照「決勝ではもっと頑張ってくれ」亦野「はい……」(168)

   準決勝会場にて

恒子『試合しゅーーーーりょおおおお!!!!』

穏乃「よっしゃあああああ!!!」

恒子『阿知賀がまさかの1位通過!!』

淡「あーもうくやしいよー!」

恒子『まさかまさか!王者白糸台が2位です!しかし決勝進出!!』

竜華「怜!怜はどこ!」オロオロ

姫子「ううう……」ビクビク

恒子『千里山と新道寺は準決勝敗退です!!』

健夜『接戦だったねぇ』

淡「あーあもう!」ガシガシ

穏乃「和となにして遊ぼっかなぁ!!」

恒子『運命の決勝は明後日です!!!!』

ほう

ふむふむ

  白糸台控室にて

淡「みんなごめーん」ウルウル

照「おつかれ」

菫「御苦労さま」

渋谷「お疲れ様……」ズズッ

亦野「おつかれー!」

淡「点棒いっぱい取られちゃったよ……」

照「しょうがない、今日は調子が悪かっただけだよ」

菫「そうだ、気にするな」

渋谷「お茶でも飲んで一息いれて……」

淡「みんな……」

亦野「そうだよ気にしないほうがいいって!ほらもっとえがおー!」ガオー

菫「お前はもっと気にしろ……」

亦野さん立場なくなってしまう・・・

ガオーかわいい

淡「それにしてもみんな強かったよー!」

照「それが全国大会というものだ」

淡「特に阿知賀の子!あの子はすごかったなぁ」

亦野「芹沢鴨でしたっけ?」

淡「高鴨穏乃だよー亦野先輩!」

渋谷「それは新撰組……」

菫「亦野はやけに元気だな……」

亦野「いつまでも落ち込んでたらいけませんからね!ポジティブに行かなきゃポジティブに!」ニコニコ

菫「はぁ」

照「きっと無理矢理バカなことを言って気を紛らわせてるんだよ、そっとしておいてあげよう」

菫「そ、そうか?そうは見えないが……」

亦野「みんな強かったなー」

照井さん!

全盛期の亦野軍曹だったら…

淡「そうだよー!亦野先輩の言う通りだよ!」

菫「ど、どうした急に?」

淡「いつまでも落ち込んでたってしょうがないよ!」

亦野「うんうん」

菫「まぁそうだな」

淡「だからみんなでカラオケに行こう!」

菫「ってなんでそうなるんだ……!」

淡「カラオケでいっぱい歌ってスッキリしよう!ね!」

菫「でもまだ大会中だし……」

照「別にいいんじゃない」

渋谷「うん……」

亦野「いいね!行きましょう!」

菫「みんな乗り気だな……しょうがないな……」

淡「やったぁ!じゃあさっそく行こう行こう!」

芹沢鴨クソワロタw

サルのはしゃぎっぷりがウザくていいな

支援

  トコトコトコトコ・・・・・・

照「……」

淡「たのしみだよー!」ウキウキ

菫「カラオケなんて初めてだな……」

淡「え!ホントに!」

照「私も初めてだ」

渋谷「私も……」

亦野「わたしはたまに一人で……」

淡「なーんだみんな初めてなんだー!良かったね!今日カラオケデビューだよ!」

亦野「あの!わたしはカラオケには……!」

菫「ほら早く行くぞ!」

淡「はーい」

亦野「ハハハ」

最近の改造末原ちゃんの流れと…

  カラオケにて

淡「いぇーい!めーっちゃホリデーイ!ウキウキな夏希望~♪」

照「懐かしいな」パチパチ

淡「お粗末さまでしたー!」

菫「アイドル歌謡はよくわからない……」パチパチ

渋谷「……」ズズッ

亦野「では次はわたしが……」

淡「そうだ今度はテルーが歌ってよ!」

照「私は……」

淡「テルーだからGLAY歌ってGLAY!」

菫「な、なんで照がGLAYを……」

淡「GLAYのTERUー!なんちゃって!」

照「は、はぁ……」

渋谷「……」ズズッ

あんま亦野さんいじめるなよ

そこらのエースを凌ぐ5番手をいじめるんじゃないよ

渋谷「どんなときも~どんなときも~♪」

淡「たかみ先輩上手だよー!」パチパチ

渋谷「お茶飲みたい……」

菫「次はわたしだな」

照「菫はなにを歌うんだ?」

菫「葛城ユキで『ボヘミアン』だ」

照「し、しぶいなお前……」

菫「亦野、ボヘミアンを入れてくれ」

亦野「はい!」ピッピッ

淡「菫先輩の歌が楽しみだなー!上手いの?」

菫「これでも昔声楽を習っていた、それなりに上手いと思う」

淡「それは期待!」

照「菫の熱唱するところ……想像できないな……」

亦野「あの、ハシェミアンなんて曲無いんですけど……」

菫「ボヘミアンだ……!」

バレンタインネタは今日もう一通り出たからな
こっちにも期待しとこう

亦野さんの淡の対処法でなんでもありだったら強いってイメージが

照と菫とたかみーのカラオケなんて想像できない

   2時間後

淡「あー楽しかった!」

菫「ゴホッ!ゴホッ!ふぅ……」

照「菫は歌いすぎだ……」モグモグ

菫「つい調子に乗り過ぎた……」

亦野「……」

淡「あれーどうしたの亦野先輩?」

亦野「え!いやなんでもない!」

照「今日の試合のことか?」パクパク

亦野「いやあの……はい……」

菫「今頃落ち込んでるのか……」

亦野「はい……落ち着いて考えたら私のせいで2位抜けなんですし……」

照「気にするな、亦野は精いっぱいやった、次の決勝で活躍すればいいんだ」モグモグ

亦野「はい……」

渋谷「あ……あそこに居るのは……」

亦野さんは進化次第で龍になるから……

この照の喋り方はDVD8巻の悪い顔の方の照か?

赤土「~~♪」

照「あれは……誰だっけ?」

淡「たしか阿知賀の赤田さん?」

菫「赤土さんだよ……阿知賀の監督の」

亦野「有名人ですね」パシャッ!

菫「カメラに撮るなよ……」

渋谷「なにしてるんだろう……」

赤土「~~~♪」ウィーン

淡「あ!牛丼屋さんに入って行ったよ!」

菫「女一人で牛丼屋……寂しいな……」

亦野「でも阿知賀の部長と付き合ってるって噂ですよ」

淡「えぇーなにそれ!教師と生徒の禁断の愛って奴?!」キャーッ!

照「どこでそういう情報を仕入れてくるんだ」モグモグ

あらたそ~

ハルちゃ……

ガチで改造の流れかと思ったわ

照英に見えた…

いくのんはスパッツはいてれば誰でも改造したがるのか

福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい

淡「なんかいっぱい歌ったらお腹空いたね~」

菫「そういえばまだなにも食べてないな」

照「うん」モグモグ

菫「しかしお前はさっきからなにを食べてるんだ……」

照「駄菓子……さっきのカラオケで売ってた……」モグモグ

淡「あ!わたしも食べたいよ!テルー頂戴!」

照「はい」

淡「わぁソースかつだ!ちょー美味しいよね!」

照「亦野にはこれ」

亦野「チョコバット!懐かしいですね!小さいころよく食べましたよ!」モグモグ

淡「美味しい!ソースって男のコの味だよね!」

渋谷「どういう意味……」ズズッ

亦野「ホームランか……」モグモグ

あわあわ俺の男の子の味も味わってみる?

全自動雀卓でダブリー連発ってどういうことだよ・・・

  トコトコトコ・・・

淡「美味しかった!」

亦野「けっこうお腹いっぱいになりますね」

淡「でもなんか物足りないなぁ……そうだラーメンでも食べにいきましょう!!」

菫「今からか?」

淡「はい!締めはやっぱりラーメンですよ!」

菫「飲む会のあとのサラリーマンか……」

渋谷「そういえば臨海女子のアメリカ人が大のラーメン好きみたいですよ……」

淡「へぇそうなの!」

渋谷「常に大量のカップ麺を買いためてるみたい……」ズズッ

菫「へぇ……」

亦野「……」モグモグ

と、その時……!

亦野「!!」

亦野誠子に電流走るっ……!!!

支援

支援支援

亦野「……」カタカタ

淡「?どうしたの亦野先輩……」

亦野「あ……あ……」

菫「亦野……?」

亦野(赤土さん……ホームラン……ラーメン……)

渋谷「どうしたの……」ズズッ

亦野(そうか……このテがあったか!!)

圧倒的閃きっ……!

亦野(勝てるっ……!この方法を使えば決勝で勝てるっ……!)

まさに天啓っ……!亦野に舞い降りるっ……!

亦野「!!」カタカタ

怪物たちを蹴散らす……圧倒的秘策っ……!奇策っ……!!!

照「ま、亦野……」

亦野「……」ポロポロ

なんで福本作品みたいになってるんだよwww

ほとばしる改造臭

ワロタ

亦野!ただ突っっ立ってるだけっ!!

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●●●●●●●●●●●●●●●不合格●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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これを見た人は確実に【不合格】です。これをコピペでどこかに5回貼れば合格できます。
これは本当です。やらないと一年無駄になります.

/  " ,, "  "  ゙  ゙  /
,イ " "  "  八 ゙ i ゙ |   :  倍
/ ,ィ´ "/' イ /::: ヽ ト、゙|  :  プ
// ィ' /| /| /::: , -ヾ、ヽ,|   :  ッ
 l  l /-レ、レ'  ´_, a==| !  シ
 ! /l,ハ=a=、  ヾ`ー  ´|     ュ
 '"  ',`ー/ :::      |    だ
     ', / ;:::: 、      ヽ_  ___
      ∨_, - '  _,  ::::/;;;;::ノノ ヾ
      丶 ー '' "´   .:::/;;;;;::´   `
  r―、,/丶  ==  .:::/;;;;;::::::
`<´ヽ r‐ヾ-、 \   :::/;;;;::::::    /

.(´ヽ ゝー)r┤/\:/::;;;;::::::    /

しえん

亦野「う……う……」ポロポロ

淡「ど、どうしたの亦野先輩!」オロオロ

亦野(やらなきゃっ……!このままなにもしなければ負け犬っ……!いや犬以下だっ……!)ポロポロ

渋谷「お、お茶飲む?」

亦野(私は人間だっ……!!闘うんだっ……!!)ギリッ ポロポロ

菫「……泣きたければわたしの胸で泣け亦野よ」

亦野「あの宮永先輩!」

照「なに?」

亦野「明日の練習っ……!休ませてくださいっ……!!」

どっちかっていうとアカギよりカイジサイドに以降してるんですが

菫「な、なぜだ……!なんで急に……!」

照「わかった、いいよ」

亦野「ありがとうございますっ……!」

照「……」

亦野「ではわたしはちょっとやることがありますので先に帰りますね!」

  スタタタタタッ!!!!

淡「テルー……」

菫「いいのか帰らせて……」

照「亦野なりになにか考えがあるんだと思う、亦野の目……輝いてた……」

渋谷「キラキラしてた……」ズズッ

菫「キラキラというよりギラギラだったな……」






亦野(絶対にっ……!絶対に勝つんだっ……!)ダッ!

一人だけ顎の輪郭がおかしい

  次の日  亦野の部屋

ラジカセ『僕にもなにかを変えられると~♪』

亦野「そうそう私にだってなにかを変えられるんだ」カチカチ

亦野「己の運命を変えられるのは己だけなのさっと」カチカチ

亦野「ここをこうしてっと……」カチカチ

亦野「この人で良いか……」カチカチ

亦野「そしてクリック!」ポチッ!

 ウィーン・・・ ウィーン・・・

亦野「どれどれ……よしバッチリ!」

亦野「なかなか良い出来栄え!これならきっと大丈夫だな!」

亦野「私って意外とこういう才能もあるのかもね~」

亦野「ってなに言ってるんだ決勝戦は明日だぞ!」

亦野「気を抜くなっ……!束の間のホッがいけないっ……!」

亦野「急いで買い物に行かなくちゃな!忙しいな!」ダッ!

たぶんこの亦野さんの絵は他と違う

が・・・・駄目っ・・・・・!

  そして夜 AM1:30にて

 ペタペタペタ

亦野「よいしゃ!よいしょ!」

 ペタペタペタ

亦野「よいしょ!よいしょ!」

 ペタペタペタ

亦野「よいしょ!よいしょ!」

 ペタペタペタ

亦野「ふぅ、清澄の部屋はここかな、気付かれないように静かに窓を開けなきゃ」

 ガラガラ

池田「キャプテン頭をなでて~」ムニャムニャ

未春「華菜ちゃん……」グーグー

亦野「……もっと上だったな」

 ペタペタペタ

亦野(なんか私に似た子が居たけど気にしない)

一人だけ福本絵のキャラがいるんですけどいいんですかね

ワクワクさんかよ

しえ

  ペタペタペタ

亦野「ふぅ……多分この部屋だな」

 ヒュー ヒュー

亦野「なかなかいい眺めだな……東京の景色ってけっこうキレイだな……」

亦野「さて窓を……」ソーッ

  ガラガラ

亦野(いたいた……)

和「ZZZ……」

優希「タコス食べたいじぇ……」スースー

咲「うううみなも……さかな……」

亦野(イヒヒ……寝てる寝てる……ではさっそく……)

そして亦野は背中に背負っていた釣り竿を手に持つ

亦野(えいっ!)

亦野は勢いよく部屋なかへと釣り竿を放った

亦野(食い付けよ……!)

  ペタペタペタ

亦野「ふぅ……多分この部屋だな」

 ヒュー ヒュー

亦野「なかなかいい眺めだな……東京の景色ってけっこうキレイだな……」

亦野「さて窓を……」ソーッ

  ガラガラ

亦野(いたいた……)

和「ZZZ……」

優希「タコス食べたいじぇ……」スースー

咲「うううみなも……さかな……」

亦野(イヒヒ……寝てる寝てる……ではさっそく……)

そして亦野は背負っていた釣り竿を手に持つ

亦野(えいっ!)

亦野は勢いよく部屋のなかへと釣り竿を放った

亦野(食い付けよ……!)

亦野「……」クイックイッ

亦野「……」

亦野「……」クイッ!

亦野(ヒット!来た!!)

そして一気にリールを巻く!

亦野(フィッシーング!!)

そして獲物を釣りあげたのだっ……!

亦野(これでイケる……!)

亦野が釣り上げたのは……

エトペン「……」

そう和のエトペンだった……!

亦野(あのインターミドルチャンピオンはこの人形が無ければ実力が出ないと聞いた
   これさえ無ければ原村和など恐れるに足りない……!!)

和「咲さん……」ムニャムニャ

亦野(今頃このペンギンが誘拐されてるなんて夢にも見て無いだろうな)

こ、狡い…!

……さっき、おまえの目の中に、ダイヤモンドのように固い決意をもつ「気高さ」を見た…だが…堕ちたな……ただのゲス野郎の心に…………!!

和「ZZZ……」

亦野(しかも今回は誘拐するだけでは無い……!これだ……!)

亦野は背負っていたあるモノを手に持つ

亦野(これはペンギンがあった場所に……!)

亦野(えいっ!)

そしてそのあるモノを部屋の中に投げ入れたっ……!
が、しかし……!少し勢いが足りなかった……!!

まこ「ギニヤ!!」バコーン!

なんと染谷まこの顔面にぶつかってしまったのだ……!

亦野「やばっ!」ガラガラ

まこ「誰じゃ!!何者じゃーい!!!!」

優希「ど、どうしたんだじぇ!」

和「な、なんですかいったい!」

まこ「襲撃じゃ!!辻垣内組が責めてきたんじゃ!!」

優希「奇襲だじょ!」

久「なに言ってるのよまこ……夢でも見てたんじゃない……」ウトウト

亦野「……」ドキドキ

まこ「でも顔に衝撃が……!」

久「んん……それはあれじゃないの」

咲「むにゃむにゃ……えへへ……」

そこには寝相の悪い咲が居た

久「咲の手が顔にぶつかったのよ……」

まこ「なんじゃ……そういうことじゃったか……」

和「お騒がせですね……」ウトウト

優希「なにが襲撃だじぇ!せっかくメキシコのタコス大使になる夢を見てたのに!」ンモー

まこ「わりゃあもノッてきたじゃろ!」

久「ああもう寝るわよ……」

和・優希「「はーい」」

まこ「へーい……」

亦野「……」ドキドキ

亦野「……」

亦野「……」

亦野「ふぅ……危うくバレるところだった……危ない危ない……」

亦野「……」

亦野「もう寝たかな……」

亦野(ククク……明日原村が起きたら驚くだろうな……まさか愛しのペンギンがあんなモノになってるなんて……!)

亦野(さて次は臨海女子だ……!急がなきゃ!)

亦野「うんしょ!うんしょ!」

 ペタペタペタ

亦野(登るのは良いけど降りるときは怖いなこれ……)

 ペタペタペタ

・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・

  ペタペタペタ

亦野「ふぅ……さすがに壁を登っていくってのも疲れるな……」

 ペタペタペタ

亦野「ここの部屋かな……」ガラガラ

ダヴァン「ZZZ……」

亦野「ここか……良し!」

そう言うと亦野は足音を出さないように部屋の中に入る

亦野「……」ゴクリ

ダヴァン「ZZZ……」

亦野「ぬきあーし……」

ダヴァン「ZZZ……」

亦野「さしあーし……」

ダヴァン「……」

亦野「しのびあし~……」ギィッ!

ダヴァン「ウウウ……!」

亦野「!!」

マタンゴ…

支援

ダヴァン「ウウ……サトハ……ラメェデス……」

亦野「……」

ダヴァン「ラメェ……ラメェ……」

亦野(夢の中でまでラーメン食ってるのか……どんだけラーメン好きなんだ……)

ダヴァン「オーイエス……カムイン……カムイン……」ムニャムニャ

亦野(そんなことより……!)

亦野はダヴァンを起こさないように慎重に部屋の隅に置いてある大きなカバンへと向かう

亦野(きっとこの中に買い置きのカップ麺が……)カチャ

音をたてぬようゆっくりと開いた

亦野(よし!カップ麺が大量にあるじゃないか!)

亦野は保管されていたラーメンをすべて出す

亦野(そしてこれを代わりに入れとく……!)

亦野は背負っていたリュックからあるモノを取りだし
それを代わりにダヴァンのカバンへと入れた

亦野(朝起きたらビックリするだろうな!きしししし!)

ダヴァン「サトハ……」ムニャムニャ

汚い(ry

しえ

  ガラガラ

亦野「ふぅー、なんとかバレずにすんだ……」

亦野(しかしこれで私は本当に勝てるんだろうか……)

亦野(なに考えてるんだっ……!!やるしかないっ……やるしかないんだっ……!!)

亦野(私にもう……これをやるしか道は無いんだっ……)

亦野(ならやれっ……!そして勝てっ……勝って祝福しろっ……!)

亦野(神よ……私を祝福しろっ……!!)

亦野「そんなことより次は阿知賀だ!ああ忙しい忙しい……」

 ペタペタペタ

こうして亦野は夜の街で暗躍するのだった

・・・

・・・・・・

  次の日 白糸台宿舎にて

淡「グッモーニングエブリワン!」

照「おはよう」

渋谷「おはようございます……」ズズッ

淡「みんなテンション低いよー!」

菫「大星が高すぎるんだ……」

亦野「おはようございます……」フラフラ

淡「どうしたの亦野先輩!すごく顔色悪いよ!」

亦野「ちょっと眠れなかっただけ……でも大丈夫……」ニヤリ

淡「え……」

亦野「今日の決勝戦……きっと面白いことになるから……ハハハハ……」

菫「亦野……」

照「……」

ギニアでお前が誰か分かるのがつらいよ

  一方その頃……

久「ほらみんな起きて!朝よーー!!」

和「おはようございます……」

優希「まだ眠ってたいじぇ……」

咲「うーん……」ゴシゴシ

まこ「ぐごーぐごー」

久「まこ起きてー朝よー」

まこ「ううん……」ムニャムニャ

久「もう……キャー!!!助けてー!!襲撃よ襲撃!!」

まこ「ついに来たか!!」ガバァ!

久「はいおはよう」ニコニコ

和「……」ワナワナ

咲「の、和ちゃんどうしたの?」

和「エトペンが……!私のエトペンが!!」

咲「え……」

  そして数時間後 決勝会場にて

渋谷「すいません……」

淡「たかみ先輩元気出してよー!」

菫「お前は精いっぱい頑張った、胸を張れ」

渋谷「はい……」

照「清澄の部長……強かった……」

菫「やはり清澄が気になるか」

照「ふん……」

亦野「よし!行ってきます!」

淡「亦野先輩頑張って!」

菫「頑張れよ亦野」

渋谷「頑張ってね……」ズズッ

照「頑張って」

亦野「……はい!」

しえ

嫌な予感しかしない

   決勝戦会場にて

恒子『さぁ始まりましたああああああ!!決勝戦の副将戦ですっ!!!』

健夜『落ち着いてこーこちゃん!はしゃぎすぎだよ!』

恒子『落ち着いてなんかいられますか!まさに国民的行事ですよ!オリンピックやサッカーW杯と並ぶ大イベントですよ!』

健夜『それは言いすぎだよ!』

恒子『やはりあれですか?年を重ねるとあまり興奮することも無くなるんですか?』

健夜『よくわからないよ……あと年齢の話はやめて……』

恒子『ベッドの上でも冷静なんですか!』

健夜『な、なに聞いてるの!いま生放送中だよ!!』

恒子『今度わたしとどうです!一緒にベッドで!』ムフフ

健夜『このおバカ!』

恒子『とまぁミニコントはこんなところにしてさっそく選手紹介にうつりましょう!』

健夜『さっさとやってよ!!』

全部お湯入れといてやったのか

恒子『まずはやはり現在トップの清澄高校!!インターミドルチャンピオンの実力はホンモノ!原村和ァァァ!!』

和「よろしくお願いします……」ショボーン

健夜『こころなしか元気無いね……』

恒子『そして2位の臨海女子!豪快な麻雀で見る者を魅了する!メガン・ダヴァアアアン!!!』

ダヴァン「どーもデス……」

健夜『ダヴァンさんも元気無いね……』

恒子『そして3位は阿知賀女子学院!ボーリング手袋がトレードマーク!鷺森灼ァァァ!!!』

灼「ううう……」ジワッ

健夜『なんか泣いてるよあの子……』

恒子『そしてまさかの最下位!2連覇校の意地を見せられるか!亦野誠子おおおおお!!!!』

亦野「よろしく!!」

健夜『あの子だけ元気そうだね』

恒子『さぁ副将戦の開始です!!!』

亦野「よし!!」

またのって読むの?
この人だけ読み方分からんわ

恒子『試合開始!!』

和「……」カチャ

灼「……」カチャ

亦野「えい!」カチャ

ダヴァン「……」カチャ

恒子『しかしまさか白糸台が最下位になるとは思いませんでしたねぇ』

健夜『次鋒戦で弘世さんが染谷さんに緑一色を振り込んだのが響いてますね』

和「……」カチャ

健夜『あれ?どうしたのかな?今のはイーピンじゃなくてチーピンを切るトコなのに……』

亦野「ロン!!發ホンイツドラドラ!ハネ満!」

和「うう……」ジャラジャラ

恒子『おーっとどうした原村和!いきなり放銃だ!」

亦野「よし!」

>>84
またのでおk

>>86
thx.

恒子『どうしたんでしょうか原村、いつもの様子がおかしいですねぇ』

健夜『なぜあそこでチーピンを切ったのかが理解できません、いつもの彼女じゃありませんね』

和「エトペン……」カチャ

恒子『あ!わかりましたよ!』

健夜『わ!びっくりした!なにがわかったのこーこちゃん?』

恒子『原村が不調な原因です!見てください!彼女の膝に乗ってる人形を!』

健夜『あれ?いつものと違うペンギンだね』

亦野「ロン!リーチ一発ドラドラ!満貫!」

和「うぐ……」

恒子『また振り込んだ!原村ァァ!』

健夜『あのペンギンどこかで見たことあるな……なんだっけ?』

恒子『あれはですね!ヤクルトスワローズのマスコット!つば九郎ですよ!』

健夜『つば九郎?』

そう……!亦野はエトペンとつば九郎を入れ替えたのだ……!!

恒子『どうしたんでしょうか原村、いつもの様子がおかしいですねぇ』

健夜『なぜあそこでイーピンを切ったのかが理解できません、いつもの彼女じゃありませんね』

和「エトペン……」カチャ

恒子『あ!わかりましたよ!』

健夜『わ!びっくりした!なにがわかったのこーこちゃん?』

恒子『原村が不調な原因です!見てください!彼女の膝に乗ってる人形を!』

健夜『あれ?いつものと違うペンギンだね』

亦野「ロン!リーチ一発ドラドラ!満貫!」

和「うぐ……」

恒子『また振り込んだ!原村ァァ!』

健夜『あのペンギンどこかで見たことあるな……なんだっけ?』

恒子『あれはですね!ヤクルトスワローズのマスコット!つば九郎ですよ!』

健夜『つば九郎?』

そう……!亦野はエトペンとつば九郎を入れ替えたのだ……!!

和(こんなペンギンじゃ力が……)

亦野(効いてるな……!)ニヤリ

健夜『野球は詳しく無いからわからないけど変なペンギンだね……』

恒子『マスコット界隈ではトップ人気ですよ、まぁスラィリーには負けますが』

健夜『はぁ』

恒子『そういえばなんでしたっけ?原村が以前持ってたペンギン、江藤慎一になれなかったペンギンでしたっけ?』

健夜『エトピリカに行けなかったペンギンだよ、その江藤さんって誰……』

和「……」カチャ

亦野「ローン!中のみ!」

恒子『またも亦野誠子に振り込んだ!』

健夜『相当こたえてるみたいだね……』

和「ううう……」

ダヴァン「……」

しえ

ダヴァン「……」カチャン

恒子『ダヴァン!チートイイーシャンテン!』

健夜『さらにこのまま行けばリャンペーコーも狙えるけど……』

ダヴァン「……」カチャ

恒子『チートイを狙うみたいですね』

健夜『おかしいですね、いつもは積極的に行くダヴァンさんが今日はやけに消極的です』

亦野「ロン!リャンペーコーホンイツ!ハネ満!」

恒子『あーっと!今度はダヴァンが亦野に振り込んだ!』

ダヴァン「オーノー……」ジャラジャラ

健夜『リャンペーコーを狙いに行けば振り込まなかったのに……ダヴァンさんも変ですね……』

ダヴァン「サトハ……」

亦野「……」ニヤリ

地味にスラィリーdisるのはやめなされ

あのペンギンを胸に抱くとか危なすぎる

  臨海女子控え室にて

ダヴァン『ウウウ……』

辻垣内「やはり調子が出ないみたいだな……」

ハオ「あんなことがあったからね……」

↓あんなこと

ダヴァン≪ノオオオオオオオオオオ!!!!!!≫

辻垣内≪どうしたダヴァン!!≫

ダヴァン≪ワ、ワタシは試合前にラーメンを食べるのを日課にしているのデス……≫

辻垣内≪清澄のタコスみたいだな……それで?≫

ダヴァン≪カバンの中を見てくだサイ!!≫

辻垣内≪な、なんだと……!≫

ダヴァンのカバンの中に入っていたのは……

ダヴァン≪ゼンブカップ麺が辛ラーメンになってるヨ!!≫

なんとすべて辛ラーメンだったのだ……!!

ダヴァン≪ファック!!!≫

納得のファック

辻垣内「いったい何故あんなことに……」

ダヴァン『アウ……』

ハオ「そんなトンデモないモノなんですか辛ラーメンって……」

辻垣内「美味い不味い以前にただひたすらに辛いんだ……ダヴァンは以前挑戦して大変な目に遭ったらしい」

ハオ「そうなんですか……」

辻垣内「しかしこの大量の辛ラーメンをどうしようか……明華食うか?」

明華「わたしそれ嫌い」

辻垣内「そうか……」

ネリー「ハフハフッ!!なにこれ!意外とイケるよ!!ガイトさんガイトさん!!ネリーもっとそれ食べたい!」

辻垣内「そこはお前じゃないだろ!」パチコン!

ネリー「ゴトビっ!!なんで殴るの!おかしいよ!!」

ダヴァン『……』ウルウル

辻垣内「しょうがない……まったく……」ムクッ

  決勝会場にて

恒子『さぁ現在トップは阿知賀女子!3位から1位に躍り出ました!』

健夜『浮き上がったって言うか他の2校が勝手に落ちていっただけだけどね』

灼「……」カチャ

恒子『そういえば今日の鷺森はいつものネクタイではありませんね』

健夜『本当だ、なにかあったのかな』

灼「とおらばリーチ!」

恒子『おーっとここで鷺森リーチだ!』

亦野「通らないな!ロン!ホンイツドラ!満貫!」

灼「う……」グジュ!

恒子『おーっと鷺森も亦野に振り込んでしまった!!』

灼(ハルちゃん……)ポロポロ

・・・

・・・・・・

 昨日 上埜公園にて  AM3:00

灼「……」

灼「まだかな……」チラッ

灼がケータイの画面を見る、そこには送り主不明のメールが表示されていた

メール『赤土春絵について知らせたいことがある、深夜の3時に上埜公園に来てください』

灼(胡散臭いメールだけどハルちゃんのことが気になる……)

灼「まだかな……」

そこへ……

亦野「あの遅れてすいません!」

サングラス、マスク、帽子をかぶった亦野がやってきた

灼「あ……あなたが送り主?」

亦野「はいそうです」

灼(なんかすごい胡散臭いな……)

自分の強化じゃなく他校の妨害なら亦野さん爆死してもしゃあない

灼「あの……誰?」

亦野「え?あ!わたし?!」

灼「……」ジーッ

亦野「えーっとその私は……」

灼「……」ジーッ

亦野「わ、私は末原!姫松高校の末原恭子やねん!」

灼「末原恭子……」

末原≪サイコロ回して頭も回すんや……≫カタカタ

灼「……あの末原さんですか」

亦野「そうやねん!えろうすんまへんなこんな夜遅くに!」

灼「警察に見つかったら補導されちゃう」

亦野「いやーうち夜行性やねん!こんな時間帯やないと活発に活動できひんねん!ハハハ!」

灼「……」ジーッ

亦野(思いっきり疑ってるな……)

亦野「いやしかし東京ってのは怖いでホンマ!初めてやしここまで来るのにえらい迷子になりはったで!」

灼「初めてならなんでここを指定したの?」

亦野「い!そ、それはやな!」

灼「……」ジーッ

亦野「さ、西郷どんの銅像が見たかったんですわ!東京でも1,2を争うほどの人気スポットみたいですやん!」

灼「西郷さんの像があるのは上野公園だよ」

亦野「あ!そっちでっか!いやぁうっかりしとりましたわ!ハハハ!」

灼「変な関西弁」

亦野「こ、これが本場の大阪弁でっせ!」アセアセ

灼「で、用ってなに?」

亦野「ああそうやったね!実はこの写真を見てもらいたいんですわ」ヒラッ!

灼「!!!それって!!」

そこにはなんと赤土春絵が男と二人で夜の街を歩いている姿が映されていた

灼「そんな……ハルちゃんに男の人が居るなんて……」

この亦野さんは策士

パワプロで妨害するやつあったよな

灼「おかしい……こんなのって……」

今までの疑念がすべて吹っ飛び、灼はその写真の赤土春絵を凝視した

灼「ハルちゃん……そんな……」ジワッ

亦野「灼はんにはお知らせしたほうがええと思ったんですわ」

灼「嘘でしょ……ねぇこれって……」ポロポロ

亦野「残念ながらホンマですわ、この人は灼はんのココロを弄んでたんでっせ」

灼「ハルちゃん……酷い……酷いよ……」ボロボロ

灼「うわあああああああああああああん!!!」ポロポロ

亦野「ではわてはこのへんで……」サササッ

灼「うわあああああああああん!!うわああああああああああん!!!」ボロボロ

亦野(ココロが痛むがしょうがない……麻雀は騙し騙されの世界なんだっ……!)

・・・

・・・・・・

・・・・・・

・・・

灼「リ、リーチ!」

亦野「ロン!チャンタのみ!」

恒子『鷺森またもガーターだああああああ!!!』

灼「ハルちゃん……」ヒックヒック

恒子『どうやら鷺森は泣いてるようですねぇ、これが全国決勝のプレッシャーって奴でしょうか』

健夜『この泣き方は全国のプレッシャーとかじゃないと思うけど……』

灼「ううう……」

亦野「フフフ……」ホクホク

恒子『それに対して亦野は絶好調です!!まさに今日は亦野デイ!!』

和(誰か……)

ダヴァン(亦野サンを……)

灼(止めて……)

亦野「……」ニヤリ

  清澄高校控室にて

咲「和ちゃん……」

優希「やっぱエトペンじゃないとちょーし出ないじぇ」

京太郎「もう見てられないぜ……」

久「困ったわね……」

まこ「まぁそろそろあのお人形からも卒業ということじゃろ……痛っ!」チクッ

久「さっきからまこはなにをしてるのかしら?」

まこ「和には世話になっちょるからのう……」シュッシュッ

咲「?」

和『ううう……』

優希「タコスウマー」

ぐう聖まこクルー?

まこ「素敵滅法じゃ!」

>>97
ていうか辛ラーメンって出汁とってないよねあれ
ただお湯に塩と唐辛子を溶かしただけの味

亦野「チィ!速攻!」

灼「くっ……!」

恒子『3副露だ!』

健夜『早くしないとまた亦野さんが和了しちゃうね』

和「ううう……」

恒子『前半も大詰め!またもここで亦野が行くのか!』

灼「(そんなのダメだよ!)ツモ!!」

恒子『おーっと今日初めて鷺森が和了しました!』

灼「タンヤオのみ……(ピン1本倒した……)」

恒子『ここで前半戦しゅうりょおおおおおお!!!なんと最下位だった白糸台がトップに返り咲いた!!!』

亦野「うし!!」

恒子『この前とはまるで別人だ亦野誠子!!ウルトラ亦野誠子です!!』

健夜『なにそのウルトラって……』

すごいフラグ

和「ハァ……」トボトボ

ダヴァン「お腹空きまシタ……」

灼「ハルちゃん……」ウルッ

亦野「ふぅ……」ゴキュゴキュ

恒子『余裕の表情の亦野とは対照的に他の3人は意気消沈!まさにお通夜状態!』

健夜『どうしたんだろうね本当に』

恒子『では後半戦が始まるまでお知らせが入ります、その間にトイレを済ましといてくださいね!』ビシィ!

健夜『そういうこと言っちゃダメェェェ!!!』

咲「エトペン……」トボトボ

ダヴァン「ラーメン……」トボトボ

灼「バルヂャン……」ヒックヒック

亦野「絶対に優勝するんだ……」

  トボトボ・・・ トボトボ・・・

和「……」

和父≪和!誕生日プレゼントだぞ!≫

幼和≪わぁなんだろう!≫ビリビリ

幼和≪ペンギンさんだ!≫キャッキャッ

和父≪大事にするんだぞ≫

幼和≪うん!!≫

和(父が買ってくれたエトペン……私が辛い時はいつもそばに居てくれた……)

幼和≪うううう……≫グジュグジュ

エトペン≪……≫

和(エトペン……あなたがいないと私は……)ウルッ

  トボトボ・・・ トボトボ・・・

和(みんなのまえではしっかりしなくては……)ゴシゴシ

  ガチャン

和「なかなか調子が出なくてすみません……」

しえん

優希「のどちゃん大丈夫か!」

和「心配かけてすみません……後半戦が頑張りますから」

久「やっぱあの人形がなきゃ本気でない?」

和「いいえそういうわけでは……」

京太郎「本当のこと言おうぜ和!」

まこ「やっぱあのピングーがおらんとダメなんじゃろ」

和「……」

咲「和ちゃん……」

和「……はい、それとピングーではなくエトペンです」

まこ「ワシはエトーなんちゃらが嫌いなんじゃ」

和「ハァ……」

まこ「ほい」シュッ

和「え……」パスッ

まこが投げて渡したのはなんと……

和「こ、これは咲さん人形?!」

眼鏡外したまこって普通に美少女だよね

髪のばせばえぇのに

久「まこが和のためにと一生懸命作ったのよ」

まこ「少々不細工じゃがのう」

たしかに即席で作ったために出来は悪かったが
そこには清澄高校麻雀部員の思いが詰められているような気がした

和「そんな!全然不細工ではありません!咲さんは可愛いです!」

咲「の、和ちゃん……」テレテレ

優希「おう!お二人さんお熱いな!」

まこ「エトペンの代わりなるかはわからんがのう」

和「ありがとうございます染谷先輩……ありがとうございます……」ポロポロ

まこ「大事にするんじゃぞ」

和「はい……!」

久「もうすぐ時間よ和」

咲「和ちゃん頑張って!」

和「……はい!行ってきます!」

  トボトボ・・・ トボトボ・・・

ダヴァン「ハァ……」

ダヴァン「ラーメン……ラーメンが食べたいデス……」

ダヴァン(慣れないジャパンの生活でラーメンはワタシのココロの支えの一つでシタ……)

ダヴァン≪ハァ……≫

辻垣内≪食うか……≫

ダヴァン≪アナタは……ツズィガギャイトサン……≫

辻垣内≪言いにくいからサトハでいい、これでも食って落ち着け≫

ダヴァン≪こ、これはなんでスカ?≫

辻垣内≪ラーメンだ≫

ダヴァン(またサトハと一緒にラーメンが食べたいデス……)

  ガチャン

ダヴァン「ただいま戻りまシタ……」

ハオ「ハフハフ!!」ズルズル!

明華「とっても美味……」ズルズルッ!

ダヴァン「こ、これはイッタイ!?」

ネリー「あ!ダヴァンお帰りなさい!」

ダヴァン「な、なぜ……ホワイ……」

なんとネリー、明華、ハオの三人がラーメンを食べていたのだ……!

ダヴァン「ラ、ラーメン……」

ネリー「とっても美味しいよ!ガイトさんが作ってくれたんだぁ!」

ダヴァン「サ、サトハが!」

部屋を見回すと……

辻垣内「そりゃ!そりゃ!」ビシャ!ビシャ!

頭にタオルを巻き、エプロン姿で水きりをする辻垣内智葉の姿があった……!

ネリー「ダヴァンに元気になってもらいたくてガイトさんが作ったんだよ!」

ダヴァン「サ、サトハ……」ジーン

ネリー「ガイトさんガイトさん!ダヴァンが帰ってきたよ!」

辻垣内「お帰り」

ダヴァン「サトハ……」

辻垣内「あ、言っとくけどお前の分は無いぞ」

ダヴァン「そ、そんナ……」ガーン

辻垣内「なんて冗談だ、はいよ、冷めないうちに食いな」トンッ

ダヴァン「Oh...」

そのラーメンは海苔とメンマ、味付け玉子が乗ってるいたって普通だ
しかしダヴァンにはそんなことどうでもよかった

ダヴァン(サトハがワタシのために作ってくレタ……ただそれだけで満足デス……)ウルッ

明華「ダヴァン泣いてる」

ダヴァン「ゆ、湯気が目にシミただけデス!」ズズズズズーッ!

辻垣内「どうだ味は?」

ダヴァン「……」

ハオ「ダヴァン……?」

ダヴァン「ファックユー!ファックユー!!」

辻垣内「わ!どうしたどうした!」

ダヴァン「グスン……I Love You SATOHA……」ポロッ

・・・

・・・・・

亦野さんがボコボコにされてしまう

  阿知賀女子控え室にて

穏乃「灼さん遅いね……」

憧「もしかして逃げたんじゃ……」

赤土「灼が逃げるわけないよ」

憧「そうだとは思うけど……」

玄「心配です……」

宥「……」ブルブルっ

憧「ん?どうしたの宥姉?」

宥「ちょっと寒い……」ブルブルッ

穏乃「じゃあちょっと室温下げるね!」スタッ

赤土「灼……」

穏乃「ん?この気配はもしかして……」クンクンッ

穏乃「灼さん?!」

  ガチャン!

灼「……」

シズだって

            /{__/: : : /: : : : 八: : : : : : : : : :、: ヽ
         /_____:′‘; :イ : : : : { |: :|: : :|: : : : : ゚,:い
          /:/: : :|: : :/ヽ{: : :/|: | ∨l: : :|: : :-=ニ{:..:}: i
.        /:イ: : : {: :/   ゚:。: | j:ノ  v;. 斗 '": : : :|: :|: |
       リ{: :/:.:|ィγ⌒ヽリ    ´乂乂ト:. : : {:.゚,:ノ: |

         ∨イ:} 乂_,,ノ       γ⌒ヽ:。:..いン: :!    さるだー
         { j/  , ,         乂_,,ノ /トミ: :八
            Y{      >―-  ィ  , ,   /: |イ: : : : \
     ___{圦      {       }     : : |ノ: : : : : : :\
    /{ニ{ニニニム:j|\    、    ノ     ノ:| :|: : : : : : :\: :\
    ー┴=ニニニニリニ7ニ=- _¨¨¨´_  ィニニ| :|ニニヽュ: : : :゚,ー=ミ
       `¨¨ マニ/ニニニニニ||ニニニニニ|ニニニイノニニニ}iノン: : :,

            ソ二二二ニ||ニニニニニ|≫ ''¨¨¨¨¨¨¨ヽ: :j!: : }

      > ──- 、
   _/    、  \
 / / l /斗l-| ハ 卜l ヽ

/  { |ノノレノ レ ∨Vリノ}  ・・・
| / fヘレl(;;;;;)  (;;;;)レ|}

| l|  ゞl |.иーT^ナ и) |
| l|   | {>==二==く.| !
V1  .ト、≧ヽ\L!‐|ヽレ'

  ゞ  |_| |   く\ | |
  \/| |   |\.] |
   .\しj = |. =|ν

さるよけしえ

しえ

まじかよシズモン最低だな

さるよけしえん

私怨

憧「あ、灼さんお帰り!」

穏乃「遅かったですね!」

灼「……」ウルウルッ

赤土「もしかして申し訳なくて入れなかったの?はぁそういう柄でもなしに……」スタッ

灼「……」

赤土「ほらそんなトコに突っ立ってないで部屋に……」

灼「!!触らないで!不潔だよ!」バサッ!

赤土「え……」

玄「灼ちゃん……」

灼「ううう……」ヒッグヒッグ スタスタ

赤土「ちょっとどこに行くの灼!」スタタタッ!

穏乃「灼さん!」スタタタタッ!

憧「何なのいったい!」スタタタタタッ!

玄「灼ちゃん!」スタタタタッ

支援

男の子って、フケツ

>宥「ちょっと寒い……」ブルブルッ
>穏乃「じゃあちょっと室温下げるね!」スタッ

鬼か

315 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 04:29:26.37 ID:LNMi57970
猿に襲われたのを誰か報告してプリーズ……

照「決勝ではもっと頑張ってくれ」亦野「はい……」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360848264/)


だってさ

って、なんて亀レス


支援ぞ

灼「離してよ!」グイグイッ!

赤土「いったいどうしたのよ!」ガシィ!

穏乃「なにがあったの灼さん!」

憧「ちゃんと説明してよ!」

灼「ハルちゃんが……ハルちゃんが……」

憧「ハルエが?」

灼「ハルちゃんが!ハルちゃんが浮気!男と浮気したの!」ポロポロ

穏乃「ええどういうこと?!」

灼「ハルちゃんが……私じゃなくて男を選んだの!ヒドイよ……」ボロボロ

憧「そんな……ハルエと灼さんそーゆー関係だったんだ……」

穏乃「え?どういうこと?」ポカーン

ハブラレチャー

灼「何もかも嘘だったん今まで……優しい言葉も濡れた目も……」

憧「灼さん……」

灼「未成年だからって私をからかってたんでしょ!そうやって線を引いて陰で私のこと笑ってたんでしょ!」ポロポロ

赤土「……」

灼「ど、どうせ私は子供だよ……ハルちゃんに相応しくないかもしれないよ……」ポロポロ

玄「シュラバなのだ……」

灼「ハルちゃんのこと……ハルちゃんのこと信じてたのに!」ポロポロ

穏乃「灼さん……」

憧「ハルエ最低だよ!灼さんに謝って!」

赤土「……」

灼「ハルちゃんのバカ!もうだいきら……」

赤土「……」ギュッ

灼「え……」

ハム太郎ェ…

赤土「私があらた以外の人を好きになるわかないじゃない」ギュー

灼「で、でも……」ポロポロ

赤土「そんなに私のこと信用できない?」ギュー

灼「そ、そんなこと……!!」

赤土「なんかショックだな、あらたに信じてもらえないなんて……」

灼「だって……だって……」ポロポロ

赤土「……なんかあったの?」

灼「うん……」コクン

そう言うと灼はポケットからあの写真を取り出した

憧「うわっ!ハルエがすっごいイケメンと一緒にいる!」

玄「すごい美男子!」

灼「その……この写真を渡されて……」

赤土「ぷっ……ぷぷぷっ……!」

灼「ハルちゃん……?」

赤土「アハハハハ!!!バカだねあんた!!こんなの信じちゃったの!」

灼「な……!」

赤土「アハハハハ!!面白いねホント!!」バンバン

憧「どういうことハルエ!ちゃんと説明してよ!」

赤土「だってこれ、どう見たって合成じゃない!」プププッ!

灼「え……」

穏乃「そういえばよーく見たらなんか変かも」

憧「たしかにハルエがこんなイケメンと付き合えるわけないし……」

赤土「それどういう意味よ」

灼「じゃ、じゃあ……これは……」

赤土「もちろん真っ赤な嘘、誰かがあんたを陥れようとして作ったのよ」

灼「よ、良かった……ううう……」

玄「う?」

灼「うわあああああああああああん!!!」ポロポロ

あらたそ~

赤土「どう安心した?」

灼「うん……」

憧「良かったね灼さん!ハルエは灼さんのモノだよ!」

灼「う、うん……」テレテレ

穏乃「しかしよく分かったね、よおく見たら分かるけどパッと見すぐにはわからないよ」

赤土「だってその男の人、竹野内豊じゃない」

玄「本当だ!」

赤土「多分テキトーにネットに転がってるのをそのままくっつけたんでしょ、デキの悪いコラにありがちよ」

灼「……ハルちゃん行ってくる」

赤土「今度こそぶちかましてやりなさい」

穏乃・憧・玄「「「頑張って!!!」」」

灼「うん……!」




宥「さ、寒い……」ガクガクブルブル

マジで室温下げてたのかよw

    決勝会場にて

恒子『う……う……』ポロポロ

健夜『ほらちゃんと謝って……』

恒子『はい……ひっく……わたくしの発言のせいで多くの関係者にご迷惑をかけてしまいました……すいませんでした!!』ポロポロ

みさき『というわけで今から村吉みゆきが実況を務めます』

和「咲さん!」トコトコ

ダヴァン「アイルビーバック!」トコトコ

灼「ハルちゃん!」トコトコ

亦野「ふふんふふんふふ~ん」

みさき『選手一同が入場してきました』

健夜『前半とはみな表情が違います、まるで別人です』

和・ダヴァン・灼(((絶対に勝つ……!!!)))

健夜『後半戦は期待できそうです!』

恒子『ううう……』グジュ ガチャン

憧ちゃんが敬語使えるとなんか違和感あるのはssに毒されてるんだろうなー

こーこちゃんにはすこやんがお仕置きする必要があるね

亦野「チィ!速攻!」

みさき『これで3副露、和了まであと少しですね』

和「……」ポッ

健夜『いえ、原村さんの顔が赤くなってきましたよ』

和(咲さんが私の膝の上に居る!絶対に負けません!)

亦野(なんだろう……さっきと原村の様子が違う……)

健夜『原村さんの背中に羽が……』ボソッ

和「!!リーチです!!」カッ

みさき『ここで原村和がリーチを仕掛けました』

亦野「くっ……テンパったのか……」カチャ

亦野(来た!これで私もテンパイ!)スタッ!

和「ロンです、リーチ一発發ホンイツドラドラ、倍満です」

亦野「な……!」

みさき『ここで亦野に倍満直撃です』

亦野(くっ……でもまだまだ……!こっちがトップだ……!)

ダヴァン「……」カチャ

みさき『リャンペーコーまでリャンシャンテン!』

ダヴァン「ゲラウェイ!」スタッ!

みさき『おや?リャンペーコーは狙わないんでしょうか?』

健夜『多分それ以上を狙ってるんだよ』

ダヴァン「カモン!」

そして次々と有効牌をツモるっ……!!そして……!

みさき『ダヴァンついにスーアンコーをテンパイしました!北の単騎です!』

健夜『もう河に北が2枚出てますし多分これは誰か出すよ!』

亦野「……」カチャ

みさき『亦野誠子が掴んでしまった!』

亦野「えい!」スタッ!

ダヴァン「ロン!スーアンコー!ヤクマン!!」

亦野「な……!!」

亦野……!!当然の如く放銃っ……!!!

灼「……」カチャ

亦野(くっ……!なんで急に……!なんで急にみんな元気にっ……!)

和「ポンです!」

亦野(ハーフタイムになにかあったのか……)

ダヴァン「チー!!」

亦野(とにかく今は私が親だ……ここで稼ぎまくるんだ……!)

亦野「チィ!速攻!」

みさき『亦野が鳴き始めた!』

灼「……」

灼(ハルちゃんが辿りつけなかった全国大会の頂き……)

亦野「えい!」スタッ!

灼「(絶対にわたしたちが立ってみせる……!)ロン!!チンイツドラドラ!倍満!」

亦野「そ、そんな!!」グニャー

みさき『またも振り込んでしまった亦野!』

その後も亦野は振り込み続けるっ……!

和「ロンです!中ホンイツイッツー!ハネ満です!」

亦野「かはっ!!」

嵐っ……!まさに放銃の嵐っ……!

ダヴァン「リーチ一発ドラドラ!裏乗ってさらにドラ2!ハネ満デス!」

亦野「な……!!」

止まらないっ……!!亦野の点棒流失が止まらないっ……!!

灼「ロン!!ジュンチャンリャンペーコー!ハネ満!!」バキィ!!!

亦野「うぐっ……」

吐き出すっ……今までの積み重ね……前半で稼いだ点棒をっ……吐き出すっ……!!

亦野「かはっ!かはっ!」

ぐわあああああああああ!!

亦野(なんで……そんなっ……!ありえないっ……!!対策は十分だったハズなのにっ……!)

和「咲さん……!!」ゴゴゴゴゴッ!

ダヴァン「サトハ……!!」ゴゴゴゴゴゴッ!

灼「ハルちゃん……!!」ゴゴゴゴゴゴッ!

亦野(なんでっ……!!)

たしかに対策は有効だった……現に亦野は前半トップで折り返したっ……!!
が……しかし……!亦野は見誤っていた……!!なぜ後半から彼女たちが息を吹き返したのかっ……!それは……!

和(咲さんたちのためにも絶対に勝ちます!!)

彼女たちの絆であるっ……!

ダヴァン(サトハやネリーたちのために亦野を倒しマス!)

彼女たちが仲間たちと積み重ねて来た絆が亦野の策をはじき返したのだっ……!!

灼(ハルちゃん!ハルちゃん!ハルちゃん!)

そして崩れるっ……!!亦野の方程式がもろくも崩れるっ……!!

亦野(そんなバカな……!バカな……!!)グニャー

亦野……憤死っ……!!!!!

亦野…

しえん

 そして数十分後……

みさき『試合終了!』

亦野「あ……あ……」

ダヴァン「やりまシタヨ!ラーメンパワーでトップだヨ!」

みさき『トップは臨海女子です!』

和「咲さん……ありがとうございます……」

みさき『2位は清澄高校!』

灼「ハルちゃん見ててくれたかな……」

みさき『3位は阿知賀女子!1位から3位は僅差です!』

亦野「ハハハ……」ヘナッ

みさき『そして断トツの最下位は白糸台、いったいどうしたんでしょうかね』

健夜『最初から正攻法で挑めば良かったのに』ヤレヤレ

亦野「どうしよう……」カタカタ

  白糸台控室にて

亦野「ただ今帰りました……」トボトボ

菫「……」

照「……」

渋谷「……」ズズッ

亦野「あの本当にすみませんでした……」ペコ…

淡「ハンデつけすぎだよー……」

菫「……」

照「……」

亦野「ま、まぁあれですよ!うちのチームは攻撃特化ですからね!
   よく点を取ればよく点を取られるってわけですね!ハハハハハ!!!」

照「よし射て」

菫「!!」ビュッ!

亦野「ギニヤ!!」

こうして亦野誠子の大作戦は大失敗に終わったのだった……

     照「決勝ではもっと頑張ってくれ」亦野「はい……」   カン

乙乙

次は亦野さんが魔改造される流れか

以上です
読んでくれた人、猿報告猿避けの人圧倒的感謝
亦野さんの能力をちょっと間違えたけど許してNE

このSSまとめへのコメント

1 :  SSS好きさん   2015年02月05日 (木) 01:49:29   ID: 4HNCeiZi

糞ssネットに晒さないでよね『キラ・ヤマト様感覚』

2 :  SS好きの774さん   2015年06月19日 (金) 22:30:18   ID: kJID8IhV

戦犯糞ネクタイレズネクタイファイヤーコケシは病院に戻ろうね

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