哩「王様ゲームでの行為は」菫「浮気ではない。ノーカン」(183)

代行やで~

代行あざっす! ぼちぼち書いていくんで暇があればどうぞ

久「みんなお疲れー」

哩「お疲れ」

菫「お疲れ」

セーラ「いやーほんま疲れたわー」

豊音「うん、そうだねー」

久「さて、今日から一週間この五人で寝食を、さらにはこの強化合宿団体戦を共にするわけだけど」

久「改めて自己紹介でもしておきましょうか」

菫「そうだな。今朝会ったときはバタバタしていたし」

セーラ「せやな。じゃあ俺からするわ。つっても軽くでええよな?」

セーラ「千里山の江口セーラや。好きな麻雀はでかいのあがること。以上、よろしゅう!」

久「じゃあ次は私が。清澄高校の竹井久よ。それと、ついでだし、私も好きな麻雀を。ずばり、悪待ちよ。よろしくね」

菫「確かに。インターハイでもかなり悪待ちを多用していたな」

久「それが私の持ち味だから。弘世さん次いい?」

菫「わかった。白糸台の弘世菫だ。そうだな、好きな麻雀は狙い撃ちだ。この一週間よろしく頼む」

セーラ「シャープシューターの名は伊達じゃないってやつか。この合宿でもガンガン狙っていくん?」

菫「もちろん。癖も克服したしな」

哩「よし、じゃあ次は私がいかせてもらうと。新道寺の白水哩よ。好きな麻雀は堅実にあがっこと。よろしく頼むけん」

豊音「最後はわたしだね~。宮守女子の姉帯豊音だよ! 好きな麻雀は色々!」

豊音「みんなと麻雀打ててちょー嬉しいよー。あ、後みんなのサインがほしいな」

哩「サイン?」

豊音「そうそう。有名人が書く感じで」

豊音ちょーかわいいよー!

セーラ「俺のやったらいくらでも書いたるで~。それに今書いたやつやったら将来プレミアになるやろーしな!」

豊音「わーありがとう。じゃあ書いて書いて、江口さん」

セーラ「任しいや、姉帯!」

久「ねえ、ちょっといいかしら」

菫「どうした?」

久「よかったら全員下の名前で呼ばない? なんか私、苗字で呼ぶのむず痒いのよね~」

久「それに名前呼びの方が仲良くなれそうじゃない?」

セーラ「おう、俺は全然かまへんで。セーラって呼んでくれや!」

哩「そやね。じゃあ私もそうさせてもらっとよ」

菫「私もかまわない」

豊音「じゃあこれから一週間よろしくね! 久、セーラ、哩、菫!」

久「ふふ、よろしくね。豊音」

豊音「えへへー。この一週間ちょーたのしみだよー」

久「そういえば今回召集されたのは三年生だけだけど、この中で顔なじみの人っているのかしら?」

セーラ「うーん、インターハイで見たことあるくらいの感じちゃうか? 実際名前は全員知ってたしなあ」

菫「そうだな。白水……いや、哩や、せ、セーラなんかは去年も見たが、話はしてないからな」

哩「他校同士やし、しょうがなか」

セーラ「そうやなあ。話す機会なんて対局前後くらいしかあらへんしなあ」

哩「ばってん、その戦った人が今度ば仲間っちゅーんは、なんだか面白い話よ」

セーラ「せやな! 今までのライバルが今度は仲間」

豊音「王道展開ってやつだね~!」

久「そうね。すっごくわくわくするわ」

菫「自己紹介も終わったし、これからどうする。もう寝るか?」

セーラ「なに言うとんねん。ちょっとくらい遊ぼうや」

豊音「トランプとUNOなら持って来たよ~」

セーラ「お、ナイスや豊音!」

豊音「えへへー。でしょでしょー」

菫「はあ、一体なにしにきてるんだ……」

久「まあまあ少しくらいいいじゃない。ちなみに私も色々持ってきたわ」

菫「仕方ないな……。少しだけだぞ」

哩「なんだか修学旅行みたいでええね」

豊音「よーし、めいっぱい遊ぶよー!」

とりあえず導入終了。二日目、三日目は割愛。ちなみに部屋での服装はみんな浴衣

―四日目―


セーラ「うおー疲れたー。あー畳気持ちええわー」

菫「セーラ、今から布団敷くから寝るなら布団で寝ろ」

セーラ「いやいや菫まだ寝ーへんで。ただちょっと横になりたいだけやねん」

菫「まったく」

セーラ「おろ、そいや他の三人はどこ行ってるんや?」

菫「久は今日の夜面白いことするとかどうとか言って買出しに行った。豊音はそれについて行ったよ」

セール「哩は?」

菫「哩はわからん」

セーラ「まあいずれ戻ってくるやろ。それまでごろごろしてよー」

菫「まったく……」

準備いい豊音かわいいよー

哩「ただいま」

セーラ「お、おかえり~」

菫「おかえり。どこ行ってたんだ?」

哩「ああ、電話よ」

セーラ「へー。誰からやったん?」

哩「後輩よ。ちゃんと練習しとるかーいうんと、こっちがどない状況か教えとった」

菫「……鶴田か?」

セーラ「鶴田ってあれか、新道寺の大将やった」

哩「そうや。ばってん、よくわかったっちゃね?」

菫「あれだけインターハイで仲のよいところを見せられたらな」

セーラ「へーそんなに仲いいん?」

哩「中学からば付きあっとるから仲はええよ」

菫「リザベーションなんてものも使えるからな」

セーラ「あれか、倍あがれるやつやろ?」

哩「そうよ」

セーラ「ほんま世の中には色んな麻雀打つやつがおるからあきひんわ」

久「戻ったわよ~」

豊音「ただいまー」

菫「おかえり」

セーラ「お疲れやで~。これでみんな揃ったな」

哩「おかえり」

久「ふう。近くにコンビにあるってやっぱり便利よねー」

豊音「そうだねー」

セーラ「で、なに買ってきたんや? なんかおもろいことするとか言ってたみたいやけど」

久「そうね。時間も限られているし、早速やっていきましょうか!」

哩「なんすると?」

豊音「ふっふっふー。それはねー」

久「王様ゲームよ!」

豊音「わーい。ぱちぱちぱちー」

菫「……王様ゲーム?」

久「あら、菫知らない?」

菫「いや、さすがに知っているが。どうしていきなりそんなものを?」

久「どうしてって、親睦をさらに深めようと思ってね」

哩「深めるんやったらカードでんよか違うか?」

久「違うこともやってもっと仲良くなろうってやつよ」

豊音「それに王様ゲームってやったことないからちょーやってみたいよー」

さて、ここからだ……

セーラ「ふーん、中々面白そうやないか。つまりそん袋の中には割り箸が入ってるんやろ?」

久「お察しの通りよ。それとお菓子ね」

菫「まあそんなひどい命令とかもでないだろう。少しくらいなら付き合うよ」

豊音「うんうん。哩もいいでしょー?」

哩「王様だけ引けばなんも問題なかこと。私も参加でええよ」

セーラ「お、強気やなあ。ええで、ごっつおもろい命令したるわ!」

久「よーしじゃあやるわよー! 第一回三年強化合宿王様ゲーム!」

菫「……なんだそれは?」

久「気分の問題よ、気分の問題。さ、物はもう用意してるから引いてちょうだい」

セーラ「準備ええなあ。じゃあいっせーのーでで引こうか」

豊音「いいよー」

セーラ「じゃあいくで、いっせーのーせ!」

菫「王様は誰だ?」

セーラ「ちぇー俺じゃないわ」

哩「私よ」

久「おー本当に引いてきたわね」

哩「うーん、なんしようかな。……そいぎ、一番が好きな人を言う」

セーラ「お、おう、けっこうかましてくんなー哩」

豊音「一番は誰かなー?」

菫「……私だ」

久「これは中々面白いのが聞けるわね~。さてさて白糸台の部長さんは誰に恋してるのかな?」

菫「ぐ、やっぱり言わないとだめか?」

セーラ「当たり前やん。初っ端からパスなんてありえへんで」

豊音「ちょー気になるよー」

哩「………」

支援

久「ほら、早く言っちゃいなさいよ。長引けば言いにくくなるだけよ?」

菫「わ、わかってるよ。えと、……いだ」

豊音「え、なんて言ったの?」

セーラ「はっきり言いやー」

菫「淡だ。大星淡だよ。一年の、白糸台の」

哩「やっぱりそうやったんやね」

豊音「やっぱりって、哩気づいてたの?」

哩「インターハイのときになんとなく感じとったところはあっとよ」

支援

久「……それは自分もそうだからかしら?」

哩「まあ、そうかもしれんね」

豊音「ちょっとちょっとー二人だけで話さないでよー」

セーラ「そうやで。ちゃんと情報共有しようや」

哩「ただ単に私が姫子と付きあっとる雰囲気に菫と大星の雰囲気が似とったけん、そうなんか思っただけよ」

セーラ「え、姫子ってさっき電話してた後輩やんな?」

哩「そうたい」

セーラ「おおう、あっさり認めるんやな」

哩「まあそこまで恥ずかしいことやないけん」

菫「……悪かったな」

セーラ「はー、やっぱりどこにもカップルはおるもんなんやなあ」

久「セーラの周りにもいるの?」

セーラ「ああ。俺の周りでいうたら怜と竜華や。うちの先鋒と大将や」

菫「あの二人か。確かにそんな雰囲気はあったな」

セーラ「いやー俺もあの二人が付き合ってるって言い出したときはほんまびっくりしたで。っと今はあの二人の話はどうでもええか」

久「そうね。菫と大星さんの話よね」

菫「話って、好きな人を言ったから終わりじゃないのか」

久「まあまあ細かいことはいいじゃない。馴れ初めくらい教えてよ」

豊音「あ、それちょー聞きたいよー」

哩「そいぎ追加で馴れ初めも言ってもらおか」

菫「そ、それはルールとしてどうなんだ!」

セーラ「ええやん別に。同じ高校のやつが聞いてるわけじゃないんやし」

支援

菫「……わかったよ。付き合うことになったのはインターハイが始まる直前くらいだな」

菫「まあその……色々あって、淡から告白してきてな。そのとき私も淡のことが気になっていたからおーけーしたよ」

菫「……どうやって告白されたかは恥ずかしいから割愛させてもらう」

久「ふーん、色々ねえ。それで終わり?」

菫「ちょっとこれ以上は、恥ずかしすぎる」

豊音「あ、じゃあじゃあ一つだけ聞いていい?」

菫「なんだ?」

豊音「えっと、菫はいつ大星さんを好きになったの?」

菫「……えーと、そうだな。まあその、さっき言った色々のとこで本当に色々あってな」

菫「そのときからお互い意識するようになって……というのが始まりだ。これでいいか?」

セーラ「さすがにそれは答えてることにはならんやろ。一切の具体性がないで」

菫「うう、しかし……」

支援

哩「言ったらよか。誰も他言したりはせん」

菫「わかったよ。その……淡が足を怪我したときがあってな」

菫「そのときに私が保健室に連れて行ったんだが、暇だから話相手になってくれと言われてそのままいたんだ」

菫「まあそこで話すうちに少し意識しはじめて」

久「ふんふん。第一段階はそこね。それでもっと直接意識するようになったのは?」

菫「なっ!?」

久「ちょっとなんでわかったんだみたいなリアクションしないでよ」

久「保健室でちょっと話したくらいで好きになった~なんてありえないでしょ?」 

久「さすがに好きになるにはもっとそれなりな要因が必要なはずよ。で、それはなにかしら」

菫「……なんでもお見通しというわけか。わかったよ、言えばいいんだろ」

菫「……その……好きになったのもそのときなんだよ」

哩「そのときっていうと、保健室か?」

菫「ああ。そのときにな……添い寝してほしいと言われてな」

菫「後日聞いたら、冗談だったらしいが、そのときの私は素直に言うことを聞いてな」

菫「それで一緒に寝たんだが、その、寝顔を見ているときに……」

久「好きになってしまったと。なるほどねえ。付き合う前にもう寝ちゃったんだ」

菫「変な言い方するな! もう、これでいいだろう。言えることは全部言ったぞ」

豊音「うん、ありがとう。すっごく面白かったよ」

セーラ「中々菫も隅におけんなあ」

菫「ああもううるさい! 次いくぞ次!」

久「よーし、じゃあ二回目いくわよー!」

豊音「うん! いくよー。せーの!」

しえんー!

哩「さすがに二回連続はなかか」

菫「ふふ」

豊音「菫?」

菫「今度の王様は私だ」

セーラ「おおー。いきなり引き返したか」

菫「さて、どうしてやろうか」

久「あら、そんなに嫌だったのかしら?」

菫「久々に顔が赤くなるくらいにはな……よし、じゃあ二番と三番が抱きあえ」

セーラ「菫も過激にぶっこんでいくなー……って二番俺やん!」

豊音「今のノリツッコミってやつだねー! 始めて見たよー」

セーラ「ああうん、おおきに。……で、三番は誰や?」

豊音「あ、わたしだ」

セーラ「自分かい!」

豊音「よーし抱きとめるよー」

久「なんだかほのぼのしてるわね」

菫「想定していたのと違う……」

哩「相手が豊音だからしょうがなか」

菫「あーちなみに二人は付き合ってる人とかいるのか?」

セーラ「な、なんでそんなことまで言わなあかんねん!」

菫「別にいいだろ。名前を言えとは言ってない」

豊音「わたしはいるよー」

哩「おるんか。こう言っちゃなんやが、以外たい」

支援
豊音にはだいしゅきホールドしていただきたい

久「セーラは?」

セーラ「……おるよ」

菫「そうか。二人ともありがとう。さ、じゃあセーラは豊音に抱きついてくれ。それで豊音は抱きとめてやってくれ」

セーラ「おい命令追加しすぎやろ! それと好きな人おるか聞いた意味あったんか!?」

菫「気にするな。命令が少し増えるくらい細かいことだろう?」

久「本当に嫌だったみたいね……まあまあセーラも落ち着きなさい。ただ抱きつくだけよ?」

セーラ「そうやけど……」

豊音「……もしかしてわたしが嫌だったりするのかなー?」

セーラ「ちゃう! そんなことあらへん! だから泣きそうな顔すなや!」

哩「セーラは恥ずかしいだけやけん、心配することなか」

菫「なんだかんだ言ってセーラは乙女だからな」

セーラ「くそお、覚えとけよ菫! 豊音、いくぞ!」

はよぎゅーってしてもらいーな

菫「あ、ちょっと待った」

セーラ「なんやねん! 今やっと覚悟決まったんやぞ!?」

菫「それはすまん。豊音はしゃがんでもらっていいか?」

豊音「うん別にいいけどー」

菫「よし、これなら恋人みたいにできるな」

久「でもこれだと豊音が辛くない?」

哩「そやね。それにこれやと親が子供んためしゃがんだみとーなっから……ああ、いっそ横になんはどうや?」

セーラ「な」

菫「おお確かにそれはいいな」

セーラ「ちょちょちょ、待てー! なんや横って!!」

哩「そのままん意味よ。豊音が床ん寝て、そん上からセーラが抱きつくんよ」

久「それでいきましょ。セーラもそこまで重くないから大丈夫でしょ。はい豊音その布団の上に寝て」

豊音「わかったよー」

セーラ「待てやー!! なんやこれ!! い、いくらなんでもこれはアカンやろ!!」

菫「おい、静かにしろセーラ。あまり騒ぐと怒られるぞ」

セーラ「なんで俺がたしなめられとんねん!? いや、せやからこれはどう考えてもおかしいやろ!」

久「なにが?」

セーラ「なにがって、布団でその……抱き合うっちゅーんは、そのやりすぎってやつや……」

菫「大丈夫だ、所詮お遊びだろ? なにかあるわけじゃなし」

哩「そうたい。気楽な気持ちで豊音ん抱きつきゃいい話ったい」

セーラ「お前ら人ごとやと思いよってえ……!」

支援

久「ほらほら早くしなさいよ。時間なくなっちゃうでしょ? 豊音も待ってることだし」

セーラ「ぬぐぐ、覚えとけよお前ら! 絶対後でもっと恥ずかしいことさせたるからな! 豊音、行くぞ!」

豊音「う、うん。いつでもいいよー」

セーラ「………」

久「……宣言からえらく静かに言ったわね」

菫「そうだな……」

セーラ「………」

豊音「な、なんだかドキドキするねー」

セーラ「………」

支援

しえ

豊音「あ、でもセーラってやっぱり柔らかいんだね。お、女の子だから当然だよねー」

セーラ「な、何言うとんねん。当たり前やないか。俺は、び、美少女雀士やねんぞ」

豊音「わ、セーラ心臓すごい早くなってるよー」

セーラ「い、言わんでええねんそんなこと!」

豊音「う、うん……」

セーラ「………」

豊音「………」

セーラ「………」

豊音「え? えーと……せーら、とってもかわいいよ」

セーラ「は? いきなりどないしたん豊音?」

豊音「ふだんはおとこまさりだけど、こういうときしおらしくなって、そのぎゃっぷがすごくいい。かわいい」

セーラ「な、何言うてんねん!」

豊音「このままもっといいことしない? わたしがきもちよくさ、させてあげ」

セーラ「さ、さっきからどないしたんや豊音。お前そんなん言うやつちゃうやろ……はっ!?」

久「あら、ばれちゃった? てへ」

セーラ「てへ、ちゃうわボケー! 豊音も豊音で素直に読むんやない!」

豊音「あう、ごめんねー」

セーラ「たくっ、ちょっとドキドキした俺がアホらしいやん」

菫「ドキドキはしたんだな」

セーラ「う、うっさい!」

豊音「あ、でもでもセーラが可愛かったのは本当だよー」

セーラ「そういうこと言うのやめえ! 照れるわ」

久「まったく純情ねえ」

セーラ「ほっとけ。で、これでええやろもう。満足やろ?」

久「ええ、だいぶ」

哩「ここまでセーラが初心だったのは意外やけんね」

菫「乙女だな」

セーラ「やかましいわお前ら! 次や次! 絶対恥ずかしい思いさせたる」

哩「そやね、次いこか。サクサクいこ」

菫「そうだな。……引くぞ、せーの」

セーラ「ちっ、王様ちゃうんかい」

久「残念だったわね。ちなみに王様は……私よ!」

哩「うわー」

菫「これは……」

セーラ「一番引いたらアカンやつが引いてもうた……もうだめや……」

久「ちょっとなによなによ。そこまでひどいことはしないから安心しなさい」

セーラ「こない安心できない安心しなさいも始めてや」

久「そうねえ……じゃあ、王様が四番をくすぐるわ!」

哩「くすぐるねえ……」

菫「なんだ、王様がなにかするのもありなのか」

久「もちろんじゃない。これもまた王様ゲームの醍醐味よ。さ~て四番は誰かしらー?」

セーラ「………」

豊音「わたしは三番だよー」

哩「二番ぞ」

菫「一番」

久「ふんふんなるほど~。じゃあ四番は誰かしらねえ?」

セーラ「………」

久「ねえ、セーラ?」

セーラ「ああ、もうそんな目で見んなや! そうや、四番は俺や!」

菫「段々やけくそになってないかお前?」

セーラ「なってへんわ! まったく人ごとやと思って……俺が王様になったら覚えとけよお前ら!」

哩「完全な八つ当たりやんそれ」

久「さーて、じゃあセーラ、こっちにいらっしゃい」

セーラ「はいはい行けばええんやろ」

久「素直でよろしい。じゃあ座ってわたしに背中あずけて」

セーラ「こ、こうでええんか?」

久「そうそう。この体勢が一番いいのよね~」

セーラ「……なんかめっちゃ恥ずかしいんやけど」

久「じゃあくすぐっていくわね」

セーラ「ちょ、なんか手つきやらしくないか?」

久「気のせい気のせい。さ、力抜いて楽にして?」


菫「なんかさっそく妖しい雰囲気になってるが、これ大丈夫か?」

哩「大丈夫やろ。さすがに久もわきまえとるはず。多分」

豊音「耳元でささやく感じがエロティックだよー」

久「たしかに豊音の言うとおり女の子らしい体つきね」

セーラ「あ、あたり、まえや。俺は女や、ねんぞ」

久「あら、そんなにくすぐったいかしら?」

セーラ「くすぐったいっていうか、なんかこれ、あう、ちょ、ちょっとたんま……!」

久「だーめ。さーてセーラはどこが弱いかしらね~。わき腹? おなか? 背中? それともうなじ?」

セーラ「ひゃうっ。う、うなじはアカン……」

久「そう、セーラはうなじが弱いのね~」

セーラ「い、息ふきかけんな。あう、その触り方やめえ」

久「えーただくすぐってるだけじゃない」

セーラ「な、なんかちゃうやん。その、さわりかた。ううう」

久「大丈夫よ。ほら力ぬいて、私に体重あずけて?」

セーラ「はう、ふう」

久「ほら、まだ触っていくわよ」

セーラ「あううう、だから、そのさわりかたアカンて……なんかへんな……はう、だめやってぇ」

久「変な、なにかしら?」

セーラ「………」

久「ふふっ。我慢しちゃって、かーわいい。じゃあ、直にいくわよ」

セーラ「なっ! ちょそれはや、ひゃっ! だ、だめや」

久「もー。かわいらしい声出しちゃって。私はただくすぐってるだけよ?」

セーラ「す、すはだは……あう……ううう……」

久「セーラの素肌とっても気持ちいいわあ。スベスベしてて」

セーラ「……あっ……はっ、はぁ、はぁ……だめ、やってえ……」

久「わかったわ。後一分くらいでやめるてあげる」

セーラ「はぁ、はやく、やめっ……」

久「あーでも本当飽きないわ。この触り心地」

セーラ「もう、これっ……アカンて……」

久「セーラ、とってもかわいいわよ」

セーラ「あっ、そんなん……言わんで、ええねん……」

久「そんなことないわよ。とってもかわいいわ。触るたびにぴくぴくしちゃって、もしかして感じてる?」

セーラ「そ、そんなわけっ、ないやろ……はぅっ……あっ、うううう」

久「さて、一分くらい経ったかしらね。名残惜しいけど、しゅーりょー」

セーラ「はあ、はあ」

久「あら……そんなにくすぐったかったかしら?」

支援

哩「いくらなんでもこれやりすぎじゃなか……?」

久「あら、大丈夫よこれくらい」

菫「お前はなんというか、本当にすごいな……」

久「そんなことないわよ。ゲームだし、楽しまなくっちゃねー」

菫「心底お前に選ばれなくてよかったと思っているよ……」

久「そうかしら? 案外楽しいかもしれないわよ」

菫「勘弁してくれ。あんなもん犠牲になるのは一人で十分だ」

豊音「セーラ大丈夫?」

セーラ「………」

豊音「え?」

セーラ「……さん。ゆるさへん……。絶対に、絶対に許さへんぞー!」

豊音「わわっ、いたっ」

哩「大丈夫か、豊音?」

豊音「だ、大丈夫だよー。びっくりして転んじゃった」

セーラ「許さへん、絶対に許さへーん!」

菫「おいおいどうした。大丈夫かセーラ」

セーラ「どこをどう見たら大丈夫に見えんねん、このアホ! あ、あんなこと泉ともしたことないねんぞ!?」

久「泉?」

セーラ「彼女や! 俺の!」

菫「へえ、あの一年と付き合っていたのか」

セーラ「なんや、なんか文句あるか!?」

菫「いや、文句は別にないが……」

セーラ「なんで、なんで泉ともしたことないことを、久なんかとせなアカンねん!」

久「別にいいじゃない。こんなのただの遊びでしょ。ノーカンノーカン」

セーラ「そんなんでだまくらかされるかあ!」

哩「一旦落ち着きいセーラ。苦情くるったい」

セーラ「これが落ち着けるかあ! 哩は付き合い長いからそういうことしてるかも知らんけどな」

セーラ「俺はまだ付き合って一ヶ月やねんぞ!? お前らと違ってやらしいこととかしてないっちゅーねん!」

セーラ「てか菫ならわかるやろ、俺の気持ち」

支援

菫「ど、どういうことだ?」

セーラ「菫の彼女も一年の大星やろ? やったらわかるやん。初めては彼女がええやん」

菫「えーと、まあ……そうだな」

セーラ「なんでそんな微妙な反応やねん! え、まさか、お前もしかして……」

菫「……別に私の話はいいだろ」

セーラ「ちょ、進みすぎやろお前! まだ付き合ってそんな経ってないやろ?」

菫「……そうだな」

久「へー、いつしたの?」

菫「いや、付き合って三週間くらいのときにな、淡がじゃれついてきたときに……その、そういう雰囲気になってだな、それで……」

セーラ「ほ、ほんまかいな」

菫「ああ……って私の話はいいだろう」

豊音「すごいねー菫」

菫「べ、別にいいだろう」

久「案外手早いのねー。もっと奥手かと思ってたわ」

菫「……自分でもびっくりしているよ」

豊音「わたし塞とはまだ手つないだことしかないやー」

久「塞? あ、へー豊音は臼沢さんと付き合ってるんだ」

豊音「あ、うんそうだよー。まだ付き合って全然経ってないけど」

セーラ「そ、それやったら俺の気持ちわかるやろ、豊音!?」

豊音「う、うん。やっぱり初めては好きな人がいいよね」

セーラ「せやろ!? やっぱそうやんなあ!」

哩「臼沢ってあのモノクルつけとるやつか?」

セーラ「なんでそっちに話題いくねん!」

豊音「え? うんそうそう。すっごく優しいんだよー」

久「確かにしっかりしてそうだものねーあの子」

豊音「うんいっつも助けられてるよー。……えーとセーラ、大丈夫?」

セーラ「くっそお。ほんまお前ら馬鹿にしよってえ。ええわ、今からめっちゃ恥ずかしいもん考えるから、雑談でもしてろや!」

菫「おい、セーラ……まったく。おい久、謝ったらどうだ? このままだと面倒だぞ」

久「うーんまあそうねえ。わかったわ、戻ってきたら謝るわ」

哩「というかあいつ考えるのはええけん、王様引かんといけんことわかってるんやろか?」

支援

支援

久「さて、じゃあいじけっ子が戻ってくるまでどうしてましょうか」

菫「いじけって……あーじゃあ久、お前の好きな人は誰なんだ?」

豊音「あ、それすっごく気になるよー」

久「私? ちょっとそれだと菫が最初にあたったのと同じじゃない」

哩「別にええやろ。なんでかセーラと豊音も暴露してしまったんやから」

久「まあ教えるのは構わなけど、素直に教えるのもなんだかつまらないわね」

菫「つまらないってお前なあ……」

久「あ、じゃあ哩と菫がいっつもするときに攻めか受けか教えてくれたら言ってもいいわよ」

菫「ちょっと待て馬鹿おい」

支援

支援

ラス支援

哩「受けよ」

菫「はあああっ!? ど、どうした哩」

哩「どうしたって、それくらい教えるのは別によか。むしろそれより久の好きな人が気になるけん」

久「哩は受けねえ。言っておくけど、菫も言わないと教えないわよ」

菫「……攻めだよ。攻め。これでいいだろ。ほら、早く好きな人を言え」

久「そんなに急かさなくてもいいでしょ。私はまこ、染谷まこと付き合ってるわ」

菫「染谷……ああ、清澄の次鋒か?」

久「ええ。けっこう長い付き合いでね」

セーラ「……ふーん長い付き合いねー」

久「あらおかえり、いつの間に戻ってきたの?」

セーラ「今さっきや。それにしても、へーそうなんやなあ、長い付き合いの彼女おるのにあんなことできるんや。すごいなあ」

久「もう、悪かったわよ。ごめんなさい。私もやりすぎたわ」

セーラ「別にもう怒ってへんよー。どうせああいうこと誰にでもしてるんやろ。遊びーとか言って?」

久「誰とでもするわけないでしょ。彼女としかしたことないわよ」

セーラ「どう考えてもあれは慣れてるやつの手つきやった」

久「彼女で慣れてるのよ。もうそんなに拗ねないでよ」

セーラ「べっつにーもう拗ねてへんわ。ほらそれより早くやろうや」

久「わかったわよ。さて、じゃあいきましょうか」

セーラ「覚悟しいよ、お前ら……とっておきぶちかましたる」

哩「そげんこと言ってもセーラが引けんかったら意味はなか。私たちが引けばよか話よ」

豊音「今度はわたしが王様引くよー」

セーラ「やってみい……今度の王様は俺やけどな!」

豊音「すごい気合入ってるねー、セーラ」

久「気合で引けるといいわね。さあ、いくわよ! せーの!」

菫「……くっ、違うか」

哩「私も違うったい」

豊音「うーん、また王様になれなかったかー」

久「私も違う。ということは……」

セーラ「ふふふ、はっはっは! どうや、引いて見せたで!」

哩「本当に引くとは、すごか執念よ」

セーラ「さあ……覚悟せえよ……!」

菫「な、なんだよ命令は」

セーラ「先に言うとくけどな、俺がどんな命令しても待ったはなしやぞ?」

久「それはまあゲーム的にそうでしょ」

豊音「な、なにかな?」

セーラ「ええねんな? 絶対に拒否とかなしやからな!?」

菫「わかったよ! 全員それで納得してるよ。ほら早く言え」

セーラ「ほ、ほんまやな。絶対やからな? 後で嫌それはちょっと、とか、それはさすがにアカンやろ、とかなしやからな!?」

哩「ああもう、わかったけん早く言えや! なんぞ」

セーラ「ほんまやねんぞ。じゃあ言うで……。い、一番と三番が……えー、その……あれや、でぃ……」

久「ああもう、じれったいわねえ。早く言いなさいよ」

セーラ「わ、わかっとるわ! その、でぃ、ディープキスしろや!」

菫「は?」

久「へー」

豊音「えええー!?」

哩「……正気ぞ、セーラ?」

セーラ「きょ、拒否なしやねんぞ。さっき確認したからな」

久「顔真っ赤よー」

セーラ「うっさいボケえ! 言っとくけど後悔しても遅いからな」

久「はいはい、わかったわよ。それでディープキスする一番と三番は誰かしら?」

セーラ「くっそー! そうやって聞くってことは久じゃないんか」

久「残念だったわね」

セーラ「まあええわ。で誰や一番と三番は。まあ、もう答えは出てるようなもんやけど」

菫「そ、それはどういうことだ?」

セーラ「さすがにこれは豊音に当てるんわかわいそうやと思ってなあ。豊音の番号だけは避けたんや」

久「避けたって、どうやって?」

セーラ「ただの勘や。でも豊音、違うやろ?」

豊音「う、うん。わたし二番だから違うよー」

セーラ「というこっちゃ。本当は久にぶち当てたかったんやけど、そこまではできんかったわ。ま、観念しいや、菫、哩」

菫「完全なとばっちりじゃないか!」

セーラ「知りませーん。遊びやなんや言うてからかった罰や。観念しいや」

久「いやー楽しみねー。人がキスしてるの生で見るのなんて初めてだから。それに二人とも美形だし、絵になるわー」

哩「人ごとんと思いよって……」

菫「なんでお前はそんなにノリノリなんだよ……!」

久「だってキスするの私じゃないもの。ねえ豊音?」

豊音「ふぇ!? え、う、うんそうだね。わたしすごくドキドキしてるよー」

久「そうねえ。ほら豊音も楽しみだって、お二人さん。早くしたら?」

セーラ「ほらほら二人とも突っ立っとたらキスできんやろー? はよ近づくなりなんなりしいや」

菫「ちょちょちょ、ちょっと待った」

セーラ「なんや?」

菫「ほ、本当にしないとだめか?」

セーラ「今更なに言うてんねん。あんなに確認したときにええ言うたやんけ」

菫「いや、言ったには言ったがここまでのものがくるとは……なあ哩」

哩「そ、そうよ。さすがにこれは彼女がおる身としてはやっちゃいけんことというか」

セーラ「なあお前ら、ディープキスは彼女としたか?」

菫「なんだよいきなり」

セーラ「ええから答えや」

菫「まあ……それは、あるが……」

哩「同じく……」

セーラ「そやったらええやん。初めてやないんやろ。大丈夫大丈夫。せやったら遊びの範疇やって」

哩「判断の基準おかしくなっとらんか!?」

久「安心しなさい。ここでキスしても誰も言わなければバレることはないわ。ほらだから早く」

菫「くそっ、こいつは本当に……!」

久「あ、じゃあやりやすいように今回も布団で寝たら?」

菫「は、はあっ!?」

哩「な、そ、そげんことせんでええっちゃろ!?」

久「だって、このままだとずっと膠着状態じゃない? それだったら密着しちゃって気持ちを高めていって……ね?」

哩「なにが、ね、やねん!」

セーラ「おーおー久、ええこと言うやん。そうしよ、追加命令や。布団でディープキスや」

菫「お前は久に恨みがあるんじゃなかったのか!?」

セーラ「ああもちろんあるで。でもな、今はお前らがディープキスをしてるところが見たいんや」

哩(だめや。完全にいかれてしまっとる)

久「あ。それといつもと立場逆にしてみたら?」

豊音「立場って?」

久「攻めと受けよ。丁度二人とも違うみたいだし。今回は哩が攻めで、菫が受けになればいいのよ」

菫「なんのためにそんなことを……」

久「いや、いつもと同じ立場なら彼女のこと思い出して罪悪感が生まれそうじゃない?」

久「けど逆の立場になれば、そんなことを考える余裕もなくなるんじゃないかと思ってね」

哩「もうわけがわからんちゃ……それにそげん簡単な話じゃなかよ」

久「大丈夫よ。いっつも彼女さんがしてくれることをすればいいだけだから」

セーラ「それと安心しいや。これはな浮気ちゃうねん。ただの遊びやから」

久「あら、セーラうまいこと言うじゃない。そうそうこれは浮気なんかじゃないわ」

久「所詮お遊び。気楽にディープキスしてちょうだい」

菫「気楽にできるわけないだろうが!」

久「はいはい。さっさと準備するー。豊音、菫を寝かすから手伝って?」

豊音「う、うん。菫、頑張ってね! わたしちょー見てるから」

菫「見てるとか言うな!……うわ、ちょ、待った。わかった、自分で行くから。持ち上げるな! きゃ、うわ……うう」

久「あなた本当にいっつも攻めなの? 今の感じどうみても受けだけど」

菫「う、うるさい!」

セーラ「ははーん。わかったで。後輩の前やからかっこつけしいなんやろ、菫」

菫「ち、違う! いつもちゃんと、攻めだ。今のはただ、びっくりしただけだ」

久「まあそういうことにしておきましょうか。じゃあ哩、どうぞ」

哩「いやいやどうぞって……」

久「もーしょうがないわね。ほら行った行った」

哩「わわっ、押すんじゃなか! わっとと、って!」

菫「いたっ! いきなり倒れてくるな哩」

哩「私のせいじゃなか。今起き上がるとよ」

久「はいストーップ!」

哩「へ?」

久「今立ち上がっちゃたら、またやり直しになるでしょ?」

久「ほらそのまま顔近づけて。あーもう……はい、こうしてこれで、おっけー」

哩「………」

菫「………」

セーラ「あ、ついでに布団上からかけといてやるわ」

哩「……これは」

菫「すごく、恥ずかしいな」

久「黙って見詰め合ってても始まらないわよー。哩から攻めるなり、菫がおねだりするなりしてみてよ」

豊音「うわー、わたしちょードキドキするよー」

哩「菫……」

菫「哩……」

哩(これめちゃくちゃ恥ずかしか。それに近くで見ると菫本当に綺麗ったい。しかし攻めるってこれもうどうすればよかー!?)

菫(すごいドキドキする。それに哩の真剣な表情で見つめられると……いやいやだめだ私には淡がいるんだから)

久「お二人さん。これは遊びだから。彼女さんに負い目とか感じなくていいのよ? 思うようにやりなさーい」

哩(ひとごとだと思いよってえ! あーもう何していいか全然わからんけん)

菫(このまま時間切れまで待つのも手か……? あいつらがそれを認めるとは到底思えないが……)

久「いやーやっぱり絵になるわねーこの二人。どう豊音、写真にしてもこのツーショット、いい感じじゃない?」

豊音「本当二人ともすっごいきれいだねー。ねえねえその写真わたしももらっていい?」

久「ええいいわよ。でも二人が実際キスしてるの見たらこんな画像霞んじゃうだろうから、消そうと思うけどね」

セーラ「人間どんな生き方したらそうなるのか俺は知りたいわ」

哩(あれはどう考えてもキスせんかったら写真を彼女んところ送りつけるっちゅー脅迫……!)

哩(さらに凶悪なんはキスしたら写真は消すという、キスを促してくるところ!)

哩(もう退路はなか……こうなったら腹括るしかない!)

哩「……菫、ええか?」

菫「……え? きゃ、ちょ、ちょっと待ってくれ。まだ、心の準備が……」

哩(私だってできてなかー! ああもうなんよこれ、なんよこれ!)

哩(なんで知り合ってまだ四日しか経ってないのにキスなんぞせないけんのか)

哩(菫は確かに綺麗っちゃけども、動揺してる姿が予想以上にかわいいっちゃけども)

哩(ああもう恥ずかしさで頭どうにかなりそーや!)

はよはよはよ

菫(び、びっくりした。まさか本当にキスされるかと思ってしまった)

菫(いやしかしキスしなければ写真が淡に見られてしまう……だけどキスするのは……)

菫(ただ哩になら別にいいかもしれないと思ってしまい始めてもいる)

菫(いやいや、これは浮気なんかじゃない! なによりそう、これは、あ、遊びなんだから!)

菫(そう、たとえこの後哩とキスしようと、それは所詮ゲームの中のできごと、決して浮気ではない!)

菫(……しかしさっき哩にいいかと言われたときはドキドキしすぎてやばかった)

菫(あんな風にいつもしてるのか? いや哩は受けだとか言ってたけど……)

哩(とにかくこんままではだめや。姫子にあん写真見られたら終わりぞ)

哩(でもそのためにはキスせんといけん……なんぞこれ!? わけわからんよなってきた!)

哩(いやいや、違う。キスするけども、これは浮気ではなか。ただの戯れのキス。遊びのキス。浮気じゃなか!)

哩(このキスは裏切りのキスじゃなか! むしろ姫子への愛情があるからするんよ!!)

哩(やるんよ哩! こがん子供の遊びのキスなんてなんともないけん。いかる、いくんぞ!)

菫「ま、哩……?」

哩(やっぱ無理ー!!)

哩(なんちゅう目でこっち見よるんや! 子犬か! ほんとにこいついつも攻めなんぞ!?)

哩(いつもん凛々しい感じとギャップありすぎやろ!)

菫(哩のやつさっきからこっちをじっと見てどうしたんだ。もしかしてもう覚悟を決めて、いつでもいけるのか?)

菫(ううう、そんなに真剣に見つめないでくれ。頭が沸騰しそうだ)

哩(だめや。このままやと見つめあったままいたずらに時間が過ぎていくだけ)

哩(しかしいきなりキスするんはハードルが高すぎる……。はっ、そうか!)

哩(いきなりキスしょうとするけんだめなんや! よくよく考えたら姫子やっていきなりキスしてきよったことはあまりなか)

哩(なにかしら言葉をかけてきよって、そいからキスしとった)

哩(やけん、今もいつも姫子が私にしよったように声かけて、そいからキスすればよかはず)

哩(というかもうそいしか思いつかん。こいにすべてをかけるんぞ哩!)

哩「……す、菫。今の菫、とってもかわいか」

菫「え、な、いきなり何を」

哩「いきなりなんてことなか。前々から菫んことかわいいと思っとったとよ」

菫「は、はあっ?」

菫(な、なんだなんだ一体、この状況で口説きにきたのか!? いやいやまさかそんなはずはないはずだ)

菫(だとしたらなんでこんなこと言い出したんだ? まさか見つめあってる間にそういう気分になった……?)

菫(もしかしてガチでキスするつもり、しかももしかしたらその続きまで……っていやいやいやいや!)

菫(そそそ、そんなことはないはず! 別の可能性をなにか……あ、あれか!)

菫(いきなりキスはさすがに難しいから、まずはお互い気分を高めていこう的ななにかか!?)

菫(頭のいい哩のことだ。これくらい考えているはず。きっとそう。そのはず。そうであってほしい!)

菫(まあもしそうであった場合、いやそうでなきゃ困るが、私がとるべき行動は……)

哩「私は本当こんなかわいくて綺麗な菫と一緒にいれて幸せもんよ」

菫「……あ、ありがとう。私も、哩といれてうれしい、よ」

哩(うおおおおおお! これめっちゃ恥ずかしか、恥ずかしか、恥ずかしか!!)

哩(ええんよね!? 私なんも作戦間違っちょらんよね!?)

哩(菫ものってきとるけどわかっとるんよね!? ああもうでも引き下がれんったいこのままいくしかなか!)

哩「……なあ菫」

菫「なに、哩……」

哩「キス、せんか?」

菫「……うん、私もしたい」

哩「じゃあ菫、なにか言うことあるんじゃなか?」

菫「言うこと……?」

哩「どんな風にキスしてほしいか、ちゃんと口にせんと」

みんな静かにwktkしてたのか

支援ぬ
絶対完結させてくれ。できるだけ長く。

菫(ど、どういうことだ!? つまりおねだりしろってことか? なんだそれ! 聞いてないぞそんな話)

菫(というか今の流れなら、「キスせんか?」→「うん私もしたい」→「じゃあいくぞ」→「うんいいよ」→キス→ハッピー)

菫(これでよかったじゃないか!? なんでおねだりなんか……)

菫(いやでもここでおねだりは無理なんて言ったらせっかくの空気が台無しになる)

菫(ここはどうにか乗り切るしかない!)

哩(と、とりあえずこれでよかはず。姫子もおねだりさせるんはどのカップルもやっとるって言っとったし、菫たちもやっとるはず)

哩(まあ菫は攻めらしいから言い慣れてないやろうけど、そこは頑張ってもらうしかなか!)

菫「………ま、哩」

哩「うん、菫……」

菫「……き、キス……して?」

哩「だ、だめやろ、菫。もっとちゃんと誘ってくれんとキスしてあげんよ?」

書き込める基準がイマイチわからぬ……
みなさんサル避けありがとうございます。
後ぼちぼちで完結するので、お暇ならお付き合いください


哩(あぶなああああああい!! 完全にキスするところやった、完全にキスするところやったあ!!)

哩(菫かわいすぎていけん。でもまだや。キスの礼節を逸してはだめや)

哩(心ん底からキスしてほしいと菫が思うまでは我慢するんぞ哩!)

菫(も、もっとだとおお!? あれでも相当頑張って言ったのに、これ以上言わないといけないのか!?)

菫(淡にああ言われるとあまりのかわいさにすぐキスしていたが、もしかしてもっとこらえないといけなかったのか……?)

菫(しかしあれ以上のことを言うなんて、なんて言ったらいいんだ)

哩「……菫」

菫「な、なに?」

哩「恥ずかしいんか? いいんよ、恥ずかしさとか感じなくて。ここには私と菫しかおらん。なあ菫、菫の全部私に見せてくれんか?」

菫「哩……いや、でも……」

哩「ええよ。わかった。じゃあ菫が素直になれるように手伝っっちゃる」

菫「え……? きゃ、ちょ、哩……やめっ」

哩「ふふ、きゃ、だなんてかわいい声出すんやね菫」

哩(ええんよね、ええんよね!? 私胸触ったり、耳なめちゃっけど、何も間違っちょらんよね!? 大丈夫よね!?)

哩(いやいやいやキスする前にはこれくらいする。これが普通。そうだから間違っとらん。キスの前の儀式! キスの礼節!)

哩(ああでも……これあかんかもしれん。菫の反応がエロすぎる。今までの言葉攻めでは余裕あったけんいかる思ったが)

哩(ばってん、菫の反応見てたら……あああかんあかん。やってしまったかもしれん……)

哩(だめや、ムラムラしてきたけん……。あああもうこれ止められんかもしれん!!)

菫(耳と、胸っ。やばい、なにも考えられなくなる。なんだっけ……素直に、キス? キス……キスがっ、したい)

菫「……あっ……やっ、うぅ……はぁはぁ」

哩「ちゅっ、ちゅるちゅる……はっ、ちゅっ……」

菫「はぁっ……ん……はぁはぁ、あううっ……はぁ、ぁ、ああっ!」

哩(ああもうやばい。胸の感触がよすぎるし、なにより菫の反応がやらしすぎる)

哩(だめやもう自分でも何しとるかわからんよーなってきた……)

哩「はぁ……ちゅ、はむっ、ちゅっ……」

菫「んっ、うう……はっ、あっ……ううう」

哩「はぁ、はぁ。……どうや菫、素直になれそうか?」

菫「はぁ、はぁ、ま、哩……」

哩「うん」

菫「キス、したい……キス……キス、して?」

哩「菫……」

菫「ねえ、哩……。キス、しよう。ねえ、キス……したい」

哩「………」

哩(もうこれ、止まらんわ――)

哩「ちゅっ、ふっ……ちゅ……んっ……」

菫「ん、ちゅ……ん……んん……」

哩「ん、はぁ……んちゅ……」

哩(ああもう、頭ぼーっとしてきよった)

菫「……んむ、はっ……ちゅむ……ん、ちゅ……」

哩「ちゅ……ん……はぁ、はぁ……ちゅ……んっ」

菫(キス、気持ちいい……)

菫「んっ、ちゅっ……んん……ちゅ、んっ……」

哩「んむ、ちゅっ……んっ……ふぁ、んちゅっ……ん、んん」

菫「ん……ぷはぁっ……はぁはぁ……哩……」

哩「……はぁ、はぁ……菫……?」

菫(もっと、キスしたい……)

菫「……もっと……んっ……ふぁっ……ちゅっ、んんん」

哩「んんっ……ちゅむ……ちゅっ、ちゅるっ……んっ、ふっ」

菫「んあっ……んんん……んむっ……ちゅ……」

哩(自分から攻めるの、気持ちええ……もうだめったい。誰か止めてくれんともう止まれんと……!)

哩「……ちゅっ、れちゅ……んふっ……ちゅぶ……」

菫「んっ……んちゅ、ちゅるっ……ん、んんっ……」

哩「ちゅ、んちゅっ……ちゅっ、んっ、ちゅ……はっ……」

菫(なにも、もう考えられない……舌が絡み合うの、気持ちいい……)

菫「んんっ……はぁっ……ちゅ、ちゅっ、れちゅ……」

哩「……ん、ふぁっ……はぁ……ちゅるっ、ちゅ……」

哩(もうだめったい……止められん!)

菫「ちゅ……んっ!……はぁっ、んっ、哩っ!」

哩「……はぁっ、はぁ……菫……かわいか……ふっ……こんな濡らして、気持ちよか……?」

菫(指、がっ、触られて……やばいっ、もうっ……なにも)

菫「はっ、あっ、やめっ……ああうっ!……はぁ、あっ……哩っ」

哩(菫の顔、エロすぎや。もっと攻めたらどうなるんやろ)

哩「はぁっ、もう、ぐしょぐしょたい……そんなにっ……キスがよかったんか?」

菫「あっ、ああっ!……んっ……んんっ、はぁっ……はぁ、そういうっ……哩だって……!」

哩「え……あ、あああああっ!……あっ、はぁっ、はぁっ……ちょ、ま」

菫「哩……だってっ、ぐしょぐしょだ……あっ、あっ!」

哩「わ、わたしは、あっ……どうでも、ええんよ……ほらっ、菫っ……!」

菫(え、指っ、中に入ってきっ)

菫「あっ、ううぅぅぅあああっ!……中っ、はっ、だっ……あっ、あああああああっ!」

哩「はぁ、こんなっ……音、聞こえっちゃか、菫……ぐちゃぐちゃ、いっとーよっ」

菫「やめっ、いわなっ……んっ、んんんぁぁああああっ!!……はぁっ、あっ、ああああっ!」

哩(キス……キスしたい)

哩「はぁ、はぁ……んっ、ちゅっ……んんっ、れちゅっ、ちゅっ……んっ」

菫「んむっ……んんんっ!……んっ、ちゅっ、んんん、んんっ!……ぷはっ……はぁっ、はぁっ」

哩「ちゅっ、んんっ……ちゅるっ……んっ、ふっ……ちゅっ、ちゅぶっ……」

菫「ん、はっ……ちゅっ、んん、んっ、んんんんんんんっ!……はぁっ、あっ、はぁぁっ!」

哩「はぁはぁっ、菫……気持ちよか?」

菫「……はぁっ、あっ……うんっ……うっ、あああっ!……ああああ、はぁっ、はぁ……」

哩「菫っ……はぁ、あっ……菫っ!」

菫「はぁっ、まいっ、あっ! ああああああああああああああああ!!」

哩「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

菫「あっ、はぁぁぁっ、あっ……はぁっはぁっ、はぁ……」

哩「はぁっ、はぁ、はぁ……」

菫「はぁっ、はぁっ……んっ、はぁ……はぁ……」

哩「はぁっ……菫……」

菫「え……はぁ、な、なに……?」

哩「……かわいかったと……」

菫「はぁ、はぁ……うん、こっちも……きもちよかった……」

哩「そいは、よかった……はぁ、もう……寝るったい……」

菫「はぁ、うん……おやすみ……」

哩「………」

菫「はぁはぁ……はぁ………」

哩「………」

菫「はぁ………」

哩「………」

菫「………」

豊音「」


セーラ「」


久「」

菫「………」

哩「………」

久「……ね、寝ちゃった!?」

セーラ「………」

豊音「………」

久「ど、どうしようかしらこれ」

セーラ「そ、そんなん俺らに、き、聞くなや……」

久「わ、わたしだってどうしていいかわからわよ」

セーラ「そんなん俺だってそうや」

久「……ごめんなさい。と、とりあえずトイレ行ってきていいかしら」

セーラ「な、なんや、行ってきたらええやん」

久「ええ、じゃあ……」

セーラ「……豊音、大丈夫か?」

豊音「……え? う、うん? なにがー?」

セーラ「……豊音」

豊音「……なに?」

セーラ「とりあえず……俺たちも寝よか……」

豊音「……うん、そうだねー」




カン!

以上です。サル避け、支援等本当にありがとうございました。
もう寝ます。

終わってしまた

流出→修羅場も見たいな


見たいな

期待保守

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