理樹「リトルバスターズメンバーを無視し続けたらどうなるか?」(521)

真人「理樹!そんなことよりID腹筋でもしようぜ!」

恭介「あぁ、そうだ」

理樹「また下らないことを思いついたね……」

謙吾「こいつも暇なんだろう」

理樹「暇って、就活は平気なの?」

恭介「……っ、その話はするな」

理樹(まだ内定もらえてないんだ……)

恭介「そんなことより……やるのか、やらないのか?」

理樹「はぁ……やるわけないよ」

恭介「……ほう、これを見てもそんなことを言っていられるか? 理樹」スッ

理樹「ん、なにそれ……って、そ、それはっ!」

理樹「か、返してよ、恭介!///」

恭介「いや、これは俺のものだ」サッ

理樹「でも、映ってるのは僕でしょ!」

ヒラッ

真人「なんだなんだ?」

謙吾「これは……理樹の女装ブロマイドカード!?」

真人「ウヒョッ!」

理樹「ま、真人たちもジロジロ見ないでってば!///」

恭介「それで理樹……やるのか? やらないのか?」

理樹「や、やります! やらせてください!」

恭介「よろしい」スッ

理樹「も、もうこれで全部なんだよね!?」

恭介「あぁ、全部だ」

恭介(ネガはまだあるがな)

理樹「……それで、僕は何をしたらいいの?」

恭介「何もしなくていい」

理樹「は……?」

恭介「何をされても無視、何を話しかけられても無視」

恭介「ただひたすらに無視し続けろ」

理樹「えっと……ひとついい?」

恭介「なんだ、理樹」

理樹「……どうしてそんなことする必要があるのさ」

恭介「無論、面白そうだからだ」

理樹「……」

真人「それで、メンバーのどいつを無視するっていうんだよ」

恭介「それはこれから安価で決める」

理樹「ええ~……」

恭介「理樹、お前にこれから無視してもらうのは>>19だ」

らいらいだに

恭介「まずは来ヶ谷だ」

理樹「うわ……一番やっちゃいけなさそうな人だよそれ」

謙吾「……死ぬな、理樹」

真人「……俺はおまえのことは忘れねえぜ」

理樹「……二人とも、絶対楽しんでるよね?」

恭介「ではいくぞ。ミッションスタートだ」

------------------------------------

スタスタ...

理樹「イヤだなぁ……」

理樹(本当は来ヶ谷さんと会わない方がいいんだろうけど、できる限り普段通り行動しろって言われてるし……)

理樹(……まずは教室にでも行ってみようか)

ガラッ

理樹「お、おはよう」

小毬「おはよ~、理樹君」

美魚「……おはようございます」

理樹(あれ、来ヶ谷さんはいないのか……よかった)

小毬「ん? どうしたの~?」

理樹「い、いや! 何でもないよ」

小毬「??」

理樹「そ、それよりさ、他のメンバーはどこにいるの?」

小毬「えっと~、鈴ちゃんとクーちゃんは買い物行ってるよ」

小毬「それで、唯ちゃんは~……」

??「私を探しているのか? 少年」

理樹「っ!」ビクッ

小毬「あ、唯ちゃんだ~」

葉留佳「はるちんもいますヨ」

理樹(うわ……さっそく来ちゃったよ)

来ヶ谷「……ん、なんだ理樹君。その風呂場のヌメリを見るかのような不快そうな顔は」

理樹「……っ」

来ヶ谷「……む、今日はツッコミはなしなのか」

理樹「……」タラタラ

来ヶ谷「まぁいい。小毬君、修理は終わったぞ」

小毬「あ、うん! ありがと~!」

理樹「あの、修理って?」

小毬「うん、唯ちゃんたちに机を修理してもらってたんだ~」

葉留佳「こまりんが屋上に行くときに足場に使ってたやつですヨ」

理樹「あぁ、あれ壊れちゃったんだ」

来ヶ谷「うむ。小毬君が泣いて喚いて大変だったのでな、お姉さんが一肌脱いでやったというわけだ」

小毬「な、泣いて喚いてなんかないよ~っ!」

理樹「……」

来ヶ谷「……?」

葉留佳「どうしたんです、姉御?」

来ヶ谷「ん……いや、別に」

理樹「……」タラタラ

理樹(うわぁ……来ヶ谷さんこっち見てる……)

来ヶ谷「理樹君、ちょっといいか?」

理樹「……っ!」

理樹(ど、どうしよう……周りにはみんないるし、返事をしないわけにも)

小毬「理樹君、唯ちゃんが呼んでるよ~」

理樹「……っ」

来ヶ谷「……」

理樹「……」タラタラ

来ヶ谷「少年」

理樹「……っ!」ダダッ

葉留佳「逃げた!?」

小毬「ふ、ふぇっ……ど、どうして~?」

美魚「……さぁ?」

来ヶ谷「……」

------------------------------------

理樹「はぁ……はぁ……っ」

理樹(け、結局あの空気に耐えきれず逃げ出してきちゃった……)

理樹(そもそも無理なんだよ、誰かを無視するなんて僕には……)

来ヶ谷「……見つけたぞ、理樹君」

理樹「……ぃっ!?」

理樹(く、来ヶ谷さん!?)

来ヶ谷「お姉さんを無視し、挙句の果てに逃げ出そうとするとはいい度胸だ……」

理樹(す、すごい怒ってる……!?)

来ヶ谷「覚悟はできているのだろうな……?」チャキ

理樹(こ、ここは……)

1.逃げる

2.押し倒す

3.降参する

>>40

理樹(ここは……無理やり押し倒してなかったことにっ!)ガバッ

来ヶ谷「な、なにをする……!」

理樹「……んっ」

来ヶ谷「は、ん……っ!?///」

理樹「ん……んっ……」

来ヶ谷「んぁ……や、やめ……っ///」

理樹(しゃべらせちゃダメだ……口を塞ぐんだ)

理樹「……っ……ん」

来ヶ谷「……ん……っ///」

小毬「……唯ちゃ~ん、どこ~?」

小毬「……って、きゃっ!///」

理樹(やば……小毬さんだ)

理樹「ぷはっ……!」

来ヶ谷「……っ、はぁっ……」

理樹「あの、いやそのこれは……っ!」

小毬「り、理樹君の……っ」

理樹「へ……?」

小毬「理樹君のスケベ~~~~~~っ!!」ダダッ

理樹「ええっ! 僕だけ!?」

理樹(い、行っちゃった……)

来ヶ谷「……おい、少年」

理樹「……っ!」

理樹(あぁ……もっと大変なことを忘れてたっ!!)

理樹(で、でもミッションは破れない……っ)

理樹「……」

来ヶ谷「……ひ、人を押し倒してキスまでしておいて……まだ白を切る気か」

理樹「……」タラタラ

来ヶ谷「……よし、君がその気なら……」

理樹(えっ……)

来ヶ谷「わ、私だって……こうしてやるっ!///」

理樹(ええっ!!)

来ヶ谷「……っ、んぁ……」

理樹「……んんっ……んっ!」

理樹(お、犯される……だ、誰か助けて……!)

その後、僕らは脳みそがとろけるまで濃厚なキスを味わいましたとさ。

MISSION FAILED

理樹「はぁっ!」バッ

真人「おう、理樹。起きたか」

理樹(い、今のは……)

恭介「理樹……諦めるな。お前なら必ずミッションを成し遂げられる」

理樹(恭介……)

恭介「よし、次のターゲットは>>58だ」

※来ヶ谷唯湖の場合、>>37から別の分岐に進みます

クド

恭介「次は能美だ」

理樹「こ、今度はなんというかその……」

謙吾「……ひどく罪悪感を抱きそうだな」

理樹「うん……」

恭介「弱音を吐くことは許さないぞ、理樹」

恭介「ではいくぞ。ミッションスタートだ」

------------------------------------

理樹(とりあえず、まずは教室だね)

ガラッ

理樹「お、おはよう」

クド「ぐ、グッモーニン! なのです」

鈴「ん」

理樹「……」

理樹(今度はしょっぱなからか……)

クド「リキ、聞きましたか?」

理樹「……」

理樹(クドを無視するのはすごく気が重い……けど)

クド「鈴さんたちの猫に、新しいお友達が加わったそうなのです」

理樹(って、無視されてることに気付いてない!?)

理樹「……」

クド「それで、名前をどうするか二人で話し合っていたところなのです」

鈴「理樹、お前は何がいいと思う」

理樹「え、僕? いつもみたく恭介につけてもらえばいいじゃない」

鈴「いやだ。今度はもっとモダニックな名前にしたいんだ」

理樹「モダニックって……それ間違ってた英語だから」

クド「わ、わふっ! そ、そうなんですか?」

理樹(クドが教えたんだ!?)

理樹「……」

クド「あ、あの……正しくは何というんでしたか?」

理樹「……」

クド「……?」

鈴「……理樹、答えてやれ」

理樹「……」

クド「あ、もしかしてやっぱりモダニックで合ってましたか?」

理樹(いや、違うから!)

鈴「なんだ、合ってるのか。嘘つきだなお前」

クド「鈴さん、リキはリキなりに頑張ろうとしたはずです。あまり責めないであげてください」

理樹「……」

鈴「それで、名前は何がいいと思う」

理樹「えっと、そうだな……ヤマナカ、とかどう?」

鈴「なんだその普通すぎる名前は」

クド「あのiPS細胞の研究で著名な方ですね!」

理樹「……」

クド「……あれ、違いましたか?」

鈴「そうなのか」

理樹「うん、そうだよ」

クド「はぁ、よかったです!」

理樹(クド……ここまでされても、無視されてることに気づかないなんて……)

理樹(なんかだんだんと自分がすごく醜いもののように思えてきたよ……)

クド「iPS細胞ですよ、鈴さん! すごい革新的な研究です」

鈴「そんなにすごいのか」

クド「はい! この研究がもっと進んで実用化されれば……」

クド「小さな細胞から、心臓や肝臓など様々な臓器を作ることができるのです!」

鈴「……細胞?」

クド「鈴さんの体を形成しているすべてのものです」

鈴「体……ってことは、髪の毛からもか」

クド「もしかしたら、できるかもしれません!」

鈴「……なんかきしょいな」

クド「き、きしょいって言われましたー!」

理樹「……」

鈴「でも、クドがすごいって言うならそうなんだろう」

鈴「……よし、じゃあ新入りの名前はヤマナカだ」

クド「採用されました、わふー!」

クド「よかったですね、リキ!」

理樹『うん、僕も嬉しいよ! わふー!』

理樹(……って言えたらどんなにいいだろうか。でも今は……)

理樹「……」

鈴「……理樹、お前さっきからクドのこと無視してないか」

理樹「っ!」ビクッ

理樹(さすが鈴……妙なところで鋭い)

クド「え、私無視されてたんですかー!」

理樹(……さすがクド、いつもながらに鈍感だ)

鈴「クド、気づいてなかったのか」

クド「は、はい……全然」

鈴「めちゃくちゃ無視されてたぞ……いやもうくちゃくちゃだ」

理樹「いや、鈴……それは言いす」

クド「無視してたんですか……? リキ」

理樹「っ!」

クド「私のこと、嫌いになってしまいましたか……?」ウルウル

理樹「……」タラタラ

鈴「お前、ちゃんとクドに謝れ」

理樹「……」

理樹(二人からの視線が痛い……)

理樹(さて、どうする……?)

1.謝る

2.いじめる

3.無視し続ける

>>79

3

理樹「え、え~っと……僕、そういえば体育着取りに来たんだった」

クド「えっ……」

理樹「体育着、体育着~……っと」ガサゴソ

クド「り、リキ……っ」ウルッ

鈴「おい理樹! 無視するな!」

理樹「む、無視なんてしてないよ……ほら、今だって鈴とこうして話してるじゃない」

鈴「あたしじゃない! クドのことだ!」

理樹「……」

クド「……も、もういいです……鈴さん」

鈴「クド……で、でも!」

クド「っ、理樹が私を無視するには、何かワケがあるはずです!」

理樹「……」

クド「……リキは、何の理由もなく人を無視したりするような人ではありません」

クド「きっと、私が何かリキを怒らせるようなことをしてしまったのです……」

理樹(クド……そうまでして……)

理樹「……っ」

クド「だ、だから……っ」

クド「謝るべきなのは……わ、私の方なんです……ぅ」

クド「ご、ごめんなさいリキ……っ」ポロポロ

鈴「クド……」

クド「……す、すみません……涙なんて流してみっともないですね、私」

クド「自分の部屋に戻ります……」

スタスタ...

理樹(……行っちゃった)

理樹(もう、後戻りできないところまできちゃったな……これからどうし)

鈴「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

理樹(うわぁ……先の問題考えてる場合じゃなかった)

鈴「どういうことか説明しろ!」

理樹「え、えっと……」

鈴「……猫たちのエサになりたいか」

理樹「そ、それはイヤだよ!」

ブブブッ

理樹「あ、メールだ」

鈴「こら、人が話してる時にっ!」

『ミッションクリアだ、理樹。能美を慰めに行ってやれ by 恭介』

理樹(恭介……もしかしてどっかから覗いてるんじゃ)

鈴「……なんだ?」ズイッ

理樹「いや、なんでもないって!」

理樹「……それより僕、クドに謝ってくるよ」

鈴「当然だろ、早く行け」

理樹「……うん!」

タッタッタッ

理樹(……クド、部屋に戻るって言ってたけど)

『能美 クドリャフカ』

理樹「はぁ、はぁ……っ」

理樹(落ち着け、僕……誠意をもって謝れば、クドなら許してくれるはず)

理樹「……よし」

コンコン

理樹「あの……クド? 僕、直枝り」

ダダダッ...ガチャ

理樹「っ!」ビクッ

佳奈多「……」

理樹「あ、二木さん……いたんだ」タラタラ

理樹(なんかまずい予感……)

佳奈多「直枝ぇ……」

理樹「は、はい……」

佳奈多「……10秒あげるわ。懺悔しなさい!」

理樹「え、あの……ええと、その……っ!」

クド「か、佳奈多さん! やめてください!」

佳奈多「……クドリャフカっ、でもこいつがあなたを泣かせたんでしょう!?」

クド「……違います、違うんです……っ」

佳奈多「……」

理樹「……あの、クド……」

クド「……す、すみません……うっかり直枝さんの名前を出してしまって」

理樹「……そ、そうなんだ」

直枝さん→リキ

クド「……あの、佳奈多さん……少し席を外していただけますか?」

佳奈多「……仕方ないわね」

スタスタ...

佳奈多「……ただし、外で待たせてもらうから」

佳奈多「なんかそいつがやらかしたら、すぐに叫んで私を呼びなさい。いいわね?」

バタンッ

理樹(ど、どれだけ信用ないんだ僕……)

クド「……それで、リキ」

理樹「っ!」ドキッ

クド「リキがここに来てくれたのって……」

クド「やっぱりその……さっきのことですか?」

理樹「う、うん……そうなんだ。僕、クドにあや」

クド「っ、ごめんなさいでした!」ペコリ

理樹「えっ……」

クド「さっきはただ泣くばかりで、きちんと謝れなかったので……」

理樹「い、いやクド……あのね」

クド「きっとリキは私に怒ってるんですよね!?」

理樹「……」

クド「けど……バカな私はどれだけ考えても心当たりがなくって……」

理樹(そ、そりゃあそうだよ……)

クド「なのでリキ……! 不躾だとは思いますが、どうか私の何に怒っているか教えてくださいです!」

クド「許してほしいとは言いません……っ」

クド「ただ、直せることなら今度からは嫌われないように精いっぱい努力しますので……」

クド「どうか、どうかよろしくお願いしますです……!」ザザッ

理樹「ちょ……クド!?」

理樹(こ、こっちが逆に土下座されるなんて……)

理樹(こ、これ……本当のことを言ったらどうなるんだろう……)

理樹「……」

理樹(……っ、でも言うしかないよね)

理樹(クドを泣かせて、挙句の果てに土下座までさせたのは誰だ……?)

理樹(他でもない……僕自身だ!)

理樹(……いや、元はと言えば恭介のせいだけど)

理樹(……ううん、言い逃れはできない……実際に無視をしたのは僕なんだから)

理樹(クドに、誠心誠意こめて謝ろう……そうしたらきっと……)

理樹「……クド、あのね」

カクカクシカジカ...

理樹「……というわけなんだ。ほんとごめんっ!」

クド「……」

理樹「……あの、クド?」

クド「……っ、ぅう……」ポロポロ

理樹「く、クド……!?」

クド「ひっ……ぅ……っ……」

理樹「ご、ごめん……本当にごめんっ!」

ダンダンッ

「ちょっと直枝ぇ! 何があったの!? ここを開けなさい!」

理樹「だ、大丈夫! 大丈夫だから!」

理樹「……クド、本当に悪かったと思ってる。気が済むなら、僕をグーで殴るなり何でもし」

クド「……っ、ち、違います……っ」

理樹「え……?」

クド「っ、違います……こ、これは……」

クド「ぅ、嬉しくて……泣いてるんです……っ」

クド「リキに嫌われてるんじゃなかったんだとわかって……そ、それで嬉しくて……っ」

理樹「クド……」

理樹(僕は……僕はこんな優しい子になんてことをしてしまったんだ……っ)

理樹「……っ」ダキッ

クド「……っ! り、リキ!?」

理樹「……ごめん、クド。僕はもう、君を一生離したりしない」

理樹「ずっと一緒にいる……約束するよ」

クド「り、リキ……っ///」

クド「……は、はいです……っ」ギュ

理樹「……っ」

佳奈多「ちょっと! いいから開けなさいってば!!」ダンダンッ

こうして、僕らは騒々しいガヤの中、永遠の愛を誓って深く深く結ばれたのでした。

MISSION COMPLETE!

恭介「おめでとう、理樹!」

理樹「はっ……」バッ

真人「おう、起きたか」

謙吾「なんだ理樹……今朝は妙に顔が生き生きしているじゃないか」

理樹「そ、そうかな?」テカテカ

理樹(な、なんだかとても幸せな夢を見ていたような……)

恭介「理樹、幸福感に浸っている場合じゃないぞ。次のミッションだ」

理樹「ええ~……」

恭介「次のターゲット……それは>>123だ!」

はるちん

恭介「三枝だ!」

理樹「うわぁ……なんだかすごくやりづらそうな気がするよ」

謙吾「実に骨が折れそうだな」

真人「まぁなんだ、その……がんばれ、理樹」ボリボリ

理樹「……す、すごく他人事だね」

恭介「ではいくぞ。ミッションスタートだ!」

------------------------------------

スタスタ...

理樹(……まずは例のごとく教室へ)

グインッ

理樹「っ! お、わ、ぁ、っと!!」

グッ

理樹(あ、危なかった……だ、誰がこんな仕掛けを……)

葉留佳「プププ……引っかかりましたネ、理樹君」

理樹「……」

葉留佳「いやぁ、まさかこんな初歩の初歩で引っかかるとは……」

葉留佳「理樹君もまだまだ修行が足りませんなぁ」チラッ

スタスタ...

葉留佳「って、無視デスカ!?」

タタタッ

葉留佳「ねぇねぇ、ちょっとくらい反応してよ~」

理樹「……」

葉留佳「あ、もしかして怒っちゃった?」

理樹「……」

葉留佳「わわぉ! はるちんってば、ついに天下の理樹君を怒らせちゃいましたヨ!」

葉留佳「どうなっちゃうんでしょう!? っ、まずいぞ! 八方から直枝ミサイルが!」

葉留佳「ずどどどどーん!!」

葉留佳「やはは……はるちん真っ黒焦げですヨ」

理樹「……」

葉留佳「いや~ん! 無視しないでぇ!」

タタッ

理樹「……」

理樹(なぜだろう……)

葉留佳「かまってかまってぇ~!」グイグイ

理樹(この人を無視することには、不思議と罪悪感を抱かない……)ゴゴゴゴゴ

葉留佳「やはは……理樹君の背中からすごい怒ってるオーラが」

理樹(だったらもう構わないでよ……僕はちょっと一人になりt)

葉留佳「……でも、そこをあえて突っ込んでいくのがはるちんクオリティーなのであ~る!」

理樹「……」

葉留佳「目の前に地雷原があったとして、どうしてそこから後ずさりすることができようか!?」

理樹(いや、そこは後ずさろうよ!)

ワァーワァー

理樹(ツッコミもできないなんて……これじゃ生き地獄だよ)

理樹(早くみんなのところに行って気を紛らわせよう……)

葉留佳「……であるからして! あえて茨の道を行くことには一種の美学であると……」

スタスタ...

葉留佳「って、置いてかないでってば~!」タタッ

ガラッ

理樹「……おはよう」

小毬「おはよ~って、理樹君大丈夫!?」

美魚「……どうかされたんですか? そんなにゲッソリとした顔をして」

理樹「いや、それは……」

葉留佳「待て待て待て~~~~~いっ!」ダダッ

ズザザッ

葉留佳「ひどいよ、理樹君! はるちんのありがた~い御高説をスルーしていくなんて~!」

理樹「……」

美魚「……あぁ、なるほど」

小毬「そ、そういうことか~……あはは」

理樹(二人の察しが早くてありがたいよ、ほんと……)

葉留佳「え、えっ? なになに、どういうこと!?」キョロキョロ

美魚「……三枝さん、騒がしいのも結構ですが少しは周りを気遣いましょう」

葉留佳「え……」

小毬「は、はるちゃんが悪いってわけじゃないんだよ~っ!?」

小毬「でもほら、理樹君もお疲れみたいだから、ちょっと抑え目に~……ね?」

理樹「……」

葉留佳「……ぁ」

理樹(……やっとわかってくれたか、三枝さん)ホッ

理樹「それじゃ僕、少し机で仮眠とるから」ガタッ

小毬「うん、邪魔しないようにするよ~」

美魚「……ほら、三枝さん。行きますよ」グイッ

葉留佳「……」

バタンッ

理樹「……おやすみ」

スゥ...

------------------------------------

...キュッキュッ

理樹「……ん」

葉留佳「あ、おはよう。理樹君」ニコッ

理樹「……あ、おは」

理樹(って、葉留佳さんとは話しちゃいけないんだった!)バッ

葉留佳「なになに~? っ、ププ……ど、どうしたの?」

理樹「……」

葉留佳「あ、また無視デスカ……ップ! ……っ、り、理樹君も意地張るねぇ~……ププっ!」

理樹「……?」

理樹(葉留佳さん……さっきから僕の顔見てどうしたんだろう?)

理樹(……まぁいいか)

ガタッ

葉留佳「あれれ、どっか行くの~?」

理樹「……」

スタスタ...

葉留佳「そ~んなに おめかし~して どこへゆく~♪」フンフン

理樹(葉留佳さん、ずいぶんご機嫌だな……ん、おめかし?)

クスクス...

理樹(なんか周りの生徒たちも僕を見て笑ってるような……まさか!)

ダダッ

理樹(こ、これは……口紅にマスカラ!?)

クスクス...

理樹「……」

葉留佳「っ、はははははっ! 理樹君、今頃~~っ!!」

理樹「……」

葉留佳「すっごいかわい……っぷ、あははははははっ!!」

理樹「……」

葉留佳「ひぃっ、ひぃ……お、お腹が~~~っ!!」ジタバタ

スタスタ...

葉留佳「あ、待ってよ~~~っ!」タタッ

葉留佳「ね、ね? 理樹君、怒ってる?」

理樹「……」バシャバシャ

葉留佳「怒ってるんでしょ~? ほれほれ」ツンツン

理樹「……っ」フキフキ

葉留佳「あ、今イヤそうな顔した~! やっぱり怒ってるんですネ」

葉留佳「へへ~ん、はるちんを無視するとこうなるのだ! どうだ、参ったか~! なんつて~」ケラケラ

理樹「……ッ」

ジャァー!

葉留佳「ぶぶっ! っ、ち、ちょ……つ、冷たいよっ!」

ダダッ

葉留佳「ちょ、り、りきく……っ!」

理樹「……」

理樹(……胸の内で渦巻くこの感情はなんだろう)

理樹「……っ」

理樹(ぼ、僕は……)

1.罵倒する

2.無言で逃亡

3.犯す

あ、安価忘れた

>>170

理樹(これは……怒りだ)

キュッ

葉留佳「り、理樹君……なんてことするのさ!」

理樹(僕は、葉留佳さんに怒っているんだ……)

葉留佳「ひ、ひどいなぁ……服ももうビショビショ……」

理樹(この怒りを鎮めるために、僕は……)

理樹「……っ」

グイッ

葉留佳「え、ちょ……っ!」

理樹「はむっ……んっ……っ」

葉留佳「っ、! ……んん……っ!///」

理樹「……んはっ……っ」

葉留佳「り、理樹く……なにして……っ!」

理樹(葉留佳さん……っ)

ビリビリッ

葉留佳「なっ……! 何するの、理樹く……っ!」

理樹「はぁっ……んっ……!」ムギュ

葉留佳「……っ! んぁ……っ」

理樹(葉留佳さんのおっぱい柔らかい……っ)グワシ

葉留佳「んっ……い、痛い……痛いって……!」

理樹(痛くしてるんだよ……これは罰だからね。それにほら……っ)

葉留佳「ふぁっ……ぃ、いや……っん」

理樹(葉留佳さんだって、感じてるじゃないか……っ! このっ!)

葉留佳「やぁっ……やめ……んあっ……!」

理樹「はぁ、はぁっ……!」

葉留佳「り、理樹く……わ、私……っ」

理樹(君には何も言う権利は……ないっ!)

葉留佳「や、やぁっ……そ、そこダメ……っ!」

理樹「んはっ……ん……むっ……!」

葉留佳「い、いやぁ……は、恥ずかしぃ……っ!」

理樹「……んっ……むぐっ……!」

葉留佳「ダメ……っ、い、イっちゃう……っ!」

理樹(い、イっちゃいなよ……僕に犯されながら……早くっ!)

葉留佳「っ、ぁっ、ああっああああああっ!!」

ピシャァ...

葉留佳「……っ」ビクン

理樹「はぁ、はぁ……」

スクッ

理樹「……っ」

葉留佳「り、りきく……わた、し……っ」

理樹「……コールドゲームだよ」

そうして僕は退学となり、リトルバスターズを追放された。

MISSION FAILED

理樹「はぁっ!!」バッ

真人「お、おいおい……どうした理樹」

理樹「はぁ、はぁ……」

謙吾「わ、悪い夢でも見たか?」

理樹「ん、いや……」

理樹(なんだろう……もう二度と犯してはいけない過ちをしてしまった気がする)

恭介「……理樹、欲望に忠実なだけでは何も生まないぞ」

理樹「う、うん……そうだね」

恭介「それでは、ミッション再開だ」

恭介「次のターゲットは……>>218!」

りんちゃん

恭介「……鈴だ」

謙吾「おい、いいのか? 恭介」

恭介「……あぁ、これもあいつのためと思えば……」

理樹「そんなにイヤならしなければいいのに……」

恭介「いや、やるぞ……ミッションスタートだ!」

------------------------------------

理樹(いつものごとく教室へ……は行かず)

理樹(今回は直接、鈴がいそうな場所に向かってみよう)

理樹(どうせこのミッションからは逃げられそうにないし……)

スタスタ...

理樹(……よし、着いた。やっぱり鈴といったらこの渡り廊下だよね)

理樹(ここで鈴がくるのをしばらく待とう……)

ニャーニャー

理樹(はぁ……なぜだろう、一人でいると心が安らぐ)

??「おい、なにしてる!」

理樹「っ!」ビクッ

鈴「弱い者イジメは……めっ、だ!」

理樹(えっと……無視無視)ナデナデ

鈴「って、なんだ理樹か……なにしてる」

理樹「……」ワシャワシャ

ギニャァ!

鈴「おい、ワシャワシャするな! 嫌がってるだろ!」

理樹(む、無視無視……)ワシャワシャ

ギニャァッ!

理樹「っ、痛……!」

理樹(ひ、引っかかれちゃった……)ツー

鈴「ほら、痛くなかったか? ヤマナカ……」ヨシヨシ

ニャー

理樹(ヤマナカって……)

鈴「……理樹も、傷は大丈夫なのか?」

理樹「……」

鈴「無視するな!」フカーッ

理樹「っ!」ビクッ

鈴「……ちょっと待ってろ。手当してやる」ガサゴソ

理樹(いつも救命道具持ち歩いてるのかな……)

理樹(で、でもここは無視しないと……)ソロォ

鈴「……おい、なんで逃げる」

理樹「っ!」ギクッ

鈴「……猫の爪には菌がいっぱいあるんだ。ちゃんと消毒しないと……」

理樹(し、消毒しないと……?)

理樹「……」ゴクリ

鈴「……死ぬ」

理樹(ええっ!?)

鈴「……すまん、嘘言った」

理樹(って、嘘なの!?)

鈴「でも危ない……だから少し待て」ガサゴソ

理樹「……」

???「コミュ障猫くさいぼっちはヒロイン失格ですネ」

理樹(まさか鈴がここまで心配してくれるなんて……)

理樹(以前の鈴だったら……)ホワンホワン

鈴『お前が悪い』

理樹『で、でも猫の爪ってバイ菌とかいっぱいいるんじゃ……?』

鈴『しらん、向こう行け』

理樹(……とかだっただろうに)

理樹(それだけ、鈴も成長したってことなんだろうな……ふふ)

鈴「……よし、あった」

鈴「ほら、腕貸せ……理樹」

理樹「……っ」

理樹(で、でもこれ……治療受けたらミッション失敗なんじゃ……)

ブブブッ

理樹(め、メールが……)

『怪我は直しとけ。死ぬぞ。 by 恭介』

理樹「……」

恭介www
猫にひっかかれるのってそんなにやばいのか・・・

>>253
猫引っ掻き病でggr
まあ炎症を起こす程度

鈴「まったく……なんで私がこんなことしなくちゃいけないんだ」

理樹「……痛っ!」

理樹(……り、鈴! もっと優しくやってよ!)

鈴「男だろ。我慢しろ」

鈴「……ここをこうして……っと」

理樹「……」

理樹(……でも、ありがとう。鈴)

鈴「……完成だ」

理樹「っ、あ……」

理樹(って、なにお礼なんて言おうとしてるんだ、僕は……)

理樹(今はミッションの最中だろ。でも……)

鈴「もう嫌がってる猫にワシャワシャなんてするな。わかったか?」

理樹「……」

理樹(こんな……鈴を無視するなんて……)

理樹(僕にはできないよ……っ)

鈴「……わかったか?」グニッ

理樹「っ、わ、わ……っ!」

鈴「っぷ……くくく!」

鈴「あ、アホみたいだ……理樹の顔」

理樹「……」ムッ

鈴「ヤマナカ、今のこいつの顔見たか?」クスクス

理樹「……ふっ」

理樹(でも、なぜだろう……)

理樹(鈴とは言葉を交わさなくても……なぜだか意志が通じ合える)

理樹(それは……やはり僕らが幼馴染だからだろうか、それとも……)

ちょっと先の展開考える時間ください

(longer)(than)(!)

鈴「あ、そろそろ時間だ」

スクッ

理樹(……時間ってなんのだろう?)

鈴「ちょっと小毬ちゃんたちと出かけてくる」

理樹(そ、そっか……でも、その方が気楽でいいか)

鈴「……」ジー

理樹(……え? なに?)

鈴「お、お前もこい……」

理樹(な、なんで!?)

鈴「……っ、に、荷物持ちだ!」グイッ

理樹「……っ」

小毬「あ、こっちだよ~! 鈴ちゃ~ん!」

タッタッタッ

鈴「お、遅れてすまん」

理樹「……はぁ、はぁ」

理樹(は、走りじゃ鈴にかなわないな……)

小毬「あれれ? 理樹君も一緒なの?」

鈴「あぁ、荷物持ちだ」

小毬「へえ、そっか~!」

鈴「……小毬ちゃんがイヤだっていうなら置いてくが」

理樹(ひ、ひどくないそれ!?)

小毬「イヤなわけないよ~。理樹君も一緒に行きましょ~!」

理樹「はは、ありがと……小毬さん」

鈴「……今日初めて喋ったな」

理樹「っ!」ギクッ

小毬「ええ~、そうなの?」

鈴「あぁ、私といるときは一言も口利かなかった」

小毬「……どうかしたの? 具合悪いとか?」

理樹「そ、そんなことないよ、別に……はは」

鈴「……」ムッ

鈴(小毬ちゃんとは普通に話すのか……)

鈴「……理樹はさっき猫に引っかかれたんだ」

小毬「ふぇえ!? だ、大丈夫だった?」

理樹「う、うん……なんともないよ、ほら」

小毬「うわぁ、かわいい絆創膏!」

鈴「……」

鈴(あたしがそれ手当したのに……)

鈴「……り、理樹はアホだからな。あたしが付いて……」

理樹「そ、それよりさ! これから何を買いに行くの?」

小毬「え~っとね。唯ちゃんのワンカップもずくでしょ~? それから……」

鈴「……」

理樹「……」アセアセ

理樹(さ、さっきから鈴の視線が痛い……)

理樹(でも、今は小毬さんとしか話せないし……何とか会話を繋がないと)

小毬「……それと、サンドイッチのパン!」

理樹「へえ……つまり、メンバー全員分の買い出しってことだね」

小毬「そういうこと~! えと、鈴ちゃんも何か買いにきたんだよね~」

鈴「……モンペチだ」

小毬「そうそうモンペチ! ネコさんのためにたっくさん必要なんだよね~」

鈴「……それと、絆創膏」

理樹「っ!」

小毬「……ふぇ? 絆創膏?」

鈴「……さっきこいつのために使って、なくなったんだ」

小毬「あぁ~! 理樹君の怪我、鈴ちゃんが治してあげたんだ~」

鈴「……ん。それなのに……」

小毬「……? どうしたの~?」

鈴「……っ」

鈴「り、理樹が……お礼、言ってくれない」

小毬「ええっ!」

理樹「っ!」

鈴「……っ」ズズッ

理樹(鈴……もしかして拗ねてるの!?)

小毬「理樹君!」

理樹「な、なに……?」

小毬「鈴ちゃんにちゃんとお礼言わなきゃダメです!」

理樹「……」

理樹(ま、まずい……いきなり窮地に立たされてしまった)

理樹(ど、どうしたら……)チラッ

鈴「……」プイッ

理樹(や、やっぱり怒ってる……)

小毬「さぁ、理樹君! お礼!」グイッ

理樹「ち、ちょ……小毬さん!」

鈴「……」

理樹(いや……僕だってお礼は言いたいよ? でもミッションが……)

理樹(っ……本当はこんなこと言いたくないけど……でも)

理樹「……べ、別にいいじゃないか。これくらい……」

鈴「っ!」

小毬「理樹君ひどい! 鈴ちゃんがかわいそうだよっ!」

鈴「も、もういい……理樹なんて知らない」

鈴「……っ」ダダッ

小毬「り、鈴ちゃん!」

理樹(ど、どうしよう……)

小毬「……追いかける」

理樹「え……?」

小毬「早く追いかける!」

理樹「……」

理樹(恭介からの、ミッション完遂のメールはまだない……)

理樹(僕は……どうすれば……)

1.鈴を追いかける

2.小毬ちゃんとデート

>>312

こ、こま、こま
こまりらっくま~

追いかけて無視すんのかwwwwwwww

>>309
クスッときた

理樹(何を迷ってるんだよ……僕は!)

理樹(去り際に鈴が見せた涙……あれは他でもない。僕のせいだ)

理樹(今、鈴を追いかけなくてどうする……!)

理樹(ミッションなんて……ミッションなんて……っ)

理樹(クソくらえだ!)

理樹「っ、ごめん、小毬さん! 買い物は任せるよ!」

小毬「……もう、しょうがないなぁ」

ダッ

小毬「……ふふ」ニコッ

------------------------------------

鈴「……っ」ダダッ

理樹「……っ、鈴! 待ってよ!」

鈴「く、来るなバカ!」

理樹「っ、うん……バカだった! 僕がバカだったよ! だから……っ!」

ガシッ

鈴「っ、はなせ!」

理樹「離さないよ!」

鈴「っ!」

理樹「……離さないよ……絶対に」

鈴「……っ」

理樹「……鈴、ごめん」

理樹「……僕、ずっとお礼言いたかったのに……言えなくて」

鈴「……っ……ぅ」

理樹「……だから、今からそれを言わせてほしい。すごく自分勝手だとは思うけど……」

理樹「……ダメ、かな?」

鈴「……っ」ズッ

鈴「……は、早く言え……バカ」

これでいいのだ

とっとと(真人を持って)いけえぇぇぇー!!

理樹「うん……じゃあ言うよ」

ダキッ

鈴「……っ!///」ドキッ

理樹「ありがと……鈴。それと……」

ギュ

理樹「……大好きだよ」

鈴「……ぅう……っ」ポロポロ

鈴「っ……り、理樹の……ボケぇ……っ」

理樹「ごめん……ごめん、鈴……」

鈴「……理樹……っ」

理樹「……ん、なに?」

鈴「……そ、その……っ」

鈴「あ、あたしも……お前のこと、好きだ……///」ギュ

理樹「……そっか……」ニコッ

こうして僕らは吹きすさぶ寒風の中、時間も忘れてお互いの温もりを感じ合ったのでした。

MISSION COMPLETE!

恭介「イッヤッホウゥ!!」

ぬくもりを感じあった(意味深)

そろそろいい締め時かな

全員分やりたいが、とりあえず風呂に入らせてください

理樹「ん……」

真人「起きたか」

謙吾「今度はまたずいぶん深い眠りについていたな」

恭介「お楽しみだったか?」ニヤニヤ

理樹「ち、違うよ! そんなんじゃ……」

理樹(でも、すごく気持ちのいい夢だったな……)

恭介「だが、理樹……いつまでも夢見心地のままではいられないぞ」

理樹「ま、まだやるんだ……」

恭介「モチのロンさ。今度のターゲットは……>>375だ」

※沙耶は知らないんで無理です。今度コミックで勉強しときます。

こまり

恭介「小毬だ」

理樹「あのさ、恭介……」

恭介「なんだ」

理樹「……ほんとにやらなくちゃダメ? すごく心が痛みそうなんだけど」

恭介「ダメ」

理樹「……」

恭介「加えて、今回はスペシャルルールを設ける」

謙吾「スペシャルルール?」

恭介「正直なところ、今までのミッションは、理樹が女子メンバーたちとの距離を縮めるきっかけを作ったにすぎなかった」

恭介「かくいう俺も、理樹が分岐を経て誰かと結ばれた際にのみ、『ミッションコンプリート』を言い渡していた……」

理樹(そうだったんだ……)

恭介「だが、今回はリスナーの強い要望に応え、ガチで無視することをここに宣言する」

真人「おお」

理樹「が、ガチって……?」

恭介「初めに俺が言っただろ?」

『何をされても無視、何を話しかけられても無視』

『ただひたすらに無視し続けろ』

恭介「理樹は根が優しいやつだからな……ミッションの途中、幾度となく心が揺らいだことがあっただろう」

理樹「そりゃまっとうな人間なら誰でもそうなるよ……」

謙吾「だが、今回に限ってはそれをなくすと……」

恭介「そうだ、無視を徹底させる」

理樹「……」

恭介「理樹、小毬をまりもっこりだとでも思え。奴は単なる北国のマスコットキャラクターだ」

理樹「それ逆に無視できないよね!?」

恭介「とにかく、今回だけは絶対に反応するなよ? 煩悩を振り払え」

理樹(そんな無茶な……)

恭介「では、ミッションスタートだ!!」

小毬「ふふんふ~ん♪」

小毬(お菓子早く食べたいなぁ~)

理樹「……」

小毬(あ、理樹君だ!)

小毬(……! そうだぁ!)

小毬「こんにちは~、理樹君! ねぇねぇ、一緒にお菓子……」

スタスタ...

小毬「……あれ?」

理樹「……」

小毬(う~ん……もしかして、私に気付かなかったのかな?)

小毬「……」ウーム

小毬(……理樹君、教室の方に行ったよね。みんなもそこにいるかも!)

小毬「よーしっ! 気を取り直して~、れっつらごー!」

ガラッ

ワイワイ...

小毬「みんな、おはよ~!」

クド「グッモーニン! なのです」

来ヶ谷「やぁ、小毬君。ご機嫌だな」

小毬「えへへ~♪ 実はお菓子いっぱい買ってきたんだ~」

クド「わふっ! すごいのです!」

来ヶ谷「小毬君は本当に甘いものが好きだな」

小毬「うん、だって食べると幸せになるんだもんっ!」ニコッ

理樹「……」

小毬「だから、みんなにも幸せのおすそ分け~」

来ヶ谷「おお、もらってもいいのか?」

小毬「もちろんですよ。一緒に食べましょ~」

クド「わふー! 私、ずっとこれ気になってたんです! 一ついただいてもよろしいですか?」

小毬「いいよ~! それ、すっごくおいしいから食べてみて~!」

モグモグ...

小毬「あ、理樹君も一緒に食べよ~」

理樹「……」ゴソゴソ

小毬「これとかおいしいよ。最初はちょっと酸っぱいけど、あとから口の中にふわぁ~って甘さが広がるのっ!」

理樹「……」ポリポリ

小毬「……あ、あれれ? もしかして、理樹君もお菓子持ってたの~?」

理樹「……」ポリポリ

小毬「あ、それすっごくおいしいって評判のやつだ~! 私が行ったコンビニではもう売り切れだったよ~」

理樹「……」ポリポリ

小毬(あ、あれ……理樹君、元気ないのかなぁ……)

小毬「あ、そうだ! これとそれ、一つずつ取り替えっこしようよ!」

小毬「いろんなお菓子食べれた方がお互いハッピーだし……ダメかな?」

理樹「……」ポリポリ

小毬「えと……」

理樹「……」ポリポリ

小毬「……」

小毬(理樹君……なんで私のこと無視するんだろう……)

小毬(私、もしかして理樹君の気に障るようなこと言っちゃったかな……)

来ヶ谷「おお、理樹君の持っているお菓子はなんだ?」

クド「とてもおいしそうなのです!」

理樹「あげるよ……はい」スッ

来ヶ谷「んんっ……なかなかおいしいじゃないか! お姉さん、思わず感嘆してしまったぞ」

クド「んぐんぐ……わ、わふーっ! とてもファンタスティックなお味なのです!」

理樹「そう……それはよかったよ」

来ヶ谷「小毬君も食べたか? この理樹君ご用達のお菓子は」

クド「まだ食べてないなら、ぜひお勧めしますです!」

小毬「え、えと……」

理樹「……」ポリポリ

小毬「う、うん……私ももらったよ~。お、おいしかったのです……」

理樹「……」ポリポリ

小毬「……」

ザーザー

いつの間にか、外では雨が降り始めていた……。

ザーザー

小毬「……」

小毬(なんでだろう……なんでこんな気持ちなんだろう)

小毬「……」ポロッ

小毬(……っ、ダメだ小毬! こんな気持ちでいたら、幸せも逃げちゃうよっ)

小毬「……っ」ゴシゴシ

小毬(り、理樹君と……ちゃんとお話ししてみよう)

小毬(昼間はきっと、理樹君の虫の居所が悪かっただけなんだよ)

小毬(きっとそう……誰にだってあること)

小毬(だって……理樹君は友達を無視したりなんて、そんないじわるする人じゃないもん……)

小毬(ちゃんと向き合えば……わかってくれるよ)

小毬「よーしっ! 行こう、私!」

スタスタ...

小毬(あれ……メンバーのみんな、誰もいない)

小毬(教室にも、部室にも……)

小毬(どこ行ったんだろう……)

スタスタ...

みんなは結局見つからなかった……。

携帯を鳴らしてみても、誰も反応してくれない……。

私は仕方なく寮に戻って、冷たい布団にくるまった……。

同室の笹瀬川さんは……朝になっても帰ってこなかった。

笹瀬川さん→ささちゃん

スタスタ...

小毬「……」

小毬(昨日はあまりよく眠れなかったな……)

小毬(今日こそはみんなと会えるはずだけど……)

ガヤガヤ...

小毬「あっ……!」

小毬(教室からみんなの声がする……!)

小毬(早く行かなきゃ……っ)

タタッ

「いやぁ、昨日のすき焼きパーティは楽しかったな」

「そうだね」

小毬「……え」

「鈴がその最後の肉を食いやがったのがいまだに忘れられねえぜ……」

「お前は食いすぎなんじゃボケ!」

「おーっほっほっ! 棗鈴、食べ物にそこまで執着するとは意地汚いですわねぇ」

「ささみんもけっこう食い意地はってましたけどネ」

「そうだな、昨夜のしらたき争奪戦はなかなかにアツかったぞ」

小毬(みんな……昨日パーティしたんだ……)

「わふー! 私は卵が一つも食べられなかったのが残念でした」

「……あれ、黄身のところがパサパサしていて喉に詰まりませんか?」

「いや、それはお前の消化管の太さの問題じゃないのか?」

「そもそも、すき焼きには普通卵なんて入れないわよ」

小毬(私は……呼ばれなかったよ……?)

「ところで、小毬ちゃんはどうして来なかったんだろう?」

「言ったじゃない。小毬さんは昨日用事があるから来れないって」

小毬「……」

『言ったじゃない。小毬さんは昨日用事があるから来れないって』



『言ったじゃない。小毬さんは昨日用事があるから来れないって』



小毬「理樹君……私、一度もそんなこと言ってないよ……?」

小毬「……」

小毬「……」

小毬「……っ」

ダッ

ザーザー

小毬「ぅうぁああ……っ、あぁあああっ……」ポロポロ

小毬「ひくっ……っ……」

小毬(私……私はやっぱり、要らない子なんだ……)

小毬(理樹君にも……誰にも必要とされない……)

小毬(そんな……私なら、いっそ……)




理樹君、どうしてなの……。

最後にお話し、したかった……。

今まで、幸せでした……。

ありがとう……そして、ごめんなさい。

MISSION COMPLETE!

恭介「……」

チュンチュン...

理樹「……」

真人「……」

謙吾「……」

恭介「……正直、反省している」

理樹「……うん」

真人「……さすがに、こりゃねえな」

謙吾「……あんまりすぎる」

恭介「……よし! 気を取り直して、ミッション再開だ!」

恭介「次のターゲットは、>>427!」

かなたん

恭介「二木だ」

理樹「でも僕、二木さんとはそもそも関わりがないような……」

恭介「あぁ……そこで、だ」

恭介「学校中に理樹がスカート捲りをしたというビラを貼っておいた。実に風紀を乱す行いだ」

理樹「な、なに勝手なことしてるのさ!」

恭介「加えて理樹。これを着ろ」

理樹「……な、なにそれ」

恭介「サイズ大き目の学ラン。それからこれも持っとけ」

謙吾「……タバコとライター?」

理樹「え、えっと……これでどうしろって?」

恭介「今回のミッション中、お前は不良になりきるんだ。そして二木の接触を誘い、その上で無視する」

理樹「もはや嫌がらせでしかないよね!?」

恭介「問答無用。ミッションスタートだ!」

理樹「……」

------------------------------------

理樹(うぅ……恭介に無理やりワックスつけられて髪の毛パリパリだし……)

理樹(ズボンも必ず腰履きって……今時、そんな不良らしい不良見たことないよ……)

理樹(こんなの二木さんに見つかったら絶対……)

??「見つけたわよ……直枝理樹ぃ!」

理樹(うわぁ……さっそく……)

佳奈多「あなた、その恰好は何!? それにこのビラ、間違いないのね!?」

『直枝理樹 2年女子・三枝葉留佳のスカートを捲り、逃亡す』

理樹(嘘です……って言いたいけど)

理樹「……」

佳奈多「そう……この期に及んでまだ白を切るつもりなのね」

佳奈多「いいわ、あなたを生徒会特別尋問室へ連行します!」

理樹(えっ……尋問室なんてあるの!?)

佳奈多「さぁ、直枝理樹! 大人しく……」

理樹(ごめん、二木さん……けど)

理樹(恭介には、逃げるなとまでは言われてないから……っ)

ダダッ

佳奈多「なっ……こ、こらぁ!! 待ちなさい!!」タタッ

理樹(さすがに相手は女の子……一対一なら僕の方が……)

ズルッ

理樹「あっ……」

理樹(宙返り 腰履きズボン 忘れてた   直枝理樹)

ズッテーンッ!

理樹「いたた……はっ!」

佳奈多「……ふふ、あなたのその素行の悪さが逆に仇となったようねぇ」

佳奈多「さぁ、観念しなさい! 言い訳は、向こうで聞くわ!」

理樹「……」

佳奈多「……」

理樹(す、すごく空気が重い……)

バンッ

理樹「……っ!」ビクッ

佳奈多「黙ってないで何とか言いなさいよ!」

理樹「……」

佳奈多「そう……黙秘権ってやつ?」

理樹「……」

佳奈多「いいわよ、卑怯なあなたにはお似合いね……けど」

佳奈多「いつまでそんな態度をとり続けていられるかしらね……?」

ギュッ

理樹(痛っ……!)

佳奈多「ふふ……ほら、痛いでしょう? ねぇ……」グリッ

理樹(いだだだだっ!)

理樹「……は、はぁ……はぁ……」

佳奈多「早く吐いちゃえば楽になると思うけど……ねぇ?」グリグリィ

理樹(いぎぎぎぎぎっ!!)

理樹「ぅ……ぁあ……はぁっ」

理樹(何のこれしき……っ)

佳奈多「へぇ……意外と根性あるのね」

ドンッ

理樹「うっ……!」

佳奈多「なら、これはどうかしら……ねッ!」グニッ

理樹(ボドドドゥドオーッ!!)

佳奈多「ほら、このタバコはなに……? どこで手に入れたの?」グリグリ

理樹「……ぅ……っ」

佳奈多「整髪料の使用は校則違反なのは理解してるんでしょう……?」ゲシッ

理樹「ぁう……っ」

佳奈多「指定されてる制服以外の着用なんてもってのほか……っ!」グシッ

理樹「ぁ……が……」

佳奈多「それに……っ、葉留佳の、スカート、捲ってくれたんですってねェ!!」ゲシゲシゲシッ

理樹「ご、が、ぎ、げぇ……っ」

佳奈多「はぁ……はぁっ……」

佳奈多「さっさと吐いたらどうなのよ、えぇ!?」

理樹「……」

ブブブッ

理樹(……め、メールが)

『理樹、お前はよく頑張った。もうリミッターを外せ。 by 恭介』

理樹「……」

佳奈多「携帯使っていいなんて一言も言ってないわよ!」

理樹「っ、……ふんっ!」ブチィ

佳奈多「なっ……て、手縄が!」

理樹「……はぁ、はぁ……」

佳奈多「な、なにをする気……?」

理樹「……」

佳奈多「い、言っとくけど……これ以上罪を重ねたら退学よ、退学!」

理樹(僕は……)

1.無言のまま立ち去る

2.犯す

3.踏んでもらう

安価忘れた

>>458

2.犯す

ジリ...

理樹「……」

佳奈多「い、いや……こないで!」

理樹「……」ユラッ

佳奈多「う、訴えるわよ……! セクハラで!」

理樹「……」グイッ

佳奈多「ひ、ひぃ……っ」

理樹(二木さん……僕、痛かったんだよ?)

佳奈多「や、やめて……っ、離して……!」

理樹(君につねられて……踏まれて……蹴られて……っ!)

佳奈多「ぁ……ぁあ……っ」ガタガタッ

理樹(どう償いをとってくれるのさ……!)

佳奈多「……ご、ごめんなさ……っ」

理樹「……っ」

ズブッ

佳奈多「ぃやぁああぁあああああああああっ!!」

理樹(今の僕には……なんだってできる! そんな気がしてならない……っ)

理樹「はぁ……っ、はぁっ……!」パンパンッ

佳奈多「い、痛い……っ、痛いですぅっ……!」

理樹(これも不良になりきったおかげかな……っ)

理樹「はぁっ……くっ……!」

佳奈多「ゆ、許じて……っ、ぁああっ……!」

理樹「ぅうっ……ぁっ……」

佳奈多「や、やめて……っ、ほんとにやめで……っ!」

理樹(ぅあ……もう、耐えきれない……っ!)

佳奈多「ゃ、やめてぇええぇっ……!!」

ドバァ...

そして、僕は退学と同時に刑務所へ送られた。

MISSION FAILED

チュンチュン...

理樹「……」

真人「……よう、理樹。よく寝れたか?」

理樹「……最悪の目覚めだよ」

謙吾「……何があったかはあえて聞くまい」

理樹「僕はもう、何を喜んで何を悲しんだらいいのかわからないよ……」

恭介「お前は一つのことを立派にやり遂げた……それだけで十分さ」

理樹「……そう、なのかな」

恭介「もちろんだ! さぁ、俺の胸で泣け」

ダキッ

------------------------------------

美魚「……はっ! 今、何らかの波長を感じました……」

小毬「ふぇ?」

恭介「だが、理樹……まだお前にはなすべきことがある」

恭介「ミッションは続くぞ!」

理樹「……そう、だろうね」

恭介「次のターゲットは……って、もう西園しかいないな」

謙吾「ちょっと待て。笹瀬川は……」

真人「あいつはいいだろ。メンバーじゃねえし」

恭介「さぁ、行くんだ! 理樹!」

恭介「お前のその手で、このSSに終止符を打ってやれ!」

理樹「……」

理樹(僕は……)

1.ミッションスタート!

2.恭介を無視

3.恭介を犯す

>>480

2.恭介を無視

理樹「……」

恭介「おい、どうした……なぜ行かない!? 理樹!」

理樹「……真人、謙吾」

真人「おう、どうした」

謙吾「なんだ、理樹」

理樹「あのさ……三人で筋肉ワッショイしようよ」

恭介「はぁ?」

真人「お、いいじゃねえか。やろうぜ、謙吾」

謙吾「臨むところだ!」

理樹「よし、それじゃ輪になろう!」

恭介「おい、ちょっと待てお前ら……!」

理樹「せーのっ!」

筋肉ワッショイ! 筋肉ワッショイ!

恭介(ど、どうなってやがる……)

真人「筋肉ワッショイ!」

謙吾「筋肉ワッショイ!」

理樹「筋肉わーい! 筋肉わーい!」

恭介「ぐっ……」

恭介(理樹……まさか俺の命令に逆らうっていうのか)

恭介(だが、当然かもしれない……)

恭介(6回のうち、半分以上が失敗で終わった今回のミッション……)

恭介(理樹のストレスも、もはや限界値に達していることだろう……)

恭介(俺は……安価を舐めすぎていた。いろいろな意味でな……)

恭介(なら……今回は理樹の気が済むまでじゃれてやるか)

恭介(仕方ない……今回だけだぜ?)

恭介「んじゃ、俺も……筋肉ワッショイ! 筋肉ワッショイ!」

理樹「……」

真人「……」

謙吾「……」

恭介「筋肉ワッショイ! 筋肉ワッ……」

シーン...

恭介「……え?」

理樹「……やめようか、二人とも」

謙吾「あぁ」

真人「俺は理樹に従うぜ」

恭介「お、おい……ちょっと待てよ」

恭介「筋肉ワッショイするんじゃないのかよ……なぁ? 理樹」

理樹「トランプでもしようか」

真人「いいぜ」

謙吾「俺は7並べがいい」

恭介「……」

恭介(お、俺が……理樹たちに無視されているだと?)

恭介(バカな……そんなことは……)

恭介「はっ……! まさか……」

恭介(安価か……安価の仕業か……っ!)

恭介「くっ……やるじゃねえか」

恭介「だが、俺はそんなことじゃ怯まないぜ……!」

恭介(今までの流れに沿えば……俺がミッションを終了させれば、強制的に物語は初めに戻る)

恭介(つまり、この安価によるミッションをいつ終わらせるかは、すべて俺の思うが儘ってわけだ……!)

恭介(しかもそれは、今現在行われているであろう『恭介を無視』するというミッションにも例外なく適用される!)

恭介(なら……今すぐ終わらせてやろうじゃないか、こんな悪夢!)

恭介「すぅ……」

恭介(今、棗恭介がここに宣言する!)

MISSION FAILED

チュンチュン...

恭介「……ん、朝か」

恭介(って、俺はいつの間に寝て……)

理樹「おはよう、恭介」

恭介「理樹、お前……」

理樹「ミッションスタートだよ。恭介」

恭介「……は?」

1.恭介を無視する

2.恭介を無視する

3.恭介を無視する

恭介「そんな……バカな……!」

真人「筋肉ワッショイ! 筋肉ワッショイ!」

これは報いか……。

謙吾「筋肉ワッショイ! 筋肉ワッショイ!」

今まで俺が理樹に課してきたことへの……。

恭介「えっ……」

理樹「……」

鈴「……」

葉留佳「……」

クド「……」

来ヶ谷「……」

小毬「……」

佳奈多「……」

恭介「やめろ……俺を見るな……っ」

恭介「い、いや……いやだ! 俺を見てくれ! 無視しないでくれ!!」

恭介「うわぁあああああああああああっ!!!」

MISSION COMPLETE!

理樹「おわり」

もうゴールしても・・・いいよね?

くぅ~疲れましたwこれにて完結です!
実は、ID腹筋スレを立てたら、「安価SS書かないか」という話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、理樹達のみんなへのメッセジをどぞ

理樹「みんな、見てくれてありがとう
ちょっとスケベなところも見えちゃったけど・・・気にしないでね」

真人「いやーありがとな! 俺の筋肉の魅力は二十分に伝わったかな?」

謙吾「見てくれたのは嬉しいが、少し恥ずかしいな・・・」

恭介「見てくれありがとな! 正直、作中で言った俺の気持ちは本当だぜ! ごめんな!」

鈴「・・・ありがと」チリン

では、

理樹、真人、謙吾、恭介、鈴、美魚「皆さんありがとうございました!」



理樹、真人、謙吾、恭介、鈴「って、なんで影なしが!?
改めまして、ありがとうございました!」

美魚「おまんら、許さんぜよ」

本当の本当に終わり


まあ因果応報だな恭介は

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