たぶん大丈夫だよ~」

クド「だ、大丈夫だと思いますですっ!」

恭介「よし、それじゃあミッションスタートだ!」

理樹(猫)「zzz…」

~一日目・鈴の部屋~


鈴「……」ジーッ

理樹(猫)「……にゃ?」

鈴「お前、理樹なのか?」

理樹(猫)「にゃぅ……」グシグシ

鈴「むぅ……わからんぞ」


~理樹&真人の部屋~


恭介「鈴の奴まだ疑ってるのか」

真人「つーかなんで鈴の部屋の音声が聞こえるんだ?さてはあの首輪だな」ヘッ

恭介「そういうことだ」

謙吾「全くぬかりの無い奴だな、お前は」

恭介「なに、理樹が三枝や来ヶ谷に何されるかわかったもんじゃないだろう?」

恭介「全ては理樹を守るためさ」キリッ

鈴「うーん。。。」

理樹(猫)「?」

鈴「モンペチ食うか?」

理樹(猫)「~♪」ボリボリ

鈴「………」


~回想~


恭介「勿論ただ一緒にいるだけじゃダメだ」

恭介「来ヶ谷が言ったように理樹にキスすることが理樹を預かる条件とする」

恭介「まぁ猫にキスするくらい大丈夫だろ?」クスッ

恭介「それじゃ期待してるぜ!」キラーン


~現在~

鈴「………」

鈴「…こまった」ウーン

鈴「……キスか」

鈴「別に大したことじゃ…ないな」

鈴「レノンやファーブルにだってしてるし」

鈴「ドルジにだってしてるし」

鈴「……」ジーッ

理樹(猫)「??」

鈴「………うにゃ~!!出来るかぁぁぁ!」ブンブン

理樹(猫)「!」ビクッ


~理樹&真人の部屋~


恭介「我が妹ながらやれやれだな」ハァ

謙吾「鈴は無理そうだな」

真人「つーか俺達も理樹(猫)にキスするのか?」

恭介・謙吾「勿論!」グッ

~翌日~


恭介「つまり恥ずかしくて出来なかったと」

鈴「うっさい!このボケッ!」

鈴「理樹にキスなんて出来るか!」フシャー!

恭介「おいおい、コイツが理樹かどうか疑ってるんじゃなかったのか?」フッ

鈴「黙れぼけー!」トビゲリ

恭介「ひでぶっ」

謙吾「しかし理樹に変化は無し…か」

真人「三枝、西園今日は頼むぜ」

美魚「了解です」

葉留佳「はるちんにお任せくださいヨ♪」

理樹(猫)「にゃあ……zzz」

~二日目・葉留佳&美魚の部屋~


美魚「さて」ジーッ

理樹(猫)「……?」

美魚「……」ナデナデ

理樹(猫)「にゃぅ~♪」

美魚「気持ちいいのでしょうか…」

美魚「……♪」ナデナテ

葉留佳「そっこにはるちん参上!!」ビーダマザッパーン

理樹(猫)「!!」ビクッ

美魚「………」シラーッ

葉留佳「美魚ちんそんな目で見ないで~」

美魚「あまりストレスを与える行為はやめてください」

葉留佳「やはは、ゴメンね理樹くん」

美魚「ストレスを与えているのは私にもですよ」シラーッ

葉留佳「だからそんな目で見ないでぇ……ん?」シクシク

理樹(猫)「にゃお…」スリスリ

葉留佳「理樹くん…慰めてくれてるの??あはは、ありがとーなのデスよ」ナデ

美魚「………」ムッ

美魚「それで肝心のキスですが」

葉留佳「ほほぉ~みおちん、やっちゃうんですカ~?」ニヤニヤ

美魚「えぇ、やらせていただきます」

美魚「私が直枝さん(猫)と」

美魚「キスしますね」ダキアゲ

理樹(猫)「にゃ?」

葉留佳「う……」


~理樹&真人の部屋~


真人「なんか西園が強気に出てるな」

謙吾「というかヤケになってないか?」

恭介「二人部屋は、『相手に見せ付ける』o『r見せ付けられる』という状況になるのが必然だからな」

恭介「まさかけしかけた三枝も西園がここまで強気に出るとは思っていなかったんだろう」

美魚「で、では……」ドキドキ

理樹(猫)「?」

葉留佳「……やっぱダメェェェ!!」チョップ

美魚「痛っ……何をするんですか」

葉留佳「わ、私が理樹君にキスするもん!」

美魚「私が先にします」ヒッパル

葉留佳「私がするの~」ヒッパル

理樹(猫)「にゃあぁぁぁぁぁぁぁ」

~翌日~


謙吾「そしてお互いに譲らずどちらも相手のキスを許さず…か」

葉留佳「やはは……面目ない」

美魚「申し訳ありません」

恭介「まぁ事情を知るバスターズメンバー同士の部屋ならこうなるんじゃ無いかと思ってたぜ」

恭介「今日は神北の部屋だな。頼むぜ?」

小毬「ばっちぐ~だよ~」ニコッ

~三日目・小毬&佐々美の部屋~


小毬「こっちでご飯にしましょ~ね~♪」

理樹(猫)「~♪」トテトテ

佐々美「今日だけ特別……ということですけど、それは棗鈴の猫ですの?」

小毬「違うよ~さーちゃんもナデナデしてあげてよぉ~」

佐々美「わ、わたくし猫は嫌いですの!」

小毬「ふぇ?でも前に見せてくれたエプロンは??」

佐々美「アレは忘れてください!とにかく猫は……」

理樹(猫)「……」ジーッ

佐々美「っ……」キュン

~理樹&真人の部屋~


謙吾「神北の同室は笹瀬川か。どうやら事情は話していないようだな」

恭介「まぁあまり広められて困るし、そもそも理樹が猫になったなんて信じないだろ」ハハハ

理樹「誰が猫になったって?」

真人「そりゃあ理樹だろ……へ?」

謙吾「は?」

恭介「え?」

理樹「ん?どうしたのみんな?それに猫って?」

恭介「つまり事情を整理すると」

謙吾「理樹は金曜の夜にいきなり金髪の女生徒に襲撃そのままこの部屋から誘拐され」

真人「三日三晩、学校の中の財宝を探る度に出てました…と」

恭介「そしてあの猫はその女生徒が適当に投げ込んだモノ…だと」

理樹「そういうこと。明日からは学校だからやっと解放してもらえたんだ」アハハ…

真人「」

理樹「ところで僕がいない間に何があったの?」

恭介「実はな……」

恭介「つまり事情を整理すると」

謙吾「理樹は金曜の夜にいきなり金髪の女生徒に襲撃を受け、そのまま誘拐され」

真人「三日三晩、学校の中の財宝を探る度に出てました…と」

恭介「そしてあの猫はその女生徒が適当に投げ込んだモノ…だと」

理樹「そういうこと。明日からは学校だからやっと解放してもらえたんだ」アハハ…

真人「」

理樹「ところで僕がいない間に何があったの?」

恭介「実はな……」

恭介「つまり事情を整理すると」

謙吾「理樹は金曜の夜にいきなり金髪の女生徒に襲撃を受け、そのまま誘拐され」

真人「三日三晩、学校の中の財宝を探る旅に出てました…と」

恭介「そしてあの猫はその女生徒が適当に投げ込んだモノ…だと」

理樹「そういうこと。明日からは学校だからやっと解放してもらえたんだ」アハハ…

真人「」

理樹「ところで僕がいない間に何があったの?」

恭介「実はな……」

理樹「……じゃあ女子メンバーのみんなはその猫が僕だと思っているわけ?」

謙吾「……そうなるな」

理樹「ぼ、僕すぐにでも誤解を解いてくるっ!」ダッ

恭介「待て、理樹!」

理樹「え、恭介!?」

恭介「一昨日の鈴が理樹(猫)とのキスを恥ずかしがったり、昨日の三枝と西園が互いに牽制しあったり……」

恭介「こんな風に女子メンバーが理樹に対してどんな感情を持っているかを知る……」

恭介「これはリトルバスターズの結束のために大事なことだと思わないか?」

理樹「う。。。でも良いのかなぁ」

恭介「何、全員終わったらさらっと奇跡で戻ったことにすれば問題無い」

恭介「奇跡はk○yの専売特許みたいなもんだからな」キラーン

謙吾「完全に楽しんでるな」

真人「だな」ウンウン

恭介「それじゃあ再び小毬の部屋の音声を聞こうぜ」カチッ

理樹「全く恭介は……」

『り、理樹くんそんなとこ舐めちゃダメだよぉ~』

理樹・真人・謙吾・恭介「!!?」

恭介「何、全員終わったらさらっと奇跡で戻ったことにすれば問題無い」

恭介「奇跡はk○yの専売特許みたいなもんだからな」キラーン

謙吾「完全に楽しんでるな」

真人「だな」ウンウン

恭介「それじゃあ再び神北の部屋の音声を聞こうぜ」カチッ


理樹「全く恭介は……」

『り、理樹くんそんなとこ舐めちゃダメだよぉ~』

理樹・真人・謙吾・恭介「!!?」

~小毬&佐々美の部屋~


理樹(猫)「♪~」ペロペロ

小毬「ひゃっ……うぅ、理樹くん、足の裏なんか舐めちゃダメです!」ペシッ

理樹(猫)「にゃうっ!」

佐々美「……神北さん、先ほどからその猫のことを『理樹』と呼んでいらっしゃいますけど」

佐々美「直枝さんと何か関係が?」

小毬「はうっ!」ガーン

小毬「ままま全く関係ないですよ~」アセアセ

佐々美「?? あからさまに怪しいのですけど…それではわたくしがお風呂に行って参りますわね」ガチャ

小毬「いってらっしゃい、さーちゃん♪……ふーっ……」

小毬「理樹くんにキス……」ドキドキ

小毬「大丈夫ですよ、だいじょーぶ!」

小毬「これは理樹くんであってー理樹くんじゃな~い」

小毬「だからノーカンですっ!」

小毬「だからキスぐらいだいじょーぶ!」チラッ

理樹(猫)「みゃ?」キョトン


~理樹&真人の部屋~


理樹「これ物凄い恥ずかしいんだけど…///」

恭介「必死で猫が理樹ではないと自己暗示をかけてるな」

謙吾「神北らしいな」フッ

小毬「そ、それでは」ダキアゲ

小毬「……」ジーッ

猫「?」

小毬「………なんか違う気がするなぁ」ギュッ

小毬「こんな形で理樹くんにキスするのは」

小毬「やっぱり違うよね……うん。。」

小毬「よしっ!あとはクーちゃんとゆいちゃんに任せましょう~♪」

小毬「それじゃあ私の布団でいっしょにおねんねしましょ~」

猫「みゃう……zzz」

~翌日~


小毬「ごめんねぇ~みんな、私も恥ずかしくて無理だったよ~」ペコリッ

鈴「こまりちゃんもか!あたしもだ!」

恭介「中々上手くいかないな。今日は能美か…確かルームメイトは……う、二木か。。。」

クド「はい、そうなのです!任せてくださいなのです!」

他メンバー(不安しかない)

~四日目・クド&佳奈多の部屋~


佳奈多「クドリャフカ、なんで猫を部屋に連れ込んでいるのかしら?」

クド「え、えーとですねぇ。。。」

佳奈多「寮内におけるペットの飼育は禁止されているのを知らないあなたじゃないわよね?」

クド「はい。。。」

佳奈多「じゃあ早く外にd」

クド「リキなのです!」

クド「この猫さんは……リキなのです!」

佳奈多「……は?」


~理樹&真人の部屋~


理樹・謙吾・真人・恭介「」

~事情説明中~

佳奈多「にわかには信じられないのだけど」

クド「でもこれはリキなのです!」

佳奈多「そ、そうなの。。」チラッ

猫「にゃう?」ジーッ

クド「私、鈴さんにモンペチを貰ってきます!」ドタバタ

佳奈多「ちょっ…クドリャフカ!」

佳奈多「行っちゃったわね……」


~理樹&真人の部屋~


真人「ふぅ~大事にならなくて良かったぜ」

謙吾「二木も能美には甘いからな」

『にゃ……にゃ~///』

理樹・真人・謙吾・恭介「!!?」

佳奈多「にゃ……にゃあ?///」

猫「?」キョトン

佳奈多「にゃ、にゃー!」

猫「にゃ~」スリスリ

佳奈多「!」キューン

佳奈多「にゃ~~///」

猫「~♪」スリスリ

ガチャ

佳奈多「にゃ~~♪」

クド「……佳奈多さん?」

佳奈多「」

クド「わふ……佳奈多さん走って何処かに行っちゃいました」ポカーン

クド「あ!忘れてました!リキ~ご飯ですよ~」コトッ

理樹(猫)「♪」ボリボリ

クド「えへへ~人間だった頃よりよく食べますね~♪」ナデナデ

クド「リキ~♪♪」ナデナデ

~理樹・真人の部屋~


真人「完全に理樹だと思ってるな」

謙吾「お前のせいだぞ、お前の」

恭介「これは罪悪感半端ないな……」

理樹「だね…」

クド「ふぅーリキのご飯も終わりましたし」チラッ

猫「にぃ…」クシクシ

クド「キ、キスですね!」

クド「リキとキス…」ポワ~ン

クド「う~恥ずかしいです…///」

クド「これが鈴さんや小毬さんが味わった気持ちなのですね……」ゴクンッ

クド「よ、よし!いきますよ」ダキアゲ

猫「?」

~理樹&真人の部屋~


『うーやっぱり無理ですー!』

『にゃー?!』

恭介「どうやら能美も無理そうだな」

理樹「これ僕が一番恥ずかしいんじゃない?」カァァ

謙吾「みんなに愛されまくっている証拠じゃないか」フッ

真人「しかし二木のが今までで一番インパクトがあったな…」

謙吾「……あれは胸の奥深くにしまっておいてやれ」

~翌日~


真人「それで恥ずかしいのとやらなければならない葛藤に挟まれて」

謙吾「結局しないまま一睡もせず朝を迎えた……と」

クド「すいません……わふ……zzz」ウトウト

恭介「ここまではまさかの全滅か……」

来ヶ谷「ここで私の出番というわけだな」クスッ

真人「おい、恭介。コイツに任せて大丈夫かよ」ボソッ

来ヶ谷「聞こえてるぞ、筋肉。まぁおねーさんに任せておくがいいさ」フフフッ

猫「にゃ~♪」

~五日目・来ヶ谷の部屋~


来ヶ谷「……」ジーッ

理樹(猫)「……」ジーッ

来ヶ谷「ほれ」
つ ねこじゃらし

理樹(猫)「!!」ゲシゲシゲシ

来ヶ谷「はっはっは、こっちだぞ理樹君」シュッシュ

理樹(猫)「にゃっ!」ジャンプ

来ヶ谷「甘い!」スッ

理樹(猫)「?!」


~理樹&真人の部屋~


恭介「なんか思いの外普通に遊んでるな」

真人「つーかあいつ猫より機敏に動けるのかよ」

理樹「この人はバレたらホントにマズイよね…」

~五日目・来ヶ谷の部屋~


来ヶ谷「……」ジーッ

猫「……」ジーッ

来ヶ谷「ほれ」
つ ねこじゃらし

猫「!!」ゲシゲシゲシ

来ヶ谷「はっはっは、こっちだぞ理樹君」シュッシュ

猫「にゃっ!」ジャンプ

来ヶ谷「甘い!」スッ

猫「?!」


~理樹&真人の部屋~


恭介「なんか思いの外普通に遊んでるな」

真人「つーかあいつ猫より機敏に動けるのかよ」

理樹「この人はバレたらホントにマズイよね…」

来ヶ谷「さて一通り戯れたわけだが」

猫「にゃ、にゃあ。。。」

来ヶ谷「男共の手前、ああは言ったものの」

来ヶ谷「5人+αが奪って来なかった理樹君(猫)の唇を私が奪って良いのだろうか」

来ヶ谷「いやここでやらねば理樹君が元に戻らない……か」

来ヶ谷「では失礼して……ん?」ダキアゲ

猫「にゃっ…?」

来ヶ谷「なるほど」ボソッ

~理樹&真人の部屋~


『じゃあキスするとするか』

『んっ……』チュッ

『なんだ?もう一回か?』

『ふふっ…理樹君は甘えん坊だな♪……んっ』チュッ


理樹「……///」カァァ

真人「やっぱすげぇな、らいらいだに」

謙吾「この女には恥ずかしいとかないのか?」

恭介「流石だぜ、来ヶ谷は」

恭介「結局キスできたのは来ヶ谷だけか」

真人「西園あたりは惜しかったけどな~」

~翌日~


鈴「むっ、今日も理樹は猫のままだな!」

小毬「じゃあゆいちゃんもダメだったんだね」シュン

来ヶ谷「だからゆいちゃんと呼ぶなと……まぁアレだ、いざとなると気恥ずかしくてな」

美魚「そもそもキスをしたら元に戻るというのも、確実ではありませんし」

葉留佳「しかしこれ以上どうすれば……やはり恭介サンの指示を仰ぐしかありませんな」

クド「噂をすれば三人が来ました、わふー!」

恭介「おぉ、揃ってるな」

来ヶ谷「すまない恭介氏、やはり恥ずかしくてキス出来なかったよ」クスッ

真人「何言ってんだ、しまくってたじゃねぇか」ヘッ

恭介「おいバカッ…!」

来ヶ谷「ほう……」ニヤリッ

来ヶ谷「やはりこの首輪についていたのは盗聴器か」

恭介「」

来ヶ谷「それで私達女子メンバーと理樹君(猫)との会話を聞いていたと」

謙吾「」

来ヶ谷「そして私達の理樹君に対する思いまで君達に全て筒抜けだったと」

真人「」

来ヶ谷「極刑」

恭介・謙吾・真人「」ボロボロ

美魚「当然の報いです。というか普通に犯罪ですから」

葉留佳「今回ばかりははるちんもプンプンですよ!」

小毬「盗聴は~ダメです!!」

クド「なのです!」

鈴「……」ジーッ

恭介「り、鈴…これは…」

鈴「しね!」ハイキック

恭介「ぬぁ」ガーン

来ヶ谷「あぁ、念のために言っておくが私は理樹君にキスしていないよ」

来ヶ谷「ただ自分の指をしゃぶっただけさ」クスッ

~理樹&真人の部屋~


理樹「それでボロボロになって帰ってきたと」

謙吾「無念……」ボロッ

理樹「だけど僕が猫になってなかったことはまだ言ってないの?」

恭介「あのタイミングでそんなこと言ったら殺されてたぜ、マジで」

謙吾「確か今日は俺達が猫を預かる番だったよな?」

恭介「あぁ…さっきまでそこに……アレ?」

真人「窓空いてるな…」

理樹「これは……」

恭介「今この部屋には理樹がいて猫がいない」

真人「だな」

謙吾「何が言いたい?」

恭介「いや、今入ってきたやつからしたら女子メンバーとあれだけ一緒にいて人間に戻らなかった理樹が」

恭介「俺達3人といっしょにいたらすぐ人間に戻ったみてーに」

ガチャ

鈴「!」

ガチャ

恭介「……見えちまうなーて」

理樹・真人・謙吾「」

理樹(その後僕たちは)

理樹(ホモ軍団として女子メンバー(主に鈴)から罵声を浴びせられた)

理樹(西園さんは僕(猫)に誰がキスしたかに興味津々みたいだったけど)

理樹(ちなみに恭介からは『全て明らかにして殺されるぐらいならホモのほうがマシ』との理由から口止めをされている)

理樹(とりあえず猫になっていたときの記憶はないとみんなに言っておいた)

理樹(それでも二木さんは今だに顔を真っ赤にして僕に近寄ろうとしないけど)

~数日後~


理樹「よしっ…今日も練習頑張ろう! …あれ?」

猫「にゃーん」

理樹「君は沙耶が投げ入れた……」

猫「にゃん?」

理樹「……君と沙耶と真人のせいで大変なことになったんだからね?まぁ君は悪くないか」アハハ…

理樹「ほら、君がバスターズメンバーに見つかったら大変だよ?君は僕なんだから。ほら、おいき」

猫「にゃー」タッタッタ

美魚「そういえば…」

来ヶ谷「うん?どうした美魚君」

美魚「来ヶ谷さんは本当に直枝さん(猫)にキスをしていなんですか?」

来ヶ谷「……秘密だよ、それは」クスッ

美魚「そうですか」フッ


理樹「それじゃあ練習を始めよう!」

恭介「OKだ、了解した!」

真人「しゃあぁ!こーい!」

謙吾「マーン!!」

鈴「うっさいホモ共!」フシャー

お疲れ様でした

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