モバP「飯の時間だあああああああああああ!!!!」 (24)

P「くぅ~、昼飯の時間だな」

ちひろ「もうそんな時間ですか……。今日は外食ですか?」

P「どうすっかなー。誰かと外行くのもいいけど」

みく「ハンバーグ!!」

ライラ「アイス!!」

桃華「おいしい紅茶が欲しいですわ」

P「おうおう、たかる気満々だな。というか後二つは飯じゃないだろ」

みく「Pチャ~ン。みくはハンバーグ食べたいな~」ムギュッ

P「おう、露骨に抱きついてこびてくるのやめろ。飯奢ってやるよ」

ちひろ「ちょろすぎる」

桃華「全く。将来が心配になりますわ」

ライラ「ますわますわ」

P「うーし、コンビニ行くぞー」

みく「え、ファミレス……」

P「コンビニだっつーの。ちひろさん何か欲しいものありますか?」

ちひろ「そうですね。抹茶入りの某緑茶お願いします」

P「了解です。おらーいくぞー」

「「「はーい」」」

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P「ということで買って来たのだが」

みく「最近のコンビニ弁当はうーまいにゃー!」ムシャムシャ

P「最近の子供が何を言うか」

ちひろ「その子供の色仕掛けに負けた大人が何を言うか」

P「みくのボディはアダルトだからな」

ライラ「パンおいしいですよ」ングング

桃華「たまにはコンビニのおにぎりも悪くはないですわね」モグモグ

P「自炊が面倒なときはよく頼るな」パクパク

ちひろ「そんなものばかり食べてると体壊しますよ」

P「なーに、いざとなったらスタドリ飲みますよ」

ちひろ「食事を抜きましょう」

P「[ピーーー]と申すか」

みく「そんな薬品なんかじゃだめだめにゃ!」

ライラ「わたくしもそう思いますです。ごはんは大事でございますよ」

ちひろ「大丈夫です。スタドリ飲めば疲れ肩こり神経痛。頭痛眩暈に疲労骨折まで何でも治ります」

P「ん? なんかおかしなの混ざらなかったか?」

桃華「ごちそうさまですわ」

P「あれ、もういいのか。おにぎり一個しか食べてないじゃないか」

桃華「わたくし少食ですのよ」

P「とは言ってもな。これだけじゃさすがに少なすぎるだろう。おいしくなかったとか?」

桃華「そんなことありませんわ。もう、心配しすぎですわ」

P「いや、だってただでさえ小さいのにこれしか食べないなんて心配じゃないか。
 ほら、みくを見ろよ。ハンバーグ弁当食った上に俺の弁当食ってお前何食ってんだふざけんな」

みく「ば、ばれたにゃ!」

ライラ「プロデューサー殿のエビフライ、おいしかったですよ」

P「ライラ、お前もか」

桃華「あまり食べ過ぎて体型崩れると困りますしこのぐらいが丁度ですわ」

P「いいや、少ない。……仕方ない。こうなったらやるしかないな」

ちひろ「何をですか」

P「桃華。明日昼は空いてたな」

桃華「ええ、空いてますわ」

P「俺が飯を作ってやる」

桃華「えっ」

ライラ「えっ」

みく「えっ」

翌日

P「ということで今日は事務所で昼飯食事会しまーす」

桃華「楽しみですわ」

雪美「うん……」

ありす「言えば私が作るのに……」

ライラ「お腹ぺこぺこでございます」

雫「Pさん、料理作れたんですねー」

P「まぁな。一人暮らしそこそこ長いし昔ちょっとハマったときあったから」

ちひろ「それで結構な人数になっちゃいましたけど」

P「まさかオフの子まで来ると思わなかった」

ちひろ「……そしてあの時いたみくちゃんは」



一方その頃

みく「みくもPチャンのご飯食べたかったにゃ……」

P「まぁ仕事だししゃーない。じゃあちゃっちゃと料理するか」

ありす「手伝いましょうか」

P「心配無用。座って待ってな」

雫「そういえばちひろさんは料理出来るんですかー?」

ちひろ「オ゛ッ!? ででで出来ますよ」

桃華「目線が泳いでますわ」

ちひろ「そういうあなたたちだって出来るんですか」

桃華「出来ませんわ」

雪美「出来ない……」

ありす「出来ます」

ライラ「出来ますです」

雫「少しだけならー」

ちひろ「あれ、ライラちゃん出来るんですか? 意外ですね」

ライラ「節約生活するのに料理スキルは必須でございます。
    あと食べれる野草の見分け方とか……」

ちひろ「大変だったんですね」

ジャー ジャッジャッ ジャー

雫「あー、なんだか鍋を振って炒めている音が聞こえてきますねー」

桃華「中華ですわね」

雪美「餃子……?」

ありす「炒めているのですからきっとチンジャオロースとかですよ」

P「出来たぞー」

ちひろ「結構早いですね」

P「まぁな。これが俺の渾身の料理……」

P「浅漬けだ」ゴト

ありす「待ってください」

P「どうした」

ありす「さっき鍋振ってましたよね」

P「かもな」

ありす「それはどうしたんですか」

P「まぁ落ち着けよ。これはまだ一品目だ。前菜ってやつだよ」

ありす「なるほど。つまりこの後も次々料理が……」

P「まぁそんな出てこないけどな」

ありす「えっ?」

ライラ「おいしいですね」ポリポリ

桃華「ええ、あまり漬物は食べませんがこれは結構……」ポリポリ

雫「絶妙な塩加減ですー」ポリポリ

ちひろ(みんなして浅漬け食べてる……シュール)ポリポリ

ちひろ「でもこれは……プロデューサーさん」

P「ええ、わかってますよ。白いご飯ですよね。ちょっと待っててください」

ありす「なんだかごまかされた気が……あ、おいしい」ポリポリ

雫「キュウリと白菜と大根……どれもいいですねー」

桃華「キュウリが歯ごたえがあったいいですわ」

ライラ「ご飯がほしいでございます」

P「おらー、そんなご飯を持って来てやったぞ」コト

桃華「これは……」

雪美「何か……乗ってる」

P「俺は次の料理があるから。ごはんお代わり欲しい人はここに炊飯ジャー置いとくから自分で盛ってね」

雫「Pさん、これは……もう行っちゃいましたー」

ありす「卵の黄身……でしょうか」

ちひろ「ああ、崩してみるとそうっぽいですね」

桃華「なんだか固形化してますわ……。大丈夫ですの?」

雫「大丈夫ですよー、Pさんの料理ですからー」

ありす「これは料理と呼べるのでしょうか。とりあえずいただきます」

「「「「いただきます」」」」

ライラ「……おいしい!」

桃華「おいしいですわー!!」

ありす「何かの味が卵に染み込んでいます! これは一体!!」

雫「これは……多分醤油です! 他にもなにか色々なモノが混ざってると思いますけど!」

雪美「」ガツガツ

ちひろ「雪美ちゃん! もっとゆっくり食べて!」

桃華「なんですの! ただの卵かけご飯がこんなにおいしいなんて!!」

ありす「そのための炊飯ジャー……?」

雪美「」ヨソヨソ

ちひろ「いや! だがしかし! 卵はここに乗ってるのしかない!」

雪美「」ピタッ

ライラ「もう茶碗は空っぽでございます!」

桃華「卵のお代わりはないですの!!」

雫「プロデューサーさんは炊飯ジャーしか置いてってないです!!」

雪美「そんな……」

P「いや、お前らテンション上がりすぎだろ」

ありす「Pさん! その大鍋は!」

ライラ「卵?」

P「こんな大鍋に黄身の醤油漬けなんて作るやついねーよ。普通のシチューだ。温まるぞ」ゴト

ちひろ「これにも仕掛けが……?」

P「ないない。具沢山の普通のシチューだ。器用意したから自分で盛れよー」

「「「「「ごちそうさまでした」」」」」

ちひろ「いやー、大鍋空っぽになりましたね」

ライラ「うう……」

雪美「」グテー

桃華「お二人ともよく食べてましたわ」

ありす「桃華さんも何回もお代わりしてましたね」

雫「もう何も食べられませんー」

ちひろ「そういえばPさんは……?」

P「ん? お、シチュー全部食べたか。結構量があったろ」

ちひろ「ええ、だいぶ。でもおいしくてすぐ食べちゃいましたよ」

P「それはよかった。お前らも普段からこのぐらい食べろよー」

雫「太っちゃいますー」

ライラ「食費がうなぎのぼりでございます」

P「特に子供三人はちゃんと食わないと雫みたいになれないぞ?」

桃華「それは……」

ありす「重要ですね……」

雪美「?」

ちひろ「ところでプロデューサーさん。その手に持ってる器は」

P「ああ、これですか。これは……」

P「豚の角煮です」コト

ちひろ「お……オォ……」

桃華「おいしそうな角煮に匂いが……」

P「一応多めに作ってあるから腹減ったら食えばいいさ」

ありす「他にも用意してたりしませんよね」

P「角煮で終わりだな」

雪美「食べたい……」

ライラ「さすがに入りませんです」

ちひろ「ちゃんと言っといてもらえれば……」

P「一口食べます?」

ちひろ「いいんですか?」

P「はい、肉の部分でいいですよね。あーん」

ありす「」ガタッ

桃華「」ガタッ

ちひろ「え、そんな恥ずかしいですよ」

P「ほら、冷めちゃいますよ」

ちひろ「じゃ、じゃあそのあ、あーん」

ちひろ「うまい!! 肉が舌の上で溶けて口一杯に濃厚な味を広めていく!!」

P「ちゃんと味も染み込んでるみたいだな。卵も綺麗に染まってるぞ」

ありす「Pさんの箸が卵に食い込んでいきます!!」

雫「限界点で卵が二つに割れて、中から湯気が出て来ました!」

P「中まで煮えてるな。はむ。ほ、あっつあつや」

桃華「Pちゃまの箸が茶色に染まった大根に伸びて行きますわ!」

ありす「箸が……何の抵抗もなく大根を割っていく……!!」

P「うん。大根も味が染みてる。時間かけたかいがあったな」

ありす「Pさん。私もください!」

桃華「Pちゃま。次はわたくしですわ!」

P「はいはい、喧嘩するなって。順番なー」

後日

ありす「昨日のシチューはおいしかったですね」

桃華「わたくし、あの卵には感動しましたわ」

雪美「また……食べたい……」

みく「……」

ライラ「あの後食べた角煮もおいしかったですよ」

ちひろ「最初の浅漬けも忘れちゃいけませんよ」

雫「またあのキュウリ食べたいですー」

みく「ムキー!! みんなしてPチャンのゴハンの話やめるにゃ!」

ちひろ「残念でしたね。昨日いなくて」

桃華「あんなおいしいもの逃すなんてもったいないですわ」

みく「みくだって好きでいなかったわけじゃないにゃ!」

P「はいはい、落ち着けよ。みく」

みく「みくだってPチャンの手料理食べたい食べたい食べたい!!」

P「じゃあ仕方ないな。みくのために作ってやるよ」

みく「ほんと!?」

P「ああ、毎朝味噌汁作ってやる。だから機嫌治せ」

みく「うん!」




ちひろ「ん?」

以上。
うまそうな飯の描写って難しい

P「コネクティブみく!!」
みく「あくせなんとか!!」

こうですかわかりますん(>_<)

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