八幡(まずは雪ノ下って書いてあるけどあの雪ノ下雪乃でいいんだよな。

女だし不意打ちでワンパンだろ。

お、来たきた。

すまんな雪ノ下。金のためだ。)


ｷﾉｴﾀﾞﾎﾞｷｯ


八幡「あ」


雪ノ下「何の音かしら今のは。
こんな山奥までタケノコ取りにきたんだから、いるのは私だけのはずよ。

何しろほぼ密漁だもの。
私の地位を利用しなければここまでの警ら隊に捕まっているはずよ。」

八幡(えらく説明口調だな。

てかあいつなにしてんだよ。

というかやばい。気づかれた！)

雪ノ下「いるのね！いるのならさっさと出てきなさい！」

八幡(あいつ石投げてきやがる。

仕方ない、支給されたエアガン(GALIL)で対抗するか。)


ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ


雪ノ下「いたあっ！

あなた誰だか知らないけれどこんなことしてただで済むとおもっていないでね。

私も護身用のエアガン(ak-47)で対抗するわ。」


ﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ


八幡(いたあっ！声でちゃいそう。


なんでサバゲー始まってんだよ。

でも正確に敵の位置を把握してるのは俺の方なんだよなあ。

俺がいそうなとこ【らへん】を狙ってるあいつとは正確性がちがうぜ！)

八幡(少しずつ間合いを詰めて。


いきなり掃射が終われば怪しまれるだろうからこのゴムを使って打ちっぱなしの状態にしとけばやつはいつまでも俺があそこにいると思って打ち続けるだろう。

背後からじわじわ回って……

標的まで7…5…3…2…手が届く！)


八幡「おるぅあ！」

雪ノ下ｹﾞﾋｯ

雪ノ下「痛ぁ～
え……比企谷くん……？」

八幡(まずった！
ワンパンし損ねた！)


雪ノ下「え？
どうして……こんなことをするの……？」


八幡「どうしてって～？」ﾎﾞｺﾞｫ


雪ノ下「ｸﾞﾍｪ」



八幡「金のために決まっているじゃあないか。」


雪ノ下「いいでしょう……
私が間違った方向に進もうとしているあなたを、止めて見せるわ……」


八幡「けっ！タケノコ密漁してたくせによく言うぜ！
俺には金が必要なんだ！」


雪ノ下「くらいなさーい！」ﾌﾞﾝ

八幡「ｸﾞﾍｪ」


八幡「痛えッ！
チクショォォォォォ
殴りやがったなこのアマァァァー！」