穂乃果「ねえ海未ちゃん、凛ちゃんって凄く可愛いよね?」 (134)

海未「凛ですか?確かに可愛いですが……それがどうかしましたか?」

穂乃果「ほら、凛ちゃんってすっごーく可愛いのにさ、女の子としてどこか遠慮しがちじゃない?」

海未「まぁ……そうですねぇ」

穂乃果「μ'sに入るまでは陸上部に入ろうとしてたくらいだし!」

海未「それは単純に運動神経が良いからでは……」

穂乃果「とーにーかーく!穂乃果は凛ちゃんがとっても可愛い女の子なんだってわかってほしいの!」

海未「はあ、それでどうするんですか?」

穂乃果「凛ちゃんが自分が可愛いって自覚するまで褒めまくろうかと思うんだ!」

こんな感じで誰かお願いします

海未「一体あなたは何を考えているのですか」

穂乃果「結構いいアイデアだと思わない?褒めまくるの!」

海未「どこがいいアイデアなんですか……」

穂乃果「えー、いいと思うんだけどなあ」

海未「まあでも、凛にはもう少し自分が女の子として魅力があると思って欲しいのは同意です」

穂乃果「だよねだよね!?」

海未「ええ、ですがそれで褒めまくるというのはちょっと……」

穂乃果「そっかぁ……じゃあどうすればいいかなあ?」

海未「>>10とかどうでしょうか?」

男装をした花陽に襲わせる

海未「男装をした花陽に襲わせるというのはどうでしょうか」

穂乃果「え?」

海未「ん?」

穂乃果「ごめん海未ちゃん、ちょっと穂乃果聞こえなかったみたいだからもう一度言って?」

海未「ですから、男装をした花陽に襲わせるのはどうでしょうか」

穂乃果「誰を?」

海未「凛を」

穂乃果「……いやいやいや!それは流石に無理なんじゃないかなあ?」

海未「やってみなければわかりませんよ、それに花陽の方も凛にはもっと女の子らしくなって欲しいとは思ってるはずです」

穂乃果「確かに一番凛ちゃんの魅力に気付いてると思うのは花陽ちゃんだと思うけどさぁ……」

海未「訳を話せばきっと花陽も協力してくれるはずです」

穂乃果「うーん、花陽ちゃんに凛ちゃんを襲うなんてできるかなあ……そもそも男装から出来なさそうなんだけど」

海未「そこらへんは……私達でなんとかフォローしましょう」

穂乃果「うわー、なんか絶対失敗する気しかしないんだけど……」

海未「とにかく!花陽に掛け合ってみましょう」

穂乃果「はーい」

海未「と、言うわけで花陽、男装して凛を襲いなさい」

花陽「何がという訳なんですか!?」

穂乃果「あはは……」

海未「花陽、凛は物凄く可愛く女の子としての魅力がある、そうですね?」

花陽「え、あ、は、はい!凛ちゃんは昔から凄く可愛くて魅力のある子だと思います」

海未「私もその通りだと思います。しかし当の本人はそれを自覚しているとは思いますか?」

花陽「それは……ないと思います。凛ちゃんは昔からあまり女の子らしさっていうのを意識していませんでしたから」

穂乃果「凛ちゃんって昔から今みたいな感じだったの?」

花陽「昔、小学生の頃に一度だけスカートを履いて登校してきた事があったんですが……」

花陽「登校している途中男子にスカートをからかわれてしまって」

穂乃果「あちゃあ、スカートを履いた凛ちゃん、とっても可愛いと思うのになあ」

花陽「はい!とっても可愛かったですよ、だけどそれ以来女の子の服装を着ることはなくなりました」

海未「ライブ衣装で着る事はあっても私服だとやっぱりどこか控えめな感じですからね……」

穂乃果「きっと凛ちゃんも心の中ではもっと女の子らしくなりたいって思ってるはずだよ!」

花陽「それは……はい、そうだと思います。私ももっと凛ちゃんには自信を持って欲しいです」

海未「私もそう思っています、ですので花陽、男装して凛を襲いなさい」

花陽「だからどうしてそうなっちゃうの!?」

海未「いいですか花陽、凛は心の中では女の子らしくなりたいと思っている」

花陽「は、はい……」

海未「だけどそれを表に出す勇気がない、それは何故だと思いますか?」

花陽「それは、やっぱり自信がないから……だと思います」

海未「その通りです。なら自信をつけさせてあげればいいのです!」

花陽「え、ええと、自信をつけさせる事と私が男装して凛ちゃんを襲う事となんの関係が……?」

海未「男装して男の子に好かれていると思わせれば自分には魅力があると思うじゃないですか!」

花陽「な、なるほど……」

海未「それはより魅力があると思わせる方が良い、それこそ魅力ありすぎて我慢できず襲っちゃいました!ってくらいの」

花陽「そんな事したら凛ちゃんトラウマになって余計駄目になっちゃいますよ!?」

穂乃果「穂乃果も流石に襲うのは駄目だと思うなあ、あはは……」

海未「いえ、やっぱり花陽はやるべきです、さあ!」

花陽「う、うう……ダレカタスケテー」

穂乃果「うーみーちゃん、そろそろ自重するべきだよ」

海未「穂乃果……そうですね、すみません花陽、ちょっとやりすぎました」

花陽「い、いえ、大丈夫です、でもお二人がそこまで凛ちゃんの事を考えてくれているなんて……」

穂乃果「穂乃果達も凛ちゃんにはもっと自信を持つべきだって思ってるからね!」

海未「ですね」

花陽「ふふ、ありがとうございます」

>>28「あれ、3人集まってどうしたの?」

まきちゃん

真姫「あれ、3人集まってどうしたの?」

穂乃果「あ、真姫ちゃんだ!」

真姫「この集まりは一体何なの?」

穂乃果「3人で凛ちゃんってすっごく可愛いよね!って話していた所なんだよ!」

真姫「凛が?一体どうしてまたそんな話に」

海未「凛は自分に自信がなさすぎるのです。もっと自分の可愛さを自覚するべきです」

真姫「まあ確かに……それは否定しないわ」

花陽「あ、そうだ真姫ちゃん!凛ちゃんに自分が可愛いって自覚させるにはどうすればいいかな?」

真姫「な、なんで私に聞くのよ!」

穂乃果「3人で話し合ってみたいんだけどいい方法が見つからないんだよー、お願いします真姫ちゃん!」

真姫「そんな事言われても……海未ちゃんとかならいい案出してくれるんじゃないの?」

海未「……」

穂乃果「あ、あはは……」

花陽「……ダレカタスケテー」

真姫「え、な、なにこの空気、海未ちゃん一体なんの案出したのよ」

海未「花陽に男装させて凛を襲わせる」

真姫「え?」

海未「花陽に男装させて凛を襲わせる」

真姫「え、ええと、そ、そうね、私がちょっと考えてみるわ……」

海未「花陽に男装させて凛をry」

穂乃果「も、もういいんだよ海未ちゃん……」

真姫「そうね……>>35とかいいんじゃないかしら?」

ご飯食べてきます
落ちてなかったら書きます

メイド服を着させて私のメイドになってもらう

真姫「メイド服着させて私のメイドになってもらう……とか」

穂乃果「真姫ちゃん……」

海未「……はぁ」

花陽「あ、あはは……」

真姫「ちょ、ちょっと!何なのよその眼差しは!」

真姫「違うのよ、確かことりちゃんってメイド喫茶でバイトしてたでしょ?あそこに凛ちゃんを誘えばいいと思うのよ」

穂乃果「あぁ、そういう事!ごめんね真姫ちゃん穂乃果ちょっと勘違いしちゃったよ」

海未「すみません、てっきり真姫までもがおかしくなったのかと……」

花陽「海未ちゃん、自分で変な事言っていた事自覚してたんだ……」

海未「花陽」

花陽「あ、いえ!なんでもないです!」

穂乃果「でもそれ結構いい案かも!さっそくことりちゃんに掛け合ってみる?」

海未「そうですね、確か今だとことりがメイド喫茶で働いてるはずなので、ちょっと行ってみましょうか」

花陽「わ、私も行きます!」

穂乃果「じゃあ皆で行こう!」

真姫「ちょ、私はまだ行くって言ったわけじゃ……」

穂乃果「いいからいいから、ほら行くよ!」

真姫「全く、わかったわよー」

ことり「お帰りなさいませご主人様……って穂乃果ちゃん!?それに海未ちゃん、花陽ちゃんに真姫ちゃんも!」

穂乃果「やっほーことりちゃん!」

海未「ことり、バイトの方はまだ終わらなさそうですか?」

ことり「え、ええと……あと30分もすれば終わる予定だよ?」

海未「そうですか、ではここで暫く待たせてもらいますね」

ことり「それは別にいいけど……一体どうしたの?」

花陽「凛ちゃんの事でちょっとお話があって……」

ことり「凛ちゃんの事で?わかった、じゃあちょっと席に座って待っててね」

穂乃果「いやー久しぶりにここにきたけど、やっぱりことりちゃんのメイド服、似合うなー」

真姫「ミナリンスキー、だったかしら、伝説になる程だもんね」

海未「私はやっぱりメイドというのは恥ずかしいですね……」

穂乃果「前にここでちょっとだけバイトした時凄く恥ずかしかがってたもんね」

海未「あ、あの時の事は忘れてください!」

花陽「でもメイド服姿の海未ちゃん、凄く可愛かったですよ」

真姫「そうね、確かに可愛かったわ」

海未「花陽、それに真姫まで……」

穂乃果「そうだ!凛ちゃんと一緒に海未ちゃんもまたバイトすればいいんじゃないかな?」

海未「お断りします!」

ことり「おまたせ、待たせちゃってごめんね」

穂乃果「あ、ことりちゃん!全然平気だよ、海未ちゃんの面白い反応もみれたしね」

海未「ちょ、穂乃果!」

ことり「えー、なになに、気になる!」

海未「ことりまで乗っからないでください!」

花陽「あー、えっとですねことりちゃん、凛ちゃんの事なんですけど……」

ことり「あ、ごめんねそうだったね、一体凛ちゃんがどうしたの?」

花陽「凛ちゃんをここでバイトさせれないでしょうか?」

ことり「凛ちゃんを?うーん……それは店長さんに話し合わないといけないけど……どうして凛ちゃんを?」

穂乃果「凛ちゃんって凄く可愛くて魅力的だと思うよね!?」

ことり「え?あ、うん、凄く可愛いと思うよ……?」

穂乃果「だよねだよね!でも凛ちゃんってその魅力的な部分を表に出さないっていうかさ」

穂乃果「もうちょっと女の子らしくなってもいいと思うんだよ!」

ことり「なるほど……確かにそう言われるとそんな気がする」

海未「なので、女性としての魅力が必要なメイドになるという事で凛の女性としての魅力を自覚してもらおうかと思うのです」

花陽「ですです!」

真姫「ま、そんな所ね、ことりはどう思う?」

ことり「私は大賛成だよ!私も凛ちゃんの可愛くて魅力的な所見てみたいかな!」

穂乃果「おお、ありがとうことりちゃん!それじゃあ店長さんにお願いしてもらっていいかな?」

ことり「うん、任せて!丁度人手が足りないって嘆いてたから多分雇ってくれるはずだよ」

海未「では私達は凛の方を説得してみましょう」

花陽「凛ちゃんメイドやってくれるかな……」

穂乃果「やってくれるかなじゃなくてやるの!絶対凛ちゃんのメイド姿可愛んだから!」

真姫「拒否権はないって訳ね……全く穂乃果らしい」

穂乃果「えへへ、真姫ちゃんに褒められた」

真姫「別に褒めてないわよ!」

海未「では今日はここで解散しましょうか。凛には明日話し合ってみましょう」

穂乃果「うん、そだね!いやー楽しみだなあ」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん気が早い……」

穂乃果「えへへ。あ、一応他の皆にも凛ちゃんの事話しとくね!」

真姫「そうね、まあにこちゃんに話すと余計な事になりそうだけど……」

ことり「そうは言っても一番にこちゃんと仲良しなの真姫ちゃんだよね?」

真姫「なっ、そ、そんなわけないじゃない!」

花陽「真姫ちゃん顔赤くなってる、可愛いっ」

真姫「も、もう知らないっ!」

その日の夜

穂乃果『じゃあ店長さんの許可は取れたんだね!』

ことり『うん!後は凛ちゃんがやってくれるかだねっ』

にこ『まさかそんな事になってるだなんて……どうして最初に教えてくれなかったのよ!』

希『全くみんなひどいやん、にこっちはともかくうちには教えてくれても良かったのに』

にこ『ちょ、希ちゃんそれどういうことよ!』

絵里『まぁまぁ、二人共別にいいじゃない、それより凛にはまだ伝えていないの?』

穂乃果『うんっ、明日学校で教えるつもり!』

花陽『凛ちゃん絶対びっくりするだろうなぁ……』

海未『まぁ、これも全部凛のため、凛にはしっかりと頑張ってもらいましょう』

穂乃果『とか言って海未ちゃん、本当は凛ちゃんのメイド服姿が見たいだけなんじゃないの~?』

海未『なっ、そ、そんな事あるわけないじゃないですか!』

穂乃果『えへへ、冗談だよ冗談っ』

雪穂「お姉ちゃーん?お母さんがそろそろお風呂入りなさいってー」

穂乃果「あ、わかったー!」

穂乃果『じゃあ私、そろそろお風呂入らないといけないから切るね!』

海未『ではここでお開きとしましょうか』

絵里『そうね、みんなまた明日ね』

花陽『皆さんまた明日です!』

ことり『私もお風呂はいろっかなー♪じゃ、またねっ』

希『うちはそろそろ寝るね、おやすみー』

にこ『に、にこはまだ真姫ちゃんとお話してもいいかなーって』

真姫『じゃあにこちゃんまたねおやすみ』

にこ『ちょっ!まって真姫ty……』

にこ「切れちゃった……ふ、ふんっ別にいいわよ!」





にこ「……ぐすん」

穂乃果「ふぅっ、さっぱりしたー」

穂乃果「……さてと、そろそろ寝よっかな」

穂乃果「ん、えへへ、お布団暖かい……」

穂乃果「……明日凛ちゃんどんな反応するかなあ……楽しみだなあ……」

穂乃果「おやすみー……zzz」

次の日の放課後

穂乃果「凛ちゃん凛ちゃん凛ちゃーん!」

凛「わっ、穂乃果ちゃん!?どうしたんだにゃ?」

穂乃果「メイドをやろう!!!」

凛「……え?」

穂乃果「だから、メイドだよメイド!」

凛「え、まって、どういうこと?メイド?」

穂乃果「そう、メイド!」

凛「……ごめん、ちょっとイマイチ意味がわからないにゃ……」

海未「穂乃果……それでは凛が困るだけですよ」

ことり「あはは……穂乃果ちゃんストレート過ぎるよ」

ことり「ええっとね?凛ちゃんには私が働いてるメイド喫茶でアルバイトをして欲しいの」

凛「え、えええええええ!?どうしてそうなったにゃ!?」

海未「凛……あなた、自分が可愛くて魅力のある女の子だと思ったことはありますか?」

凛「そ、そんな事あるわけないじゃん!」

海未「やはりそうですか……いいですか?凛、あなたはとても可愛く、魅力的ですよ」

ことり「うんうん♪」

穂乃果「そうだよ!」

凛「い、いやいや、何言ってるのか全然わからないにゃ!凛のどこに魅力なんか……」

海未「ですので、それをあなた自身が自覚する為に、メイド喫茶で働きませんか?」

凛「ちょ、ちょっとまってよ!関係性が全然わからないんだけど!?」

ことり「凛ちゃんはメイド服着て働いている私の事をどう思う?」

凛「それは……凄く可愛いなって思うけど……」

ことり「えへへ、ありがとう、でもそういう事なんだよ?」

穂乃果「メイド服着てる凛ちゃん、すっごく可愛いと思うんだっ!もう魅力的すぎてやばいくらい!」

凛「ほ、穂乃果ちゃん……」

穂乃果「穂乃果ね、前までは凛ちゃんが女の子らしくなる事に抵抗があるのかなって思ってたんだ」

穂乃果「でもね、本当はμ'sの中で一番女の子らしくて、一番可愛いのが凛ちゃんなんだって気付いたんだ」

穂乃果「凛ちゃん自身も、本当はもっと女の子らしくなりたい、可愛い服とかたくさん着てみたいって思わない?」

凛「そ、それは……」

穂乃果「だからね、穂乃果はそんな凛ちゃんの為に凛ちゃんが一番したい事を手伝ってあげたい」

穂乃果「凛ちゃんのいっちばん輝いた笑顔がみたい、そう思うようになったんだ……えへへ」

海未「……なんだか妬けますね」

ことり「穂乃果ちゃんがそんなにまで凛ちゃんの事考えてたなんて知らなかったよー」

絵里「もちろん私達も忘れちゃ駄目よ?」

凛「え、絵里ちゃん!それに皆も……」

にこ「全くー、そんなに可愛くなりたいって思ってたんなら私に相談しなさいよねー」

真姫「はいはいにこちゃんは黙ってて」

にこ「うぐ……」

希「凛ちゃんは今のままでも充分可愛いとは思うけど、やっぱり女の子なんだから可愛い服装とか着なあかんやん?」

花陽「凛ちゃん……あのね」

花陽「小学生の頃、一度だけ凛ちゃんがスカートを履いてきた事があったよね」

花陽「あの時の凛ちゃん、本当に可愛かったよ?」

花陽「本当に可愛かった……でも、男子にからかわれちゃって、それ以来履かなくなっちゃったよね」

凛「うん……」

花陽「私ね、凛ちゃんには自分を隠さないで欲しいの」

花陽「凛ちゃんが私の背中を押してくれなかったら、私は羞恥心からμ'sに入れなかったと思う」

花陽「自分の本当の気持ちを隠したままずっと後悔していたと思うんだ」

花陽「凛ちゃんが背中を押してくれたから、本当の気持ちを伝えられたんだよ?」

凛「かよちん……」

花陽「だから、今度は私が凛ちゃんの背中を押す番」

花陽「もちろん、私だけじゃなくてμ'sの皆も一緒」

穂乃果「なんてたって凛ちゃんに可愛くなってほしいって言い始めたの穂乃果だからね!」

海未「穂乃果はちょっと黙りなさい」

穂乃果「は、はい……」

花陽「……だから、凛ちゃん、自分の本当の気持ちを教えて!」

凛「凛は……凛は、もっと女の子らしくなりたい!可愛い服とかたくさん着たい!」

花陽「うん……うん!それが本当の気持ちなんだよね!」

ことり「決まりだね♪じゃあさっそく今からメイド喫茶まで行こっか?」

凛「い、いまから!?れ、練習はどうするの!?」

絵里「そんなの後回しよ後回し、気にしなくていいのよ」

穂乃果「わーいわーい!凛ちゃんのメイド服姿が見れるぞー!」

海未「全く穂乃果はこれだから……あの、カメラとか持っていっても大丈夫でしょうか?」

穂乃果「海未ちゃんも人のこと言えないじゃん!」

海未「はっ……私としたことが」

にこ「ぐぬぬぬ……凛ちゃんが可愛くなることに拒否しなくなったらμ'sの中の可愛いポジションがあああ」

真姫「元からそんなポジションじゃないでしょにこちゃんは……」

希「凛ちゃん凛ちゃん、なんなら巫女服も貸すで?」

凛「みんな……ありがとうだにゃ!」

穂乃果「り、凛ちゃん……その笑顔は反則だよ……」

凛「……穂乃果ちゃんが最初に私の為に色々頑張ってくれたんだよね」

凛「凛、すっごく嬉しい!穂乃果ちゃんだーいすきにゃー!」ギューッ

穂乃果「」ブシューッ

海未「り、凛、穂乃果が鼻血出して気絶してます!」

ことり「あはは……穂乃果ちゃんったら本当に凛ちゃんの事が好きなんだね」

そして

凛「お、お帰りなさいませご主人様!」

ことり「凛ちゃん、緊張しすぎてカチコチになってるよ?」

凛「うう……ライブとは全然違って緊張するにゃー……」

海未「これは……予想はしていましたがとてつもない可愛さですね……」

花陽「凛ちゃん凄く似合ってる……」

にこ「ま、まあまね!まだにこの方がちょーっとだけ勝ってるかな!」

真姫「にこちゃん……ほんとポジティブよね」

希「凛ちゃん可愛いなあ、これは後でわしわしMAXやな♪」

絵里「こらこら、やっちゃだめよ希」

穂乃果「(凛ちゃん……すっごく可愛い、でもなんだろう、単純に可愛いって気持ちだけじゃなくて……なんでこんなにドキドキしてるんだろう)」

凛「皆、今日は本当にありがとうだにゃ、皆に可愛いって言われて、自分に魅力があるんだってわかって、本当に嬉しいにゃー」

ことり「これも全部穂乃果ちゃんのおかげだね、穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「…………」

凛「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「え?あ、あぁ!うん!そう!穂乃果すっごく頑張った!!穂乃果偉い!」

絵里「ふふっ、凛、あなたの為に色々頑張ってもらったんだから何かお礼してあげなさい」

凛「え、ええええ!?う、うーん……そうだにゃー……」

凛「じゃ、じゃあ……よしよし、凛の為にありがとうだにゃー」ナデナデ

穂乃果「ふえぇ!?///」

凛「あ、ご、ごめん、嫌だったかにゃ……?」

穂乃果「い、いや!全然!寧ろもっとしてほしいっていうかなんていうかその……!」

海未「(おやおや、この反応は……ふふっ)」

ことり「(穂乃果ちゃんってば顔真っ赤にしちゃって可愛い♪)」

穂乃果「(な、なんで!?ただ頭撫でられただけなのに……なんでこんなにドキドキしちゃってるの!?)」

穂乃果「う、うううううみちゃん!なんか今日は暑いね!日差しがちりちりするね!」

海未「今日は比較的涼しい方ですが……それに店内だから日差しなんてありませんよ」

穂乃果「こ、ことりちゃん!ちょっと冷房効いてないんじゃないかな!?」

ことり「え、うーん、そんなことはないとおもうけど……」

凛「ほ、穂乃果ちゃん大丈夫……?」

にこ「穂乃果ちゃんなら別に何も心配ないわよ」

絵里「そうそう、何も心配いらないわ」

希「これは今度は穂乃果ちゃんの背中を押す人が必要やね♪」

真姫「全くわかりやすいっていうかなんていうか……」

花陽「ホントだねっ」

凛「え、えー!?みんな何か知ってるの!?凛にも教えてよー!」

海未「はいはい凛はちゃっちゃっと仕事に戻る」

ことり「じゃあことりは凛ちゃんと一緒に仕事に戻るね♪」

凛「ちょ、ちょっとまだ話終わってないにゃあああ」

海未「さて、私達はそろそろ帰りましょうか」

にこ「そうね、あまり長居するのも店に悪いし」

絵里「穂乃果は……まだ駄目っぽいわね」

希「しょうがない子やなあ」

花陽「ふふっ」

真姫「海未ちゃん、穂乃果の事お願いね」

海未「はあ……わかりました、それじゃあ行きますよ穂乃果」

穂乃果「(な、なんでなんで!?おかしいよなんでこんなドキドキしっぱなしなの!?)」

厨房内

凛「穂乃果ちゃん大丈夫かな……」

ことり「穂乃果ちゃんの事が心配?」

凛「心配に決まってるじゃん!」

ことり「ふふっ、穂乃果ちゃんなら何も心配いらないと思うよ?」

凛「な、なんでそう言い切れるんだにゃ……?」

ことり「それはねぇ……まだ言えないかな♪」

凛「ちょ、それはないにゃー!」

ことり「だったら自分で答えを見つけるしかないかもね?」

ことり「凛ちゃんの女の子になりたいっていう気持ちの、さらに奥深く隠れている気持ちをさらけ出せばわかるんじゃないかな?」

凛「な、なんなのそれ!全然意味がわからないにゃー!」


おしまい

後日談

穂乃果「最近凛ちゃんを見るたびに胸が痛くなっちゃって凛ちゃんと全然話せてない……」

海未「それはそれは大変ですね……」

穂乃果「どうしよう避けちゃってるって思われてそうで辛い……」

ことり「どうして凛ちゃんを見たら胸が痛くなるの?」

穂乃果「それがわからないんだよー!でも凛ちゃんを見かけるとなんかこう、心臓がドキドキ!ってするの!」

海未「(これはもう完全に……)」

ことり「(恋しちゃってるんだなあ……♪)」

その頃

凛「かよちーん……どうしよおおぉ……」

花陽「わ、凛ちゃん!?どうしたの?」

凛「最近穂乃果ちゃんに避けられてる気がするんだにゃあ……」

花陽「ほ、穂乃果ちゃんに?それはないと思うんだけど……」

凛「本当なんだよー!穂乃果ちゃん見かけるとすぐどっかいっちゃうんだよ!」

真姫「そういえば凛と一緒に居た時に穂乃果を見かけたけど確かに避けるような感じしてたわね」

凛「だよねだよね!?どうしよぉ凛穂乃果ちゃんに嫌われちゃったのかなあ……」

真姫「それは絶対にありえないから心配しないでいいわよ」

花陽「うんうん、それは絶対ありえないね」

凛「ど、どうして二人共そんな事言い切れるの!?」

真姫「それはだって……ねぇ?」

花陽「うんうん」

凛「凛ね、穂乃果ちゃんに避けられてるんだって考えると何かこう、胸のあたりが凄く切なくなるの」

凛「切なくなって、悲しくなって涙が出そうになって……凛、どうすればいいのかな……」

花陽「あわわ、凛ちゃん元気出して!穂乃果ちゃんは絶対に凛ちゃんの事嫌いになんかなってないから」

真姫「そ、そうよ、何なら今から穂乃果の教室行ってそれを確かめに行くわよ!」

凛「や、やめようよそんなの……凛、怖いよ……」

その頃

ことり「でも穂乃果ちゃん、今のままじゃ駄目だと思うよ?」

海未「ですね、このままではもっと悪くなる一方だと思いますよ」

穂乃果「う、ううう、それはわかってる、わかってるんだけど!……うう」

海未「はぁ……わかりました、なら今から凛たちの教室に行きましょう」

穂乃果「ええええ!?どうして!?」

海未「誤解を解く以外に何があるんですか、穂乃果は別に凛の事嫌ってるわけではないんでしょう?」

穂乃果「当たり前だよ!嫌ってるわけないじゃん!」

ことり「だったら、やっぱり誤解を解くべきだと思うよ?」

穂乃果「で、でもでも……」

海未「ええいめんどくさい!さっさと行きますよ!」

ことり「穂乃果ちゃん、覚悟してね♪」

穂乃果「ちょ、だ、だめえええええ!!」

真姫「怖い気持ちもわかるけどやっぱり早いうちに穂乃果がどう思ってるのかを知るべきよ」

花陽「これ以上長引かせちゃうともっと悪くなっちゃうもんね……」

凛「うう……それはそうなんだけど……」

真姫「はあ、めんどくさいわね……かよちん、凛を離しちゃ駄目よ」

花陽「あ、うん!」

凛「ちょ、かよちんやめるにゃ!離すにゃー!」

真姫「さあ、今から穂乃果たちの教室に行くわよ」

花陽「おー!」

凛「や、やめてえええええ」

真姫「って……考えてる事は同じだったみたいね」

海未「そうみたいですね」

ことり「やっほー真姫ちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃん♪」

花陽「ことりちゃんに海未ちゃん、穂乃果ちゃん。こんにちはです」

穂乃果「あ……」

凛「穂乃果……ちゃん」

海未「さあ舞台は整いましたよ、後は2人で解決してください」

ことり「そうだね♪それじゃあ穂乃果ちゃん、頑張ってね?」

穂乃果「え、ちょ、海未ちゃん!?ことりちゃん!?」

真姫「ほらかよちん、私達もいくわよ」

花陽「あ、うん、凛ちゃん頑張ってね」

凛「ちょっと真姫ちゃん!かよちんまで!」

穂乃果「あう……ホントに行っちゃった……」

凛「……」

凛「……どうして、どうして凛を避けてたの?」

穂乃果「あ……いや、別に避けてたわけじゃ……」

凛「避けてたじゃん!凛が話しかけようとしたらいっつも逃げるようにどっかいって……!」

穂乃果「それは……」

凛「凛の事が嫌いになったのなら嫌いって言ってよ!」

凛「凛……避けられてるって思うと辛くて悲しくて、切なくて涙が溢れそうになって……」

凛「嫌いになったのかなって、そう自分で思い込まないと自分が抑えきれなくて……」

穂乃果「凛ちゃんの事を嫌いになる訳ないじゃん!!」

凛「え……?」

穂乃果「確かに、穂乃果、凛ちゃんの事避けてた!それは本当にごめんなさい!!」

穂乃果「でも!それは嫌いになったからなんかじゃない!!寧ろ逆だもん!!!」

穂乃果「凛ちゃんを見てると胸が痛くなって、ドキドキが止まらなくなって、顔が熱くなって、私の凛ちゃんへの想いが止められなくなりそうで!!」

凛「穂乃果……ちゃん?」

穂乃果「……穂乃果ね、凛ちゃんがメイド喫茶で穂乃果の頭を撫でてくれた時から凛ちゃんの事を考えるとドキドキが止まらなくなったんだ」

凛「それって……」

穂乃果「穂乃果、馬鹿だから今の今まで自分の本当の気持ちに全然気付かなかった」

穂乃果「でも、今ならわかる、自分の本当の気持ち」

穂乃果「凛ちゃん……穂乃果、凛ちゃんの事が好き、大好き。一人の女性として大好きだよ」

凛「あ……」

穂乃果「えへへ……ごめんね、穂乃果だけ好き勝手言っちゃって、迷惑だよね、ごめんね……」

凛「そんな事……そんな事ない!」

穂乃果「凛ちゃん……?」

凛「凛、穂乃果ちゃんに嫌われてないってわかった時、悲しかった気持ちが全部吹き飛んじゃった」

凛「それどころか、好きって言われて凛……凄く嬉しいって思った」

穂乃果「凛ちゃん……」

凛「……凛ね、メイド喫茶で働いた時まで、凛の事を女性として見てくれる人なんて一人もいないと思ってた」

凛「凛は別にそれでもいいかなってずっと思ってた!でも、それをμ'sの皆が、穂乃果ちゃん変えてくれた!」

凛「そしてそんな凛を!穂乃果ちゃんは女性として好きって、大好きって言ってくれた!!」

凛「嬉しい気持ちが止まらない、幸せな想いがどんどん溢れてくる!」

凛「好き……好き!凛も穂乃果ちゃんの事が大好き!!」

穂乃果「……えへへ、どうやらお互い馬鹿だったみたいだね」

凛「うん……馬鹿みたいにゃ。私自身の、こんなにわかりやすい気持ちに気付かなかったなんて」

穂乃果「凛ちゃん……」

凛「穂乃果ちゃん……」




「ん……」




穂乃果「えへへ、キス……しちゃったね」

凛「うん……凛のファーストキスだよ」

穂乃果「私もっ、これで恋人、だね?」

凛「うんっ!これからもよろしくね?」

穂乃果「こちらこそよろしくねっ」

海未「どうやら終わったみたいですね……」

穂乃果「う、うううううみちゃん!?」

真姫「全く、学校内でなーにしてるんだか」

凛「真姫ちゃん!?」

ことり「穂乃果ちゃんも凛ちゃんも、とっても可愛かったよ♪」

花陽「あわわわ、凛ちゃんと穂乃果ちゃんがききききすするなんてあわわ」

穂乃果「ことりちゃんに花陽ちゃんまで!!」

凛「見られた……キスしちゃった所見られた……凛はもうだめにゃ……」

穂乃果「ちょ、凛ちゃんしっかりして!凛ちゃん!」

絵里「全くこんなに面白い事になってるのに途中まで呼んでくれないなんてね」

希「二人共すっごいお似合いやで~♪」

にこ「キス……いいな……にこも真姫ちゃんと……(ボソッ」

真姫「にこちゃん何か言った?」

にこ「な、なななんでもないわよ!」

穂乃果「絵里ちゃんに希ちゃんににこちゃんまで……」

ことり「まぁまぁ、大丈夫だよ♪皆は穂乃果ちゃんと凛ちゃんを応援するよ?」

海未「そうですね、反対する人なんていないと思いますよ」

花陽「穂乃果ちゃん、凛ちゃんを……凛ちゃんを大切にしてあげてください!」

穂乃果「皆……ありがとう、凛ちゃんは絶対離さないよ!」

凛「穂乃果ちゃん……///」

穂乃果「凛ちゃん……///」

絵里「あーはいはいお熱いですねー」

真姫「全く冷房効いてないんじゃないかしら?」

希「二人共すっごく可愛いで♪」

そして……

穂乃果「はー、今日も練習きつかったー!」

海未「何言ってるんですか穂乃果、まだまだスクールアイドルとして鍛えてもらいますからね」

穂乃果「もー、海未ちゃんってばスパルタなんだからー!」

海未「何とでも言いなさい、とにかくがんばってくださいね」

穂乃果「わかったよー……ねぇ海未ちゃん」

海未「何ですか?」

穂乃果「凛ちゃんって凄く可愛いよね?」

海未「惚気はやめてください」



終わり

俺、ほのりんのSS読んでにやけたかっただけなのに何してんだ・・・
そもそもSSなんて書いたことなかったのに

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