春香「メイド?」(74)

P「ぜひ春香にやってもらいたい」

春香「あの、どう言ったお仕事なんですか?」

P「何でもメイドにしたいアイドルのトップになったらしくてな」

春香「はあ、そういうのもあるんですねぇ」

P「それで春香がメイドをしてるのを見たくなったというわけだ」

春香「え?」

P「え?」

春香「あの、お仕事ですよね?」

P「違うぞ」

春香「え?」

P「え?」

春香「ぷ、プロデューサーさんが見たいだけなんですか?」

P「うん、問題あったか?」

春香「いえ、ありませんけど…」グル

春香(え?え?プロデューサーさんが個人的に…)

春香(プロデューサーさんが私をメイドにしたいって…///)カァァ

P「おーい、どうした?」

P(突然背中を向けてブツブツ言い始めた…可愛い)

春香「い、いえ!何でもないですご主人様!」バッ

P「ご、ご主人様ぁ!?」

春香「あ、いえ…今のは///」

春香「練習…そう、練習ですよ、練習!」

P「いや、仕事じゃないって」

春香「練習です!ひょっとしたら本当に来るかもしれないじゃないですか!」

P「ま…まあ確かに」

春香「決してプロ…ご主人様が見たいとか言ったからやってるんじゃありませんっ!」

P(伊織でも乗り移ったのか?)

春香「そ、れ、で!もちろん衣装とかもあるんですよね!?」

P「お、おう」

P(何か怖い…でも顔は真っ赤で可愛い)

春香「じゃあ着替えてきますね」

春香「絶対にご主人様を満足させてみせますよ!」バタン

P「一体何が始まろうとしているんだ…」

―5分後―

春香「じゃーん♪」

春香「どうです、完璧なユカタメイドですよユカタメイド!」フリフリ

P「ま、真が好きそうな衣装だな…はは」

春香(うう…恥ずかしいよ。何でこんなにスカート短いの?)

P(正直まずいな…色々な意味で)

P「い、いつか使うだろうと思って音無さんに頼んでおいた衣装なんだよそれ」

春香「へ、へぇ。そんなんですか…通りで可愛らしいわけです」

P(何なんだよ…浴衣でメイドって何なんだよ!?)

春香(小鳥さーん…一体何のための衣装なんですかぁ)

春香「それでは、ご…奉仕の方をさせてもらいます…ね///」

春香「今日は一日、ご主人様のメイドですから///」

P「」

春香「黙ってないで何か言ってくださいよ///」

P「いや、何か様になってるなって思って」

P「どこかで勉強でもしたのか?」

春香「そ、そんなことあるわけないじゃないですか」

春香(ゲロゲロキッチンで響ちゃんたちが来てたから私も着てみたいなー…なんて思ってたなんて言えない)

P「そうだよな…今日初めてこんな話ししたんだし」

春香「はい!じゃあ、何から始めま…ってきゃぁ!」

P「うわっ!」

ドンガラガッシャーン

春香「いててて…だ、大丈夫ですかプロデューサーさん!?」

P「何とかな…さすがに慣れてきたよ」

P(…春香が俺の上に覆いかぶさってくるのにはな)

春香「ご、ごめんなさい。いつもいつも///」

P「…気にしないでくれ」

春香(あうう…またやっちゃった)

P「あっ」

P(スカートが短いせいで、手に春香の太ももの感触が…)サワッ

春香「…ッ!?」

春香「ぷ、プロデューサーさん!?」

P「あ…すまん!つい無意識に!」

春香(プロデューサーさんに触られてる。胸は何度かあったけど…これは初めてかも)///

P「春香、早くどいてくれ。このままだと…まずい」

春香(あれ、これはチャンス!?)

春香「ぷろ、ご主人様///」

P「春香…?」

イメージはこれでいいか?
http://i.imgur.com/GhVdV10.jpg

>>16 むしろそれを見てティンときた



春香「私はあなたのメイドですよ…お好きになさってください///」ギュ

P(おいいいいいいいいいいい!?)

P(むしろ抱きついてきてるんですけどおおおおおおおおお!!)

P「や、止めるんだ春香」

P(落ち着け…春香を止めなければ!)

春香「…ご主人様は私のこと、嫌いですか?」ギュウ

P(あ、春香ってこんなに柔らかいんだな…気付かなかった)

P「は、春香…」

春香「はい。ご主人様…何なりと」

春香「私はあなたの言うことなら何だって…従いますよ」

P「お、お前は自分の言ってることをわかってるのか?」

春香「…///」

P(これってあれだよな!?俺の勘違いじゃないよな!?)

P(どうする?担当アイドルとそんな関係になっちゃおしまいだ…)

春香「ご主人様ぁ」

P「キスしてくれ」

P(あれー?)

春香「キ…!?」

P(つい場に流されてしまった…はるるん恐るべし)

春香「きききき、キスですか!?」

P「い、いや。今のは忘れてくれ!」

春香(ここで引いちゃ駄目だよ私!もっと美希みたいに積極的にならなくちゃ!)

春香「…んー///」

P(お、おい!可愛すぎるだろうがっ!)

P(だんだん春香の顔が近づいてくる。もうこのまま…)

小鳥「ただいまー!」ガチャ

P・春「「…っ!?」」バッ






小鳥「プロデューサーさん。留守番、ありがとうございましたー!」

P「おおお、お疲れ様です!」

春香「おかおか、おかえりなさい小鳥さん!」

小鳥「二人ともどうしてソファの上に正座してるの?」

小鳥「春香ちゃんも、何か衣装着てるし」

P「はは、何でもないです。何でも」

春香「ただ可愛かったから来てみようかなーなんて、えへへ」

小鳥「…もしかしてお邪魔しちゃったかしら?」

P・春「「そんなことないです!」」

小鳥「そう?なら良いんだけど」

小鳥(プロデューサーさん、メイドプレイとはやるわね)

小鳥(…寸止めしない方が良かったかしら?)

小鳥(でも、春香ちゃんに抜けがけされたくないし…)

P「さ、さて音無さんも帰ってきたので、今日はもうあがりますね」

P「きょ、今日は夜の仕事入ってませんので!」

春香「わ、私もそろそろ帰ろっかなー、あは、あはは!」

P「な、なら、車で駅まで送ってくぞ」

春香「は、はい!じゃあ着替えてきますね!」ガチャ

小鳥「…ナニしてたんですか?」

P「!?」

小鳥「ほらー、隠さないでくださいよお」

P「い、嫌だなぁ音無さん。何もしてませんよ」

小鳥「へぇー。そうなんですかー」

P「そうなんですよー」

小鳥「ふーん」

P(う、まずいな)

小鳥「じゃ、しっかり春香ちゃんを送っていってあげてくださいねー」

P(だ、大丈夫だったか)

小鳥(ピヨー!)

――
―――
――――

春香「きょ、今日はすみませんでした」

P「いや、こっちも悪かったさ」

P・春香「「…」」

春香「あ、あの!」

P「どうした?」

春香「あの時言ってた…キス、ですけど///」

P「なあ、春香」

春香「はい?」

P「今日一日、俺のメイドになるって言ったよな」

春香「そ、そうです…ね」

P「春香さえ良かったら、このまま家に来ないか?」

春香「え?それって…?」

P「春香の気持ち、ちゃんとわかったから」

春香「ぷ、プロデューサーさん…」

P「ご主人様って呼んでくれよ、メイドなんだろ?」

春香「…じゃあ、お母さんに連絡しないとですね。友達の家に泊まるって」

P「ああ、そうだな」

春香「それでは、よろしくお願いしますね。ご主人様♪」

――――
―――
――

小鳥「―これからこんなことが」

P「ありません!」

P「っていうか見てましたよねっ!絶対!」

小鳥「私は何も見てませんよー」

P(おもしろがってるよ、この人…)

春香「あの、プロデューサーさん。着替え、終わりました」

P「お、おう…じゃ、帰るか」

小鳥「気をつけてくださいね♪」

P(…こいつ)

春香「あと、小鳥さん」

小鳥「何?春香ちゃん」

春香「私、今日はちゃーんとご主人様にご奉仕させてもらいますので心配はいりませんよ!」

P・小鳥「「え?」」

春香「さ、行きましょうご主人様」ダッ

P「ちょ、待て!腕を引っ張るな!」ガチャ

P「そ、それではお疲れ様でしたー!」バタン

小鳥「…え?」



春香「えへへ、思い切っちゃいました///」

P「まったく、小鳥さんに仕返ししたい気持ちはわかるけどな…」

春香「結構本気ですよ、私は」

P「おいおい」

春香「それともやっぱり私じゃ…ダメですか?」

P「そうは言ってないだろ」

春香「じゃ、じゃあ、よろしくお願いしますね。ご主人様///」

さて、考えていたのはここまでなので終わります

結論:春香さんは可愛い

うーん…あと少しだけ頑張るか?

―Pの家―

P「さて、本当に来てしまった」

春香「えへへ///」

P「何にも無いけど、くつろいでくれよ」

春香「ご主人様と一緒なら何もいりませんよ」

P「そうか、ありがとな」ナデナデ

春香「あぅ///」

春香「え…えっと、まずはお夕飯の準備しますね!」

P(逃げたか…顔真っ赤だぞー)

P「冷蔵庫の中に入ってるものだったら何でも使ってくれなー」

春香「はい!精一杯作っちゃいます!」

P(うん。あの服がなくても春香は可愛いなぁ)

春香「ふんふんふーん♪」

P「これは久しぶりにうまい飯が食べられそうだ」

―十数分後―

春香「できましたよー!」

P「お、良い匂いじゃないか」

春香「あんまり材料もなかったので、春香特製のオムライスでーす!」

春香「もちろん、ハートマークも書いてありますよ」

P「うん、いかにもメイドさんって感じだな」

P「ほら、冷めないうちに食べちゃおうか」

春香「ジー」

P「ん?どうしたんだ人の顔をじっと見て」

春香「ご主人様は、自分で食べちゃいけないって決まりがあるんですよ?」

P「え?」

P「じゃあ、どうすればいいんだ?」

春香「ここにメイドさんがいるんだから…ね?」

P(…なるほど)

P「春香、俺にオムライスを食べさせてくれ」

春香「はい。かしこまりました、ご主人様」

春香「ほら、あーんですよ、あーん」

P「まだダメだな」

春香「ふぇ?」

P「春香は俺の舌を火傷させる気か?」

春香「…あ!」

春香「す、すみません!冷まさせていただきます!」

春香「ふぅー、ふぅー」

P「そうだ、偉いぞ春香」ナデナデ

春香(うぅ…やっぱり恥ずかしいよ)

P「そろそろいいだろ。ほら、あーん」

春香「は、はい!あーん」パク

P「」モグモグ

P「うん、うまい!」

春香「えへ、ありがとうございます」

P「春香はきっと良いお嫁さんになるな」

春香「…!?」

P「もちろん、誰のかは言うまでもないな?」

春香「は…い///」

P「ははは、それもまだまだ先の話だけどな」

春香「私、頑張りますね。これから、もっと」

P「ああ、期待してるよ」

P「飯も食ったし、後は風呂に入って寝るだけだなー」

春香「もうすぐ今日、終わっちゃいますね…」

P「そうだな。でも、まだ終わってない」

P「俺も風呂に入るから、今度は背中でも流してもらおうかな」

春香「え、いいんですか?そんなこと…」

P「これは主人の命令だぞ?」

春香「あ…はい。お背中流させてもらいますね///」

P「頼んだぞ、春香」

―風呂―

春香「あ、あの…やっぱり恥ずかしいので///」

P「タオルくらい巻いててもいいさ。むしろそうしてくれ」

P(…まだそこまでするわけにもいかないしな)

春香「で、では、失礼します///」ガラ

春香「こ、こっちは振り向かないでくださいよ」

P「わかってるよ」

P(振り向けるかっ!)

P(春香のペースに負けないように頑張ってはみたが…まさかここまでさせることになるとは)

春香「」ゴシゴシ

春香「はぁ…ふぅ」

春香「い、痛くないですか?」

P「ああ。ちょうど良いよ」

P(良くねーよ!息が首筋に当たってやばいよ!)

春香「はぁ…はぁ」ゴシゴシ

P「は、春香?疲れたら止めていいんだぞ?」

春香「だ、大丈夫です…よ」

春香「これも、ご主人様のためですから」

春香(プロデューサーさんの背中…大きいなぁ)ドキドキ

P(まったく…何やってんだろうな、俺は)ハァ

春香「ぷろ…ご主人様?」

P「あ、いや。何でもないよ」

春香「ずいぶんとお疲れなんじゃないですか?」

春香(私、普段から結構迷惑かけちゃってるし…)

春香(…よしっ!)ファサ

P(ん?タオルの落ちる音か?)

春香「えいっ!」ムギュ

P「うわぁ!」

春香「…///」ギュウ

P「お、おい!何してるんだよ!?」

P(春香の体が直接…)

P「や、やわらか…」

春香「プロデューサーさん…いつもいつもありがとうございます」

P「はる、か?」

春香「私、いつもいつも迷惑ばかりかけて…」

春香「でも、あなたは私がドジする度に笑顔でフォローしてくれる」

春香「今の私ができることなんてそんなにないけど…」

春香「せめて、この気持ちだけでも伝えたいって思ったんです…」ギュウウ

P「…そうか」

P(良い話なんだろうけど、背中に意識が集中して…)フニフニ

P「ありがとう、嬉しいよ…でも」

P「と、とりあえず一度離れてくれないか?」

春香「…きゃ!」バッ

春香(あああ…私、何してるの!?)

春香「あ、あの…私、先にお布団の準備してきますね!」ダッ

P「あ、おい!」

P「行っちゃったか…」

P「はぁ…俺も全然だな」

P「まともに春香の話すら聞いてあげられなかったし」

P(でも、あの感触は…)

P「いやいや!」ブンブン

P「これ以上はいけない…俺も早く出ないと!」

P(風呂からあがれば部屋の寝る準備はすでに整っていた)

春香「ご、ご主人様。お布団の用意はできております」

P「なんだよ。一人分しかないじゃないか…ってそれもそうか」

P「どうしよう…春香が布団で寝るか?」

春香「わ、私は結構ですよ。私はご主人様に仕えるただのメイドですから」

P(今度はそれを言い訳に布団には入らないつもりか)

春香「ご主人様は疲れているはずですし、お布団でお眠りください」

P「こういう時だけメイドに戻るなよ…さっきはプロデューサーさんって呼んでたろ?」

春香「そ、そんなことありませんよ…」

P(こういう時の春香は動かないんだよなぁ。どうしたものか)

春香「ほら、私は端の方で寝ますから!」

P「さて、春香はどうあっても動かないようだし…」

P「俺のメイドさんに最後の命令をさせてもらおうかな」

春香「はい?」

P「俺と一緒に布団で寝ること。これは決定事項な」

P(こうでもしないと動かないだろうし)

春香「え…えええええ!?」

春香「さささ、さすがにそれは///」

P「言ったろ。決定事項だ」

P「ほら、来いよ」

春香(うう…でも、もっと恥ずかしいことしちゃったんだよね)

春香「か、かしこまりました///」

P「よし、それでいいんだ」

春香「お、おやすみなさい!」

P「待てよ、そんなに慌てなくてもいいだろ?」

春香「で、でもぉ」

P「春香」ギュウ

春香(ぷ、プロデューサーさん///)

P「寝る前にこれだけは言っておくぞ」

P「俺はお前のことを迷惑に思ったことなんてない」

春香「あ…」

P「今日のことだって完全に俺のわがままみたいなものだしな」

春香「そ、そんなことないですよ」

P「それに俺もずいぶんと春香の笑顔に助けられてるから」

P「お互い様なんだ。俺も、お前も」

P「春香が気にすることなんて一つもない」

春香「プロデューサーさん…私」

P「ご主人様だ」

春香「そうでしたね///」

P「春香にこれから本当に最後の命令をしようじゃないか」

春香「最後の、ですか?」

P「明日からも、こうやって俺の隣にいること」

春香(え?それって…)

P「どうだ、できそうか?」

春香「も、もちろんですよ、ご主人様」

P「そうか。ありがとな」チュ

春香「あ…」

P「唇はまだ、お預けな」

春香「…はい、待ってます。いつまでも///」

P「後は俺たちの頑張り次第ってとこだ」

春香「任せてください。私、頑張りますから」

P「期待してるよ」

春香「なんたってご主人様がついてますから」

P「はは、そうかもな」




P「…よし、そろそろ寝るぞ。おやすみな」

春香「はい。おやすみなさい、ご主人様♪」

今度こそ終わり

こんな時間まで付き合ってくれた方がいたらありがとうございます

はるるんにはしっかりと幸せになって欲しいです

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