安価とコンマで1から物語作る   その4 (1000)


それはたぶん前スレを埋めている途中だからだと思いますぜ旦那

一週間近く何の音沙汰も無くて申し訳ありませんでした!!

20:30頃再開






フィーニョラズが何所かに行ってしまったため私達との決闘は先送りとなった

異常なほど怒り狂っていたようだし仕方ないだろう

決闘を汚されたと怒っていたが実際は自分の魔法をいともたやすく消されたことを怒っていたのだと思う
それを実際に言うのはプライドが許さなかったのだろう

あの場面でローヴェンダガラが止めてくれなければ形振り構わず暴れられていたかもしれない

あの怒りっぽい性格は扱いやすくある反面、私達に危害を加える可能性もある
ご機嫌取りは慎重にしておこう

恐らく明日、頭も冷えた頃今日と同じように探して周られるだろう


あれから拠点に帰った私たちはと言うと


鬼の男「アハハハハハ!!まぁまぁ飲めよおっさん!!」

ローヴェンダガラ「いやぁ、すまんのう!がッはッはッは!!」


酔っ払いが一人増えていた


アリア「ちょっと!折角拠点の場所隠してるんだから静かにしてよね!」

ローヴェンダガラ「そう言うな、飲まずにはやってられんのだ」

鬼の男「そうだぞお嬢ちゃん、おっさんは負けちまって傷心なんだから」

ローヴェンダガラ「さあ今夜は飲み明かすぞ!!」

鬼の男「どんと来い!!」


再び男どもの暑苦しい笑い声が拠点内に鳴り響く



全く、どうしてこうなった

明日には出ていくと言うし今日の夜だけの我慢だ
……こんな酒臭い場所で寝られるんだろうか


ミネア「おい、口調が崩れていたけどいいのか?」

アリア「あん?酔っ払いになんか気を使ってられないわよ」


ちゃっかりミネアも酒を飲んでいた



まだ寝るには少し早い
何かしようか?


1、誰かと話す
2、外の空気でも吸う
3、やっぱり寝る
4、自由安価

安価↓2


>>14選択:3、やっぱり寝る


………特にやることも無い

食事の貯蔵も十分だし、罠の補強もする必要は無い

かといって誰かと話そうにもガルムも酒盛りに引っ張られ、酔っ払いが四人になってしまった

私はお酒が飲めない

圧倒的仲間はずれ










寝よう


※四日目終了


状況判定


1-4の好きな数字を選んでください

安価↓2


>>18選択:1、フィーニョラズ

数字内訳
1、フィーニョラズ
2、ヨル
3、土気色の肌の男
4、鹿角の男




状況判定

1     非常に悪い
2-5   何も無い
6-9   戦闘
0     ???
直下コンマ


コンマ判定:7  戦闘



1-3  土気色の肌の男
4-6  鹿角の男
7-9  ヨル
0    ???
直下コンマ


コンマ判定:0  ???
※こんなのって……あんまりだよ……

困った、どうしよう…

少々お待ちください


好きな相手をお選びください



1、2対1フィーニョラズ包囲網
2、完全復活ヨル様
3、鬼の男
4、フィーニス

安価↓2


>>26選択:2、完全復活ヨル様



フィーニョラズは怒りが収まらずにいた

それは自らの不完全さゆえだろうか?

それもあるだろう、所詮父の奇跡の紛い物だが
自らの誇りをかけて放った自分にしかできない魔法
それをいとも容易く蹴散らされてしまったのだ

自分を情けなく思うのも無理は無い


決闘の邪魔をされた

それもあるだろう

神の子として一対一の誇りをかけた決闘
それを邪魔された

自分は確実に勝利した、その瞬間を邪魔されたのも苛立ちに拍車をかけている


とにかく、フィーニョラズの頭は怒りでいっぱいだった

木々を踏み荒らしながら目的も無くただ歩く


ヨル「やれやれ、折角の美しき夜が台無しだ」


音も無く空から声がかかる


フィーニョラズ「………だからなんだ?我は今気が立っている、そこを退け」

ヨル「おいおい、私に対して随分な態度ではないか」

フィーニョラズ「退かねば消すぞ…!」


脅しの意味合いを含めて怒りのままに近くにあった巨木を圧し折る


ヨル「止めておいた方がいい、今宵は新月。日の光が無い場所で私を消すことなど不可能だ」

フィーニョラズ「この俺を!馬鹿にするなァ!!!」


彼の怒声で辺り一面ただの平地と化した

怒りに満ちた目でヨルを睨みつける
視線だけで人を殺せそうだ


ヨル「やれやれ、では存分に自らの愚かさを悔いるがいい」




※戦闘開始


フィーニョラズ=イニティウム・ベル・フェニクシア
強さ:10

コンマ表

1~4 失敗
5~8 成功
90  クリティカル

のコンマ表使用



戦闘能力


『フェニクシアゴッド』
耐久値2倍
-の補正を受け付けない
相手は逃げることが出来ない


『神代の魔法(不完全)』
2ターン目以降5ターンの間戦闘補正+2


『魔法:エルフ』
相手が悪しき者である場合補正+2
相手が聖なる者である場合敵補正-2
8以上のゾロ目で次回コンマ判定に補正


『神器(偽):大剣』
クリティカル時に発動
次回コンマ判定相手の能力を消滅
更に相手が悪しき者であった場合成功以上で強制勝利



『黄金の魔人』
魔法の発動制限が無くなる
魔法による敵の+補正を消滅


ヨル
強さ:11(上限突破)

コンマ表

1~4  失敗
5~9  クリティカル
0    特殊判定

を使用



能力



『悪魔(神人)』
耐久値3倍
自らの-の補正を+に変える
相手の+の補正を-に変える



『神通力』
ターン毎にお互いに-の補正
自分に-の補正が合計10以上で強制勝利



『神器:闇』
コンマ判定ゾロ目で発動
次回判定成功以上で強制勝利



『創世の奇跡(ヨル)』
特殊判定時相手の能力に関係なく-3の補正


お互いの能力により耐久値減少


判定差:+15でフィーニョラズ勝利
判定差:-12でヨル勝利



直下コンマ:フィーニョラズ戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2

↓2コンマ:ヨル戦闘判定


コンマ判定:9+2+2 反転 9-2-2 -無効  9  クリティカル
コンマ判定:3 失敗


9-3=6

判定差:-+6


判定計算終了したところで今日は終わりです
明日はフィーニョラズが神器を発動したところから始めます

お付き合いいただきありがとうございました


突貫で作ってしまったせいで能力説明が間違っていたので修正をば



ヨル
強さ:11(上限突破)


能力



『悪魔(神人)』
耐久値3倍
自らの-の補正を+に変える
相手の+の補正を-に変える



『神通力』
ターン毎にお互いに-の補正
自分に-の補正が合計10以上で強制勝利



『神器:闇』
コンマ判定ゾロ目で発動
次回判定成功以上で強制勝利



『完全世界(ヨル)』
敗北時???
特殊判定時相手の能力に関係なく-3の補正


20:30頃再開予定

ごめんなさい諸事情で今までPCが使えませんでした
都合の良い言い訳で本当に申しわけありません

予告を出しておいてそれを守れないなんて最低ですね…

明日また同時刻ごろ再開します


再開します




フィーニョラズ「貴様、自らの愚かさを悔いろと言ったな」

ヨル「それがどうした?」

フィーニョラズ「貴様も知るがいい。悪しきを滅する英雄の輝きがあるということをな!!」
フィーニョラズ「光よ集え!『エイブラハム』!!」


フィーニョラズの言葉と共に彼の神器『エイブラハム』がその手に握られる

彼の固有の魔力『浄化』を纏ったその巨剣は、太陽に負けぬほどの眩い輝きを放っていた


ヨル「な!なんだ…それは!」

フィーニョラズ「長い間眠っていた貴様は知らぬだろうな、闇払い邪を御する神殺しの英雄を」

ヨル「か、神殺しの英雄だと…そんな馬鹿な!」

フィーニョラズ「我が名はフェニクシア!神をも射止める英雄の子ぞ!!」
フィーニョラズ「自らの愚かさを悔いるがいい!!」





直下コンマ:フィーニョラズ戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
神器『大剣』  攻撃判定が相手のコンマ値を上回った場合勝利

↓2コンマ:ヨル戦闘判定
神通力 -1


コンマ判定:8  成功
コンマ判定:0  特殊判定


8-10=-2  特殊判定により更に-3

6-5=1

判定差:+1


ヨル『完全世界』発動



ヨル「ちッ!認めようかその光、少々お前を侮っていたよ」

フィーニョラズ「消えろ!悪しき者よ!!」


巨剣を横薙ぎに振るいヨルの体を両断する

いや、したように見えた
その剣は確かにヨルを切り裂いていたが、活動停止には至っていない


ヨル「半身を持っていかれたか……その程度なら問題ない、新月でなければ危なかったがな」
ヨル「これを使うとは思わなかったぞ」

ヨル「さぁ、終焉の扉は開かれた。世界は凍り枯渇する」

ヨル「『完全世界』」

ヨル「今宵、私は世界の一つだ」





直下コンマ:フィーニョラズ戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
『完全世界』  -3


↓2コンマ:ヨル戦闘判定
神通力 -2


コンマ判定:8-3 成功
コンマ判定:3-2  反転  3+2 クリティカル


5-5=0 判定差変動なし



同コンマ判定によりイベント

5以下でヨル有利6以上でフィーニョラズ有利
クリティカル -1
直下コンマ


コンマ判定:7-1 フィーニョラズ有利


『完全世界』
新月の夜にのみ使用可能
相手にコンマ判定を上回られない限り永続



ヨルの体が遠く果てまで続く光なき場所全てと同化していく
無限ともいえる巨大な体積になるだろう

だが、しかし相性の良さに救われた

例え完全に切り裂けなくとも『エイブラハム』の光は辺りを照らし続ける
その浄化の光がヨルの世界との融合を阻害した

だが、融合の阻害には成功したが込められた魔力を使い果たした『エイブラハム』が砕け散る



ヨル「つくづく厄介な光だな」
ヨル「しかし、砕けてしまってはもう為す術もあるまい」


ヨルが余裕の笑みでフィーニョラズを見下す
それは彼の圧倒的力来る油断

フィーニョラズの神器について知っていたら絶対にそのような事を思わないだろう


フィーニョラズ「何本だろうと犠牲にしよう、貴様の命尽きるまでな!!」
フィーニョラズ「光よ集え!『エイブラハム』!!」

ヨル「に、二本目だと!あのようなものが何本もあるのか!!」


フィーニョラズ「その慢心こそが貴様の運のつきだ!」




直下コンマ:フィーニョラズ戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
神器『大剣』  攻撃判定が相手のコンマ値を上回った場合勝利


↓2コンマ:ヨル戦闘判定
神通力 -3


※今更ですが神器『大剣』の相手の能力無効化を忘れてました。>>49の計算式間違ってることになりますがスルーしてください



コンマ判定:5+2+2 クリティカル
コンマ判定:8      クリティカル

9-8=1  フィーニョラズの判定がヨルの判定を超えたためフィーニョラズ勝利



敗北によりヨル『完全世界』発動



ヨルの不意を突いたフィーニョラズの一撃がヨルの体を貫く
今度こそ完全に決まったという確信がある


ヨル「グッ……グハァ…」


ヨルの目が完全に黒に染まり、そこから黒い涙を流す
血こそ流れないが泥人形のようにボロボロと体が崩壊を始めている

そして、風にその身が流され消えてゆく


最悪の魔が消えてゆく
神殺しの英雄の光によって


ヨルの体が完全に消え去るのを確認しその場から去ろうとする



ヨル「………不思議なモノだな」


天から脳に響くような声

心から寒気を感じるような甘い声

考えるまでもない
さっき消滅したはずのヨルの声だ



ヨル「不思議なモノだ、ジェランダルの神秘には遠く及ばない光であるというのに私の体を壊すほどとはな……」


フィーニョラズ「貴様、何故消えていない…!?」
フィーニョラズ「我が完全に浄化させたはずだぞ!」


ヨル「昨日の私であったならばな」


ヨル「言っただろう?」
ヨル「今宵は新月、私を消し去ることなどジェランダルにすら不可能だ」





『完全世界(ヨル)』
敗北時に発動、一回確定リレイズ
二回目以降コンマ判定7以下でリレイズ
神通力の-補正継続




直下コンマ:フィーニョラズ戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2


↓2コンマ:ヨル戦闘判定
神通力 -4



コンマ判定:4 失敗
コンマ判定:00  確定勝利

※00はどんな相手であろうと確定勝利です


フィーニョラズ敗北によりイベント発生


ヨル様本気出しすぎですよ!

ちょっと休憩です


休憩終了

再開です



再びフィーニョラズが大剣を握り斬りつける

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も


幾千という斬撃を浴びせた
幾百という剣の墓場が出来た

それでもなお終わらない

まだ夜も明けていないというのに永遠のような時間に感じた

何度消し飛ばそうとも何度でも蘇る

不死不老どころな話ではない

ヨルという存在は今この瞬間においては無敵

創世の神にすら完全に消すことはできなかった存在だ

所詮英雄でも、大邪神でも無い
出来そこないで紛い物の自分には無理だったのだろう




強烈な虚無感が自分の体を包んでいる

全ての行為が無駄に思えた


大きな大きな両親の背中をどこまでも追いかけた
絶対に追い越せると信じて

だが、それも果たせない
自分はここで終わるのだ


神器のストックももう無い
万策尽きた

抵抗する気力も残っていない


悲しい筈なのに悔しい筈なのに涙すら流れない


…………これが絶望か


脱力し地面に膝をつく



その光景を何もせず見降ろす

射抜くような凍える視線で


ヨル「神殺しの英雄の子と言っていたな」
ヨル「成程、その名に違わぬ健闘ぶりであった」

ヨル「しかし、実に運が無いな」
ヨル「私と出会わなければ、私の言うことを聞いていれば、今日が新月でなければ」
ヨル「そんな多くの不幸が積み重なった結果がこれだ」

ヨル「私と闘っていなければ、その力で世界にどれだけの光を灯せたのだろうな」

ヨル「………そんなありもしない未来に意味など無いか」
ヨル「さらばだ、光り輝く英雄の子よ」


黒い暗い冥い
そんな闇がフィーニョラズの体を飲みこもうとする

フィーニョラズの肉体が闇に押しつぶされようとする
まさにその瞬間


一筋の光がヨルの体を貫く


その光はフィーニョラズのはなっていたモノと同じ光
しかしそれ以上にヨルの体を熱く焼いている


どこからともなく放たれた光に驚き
周囲に気を巡らせると島の外から高速で此方に向かっている何かに勘づく

いや、もうこの場にたどりつく


数秒もしないうちに轟音を響かせヨルの前に何かが降り立つ

土煙が舞い上がり姿を認識できない
闇と感覚を共有させ人型であることは確認できたが…


???「うっく……もう少し静かに着地できないのか?」

???「そんなこと言っておる場合か!何故もっとでっかい光で射抜かぬのじゃ!!」

???「脅しの意味でやったのだ殺すつもりなど毛頭ない」

???「何をぬかしておる!こ奴は愛しい愛しい我が子をじゃな…!!」



何故か二つの人影が口喧嘩をしている

なんなのだろうこれは…?


ヨル「貴様ら、何者だ?」

口喧嘩がピタリと止み、人影がこちらに視線を移す




???「すまない申し遅れた」

土煙も無くなり
二つの人影の正体を漸く確認できる


???「我が名はガルラリョズ・ベル・フェニキス」

???「我が名はフィーニス=イニティウム!引力を司りし神人なり!!」


ガルラリョズ「我々の息子が世話になったな」



ヨル「成程、これがフィーニョラズの言っていた神殺しの英雄とやらか…」
ヨル「……ん?神殺しの英雄が神人と結ばれているのか?」


フィーニス「ええい!そのような事どうでもよい!!お主、人の息子を…」

掴みかからん勢いのフィーニスをガルラリョズが制止する


ガルラリョズ「我々は争いに来たのではない、愚息を回収しに来ただけだ」

フィーニス「なんと!こ奴を半殺しにして『スレヴィアル』にぶち込むのではなかったのか!?」

ガルラリョズ「半殺しは余計だ、確かにダグライ殿にヨルを見つけたら監獄に連れ帰ったくれと言っていたがコイツは関係無かろう?」

フィーニス「何を寝ぼけたことを…。そう言えばお主は初めて見るのであったな、目の前に居るこ奴こそがヨルじゃ」

ガルラリョズ「なっ!そ、そうであったか…いや、やけに暗い奴だとは思ったがコイツがヨルなのか」


なんだか置いてけぼりにされている
だが、分かったこともある


ヨル「お前達、冥界の使いか?」


ガルラリョズ「そうなるな」
フィーニス「我は冥界になど使えておらん!」


………どっちだ


ガルラリョズ「……隣の奴の言うことは無視してくれ」

フィーニス「なんと!伴侶に向かって何たる言い草じゃ!泣くぞ!」

ガルラリョズ「ええい!五月蠅い!話が進まないだろう!!」


怒鳴られたのが怖かったのかフィーニスが背中を丸め大人しくなる
ゴホン、とガルラリョズが一つ咳払いをする



ガルラリョズ「我々は冥界の使いだ、隣の奴が『フィーちゃんが危ない!』とか何とか言って無理やりここまで連れてこられた」
ガルラリョズ「息子を回収するだけのつもりだったが、お前がここに居るとは好都合だ、大人しく連行されろ」

ヨル「そのような提案、受け入れるとでも?」


ガルラリョズ「……だろうな、おい」

フィーニス「なんじゃ!我の出番か!」

ガルラリョズ「ああそうだ、くれぐれも周りに被害は出さんようにな」

フィーニス「おうおう!分かっておるわ!我に任せよ!!」

ガルラリョズ「やれやれ、本当に大丈夫か…?」




※戦闘が開始されます


正直ヨル様が勝つには00出す以外の無い消化試合なので飛ばしますか?


1、飛ばす
2、構わん、やれ

安価↓2

イラン


>>81選択:1、飛ばす
※うわ~ん、ヨル様苛めが見れると思ったのに~



ヨル「そのような余裕な態度、私が誰だか知っているのだろう?」

フィーニス「無論じゃ」

ヨル「ならば何故そのような態度で居れようか、今宵は新月、私をどうにかすることなど不可能だ」

フィーニス「フフフフフ…ならばお主にも教えてやろう、お主を冥界に連行することなどガルラリョズに手料理を振舞ってもらう以上に簡単な事だ」

ヨル「どんな例えだ…」

フィーニス「宣言してやろう、お主は我の頬に傷一つ付けることもできない」


ヨル「舐められたものだなッ!!」



数分後


ヨル「そ、そんな馬鹿な!ありえん!」

フィーニス「全く、宇宙と完全に同化する程度で我をどうにかできるという考えが信じられんわ!」


フンスッ、と鼻を鳴らしながらヨルの体を縛り上げている
そのようなことしなくても引力の奇跡によって絶対に逃げられないのだが、息子を苛めた憂さ晴らしでヨルを辱めている


フィーニス「この程度の敵に梃子摺るとは、フィーちゃんもまだまだ修行が足りんな!」

ガルラリョズ「修行が足りないのは確かだが、ほぼ完全に力を取り戻したヨルをどうにかできるのはお前と私ぐらいだろう?」

フィーニス「おお!珍しくガルラリョズが我を褒めておる、明日は黄金でも降るのか!?」

ガルラリョズ「ハァ~……馬鹿な事を言ってないで冥界に帰るぞ」


気絶しているフィーニョラズを担ぎ上げ、さぁ帰ろうという時にフィーニョラズの服から何かが零れ落ちる



フィーニス「なんじゃこれは?」

思わずそれを拾い上げ観察する

フィーニス「……腕輪か?なんと趣味の悪い」

ガルラリョズ「どうかしたのか?」

フィーニス「いや、趣味の悪い腕輪だと思っただけじゃ」

ガルラリョズ「フィーニョラズの趣味が悪いのはいつものことだろう?」

フィーニス「息子の趣味を否定するとは酷いママじゃな」

ガルラリョズ「ま、ママと呼ぶな!吾輩には似合わぬだろう!」

フィーニス「ムフフ、無理して昔の口調に戻ってまで否定しなくともよいのじゃぞ?うりうり!」


創世の悪魔と黄金の魔人を引っ張り
初々しい新婚のようにいちゃつきながら去って行った


その後には森の中にぽっかりと空いた平野の真ん中に五つの腕輪が残された

【リザルト】

名前:アリア・リードルート
性別:女性
種族:人間
職業:旅人


環境:7     恵まれた環境に生まれた下級貴族
強さ:2     普通の人間女性レベルの強さ
生活:8     十分なサバイバル能力を持ち、誰かを養う余裕もある
教養:9     頭の回転が速く、策謀に長けたいやらしい頭脳の持ち主



年齢は17
恵まれた環境の下に生まれた次女
下級貴族の出身であるが優秀な兄が居るため家督を継ぐことは考えてない
三人兄弟であり兄と妹が居る
好奇心の強さが災いし家を飛び出し親友であるガルムと旅をしている
ガルムとは十年来の親友である
一見穏やかで物静かな印象を受けるが、その実はお人好しであり困った人を見捨てておけない
しかし、冷徹な見切りの良さを見せる時もある
運動が好きではないため肉付きの良いだらしのない体つきである
成長期にも拘らず全くと言っていいほど身長に変化がなく、体格に恵まれていない(140cmぐらい)





名前:ガルム
性別:男性
種族:人狼
職業:旅人


環境:7     絶滅に追いやられた種族ではあるが本人は不幸と思っていない
強さ:4     とても力が強いが年が若いため戦闘経験が少なく、頭も悪い
生活:8     サバイバルの知識もあり、狩りも得意である。意外にも手先は器用
教養:2     まともな教養を受けておらず、基本的な判断も相棒任せである




年齢は15歳
絶滅に追いやられたフクロオオカミの人狼
人や亜人から毛嫌いされているが本人は気にしておらず、むしろ幸せだと思っている
アリアとは十年来の親友であり、現在は共に旅に出ている
頭がよくないことを自覚しており、専ら肉体労働担当
物事の方針をいつもアリアに丸投げしており、大雑把な性格
基本的には二足歩行で、フクロオオカミと人間の中間的な容姿であるが
人間に見た目を寄せることも、その逆も可能である
浅黒い肌に金色の鬣、基本的に服を着ない
アリアのことをこの世の何より信頼している

【情報一覧】

ジームの孤島の地図
安全な拠点
クァルジィの拠点
鬼の男の匂い
フィーニョラズの匂いと拠点

フィーニョラズと同盟締結

決闘をした者たちの光景





【参加者一覧】


『アリア・リードルート』
報酬:????????????


『フィーニョラズ=イニティウム・ベル・フェニクシア』    脱落
報酬:神代の英雄達


『クァルジィ』   脱落
報酬:戦乱の時代


『名無し』   脱落
報酬:記憶


『ペラリア』  脱落
報酬:時間


『ローヴェンダガラ』   脱落
報酬:全盛期の肉体


『ヨル』    脱落
報酬:自らの神としての地位


『ミネア』      脱落
報酬:一族の復活


他2名


残り3名


というところで今日の更新は終了です

私もヨル様が苛められるところ見たかったです!
ですが無理でなく選択肢である以上安価は絶対だと思いましたので


一気に脱落した強豪二人
いやぁモンペは強敵でしたね


お付き合いいただきありがとうございました


もともとの予定で相手が誰であろうと戦闘によってフィーニョラズが敗北した場合
モンペが登場しました

ヨル様連行は6日経過でアルマさんとダグライの娘到着でした
今回はついでにモンペに連行してもらいましたが


当初予定していた勝ち筋は六日間ヨルとの戦いを避ける
戦闘以外の方法でフィーニョラズを倒す

それ以外は罠込みの戦闘でなんとかなるかもしれない

というゲームバランスです



残り二人の謎の参加者
一人とすこぶる相性が悪いですが頑張って倒しましょうね!


>>87修正
取り残された腕輪は6つでした

再開します


夢判定
五以上で夢を見る
終盤 +2
直下コンマ


コンマ判定:9 成功

ちょっと時間かかります


夢を見た

昔の夢

今の私を作った夢を



私は毎日のようにお屋敷を抜け出してガルム達と遊んでいた

私はニールが大好きだった



ニール
ガルムの姉で私にとっても姉のような存在だった
年の離れた兄とまだ幼い妹を持つ私にとっては、年が近く甘えられる存在が居ることがとても嬉しかった


ニールは私の知らないたくさんのことを知っていた

兎の捕まえ方、草木の特性、罠の作り方

我が家では学べないたくさんのことを教えてくれた


私がニールのことを好きだったようにニールも私のことを好いてくれていた
私のことを実の妹のように可愛がってくれた



だけど、その幸せは唐突に終わりを告げることになる


いつものように御屋敷に戻り、自分の部屋に戻ると窓を叩く音がした

不思議に思いカーテンを開けると

そこにはニールが居た

彼女は私をつけてきたのだ

私を驚かせようと思ったと彼女は言った

私は会いに来てくれたことに喜び部屋に上げようとした

だが、そうしようとした瞬間を父に見られてしまったのだ

父は私が強盗に襲われていると勘違いし、ニールを銃で撃ち殺した

私はただ何をすることもできず立ち尽くしていた

ただ、ニールの名前を叫び泣き続けた





ここでこの話が終わっていればまだ救いがあったのだろうか?

そんなことは分からない

だが、この話はここで終わりでは無かった

父が撃ち殺したニールがフクロオオカミの人狼だと分かると、父は次の行動に出た


フクロオオカミの人狼を絶滅させる

人間の家に無理やり押し入り、あまつさえ娘を殺そうとした人狼を許すな、と


しかもただの過保護では無い、そういう建て前を作り自分の会社の武器を売ろうとしたのだ



そのことを知った私はガルムを探した

祈るようにいつもの岩穴を覗くと

一人で震えているガルムが居た

私の顔を見るや否や、ガルムは言った

『お姉ちゃんがどこに居るか知らない?』と

私は何も言えず、ガルムを抱きしめることしかできなかった


ガルムを保護するため、絶対に人型を解かないように言いつけ

岩穴で生活してもらった

ガルムも母親から、絶対に集落に帰ってくるなと言われていたらしい

つまり、もう人狼の集落は襲われているのだろう




ガルムに岩穴で生活してもらっている間、私はある準備をしていた

それは、旅に出る準備

一秒でも早く、この家から出ていきたかった
この家の力の届かないところまでガルムを連れていくため

ガルムだけは自分の手で守るため


それが私の始まりで、ガルムの幸せの終わり


私が関わったせいで、姉弟だけでなくその家族まで大きく運命を変えてしまったのだ


自分の家の尻拭いは自分でしなくては

なんとしてもフクロオオカミの人狼の集落を蘇らせる

それが私の願い






目が覚める


辺りでは五月蠅いいびきをかいている男どもと
静かにと息を立てて寝ている女

酒の匂いが辺りに充満している


気分が悪くならないうちに外に出て新鮮な空気を吸った



………よく見る夢だ

ニールのことは、いつも夢に見る

私なんかと関わったせいでニールは…

そう思うたびに幼い自分の不甲斐無さに腹が立つ



そういえば旅に出る時、ガルムはもう姉について何も言わなかった

ただ、『アンちゃんと一緒ならどこでもいい』とだけ言った

本当はガルムは姉がもういないことを知っているんじゃないだろうかと思う時がある
いつか私の寝首をかくためについてきているんじゃないかと思う時もある


私がそれを聞く勇気は無い

だけど、このゲームに勝ち残ればもうそんな心配もなくなるのだ

どんな方法で蘇らせてくれるかなんて知らないしどうでもいい

ただ、ガルムを私から解放出来れば


暫く外の空気を吸って拠点に戻ると

ガルムとミネアが起きて、二人で話していた


ガルム「おっ!おはようアンちゃん!」

アリア「はいはい、おはよう」


ガルムと挨拶を交わし、ミネアを見つめる
視線を逸らしたところを見ると挨拶をする気は無いらしい

ガルムとは話していたくせに…


そう心の中で愚痴りながら朝食の準備をした



最初は四人分の朝食の準備しかしていなかったのだが
起きてきた酔っ払いのおっさんに作ってくれと念を押されたため、仕方なく五人分の朝食を用意した


本来は二人分を想定して用意した食料がどんどん減っていく

おかしい、こんなに大所帯になるつもりなんて無かったのに……


といか捕虜であるミネアと、用心棒として雇った鬼の男に食事を作ってやるのは理解できるが
どうしてただの酔っ払いのおっさんに食事を用意しなければならないんだ…


ローヴェンダガラ「お嬢ちゃん料理上手だな!おかわり!」

アリア「そんなもの無いです」


図々しくおかわりまで要求する始末だ

食事が終わった後も鬼の男と談笑している

コイツ、もしかしなくてもここに居つくつもりか?

………まぁ拠点の留守番をしてくれると思えばいいか

いや、いいのか?


そういえば日が昇って暫く経つというのにフィーニョラズの私を探す声が聞こえない
まだ寝ているのだろうか?

気になるな

一先ず、何をしようか?



1、フィーニョラズを探す
2、誰かと話す
3、罠に何かかかって無いか確認する
4、自由安価

安価↓2

1


>>107選択:1、フィーニョラズを探す


連れていく人物

人物指定
安価↓2


>>110選択:ガルム


フィーニョラズを探しに出かけよう

あいつの性格からして私を探していないのはおかしい気がする

ガルムを連れて捜索に出よう

もし、フィーニョラズと出会った時に鬼の男を連れていったら確実にマズイことになる

大人しく留守番してもらおう



捜索判定
5以上で発見
ガルム +2
直下コンマ


コンマ判定:6+2 成功


遭遇判定
5以下で何者かに遭遇
人数少 +1
直下コンマ


コンマ判定:6+1 遭遇せず



一先ずフィーニョラズの拠点だという巨木に来たが誰もいなかった

どうやら何かあったかもしれないという私の予想は当たっているようだ

ガルムにフィーニョラズの匂いを辿らせる


暫くしてフィーニョラズの匂いが留まっているという場所にたどりついた

そこは森の中に不自然にポツンと空いた平地だった

その中心辺りに無造作に参加者の証である腕輪が置かれていた


ガルム「ん?何アレ」

アリア「待った!近づいちゃ駄目!」

ガルム「ど、どうして?」

アリア「アンタ馬鹿?いや、馬鹿なんだけど…アレは明らかに罠でしょ」
アリア「あんな場所にあからさまに放置されている腕輪なんて怪しすぎるでしょ?」

ガルム「た、確かに……でも、あの腕輪からフィーなんちゃらの匂いがするんだよ」

アリア「何それ?フィーニョラズがやられたとでもいうの?」

ガルム「分かんないけどさ、あの腕輪からフィーニョラズの匂いがするのは確かだよ」


アリア「………う~~ん…」


明らかに怪しい匂いしかしない腕輪
だがガルムはあの腕輪はフィーニョラズの物だという


………どうしようか?



1、ガルムに辺りに誰かいないか探らせる
2、一旦拠点に戻り作戦を立てる
3、自由安価

安価↓2

2


>>117選択:2、一旦拠点に戻り作戦を立てる


アリア「……一旦戻りましょう」

ガルム「分かったよ」

アリア「もしかしたら跡をつけられているかもしれないわ、勘づいたら知らせて」

ガルム「了解」



追跡者に気を張りながら拠点まで戻る

どうやら尾行はされなかったようだ


だが、本題はまだ終わっていない

あの腕輪のことだ


ガルムの鼻については私が信頼している
私に嘘をつくような奴でも無いため、あの腕輪がフィーニョラズの物であるはずだ

だとしたら何故あんな場所に放置されている?

偶々落としたのか?

そういえば腕輪は一つだけではなかったアレは誰の腕輪だ?
ガルムに確かめさせておくんだった



もし罠だとしたらフィーニョラズが仕掛けたものだろうか

だが、あの男が罠を張るような奴だとも思えない

もしや誰かにやられたのか?

そんなはずは…

無いと言いかけたが一人思い当たる者がいる


『ヨル』


あの悪魔ならフィーニョラズを打倒しうるかもしれない
太陽の出ている昼までなく、夜に戦っていたとしたらフィーニョラズを倒せたのかもしれない


今は昼まで力を十全に出せないため腕輪を置いて罠を仕掛けている
あからさま過ぎる置き方だが、罠の可能性としてはこれが一番説得力があるだろう

まだ出会っていないほかの参加者の可能性も一応視野に入れておこう



もし罠ではないとしたら……

私では思いつかない、誰かに聞いてみてもいいかもしれない

捕虜を使って腕輪の周りを調べてみてもいいかもしれない

さて、私が取る作戦は……



1、誰かに意見を仰ぐ
2、ミネアに腕輪の辺りを探らせる
3、ヨルを探してみる
4、自由安価

安価↓2

十分たったのでksk

心苦しいが2


>>122選択:2、ミネアに腕輪の辺りを探らせる



ミネアに探らせよう

折角の手駒だ、使わない手は無い


アリア「ミネア、仕事よ。今からいう場所を調べてきて」

ミネア「ほう、私一人に行かせてもいいのか?」

アリア「何よ、一人じゃ不安だとでもいうの?」

ミネア「そうではない、私を一人にして帰ってくるという保証は無いぞ」

アリア「………」


コイツ、この期に及んでまだそんなことを言ってるのか
裏切るメリットも無い以上そんなことするはず無い

個人的なわだかまりもそれなりに解消できているはずだ


だが、コイツの言うようにだれか監視に付けようか?



1、付ける
2、付けない

安価↓2

2


>>125選択:2、付けない



アリア「はぁ、馬鹿なこと言ってないで頼むわよ?」

ミネア「本当に誰も監視につけないのだな」

アリア「ええ、アンタが裏切らないって思ってるっていう信頼の意味も込めてね」

ミネア「…フンッ、存外甘いモノだな」

アリア「罠の可能性もあるから十分気をつけてね」

ミネア「………」


無言で背を向けて外に出る

私が指定した場所に捜索に向かってくれているだろう


さて、その間に私は何をしていようか?

※現在は昼



1、誰かと話す
2、今後の作戦
3、島内探索
4、自由安価

安価↓2


>>128選択:2、今後の作戦



今後の作戦を立てよう



まずはフィーニョラズについて、現在は安否すら不明だ
この時間になっても探しに来ないということは本当に誰かに倒された可能性が強まってきた

倒されていなかったとしても、此方との決闘の約束を果たしてくれれば何ら問題は無い

黄金の魔人、恐るるに足らず


次はヨルに関してだ
正直情報が無く必勝法が思い浮かばない
悪魔である以上律儀に約束を守ってもらえるとも限らない
フィーニョラズ以上に慎重に対処しなくてはならないだろう

そういえば一緒に酒盛りをしていた魔女達はどこにいるだろう?
上手くいけばヨルに関しての情報が得られるかもしれない



現在は残りの参加者が5人
半数にまで減ってしまっている

まだ見ぬ二人の参加者は一向に姿を見せない
此方からアプローチをかけてもいいだろう

その場合、私が囮になって参加者をおびき寄せて鬼の男と戦わせる方法と
罠に誘導する方法の二択だ


さて、私の選択する作戦は…



1、引き続きフィーニョラズ捜索
2、ヨル捜索
3、ヨルに関しての情報集め
4、他の参加者を探す
5、自由安価

安価↓2

4


>>131選択:4、他の参加者を探す



他の参加者を探そう

もしかしたらフィーニョラズやヨル以上に厄介な奴の可能性もある
情報を集めるに越したことは無い


これを最優先としよう


※他の参加者を探す、が行動選択肢に追加されました


ミネア探索判定
6以上で帰ってくる
何も無い場所 +2
直下コンマ


コンマ判定:5 失敗


失敗により更に判定

1の桁が5以下で他の参加者と遭遇
10の桁が5以下で危険な状態
直下コンマ


一の位:3  参加者と遭遇
十の位:6  負傷無し


脱落していることを教えたため、危害を加えてこなかったようです
遭遇した参加者の身体的特徴を教えてくれます


夕方


まだミネアが帰ってこない

やはり罠だったのだろうか

不安になるがただ、捜索に時間がかかっているだけかもしれない


帰ってくる間何かしようか?



1、誰かと話す
2、参加者の捜索
3、罠の様子を見に行く
4、自由安価

安価↓2

ミネアを探しに行く


>>140選択:ミネアを探しに行く


今日はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

なんとPCが使用できなくなるという非常事態
これじゃ艦これが出来ない!!
というのもありますがスマホからの更新になるかもしれません

ともかく更新速度が遅くなりそうです
申し訳ありません


PC復活!!
明日の19:30頃再開予定です

ss速報も復活しててよかった…!

おお復活してる
PC治ってよかったですね

どうして今日に限って……

持病の痔が悪化してPCの前に座ることすらままなりません
今日の更新は出来そうにないです

また明日以降予告を出します
本当に申し訳ありません


昨日と打って変わって調子がいい!!

昨日は椅子に座ってたら椅子が赤く染まるぐらいの出血でしたが今日は全然そんなこと無い様で安心しました
こんな若いうちに痔になるなんて恥ずかしい話でありますが皆さんも痔には気をつけてくださいね!
めっちゃ恥ずかしいですから!!



まだ人もいないと思うので軽く前回までのあらすじでも


待ってましたー


前回までのあらすじ



勝者には無くしたモノを取り返す権利が与えられるというゲーム『ルーラル』
十年来の親友であるガルムの家族を取り戻すためにそのゲームに参加したアリア
ゲーム開始前の準備期間中に自分以外の参加者を目の当たりにし、始まる前から意気消沈していたアリア
しかし決闘厨に脳筋共が吸い寄せられあれよあれよと脱落していく参加者達、更には最有力優勝候補と休戦契約を結ぶことに成功する
しかし自体は予想外の方向に転ぶこととなる
なんと、契約を結んだ優勝候補が参加者の証である腕輪を残して姿を消してしまったのだ
何か裏があると踏んだアリアは捕虜に腕輪が残されていた現場を探らせる
だが、予想以上に調査を終えるのに時間がかかっている捕虜に居てもたっても居られず捜索に向かうアリアなのであった……


>>150-151
うおおおおおおおおお!!
待ってたと言ってくれる方がいて本当にうれしいです!拙い文章ではございますがこれからもお付き合い頂きとうございます
痔はね…辛いですよね…クッションが手放せませんよ…


>>147
遅レスですみません
PC復活した日と同時にss速報復活して本当によかったです
今回は復旧がいつもより時間がかかっているようでとても心配でした


フィーニス様の時に公開しようと思っていた異世界物を書く時の世界観設定

グダグダと長く書いていますが読まなくてもあまり問題ありません




異世界の基本設定(世界観)


舞台となる星は地球と全く同じ生活環境であり、宇宙の中心である太陽の周りを公転している
宇宙を構成する物質は『ヨル』の肉体そのものであり、無限の質量を誇っている
その無限の広さの宇宙の隅々にまで光を灯すための鏡が『星』である
太陽の光を繋ぐことで『ヨル』の肉体を擬似的に封印している
舞台となる星は昼間は太陽、夜は月に照らされているため『ヨル』に飲まれることは無い
しかし、太陽と月の位置が重なる新月の夜は太陽の光が届きにくく、『ヨル』の拘束力が弱まる
そのため、新月の夜に外に出かけると悪魔に連れ去られるという伝承が各地に存在する

この一つの宇宙を『世界』、その世界で起こりうる無限の可能性の一つを『平行世界』と呼ぶ
そしてその世界及び平行世界を模倣、もしくは全く違う構成で創られた宇宙を総じて『異世界』と呼ぶ
地球の存在する宇宙も異世界の一つである
異世界も世界と同じく無限の可能性を秘めている為、『平行異世界』も存在する




そして、それらとは全く異なる場所に存在しているのが『天界』と『冥界』である
どちらも世界、及び異世界を監視、管理することが目的である

天界は、世界を創造した神人『ジェランダル=イニティウム』
世界に形を与えた神人『エール=ロマダグア』
世界のルールを定めた龍神『トキナミ』
この三神を中心に、異世界を含めたすべての宇宙を運営、管理、監視を行っている

宇宙の運営は神々の趣味であり、深い目的があるわけではない

余談ではあるが神々はありとあらゆる瞬間を監視するため、時間という概念に縛られること無く自由に行動が出来る
それと同時に場所に適応する力もあるため、時間の流れに沿って監視することも可能である



冥界は断罪の女神、冥王『アルマ=ロマダグア』により統治されている
冥界の役割は寿命を終えた命の魂の転生、もしくは断罪
死した生物全ての記憶を読み取り天界に報告、その記録を今後の宇宙運営の参考に用いる
生きている頃に罪を犯した魂には罰が与えられ、罪に応じた冥界での労働、もしくは拷問が科せられる
余りにも重罪を犯した魂は監獄『スレヴィアル』にて矯正が行われる
また、アルマの判断により矯正不可能と断定された魂は彼女の神器を以てこの世から一切の痕跡を残さず消滅させられる


今後、後付け設定を大量に盛り込むと思われるので修正がかかるとは思いますが
根本的な部分は変えないと思います



20:00頃更新再開予定です
久しぶりの更新ですので更新速度は遅いと思います


予定通り再開


>>138の続きから





夕方



………………心配だ

罠かもしれないと分かっていて送り出した手前、遅くなっても仕方が無いとは分かっていたが
心配なモノは心配だ

いつからこんなにあの無愛想な女に肩入れしてるんだ?


ガルムと話している姿をニールと重ねてしまったのか?

無いな

自分で思い浮かべたが、あんな無愛想な女と頼れるニールを一緒にするなんて我ながらどうかしてる



………だが、ガルムが慕っているのは確かだ

私はそう思わなくともガルムは重ねてしまっているかもしれない
全くニール似ていないあの女を慕っているのは理解できないが

あんな人間が仕掛けたような罠にかかるお間抜けな女より私の方が絶対に頼りになるのに……



いや、なに嫉妬みたいな感情を抱いてるんだ私

勝手に危険な命令をしたくせに勝手に心配して、果ては謎の対抗心を燃やして
これじゃあ馬鹿みたいだ



結局は外に出て情報収集しないといけないんだし、そのついでに探してやろう

あの女はあくまでついでだ

そう、あくまでついで


そう自分に言い聞かせるように外に出た


アリア「ガルム、捜索に出るわよ」

ガルム「ミネアの?」

アリア「なんっで私があいつの世話焼かないといけないのよ、情報収集の為よ」

アリア「………………………そのついでに探してやらないことも無いけど」

ガルム「へへっ、アンちゃんってば変なの」

アリア「五月蠅いわね!とっとと行くわよ!」

ガルム「は~い」





探索判定
7以上でミネアを発見
ガルム  +2
場所の見当が付いている +2
直下コンマ


コンマ判定:3+2+2 成功




私がミネアに捜索を命じた場所
つまりフィーニョラズの物と思われる腕輪が落ちていた場所

そこに向かうと呆気ないほど簡単にミネアを見つけた


………なんて声をかけてやろう

『帰ってくるのが遅いじゃない』

いや、これじゃあ私が心配して探しに来たみたいだ
見つけたのは偶々だ


『なにやってんの?』

いや、これはミネアの台詞だろう
私が調査を命じたのに



うんうんと唸って考えていると、その思考も空しくミネアが私に気づいた


ミネア「お前、どうしてここにいる?」


しかも先に声を掛けられてしまった

ヤバイ、何も返答を用意して無い



アリア「あ~…その~……」

ガルム「アンちゃんってばミネアが心配で探しに来たんだよ」

アリア「んなッわけ無いでしょ!!」

適当な事をぬかすガルムの尻を蹴る


ミネア「なッ!コイツがか!!」

コイツはコイツで失礼なことぬかしてやがる


ガルム「アンちゃんってば中々ミネアが帰ってこないから拠点でずっとソワソワしてたんだぜ」

ミネア「コイツにもそんな可愛らしいところがあったのか…」

アリア「あのねぇ!私の話を聞きなさいよ!」


全く、無駄に意思疎通しやがってコイツラは


ミネア「それで、本当のところはどうなんだ?」

アリア「参加者の情報を集めるために外に出てきただけよ」
アリア「人間ごときが仕掛けたような罠に掛っちまうお間抜けな猫さんもついでに探してあげたけどね」

ミネア「………そうか」

ガルム「アンちゃんってば素直じゃないなぁ…」


駄犬の独り言も聞こえたが無視しておこう



アリア「見つけたついでに聞いてあげるわ」
アリア「腕輪周辺の調査はどう?」

ミネア「ああ、それか…」


なにやら腰回りに下げてある袋から何かを取り出す


ミネア「ほら」


そう言って手渡されたのは六つの腕輪だった


アリア「は、はぁ!どうしたのよコレ!」

ミネア「私を襲ってきた奴らを返り討ちにしてやった」

アリア「う、嘘でしょ!?」

ミネア「ああ嘘だ」


こ、コイツ私に向かって舐めた真似を…!


アリア「それで、実際は何なのよそれは」
喉奥に怒りを押し込め、努めて冷静に質問する

ミネア「お前に指定された場所に落ちてたんでな、拾った」

アリア「ひ、拾ったって…」

ミネア「そのままの意味だ。周囲を注意深く確認したが何もなさそうだったんでな」

アリア「つ、つまり罠でも何でもなくただ放置されてただけってこと?」

ミネア「そういうことになる」


わ、訳が解らない
参加者を吊りだす餌でも無く、偽物を置いた罠でも無い
本当にただ放置されていただけ

全く目的が解らない

その上ガルムに匂いを確認させるとこの腕輪の所持者は

フィーニョラズ、ヨル、ペラリア、クァルジィ、鬼の男、ローヴェンダガラ

の六人の物

そう、つまりはフィーニョラズが所持していた腕輪とヨルが所持していた腕輪があの場所に放置されていたのだ


その上他の参加者の罠でも無い以上考えられる真相は

ヨルとフィーニョラズがここで戦い、両者引き分けで消滅したということになるだろうか


自分ではこの結論が限界だ


しかしこの結論ではあんなに行儀よく平地の中心に固めて置かれていた理由が解らない

お互いが消滅するほどの戦闘をしたのに腕輪が無事なんてことあるのだろうか?

謎が深まるばかりで、さっぱり理解が追いつかない



ミネア「ああそうだ」

アリア「何?何か私に伝え忘れたことでもあるの?」

ミネア「参加者と会ったぞ」

アリア「は、はぁあああああ!!」


こ、コイツ!
次から次へと爆弾を投下しやがる

その情報は私としては喉から手が出るほど欲しい情報だ

それをこんなにあっさりと…

ミネア…完全に侮っていたわね



アリア「そ、それで!見つけた奴の特徴は!?」

ミネア「それは…」



コンマ判定
偶数で土気色の肌の男、奇数で鹿角の男
ゾロ目で???
直下コンマ


何故か上がって無い……



コンマ判定
偶数で土気色の肌の男、奇数で鹿角の男
ゾロ目で???
直下コンマ


コンマ判定:3 奇数 鹿角の男


※何故だろう、やたら書き込みに失敗する……





ミネア「変な奴だったな」

アリア「だから特徴を聞いてるんでしょ、見た目の情報とか無いの?」

ミネア「角を生やしていたな。あれは多分鹿の角だった」

アリア「鹿の角?アンタみたいに獣人ってこと?」

ミネア「かもしれない、だがそれにしては妙な尻尾だったな」
ミネア「なんというか…こう…蛇のような鱗のある尻尾だった」

アリア「ふ、ふぅん?それは変な話ね…」


ミネア「ちなみにアレは雄だったように思う、妙な話口調で見たことも無い服装だった」
ミネア「鬼の男とやらに似た服だった気がするぞ」


アリア「……」

鬼の男の服はココノエの物だったはずだ
それに似た服を着ていた、鹿の角を生やして爬虫類の様な尻尾を携えた男



正体判定
5以上で種族判明、9以上で正体判明
教養9 +2
直下コンマ


コンマ判定:5+2 種族判明



ミネアの話しから考えるにその参加者の種族は


『龍人』


鹿の様な角と、ヤモリの如き尾、鯉に近い鱗をもつ亜人
その姿から龍神の落とし子と考えられている
龍神信仰が根深く残り、今なお龍神以外を神と認めぬ者たちもいるという


ココノエには龍人が多く住む、ミネアの言っていた特徴と完全に一致する

個人の特定はできないが相手の種族が解ったのは大きなアドバンテージだ
幸い龍人には今までの参加者の様な伝説を持つようなモノは現在は生きていない

それほど恐れずとも大丈夫だろう


やはり今までの参加者共がおかしかったのだとホッと息をつく

心が幾分か楽になった


アリア「それにしてもアンタ、よく襲われなかったわね」

ミネア「私が脱落者だと教える前も特に襲ってくるようなことは無かったな」
ミネア「不思議な奴だ、数年来の友人かのように話しかけてきたよ」

アリア「へぇ~、それまた変な奴もいたものね」


どうやらその龍人は今までの脳筋どもと違い穏健派のようだ
まぁ脳筋だったらローヴェンダガラの決闘の誘いに向かっていただろうから、残りの参加者としては納得か


ミネアを調査に向かわせて正解だった
想像以上の成果を上げてくれた、好きなモノでも振舞ってやろう


アリア「そろそろ拠点に戻りましょうか」

ミネア「もう帰っていいのか?」

アリア「ええ、参加者一人分の情報も手に入れれたしね。無理に欲を出すこと無いわ」

ミネア「そうか」

ガルム「よし、それじゃあ帰ろう!」


私が渡した六つの腕輪をジャラジャラと鳴らして先頭を歩くガルム
全く、子供かコイツは

やれやれ、と呆れながらもガルムに着いて行き拠点に帰った




※参加者一人の情報を手に入れました
※腕輪を六つ手に入れました

腕輪が謎すぎる・・・


久しぶりにやってみると結構疲れる

あまり進みませんでしたが今日の更新はここまでです

お付き合い頂きありがとうございました

読み返して気づく
この前の更新夕方終わらせただけじゃねぇか!!

もうちょっとで終わるので頑張って進めたいと思います


>>176
>>87辺りを読むと腕輪の理由が解りますよ(小声)


再開します






拠点に戻り少しの夕食をとる

残りの食材は少ない、参加者捕縛用の罠のほかに食材調達の罠も仕掛けておこうか

何もしないおっさんの飯を抜けばいいかとも思ったが、この腕輪が本物である限り残り参加者は私を除いて二人
私が関与してないうちにもう終盤だ、少しくらい面倒を見てやろう


さて、何をしようか?



1、誰かと話す(ガルム、ミネア、ローヴェンダガラ、鬼の男)
2、参加者を探す
3、自由安価

安価↓2

いったかと思ったよ
1 


>>183選択:1
※とんでもねえ(安価をとってくださる方を)待ってたんだ


誰と話す?


1、ガルム
2、ミネア
3、鬼の男
4、ローヴェンダガラ

↓2


※ご飯食べてきます


食事終了

この書き込みの後十分以内に安価指定が無かった場合>>185を採用します

安価↓


書き込みが無いようなので>>185選択


そういえば、用心棒として雇って以来まともに会話をしていない

そう思い鬼の男に話しかける



鬼の男「なんだ?俺になんか用か?」

アリア「暇だから話しかけてるだけよ」

鬼の男「ひ、暇ってお前なぁ…」

アリア「だって、このまま拠点に閉じこもって罠にかかるのを大人しく待ってるのが一番安定した戦法だもの」
アリア「それに今は夜だし、か弱い私には危ないわ」

鬼の男「じ、自分で可愛いって言うのか…」
鬼の男「というかお嬢ちゃんってそんな性格なんだな」

アリア「ああ、だって拠点だし気を使うのもだるいわ。初対面では猫かぶってたけどね」

鬼の男「………女の子って皆こうなのか?」

アリア「さぁ?私みたいに可愛くて世渡りがうまいと自然と猫くらい被ると思うわよ」

鬼の男「………恐ろしいぜ、女の子」

アリア「何か面白いこと話してよ」

鬼の男「い、いきなりそんなこと言われてもなぁ…う~~~ん」


鬼の男は私の突然のお願いにも真剣に考えてくれている
なんというか単純で馬鹿正直な男だ

面倒くさいと断ってもいいのにお人好しな奴だ


うんうん唸っている鬼の男に私は…


1、アンタって自分のこと何者だと思ってるの?
2、その刀について教えてよ
3、記憶が無いっていつからなの?
4、自由安価

安価↓2


うむむ更新の間が空いたので人がいないようですね

この書き込みより十分以内に書き込みが無い場合は>>189採用

安価↓

2


>>191選択:2、その刀について教えてよ



アリア「ねぇ、その刀について教えてよ 」

この男が持っている唯一の荷物、白鞘の刀を指さす

鬼の男「これか?」

アリア「ええ、今更過ぎるけどその刀なんなのよ。フィーニョラズのあの魔法を消せるなんて普通じゃないわ」

鬼の男「これはだな…」



知識判定
1ほど理解してない、9ほど大体分かってる
憑き者 +2
教養:2 -1
直下コンマ


コンマ判定:6+1 大体分かってる



鬼の男「刀だな」

アリア「見りゃわかるわよ」

鬼の男「名を『戦戯ノ御荒鬼(オノノギノミナラギ)』万物を切り払う御神刀………らしい」

アリア「ら、らしいって…。御神刀って確か神様を祭るための道具で、武器になるようなものじゃないと思うんだけど」

鬼の男「まァ普通はな、これが多分特別なんだろ」

アリア「どうしてそんな物持ってるのよ?」

鬼の男「分かってたら記憶喪失じゃないだろ、ただ目が覚めた時からずっと持ってる」

アリア「ふ~ん、その刀って何の神様を祭ってるの?」

鬼の男「確か戦神だった気がする…、え~っと…名前は…覚えてねぇな」

アリア「そう、私は神様については世界神話に出てくる神様しか知らないけど、戦神って話なら武神『ゴーデミック』とかかしら」

鬼の男「いや、違うと思うぞ………多分」

アリア「多分かい」


アリア「それで、どうしてあのフィーニョラズの魔法が切れたの?御神刀の不思議パワーとかでもいうの?」

鬼の男「い、いや事実それ以外うまく説明出来ねぇしな。強いて言うなら『斬れる』と思ったもんならなんでも斬れる」

アリア「何それ!便利な刀ねぇ」

鬼の男「フフッ、お嬢ちゃんも抜いてみるかい?」

アリア「あら、奪われても文句言わないでよ」


言うが早いか刀に手をかけ引き抜こうと力を込める………が


アリア「か、硬い」

いくら私の力が貧弱だろうとここまでビクともしないのはおかしい


鬼の男「どういうわけか俺にしか抜けないんだ、おっさんでも抜けなかったんだぜ」

アリア「ふ~ん、なんだかアンタの為の刀って感じねぇ」

鬼の男「まぁな、コイツにはいつも助けてもらってる。俺の記憶が戻ればコイツのことも分かるんだろうがなぁ」

アリア「もう脱落しちゃってるけどね」

鬼の男「おいおい、辛辣だなお嬢ちゃん…。でも、お嬢ちゃんにも取り戻したい何かがあるからこのゲームに参加してるんだろ?」

アリア「………ええ」

鬼の男「そんならしっかり寝て明日に備えろよ!」


乱暴にグシャグシャと頭をかきまわされる

アリア「ちょっ!首が取れるでしょ!」

鬼の男「んなわけ無いだろ」

いやいや、鬼のアンタにやられるとシャレにならない

そう口に出す暇なく好き放題されてしまった

………兄は元気にやっているだろうか

ふと、脈絡なくそんな事を思ってしまった


………家を捨てた私にそんなこと心配する資格は無いか


鬼の男「んん?どうした大人しくなって?」

アリア「別に、眠くなっただけよ。アンタの言うとおり寝ることにするわ」

鬼の男「おおそうか、心配するなお前のことはしっかり守ってやるよ」

アリア「フフッ、頼もしいわね。それじゃあおやすみなさい」

鬼の男「ああ、おやすみ」


そう告げて既に背中を丸めていたガルムの毛布にくるまる





※四日目終了


誤報

四日目 ×
 ↓
五日目 ○


状況判定


1-3好きな数字を選んでください

↓2

3


>>199選択:3

数字内訳
1、鹿角の男
2、土気色の肌の男
3、アリア陣営



状況判定
1,2  襲撃
3~7  何も無し
89   来訪者
0   ???

直下コンマ


コンマ判定:8  来訪者



深夜


今日も今日とて子供達(アリア、ガルム)が眠りに着いたころ

ひそかな大人達の時間が始まる


ローヴェンダガラ「俺様も、俺様も若いころはなぁ…」

鬼の男「な~に言ってんだよおっさんは十分若ぇよ!」

ローヴェンダガラ「そうか!?本当にそうか!?」

鬼の男「ッ足りめぇよ!俺は嘘だけ初かねぇからな!」


ガッハッハッハッハ!!

二人の男の豪快な笑い声がこだまする

そう、晩酌だ


今日も今日とて酒を飲む

いくらアリアに注意されようと反省するそぶりを見せない

仕方ないじゃない、お酒が無くならないのが悪い


???「これはこれは、楽しそうであるな」

ローヴェンダガラ「おう、お前も飲むかい!?」

???「ほうほう、その誘い乗ってやらんことも無いぞ」

ローヴェンダガラ「ウワッハッハッハ!偉そうな態度しやがって!まぁまぁ座れや!!」


突然現れた謎の人物に全く疑問を覚えずに晩酌に誘いこむ男ども

それも仕方ない
もはやお互いの顔すらまともに認識していない

お互いがお互いの好きな事を宣っているだけだ

酔いが回り正常な判断など出来るはずもない

この日の晩酌に新たな客が招かれた


拠点の主の許可も無く



※五日目終了、リザルトに移行します


【リザルト】

名前:アリア・リードルート
性別:女性
種族:人間
職業:旅人


環境:7     恵まれた環境に生まれた下級貴族
強さ:2     普通の人間女性レベルの強さ
生活:8     十分なサバイバル能力を持ち、誰かを養う余裕もある
教養:9     頭の回転が速く、策謀に長けたいやらしい頭脳の持ち主



年齢は17
恵まれた環境の下に生まれた次女
下級貴族の出身であるが優秀な兄が居るため家督を継ぐことは考えてない
三人兄弟であり兄と妹が居る
好奇心の強さが災いし家を飛び出し親友であるガルムと旅をしている
ガルムとは十年来の親友である
一見穏やかで物静かな印象を受けるが、その実はお人好しであり困った人を見捨てておけない
しかし、冷徹な見切りの良さを見せる時もある
運動が好きではないため肉付きの良いだらしのない体つきである
成長期にも拘らず全くと言っていいほど身長に変化がなく、体格に恵まれていない(140cmぐらい)





名前:ガルム
性別:男性
種族:人狼
職業:旅人


環境:7     絶滅に追いやられた種族ではあるが本人は不幸と思っていない
強さ:4     とても力が強いが年が若いため戦闘経験が少なく、頭も悪い
生活:8     サバイバルの知識もあり、狩りも得意である。意外にも手先は器用
教養:2     まともな教養を受けておらず、基本的な判断も相棒任せである




年齢は15歳
絶滅に追いやられたフクロオオカミの人狼
人や亜人から毛嫌いされているが本人は気にしておらず、むしろ幸せだと思っている
アリアとは十年来の親友であり、現在は共に旅に出ている
頭がよくないことを自覚しており、専ら肉体労働担当
物事の方針をいつもアリアに丸投げしており、大雑把な性格
基本的には二足歩行で、フクロオオカミと人間の中間的な容姿であるが
人間に見た目を寄せることも、その逆も可能である
浅黒い肌に金色の鬣、基本的に服を着ない
アリアのことをこの世の何より信頼している

【情報一覧】

ジームの孤島の地図

七つの腕輪を所持

鹿角の男(龍人)が参加している




【参加者一覧】


『アリア・リードルート』
報酬:フクロオオカミの人狼の復活


『フィーニョラズ=イニティウム・ベル・フェニクシア』    脱落
報酬:神代の英雄達


『クァルジィ』   脱落
報酬:戦乱の時代


『名無し』   脱落
報酬:記憶


『ペラリア』  脱落
報酬:時間


『ローヴェンダガラ』   脱落
報酬:全盛期の肉体


『ヨル』    脱落
報酬:自らの神としての地位


『ミネア』      脱落
報酬:一族の復活


他2名


残り3名


この前の龍人についての説明が間違っていたので修正



『龍人』
鹿の角、鯉の鱗、蛇の尾、鷹の爪をもつ亜人
根強い龍神信仰と邪神信仰が色濃く残る種族である
独特の価値観や文化形態をなしており、他の種族との関わりは無いに等しい
ココノエに多くの集落が存在する



『龍神』
守護を司る神々の総称
龍神と一言で表すなら、天を守護する龍神『トキナミ』を指す
それに仕える神々かつ、『・イナカミ』の名を与えられた神を龍神と称する


十中八九忘れているだろうココノエについても

『ココノエ』
世界最東端の島国
太陽の国とも呼ばれる
珍しい文化形態を形成しており、独自の宗教と神話が根付いているらしい



六日目行きますか?


ううむ、折角ですが人も少ないようなのでまた後日の更新に回したいと思います

来訪者のおかげで次回からテンポよく進むはず…

お付き合い頂きありがとうございました


20時前には再開します


皆さん忘れているであろう所持品

鉄鍋二つ、十徳ナイフ、サバイバルナイフ二本、大きめの布三枚、きれいな水三瓶、大量の保存食
包帯、針、糸、消毒のためのアルコール
火を灯す『ワイエス』、ランタン、毒の入った瓶二つ、六発入りの拳銃一丁



そろそろ再開


六日目開始










目が覚めるとツンと嫌な匂いが鼻を突きぬける

間違えようもない、酒だ

あの男ども私に許可なく酒盛りしていやがったのか

一体どれくらいのストックがあるんだ

もしかして私の居ないうちにあの魔女から酒を貰ったんだろうか?

そう思わずにいられないほど酒瓶が転がっている

後で片付けを命じておこう

そう心の中で毒づきながら朝食の準備を始める




朝食の匂いに釣られたのか寝ていた者達が続々と体を起こす

私、ガルム、ミネア、鬼の男、ローヴェンダガラ

五つの皿にパンを一切れと干し肉、野菜のスープをよそってやる


『いただきます』

そう口にしようとした時


???「おい、余の分が無いぞ?」

アリア「何よ偉そーに、自分でよそいなさいよね」

渋々と食事をよそう

寝ぼけていたのだろうか、確か全員分よそったはずだ

そう思いもう一度皿の数を確認する


アリア「…………ん?」

私、ガルム、ミネア、鬼の男、ローヴェンダガラ

五枚

確かによそい終わって全員分に渡した

私の目がおかしくなったわけでもない

というか今思えばさっき喋った奴は誰だ?
この拠点にあんな喋り方をする奴はいない

となると考えられる可能性は一つ






敵だ




護身用の拳銃を取り出し
見たことも無い派手な服の男に突きつける


全く、私も危機感が無いわね
こんなに堂々とした侵入者に気づかないなんて



???「なんだ、余の朝餉はどうした?」

アリア「な~にを偉そうに、悠長に構える前に私を殺しておくべきだったわね。アンタ、いつからここに?」

???「貴様は客の持てない方も知らないのか?」

アリア「いいから私の質問に大人しく答えなさい」

???「やれやれ…会話のできん童だな」

アリア「わ、童ですって~!!」

ガルム「あ、アンちゃん落ち着きなよ!この人に敵意は無いみたいだしさ!」

アリア「だからと言ってコイツに食料をくれてやる義理は無いわ!!」

ガルム「そ、それもそうなんだけどさ…」


何故か私の味方のはずのガルムが目の前の男を庇う




アリア「いいから早く私の質問に答えなさいよ!」

???「やれやれ、仕方の無い。……余はそこな男に晩酌に誘われてな」

そう言いながら指差す先にはローヴェンダガラ


キッ、と強く睨みつけると露骨に視線を逸らされる


アリア「その話、本当なの?」

ローヴェンダガラ「あ、うう~~ん………そうだったようなそうでなかったような」

アリア「はっきりしなさい!!」

ローヴェンダガラ「す、スマン!昨日のことは覚えておらん!!」

アリア「意識が無くなるくらい飲むな!!」


全く、このおっさんは迷惑しかかけられないのか


鬼の男「なんでもいいから早く食べようぜ」

アリア「アンタも同罪に決まってるでしょ!!」

鬼の男「いや、俺は昨日飲んでない」

ローヴェンダガラ「な、卑怯だぞ!お前も飲んでいたぞ!俺様と同罪だ!」

鬼の男「う~~ん記憶にないなぁ、俺記憶喪失だからなぁ~。いや~困っちゃったなぁ」

ローヴェンダガラ「な、なんて都合の良い記憶喪失…」



私そっちのけでコントを始める二人

まぁいい、コイツらの処遇は後だ

まずはこの謎の男をどうにかしなければ



1、問答無用。撃ち殺す
2、いくつか質問してみる
3、面倒なので食事を用意してやる
4、自由安価

安価↓2


十分たったのでksk

いま来たが誰もいないのかな?

食事を用意する代わりに質問にはちゃんと答えてもらう


>>222選択

※久しぶりなくらい全然人が来なくてめちゃくちゃ焦ったゾ…


アリア「………ん」

拳銃を下ろし、食事をよそった皿を差し出す

アリア「うちの馬鹿が招き入れたせいだしね、朝食だけはくれてやるわ」

アリア「たーだーし!食べ終わったら私の質問に答えなさいよ」

???「わかったわかった、好きなだけ答えてやろう」


その言葉を聞いて皿を渡した



鬼の男「つまり俺は無実だ!」

ローヴェンダガラ「な、なんだってー!!」

アリア「いつまでやってるのよこの馬鹿!さっさと食べるわよ!」


騒ぐ二人を無理やり静かにさせて朝食をとる


ちなみにミネアはというと皿を渡されてすぐ、静かに食事を貪っていた


食事を終えて、改めて謎の男に向き合う


???「あの食事は貴様が用意したのか?」

アリア「ええそうよ」

???「ふぅん……童にしては中々よいモノを作るな。褒めてつかわす」

アリア「はいはい、そうでござんすか」


こんな奴に褒められても嬉しくとも何ともない

何でこいつはこんなにも偉そうなんだ

この鹿角の男は


……………鹿角?


もしやコイツ、ミネアが出会ったとかいう参加者か?

こんなに分かりやすいのに気付くのが遅すぎるな、私


さて、一先ず…



1、名前は?
2、持っている腕輪の数は?
3、昨日、そこの女(ミネア)と会った?
4、自由安価

安価↓2

1


>>227選択:1、名前は?



とりあえず、呼び名が解らないと面倒だな

アリア「アンタ、名前は?」

???「余はかの龍神に仕えし者、『イナカミ・カンナギ』」

アリア「イナカミ…」



知識判定
7以上で知っている
教養 +2
直下コンマ


コンマ判定:1+2 失敗




イナカミ・カンナギ

聞いたことも無い名前だ


アリア「一応聞いておくけど、アンタ龍人よね?」

イナカミ「そうだ」



『・カンナギ』とついているからまさかとは思ったが神の方の龍神ではなさそうだ
となると龍神の加護を受けた『御子』の家系ということか?


イナカミ「なに、深く勘ぐるな。ただの考古学者だ」

アリア「……そう」


見た目からは全くと言っていいほど威圧感は感じられない

なんだかブカブカして動きにくそうな服を着ているし、肉体派の匂いは全くしない

考古学者ともなると単純に観光気分でこのゲームに参加したのか?

そうとでも思わなければこの男が生き残れるような気がしない


イナカミ「他に質問はあるか?」

アリア「そうね……」



1、無い
2、持っている腕輪の数は?
3、昨日、そこの女(ミネア)と会った?
4、自由安価

安価↓2

3


この書き込みのから十分間安価指定が無ければ>>231採用

安価↓


>>233選択:3




アリア「ねえ、昨日そこの女に会った?」

そう言って今日も今日とてガルムに絡まれているミネアを指さす

イナカミ「んん?……ああ、そうだな。昨日会った」
イナカミ「漸く参加者に出会えたかと思えば脱落してると来た、全く不幸なモノだな」

アリア「そう…」


どうやらこの男がミネアが昨日会った参加者で間違いなさそうだ

龍人が二人参加している可能性が無いわけではなかったがその心配は杞憂に終わったようだ

更にこの男は私が訊いていないことも話してくれた

ミネア以外に会ったことは無い

嘘をついている可能性が無いわけでもないが、嘘をつくメリットも無いし本当のことだろう


ふぅん、もう一人の参加者はよほど隠れて過ごしているのだろうか
面倒な事だ


他に何か聞くことは無いだろうか?


1、無い
2、自由安価

安価↓2

1


>>237選択:1



アリア「質問は以上よ」

イナカミ「なんだ、それだけでよいのか?もっと聞いてもよいのだぞ」

アリア「いいえ結構です」


はぁ~、と思わず溜息が洩れる

思わせぶりな登場をして置いて全く新情報は無し

何の役にも立たず飯だけを食った

せいぜい役に立ったのは探す必要が無くなったことくらいか




イナカミ「ああそうだ、お前にも伝えておかねばな」

ゴソゴソとなにやら懐を探り、私に何かを見せる


イナカミ「この近くに大規模な罠が仕掛けられていた、恐らくお前が外に出てきたのを狩ろうとしたのだろうな」


そう言って見せたのはワイヤー
見間違えようもない、私が仕掛けた罠だ

イナカミ「余に感謝しろよ?」

アリア「あ、アハハ…アリガトウ…」

思わず頬が引きつり、返事がおざなりになる

こ、この男やってくれたな
よもやこんな芸当が出来ようとは、舐めていたと反省するところか?

それともまた仕掛けなおさなければならないと悲しむべきか?


アリア「ホンット~に迷惑な奴ね……」

イナカミ「何か言ったか?」

アリア「いいえ、別に…」


さて、これからどうしようか

この男の対応も考えなければならない

罠が無い以上むやみに攻撃を仕掛けるのは得策ではない

どんなマジックを使ったのか知らないが私の罠を解除した男だ
警戒に越したことはないだろう



1、イナカミを追い出し罠補充
2、イナカミと交渉
3、誰かと話す
4、自由安価

安価↓2

2

3 ガルム


>>243選択:2、イナカミと交渉


交渉の内容


1、残りの参加者を探すまでの一時休戦同盟
2、残りの参加者を探し、倒すまでの休戦同盟
3、自由安価

安価↓2


>>247無効ですすいません
恐らく書き込み失敗で連投してしまったんでしょうね


>>246採用:3、ガルム



アリア「ねぇガルム、あの男どうしようかしら」

ガルム「ん?アンちゃんがオレに相談なんて珍しいね」

アリア「偶にはいいでしょ」

ガルム「ヘヘッ頼ってくれた見たいで嬉しいよ。…でもどうするって言ったって倒せばいいんじゃない?」
ガルム「見た感じ強そうじゃないし、オレでもどうにかできそうだけど」

アリア「私もそう思ってたんだけどね、私の罠を解除してたのよアイツ」

ガルム「ええ~!!アンちゃんのアレを!!」

アリア「声がでかいわよ馬鹿!…とにかく、意外と侮れないのよアイツ」

ガルム「うう~ん、何故か拠点に居座ってるし罠を仕掛けにも行けないねぇ」

腕を組みながら唸っていると、何かを思いついたのか顔を上げる


ガルム「暗殺しちゃえば?」

アリア「暗殺……」

ガルム「確か毒瓶も残ってたよね?罠が無い以上正面からじゃ危ないかもしれないし」



なるほど、悪くない考えではある
罠が無い以上私とガルムではタイマンは危ない

ガルムは腐っても人狼
奇襲は得意だ


暗殺

その言葉がガルムから出たことに少しだけ恐怖を覚える

自分の力不足でそのような考え方を押し付けたくせに…



………今はそんなことはどうでもいいか


暗殺を実行する?

1、する
2、しない

安価↓2


毒の効力
即効性はあまりないがほんの一滴肉体に侵入しただけで致死量となる猛毒
強い生命力の龍人といえど効きます


それを踏まえて再安価

↓2

安全策2


>>254選択:2、しない



アリア「………やめておきましょう」

ガルム「ええ~、なんで?もしかしてオレの腕が信用できない?確かに頼りないかもしれないけど狩りなら自信あるんだよ!」

アリア「別に信用してないわけじゃないわ。だけどもし暗殺に失敗した時の保険、罠があった方がいいと思っただけよ」
アリア「だから暗殺を実行するのはせめて罠を補充した後ね」

ガルム「う~ん、まぁアンちゃんがそういうなら仕方ないか」


いい案だと思ったのになぁ~、と残念そうに口をとがらせるガルム

もう最終盤なんだ、時間をかけてでもより確実で安全な道を行きたい

とにかく、罠を補充する。もしくはイナカミをここから遠ざける何かを考えなくては

罠さえ仕掛けられればなんとかなるはずだ


もうすぐ昼となる

どうしようか?

いっそのことどっかに行けというか?
それとも上手く駒として使うか




1、素直に拠点から追い出す
2、イナカミと交渉
3、バレないように罠を補充
4、誰かと話す
5、自由安価

安価↓2

5 全裸で散歩する


>>258無効

再安価↓1

2

>>260選択:2、イナカミと交渉


交渉の内容


1、残りの参加者を探すまでの一時休戦同盟
2、残りの参加者を探し、倒すまでの休戦同盟
3、自由安価

安価↓2

2


この書き込みの後十分以内に安価指定が無かった場合>>262採用

安価↓


>>262選択:2、残りの参加者を探し、倒すまでの休戦同盟



アリア「ねぇイナカミさん」

イナカミ「なんだ?」

アリア「ここで会ったのも何かの縁です。一時休戦しませんか?」

イナカミ「………」

アリア「一時休戦して残りの参加者を探すのです。そして私と貴方、2対1で倒す」
アリア「少し卑怯かもしれませんが、私としても罠を仕掛けるような卑劣な参加者は早めに落としてしまいたいですし」

アリア「お互い何時かは戦わなければならない、他の参加者を落とすこともね」
アリア「メリットはあれどデメリットは無いと思いますが」

アリア「如何ですか?」

イナカミ「ふむ……」



交渉判定
6以上で成功
策謀 +2
直下コンマ


コンマ判定:5+2 成功



今日の更新はここまでです

お付き合い頂きありがとうございました


再開します

イナカミのプロフィール公開




名前:イナカミ・カンナギ
性別:男性
種族:龍人
職業:考古学者


環境:10  天を守護する龍神『トキナミ』に仕える巫の家系
強さ:7   気を扱う武道の達人 
生活:8   長年の旅によりサバイバル技術は人並み以上である
教養:10  古代文字を読み解くことが出来る考古学者





年齢は120歳ほど
50年に一回の脱皮を繰り返し若々しさを保っている
龍人の平均年齢は200前後、ほとんどの者は生に飽きて自殺を試みる
生粋の知識人であり、書を読み解くことだけが生き甲斐であった
しかし現代で発行されている書物だけでは欲が満たされず、新たな知識を欲した
その道として誰も現代では知ることが出来ない過去の記録、考古学を学ぶことを決めた
貪欲な性格でありながらその欲は全て知識欲に向けられているため、それ以外に対しては無関心である
この世界にしては珍しく弱肉強食な倫理観は持っておらず、種族による偏見を持たずに他人と接する
しかし誰に対しても不遜で傲慢な態度で接するため友人が居ない
現在独身、結婚願望も無い
家督を継ぎ巫になることは無かったが、その地には色濃く天を統べる者の血が流れている





能力


『龍人』
鹿の角、鯉の鱗、蛇の尾、鷹の爪を持つ珍妙な姿の亜人
とても生命力の強い亜人であり、50年に一度脱皮をする




『巫(カンナギ)』
神に仕える者とい言う意味を持つ
天を守護する神『トキナミ』の巫であり
天を統べる加護を与えられる
この場合の天とは『世界』を指す




『武道(拳法)』
武道を扱う者
その中でも無手の拳法を得意としている
体の動きを読みにくくするため大きめの衣類を着用している




『神の加護』
篤い信仰心を持つ者、もしくはその神の血を持つ者の証
彼の場合は『トキナミ』の加護を持つ


イナカミさんクッソ強いのでご用心

再開します(二回目)


>>264
交渉成功の続きから




イナカミ「……そうだな、その提案受け入れてやらんことも無い」

アリア「ありがとうございます」

イナカミ「というか、さっきからそのみょうちくりんな口調は何だ?」

アリア「……こういうことする時のくせよ」

イナカミ「ふぅん、しかし余に対してその謙った態度、実によかったぞ。今後もそのように余に接してほしいモノだ」

アリア「気が向いたらね」


イナカミ「では、さっそく探しに出るか?」

アリア「………」


1、行く
2、行かない

安価↓2
※現在は昼

1


十分以内に安価指定が無ければ>>272採用

安価↓


>>272採用:1、行く



連れていく人物

1、アリア
2、ガルム
3、ミネア

安価↓2
※組み合わせても構いません(例:1,2など)


>>276選択:1,2
※補足忘れた自分が悪いんですがアリア以外を選べばアリアは別行動が出来ました



アリア「そうね、早速探しに行きましょうか。ガルム!」

ガルム「何々アンちゃん!」

アリア「残りの参加者を探しに出るわ」

ガルム「残りって何人だっけ?」

アリア「私が所持している腕輪は七つ、参加人数は十人まで。つまり最後の一人よ」

ガルム「おお!もうそんなに少なくなってたんだね」

アリア「ええ、そして見つけ次第イナカミと連携して倒してちょうだい」

ガルム「二対一なら安心だね!」

アリア「………だといいわね」

ガルム「相変わらず信用ないなぁ~」

アリア「アンタの心配っていうより残りの参加者がどんな奴か不安で仕方が無いって意味だけどね…」



不安に思いながらも捜索に出る
フィーニョラズの手がかりでもついでに見つかればいいのだけれど…


探索判定
5以上で何か発見
7以上で残りの参加者発見
人狼 +2
三人 +1
直下コンマ


コンマ判定:9+2+1 残り参加者発見




暫く森の中を歩いているとガルムが私に声をかけてきた


アリア「見つけたの?」

ガルム「たぶん、着いて来て」

そういってガルムにつれてこられた場所を覗く
そこには私達と同じように島内を探索しているのであろう男が見えた

その男の肌は死人のように生気が無く、土気色だ
肌を露出させており、筋骨隆々で生傷の絶えない強靭な体が窺える

その男は…



知識判定
5以上で種族看破
7以上で正体判明
教養:9 +2
直下コンマ


コンマ判定:2+2 失敗



………分からないな
人間ではなさそうだということは分かるが種族の特定までは至らない

死人のような風貌
もしかすると探索用のゾンビを使役したりする者がいるのだろうか?

だがそういうことができるネクロマンサーなら、もっと多くのゾンビを使って探索していてもいいだろう
今まで一体も会わなかった説明がつかない

それとも一体だけか?

いや、そもそもゾンビであると決まったわけではない
こういうメイクをしている可能性も無いわけではない……する必要もないが


ガルム「どうかなアンちゃん?」

アリア「えっ、なっ何が?」

ガルム「何って、アレが残りの参加者だよね?腕輪も付けてるし」

アリア「う、嘘!」


ガルムに言われてよく見てみると確かに腕輪がはめられていた
何という失態、ガルムに言われて気づくとは情けない

しかし、これで使役されているゾンビ説は無くなった

相変わらずアレが何かは分からないが


ガルム「それで、どうするアンちゃん?」

アリア「………」


一先ずイナカミも呼び、作戦を考える


恐らくこちらには気づいていない
奇襲もできるだろう、成功するかは別として


さて、私が取る作戦は



1、正々堂々名乗りを上げる
2、イナカミを囮にガルムが奇襲
3、イナカミとガルムの同時奇襲
4、それ以外

安価↓2
※十五分以内に選択が無い場合イナカミが勝手に名乗りを上げてしまいます

ストップ

イナカミさんの知識判定をしますか?

1、する
2、しない

安価↓1


イナカミ知識判定
5以上で種族判明、8以上で正体看破

教養10 +3
考古学ではない -2

直下コンマ


コンマ判定:2+1 失敗


イナカミにも姿を確認してもらったが正体は分からなかった

相変わらず何の役にも立たない男だ

相手は止まっているわけではない
早急に作戦を考えなければ


恐らくこちらには気づいていない
奇襲もできるだろう、成功するかは別として


さて、私が取る作戦は



1、正々堂々名乗りを上げる
2、イナカミを囮にガルムが奇襲
3、イナカミとガルムの同時奇襲
4、ガルムを囮にイナカミが奇襲
5、自由安価

安価↓2
※十五分以内に選択が無い場合イナカミが勝手に名乗りを上げてしまいます


>>292選択:4、ガルムを囮にイナカミが奇襲



アリア「一応聞いておくけどアンタって戦えるわよね?」

イナカミ「それなりに…な」

アリア「そう」

コイツにしては妙に謙虚なのは気になるが、戦えないわけではないようだ
しかし、戦闘に自信が無いのなら囮など引き受けてもらえないかもしれない

仕方ないか、あまりやりたくなかったがこうするしかないだろう


アリア「じゃあまずガルムが囮になってあの男の前に飛び出す」
アリア「あくまで囮よ、戦闘しちゃ駄目。相手が穏便なようなら会話でもしてもらって構わないわ」
アリア「その隙を突いてイナカミが奇襲。出来るわよね?」

ガルム「全然イケるよ」

イナカミ「……奇襲か、余の趣味には合わんが仕方あるまい」

アリア「じゃあ、作戦開始」


そう言って私とイナカミ、ガルムが別れる




私とイナカミは音を立てないように移動し、男を見守る
ガルムが出てくるのを待つのだ


奇襲用にナイフをイナカミに貸してやろうとすると断られる
素手で大丈夫だと言うが、本当だろうか?

作戦を始めた以上信用するしかないが…


そのような事を考えていると、ガルムが男の前に飛び出す

男は明らかにガルムを警戒している


今奇襲をさせようか?



安価↓1

まだ動かない


>>295選択:まだ動かない



まだ、早いか

警戒しているということは集中をしているということだ

その集中が途切れた時を狙おう

そう思い息をひそめる
ガルムとあの男の会話が聞こえてきた


???「何者だ」

厳格な男の声
若々しさはなく、老練とした威圧感のある声だ
腰にさげている剣に手をかけている


ガルム「け、警戒するなよホラ。腕輪もしてないだろ?」


ガルムは緊張した様子だが想像以上に演技を頑張っている
脱落している者という設定なのだろう


???「…………」


男はまだ警戒を解いてないのか剣に手をかけたままだ


ガルム「俺はガルム、見ての通りの獣人だ」

???「………」

ガルム「しかもなんと!絶滅したはずのフクロオオカミの人狼なんだぜ!どうだモノ珍しいだろ?」


ガルムなりに相手の緊張を解そうとしているのだろう

ガルム「アンタは人間?…じゃあなさそうだけど」

ガルム「せっかく会えたんだ、自己紹介くらいしてくれよ」

???「………」



コンマ判定
5以上で警戒を解き名前を名乗る、1で隠れていることがバレル
直下コンマ


コンマ判定:6 成功



ガルム「お~い、反応返してくれよな~寂しいだろぅ」

???「…………」

ガルムの軽い雰囲気とは裏腹に張りつめた空気だったが
ついに観念したのかその空気が解かれた


???「はぁ、、鬱陶しい小僧だ」

ガルム「おお!やっと反応してくれたな」

???「儂の名はオッダル、これで満足か小僧」

ガルム「オッダルね、おっさんって何の亜人なんだ?」

オッダル「オークも見たことが無いのか?」

ガルム「へぇ~、オーク。初めて見たよ」


成程オークだったか
名前だけは聞いたことがある
戦闘をこよなく愛する民族だったはずだ

いやいや、そんなことは後でいい

漸く緊張状態が解かれ、剣から手を離している

今がチャンスだろう


奇襲を仕掛ける?


安価↓1

何故かアゲ失敗するなぁ
安価↓

もうちょい警戒緩めれそうだしまだ待とう


>>301選択:まだ待つ


まだだ、まだ待とう

もしかしたらもう少し情報を引き出せるかもしれない



ガルム「おっさんはどうしてここに?」

オッダル「ゲームに参加する以外ここにいる理由はないだろう」

ガルム「ええっとそうじゃなくて、何か探したりしてるの?」

オッダル「そうだな腕輪を持っている参加者を探しているな」

ガルム「そ、そりゃそうだよな……アハハ…」



突然会話が途切れる
もしやコイツ繋ぎの会話を何も用意してないのか!?



オッダル「もう用は無いだろ」

そう言って歩き出すオッダル

ガルム「あ、ああ~ちょっと待ってって!」

オッダル「何だ?」

ガルム「いや…ホラさ…、せっかく会ったんだからもうちょっとお話ししようぜ!な!?」

オッダル「儂から話すことはない」

ガルム「そ、そう言わずにさぁ~」


両腕を広げて進路を遮ろうとするガルム
明らかに怪しい動きだ

ガルムに交渉事に期待しすぎたか

というかさっき助けを求めるように此方をチラッと見た
やめろ!隠れてるって解るだろ!


これ以上時間をかけると余計に怪しまれてしまうかもしれない
というかボロを出してガルムが危険な目にあうかもしれない

早急に判断しなくては…


奇襲を仕掛ける?

安価↓1

寝る


>>304無効

1、仕掛ける
2、仕掛けない

安価↓1

1


>>306選択:1、仕掛ける



これ以上長引かせるのは良くない気がする

アリア「イナカミ今よ!」

イナカミ「心得た」


ガルムに絡まれてめんどくさそうにしているオッダルの背後に向かって飛び出す




奇襲判定
5以上で成功、成功以上でそのコンマの三分の一の強制ダメージ+有利状態から戦闘開始
失敗でそのコンマ分のダメージ+負傷状態から戦闘開始

奇襲評価 C -1
武道 +1

直下コンマ


コンマ判定:44 失敗ゾロ目


次は戦闘開始前から始まります

お付き合い頂きありがとうございました


ロディアafter



あれから……僕がシジマを殺してから一年以上の月日がたった

世界は今までと変わりなく機能していた

それは昔と何ら変わりなく、異能犯罪が終わらないで居るということでもあった

だが、その『変わり無き』も終わりを告げる時が来る



20××年 3月3日

人類史上稀にみる民間人の大量殺人が行われた

その犯人はすぐに特定された


『浅賀 直樹』


異能犯罪抑制組織の一員であり、僕の学校の先輩でもある彼の行動は世間を揺るがす大事件

直ぐに捜索命令が出されたが未だ足取りが掴めない

この事件により非異能者による異能者への不信感が強くなる

今まで異能犯罪が無くなっていない事に対するフラストレーションが溜まっていたこともあるだろう

だが、それ以上に秩序を守るための『自治組織』の一員が犯罪を犯したことがそれを爆発させた

日本で初めて『反異能者』による異能者認識の抗議デモが行われた

このデモを足がけに世界で『反異能者』の流れが浸透していく

毎日のように行われるデモに対し、このデモを抑えきれないと判断した日本政府は

民間人の防衛武装の許可を発令

そして、ついに始まる

異能犯罪抑制の正義の名のもとに行われる『異能者狩り』が

たった一人の男の犯罪により社会的地位を失っていしまった異能者たちは

影に日向にその身を隠し、生きていくことを余儀なくされた

これが今の世界の現状

その世界を目の当たりにしてなお、少女は笑う



ロディア「……君は怖くは無いのかい?」

篠波「どうして?何が怖いというの?」

ロディア「……言わなくたって分かるだろう」

篠波「そうね、私は何でも知ってるもの」


そう言って少女は妖艶な笑みを浮かべる


ロディア「……君は知っていたのかい、こうなることを」

篠波「ええもちろんよ。シジマを殺した瞬間、こうなるのは抗いようの無い運命よ」

ロディア「……僕がシジマを殺したから」

篠波「どう?絶望しちゃった?後悔しちゃった?自分の幸せを阻害する者を排除したと思ったらもっと不幸な未来が待っていたことに」

ロディア「………………」

篠波「でもね、シジマが生きていたとしても幸せな未来が待っていたわけじゃない。異能者至上主義の考えが世界を飲みこんだだけよ」

ロディア「……僕はどうすればよかったんだろう」

篠波「『どうすればいいんだろう』の間違いじゃない?過去を変えることはできない。前にしか進めないのよ」

ロディア「なら、僕は…何を…」

篠波「解っているでしょ?貴方はもう止まることはできない。たった一つの罪を永遠に背負い続ける」

篠波「やるしかないのよ、貴方の邪魔をする『不幸の種』を摘まなきゃね」

篠波「貴方の大事な『幸福の花』を散らさないために」

ロディア「………そうだね、それしかない。僕が身を持って証明したんだ、勝ち取ることこそ正義だと」

ロディア「僕は守るべき者の為に…………『正義』を執行する」

篠波「ええ、頑張りなさい」



小さきその身に修羅を背負いし少年を見送る


篠波「フフフフ、良い目をするようになったわロディア=ロスチャイルド」

篠波「そう…まるで……シジマのような。良い目よ」


少女は不敵な笑みを浮かべる


篠波「そろそろこの体にも飽きてきた頃だし、私の目的を遂行するとしましょう」

篠波「何もかも、私の支配からは逃れられない」



とある日をきっかけに始まった連続失踪事件

『反異能者』の重要人物のみが何の痕跡も無くこの世から失踪する

いつしか世間で囁かれるようになる

異能者のみで結成された反世界レジスタンツが存在する、と

過激化する異能者狩り

深まる両者間の対立

そして、未だに足取りの掴めぬ『浅賀直樹』

もはや加速的に進んでいく世界を誰に求めることはできない

たった一人の意志とは知らず、世界は混迷する

そして、これもまた止められぬ対立




神宮「………よう、やっと見つけたぜクソガキ」

ロディア「……僕に何の用ですか?」

神宮「色々言いテェことがあるに決まってんだろ」

ロディア「……僕の邪魔をするんですか?」

神宮「そういうことになるかもな」



ロディア「どうして、僕の道の邪魔をする?」

神宮「テメェが俺の道を邪魔するからだ」



ロディア「貴方だって本当は僕と同じはずだ。守りたい者があるはずだ」

神宮「その為にテメェを止めるのさ」



ロディア「意味が解らない」

神宮「意味ワカンネェのはこっちの台詞だ」



ロディア「ロリコンって思考すら停止してしまうんですね。あっ思考停止してるからロリコンなのか」

神宮「未だ一人じゃ生きていけねぇマザコン野郎に言われたかねェよ」



ロディア「……………」

神宮「……………」




ロディア「貴方と僕は解り合えない」
神宮「俺とテメェは解り合えるさ」



ロディア「僕の邪魔をするって言うなら容赦はしませんよ」
神宮「手加減してやるから簡単に死ぬんじゃねぇぞ」



ロディア「前々から僕は貴方のことが嫌いでしたよ」
神宮「俺は最近お前のことが好きになれた」




ロディア「……変わりましたね、貴方は」
神宮「何も変わんねェなお前は」



ロディア「正義の反対は悪だ」
神宮「毒を持って毒を制するともいうだろ?」



ロディア「ロリコンの癖に小難しいことを言わないでください」
神宮「日本在住の癖に諺もワカンネェのか」



ロディア「生憎ウクライナ人でして」
神宮「残念、ここは日本だ」




ロディア「…正義の僕を邪魔するこの悪党め」
神宮「まだどっちが正義かなんて決まってねぇだろ?」




ロディア「………そうでしたね。それに関してだけは貴方が正しい」

神宮「だろ?解ったらとっとと降参シロ」



ロディア「断る!!僕は止まるわけにはいかないんだ!!」

神宮「なら力づくで止めるだけだ!!」



正義をかけた戦いが始まる

もう、終わり以外の道が無いとは知らずに




篠波「さぁ、始めましょう」

篠波「私がこの世界を神話に塗り替える」

篠波「心理を得た者として、神として私は生まれ変わる」

篠波「窮屈な人間の皮を脱ぎ捨て空へ飛び立つ」












篠波「さなぎをやぶりちょうはまう」









TO BE CONTINUED………?


今日更新するつもりだったんですが出来なかったお詫びとして
以前よりシコシコと構想を考えていたロディア君のその後のお話

本当は霞園さんとロディア君のほのぼの日常イチャラブを書くつもりが


ど う し て こ う な っ た



久しぶりに書いてみると結構楽しかったです。


明日の夕方ごろ更新再開します

乙乙!
久々のロディアくん良かったww


夕方に再開するとキッパリ言ったのに……スマンありゃ嘘だった

20:30頃再開


だれも篠波鹿波ちゃんの台詞に反応してくれてなくて寂しいお………



>>320
こういう風にたまに過去の物語の後日談を書くことがあります
余り期待せずにお待ちください


オッダルのプロフィール公開



名前:オッダル
性別:男性
種族:オーク
職業:旅人


環境:4   ごく普通のオークの集落に生まれる
強さ:8   オーク四賢者の一人
生活:5   それなりに一人で生活できるがあまり得意ではない
教養:8   魔法を扱えるほどの教養を持つ




年齢は53歳
ごく普通のオークの集落に生まれる
自らを鍛え上げその集落一の男となり、四賢者の座を獲得した
その集落は審判の神『ダグライ』を信仰しており、正しさを得る奇跡の一端を扱える
それと同時にダグライより賜りし神器『罪の石』の一つを所持している
オークとして比較的平均的な体格であり、特別な家系でも無い男が四賢者の座を獲得することは稀である
オークの種族らしく戦闘をこよなく愛する性格であり、強者至上主義者
強き者であれば何者であろうと尊敬する
正々堂々の闘争を愛しているが、勝つために手段は選ばないという精神も肯定する強かさがある
オーク随一の剣の達人
一人の妻と息子が居たが隣国との戦争により亡くなってしまう
そのショックにより今は集落を出て、あるゲームに参加するため旅に出る
現在独身、結婚願望は無い






能力



『オーク』
平均身長2メートル以上の巨体を持つ亜人
死人のような土気色の肌をしており、その肌は冷たい
戦闘をこよなく愛する戦闘民族
余談だが、筋肉の付きやすい種族であるため体が重く泳ぐことが苦手である




『魔法:オーク』
自らを変質させる暗示の魔法
オークの四賢者と呼ばれる者のみが扱うことが出来る
状態異常及び精神干渉を一切受けない




『断罪の剣』
審判の神ダグライより賜った罪の石を削って創った剣
通称『不死殺しの剣』
その剣に付けられた傷は自然治癒以外では修復できない





『神の加護』
篤い信仰心を持つ者、もしくはその神の血を持つ者の証
彼の場合は審判の神の正しさを得る奇跡の一端を扱える




『剣の達人』
剣を扱うことに関して彼の右に出る者はそうはいない




オッダルの背中に飛びかかった瞬間

まるで来ることが解っていたかのように瞬時に振りかえり剣で抜き放つ

全く予期しない形で放たれた剣筋に避けることが出来ないイナカミ

咄嗟に体を捻り致命傷だけは避けたが、ドクドクと腕から血を流す

直ぐに治療をしなければ腕が使い物にならなくなるどころか死んでしまうほどの出血だ



イナカミ「クッ…余としたことが驕ったか」

オッダル「獣かと思うたが、よもやこの小僧お前と組んでおったのか」

オッダル「小僧、見た目に反して中々に強かな奴だ。だが成功せねば意味はない」

ガルム「オイ!イナカミ大丈夫か!」

オッダル「次はお前の番だぞ、小僧!!」


血に濡れた剣を振りかぶり、ガルムに襲いかかる



マズイマズイマズイ

失敗する可能性はあったがイナカミの傷の深さが予想以上だ

どうする、何をすることが最優先だ


私は……



1、咄嗟に拳銃をオッダルに向けて放つ
2、イナカミに駆け寄り応急処置を行う
3、イナカミを放ってガルムと撤退に尽くす
4、威嚇射撃を行い撤退戦に移る
5、イナカミを無理やり戦わせる
6、自由安価


安価↓2

難しい
1で


>>325選択:1、咄嗟に拳銃をオッダルに向けて放つ



ガルムが襲われている

その光景に居てもたっても居られず私は思わず拳銃の引き金を引いた

幸い弾丸は命中した、が命中しただけだ

私の貧弱な肉体で撃てる拳銃などたかが知れている

私の放った弾丸はその筋肉の鎧を傷つけるには至らなかった



オッダル「よもやまだ協力者がいようとはな」

ガルム「アンちゃん!何で出てきたんだよ!早く逃げて!!」


拳銃を放った衝撃と、オッダルの視線にさらされ体が震える
足が棒のようだ、全く動かない


オッダル「そのような玩具で儂を傷つけようなど甘いな小童よ」


オッダルが悠然と私に近づく
恐怖で体が一歩も動かない


ガルム「お前の相手はオレだ!!アンちゃんに近づくな!!」


必死でガルムが足止めを試みるも容易く蹴散らされる

そして、私の目の前で足を止める



私の体にぬるりと刃が滑り込む



体がカーッっと熱くなったかと思えば、血の気が引き世界がグラリと傾く


ガルム「アンちゃん!!アンちゃーん!!!!」

やけに朦朧とする意識の中で、ガルムの必死な声だけが響く

重い瞼を必死に持ち上げ前を見る

ガルムの瞳に大粒の涙がたまっている

悲痛な面持ちで何かを叫んでいる


ああ、ガルム泣かないで

私が頑張って守るから

貴女に辛い思いはしてほしくない


何かを掴むように手を伸ばし私の意識はそこで途切れた



Dead END


久しぶりのDead END

1番の選択肢は強制死亡でした

アンちゃんはとっても弱いので出しゃばっちゃあ危ないですよ

なんだか久しぶりにこのゲームが鬼畜難易度であることを思い出して頂けたと思います


ゾロ目失敗により>>323よりコンティニュー


オッダルの背中に飛びかかった瞬間

まるで来ることが解っていたかのように瞬時に振りかえり剣で抜き放つ

全く予期しない形で放たれた剣筋に避けることが出来ないイナカミ

咄嗟に体を捻り致命傷だけは避けたが、ドクドクと腕から血を流す

直ぐに治療をしなければ腕が使い物にならなくなるどころか死んでしまうほどの出血だ



イナカミ「クッ…余としたことが驕ったか」

オッダル「獣かと思うたが、よもやこの小僧お前と組んでおったのか」

オッダル「小僧、見た目に反して中々に強かな奴だ。だが成功せねば意味はない」

ガルム「オイ!イナカミ大丈夫か!」

オッダル「次はお前の番だぞ、小僧!!」


血に濡れた剣を振りかぶり、ガルムに襲いかかる



マズイマズイマズイ

失敗する可能性はあったがイナカミの傷の深さが予想以上だ

どうする、何をすることが最優先だ


私は……



1、咄嗟に拳銃をオッダルに向けて放つ
2、イナカミに駆け寄り応急処置を行う
3、イナカミを放ってガルムと撤退に尽くす
4、威嚇射撃を行い撤退戦に移る
5、イナカミを無理やり戦わせる
6、自由安価


安価↓2


ちょっと選択が難しそうなので選択肢の中身公開


1、強制死亡
2、ガルム3ターン耐えれば二対一
3、3回判定に勝てれば撤退  最も難易度が低い
4、3回判定に勝てれば撤退  最も難易度が高い
5、4ターン経過でイナカミ死亡


これを踏まえて安価↓2


>>333選択:5、イナカミを無理やり戦わせる
※この鬼畜!!



正直今の私たちでは負傷した荷物を抱えて戦っていられない

なんとしてでもこの場を切り抜けなくては


アリア「イナカミ!さっさと起きなさい!!」

イナカミ「…人使いの荒い童だ」

アリア「五月蠅いわね!こちとら必死なのよ!何としてもこの場を切り抜けないといけないの、アンタもさっさと切り抜けて治療したいでしょ!?」

イナカミ「少し放っておけば治る」

アリア「その間にガルムがやられちゃ意味無いのよ!お願いだから早く立って!」

イナカミ「やれやれ……とんだ女と組んでしまったモノだ」

ゆっくりと腰をあげ、オッダルに向かうイナカミ



オッダル「その傷で戦うのか?」

イナカミ「話している時間は無い、手早く終わらせてもらう」

オッダル「フン、勇ましいことだな」



※戦闘が開始されました


ガルム
強さ:4

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗大
5~9  成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力

『人狼(フクロオオカミ)』
耐久値1.5倍
戦闘判定常に+1
相手撤退時、追撃判定に+3
有利時更に+1


『経験不足』
戦闘判定時常に-1


『二人で一人』
相棒が近くに居る場合戦闘判定+1


イナカミ・カンナギ
強さ:7

コンマ表
1    ファンブル
2~4 失敗
5~8 成功
90   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『龍人』
耐久値1.5倍
戦闘終了後負傷回復



『巫(カンナギ)』
『天を知る』1ターン目と『海を飲む』を発動した次のターンに発動。2桁コンマ判定で高い方を選択
『地を掴む』『天を知る』を発動した次のターンに発動。相手の能力を無効
『海を飲む』『地を掴む』を発動した次のターンに発動。判定差を±3回復

『天地海を統べる』コンマゾロ目で発動。上記の能力を同時に3ターン持続。3ターン後『天を知る』発動


『武道(拳法)』
戦闘判定+1。成功以上で更に+1



『神の加護』
ファンブルを一度だけクリティカルに変更


オッダル
強さ:8

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗
5~8  成功
9    クリティカル
0    特殊判定

のコンマ表使用



能力
『オーク』
耐久値1.8倍
奇数ターン戦闘判定+2



『魔法:オーク』
状態異常及び精神干渉無効
負傷無効



『断罪の剣』
クリティカルで相手に回復できない負傷を与える
罪深き者が相手の場合戦闘判定+3



『神の加護』
相手がクリティカル以上で自分のコンマ最低保証値5



『剣の達人』
剣を所持している時戦闘補正+1


判定差:+18で自陣営勝利
判定差:-15で自陣営敗北


現在奇襲失敗により判定差-2



直下コンマ:ガルム&イナカミ戦闘判定
武道  +1
人狼  +1
経験不足  -1
二人で一人 +1
負傷     -2
『天を知る』発動


↓2コンマ:オッダル戦闘判定
オーク  +2
剣の達人 +1


※アカン……



コンマ判定:5±0  成功により+1
コンマ判定:99   ゾロ目成功


6-9=-3 ゾロ目成功99により更に-2

不利状態へ移行

判定差:-7



勇猛果敢に立ち向かうも武道、それも拳法を扱うイナカミにとって片腕を使えないというのはあまりにも厳しい

なんとかしてダメージを蓄積させようにも厚い筋肉の壁に阻まれ有効打を与えられない

意識が朦朧とし、調子も出ない


オッダル「威勢の割には覇気が無いぞ?」

イナカミ「チッ!……硬いな達磨よ」

ガルム「ぐおおおお……なんて筋肉なんだよおっさん!」

オッダル「自慢の肉体で…なァ!!」


横薙ぎで剣をふるう

イナカミが避けられないのを察してガルムが思わずイナカミを庇う


ガルム「クッ……つぅ…大丈夫か!?」

オッダル「痛々しい……直ぐに終わらせてくれる!!」



直下コンマ:ガルム&イナカミ戦闘判定
武道  +1
人狼  +1
経験不足  -1
二人で一人 +1
負傷     -3
不利     -1
『地を掴む』発動


↓2コンマ:オッダル戦闘判定
剣の達人 +1
有利    +1


※数的有利入れ忘れてた


コンマ判定:5±0-1 失敗
コンマ判定:3  相手能力により補正消滅 失敗


両者失敗により判定差変動無し


※3ターン目



イナカミを守るために体勢を崩したガルムへと斬りかかるオッダル

前へと踏み込む足にイナカミの強烈な足払いが決まる

転ばせるには至らないがガルムとイナカミが避ける隙が出来た


オッダル「足掻きよる」

イラついたように顔を顰めるオッダル

イナカミ「意地があるのでな」

満身創痍であるはずなのに不敵にイナカミは笑う



直下コンマ:ガルム&イナカミ戦闘判定
合計補正 -1
『海を飲む』発動


↓2コンマ
オーク  +2
剣の達人 +1
有利    +1


コンマ判定:5-1 失敗
コンマ判定:2 失敗


両者失敗

海を飲むにより判定差回復

判定差:-4


有利不利消滅

※4ターン目



流石のオッダルも数的不利を覆すのは難しいのかかき乱されていた

しかし、それ以上にこちらの消耗が激しい

お互い決定打はないが確実にこのままでは此方が負ける

耐久戦では圧倒的に此方が不利だ



イナカミ「もはや一刻の猶予も無いか……」

イナカミ「最後の最後だ、余の血の力存分に味わえ!」





直下コンマ:ガルム&イナカミ戦闘判定
合計補正 ±0

『天地海を統べる』発動


↓2コンマ:オッダル戦闘判定
剣の達人 +1

2桁コンマでファンブルをクリティカル扱いにはなりませんかね


>>354
残念ながら高い方を選択なので……


直下コンマ:オッダル戦闘判定
剣の達人 +1


コンマ判定:2±0 失敗
コンマ判定:8   成功


2-8=-6 失敗により更に-1


判定差:-8


※4ターン経過



鬼のような気迫を込めた震脚を放つイナカミ

迫力に反し音のなく滑らかな動きで接近し、拳を振るう

しかし、その拳がオッダルに届くことはなかった

あと一歩のところで体勢を崩し、倒れ伏す

ドクドクと終わることなく血が流れる

イナカミの生命活動が完全に停止した


ガルム「う、嘘だろ!」

オッダル「……最後の最後まで食えぬ武人であった。しかし弱きものは死ぬ、それだけがすべてだ」


イナカミの死体を蹴り飛ばし、ガルムに向き合う

一対一

絶望的だ、ガルムでは勝てない


※ぶっちゃけほぼ負け確定なのでコンティニューへ移行


いやぁコンマは強敵でしたね

オッダルさん強くしすぎたか?そう思って他の参加者を見ると妥当だと気付く

このゲームの参加者おかしい(小声)

4ターンまでに+5まで持っていければオッダルさんが撤退してくれました



あと一回の死亡でゲームオーバーです

コンティニュー位置を選択してください



1、>>290
2、>>308
3、>>323
4、自由安価

安価↓2

1


>>362選択1、>>290


攻略情報として奇襲はガルムをお勧めします
ガルムは弱いですが狩りに関してだけは一流です、暗殺も得意です
イナカミさんは鬱陶しいため囮の時の話を長引かせてくれます
二人同時の奇襲も悪い手ではありませんがハイリスクハイリターンです
イナカミさんを奇襲させる時のメリットはガルムが危険な目にあいにくいというところですね



イナカミにも姿を確認してもらったが正体は分からなかった

相変わらず何の役にも立たない男だ

相手は止まっているわけではない
早急に作戦を考えなければ


恐らくこちらには気づいていない
奇襲もできるだろう、成功するかは別として


さて、私が取る作戦は



1、正々堂々名乗りを上げる
2、イナカミを囮にガルムが奇襲
3、イナカミとガルムの同時奇襲
4、ガルムを囮にイナカミが奇襲
5、匂いだけもらい撤退
6、尾行する
7、自由安価

安価↓2

6


>>367選択:6、尾行する
※甘いのは重々承知しております、だけどここまで来てゲームオーバーにしたくないんや……



アリア「此方に気づいていないようだし、後をつけましょう」

イナカミ「ほう、焼き討ちでもするか?」

アリア「……選択肢の中に入れておくわ」


最も尾行に向いているガルムを先導させ、謎の男を尾行する





尾行判定
4以下で見失う
人狼  +2
人数  -1
直下コンマ


コンマ判定:44 ゾロ目失敗
※なんでや!


なんだか今日のコンマ運悪すぎィ!!

今日の更新はここまでです

お付き合い頂きありがとうございました


今回で参加者全員出たので全員の戦闘能力でも



アリア
今回のゲームで最弱。ガルムがいなければ戦えない
罠が強い


ガルム
弱い。戦闘以外で役に立つことだけが救いか


ミネア
主人公達を除いて最弱だが、十分強い
中々死なないしぶとさが強み、耐久戦が得意


オッダル
高めの耐久と安定した補正が強い
万能に立ちまわれる



イナカミ
強力なスキルを有する速攻型
コンマに恵まれないと厳しい面がある



クァルジィ
今回最大の耐久値を持つ
めちゃくちゃ強いが相手が悪かった




ローヴェンダガラ
成功率驚異の8割を誇る
圧倒的火力と安定した立ち回りが強み



ペラリア
安定した補正と自力クリティカルでほぼ勝ち確定の性能
しかし相手が怒涛のコンマすぎた



鬼の男
負ける気のない鬼畜性能
しかしコントに走って負けてしまった



ヨル
ファンブルが無いという強みと補正が重なり続けるという耐久特化
しかも-の補正反転という鬼畜
今大会では怒涛の高コンマで勝ちをもぎ取ってきたがモンペには敵わなかったよ……



フィーニョラズ
THEチート
どんな相手にも安定して即死と能力無効をぶっ放す、更にはコンマ補正2,5倍の魔法を持つ鬼畜
しかし創世の奇跡には敵わなかったよ……


こうやって書くと解りやすいことに今更気づく



アリア
耐久値6
戦闘補正-3


ガルム
耐久値15
戦闘補正+1


ミネア
耐久値15
戦闘補正+1
その他優秀な防御性能


オッダル
耐久値18
戦闘補正+1(3)
負傷無効


イナカミ
耐久値15
戦闘補正+1(2)
コンマ運底上げ
その他優秀なスキル



ここから強さ:8以上の壁


クァルジィ
耐久値30
戦闘補正+1(2)
負傷無効、敵魔法無効
敗北時道連れ



ローヴェンダガラ
耐久値20
戦闘補正+1(3)
ゾロ目成功で2,5倍の補正
負傷無効
コンマ成功率80%



ペラリア
耐久値10
戦闘補正+2
-補正2まで無効
自力クリティカルで相手に-3押しつけ、相手の攻撃無効。ターン永続



鬼の男
耐久値20
戦闘補正+1(3)
自力0で判定差の-を反転、更に戦闘補正+3上乗せ
1を二回まで降りなおす
敗北時コンマ判定成功で仕切り直し



ここから強さ:10以上の壁


ヨル
耐久値20
-補正反転、毎ターン補正積み上げ、相手に-1押しつけ
ゾロ目成功大で強制勝利



フィーニョラズ
耐久値20
戦闘補正+2(4)
-補正無効
クリティカル時相手能力無効、相手次第で即死
敗北で両親召喚




う~んこの畜生ども


ご飯食べ終わったら再開します


ちょっと遅くなりましたが再開です



尾行を続けていると突然男が歩みを止める

数秒の停止の後、突然後ろを振り向く

バレテしまったのか!?

不安になるが音を立ててしまう方がマズイ

姿勢を少し低くし息をひそめる

暫くすると何事も無かったように前に向き直る

しかし、動き出すことはなくその場で何事かつぶやいている



アリア「ガルム、アイツが何をしているか解る?」

ガルム「…………う~ん、何かを喋ってるんだけど何を言ってるかはちょっと」


どうにかして聞き取ろうと身を乗り出した瞬間

突然男の姿が消える


なっ!何が起こった

目を離していいたわけじゃない

しかし、事実どこにも姿を確認できない

どうする……



1、固まって身をひそめる
2、一目散に逃げる
3、自由安価

安価↓2

1


>>380選択:1、固まって身をひそめる



何が起こったのか分からないが慌てるべきじゃない

そう思い、3人が固まり身をひそめる

よく耳を澄ませば、パキリパキリと草木を踏みしめる音が聞こえる

音のする方に目を向けるとひとりでに草が倒れて行くのが確認できた



イナカミ「……ッ!」


突然イナカミが私を突き飛ばす

何事かと確認するまでも無く突き飛ばした理由が解った


私の背にあった木が圧し折れていた

いや、切り崩されていた


イナカミ「逃げるぞ」

言うが早いか、私を立ち上がらせて走りだす


アリア「ガルム!!」

ガルム「分かってる!!」


イナカミに引っ張られていた手を外し、ガルムに抱きあげられる


どんなことをしたのかは分からないがここは危険だ

一刻も早くここから離れなければ




※撤退戦に移行します


ガルム
強さ:4

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗大
5~9  成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力

『人狼(フクロオオカミ)』
耐久値1.5倍
戦闘判定常に+1
相手撤退時、追撃判定に+3
有利時更に+1


『経験不足』
戦闘判定時常に-1


『二人で一人』
相棒が近くに居る場合戦闘判定+1


イナカミ・カンナギ
強さ:7

コンマ表
1    ファンブル
2~4 失敗
5~8 成功
90   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『龍人』
耐久値1.5倍
戦闘終了後負傷回復



『巫(カンナギ)』
『天を知る』1ターン目と『海を飲む』を発動した次のターンに発動。2桁コンマ判定で高い方を選択
『地を掴む』『天を知る』を発動した次のターンに発動。相手の能力を無効
『海を飲む』『地を掴む』を発動した次のターンに発動。判定差を±3回復

『天地海を統べる』コンマゾロ目で発動。上記の能力を同時に3ターン持続。3ターン後『天を知る』発動


『武道(拳法)』
戦闘判定+1。成功以上で更に+1



『神の加護』
ファンブルを一度だけクリティカルに変更


ガルム戦力外によりイナカミの能力のみで判定


撤退戦です
見えざる敵から逃げてください

相手にダメージを与えることができません


判定5回の内
3回成功で完全撤退
3回失敗で………




撤退判定
5以上で成功
『天を知る』発動

直下コンマ


コンマ判定:9選択 成功



ガルムは逃げ足だけは速い

なんたって今までの二人旅、何度も何度も逃げ続けた

たとえ私を抱きつつであろうとも、その足の速さは折り紙つきだ

しかも森の中、木は障害ではなく道である

風のように駆け抜ける



イナカミ「なんと逃げ足の速い……。余を気遣うつもりはないのか」

ガルムの後ろでは轟音を立てながら迫る何かから逃げるイナカミ

動きにくそうな服装ではあるが躓くようなことなく森を駆け抜けている


イナカミ「もしやとは思ったが、あの男。姿を消す秘術でも持っているのか?」
イナカミ「しかし、そのようなことができるとは……一体何者だ」



撤退判定
5以上で成功
成功 +1

直下コンマ


コンマ判定:9+1  成功



もはや、ガルムの姿は見えないほどだ

しかし、逃げるなら拠点に帰るのだろう
場所は分かる、見えなくなっても問題はない

依然として(おそらく)姿を消して追跡している男

イナカミ「ふむ、少し試してみるか」


タイミングを見計らい踵を返し、前へ踏み込み拳を突き出す


???「………グッ!」

イナカミ「追跡者よ、大人しくここで蹲っていろ」


恐らくさっき殴った場所は腹

そこから位置を予想し急所と思わしき部分を蹴りあげる


???「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


野太い悲痛な男の咆哮が鳴り響く



イナカミ「ふむ、やりすぎたか?」

目的は逃走であり迎撃ではない
欲張らず再び背を向け逃げる



撤退判定
連続成功 +2

直下コンマ


※イナカミさんでよかったね

コンマ判定:1 『神の加護』により一度だけファンブルをクリティカルに変更



逃げ続けるがさっきまでの追跡者の音が聞こえない

もう安心か

そう思い振り向こうとした瞬間

服の裾が木の枝に引っかかり体勢を崩す

豪快にすっ転び、体が坂を転げ落ちる

だがそのとき、何故か地面が陥没しその下に体が叩きつけられる
なんとか受け身をとったおかげで外傷はない

しかし、服が汚れてしまった

はたこうと思い立ちあがってみると意外な事実に気がついた


周りでは驚愕の表情で自分を見る者たち



ミネア「…………」

鬼の男「…………」

ローヴェンダガラ「…………」



イナカミ「………許せ」



拠点の主が帰ってくるまで縛り付けられる羽目になった



※完全撤退に成功しました







アリア「はぁ、帰ってみたら天井が陥没してるなんて私聞いてないわよ」

イナカミ「余の所為ではない、転んだと思ったら地面が陥没したのだ」

アリア「ああはいはい、そうね悪くない悪くない。…まぁ真面目な話、追跡を完全に振り切っただけでも良しとしてあげるわ」


天井はおっさんと鬼の男に修理させた。もちろんイナカミにも手伝わせたが

突貫工事の所為で大きな衝撃で崩れるだろうが、傍目から見て違和感が無いほどには直せている

永住するつもりはないのでこんなもので十分だ


私とガルムはイナカミが帰ってきていた数分後に帰ってきた

追跡を振り切るためにわざと遠まわりして帰ってきたのだ


今日は少し疲れた、余り外に出歩かないようにしておこう

あの男についても考えなければいけない

誰かに聞いてみてもいいだろう


さて、どうしようか



1、誰かと話す
2、自由安価

安価↓2

1,ガルム


>>395選択:1、ガルム


今日は短いですがここまでの更新となります

お付き合い頂きありがとうございました

あ、>>388-391はイナカミ視点か……やだ私読解力ゼロ


>>397
私も突然何の説明も無く視点を変えてしまったので勘違いしても仕方ないです
視点が変わったことを書くべきでした


来週から忙しくなることが確定したので今週は頑張って更新いたします

もう少しで再開します


もう少し(一時間)


再開です



ガルム「アンちゃ~ん」

蕩けるような甘い声で私にしな垂れかかってくるガルム

アリア「何よ、最近はミネアにべったりだったくせに…」

ガルム「アンちゃん……もしかして妬いてる」

アリア「……そうだって言ったら」

ガルム「アンちゃん、か~わい~」


私の腹周りに抱きつき頬ずりをしてくる



アリア「…まぁヤキモチなんてこれっっっっっっっぽっちも妬いてないけどね」

ガルム「おぅ……やけに強調して言われた…。いいもんオレの中ではアンちゃんは妬いてるって設定だから!」


そう言ってさらに顔を腹に埋める


アリア「おぅふ……苦しい」

ガルム「いや~、アンちゃんってば相変わらずいいお腹だよねぇ。ほらブリンブリンだよ」

アリア「そんな擬音発してないわ!精々『ふにっ』…くらいよ」

ガルム「いやいやアンちゃん…現実見ようよ…」


ホラホラ、と見せつけるように私の腹を撫でまわす


アリア「ぐぬぬ……で、でも『ぷにっ』位ではあるはずよ!…ええ、その筈……」


この島に来てから良い食生活を送っていない
いつも以上に動いてるし、太ったなんてことは無い筈だ

そう信じたい


私の少し落ち込んだ顔を見てニタニタと笑うガルム

なんとウザい奴だ


ガルム「いや~オネェさんいいお腹ですねぇ。何ヶ月くらいですか?」

アリア「そうねぇ、二ヶ月くらい…って馬鹿」

ガルム「おお!珍しいノリツッコミ!」

アリア「……はぁ」


なんだか、こんなやり取りも久しぶりに感じる

二人っきりでは無くなったからだろうか?

……まぁなんだっていいか

今も拠点に居る奴らに聞こえてるし見られてるが全然恥ずかしくない
これが普通の私とガルムのコミュニケーションなんだし



ガルム「アンちゃんってば身長いくつ?なんだか何十年も変わって無いように思うよ」

アリア「さすがの私もそんなに成長してないわけじゃないわよ」

7年ほど前に一気に伸びて以来ピタリと止まったが

ガルム「で、いくつなの?」

アリア「………142cm」

ガルム「139かぁ」

アリア「アンタの耳には何が詰まってんのよ!」

ガルム「痛い痛い!耳はやめて!」


千切れんばかりに耳を引っ張ってやる
いくら温厚で心優しい私でも暴力を振るうことはある

身長に関してならなおさらだ



ガルム「140cmってこt…」

アリア「142!!」

ガルム「ひ、142cmってことはオレとどれくらいの差かなぁ?」

アリア「引き算もできないの?…ってそういえばアンタいくつくらいになったの?」

ガルム「うう~ん、前測ってもらった時は175cmだったはず」

アリア「ってことは33cm差か…アンタでかくなったわねぇ。昔は私より小さかったのに」

ガルム「いやいやいつの話よアンちゃん…。それにまだまだ大きくなりたいし。2mは欲しいね」


そんなにでかくなってたまるか!

と、言いたいところだがコイツはまだ15歳。成長期真っ盛りだ
獣人である以上それくらい大きくなってもおかしくないだろう


アリア「わ、私だってまだ17なんだから伸び代はあるわよ!」

ガルム「ダトイイネー」

アリア「なぁによその棒読みは!!」

ガルム「いひゃいいひゃいっへ!」


感情のままに頬をつねり上げてやった



ガルム「………ねぇアンちゃん」

アリア「何よ」


暫く膝枕してやると、静かな雰囲気で私に話しかける


ガルム「このゲームが終わったらどこに行く?」

アリア「………」

ガルム「このゲーム終わってぇ~、報酬をカジノのオーナー?に渡してぇ~。それから」

アリア「もうこのゲームに勝ってる前提なのね」

ガルム「当たり前でしょ?アンちゃんが居るならオレは無敵だね!」

アリア「はぁ、罠有りでもミネアにヒィヒィ言ってたくせに」

ガルム「あれから成長したからいいの」

アリア「そんなに簡単に強くなってたら世話ないわね」

ガルム「まあまあそれでさ、次はどこ行こっか?」
ガルム「相変わらず何の目的か話してくれないけど、この旅には目指す場所があるらしいしさ」

アリア「………」

ガルム「アンちゃん聞いてる?」

アリア「ええ……」

ガルム「それでさ、何処行くの?アンちゃんと一緒ならオレ、何処でもついて行くよ」

アリア「………そうね」


このゲームが旅の目的だとは話していない
でも、もうその嘘もいつかは話さなければいけないだろう

終わった後に話そうと思っていたが、今話してしまおうか?

……いや、まだ言わなくてもいいかな

………何て答えてあげよう




1、旅の目的を打ち明ける
2、適当に誤魔化して明日に備える
3、どうして私をそんなに信頼しているか聞く
4、昔の話でもする
5、自由安価

安価↓2

3


この書き込みの後十分以内に安価指定が無かったら>>407採用

安価↓


>>409選択:3

ちょっと時間かかります



アリア「…………ねぇ」

ガルム「なぁに?」

アリア「どうして私のことを信頼してるの?」

ガルム「どうしてって…オレ頭悪いし。アンちゃんに着いてけば安心だから…」

アリア「それって頼れる人が私しか居なくなってしまったから?」

ガルム「……そうじゃないよ。アンちゃんだから着いて行くんだ」

アリア「どうしてそう言い切れるの?私はアンタに多くのことを押し付けてきたわ」
アリア「いっぱいいっぱい苦労させたわ。地を這うような生き方を教えてきたわ」
アリア「卑怯な生き方を強要したわ」

アリア「なのになんで私のことを信頼できるの?私に従うのが嫌じゃないの?」

ガルム「………アンちゃん」


言葉を詰まらせ静かになる
少し息を吸うと決心したように私に問う



ガルム「アンちゃんは『ニール』の、オレの家族のことを引き摺っているの?」

アリア「ッ!!」



アリア「な、なんの話よ?」

ガルム「違うならそれはそれでいいよ。オレ、頭悪いから間違ったことを言ってるかもしれないしさ」

アリア「ち、違うわよ!!」


なんで、なんで突然そんなことを
私の父がガルムの家族を殺したと一度も言ったことはない

だというのに何故それに関連付ける


ガルム「………そっか。変なこと言ってゴメンね」

アリア「い、いいわよ謝らなくたって」


ガルム「ええ~っと何で信頼してるかだったよね?」

アリア「ええ…」

ガルム「それはもちろんアンちゃんだからだよ」

アリア「意味…分からないわよ…」

ガルム「アンちゃんはオレを子供から大人にしてくれた」

アリア「……?」

ガルム「集落という一つの家族に守られ、ネズミか大人しいウサギしか狩ることの出来なかったオレに本当の『狩り』を教えてくれた」
ガルム「オレより大きな獣や、賢い大人の狩り方を教えてくれたのはアンちゃんだ」

ガルム「家族という狭い世界からオレを大いなる大地へと引っ張ってくれた」
ガルム「オレに色んな楽しいや、嬉しい。苦しいや悔しいをアンちゃんだけが教えてくれた」

ガルム「そしてオレはアンちゃんを愛している。家族のように…いや、家族以上に」
ガルム「オレの手を引っ張ってくれるアンちゃんを愛している」

ガルム「だからこそ信頼してるんだよ」


アリア「……訳分かんないわよ」


私はそんなことをした覚えはない

暖かい日だまりから、冷たい世界へ引きずり込んだだけだ

自分で招いたことを何とか取り返そうと、無理やり我がままに着き合わせただけだ
幼いのをいいことに無理やり考え方を人間的に強制させただけだ

私のやったことは監禁洗脳と変わりやしない

全部全部、一から十まで私の弱さが招いたことだ


ガルムに信用されていいような人間じゃない


ガルム「うう~ん、オレなりに正直な気持ちを伝えようとしたんだけどなァ」

難しいなぁ、とガルムは呟く


ガルム「まぁ一言でいえばアンちゃん大好き!ってことだよ」

アリア「……ふぅん」

ガルム「アンちゃんはオレのこと好き?」

アリア「……」



1、「………嫌いよ」
2、「私も大好きよ」
3、「…………好き、よ」
4、自由安価

安価↓2

3



>>416選択:3



アリア「…………好き、よ」


恥ずかしいことじゃないはずなのにゴモゴモと口ごもりながら言ってしまう

ガルム「んんん?聞こえないなァ~」


わざとらしく耳に手を当てて聞き返してくるガルム


アリア「あ、アンタ耳良いんだから聞こえてるでしょ!」

ガルム「うう~ん、聞こえなかったからな~仕方ないかな~」

アリア「クッ…この野郎…」

ガルム「もう一回聞くよ。……アンちゃんはオレのこと好き?」

アリア「す、……す………」

ガルム「す?」

顔が羞恥の色に染まる
顔が煮立っているかのように熱いのを感じる

な、なんでこんな一言話すだけを戸惑っているんだ私は

というかニヤニヤすんなお前は!


ガルムの耳を引っ張り今度は聞き逃さないように言ってやる

アリア「……好きよ、ガルム」

息が降りかかってくすぐったくなるような声でささやく

ガルム「オレもだ~いすきだよ」


そう言って私に甘えるように抱きついてくる

まだ、顔の蒸気は収まらない
心臓が早鐘を打っている

なんてざまだ。ガルムに会話の主導権を握られるなんて

だけど



あんまり嫌じゃないかも

抱きついてきたガルムの背中を優しくなでる

今日はこのまま寝ても許してやろう
ガルムの暖かさに抱かれ、うとうとと瞳を閉じた












ミネア「……………………何コレ」



※六日目終了

【リザルト】

名前:アリア・リードルート
性別:女性
種族:人間
職業:旅人


環境:7     恵まれた環境に生まれた下級貴族
強さ:2     普通の人間女性レベルの強さ
生活:8     十分なサバイバル能力を持ち、誰かを養う余裕もある
教養:9     頭の回転が速く、策謀に長けたいやらしい頭脳の持ち主



年齢は17
恵まれた環境の下に生まれた次女
下級貴族の出身であるが優秀な兄が居るため家督を継ぐことは考えてない
三人兄弟であり兄と妹が居る
好奇心の強さが災いし家を飛び出し親友であるガルムと旅をしている
ガルムとは十年来の親友である
一見穏やかで物静かな印象を受けるが、その実はお人好しであり困った人を見捨てておけない
しかし、冷徹な見切りの良さを見せる時もある
運動が好きではないため肉付きの良いだらしのない体つきである
成長期にも拘らず全くと言っていいほど身長に変化がなく、体格に恵まれていない(140cmぐらい)





名前:ガルム
性別:男性
種族:人狼
職業:旅人


環境:7     絶滅に追いやられた種族ではあるが本人は不幸と思っていない
強さ:4     とても力が強いが年が若いため戦闘経験が少なく、頭も悪い
生活:8     サバイバルの知識もあり、狩りも得意である。意外にも手先は器用
教養:2     まともな教養を受けておらず、基本的な判断も相棒任せである




年齢は15歳
絶滅に追いやられたフクロオオカミの人狼
人や亜人から毛嫌いされているが本人は気にしておらず、むしろ幸せだと思っている
アリアとは十年来の親友であり、現在は共に旅に出ている
頭がよくないことを自覚しており、専ら肉体労働担当
物事の方針をいつもアリアに丸投げしており、大雑把な性格
基本的には二足歩行で、フクロオオカミと人間の中間的な容姿であるが
人間に見た目を寄せることも、その逆も可能である
浅黒い肌に金色の鬣、基本的に服を着ない
アリアのことをこの世の何より信頼している

【情報一覧】

ジームの孤島の地図

七つの腕輪を所持

突然姿を消す謎の男の姿を確認




【参加者一覧】


『アリア・リードルート』
報酬:フクロオオカミの人狼の復活


『フィーニョラズ=イニティウム・ベル・フェニクシア』    脱落
報酬:神代の英雄達


『クァルジィ』   脱落
報酬:戦乱の時代


『名無し』   脱落
報酬:記憶


『ペラリア』  脱落
報酬:時間


『ローヴェンダガラ』   脱落
報酬:全盛期の肉体


『ヨル』    脱落
報酬:自らの神としての地位


『ミネア』      脱落
報酬:一族の復活


『イナカミ』
報酬:?????


『姿を消した謎の大男』
報酬:??


残り3名


甘い会話なんて久しぶりすぎてこんな感じでいいのか…?
と困惑している>>1


七日目へ移行いたします



しまった一日終わりの状況判定

1-4の好きな数字を選択してください

安価↓2


選択:3


数字の中身


1、ガルム
2、ミネア
3、イナカミと鬼の男
4、オッダル

※プロフィール公開してるしオッダルさん隠さなくてもいいよね?



状況コンマ判定

1    寝込むオッダルさん
2~6  何も無し
7    何かを発見
89   アリア陣営発見

0又はゾロ目で???

直下コンマ

>>425の状況コンマ無効ですすみません

3なのでサブイベントです



深夜


お子様は眠りに着いた

甘ったるいベタツク空気も今は形を潜めている

深夜は大人の時間

今日もまた男達は酒を傾ける





とはいかなかった



鬼の男「な、なあお前!この刀のことが分かるのか!?」

イナカミ「………」

ローヴェンダガラ「ど、どうなんだ!?」

イナカミ「静かにしろ」


新しい同盟者らしい龍人イナカミ
なんと話を聞いてみると考古学者らしい

それを聞いた鬼の男は自分の持っている刀を鑑定してほしいといったのだ

御神刀であるらしい

考古学者ならこの刀のことが解るかもしれない

そして鬼の男の正体に近づけるかもしれない


緊張の面持ちで二人がイナカミを見る

暫くイナカミが刀を眺めた後、その刀を鬼の男に返した


鬼の男「何か、何か分かったのか!?」

イナカミ「………この刀は」


ゴクリと生唾を飲み込む

イナカミの答えは……



知識判定
7以上で成功。0で完全解析
教養:10 +3
考古学  +2

直下コンマ


コンマ判定:0  クリティカル

※マジカヨ




イナカミ「……この刀の名前は『戦戯ノ御荒鬼(オノノギノミナラギ)』、鬼神『アラギ』の神器だ」

鬼の男「鬼神『アラギ』?」

イナカミ「鬼神『アラギ』、鬼の祖で亜人でありながら神に上り詰めた『前進』を司る神」

イナカミ「其の者を知る勿れ、其の者を見る勿れ、其の者に出逢うこと勿れ、其の者に立ち向かう勿れ、其の者に背を向ける勿れ」
イナカミ「その者の前如何なるモノであろうと道に違わず」

イナカミ「そう恐れられた鬼神」
イナカミ「お前は鬼のくせにそのような事も知らぬのか?」

鬼の男「お、俺が鬼?」

イナカミ「……記憶喪失だとは言っていたがそんなことも知らなかったのか」

鬼の男「俺が鬼……」

イナカミ「どうだ?何か思い出すことはあるか?」

鬼の男「俺は………」


いきなりのことに鬼の男は戸惑っている
まだ、鬼であることも鬼神の刀を持っていることも受け入れられていないらしい



イナカミ「そして、お前はその刀を抜ける」

イナカミ「つまりお前は恐らく……鬼神『アラギ』そのものである可能性が高い」

鬼の男「お、俺が鬼神?……ハ、ハハハ……いきなりそんなこと言われても困るぜ…」

イナカミ「この刀は鬼神『アラギ』が振るっていた刀その物。神を祭る御神刀等ではなく正真正銘神器だ」
イナカミ「そしてその刀を振るえるというだけで、お前は少なくとも鬼神『アラギ』の血、もしくは何らかの力を強く受け継いでいる」


イナカミ「お前からは何か歪みの様なものを感じる。だが、それが何かまでは分からない」
イナカミ「余は考古学者であって、霊能力者では無い故な」


鬼の男「わ、悪い。ちょっと俺…寝る。ちょっと頭を整理するから…」

そう言ってイナカミから背を向け背中を丸める
突然色々な事が解りすぎた、混乱しても仕方ないだろう




ローヴェンダガラ「ううん……こ奴が鬼神…」

イナカミ「お主、デミゴッドなのだろう?何か感じることは無かったのか?」

ローヴェンダガラ「ううむ、俺様は神の血を強く引き継いでいる。神の気配には敏感な方だ」
ローヴェンダガラ「だが、あの男には神特有の神秘性を感じなかった」

ローヴェンダガラ「どちらかといえば悪魔のそれに近い」


イナカミ「ふぅむ……」

ローヴェンダガラ「だが、俺様にはその悪魔の気配が鬼だからか、鬼神だからかが判別できん」
ローヴェンダガラ「鬼神というのは神秘をもっているのか?」

イナカミ「それは余も分からぬ」

ローヴェンダガラ「………俺様の勘が正しければ、アイツはただの鬼。しかし何かを背負っている。それがお前の言う歪みだろう」

ローヴェンダガラ「それだけは間違いない」


イナカミ「…………」
ローヴェンダガラ「…………」


未だ彼のことは謎が多い
しかし、鬼神『アラギ』

そのキーワードは彼の記憶を蘇らせる大きな手掛かり

彼の真実を知る大きな一歩だ


七日目開始





目が覚める

体の重さに驚くが直ぐにその正体が解る

ガルムだ

ガルムを抱きながら寝たので、体の節々が痛い

起こさないように立ち上がり、骨を鳴らしながら伸びをする


ローヴェンダガラ「起きたか」

アリア「ッ!…珍しい、早起きね」

ローヴェンダガラ「いや、寝ていないだけだ」

アリア「それまた珍しい」

ローヴェンダガラ「俺様の分の食事は必要ないぞ。今から寝る」

アリア「あらそう?此方としては手間が省けていいけど」


不思議に思いながらも朝食の準備に取り掛かった



朝食を食べている時、異常に気付く

鬼の男「…………」


鬼の男がやけに静かだ
異常なほどに暗い雰囲気を纏っている

あのおっさんと喧嘩でもしたのだろうか?

聞いてみてもなんでもないと答えるだけだ

だが、この態度が異常な事は分かる

誰かに聞いてみようか?

しかし、昨日見つけた姿を消した男に着いても考えなくてはいけない


どうしようか?



1、誰かと話す
2、自由安価

安価↓2

1 ガルム


>>441選択:1 ガルム


何を話す


1、昨日の男について
2、鬼の男の様子に着いて
3、自由安価

安価↓2


>>444選択:2、鬼の男の様子について

今日の更新はここまでです

お付き合い頂きありがとうございました


粛々と再開致します



アリア「………ねぇガルム」

ガルム「なぁに?」

アリア「アレ、どうしちゃったの?」


そう指さすは鬼の男

しっかり飯を食ったくせに妙に元気の無い


ガルム「落ち込んでるね」

アリア「何で落ち込んでるの?昨日は全然そんな素振りなかったのに」

ガルム「直接聞いてみれば?」

アリア「………それが手っ取り早いわね」


背を丸め、『落ち込んでます』と書いている背中に声をかける



アリア「お~い、お兄さん。どうしてそんなに落ち込んでるの?」

鬼の男「……ああ、お嬢ちゃん。いや、ちょっとね……」

アリア「ちょっとって言われても反応に困るわ。何があったの?」

鬼の男「……それは」


どうやら鬼の男は誰かに相談したかったことがあるようで
私にすんなりと落ち込んでる理由を教えてくれた


鬼の男の話を要約すると

イナカミに刀を鑑定してもらうと自分は鬼だと言われ、しかも鬼神だと言われた

だそうだ


それでこの男はどんよりとした気分になっているらしい


一言で言おう


アリア「アンタ………馬鹿?」

鬼の男「えっ!」



アリア「『えっ!』じゃないわよ。今のアンタの話のどこに落ち込む要素があったの?」

鬼の男「いやいや、俺鬼なんだよ!?嫌われ者で悪い奴の鬼だよ!?勧善懲悪正義の味方の俺がそんな奴だったなんて…」

アリア「だから何?鬼だったら良いことしちゃいけないの?人に好かれちゃいけないの?」

鬼の男「う、ううん……そうなんだけどさ。お嬢ちゃんは俺が鬼って解って怖くないの?」

アリア「全然。というかアンタが鬼だなんて初対面の時から分かってたわよ」

鬼の男「えっ!?」

アリア「寧ろ気づいてないことに驚きを隠せないわよ、アンタどこからどう見ても鬼よ?」

鬼の男「そ、そうなんだ……、少し安心したよ」


そう、安堵の姿を見せる
しかしまだ悩みは払拭できていないようだ



恐らく鬼の男が悩んでいたことは
自分が鬼だと知って色んな人に怖がられるんじゃないだろうか?
というポイントだったのだろう

この男は子供と遊ぶのが好きだと言ってた気がする
そして、弱気を助け強きをくじく正義感溢れる性格

記憶喪失だからこそ、誰かに好かれてこそ自分という存在を認識できる
そういう立場に自分を追い込んでいたのかもしれない

だが、私に鬼と分かっていても怖がられなかった=嫌われなかった
ということが分かって安心したのだろう

寧ろこのご時世、私じゃなくてもこんな危険じゃない鬼なんてモノ珍しくて嫌うことはないだろう

だが、どうやらそれだけが悩みの種ではないらしい



アリア「何?まだ何かあるの?」

鬼の男「……うん。俺、鬼神『アラギ』じゃないかって言われたんだけどさ、全然実感がわかないんだ」

アリア「それはそうでしょう。昨日今日で突然そんなこと言われて実感わかなくても普通なんじゃない?それにそうなんじゃないかって話なんでしょ」

鬼の男「そう…なのかな。……でも!でもだよ、もし鬼神だったらどうしよう」

アリア「ふぅん……」


なんなんだろう、この男が心底悩んでいる部分は



コンマ知識判定
5以上で分かる
教養:9 +2

直下コンマ


コンマ判定:5+2  成功


>>451が言葉足らず過ぎたので修正加筆します

少し時間がかかります



アリア「何?まだ何かあるの?」

鬼の男「……うん。俺、鬼神『アラギ』じゃないかって言われたんだけどさ、全然実感がわかないんだ」

アリア「それはそうでしょう。昨日今日で突然そんなこと言われて実感わかなくても普通なんじゃない?それにそうなんじゃないかって話なんでしょ」

鬼の男「そう…なのか。……でも!でもだよ、もし鬼神だったらどうしよう」

アリア「かもしれないだけなんだし、寧ろ自分の正体に近づく手がかりが増えたんだって喜んどけば?」

鬼の男「俺の正体……」


また暗い顔を見せる


…………もしかして、この男は

アリア「アンタ、記憶を取り戻すことが怖くなったの?」

鬼の男「………ああ。今は記憶が無いからこうやって平静を保てているけど、もし俺の記憶が戻ったら鬼神になっちまうんじゃないかってさ」
鬼の男「今こうして俺なりの考え方が出来ているこの自我が、消えちまうんじゃないかなってさ」

アリア「なるほどね…」



この男は記憶を取り戻してしまうことを恐れていた
正確にいえば、自分の正体が悪であることを、自分が無くなることを恐れている

鬼神『アラギ』

前進を司る神
その圧倒的な力で他の種族の対づいを許さぬ速度で大陸全土を蹂躙し、一つの国を作り上げた暴君
亜人の身であるにも拘らず、神と崇められた男

世間一般のイメージは悪、コイツのおかげで鬼=暴虐の化身といったイメージが付いているのは確かだ

実際暴力的な奴ららしいし


閑話休題


詰まる所、この男は怖がっているだけ

あるかもしれない恐怖の未来を知って、足がすくんでいるだけだ

なんとも人間らしい悩み方をする男だ

だが、そうと分かれば簡単だ
この悩みの解決方法は恐らくこれだろう



アリア「全く、なっさけない男ね」

鬼の男「ひ、ひでぇな。人が真面目に悩んでるって言うのに」

アリア「アンタのその悩み、簡単に解決する方法があるわ」

鬼の男「そ、それは本当か!?」

アリア「ええ、簡単な方法よ。それは………」



アリア「自分に名前をつけるのよ」



アリア「アンタは自分を自分だと証明できるものが無いから、自分が無くなるんじゃないかと弱気になってしまってるのよ」
アリア「だから名前をつけるのよ、今を生きているアンタの名前をね」

アリア「そうすれば自分という存在に名前という証明が付けられる。」
アリア「自分に自信がついて、無くなってしまうような不安も消えるはずよ」


鬼の男「な、なるほど?」


どうやらイマイチ納得が出来ていないようだ


アリア「簡単にいえば『自分に自信がつくように』っていうおまじないよ」

鬼の男「ああ、なるほど…」

アリア「無いよりはずっといいはずよ」

鬼の男「そ、そっか…」


先ほどまでの暗い雰囲気はいくらか払拭されている

半分くらい出鱈目だが、自分に自信をつけさせるために言ったんだ

悩みっていう奴はたいてい自信がつくだけで解決する
これで一先ず解決だろう

そう、安堵の息をつく

が、少し気が早かったようだ



鬼の男「で、俺の名前どうしよう?」

アリア「は?好きにつければいいじゃない」

鬼の男「いやいや、自分が提案したんだし最後まで面倒みてくれよ」

アリア「え、えぇ~……そうねぇ…」


正直何でもいいが、コイツは一生その名前を背負う
そう思うとあまり軽率には決められない

どうしようか?



1、自分で決めさせる
2、誰かに意見を仰ぐ
3、自由安価
4、チハヤ(>>1がもともと考えていた名前)

安価↓2

自由安価は出来れば和名っぽいカタカナ名でお願いします

ここから安価↓2

2


>>461選択:2


誰に意見を仰ごう


1、ガルム
2、ミネア
3、ローヴェンダガラ
4、イナカミ

安価↓1

4


>>463選択:4、イナカミ



アレでもないこれでもないと悩んでいると良いことを思いつく

もとはといえばコイツを落ち込ませた張本人はイナカミだ
コイツに意見を仰ごう


アリア「ちょっとちょっと」

イナカミ「何用だ」

アリア「実は斯々然々で…アンタに意見を仰ごうと思って

イナカミ「なるほど……『アラギ』なんていいんじゃないか?鬼だし」

アリア「直球すぎるわよ!というかそれじゃあコイツ固有の名前じゃないから意味ないじゃない!!悩み元と同じ名前にしてどうすんのよ」

イナカミ「ふぅん……それなら、『メイゼン』なんていうのはどうだ?名前を捻っただけだが」

アリア「……アンタってば発想が適当すぎるわよ。まぁアラギよりはマシね」



メイゼン

名前を欲しがっているこの男には案外悪くないかもしれない

名前をこれに決めようか?



1、決める
2、まだ別の人に聞いてみる

安価↓2

2


この書き込みから十分以内に安価指定が無ければ>>465採用

安価↓


>>465採用:2、まだ別の人に聞いてみる



1、ガルム
2、ミネア
3、ローヴェンダガラ

安価↓2

2


>>469選択:2、ミネア


今日の更新はここまでです
全然進んでないですが許して下さい!なんでもしますから!

(実は名前の候補を全く用意していなかったなんて言えない……)


お付き合い頂きありがとうございました

今日は更新お休みです

明日から忙しくなるので更新に間が空くと思われます
気長にお待ちいただければ幸いです
エタることはないです。と自分の為にも宣言しておきます

四月四日にお引っ越しが完全に完了する事が分かりました
更新再開はそれ以降の日時になります

気長にお待ちいただければ幸いです

テスト

おおっ! 再開だ。

ひゃっほーい!!

ネット回線繋がって2chができるようになったぜ!

明日の20時ころ再開予定です

>>476
おうふ……
期待させてしまった申し訳ない


実は夜出かけることを忘れていたので今から短いですが更新再開です


前回までのあらすじ

鬼の男の悩みを解決するために名前を付けてあげよう



鬼の男の名前、どうせだからここにいる奴ら全員に案を募ってそこから決めよう

ぶっちゃけなんでもいいんだけれどね

そう思い、全員に聞いて周る




ミネアの場合


アリア「実はかくかくしかじかで…」

ミネア「名前か…別に好きに決めればいいだろう?」

アリア「私に頼まれたけどぶっちゃけ思いつかないのよ、だから全員に聞いて周ってるわけ」

ミネア「自分が提案したのだろうに、なんと無責任な…」

アリア「いいからさっさと案を出しなさいよ!いっちょかっこいいのを頼むわ」

ミネア「う~ん。………………そうだな『イクサ』なんてどうだろうか?」

アリア「………まぁ、悪くはないわね」

ミネア「なんだその微妙な顔は」

アリア「いえ、別に。アンタって普通なセンスよねって思っただけよ」

ミネア「悪かったな普通で!!」


『イクサ』

好戦的な性格のアイツにはピッタリかもしれない
鬼であるということを鑑みても悪くない


…………つまらないが


他のやつにも聞いてみよう


ガルムの場合


アリア「実はかくかくしかじかで…」

ガルム「そうだねぇ…そのまま『オニ』でいいんじゃない?」

アリア「却下、さっきからなんなのコイツラのセンスの無さは」

ガルム「そう言うならアンちゃんが考えてあげればいいじゃない」

アリア「私も考えてあるけど一応他の奴らの意見も聞いておこうと思っただけよ。ほら、他に何か無いの?」

ガルム「う~ん。……………そうだ!黒い髪の毛の鬼だから『クロキ』なんてどう?」

アリア「う、う~ん…正直微妙だけどこれ以上アンタにセンスのいい名前期待してもね…」



『クロキ』

赤鬼とか青鬼とか色で鬼を呼ぶのは童話でよくある
それをガルムなりに捻った結果だろう
個人的には微妙だが、ココノエに住んでいる人たちのような名前ではある
そこは評価してやろう


他の奴にも聞いてみよう


ローヴェンダガラの場合


最後の一人はローヴェンダガラ
………このおっさんには何も期待してないが、一応聞いておこう


ローヴェンダガラ「次は俺様に聞くのだろう?」

アリア「ええそうよ、説明が省けてうれしいわ。いい名前を頼むわよ」

ローヴェンダガラ「ふっふっふっ『アルズ』なんてどうだ!俺様と兄弟の契りを交わした男だ、弟や子分という意味の『アルズ』悪くないと思うがな」

アリア「……確かに、悪くはないわね。安直だけど他の奴らよりセンスがあるわ」

ローヴェンダガラ「そうだろうそうだろう!がっはっは!生きてきた年月が違うわ!!」

アリア「そうね、エライエライ」

ローヴェンダガラ「新たに名を受けて生きるというから『バース』と迷ったんだがな」

アリア「へぇ~、それも悪くないわね。ありがと」

ローヴェンダガラ「いやいや、あの男の力になれるのなら何よりだ」


そういってまた豪快に笑う



『アルズ』
記憶も身寄りも名前もないあの男にとって、兄弟という意味を持つこの名前は嬉しいものかもしれない
何より他の奴より名前らしい名前だと私は思う


『バース』
これ以上この男にぴったりな言葉もないだろう
誕生という意味のこの言葉、名前のセンスとしても悪くない



全く期待してなかったが中々いい案を出してくれた

あの男と仲がいいだけあってちゃんと考えてくれたのだろう


メイゼン
イクサ
クロキ
アルズ
バース

ここにいる奴ら全員から聞いた案

一人ひとつは出してもらった

この中に私が考えていた名前『チハヤ』


合計六つの候補が上がった

さて、どう決めようか


1、安価で決める
2、鬼の男に決めさせる
3、適当に決める(コンマで決める)
4、これ以外の名前を安価で決める
5、これ以外の決め方(自由安価)

↓2


4


>>486選択:4、これ以外の名前を安価で決める



鬼の男の名前を決めます
いっちょカッコイイのを頼みますぜ!日本人っぽいとなお良い


安価↓2

ヌッヘッホ


>>489選択:ヌッヘッホ
※まじで!?


本当にこれに決めますか?
>>1個人の意見を言えば別の名前を…って感じですが

本当にこれでいいんですね?


1、はい
2、いいえ

安価↓2


安価とったくせにアレですが別の名前オナシャス
単発ならこれでもいいんですが、今後も使うとなるとちょっと…


1、安価で別の名前を決める
2、>>486まで戻る

安価↓1


1、安価で決める
2、鬼の男に決めさせる
3、適当に決める(コンマで決める)
4、これ以外の名前を安価で決める
5、これ以外の決め方(自由安価)

↓2

2


>>500選択:2、鬼の男に決めさせる


鬼の男本人に選ばせてやろう


アリア「全員に案を出してもらったから好きなの選びなさい」

そういって、地面に名前を書いていく

鬼の男「おお!これってだれがどの案を出したの?」

アリア「教えてあげてもいいけどそういうの気にせず直感で行きなさいよ」
アリア「直感でこう、ビビビッ!って来たやつをね」

鬼の男「直感か……」


私が書き連ねた名前を眺める

その中で鬼の男が選んだのは…



コンマ判定
二桁コンマで判定

00~20  メイゼン
21~40  イクサ
41~60  クロキ
61~80  チハヤ
81~95  アルズ
ゾロ目と96~99 バース

直下コンマ  


コンマ判定:42 クロキ


これから用事があるので今日はここまでです
短くて申し訳ありません

お付き合いいただきありがとうございました

更新再開

そろそろアンちゃんの話を終わらせたい


鬼の男「これがいい」

そう指さした名前は

『クロキ』


アリア「よりにもよってこれか……」

鬼の男「変か?」

アリア「いいえ、アンタがそれを直感で選んだんだからそれ以上の名前なんてないわ」

鬼の男「へへっそうだよな」

アリア「改めてよろしくね、クロキ」

クロキ「ああ!」


弾けるような笑顔で嬉しそうに笑った

彼は生まれ変わった、名も無き鬼からクロキという一個人として


情報が更新されました


名前:クロキ(黒鬼)
性別:男性
種族:鬼
職業:旅人


環境:1   記憶喪失であるうえ、世界より拒絶された種族である
強さ:9   悪魔と同列にたとえられるほど凶悪で、神にも劣らぬ腕力を有する
生活:5   何とか一人で生活できるレベル 
教養:2   旅をする中で独自で学んだことしか知らない




年齢は推定18~25
記憶喪失の青年
遥か昔絶滅に追いやられた鬼という種族である
本人は自分が鬼だと思っていない
『ココノエ』で自分が行き倒れていた記憶が最も古い記憶である
風の噂で『ルーラル』を知り、記憶を取り戻す旅に出る
朗らかで心優しく穏やかな性格の持ち主であるため、鬼であるとバレることは少ない
弱きを助け強きを挫く、弱肉強食のこの世界では珍しい思考の持ち主
子どもが好きで町や村を訪れるたび一緒に遊ぶ
いろんな場所を転々とし、そこでお金を稼ぎながら旅をするというジリ貧の生活をしている
旅の途中、自らの正体の一端を知り前へ進むことを恐れたが
友とともに自らの名を定め、迷いを断ち切った



『神器:太刀』
神の加護を受けた白鞘の刀
世界で言う神器が最も近いと思われる
名を『戦戯ノ御荒鬼(オノノギノミナラギ)』
何故か分からないが彼は記憶が無くなる以前から所持していたらしい
この刀の本来の所有者は鬼神『アラギ』






本当は午前のうちに済ませておきたかった昨日の男の情報確認

予想外の出来事に後回しになってしまっている

早急に対策を打つべきだろう

そのためにもイナカミと話しておいたほうがいいかもしれない



1、イナカミと昨日の男について話す
2、誰かと話す
3、自由安価

安価↓2

全裸で散歩


>>512選択無効

再安価↓1

1


>>516選択:1、イナカミと昨日の男について話す



早速イナカミと昨日の男について話そう


アリア「イナカミ、昨日の男についてなんだけれど」

イナカミ「ふむ、漸くか」

アリア「ちょっと予想外のことがあったから仕方ないでしょ。話を戻すわ、昨日のことを順に追って話しましょう」
アリア「発見した場所はこの拠点からそう遠くない場所。恐らくあの男も探索に出ていたんでしょう」
アリア「そして私たちはその男の拠点や情報を探るために尾行をした」
アリア「だけど、しばらく尾行を続けているとその男は突然立ち止まり消えた」
アリア「驚いた私たちは固まって息をひそめていたら『ナニカ』が襲い掛かってきた」
アリア「それからは一目散に拠点に逃げ帰って今に至る」

イナカミ「……………」

アリア「私とガルムはアンタを置いて行って先に逃げちゃったからよくわかんないけど、あの襲ってきたナニカ。心当たりはある?」

イナカミ「………そうだな、」



イナカミ知識判定
7以上で心当たりがある
教養:10 +3
考古学でない -2
攻撃が当たった +2

直下コンマ


コンマ判定:2+3 失敗



イナカミ「心当たりはないな」

アリア「そう……」


深く溜息を吐いてしまう
相手の種族も、名前も、行動理由すらもわからない

これじゃあお手上げだ


イナカミ「ただ、一つ分かったことがある」

アリア「なに?」

イナカミ「襲ってきたナニカは、生き物だ」

アリア「どうしてそんなことがわかるの?」

イナカミ「試しに殴ってみれば呻き声が聞こえてな、急所と思わしき場所を蹴ると切ない雄たけびを上げたことから男だと思われる」

アリア「あ、アンタ何気に根性あるわね…」


しかし、生物か……しかも男

アリア「私には姿が見えなかったけどアンタには見えたの?」

イナカミ「いや、余も目視することはかなわなかったが、息遣いのようなものと薄ら熱を帯びた塊をが迫っていることだけはわかった」

アリア「ふ~ん……」


この話を聞いて何か引っかかる気がする
その正体は…


アリア知識判定
5以上で引っかかりが解ける、7以上で完全看破

教養:9 +2

直下コンマ


コンマ判定:6+2  正体看破



アリア「……敵の正体、分かったかもしれないわ」

イナカミ「申せ」

アリア「昨日、姿を見ただけじゃ分からなかったけどあの肌の色と巨体、そして薄らと熱を帯びた体」

アリア「昨日の男の正体は『オーク』よ」

イナカミ「オークか…」

アリア「昨日襲ってきた姿の見えないナニカはあの男自身」
アリア「突然止まって何かを呟いた後、姿を消したということはあの男は魔法が使えるオークな筈」
アリア「魔法が扱えるオークはこの世に四人しかいない四賢者の一人。その内女性は二人だから四賢者『オッダル』か『ギーグ』」
アリア「この二人のどちらかがこのゲームの参加者の最後の一人よ」

イナカミ「……成程。よくもまぁそのようなことを知っていたな」

アリア「戦わない分こういう場面で活躍しないとね」

イナカミ「して、その知識は真か?」

アリア「ええ、信じてもらって構わないわ」


イナカミ「それで、何かあの男の対抗策はないのか?」

アリア「………正直言って無いわね。嫌いな食べ物くらいは知っているけどオークの弱点なんか思いつかないわ」
アリア「ガルムとアンタ、二対一で戦うことが一番安全策かしらね。卑怯な真似して怒らせるのも怖いわ。その卑怯な真似で仕留められたら話は別だけど」

イナカミ「そうか……ではどうする?再び探索に赴くか?」

アリア「そうね…アンタは二対一で戦うことに抵抗はないの?」

イナカミ「余一人でも十分だが、同盟している以上我儘も言ってられない。そちらの提案に従ってやろう」

アリア「それを聞いて安心したわ…それじゃあ」



1、探索し、正々堂々二対一で戦う
2、探索し、一人が囮となりもう一人が奇襲を行う
3、まだ探索に出ない
4、自由安価

安価↓2

1


>>526選択:1、探索し、正々堂々二対一で戦う



アリア「今から探索に出かけましょう。正々堂々二対一で仕留めなさい」

イナカミ「二対一は正々堂々とは言わん」

アリア「正攻法って意味よ。ガルム!出かけるわよ」

ガルム「おお!出かけるのはいいけどどんな話してたのか教えてよ」

アリア「歩きながら簡単に説明するわ、探しに出ましょう」



三人でオークの男の探索に向かう



探索判定
7以上で発見

人狼 +2
人手 +1

直下コンマ


コンマ判定:5+3 成功



ガルム「あっ!」

オッダル「む?」


拠点を出て探索しながら話していた内容をガルムに伝えていると、オークの男とバッタリ出会う


ガルム「アンちゃん!見つけたよ!!」

アリア「見りゃわかるっての!!」


此方を嬉しそうに振り向くガルムを尻目に、その場を離れ安全そうな場所まで逃げる


オッダル「ッ!!貴様ら昨日の」

イナカミ「昨日は世話になったな。性器は無事か?不能になったとあらば少し申し訳なく思わなくもないが」

オッダル「キッサマアアアアアア!!!昨日は危うく意識が飛びかけたぞ!!」

イナカミ「はっはっは、そう吠えるな」

オッダル「貴様だけは絶対に許さん!!」

イナカミ「かかってこい、幸い余は加減ができる。再起不能となるまで痛めつけはせんよ」


イナカミに向かって猛然と駆けるオークの男
それを迎え撃つように低く拳を構えるイナカミ

それを遠巻きで眺める私

そして完全に無視されているガルム

イナカミとオークの男、その実力この目でしかと見届けよう




※戦闘が開始されました



ガルム
強さ:4

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗大
5~9  成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力

『人狼(フクロオオカミ)』
耐久値1.5倍
戦闘判定常に+1
相手撤退時、追撃判定に+3
有利時更に+1


『経験不足』
戦闘判定時常に-1


『二人で一人』
相棒が近くに居る場合戦闘判定+1



イナカミ・カンナギ
強さ:7

コンマ表
1    ファンブル
2~4 失敗
5~8 成功
90   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『龍人』
耐久値1.5倍
戦闘終了後負傷回復



『巫(カンナギ)』
『天を知る』1ターン目と『海を飲む』を発動した次のターンに発動。2桁コンマ判定で高い方を選択
『地を掴む』『天を知る』を発動した次のターンに発動。相手の能力を無効
『海を飲む』『地を掴む』を発動した次のターンに発動。判定差を±3回復

『天地海を統べる』コンマゾロ目で発動。上記の能力を同時に3ターン持続。3ターン後『天を知る』発動


『武道(拳法)』
戦闘判定+1。成功以上で更に+1


『神の加護』
ファンブルを一度だけクリティカルに変更


オッダル
強さ:8

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗
5~8  成功
9    クリティカル
0    特殊判定

のコンマ表使用



能力
『オーク』
耐久値1.8倍
奇数ターン戦闘判定+2



『魔法:オーク』
状態異常及び精神干渉無効
負傷無効



『断罪の剣』
クリティカルで相手に回復できない負傷を与える
罪深き者が相手の場合戦闘判定+3



『神の加護』
相手がクリティカル以上で自分のコンマ最低保証値5



『剣の達人』
剣を所持している時戦闘補正+1


ガルム
経験不足が二人で一人により相殺


数的有利により耐久値増加

お互いの能力により耐久値減少


判定差:+13でガルム&イナカミの勝利
判定差:-15でオッダルの勝利




直下コンマ:味方側戦闘判定
人狼 +1
武道 +1
『天を知る』発動
数的有利 +1

合計補正+3


↓2コンマ:敵戦闘判定
オーク +2
剣の達人 +1
数的不利 -1

合計補正+2


コンマ判定:7+3 疑似クリティカル

コンマ判定:3+2 成功


10-5=+5 疑似クリティカルによりさらに+2

判定差:+7




オッダル「死ねぃ!!」

オッダルは腰に指していた剣を大きく振りかぶり、イナカミに切りかかる

その剣をまるで予測していたかのように最小限の動作で避け、オッダルの後ろに回り足を払う
当然オッダルは突進した勢いのまま盛大に転ぶ

イナカミ「天を知るまでもなく避けれる、直情的で単純な動作だ。四賢者とやらは肩書きだけか?」

オッダル「ッ!!何故儂が四賢者が一人『オッダル』だと知っている」

イナカミ「いやいや、『オッダル』だとは知らなかったが自滅してくれたようだな」

オッダル「ク、クソ!!この儂を馬鹿にしているのか!!」

ガルム「オレも忘れないでよねッ!」

オッダル「クッ!」


体勢を崩していた上からガルムが襲い掛かったが頬に切り傷を付けるだけで避けられる

ガルム「おっさんの皮膚堅っ!!爪割れるかと思ったよ」

イナカミ「油断するなよ、相手は怒っているよく見て動け」



直下コンマ:味方側戦闘判定
人狼 +1
武道 +1
『天を知る』発動
数的有利 +1

合計補正+3


↓2コンマ:敵戦闘判定
剣の達人 +1
数的不利 -1

合計補正±0

間違えた
この書き込みより再判定



直下コンマ:味方側戦闘判定
人狼 +1
武道 +1
『地を掴む』発動
数的有利 +1

合計補正+3


↓2コンマ:敵戦闘判定
能力無効


コンマ判定:9+3 疑似クリティカル
コンマ判定:3  失敗


10-3=7 疑似クリティカルと失敗によりさらに+3

判定差:17

ガルム&イナカミ勝利


オッダル「ウオオオオオオオオオ!!」

大地が揺れんばかりの咆哮を上げ、再び突進するオッダル

イナカミ「どいていろ」

ガルムを後ろに回し、オッダルを正面に見据え深く沈み込むような体勢になる

当たるまであと一歩か二歩というところで力強く地面を踏みしめ肩をオッダルの下腹部に激突させる
倍はあろうかという体格差の突進を真正面から受け止め、数センチ押されただけだ


イナカミ「再び、だな」

オッダル「ク…カ…クァ………」

叫び声をあげるわけでもなく男性器を破壊されたオッダルは泡を吹きながらその巨体を横たわらせた


イナカミ「ふむ、怒りに飲まれ。ただ突進するだけとは、四賢者とやらもまだまだ未熟よな」

体を痛めた様子もなく服の乱れを直すイナカミ
その顔には汗一つなく、いつもの涼しい表情だ

戦闘中いつものミステリアスな雰囲気はなく
張りつめたようでいて捉えどころのない、鋭い緊張感を持っていたイナカミ

この男、見た目以上に全然強い

認識を改めないと

この男を倒さなくてはならない、そう思えば冷汗が止まらない

ただ、ありがたい点はまだ私が罠を仕掛けていた卑怯者だとばれていない事だけだ
何としても拠点から追い出し、罠を作る時間を設けなくては



ガルム「アンちゃ~ん!終わったよ~!」

アリア「見りゃわかるっての……」


ゴソゴソと、隠れていた木陰から体を出す

アリア「一先ずお疲れ様」

イナカミ「これで童の拠点に罠を仕掛けたものを征伐できたというわけだな」

アリア「そうね、感謝してるわ」

イナカミ「どうする?ここでもう決着をつけるか?余はそれでもかまわんぞ」

アリア「遠慮しておくわ」

ガルムとイナカミの一騎打ちじゃあ絶対に勝ち目はないし

アリア「これで同盟解消ね。条件だったこのオッダルを倒せたんだし」

イナカミ「そうだな、この男の腕輪の処遇はどうする?」

アリア「アンタにあげるわ。ほとんどアンタが倒したようなものだったしね」

アリア「じゃ、ガルム帰るわよ」

ガルム「ええっ!ああちょっと!!」


これ以上話をする気はないとばかりに背を向け拠点に戻ろうとする
その後ろをガルムが追う



コンマ判定
4以下でイナカミがついてくる
拠点 -1
直下コンマ


コンマ判定:8-1  成功


もしかしたらイナカミがついて来るかもしれない

そう思っていたがその気配はない

ガルムに確かめさせても追って来てはいないようだといっていた

心配は杞憂に終わったようだ

拠点にはクロキもミネアもローヴェンダガラもいる
寝込みを襲われる心配はないだろう

一日以上一緒に暮らしていた、ガルムも匂いを覚えただろう

ただ、拠点を知られているという大きな情報を握られている

今まで以上に気を使って行動するべきだろう

罠を仕掛けるならば尚更だ


残りの参加者は最後の二人となった
万全の準備をもって倒そう


夕方


拠点に戻る


クロキ「お帰りお嬢ちゃんとガルム」

ガルム「ただいまクロキ」
アリア「ただいま、何も変わりはなかった?」

クロキ「いや、全然。平和に三人でゲームをしてたさ」

アリア「ふ~ん…っていつの間にミネアも馴染んでるのよ」

ミネア「何の指示もなく暇だから仕方なく、だ」

アリア「そう…」

ミネア「あの男の姿が見えないが」

アリア「イナカミならオッダル…残りの参加者を倒した後別れたわ。そこまでの同盟だったし当たり前でしょ?」

ミネア「それもそうだな」



さて、これから何をしようか



1、誰かと話す
2、罠を仕掛ける
3、自由安価

安価↓2

1 ガルム

この書き込みから十分以内に安価選択がなかった場合>>550採用

安価↓

>>550採用:1 ガルム

今日の更新はここまでです

久しぶりにやると遅筆でいけない
今週中にはアンちゃんの話終わらせれそうだし終わらせたい

お付き合いいただきありがとうございました


更新再開


ガルム「ねぇねぇアンちゃん、明日が最後かな」

アリア「ん?そうね、早ければね」

ガルム「そうなの?てっきり明日決着をつけると思ってたよ」

アリア「じゃあアンタはアイツ…イナカミに勝てる自信があるの?」

ガルム「今は無理そう」

アリア「今はって…何時なら出来るのよ」

ガルム「アンちゃんが罠を張り終えれば余裕なんじゃない?」

アリア「だといいけれど、一回解除されちゃってるしそこが不安なのよね」

ガルム「う~ん、あの先読みしているかのような動きが関係してるのかな」

アリア「さぁ、私にはとんと見当もつかないわ。ただ単純に一筋縄では勝てないってことだけははっきりしてるけど」

ガルム「じゃあ暗殺でもする?」

アリア「……アンタ暗殺好きなの?」

ガルム「別に好きじゃないけど一番得意だし、確実性のある戦略だと思うからだよ」

アリア「……まぁ確かに、毒も残ってるから悪くない提案だけど。あのイナカミが簡単に殺されてくれるかしら」

ガルム「夜、寝込みを襲えばなんとかなると思うけど」

アリア「う~ん、そうねぇ……」



個人的には安全策を取って罠を張って待ち構えたかったけど、今日の夜暗殺に赴けば不意を打った形になる

今日決着をつけないと言った手前、暗殺を決行すればイナカミも油断をしているかもしれない


どうしようか



1、先手必勝、暗殺を決行する
2、安全策、罠を張り終わるまで攻めない
3、自由安価

安価↓2

2

この書き込みから十分以内に選択がなかった場合>>555採用

安価↓


>>555選択:2、安全策、罠を張り終わるまで攻めない



アリア「……暗殺はやめておきましょう。いつも通り、前準備をしてから倒しましょう」

ガルム「そっか、うん。わかったよ」


それから二人で今日のイナカミの戦いぶりについて考察した



※『罠の設置』が最優先の作戦に決まりました


イベント判定
4以下で発生
アリア -1

直下コンマ


コンマ判定:8-1 イベント失敗





罠を張って迎え撃つと決めた以上、罠を完成させなければならない

夜、恐らくイナカミの性格を考えて大人しく寝ていることだろう

他の参加者はもういない状外での危険は少ないはずだ

ガルムにも手伝わせて罠を完成させよう



1、罠を仕掛ける
2、誰かと話す
3、自由安価

安価↓2

1


>>561採用:1、罠を仕掛ける
※今日はいつも以上に人がいないのかなぁ…



罠を張るとき

1、効率重視、周りに気を配らない
2、安全第一、周りに気を配る

安価↓1

2


>>563選択:2、安全第一、周りに気を配る



一応、罠を仕掛けるとき周りには注意しておこう

イナカミとバッタリなんてことになったらシャレにならない

そう、ガルムにも伝え月明かりを頼りに罠を仕掛ける



罠判定
1ほど低い完成度、9ほど高い完成度
策謀 +2
お手伝い +1
夜 -1
周囲警戒 -1

直下コンマ


コンマ判定:1+1 完成度2


罠効果
3ターン相手に-1の補正


イベント判定
4以下で発生
周囲警戒 +2

直下コンマ


コンマ判定:9+2  イベント回避



夜、視界が悪く作業がはかどらない

それどころか周囲に気を配りすぎてちょっとした物音に反応してしまっている

これ以上この環境での作業は厳しいだろう

出来れば明日、罠の補強に努めたい

それまでにイナカミが来なければいいが




※六日目終了 


状況判定
偶数なら???、奇数なら???
直下コンマ


コンマ判定:偶数

偶数:ガルム
奇数:イナカミ


イベント発生


ガルム視点


深夜


皆が寝静まる中、こっそりと起きだす

抜き足差し足で外に出る


ガルム「………バレてないな」

拠点の入り口付近に放置したままのワイヤーやナイフを持って罠を設置した場所に向かう

深夜、わざわざ内緒で起きだした理由は罠の補強だ

なんだか今日のアンちゃんは作業が捗っていないようで、終始ビクビクしていた

きっとイナカミを警戒していたのだと思う

だが、警戒しすぎて肝心の罠が未完成じゃ本末転倒ってやつだ

とっても焦っているようにも感じた、アンちゃんらしくない

ここは一つ、頑張ってアンちゃんに褒めてもらおう

そう考えるだけでバッチリ目が冴える

もともと夜行性だしね

ガルム「よ~し、頑張っちゃお!」

罠の設置位置なんてよくわからないがなんとかなるだろう


いくらか時間がたっただろうか、少しずつだが罠が完成に近づいている


ガルム「え~っと次は……」

残りの材料を確認していた時

「おい」

ガルム「ッ!!」


思わずその場から飛びのき、声の方向に体を向ける

オレの耳に引っかからないなんて、なんて奴だ

身構え、戦闘態勢に入ろうと体に力を籠めようとする


「まてまて、私だ」

ガルム「…………ミ、ネア?」

よくよく目を凝らせてみれば、茶色の体毛に黒い斑点、そして何より匂いで分かった

ミネアだ



ガルム「どう、したの?」

ミネア「もしや、お前気づいてなかったのか?」

ガルム「ええっと…うん。集中してたからかな」

ミネア「やれやれ、上等な器官を持っているというのに不用心な奴だ」

ガルム「こういうときもあるって、それで改めて聞くけどどうしたの?」

ミネア「……暇だからな、起きだしてきた。お前は明日暇ではないだろう、大人しく寝ておけ」


そういってオレに毛布が投げられる


ガルム「でもオレやらないといけないことが!」

ミネア「私が代わってやる。大人しく寝ていろ」

ガルム「で、出来るの?」

ミネア「お前より人生経験もある、罠を仕掛けた回数もお前以上だろう。お前より手先が器用な自信もある」

ガルム「う、う~ん。大丈夫かなぁ」

ミネア「いいから早く寝ろ」

ガルム「……わかったよ」


毛布を被り、近くの巨木に背を預ける


黙々と罠を作っているミネア

それをただ眺める

どうしてか、眠気はやってこない


ミネア「…………」

ガルム「…………」

ミネア「…………」

ガルム「……ねぇ、ミネア」

ミネア「なんだ?」

ガルム「どうして手伝ってくれるの?」

ミネア「なんとなくだ」

ガルム「そっか、優しいね」

ミネア「お前にだけだ」

ガルム「えっ、それってどういうこと?」

ミネア「…………お前が私に優しく接してくれた分、少しは返さなければな」

ガルム「じゃあ、後でアンちゃんにも優しくしてあげてね。アンちゃんはなんだかんだでミネアのこと気にかけてるから」

ミネア「……考えておこう」

ガルム「ありがと、ミネア。………ってああ!!」

ミネア「ん?うわっ!!」


ミネアがすでに仕掛けてあったワイヤーを踏みつけてしまい宙吊りになる


ミネア「クッ!クソ!」

ガルム「ああ暴れないで!今切るから」


暴れないように静止しながらワイヤーを切る

もう一度この罠は仕掛けなおしだ


ミネア「………面目ない。手伝うと言っておきながらこの体たらく」

ガルム「気にしないで、もう一度仕掛けなおすだけだから。だけど、あんなの見ちゃったらもう寝ていられないね」

ミネア「……返す言葉もない」

ガルム「徹夜するつもりだったんだから別にいいよ。一緒にやれば作業も捗るだろうしね」


そうして、まず罠の位置の確認を済ませて作業を再開した

今日は眠れそうもない



罠補強判定
直下コンマ分補強
二人 +1

直下コンマ判定


コンマ判定:22 ゾロ目

ゾロ目効果、補正帳消しでした一桁分だけ補強



罠完成度:4
罠効果
3ターン 相手補正-2



※リザルトへ移行します

【リザルト】

名前:アリア・リードルート
性別:女性
種族:人間
職業:旅人


環境:7     恵まれた環境に生まれた下級貴族
強さ:2     普通の人間女性レベルの強さ
生活:8     十分なサバイバル能力を持ち、誰かを養う余裕もある
教養:9     頭の回転が速く、策謀に長けたいやらしい頭脳の持ち主



年齢は17
恵まれた環境の下に生まれた次女
下級貴族の出身であるが優秀な兄が居るため家督を継ぐことは考えてない
三人兄弟であり兄と妹が居る
好奇心の強さが災いし家を飛び出し親友であるガルムと旅をしている
ガルムとは十年来の親友である
一見穏やかで物静かな印象を受けるが、その実はお人好しであり困った人を見捨てておけない
しかし、冷徹な見切りの良さを見せる時もある
運動が好きではないため肉付きの良いだらしのない体つきである
成長期にも拘らず全くと言っていいほど身長に変化がなく、体格に恵まれていない(140cmぐらい)





名前:ガルム
性別:男性
種族:人狼
職業:旅人


環境:7     絶滅に追いやられた種族ではあるが本人は不幸と思っていない
強さ:4     とても力が強いが年が若いため戦闘経験が少なく、頭も悪い
生活:8     サバイバルの知識もあり、狩りも得意である。意外にも手先は器用
教養:2     まともな教養を受けておらず、基本的な判断も相棒任せである




年齢は15歳
絶滅に追いやられたフクロオオカミの人狼
人や亜人から毛嫌いされているが本人は気にしておらず、むしろ幸せだと思っている
アリアとは十年来の親友であり、現在は共に旅に出ている
頭がよくないことを自覚しており、専ら肉体労働担当
物事の方針をいつもアリアに丸投げしており、大雑把な性格
基本的には二足歩行で、フクロオオカミと人間の中間的な容姿であるが
人間に見た目を寄せることも、その逆も可能である
浅黒い肌に金色の鬣、基本的に服を着ない
アリアのことをこの世の何より信頼している

【情報一覧】

ジームの孤島の地図

七つの腕輪を所持

イナカミの匂い

未完成の罠



【参加者一覧】


『アリア・リードルート』
報酬:フクロオオカミの人狼の復活


『フィーニョラズ=イニティウム・ベル・フェニクシア』    脱落
報酬:神代の英雄達


『クァルジィ』   脱落
報酬:戦乱の時代


『名無し』   脱落
報酬:記憶


『ペラリア』  脱落
報酬:時間


『ローヴェンダガラ』   脱落
報酬:全盛期の肉体


『ヨル』    脱落
報酬:自らの神としての地位


『ミネア』      脱落
報酬:一族の復活


『イナカミ』
報酬:?????


『オッダル』   脱落
報酬:家族


残り2名


今日はキリがいいのでここまで

明日明後日の更新でうまくいけば終わりそうです

お付き合いいただきありがとうございました


更新再開





起き出し、周りを見渡すとあることに気付く

ガルムがいない、ミネアもだ

二人揃って私より早起きだなんて珍しい

しかも拠点にいないということはどこかに出かけている?

………怪しい

拠点を出て、適当にあたりを散歩しているとあっさり見つかった


二人が一つの毛布に包まって寝ている


…………どういうことだ…おい…




アリア「おいコラ、アンタ達起きなさい!!」

勢いよく毛布を剥ぎ取り、叩き起こす


ミネア「………なんだ、朝から騒々しい」

明らかに嫌そうなしかめっ面でミネアが起きる

ガルム「……う~ん、なに~」

目を擦りながらガルムも起きる


寝起きのいい二人には珍しく、まだ眠そうだ


アリア「どうしてアンタ達は二人仲良く一緒に寝てんのよ。しかも外で」

ガルム「それは夜遅くまで起きてたからだよ」

アリア「なにそれ?外で何やってたのよ」

ミネア「それはアレだ」


そういってミネアが指さす先には何もないように見える


アリア「何もないじゃない」

ミネア「近づいてみろ」

アリア「?」


言われたとおり近づくと見覚えのあるものを発見した


アリア「………成程、合点がいったわ」


コイツラ、私に内緒で罠を補強していたのだ


ガルム「昨日全然作業が捗ってなかったから、こっそりやって褒めてもらおうと思って。ね?」

ミネア「私に同意を求められても困る」

アリア「ふ~ん………その割には………」

ぐるっと辺りを歩いて観察してみても……

アリア「特に昨日から進んでないように見えるけど」


ガルム「いや~、ミネアが案外ぶきっちょでさぁ」

ミネア「グッ……」

アリア「は~ん、まぁアンタに初めて会った時も宙吊りだったしね。特に期待はしてなかったわ」

ミネア「グヌヌ……」

ミネアが悔しそうにこちらを睨む
しかし、事実なので何も言い返してこない


アリア「でも、そうしてくれた行動は感謝しておくわ。まだ補強したりないし、まずは朝食にしましょう」


その朝食の時間があればいいのだが



イベント判定
4以下で発生
直下コンマ


コンマ判定:2  イベント発生



私、ガルム、ミネア、クロキ、ローヴェンダガラ

五つの皿にパンを一切れと干し肉、野菜のスープをよそってやる


『いただきます』

そう口にしようとした時


「おい、余の分が無いぞ?」

アリア「何よ偉そーに、自分でよそいなさいよね」

渋々と食事をよそう

寝ぼけていたのだろうか、確か全員分よそったはずだ

そう思いもう一度皿の数を確認する


アリア「…………ん?」

私、ガルム、ミネア、クロキ、ローヴェンダガラ

五枚

確かによそい終わって全員分に渡した

私の目がおかしくなったわけでもない

というか今思えばさっき喋った奴は誰だ?
この拠点にあんな喋り方をする奴はいない

となると考えられる可能性は一つ



アリア「なんでアンタがここに居るのよ」

イナカミ「いやなに、童の食事が恋しくなってな」

アリア「………」

イナカミ「どうした?余の分をよそわぬか」

アリア「分かってたけど図々しいわねアンタ……分かってたけど」


渋々と食事をよそってやり、六人で食事をする


この男が来たということは、もはや時間はないのだろう


食事が終わり暫くすると予想通りの言葉を放つ


イナカミ「では、決着をつけようか」

彼方はやる気満々といったところか、悠々とした足取りで外に出る


この提案を断るほうが変だ

急ごしらえではあるが、あの罠を使うしかあるまい

少しでも補強を施してくれた二人には感謝しよう

してないよりしているほうが明らかにありがたい


戦う場所は


1、適当な場所で、徐々に罠のある場所に誘い込む
2、罠を仕掛けている場所で始める

安価↓2

1


>>592選択:1、適当な場所で、徐々に罠のある場所に誘い込む
※2ターン後罠発動



イナカミ「ここれで構わんか?」

アリア「ええ、構わないわ。ガルム」

ガルム「おっしゃあ!!来い!!」

イナカミ「加減は必要か?」

ガルム「目いっぱい加減してアッサリやられてくれよ!!」

イナカミ「フフフ、それはちと恥ずかしいな」


いつものように余裕の態度のイナカミ

しかし、その実力は計り知れない

急ごしらえの罠でどうにかなればいいが

念のため、あれを使うか?


1、ガルムに毒とナイフを渡す
2、毒は使わない

安価↓2

1


>>595選択:1、ガルムに毒とナイフを渡す
※自力クリティカル時相手-2の補正、2ターン後勝利


アリア「ここぞというときに使いなさい」

そう手渡したのは毒の小瓶とサバイバルナイフ
少し驚いたような顔を見せたガルムだったが、表情を引き締め小さく頷く


ガルム「死んでも文句言うなよ?」

イナカミ「それはお互い様だ!!」





※戦闘が開始されました

ガルム
強さ:4

コンマ表
1    ファンブル
2~4  失敗大
5~9  成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力

『人狼(フクロオオカミ)』
耐久値1.5倍
戦闘判定常に+1
相手撤退時、追撃判定に+3
有利時更に+1


『経験不足』
戦闘判定時常に-1


『二人で一人』
相棒が近くに居る場合戦闘判定+1


『毒』
自力クリティカルで相手に-2の補正、2ターン後勝利



イナカミ・カンナギ
強さ:7

コンマ表
1    ファンブル
2~4 失敗
5~8 成功
90   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『龍人』
耐久値1.5倍
戦闘終了後負傷回復



『巫(カンナギ)』
『天を知る』1ターン目と『海を飲む』を発動した次のターンに発動。2桁コンマ判定で高い方を選択
『地を掴む』『天を知る』を発動した次のターンに発動。相手の能力を無効
『海を飲む』『地を掴む』を発動した次のターンに発動。判定差を±3回復

『天地海を統べる』コンマゾロ目で発動。上記の能力を同時に3ターン持続。3ターン後『天を知る』発動


『武道(拳術)』
戦闘判定+1。成功以上で更に+1



『神の加護』
ファンブルを一度だけクリティカルに変更


ガルム
二人で一人により経験不足相殺


+15でガルムの勝利
-15でイナカミの勝利




直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『天を知る』発動


コンマ判定:2+1 失敗大
コンマ判定:9+1+1 疑似クリティカル


3-10=-7失敗大と疑似クリティカルによりさらに-3

判定差:-10


昨日とは打って変わって自分から攻撃を仕掛けるイナカミ

流れるような動きの連撃

ガルムは躱すことも出来ず、なんとか受け止めようとする

しかし、ガルムの戦闘能力では受け切ることする難しそうだ

攻撃を多々浴びながらも罠のある場所まで少しづつ誘導できているのだけは救いか


イナカミ「……何やら良くない空気だ。一気に終わらせる」


さらに苛烈に攻撃を仕掛けるイナカミ

なんとかして罠の地点にまで誘導したい

そうでなければ勝ち目はない





直下コンマ:ガルム戦闘判定
能力無効


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『地を掴む』発動


う~ん、流石にコンマがこんなに遅いのはテンポの関係があるのでまた明日

中途半端ですいません

明日も更新予定です、時間は20時半ころになると思います

コンマ判定は明日再判定します

お付き合いいただきありがとうございました


ちと遅れましたが再開

直下コンマ:ガルム戦闘判定
能力無効


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『地を掴む』発動


コンマ判定:5 成功
コンマ判定:2 失敗


5-2=+3


判定差:-7



イナカミの攻撃は止まない
しかし、攻めているはずのイナカミが焦りの顔を見せる


イナカミ「存外、しぶといな…犬」

ガルム「あと少…し…」

イナカミ「何?」


ヒュッ

風切り音とともに叫び声が聞こえる


アリア「飛んでッガルム!!」

ガルム「待ってました!!」


その掛け合いが聞こえてきたときにはもう遅い

アリアが一つの罠を起動させていた

なんとかといった風にブ防御の姿勢をとるイナカミだったが、どこからともなく飛んできた丸太に直撃する


イナカミ「……誘い込まれたか」

アリア「ガルム~!とっとと決めちゃいなさい!!」

ガルム「了解アンちゃん!!さぁ、イナカミ。狩りの時間だぜ」



※策謀発動。3ターンイナカミの戦闘コンマ-2


直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『海を飲む』発動
策謀  -2


>>611の判定差。正確には-8でした


コンマ判定:2+1 失敗
コンマ判定:2+1-2 ファンブル  神の加護によりクリティカルに変更


3-10=-7

判定差:-15

イナカミ勝利


イナカミ「よもや、貴様らが罠を張っていた張本人だったとはな」

アリア「気づかなかった自分の鈍感さを呪いなさい!!」

ガルム「今だッ!!」


罠の存在により、足の止まっているイナカミにとびかかるガルム

しかし


ガルム「えっ…うわっ!!」


あと一歩というところで何故か体が宙に引っ張られる


アリア「あんの馬鹿……」

イナカミ「……天運は余にあったようだな」


このまま私が飛び出してもどうにもならない

なんと情けないんだろう



BAD END


投降した後に描写不足に気付く

ガルムは誤って罠を起動させてしまったという図です


>>599より再開


直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『天を知る』発動


コンマ判定:9+1    疑似クリティカル
コンマ判定:8+1+1 疑似クリティカル



同コンマにより判定

5以下でイナカミ有利、6以上でガルム有利

直下コンマ


コンマ判定:5 イナカミ有利



暫くにらみ合う二人

数秒の静寂の中、草木の擦る音に思わず視線を逸らしたイナカミ

ガルム「もらったァ!!」

それを好機と見たガルムは私が渡したナイフで切りかかる

イナカミ「ワザとに決まっているだろう」


そのガルム腕を掴み、捻りあげる

その握力に思わず顔をしかめたガルムは、ナイフを落としてしまう

ガルム「クッ…!」


渾身の切り札をあっけなくいなされてしまった


※毒が使用不能となりました




直下コンマ:ガルム戦闘判定
能力無効


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『地を掴む』発動


コンマ判定:2 失敗
コンマ判定:3+1+1 成功


2-5=-3  失敗によりさらに-1


判定差:-4


計算間違い

正確には判定差:-3



ガルム「うりゃあ!!」

何とかして腕を振り払うことだけは成功した


だが、ここぞとばかりと攻め立てるイナカミ

ヒュッ

風切り音とともに叫び声が聞こえる


アリア「飛んでッガルム!!」

ガルム「待ってました!!」


その掛け合いが聞こえてきたときにはもう遅い

アリアが一つの罠を起動させていた

なんとかといった風に防御の姿勢をとるイナカミだったが、どこからともなく飛んできた丸太に直撃する


イナカミ「……成程な」

アリア「ガルム~!とっとと決めちゃいなさい!!」

ガルム「了解アンちゃん!!さぁ、イナカミ。狩りの時間だぜ」



※策謀発動。3ターンイナカミの戦闘コンマ-2


直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『海を飲む』発動
策謀  -2


コンマ判定:0  クリティカル

コンマ判定:5+1-2 失敗


10-4=-6 クリティカルと失敗により更に-4

判定差:-7

海を飲むにより判定差:-4


イナカミ「よもや、貴様らが罠を仕掛けた張本人とはな」

アリア「気づけなかった自分の愚かさでも呪ってなさい!!」

ガルム「おりゃあ!!」

イナカミ「グッ……」


直線的なガルムの攻撃がよけきれていない

頬の肉をガルムがそぎ取る

さっきの丸太が効いているのか動きにキレがない


ガルム「へへっ…足元がふらついてるぜ?」

イナカミ「……………ハァ~」


突然イナカミの動きが止まり、深呼吸をしたかと思えば傷口がみるみるふさがっていく

アリア「ガルム!!攻め手を一時も緩めないで!!」

ガルム「分かった!!」

イナカミ「…息をつく暇もない…か」



直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『天を知る』発動
策謀  -2


コンマ判定:5+1  成功
コンマ判定:2-1 ファンブル 天の加護により、一度だけクリティカルに変更


6-10=-4 


判定差:±0



しまった、罠+クリティカルの有利補正忘れてた


戦闘コンマ再判定



直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +2
有利 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『海を飲む』発動
策謀  -2
不利  -1

※イナカミさんは『海を飲む』じゃなくて『天を知る』発動です

判定差は-4じゃなくて+4でした。たびたび申し訳ありません



コンマ判定:9+2+1    疑似クリティカル
コンマ判定:6+1-2-1 失敗


10-4=+6 クリティカルと失敗により更に+4


判定差:+14


イナカミ負傷


ガルムの猛攻をしのぐため後退を試みるが、罠がそれを許さない

不完全なので全自動とはいかないが、アリアが的確に罠を起動させる


再び丸太のトラップが飛んでくる

避けることも出来ず、受けようとするがガルムがそれを許さない

背中に押し込むように爪を立て、丸太と挟み込む


ガルム「やったか!!」


そういうガルムの腕には鮮血がへばりついている

倒れ伏すイナカミ

生死を確認しようとガルムが近づこうとすると、ゆっくりゆっくり立ち上がる


ガルム「その傷でまだ動くのかよ!」

イナカミ「………」

もはや声を出す気力もないのか何も応えず構えをとる


痛々しいが手加減なんてしてられない」

あと一発で終わる



直下コンマ:ガルム戦闘判定
人狼 +2
有利 +1


下2コンマ:イナカミ戦闘判定
武道 +1
『地を掴む』発動
策謀  -2
不利  -1
負傷  -1

※地を掴むにより、ガルムの能力無効。策謀も無効です


コンマ判定:7+1   成功
コンマ判定:9+1-1-1 成功



同コンマによりさらに判定
5以下でイナカミ有利、6以上でガルム勝利

策謀 +2
負傷 +1
不利 +1

直下コンマ


コンマ判定:9 ガルム勝利



ふらっ、とイナカミの体が揺れる

力が抜けたかのように前のめりに倒れる

その姿を見て終わったかと安堵するガルム

だが

渾身の力を振り絞り、前へ踏み込まれる


ガルム「しまっ…!」


気づいたときにはもう遅い

既に目前にその拳が迫っている

油断していたガルムの顔面にその拳が振るわれるッ!!


パァン

乾いた空気を叩く音とともに、イナカミの体が揺れ、倒れる


ガルム「アン…ちゃん…?」

アリア「間一髪って奴ね」


アリアが護身用として所持していた拳銃
それをアリアが使ったのだ




アリア「やれやれ、当たってよかったわ。何分私は銃器なんて素人だし」

ガルム「あ、アンちゃん……」


腰が抜けたのか、その場にガルムが座り込む


アリア「情けないわね~」

ガルム「もうホンット怖かったんだから」

アリア「そうね、お疲れ様」


勝利の余韻に浸りながらも、イナカミの体を見る

背中にはガルムが突き立てた深い爪痕

銃弾は肩に当たったようだ

どちらの傷からもドクドクと血が流れている


あとで応急処置くらいはしておいてやろう

龍人は頑丈らしいし、死なないと思っておこう



アリア「さてさて…」


イナカミの腕から腕輪をはぎ取る

これで、十の腕輪が全てそろった


アリア「勝ったんだ……私」

ガルム「私達、でしょ?」

アリア「ふふっ…そうね」


よくもまぁ、あの地獄のゲームで勝てたもんだと自分のことながら驚嘆する

倒したのは二人だけとはいえ、死ななかっただけでも褒めてほしいくらいだ


ガルム「全部集まったけどどうすればいいのかな?」

アリア「ええっと確か、島の中央の開始の時にもなった鐘を鳴らして船を呼んで、受付をした場所に戻らないといけないわね」

ガルム「なるほどなるほど、じゃあ早速出ぱ~つ」

アリア「アンタ、さっきまで腰砕いてたくせに元気ね」


いつものように肩車をされながら島の中央に移動する


島の中央にたどり着く

そこには巨大な鐘があった


ガルム「ねぇねぇ鳴らしていい?」

アリア「好きにしなさいよ…」


ガルムが勢いよく鐘を鳴らす


ゴーン、ゴーン、ゴーン


思わず耳をふさいでしまうほどの音が島全域に鳴り響く

終戦の鐘

戦いの終わりと、ゲームの勝者が決まった証



ようやく、ようやく私の悲願が成る

そう思えば心躍らずにいられなかった

漸く悪夢から解放される、と


その日は船が来るまで、盛大に騒いだ

鐘の音を聞きつけたペラリアとクアルジィが、大量の酒と食料を持ってきたのだ

イナカミは私の処置の必要もなく、傷が回復していた

なんてでたらめな体なんだ

あのオッダルというオークも来た

イナカミに突っかかっているが軽く流されている

島の中央に集まり、皆が酒をあおる

ガルムも混ざって騒いでいる

遊びであのクソ煩い鐘を鳴らすのだけは勘弁してほしいが


私は酒が飲めない

匂いだけでも気分が悪くなるので少し離れたところでそれを眺めているだけだ

その私の隣に誰かが座る

その人物は



安価指定(ヨルとフィーニョラズを除いた参加者の中で)

安価↓2

クロキ


>>652選択:クロキ


クロキ「よっ、お嬢ちゃん。暇そうだな」

アリア「別にいいのよ。アンタこそあっちに混ざらなくていいの?」

クロキ「お嬢ちゃんが今日の主役だろ?だってーのに辛気臭い顔してたからさ」

アリア「そんな顔してた?」

クロキ「してるさ。なんだかこう…詰まらなそうっていうか、寂しそうっつーかさ」

アリア「………寂しくはあるかもね」

クロキ「おっ?その言い方、何か悩みでもあんのか?」

アリア「悩みじゃないわ、仕方ないことなのよ」

クロキ「ふ~ん……よくわかんないけどさ、勝者がそんな顔してるもんじゃないぜ?」

アリア「そうかもね……」


その言葉を最後に暫く会話が止む


クロキ「よしっ、決めた!」

突然何かを思いついたようにこちらを向く


クロキ「何かわかんないけど、今思ってることをいっちょお兄さんに吐き出してみなさい」

アリア「遠慮するわ」

クロキ「なんでだよ!俺の悩みも解決してくれたんだ、俺にもなんか力にならせてくれよ。な?」

アリア「………」


しつこそうだし、話してもいいか

どうせ話しても話さなくてもなにかが変わるわけじゃないだろうし


アリア「単純な話よ。私とガルムの旅の目的が果たされた、だからもう一緒に居られないなって。寂しくなっただけ」

クロキ「………いつから旅してるんだ?」

アリア「10年…くらいかしらね」

クロキ「そりゃすごい、俺の倍か…」

アリア「ええ、ず~っと親友なのよ。10年前から一日たりとも離れたことはないわ」

クロキ「……そっか、そりゃあ寂しくなるよな」


再び、会話が止まる


クロキ「お嬢ちゃんの取り戻したいものってなんなんだ?」

アリア「それは言えないわ」

クロキ「そっか………なぁ」

アリア「何?」

クロキ「もしよかったらでいいんだけどさ……」

アリア「?」

クロキ「俺と、旅をしないか?」

アリア「……は?」

クロキ「だってさ、旅の目的が終わってガルムと別れて一人になるんだろ?」

アリア「それは…そうだけど…」

クロキ「ならいいだろ?何か目的があるなら別だろうけどさ」

アリア「目的は……」

無い

私にとって意味のある行動はガルムから辛い出来事を遠ざけることだ

だが、ガルムの家族が戻ればその必要もない


クロキ「まぁ、今返事しなくてもいいさ。でも、考えてくれると嬉しいかな。俺、お嬢ちゃんのこと結構好きだから」


じゃあな

恥ずかしそうに頬を掻きながら、騒いでいる奴らのところまで行ってしまう


アリア「………」

結構好き

…………どういう意味だ?

しかし、このゲームの後

何も目的を考えていなかった


ガルム以外の者と旅をする

そんなこと考えたこともなかったが、クロキと旅をする

あの、心優しき鬼と……か


アリア「……悪くないかもね」



※七日目終了



次の日の朝


海岸に止められた船に乗り込む

金でもケチったのか一台の船に全員が乗せられた

結局、フィーニョラズとヨルは行方知れずだ

いったいどうしたことだろう

別にどうでもいいことではあるが、気にはなる


ぼ~っと遠くなる島を眺めて、意味もないことを思案する

決心はついている

悩むことなど何もない


本当に、何もなくなるのだ


世界最大の商業都市『キャンドール』

その港近くの赤いレンガ造りの小さな雑貨屋


だがそれはただの隠れ蓑

この雑貨屋こそが無くしたものを取り返すゲームの参加受付場所


ガルムと二人でその雑貨屋に入る


ガルム「ここって何なの?」

アリア「ここで参加受付をしたじゃない…ってアンタは知らなかったわね」


不思議そうに辺りを見回すガルム

雑貨屋というだけあって物がごった返している



店の奥には初めて会ったときと同じように、眉間に皺を寄せた不愛想な男がいた

この店の店主兼ルーラルの主催者



アリア「私が今回のゲームの勝者よ」

店主「……腕輪を見せてもらおう」

アリア「その前に…本当に無くしたものが取り返せるのね?」

店主「ああ」


さも当然という風に返事をする男

何か質面でもしてみようか



1、貴方は何者?
2、なぜこんなゲームを?
3、いったいどうやって無くしたものを?
4、何も質問しない
5、自由安価


安価↓1



1


>>660採用:1、貴方は何者?



アリア「貴方は何者?」

店主「私は『夢売り』」

アリア「夢売り?あのおとぎ話の?」



『夢売り』
無くしたモノを売ってくれるという不思議なお店
どこにあるかもわからない、しかし誰もがその存在を信じている
支払う対価はお客によって人それぞれ、そのお客とのやり取りがおとぎ話として世界に広まっている



店主「それがおとぎ話ではなく現実だったという話だ」

アリア「それがあなたの正体だっていうの?」

店主「ああ、それ以上でもそれ以下でもない。ただ、おとぎ話と違う点は支払う対価は常に同じ、十の腕輪だけだ」

アリア「……夢売りこそがルーラルというゲームだったというわけか」

店主「ご理解いただけたかな?」

アリア「ええ、大体ね」

店主「他に、何か聞きたいことは?」

アリア「………」



1、なぜこんなゲームを?
2、いったいどうやって無くしたものを?
3、何も質問しない
4、自由安価


安価↓1

1


>>662採用:1、なぜこんなゲームを?
※連続取得ですが深夜ですし、人もいないでしょうから



アリア「なぜこんなゲームを?」

店主「私は夢を売るために存在し、夢を売るために生まれた。ただそれだけだ」

アリア「……貴方、名前は?」

店主「私は夢売り。強き思いは必然的に私に惹かれる。そういう風に出来ているのだ」

アリア「………」

店主「他にも何か聞きたいことは?」

アリア「いえ、もう必要ないわ。アンタからこれ以上の情報は望めそうに無いもの。…はい腕輪よ」


店主の目の前の机に腕輪を置く

店主は一つずつ丁寧に腕輪の数を数える



店主「……9…10。しかと腕輪は受理された。強き者よ、そなたの取り戻したい夢は何だ?」

ガルム「アンちゃん、カジノのオーナー?に渡すんだよね。呼んでこようか?」

アリア「…………」

ガルム「……アンちゃん?」


さぁ、言うんだ

全てを終わらせるために

ガルムを私という枷から解き放つために

一つ、深呼吸をし

強き意志をもって応える




アリア「フクロオオカミの人狼の集落の復活。これが私の夢よ」

ガルム「アンちゃん!?何言ってんだよ!!」

アリア「黙りなさいガルム!!さぁ早く私の夢を売りなさいよ!さぁ!!」


強く迫る私をまるで意に介さぬように事務的にと答える





店主「その願いは聞き入れられない」


アリア「はぁ!?アンタふざけてるの!!」

店主「ふざけてなどいない」

アリア「じゃあなんで私の夢が聞き入れられないのよ!!」

店主「それはお前が無くしたものではないからだ」

アリア「グッ……そんな…まさか…」


悔しさで思わず血が滲むほど拳を握る

そんな、ここまで来て

ここまで来て願いが遂げられないなんて

それじゃあ、それじゃあ


アリア「私とガルムの十年は一体なんだったの……」

店主「だが、そこの少年。お前ならその夢を手にする権利を持っている」

アリア「ま、待って!ガルムじゃなくて私が!!」

店主「さぁ少年。答えを聞こう」


ダメだ、ガルムは絶対……

ガルム「オレはそんなものいらない」



ああ、やっぱり……


店主「それは困ったな」

アリア「ガルム!どうしてなの!?」

ガルム「どうしてはこっちのセリフだよ!!代理でゲームに参加してたんじゃなかったの!?」

アリア「あんなの嘘に決まってるでしょ!アンタと旅をしているのも、このゲームに参加しているのも、私が今まで生きてきた理由も!!」

アリア「全部全部今日この日の為だけに生きてきたの!!どうして分かってくれないの!?」

ガルム「意味わかんないよ!そんなの初めて聞いたよ!!」

アリア「当たり前じゃない、今初めて言ったんだから!さあ答えて、どうして分かってくれないの!?」

ガルム「意味わかんないって!オレはそんなの欲しくない!家族なんていらない!!」

アリア「ッ!!……今、なんて?」

ガルム「家族なんていらないって言ったんだよ!!」

アリア「……こんっの馬鹿!!」


思わず顔面を殴る

怯んだガルムにそのまま馬乗りになる

店の物がいくつか落ちたが気にしない


アリア「どうして、どうしてそんなひどいこと言えるのよ……」

ガルム「…アンちゃん、泣いてるの?」

アリア「どうして?ニールだって戻ってくるのよ?また、一緒に暮らせるのよ?」

ガルム「アンちゃん…やっぱりニールのことを……」

アリア「お願いだから私の言うことを聞いて……お願いだから…」

ガルム「…………それでも、ニールが帰ってこようとも、そのお願いは聞けない」
ガルム「そんなちっぽけな願いで、他のゲームに参加してた人たちの願いを踏みにじっちゃいけないんだ」

アリア「ははっ……私の十年間思い続けた願いをちっぽけなんて言っちゃうんだ」

ガルム「……あんな奴ら滅んで当然だ」

アリア「その原因が私だって言っても?」

ガルム「え?」

アリア「十年前のあの日。アンタが岩穴に一人隠れていた時。フクロオオカミが絶滅に追いやられたあの事件」
アリア「あれね、私のお父様がやったことなのよ。それにね、私がニールを殺したの」

ガルム「そんなッ!」

アリア「でも私はお父様を怨んじゃいないわ。あの人は貴族として、商業人として正しい判断をしたと思っているわ」

ガルム「……………」

アリア「どう?失望した?絶望した?それとも怒りで声も出ない?私を殺してもいいのよ?そして復活させたフクロオオカミの人狼達が私の家族を殺すの」
アリア「うふふっ…そうなれば、完璧ね」

ガルム「………………」


ガルムは黙ったままだ

当たり前だ、自分の信じていた友人がこんな屑だったと知れば、言葉を返す気力もなくなるだろう


ガルム「……退いてよ、立てないからさ」

アリア「ああ、馬乗りのままだったわね。ごめんなさい」


意識せずとも挑発的な言葉を返してしまう


ガルム「………もし、フクロオオカミの人狼が蘇った後。アンちゃんはどうするの?」

アリア「さぁ?どうなるかしらね。でも、真っ先に殺されるんじゃないかしら?貴方たちの仇だし」

ガルム「……そっか」

店主「では、そろそろ答えを聞こうか?」

ガルム「ああ、オレは……」






ガルム「何もいらない。オレはまだ、何も無くしていないから」


アリア「えっ……」

店主「そうか、それは困ったな」

ガルム「うん、ごめんね」

アリア「な、なんで?真実を知ったのになんで?」

ガルム「アンちゃん……」


ガルムがこちらを向く

強くまっすぐな瞳で私を見ている

汚い私を


ガルム「アンちゃん……ごめんね」


膝を折り、私を抱きしめる

私の倍はあろうかという体で、優しく抱きしめられる


アリア「どう…して…」

ガルム「オレが早く気付いてあげればよかったんだ。十年も一緒にいてそんなことも分からなかったなんて、相棒失格だね」

アリア「そんなことない…」

ガルム「オレがアンちゃんの悩みに気付いてあげればこんなに苦しむことも無かったんだよね。だから、ごめん」

アリア「ううん…そんあことない…」


泣いている嗚咽で、うまく言葉がしゃべれない

うまく頭もまわらない

こんなの初めてだ


ガルム「オレ、アンちゃんに甘えっぱなしだった。役に立ってた気がしてただけで本当はそんなことなかった」
ガルム「ずっと、おんぶにだっこでアンちゃんが悩んでるなんて、考えたことも無かった」

アリア「でも、だからって……夢を叶えない理由にはならないじゃない…」

ガルム「それは、簡単なことだよ…」




ガルム「オレにとっての生きる価値はアンちゃんと一緒にいることだけだから。それ以上は何も必要ない」


アリア「…それ…だけ?」

ガルム「うん。小難しいことなんて何もない。ただそれだけあればよかったんだ。それだけが全てだったんだ」

アリア「…………」


なんだ、なぁんだ

それなら

それじゃあ


アリア「私も相棒失格ね」

ガルム「えっ?」

アリア「私もアンタの思い、何一つとして理解してなかった。ただの独りよがりな我儘ね。」
アリア「心のどこかで、アンタのためにっていう免罪符を使って、いつの間にかそれがアンタの思いだと勘違いしてたのね」
アリア「だから、相棒失格」

ガルム「……そっか、お互い様だったんだね」

アリア「うん。ごめんねガルム」

ガルム「うん。許してあげる。ごめんねアンちゃん、気が利かない相棒で」

アリア「いいわ、許してあげる。私のほうがお姉さんだしね」

ガルム「へへっ、調子が戻ってきたね」

アリア「ええ、さっきまでの情けないアリア様じゃないわ」


抱き合いながら二人で笑う

つい最近までのことのはずなのに、とても懐かしく感じる

いや

本当になつかしいのだ

久しぶりに、真の友人として笑いあったのだ

十年前のように


私は勘違いのただの有難迷惑が

ガルムは何も聞かないいう、間違った優しさが

二人をすれ違わせていた

気づかぬうちに、歯車がずれていたのだ

だが、今はもう違う

お互いの思いのたけをぶちまけ

お互いの言い分を理解し

お互い反省して

お互いが歩み寄った

漸くなれたのだ

いや、もどれたのだ

お互いがお互いを理解しあう

かみ合った歯車




二人で一人の親友に





※エピローグへ移行します



あれから、あのルーラル優勝から

二年の月日がたつ

二人は今、船に乗っていた

正確には5人だ


ガルム「いや~懐かしいね、この船」

アリア「そうね」


そう、ジーム孤島行きの船

ルーラルに参加しているのだ


ガルム「それにしてもアンちゃんってば酷いよね」

アリア「何がよ?」

ガルム「ルールにはしっかり一人ひとつの所持品とする(衣類を除く)って書いてあるのに」
ガルム「こんなに連れてきちゃうんだから」


船には、ガルムとアリアだけではなく

クロキとミネア、イナカミの姿があった


アリア「はんっ!これは所持品じゃなくて護衛よ!今度からは護衛連れてくるなって書いておくのね!」

ガルム「ひどい屁理屈だよアンちゃん……」

ミネア「全く、この話を聞いた時は驚いたぞ」

ガルム「えへへ、二年前のあの時、願いは『ルーラル参加資格を取り戻す』だったからね」

まぁ二年後開催だから今になっちゃったけどね、と付け足す


イナカミ「しかし童よ、犬は大層大きくなったが、貴様は変わらんな」

アリア「うるさいわね!誘ってやったんだから感謝しなさいよね!」

クロキ「しかしまぁ、『優勝させてやるから金くれ』なんてアクドイ商売考えるよなぁお嬢ちゃんは」

アリア「ふふん。この人数で挑めば怖いものなしよ。報酬はアンタ達の誰かにくれてやるわよ」

ガルム「見えてきたよ、アンちゃん!」


ガルムの声に振り向けば、ジーム孤島が見えてきた

しかし、それは異様な光景だった



アリア「………ナニアレ」

ミネア「……何故まだ始まってもいないのに」


島ではもう死闘といってもいい戦いが繰り広げられていた



ローヴェンダガラ「グオオオオオオオオオオオオ!!」


クァルジィ「フハハハハ!!前回はアッサリやられたが今回の『フィーニス』は一味も二味も違う!!」
クァルジィ「前回より装甲を徹底的に強化し、さらには対神秘術式を組んだ」
クァルジィ「この『フィーニス』を三機だ!!」

ローヴェンダガラ「貴様!!所持品は一つまでだぞ!!」

クァルジィ「賄賂を渡せばルールなどひれ伏す!!」

ローヴェンダガラ「な、なんと卑劣な!!」


更に別の場所では


フィーニョラズ「大人しく我に屈せよ!!」

ヨル「黙れ!!我は絶対にあの監獄には戻るわけにはいかん!!」

フィーニョラズ「なんと警備の甘い監獄だ!!」

ヨル「貴様その台詞!我がいかような努力を積んだと思っている!!」

フィーニョラズ「知ったことではない!!光よ集え『エイブラハム』!!」

ヨル「創世の暗黒、貴様も垣間見るがいい!!」


悪魔と魔人の大激闘


アリア「な、なんでまたアイツラが……」

クロキ「ハハハッ、楽しそうだな」

アリア「陽気に笑ってる場合かドアホ!」

イナカミ「む?何か降ってくるぞ」

アリア「へ?」


イナカミの指さす先には眩いばかりの光と、土煙

その中から現れたのは


フィーニス「我が名はフィーニス=イニティウム!遠き者は音に聞くがいい!!」

ガルラリョズ「………」

フィーニス「ほれほれ、お主も何か言わぬか」

ガルラリョズ「そのような恥ずかしいこと出来るわけがなかろう!」


正に『災厄』の名が相応しい夫婦だった


アリア「は、ハハハ……」

もはや笑うしかない

ミネア「で、優勝させてくれるのだろうな?」

ガルム「当たっり前だよ、ね?アンちゃん」

アリア「はぁ~、やれやれ。前回以上に面倒そうね。でも、」

ガルム「オレとアンちゃんが一緒なら」

アリア「二人は無敵よ。さぁアンタ達……」




アリア「狩りの時間よ」





アリア・リードルートとガルム

小さき策士と、心優しき人狼

種族も性別も、思想も全く異なる二人

二人の冒険はのちの世に語り継がれる

この世で最も、愛しき友情の物語として




Happy END
~優勝請負人アリア~


お、終わった

誤字確認できてないが大丈夫だっただろうか

イナカミさんの戦闘で勝てないんじゃないかとひやひやしましたがなんとかなりましたね

イナカミさんとはすこぶる相性が悪かったです

よく勝てたものだと感心してしまいました

何はともあれ、アリアとガルムの友情の物語は無事完結です

ほんっと~~~によくGAMEOVERにならなかったものだと思います

安価をとってくださった方も付き合ってくださってありがとうございます

不定期すぎる更新の中、付き合ってくださって本当に感謝しています

というかこんな時間まで付き合ってくださった方はいるのでしょうか?


質問などは明日まとめてお返事します

感想などを言ってくれたら幸いです
乙だけでも涙して喜びます


お付き合いいただきありがとうございました


追記

明日、20時半頃安価で物語を作成します

お付き合いいただければ幸いです

投下乙でした
明日速いのに起きてましたがたぶん大丈夫(次回からは出来れば安価はもう無いと言ってくれたら非常にありがたいです)
いろいろ思いつくことはあるが寝るのでまた明日


>>681
これからは深夜までやって安価をとる必要がない場合はそう宣言します
ご指摘いただきありがとうございます


読み返してみると語彙も表現力も乏しく、まだまだ勉強が必要だなと痛感させられます

これからもお付き合いいただければ幸いです



現代ファンタジーに新しいしい選択、『改造人間』と『変身ヒーロー』が追加されました

都市伝説系ホラーの都市伝説の決め方がキーワード式になりました。安価がかなり取りやすくなったと思います


それそろ物語作成の安価に入ります
四人以上いらっしゃれば再開します

この書き込みから十分以内に四人一定いらっしゃらないようでしたらこのスレは終了とします
人がいない中で安価スレはできませんしね……


ざんねん、このすれはおわってしまった


どうしましょうか、新規さんを取り込むために名前を変えて新スレを立てるのはマナー違反何ですかね?

何分空白期間が長すぎて、現行を追ってきてくれている人が少ないんだと思います

安価下1を一日経っても取ってくれないことあるから……(経験談)


>>690
マジすか!!

なんだか頑張る気力がわいてきた

前言撤回

安価を取り始めたいと思います

ジャンル選択

1、現代ファンタジー
2、都市伝説系ホラー
3、学園ラブコメ
4、相棒物バトルゲーム
5、自由安価

安価↓2

サイエンスファンタジー


>>695選択:サイエンスファンタジー

げ、現代ファンタジーがそれに含まれると思うので、現代ファンタジーで構いませんか?

認められないというのであれば再安価いたします


現代ファンタジー選択


この物語の主軸の要素


1、異能。明確なデメリットが存在する
2、改造人間。限られた人間しかなれない(出てくるキャラのほとんどが真人間)
3、変身ヒーロー。顔を隠して戦わなければならない

安価↓2

3


>>700選択:3、変身ヒーロー


変身するためには?



1、特別な道具
2、道具は必要なく、姿が変わる
3、覆面を被るだけ

安価↓2

2



>>704選択:2、道具は必要なく、姿が変わる


貴方の変身のモチーフ
(例:救急車、ゴリラ、ティラノサウルス……等々)

生物、非生物、架空の生物何でも構いません


安価↓2

ハヌマーン


>>708選択:ハヌマーン

ハヌマーンとは

ハヌマーン(??????? Hanum?n)は、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。
風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻(アプサラスとする説もある)アンジャナーとの間にもうけた子とされる。
ハヌマット(?????? Hanumat)、ハヌマン、アンジャネーヤ(アンジャナーの息子)とも。
名前は「顎骨を持つ者」の意。変幻自在の体はその大きさや姿を自在に変えられ、空も飛ぶ事ができる。
大柄で顔は赤く、長い尻尾を持ち雷鳴のような咆哮を放つとされる。
像などでは四つの猿の顔と一つの人間の顔を持つ五面十臂の姿で表されることも。
顎が変形した顔で描かれる事が多いが、一説には果物と間違えて太陽を持ってこようとして天へ上ったが、インドラのヴァジュラで顎を砕かれ、そのまま転落死した。
ヴァーユは激怒して風を吹かせるのを止め、多くの人間・動物が死んだが、最終的に他の神々がヴァーユに許しを乞うた為、ヴァーユはハヌマーンに不死と決して打ち破られない強さ、叡智を与えることを要求した。
神々はそれを拒むことができず、それによりハヌマーンが以前以上の力を持って復活した為にヴァーユも機嫌を良くし、再び世界に風を吹かせた。



簡単に言えばとっても強い猿の神様


ごめんなさいインド神話詳しくないんや
神話はギリシアか北欧にしてくれるとありがたいです


最安価

↓2

神通 (軽巡洋艦)

艦これではなく、船の方


>>713選択:軽巡洋艦(神通)
※クッ…もし軍艦だけだったら私の好きな艦にしたのに……



では、境遇判定
1ほど悲惨、9ほど幸福

直下コンマ

すみません、>>1さんの好きな艦でもいいですよ?
ただ壮絶なエピソードがある船だからなあと思って選んだだけなので。


コンマ判定:8 誰が見ても幸福


強さ判定
1ほど弱く、9ほど強い

直下コンマ、人間時の強さ



コンマ判定:4  成人男性レベルの強さ

>>716
いえ、神通も大好きなので構いません
ただ男の子なら霧島のかっこよさに胸が震えるはず…!



ヒーローとしての強さ

1、2   完全武装した警官にも苦戦する
3、4   ヒグマと殴り合いの喧嘩で勝てるくらい
5、6   トラックを真正面から受け止められる
7、8   上記を余裕でこなし、鋭敏な危機察知能力を有する
9     上記を備え、重症であろうと万全の力を発揮できるガッツを持つ
10    上記を備え、何故か空も飛べる
ゾロ目   とてもすごい

直下コンマ


コンマ判定:3  ヒーローとしてはやや不足か


性別は?

1、男性
2、女性

↓2

1


>>723選択:1、男性

では主人公の内面の設定を決めます


1、今まで通りの完全自由安価
2、>>1が作ったテンプレを組み合わせる

安価↓1

1


>>725選択:1、今まで通りの完全自由安価

年齢から性格、家族構成から好物や思想にいたるまで
お好きな設定を詰め込んで下さい


安価↓1~3をMIX

努力家、楽天的、お人好しな高校生。
剣道部。


>>727-729
纏めます。しばらくお待ちください


年齢判定
偶数で高校生、奇数で24歳
直下コンマ


コンマ判定:奇数、24歳


この主人公の名前の案を募集です
苗字込みで日本人の名前でお願いします
何も案がなかった場合>>1が適当につけます

名前:須能 道弥(スノウ ミチヤ)
性別:男性
種族:人間
職業:警備員、ヒーロー


環境:8    弱きヒーローではあるが、自分の境遇に不満はなく幸福だと感じている
強さ:4(3)  普通の成人男性、ヒーローとしてはやや物足りない力を持つ
生活:8    いろいろな国を旅し、日本を出ようとも不便なく暮らせる
教養:7    義務教育と公立の高校を卒業し、多種多様な言語を話せる




年齢は24歳
緑目赤髪の青年
小中高、と剣道を学ぶ
高校卒業後は、さまざまな武術を学ぶため世界を転々としていた
元来病弱な肉体であることが災いし、あまりその経験を生かすことが出来ない
努力家で頑固、職人気質と思われがちだが
その実、楽天家のお人よしである。奴隷根性全開で、もはやドMだと言ってもいい
他人にいいように使われても疑問を抱くことはない
強くなることが人生の目的であるがその道は険しい




ヒーローとしての設定はもう少し練ってから公開します


他に何か決めたいことはありませんか?

無いようであればプロローグを纏めます


大事なこと忘れてた


ヒーローとしての特徴


1、犯罪を取り締まる警備員のような存在。企業に勤める職業としてのヒーロー
2、悪を取り締まる秘密組織の一員
3、個人の意思でヒーローとして振る舞う
4、自由安価

安価↓2

1


>>742選択:1、犯罪を取り締まる警備員のような存在。企業に勤める職業としてのヒーロー



一人称の選択
主人公の振る舞いに関係します


1、俺。威圧感が増す
2、僕。優男に見られる
3、私。堅物度が増す
4、それ以外

安価↓2


>>745選択:2、僕。優男に見られる


何か他にも決めたいことがあったら遠慮なく仰ってください
明日まとめて安価選択を行います

今日はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


現在、構想がうまくまとまらず四苦八苦しています

登場するキャラクターのイメージはできているんですが、肝心の変身についてが全くと言っていいほど纏まっていません

特別な道具を必要としていない変身といえば、異星人であったり人間じゃなかったりが定番なのですが

軍艦という明確に過去に存在していた物がモチーフであり、機械的な物であることがうまくまとまらない要因です

いつもよりプロローグ投下が遅くなりますがご容赦ください


長らくお待たせして申し訳ありませんでした


漸く設定が完成しました

具体的な話の流れも(頭の中で)出来上がりました

明日(今日)の九時過ぎには最低でもプロローグが投下できると思います


訂正
九時 ×  21時 ○


~プロローグ~


五年前

世界は大きく姿を変えた

その原因


『超人』の存在



見た目は完全に人間と同じ、しかしその能力は人間をはるかに凌駕する

共通した特徴としては

1、人間と全く変わらぬ姿かたちをしており、見分けることは基本的に不可能
2、地上のどの生物をも凌駕したパワー、スピード、持久力、回復能力を持つ
3、人間と同じレベルの知能を持ち、社会に溶け込んでいる

といった点である


個体ごとによって性格や考え方も様々であり、能力の差にもばらつきがある
噂によれば、特殊な力を持つ超人も存在するらしい


超人は出自が全くの不明な者もいるが、確認されているその多くは『人間から生まれている』
人間から突然変異で生まれてくるのである
原因は解明されておらず、まだどの説も推測の域を出ない


閑話休題


現在、この『超人』による強引ともいえる犯罪が社会問題となっている
警察が個人で所持できる装備では全く歯が立たず、野放しにせざる負えない状況下にあった
警察が対応できないとわかるや否や、超人による犯罪は爆発的に増加
更には便乗して犯罪を犯すものも出るなど、治安は悪くなる一方

この現状を重く受け止め、警備会社『カワサキ警備保障』が各国の警備会社に呼びかけ、『世界警備保障連合』を設立
対超人用パワードスーツ『ヒューマンバトルシップ』の開発に成功するも、装着して戦える人間がおらず
苦肉の策として、超人及び凶悪犯罪抑制を『超人』に依頼した

この作戦が功を成し、『超人』による堂々とした犯罪が鎮火
それと同時に、便乗していた者たちも一斉検挙され、治安は以前とほぼ変わらぬほどに回復した

この、対超人及び凶悪犯罪抑制警備員(Special Security Guard)はメディアの報道により『ヒーロー』と呼ばれることとなる

だが、この一連の事件によって一部の者は正義の心(道徳的)な考え方ができると理解されたものの
『超人』の社会的地位は地に落ち、『超人』というだけで犯罪者扱いされることも少なくなくなってしまった


超人の脅威から超人が守る

そんなちぐはぐな世界で僕は



須能「オーライ、オーライ」


仕事をしていた

当然である

今日は日曜日だ、必然的に車の利用者も多い

僕は警備員として駐車場の整理を行っていた

………世界のヒーローがこんなのでいいのか

と、思わなくはないものの
仕事を頂けるだけでもありがたい

素直に忠実に、仕事をこなす

なんてことない日常だ





プロローグ,fin


プロフィールが更新されました




名前:須能 道弥(スノウ ミチヤ)
性別:男性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:8    弱きヒーローではあるが、自分の境遇に不満はなく幸福だと感じている
強さ:4(3)  超人でありながら普通の成人男性レベルの身体能力、ヒーローとしてはやや物足りない力を持つ
生活:8    いろいろな国を旅し、日本を出ようとも不便なく暮らせる
教養:7    義務教育と公立の高校を卒業し、多種多様な言語を話せる




年齢は24歳
緑目赤髪の青年
小中高、と剣道を学ぶ
高校卒業後は、さまざまな武術を学ぶため世界を転々としていた
元来病弱な肉体であることが災いし、あまりその経験を生かすことが出来ない
努力家で頑固、職人気質と思われがちだが
その実、楽天家のお人よしである。奴隷根性全開で、もはやドMだと言ってもいい
他人にいいように使われても疑問を抱くことはない
強くなることが人生の目的であるがその道は険しい
現在は『カワサキ警備保障』で警備員として働いている
彼は世界で初めて『ヒューマンバトルシップ』を装着した超人であり、世界初のヒーロー
あまり意味のある肩書ではないが、カワサキ警備保障SSG(Special Security Guardの略)の旗艦(リーダー)である






能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『病弱』
その肉体は病魔に侵されている
本来あるべきはずの力を十全に発揮できない



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは軽巡洋艦『神通』
正式名称は【対超人用パワードスーツ一号機『神通』】


情報公開


ヒーローについて




『世界警備保障連合』それに組する警備会社が所持しているSpecial Security Guard
通称『ヒーロー』と呼ばれている者達

ヒーローとは
世界各地に存在する人間を超えた人間、『超人』
その者たちを雇用し生活保障を提供する代わりに
警備員として武器をとり、凶悪犯罪を取り締まってもらう職業である

ヒーローは対超人用パワードスーツ『ヒュ-マンバトルシップ』を装着して戦う
戦力向上とともに、ヒーロー(超人)のプライバシーの保護が目的である
ヒーローという立場上、世間の目をどうしても集めてしまう、その間仮の姿として活動を可能とするためにどうしても必要なのだ
装着者にはそれぞれ実在した軍艦の名前が付けられる
パワードスーツは腕時計型の通信機とセットで
本部からの変身許可を取ってから、通信機に専用のキーを差し込むことでパワードスーツが転送される
余談ではあるが、本人の意思で通信機を外すことはできず、外したい場合は会社に行って外してもらわなければならない

ヒーロー達は、ヒーローとして活動しているとき以外は殆どの者が、所属している警備会社の警備員として働いている
それ以外の職に就くことも許されてはいるが、不定期で活動をしなければいけないため
よほどの執着がない限りは、ヒーローと警備員の二足草鞋か、ヒーローの仕事だけで生活している


特別な道具を使わず、姿が変わる?知らんなぁ

すみません!>>702の安価は無かったことにしてください!!

人がいたらちょっとだけ進めようかと思います



それでは進めたいと思います


須能「…………ふぅ」


ほっと一息つく

現在は休憩時間

十分だけではあるけど

自動販売機から適当に水を買い、ちびちびと飲む


今、駐車場整理しているのは一人だがベテランさんなので心配ないだろう


そう思いながら、特に何かをするでもなくボーっとしていると



ピピピピピピピピピ


耳障りな電子音が響き渡る

音の正体は身に着けているデジタル腕時計

ではなく、通信機

ボタンを押し、呼び出しにこたえる


須能「はい、こちら須能です」

帰ってきた返事は……



1、明るく若い声
2、生真面目そうなハキハキした声
3、落ち着いた丁寧な声
4、若いというより幼い声

安価↓2

3


>>766選択:3、落ち着いた丁寧な声


???「良かった出てくれて…」

須能「どうかしましたか?瀬良さん」



【瀬良 こずえ(セラ コズエ)】
『カワサキ警備保障』に務める、サポーター
通信士と言ったほうが分かりやすいか
僕たちヒーローに仕事を押し付けてくる人である




瀬良「お仕事よ、須能君」

須能「内容は?」

瀬良「ひったくりを捕まえてほしいの」

須能「………はい?」

瀬良「ひったくり犯が超人なのよ、市民や警察じゃ対処できないわ」

須能「い、いや僕は全然かまわないんですけど。ヒーローのイメージとして大丈夫ですかね?」

瀬良「大丈夫よ大丈夫、どうせ須能君超人の暴動とかは止められないし、これぐらいがお似合いよ」

須能「し、失礼な!全国の『神通』ファンに謝ってださいよ」

瀬良「冗談よ、須能君…『神通』は速さだけなら一番じゃない」

須能「そうですね…それだけしかありませんが」

瀬良「とにかく須能君、とっとと変身して捕まえて。変身許可は下りてるわ」

須能「了解です」

瀬良「いいお返事ね、この犯人なかなかの早さよ。まだ場所を終えているうちに急いで」


もう一度了解、という前に通信を切られる

※誤字変換多過ぎィ!




財布からカードキーを取り出し、通信機にスキャンする

『ニンショウカクニン』

前時代的な機械音声だとつくづく思う

そしてこの掛け声も


須能「………変身!」


わざわざ言わなければ変身できないあたり、無駄が多い


掛け声とともに、パワードスーツが転送され装着が完了する


須能「ええっと…場所は……」

フルフェイスのマスクの中に街の地図が映し出され、移動している点を確認できる

須能「コイツ屋根走ってやがる!!」

なんてひったくりごときにここまで本気なのだ

理解に苦しむ


須能「じゃなかった。急がないと…なっ!!」


土煙を上げてスタートを切る

『神通』のスピードならすぐ追いつくはずだ


須能「クッソ…ホントに速いな」


時速何キロで走ってるんだ

……僕が言えたことでもないが


確かに速い…が僕はもっと速い


須能「おっしゃあああ!!」


犯人の進路に先回りし、屋根から飛び降りた瞬間を狙いタックルをかます


ひったくり「は、離せ!」

須能「神通、推・参!!大人しく降参しなさい!!」

ひったくり「うるせえ!ポンコツのくせに!!」

須能「ポンコツだって頑張ってるんだよ!!」


力に任せて無理やり締め上げる

これは決して八つ当たりではなく、この男が暴れるからだ

大人しくさせるにはこれに限る


暫くすると、男の力が抜けて此方に寄り掛かる

どうやら気を失ったようだ

取り敢えず仕事が終わったと伝えよう

通信機を操作し、サポーターを呼び出す


須能「聞こえますか?此方『神通』任務完了です」

瀬良「そう、お疲れ様。交戦はなかった?」

須能「交戦なし、周りの被害も恐らくありません」

瀬良「分かったわ、捕まえた犯人を本社まで連れてきて」

須能「了解。今から向かいます」


通信を切り、ひったくりを担いで会社まで向かう





会社に向かう道中、色めき立った声が上がる

老若男女問わず、声援が聞こえる

いいぞー、だとか
頼りにしてるぞー、だとかそんな感じ


こればっかりは未だに恥ずかしいものがある


本社に到着し、ひったくりを受付の前にいた警察に引き渡す

僕に連絡はなかったが、警察には連絡が行っていたのだろう


手持無沙汰になった僕はとりあえず連絡を入れる


須能「引き渡し、終わりました。これから何すればいいですかね?」

瀬良「お仕事は終わったんだし、お好きにどうぞ。暇なら執務室に遊びに来る?誰かはいると思うわよ」

須能「う、う~ん」


執務室
本来ならばデスクワークの為の部屋だが
ヒーローという仕事には基本的に不要の為、ただの休憩室みたいなものだ


どうしようか?



1、暇だし、遊びに行く
2、帰る
3、一応、勝手に仕事を抜けたことを駐車場警備のおじさんに謝りに行く
4、自由安価

安価↓2


>>774選択:1、暇だし、遊びに行く



須能「そうですね、執務室に寄っていきます」

瀬良「そう、お好きにどうぞ。それじゃあね」

プツッっと通信が切れる


動きにくいので適当にトイレの個室に入り、変身を解いてから執務室に向かう

そういえば仕事ほっぽり出してきちゃった

まぁ、あのおじさんはいつも一緒に仕事をしているし、それなりに察してくれているはずだ

そういうことにしておこう


執務室のドアを開ける

執務室にいたのは



1、瀬良 こずえ
2、これでもかとお菓子をほおばる少女
3、お茶を入れている女性
4、トランプタワーを作っている男性
5、サイコロを転がしている少年
6、ボーっと高校野球を見ている女の子
7、眠っている男の子

安価↓2(3つまで数字を入れてかまいません)

2 3 4


>>777連続取得の為安価↓>>778採用:2,3,4


ちょっと時間がかかりそうなので今日はここまで

短いですがお付き合いいただきありがとうございました


ちょっと間が空きましたが21時前には再開します


「はむっ!ハフハフ!ぐふっ!ごふっ!」

大量のお菓子を下品な音を立てて頬張る少女、柴崎一葉



【柴崎 一葉(シバサキ カズハ)】
僕と同じヒーローの少女
この業界には珍しく現役学生兼ヒーロー
ヒーロー歴は1年にも満たない新人



「……………」

その隣で何事もないかのように集中した目つきでトランプタワーを作っている男、鴻上湖上



【鴻上 湖上(コウガミ コジョウ)】
僕と同じくヒーローの青年
職業も一緒であれば年齢も一緒
ヒーロー歴は4年の古参、ちなみに最年長は僕の五年




「あらあら、そんなに勢いよく食べたら喉を詰まらせますよ」

一葉ちゃんに柔和な笑みを浮かべてお茶を差し出す女性、綿貫楽さん



【綿貫 楽(ワタヌキ ラク)】
僕と同じくヒーローの女性
ヒーロー歴は3年足らず
僕より一つ年上だが僕の後輩、相変わらず接し方が分からない


須能「お、お邪魔しま~す」

一葉ちゃんに気圧されて若干小声で入室を知らせる


綿貫「あら、こんにちは。須能さん」

須能「ど、どうも」

柴崎「ふっ!ふほー!!」


僕に気付き勢いよく此方を向いて奇声を発する一葉ちゃん

須能「君は飲み込んでから声を発しなさい。はしたないよ」


そう言うやいなや、熱いお茶で一息でお菓子を流し込む

………熱くないのか


柴崎「ししょー!こんにちは!!どうしたんですか!!一葉に御用ですか!!」

須能「い、いや。仕事終わりで暇だったから寄っただけだよ」

柴崎「そうだったんですね!お勤めご苦労様です!ささっ、座って座って」

須能「あ、ありがとう」

勢いに乗せられるままに隣りへ座らされる

何故だか理解できないが、一葉ちゃんは僕を慕っている
本当に意味不明だが『師匠』だんなんて呼ばれている

僕が何をしたっていうんだ


柴崎「ししょー!お菓子でもいかがですか?全部一葉の食べかけですが」

須能「い、いや…遠慮しておくよ」

柴崎「そんな!それじゃあ一葉は何をしていればいいんですか!!」

須能「お、お好きにどうぞ?」

柴崎「解りました!好きにします!!」


そういって再びお菓子を頬張りはじめる

………一体どれだけ食べるんだ


綿貫「はい、どうぞ」

綿貫さんからティーカップが渡される
中には茶色の液体、恐らく紅茶だろう

須能「わざわざすみません」

綿貫「いえいえ、構いませんよ」

にっこりと微笑み、綿貫さんも椅子に腰かける


須能「今日は三人だけなんですね」

綿貫「そうですね、惣之助君も初実ちゃんも遠征中ですしね」

須能「ああ、そういえばそうでしたね」


遠征とは本部のヒーローが地方の要請を受けて見回りに行く、出張のようなものだ
ヒーローの数は限られている、しかしヒーローのいる場所で犯罪が起きるわけではない
日本では地方居住制限が出来て、ほとんどの人間が主要都市『岡山』、『東京』、そしてここ『兵庫』に集められている
『岡山』と『東京』には支部が存在し、常に二人のヒーローが駐在している
しかし、それでも人手が足りない時に本部に要請がかかり遠征に向かわされるのだ

今回遠征に向かっているのは、甲斐惣之助君と善仲初実ちゃん
どちらも新人だが、初実ちゃんはしっかり者だし心配ないだろう
惣之助君も不真面目というわけでもないし


【甲斐 惣之助(カイ ソウノスケ)】
僕と同じくヒーローの少年
ヒーロー歴は1年ぐらいでまだ新人と呼んでもいいだろう
掴みどころのない不思議な少年
年齢は19歳になるんだったかな



【善仲 初実(ゼンチュウ ハツミ)】
僕と同じくヒーローの女の子
世界最年少のヒーローでまだ15歳。中卒だがヒーローだし生活に困ることはないだろう
ヒーロー歴は1年足らず、一葉ちゃんよりも新人
しっかり者でお堅い女の子だ

※今までセリフは苗字表記でしたが急遽名前に変更。



道弥「こずえさんってまだ本部に居ますよね?」

楽「そうですけど…何か御用で?」

道弥「いや、こずえさんが居るのにイツル君が居ないって珍しいな~、と」



【瀬良 イツル(セラ イツル)】
こずえさんの弟さん
重度のシスコンでこずえさんにいつもベッタリ
こずえさんが仕事の時はいつもこの執務室で帰るまで待っている
年齢は十歳だったはず


楽「あらあら、言われてみればそうですね。まぁ偶にはこういうこともあると思いますよ」

道弥「そうですかね……何事も無いといいんですけど」


そう言いながらティーカップに手を伸ばそうとすると、横から攫われる
一気に飲み干し、また何事も無いように僕に手渡す男



道弥「……………」

湖上「……………」

道弥「……おい、鴻上」

湖上「……なんだ?」

道弥「お前の奇行はいつものことだからスルーしてやろうかと思ったが、今何をした」

湖上「……お茶を飲んだ。返したのはおかわりをくれということだ」

道弥「っふざっけんな!!誰が淹れるか!!だいたいお前何してんだよ!」

湖上「見て分からないか?トランプタワーだ」


そういって下に置いてあったコンビニ袋から新しいトランプを取り出す
開封しているあたり、新品のようだ


道弥「見りゃ分かるけど、それで何?」

湖上「トランプタワーのギネス記録は1700セット以上を使って作られた7m以上、131階建てだそうだ」

道弥「……で?」

湖上「それを昨日テレビで見て無性にやりたくなってな、手始めに近くのコンビニのトランプを買い占めて今に至る」

道弥「は?お前、ギネス目指してるの!?」

湖上「そうだ」

道弥「出来るわけないだろ!?こんな部屋で!」

湖上「いや、いける気がする」

道弥「いや、ぜってーこの部屋の天井7mも無いから無理だって」

湖上「いや、いける気がする」

道弥「…………はぁ、まぁ頑張れよ」


なんというか、鴻上はチャレンジャーとでもいえばいいのか
いつも意味不明な無理難題に挑戦している

いつものことだし、明日には飽きているだろう


折角、人が居るんだ何か話そう

誰と話そうか?



1、柴崎一葉
2、鴻上湖上
3、綿貫楽
4、何かする(自由安価)

安価↓2

1


>>790選択:1、柴崎一葉

(結果は同じだからいいけど二個下なら>>791なんじゃ…)



一葉「はむ!……はぐはぐ」

机の上に散らばっていたお菓子の最後の一つを口に放る

なんだか、ここまでくるといい食いっぷりというよりは、見てて気持ち悪くなるくらいだ


道弥「はい、お茶」

一葉「ああ!ししょーから直々にお茶がもらえるなんて!」

道弥「いやいや、淹れたの綿貫さんだからね」


鴻上に飲み干された後、綿貫さんが継ぎ足してくれたお茶を渡す


道弥「………よく食べるね、一葉ちゃんは」

一葉「はい!一葉はヒーローとしてもっともっと大きく強くなりたいので!!決して私欲ではありませんよ!!」

道弥「そ、そうかい」

どうして必要もない誤魔化しをするのだろう

>>795
ホンマや!↓2を確認して、↓2のつもりで790って打っちまった



一葉「それで、ししょーは今日どんなお仕事を!?」

道弥「ひったくりを捕まえただけだよ」

一葉「なんと!どんな小さな悪事も見逃さず、即座に解決する!ヒーローの鑑ですね!!」

道弥「あ、ありがと」


まっすぐな瞳でこちらをじっと見る一葉ちゃん
キラキラとした純真なまなざしだ

いったい僕に何を期待してるんだ


道弥「……何か、お話でもしようか」

一葉「はい!お願いします!!」

何を話そうか?



1、日常の世間話でも
2、仕事について
3、仕事仲間について
4、自由安価

安価↓2


>>799選択:1、日常の世間話でも



とはいえ、何も話題が無い
………世間話でいいか


道弥「……そういえば学校って近くだっけ?」

一葉「いえ、体を鍛えるためにワザと遠い学校に通ってます!」

道弥「ということは走って通ってるの?」

一葉「そうです!」

道弥「遠いって一体どれくらい…」

一葉「距離はよく分かんないですけど、走って30分くらいです」

道弥「思ったよりも遠くな…」


待て

走って30分だぞ
この子は人間じゃない、超人だ


一葉「?」

僕の言葉の続きを待っているのか、首を傾げる一葉ちゃん


道弥「100m、走って何秒?」

一葉「五秒くらいです!!」


100mを五秒。つまりは秒速20m
分速に換算すると1200m
時速換算で72000m。つまりは72km
30分だからこの半分で、36km

彼女のことだ、30分なら全速力で走り続けられるはずだ


道弥「………大変だね」

一葉「はい!でも頑張ってます!!」


そう誇らしげに言う彼女を見ると思わず撫でてあげたくなる

まぁ、実際にそんなことはしないが


道弥「部活とかって入ってるの?」

一葉「いえ、帰宅部です!ヒーローですし、いつ仕事が来てもいいように出来るだけ時間に余裕を作っておきたいんですよ」

道弥「そっか、偉いな。そんなことまで考えてるなんて」

一葉「いえ!幸いなことに授業中にはお仕事が全然来ないんです。これもししょーが頑張ってくださっているおかげですね!!」

道弥「いやいや、僕だけじゃないけどね」


実際は会社が、彼女が学校に行っている間、仕事を回さないよう手回ししているだけだが


一葉「ししょーは学校って通ってましたか?」

道弥「うん。小中高と地元の学校に通ってたよ」

一葉「へぇ~!」

道弥「ず~っと剣道部だったんだ」

一葉「剣道ですか!?ししょーの事ですから人体の秘孔を突く暗殺拳法でもやっていたのかと」

道弥「どんな世紀末何だいそれは…」

一葉「どんな!どんな感じでしたか!学校に通ってた頃は!!」

道弥「そうだなぁ……」


僕の昔の話にやたらと食いついてくる一葉ちゃんに、僕の昔の話をしてあげた

一葉ちゃんと少し打ち解けられた気がする



※柴崎一葉と会話をしました


すっかり忘れてた好感度判定
1ほど低く、9ほど高い



直下コンマ:柴崎一葉⇒須能道也。感情『尊敬』固定の為、最低保証値7獲得

↓2コンマ:須能道也⇒柴崎一葉


コンマ判定:2。最低保証値7採用  好感度:7【尊敬】一葉「ししょーはやっぱり凄いです!!」

コンマ判定:9。 好感度:9【親愛】道弥「変な子だけど、素直でまっすぐでなんだか愛らしい。子供が居たらこんな感じなのかな」



直下コンマ:1の位が鴻上湖上⇒須能道弥。10の位がその逆

↓2コンマ:1の位が綿貫楽⇒須能道弥。10の位でその逆

↓3コンマ:1の位が瀬良こずえ⇒須能道弥。10の位でその逆

※複数コンマですしね。連投有とします

連絡忘れのルール変更

ゾロ目の仕様の変更
ゾロ目が出たときは常にいい結果になります
値が高ければ高いほどいい結果になります
ただし、11の場合のみ最悪の方向に向かいます



コンマ判定:一の位0  好感度:10【絆】 湖上「俺の友人はこの世でお前だけだ。お前は絶対に俺が守る」
コンマ判定:十の位7  好感度:7【絆】  道弥「最後のセリフは好きな女の子に言ってあげなさい。男の僕に言うセリフじゃないぞ」


コンマ判定:一の位9  好感度:9【友愛】 楽「うふふ、好きですよ。須能さん」
コンマ判定:十の位1  好感度:1【恐怖】 道弥「なんでだろう。すごく寒気が…」


コンマ判定:44ゾロ目 好感度:4【信頼】 こずえ「頼りにしてますよ。ヒーロー」
コンマ判定:44ゾロ目 好感度:4【信頼】 道弥「ありがとうございます。いつも僕なんかに仕事を回してくれて」


単にクリティカル率上がったのか
若しくは高コンマとは別方向でよくなる可能性なのかな?(高感度値的に)


道弥「……ん、とつい話し過ぎちゃったかな」

一葉「そんな!一葉とお話ししてくれて、感激です!!」

道弥「そう言ってくれると、長話した甲斐があったよ」


何時だろう、と時計を確認するともうすぐ6時だ
3時頃にここに来たはずだから三時間近く話していたことになる

僕にしてはよくこんなに話していたものだ

あんまり一葉ちゃんが熱心に聞くのでつい僕も熱が入ってしまったか


道弥「そろそろ、帰るかな」

一葉「そうですか!お供します!!」

道弥「いやいや、そんなことしなくていいよ。変える方向全然違うし」

一葉「そうですか……」

道弥「うっ…し、シュンとしてもダメだよ。まだ子供なんだし真っ直ぐ帰りなさい。いいね?」

一葉「うう…はい、それでは皆さん。お疲れさまでした!!」

道弥「うん。バイバイ」

楽「じゃあね~、一葉ちゃん」


僕と楽さんに見送られ、執務室を後にする一葉ちゃん

僕もそろそろ帰ろう


>>812
値の低い(4以下)ゾロ目はそのゾロ目を足した値程度の恩恵が受けられます
22だと失敗を最小限に抑えるといった具合です
それ以上だとクリティカルかそれ以上の特殊な恩恵が受けられます



道弥「鴻上、お前は帰らないのか?」

湖上「見周りの人に注意されるまでは続けたい」

道弥「そうかい。僕は先に帰るよ」

湖上「ああ、じゃあな」

楽「須能さん。お疲れさまでした」

道弥「あ、はい。お疲れさまでした。綿貫さんはまだ帰らないんですか?」

楽「こずえちゃんが帰るまで待ってあげようかな~と思いまして」

道弥「そうですか、ではお先に」

楽「また明日~」

ふにゃっとした、温かい笑顔で手を振られる


健全な男子なら思わず得をしたと思ってしまうような笑顔

しかし僕はそんなことを思えなかった

悪意があると思ったことはないが、何故か苦手なのだ
何がと聞かれても答えられないが、とにかく苦手だ


そそくさと部屋を退出し、帰路につく


僕が住んでいるのは



1、社員寮で一人暮らし
2、社員寮で相部屋(鴻上)
3、実家

安価↓2


>>816選択:3、実家

※この安価選択で今日の更新は最後となります。お付き合いいただきありがとうございました


家族構成

1、母
2、父
3、兄
4、弟
5、姉
6、妹
7、家族はいないが実家暮らし
8、それ以外の家族


安価↓2(数字を四つまで組み合わせて構いません)

1,2に3が2人


今日は更新お休みです

プロフィール公開だけ



名前:須能 道弥(スノウ ミチヤ)
性別:男性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー




『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは軽巡洋艦『神通』
正式名称は【対超人用パワードスーツ一号『神通』】




『専用艤装:刀』
『神通』専用の艤装
天を貫かんばかりに輝く刀
ただ光るだけともいえる




『神通』の特徴
試験的に作られた一番艦の為、性能は最弱
装甲もお世辞にも良いとは言えない
さすがに不憫と思ったのか近代化改修を実施
それまでの艤装を取り払い、速度特化の近接格闘に主眼の置かれた艦となった
これにより最弱の『神通』から最速の称号が与えられた
艤装は専用艤装の刀と、申し訳程度に砲台一門、ミサイル一発のみ



名前:瀬良 こずえ(セラ コズエ)
性別:女性
種族:人間
職業:ヒーローサポーター


環境:3   両親がおらず、いい環境に育ったとは言えない
強さ:3   普通の成人女性レベル
生活:8   他人を養えるほどの生活能力を持つ
教養:8   頭の回転が速く、広い視野を持つ




年齢は27歳
緩いパーマのかかった茶髪の女性
16歳の時に両親が交通事故で他界し、親せきの家をたらい回しにされた
十歳年の離れた弟がおり、その弟が安心して平和に暮らすため『カワサキ警備保障』に就職
現在は社員寮で弟と二人で暮らしている
落ち着いた余裕のある性格をしており、感情の起伏が穏やか
人をからかったり、突拍子もない冗談を言うのが好き
滅多に怒らないが、カレーに干しぶどうを入れる人間を嫌っており
彼女にしては珍しく露骨に表情に出る
干しぶどうに何か恨みでもあるのだろうか


名前:柴崎 一葉(シバサキ カズハ)
性別:女性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:4   普通の人間と変わりなく生きてきた
強さ:7(5)超人としてごく普通の能力を有し、ヒーローとしても十分な力を持つ
生活:3   一人で生活するには多大な苦労を強いられる
教養:4   現役高校生。勉強は嫌いである




年齢は16歳
橙色の髪色のショートカットの少女
人間と同じように社会に溶け込み、生活している少女
良くも悪くも素直な性格で、自分の考えの赴くままに行動する
デリカシーというものが無く、全く空気が読めない
正義を愛する情熱的な性格でもある
また、大食いであり、いつも持っているバックの中には財布とお菓子しか入っていない
本人の強い希望により、学生でありながらヒーローをさせてもらっている
会社も気を使っているのか、平日昼間には彼女に仕事を回さないように配慮されている
学校に向かう彼女の姿は『謎の快速少女』という都市伝説となっている
彼女なりの気配りなのかマスクをして学校に向かっているが、かえって目立つようになり都市伝説の信憑性を高めただけとなった





能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼女のモデルは重巡洋艦『足柄』




『足柄』の特徴
中遠距離戦に主眼の置かれた艦であり、多くの砲門が備えられている
最大の特徴は、すべての艤装がコンパクトに収納される点である
これにより対遠距離戦での被弾箇所の削減と、機動力の向上が可能となっている
無駄を徹底的になくし、機能美を追求した性能である
本人曰く「変身すると窮屈だけど動きにくくなくて不思議です!!」とのこと

名前:鴻上 湖上(コウガミ コジョウ)
性別:男性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:4   普通の人間と変わりなく生きてきた
強さ:8(9)超人としても十分以上の力を持ち、ヒーローとしてトップクラスの力を持つ
生活:5   一人でも暮らしていけなくはない
教養:4   高校も卒業しているが、ほとんど忘れてしまっている




年齢は24歳
黒髪短髪色黒の大柄な男性
とても目立つ容姿をしているが、れっきとした日本人
「いける気がする」が口癖の自信家?である
思い立ったら行動せずにはいられない性格の為、毎日のように意味不明な挑戦をしている
忘れっぽい性格でもあり、大体次の日には挑戦意欲が無くなっている
余りしゃべるタイプの人間でもないため、黙っていればとても威圧感がある
本人は無害な変なニーチャンだが
よく無茶をして、パワードスーツを故障させる
鴻上本人は子供に嫌われやすいがヒーローとしてはとても人気がある




能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは戦艦『榛名』



『不屈の闘志』
どんな苦境であろうと絶対に折れない精神を持つ




『榛名』の特徴
試作機『神通』の反省を踏まえ、巨額の資金を投資されたため世界最高峰の性能を持つ
世界最大の巨砲(当時)を所持し、世界最強の装甲(当時)を備える
尚且つ機動性を失うことなく近接格闘をも可能にした高速機動艦
現代の最新鋭の艦と比べると装甲も主砲もやや物足りなく感じるが
最新鋭の艦は『もはや対超人の為とは思えない、町破壊兵器』や『技術競争による悪ふざけの産物』、『迷惑』
などと称されている奴らばかりなので、この『榛名』が最も理想形といってもいいだろう
懸念されていた巨砲による反動や、左右非対称に設計されていたための変則的な稼動区域、巨砲自体の重量なども
鴻上湖上の身体能力と、精神力により問題なく機能している


名前:綿貫 楽(ワタヌキ ラク)
性別:女性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:7    裕福といってもいい家庭で人間として育った
強さ:6(7) 超人として平均的な能力を持ち、ヒーローとして十分すぎる力を持つ
生活:4    一人でも生きていけるが得意ではない
教養:7    高校を卒業しており、礼儀正しくマナーがしっかりしている





年齢は25歳
セミロングの金髪の女性
髪の色は地毛かどうかは定かではない
それなりに裕福な家庭で人間として育てられる
おっとりとした性格で、間延びしたしゃべり方をする
近くにいるだけで時間の流れが遅くなっているような錯覚に囚われるオーラを放つ
親の反対を押し切ってヒーロー志願をするあたり、行動的でもあるようだ
ヒーローにしては珍しく、超人であることを自覚していながら人間として振る舞って生きてきた人である
余談だが、とても子供に好かれやすい




能力
    

『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼女のモデルは戦艦『伊勢』





『伊勢』の特徴
遠距離戦に主眼の置かれた性能をしている
最大の特徴はオプションと呼ばれる自立機動砲台と、専用カメラによる四次元視点
これらにより機動性の劣悪さを補っている
四次元視点とうたっているが、周囲を見下ろすように把握し、オプションを操作するためである
オプションには一応AIが設定されているが
実践ではとてもじゃないが役に立たないため、仕方なく手動で操作している



>>819選択:1,2に3が2人

※21時前には再開予定です



好感度判定


直下コンマ:一の位、母⇒須能道弥。十の位でその逆


↓2コンマ:一の位、父⇒須能道弥。十の位でその逆


↓3コンマ:一の位、長男⇒須能道弥。十の位でその逆


↓4コンマ:一の位、次男⇒須能道弥。十の位でその逆


※なんやこのコンマァ!!道弥さん人間関係円満すぎてビビる



コンマ判定:一の位0  好感度:10【家族愛】   母⇒道弥
コンマ判定:十の位5  好感度:5【困惑】     道弥⇒母


コンマ判定:一の位9  好感度:9【家族愛】    父⇒道弥
コンマ判定:十の位0  好感度:10【尊敬】    道弥⇒父


コンマ判定:一の位0  好感度:10【家族愛】   長男⇒道弥
コンマ判定:十の位9  好感度:9【家族愛】    道弥⇒長男


コンマ判定:一の位7  好感度:7【友好】     次男⇒道弥
コンマ判定:十の位9  好感度:9【家族愛】    道弥⇒次男



僕は実家で暮らしている

24にもなって何という体たらくかと思われても仕方ないが、家事をしなくていいというのは偉大だ

たったそれだけで実家暮らしを続ける価値がある


庭付きの一軒家

自分で言うのもなんだが立派な家だ

どれもこれも父のおかげである


玄関には鍵がかかっていなかったのでそのまま家に入る


道弥「ただいま~」

「おかえりなさ~い。ミチ」


玄関先には、重そうに洗濯籠を持った母が居た

須能家はちょっとした家庭事情を抱えている

それがこの母だ



【須能花緒】
父の三番目の妻
年齢はなんと25歳
正直恥ずかしいどころじゃない


道弥「た、ただいま。花緒さん」

花緒「もう、お母さんって呼んでっていつも言ってるでしょ」

道弥「あ、アハハ。ごめん…気を付けてはいるんだけどね」

花緒「しょうがないわね。許してア・ゲ・ル。ご飯もうすぐできるからアルを呼んであげてね」

道弥「うん。分かったよ」


あ~忙しい忙しい。と嬉しそうに言いながら洗濯物を洗濯機まで運ぶ

なんというか、一言で言おう

苦手だ

花緒さんは全く気にも留めて無い様だけど、僕はそうもいかない

一つしか違わない女の人をお母さんだなんて呼べるわけがない

平然としているアル兄さんがオカシイんだ



【須能 亜瑠弥(スノウ アルヤ)】
僕の二人いる兄の弟の方
年齢は27歳
家族からアルと呼ばれている


アル兄さんを呼んでと言ってたな

十中八九寝てるだろうし、起こしに行ってやろう

階段を上がり、アル兄さんの部屋まで行く


トントン


一応ノックをしてみるが反応が無い

予想通りなのでそのまま扉を開ける


道弥「アル、ご飯だよ」


部屋の中に入ると、眠ってはおらずPCに向かい合っていた

ヘッドフォンをしている。それでノックが聞こえなかったのだろう

イラッっとしながらヘッドフォンを取り上げる


アル「ちょいちょいちょい!聞こえてたって!返事したろ!?」

道弥「相手に聞こえて無かったら返事してないのと一緒だから」


子供のような抗議をしてくるアル兄さんを軽くあしらう


アル「ご飯だろ?聞こえてたって、母さんだって一度声かけてきたしさ」

道弥「分かってるなら早く下(ダイニング)に来いよ」

アル「今いいところだったの!!」

道弥「またパソコンでピコピコやってたの?」

アル「いい加減恥ずかしいからゲームのこと『ピコピコ』って呼ぶのやめなさい。お兄ちゃん恥ずかしいわ」

道弥「伝わってるからいいだろ?そんなことより、また課金してないだろうな」

アル「ちゃ、ちゃんと決めた額しかつぎ込んでないから…」

道弥「もう、早く就職先見つけなよ」

アル「ええい!!うるさいうるさい!!すぐ下行くから早く出てけ!!」


グイグイと無理やり部屋を出される


……アル兄さんにも困ったものだ

昔はそんな人じゃなかったのに

変わってしまった理由も知っているけど、あの輝かしい姿を見ていた僕にとっては

とても遣る瀬無い気持ちになる


アル兄さんを信じて、渋々階段を降りる


ダイニングに降りる

そこにはテレビを見ている父が居た


【須能 弥一(スノウ ヤイチ)】
僕の父
高学歴、高収入、高身長
と三拍子そろって尚且つスポーツ万能の完璧超人
なのだが、気が多いというかなんというか
いろいろあって現在×2
年齢は55歳



道弥「ただいま」

弥一「おう!道弥帰ってたのか!」

道弥「うん」

弥一「言っとくがこれから野球中継だからな」

道弥「別に見たい番組なんてないよ」

弥一「かー!つまらん奴だな。リモコン争奪は家族団欒の醍醐味だろ?」

道弥「いや、知らんがな」


早期退職で、最近はずっと家にいる

長年の貯金と僕とフミ兄さんの仕送りで十分なのだろう

家のローンも完済しているし、花緒さんと優雅に余生を謳歌するつもりなのだろう



花緒「ミチ~、お皿並べて~」

道弥「はいは~い」


キッチンから顔を出す花緒さんの呼び声に応え、大皿に盛られた料理を並べていく


道弥「なんだか今日は豪華ですね」

花緒「もう!当たり前じゃない!」

道弥「あれ?今日ってなんかありましたっけ?」


はて、と思わず首を傾げる

誰かの誕生日でもないはずだったが


ピ~ンポ~ン

と、間延びしたチャイムが鳴る

来客のようだ


花緒「ふふっ、いいタイミングね。ミチ、迎えてあげて」


言われるままに玄関に向かう

するとそこには



「久しぶりだな。ミチ」

「ひっさしぶり!ミチ」

「こんばんわ。ミチヤお兄ちゃん」


須能史弥とその妻須能雲母。その娘、僕にとっては姪になる須能美結理ちゃん

兄家族大集合だった



【須能 史弥(スノウ フミヤ)】
僕の二人いる兄の兄の方
家族からはフミと呼ばれている
年齢は27歳
アルとフミは双子である
結婚して、娘もいる



【須能 雲母(スノウ キララ)】
旧姓 相田
須能史弥の妻
年齢は29歳



【須能 美結理(スノウ ミユリ)】
僕の姪
かわいい
年齢は4歳
須能家待望の女の子


好感度判定


直下コンマ:一の位、須能雲母⇒須能道弥。十の位でその逆。お互い最低保証値4


↓2コンマ:一の位、須能美結理⇒須能道弥。十の位でその逆。須能道弥最低保証値6


コンマ判定:一の位33ゾロ目  好感度:3【友好】 雲母「ええ人や。よう知らんけど顔にそう書いてある!」
コンマ判定:十の位33ゾロ目  好感度:3【友好】 道弥「フミ兄さんと結婚してくれるなんていい人に決まってる」



コンマ判定:一の位33ゾロ目  好感度:3【友好】 美結理「かおいろわるいけど、優しいお兄ちゃん」
コンマ判定:十の位33ゾロ目  好感度:3【友好】 道弥「須能家に女の子が生まれるなんて奇跡だ!!しかもかわいい!!」



道弥「家族そろってどうしたんですか?」

史弥「なんだ、母さんから聞いてないのか?」

雲母「ホンマやで、夕飯お邪魔するって言うたやん」

道弥「あれ?そうでしたっけ?とりあえず上がってください」


スリッパを出そうと思ったがもう用意されている

十中八九、花緒さんが用意したのだろう

どうやら本当に僕が忘れていただけのようだ


史弥「では、遠慮なくお邪魔しよう」

雲母「おっじゃましまーす!」

美結理「おじゃまします」


ダイニングに案内する

そこではすでに父と花緒さんが座っており、来客を待ちわびていた


弥一「久しぶりだな!フミ!!」

史弥「三か月振り位だな。父さん母さん」


客人を温かく迎え、席へ誘導する


花緒「あとはアルだけですね」

弥一「全く!何をやってるんだアイツは!!」


呼びに行こうか?

と言いかけたその時、ダイニングの扉が開かれる


アル「いやぁ~遅れた遅れた」

史弥「遅いぞ、アル」

アル「そういうなって。来たんだからいいだろ?」

美結理「あ!アルだ~」

アル「はいは~い。アルだよ~」


ゆっくりとした足取りで、テーブルにつくある

いつ見ても痛々しい歩き方だと思う僕は酷い人間なのだろうか

ふらふらとやって来たアルには『左足』が無かったのだ


弥一「ではでは。須能家集合を祝して……乾杯!!」


父の音頭とともに、グラスとグラスを合わせる音が響く

ヒーローとしては褒められた行為じゃないが僕のグラスにもビールが注がれていた

偶には飲んだっていいだろう、折角の目出度い機会だし

酒の飲めないアル兄さんと、未成年の美結理ちゃんは二人で冷蔵庫から大量のジュースを引っ張り出していた


テレビの実況を掻き消すように、人の声が行きかう


フミ兄さんと父は、仕事の話に花を咲かせている
二人は警察官だ。父に関してはだったというのが正しいが
お互い話したいこともあるだろう


雲母さんと花緒さんは、子供の話に花を咲かせている
どうやら子育てに関してのようだ
………花緒さん、もしかして産みたいのか!?


アル兄さんと美結理ちゃんは、二人で一緒に遊んでいるのだろうか?
小皿に大量のおかずを盛って、少し離れた場所で食べている
ジュースをブレンドし合ってああでもないこうでもないと議論している
…………4歳と会話に花を咲かせる27歳ってどうなんだ


僕はその光景を隣りで見て、聞いているだけだった


折角だし、会話に入れてもらおう



1、父とフミ兄さん
2、雲母さんと花緒さん
3、アル兄さんと美結理ちゃん

安価↓2

1



>>851選択:1、父とフミ兄さん


家族は須能道弥がヒーローであることを知っている?


1、知ってる
2、知らない

安価↓2


>>855選択:1、知ってる



道弥「こんな時でも仕事の話かい?兄さん」

史弥「趣味の話でもあるからな。父と共通の趣味を持ってるなんて話さない手はないだろう?」


仕事を趣味を言い切るフミ兄さん

父もフミ兄さんも仕事人間だ

フミ兄さんは昔から生真面目で、こうなることは予想できたが

だらしのない女性関係ながら、父も生粋の仕事人間であった


弥一「フン!ヒーロー様にゃあお飯事みてーな仕事だろうがな!」

道弥「そう卑屈になるなよ父さん」


ヒーローと警察は、言うなればライバルといったところか

どちらとも人を守る仕事だ

しかしながら、超人犯罪は警察ではどうにもならない
ヒーローに任せっきりだ

町の人々としても、凶悪な超人を取り締まってくれるヒーローを頼りにしている

世間の人気も、信頼も、大きな手柄さえもかっさらうヒーローを警察は目の敵にしている

そう思うのも仕方ないだろう、と思う反面

八つ当たりはやめてくれよと思わなくはないが


史弥「俺はヒーローを目障りに思ったことは特に無いがな」

弥一「そいつはお前が内勤だからだろ!?」

道弥「ハハハ、まぁまぁ…」


飄々としたフミ兄さんに食って掛かる父

警察のことは詳しく知ってるわけじゃないが、『内勤』と『外勤』なるものがあるらしい

内勤とは事務仕事などを担当する人

外勤は、所謂ドラマや小説などのメディアがイメージする警察官

実際に手柄を立てなければならない外勤の人にとっては目障りでも
迅速に犯罪を取り締まってくれるヒーローを内勤の人は有り難がっているかもしれない



弥一「というかお前はとっとと結婚しろ!!」

道弥「いきなりなんだよ!?」

史弥「そうだな、結婚するに越したことはない」

道弥「に、兄さんまで……」


弥一「よく言ったフミ!聞いたかよミチ?お前も花のような可愛い嫁さんをだな」

道弥「アンタは少しくらい自重しろ!!」



母さん(弥一の一番目の妻)も泣いているに違いない


ちょっと前までは、僕にはまだ早いで済ませてきたが

そうも言えなくなってくるだろう

もう24歳

人によっては子供がいたっておかしくない年だ


弥一「仕事場にいい人はいねーのか?」

道弥「う、う~ん………」


仕事場で知り合いの女の人

一葉ちゃんは若すぎるし、その時点で初実ちゃんはもっとだめだ

綿貫さんは苦手だし、瀬良さん………う~ん


道弥「う~ん……」

弥一「そ、そんなに悩むほどヒーローの世界ってのは女っ気が無いのか…」

道弥「いや、そういうわけでもないけど。………ねぇ?」

弥一「煮え切らねぇ奴だな」

道弥「うん。まだまだ遠そうだね」

弥一「結局それかよ!!」

道弥「だって結婚したいだなんて思ったことないしさ…」

弥一「なんて寂しい人生なんだ…ミチ。俺なんていつでも結婚したいと思ってるのによお」

道弥「だからアンタは自重しろ」

史弥「」


※最後の無言の史弥兄さんは見なかったことにして下さい



史弥「しかしだ、ミチ。お前の年の頃俺は結婚して子供もいるんだ。一応危機感ぐらいは持っておけ」

生涯結婚しないというなら別だがな、と付け加えられる


結婚か

この年にもなってそんなこと考えたこともない、というのは幼すぎるのだろうか?

だけど、仕方ないだろう?

19歳でヒーローに突然選ばれて、それから死に物狂いで働いてきた

この五年間、いつ死んでもおかしくない状況に置かれたことだって少なくない

他人を気遣う余裕なんてなかった

しかし今では新しいヒーロー達も増え、仕事に余裕が生まれている

そういうことを考えてもいい時期かもしれない

こんなボロボロの肉体の僕を

いつ死んでもおかしくない仕事をしている僕を

好きになってくれる人なんて現れるのだろうか

う~ん、前途多難だな


夜十一時過ぎ

既に疲れて美結理ちゃんはソファーで寝ている

お酒に強い雲母さんは大丈夫そうだが、他の奴らは酷い有り様だ


花緒「ミチ~、お母さんと~、お風呂入ろ~」

道弥「ぶっ!!何アホなこと言ってるんだアンタは」


ぐでんぐでんに酔っ払い、僕にしな垂れかかってくる花緒さん


弥一「だから言ってるだろ~?今年の阪神は一味違うってよ~!」

史弥「いや、巨人に勝つことなんて不可能だから」


お互いの贔屓にしている野球チームが凄い、とお互いに言い合って話はずっと平行線だ

一見普通そうに言えるフミ兄さんも、さっきから同じことしか言って無い




雲母「うひゃ~酷い有り様やねぇ」

道弥「雲母さんは大丈夫ですか?」

雲母「あたしは大丈夫よ。全然平気やね。ミチこそ平気なん?」

道弥「僕はもともと弱いって分かってたんで、自重しましたよ」


よいしょっと、としな垂れかかってくる花緒さんを担ぎ上げる


道弥「花緒さん寝かせてきますね」

雲母「は~い。布団ってどこあるん?」

道弥「ああ、もう隣りの空き部屋に敷いてあるんでそこで」

雲母「気が利くやん、ありがとな~」


花緒さんを抱え、寝室まで運ぶ

完全に体を預けられているが、特に重くない

花緒さんが軽いのもあるが、僕だって一応超人だしな


ベッドに花緒さんを座らせる


道弥「花緒さん、もうベッドですからね?寝てもいいですよ」

花緒「ミチ~、チュ~」

道弥「こらこら、止めなさい」


僕の首に腕を回し、キスをせがむ花緒さん
僕を父と勘違いしてるんじゃないだろうか


花緒「ね~え~ミチ~」

道弥「なんです?」

花緒「どうしたら私を~…好きになってくれるかな~」

道弥「…………おやすみなさい」


無理やり話をとぎらせ、花緒さんに布団をかけて眠らせる

おやすみ~、と気にする風もない言葉がかえって来る

本当に、苦手だ

止めてほしい、そういうことを言うのは

しかし、迷惑だと突っぱねないあたり僕も花緒さんが嫌いではないのだろう

いい人だ

文句も言わず家事をして、同じくらいの年の男を息子のように接してくれている

居心地が悪いと思わずにはいられないだろうに、そんな素振りも見せない

本当にいい人だ

僕に無関心であってくれたらよかったのに、なんて思うのは完全に子供の我儘だ


グダグダと考えていた思考を無理やり振り切り、ダイニングで潰れている酔っ払い共に毛布を持って行った



※一日目終了

【リザルト】


名前:須能 道弥(スノウ ミチヤ)
性別:男性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:8    弱きヒーローではあるが、自分の境遇に不満はなく幸福だと感じている
強さ:4(3) 超人でありながら普通の成人男性レベルの身体能力、ヒーローとしてはやや物足りない力を持つ
生活:8    いろいろな国を旅し、日本を出ようとも不便なく暮らせる
教養:7    義務教育と公立の高校を卒業し、多種多様な言語を話せる




年齢は24歳
緑目赤髪の青年
小中高、と剣道を学ぶ
高校卒業後は、さまざまな武術を学ぶため世界を転々としていた
元来病弱な肉体であることが災いし、あまりその経験を生かすことが出来ない
努力家で頑固、職人気質と思われがちだが
その実、楽天家のお人よしである。奴隷根性全開で、もはやドMだと言ってもいい
他人にいいように使われても疑問を抱くことはない
強くなることが人生の目的であるがその道は険しい
現在は『カワサキ警備保障』で警備員として働いている
彼は世界で初めて『ヒューマンバトルシップ』を装着した超人であり、世界初のヒーロー
あまり意味のある肩書ではないが、カワサキ警備保障SSG(Special Security Guardの略)の旗艦(リーダー)である






能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『病弱』
その肉体は病魔に侵されている
本来あるべきはずの力を十全に発揮できない



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは軽巡洋艦『神通』
正式名称は【対超人用パワードスーツ一号『神通』】




『専用艤装:刀』
『神通』専用の艤装
天を貫かんばかりに輝く刀
ただ光るだけともいえる


【人間関係(相手からの目線)】


【家族】
須能弥一:9「お前もいい嫁さんを見つけろよ!!」【家族愛】

須能花緒:10「ミチ~!大好きッ!!」【家族愛】

須能史弥:10「お前ならすぐにいい嫁が見つかる」【家族愛】

須能亜瑠弥:7「ミチってば口うるさいんだよな~ん。お前は俺のお母さんか!?」【友好】

須能雲母:3「ミチってホンマに須能家なん?タイプ違い過ぎやろ」【友好】

須能美結理:3「ミチヤお兄ちゃんってお酒飲めるんだね。死なない?」【友好】


【仕事場】
瀬良こずえ:4「頼りにしてますよ。ヒーロー」【信頼】

柴崎一葉:7「ししょーはやっぱり凄いです!!」【尊敬】

鴻上湖上:10「俺の友人はこの世でお前だけだ。お前は絶対に俺が守る」【絆】

綿貫 楽:9「うふふ、好きですよ。須能さん」【友愛】


【人間関係(須能道弥からの目線)】


【家族】
須能弥一:10「見つかるといいなぁ~」【尊敬】

須能花緒:5「………………僕は」【困惑】

須能史弥:9「う~ん、兄さんの感は当てにならないからな~」【家族愛】

須能亜瑠弥:9「アルがしっかりしてれば僕も何も言わないよ」【友好】

須能雲母:3「いうほどタイプ違いますかね?みんな似たり寄ったりな気が…」【友好】

須能美結理:3「流石の僕でもお酒飲んだだけじゃ死なないよ…」【友好】


【仕事場】
瀬良こずえ:4「ありがとうございます。いつも僕なんかに仕事を回してくれて」【信頼】

柴崎一葉:9「変な子だけど、素直でまっすぐでなんだか愛らしい。子供が居たらこんな感じなのかな」【親愛】

鴻上湖上:7「最後のセリフは好きな女の子に言ってあげなさい。男の僕に言うセリフじゃないぞ」【絆】

綿貫 楽:1「なんでだろう。すごく寒気が…」【恐怖】


リザルトに時間かかり過ぎィ!!

今日の更新はここまでです

人間関係が円満すぎて怖い

おかしい、もっと真っ暗な家族関係の予定だったのに……


遅くまでお付き合いいただきありがとうございました

もうちょっとしたら再開します

プロフィール公開





名前:須能 花緒(スノウ ハナオ)
性別:女性
種族:人間
職業:専業主婦


環境:4   一般家庭に生まれ、普通に生きてきた
強さ:2   普通の一般女性レベル
生活:8   かなりの家事能力を有している
教養:6   小中高とエレベーター式に上っていき、一応短大にも出ている





年齢は25歳
腰辺りまである茶髪の女性。いつも髪を一つに束ねている
コンビニでアルバイトをしていた時に現在の夫『須能弥一』と出会う
一目ぼれをした弥一からしつこく何度もアタックを受け、あまりのしつこさから渋々付き合うことになる
実際に付き合ってみると、弥一の豪快でタフな性格
仕事を完璧にこなし、部下からも慕われるその姿
そして何より、真剣に好きだと尽くしてくれるその姿に惚れ、両親の反対を押し切り結婚
三児の子持ち、更には×2だと理解して結婚に踏み切っている
結婚当初は慣れない家事に苦戦するも、根性でやりぬき、現在の家事能力を得る
長男『須能史弥』、次男『須能亜瑠弥』に母と慕われるものの
三男『須能道弥』に明らかな距離を感じ、どうにか好きになってもらいたいと四苦八苦している
明るく元気な性格で、お調子者である
素直に感情を表す性格であり、子供っぽいとよく指摘される
子供っぽいと言われて怒るあたり、正に子供のようである
現在の目標は『ミチ(須能道弥)にお母さんと呼んでもらう』ことと『子供を作る』こと

名前:須能 亜瑠弥(スノウ アルヤ)
性別:男性
種族:人間
職業:無職


環境:1   自分のすべてをなくしてしまった
強さ:1   左足の無い身体障害者
生活:1   一人で生きていくことは厳しいだろう
教養:10  過去の栄光という名の知識と記憶が染みついている




年齢は27歳
緑目赤髪の青年
須能家の次男。須能家長男、須能史弥とは双子である
かつては『神童』と呼ばれるほどの輝きに満ちた人間で
スポーツ、芸術、勉強、何をやってもトップクラスの成績を誇っていた
これは本人が勉強中毒者であり、学ぶことが好きで好きでたまらなかった所為である
この勉強とはただ単に勉学ではなく、ありとあらゆる分野を見境なく勉強していた
しかし、22歳の時の事故で左足を失ったと同時に、パッタリと勉強をしなくなってしまった
その事件の時彼は、自分の人生の全てを賭けて、負けてしまったらしいが詳細は不明である
頭のネジが緩んだ自由気ままな性格で、飄々というよりヘラヘラとしているとよく言われる
苦しい時こそ頬が緩んでしまうという癖があり、それが理由でよく『ヘラヘラするな!!』と怒られる
少々話を盛ってしまいがちで、本当のことを言っても信じてもらえないことが多々ある
真剣に話していても相手が真剣にとってくれない時もよくある
昔は多くの人々に『天才』だとちやほやされていたが、本人は自分に才能があるとは思っておらず
『俺は人にできることを普通にこなしてるだけ、人にできないことはできないしね』
とは本人の弁である
現在は無職で、就職する気も無いらしい

名前:須能 弥一(スノウ ヤイチ)
性別:男性
種族:人間
職業:無職


環境:7   それなりに裕福な、少し特殊な家系に生まれる
強さ:6   恵まれた体格を持ち、何の能力も無い人間にしては破格の強さ
生活:8   家事能力はないが、人を養う財力がある   
教養:9   本人の意欲もあり、恵まれた教養を持つ




年齢は55歳
白髪交じりの赤茶色の短髪の男性
代々警察官となることが義務付けられている須能家に生まれる
そのことに何の疑問も持たず、幼いころから剣道と柔道を習う
『文武両立してこそ』という父の教えから、勉学にも励み、優秀な成績を収める
無事、警察官になることができ、30年に及ぶ職務を全うした
豪胆な性格であり、恐怖に屈することの無い強靭な精神を持っていた
しかしながら、少々惚れっぽい男であり、更には真っ直ぐな性格も災いし三度の結婚を経験している
一番目の妻は事故で他界、二番目の妻は家事疲れを原因に離婚。現在三番目の妻と和気藹々と暮らしている
若かりし頃は毎日のように女性を侍らせ、遊んでいた
今ではもうそんな気力は無いようで、隠居生活を楽しんでいる
宝くじで五億円を当てたことが人生で一番の自慢

名前:須能 史弥(スノウ フミヤ)
性別:男性
種族:人間
職業:警察官


環境:7   それなりに裕福な、少し特殊な家系に生まれる  
強さ:5   何の能力もない一般人にしてはかなりの強さ
生活:6   家事能力はないが、家庭を養う財力はある
教養:9   本人の努力もあり、恵まれた教養を持つ





年齢は27歳
赤茶色の髪の男性
須能家の長男。次男の須能亜瑠弥とは双子である
代々警察官となることが義務付けられている須能家に生まれる
優秀すぎる弟の陰に隠れがちだが、この男も大抵優秀である
要領がよく、なんでもそつなくそれなりにこなせる
キッチリとした性格で、なんでも損得勘定でモノを考えがちである
人間関係にもそのような考えを持ち出すため、友人は少ない
その点では結婚できたのは奇跡的だと言っていいかもしれない
損得勘定を考えなかったのか、得しかないと思わせたのかは定かではない
既婚者であり一児の子持ち

名前:須能 雲母(スノウ キララ)
性別:女性
種族:超人
職業:専業主婦


環境:4   一般家庭に生まれた
強さ:7   超人として平均的な能力を持つ
生活:7   主婦として十分な家事能力を持つ
教養:4   高卒ではあるが、その内容はほとんど覚えていない





年齢は29歳
長い黒髪の女性。いつもポニーテールにしている
一般家庭に生まれ、育つ
須能史弥と出会ったのは、大学生の時
友人たちと食事に行ったとき、偶々出会う
それから暫く友人としての付き合いを始める
再び友人たちと食事に行ったとき、最近よく一緒にいるとからかわれ
『どうせだし、付き合うか?』と何故か恋人となる
それから2年ほど付き合い、子供ができたらしいということで
『折角だし、結婚しよう』と目出度く二人は結ばれた
何らかの進展があったわけでもなくどちらかがプロポーズすることなく、流されるように結婚まで至った
本当に好きなのか不思議ではあるが、結婚したということは恐らく好きなのであろう
明朗闊達で大雑把な性格である
超人であることを隠して生きてきて、まだ誰にも打ち明けたことはない






能力



『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ

名前:須能 美結理(スノウ ミユリ)
性別:女性
種族:人間?
職業:園児


環境:5   そこそこ生活に余裕のある家庭に生まれる
強さ:1?  年齢相応の身体能力を持つと思われる
生活:1   一人では生きていけない
教養:1   まだまだ子供、これから学ばなければならない




年齢は5歳
薄らと赤みのある黒髪の少女。よく髪をいじって遊んでいる
代々男ばかりの須能家では珍しく長女として生まれる
素直で大人しい少女
叔父である須能亜瑠弥が大好きで、よく親に遊びたいとせがんでいる
超人と人間の子供であり、どういう風に成長するのか先行きに不安がある



夢判定
7以上で夢を見る
直下コンマ


コンマ判定:3 夢を見ない






目が覚めて、ダイニングまで降りると雲母さんが居た


雲母「おはよう、ミチ」

道弥「おはようございます、雲母さん。片付けなんてしなくていいのに」

雲母「せやかて、あたしも騒いだんやし、一番に起きた人が片付けするべきちゃう?」

道弥「はは、いいこと言いますね。僕も手伝いますよ」

雲母「おお、おーきにな」

道弥「いえいえ、当然ですよ」


そうして、二人で昨日の片づけをする

フミ兄さんは結婚してからあまり我が家に帰ってこなくなったが、雲母さんはよく来る

美結理ちゃんが、アル兄さんと遊びたいとせがむそうだ

そうゆう理由で雲母さんは我が家のことはそれなりに把握している


今日は月曜日

仕事に行かなければならない僕と史弥さんの朝食まで作ってくれた

有り難く朝食を頂き仕事に向かう

今日の仕事は…



1、パトロール(ヒーロー)
2、交通整理(警備員)
3、本社待機
4、自由安価

安価↓2


>>882選択:1、パトロール




パトロール

ヒーローとして最も重要ではなかろうかと思う仕事

変身したままの姿で周辺をパトロールする

ただそれだけ

昨日のひったくりも誰かがパトロールしていてだろうに、どうして僕に回ってきたのだろう

別に仕事があるだけありがたいけど…

変身許可をもらうため、こずえさんに連絡を入れる


こずえ「おはようございます。須能さん」

道弥「おはようございます。瀬良さん。今日はパトロールなので変身許可を」

こずえ「はい、分かっています。もう許可は下りてますよ」

道弥「そうですか。だったらわざわざ連絡しなくてもいいじゃないですか」

こずえ「そう言わないで下さい。規則ですので」


それでは、と通信が切られる

手順に沿って変身をし、パトロールを開始する

何事も無いのが一番だけれど



イベント判定
5以上でイベント発生
直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル


イベントの内容


1、選択肢制
2、完全安価指定

安価↓1

>>885の安価選択無効で



イベント内容

1、交通整理をしている鴻上
2、怪しげな男
3、普段着の綿貫さん
4、パトロール中の初実ちゃん
5、自由安価

安価↓2


>>888選択:4、パトロール中の初実ちゃん


好感度判定

直下コンマ:善仲初実⇒須能道弥

↓2コンマ:須能道弥⇒善仲初実


00ってなんやねん……


コンマ判定:5  好感度:5【困惑】初実「な、何故この人は私に…」

コンマ判定:00ゾロ目 好感度:15(MAX)【愛情】道弥「君の為なら僕は何も怖くない」 



パトロールをしていると僕と同じくパトロールをしていたヒーローを見つけた

しかもそれは…


道弥「初実ちゃーん!!」

思わず声を上げてを振る

僕に気付いた初実ちゃんがものすごい勢いで突進してきた

その勢いのまま僕にぶつかり、路地裏にふっとばされる


道弥「な、何故…」

初実「それは私のセリフです!!ヒーローの本名を明かすなんて馬鹿ですか!?」

道弥「ああ、しまったしまった」

初実「しまったじゃないですよ…しっかりして下さい。仮にもリーダーなんですから」


やれやれと言った風に変身を解く初実ちゃん

僕もそれに倣って変身を解く



道弥「ごめんごめん。久しぶりに会ったから思わず嬉しくってね」

初実「久しぶりって……三日ですよ?」

道弥「いやいや、初実ちゃん分を補給しないと僕は生きてけないからね」

初実「相変わらず意味不明です……」


心底うんざりした様子で頭を押さえる初実ちゃん


道弥「遠征はどうだった?」

初実「どうって……普通ですよ」

道弥「支部の子に虐められたりしなかった?怪我はしてない?」

初実「してないですし、されてないです」

道弥「そうか…初実ちゃんが遠征に行くって聞いて僕はもう不安で不安で毎晩熟睡だったよ」

初実「不安だったのかそうじゃないのかハッキリしてください……」


迷惑そうにしながらも邪険にしないあたり、やっぱり初実ちゃんは優しい


道弥「遠征を終えて、立派になったね。よし!記念にパーティでも開こう!!」

初実「迷惑ですからやめてください」

道弥「う~ん、そっか……」

初実「まだパトロール中なんですから、しっかりして下さいね?」

道弥「大丈夫大丈夫」

初実「ではこれで…」

道弥「ええ~、一緒に周ろうよ」

初実「嫌です」


キッパリと断られ、初実ちゃんはパトロールに戻った

初実ちゃん……『淀』は世界でもまだ珍しい飛べるヒーロー

追いかけようにも空を飛ばれるとさすがに厳しい

仕方なくパトロールに戻る

しかし、仕事中だというのにいいものを見てしまった

初実ちゃんの姿を見て元気もわいてきた


道弥「よ~し、頑張るぞ!!」


パトロールは夕方までだ

ヒーローのパトロールの一番の目的は抑止力にある

堂々とヒーローが街を歩くという行為に大きな意味がある

基本的にヒーローの出動要請が入るのは、市民の通報か、監視カメラである

こうやってパトロールをしているときに、犯罪を発見して捕まえる機会は少ない

現在は昼

まだまだパトロールを続けよう


イベント判定
6以上で発生
直下コンマ


コンマ判定:1 イベント未発生


特に何事も無く、パトロールを終える

あれから何度か初実ちゃんを見かけたが、手を振っても何の反応も返してくれなかった


そろそろパトロールを終える時間だ

そう思った矢先、連絡が入る


こずえ「そろそろ時間です。本部に帰還し、名簿にパトロールの時間を記帳してください」

道弥「了解」


通信を切り、本部に戻る

名簿に記帳するため、執務室に向かう

執務室も一応仕事にも使うのだ


執務室に入るとそこには



1、帰り支度をしている初実ちゃん
2、ゲームをしている少年
3、寝ている男の子
4、ヒーロー(人物明記)

安価↓2(4選択時、4を含めて二つまで数字を入れて構いません)


訂正
4じゃなくて3です


ここから安価↓2


>>905選択:2、ゲームをしている少年


好感度判定

直下コンマ:甲斐惣之助⇒須能道弥

↓2コンマ:須能道弥⇒甲斐惣之助


コンマ判定:3  好感度:3【無関心】惣之助「リーダー様にはいつもお世話になってますよー」

コンマ判定:3  好感度:3【苦手】道弥「心にもないことを……」



執務室にはゲームをしている少年…惣之助君が居た


惣之助「お帰りなさーい、リーダー」

道弥「……居たんだね、惣之助君」

惣之助「この『瑞鶴』支部遠征より帰還しました。一応挨拶をと思いましてね」

こちらを背を向けて、ゲームをしながら応える


道弥「そうかい、お疲れ様」

惣之助「いえいえ~、リーダーもパトロールご苦労様です」


ゲームを切り、人懐っこい笑みで此方を振り向く

惣之助「ではでは。僕はリーダーに挨拶するためにここに居たので」

道弥「帰るんだね。それじゃあ、また」

惣之助「これはこれはご丁寧に。失礼します」


後ろ手を振りながら執務室を出る惣之助君

その姿を見て、ホッと胸をなでおろす

なんというか、綿貫さんとは別方向で苦手な子だ

敬語も使うし、仕事もしっかりしている

だけど、なんだか見え透いたような態度が癇に障る

ああいうのを慇懃無礼というのだろうか

とにかく、あまり好きではない

リーダーとしてそういうこと考えちゃダメなんだろうな~
と思いつつ名簿に勤務時間を記帳した


名簿を眺めると、初実ちゃんはもう帰ったようだ

イツル君もいないということは、こずえさんも帰ったのかもしれない

どうしようか、まっすぐ帰ってもいいけれど……


1、真っ直ぐ家に帰る
2、適当にぶらつく
3、どこかに遊びに行く
4、自由安価

安価↓2

おっぱいパブに行こう


>>913
ヒーローがそんなとこ行っちゃいけません!!安価↓採用:2、適当にぶらつく


なんだか、真っ直ぐ帰る気分じゃない

適当に辺りをぶらついて帰ろう


イベント判定
4以上でイベント
直下コンマ


直下コンマ:33ゾロ目 イベント発生



イベント内容

1~3  緊急通報
4~6  怪しい男
7~9  買い物帰りの花緒さん
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:7、買い物帰りの花緒さん


今日の更新はここまでです

00ってなんだよ……いきなりこられると……困る……

急遽設定の変更と練り直しを行い、こんな感じになりました

道弥君は初実ちゃんの前でだけぶっ飛んだ感じになります

理由と設定もちゃんとありますよ(小声)

お付き合いいただきありがとうございました


今日も更新予定

プロフィール公開



名前:善仲 初実(ゼンチュウ ハツミ)
性別:女性
種族:超人
職業:ヒーロー


環境:6   それなりに生活に余裕のある家庭に生まれる
強さ:6(3) 超人として平均にやや劣る能力を持ち、ヒーローとしては物足りない能力
生活:6   一人でも暮らしていける
教養:6   それなりの教養を持つ




年齢は15歳
青みがかった黒髪、緑目の少女
それなりに裕福な家庭に育つ
超人としてもヒーローとしてもイマイチな自分を嫌悪しており
それを誤魔化すかのようにガムシャラに仕事をしている
生真面目でお堅い性格であり、誰に対しても敬語で話す
しかし須能道弥にだけはペースを崩され、思わず砕けた口調になってしまうことがある
自分にも他人にも厳しい性格で、不真面目な人が大嫌いである
ヒーローになるために学生の道を諦めたため、柴崎一葉のことを羨ましく思っている
それを口に出すことはないが
学生スポーツの観戦が趣味




能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼女のモデルは通報艦『淀』




『淀』の特徴
元々は近接格闘主体の『初風』として『神通』と同時期に開発が行われていたが
開発中に数多の欠陥が見受けられ、あえなく建造を中止
没艦となり、骨組みだけが残される状態となっていた
しかし、開発案だけが存在していた通報艦の試験的開発の為、大改修が行われ現在に至る
飛行能力を付与するため、すべての艤装が取り払われ、戦闘装備はない
大きな特徴は超優秀な索敵能力と、ヒーローへの指揮権を持つこと
各ヒーローへの通信はもちろん、変身許可決定権を所持している
あまり期待されていなかったが、ヒーロー達から『迅速な判断が求められる現場では重宝する』とありがたがられ
飛行能力を生かした救助など、予想以上の優秀さを見せつけている

名前:甲斐 惣之助(カイ ソウノスケ)
性別:男性
種族:超人
職業:ヒーロー


環境:8   とても裕福な家庭に生まれる
強さ:7(8) 超人として特異な能力を持ち、ヒーローとしてとても優秀な能力を持つ
生活:5   一人でも暮らしていける
教養:7   中々に優秀な教養を持つ





年齢は19歳
アルビノの少年
とても目立つ容姿をしているが純日本人
超人として平均的な能力を有するとともに、異常とも言える『豪運』を持つ
ここぞというときに完璧な結果を出すことができる
飄々とした軽薄な性格で、誰に対しても棒読みで話す
感情を表に出すことなく、いつも貼り付けたような笑顔をしている
世界初の飛べるヒーロー
恐らくこれからは彼のように飛行能力を持つことがスタンダードになるだろう




能力



『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは航空母艦『瑞鶴』



『豪運』
ここぞというときに外さない絶対の運を持つ




『瑞鶴』の特徴
最大の特徴は飛行能力を有することである
現在はいくつか存在するものの彼は世界初の飛べるヒーローであった
飛行能力による優秀な機動性が高く評価され、『榛名』に並ぶ主力として活躍を期待されている
飛行能力の為に装甲を軽くせざる終えず、脆い
定期的にメンテナンスしなければいけないのがネックか
余談ではあるが、飛行能力を加味しても『神通』の方が速い
そういうとなんだか『神通』がとても優秀に感じなくもない


もう気づいている方もいらっしゃると思いますが
ヒーローのモデルの軍艦は川崎造船所縛りです

もう少しで再開します


街をぶらぶらと歩いていると、買い物袋を重そうに抱えた花緒さんを見つけた

からまれる

そう思ったものの、退散する前に見つかってしまう


花緒「ミチ~!!」

嬉しそうに此方に小走りでやってくる花緒さん

こけそうで心配だ


道弥「あ、あはは。花緒さん奇遇ですね」

花緒「お仕事お疲れ様。これ持って」

そう言って荷物を渡してくる

結構重い


道弥「ん。結構重いですね」

花緒「もう、男の子が情けない事言わないの!」

そういってバシバシと背中を叩く


道弥「なんだか、嬉しそうですね。花緒さん」

花緒「うふふ、そう見えるかしら?」

道弥「ええ」

花緒「だって、買い物帰りに息子にバッタリ会って、荷物を持ってもらうなんてなんだか『らしい』じゃない」

道弥「らしい…ですか」

花緒「うん。とっても家族らしくって実にグッドよ」


そう言いながらバッチリとウインクをしてくる

言ってることはおばさんくさいが、言ってる人は可愛いお姉さん

ウインクなんてされてしまったらグッと来るに決まってる

グッドだけに……


道弥「………さむ」

花緒「そうかしら?まだ春先だけど…」

道弥「いや、僕の頭の中がです」

花緒「?」


この後の展開


1、道弥が何か話す
2、花緒さんが何か聞いてくる
3、ハプニング
4、自由安価

安価↓2


>>930選択:3、ハプニング


ハプニングの内容は


1、ラ ブ コ メ
2、シリアス
3、自由安価

安価↓2

2


>>934選択:2、シリアス



家に向かっている途中

けたたましい音が鳴り響く

通信機だ

強制的に着信を受付け、音声が聞こえる


初実「聞こえますか神通?此方、淀。応答願います」

切羽詰まったような焦りの見える声だ

道弥「こちら神通。どうかしましたか?」

初実「急いで変身してください!!」

道弥「事件ですか?場所は?」

初実「いいから早く!!」


鬼気迫る怒声、これはおかしいと感じ荷物を花緒さんに手渡したその時


「じーんつーくーーーーーーん!!!」

真上からコンクリートを踏み砕かんばかりの質量が降り注ぐ

咄嗟に花緒さんを抱きかかえ飛びのく

突然のことで、思わず荷物を置き去りだ


???「あっそぼーよー」

道弥「………また君か」

???「もう、私のことは名前で呼んでよね!『めっ』だぞ!」

可愛らしく人差し指を立て、ワザとらしく頬を膨らませる


道弥「………『初風』」

???「ちっがーう!私の名前は『みらい』ちゃんでしょ?」



【枢 みらい(クルル ミライ)】
元・ヒーロー『初風』
ヒーローでありながらヒーローを襲う裏切り者だ


花緒「あ、あの此方の御嬢さんは?」

みらい「む?アナタこそ誰?私の神通君から離れなさいよね!」

道弥「危険人物です。花緒さん、逃げてください」

花緒「で、でも…私の卵…」

道弥「こんな時までふざけないで下さい!!」


思わず怒鳴ってしまう

花緒さんが動揺しているのは解るが、そんなこと言っていられない

僕の真剣さが伝わったのか、その場から離れてくれた

無事、帰り着いてるといいけど


みらい「あらら、神通君ってば女の子を怒鳴りつけるなんていけないんだー」

道弥「茶化すな、僕に何の用だ」

みらい「何って……もちろん……」


頬に手を添え、ポッと赤く染める


みらい「あーそびーましょー!!」

道弥「だろうな!!」




道弥・みらい「変身!!」




初実「あと数分で増援をよこします。それまで堪えてください!!」

道弥「了解」





※戦闘が開始されます


須能道弥

強さ:3

1    ファンブル
2~5 失敗 
6~9 成功
0   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『超人』
耐久値1,5倍
3の倍数のターンに耐久値3回復
戦闘補正+1


『病弱』
超人の効果を無効


『神通』
超人の効果を無効
相手が超人の場合、戦闘補正+1
耐久値7
戦闘補正+1
クリティカルで判定差関係なく、相手にコンマ÷3の耐久値減少
戦闘補正+1上乗せ(最高値+2)
どちらも失敗したとき、相手に判定差-1





ヒューマンバトルシップについて
ヒューマンバトルシップには本体の耐久値とは別個に耐久値が設定されています
これがなくなると、変身が強制的に解除されます
変身が解かれた次のコンマは強制的にファンブルとなります
変身が解けてしまったら本体の性能で戦わなければなりません


枢 みらい

強さ:4

1    ファンブル
2~4 失敗 
5~9 成功
0   クリティカル

のコンマ表使用



能力

『超人』
耐久値1,5倍
3の倍数のターンに耐久値3回復
戦闘補正+1



『初風(損傷)』
超人の効果を無効
相手が超人の場合、戦闘補正+1
耐久値6
戦闘補正+1
クリティカルで判定差関係なく、相手にコンマ÷3の耐久値減少
失敗し、に相手にコンマを上回られた時、耐久値さらに-1


勝利条件

枢みらいの変身解除
2ターン持ち堪える


敗北条件

変身を解除され、耐久値を削り切られる
増援に来たヒーローが変身を解除させられる




直下コンマ:『神通』戦闘判定
『神通』 +1


↓2コンマ:『初風』戦闘判定
『初風』 +1


コンマ判定:8+1 成功
コンマ判定:7+1 成功


9-8=1

6-1=5

『初風』耐久値:5




『神通』の性能追記
3連続成功以上で戦闘補正+1上乗せ(最高値合計+2)
耐久値が一度だけ絶対に1残る
耐久値が1の時、一度だけ戦闘補正+3
味方が居る場合、絶対に自分がダメージを受ける


みらい「どーん!!」

道弥「ハッ!」


『初風』のパターンは読み切っている
腕の砲台で絶対に接射をしてくる

それを刀で受け、切り返す


周りは民家

何とかして場所を移動したい


みらい「おお!こわいこわい!」

道弥「ならばそのまま退け!!」


出力を上げ、僕の刀を受け止めた『初風』を強引に押す




直下コンマ:『神通』戦闘判定
『神通』 +1


↓2コンマ:『初風』戦闘判定
『初風』 +1


コンマ判定:5+1
コンマ判定:5+1

同コンマにより再判定


5以下で『初風』有利
6以上で『神通』有利

『神通』 +2

直下コンマ


コンマ判定:2+2  『初風』有利


『神通』耐久値:3




場所を変えようとなんとか押し込もうとする


みらい「もう一発!」

彼女が砲台を向けた先は僕ではなく、民家


道弥「チッ!クッソァ!!」

反射的に刀を投げ捨て、腕を引っ張り砲台を僕に向けさせる

接触射撃をモロに腹で受ける


みらい「うふふ。やっぱり神通君はヒーローの鏡だなぁ」

道弥「クッソ……ふざけた真似を…」


思わず膝をついてしまう

刀を拾おうと手を伸ばしたとき…

初実「増援!到着します!!」


通信が入り、駆け付けたのは



1~3  『足柄』
4~5  『伊勢』
7     『瑞鶴』
8~0  『榛名』

直下コンマ


コンマ判定:0  『榛名』


土煙を上げる爆風とともに、『初風』が吹き飛ばされる


湖上「『榛名』到着。大丈夫か?」

道弥「は、榛名」


ホッと胸を撫で下ろす

まさかコイツが来てくれるとは


みらい「けほっけほっ…もう!榛名が来るなんて聞いてな~い!!」

湖上「みち…神通はこの榛名が守る」


コイツ、危うく僕の本名を言いそうになってやがる


みらい「旧型の私が勝てるわけないじゃん!!」

湖上「なら、大人しくお縄につくがいい」

みらい「やっだブ~!逃げるが勝ちぃ!!」

湖上「なんだと」

みらい「それじゃあ神通君。まったあそぼーね~!!」


そういうが早いか地面に向けて主砲を放つ

舗装されたコンクリートが飛び散り、土煙が上がる

土煙が晴れるころには、初風はもういなかった




※『榛名』到着により、敵逃亡。戦闘を終了します


道弥「淀!初風の居場所は!?」

初実「見失いました。捜索いたしますか?」

道弥「いや、いい。ありがとう」


初風を淀…初実ちゃんに追わせるべきじゃない
初風が逃げた先には『アイツ』がいるはずだ

絶対に危険だ。戦闘能力の低い淀一人での捜索は控えた方がいい

不幸中の幸いは、初風たちはヒーローしか狙わないという所だ
その過程で周りに被害を出さないわけではないけど


湖上「怪我はないか?神通」

道弥「たぶん大丈夫だ。増援、感謝する」


刀を拾い、僕に渡してくれる


初実「榛名さん。緊急の連絡に応じて頂き感謝します」

湖上「いや、神通の為なら」

初実「今のところ、本部周辺で騒ぎは起きていないようです。通常業務にお戻りください」

湖上「了解。変身を解除する」


淀からの通信が終わり、人気のない場所まで移動して変身を解く



湖上「……また、だな」

道弥「ああ」


初風がこうして襲ってくるのは珍しい事じゃない

初風が本部を襲撃し、『保管庫』からいくつかのパワードスーツを盗み出してからもう3年もたつ

三年前はもう毎日のように追いかけまわし、追いかけられた

最近は大人しくなったかと思えば、今日、再び襲ってきた

初風は僕にご執心なようで、熱心に襲ってくる

『私と一緒に居よう!!』と


道弥「……複雑、だな」

湖上「……そうだろうな」



初風は僕と同期

僕が彼女の盾となり、彼女とともに超人犯罪を取り締まり続けた

唯一無二の相棒だった

それも今や昔、彼女は敵だ

しかし、三年間も捕まえられていない

それは絶対に僕の所為だろう

どうしても、加減をしてしまう

それは榛名…鴻上も一緒だろう

もっとも治安が悪く、忙しかった時期

ヒーロー誕生期からの付き合いだ

きっと鴻上も手加減をしてしまっているだろう

『榛名』が本気を出して捕まえられない相手じゃない


湖上「お前はこれからどうする?」

道弥「どうするって……」



1、花緒さんに謝らないと
2、初風を探さないと
3、本部に行こうと思う
4、一緒に飯でも食うか?
5、自由安価

安価↓2


十分経ったのでksk
安価↓


>>958選択:3、本部に行こうと思う


今日の更新はここまでです


最後に好感度判定

枢 みらい⇒須能道弥。感情『狂愛』固定の為、判定なし


直下コンマ:須能道弥⇒枢みらい


コンマ判定:4 好感度:4【同情】道弥「初風…どうして君は…」

枢みらい 好感度:10【狂愛】みらい「神通君も頑固だよね~、私は君のことが大好きなのに」


お付き合いいただきありがとうございました


須能道弥⇒枢みらいの感情変更

【同情】⇒【悲哀】


プロフィール公開



名前:枢 みらい(クルル ミライ)
性別:女性
種族:??????
職業:無職


環境:10   彼女は自分の生まれた意味を知っている
強さ:8(3)  その強さは到底人間のたどり着けるレベルではないが、現在のヒーローには劣る
生活:1    一人では厳しい 
教養:3    それなりの教養があるが、一般常識は通用しない




年齢は20歳????
?????????????????????????????
青緑色の髪をした赤目の女性。髪はサイドテールにしている
超人の両親を持ち、『この子が超人であると知られたら、迫害にあうかもしれない』
という両親の考えにより、一般的な教育は受けていない
彼女にとって知識とは、全て本や漫画で得たものである
須能道弥とは幼馴染である。?????
自由奔放な性格で、言動や行動全てがふざけているように見える
須能道弥のことが好きで好きで仕方がない





能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『ヒューマンバトルシップ(故障)』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼女のモデルは駆逐艦『初風』
メンテナンスが杜撰なため、本来の性能を発揮できない




『初風』の特徴
『神通』と同時期に開発されたため、旧型である
本来は、次世代型パワードスーツ『大井』となる予定だったが
同時進行していた『初風』の開発が失敗し、神通に同伴させる為に急遽開発予定を変更
性能を落とし、急遽完成させ、名前を『初風』に変更した
神通(改修前)とほぼ同じ速力を持ち、装甲が薄い代わりに神通より『艤装』が豊富
現在は弾薬節約の為、空気砲が用いられることが多いが
旧式の為、実弾を使用している
主に使用するのは炸裂弾。通称『内臓破壊弾』
これは、初風が接触射撃を好み、腹に向けて発射することが多いからである
ちなみに現在実弾をしない理由として、『周りへの被害が多い』というのも理由である



大量の『?』は仕様です

本当は更新しようと思いましたが時間も時間なので今日は更新なしです

申し訳ありません


今回の物語は大きく3つのルートに分かれます

そこから更に特に交友を深めたキャラと個別のルートになるといった具合です

そろそろ再開


道弥「本部に行こうと思う」

湖上「本部へ?」

道弥「ああ、ヒーローに関して調べるなら本部が一番だからな」

湖上「そうか…気を付けてな」

道弥「流石に心配し過ぎだ。じゃあな」


別れを告げ、本部に向かった


本部に着く

玄関先の警備員さんに止められそうになるが、僕だと分かるとすぐ通してもらえた

伊達に5年もヒーローをやっていない

向かう先は資料室

文字通り大量の資料が眠っている部屋

無論、重要な場所なので鍵がかかっている

カードキーを差し込み、鍵を開ける

実はヒーローが所持している変身解除に使うキーは、本部のマスターキーでもある

もしなくしたりしたら厳重処罰らしい

………当然だけど

雑多に資料が積み上げられているこの部屋

探すのに骨を折りそうだ

さて、何について調べよう



1、『ヒューマンバトルシップ』について
2、本部襲撃事件について
3、枢みらいについて
4、適当に選んでみる
5、自由安価

安価↓2

十分経ったのでksk

安価↓

3


>>968選択:3、枢みらいについて



『枢みらい』

元カワサキ警備保障『ヒューマンバトルシップ』現在は除名

5年前に世界初のヒーローとして須能道弥(『神通』)と共にデビューする

3年前、本部研究開発部『保管庫』を襲撃

当時保管されていた『熊野』、『加古』、『摩耶』、『瑞穂』、『大鳳』、『飛鷹』を強奪

それ以降、本部ヒーローへたびたび被害をもたらしている

前者後者、共に動機は不明

現在は行方をくらましている


何一つ情報は間違っていない、しかし

…………おかしい


                ・ ・ ・ ・
本部に残っている情報がこの程度の筈がない

僕でも知っているような情報ばかりだ

何より彼女自身の個人情報が全くと言ってもいいほどない

彼女について調べて『初風』について名前が出てこないなんてあるのだろうか?

もっと探ってみようか?


1、探す
2、別のことを調べる

安価↓1


>>971選択:2、別のことを調べる



いや、こんな膨大な資料の山だ

僕が見つけられていないだけだろう

もしかしたら、彼女については本部より僕の方が詳しいかもしれない

別のことを調べよう



1、『ヒューマンバトルシップ』について
2、本部襲撃事件について
×、枢みらいについて
4、適当に選んでみる
5、自由安価

安価↓2

更に直下コンマ5以下でイベント

2


>>974選択:2、本部襲撃事件について

コンマ判定:4 イベント発生



三年前の本部襲撃事件について調べよう

そう思い、資料を漁っていると


バサバサバサ!!


お目当ての資料を引き抜いた途端、山となっていた資料が崩れてしまった


道弥「あ~あ、やっちゃった…」

面倒だと思いつつも片付けないわけにはいかない

適当に落ちた資料を積み上げる


ふと、一つの資料が目に入る

なんとなくそれを開く

道弥「え~っと、何々……『ヒューマンバトルシップ開発計画』…」

どうやら『ヒューマンバトルシップ』の初期開発案の資料のようだ

よくそんなものが残っていたな

ペラペラと適当に流し読みをする


道弥「……ん!…今見覚えのある名前が…」

???「誰かいるんですかー!?」


突然の声に思わずページを閉じる


道弥「いますよー」

???「事務の方ですか?誰だか知りませんけど、そろそろ帰ってくださいねー!!」


見周りの人だろう

腕時計を確認すると、もう20時を回っている

思ったより長時間ここに居たようだ、そろそろ帰らなくては

急いで資料を積み上げ、資料室を後にする



『ヒューマンバトルシップ開発計画』

僕の見間違いでなければ……『須能亜瑠弥』

この名前が表記されていた

どうしてこんな場所でアル兄さんの名前を…?


不思議に思いながら帰路についた






帰宅したころには21時

『帰ってくるのが遅すぎる!』と花緒さんに怒られてしまった

あの騒動にあった後、帰ってくるのが遅ければ確かに心配するだろう

何も連絡を入れなかった自分を行いを反省し、素直に謝罪した

ついでに置いてきた荷物を持って帰ってきてくれなかったことについても怒られてしまった

それも僕と一緒にいたがゆえに犠牲となってしまったのだ、何も返す言葉も無い

明日の夕方、メモを渡され買い物を命じられてしまった

これも妥当な罰だろう

お説教されながら、温めなおしてくれた花緒さんの夕食を有り難くいただいた


さて、寝るには早い

何をしようか?



1、誰かと話す(須能弥一、須能花緒、須能亜瑠弥)
2、誰かに電話する
3、自由安価

安価↓2


>>980選択:1 亜瑠弥


道弥「どーん」

亜瑠弥「うひょあー!!」

道弥「何変な声あげてんの?」

亜瑠弥「お、おま!ノックしろよ!」


何やら慌ててパソコンを操作している


道弥「何?なんかヤマシイ事でもしてたの?」

亜瑠弥「やましくねーし!その疑いの眼差しを止めなさい!」


回転椅子に座っていたアル兄さんが此方を向き直す


亜瑠弥「んで、オレになんかご用事?」

道弥「ああ…」



1、暇だったから
2、家に籠っていっつも何してるの?
3、ちゃん運動してる?
4、聞きたいことがあるんだ
5、自由安価

安価↓2


>>982連続所得の為最安価


1、暇だったから
2、家に籠っていっつも何してるの?
3、ちゃん運動してる?
4、聞きたいことがあるんだ
5、自由安価

安価↓1

4


>>984選択:4、聞きたいことがあるんだ



道弥「聞きたいことがあるんだ」

亜瑠弥「聞きたいこと?はて…オレなんかしたっけか」

道弥「聞きたいことっていうのは」



1、アルの左足の事なんだ
2、アルって僕に隠し事してない?
3、『ヒューマンバトルシップ開発計画』って聞き覚えない?
4、アルってカワサキ警備で働いてたりした?
5、自由安価

安価↓2

3


>>986選択:3



道弥「……『ヒューマンバトルシップ開発計画』って聞き覚えない?」

亜瑠弥「は?」

道弥「いや、は?じゃなくてさ」

亜瑠弥「いやいや、は?だろ。『ヒューマンバトルシップ』っつーのはミチみてーなヒーローのことだろ?なんでオレがそれの開発計画?を知ってるんだよ」

道弥「本当に知らない?」

亜瑠弥「知らねーよ。知ってる方が変だろ」

道弥「…………………」

亜瑠弥「……な、なんだよぅ」


目をジーッと見つめてみても、嫌そうに顔を歪めるだけだ

アル兄さんは嘘をよく吐く、本当かわからないが嘘と断じるには情報が足りない


亜瑠弥「なんでんなこと聞いたん?」

道弥「…今日資料室で偶々見つけた資料にさ『須能亜瑠弥』って名前があったんだ」

亜瑠弥「ほーん、『あったんだ』?」

道弥「うっ……あったような気がしたんだ」

亜瑠弥「素直でよろしい。しかし、オレの名前なんてそうそう似たようなのがあるわけじゃないだろうが、見間違いなんじゃねぇ?」

道弥「う~ん……見間違いだったのかなぁ?」

亜瑠弥「だべ。だってオレ全然知らねーし、オレがそんなことに関わってるように見えるか?ん?」

道弥「う~ん、昔なら全然あり得ると思うけど…今は見る影もないけどね」

亜瑠弥「じゃかぁしぃ!聞きたいことはそんだけか?」

道弥「えーっとそうだな…」



1、アルの左足の事
2、アルって僕に隠し事してない?
3、アルって美結理ちゃんと仲がいいよね
4、アルってカワサキ警備で働いてたりした?
5、自由安価

安価↓2
(この書き込みから十分以内の選択でなかった場合、会話強制終了)


>>991選択:2


道弥「……アルって僕に隠し事してない?」

亜瑠弥「は、はっ!?ん、んなことしてねーし!」


明らかな動揺

怪しすぎる


亜瑠弥「な、なんだよぅ…」

じぃっと見つめる僕に、拗ねたように唇を尖らせる

道弥「あやしい」

亜瑠弥「な、なんだよ!俺にだって隠し事の一つや二つあってもいいだろ!!」

道弥「アルの隠し事は一つや二つじゃないから怪しんでるんだよ」

亜瑠弥「はっ!返す言葉もねーな!」

何故堂々とそんなセリフを…


道弥「何を隠してるか白状しなさい」

亜瑠弥「だ、誰にも言うなよ」


ちょいちょい、と手招きをしたので近くによる

息がかかりそうでくすぐったい耳元に囁く


亜瑠弥「実は…」

道弥「………」

亜瑠弥「俺は人妻趣味なんだ」

道弥「………は?」

亜瑠弥「だ、誰にも言うなよ!俺の性癖なんて恥ずかしくって誰にも言ったことないんだからね!!」

道弥「え、え~…」

亜瑠弥「うっわ!なんか今頃になって恥ずかしくなってきた!キャー」


回転椅子をグルグル回転させてハイになっている


道弥「い、いや…そんなこと聞きたかったわけじゃ…」

亜瑠弥「キャー恥ずかしい!さっさと出てけコノヤロウ♪」


ハイなアル兄さんの勢いのままに部屋を追い出される

ガチャリ、と音がした

鍵を閉めたのだろう

扉越しからまだキャーキャー言ってるのが分かる


もう今日は話す機会を作れないだろう

なんだか上手い具合にはぐらかされた様な気がする

アル兄さんが言ってたことが本当かどうかは別として、アル兄さんを問い詰めるには情報不足だったようだ

もう少ししっかりとした情報を得てから、もう一度聞いてみよう


……しかし、人妻趣味か

それってもしかして、花緒さんとか雲母さんとか…って何を考えてるんだ僕は

ブルブルと頭を振り、思考をリセットする


……今日はお風呂に入って寝よう



※二日目終了

【リザルト】


名前:須能 道弥(スノウ ミチヤ)
性別:男性
種族:超人
職業:警備員、ヒーロー


環境:8    弱きヒーローではあるが、自分の境遇に不満はなく幸福だと感じている
強さ:4(3) 超人でありながら普通の成人男性レベルの身体能力、ヒーローとしてはやや物足りない力を持つ
生活:8    いろいろな国を旅し、日本を出ようとも不便なく暮らせる
教養:7    義務教育と公立の高校を卒業し、多種多様な言語を話せる




年齢は24歳
緑目赤髪の青年
小中高、と剣道を学ぶ
高校卒業後は、さまざまな武術を学ぶため世界を転々としていた
元来病弱な肉体であることが災いし、あまりその経験を生かすことが出来ない
努力家で頑固、職人気質と思われがちだが
その実、楽天家のお人よしである。奴隷根性全開で、もはやドMだと言ってもいい
他人にいいように使われても疑問を抱くことはない
強くなることが人生の目的であるがその道は険しい
現在は『カワサキ警備保障』で警備員として働いている
彼は世界で初めて『ヒューマンバトルシップ』を装着した超人であり、世界初のヒーロー
あまり意味のある肩書ではないが、カワサキ警備保障SSG(Special Security Guardの略)の旗艦(リーダー)である






能力


『超人』
人間を超えた人間
地球上どの生物よりも優れた運動機能を持つ



『病弱』
その肉体は病魔に侵されている
本来あるべきはずの力を十全に発揮できない



『ヒューマンバトルシップ』
対超人用に開発されたパワードスーツ
実在した軍艦をモデルに作られている
彼のモデルは軽巡洋艦『神通』
正式名称は【対超人用パワードスーツ一号『神通』】




『専用艤装:刀』
『神通』専用の艤装
天を貫かんばかりに輝く刀
ただ光るだけともいえる

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