モバP「唯一つの目標を目指して」(162)

瑞樹「…っ、ぁ…」

瑞樹(うーん…ん…ん?)

楓「…様子が変ですね…」

瑞樹(ここ、何処だろう…明るい。眩しい…)

アーニャ「…瑞樹さん、瑞樹さん。大丈夫ですか? LIVEに支障、ありますか?」

瑞樹「…今LIVE中だっけ?」

観客「ウッヒョォォォァァァオェェェ!」

瑞樹(…うわ、本当だ…)

穂乃香「体調不良…とかですか?」

雪美「無理は………ダメ………」

瑞樹「…うーん、ちょっと体動かしてみる…」

瑞樹(手足、腰、胴、首、頭…よし、大丈夫)

瑞樹「…ちょっと不安だったけど問題ないみたいね、さぁ続き行くわよっ!」

瑞樹「…ふ、ぅ…」

瑞樹(普段通り、やれたわ…問題はないはず…)

司会「それでは、今回のLIVEバトルを制したのは…!」

瑞樹(108プロダクション…)

司会「108プロダクション…」

瑞樹(よしっ!)

司会「…ではなく、PAKプロダクションのFA'sです!」



瑞樹「…ぇ、っ…?」

瑞樹「まさか、そんな…!? 嘘、でしょ…!? 負けるような、相手じゃ無かったはず…」

相手アイドル「…ふふっ」

P「…瑞樹さんも、そろそろ限界か…」

瑞樹(そんなっ、プロデューサー!)

社長「あのザマじゃ困るよ、P君」

P「…すみません社長。引退ライブの件、考えておきます」

瑞樹(やめて、そんなこと言わないでよ…!)

P「あーあ…これでうちももうダメだな…」


瑞樹(うそ、だよ…ね…)

瑞樹(私はまだ、頑張れる…の、に…)

瑞樹(歳…? もう、通用しないの…?)

瑞樹(何処にも、…自信が、持てない…)

瑞樹(私は…私は…)




瑞樹(もう、いや…こんなの…アイドル、続けたい…のに…)

瑞樹(プロデューサーくんのこと、誰よりも…誰よりも、信頼してたのに…)






瑞樹(もう…死にたい…)





瑞樹「…いま、なんて………?」

瑞樹(やだ、ちょっと…ここって…)

瑞樹(体が…そんな、勝手に…やだ、とまらない…)



瑞樹(プロダクション本社の屋上なんて…なんで…私は…)

瑞樹(柵超えて、何をするつもりなのよ、一体…まさか、自殺…!?)

瑞樹(やだ、そんな…なんで、私が…!)



瑞樹(イヤ、イヤ…イヤ! まだ死にたくない、まだ…)







瑞樹「いやぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

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川島瑞樹(28)

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高垣楓(25)

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アナスタシア(15)

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綾瀬穂乃香(17)

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佐城雪美(10)

瑞樹「……………………は、っ!?」







瑞樹(…………夢…………)

アーニャ「…瑞樹さん。瑞樹さん?」

瑞樹(ここは…女子寮で、外に居るのは…アーニャ、ね…)

瑞樹「…ぁ、うん。…今行くわ」

アーニャ「ドーブラャ ウートラ…おはようございます、どうかしましたか? 凄い汗ですよ?」

瑞樹「…少し、夢見が悪くって…待ってて、着替えてくるわ」

アーニャ「ダー」



瑞樹(…そうよ。プロデューサーが、私を見捨てるなんて…酷い夢よ…ね)

瑞樹「…ごめんね、待たせたかな」

アーニャ「ニェート。いいえ、私は問題ないですよ」

瑞樹「そっか…じゃあ、事務所行こっか」



ゆかり「あ、瑞樹さん! おはようございます!」

瑞樹「うん、おはよう」

かな子「川島さん、おはようございます。クッキー焼いたんですが、食べますか?」

瑞樹「美味しそうね、少し貰って行くわ」



アーニャ「…相変わらず、人気者ですね」

瑞樹「そうかしら? …まぁ、そうかも知れないわね」

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水本ゆかり(15)

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三村かな子(17)

アーニャ「108プロダクションで一番人気、ですから。瑞樹さん」

瑞樹「信じられないけど、ね。あくまでプロダクションの中だけだから…他にももっとかわいい子、いるし…」

アーニャ「あまり自分を卑下しないで下さい。聞いてるこっちは泣きそうですよ?」

瑞樹「あはは、ごめん…ん? あれは…担架?」



加奈「大丈夫、法子ちゃん!?」

法子「うーん………」

瑞樹「…ちょっとちょっと、どうしたのこれ一体…」

加奈「その、LIVEバトルに負けただけっていってたんですが…」

法子「うぅ…ぁぅ…」

瑞樹「何処の所属か、分かる?」

加奈「それがさっぱりなんです…正体不明ってプロデューサーさんは言ってましたけど…」





晶葉「ふむ…」

アーニャ「…?」

加奈「…という訳なので…失礼しますっ!」

法子「…ぅ、ど…な…つ………」




瑞樹「…もし本当に正体不明なら、尚更プロデューサーに聞いてみないと」

アーニャ「えぇ、そうですね…あっ、プリヴェート、雪美」

雪美「おはよう………アーニャさん………」

瑞樹「これから朝のミーティングに行こうと思ってるんだけど、雪美ちゃんも一緒に行こっか」

雪美「………うん………」

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今井加奈(16)

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椎名法子(13)

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池袋晶葉(14)

瑞樹「…それにしても朝から大変ね。みんなして大騒ぎで…」


先輩P「俺に指図するなっ!」

一同「!?」



モバP「ですが、今回のフェスの担当は私と私の担当しているアイドルです。先輩は…」

先輩「いいか、俺はお前の指図は受けん。我々は我々、お前はお前だ。…俺たちもフェスには出る。以上だ」

P「はぁ…」

先輩「返事は!?」

P「…はい」

先輩「…気に入らないな…ん!?」



瑞樹(うげ、目があった…)


先輩「…チッ………」

瑞樹(良かった、素通りしてくれたわ…)

瑞樹「…プロデューサーくん」

P「…あぁ、みんな…すまない。恥ずかしい所、見せちゃったな」

アーニャ「………ッ」

雪美(………怖い………)

瑞樹「その、ちょっと色々聞きたいことがあるんだけど…良いかな?」

P「はい瑞樹さん、構わないですよ───と言いたいんだけど、実はみんなにスクランブル出演をお願いしたいんだ」

瑞樹「緊急事態ね。何処で、相手は?」

P「えぇ、それでは……コホン。所属不明アイドルが我々108プロ管轄の地域でゲリラLIVEを行っている模様。クールガールズは直ちに現場へ向かい、LIVEバトルを開始せよ。以上ですね」

瑞樹「所属不明、所属不明ねぇ…身元を明かせないようなアイドルってどうなんだろうね、プロデューサーくん」

P「本当、よく分からないですよね。理解に苦しみます」

瑞樹「まぁ、いっか! …じゃあ、行ってくるね、プロデューサーくん!」

瑞樹《…こちら瑞樹。クールガールズ、無線機確認》

アーニャ《こちらアーニャ。ダー、良好です》

雪美《……佐城雪美……大丈夫……》

穂乃香《綾瀬穂乃香、問題ありません!》

楓《高垣楓、大丈夫ですよ》

瑞樹《全員大丈夫みたいね…プロデューサーくん、聞こえてる?》

P《勿論ですよ瑞樹さん。…各員へ、最終通告は行っているので、容赦無く倒して貰って構わない。後悔させてやれ!》

瑞樹《りょーかい! 行くわよ、みんなっ!》

アーニャ《…エンゲージ》

アーニャ《瑞樹さん、二人…面倒なのが居ますね》

瑞樹《双子系アイドルね。最近増えたわね…動き、リンクさせてくるわよ。どう対処しようかしら》

楓《私が前に出ますから二人が後ろを取れば良いかも知れませんね》

瑞樹《じゃあそれで…》

雪美《………援護………します………》

穂乃香《残りは牽制しておきますから、思う存分どうぞ!》



観客「ウッヒョォォォァァァオェェェ! 108がライブに乱入したォエエエエエ! やったぁぁぁぁぁぉ! 今日は運が良いなぁぁぁえええええええ!」

楓《…ふふっ、勝負よ…》

敵アイドルA「…ちっ!」

敵アイドルB「おねぇちゃん、あまり追っちゃダメ!」

瑞樹《見事に釣られてるわね…後ろを取ったわよ!》

B「あっ!?」

瑞樹《FOX2!FOX2!》

B「う、ぐっ…!脱出!」

瑞樹《ターゲット撃破!》

A「よくも妹を…!」

アーニャ《…甘い。…ガンズ、ガンズ、ガンズ!》

A「うわっ!?」




観客「あれ? なんかあの双子いきなり舞台袖に消えたけどどうしたの?」

観客「しらねぇよそんな奴! それよりクールガールズ見ろよ! すげぇダンスだぜ!?」

観客「うーん…そ、そうだな! つか、すげぇ! まじやべぇええええええ!!」

P《ターゲット、残り3》

瑞樹《畳み掛けるわよー!》

楓《観客には相変わらず見えてないみたいですね。FOX3!》

穂乃香《まぁ…アイドル独特のオーラというかそういうのを飛ばしあってるだけですし…FOX2です!》

雪美《………ひとつ………》



P《…ターゲット殲滅を確認》

瑞樹《余裕だったわねー! さすがみんな!》

アーニャ《今日も楽しいライブでした…》

穂乃香《今日はまだ番組の収録もありますし、油断は出来ませんが…成果は出せました!》

楓《成果が出せたのは誰の所為か…ふふっ》

P《そうだな、気を緩めずせずに…》
アーニャ《アラート、ブレイク! ブレイク!》


瑞樹《くぅぅ…! 誰、今撃ったの!》

P《待て、レーダーに感あり…味方!? そんなバカな…みんな来るぞ!》



?《ふふっ…》

観客「あれは…」

観客「108のもう一人の看板、佐久間まゆじゃねーか!」

観客「うおおおおおおえあええうういえおおおお!」




アーニャ《…ニェート、違うっ!》

穂乃香《まゆさんはこんな攻め方はしないです…!》

瑞樹《雰囲気が剣呑過ぎでピリピリくる…! あなた誰よ、一体…!》




?《…誰でもいいじゃないですか。川島瑞樹さん?》

アーニャ《無線帯に割り込んで…このっ…!》

瑞樹《アーニャ、狙いはあなたよ!》

アーニャ《くぅっ、この…!》

?《ふふふっ、遅ぉい…》

瑞樹《アーニャ、喰らっちゃダメよ!》

アーニャ《ダー! 分かってます、が…早い…!》

?《…簡単ね》

瑞樹《何…これ!?》



観客「おおぉ!すげーダンスだ!」



穂乃香《あれは…コブラ!》

楓《あんな空戦機動(ダンス)、始めて見ました…》



瑞樹《後ろを取られて…うっ!?》

?《ふふふっ、まず一発…》

瑞樹(…このままじゃ、殺される…!)

?《さようなら、一番の人…》


瑞樹《…くぅぅっ!》

先輩《…そこまでだ、まゆ。連中が追ってきている》

まゆ?《…分かりました》



雪美《………帰った………?》

穂乃香《……助かりました……》

瑞樹《くぅ…背中に一発貰っちゃった…》

アーニャ《大丈夫ですか? (舞台袖から)脱出しますか?》

瑞樹《…大丈夫。まだ自力で踊れる…》




P《なんだってんだ、一体…!》

瑞樹「…はぁ、はぁ…」

アーニャ「あんな、素早く動けるなんて…」

楓「しかも小回りも効いて…」

穂乃香「コブラ機動の事もあります。…まゆさんに、何が…」




P《いや、そいつはまゆじゃない。まゆは…》

まゆ《プロデューサーさんの隣にいますから…んっ…》




穂乃香(予想通りでしたね)

瑞樹(まぁプロデューサーくんに喧嘩を売るなんてありえない子だしね…)

アーニャ《…とにかく、情報が必要です。プロデューサー》

P《あぁ、そうだな。ある程度分かった事もある。それを今から…》

穂乃香《…何ですか、あれ…!?》





瑞樹《核…爆発…!?》





アーニャ《あっちの方面は…神奈川の辺りですね》

楓《プロデューサーさん、見えますか?》

P《あぁ、見えてるよ…見えるのは例の如く、俺たちだけみたいだがな…》

雪美《…………怖い…………》




瑞樹(何か、嫌な予感がする…)

───
──


瑞樹「…プロデューサーくん!」

P「…あぁ、おかえりなさい瑞樹さん…みんな、おかえり! ゆっくり休んで欲しい所だけどそういうわけにもいかない。只今より状況の説明を開始する」




先輩『我々の覚悟だ。見るが良い…これで貴様ら108プロのファンは何人減ったと思う? 次の爆発で、何人減るだろうか? …分かったら、貴様らの持つ衣装と資金、そしてプロダクションの全てを俺に寄越せ。良い返事を期待しているぞ』

P「…これが先ほど108プロに寄せられたビデオメッセージ。まぁ、その、所謂犯行声明だな」

P「奴らはアイドルの魅力を凝縮し、それを広範囲に拡散させる新型爆弾…通称『あきはぼむ』を晶葉の研究室から強奪、それを武器としている…威力は君たちが見た通りだ」

P「奴らはこれをあと二発所持していると言っている」



アーニャ「爆破半径から見るに…二発あれば東京の全域が入りますね」

瑞樹(意外と狭いのね)

P「勿論、要求は飲めない。我々108プロダクションが奴らに屈すれば、奴らは他のプロダクションも同様の手で脅しにかかるはずだ」

雪美「………うん………悪い事は………しちゃだめ………」

P「この爆弾の製造には対象のアイドルの体液が相当量必要らしく、容易に作れるものではないらしい。しかし爆破範囲内に居る一般人は総じてそのアイドルの虜となり、アイドルやプロデューサーが食らえばたちまち戦意喪失してしまう危険極まりないものだ」

アーニャ「どうしてそんな面倒なものを…」



晶葉(すまん…戯れに作っていたら盗まれて…すまん! 助手とそのアイドル達!)

穂乃香(…掃除用具入れのロッカーの中に隠れなくても…)



P「それから、もう一つの問題が…」

瑞樹「まゆ、の偽物…ね」

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佐久間まゆ(16)

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池袋晶葉(14)

P「これもまた晶葉の発明でな…アイドルの体液を入れると同じアイドルが出て来るという…」
瑞樹「分かった! もう分かった! クローンでしょ!? もう…」

P「あー、はい。そうです。すみません」



晶葉(すまぬ…すまぬ…)

まゆ(「プロデューサーを愛の力でメロメロにするチョコレートを作る」実験だって聞いたから参加したんですけどね…お陰で貧血です)



P「…しかも、なんか性格もひん曲がって元のまゆとは全くの別人になってしまっているんだよな…」

まゆ「まゆはプロデューサーさんに手を出したりはしませんから…ね?」

P「まゆ…」



アーニャ(あー、また始まりましたね)

瑞樹(こうなると長いからね…)

瑞樹「…それで、その偽まゆ…いや、偽を看板に先輩Pは新しいプロダクションを設立した、と…」

穂乃香「…困りましたね。下手をするとあの場で吹き飛ばされていたかも知れませんし…」

アーニャ「…法子をやったのも多分先輩Pだと思います。タイミング的に、ですが」

雪美「………でも………今のまま………挑んでも………」

楓「正直な所、厳しいですよね。五人で挑んで手も足も出ないなんて…」

瑞樹「…悩んでても仕方ないわ。とにかく手を打ちましょう…晶葉!」



晶葉(ひぃ!?)



瑞樹「そこのロッカーに居るのは分かってるのよ、早く出て来なさい! 別に怒ろうって訳じゃないのよ!?」

アーニャ(そう説得するのは無理があると思うのですが)

晶葉「す、すまないみんな…私の発明で迷惑を掛けて…」

瑞樹「許すかどうかはともかく仕事をお願いするわ。五人分の衣装、お願いね」

晶葉「わ、私は裁縫は専門外だぞ!? 無理を───」

瑞樹「そういう意味じゃないわ。これは“あなたにしかできないこと”よ」

晶葉「私にしか…あぁ、なるほど。つまりそういう…すぐに取り掛かる。待っていてくれ」

瑞樹「さて次は…まゆ!」

まゆ「はい…? どうしたんですか…?」

瑞樹「あなた編み物出来たわよね…私と一緒に五人分の衣装、作るわよ」

まゆ「えっ!? そんな、プロデュー、急に…」





アーニャ「連れて行かれましたね」

楓「えぇ」

P「まゆ…///」

穂乃香(これダメじゃないですか!?)

───
──


瑞樹「……ぅ、う………」

晶葉「……夜中に叩き起こすような真似をしてすまない。…目覚めたかね」

瑞樹「え、えぇ…あ、コーヒーありがとうね…」

瑞樹(また、悪夢………これ何度目かしら………)

晶葉「…連中が回答期限として提示した猶予は一週間。それで今日は6日目だが…」

瑞樹「…どう、衣装は完成した?」

晶葉「あぁ、バッチリだ。…着てみてくれ」

瑞樹「…うん、これは…良いわね」

晶葉「…そうだろうそうだろう。自信作だからな」

瑞樹「あとはこれの外装に偽装を施すだけね…」

晶葉「その辺りは私の知る所ではないな…大丈夫なのか?」


瑞樹「勿論。年長を舐めないでよね!」

晶葉「…あぁ、そうだな…」

───
──


P「…決戦だ」

瑞樹「………」

P「今日で7日目、向こうの譲渡要求は全て拒否してある…先輩P、わざわざ野外ライブの予定を教えて来たよ」

楓「…かかって来い、という事ですか?」

アーニャ「これ…舐められてますね…」

雪美(………アーニャさん………スチール缶………握り潰してる………怖い………)

P「…罠にハマりに行くような物だが、みんな…すまない、俺に命を預けてくれ」

瑞樹「…今更、水臭いよ、プロデューサーくん! キミがもっと明るく行かなきゃ!」

P「あぁ…そうだな…」

穂乃香「事務所の他のみんなのためにも、頑張りましょう!」



P「今日のLIVEバトルも、勝つぞ!」

一同「「「「「オー!」」」」」

瑞樹《…各員へ、敵アイドルの編隊を確認》

アーニャ《…Mik。性能は低いから押し切れるはず》

穂乃香《で、でも数が…》

楓《レーダーには48機…多過ぎますね》

雪美《………でも………》

瑞樹《この新しい衣装さえあれば問題ないわ! 敵アイドル射程圏内、エンゲージ!》



観客「おおお!! PAKプロのライブに108プロがきたぁぁぁぁ♪───O(≧∇≦)O────♪」



先輩「…来たか………」

偽「…ふふふっ」

瑞樹《テールに着いた! FOX2…さよなら!》

アーニャ《FOX2…ヌー、パカー…ぐっばい、です》

楓《穂乃香さん、後ろに敵機…えぇ、私がやります…ガンズ、ガンズ、ガンズ!》

雪美《………撃墜確認………》

穂乃香《ふぅ、ぅ…助かりました、楓さん、雪美ちゃん!》

瑞樹《まだ半数! みんな頑張って!》



観客「なんかどんどんPAKプロのアイドル減ってね?」

観客「気のせいだろ」




先輩「…この程度は想定済みだ」

偽「…」

なんかIDかわった

気にせず続ける
どうせこんな展開俺しかわからん

晶葉《極限まで高めたステルス性能、そして高いペイロード…更には推力偏向スカートとスーパークルーズ機能付き衣装の実力、思い知ったか!》

瑞樹《えぇ晶葉、この衣装凄いわ…まるで空飛んでるみたい!》



観客「なんか108のアイドル、自力で飛行してないか?」

観客「気のせいだろ」



アーニャ《最後の一機、引きつけました…瑞樹さん》

瑞樹《了解よ! …今日は災難だったわね、わかるわ! FOX2!》

Mik「ゃん!?」

瑞樹《スプラッシュ1!》

P《ピクチャークリア! これで…いや、少し待て…! これは…》

偽「…ふふふっ!」

穂乃香《あれは…偽まゆ!?》

アーニャ《例のあきはぼむは…っ、発射済み…ですか…!》

P《伏せろ!》





瑞樹《くっ、ぅ………!》




観客「うわっ、なんだこれ…ションベンくせぇぞ!?」

観客「うふ、うふふ…ままゆはかわいいなぁ…ふふふふふふふうううううう」

観客「…どうしたお前…いや、俺も…ままゆままゆままゆままゆまままままままままま!!!!」



雪美《………観客が………》

穂乃香《洗脳されて…》

偽「…ふふふ、どうですか? これが決定的な敗北です。あなたに、負けの味をプレゼント出来て…私、今、とても幸せです…!」

瑞樹《…このっ…!》

晶葉《みんな! 衣装に搭載された対あきはぼむ防壁が効いてればダメージは無い! 今のうちに奴を仕留めてくれ!》

アーニャ《瑞樹さん、援護します》

瑞樹《アーニャ…よし、行くわよっ!》

偽《ふふふっ、かかって来なさい…!》





P《敵の増援を確認…穂乃香、楓、雪美はこれの迎撃に当たれ!》

三人《了解!》

偽《ははっ、そんなにゆっくりじゃ追い付けませんよ?》

瑞樹《こ、の…!》

アーニャ《…私が前に出ます、援護を》

瑞樹《良いけど…大丈夫なの!?》

アーニャ《ダー、任せてください。ロシア流の飛び方(ステップ)、見せてやります》

偽《ふふっ、相談事かしら…っ!?》

瑞樹《くっ、またコブラ機動…!》

アーニャ《…ハラショー。素晴らしいダンスです…ボーカルもビジュアルも一級品…流石ですね》

偽《いきなり褒めて、どういうつもり? まさか裏切ろうってことかしら…?》

アーニャ《ニェート…まさか。貴方に出来て、私に出来ない訳なんてない、と言いたかったんですよ…!》

偽《…なっ!?》



瑞樹《あのダンスは…》

P《バレルロール!?》

アーニャ《くうっ…っぅ!》

偽《…ふん、そんな小手先の技術に引っかかる奴なんて居ないわよ?》

アーニャ(くっ、ガンの射程に捉えられた…でも)

瑞樹《FOX2!FOX2!》

偽《な、ぁっ!?》

瑞樹《私を忘れて貰っちゃ、困るわ!》

アーニャ《ハラショー!!》



偽《くっ、ここは一時撤退ね…!》


瑞樹《くっ、待ちなさい!》

P《瑞樹さん待ってください! あきはぼむを食らった今、深追いするのは危険です!ここは一度態勢を建て直しましょう!》

瑞樹《くっ、う…》

アーニャ「ふぅ、はぁ…ただいまです」

P「お帰り、みんな! 早速で悪いがちょっと会議室まで来てくれ! 」

瑞樹「なによー、そんなのばっかりじゃないー!」

楓「仕方ありませんよ、瑞樹さん」

瑞樹「分かってるわよー、分かってるけど…せめてシャワーくらい…」

雪美「………我慢………」

穂乃香「あははは…辛辣、ですね…」

瑞樹「…むぅ…」

P「喜べみんな。さっき先輩が降伏を申し入れて来た…もう一発のあきはぼむと交換に、な」

瑞樹「それで、テレビ電話で会議ってことね…なるほど」

P「あぁ、もうすぐ映るはずだ…お、来た来た」



先輩『…映ったな。詳しくは省く。こっちにあるもう一発のあきはぼむと交換に私を保護しろ。悪い条件ではないはずだ、可及的速やかに頼む、でないと…』

瑞樹(ん…? 先輩Pの後ろに誰か居る…?)

先輩『ふがっ!? うっ…ぐっ…!? うっ
、う…………ぁ…………』

偽『でないと、なんですか…? ふふふっ』



瑞樹「…なっ!」

穂乃香「先輩Pの首を…」

楓「絞めた…!?」

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コブラは進行方向と高度を変えずに機首を上げて起き上がった後に元の水平に戻す飛行方

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バレルロールは螺旋形を描く飛行方

そこまで詳しくないから説明が変だったらごめんね
AH持ってるけどやってないなー

偽『…あら、もうイっちゃったの…うふふっ』

偽『…108プロのみなさん見てますか?』

偽『いずれあなたがたもこうなります』

偽『これは、私の…復讐なんですから』




P「切れた、か…」

瑞樹「復讐? 復讐ってどういう…」

まゆ「まゆは復讐される覚えなんてないですけど…」



アーニャ(つまり原因はまゆさん自身という事ですか)
楓(藪からスティック…ふふふっ)
穂乃香(それ駄洒落じゃないですよ!)

ちひろ「…プロデューサーさん! 敵の次の目標が分かりました!」

P「本当ですか!」

ちひろ「はい! …東京です!」

瑞樹「大体分かってたわ」
アーニャ「…東京の半分を手にしたんですから、残りの半分を攻めるしか無いですよね」
雪美「………当たり前………」
穂乃香「他にありますか?」
楓「温泉とか…?」


ちひろ「みなさん酷いですよぉ…」

晶葉「…仲良き事は良い事かな!」

P(みんな楽しそうだなぁ…)

X2がクリアできないので
Mikにゃんのファンやめます

>>91
Migにゃんのファンは続けてあげてください

P「…とまぁ冗談はさておき。敵は東京湾周辺でライブを行うようだ。先ほどちひろさんが見つけてくれた」

瑞樹「マスコミに出回っている情報だとPAKプロのFA's…というのが現状最強ユニットのようね。…この後に及んで引いたり為るとは思えない、彼女達は間違いなく攻めて来るはずよ。みんな気を引き締めてね」

アーニャ「ダー、今更油断したりしませんよ」

雪美「………うん………」

穂乃香「ファンのみんなが私たちのライブを待ってます、行きましょう!」

楓「勝ってみんなで温泉、行きましょう」

瑞樹「えぇ、そうね…!」



瑞樹「絶対に勝つわよ!」

一同「「「「「オー!」」」」」

P《クールガールズ、無線機確認》

瑞樹《川島瑞樹、異常ないわ!》

アーニャ《アナスタシア、異常なし》

雪美《………大丈夫………》

穂乃香《綾瀬穂乃香、異常ありません!》

楓《高垣楓、問題ありません》


P《所属不明機接近、方位7-6-5》

アーニャ《何処から来たんでしょう…キューバじゃ無いですね》

楓《バミューダトライアングルでもなさそう…》

P《所属事務所とLIVEの目的を明かさなければ敵と判断し、撃墜する》

P《繰り返す、所属事務所とLIVEの目的を明かせ》

アーニャ《…応答しませんね、プロデューサー》

瑞樹《最初から期待はしてないけ…どねっ! 各員、ブレイク!》

楓《撃って来た!?》

雪美《………いきなり………》

P《クールガールズ、交戦を許可する》

瑞樹《言われる前にやってるわよ!もう!》

アーニャ《あまり喋ると舌を噛みますよ》

瑞樹《うー、年下がいじめる…》

楓《楓、交戦します》

雪美《………エンゲージ………》

穂乃香《ファンと事務所のみんなのために、行きます!》

瑞樹《その意気よ! みんやコテンパンにしてあげましょう!》

アーニャ《元気ですね…本当に》

瑞樹《…それにしても歯応えが無いわね》

アーニャ《ダー。例のPAK-FAがまだ来てない…からだと思いますが》

穂乃香《落とせるだけ、落としておいた方があとあとが楽ですから…頑張りましょう!》



観客「うっひょおおおお! 108の野外ライブだぁあわぁぁぉぁぁぁ!」

観客「最近野外ライブ多くね?」

観客「気のせいだろ」

P《出て来たのはあらかた片付いたか…?》

アーニャ《えぇ、そうみたいね…》

瑞樹《…待って、あれ…》

楓《港湾施設付近に一人…誘い出すつもりですか?》

瑞樹《私が行くわ。みんな後ろは任せたわ》



敵アイドル「…くっ!」

瑞樹《逃げられないわよ!》

敵「このっ、いつまでも…!」

瑞樹《鬼ごっこは得意よ!》



観客「おお! アイドルとアイドルが浜辺て追いかけっこしてるぞ!」

観客「浜辺じゃなくね?」

観客「気のせいだろ」



瑞樹《くっ、ちょこまかと逃げ回って…そこっ!》

敵「危なっ…! 危うく当たるところだっ…」

瑞樹《!?》

アーニャ《敵アイドルと瑞樹さんがトラックに跳ねられた…っ!》

穂乃香《いや、瑞樹さんは大丈夫みたい…》

楓《危機一髪で回避したみたい…》



瑞樹「…っ、ぁ…」



雪美《………様子………変………》

瑞樹(うーん…ん…ん?)

楓「…様子が変ですね…」

瑞樹(ここ、何処だろう…明るい。眩しい…東京湾、たしか…)

アーニャ「…瑞樹さん、瑞樹さん。大丈夫ですか? LIVEに支障、ありますか?」

瑞樹「…今LIVE中…だよね?」

穂乃香「体調不良…とかですか?」

雪美「無理は………ダメ………」




瑞樹「前にもあったわね、こういうの…」

アーニャ「瑞樹さん、体の…」

瑞樹「体の何処にも不調はないわ…大丈夫!」

瑞樹「…やってやるわ!」

P《瑞樹さん、状況の報告を!》

瑞樹《…現在索敵中よ》

P《南方から敵アイドル確認。迎撃に向かってください》

瑞樹《ラジャー、プロデューサーくん。…ねぇ》

P《…はい、瑞樹さん》

瑞樹《好きだよ》

まゆ《はい?》

P《…へ?》

アーニャ(言うのが遅いですね、本当に…)

P《あっ、えっ、その…》

瑞樹《敵アイドル確認、攻撃開始!》

P《はぐらかされた…》

瑞樹《全部終わったら、ね…》

P《…はい》

まゆ《…プロデューサー、さん…》



アーニャ(タイミング最悪ですね、瑞樹さん)

P《プロデューサーより戦闘中の全アイドルへ》

P《最高司令官よりメッセージが届いた。中継する》



社長《こちらは108プロダクション社長だ》

社長《今我々はプロダクションの反乱分子の攻撃に晒されている》

社長《そしてこの敵は空から大変強力なアピール攻撃で罪泣き市民を洗脳しようとしている》

社長《私は全てのアイドルにこの反乱分子を迎え撃つよう命令した》

社長《我がプロダクションに傷を着けられる前に必ず撃破すること》





社長《アイドルとなった勇敢なる少女たちよ、幸運を祈る》

P《今日は暗く困難な一日になると思う》

瑞樹《…うん》

P《だがこれは俺たちがやらねばならない仕事だ、逃げられない。だから君達は必ず耐え抜くと信じている》



瑞樹《そうだね…プロデューサー》

雪美《………一人………》

楓《瑞樹さん、黙々と撃墜している雪美さんを見習って下さい》

瑞樹《ってごめん! 今すぐ手伝うわ!》

P《偽まゆが目撃された! 各員警戒を怠るな!》

アーニャ《偽物…どういう風に攻めてくるつもりでしょう…》

P《さぁな…それと台風が近づいてる。もう波も荒れ出しただろうから注意してくれ》

瑞樹《了解…っ!》



楓《瑞樹さん、二人ほど追い詰めました! 手伝ってください!》

瑞樹《分かったわ! …そこね、FOX2!》

敵「ふにゃっ!?」

瑞樹《よし、やった───》



偽「…ふふふ」

偽《…ふふっ》

アーニャ《偽物っ、ミサイル! 瑞樹、避けて!》

瑞樹《っ、無理…!》

アーニャ《ぅ、このっ…っ!》

瑞樹《アーニャ!?》

偽「…ちっ」





アーニャ《っ、大丈夫です、瑞樹さん…》

瑞樹《大丈夫な訳ないじゃない…! ミサイルの直撃貰ったのよ!?》

瑞樹《誘爆するわ、今すぐ衣装脱いで!》

アーニャ《…電気系統が逝かれたみたいで、自動着脱装置が働かない…》

瑞樹《手動やってみなさい!》

アーニャ《…………ニェート》

瑞樹《くぅっ…!》




瑞樹《……アーニャ、海の方向いて、こっち向きで立って》

アーニャ《でもそれは…》

瑞樹《良いからやって!!》

アーニャ《……ダー、瑞樹》

観客「…あれ何やってんだ?」

観客「ライブじゃねーの?」

観客「そうなのかなぁ、なんかおかしい気がするんだよなぁ」

観客「気のせいだろ」



瑞樹《一発で…服の着脱装置…ベルトを撃ち抜く…私ならやれるはず…!》

アーニャ《…偽物のことは任せました》

瑞樹《くうっ!》

P《アーニャは…!?》

穂乃香《…成功です! 服、脱げてます!》

楓《でも波に攫われた…》

瑞樹《あっ》

穂乃香(なんで海に叩き落としたんだろう…)

瑞樹「あの、その、衝撃で吹き飛ばしても死なないように…って配慮よ! そう!」



偽《…ふんっ》

瑞樹《偽っ!》

P《ヘッドオンです、撃ってください!》





瑞樹《このっ!》

偽《…ふふふ》

P《…当てた!》

瑞樹《いや、かすっただけよ。致命傷にはなってないはずだわ》

偽《…ふふっ》

瑞樹《このっ、待ちなさい!》

晶葉《待て、瑞樹! 後五分もしないうちに燃料切れになる! 一度事務所に戻れ!》

瑞樹《…了解》


楓《アーニャ、何処に行ったんでしょうか》

雪美《………見失った………》

瑞樹《アーニャ!》

───
──


瑞樹(アーニャ…私のせいで…)

楓「ただいまです、プロデュ…」

晶葉「すまない、衣装の燃料補給が終わったらすぐに出演してくれ!」

穂乃香「どうしたんです? まさかもう…」

P「そのまさかだ、敵はもう本社前まで来てる!」

瑞樹「…!?」

晶葉《…よし、全員燃料補給は終わったな。早速出演頼んだぞ!》

瑞樹《了解、みんな出番よ!》



観客「ぅおおおおお! プロダクションの前でライブとかやべえええええええええ!」

観客「野外フェスとかゲリラライブやりすぎだろ…警察に許可とかとってんのか?」

観客「気のせいだろ」


穂乃香「みなさーん! こんばんわー!」

楓「こんばんわ」

雪美「………こんばんわ………」

瑞樹「…こんばんわ! クールガールズです!」

偽《まさか、ここまで生き残るとは…早々に引退宣言するかと思いましたが》

瑞樹《そもそもこっちの回線に割り込まないでよね!》

偽《番号を変えない方が悪いんですよ…ふふっ》

瑞樹《この、言わせておけば…》

偽《そういえば、アーニャはどうしました? 口ほど可愛くも無かったですが》

瑞樹《…くっ!》






P《総員、交戦開始!》

瑞樹《偽っ! あなただけは落とすわ!》

偽《そう簡単に行きますか? ふふふ…》

敵アイドルx4「落ちろっ!」

瑞樹《…なっ! 例の最強ユニット…!》

穂乃香《…瑞樹さんは、やらせない!》

敵「なっ!?」

穂乃香《…瑞樹さん、偽物を仕留めてください! それ以外の四人は私たちでなんとかします!》

雪美《………………!》

楓《3vs4だけど、やれるはずです…ね、プロデューサーさん?》

P《もちろんだ…みんな、帰りを待ってる!》

瑞樹《これで、二人きりね!》

偽《タイマンなら勝てるとでも? ふふふ、浅はかですね!》

瑞樹《浅はか? もう一度言って御覧なさい!》

偽《…なっ!》



瑞樹《…コブラ、見切ったわよ!》

偽《くっ…被弾した…このっ…!》





P「…ん!?」

卯月「どうしたんですか、プロデューサーさん!」

P「いや、さっきから偽まゆと、瑞樹さんがレーダーに映らないんだ…」

楓《それどころか…》

雪美《………見えない》

穂乃香《どこいっちゃったんですか!?》

P《まさか…撃墜され…》








瑞樹《どうしたの? 私はここよ!?》

P《瑞樹さんですか? 今どこに!》

瑞樹《…今、観客席にいるの!》



P《》

偽《このっ…!》

瑞樹《遅いわっ!》

偽《捕まえた!》

瑞樹《壇上! 火花(フレア)出して!》

偽《くぅ、小賢しい真似を…!》





楓《よく見たら観客の頭とか肩を踏みながら戦ってる…パンツとか見えないんでしょうか?》

穂乃香《凄い…これがトップアイドル同士の戦い…》

偽《今度こそ、捕まえましたよ…!》

瑞樹《…テールに着かれたっ!?》

偽《さっきフレアを焚いたばかりですから、今のうちに仕留めさせて貰います…死んで下さい!》

瑞樹《こんなところで…っ、プロデューサーくん…!》






瑞樹《なーんてね!》

偽《なっ!》

瑞樹《奥の手は、最後までとっておく物よ!》




穂乃香《あの空戦機動(ダンス)は…クルビット!?》

楓《凄い、空中で一回転して相手の背中を取るなんて…!》

偽《この、離れろ!》

瑞樹《余裕ないみたいね、FOX2!》

偽《ぐぁぅっ!! …くっ! 瑞樹、あなたもアイドルらしく傲慢なんですね!》

瑞樹《勝手に言ってなさい! FOX2!》

偽《っぁぅ! プロデューサーから愛されて、みんなが狙うトップアイドルの座に居座って…挙句、私の存在価値を無くしてっ!》

瑞樹《知らないわよ! 第一あなたは偽物でしょうが! FOX2!》

偽《ぐっ、あぁ!? 私を生み出したプロデューサーは私を見殺しにしようとしたから殺しましたけど、結局あなたがたは救いの手すら差し伸べようとはしなかったですよね!》

瑞樹《だから知らないって言ってるでしょ! FOX3!》

偽《あっ、ぁぁぁぁっつぅ!? そうやって、問題から目を背けてばかりで…そんな傲慢なあなたが、誰よりも…憎い!》

瑞樹《…さよなら!》





偽《瑞樹…!》

P《やった…?》

瑞樹《…やった!》

穂乃香《やった…やりました! 私たち、勝ったんです!》

楓《えぇ…そうですね…!》






雪美《………まだ………!》



卯月「プロデューサーさん、あれ…!」




P《あ、あれは…あきはぼむ!?》

P《あの偽まゆ、死ぬ間際に投げたのか!》

瑞樹《まだ終わってないなんて!》

晶葉《瑞樹、あきはぼむは二つの物質、尿と血液を化合して反応するのだが、化合前に破壊してしまえば被害は出ないはずだ! とりあえず、撃て!》

瑞樹《……っ! FOX2!》

P《まだ…ダメか!?》

瑞樹《…ガンズ! ガンズ、ガンズ!》

P《機銃でも…ダメか…!》





瑞樹《えぇーい、こうなればヤケよ、FOX2!》

晶葉《おい、化合用の爆薬に引火したらどうするつ》
P《のわぁぁぁぁぁぁぉっ!?》



卯月「ば、爆発…した…!?」

穂乃香《けほっ、こほっ…生きてる…大丈夫!》

楓《観客の皆は…!?》





観客「なんかすげー煙だな。それと匂い」

観客「家事とかか? 全く杜撰なライブしやがるぜ」

観客「気のせいだろ」




穂乃香《観客の皆は大丈夫…演出だって誤魔化せそうです!》

楓《瑞樹さんは…瑞樹さん!》

P《瑞樹さん…!》







瑞樹「…ターゲット、撃破、したわよ!」

P《よっしゃぁー!》

楓《良かったです…!》

穂乃香《うぅ、一時はどうなるかと…》

雪美《………良かった………》

瑞樹《…まだ、まだよ。観客の皆に、お別れの挨拶をしてから…!》

楓「…ライブは終わるまでがライブ、ですよね」

穂乃香「…えぇ!」




瑞樹「みんな、どうもありがとう! それじゃあまた、会える日まで! バイバーイ!」







観客「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

瑞樹《…ステージスタッフさん? もう衣装が火を吹きそうだから13番通用口を使ってステージから出るわ…道を開けて貰えるかしら?》

スタッフ《了解。…お疲れ様、川島さん》



瑞樹「はっ、この…脱げた、ふぅ…!」

P「…瑞樹さん!」

瑞樹「あっ、プロデューサーくん…!」

瑞樹「プロデューサーくん、私今下着姿で…」

P「瑞樹さん…瑞樹さん…死んだらどうしようかって…うぅ…生きてて良かった…」

瑞樹(うわー、事務所の皆に見られてるわ…)

P「瑞樹さんが俺のこと好きって言ってくれて凄く嬉しくて…そしたら瑞樹さんが…」

瑞樹「分かった、分かったわよプロデューサーくん。今の君の気持ち、すごーく…わかるわ」

P「…うぐっ、うぅ…」

瑞樹「そういえば…アーニャのこと、ごめんなさい」

P「…へ?」

瑞樹「私がしっかりしてれば、アーニャを死なせずに済んだのに…」

P「あ、瑞樹もしかして…聞いてないんですか?」

瑞樹「…何を、かな?」






P「北海道で、アーニャのビーコン反応が発見されたんですよ!」

瑞樹「本当!?」

───
──




アーニャ「うぅ、やはり北海道の海は冷えますね…」

救難部隊「おーい! アナスタシアさんですかー!?」

アーニャ「ミーニャ ザウート アーニャ! そうですよ!」




アーニャ「今頃、東京はどうなってるかな…へっくしっ!」

───
──



卯月「…あっ、まゆちゃん…」

まゆ「…今日は…仕方ないですね。瑞樹さんに華を持たせてあげます」

卯月「…そっか。偉いね…まゆちゃんは」

まゆ「…今日だけ、ですから…」






P「…さぁ、帰ろう…事務所に」

瑞樹「うん、プロデューサーくん…皆待ってるから…ね」

瑞樹(自分が死ぬ夢を見た)

瑞樹(それも何度も)



瑞樹(だけど私は生き延びた)

瑞樹(自分の悪夢を支配出来た)



瑞樹(その為には向き合う必要が…)

瑞樹(乗り越えなければいけなかった…)





瑞樹「現実の恐怖と言うヤツを、ね…!」




END

実は実際にまゆとかモバマスのアイドルを敵役で出そうか迷ったんだけどその子のプロデューサーが見たら悲しむと思って辞めました
ヘタレですみません


ちひろさんなら裏切っても…とか思ったけどちひろさん好きな人いたら困るんで…

ねぇ
これってシリアスもの…だよな?

>>153
シリアスもののつもりで書いてた
文才無いのは認めるすまんこ

晶葉の作った「チョコレートに媚薬混ぜちゃうぞマシーン」の失敗作ですはい

本来なら「体液とチョコレートを入れると媚薬効果のあるチョコレートが出来上がる素敵マッスィーン」になる予定だったんだけどネジ一本つけ忘れちゃって「その人の心の闇を映し出したクローンを生み出す機械」になっちゃったとかそんな設定

まぁそこはあんまり突っ込まなくてもいいとおもう
実際には本物のまゆが敵になる予定だったんだけど俺自身ままゆ大好きだから出来なかっただけというね…

だからクローンなんて安っぽい設定で誤魔化したという

あ、すまんちゃんと書いてたな。
しかしよくやる気になったな。

>>158
こんなのをよく書く気になったってこと?

よく他の作品のシナリオを当てはめようと思ったなぁって。
個人的にはシナリオ通りにやろうとしてどこかで必ず行き詰って投げちまうから。
批判的に聞こえたなら謝る。むしろすごいと思ってる。

>>160
まぁずっと温めて来たネタだからな…
単純にキャストが決まらなかったのと敵をどうするかで一週間悩み続けただけで

当てはめて書くこと自体は得意だからな
特にモバマスは人材が多いから…適材適所って感じで


一番謝罪しなきゃいけないのはきっとわかるわさんPの人だと思うの…
キャラ崩壊ひど過ぎごめん

他にもアーニャ=ロシア軍とかまゆ=強キャラとかラスボスとかそういうイメージだけで書いてる節もあるからね…

批判だとは思ってないよ
むしろ褒められて嬉しい

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