モバP「杏がレッスンしてる……」 (45)

杏「はぁ、はぁっ!」

杏「せいっ!」

杏「はっ!」

杏「完璧だ……!」


P「どうしよう」

P「忘れ物取りに来たら、杏が猛烈にレッスンしてる……」


P「いや、夢だよな。うん」

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杏「とりあえず、休憩ー」

P(よかった。俺の杏はやっぱりこうじゃないとな)

杏「ダウンしてから、5分ってとこかな?」


P(!?)

P(今なんていった!?五分!?休憩がか!?)

杏「ダウンも大切なトレーニングだよね」

杏「よいしょっと」

---5分後

杏「さてと……」

杏「次はボーカルかな」

杏「〜♪」

P(あいつこんな声出たのかよ……)

コツコツコツ

P(マズイ!誰か来た!)

P(とりあえず、隠れよう……)こそこそ

ガチャッ

乃々「お待たせしましたー!」


P(おい、誰だお前は)

杏「あ、乃々。お疲れ」

乃々「先輩、お疲れ様です」

P(違和感やべぇ……)

杏「誰にも見つかってないよね?」

乃々「それはもちろんですよ!」

P(ごめん、ここに一人いるんだ)

杏「あそれじゃあ、始めようか」

乃々「はい!」

P(すごいやる気だけど、なにするんだろうか)

杏「じゃあ、乃々からいってみようか……」

乃々「はい!」

杏「スタート!」


乃々「も、森久保ですけど……ア、アイドル、辞めたいんですけど」キョロキョロ

杏「ストップ!」

乃々「はい!」

杏「何?やる気あるの?」

杏「はい!」



杏「あんな半端なキョロつきとか不自然じゃん」

杏「もっとおどおどできるでしょ?」

乃々「こ、こここ、こうですか?」オドオド

杏「やればできるじゃん」


乃々「ありがとうございます!」

杏「乃々はどこを目指してるの?」

乃々「抱きしめたくなるようなコミュ障系アイドルです!」

杏「甘い!」

杏「レッスン中の返事もきちんとしなさい!」

杏「はじめのほうから気になってたけど、まるで体育会じゃん」

乃々「は、はい……。す、すみま…せん」オドオド

杏「よろしい!」

乃々「で、でも、先輩がこの事務所にいて……、よ、よかったです」オドオド

乃々「せ、先輩がいなかったら、どうなっていたか……」オドオド

杏「ごめん、やっぱり普通に話していいよ。聞き取りづらい」

乃々「先輩?怒りますよ」

杏「切り替え早いな……」

P(ああ……そうことか……)

P(俺の勘違いか)

P(杏も、乃々も)

P(そうか君たちは、つまりそういうやつだったんだな)

ガチャ

きらり

杏「あ、きらり。遅かったじゃん」

乃々「諸星先輩、お疲れ様です!」

きらり「」

杏「ああ、レッスン長引いたんだね」

きらり「」

乃々「相変わらず普段は声小さいですね」

きらり「」

杏「とりあえず、これのみなよ」

きらり「」

杏「どういたしまして」

P(きらりんぱわーどこいった……)

ガチャ

卯月「おっつおっつ☆お疲れ様だにぃ!」

P(あ、きらりんぱわー来たわ)

乃々「なんかもうめんどくさいですよね」

卯月「いやー、やっぱり我慢はからだによくないにぃ!ふつうってむずぃー!」

杏「確かにめんどくさいね」

きらり「」

乃々「そうですよねー」

杏「じゃあ、みんなそろったし始めようか!」


一同「おー!」

P(なんかみんなでボーカルレッスン始めたけど……)

乃々「諸星さん、もう少し声でないんですか?」

きらり「」オドオド

乃々「いや、出てないっすから」

きらり「」じわぁ

杏「あー、乃々。ストップストップー」

---

卯月「にょわー☆」

杏「卯月、もっと普通に歌えないの?」

卯月「ごめんなさいにぃ……」

きらり「ご、ごめんなさいにぃ……」

乃々「こういうところで吸収しにかかるとか、諸星さんもしたたかですね」

---

杏「〜♪」

卯月「もう、歌手にでもなればいいと思うにぃ……」

乃々「本気じゃないですか、先輩……」

杏「このくらいはいけるしょ」

きらり「むーりぃー……」

P(頭痛くなってきた……)

えっなにこれは(驚愕)

杏「いやー、思いの外上手くいったよね」

乃々「お互いに理想の相手をまねするって難しいんですけどね」

卯月「明確にまねする相手がいるとボロも出ないからにぃー」

きらり「」

杏「うんうん」

P(ああ、そういうことね)

P(もうプロデューサー辞めようかな)

P(俺の目はもうだめだわ……)

卯月「あ、こんなじかんだゅー☆」

杏「じゃあ、また次回の練習は連絡するんで」

乃々「お疲れ様っした!」

P「昨日はひどいもん見たな」

P「あのあと帰ってゲロまみれになるまで飲んだわ」

P「頭いてぇ……」

P「ちょっと早くつきすぎたかな」

「」

P「ん?」

P「……事務所の中から何か聞こえるぞ?」

クラリス「すーぴー」

P(シスターがソファで寝てる)

P(しかも酒瓶抱えて……)

クラリス「なんでやぁ、阪神関係ないやろぉ……」ぎりぎり

P(おい、おい!!)

ぱたぱた

P(給湯室からもだれか出てきたぞ……)

笑美「クラリスさん?お味噌汁できましたよー」

クラリス「あと5分寝かせたってー」

P(お前らもか……)

笑美「もう、飲みすぎですよ?」

クラリス「そうはいうても……なぁ?」

笑美「なぁ、ではありません。お酒臭いですよ?」

クラリス ずずず

クラリス「うまー」ぱぁぁ

P(これはこれでありな気がしてきた……)


笑美「全く、そんなに足を開いてはしたないですよ?」

クラリス「ええやん、ええやん」

笑美「全く、もう……」

P(もう決めた)

P(事務所の裏全部みてやる……)

P(お前らの秘密、全て暴いてやるよ!)


P「ヒィィィヤァァァハハッハハァァァァ!!」


杏「プロデューサーが壊れた……!」


こうして、アイドルの裏の顔を暴く日々が始まった

>P「ヒィィィヤァァァハハッハハァァァァ!!」

きの子「ガタッ」

小梅「……」

P(小梅何してるんだろう?)

小梅「これより、冥界の扉を開き血の契約を……」


ガタガタガタ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

バサッ バサバサ

P(な、なんだ!?)

小梅「冥府との王の契りが結ばれた(成功しました)」

悪魔「貴様も蝋人形にしてやろう」

P(あかん、ほんまもんの黒魔術や……)

---

早苗「あ、先輩。お疲れ様です!」

P(先輩!?)

菜々「ああ、早苗ちゃん。お疲れ様、最近調子はどう?」

早苗「いやー、先輩みたいにはいかないですよー」

早苗「昔はあんなにやんちゃしてたのに、今は人気アイドル。流石です」

菜々「そんなことはないってー。早苗ちゃんのほうが可愛いってー」


早苗「どうですか?久しぶりに飲みにいきません?」

菜々「ごめんね。私今17歳だからむりなんだよ」

早苗「そういえばそうですね、じゃあ、ウチに来ません?」

菜々「いいねー。じゃあ行こうか」


P(なんだろう。すごくしっくり来る)

のあ ばっばば ばっ


P(のあさん……)

P(めちゃくちゃ笑顔で踊ってるよ……)

P(鈴帆のきぐるみ(かぼちゃ)着て)

のあ じーっ

P(あれは仁奈のきぐるみ)

のあ きょろきょろ

のあ ぐっぐっぐ

P(いや、無理だろ……)

のあ しょぼーん

---

卯月「川島さん☆これとこれどっちがかわいいかにぃ?」

瑞樹「そうね……」

P(川島さんは普通みたいだな)

瑞樹「ピピピッ!ミズキン星から電波を受信しましたっ!」

P(!?)

瑞樹「ミズキン星の占いによれば、こっちのほうが卯月ちゃんにはあうはずだよっ♪キャハッ!」

卯月「ありがとぅー☆さっすがミズキンだにぃー」

瑞樹「うづきんほどじゃないよー」

P(俺明日からどんな顔で川島さんに会えばいいんだろう)

P(わからないわ)

ちひろ「Pさん?顔色わるいですけど、大丈夫ですか?」

P「ちひろさん……」

P「俺の、俺のアイドル達がぁ……」

ちひろ「?」

杏「プロデューサーどうしたの?」

P「杏……」

P「これから仕事だけど……どうしたい?」

杏「休みた(ry」

P「嘘をつけぇ!」

杏 びくっ

P「知ってるんだぞ?俺は」


P「お前が働きたくて働きたくてうずうずしてる事くらい……」

P「ニートアイドルを装うために地手練をしてることだって……」

P「全部知ってるんだからなぁ!!」

杏「!」

>>37
訂正

P「これから仕事だけど……どうしたい?」

杏「休みた(ry」

P「嘘をつけぇ!」

杏 びくっ

P「知ってるんだぞ?俺は」


P「お前が働きたくて働きたくてうずうずしてる事くらい……」

P「ニートアイドルを装うために自主練をしてることだって……」

P「全部知ってるんだからなぁ!!」

杏「!」




他種練ってなんだよ……

P「正直にいってくれよ……」

P「隠さないでくれよ……」

P「ありのままでいいじゃないか……」

P「お前らアイドル全員受け止めてやるよ!」


杏「プロデューサー……」


杏「わかったよ……」

杏「これからはもう隠さない」

杏 ぽぱぴぷぺ

杏「あ、もしもし杏です」

杏「うん。そういうわけでもう隠さなくていいそうですんで。はい」

杏「プロデューサー……」

杏「あとは頑張ってね」ガチャ

P「え……?」

P「杏!?ちょっとまて!どこに行くんだ!おい!」

杏「無事を祈ってるよー」たったった

P「おおおい!!」

P「杏のやつ、一体なんだって言うんだ……」

P「あんな風に脅かして……」

P(ちょっと怖くなってきた……)

ガチャ


「あ、Pさん……。お話は聞きましたよ?」

「そういうことなら……もっと早く言ってくれたらよかったのに……」

「で、でも……、もうそれも終わりですね……」


P「お、お前は……」

P「ち、智絵里……」

智絵里「もう、普通の話し方でいいですね……」

智絵里「Pさん、改めてこんにちは」

P「お、おう……」

P(どううことだ?)

P(見た目はいつもどおり、だが……)

P(背筋に寒気が……)

智絵里「えへへ……」

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