モバP「女子寮に住むことになったんだけど」(207)

ちゅんちゅん

P「ん。ふわぁ……朝か」

雪美「……P……おはよう……」

P「んー?雪美か。おはよう」

雪美「……うん……おはよう……」

P「今日は雪かぁ……寒そうだな」

雪美「……寒いのは……苦手……でも……雪……好き……」

P「そうだなぁ。俺も寒いのはちょっと苦手だなぁ」

P「……ところでさ、雪美。なんで俺のベッドに入ってんの?」

雪美「…………」ニコッ

P「そんな素敵な笑顔で返されても」

雪美「今日……寒かった……」

P「うん、確かに寒いなぁ」

雪美「……でも……Pと……一緒だと……あたたかい……」

P「そうか?」

雪美「……心も……一緒で……あたたかい……」

P「そっか。ならちかたないね」

雪美「……うん……」

がちゃっ

智絵里「あ、プロデューサーさん、雪美ちゃん……おはようございます」

P「おう智絵里。おはよう」

雪美「おはよう……」

智絵里「響子ちゃんと一緒に朝ごはんを作ったので……あの」

P「ああ、ありがとう。着替えたら行くよ」

智絵里「はいっ……待ってますね」

P「うん、ありがとう智絵里」

P「……」

P「……あの」

雪美「……?」

智絵里「……?」

P「いや、あの……着替えたいんだけど……」

雪美「……うん……」

智絵里「どうぞ……?」

P「その、部屋にいられると着替えづらいんだが……」

智絵里「あ、そ、そうですねっ!ごめんなさいっ」

智絵里「へ、部屋の外で待ってますね」

P「うん。そうしてくれると助かる」

雪美「…………?」

P「いや、あの雪美もね?出てくれると助かるかなーって」

雪美「私は……平気……」

P「いやいや」

雪美「Pが……裸でも……平気……」

P「俺が平気じゃないんだYO」

智絵里「雪美ちゃん、一緒に部屋の外で待とう?」

雪美「……」

P「……」

雪美「…………」

P「……俺は聞き分けのいい子が好きなんだけどなー」

雪美「わかった……待ってる……」

P「ん、ありがとう雪美。大好きだぞー」

雪美「……私も……」

智絵里「あ、あの……私は……?」

P「おう、智絵里もいい子だし大好きだぞ」

智絵里「えへへ……」

P「じゃあ着替えてくるからちょっと待っててなー」

P「お待たせ、じゃあ行こうか」

雪美「……P……手……」

P「はいはい。わかったわかった」

ぎゅっ

雪美「ん……」

P「すまん智絵里、必要無いかもしれんが鍵閉めといてくれ。持ってるよな?鍵開けて入ってきたもんな」

智絵里「はいっ」

P「それじゃ行こうか」

モバP「女子寮に一時的に住むことになった」
モバP「女子寮に一時的に住むことになった」 - SSまとめ速報
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――

凛(昨日は少し出遅れて後手後手に回ってしまったけど)

凛(同じミスはしない。朝食を作るのを理由にして今日は朝からプロデューサーに甘えるんだ!」

凛「プロデューサー、はいあーん……なんてやっちゃったり……!」

凛「それからそれから……

『凛は料理上手だな、これなら素敵なお嫁さんになれるな』

『そうかな……?』

『ああ、本当にいいお嫁さんになれるよ。俺が貰いたい位だ』

『も、もう……調子いいんだから。……でも、プロデューサーになら……』

『凛……』

『プロデューサー……』

『愛してるよ、凛……』

『ぁっ……』

凛「そ、そんな愛してるなんてプロデューサー……!!ふふっ……」

凛(よ、よし……!落ち着いて、落ち着いて行こう……鍵かぎ……)

がちゃっ

凛「プ、プロデューサー?おはよう。朝ごはんなんだけど、よかったら作ろうかなって――

しーん

凛「……」

凛(だ、誰もいない……また遅かったんだ……)

凛「ふぇ……」

――

P「いただきまーす」

「「いただきまーす」」

P「……」

もっきゅもっきゅ

P「うん、おいしいな」

響子「ホントですか!?」

P「ああ、流石響子だな。家事全般本当に完璧だ。いいお嫁さんになるよ」

響子「あはっ……プロデューサーさんのお嫁さんなら、いつでも大歓迎ですよ?」

P「はっはっは」

卯月「えへへーわたしもー♪」

P「わっはっは」

雪美「……でも……Pは……私が……大好き……」

ゆかり「え?」

雪美「部屋を出るとき……言われた……『雪美、大好きだぞ』……って……」

響子「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!」

P「あっはっは」

智絵里「そ、それなら……私も言われましたっ」

ゆかり「智絵里ちゃんまで……?」

P「フゥハハハー」

卯月「プロデューサーさん!私はどうですか!?」

P「HAHAHAもちろん卯月も大好きだぞー」

卯月「えへ……♪」

響子「わ、私は?私はどうですか!?」

ゆかり「私も……」

P「響子もゆかりもみーんな大好きだぞHAHAHAHA」

ゆかり「ふふっ……」

響子「あははっ」

P「HAHAHAHA」

藍子「……むぅ」

凛「……おはよう」

卯月「あ、凛ちゃん!おはよう!」

ゆかり「おはようございます」

響子「おはようございます!」

智絵里「おはようございますっ」

藍子「あ、おはよう凛ちゃん」

雪美「……凛……おはよう」

P「おはよう凛」

凛「……うん、おはよ」

P「……?元気が無いな凛。大丈夫か?」

凛「……ううん、なんでもない。夜眠れなかっただけだから」

凛「心配してくれてありがと」

P「……そうか?ならいいんだが……」

未央「ふっふっふ~!嘘はいけませんなぁしぶりん!」

P「おーおはよう未央」

未央「おっはよー!」

凛「未央……?う、嘘って何のこと……?」

未央「私、さっきプロデューサーを起こしに行こうと思って部屋の前まで行ったんだよね~!」

凛「!」

未央「そしたらぁ、部屋の前にしぶりんがいてすっごくそわそわしてんの♪」

凛「み、未央!その話は……!」

未央「そして突然さ……『朝食を作るのを理由にして今日は朝からプロデューサーに甘えるんだ!』なんて言い出して」

P「ほう?」

凛「えっ……!!こ、声に出て……!?」

未央「『プロデューサー、はいあーん……なんてやっちゃったり……!』とか言い出しtもがもが」

凛「み、未央!!ちょっと黙って!黙りなさい!!」

未央「んーー!!!んんんーー!!!!!」

凛「いい?そこから先は言わない。わかった?」

未央「んー!!」コクン

凛「よろしい」

未央「ぷはぁっ!も~、しぶりん何すんの!苦しいじゃん!」

凛「……未央が変な事言い出すから」

未央「ふーん?ほー?へぇー?」

凛「な、何?」

未央「……にへへ~可愛かったなぁ♪あの時のしぶりん」

未央「気合入れて部屋入ったのにプロデューサーが部屋にいないのを確認したら露骨に落ち込んじゃってさぁ」

卯月「ふふっ……凛ちゃん可愛い」

P「ほほう?」

凛「ち、ちがっ!プロデューサー!違うから!」

未央「ちょっと涙目になってたし~?」

凛「ちょっと未央!!」

P「凛……」

凛「ち、違うから!涙目なんかなってない……違うもん……」

未央「……うわぁ可愛い……」

P「……凛」

凛「……なに」

P「バーカ」

凛「!?」

P「一々理由なんかつけなくたって、いつでも甘えていいんだよ」

P「俺はお前のプロデューサーなんだからさ。だから遠慮するな」

なでなで

凛「ぁ……うん……」

まゆ「うふっ……いつでも甘えていいんですかぁ?」

P「ひぃぃっ!!まゆ!?」

まゆ「ならまゆもぉ……プロデューサーさんに甘えたいなぁって……」

P「……頼むから背後から急に現れるな。心臓に悪い」

P「でも場を弁えればいつでもいいよ、ほら」

なでりなでり

まゆ「んっ……」

響子「ず、ずるいです!私も!」

雪美「……私は……膝の上……」

ゆかり「なら私は……」

藍子「……」

智絵里「……藍子ちゃんはいい、の?」

藍子「え?わ、私?……私は」

未央「遠慮しないでって言ってたじゃんプロデューサー!ほらほら行っておいでよ!」

智絵里「プロデューサーさん、喜ぶと思うよ?」

藍子「で、でも……」

P「ってもうこんな時間じゃないか!みんなー!スケジュールの確認するぞー!」

藍子「……」

――事務所

P「おはよございまーす」

ちひろ「あ、プロデューサーさん。おはようございます」

ちひろ「どうです?女子寮の住み心地は」

P「そうですねぇ……」

P「騒がしいですけど、楽しいですよ。家に帰ってもずっと一人だった訳ですから」

P「おまけにご飯とかも作ってもらってますし」

ちひろ「あら、それはよかったですね」

P「……まぁ、何故か俺の部屋の合鍵をほぼ全員が持っているのには驚きましたけど」

ちひろ「てへ☆」

P「……」

http://i.imgur.com/chASDFo.jpg
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佐城雪美(10)

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緒方智絵里(16)

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渋谷凛(15)

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島村卯月(17)

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五十嵐響子(15)

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水本ゆかり(15)

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高森藍子(16)

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本田未央(15)

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佐久間まゆ(16)

加蓮「Pさん!」

奈緒「おはよ」

P「おー、加蓮、奈緒。おはよー」

加蓮「聞いたよPさん、第一女子寮に住む事になったんだって?」

P「おう。まぁ少しの間だけどな、たぶん」

奈緒「……その、大変だったんだな」

P「いやぁビビるよね。帰ろうとしたらアパート無いんだもん、消し炭になってるんだもん」

加蓮「でもいいなぁ。Pさんが来るなら私も第一のほう住みたかったなぁ」

P「そうかなぁ……なんなら俺の部屋来てもいいぞ?」

加蓮「ほんとっ!?」

P「ああ。ほんとほんと」

奈緒「は、はぁ!?何言ってんだ、ダメだろ!」

P「え、そうか?」

奈緒「当たり前だろ!そ、そんなの……ダメだ!ダメに決まってる!」

P「うーん……でも結構みんな遊びに来てるし……」

奈緒「え?遊びに……?」

P「昨日はみんなで桃鉄やったんだよ。今日もやると思うから奈緒も来ないか?」

奈緒「あ、ああ……そういう事か……」

加蓮「ふふっ……ふーん?」

加蓮「奈緒ったらどんな想像したのかなぁ?」

奈緒「い、いや、だって!今の流れじゃ加蓮がPさんの部屋に住むのかと思うし!」

加蓮(まぁ私もそう思ってたけど)

加蓮「ふふっ、それで私が奈緒のだーい好きなPさんの部屋に泊まるのは羨ましいから阻止しようと」

奈緒「は、はぁぁ!?だ、だ、大好き!!?羨ましい!!?」

P「なんだ、そういう事なら俺の部屋に泊まるか?奈緒。やけに部屋広いから一人じゃ寂しいんだよね」

奈緒「にゃ、にゃに言ってんだよ!!!」

加蓮「あ、噛んだ」

奈緒「~~~っ!!!!」

P(かわいいなこいつ)

奈緒「も、もういい!!お仕事行ってくりゅ!!」

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北条加蓮(16)

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神谷奈緒(17)

今日は三姉妹SSだけかと思って少し目を離したら
新しいスレむっちゃ建ってる(驚愕)

加蓮「あらら、逃げちゃった」

P「あんまりいじめすぎんなよー」

加蓮「Pさんが一番いじる癖に」

P「まぁ、反応がかわいいからつい」

加蓮「ふふっ、ほんとにね」

加蓮「……さてと、私も行ってこようかな」

P「おう。まだ外は寒いから、ちゃんと厚着していけよー。ほらマスクも」

加蓮「はいはい」

P「後のど飴とカイロも持っていっとけ。体調悪くなったり、何かあればすぐ電話しろよ」

加蓮「わかってるって。本当、心配性なんだから」

P「俺の大事な大事な加蓮に何かあったらいけないからな」

加蓮「……もう。じゃあ行って来るね」

P「ああ。気をつけてな」


――
―――

かちゃかちゃかちゃ……ったーん!

P「っふぅ……もうお昼か、飯でも食うかなぁ」

がちゃっ

美優「ただいま戻りました……」

留美「P君、話は聞かせてもらったわ!」

P「美優さん、留美さん。おかえりなさい。……話って?」

留美「アパート、燃えたんでしょう?」

美優「その……大変だった……みたいですね」

P「ええ、まぁ……」

留美「なぜ私に相談してくれなかったの?」

P「へ?」

留美「今女子寮の方で寝泊りしてると聞いたわ……先に私に相談してくれれば……」

P「くれれば?」

留美「私のところにずっと住んでもよかったのに……」

P「……」

留美「どう?いい案だと思ったのだけれど」

P「いや、まぁ冷静に考えてですね。アイドルの寮に住んでるって時点でギルティなのに」

P「アイドルのお家に住まわせて頂くっていうのはもっとダメですよね」

留美「……そうかしら?」

P「そうですよ」

P「……それに私のところ、って言いましたけど留美さんは美優さんの所に転がり込んでるだけじゃないですか……」

P「もし俺が乗り気になったとしても、美優さんが嫌ですよね?」

美優「え……?」

P「ほら、家主の美優さんが嫌なのにそこに居着くわけにはいかないじゃないですか」

美優「わ、私は別に……むしろ……Pさんなら……」

P「……」

留美「だ、そうだけれど」

P「……」

留美「……美優を抱きしめて寝ると、柔らかくてぐっすり眠れるわよ」

美優「ちょ、ちょっと留美さん……!」

P「……ごくり。ってそんな事してるんですか……」

留美「ええ。抱きしめると暖かいし、凄く助かるわ」

留美「他には……そうね。美優が膝まくらして耳掃除してくれるわ」

P「ほう……」

美優「あ、あの……」

留美「美優がお風呂で背中を流してくれるわ」

P「ほほう……興味深いですね……」

美優「え、え……?」

留美「でしょう?どう?今からでも――

響子「でも、もう決まったことですから、ダメですよ」

ゆかり「そうですよ」

P「おろ、帰ってきてたのかゆかり、響子」

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http://i.imgur.com/YetbJ2M.jpg
三船美優(26)

http://i.imgur.com/mPTFX47.jpg
http://i.imgur.com/NqvT9oM.jpg
和久井留美(26)

ゆかり「はい、先ほど」

P「そっかそっか。おかえり」

響子「はいっ。ただいま、プロデューサーさん♪」

留美「……響子ちゃん。さっきのはどういう……?」

響子「……あはっ。プロデューサーさんはもう女子寮に住むって決まったんですから」

響子「今更何言っても……って事ですよ」

留美「……そうかしら?P君も結構乗り気だったと思うけれど?」

ゆかり「……困っていただけじゃないですか?」

留美「……あなた達は聞いてなかったかもしれないけど、美優が背中を流してくれると聞いた時の彼、すごく嬉しそうだったわよ?」

響子「……それ位私達もやりますよー」

ゆかり「……それに、プロデューサーさんが望むなら、背中だけじゃなく、全て……」

響子「……抱きしめられて寝るのも、膝枕をして耳掃除も、お風呂も、ご飯も、お掃除も」

ゆかり「……全て、私達がやりますから」

留美「……ふふっ、最近の若い女の子は大胆なのね」

響子「……留美さんもまだまだ若いじゃないですかー」

留美「……あら、ありがとう」

響子「……あはは」

ゆかり「……うふふ」

留美「……ふふっ」

響子「…………」

ゆかり「…………」

響子「…………」

P「あ、美優さんお茶飲みます?」

美優「え?あ、はい……ありがとうございます……」

P「あー茶がうめえ……」

美優「そ、そうですね……」

響子「……」

ゆかり「……」

留美「……」

美優「……あ、留美さん。そろそろ次のお仕事に……」

留美「……はぁ。そうね、行ってくるわP君。一応考えておいて」

P「え、ええ。いってらっしゃい」

美優「……それと、プロデューサーさん」

P「はい?」

美優「わ、私は……いつでも、いいですから……」

P「へ?」

美優「それでは、行ってきますね……」

P「え、ええ……」

響子「……」ジトー

ゆかり「……」ジトー

P「は、ははは……」


――
―――

P「……ふぅ。結局書類仕事やらなんやらで一日が終わってしまったな……」

がちゃっ

幸子「カワイイカワイイボクが帰ってきましたよ!!」

P「ちひろさんも帰ったし自分でコーヒーでも淹れるかな」

幸子「プロデューサーさん!帰ってきましたよ!」

P「やっぱりコーヒーの気分じゃないな、お茶にしとこう」

幸子「ぷ、プロデューサーさん!」

P「あーうめぇ……」

幸子「カワイイボクが……帰って……」

P「温まるわぁ」

幸子「……」

P「……」

幸子「……ぐすっ」

P「!?」

P「お、おっかえりいいいいいいい幸子おおおおおおおおお」

P「仕事お疲れ様!今日も幸子はカワイイなあああああああああ!!よしよし!」

幸子「……ぅぅ」

P「おーよしよし!!ごめんなー?ちょっとからかってみただけだからなー?カワイイ女の子はちょっとイジめたくなる男特有のアレだから!」

なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで

幸子「……カワイイ、ですか?」

P「そうそう!幸子がカワイイから!!めっちゃカワイイからちょっといじめたくなっただけなんだよ!」

幸子「……どれ位ですか?」

http://i.imgur.com/m42amhU.jpg
http://i.imgur.com/UdVIlrs.jpg
輿水幸子(14)

P「えーっと……そうだな!(一般男性から見れば)結婚したい位カワイイんじゃないか?」

幸子「……!!」

幸子「……い、今の本当ですか?」

P「え?まぁ……」

幸子「……ふふーん!!なら仕方ないですね!」

幸子「ボクがカワイすぎた所為でそうなったんですから、今回だけは!!特別に!許してあげます」

幸子「カワイイだけじゃなく、心がとても広いボクに感謝してくださいね!」

P「おーそうかそうかありがとうさっちん」

幸子「……ところでその、プロデューサーさん」

P「ん~?」

幸子「大変、だったみたいですね……アパート……」

P「ああ、その事か。まぁ大したことだけど大したことなかったよ」

幸子「その、大丈夫だったんですか?怪我とか……」

P「おうよ。俺はその時アパートにいなかったしな。いたら今頃病院じゃないか」

幸子「そうですか……それはよかっ――いえ、なんでもないです」

P「んー……?なんだ幸子、心配してくれてたのか?」

幸子「ま、まぁプロデューサーさんがいなくなるとこの事務所は大変ですからね!別にボクは困らないですから心配してませんけど!」

幸子「一人で殆ど担当している人が仕事できなくなると仕事が回らなくなりますから。まぁカワイイボクなら大丈夫なんですけど!!」

幸子「それに皆さんプロデューサーさんの事を信頼しきってますから、必ず影響が出ますからね。まぁ!ボクはぜんっぜん!!そんな事無いんですけどね!!!」

P「……幸子、お前」

幸子「な、なんですか」

P「心配してくれてたんだなああああああああああああああカワイイなあああああああああああああ」

ぎゅー!!

幸子「ちょ、ちょっとプロデューサーさん!」

P「さっちんが心配してくれて俺は嬉しいぞおおおおおおおおおおおお」

P「カワイイやつめ!!カワイイやつめ!!あー本当幸子はカワイイなぁ!!」

がちゃっ

P「愛してるぞ幸子おおおおおおおおお――

凛「ただいま」

まゆ「戻りましたぁ」

P「おおおぉぉぉ……」

凛「……」

まゆ「……」

P「……」

幸子「……」

凛「とりあえず、何してるの?」

P「え?あ……えっとですね」

まゆ「さっきの愛してるって……どういう意味なんですかぁ……まゆ気になります」

P「あ、はい……それはですね」

凛「抱きしめてるのやめたら?」

P「え?」

凛「抱きしめてるの、やめたら?」

P「あ、はい……そうですね」

P「えーっと……何から説明致しましょうか」

凛「……はぁ。まぁ説明はいいよ。なんとなくわかるし」

P「え?」

凛「抱きしめてたのはいつもの悪ふざけみたいな感じでしょ。幸子相手だとプロデューサー、いつも変だし」

凛「どうせ愛してるぞって言うのも、アイドルとしてーとか妹的存在としてーとかそんなんでしょ」

P「あ、はい……その通りです」

幸子「……ぅぅ」

まゆ「そうだったんですかぁ……」

凛「まぁプロデューサーの事だし、幸子14歳だしね」

幸子「……」

凛「問題なのは……私が、言われたことないってこと」

P「はぁ……?」

凛「私、プロデューサーから一度も言われたことない。……その、あ、愛してるって……」

P「は、はぁ……」

凛「だから……幸子には言ったのに、私には言わないのって不公平だって思う」

P「な、なるほど……?つまり、凛にも言えばいいんだな……?」

凛「!う、うん!」

P「よし、わかった……えっと」

P「愛してるよ、凛……」

凛「……」

P「こ、これでいいか?なんか小恥ずかしいな」

まゆ「プロデューサーさん……まゆにも……」

凛「……」

P「お、おう……愛してるぞ、まゆ」

まゆ「……うふ、うふふふふふふ」

P「これでいいんだよな?凛」

凛「……」

P「凛?どうかしたか?」

ぽちっ

『愛してるよ、凛……』

P「あぁ!?」

凛「ふふっ……ふふふっ……えへへっ」

P「な、何録音してんだよ!」

『愛してるよ、凛……』

凛「……にへへ」

『愛してるよ、凛……』

P「再生するのをやめろ!というから恥ずかしいから消せ!」

凛「やだ。絶対に、絶対に消さない」

幸子「……」

ぽちっ ぽちっ ぽちっ

『愛してるよ』 『愛してる』 『愛してるよ、凛……』

凛「~~~~♪」パタパタ

P「連続再生するのをやめてええええ!!」

凛「ふふっ」

『愛してるよ、凛……』

幸子「……っ」

P「らめええええええええええ」

幸子「……でも、プロデューサーさんが一番愛してるのはボクですけどね!」

凛「え?」

まゆ「え?」

凛「……幸子。それはさっきも言ったとおり……」

幸子「ええ、渋谷さんと佐久間さんに言った愛してるっていうのは、アイドルとしてって意味ですよ」

まゆ「だから幸子ちゃんも……」

幸子「でもボクは、プロデューサーさんに結婚したいって言われましたから!!」

P「へ?」

凛「!!?」

まゆ「……!!?」

まゆ「プロデューサーさん……幸子ちゃん……」

凛「……やっぱり説明して貰おうか?」

幸子「説明も何もそういう事ですよ!プロデューサーさんはカワイイボクと結婚したいって言ったんです!」

まゆ「……冗談も程ほどにしないとぉ」

凛「……怒るよ?」

P「ま、まぁお前ら落ち着いて……」

凛「プロデューサーは」

まゆ「黙っててください」

P「あ、はい……すいませんでした……」

幸子「……で、でも!プロデューサーさんが言ったんですから!」

P(そ、そういう意味じゃなかったんだけどな……)

幸子「プロデューサーさんが一番好きなのは!渋谷さんでも、佐久間さんでも無く!高森さんでも緒方さんでも無いし!」

幸子「水本さんや五十嵐さんでも、島村さんや本田さんでもなくこのボク!!そうプロデューサーさんが言ったんですから!!」

凛「……ふふっ」

まゆ「……うふふ」

凛「……幸子。ちょっとお話、しようか」

幸子「ヒ、ヒィッ!」

藍子「こーら。年下の子いじめるのはダメだよ」

ぽかっ

凛「ぁぅっ」

まゆ「ぃたっ」

P「お、おお!藍子!どうした?女子寮に直接帰るって聞いてたけど」

藍子「ご飯ができたから、呼びにきたんです。そしたら凛ちゃんとまゆちゃんが幸子ちゃんを問い詰めてたから……」

藍子「幸子ちゃん、大丈夫?」

幸子「は、はい……」

凛「べ、別にいじめてなんか……お話しようって」

藍子「でも幸子ちゃん怖がってたよ?」

凛「幸子が変な事言うから……プロデューサーと結婚するとか……」

藍子「……」

凛「……ごめんなさい」

まゆ「ごめんなさい……」

藍子「ん。次やったら怒るからね」

凛「はい……」

まゆ「はぁい……」

藍子「はい、じゃあご飯できてるから三人共戻って戻って」


――
―――

P「いやーいつも悪いな藍子。なんか幸子も凛もまゆも暴走しちゃって」

藍子「……本当にそう思ってます?」

P「んー?そりゃ思ってるよ……でもほら、藍子にはつい頼りたくなっちゃうというか」

藍子「……」ジトー

P「ごめんごめん、お詫びに今度の休日何処か出かけよう、な!」

P「そうだなぁ……温泉行こう、うん!そうしよう!」

藍子「……プロデューサーさんが行きたいだけなんじゃ」

P「まぁ、そこらへんは気にするなよ。じゃあ今度のオフに温泉で決まりな!予約とか俺が取っておくから!」

藍子「はいはい、わかりました……それで」

P「ん?」

藍子「それで……言ったんですか?」

P「何を?」

藍子「その……幸子ちゃんが一番とか、結婚……したいとか」

P「ふっ」

藍子「な、なんで鼻で笑うんですか!」

P「いや、だって……俺がお前らに順番なんてつける訳ないだろう」

P「結婚……あれはそういう意味で言ったんじゃないけど……まぁ。結婚したいって言えばそうなんじゃないか?」

藍子「……そ、そう……ですか」

P「幸子カワイイし、カワイイし、カワイイから!というかうちの事務所の子はみんな魅力的だからな。可能なら皆と結婚したい位だよ」

藍子「え?ああ……そういう事ですか」

P「そういう事。男なら誰もがそう思うんじゃないかな。本当、みんな可愛いし」

P「……勿論、藍子とも結婚したいって思ってる」

藍子「……っ!」

藍子「そ、そういうの、他の子に言わない方がいいですよ?」

P「そう?」

藍子「そーですよっ……ふふっ」

P「……なら言わないでおくよ」

P「そういえば飯できてたんだっけか、女子寮に戻るか」

藍子「あ、プロデューサーさんっ。待ってください!」

P「ん?」

ぎゅうっ

P「ふぇ?」

藍子「あ、あのっ……その、いつでも……甘えていいって言ってたから……」

藍子「5分だけ……5分だけ充電、させてください……」

P「……ん。そうだな、俺もそろそろ藍子分を充電したかった所だ」

P「よしよし……」

なでなで

藍子「んっ……えへへ……」

こうしてプロデューサーはようやく登り始めた
この果てしなく遠い女子寮生活坂をよ……


           <Xフ ̄ ̄<Xフ
           // / ハ 「ヽ 、ヽ !

            |くメL_| |_|ノ|_|∨|
           _」| | .○  ○. | | L_
          `Z||." _ "|| く
           ∨>   <V ̄

           /.      \
         _(. ((┃)).___. )_キュッキュッ
.       ./ /ヽ,,⌒) ̄ ̄ (,ノ .\\
      / /.       .     .\\
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           <Xフ ̄ ̄<Xフ
           // / ハ 「ヽ 、ヽ

            |くメL_| |_|ノ|_|∨|
           _」| | .○  < | | L_ エヘヘ♪
          `Z||." ワ "|| く
           ∨>   <V ̄

          .| ̄ ̄ ̄. ̄ ̄ ̄ ̄.|  トン

         _(,,)   おわり   .(,,)_
.       ./ .|________|  \

一応>>21の続きでした
支援、画像先輩アリシャス!!
おやすみ

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