幼馴染「男争奪トーナメント?」(39)

ワァァァァァァァ!

友「さぁ!というわけで始まりました!」

友「男の所有権を決める一世一代の大勝負!」

友「男争奪トーナメントの開催です!」

友「紹介遅れまして、司会及び実況させていただきます男の友人、友です」

友「そして解説には……」

姉「男君の実姉、姉でーす」

友「そしてゲストに今回の大会の主役である男に来てもらっています」

男「いやいや、ちょっと待てよ」

男「一体どうなってんだよこれ」

男「夕飯食ってたらいきなり眠らされていつの間にかこんなところに縛られてるんだが」

男友「優勝景品ですからね。逃げられないようにしないと」

姉「我が弟ながら罪作りな男だねえ」

男「景品ってなんだよ」

姉「そりゃ、もちろん……」

男友「この大会で優勝すれば男との交際が認められます」

男「」

すいません
上の友全部男友に修正で。

男友「男に拒否権は認めません」

男「俺に自由は無いのか……」

姉「ま、こんなになるまで放置した報いだね」

姉「ヘタレにはちょうどいいんじゃない?」

男友「さて、今回の大会のルールですが」

男友「出場者には一対一での勝ち抜けトーナメント戦で争ってもらいます」

男友「もちろん優勝した人が男との交際を認められます」

姉「戦いの内容は?」

男友「決闘です」

姉「わお、エキサイティング」

男「物騒だな」

男友「武器の使用もあり」

男友「降伏をするか戦闘不能にならない限り何度でも立ち上がることができます」

姉「なるほど、根性も必要なのね」

男(え?決闘って本気なの?)

男友「さて、総勢16名の参加者の発表です!」

予選
第一試合 後輩vsお嬢様
第二試合 先輩vs友
第三試合 義妹vsギャル
第四試合 妹vs男の娘
第五試合 幼馴染vsヤンデレ
第六試合 許嫁vs転校生
第七試合 委員長vs不良
第八試合 会長vsロリ

男友「なかなか見応えのありそうなラインナップですね」

姉「勝敗次第ではかなり面白いものが見れそうね」

男(どいつもこいつもアホばかりなのか?)

男友「早速第一試合が始まるようです」

後輩「が、がんばって先輩と……うへへ」

お嬢様「私が男を手に入れますのよ」

男友「この勝負どちらが勝つのでしょうか」

姉「……一見二人とも武器を持っていないようね」

男友「武器を使おうとして逆に弱くなるみたいなこともあるでしょう」

男友「あくまでも彼女たちは闘いに関しては素人ですから」

審判「では、第一試合……始め!」ピーッ

男友「いま第一試合が始まりました!」

男友「っと、お嬢様の方に動きが!?」

お嬢様「すみませんがはじめから本気でいかせて貰いますわ!」ブワッ!

後輩「?!……お金?!」

男友「おおーっと!お嬢様がばら蒔いたのは万札だぁー!」

姉「ざっと2、30万はあるわね」

後輩「そ、そんなものばらまいてどうしようと……」

ザッ!

黒服達「お嬢様の為に!」シャキン

男友「客席から黒ずくめの男達が乱入!?一体どういうことだー!?」

お嬢様「これが私の作戦ですわよ」

お嬢様「いけ!お前達、やっておしまい!!」

黒服達「サー!イエッサー!」バッ

後輩「え!?そんな雇われ兵とかありなんですか!?審判!?」

審判「ありです」

審判「あくまでも彼女は黒服を武器として扱っているので」

審判「ルールに違反してはいません」

黒服「オラッ!」ビシッ

後輩「うわっ!」ヒョイ

男友「これには後輩もなすすべなくやられ……てないですね」

姉「プロフィール見ると陸上部所属のようだし身体能力はかなり高いわ」

後輩「見た目の割には大したことないですね!」スカッ

黒服達「うぬぬ……」

お嬢様「はぁ……仕方ないわね。お前達!ここで勝てば追加報酬を約束するわ!」

黒服達「……!!」

黒服達のやる気が上がった!

お嬢様「それに観客の皆様も勝利に貢献した人にはそれなりのお礼をさせていただきます」

ナ,ナンダッテー! ヨシヤッテヤラァ! ボコボコニシテヤンヨ

ゾロゾロ

後輩「な、何人いるんですか……」

男友「これは凄い!金にものを言わせて何十人もの観客を引き込んだ!」

男友「まさに財力が武器のお嬢様に相応しい作戦だ!」

姉「私も参加しようかな」

男「やめれい」

男友「これは体力に自信のある後輩でもなかなか厳しいんじゃないですかね」

姉「そうね、それに……」

後輩(くっ……人が多すぎてこれじゃあ走れない!)

お嬢様「フフッ……できれば女性がなぶられる所など見たくないのですが」

お嬢様「降参してもらえませんか?」

後輩「……私は降参なんてするつもり無いですよ?」

お嬢様「……仕方ないですわ、やっておしまい!!」

黒服達「くらえっ!」マワシゲリッ!

観客「おりゃああ!」トビカカルッ!

後輩「ひえっ!」スカッ

黒服「ええい!ちょこまかと!」

後輩(動きは甘い……かわせるにはかわせる)

後輩(でも、こんなのいつまでも持たない)

後輩(一人一人相手なんかしてられないから、お嬢様先輩を早く倒さないと)

後輩(でも、どうやって……)

後輩(一人一人かわしてすり抜けて行く?……いやダメだ、あれだけいたら確実に途中で掴まる)

後輩(横がダメなら上か下……穴ほれないし上行くにしてもマリオみたいにいくわけがないっ!)

後輩(と、なれば……)

男友「おおっと!後輩がクラウチングスタートの構えっ!」

姉「力づくで押しとばすつもりかしら」

後輩(でも、私の体格じゃあ吹き飛ばされるのが落ち)

後輩(いや!違う……私に足りないのは覚悟!)

後輩「はああああっ!」ダンッ!

男友「後輩が突っ込んだぁー!!」

黒服「ふんっ」ガシッ

ブンッ

後輩「キャァ!」ドサッ

男友「しかし投げ飛ばされる!やはり体格差は覆せないか!?」

後輩「うぅ……」

お嬢様「往生際が悪いわね」

後輩(くっ……今のは私のフルパワー)

後輩(これが通用しないならもう……)

後輩(……でも諦めるのは嫌だ)

後輩(それなら私は……)

後輩「大事なのはテンション」

後輩「ドラクエでもテンション上がれば強くなる!」

お嬢様「何を言って……もう終わりよ!」

観客「死に晒せ!」ブワッ

黒服「チェックメイトだ!」グオッ

後輩「当たってたまるかぁ!」スイスイスイー

男友「これは見事!後輩がリンクを縦横無尽に駆け回る!」

姉「相手は翻弄されています」

黒服「ちょこざいな!一人からそれで撒けてもこちらは数十人!」

黒服「お前ら!包囲しろ!」

男友「黒服の指揮により包囲網が敷かれる!」

姉「このままだと後輩の敗けだけど……策はあるのかしら?」

後輩「……………………ボンッ!」

お嬢様「へ?」

黒服&観客「ん?」

男友「な、なんだ?後輩が変な音と共に動きを止めた!?」

後輩「………………///」プシュー

姉「顔真っ赤ね」

観客「な、なんだか知らないが!」ブンッ!

バキッ!

後輩「あがっ!……ハッ!」

後輩(しまった、意識飛んでた)

男友「後輩に観客の強烈な一撃が入った!が、それにより後輩が動きを取り戻したぞ!まだまだどうなるかわからない!」

後輩(テンション上げるためにこの大会に優勝して男先輩と付き合う所イメージしたけど)

後輩(刺激が強すぎる!)

後輩(もっと弱くないと……どうすれば)

お嬢様「もう終わらせるわ……皆の衆!力づくで押し潰して!」

黒服&観客「イエッサー!」

ゴゴゴゴゴ

後輩(そうだ……テンションをあげるものが無いのなら)

後輩(作ればいいっ!)

後輩「すぅぅぅぅぅ……………………男先輩っ!!!!」サケブッ!

キィィィィィィィィン!

お嬢様「うるさっ!今度はなに!」

男「え、俺呼ばれたよね……どうすんの?」

男友「ほい、マイク」っマイク

男「お、おお……あ、あー。後輩…………何だ?」

後輩「こ、この勝負にか、勝ったら」

後輩「な、なでなでしてくださいっ!」

男「は?なでなでぇ?」

男友(ヤバイっ!滅茶苦茶実況したいけどマイクないっ!)

姉「なでなで……可愛いわね」

男「え、まぁそんくらいならいくらでもいいけど……」

後輩「よっしゃああ!!」ゴオォ!

姉「またクラウチングスタートの構え……」

お嬢様「同じことを繰り返そうが…………掴まえて叩き飛ばしてやりなさいっ!」

黒服「了解!お前ら壁になれ!」

観客「OK boss!」

ガッシィィィィィィン!

後輩「無駄よ……いまの私にそんなもの意味ない」

お嬢様「何を言って……?」

後輩「今私は史上最高のテンション状態」

後輩「男先輩……貴方のその言葉だけで私は戦えるっ!」ダンッ!!!

ガンッ!

観客「!?……お、重いっ!」

後輩「邪魔だぁぁぁぁぁ!!!!」ドゴォン!

男友「マイクかせっ!……なんとっ!後輩が観客の作った壁を容易く打ち破った!!」

男友「あれだけの対格差をものともせずまだ進んでいくぅ!」

後輩「吹きとべぇ!」グルグル!!

黒服「か、回転……!?、ウガァ!」ドガァッ!

男友「そして最後の一人をぶち飛ばす!」

男友「そしてあっという間にお嬢様の前!そのまま突き進むっ!」

後輩「ここからいなくなれぇっ!」

お嬢様「やっ、やめっ……」

ズガァァァァン!!!!

後輩「……こ、これが私の…………愛の力です」フラフラ

お嬢様「」チーン

審判「お嬢様ノックアウト!勝者後輩!」

ワァァァァァァァア!

男友「激闘を制したのは後輩です!お嬢様は完全に気絶していますね!」

姉「予選の一回戦からこんなんだと凄いですね」

男友「現在リンクの準備をしています。しばらくお待ちください」

男「おい、一応約束したしはよいきたいからこれ外せ」ジャラ

姉「その必要はないわね」

男友「そうですね」ポチ

男「は?今なにおs ガチャ は?」

ヒューン ギャアアアアアアア!!

後輩「うぅ……いてて」

ガチャン!

後輩「ふえっ!」

男「い、いきなり床落ちた……」ガクブル

後輩「せ、先輩!?」

後輩「どうしたんですか!?てか上から!?」

男「い、いや約束したしな……」

後輩「あっ…………///」

男「ほら、こっちこい」

後輩「は、はいぃ……」

なでなで

後輩「はぅぅぅ……///」

男(しかしこんなんで良いのかね?)

後輩「え、えへへへへへへへ」

男(こえぇよ)

後輩「せ、先輩」

男「なんだよ」

後輩「その、頑張るから……見てたください……」

男「……了解」

アナウンス「ピーピー 時間です。付近の人は危険ですので離れてください」

後輩「へ?」

男「お?」

ガシャン

ギュイィィィィィン ギャアアアアアアア!!

後輩「」ポカーン

予選 第一試合 勝者 後輩

男友「さて、そろそろ第二試合が始まろうとしています」

男友「次は 先輩 対 友 のカードとなっておられます」

男友「この二人の対決についてどう思われますか、姉さん」

姉「今回のカードは二人とも頭脳派という共通点があるわ」

姉「高度な頭脳戦が期待できるわね」

男友「なるほど……男はどう考えて出てこいや!男?」

男「…………知らん」グッタリ

男友「どうしたのでしょうか……おっと!選手の入場です」

>>31下から三つ目
出てこいや!→…………
に変更
出てこいや!って何だよ……

先輩「ふわぁぁ…………クソネミ」

男友「おぉーっと!欠伸をしながらの余裕の登場せんぱいだぁぁ!!」

先輩「簡単には負ける気無いよ」

男友「対するはこいつだ!」

友「……自信は無いさ……でもこれだけは譲れない、譲りたくないからね」

男友「クールビューティとして名高い友だぁ!」

姉「見たとこ先輩は武器を持ってなくて友は何か手にしているわ」

男「友がこの大会に出てることに驚きを禁じ得ない」

男友「気付いていなかった君の鈍感さにこそ驚くよ!」

審判「試合開始!!」ピッ

男友「早速試合が始まり……友が先手を打ったぁ!」

友「これをくらえっ!」ビシャ

友「水鉄砲だったのかあれは!なかの液体は何なんだぁ!?」

姉「ペロッ……あれは硫酸!?」

男「そんなわけないだろ」

先輩「な、なにこれ」ビショビショ

友「安心しろ、ただの水だ」

男友「ハッ!……そうかこれは!!」

フゥー!! サイコウダゼ!!

先輩「何か周りが騒がしいわね」

友「自分の姿に気付かないのかい?」

先輩「へ?」シタムク

先輩「な、これは……」スケスケ

男友「先輩の下着と柔肌が透けて丸見えダァァァァァァァァァ!!!!」

姉「うわ、きも」

男「透けてるって、何かエロいよな」

先輩「……こんなことになんの意味が?」

友「こんな人目のあるところでそんなすけすけになってしまえば」

友「隠しないといけない」

友「そのたわわな胸とか尻とか隠しながら私と戦えるかな?」

男友「なんという姑息な作戦だ!ありがとうございます!!」

姉「でもコレもう先輩の負けじゃあ……」

男「いや、でもあの人」

先輩「あっそ」キニシナーイ

友「あれー?」

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