P「ええ!?春香、バイクの免許取ってたのか!?」(77)

P「危ないんだぞ、俺の友達なんて漫画の影響受けて何人峠で事故ってたか…」

春香「そ、そんな走り屋みたいなことなんてしないですよ~!それにそんな漫画読みません!」

亜美「"事故"る奴は…」

真美「"不運"と"踊"っちまったんだよ…」

春香「!?」

P「ぶったくじゃん!何でこんな漫画がこんなとこにあるんだよ!」

真美「はるるんが読んでたんだよ」

亜美「そうだよなぁ……春香ァ……!?」

P「走り屋かと思ったら族にでもなるのかよ!」

春香「関係ないですよ~!!ぶったく読んでる人が全員族なわけじゃないし、バリ伝読んでる人が全員走り屋なわけでもないじゃないですか~!」

P「あーっ!バリ伝やっぱり読んでるじゃん!」

P「とにかく!身体が資本のアイドルがそんな危ないものに乗っちゃダメ!」

春香「そんな~!そこら辺のおばちゃんでもスクーターに乗ってるのに!」

P「めっ!」

春香「うう~!!プロデューサーさんのバカ!いぼ痔!いんきんたむし!」ダッ

P「」

律子「あ~あ、すごい言われようですね…」

P「…俺の悪口で済むのなら、それで良いよ」

春香「ぐすん…プロデューサーの分からず屋…」

春香「ふん、いぼ痔こじらせちゃえばいいのに…」

春香(せっかくバイク屋の人と仲良くなったから、免許取れたこと報告しに行こうと思ってたのに…)

春香(最高の日が最悪の日になっちゃった…)ゴシゴシ

春香(報告だけでもしておこう…)

春香「あれっ…」

春香「プロデューサーさん?」

P「」

春香「なんで…」

P「あ、あわわわ…」

うむ






うむ

春香「そうなんですか…プロデューサーも昔乗ってたんですね…」

P「…ああ、だからバイクに憧れるのも分かるし楽しさも知ってるし…事故の怖さも知ってる」

P「自分が気をつけていても100%防げないのが公道って場所なんだ」

春香「…」

P「でも、単車に憧れてくれた春香の気持ちは元バイク乗りとしては嬉しいよ、きっかけが漫画とかでもね」

春香「うう、漫画じゃないですよ~、お父さんが乗ってるからそれでです」

P「あ、そうだったのか」

歩くのすら危ないのに死ぬぞ

P「そういや春香はバイクの種類とか分かるのか?」

春香「分かりますよ、お父さんとか、ここの人と仲良くなっていろいろ教えてもらったんです」

美世「あ、春香ちゃん来てたんだ、あれ?横の人はお父様ですか?」

P「いえ、俺はこういう…」

美世「へえ~、話には聞いていましたよ、そういや春香ちゃん、アレ、もうすぐレストア終わるから見にくる?」

春香「わぁ!ホントですか!あ、それと私、免許取れたんですよ!」

美世「お!おめでとう!じゃあもうすぐ乗れるね!」

P「あれ、もう決まってるのか?」

美世「ふふ、この子結構いい趣味してますよ!」

春香「うわぁ~、ぴっかぴかだぁ…」

美世「まあ汚かったのは外見だけだったから良かったけどね、タンク内は錆なし、機関良好!電装系が死んじゃってるからまだダメだけど…」

P「へえ、ベンリィですか」

春香「ぶぅ~、違いますよ!」

P「え?ん、suzuki…?」

春香「コレダこと、K125です!」

P「ああ~…聞いたことはある」

美世「一応カブに次ぐぐらいの超ロングセラーなんですけどねぇ…suzukiのバイクはお嫌いで?」

P「はは…俺はホンダ派なんで…」

春香「ん~、雰囲気あるなあ…」

K125「雰囲気だけじゃないわい!」

春香「!?」

K125「ふう~、なんとか生き返ったのお、体中がピカピカじゃわ」

春香「あわわわわ!!」

美世「どうしたの?春香ちゃん、ああ…」

春香「しゃ、しゃべっ…」

美世「なんでこんなとこにカエルがいるんだろ、はい、もう大丈夫」ポイッ

春香(えっ…?)

K125「何を見とるんじゃ」

春香(もしかして…他の人には聞こえてない…?)



一ヶ月後

千早「結局許してくれたのね」

春香「うん、ビジネスバイクっていうのが安心してもらえた理由みたいなものかなー、あはは」

千早「あ、あの軽トラじゃない?」

春香「あ、そうだ!」

        !?

美世「はい、今から色々説明するから聞いててね~」

春香「は、はい!」



K125「なんじゃなんじゃ、こんな小娘にわしゃ乗られるのか!?」

春香「ええ!?解体所で死にかけてたところを見つけたのは私なのに、何よその態度!」

K125「死にかけてなどおらんわ!どんくさそうな奴じゃのぉ…大丈夫なのか…?」

春香「むっかー!大丈夫だもん!ちゃんと免許取れたもん!」

千早「春香?」

春香「え、あ、いや、何でも無いよ!あはは…」

春香(ったく、自分で生き返ったとか言ってたくせに…)

千早「レトロなバイクね、すてきじゃない、春香にはピッタリね」

春香「そうだね、海岸線とかのんびり走りたいなあ」

K125「のんびりじゃと!?わしゃこれでもレース用のエンジンをつんどるんじゃ!12馬力空冷単気筒2ストロークエンジンじゃぞ!」

春香「は、はあ…」

千早「ん?」

春香「え?ああ、そうだ、エンジンかけてみるよ」

カリカリカリカカカン!

カカカカカッカカッカカカッ!!!カカカカカッ!!!

千早「うわっ、見かけによらず凄い音がするのね」

K125「なんてったって12馬力空冷単気筒2ストロークエンジンじゃからな!小娘!ちょいと吹かしてみろ!」

ヴゥゥンヴウウウゥゥン!!!

千早「なんだか凄い音するのね、わっ、凄い煙…」

春香パパ「うう~ん、これは良いもくもく具合ですなぁ」

千早「あっ、こんにちは」

春香「あ、父さん。ああ!またその格好してる!ださいからやめてよ~!」

春香パパ「なにー!ツナギは男の戦闘服だろうが!」

K125「そうじゃそうじゃ!うむ、この男、なかなか良い面構えをしておるわ!」

春香(フルフェイスでほっぺの肉がむにゅってなってるじゃない…)

千早「じゃあ、私はこれで帰ります、さようなら」

春香パパ「おおっと、私が送って行きましょうか」

千早「そうですか?ありがとうございます」

春香パパ「帰りに春香の方にヘルメット持ってもらうからリュック持って行くんだぞ」

春香「ええ~、そんなあ!」

K125「おや、ガンマの小僧じゃないか!」

RG500Γ「おお、コレダ爺さんかい、元気にしてたか?」

K125「わはは、お陰様で好調じゃわい!では、行くぞ!」

RG500Γ「おうおう、あいも変わらずいい年して煙なんぞ吹かしてさ!」



春香「むむむ…」

K125「これ!何をしておる!」

春香「ロータリーミッションとか教習所で習ってないよ~!」

春香「え、ええと…」

ガラガラ…

K125「バカモン!!ちゃんとせんか!」

春香「うう~!」

K125「クラッチを切れ!」

春香「はい!」

K125「シフト踏むじゃろ!そのままじゃぞ!クラッチを戻せ!」

K125「ほい、シフトを離す!」

春香「おお~…」

ガション

K125「バカモン!人の話を聞いとらんかっただろ!」

春香「ご、ごめんなさ~い!」

K125「全く、ワシのエンジンは2ストロークといえども素直なんじゃぞ?」

K125「ガンマなんかピーキーな奴じゃぞ、お前みたいな小娘にはとてもじゃないが乗れぬわ!」

春香「父さんのΓはそうかもしれないけど、素直とか素直じゃないとか自分で言ってるだけでしょ、私教習所のスーパーフォアもエンストさせまくってたし」

K125「誰じゃ、スーパーフォアって。まあ教習車になるぐらいなんじゃから性格は良いんじゃろうな」

ガンマ「あー腹減ってきたな…」

K125「あとあいつは大飯喰らいでもあるな」

春香「そういえばコレダ爺ちゃんってガソリンメーター無いよね」

K125「コレダ爺ちゃん?ワシのことか?まあお前みたいな小娘からすればお爺ちゃんなんだろうがの」

K125「良い方法を教えてやろう、トリップメーターがあるじゃろ」

春香「はいはい、トリップメーターで燃費計算するんでしょ。あれ?無いよ?」

K125「そういえば無かったの」

春香「じゃあわかんないじゃん!」

K125「まあまあまあ、燃費を把握すればいいんじゃからメーターを見てとかいくらでも方法はあるじゃろ。それにワシは2ストロークエンジンじゃが燃費はガンマの小僧に比べりゃ良いほうじゃ、タンクだって13Lもガソリンが入るしの」

春香「はあ…」



亜美「うわー、なんかおっしゃれー!」

K125「こりゃ!べたべたさわるな!」

真美「後ろ乗せてよ~」

春香「私免許とってから1年経ってないからだめだよ~」

K125「ふん、そもそも荷台になってるのにどうやって二人乗りするって言うんじゃ」

亜美「なんか面白いライトー」

春香「そういえば丸じゃないんだよね」

K125「ほう、suzukiの伝統、馬蹄型ヘッドライトに目をつけるとは」

律子「へえ~、ビジネスバイクっていうから郵便局のみたいなの想像してたけど、ヴィンテージっぽくてカッコいいじゃない」

K125「うむうむ、良く分かっておる」

律子「ん?suzuki?suzukiってバイクとか作ってたの?」

K125「なにー!貴様!そんなことも知らんのか!ほれ!小娘も何か言ってやれ!」

春香「4大メーカーって言うんですよ、ホンダ・カワサキ・ヤマハ・スズキって。ほ、ほら、CMでもやってるじゃないですか。ずっと守ってあげたいから~君のためのバンディット~♪って…」

律子「アルトじゃなかったっけ…」

K125「バンディットって誰じゃ」

春香「コレダお爺ちゃんは多分知らないよ」ヒソヒソ

K125「そうか、きっと若いんだな」

K125「だいぶ上手くなってきたの、小娘、随分ギヤ抜けの回数も少なくなってきた」

春香「えへへ、ありがと、コレダお爺ちゃん」

K125「これで満足しているようじゃまだまだじゃぞ!」

春香「は~い。ただいまー!」

春香パパ「お帰りー、今日はどこまで行ってきたんだ?」

春香「海沿いをちょっとね~」

春香パパ「この季節の海岸沿いは良いもんだろ?虫も少ないし。あんまり飛ばすんじゃないぞ」

春香「飛ばすようなバイクじゃないよ~、お父さんこそ気をつけてね。お風呂入ってくる!」

春香パパ「それもそうか、ああ、そうだ春香…」

春香パパ「もう入っちゃったか、まあいいや」



春香パパ「K125か…そんなに回さないとはいえ古くなってるからな…」

K125(ん?なんだ?)

K125(ああそういうことか…さすがガンマの乗り手なだけはあるな…)

俺のVΓリッター14だったな
懐かしい

律子「ええ!?プロデューサーまでバイクに!?」

P「いや、免許は昔から持ってたよ。…まあ春香を見ていたら久しぶりにさ…」

律子「はあ、よくまああれだけ反対してたのに」

P「安全運転で楽しもう!ははは!」

真「あれですか?あの赤いの」

雪歩「大きいですぅ~」

P「そんなこと無いよ、250ccだし」

あずさ「ニーハンっていうんですよね、短大の時、男子が楽しそうに話していました~」

伊織「まあそんなこと言われても良くわかんないけど」

やよい「うっうー!プロデューサーさんは後ろに乗っけてくれるんですかー!?」

P「別に問題は無いけどまだ復活したてだからさ…感覚を取り戻したら乗せてあげるよ」

響「早そうだな、なんていうんだ?」

春香「プロデューサーさん!あの事務所の前の赤いバンディット!」

貴音「ばんでぃっと…?」

そんで俺の愛車のカタナちゃんいつ出てくるわけ?

P「聞いてくれるか春香、俺はホンダ一筋だったからホーネットを買おうとしていたら真横のバンディットを買っていた、何が言っているか分からないと思うが俺も何されたか分からなかった」

P「買っちゃったんだよ!!込み込み一括37万!!ウェアもブーツも何もかも捨てちまってたから全部買いなおした!!勿論保険だって250ccだから車とは別だ!!イヤッッホォォォオオォオウ!!」

春香「ははは…」



K125「お前さんか、バンディットっていうのは、エンジンはどんなエンジンなのかね?」

Bandit250V「あ、はい、初めまして。4スト水冷4気筒です」

K125「ほう、それは素晴らしい、速そうじゃの」

まさかの鈴菌SSだった

Bandit250V「えへへ、ありがとうございます、…失礼ですが、あなたはいつのバイクなんですか?」

K125「ん?ワシか、ワシは確か1969年生まれだったかの」

Bandit250V「ええ!?僕が1999生まれだから30歳年上なんですか!?」

K125「まあワシも最近復活したから走っとる期間よりも眠ってる期間のほうが長いはずじゃよ」

Bandit250V「すると今のオーナーさんに…」

K125「うむ、解体所の隅で眠っていたワシを見つけて、あまりにも大きい声ではしゃいでるから目を覚ましてしもうたんじゃわい」

K125「…なんでワシを選んだのかのお」

Bandit250V「…それはやっぱり、オーナーさんしか知らないでしょう」

K125「…そうか」

K125「感謝せねばな、あの小娘には…」

美希「あ~あ、最近春香ばっかりハニィと話しててずるいの」

真「ははは、そういや二人でツーリングとか行ってるみたいだね」

美希「そんなあ~、このままじゃ春香にハニィを取られちゃうよ~」

真「美希のモノだったんだ…」

美希「あ、春香からメール」

高坊の時に大泉洋よろしく原付で盛大にウィリーしてから二輪に乗れない
支援

真「一斉送信みたいだね、何々?っへ~、静岡のほうから見た富士山だって!」

美希「うわー!すごい綺麗なのー!」

小鳥「もしもし765プロです。…はい、ええ!?プロデューサーさんが!?」

真「プロデューサー…?」

小鳥「はい、はい!分かりました!すぐに向かいます!」

小鳥「みんな大変!プロデューサーさんがバイクで追突されて病院に!手術だって!」

皆「ええ~!?」

真「くっ!春香!」プルルルル…

美希「真クン…」

真「出ないな…メールしておく!小鳥さん!どこの病院ですか!?」



春香「ふう、休憩~ あ、メールの返事来てる、着信も、真?まあいいや」

春香「えへへ、皆すごいって言ってくれてるよ、一緒に来てよかったね、コレダお爺ちゃん」

K125「そうかそうか」

春香「…えっ」

最近1つ下の後輩をバイク事故で亡くしてるからトラウマ

K125「どうした?小娘」

春香「プ、プロデューサーさん…が…!」

K125「何!?あの男がどうした!?」

春香「バイクで…追突されて手術だって…」

K125「…!!」

K125「急ぐぞ!小娘!病院の場所は分かってるな!」

春香「う、うん、メールに!!」

K125「もっと回さんか!!」

春香「う、うん!」

K125「よし…シフトチェンジも本当に上手になったな…」

K125(…この感じ…)

K125(そうか…ついにそこがやられたか…)

K125(…もってくれよ…ワシの体…!)

春香「はぁ、はぁ、あと少し…!!」

K125(くそっ…やはりオイルポンプがダメになっておるわい…)

春香「見えた!!コレダお爺ちゃん!!着いたよ!!」

K125「はぁ…はぁ…そ、そうか…くっ!!」

K125(ぐぅっ…!オイルが…!!)

春香「お、お爺ちゃん!?大丈夫!?」

K125「何…心配ないわ…!!」

おじいちゃん頑張れ(´;ω;`)

ガクン!!

春香「!?」

K125(くぅっ!?)

春香(ええ!?これがロックってやつ!?)

K125(くそっ…!ここでこけるわけには!!)

ザザザーッ…

春香(な、なんとかこけずに済んだ…ハッ!)

春香「お、お爺ちゃん!?コレダお爺ちゃん!?」

K125「…い…け…」

春香「コレダお爺ちゃん!!」

K125「いけ!!春香…!!」

春香「!!」

K125「なぁに…ちょっと疲れただけじゃ…」

俺の貧乏バイク出るかなとか思ってたらもうクライマックスだったでござる

春香「…わかった!!」

K125(行ったか…)

K125(相当疲れておるようだな…)

K125(転ぶなよ…春香…)

K125(こんな老いぼれでさえ、こけなかったんだから…の…)

コレダって元からほとんどオイル入ってないじゃん
2ストオイルの方やられても直接ガソリンに混ぜちゃえばいいし

千早「春香!」

春香「プ、プロデューサーさん!!」フラフラ…

真「今手術中だよ…もうすぐ終わるはずだけど…」

律子「だ、大丈夫!?フラフラじゃない!」

あずさ「春香ちゃん…私の上で少し眠ったらどうかしら…」

春香「す…すみません…」ドサッ

春香「zzz...」

春香「はっ…!!」

真美「はるるん!」

春香「プロデューサーさん!!」

春香「プロデューサーさん!?プロデューサーさんは!?」

真美「安心してはるるん、手術は成功だって!」

春香「や、やったー!!」

千早「チェストガードをしてたのが不幸中の幸いらしいわ」

真美「うんうん、まさに鉄壁ですな」

千早「!?」

あずさ「信号待ちなのに猛スピードで追突されるなんて…ついてないですね…」

春香「ううっ…よかったぁ…よかったぁ…」

真美「そういやはるるん、今日のスケジュールは?」

焼き付きかな?古いとパーツ見つからないんだよねぇ

春香「今日はオフだよ」

春香「あっ、バイク駐輪所に停めてなかった…」

真美「あはは、ダメじゃん」

春香「ちょっと動かしてくる!」

真美「真美もかえろーっと、兄ちゃんずっと寝てるみたいだし」

春香「私もかえろっかなー」

春香「あ、あったあった」

春香(ごめんね、お爺ちゃん、こんなところに置きっ放しで…)

カリカリカリガスッ

春香「あれ?」

カリカリカリガスッカリカリカリガスッ

ジーーッ

ジーーーッ

春香「あれ!?あれ!?」

真美「はるるん…?」

いつぞやのツーリングSSの続きかと思ったけど違った

でもこれはこれで

5ガンオーナーなら単発の腰上OHぐらい楽勝でしょ
パーツ出るかわかんないけど

春香「なんで!?なんでエンジンがかかんないの!?」

カリカリカリガスッ

春香「お爺ちゃん!お爺ちゃん起きてよ!」

カリカリカリガスッ

春香「手術は成功したって!プロデューサーさんは大丈夫だって…!」

カリカリカリガスッ

春香「バンディットだって…き、きっと修理すれば大丈夫だよ…」

春香「なんで…なんで…」

真美「…」

春香「うわあああん!!!ああああっああぁぁぁぁぁっ!!!」



美世「焼きつきかな…最後にオイルを足してからどれぐらい走った…?そう…」

美世「…オイルポンプが駄目になってたみたいね…」

泣いた

春香「ううっ…うううっ…ごめんなさい…ごめんなさい…」

美世「2スト車の宿命みたいなものよ、春香ちゃん」

春香パパ「やっぱりダメですかね?」

美世「程度によるとしか…一度全部ばらしてみます」

バイク全くわからんがおもしろい

春香「…」

真「…最近春香元気ないね…プロデューサーは後遺症も無かったみたいだけど…」

千早「バイクが壊れちゃったんだって…あんなに大事にしてたんだからへこむのはしょうがないわ…」

春香(電話だ…美世さんから…)

美世「もしもし、春香ちゃん?K125なんだけど、直ったよ!!」

春香「え、ええ!?ほんとですか!?直ったんですか!?」

春香「やったー!!!!」

美希「春香、すっごく嬉しそうなの」

雪歩「良かったね、春香ちゃん」

美世「それとさ、春香ちゃんって混合油使ってた?」

春香「こんごうゆ?…なんなんですか?」

美世「知らないの?簡単に言えばガソリンと2ストオイルを混ぜたやつよ、知らない?おかしいわね…だってあの日は静岡から都内まで走ったんでしょ?オイル残量的に考えても混合油じゃなかったらとっくに焼きついてたはずなんだけどな…」

春香「…それって、2スト車では一般的なんですか?」

美世「まあ2ストのレースマシンはオイルタンク外すぐらいだし、知っててもおかしくないわよね」

春香「あっ…もしかして…!」



春香パパ「混合油?ああ…」

春香「やっぱり、お父さんだったんだ」

2ストはそれがあるからねぇ
それも含めて可愛いんだけど

春香パパ「たまーにな、春香の乗り方からして重負荷な走りはしないからそんなに必要ないと思ってたんだが」

春香パパ「給油の時にちょっと面倒だけど焼きつくよりはマシかなと、Γもそうしてるし」

春香「ううっ、もうこれからは混合油にしよっと…」

春香「今度教えるよ、ちゃんと教えてなくてすまんかったな」



K125「ふふ、久しぶりじゃの」

春香「…」

http://i.imgur.com/3CiB5pv.jpg

>>1は鈴菌感染者だろ

K125「なんじゃ、そんな顔しおって、うわっ!」

美世「ふふふ、よっぽど嬉しかったんだね」

Bandit250V「ああ~早く俺も走りたいな~フレーム全交換とかしょげるよ~」

春香「うわああ~ん!!よかったあああ~!!」

春香「ごめんね…ごめんね…!」ナデナデ

K125「まあ…いい勉強になったじゃろ」

K125「小娘…いや…」

K125「天海春香、これからもよろしく頼むぞ」

春香「…うん!!」

おわり


また鈴菌に感染したくなった


面白かった

NINJAじゃなくてスズキ買うか

これは巧妙なスズキのステマ

エストレヤ止めてST250E買うかな

皆も安全運転で楽しいバイクライフを送ろうぜ!じゃ!

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