咏「人生ゲーム?」(289)

代行ID:Y5LbXCbh0

支援

理沙「拾った!」プンスカ

咏「拾ったって……落ちてるゲーム拾って大丈夫なんかね、知らんけど。」

理沙「きっと大丈夫!」

咏「まぁ、のよりんがいいならいいけど……なになに……」

理沙「ベストセラーっぽい。」

咏「ジュマンジの制作陣がお送りするリアリティ溢れる人生ゲーム、」

咏「現実に幻滅したあなた、暇すぎて感覚が麻痺したあなたにおススメ。」

理沙「有名なところが作ったぽい。」

咏「ジュマンジ? 知らんねー……」

(ダメみたいですね)

咏「とりあえず、やってみようか。」

理沙「いろいろなルールがあるみたい!」プンスカ

咏「えーっと……一人用、カップル用、パーティ用……いろいろあるねー。」

理沙「カップル用が気になる!」

咏「一人用の人生ゲームも気になるけど、カップル用ってなんだろうね。わっかんねー。」

咏「せっかく二人いるからやれるけど、私らでやるんかい?」

理沙「まぁ、ゲームだし。」

咏「そうだねー。」

咏「えーっと、なになに? 結婚した状態から始めるのかい。」

理沙「咏ちゃんは俺の嫁な!」プンプン

咏「あー、まぁ構わんけどさー。あとは普通にルーレットまわして遊べばいいのかい。」

理沙「俺、咏ちゃん養う!」

咏「なるほど、男は最初のルーレットで職業マスに止まるんだね。」

理沙「レッツスタート!」

咏「あ、私がまわしていいの? それじゃ、始めましょうかねー。」クルクル

>>13 野依理沙の職業

マッチ売り

咏「出たのは7かー……えーっと……」

理沙「あなたの職業はマッチ売り。カッカと燃えるマッチをかつかつ売って家族を養う……」

咏「……」

理沙「あと8マス進む……」

咏「給料日だね……」

理沙「マッチ売れるか不安!」

咏「あれ? 給料いくらか書いてないぜ?」

理沙「本当!」

咏「これ、どうすr……ってのよりん! 手が煙みたくなってるぜ?」

理沙「咏ちゃんも!」

咏「げぇっ! 本当だ! って、うわっ、ボードに吸い込まれる!!」

理沙「……!」

「「うわああああああああ!!!!!!!! …………」」

―――――――――――――――――――――――――――――

理沙「はっ……!」

理沙「」キョロキョロ

理沙「……ここどこ?」

通行人A「あらやだ。こんなところでマッチ売っている人がいるわ……」

理沙「!」

理沙(手にマッチの入った籠……もしかして、マスに書いてあることが起きてる……?)

通行人B「あぁ、なんてみすぼらしい……」

理沙(このゲームいったいなんなの……?)

咏「ここどこだか、まったくわっかんねー!」

咏「どっかのアパートみたいだけど……わっかんねわっかんねわっかんねわkk」

バタン!

理沙「咏ちゃん!」

咏「あっ! のよりん! のよりん、いったいここはどこなんだよ!」

理沙「……」

理沙「人生ゲームの中!」

理沙「たぶん……」

咏「たぶんって……じゃあ、このゲームはいったいなんなn」

理沙「待って! ボードの文字が!」

給料日 マッチ売り0円

咏「0円って……」

理沙「たぶん……」

理沙「マッチ売らずに帰ってきたせい……」

咏「どういうことだい?」

理沙「普通の人生ゲームとちがう!」

咏「のよりんそれじゃわからないぜ!」

理沙「書かれたことを真っ当する!」

理沙「そうしないとダメ!」プンスカ

咏「あぁ、もう! 結局よくわっかんねーけど、そういう人生ゲームだということがわかったよ!」

理沙「……っ!」

理沙「とりあえず次を回そう!」

咏「……これさ、ルーレット回さなかったらどうなるんだろうねー……」

理沙「たぶん、次の給料日がこない!」

咏「再就職とかは……?」

理沙「本物に沿うなら!」

理沙「そのマスに止まらないと無理!」

咏「あぁ! もうやるしかないんだな!」

理沙「正解。」

理沙「だから、私がまわす!」クルクル

>>26 次のコマに書かれている内容

謎のアラフォーから賭け麻雀を申し込まれる

理沙「7!」

咏「えーっと……謎のアラフォー現れて、お金を賭けた麻雀に人生賭ける。負けたら梁にかけた縄を首にかけねばならなくなる」

咏「はぁ!?」

理沙「でもチャンス!」

咏「まぁ、実際お金がないし、ここでの賭け麻雀は好機かもしれないな……ただ」

咏「相手が誰なのか……?」

バタン

健夜「あの、そろそろ家賃を払ってもらわないとここから出て行ってもらいますよ。」

咏「げぇ! すこやんだ!!」

健夜「払えないなら、麻雀でも構いませんけど」ビクビク

理沙「これは勝てない!」プンスカ

咏「ゲーセンの脱麻みたいな難易度だぜ、知らんけど。」

健夜「あー、3人しかいないので3麻でいいですよ?」

咏「どうするんだよ……これ勝てるのかい?」ボソボソ

理沙「きつい! けど、チャンスはある!」ボソボソ

咏「なにかあるのか!?」ボソボソ

理沙「リオデジャネイロ!」ボソボソ

咏「あぁ、すこやんの数少ない国際戦で2位だったやつだっけ……なるほど……」

理沙「短期決戦しかないっ」

咏「あれはたしか東風戦フリー……短期決戦ならまだすこやんも運に左右されるわけか……それしかないな……」

健夜「あの……3麻でいいの?」

咏「あぁ、構わなぜー。ただし」

理沙「3麻東風戦アリアリで!」

健夜「え。変わったルールだね……まぁ、それでも私は麻雀だったら負けたことがないからいいんだけど。」

理沙(あれ?)

咏(負けたことがない?)

>>33 結果

すこやん判定負け(高齢により)

健夜「じゃあ、ちゃんとした賭け麻雀だし、ちゃんとした審判つけようか。」

理沙「審判?」

咏「こんな違法な賭け麻雀に審判なんかつけていいのかい?」

健夜「何言っているの? 麻雀は借金の返済方法にちゃんと国から認められているんだよ。」

咏「はぁ……」

理沙「麻雀強い人有利すぎる!」プンスカ

健夜「じゃあ、お役所指定の雀荘にいこっか?」

理沙「審判いるなら安心!」

雀荘

お役人「はい、わかりました。この額を賭け金とした麻雀をするのですね。」

健夜「うん、お願いね。」

咏「おもしろい世界だなー、知らんけど。」

理沙「これはわっかんねー。」

役人「それでは、最後に身分の確認をします。名前と年齢、あと生年月日を答えてください。」

健夜「小鍛治健夜、28歳、誕生日は11月7日です。」

役人「はい?」

健夜「え? だから、小鍛治健夜、27歳、誕生日は11月7日ですって。」

役人「……」

役人「身分詐称! 反則!!」

健夜「はい?」

役人「年齢を偽っています!! 反則負けです!!!!」

健夜「なんで!? わたしアラサ―だよ!」

役人「はいはい、詳しい話は署で警察の人が聞いてくれるから。」

健夜「ちょっと待って! 警察の厄介になるのは!」

役人「はいはい、」

咏「……」

理沙「……」

咏「勝った、でいいんだよな?」

理沙「賭け金うめえ!」プンスカ

咏「いや、まぁさ。すこやんと戦わなかったのはよかったけど……」

理沙「戦っていたらわからなかった!」

咏「まぁいいや。それで賞金が50万か……」

理沙「しばらくはなんとかなりそう。」

咏「というか、ガンガン回せば給料とか関係なくね?」

理沙「名案!」

咏「だねー。それじゃあ、次まわそっか。」カラカラ

理沙「あれ? コマが動かない?」

咏「うん? でも今いるマスの文字が変わったぜ?」

理沙「次回のルーレット……半年後……」

咏「……やっべー」

6か月後

咏「やっと……回せるんだよな……」

理沙「マッチ売り苦しすぎる!」プンスカ

咏「あれって、元の話が花売りだろ?」

理沙「旦那が花売りは厳しい!」プンスカ

理沙「当店は良質なマッチのみを取り扱う!」

咏「旦那に水商売させる嫁もひどいもんだよな……」

咏「とりあえず、この生活を打開するためにも早く回そうぜ……」

理沙「……うん。」カラカラ

>>42 次のマスに書かれていること

ksk

理沙「元気なベイビー、二人の生活にハッピーをデリバリー……」

咏「子供って……どうやって作るんだよ!?」

理沙「iPs細胞……?」

咏「あれって、手術費いくらかかると思ってるんだよ!?」

理沙「我が家にそんな余裕ない!」

咏「育児費も余裕ないぜ! この先の生活わっかんねー!!」

理沙「でも、次のルーレット1年後!」

咏「本当にどうなるんだよこれ!」

理沙「とりあえず!!」

理沙「試してみる?」プンスカ

咏「!」

ついでにこのレスのコンマ下2桁×60がのよりんのマッチ売り6か月分の給料

コンマ下2ケタ×6000の間違いでした

4ヶ月後

理沙「ただいま! 疲れた!」プンスカ

咏「あっ、のよりんおかえり……」

理沙「マッチ売りじゃ仕事後のビールもない!!」

咏「あのさ、のよりん。ちょっと話があるんだけど……」

理沙「?」

咏「できちゃった……」

おめでたですね

理沙「え?」

咏「だから、できちゃったみたい……」

理沙「なにが!?」プンスカ

咏「赤ちゃん……」

理沙「」

咏「あれ? のよりん大丈夫?」

理沙「これは笑うしかない!」ケラケラ

咏「なんでだよ!?」

理沙「よくできたゲーム!!」ケラケラ

咏「ゲームって……本当に赤ちゃんが腹ン中にいるんだぜ?」

理沙「知らんけど?」

咏「いや、病院行ってエコーで見せてもらった。たしかにいるんだよ……」

咏「私たちの子が……」

理沙「……」

理沙「……うん!」

理沙「おめでとう!!」プンスカ

咏「ありがと……///」

すげえな

さらに6ヶ月後

産婆さん「咏さん! 頑張って!!」

咏「ひっひっふー……ひっひっふー……」

理沙「咏ちゃんふんばれ!」プンスカ

咏「……うんっ! っひっひっふ……」

産婆さん「頭が見えてきましたよ! もうちょっとだから!」

咏「っうん……! うっ……!」

おぎゃー! おぎゃー!

産婆さん「おめでとう! 元気な女の子ですよ!」

咏「はぁ……はぁ……」

理沙「咏ちゃん。」

理沙「お疲れ。」プンスカ

咏「どうも///」

――――――――――――――――――――――

咏「のよりん、信じられるか? この子私たちの子だぜ。」

理沙「……」

咏「それでさ……のよりん。私、この子の名前考えていたんだけど……」

理沙「……どんなの?」

咏「えり、ってつけていいかな……?」

理沙「……」

咏「っ! すまんね! この子は私たちの子だな! 二人で決めよう!」

理沙「違うっ!」

咏「!?」

支援

理沙「咏ちゃんは辛い!」

理沙「でも、言うなら今!」プンスカ

咏「な、なにがだい……?」

理沙「咏ちゃんはゲームに呑まれてる!」

咏「……?」

理沙「咏ちゃんがおなか痛かったとしても!」

理沙「これはゲーム、現実じゃない。」

理沙「それに、元の世界の人の名前を付けてる!」プンプン

咏「……」

咏「何か大事な話しようとしているのはわかるから、落ち着いてゆっくり話な……」

理沙「……うん」

理沙「針生さんの名前つけてる時点で元の世界に未練がある。」

理沙「だけど、このゲームの中でその名前を子供につけたら、」

理沙「咏ちゃんはこの世界で満足して、元の世界に戻れなくなる。」

理沙「ここはあくまでゲーム。体感してるだけ。」

咏「でも、実際に私はおなかを痛めて産んだんだぜ! それにこの子の命も、今ここにあるわけで!!」

理沙「残念だけど、あくまでゲームのキャラクター。それに……」

理沙「もう、元の世界に戻って、針生さんに会いたくない?」

咏「……」

咏「でも、私にはのよりんがいれば……それにここもある意味現実。ここで終わる人生もアリだろ?」

理沙「じゃあ、はっきり言う。」

理沙「私はこのゲームから悪意を感じる。直感的なものだけど」

理沙「勝負師の直感は五感と同じだって私は信じてる。」

咏「……」

理沙「だからここから出ることを考えよう?」

咏「じゃあ、この子はどうするのさ……」

理沙「ここはリアリティ溢れるエキサイティングなゲーム! 育児シミュレーションとして楽しもう!」

理沙「だから名前は安価ね!」プンスカ

咏「え」

理沙「安価!」プンプン

>>63

ksk

すこや

理沙「すこやで!」プンスカ

咏「元の世界の人間じゃねえかよ!?」

理沙「アイリメンバー!!」

理沙「小鍛治さんにフルボッコされた数々の麻雀!!」プンスカ

咏「うわっ……怒ってる方のプンスカだ……相当恨んでる……」

理沙「この子は元の世界へ戻るための楔!!」

理沙「小鍛治さん絶対許せない!!」

理沙「すこやちゃーん! 周りから好かれる子になってね!!」べろべろばー

すこや「すー……すー……」

前回のルーレットから1年経過

咏「ついにルーレット回せる日になったな……」

理沙「生活費がきつすぎる!!」

咏「ここでダメなら、約束手形も見えてくるぜ……」

すこや「うわーん!!」

咏「あっ、すこやんが泣いてる。この時間じゃおっぱいかな?」

理沙「咏ちゃんの貴重な授乳シーン!!」ケラケラ

咏「のよりんもたまに吸ってるだろ! 私はいいからルーレット回して!」

理沙「任された!」カラカラ

>>69 次のコマに書かれていること ついでにこのレスのコンマ下2桁×12000がのよりんの1年分の給料

>咏「のよりんもたまに吸ってるだろ! 私はいいからルーレット回して!」

問題発言キマシタワー



給料があんまりにもあんまりなので宝くじが当たる

すこやが幼稚園に入学

理沙「……」

咏「のよりーん。何が書いてあった?」ゆさゆさ

すこや「すーすー……」

咏「年月は光陰矢の如し、かわいいベイビー幼稚園。友達100人できるかな? ……って」

咏「この子まだ0歳児なんだけど! どうやって幼稚園はいるんだよ!? わからんわ!!」

理沙「あー」

理沙「約束手形かー」

理沙「何枚切ろうかなー……」

次のルーレットは5年後

5年後

すこや「バスがきたー。パパ―、ママー。いってきまーす!!」キャッキャ

咏「……いってらっしゃい。」

理沙「マッチ売ってくる……」

咏「いってらっしゃい……すまんね。私も内職とか賭け麻雀とかできればいいんだけど……」

理沙「マスに書かれたこと以外の収入は」

理沙「あきらめよう……」

咏「うん……いや、借金100万で5年は頑張ったと思うよ……」

理沙「ごめん……稼ぎ悪くて……」

咏「しょうがないよ……知らんけど……」

理沙「……」

咏「……」

理沙「いや、入園できてよかった?」

咏「うん……追い返されたりしなくてよかったよ……マスに書かれていることが実際に起きてよかったな……」

理沙「……知らんけど。」

咏「……」

咏「そういえば、今日の昼くらいだっけ。ルーレット」

理沙「あー……代わりによろしく……」

咏「わかった……」

>>75 次のマス ついでにのよりんの5年分の収入 コンマ下2ケタ×12000×5

kskst

転職

理沙(この5年間収入0はみじめすぎる……)

理沙「マッチいかが……」

通行人「みすぼらしい! こっち話しかけないで!!」

理沙「……」

理沙(今日も売れなかった……帰ろう……)

理沙「はぁ……」テクテク

まさに人生の転機

理沙「ただいま……」

咏「あっ! のよりん、おかえりだねー!!」

理沙「?」

理沙「……あぁ。ルーレット。」

理沙「何が出た……?」

咏「転職だってよ!!!」

理沙「!」

理沙「何に!?」プンスカ

>>81 のよりんの新ジョブ

kskst

咏「マッチ!!」

理沙「」

咏「よかったなー……マッチ売りがマッチになれて……」グスグス

理沙「マッチって」

理沙「なんだよ!?」

すこや「ふぇ!?」

理沙(マッチってなにするんだろう……)

理沙(タレントの? でも、タレントならタレントっていう職業あるし……)

理沙「……」(じっと手のひらを見る

理沙(もしかして……)

シュッ ボッ

理沙「!」

理沙「燃えた!」プンスカ

理沙(すごい! 指をこすり合わせたら指が燃えた! しかも熱くない!! これだったら儲けられるよ!!)

理沙「……」

理沙「どうやってだよ!?」プンスカ

理沙「私自身がマッチになることだったんだ」

路上

理沙「……」

通行人「お、いつものマッチ売りじゃねえか。ちょうど火を切らしてたんだ。マッチを売ってくれないか?」

理沙「マッチない!」

通行人「ないのかよ! くそっ、使えねえな。いつもきたねえ格好しやがって、目障りなんだよ!」

理沙「火はある!」シュボッ

通行人「!?」

通行人「おい、なんだ手品か!? でも指に直接火がついてるな……どうなってるんだ?」

理沙「タネも仕掛けもない!!」

芸人として売ろう(提案)

その後

司会「それでは次は野依理沙さんのファイアーマジックです! どうぞ!!」

理沙「……」プンスカ

理沙「フライパンだけで卵焼く!」

シュボッ ボォッ

客「きゃー!!! 腕が燃えているわ!!!」「あれは熱くない炎を使っているんだろ?」
  「でも、卵があんなにいい音を立てて焼けているわ……」「あれは間違いなく炎だ……」

すこや「きゃー! パパかっこいい!!」

咏「マッチ売りからこんな大舞台に立てるようになって……」グスッ

理沙「……」

咏「のよりん……立派なマッチになって……のよりんは我が家の大黒柱だぜ……」

理沙「……」

理沙「正気になれ!!」バシィ

咏「いたぁ!! わっかんねー、なんで殴られたかわっかんねー!!」

理沙「マッチという職業は……ない!!」

理沙「早く終わらそう!」

理沙「正気度が減る!!」

咏「あぁ……そうだねー……またゲームに呑まれていたわ……」

>>97 次のマス

二人とも男になる

理沙「回す!」クルクル

咏「6か……えーっとなになに……」

理沙「人生の転換期は性の転換期。男になって退屈な生活に新しい展開を。レッツ男子ング……」

咏「は?」

理沙「性転換!!」

咏「期間は!?」

理沙「書いてない!」

咏「次のルーレットは!?」

理沙「また5年後!!」

咏「」

翌朝

咏「ん……朝か……」

理沙「おはよう!」

咏「あ、先起きてたん? おはよう。」

理沙「まずトイレ行ってくるのおススメ。」

咏「え」

理沙「いってらっしゃい」

咏「マジで?」

―――――――――――――――――――――――――

咏「……」

理沙「ようこそ男の世界へ」プンスカ

咏「最悪……」

理沙「どうだった?」

咏「自分の見て、これ、たったって言うのかな……? 最悪だわ……」

理沙「wwwwwwwwwwwwwwwww」

すこや「ママー、パパー、おはよー!!」

咏「あ、すこや。おはよう。でも、もうママじゃなくてパパなんだ……」

理沙「私は前からパパだったけど!」プンスカ



咏「……」

理沙「しばらくは控える?」

咏「いや、この体に慣れなきゃいけないんだし……やってみるだけやってみようぜ……知らんけど……」

理沙「レズはホモ」

咏「どうすんだろ……挿れるって……挿れる場所ってあそこだろ?」

理沙「最初は手とか」

咏「あとは……口?」

咏「いや、いきなり口は無理だわ……わっかんねー」

理沙「とりあえず、触る!」

咏「んっ……!」

理沙「でっかくなった。」サワサワ

咏「のよりん……あんまりいじらないで……慣れなくて……我慢できない……!」

理沙「え?」

咏「うっ……!」

理沙「は、早い!」

咏「ふぅ……」

理沙「へー、本当に出た!」サワサワ

咏「あっ……! もう、無理!! やめてっ、もう触らないで!!!」

理沙「……」

理沙「早ええ!!」

エロとは珍しい

その後

理沙「ただいま!!」

すこや「おかえりパパ!!」

咏「おー、のよりんおかえりー。」

理沙「男は仕事捗る!」

咏「あー、体力があるからねー。」

理沙「そう。」

咏「ぶっちゃけこっちも特に困ることないし、夜くらいか……」

すこや「ママ、なにを困っているのー?」

咏「/// 大丈夫、何も困ってないぜ!?」

5年後 すこや10歳

理沙「ルーレット!」

咏「問題の日が来たか……」

理沙「女に戻るか!」プンスカ

咏「どうだろうねー……」

咏「とりあえず回してみるぜ?」

理沙「よろしく!」プンスカ

>>110 次のマス  あと、のよりんの収入が安定したため収入決定は省略

今度はのよりんがママになって第二子出産

咏「えーっと、訪れる幸せの音。セカンドベイビーの誕生まで秒読み。」

理沙「第二子おめでとう!!」

咏「でも、今度は両方とも男だぜ……? これはさすがにどう産むのかわっかんねー!!」

理沙「大丈夫!」

理沙「最近は男でも妊娠できるらしい。」

咏「どこ情報だよ! 知らんけど。」

理沙「非常に怪しい情報!!」

翌朝

咏「ん……朝か……」

理沙「おはよう!」プンスカ

咏「あぁ、先に起きてたんだねー。おはようのよりん。」

理沙「最初にトイレに行くことをおススメ!」

咏「!」

咏「まさか、女に戻ってるんかい! だったら、トイレなんて行かなくてもここで確認すr」

咏「……」

咏「のよりん、冗談がきついぜ……なんにも変ってないけd」

理沙「」

理沙「私だけ!?」

咏「マジかよ!? のよりんは女に戻ったの!?」

理沙「戻った。」

咏「それも冗談じゃないだろうねー。」

理沙「本当。ほら」ぱさっ

咏「……」

理沙「……なぜに無言?」

咏「ふへへwww」

理沙「!」

理沙「朝はやめよう!!」

5ヶ月後

理沙「気持ち悪い! 死ぬ!!」

咏「まぁ、なんの問題もなくのよりんがおめでたなんだけど……」

理沙「隣の家がカレー! 死ぬ!!」

咏「つわりひどそうだねー……私のときはそうでもなかったけど……」

すこや「パパ、じゃなかったママ。大丈夫?」

理沙「すこや……!」

理沙「うん、絶対元の世界に戻って小鍛治さんに復讐する!!」プンスカ

咏「うわぁ、マジプンスカだ……ここに来てもゲームから出ること忘れてないぜ……心強いなー……」

のよりんの貴重な出産シーン

理沙「ぐあぁ……あぐぅ……」

産婆さん「理沙さん! ひっひっふーですよ!!」

咏「これ出産じゃねえよ……断末魔だよ……」

理沙「痛いぃ……小鍛治ぃ……許さねぇ……」

咏「出産の痛みをすこやんのせいにしてるぜ……一応だけどすこやんそこまでひどいことしてないからな?」

理沙「産みの苦しみぃ! は! 恨みの苦しみぃ!!」

おぎゃー おぎゃー

産婆さん「……あ、無事産まれましたよ。」

咏「そりゃ、産婆さんもおめでとうとは言えないわな。」

なんだこれ







なんだこれ

―――――――――――――――――――――――――――

理沙「フフフ、私の子!」

咏「フフフじゃねーよ!? あれが感動的な生命の誕生のシーンだとは思いたくねーよ!?」

理沙「辛さに負けたくなかった。」

咏「あぁ、すこやの出産のときも自分で言ってたからな。」

咏「で、どうだい。自分がお腹痛めて産んだ子をゲームのキャラクターと思えるかい?」

理沙「思えない!」

咏「……」

理沙「でも、割り切らないとダメ!」

咏「のよりんは強いな。で、名前はどうするんだい?」

理沙「>>124!」プンスカ

詩子

天使(エンジェル)

理沙「天使-エンジェル-!」プンスカ

咏「は?」

理沙「エンジェル!!」

咏「マジで言ってるの?」

理沙「まじまじ、大マジ。」

咏「あー。天使みたいな子になってほしいって?」

理沙「違う!」

理沙「天使になってほしい!」

(なにいってんだこいつ……)

咏「はぁ? 自分の子に死ねって言ってるのかい?」

理沙「……広義的には」

咏「意味がわからんねー。おふざけがすぎるとさすがに怒るぜ?」

理沙「長くなる!」プンスカ

咏「また言いたいことがあるんかい。いいよ、聞くから。」

理沙「私たちはこの世界からでなくちゃならない。」

理沙「そして私たちがここから出たら、たぶんこの世界はなくなる。」

理沙「そうしたら、この子たちはどうなる?」

理沙「せめて元の世界でも心の中で生き残ってほしい。私たちの思い出。」

理沙「そんな思い出が私たちのこれからにとっていいものであってほしい。天使であってほしい。」

理沙「だからエンジェル。」

まさかの( ;∀;)イイハナシダナー

咏「……」

理沙「しゃべるの疲れた!」プンスカ

咏「……こじつけっぽいね。」

理沙「!」

咏「本音は?」

理沙「ネタで流行りのネームつけたかった?」

咏「のよりんは命に謝れ!!」バシィ

理沙「お産後の体!」

名前は天使-エンジェル-で役所に申請しました

のよー

前回のルーレットから1年経過 すこや11歳 エンジェル0歳

咏「さて……いつになったら終わりが見えるんだろうね。」

理沙「子供が自立したくらい!」

咏「あと10年はかかるのか……」

理沙「次回そう!」

咏「そうだねー。」クルクル

>>133

家族麻雀ですこや覚醒

咏「えーっと……キッズの成長期に気付いてしまう。あまりの驚きに心に傷がつかないように。」

理沙「成長期はすこや?」

咏「うーん。どうなるんだろうかね……文だけじゃわからんねー。」

理沙「次のルーレットが2年後。」

咏「それまでに起きるというわけかい。」

1年半後 すこや12歳 エンジェル1歳 咏36歳

すこや「パパー! ただいまー!」

咏「おーおかえりー。」

すこや「パパー。私ねー、麻雀部に入ったの!」

咏「へぇ……麻雀部にねー。」

すこや「へへへ、まだ全然へたくそだけど、いつか強くなりたいなー。」

咏「……」

咏「実はパパも昔麻雀やってたんだぜ?」

すこや「そうなの!? 強かったの?」

咏「それなりだねー。」

すこや「じゃあ、ママは!?」

咏「のよりんもやってたよ。のよりんもそれなりに強いぜ。」

すこや「そうなんだ! パパとママも麻雀やってたんだー……」

すこや「ねぇ、パパとママと麻雀打ちたいな。」

咏「あー、いいんじゃねーかなー。」

咏(まぁ、私たちの子だし、あんな化け物みたいな麻雀はならないだろう。それに麻雀覚えたてみたいだし)

すこや「やったー!」

理沙「ただいまー」

咏「おかえりー」

すこや「おかえりなさい!」

すこや「ママ、私麻雀部に入ったの!」

理沙「麻雀! 私も麻雀得意!」

すこや「うん! パパから聞いた! それでパパとママと麻雀打ちたいなーって。」

理沙「無問題!」

すこや「やったー!」

理沙(まぁ、小鍛治さんみたいにはならないだろう。)

咏(麻雀かー。久しぶりだねー。現役復帰したときのことも考えてちょっと肩慣らししておくか。)

咏「親は私からだねー。」スッ

咏(すこやは麻雀覚えたてだし、手を抜いても本気出しても変わらないだろうね。ちょっと親の威厳を見せておくかねー。)

咏「」ゴッ

理沙(咏ちゃん本気だ……大人げない……でも私もいいところ見せないとすこやからの印象が……)

理沙「」ボッ

咏「いやいやいやいや、物理的に炎出すなよ。牌が焼けるぜ、知らんけど。」

理沙「一度やってみたかった!」ゴッ

すこや「……」

名前が生んだ悲劇か

7順目

咏「ツモ、12000点オール。」ゴッ

理沙(日本代表チームの先鋒だけあって強すぎる……)

すこや「……」

咏「よし、二本場だねー」タン

理沙「負けない!」タン

すこや「……」

咏「どうしたすこや? すこやの番だぜ?」

すこや「いや、パパとママがすごく強いから私もがんばらないとなって思って、」

すこや「よーし、気合入れるぞー!」ゴォッ

咏・理沙「!!??」

対局終了

すこや「うーん……裏目が多いなー。やっぱりまだへたくそだー。」

咏(たしかに裏目は多かった。異常なほどに……)

理沙(毎局最初の6順で2面子河に出るってどういうこと……? ちゃんと引ければ6順以内にほとんどテンパイ……)

咏(あぁ……そういえば忘れていたけど、マスに書いてあったなぁ。)

理沙(心おられないようにってこういうことだったのか……)

前回のルーレットから2年後 すこや13歳 エンジェル2歳

理沙「ちくしょう、小鍛治さんめ……私たちのかわいいすこやが!」プンスカ

咏「いやいやすこやん関係ないから……」

理沙「麻雀の練習もしよう!」

咏「そうだねー。そろそろ復帰後のことも考えようか。」

理沙「よし!」

咏「今回のルーレットだねー。のよりん頼んだよ!」

理沙「お任せあれ!」クルクル

>>147

エンジェルおもむろに立ち上がる

エンジェルが、現実世界からゲームの力で拉致られたはやりんであることが発覚

理沙「あなたの子は誰の子?知らない子?知ってることは友人のこと。」

咏「こわっ!」

理沙「もしかして、病院ですりかえ!?」

咏「ありえそうで怖いわ!?」

理沙「でも、次のルーレットは4年後!」

咏「わかるのは4年以内ということかい……しらんけど。」

咏「心臓に悪いから早くわかってほしいねー。」

3年後 すこや16歳 エンジェル5歳 咏ちゃん四十路

天使「のよりんー、うたたーん。」

理沙「あっ、のよりんじゃない! ママ!」

理沙「ママって言いなさい!」プンスカ

天使「のよりんー。」

理沙「もう!」プンスカ

天使「のよりんはのよりんだヨ☆」

理沙「!」ゾワッ

この五歳児キツい……

天使「エンジェルはエンジェルだけど☆エンジェルじゃないんだよ♪」

理沙「……」ゾワワ

理沙「咏ちゃーん!」

天使「のよりんはママだけどエンジェルにとってはやっぱりのよりんかなー?」

咏「おー、のよりんなんだいー?」

理沙「天使が……きつい!」

咏「はぁ? きついってなにが?」

天使「思ってたけどー、うたたんは何年経ってもうたたんだね☆ エンジェルもちょっとうらやましいかな?」

咏「……」ゾワワ

咏「きっつ!」

天使「それでも、エンジェルはいつになっても永遠の17歳だけどネ☆」

理沙「……っ!」

理沙「(28)さんだ……」

咏「(28)さんって……誰だっけ? わっかんねー思い出せねー。」

理沙「瑞原はやりさん……」

天使「!!」

天使「そう! 思い出したよ! エンジェルは本当はエンジェルじゃなくてはやりなんだ!」

天使「のよりんありがと☆」

理沙「私のかわいい天使が……!」アワワ

はやり「だーかーらー。違うんだって! はやりはエンジェルだったけどやっぱりはやr」

咏「ええい! まどろっこしい!! 何が言いたいんだよ!?」

はやり「もう、せかさないで欲しいな(プンプン はやりもこの人生ゲームやっていたんだよ☆ 二人みたいにー。」

理沙「えっ。」

咏「私たちみたいということはやっぱり相方がいたんかい?」

はやり「えへ♪ 一人用だったけど☆」

咏「あ」

理沙「あ」

理沙「すいませんでした!」

咏「それがどうして私たちの子どもになってるんだい?」

はやり「うーん……わかんない☆」

理沙「」イラッ

はやり「雪山で遭難とかいうマスが出て、そのまま……ネ♪」

咏「えぐっ……」

理沙「孤独のまま、寒さと飢えで……」

はやり「やだー! 暗い顔しないでっ! こうして二人に会えたんだからさ☆ これってすごい偶然だと思うの。だってはやr」

咏「やっぱり、ちゃんとマスに従わないと死ぬこともあるんだな……」

理沙「ゲームの一線を越えた!」

1年後 すこや17歳 はやり5歳

はやり5歳

咏「そろそろ終わりも見えてきたということでいいのかねー……知らんけど。」

理沙「ラストは最後の選択→子供が自立→破滅級のマス→ゴール。」

理沙「のはず!」プンスカ

はやり(5)「はやりも自立しなくちゃダメなのかな?」

理沙「君は……一人で生きていけるっ!」

はやり(5)「やだー二人に甘えたーい☆」

はやり「じゃあ、このボード隠しちゃおうかなー……」ちらっ

咏「あ?」

理沙「あ?」

はやり「もーう、冗談だって☆ あーあ、お約束なのになー♪」

理沙「かわいい天使は死んだ!」

>>166
咏「当初の予定通り天使になったな……」

理沙「次をさっさと回そう!」クルクル

すこやが担任の先生である針生えり先生に恋心を持つ

理沙「我が子の憧れの子はかつての恋心。嫉妬に身を焦がされるか恋慕に焦がれるか。」

咏「また、我が子系か……心臓に悪いわ……」

理沙「実際悪かった!」プンスカ

咏「で、次のルーレットはいつだい?」

理沙「1年半後!」プンスカ

はやり「もしかしたら、はやりが恋をしちゃうのかも☆」

咏「……」

理沙「いつ結婚してもいいやで?」

はやり「やめて!」

1年後 すこや18歳 高校卒業

卒業式 終了後

咏「すこや卒業おめでとう!」グスッ

すこや「ありがとうパパ!」

咏「この後はどうするんだい? 一緒に食事にでもいくかい?」

すこや「んーん。ちょっと友達と最後のお別れをしたいから。」

咏「そうだよな。じゃあ、家の方でごちそう用意しておくから。」

すこや「うん! 楽しみにしてるね! じゃあ、ちょっと行ってくるから!」

咏「……」

咏(最後にすこやの友人の顔でも見てみるかな……なんだかんだで高校の友人ってその後も付き合いあるもんだし……)

咏(あっ、いたいた。ん? なんで校舎の裏に周っていくんだろう……?)

咏(もしかして告白とかするのかねー……見ちゃ悪いような気もするけど……)

咏「こっそりならいいよな……」

咏「」ソッ

えり「すこやちゃん……」

すこや「えり先生……」

咏「!」

咏(えりちゃん……?)

すこや「私、卒業しました! もう、生徒と教師の関係じゃありません! あの、私と付き合ってもらえますか?」

えり「……」

咏「……」

咏(あぁ、前に出たマスの意味ってこういうことだったのか……)

えり「すこやちゃん……実際は4月1日になるまであなたは高校生なんです……」

すこや「えっ、そうなんですか!?」

えり「だからそれまで返事は待ってもらっていいですか?」

すこや「……!」パァァ

すこや「はいっ!!」

咏「……」

咏(……はっ! そうだ、早くここを離れないと……!)

咏「えりちゃん……この世界にもいたんだね……」

―――――――――――――――――――――――――――――

咏「……」ガチャ

理沙「おかえり!」

咏「あれ? 仕事は?」

理沙「すこやの卒業式! 早く切り上げてきた!!」

咏「そっか……」

理沙「……」

理沙「……またか!」プンスカ

咏「え?」

理沙「咏ちゃんが女の顔をしてる!」

はやり「えー、ほんとだー☆ 恋する女の顔してるー! 浮気はいけないんだぞー!!」

咏「えっ……マジで?」

理沙「わりと。」

理沙「大抵ゲームに呑まれている時に!」プンスカ

咏「あっ。」

理沙「知り合いにでも会った?」

咏「……」

理沙「……そう。」

理沙「ちなみに誰?」

咏「……えりちゃん。私らがこのゲームを始めたときとなんら見た目変わってなかった……」

理沙「そっか……」

咏「今回はあまりいわないんだね……?」

理沙「咏ちゃんの針生さんへの思いは否定できない。」

理沙「その思いが咏ちゃんが元の世界に帰りたい理由だから。」

咏「……」

理沙「……」

咏「本当はもっと言いたいことあるんだろ?」

理沙「……」

咏「言っていいよ……」

はやり(これはうたたんはのよりんに止めてもらいたいんだね……)

はやり(理由なんてどうでもいい、20年一緒に夫婦生活を共にしたのよりんに止めてもらいたいんだ……)

理沙「……」

はやり(のよりんはそれに気づくかな……?)

理沙「……っ!」

理沙「じゃあ、言うよ!」

理沙「まず、最初の方に小鍛冶さんが出てきたときがそうだったけど、この世界の私たちの世界の人物は」

理沙「微妙に設定が違うんだよ。だからその針生さんももちろん本物じゃないし、偽物っぽさをどこかに持ってる。」

理沙「だからその針生さんに満足することは完全に妥協だし甘え。」

理沙「あと、昔のまんまの針生さんとか言っていたけど咏ちゃんはもう42。厄年。」

理沙「咏ちゃん、見た目変わってないけど年齢差考えて。」

理沙「最後に咏ちゃんが女の顔してた時に笑いそうになっちゃったけど、咏ちゃん今性別男だよね!」

理沙「女々しい!」プンスカ

咏「」

はやり(予想以上にフルボッコだったよ☆)

咏「じゃあ、どうすればいいんだよ!?」

理沙「笑って受け止めよう!!」プンスカ

はやり「そうだよ☆ 雪山で死んじゃう人もいるくらいだし、これぐらいのマスはギャグだって!」

理沙「あ」

咏「……そうですね。すいません……」

はやり「ジョークだよ!? 笑っていいんだからね!?」

理沙「雪山で遭難しちゃったはやりさんの前で女々しいことはダメ!」ボソボソ

咏「そうだねー。私が間違っていたよ。」ボソボソ

はやり「はやり気にしないゾ♪」

さるさん多くなってきたんで休憩挟んで9時ごろから再開します

すいませんでした

咏「さてどうするかな。」

理沙「咏ちゃんしだい!」プンスカ

理沙「さみしい?」

咏「……」ジーッ

理沙「?」

咏「うんにゃ、ぜーんぜん。」

理沙「よかった!」プンスカ

咏「私にはのよりんがいるからね」ボソッ

理沙「? なにか言った?」

咏「なんにも?」

すこや「ただいまー。」

咏「おー、おかえりー。」

理沙「卒業おめでとう!!」プンスカ

すこや「ありがとう!」

理沙「これプレゼントね!」スッ

咏「私からもあるぜ。」

咏「……すこや、いい卒業式だったかい?」

すこや「……うん。」コクン

咏「……そっか。だったら私も幸せだ。」


はやり「咏ちゃん大人になったね☆」

理沙「見た目そのまんまなのにね!」プンスカ

そこから半年後 すこや18歳 はやり7歳

咏「さて、最後も近くなってきたぜ! 知らんけど」

理沙「ルーレットをまわそう!」プンプン

咏「おう! 私がまわしていいねー?」

理沙「どうぞどうぞ!」

咏「おーけー、よーし、ラストに向けてー……ん?」

理沙「コマが勝手に動く!」

咏「止まった……決算日?」

理沙「あの日!」

理沙「この日までに借金返せなかったら!」

理沙「開拓地行き!」

理沙「地下行き1016年っ……!」プンスカ

咏「そうなの? でも、のよりんが頑張ってくれたから借金ないし。」

理沙「あとは、子供が自立する!」

咏「そういえばそんな話もしてたねー。すこやとついにお別れか。」

理沙「さよならはやりんっ……!」

はやり「はやりは二人について行くよ!? ここから出たいもん!!」

咏「だよなー。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

すこや「あのね……パパとママに会ってもらいたい人がいるんだけど……」

咏「なんだい? 彼氏かい?」

すこや「……うん。」

咏「……」

すこや「次の日曜日に家に呼んでもいいかな?」

咏「……」

理沙「オッケー!」プンスカ

すこや「ホント!? ありがとう!! じゃあ、次の日曜日ね!!」バタバタ


咏「のよりん軽すぎじゃね? 知らんけど」

理沙「こんなもん!!」

日曜日

えり「お邪魔します。野依さんのお父さんとお母さん、おはようございます。」ペコリ

咏「おぉ……すこやの彼氏って高校の時の先生だったのか(棒」

理沙「……ww」プルプル

咏「なんだい、すこやが学生の時から付き合っていたのかい(棒」

えり「いえ、お付き合いを始めたのはすこやさんが卒業したあとです。」

咏「そうか、だったらよかったよ。むしろこっちとしても先生みたいな誠実な人がすこやの彼氏でよかった(棒」

咏「なぁ、理沙?(棒」

理沙「……www」コクンコクン

はやり「何がおもしろいの?」ボソボソ

理沙「あの白々しいしゃべりwww」プンプン

えり「それで、お義父様とお義母様にお話があります?」

えり「娘さんと結婚させてください!!」ぺっこりん

咏「お前にお義父様と呼ばれる筋合いはない!!!」

えり「!?」

理沙「ぶっふぅぅぅぅぅぅwwwwwwwwwwww」

理沙「……wwwww」ダンダンダンダン(必死に床を叩く

咏「あー。台無しだよのよりん。せっかく一度言ってみたかったのに。」

理沙「ごめんwwwww」

えり「えっ、あのー、結婚の件はどうなのでしょうか?」

理沙「おっけーおっけーwwwwww」ケラケラ

えり(何なんだろうこの夫婦……)

予期せぬ大長編になったな

―――――――――――――――――――――――――――

咏「さて、すこやも嫁に行ったし、あとは……」

理沙「最後のルーレットのみ!」プンスカ

咏「破滅級のマスが揃っているんだっけ?」

理沙「そう!」

咏「下手したら死ぬこともあり得るわけか……のよりん、回すのやってもらっていいか?」

理沙「任された!!」プンスカ 

>>225 最後のマス

ゲーム延長
孫が生まれ育つまで

理沙「楽しいゲームが終わるのは忍びない。まだまだ続くよどこまでも……」

咏「どういうことだい……?」

理沙「ゴールするために最後にルーレット回す!」

理沙「それが25年後……」

咏「私が67歳かよ!」

理沙「このタイミングはきびしい!」プンスカ

咏「あぁ……100km砂漠を踏破した後に、もう30kmと言われた気分だね……」

理沙「精神がもたない……」

咏「あと25年……精神を保てるか……?」

3年経過 咏45歳
咏「のよりーん、孫が産まれたってよ! 初孫だよ!」
理沙「……っ。よかった!」プンスカ

5年経過 咏47歳
はやり「今日で小学校も卒業、か……はやりさびしくなっちゃうな☆」
咏「正直、人生2週目ってイージーモードじゃね?」
はやり「そんなことないぞ♪」

6年経過 咏48歳
えり「双子の女の子が産まれました。」
すこや「ほら、おばあちゃんたちに挨拶しなー」
咏「へへへ、かわいいなー。」

8年経過 咏50歳
はやり「今日から高校生だぞ☆」
理沙「……」

11年経過 咏53歳
はやり「高校卒業したら、はやりアイドルになりたい!」
咏「……いいと思うぜ?」

15年経過 咏57歳
理沙「もう、中学生!!」プンプン
咏「ん? あぁ、すこやの長女が今年そうだねー。」

18年経過 咏60歳
咏「今までお疲れ様。」
理沙「マッチ引退してもマッチなままなことには変わりない!!」プンスカ

20年経過 咏62歳
理沙「あと5年!!」
咏「ん? 何がだい?」
理沙「……」

21年経過 はやり(28)
理沙「いつ結婚してもいいんだよ?」
はやり(28)「……」

22年経過 咏64歳
理沙「浦島太郎が心配!!」
咏「ん? 浦島太郎?」
理沙「……」

24年経過 咏66歳
咏「いろいろなことがあったねー。のよりんと一緒でいい人生だったと思うよ。」
理沙「……うん。おもしろかった。」
理沙(私は忘れない。私たちの目的を……)

25年経過 咏67歳 はやり32歳

咏「孫たちもみんな嫁に行けてよかったねー」

理沙「しっ!」

はやり「……」

咏「あっ、すまんね……でも、ほらタレントとして頑張ってるじゃないか……立派だと思うぜ?」

はやり「……」チラッ

咏「うわ……死んだ目を向けるだけだ……」

理沙「正直どうでもいい!!」

はやり「……」

アイドルなんかやるからだろ!記憶あるんだから学習しろよ!



はっやりーん

理沙「今日の本命はこれ!!」バン

咏「あっ、人生ゲーム。」

理沙「正直忘れていた?」

咏「うん……人生満喫してたねー……」

理沙「で、また話がある!」

咏「おー。しかし、いつぶりだろうね、のよりんの長台詞。」

理沙「時間ばっかりいっぱいあったからいろいろ考えた!」

理沙「たぶんこのゲームの終りはゴールではない!」

理沙「まぁ、いろいろ考えたんだけど!」

理沙「ゴールしてみないとわからないこともあるから、とりあえず回そう!!」

咏「あぁ、そうなの? 別にかまわんけど、知らんし。」

理沙「ゴールしたら戻れるという可能性もなくはない!」

咏「そうだねー。よし、じゃあ私がまわすよ。」

理沙「頼んだ!」

咏「そーれ……7!」

三尋木咏、野依理沙、43年の歳月をかけてついにゴール!!

咏「うわっ……なんか、ふざけて買った骨董品がすごく高騰してる……」

理沙「そうやって大富豪になる!!」プンスカ

咏「これ……次の3代は遊んで暮らせる額になるぜ? 知らんけど。」

理沙「大富豪の豪邸買おう!!」

咏「うん。こんだけあってもしょうがないし、このボロアパートからそろそろ引っ越すかねー。」

理沙「ついに人生の勝利者か!」

咏「辛いこともあったけど、これからは安心して暮らせるんだな。」

理沙「どうだろうね?」ニヤリ

――――――――――――――――――――――――――――

咏「すっげーここが大富豪の豪邸かー!! やっべーやっべー!!」

はやり「もう、はやり結婚できなくていいから、いい暮らしができればいいかな。」

理沙「実はおとといには契約した!!」

咏「そうなのかよ! だったら言ってくれればよかったのに!!」

はやり「きゃー☆ お庭ひろーい!」

理沙「でも、昨日に自己破産を申請した!」

咏「は?」

咏「はぁ?」

咏「どういうことだよ!! もしかしてボったくられてお金足りなかったとか!?」

理沙「いいや!! 余りまくった!!」プンスカ

咏「じゃあ、どういうことだよ!! さすがに意味わかんねーぞ!!?」

理沙「このゲーム、ゴールしても大富豪として裕福な人生が送れるだけで戻れないということがわかった!」

理沙「普通の人だったら、そんな人生に満足してこの世界で最後を遂げてしまう。」

理沙「でもそうならないのが2000年以降のゲーマーメンタリティ。」

理沙「ゲームはクリアしたい。そして、クリアしたら次のゲームがしたい。」

理沙「いろいろなゲームを楽しみたいのが、やりこみ重視の昔のゲーマーとの違い!!」

咏「なんだよ!! 今それがどうしたんだよ!! 関係ないだろう!!?」

理沙「ぶっちゃけそんなに関係ない。」

理沙「重要なのは普通の人はゴールしたらそのまま死ぬまでこの世界で満足するであろうところ!!」

理沙「私は違う行動をとったこと!!」

咏「まだ、意味がわからないぜ……」

理沙「おそらく今までのゴール到達者はみんな、この豪邸で最期を遂げたのだと思う。」

理沙「だからゴール到達者はこの豪邸に住むことはほとんど決まり。」

理沙「私が買おうと提案しなくても、なんらかの方法で手に入っていたのだと思う!!」

理沙「じゃあ、その豪邸と財産をすべて失い、行くところ住むところのなくなったゴール到達者が出たらどうなるのか。」

フッ

咏「!?」

咏「急に周りが真っ暗に!?」

はやり「やだ……はやり怖い……」

理沙「バグる!!」プンスカ

咏「あれ? のよりんが若くなってる?」

理沙「たぶん、ゲームのステージの外に出たから!!」プンスカ

はやり「見て見てー! この場所、いろんな小道具や人物のマネキンがあるよ☆」

理沙「こっから糸口を見つけるつもり」

理沙「だったけど、ここが目的地!!」

咏「ん? ここが目的地?」

理沙「そう、デバック部屋!!」プンスカ

理沙「どこかに元の世界との出入り口がある!!」

咏「マジで!?」

理沙「知らんけどな!!」

咏「そこは確信持とうぜ……」

理沙「ほとんど勘!!」プンスカ

咏「えっ、勘で私ら路頭に迷いかけたの?」

理沙「ふふっ、マッチ売りの頃がなつかしい。」

咏「いやいやいやいや、もう二度とあんな生活は嫌だよ……」

はやり「あー、なにこれ☆」

咏「んー? はやりんは何も見つけたんだい?」

はやり「んー……わかんない☆」

理沙「」イラッ

咏「で、これを見つけたのか……なんだろう……ふわふわした光の玉みたい……魂?」

はやり「あー、思い出したかも。はやりも死んだあとここに来たような気がするよ☆」

咏「はぁ、死んだ後はここに来ることになってたんだねー。そのあとはどうなるんだろう?」

咏「はやりんみたく記憶を失ってこの世界の住人?」

理沙「その後どうなるかわからない。」

理沙「でも、いい予感はしない。」

――――――――――――――――――――――――――――――

理沙「あった!!」

咏「マジで!?」

理沙「たぶんこれ!」プンスカ

咏「うん? ただの置物に見えるけどどうしてそれが帰れる道具になるんだよ。」

理沙「触ったら手が煙になった!!」

咏「うおお、マジだ!! はやりん、これみたいだぞ!! 早く帰ろう!!」

はやり「もう待ってってば! 早すぎると女の子に嫌われちゃうぞ☆」

咏「……」

理沙「嫌いにならないよ?」

咏「……うん、ありがとう。」

―――――――――――――――――――――――――――

スタン

はやり「ただいま!」

理沙「おかえり!!」

咏「おかえりだねー。」

はやり「さすがに元の世界に戻って来たなら全部元に戻っているんだね☆」

理沙「体が燃えなかった!!」

咏「女に戻ってたねー。」

はやり「はやりもにじゅうはt、17歳に戻ったし、本当によかったね☆」

咏「さて、このゲーム処分しないとねー。知らんけど。」

理沙「夢の島!」

はやり「うん☆ 下手に埋めるより見つからないかも♪」

咏「それじゃあ、さっさとこれを処分して懐かしい私たちの日常に戻りますか。」

理沙「賛成!!」

はやり「おっけー☆」

――――――――――――――――――――――――――

咏「~♪」フリフリ

えり「……」ジーッ

咏「ん? どうしたんだい、えりちゃん?」

えり「いや、最近三尋木プロが大人っぽくなったなーって思って。」

咏「なんだい? くどいてるのかい~?」ケラケラ

えり「違いますよ。」

咏「そう……」

えり「でも、ここ数日でなにがあったのですか?」

咏「なんていえばいいんかわからんけど……まぁ、大人にはなっていったよ。」

えり「はぁ……」

「瑞原はやり電撃結婚!?」「事務所との決裂!!」「相手は一般人! ファンとの結婚。」

咏「はやりん、結婚おめでとう……」

理沙「本当にっ……本当に良かったっ……!!」プンスカ

はやり「うん☆ はやりはあの世界でわかったんだー。」

はやり「いつまでも調子に乗ってたら行き遅れるって……」

理沙「……」

咏「……」

はやり「いろいろ失ったものは多いけど、それでもはやり後悔してないよ☆」

はやり「だって、これから幸せを掴むんだもの。人生ゲームでの思い出は確かにはやりにとってのエンジェルだったんだって」

はやり「みんなに思い知らせてやるんだから。」

シエン

―――――――――――――――――――――――

恒子「こんなことが起こり得るのかああああああ!!! ついに小鍛治健夜の国内無敗伝説に終止符がああああああ!!!」

理沙「……!」プンスカ

健夜「……え? 理沙ちゃんってこんなに強かったっけ?」

理沙「ふっ……」

理沙「すこやに勝てて小鍛治に勝てぬ道理はない!!(言いたかっただけ)」プンスカ

健夜「でも、理沙ちゃんの一個前の対局の牌譜みたけど、ここまでだったはずは……」

理沙「私は40年分の修行を積んだ!!(言いたかっただけ)」プンプン

健夜「……うぅ」ガクッ

理沙(すこや……私、やったよ……これもみんなあなたのおかげ……)

理沙(これからも、すこやは私の心の中で生きてるから……だから、今度はあなたが私の成長を見て……)


理沙(ありがとう、すこや……そして小鍛治ふぁっく……)

また別の場所

桜子「シズチャー、こんなの拾ったー。」

穏乃「拾ったって……人生ゲーム?」

ひな「一緒にやりたい所存ー。」

綾「お暇なら一緒にどうですか?」

桜子「いっしょにやろー」

穏乃「うん、いいよ!! それじゃ、一緒に遊ぼうか!!」


カン

結局ジュマンジみたいなおわりかよwwww

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