モバP「ダニィ!? 凛が星井美希と喧嘩してるだと!?」 (21)

短編ですが、よければどうぞ?
観てる人の中でイケメンの兄貴がいたら画像支援してください〜><

では投下いきまーす!

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モバP「一週間後、あの765の人気アイドル星井美希との合同ライブだ!!」

モバP「うぅぅ……凛も有名になったなぁ……あの星井美希に対してまったく見劣りしてないよ……グスッ」

凛「もう、いきなり泣かないでよプロデューサー」

凛「まだライブも始まっていないのに」

モバP「すまんすまん……つい感慨深くなってな」

凛「もう、大げさだよ。美希とは前に一緒に仕事したこともあるんだし」

モバP「あれはラジオでお前がゲストとしてでただけだろ? 今回は共同ライブだ! つまり同格扱い!!」

モバP「本当……凛はよくやってくれたよ。担当Pとして誇らしいよ……ううぅ」

凛「もう……また泣いてるし……しょうがないな……プロデューサーは泣き虫なんだから」

モバP「まぁ、そういうわけで。今日は一週間後のライブの打ち合わせをやるのだが………」

モバP「遅いな………集合時間はもうとっくに過ぎてるのに」

 ガチャ

 「失礼しますなのー」

モバP「おっ、やっと来たな」

美希「遅れてごめんなさいなのー!」

モバP「いやいやいいよ。遅れたから何かあったかと思ったけど、無事着いてよかったよ」

モバP「じゃあ、早速だけど自己紹介から………」

モバP「遠い所からご苦労様です。今回打ち合わせを担当する渋谷凛担当プロデューサーのモバPです」

美希「星井美希なの。よろしくお願いしますなの!」

凛「久しぶりだね、美希」

美希「あっ、凛! 久しぶりなのー! 元気だった?」

凛「うん。ラジオ以来だね」

モバP「流石に共演しただけあって知った仲か」

美希「うん! ミキ達とっても仲良しだよ」

凛「たまに遊びに行くしね」

モバP「そうか、それはなによりだ」

モバP「あれ……? 美希ちゃん。担当のプロデューサーさんは?」

美希「う〜ん、なんか連絡が取れなかったの。待ち合わせ場所に来なかったから、ミキだけ先にここに来たんだ」

モバP「えっ、そうなの!?」

モバP「765Pさんが連絡もなしに遅れるとは思えないが………ちょっと向こうの事務所に連絡して確かめてくる」

モバP「悪いけど、美希ちゃんはしばらくこの待合室で待機しててくれ」

美希「はーい。わかりましたなのー」

モバP「あと……凛。ちょっと来てくれ」

凛「ん、何?」

凛「なに、どうしたの?」

モバP「いや、大した用じゃないんだ。ただ、これから忙しくなるから今のうち渡そうと思ってな」

モバP「はい。この前のライブバトル勝利のご褒美。受け取ってくれ」

凛「え………」

凛「そ、そんな。別に私大したことしてないし……ただいつも通りやっただけだし……」

モバP「いやなに。凛はいつもがんばってくれてるしさ」

モバP「ニュージェネレーション、トライアドプリムスと。二つのユニットを掛け持ちしてくれてさ。俺もすごく助かってるから」

モバP「普段のお礼も込めてってことでな」

凛「そ、そういうことなら、ありがたくいただくよ……」

凛「!! これ………だいぶ前に欲しいって言ったイヤリング………覚えていてくれたの?」

モバP「まぁな、俺も凛には似合うだろうなって思ってたから印象に残ってたんだ」

凛「嬉しい………大切に保管しとくね」

モバP「おいおい。イヤリングなんだからつけろよ」

凛「汚れちゃうと嫌だから………」

モバP「それじゃイヤリングの意味ないぞーあははは」

凛「//////」カァァ





—ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー壁

美希「……………」

凛「お待たせ美希」

美希「うんうん全然構わないの。むしろこっちが迷惑かけてるから申し訳ないかなって」

凛「そんなことないよ。それにミスするのはこっちも同じ。お互い様だよ」

美希「モバP−−−さんだっけ? あの人とっても優しいね」

美希「ミキが遅刻したのに、普通は怒るのに。逆に心配してくれたの」

凛「うん………まぁ、ちょっとお人好し過ぎるのがたまに傷だけどね」

美希「そういう所もまたいいところだって思うな」

凛「………そうだね。私もそう思ってる」

美希「あれ? 凛、顔赤くなってない?」

凛「えっ? な、なってないよ!」(////)

美希「ふ〜ん………」

美希「ねぇ、凛とモバPさんって仲いいよね」

凛「えっ……そ、そうかな?」

凛「まぁ………付き合い長いし………」

美希「もしかして付き合ってる?」

凛「は、はぁ!?」

美希「わかりやすいくらい動揺してるの」

凛「し、してないよ。とにかく、プロデューサーとはそんな関係じゃないから」

美希「ふ〜ん」

美希「じゃあさ、モバPさんのこと好き?」

凛「………担当プロデューサーとしてはね。信頼してるし………」

美希「じゃあ、それ以上の感情はない………って感じでいいの?」

凛「もちろん」

凛「そもそも、プロデユーサーとアイドルがそういう関係になっちゃいけないわけだし」

美希「ふ〜ん」

凛「だいたい、なんでそんな話するのさ?」






美希「じゃあさ、ミキがモバPさんをもらってもいい?」

凛「は?」

凛「ちょっと……それどういう意味?」

美希「言葉の通りなの。ミキがモバPさんと恋人同士になっていいかなって聞いたの」

凛「………冗談だよね?」

美希「冗談じゃないよ」

凛「な、なんで……!?」

美希「モバPさん、ミキのタイプだし。優しいし。結構いいかなーって」

凛「だ、ダメ!!!!!」


凛「絶対にダメだから!!!!!」

美希「どうして?」

凛「どうしてって……そりゃスキャンダルになっちゃたら困るじゃない!!」

凛「もし週刊誌に報道されたら……美希だけじゃなく、プロデューサーまで路頭に迷っちゃう!」

美希「上手く隠すから平気なの。所属事務所が違うし、バレにくいって思うなー」

凛「い、いや、それでも……危険なことは変わりないし—ーーー」




ガチャ!

モバP「ごめんごめん。遅くなっちゃったな」

凛「!!」

凛「ぷ、プロデューサー! ノックぐらいしてよ!!」

モバP「えっ? あっ、悪い悪い」

美希「ねーねー。ミキのプロデューサーとは連絡とれたの?」

モバP「あーそれが全然とれなくてね。765の事務所に連絡したら、代理の人がこっちに来るってことになったから」

美希「ふ〜ん、小鳥が来るのかな?」

モバP「そういうわけで、それまでの間、ここで待っていてくれ」

美希「わかりましたなのー」

凛「………」

美希「あっ、そうだモバPさん。お願いがあるの」

モバP「ん、なんだい?」

美希「ミキね、お腹が空いたの。おにぎり買って欲しいな〜って」

モバP「えっ、俺が?」

凛「ちょっと!! 私のプロデューサーをパシリに使わないでよ!!」

美希「うわ〜ん、恐いの〜〜〜〜」

モバP「こらこら凛。そんなに怒鳴るな」

凛「………ッ!!」キッ

モバP「別にいいよ。それぐらいなら。で、何味がいい?」

美希「おまかせするのー」

モバP「わかった。ちょっとコンビニまで行ってくるから待っててね」

美希「ありがとうございますなのー!」ギュウウウウウ

モバP「ちょ」

凛「なっ………!!」

モバP「ちょっと、美希ちゃん。そう抱きつかれるのは………ちょっとまずいかな〜って」

美希「ミキなりの感謝のシ・ル・シなの☆」チュ

モバP「ひょ!?」

凛「おい、今何した!!!!!?????」

美希「ほっぺチューぐらいで大げさなの。アメリカとかだったらこれが普通なの」

凛「ここはアメリカじゃない………日本だから!!」

美希「そんなに怒鳴らなくても………ほら、モバPさん喜んでいるし……」

モバP「いやはははは………まいったなぁ………」ニヘラ

凛「………何ニヤニヤしてるの……」

モバP「いや、その!」

凛「買い物行くなら行って!!!」

モバP「は、はいぃぃぃ!!!」ピュー

美希「あふぅ」

凛「……………」

凛「…………何のつもり?」

美希「…………何が?」

凛「何がじゃない!! あのキスは何!?」

美希「うわぁ〜、凛すごく恐いの。もしかして怒ってる?」

凛「別に」

美希「ウソ。かなり怒ってるの」

凛「怒ってないよ」

美希「今更冷静ぶっても遅いなって、ミキ思うなー」

凛「本当に怒ってないから」

美希「ほっぺちゅーぐらいであそこまでキレるなんて、凛も相当アレなの」

凛「だから怒ってない!!!!!」

美希「やっぱり怒ってるの」

凛「…………」

美希「別にモバPさんのこと好きじゃないんだよね? だったらいいでしょ?」

凛「………そうだよ。好きじゃない。でも、それとこれとは話が別」

凛「さっきも少し言ったけど、私はプロデューサーのことを仕事上での信頼しているパートーナーだって思ってるの」

凛「それで、美希と付き合ってるのがバレたら、アイドル活動をする上で、私が凄く困るの」

凛「私がここまで有名になったのは、プロデューサーの手腕による所が多いからね」

凛「もし、ここで辞められたら、私のアイドルとしての活動に大きな支障がきちゃうの」

凛「美希がプロデューサーのこと好きなのは別に構わない。それで嫉妬なんてしないし、むしろ応援してあげたいと思ってる」

凛「でも、そういう事情があるから………悪いけど、プロデューサーを諦めて欲しい」

凛「美希も同じアイドルなんだから、私の言ってることわかるでしょ?」

美希「ねぇ、凛。知ってる?」

凛「…………何が?」

美希「人間ってね、嘘つく時、すごく饒舌になるんだって」

凛「………」ギロッ

美希「うわぁ〜〜〜その目凄く恐いの」

美希「じゃあ、要するに仕事する上でモバPさんが必要だからダメなんだね?」

凛「そう」

美希「………まぁ、そういうことにしておいてあげるの」

美希「それはそうと……ミキね、気づいたことがあったの」

凛「………何?」

美希「さっき、モバPさんに抱きついた時に気付いたんだけど…………」










美希「モバPさんって結構いい匂いするんだね」


凛「」ブチッ←凛の何かがキレた音

凛「××××××××× ×××××××× ××××!!!!!!!!!!!!!!」←声にならない怒り

美希「ふわぁ〜〜〜」


凛「××××××××× ×××××××× ××××!!!!!!!!!!!!!!」←放送禁止用語を含んだ叫び

美希「あふぅ………」


凛「××××××××× ×××××××× ××××!!!!!!!!!!!!!!」←お好きな罵詈雑言を入れてください

美希「眠くなってきたの」





ガチャ

モバP「何やら騒がしいが………どうかしたか?」

凛「!?」

凛「ぷぷぷぷぷぷぷぷぷプロデューサー!? のっ、ノックしてって言ったでしょ!!」

モバP「散々したのだが………」

凛「そ、そうなの………?」

美希「うわぁ〜〜〜〜〜ん、モバPさぁ〜ん!!」抱きっ

モバP「おふぅ!!」

凛「なっ………こいつ、また………ッ!」

美希「凛がミキのこといじめるの〜〜〜うわぁ〜〜〜ん!!!」

モバP「え………」

凛「!?」


美希「凛がね、ミキに怒鳴り散らしてひどいこと言ってくるの〜〜」

凛「ち、ちがっ……!!」

美希「怒鳴り声聞こえてきたでしょ? あれ、凛が怒鳴ったからなの」

モバP「やはりあれは凛の声だったか………」

凛「!! そ、それは………」

美希「お下劣な言葉も言ってきて………ミキの心は酷く傷ついたの」

モバP「えっ………」

凛「違う!! プロデューサー待って!! これには理由が………!!」


美希「恐かったの〜うぇ〜〜〜〜ん」ギュウウウウウウウウウウウ

凛「やめろ!!!!!!!!!!!!!!!」

モバP「お、おい………凛………」

凛「あっ………こ、これは………」

美希「ね? ミキの言ったことは本当だったでしょ? モバPさん」

美希「あっ、それとね。凛はこんなことも言ってたの」





美希「凛は、モバPさんのこと好きじゃないんだって」

モバP「え………」

凛「!!」


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