一週間の青春を謳歌し終えた蝉たちの死骸は、夏の終わりを確かなものとして僕に実感させる。
そろそろ秋かな、なんて風情に溢れる台詞を呟き、ひとりで赤面してしまうような僕は、きっと詩人には向いていないのだろう。
そんな八月最後の日のこと、
何の気なしに立ち寄った思い出の公園で、僕は幻想的な少女との邂逅を果たす。
白いワンピースに、赤いよく目立つサンダル。
幼い容貌とは裏腹に、どこか陰を感じさせる、愁いを帯びた瞳。
夏を表しているかのような明るい小麦色の髪は肩に垂れ。彼女の白い肌を強調しているようだった。
男「どうしたんだい? 夏休み最後の日に」
少女「子ども扱いしないでください。いい年して公園を徘徊している不審者に、休日の過ごし方を言及される揶揄される覚えはありません。不快です」
男「俺は高校生なんだが……そんなに老け顔でもないだろ」
少女「どうでもいいです。鬱陶しいので私の視界から消えるか、自らの命を絶つかしてください」
男「擦れたガキだな、もっと媚びた感じでいかないと社会から疎外されるぞ」
少女「『擦れた』を生意気なという意味で使っておられるようですが、正しくは世間慣れしたという意味ですよ」
読点間違えたし台詞もミスってて萎えたんでこのまま落としてください
すいません
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