面接官「職歴にブリテン王、とありますが?」セイバー「はい」(143)

甘えんな

ふざけんな早くしろ

これはゆとり世代ではなくゆとり脳

学生時代は部長でうんぬん

特技はエクスカリバーです

面接官「出身はイギリスですか。日本語がお上手ですね」

飲食業?

セイバー「では士郎、行ってまいります」

士郎「ああ、頑張れよセイバー」

セイバー「はい」


私の名前はアーサー・ペンドラゴン
これでも元はブリテン王でした

セイバー「はぁ・・・王である私が就職活動、ですか…」

期待age

セイバー「そもそも私にはブリテン王というキャリアがあります」トコトコ

セイバー「そうです、王であるこの私がっ」ピタッ

セイバー「就職という呪縛に・・・ 捕われて良いのでしょうか?」

セイバー「はぁ・・・しかし士郎の悲しむ顔は見たくないものです」

セイバー「なら前向きに進むしかありませんね、私はブリテン王ですから」トコトコ

ギル「働くとか雑種すぎワロタwwwwwwっと」カタカタ

セイバー「そういえば面接をしてくれるケイネス・アーチ何とかという方は、どのような人なのでしょう?」

セイバー「面接官によって、採用か不採用かが決まると言っても過言ではありませんし」

セイバー「うーむ・・・困りましたね」

セイバー「今からでも戻って士郎に聞くというのも採用の秘訣ですね」

「・・・・・・アーサー」

セイバー「しかし面接時間まで後20分足らず、ぶっつけ本番で行くしかないのか」トボトボ

「ア”ーサ”ー・・・」

セイバー「むっ、先程から私の名を呼ぶのは貴殿で間違いないな?」

???「お久しぶりです…王よ」

セイバー「貴様、私がブリテン王と知っての妨害か」

???「王よ、私ですサー・ランs」

セイバー「エクスカリバァァァァ!!!」

???「ア”ア”ーrーwせdrftギネヴィアアgyp」

セイバー「ブリテン王の就職活動を邪魔するとは正に外道」

セイバー「ああ!こんな事をしている間にも時間が刻一刻と過ぎていく!、先を急がねば」タッタッタッ

‐アーチ何とか面接会場前

セイバー「はぁはぁ・・・何とか間に合いましたね・・・」

ケイネス「10分も遅刻だセイバーよ」

セイバー「はぁはぁ・・・、あ、あなたは一体誰ですはぁはぁ」

ケイネス「ほう、遅刻した上に礼儀を弁えないその図々しさ」

ケイネス「もはや万死に値するぞ?」

セイバー「はぁはぁ・・・それにですね、私は遅刻なんかしていません」

セイバー「あの時計台を見て下さい。ちゃんとジャスト3時についてるじゃないですか」

セイバー「それに私は決闘の時でも遅れた事など一度もありません」

ケイネス「言わせておけば、よくもまあペラペラと喋るネズミだ」

セイバー「なっ貴様!!騎士を侮辱する気か!!?」

ケイネス「よいか? チャンスをやろう」

ケイネス「君は今、何処にいる?」

セイバー「面接会場前の入口前にいます! 馬鹿にしているのですか!!」

ケイネス「なら私は今何処にいる?」

セイバー「えっ」

ケイネス「私は今何処にいるのかと聞いたのだ」

セイバー「いや、あの・・・面接会場の・・・中にいます」

ケイネス「よろしい、なら何か言うことがあるだろう?」

セイバー「ナ、ナメた口を聞いてすみませんでした・・・」ウルウル

ケイネス「遅刻をして本当に申し訳ありませんでしただろ”う”がァ”!!」

セイバー「あひぃぃしゅみましぇーんでしたぁ!」

セイバー「うっうう・・・」シクシク

ケイネス「まあよい、とりあえず中に入りたまえ」

セイバー「はぃ」シクシク

ケイネス「ほら これで涙を拭きたまえ」

セイバー「あ、ありがとうございます」フキフキ

ケイネス「先程君は遅刻なんかしていないと言ったが」

セイバー「はい・・・」

ケイネス「10分前行動というのを君は知っているかね?」

セイバー「10分前行動?」

ケイネス「それすらも知らずに面接とは先が思いやれるな」

いったい何の仕事に就くのか

モチマッズィのせいで…

ケイネス「社会というのは常に時間に厳しい」スタスタ

セイバー「はい・・・」トボトボ
ケイネス「予定通りに動けば、10分前には目的場所に着くようにしているのに、予想外の準備や暗殺者が立ち塞がって時間が取られたりもする」

セイバー「困難、ですか」

(???「ア”ア”ーサ”ー」)

ケイネス「そうだ、それに伴い到着時間が遅くなるのも必然的だ」

ケイネス「それに君にとってはただ面接を受けることだけかもしれない」

ケイネス「だが面接の時間を頂いているということも忘れてはいけない」

セイバー「はい」グゥ~

ケイネス「・・・」

セイバー「すすすみません!緊張すると必ずお腹が鳴ってしまうんです」

ケイネス「まあよい、私はお腹の虫で採用か不採用かなど決めたりはしない」

ケイネス「では先程の話の続きといこうか」

セイバー「はい」

ケイネス「つまり私が言いたい事は今日君が3時ジャストに到着した事だ」

ケイネス「息切れもしていたね?」

セイバー「はい」グゥ~

ケイネス「恐らく私が先程述べた困難に出会ったのだろう」

セイバー「いえどちらかと言えば暗殺者です」

ケイネス「不測の事態に対応できず『結局、遅刻か、不幸だー』なんて事にもなる」

ケイネス「そのような事態に陥らないように、10分前行動は大切であり大人の最低限のマナーでもある」

セイバー「はい!」

ケイネス「ふふっ挨拶は出来るようになったか」

ケイネス「さてこの扉のむこうには私と後もう一人、面接官がいる」

セイバー「決闘のようにタイマンではないのですか?」

ケイネス「私一人の判断では採用かなど決められはしない」

ケイネス「禁止されてはいるが、一つだけ忠告しておこう」

セイバー「忠告、ですか」

ケイネス「この先、扉を開けたら目の前にワイングラスがある」

ケイネス「そのワイングラスを右手で取り優雅に振る舞いたまえ」

セイバー「意味が理解しかねるのですが」

ケイネス「私もよくわからないがワインを片手に優雅に振る舞えば、ほぼ採用なのだ」

セイバー「まことですか!?」

ケイネス「ああ、お喋りはこれくらいにしてそろそろ入るとしよう」

セイバー「は、はい」グゥ~

ケイネス「安心したまえ、士郎君からは話を聞いている」


ケイネス「私が全力でセイバー君をフォローしよう」

セイバー「・・・」コンコン

「優雅たれ」

セイバー「えっ?」

ケイネス「入って良いという事だ」

セイバー「しっ失礼します!」ガチャ

確かに私の目の前にはグラスとワインが置いてあった

だがそれよりも目に焼き付いたのは


セイバー「な、ななな///」

ネクタイだけ締めた全裸の男だった

時臣「たしかに面接の策も大事だが、常に余裕を持って優雅たれ。君がやる仕事にも品格が求められるのだ」

ケイネス「とりあえずワイングラスを片手に」ボソボソ

セイバー「あ、あわわわ///」

時臣「ふっ、うっかり服を着るのを忘れていた」

ケイネス「はぁ・・・気を取り直して面接を始めよう」

時臣「では私はこれにて退散するとしよう」

セイバー「ふぇ?あの面接のほうは・・・?」グゥ~

時臣「私からは合格とだけ伝えておこう」

セイバー「あ、あの私はグラスを片手に持っていないのですが」

時臣「? 私の優雅なボディーを見て通報しなかったから合格という事さ」

セイバー「は、はぁ・・・」

時臣「ではアデュー!」タッタッタッ

セイバー「あのそっちは窓」

時臣「優雅たれ」ガシャーン

ケイネス「採用基準が年々変わってきているな」

セイバー「ここ50階ですよ!? 大丈夫なのですか?」

ケイネス「では面接を始める そこの椅子に座りたまえ」

セイバー「え、あ、はい!」


ケイネス「先ず名前から名乗るのが礼儀だ」

ケイネス「私の名前はケイネス・エルメロイ・アーチボルトだ ここではケイネスでよい」

セイバー「私はアーサー・ペンドラゴン、通称セイバーと申します」

セイバー「今日は面接の時間を用意して下さりありがとうございます」

凛「…」

ケイネス「では先ず」

ケイネス「今回はどうして我社に応募なさったのかね」

セイバー「はい」

セイバー「私が御社を志望する理由は快適な屋外での作業のお仕事にとても魅力を感じました。」

セイバー「手先は器用なほうなので作業内容にも不安はありませんし、自宅から御社の場所も、あまり遠くなく通勤も容易なため、時間をフルに活用できると思い志望いたしました。」

ケイネス「なるほど」

ケイネス「今までで力をいれてきた事は何かね」

セイバー「はい」

セイバー「私が力をいれてきた事は祖国の救済です」

ケイネス「ふむ」

セイバー「祖国や円卓の為に生きて、その一瞬一瞬に力をいれてきました」

ケイネス「もっと具体的にお願いしたいのだが、まあよい」

ケイネス「一つ聞きたいのだが」

セイバー「何でしょうか」

ガウェイン「その祖国は救済出来たかい?」

セイバー「あなたは!」ガタッ

ケイネス「!! どうかしたかセイバーよ」

セイバー「あ、いえすみません」

セイバー「残念ながら祖国は救えず多くの死者が出ました」

ガウェイン「何故救えなかったと思うアーサー?」

セイバー「わかりません・・・」

ケイネス「ふむ、では次の質問だ」

・・・・・・


・・・



ケイネス「これにて面接は終了する」

セイバー「はい、今日はありがとうございました」ガタッ

ケイネス「採用通知は明後日くらいには届くだろう」

セイバー「はい、わかりました、」スタスタ

セイバー「失礼しました」ガチャ

・・・・・・


・・・

採用決定か

セイバー「恐らく士郎は事前にケイネスさんに根回しをしてくれていたのだろう、全裸のほうはわからないが」スタスタ

セイバー「だが私は士郎の気持ちに応える事が出来そうにありません」

セイバー「祖国を救うだけでは救済にはなりません・・・」ウルウル

セイバー「何が、何が必要だったのでしょうか、うう゛」ポロポロ

「おい貴様、何をメソメソと泣いておるのだ」

セイバー「あなたは・・・?」

ギルガメッシュ「我か? 我は清掃中のギルガメッシュだ」


  なぜだろうか


ギルガメッシュ「時に貴様、何故我が綺麗綺麗にした床に、涙を垂らしている?」


  その青い作業着がとても


セイバー「実は・・・」


  黄金のように輝いてみえた


ギルガメッシュ「つまり面接に落ちたと悟って堪えられず我の床にその涙を垂らしたというわけか」

ギルガメッシュ「よいかセイバー。仕事とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの」

ギルガメッシュ「我はこの会社の偉い人全てに忠誠を誓った、とうの昔に人間を捨てた」

セイバー「それは社畜そのものではありませんか!」

ギルガメッシュ「粋がるなよ穀潰し。この世のブラックを貪り尽くした我に社畜呼ばわりするでない」

セイバー「す、すいません」

ギルガメッシュ「だがな、まだ落ちたとは限らないであろう」
セイバー「いえ、手応えが全くありませんでした」

ギルガメッシュ「裸の者は合格と言ったのであろう」

ギルガメッシュ「ならば一歩リードしていると言えようぞ!」

セイバー「そ、そうでしょうか」

ギルガメッシュ「それに不採用でもまた幾度なりとも挑むが良いぞ」

ギルガメッシュ「もし泣きたくなったら我が腕に抱かれるがいい。我が抱きしめてやろう」チラッ

清掃中のギルガメッシュ…

『今日15時42分頃冬木市の〇〇社で何者かが清掃中のギルガメッシュ(43)さんの体をめった刺しにされている所を
通り掛かった女性清掃員の方に発見されました
警察署員が駆け付けた所、全裸で優雅に歩く男が取り押さえられ身柄を確保されました。
これに対し犯人は容疑を否認し、妻と娘達にもうあわせる顔がないと涙ぐみながら供述しているそうです。』

>>36
あのパターンだろ?
清掃員に見せかけて実は社長さんとか。

そんなことしなくてもセイバーには黄金律が…

誰も救われない話だ

>>38
なるほど

しかし威厳のかけらもないな

セイバー「明後日・・・」グゥ~

セイバー「もし不採用だったら私はどうしたらいいのでしょう」

セイバー「添い寝禁止、桜達にこき使われる日々、いやこんな甘い罰ではありませんね」

セイバー「なら三食飯抜き・・・?」

セイバー「うう」ポロポロ

>>42
採用されてもリンは上司の娘になるわけだな。

セイバー「泣いているうちに着いてしまいました」

セイバー「深呼吸深呼吸・・・すぅー・・はぁ」

セイバー「すぅ」

凛「衞宮君急いで!!」

士郎「待ってって! まだ靴はいてないんだから」

セイバー「し、士郎!?」

士郎「セイバー! すまない凜の父さんが人を刺して警察に捕まちゃって、今から冬木署に行く所なんだ!」

凜「うっかりなお父様が人を殺すはずないわ!」

セイバー「うっかり刺してしまったのでは?」

凜「ないわよ!」

展開が

士郎「すまないセイバー、その間の留守番を頼む」

凜「お父様はそんな事しないわ、だってお父様は・・・」ブツブツ

セイバー「わかりました、まだ本当の殺人鬼がうろついているかも知れませんので気をつけて下さい、士郎、凜」

士郎「ほら凜行くぞ」タッタッタッ

・・・


セイバー「凜の性格からして父親もきっと危険な男なのでしょう」

セイバー「はぁ・・・今日は疲れました」

セイバー「就職活動がこんなに大変だとは思いませんでした、はぁ・・・」

セイバー「働いたらもっと疲れるのは目に見えますね」


セイバー「働きたくない」

働きたく無い気持ちはわかるが…

ニートも極めれば罪悪感とかなくなるのだろうか

セイバー「士郎が就職した後は人間関係が一番大切と言っていました」

セイバー「私は孤高のブリテン王」

セイバー「そんな私が働くのはやはり0に等しいです」

セイバー「海外にいる切嗣に電話で相談してみますか」トテトテ

prr

切嗣「やあ士郎、何かようかい? でも士郎から電話してくるなんて珍しいな、ハハッ困った事があったら包み隠さずこのキリツグガーZに」

セイバー「あの切嗣少し時間をいただいてよろしいですか?」
切嗣「・・・」

セイバー「もしもーし」

切嗣「・・・」

セイバー「あの実は困っ」

ガチャ ツー ツー

セイバー「電波が悪いんですよね、きっとそうです」

セイバー「他に相談出来る相手は・・・」

prrrr prrrr

未だにガン無視食らってるのか

切嗣「・・・」ピッ

アイリ「今の電話、セイバーから?」

切嗣「うん」

アイリ「ねえ切嗣、そろそろ仲直りしたらどうかしら」

切嗣「いくらアイリの頼みでも無理だよ、僕の食われた大切なシュークリームの恨みは消えない」

アイリ「もういつまでたっても子供なんだから…」

イリヤ「お母様見て見て!この牡蠣からウネウネしたのが出て来てる!」ツンツン

アイリ「あらあらうふふ」

切嗣「こらイリヤ食べ物を粗末にしちゃダメだよ」

切嗣 アイリ「アハハハハハ」イリヤ

フードファイターとかいけそう

金稼ぐ方法なんていくらでもありそうだけどな

prrrr ガチャ

「はいこちら山口組総本部」

セイバー「山口組?あの藤村タイガーはいますか?」

「いません」

セイバー「あのタイガーに伝言を頼めませんか?」

「無理です」

セイバー「そこを何とか」

ガチャ ツー ツー

セイバー「これが人間関係を怠った者への仕打ちですか」

もうやめていいと思うんだ

セイバー「民を王が導き、王は誰に導いてもらえばいいのでしょうか・・・」

セイバー「ハハハ、ブリテンの王も落ちぶれたものです」

セイバー「また食べて寝ての生活を繰り返すしかないのか」

セイバー「凜からも桜からも、そして士郎からも害虫を見るような目で、私は・・・私は・・・」ウルウル

セイバー「で、も、まだ採用の可能性があります」

セイバー「確か明後日と言っていましたね」

セイバー「凜の父親の件もありますが、私にはどうする事も出来ませんし寝て過ごすしかないですね」

セイバー「おやすみなさい士郎」Zzz...

支援

ふむ。

翌日 13:25

セイバー「すぅー・・・すぅー・・・」

prrrr prrrr

セイバー「ん、士郎電話ですよーむぅ~、ん?」

prrrr prrrr

セイバー「採用通知!?」ガバッ

タッタッタッ

セイバー「はいもしもし!」ガチャ

カレン「どうも〇〇社担当部のカレンと申します」

セイバー「はい!」

カレン「このたびは、弊社の面接に来ていただきましてありがとうございました。
慎重に愉悦を重ねました結果、まことに残念ながら今回についてはご縁がなかったという事に。
弊社といたしましても大変苦慮した上での決定であることを・・・」

セイバー「あ・・・あ・・・」
カレン「それでは失礼いたします」

ガチャ ツー ツー

よくあることさ…ははは

セイバー「くそがッ!」ドンッ

セイバー「士郎に根回しをしてもらって面接官にも全力でフォローすると言われ、もう一人の全裸の男には合格をもらった挙げ句に」ドンッドンッ!!

セイバー「不採用だなん、て・・・」ポロポロ

セイバー「何かの間違いですよ・・・」

セイバー「私はブリテン王です・・・民のために努力をしてきました」ドンッ!!

セイバー「戦争では先陣をきって祖国の為に戦い尽くした」

セイバー「なのに何故、不採用なのですかぁ!」バキバキッ

狂気を感じる

セイバー「はぁはぁ・・・う゛う!」ポロポロ

(故・ギルガメッシュ「それに不採用でもまた幾度なりとも挑むが良いぞ」)

セイバー「挑んだところで結果は見えています・・・」

(士郎「へぇーセイバーって王様だったのか! 凄いことじゃないか!」)

セイバー「士郎、飾りですよブリテン王なんて」

(時臣「たしかに面接の策も大事だが、常に余裕を持って優雅たれ。君がやる仕事にも品格が求められるのだ」)

セイバー「私には品格と優雅が足りなかった?」

セイバー「・・・」

支援

王の口からくそがって……

なんだこれ…なんだこれ…

セイバー「はははははははっ!!」

セイバー「ははっははぁ、外の空気でも吸ってこよう・・・」
セイバー「士郎―?少しばかり散歩してくるのですがー」

セイバー「士郎ー・・・もしや昨日から帰ってきていない?」

セイバー「そもそも帰ってきて先程の私の姿を見られていたら、最悪の結末でしたね」

セイバー「出掛けるとしましょう」


・・・・・・


・・・

セイバー「清々しい程の晴天」トボトボ

セイバー「鳶職の方、サラリーマンの方、庭師の方、みんな働いていますね」キョロキョロ

セイバー「あの人達は皆採用された人達・・・」

セイバー「たった二日で私の精神はずたずたに切り裂かれてしまいました、あの清掃員のように」

セイバー「もう自分で自分を救い導くしかないのですね、例えどんなに辛かろうと」

セイバー「もう一度、もう一度だけ頑張って士郎をびっくりさせてみせます」

セイバー「やるなら長続き出来そうな仕事がいいですね」

セイバー「長続き出来そうな仕事・・・剣を振り回す事?」

セイバー「流石にこれは、銃刀法で士郎にも迷惑がかかりますね」

セイバー「ボディーガードの仕事なんてのも中々割に合いそうですね」

セイバー「要人にアヴァロンを、埋め込んでおけば言峰に刺されようが死にはしないはずです」

考え方ひでえ

          /   //    /   \ \  │  / /    `T {       \
            /    〈_,厶   ///       \ \__l_/ /|\  \ \\  〈\_   |
            } __,ノ _/ //     /},/\__j__/^ |  `、     \ 〔込ノ   |
.          / 込ノ / |/  〃   // │|        | |   :,  | │   \ \___  |
          |________/|   /    ̄ ̄~¨7¬=ト|        | |__,,」L厶=+-.   Tヽ 込  、     呼んだk?惰民よ
\        /   |/  /   l| ,x牟≠≦ミ|│       '"| |-‐  l/ハ |  |  | |\    〉
ニ-\    |]   /   / /   ||く/ | 〕   〔 トミ       孑≦丐丐\|  |、V| L,_|\_/     /
ニニ=-,   |]   |   ,/ /.  {| / 込c  ノ/ |        / |{   c}}〉 〉 │ヽj|    \{     /‐ニ
┐ニニ|    |]   |  / /   八/ 冖''¨¨⌒^│     /  冖…=冬'イ   |:\`,    /[|    |ニ┌‐
│ニニ|    |]   \| :| {  / ∧            /        / /  !  |│  / [|    |二||
│ニニ|\  |]    /| :| {  }{ | \        .            / /    {. |   /  [|  _/|二||
│ニニ| ]     / :| :| {  ∨ |   | \                    /./ |l  | || |_/|  [| [  |二||
│ニニ| ]    /  | :| {  | |   |      マ"  ¬ァ     //│ 八  | || |   |  [| [  |二||
│ニニ| ]       |八{  l 丿〈 ̄\       `¨¨¨~       /| |:/    |ノ〉 |   |    [ │ニ||
、\ニ-| ]   / /j|/ \ /\,X,  ∨ ̄|        /\ イ ̄\     ∨/八  \   [  |_/ /
r} \| ] / /\l/   /     \〉    |L       /  //   //\   ∨  \/\,斗ヘ|{   |
r}  ]|./ ̄\_,XУ/ 〈\       \  │]ト..,,_  /  //   /   /〉  /\_/  //-‐〈{__j_

セイバー「しかしボディーガードの職に就くには何処に電話をすればよいのやら」アタフタ

セイバー「前に面接しにいった〇〇社のケイネスさんに聞いてみよう」


・・・・・・


・・・

‐〇〇社兼面接会場入口前

セイバー「はぁはぁ、まさか道を間違えて迷子になるとは思いませんでした」

セイバー「では早速、中へ入りましょう」スタスタ

警備員「ちょっと君!」

セイバー「はいなんですか?」

警備員「入る前に社員証見せてくれなきゃ困りますよ!」

セイバー「社員証ですか? 前に来た時はそのような物がなくても入れたのですが」

警備員「ええっ君、ちょっとマズいよ、それ」

セイバー「そんな事より私は一刻も早くケイネスさんにあわなけれ」ガシッ

警備員「ちょ、待って、待てや! 社員証がないと入れないんだって言うとろおが!」

セイバー「離して下さい!私はケイネスさんに用があるだけです!」

警備員「ガガッ、こちら東入口のA班、女性一名が暴れている至急増援を頼む」

セイバー「離せと言っているだろ外道ッ・・・」

「あら、あなたこの間の…」

セイバー「離せぇ・・・!」グググ

警備員「離さない!」グググ

カレン「微笑ましい光景ですね」ハイチーズ カシャ

カレン「悪ふざけはここまでにしてどうかお二人が熱い抱擁を交わしている訳をきかせて下さい」

セイバー「いい加減離せぇ外道め!」

警備員「くっ大人しくしろ!、あのですね、この人が社員証もなしに入ろうとしてたので」

カレン「その子は今日本社で働く事になったペンペンさんですよ」

警備員「えっ」

セイバー「働くって私が!? 本当なのですか?」

カレン「はい、ですので今日本社に出向いてもらうという通達をしたはずですが、お忘れですか警備員さん?」

警備員「へっ?あははは、そうでしたそうでした」

警備員「すっかり忘れていました、本当にすみませんペンペンさん」

セイバー「あの私が働くというのは」

警備員B「オーイ大丈夫かー」

警備員C「この女性二人か、暴れていたのは?」

カレン「あらまあ、私が暴れていると?」

警備員「あ、ああすまん、この二人は此処の社員だったみたいで」

警備員B「はぁ?」

警備員C「しっかりしろよぉー」

カレン「セイバーさん、この隙に中へお入り下さい」

セイバー「あっ、はい」

セイバー「あのーありがとうございます名前はえーと」

カレン「カレ・・・ハッ!」

セイバー「カレーですか?」

カレン「私は麻婆よりカレーが好きなんですよ、名前は言峰綺礼と言います」

セイバー「綺礼ですか素敵な名前ですね」

カレン「え、ええとても気に入っています」

セイバー「私の名前はアーサーペンドラゴンと申します、ペンペンではありません」

カレン「逞しい名前ですよね、火などは噴けるんですか?」

セイバー「え?」ピクッ

カレン「冗談ですよ」

もうイギリス帰ってフィッシュ&チップスやタフィーを貪りながら暮せばいいんじゃないか

カレン「ただ中へ入れには入れましたが、ただいまケイネスさんと逢う事は無理ですね」

セイバー「どうしてですか?」
カレン「昨日この建物内で殺人事件が起こりました」

セイバー「もしかしてケイネスさんが・・・」

カレン「はい、めった刺しにされて原形をとどめないくらいに…」

セイバー「そ、んな・・・」

カレン「清掃員が、ですけどね」

セイバー「脅かさないで下さい! ケイネスが死んだかと思ったじゃな、清掃員?」

カレン「はい清掃員がめった刺しにされて発見されました」

セイバー「その清掃員の名前、何て言うのかわかりませんか?」

カレン「ギルガメッシュって名前ですよ」

セイバー「その・・・犯人は逮捕されましたか?」

カレン「勿の論です、全裸で歩いていた社員の遠坂時臣が殺人の容疑でうっかり逮捕されました」

セイバー「なっ(遠坂ッ!!)」

カレン「どうかなさいました?」

セイバー「いえ、すみません折角中へいれてもらったのに、今日のところは帰らせていただきます」

カレン「そう? 急に青ざめてしまいましたけど大丈夫かしら?」

セイバー「お気遣いありがとうございます、では」スタスタ

カレン「・・・」

しえ

セイバー「(私は狂っているのか? 人を殺しても何とも思わないなんて! )」

警備員「おっ、お嬢ちゃんもう帰るのかい? 最近は物騒だからな気をつけて帰んなよー」

セイバー「(凜の父親が自分のせいで逮捕されたと知り始めて罪悪感を感じた・・・)」

セイバー「(清掃員を刺し殺した事に罪悪感は、・・・感じなかった)」

セイバー「(寧ろ刺した事すら忘れていた・・・)」

セイバー「(私が犯人だとばれれば士郎とも桜とも、ましてや凜の仲に亀裂が走る)」

セイバー「(何より私は牢獄行き・・・)」


    いやだ!!

アヴァロンニートまっしぐらだな

士郎と離れ離れなんていやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだ!!!

セイバー「そもそも凜の父親が逮捕される証拠は・・・全裸だから?うっかりだから?」

セイバー「監視カメラは至る所にありセキュリティは万全」

セイバー「なら私が刺している証拠が残るはず」

セイバー「誰かが私を庇ってくれた?・・・いやそれはない」

セイバー「私みたいな穀潰しを庇う人なんていない」

セイバー「凜の父親に冤罪をかけて得をする人物?」

セイバー「私は何を考えているんだ、自首すれば済む話じゃないか・・・」スタスタ

クズなのかまともなのか…少なくともまともじゃないで

しえ

‐冬木市警察署前

セイバー「(例え死刑になっても私のアヴァロンがあれば助かるはず)」

ジル「いいですか~龍之介ぇ! 三次元の世界というモノには限度があります」

龍之介「さすが旦那~! 俺達で二次元の世界に逝っちまおうってわけだな!超COOLだよ!」

セイバー「(ジャンヌダルクみたいに火あぶりは嫌ですが首吊りなら)・・・」

ジル「おや?龍之介ぇ、あそこの女性絶対処女ですよぉ~!」

龍之介「クールビューティフォー…」

ジル「ナンパしましょう龍之介ぇ!」

セイバー「(助かってもどう逃げる? 恐らく死ぬまで下ろしてくれないのは確かだろう)」

龍之介「へい!そこの彼女ー! 一緒に」

セイバー「〇〇社の人間を皆殺しにして証拠消すか」

龍之介「えっ」

支援

oh

セイバー「・・・」スタスタ

龍之介「・・・」ポカーン

ジル「龍之介ぇ~! フラれたのですかぁ?」

龍之介「頭がぶっ飛んだヤンデレって超COOLだよ旦那ッー!」

ジル「(私はこの子を養子で引き取ってから絶対に見捨てないと誓った、間違った道を行くというのなら)」

龍之介「この世界は無限の可能性で満ちているよ超エキサイティングクール! 三次元も捨てたもんじゃないね旦那ー、旦那何さっきの子みたいに怖い顔してんの?」

ジル「顔真似でございますよ龍之介」

龍之介「超インスパイアだよ旦那ぁ!!!」

セイバー「ハッ! いけない私は一体何を考えているんだ」

セイバー「これではただの快楽殺人者ではないか」

セイバー「そもそもバレなければ良い話でして、バレたらバレたで何とかなりますよ」

セイバー「家に帰りますか、士郎がもう帰ってきて、美味しいご飯を炊いて待っているかもしれません」キリッ


この日、二人の父子らは運命的な出会いをしたのと同時に
尊き命が蝋燭の灯とともに揺らぐのであった

ガララララララ

セイバー「ただいま帰りました」

シーン

セイバー「まだ帰ってきてないのですか・・・」

セイバー「まあそのほうが凜とあわずに済むので結果オーライですね」グゥ~

セイバー「/// 非常用のカップラーメンでも食べるとしましょう」

・・・・・・


・・・

セイバー「この三分というのは些か長いようで短いのが売りですね」

セイバー「この三分を仕事にちょっとずつ活かしていけば、人など危めずに済んだかもしれません」

セイバー「・・・」

セイバー「何故刺してしまったのか自分でもわかりません」

しえ

三分後~

セイバー「出来ました!」

セイバー「カレーヌードルにはやっぱり牛乳ですね!」

セイバー「イヤッホ~、あっ」ドンッ バシャア

セイバー「私のカレーヌードルがぁぁ!」

セイバー「三秒ルール三秒ルール! 熱っ!」

セイバー「・・・」

セイバー「いつも桜が掃除機をかけてくれてるはず、大丈夫私はブリテン王」

セイバー「戦場では必要とあらば人肉を食べてきた私に不可能はありません」ズルルルチュルン

支援

どんどん落ちぶれて行くセイバー…

セイバー「そういえば桜の姿が見当たりませんね」モグモグ

セイバー「桜も士郎達と一緒でしょうか?」ズルルル

prrrr prrrr

セイバー「士郎から電話!」タッタッタッ

セイバー「はいもしもし! 士郎今何処にいるのですか!?」

切嗣「(舞弥かわりに頼む)」

セイバー「もしもーし」

舞弥「切嗣からの伝言です」

セイバー「マイヤ殿! お久しぶりです、伝言ですか?」

舞弥「はい、最近冬木市が物騒になってきたとかで戸締まりはしっかりするようにと」

セイバー「士郎にぬかりはありません」

舞弥「もし身の危険を感じたらアハト翁の世話になってくれとの事です」

セイバー「私あのアハトという方はどうm」

ガチャ ツー ツー

セイバー「さてカレーヌードルが冷めてしまわないうちに食べますか♪」

孤高のブリテン王()

びっくりするくらいつまらん

切嗣「セイバーの様子はどうだった?」

舞弥「普段と何もかわった様子はありませんでした」

切嗣「そうか」


マイヤさーん、このあと一緒に海水浴行きましょうよー


舞弥「すみません、マダムに呼ばれているので失礼します」

切嗣「ああ」

切嗣「・・・」

切嗣「聖杯を破壊してからセイバーもギルガメッシュも消えるはずだった」

切嗣「だが現にセイバーは士郎と一緒に暮らしてギルガメッシュは清掃員に成り下がっていた」

切嗣「だが着実に聖杯に関わってきた者は皆、セイバーに関わり死んで行く」


切嗣「今確認出来ているのはランスロット、ギルガメッシュ、ジル・ド・レイ・雨生龍之介の計四人」

切嗣「最終的にはアイリも僕も・・・」

切嗣「仮にセイバーを始末したところでこの連鎖は止むのか?」

切嗣「だがセイバーに関わって命を落としているのは事実」

切嗣「やるしかない・・・」

セイバー「カレーヌードルは冷めても美味しいのがネックです」ズルズルルチュポン

セイバー「この背徳感を感じながらいただくのも悪くはありませんね」ズルズルチュルルン

セイバー「ん?」チュルチュ・・・

最初は見間違いかと思った
でもウネウネと動くのは間違いなく大量の細長い虫だった

セイバー「お”ぇぇぇ!!う”ぇ!」

麺に絡む、麺に似た虫を私は美味しく食べていた

セイバー「う”お”ぇftglp」ビチャビチャ

吐瀉物には大量の虫がうごめいていた

胃袋に、まだこのような寄生虫もどきを飼っていると思うと私は自我を保っていられなかった

いつものセイバーなら人肉だろうが糞だろうが朝飯前で平らげる事であろう

しかし幾度のショックな出来事でセイバーの精神はボロボロだったのだ

セイバー「ア”ア”ア”アアア」

セイバー「イヤァ!!イヤァァァ」ダダダダ

台所に走り寄ると、すかさず包丁を手にとり

セイバー「ア”ア”アア」ザチュ!ザチュ!

自分の胃袋にまで刺さるよう深く突き刺した
刺す度に血の色を引かせた糸が、卑猥な音とともに台所に響き渡る

セイバー「ア”ハ・・・・」


アヴァロンの治療能力の再生スピードは速く、刺して傷口をこじ開けても直ぐに閉じて傷口が消えてしまう

辺り一面は血溜まりができ、その中心にぐったりと横たわるブリテンの王は
最早、芸術的アートだった

おもろい

セイバー「ん・・・」

あれからどれだけ気絶していたのだろう

外は暗く静寂さを保っている

セイバー「・・・」

もう胃の中の虫は消化されてしまったであろう

セイバー「んしょ・・・」

千鳥気味になる足
あれだけ出血で出来た血溜まりは綺麗に消えていた

セイバー「?」

アヴァロンに血までどうこうする能力はなかったはず
ましてやカレーヌードルのカップや箸がテーブルの上から消えていた
まあいいか

セイバー「トイレ・・・」ヨヨヨロ

しえ

セイバー「う・・・ん、漏れるぅ」

セイバー「後少し・・・」ヨタヨタ

内股で漏れぬように慎重に慎重に近付きたどり着く

いざ中に入ろうと開けたが

中はトイレではなくカラフルなステンドグラスにイエス・キリストが逆さまに磔されていた
此処は何処かの教会だった

セイバー「え、ああう、ダメぇ」チョロロロ

コンクリートに黄色いアートを飾っていくセイバー

え?

カツッ カツカツ
教会にハイヒールで歩く音が響く

カレン「おやおやアーサー王たるものが教会でお漏らしとは、歴史に名が残りますね」

セイバー「な、なんだここは・・・」

カレン「あらあら、自分から教会に来るなんて何処のイカれ信者かしら」

セイバー「綺礼殿、此処は一体」

カレン「スルーですか、まあいいでしょう」

カレン「頭の中を整理してから私に話かけて下さい 私の名前はカレンです」

カレン「犬!犬ー!」パンパン

犬「ワン!」

カレン「あらまあ本当に犬になってるわね」

カレン「やはり貴方は危険ね、久しぶりに鳥肌が立ちましたよ?」

セイバー「・・・」

カレン「まあゆっくりしていきなさい」

カレン「犬!アーサー王が汚した床を綺麗にしておいてちょうだい」

犬「ワン!」

犬だれ

カレン「どうぞ元は珈琲です」

セイバー「どうみても先程のウジ虫なのですが、 折角のご厚意を無駄にするわけには、いきませんね」ゴクゴク

カレン「冬木社に訪れた時の事は覚えてるかしら?」

セイバー「冬木社とは?」

カレン「質問に質問で答えていいのは犬までよ」

犬「ハッハッ」ペロペロ

カレン「犬!しっかり床を綺麗にするのよ」

カレン「あなたが面接に訪れたのが冬木社」

セイバー「・・・」

カレン「まだ頭がイカれているようね」

>>110
フーリンじゃね?

>>112
あ、存在すっかり忘れてた

セイバー「あの何故トイレが教会になっているのでしょうか?」

カレン「一つ一つ、 答え合わせをしていきましょ」

セイバー「答え合わせも何も私は冬木社なんて知りませんが」

カレン「じゃあそのミニマム脳みそにききますが、 一体冬木社以外に何処の面接会場に行ってたのかしら?」

セイバー「それは、・・・」

カレン「それは?」

犬「クゥーン」

カレン「犬ッ!」

犬「ハッハッ」ペロペロ

だんだんついていけなくなってきた…

セイバー「あっ! 思い出しました〇〇社です」

カレン「改変も出来る上に私の記憶を改竄するなんて随分と厚かましいご都合主義者ね」

猫「ニャー」

カレン「えっ犬?」

猫「・・・」

カレン「やってくれるはねイカれアーサー?」

セイバー「あの私には何が何やら」オロオロ

カレン「無意識だから許したけど、これ以上は許しませんよ?」

セイバー「先程から脈絡がなさすぎませんか?」猫「ニャー」スリスリ

カレン「ごめんなさいね、こっちはいつ消されるかわからない恐怖があるのよ」

どゆことなの…

夢でもみてるのか?

カレン「まあ犬も戻ってきたし良しとするわ」パンパン

犬「ハッハッ」ペロペロ

セイバー「今度は猫が消えてるのですが」

カレン「猫は別にどうでもいいわね」

カレン「コツが掴めてきたわ、次の質問にいきましょう

カレン「あなたケイネスという後退しかけたM字ハゲの事は、覚えているかしら?」

セイバー「〇〇社の面接官ですね」

カレン「なるほど・・・」

犬「ハフッハフッ」バリバリッボリッ

>>1は代行なの?
ID:htTReYeX0は即興で書いてるとは思えないんだが

>>120
そうだよ

・・・・・・

・・・

切嗣「アイリ達には悪いが先に冬木市に帰国させてもらったが、なんだこれは・・・」

舞弥「完全に空き家ですね」

切嗣「住所は間違いなく此処だ」

舞弥「此処に士郎君と一緒に同居していたのは確かですね」

切嗣「とりあえず中に入ろう、舞弥、後ろを頼む・・・舞弥?」

切嗣「なっ、舞弥!下手な冗談はよしてくれ」

切嗣「(確かに舞弥の気配はあった、舞弥がこんな悪ふざけな事はしない)」

切嗣「(アサシン、・・・嫌セイバーの仕業か?)」

つまんね

切嗣「(いやただ単に消える順番が回ってきたのか?)」

切嗣「(とにかく中に入って手掛かりになるものを探そう)」

切嗣「中は・・・やはりもぬけの殻か、・・・ん? 何だこの紙は」

・・・


・・・・・・・

切嗣「所々汚れているな、セイバーの履歴書か?」

切嗣「所々誤字が目立つな 字も下手だし、何より空白が多い・・・のは仕方ないか、ふふ」

切嗣「(何を笑っているんだ僕は、セイバーのせいで死人が出ているんだぞ)」

切嗣「しかし手掛かりになりそうもないが」

切嗣「とりあえずポケットの中にいれておこう」ゴソゴソ

・・・


・・・・・・


切嗣「あれから隈なく探したが、セイバーの履歴書以外見つからなかった」

切嗣「(やはりこれが手掛かりだと見たほうがいいのか、或は何者かからのメッセージ)」

切嗣「履歴書、つまりセイバーは士郎のヒモから脱出しようとしたのは間違いないかな」

切嗣「(もしセイバーの就職先が決まっていたら僕だけが衞宮家で唯一のヒモか)はぁ・・・」

何がどうなっているんだ

切嗣「だがセイバーが就職するだけで、死んだはずの人間が蘇ったり透明人間みたいに消えてしまうのか?」

切嗣「前例がはなく、今回がはじめての現象」

切嗣「死んだ英霊が関係者が皆、蘇ったわけではない・・・」

切嗣「蘇った英幽に共通点はない・・・」

切嗣「ははっ困ったな最近頭の回転が鈍ってきたな、君はどう思う?」

ナタリヤ「ハハハ!!流石のボウヤも歳には勝てねぇーな! 」ザッ

切嗣「久しぶりだねナタリヤ」

ナタリヤってだれだよ

切嗣「この通り白髪も洒落にならなくなってきてね」

ナタリア「奥さんに似てきたんじゃないの?」

切嗣「ッ!!」

ナタリア「ボウヤ・・・ずっと尾行してるの気付いてなかったのかい」

切嗣「(ずっと?、つまり舞弥が消える瞬間もいたのか、もしくは・・・)」

ナタリア「マイヤさんだっけ? 消える瞬間は残念ながら確認は出来なかったよ」

切嗣「(もし聖杯戦争前の記憶があったら・・・)」

ナタリア「ボウヤ・・・顔に出てるよ」

切嗣「ポーカーフェースをきめていたんだけどね」

★マインドコントロールの手法★

・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
 偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法

・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない
 誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法


↑マスコミや、在日カルトのネット工作員がやっていること

TVなどが、偏った思想や考え方に染まった人間をよく使ったり、左翼を装った人間にキチガイなフリをさせるのは、視聴者に、自分と違う考え方をする人間が世の中には大勢いるんだなと思わせる効果がある。
...

ナタリア「ボウヤは、息子みたいなものだからね」

ナタリア「僅かな仕草で次に何をするか、手にとるようにわかるよ」

切嗣「何年たってもナタリアには敵わないや」

ナタリア「ボウヤ、一個だけ注意事項だ」

切嗣「注意、事項?・・・」

ナタリア「アー注意事項というよりだな、何と言うか」

ナタリア「逆さまなんだよ」

切嗣「何が逆さまなんだい?」

ナタリア「さあな、鏡を見ればわかるかもな」

切嗣「待ってナタリア!ナタリア!」

切嗣「(鏡・・・?)」

・・・

・・・・・・

・・・

カレン「なるほどね」

セイバー「何かわかったのですか?」

カレン「あなたは一生わからなくていいわ」

セイバー「(面接の時とは打って変わって別人みたいです)」

カレン「注意事項を一つだけ教えてあげるわ」

セイバー「注意事項ですか?」

カレン「注意事項というより、最終通達ね」


カレン「鏡は覗かないで・・・ね?」ウルウル

猫 犬「・・・」

セイバー「鏡ですか?っていつの間にかトイレに戻っていますし、もうなれましたね」

先程の空間はなんだったのだろう
あまりにも漏れそうだった為に幻を見たのか

セイバー「私がギルガメッシュという男を刺し殺した? 馬鹿馬鹿しい」

セイバー「ふぅ~・・・」ジャーコポポポッポッポン

セイバー「スッキリしました」

(鏡は見ないでね)


セイバー「・・・」


セイバー「ベ、別に鏡が怖いわけではありません!!」

しえん

これ朝から書いてるよな

支援

しえん

まだあったのか

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom