モバP「幸子、特訓だ。特訓するぞ!」(198)

幸子「いきなり何を仰るんですか?」

P「いいからやるんだ。>>5の特訓しよう」

幸子「あの、ボクの話を」

P「>>5だ!!」

腹パン

幸子「腹パン……って、お腹にパンチするんですか?」

P「ああそうだ、早速やるぞ!」

幸子「イヤですよ! 何言ってるんですかあなたは!」

P「うむ。常日頃思ってたんだが、幸子には>>13が足りない。そのための腹パン特訓なんだよ」

悲しい表情

幸子「悲しい表情?」

P「何かあればドヤ顔、そうでなくても微笑を浮かべているだろう?」

幸子「言われてみればそうかもしれませんけど……」

P「そんな娘がふと見せた沈痛な面持ち、それが半笑いとかだったら絵にならないじゃないか!」

幸子「知りませんよ! というか、ボクだって悲しい時くらい普通に悲しみますからね!」

P「というわけで、まずは腹パンによって鍛えていこうと思う」

幸子「……」

P「どうした?」

幸子「いえ、その、百歩譲ってその特訓をするとして、ボクが殴る側……ですよね?」

P「え?」

幸子「まさか、それはもうカワイイ女の子のお腹を殴ろうだなんて思ってませんよね、ね?」

P「>>20

お前だよ

http://i.imgur.com/xUxkZxr.jpg
http://i.imgur.com/RFvjh8R.jpg
輿水幸子(14)

P「お前だよ」

幸子「……と言いますと?」

P「幸子が殴る側かどうか聞かれて、お前だよって答えたんだ」

幸子「そ、そうですか……そうですよね。まさかボクのことを殴りたいなんて思う人なんか、いませんよね!」ドヤァ

P(殴りたい、この笑顔)

幸子「えっと、ではボクはプロデューサーさんのお腹にパンチすればいいんですか?」

P「まあそうなるな。よし来い幸子、全力でなあ! 悲しみを背負った拳でなきゃ俺は倒せんぞ!」

幸子「よくわかりませんが、いきますよ!」


結果 >>31
①Pを打ち倒す
②パンチのお手本を見せる
③冷静に考えて何をしてるんだと我に返る
④自由

pの股間に当たる

幸子「えいっ!」

P「                              」ドサッ

幸子「思ったより変な感触するんですね、あれっ、Pさん?」

P「              」

幸子「打ちどころが悪かったんでしょうか……?」

P「」

幸子「プロデューサーさん! 大丈夫ですか!」

P「……あ、ああ、ちょっとな。俺のpが嘆き苦しんでるから……ちょっと、ちょっとだけ待ってくれ……」

幸子「ボ、ボク、そんなに腕力は無いと思ってたんですけど、その……」

P「気にするな……弾道が、予想を遥かに下回っただけだ……」

十数分後


P「ふぅ……」

幸子「もう平気なんですか?」

P「ああ、だいぶ楽になった。世話をかけたな」

幸子「いえ、それはいいんですけど。……まだ特訓するんですか?」

P「……腹パンはやめておこう。よし次は>>45の特訓だ!」

幸子「まだ続けるんでs」

P「特訓なんだ!!!」

SEX

P「SEXの特訓をしよう! いや、するべきだ!」

幸子「……」

P「14歳なら学校でも具体的な性教育が施されてる頃だろうし、復習にもなるな!」

幸子「婦警さん呼びましょうか?」

P「やめてくださいつかまってしまいます」

幸子「たしかにボクのカワイさは男性を虜にするのなんか容易いですよ? でも、だからといって……その……」モジモジ

P「恥ずかしいのか?」

幸子「当たり前です! それに、とてもアイドルプロデューサーの発言とは思えないんですけど!」

P「一理ある」

幸子「一理どころじゃないですよ! ……ま、まあ、ちょうど保健体育のテストに向けて勉強しなきゃとは思ってましたが」

P「うーん……俺が相手だと犯罪なんだよな?」

幸子「次はないですよ?」

P「わかったわかった。なら相手を女に代えよう。おーい>>53、いるかー?」

幸子「そういう問題では……ああ、こっち来ちゃだめですよ! だめですってば!」

やっぱ俺

P「……いないのか。じゃあやっぱ俺で」

幸子「警察ですか? ここにとてもカワイイ女の子を襲おうとしてる人が!」

P「うわあああああああああやめてやめて電話しないで然るべきところに然るべき通報しないで!」

早苗「ふむふむ、叱るべき人はこのヘンタイさんでいいのかなぁ?」

P「早い!」

早苗「痴漢は犯罪です、よーく覚えておきましょう、ってね♪」ドゴォ

P「」ドサッ

幸子「狼藉を働くとこうなるんですね、勉強になりました」

P「Oh...」

P「……よ、よし、次の特訓をするぞ……」

幸子「なんだかプロデューサーさんが殴られたがってるように見えてきたんですが、違います?」

P「違います! 今度こそちゃんとやります!」

幸子「最初から真面目にやってくださいよ」

P「真面目にやってるよ! 次は>>63の特訓だ!」

幸子「やれやれ、仕方のない人ですね」

現役アイドル!?渋谷全裸露出歩行

P「現役アイドル!?渋谷全裸露出歩行」

幸子「……」

P「現役アイドル!?渋谷全裸露出歩行」

幸子「いち、いち、きゅう、と」

P「待った、待った! 違う、そうじゃない、落ち着け!」

幸子「じゃあどういうことなんですか!」

P「まずはこちらをご覧いただこう」

幸子「変なものだったら許しませんよ! ……えーと、ゴシップ記事?」

P「ああ、どう見ても適当なことしか書いてないような怪しい雑誌のいち部分だ」

幸子「その見出しがさっきの、現役アイドル!?渋谷全裸露出歩行、ですか」

P「それでな、ここをよく見てほしい。ぼやけてよくわからないんだが、何となく見覚えないか?」

幸子「それは見出しの通り渋谷のどこかを撮影したんでしょうから、見覚えくらい……あれ?」

P「そうだ。この長い黒髪に、女子でありながらネクタイをした学生服」

幸子「これは……いえ、この人は……!」

P「そう――渋谷凛だ」

番号まちがってる件について

http://i.imgur.com/JI001YN.jpg
http://i.imgur.com/wuFBwHh.jpg
渋谷凛(15)

幸子「待ってください。つまり、ボクはこの記事を読んでどういう特訓をさせられるんでしょう?」

P「この記事の真偽の程はわからない。だが、もしここに映った少女がうちのアイドルだったら非常にまずい」

幸子「それはわかりますけど……事務所で会った時にでもそれとなく聞けばいいんじゃないですか?」

P「事が事だ。はぐらかされるに決まってるだろう? 尻尾を掴むには現場をおさえるしかないんだ」

幸子「なるほど。でもどうしてボクがそんな重大な役目を?」

P「お前の小柄なその体躯、隠密行動にはぴったりだ」

幸子「隠密って……。それだけですか」

P「いや、まだある。幸子がこの先アイドルとして売れに売れたら、街を歩くのすら困難になるだろう」

幸子「今から練習しておけ、と」

P「ああ。お前ならトップアイドルになれると信じてる。だからこそ、誰にも気付かれないように歩く特訓をするんだ」

幸子「……ふふん、ボクが売れっ子になるなんて、確約されてるようなものですしね。わかりました!」

P(ちょろい)

幸子「では早速、変装に必要なものを揃えてきます! Pさんはここに映ってる場所の特定をしておいてください!」

P「おう、任せとけ! ――さて、事務所の未来の為に一仕事しますか」

某月某日 日も暮れた頃


P『あーあー、テステス。どうだ幸子、聞こえるか?』

幸子「聞こえてますよ。いよいよですね」

P『状況を確認するぞ。俺達は今、全裸露出した凛?が出没したと思わしき公園に来ている』

幸子「それにしても場所の特定早かったですよね」

P『なあに、俺の知り合いにエスパーがいてな。依頼したら頭を抱えて悩んだ末にここだと教えてくれたんだ』

幸子「……あの、それボクも知ってる人ではないですよね? わりと身近に」

P『そんなことはいい。俺はこのロケバスで待ってるから、危なくなったりしたらすぐに戻ってくるんだぞ』

幸子「わかりました」

P『周りに誰か怪しい人物はいるか?』

幸子「特にはまだ誰も……人気の少ない頃合を見計らってるのだとしたら、絶好の機会でしょうね」

P『よし、そのまま待機だ』


そのうち怪しい人物が>>87

①きた
②こない

1

幸子「!? 来ました、誰か来ましたよ!」

P『え、マジで?』

幸子「なんですかその反応は!」

P『あ、いや、うん。そんなことより、ターゲットはどんな奴だ? 凛なのか?』

幸子「ここからだとよく見えないですね……服は着てるみたいなので、これから脱ぐのか、それとも」

P『ただの通行人か、だな。とにかくバレないように尾行するんだ』

幸子「了解です!」


  数分経過

P『どうだ、何かわかったか?』

幸子「そうですね……とりあえず女性なのは間違いないです。それと、身長がおよそ>>94です」


①~149cm
②150~155cm
③156~160cm
④161~165cm ←凛はここ
⑤166~170cm
⑥171~175cm
⑦176cm~

180cm以上

172cmの木場さんうめきんの上はこの人しかいないんですが

http://i.imgur.com/4PSL0r8.jpg
http://i.imgur.com/fz4tRhF.jpg
諸星きらり(17)

P『180cm以上の女性だと? 日本でそんな女性を見かける機会が早々あるわけ――うっ、頭が』

幸子「落ち着いてください! まだ露出魔と決まったわけじゃないですよ!」

P『そ、それもそうだな。もう少し観察を続けてくれ』

幸子「ええ、そうします……」


  数分後


P『幸子、幸子?』

幸子「え、ああ、何でしょう?」

P『続報を聞きたい。いや、聞きたくない』

幸子「どっちですか。お気持ちは察しますけど」

P『じゃあ聞くぞ。お前が追いかけてる女性って、やっぱりそうなのか?』

幸子「>>108


①見覚えは……ある
②知らない人
③どう見ても諸星きらりです本当に

P『ありがとうございました』

幸子「どういたしまして、じゃなくてですね!」

P『き、きらりが何をしに人気のない公園へ来たかが重要だよな、うん』

幸子「そうですよ! 少なくとも記事に映っていた女性ではなさそうなので、むしろ安心しましょう」

P『そうだな、そうだよな……落ち着こう。でも何でまたきらりはこんなところに?』

幸子「気になりますか?」

P『プライベートを覗き見るのは悪いよな……>>123


①撤収しよう
②これも幸子の訓練だ

2

幸子「つ、続けるんですか!?」

P『まさかとは思うが、万一のこともあるしな……。それに、お前も気になるだろ?』

幸子「多少は……興味がなくもないですけど、Pさんがそこまで仰るなら構いませんよ?」

P『じゃあ続けよう。頼んだぞ』

幸子「あまり期待はしないでくださいね、なんだかイヤな予感が……」


  数分後


幸子「これは……」

P『幸子? 何かあったのか? きらりはどうなった?』

幸子「それがですね」


>>130

①幸子「~~してるみたいです」
②通信が途絶える

腹パンの練習

にょわー(物理極大)

P『なんだって?』

幸子「ですから、木に向かってパンチしてます。えっと、Pさんのお腹に当たりそうな位置を延々と」

P『きらり……ストレス溜まってたのかな。それとも修行? エクササイズ?』

幸子「それよりも、そちらでは感じませんか? その……重厚に響き渡る音と言いますか、震動が」

P『え?』

幸子「ロケバスの窓を開けてみてください。もしかしたらそちらでも」

P『おいおい何を言ってるんだそんなわけが』 ズシーン... ズシーン...

幸子「いかがでした?」

P『帰ろうか』

幸子「……。懸命な判断かもしれません。撤収ですね?」

P『今のきらりに近付いたら粉砕される気がする。そっとしておこう』

幸子「では露出魔の件はどうしましょう」

P『>>141


①日を改める
②諦めて本人に直接聞いてみる

2

P『これ以上は危険だな。知らない方がいいことまで知ってしまいそうだ』

幸子「露出の件は本人に尋ねるんですね?」

P『やむを得まい。幸子も気付かれないよう戻っておいで、家まで送る』

幸子「そうします。あの木のようにはなりたくないですから」

P『気の毒にな、その木。木だけに』プツッ

P「あっ、通信切られた……」

後日


P「……」

幸子「あれ? どうしてボクまでここに?」

P「死なばもろともってやつだ。居るだけでいいんだ。というか居てくださいお願いします」

幸子「すっかり怯えてますね。ボクのプロデューサーを務めてるならしっかりしてくださいよ」

P「そうは言ってもなあ。今度は何が飛び出るやら。お、来たか」

凛「お待たせ。少し早めに来たつもりだったけど、待たせちゃったかな」

P「そんなことはないぞ? ……なあ?」

幸子「ボクに振らないでください」

凛「……? どうして幸子が、まあいいけど。それで、話って?」

P「そのな、あー。まずは落ち着いて、そしてしっかり聞いてくれ。いいな?」

凛「う、うん」

P「この記事なんだけど……ほら、アイドルには付き物というか、うん」

凛「何? くだらないことが書かれてるのを読めってこと?」

P「まあ、その、事実無根ならそれでいいんだ。断固抗議して、慰謝料ふんだくってやるから」

凛「いいから、早く見せてよ」

P「……これ、お前……なわけがない、よな?」

凛「えっと、現役アイドル……。……」

P(なあ幸子、俺はどうしたらいいと思う?)

幸子(まずはこれが本人なのかどうか確定させましょう)

凛「……」

P「ど、どうだ? お前なわけがない、だろ?」

凛「>>155


①怒る
②うろたえる
③固まって動かない

凛「こ、こ、こんなの私なわけないじゃん!」バンッ!

P「うわああああああ! お気を確かに、お気を確かに!」

幸子「プロデューサーさんこそ気が確かじゃありませんよ!」

凛「許さない……何で私がこんな、変態みたいに書かれなきゃならないの……?」

P「も、もちろんだ。凛が変態なわけがないよな、な!?」

幸子「すがるような目でこちらを見てないで、他にやることがあるんじゃないですか?」

P「そ、そうだな、うん。ちひろさんと相談して、それから、可及的速やかにこの出版会社に抗議するよ」

凛「許さない……許さない……許さない……許さない……」ブツブツ

P「あ、あのう?」

凛「なによこれ、うちの制服真似したつもりだろうけど……そりゃちょっとは似てるかもしれないけど……」ブツブツ

P「凛さーん、渋谷凛さーん?」

凛「こっちの脱いでる方なんて……ぼかしてるけど私こんなに胸ないし、じゃなくて……ああもう!」バンッ!!

P「ひいいいいいいいい!」

幸子「……。ちひろさん呼んできますね」

後日、いろいろ落ち着いて


P「」ゲッソリ

幸子「何だか半分くらいになっちゃいましたね」

P「ま、まあな。それにしてもどうしてこうなった」

幸子「ボクの特訓をするなんて言い出したのが原因ですよ」

P「特訓か。いまや懐かしい響きだ……」

幸子「結局ボクは振り回されるだけだったし、Pさんはやつれちゃうしで良いことありませんでしたが」

P「凛の名誉を守れただけでも良かったと思おう。思いたい」

幸子「……。まあ、Pさんが忙しい間、ボクもただレッスンをこなしてただけではなかったですけど」

P「と、いうと?」

幸子「もしかしたらPさんをPさんに戻せるかもしれない、と言ったらどうします?」

P「本当か? なら頼む、今すぐ昔の自分に戻りたいんだ……」

幸子「わかりました。ではお連れしてきますね」

P「え、連れてくる?」

幸子「お連れしました」

きらり「ぴ、Pちゃんがちっちゃくなってゆー! きゃわわ☆」

P「……何故、きらり?」

幸子「諸星さんを公園で尾行、こほん、見かけた時のことは覚えてますか?」

P「まあな」

幸子「Pさんが忙しい間、ボクはボクで独自の調査をしてみたんですよ。あくまで特訓の一環として、です」

P「お、おう……」

幸子「それでわかったのですが、どうやら諸星さんは必殺技を身につけるべく練習していたそうです」

きらり「きらりん☆パンチでいたいのいたいの飛んでけーってしてねー、きらりんぱわーを注入するにぃ☆」

P「」

きらり「するとぉー、なんとなんとぉ! みんなすぐに元気になっちゃうんだにぃ☆」

幸子「というわけで、Pさんへ腹パンしてもらおうと思いまして。ボクはまだ特訓が足りないからそういうことは出来ませんし」

P「いや、その、えっと、あれ? いや、腹パンってそういうものじゃなくね? え?」

幸子「早く元気になってくださいね、Pさん!」

P「ちょっと待て、待ってください! 俺死んじゃう、絶対死んじゃうから!」

きらり「Pちゃんが早くハピハピできますように☆ ひっさーつ!」

P「早まるなきらりいいいいいいひっさーつってそれ必ず殺すと書いてだなああああ――――!!」
















その日、事務所が大層揺れたそうな




おしまい

Pを半角と全角で分けたのにわかりづらくてわろた

落ちは投げ捨てるもの。加えて遅筆ですまんかった

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom