玄「まないた党とヘテロ党の連中を取っ捕まえるのです!」(458)

照「おもち党と新党iPSが連立!?」

の続きです

期待

―――プルル ―――プルル


誠子『こちらフィッシャー。聞こえるか』

ダヴァン『感度良好、よく聞こえてまスヨ』

誠子『iPS党長野支部に潜入、3時間経過―――まないた党幹部、捕虜収容施設についての情報を入手』

誠子『彼女たちは今大阪、東京の二つの収容所に分けられ収容、監視されていることが判明した』

ダヴァン『大阪と東京……やはり主要都市部でしタカ……』

誠子『愛宕洋榎、大星淡らは大阪府庁某所、清竜会が統括管理する軍事研究所に』

誠子『白水哩、鹿倉胡桃らは東京都某所、弘世組本部に監視、軟禁されている』

ダヴァン『それは確かなのでスカ?』

誠子『ああ。iPS党幹部、国広一の部屋から見つかった資料の情報だ。極めて信憑性は高い』

ダヴァン『国広一の……』

きたい

ずっと待ってた

前のっていつだったかな?支援

待っててよかった!
支援ッス!!

誠子『宮永総裁たちの所に至急報告を頼む。これで具体的な救出作戦を立てられるだろう』

ダヴァン『分かりまシタ』

誠子『現在時刻マルサンフタマル。任務完了につきこれより』

純「おい、そこで何してやがる」

誠子「!」

純「誰だテメェ? 部屋の清掃員には見えねえけど……泥棒か?」

誠子「……」

うおおおおきてたー支援

支援

哩さんそういえばiPSじゃないのか

来たか

ダヴァン『フィッシャー? どうしたまシタ。何かトラブルでスカ?』

純「いや、違うなァ……眼が違う。とてもじゃねえがコソ泥には思えねえ」

純「例えるなら……そう。兵士のそれだ。まるで何度も死線をくぐって来たような、そんな……」


シュダッ


純「!」

誠子「シッ!」ブォン

純「っとぉ!!」ガインッ

誰がどっちだかすっかり忘れた

クロチャーがシズを奴隷にしてて
潜伏していた憧ちゃんとあらたそがそのことをテレビ中継で知ってしまったのは覚えてる

まな板でIPSと
ノーマルでおもち
この辺はどう折り合っているのか

純「あっぶねえな……いきなり殴りかかってくるなんて」ギギギ…

誠子(武器はトンファーか……)グググ

ダヴァン『フィッシャー、どうしまシタ。応答を』

純「おかしな獲物持ってやがるし……どこの回しモンだ?」

純「こんな場所に用があるヤツなんてカタギじゃねえのは確かだが……」

誠子「ハァ!!」

純「っと!」ガィン

誠子(……強い)ギギギ

純「くく、良い打撃じゃねえか。防ぐ腕がビリつきやがる」

純「テメェ本当に何モンだ? アメリカかどっかの傭兵か?」

こういうシチュでの亦野さんはホント頼りになるな
なお、麻雀の方は……

誠子「……」グググ…

純「ハッ、敵と喋ることなんざねえってか。連れねえ嬢ちゃんだ!!」ゲシ

誠子(蹴りっ……!?)

純「らァ!!」ブン

誠子「!」キィンッ

純「へぇ、これに反応するか。ならこいつはどうだ!」ブン

誠子(トンファーを投げて……!?)

誠子「くっ!」

純「うらァ!!」ブォン

誠子「シッ!!」ガンッ

純「……くく、すげえなお前」

純(あの体勢で俺の蹴りを蹴り返すなんて……)

おう待ってたぞ

菫さんおもち党なん?
新党iPSじゃないっぽいし
それとも照狙い?

>>22
前スレ見て来い

純「アンタ強ぇな。俺が今まで闘った中でも3本指には入るぜ」

誠子「……」

純「今最高に楽しいよ。俺は強いヤツとこうやってやり合うのが大好きなんだ」

純「もっと楽しもうぜ!!」シュダッ

誠子「チィッ!!」


ダヴァン『フィッシャー。早くその場から逃げてくだサイ』

ダヴァン『敵の増援が来ていマス』


誠子(それが出来たら苦労しないっ……!)

純「オラオラどうしたぁ!? もっと打ってこい!!」


ダヴァン(通信機越しに打撃音……戦闘中でスカ……)

>>23
前スレに菫さんいないから聞いてるんでしょうが

>>25
出てなかったっけ
覚えてないわ

純「守ってばっかじゃ俺には勝てねえぞ!!」

誠子「くっ……!」

誠子(攻撃が速い……! 捌くだけで精一杯だ……!)

純「もっと楽しませてくれよお嬢ちゃん! アンタの強さはそんなもんじゃねえだろ!?」ガスッ

誠子「がッ……!?」

純「オラァ!」ブン

誠子「くっ!!」シュダ

純「どうした? 間合いを取るだけで精一杯か?」

誠子「ごほっ、ごほっ……!!」

純「おっかしいなぁ。もっと強えと思ったんだけど……」

誠子「ハァ……ァ……」

マタンゴ

ダヴァン『大丈夫ですかフィッシャー。状況の報告を』

誠子『敵と交戦中……増援はあとどれくらいで来そうだ……?』

ダヴァン『5分も経たないうちに到着しマス』

誠子『くっ……』

純「くく、意外と可愛い声してんじゃねえか。俺とは喋ってくんねえのに、ちょっと妬いちまうぜ」

誠子「……」

純「もうそろそろ警備の連中が駆けつける。それまでに俺を倒さないと、アンタは終わりだぜ?」

純「こんな場所にわざわざ忍び込んでくる時点で、命なんて要らねえって言ってるようなもんだけどよぉ」

誠子「……」

純「けっ。最後までだんまりかい。連れねえな」

純「まあいいさ。捕まえた後にいくらでも話せばいいしな」ジリ…

誠子(来る……)

純くんつえぇ

こういうのを保守してこその百合豚なのに、自動保守ったら。

続編きてたー!!

純「さっき俺の中で3本指って言ったけど……」

誠子(タイミングを合わせろ……呼吸を読め……)キッ

純「あれは訂正させてもらうぜ!!」シュダッ

誠子(ここだ!)

誠子「フッ!!」ヒュン

純「!?」

純(棒の先から糸が出て……!?)グググ…

誠子「セァッ!!」ブォン

純(トンファーが……!)

誠子「隙だらけだ!!」ガス

純「がふっ……!?」

この亦野さんめっちゃカッコいい

すげーなつかしい
よんでないしねるけどしえん

誠子「シッ!!」バシン

純「ぐはぁっ!」ズサァ

誠子「ハァ……ァ……」

純「や、やるじゃねえか……まさか、そんな隠し球があっただなんて……」ゴフッ

誠子(鳩尾に私の殴打を喰らってまだ喋れるのか……なんてタフさだ……)

純「敵の力を見誤るなんざ……くく、嬉しいような情けないような……」

誠子「……」

純「もう一回訂正させてもらうぜ……やっぱアンタ3本指の中に入るよ……」


ダヴァン『フィッシャー、早く逃げてください。増援がすぐそこまで』

誠子『分かってる』タタ


純「待て!」

誠子「……」ピク

純「俺の名前は井上純。国広くんの側近みたいなもんだ」

純「アンタの名前は?」

誠子「……戦場に名前なんて必要ない」

純「そう連れないこと言うなって。こうやってやり合った仲だろ?」

純「それに俺はアンタのことをすこぶる気に入ったんだ。なんでもいいから呼び名を教えてくれ」

誠子「……フィッシャーだ。そう呼ばれてる」

純「フィッシャー? くく、なんだそりゃ。その獲物通り釣り師ってか?」


ダヴァン『まずいデス、増援が駆けつけまシタ……扉の先はもう塞がれて……』

誠子(クソっ……どこか他に出口は……!)キョロキョロ

純「その机の下だ」

誠子「!」

あれか!

待ってた

純「カーペットをめくってみな。緊急時用の脱出口がある。そこから逃げろ」

誠子「……どういうことだ」

純「言っただろ、俺はアンタを気に入ったんだ。こんなところで捕まっちゃ面白くない」

誠子「……」

純「次だ。次は絶対に油断しねえ。次闘う時はアンタをこの手で倒して……」


純「俺だけの奴隷にしてやるよ」ニヤァ


誠子(コイツ……)ゾク

純「ほら、分かったらさっさと行け。もうすぐ入って来んぞ」

誠子「……」ゴソゴソ



純(やられたのにワクワクしてるなんて、俺も酔狂だなぁ……)

純(このあと国広くんにどやされっかもな……)アハハ

純ニキ…

純亦

う~ん、この

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――ガタンゴトン ―――ガタンゴトン


憧「……」

灼(私たちは今……東京行きの新幹線に揺られていた)

灼(穏乃がクロの奴隷になっているということを知ったあの日……)



灼『憧! 待って憧! どこに行くの!?』

憧『シズに会いに行くの!! クロのところに居るって分かったんだから今すぐにでも……!!』

灼『クロはこの国の大統領なんだよ!? 行ったとしても会える訳ないよ!!』

憧『そんなことない! 私たちとクロはかけがえのない仲間同士だった!!』

憧『だから少しくらい融通を利かせてもらえるはず……!』

灼『で、でも……』

憧『東京には晴絵もいるんだよ!?』

灼『!』

憧『クロにお願いしたら何か手がかりが掴めるかもしれないでしょ!』

憧『このチャンスを逃したら……もう一生あの2人に会えなくなるかもしれない!』

憧『灼はそれでいいの!?』

灼『私は……』

憧『私は嫌!!』

灼『!』

憧『シズに二度と会えないなんて、このままお別れなんて……』

憧『絶対に嫌だよ……』ポロポロ

灼『憧……』

二人とも二年生でオカルト系の鳴き麻雀でボーイッシュか

久しぶりだから各党の主要構成員を列挙してもらえると嬉しい

憧『だから、止めないで』グズッ

憧『私はクロに、シズに会いに行くっ……会いに行って、クロにお願いして……シズを返してもらう』

憧『止めても無駄だから』

灼『……』

灼『……私も行くよ、憧』



灼(向こうでの滞在期間は3日)

灼(私たちの目的は、穏乃とハルちゃんを阿知賀に連れ戻す事……)

灼(正直、限りなく望みは薄いと思う。どちらか一人でも連れ帰れたら奇跡だ……)

灼(それなのに……)

憧「……」

灼(憧は諦めてない。絶対に穏乃を連れ帰るつもりでいる)

灼(憧はここまで穏乃のことを思っているのに、私は……)

灼(最初から諦めて、泣いてばかりで……)

灼「……」ギリ

憧「ねえ灼」

灼「……なに?」

憧「クロ……分かってくれるよね」

灼「……」

憧「ちゃんとお願いすれば、シズのこと返してくれるよね……晴絵のことも探してくれるよね……」

灼「……うん、大丈夫だよ。遠い存在になっても……クロは私たちの仲間だから」

灼「それに宥さんだっている。きっと、良くしてくれるよ」

憧「……ふふ、そうだよね」ニコ

憧「大丈夫だよね、きっと……」

支援

灼(……頭の良い憧が分からないはずがない)

灼(私たちに頼まれて手放すくらいなら……最初から穏乃を奴隷になんかしたりしない)

灼(ハルちゃんのことだってそう……)

灼(誰かの奴隷になっていたとして、その人から取り上げるようなことを出来る訳が……)

憧「……」

灼(それでも憧はまだ信じていたいんだ……クロのこと……)

灼(私ももしかしたら、心のどこかでまだクロを信じて……)



灼(……もしクロにハッキリと拒まれて、何も希望がなくなったとき……私たちは……)

憧「……」

支援

――――――――――――――――――――――――――――――――――

照「はぁ……はぁ……」

智葉「息は切らしても集中は切らすなよ」スチャ…

照「ちょっとキツい……」ジリ…

智葉「敵は待ってくれないぞ。戦場では一瞬の気の弛みが勝敗を分ける」ジリ…

照「分かってるけど……そろそろ体力が……」


シュッ


照「!」


バシィン!!


照「……痛い」ヒリヒリ

智葉「隙だらけだ」ハァ

照「もう無理……智葉、休憩しよう。流石にこれ以上たんこぶを増やすのは……」

智葉「もう音を上げるのか。そんなことじゃこの先生き残れないぞ」

照「返す言葉もない……」

智葉「2年やそこらで弱くなり過ぎだ、まったく……」

照「はぁ……」


ガチャ


憩「こんばんわー。お二人さん首尾の方はどない?」

照「さっきからいじめられっぱなし……」

智葉「5割くらいしか力を出してないのにこの様だ。甘やかし過ぎだぞお前ら」ジト

憩「平和な時代が続いてたので……」アハハ

個人戦トップ3トリオ好き

智葉「そんなことだから強襲された時にボロボロにされるんだ」

智葉「何も守れなかった後に後悔しても遅いんだぞ」

照「それはそうだけど……」

憩「まあウチは専門外ってことで……」アハハ

智葉「どいつもこいつも最近気が弛み過ぎだ。あんまり平和ボケしてるとウチの連中の二の舞になって……」

照「でもここがバレる可能性なんて万に一つない」

憩「それに上が病院で患者さんもたくさん居てはるし、政府がここを襲うなんて立場上無理やで」

智葉「捕まった仲間の中の誰かが場所を漏らしていたらどうする?」

智葉「テロリストが人質を取って立てこもったとでも言えば、奴らは大義名分の元制圧部隊を送り込んでくると思うが?」

照「そ、それは……」

憩「最近暗いニュースばっかやったし、あまりそういうことは考えたくないんやけど……」アハハ

智葉「それが平和ボケだと言っているんだ」ハァ

確かタコスが京太郎助けるために情報売ってたよね

支援

照「でも気を張ってばっかりだと疲れてしまう」

照「休むときにはしっかり休んで、重要なことに備えるのも大切」

憩「ふふ、宮永さんに同意見やな」

智葉「分からない事でもないが……」

憩「辻垣内さんはちょっと気負いしすぎやで?」

憩「ウチらとしては頼もしいけど、たまにはリフレッシュせな」ニコ

照「憩の言う通り。智葉には一番戦ってもらわないといけないから、緊急時にこそ力を出せるようにしてもらいたい」

智葉「だから休め、か……分かった。頭の片隅でにも置いておこう」

照「いや、真ん中に置いといてもらいたいんだけど……」

憩「辻垣内さんはリフレッシュの仕方とか分からなさそうやからな。ウチが率先して色々やりますわ」ニコ

智葉「人を堅物みたいに言うな……それに色々ってなんだ色々って」

憩「まあ楽しみにしといてください♪」

智葉(コイツと一緒にいるとどうも調子が狂うな……)ハァ

しえ

照「そういえば……憩、誠子やダヴァンから報告はあった?」

憩「あ!」

憩「そう! あったねん! それを伝えようとここに来て……!」

智葉「落ち着け。内容はなんだ?」

憩「捕まってるみんなの居場所が分かりました!」

照「本当に!?」

憩「愛宕さんと淡ちゃんは大阪府某所、清竜会が管理統括する軍事研究所に」

憩「白水さんと胡桃ちゃんは東京都某所の弘世組本部です」

しえ

続き支援
小蒔ちゃんが差別や迫害なんてしませんように

智葉「2人ともとんでもない場所に捕まってるな……」

照(清竜会と弘世組……)

憩「誠子ちゃんとダヴァンさんは今こっちに帰還してるそうです」

照「分かった。憩、ゆみや透華を会議室に呼んでおいて」

照「2人が帰って来るまでに具体的な作戦を」


―――ドゴォォォォォォォォン!!!


「「!!」」

しえん

照「な、なに!?」

智葉(地震……? いや違う。どこかで爆破が……!)


『エマージェンシエマージェンシ。侵入者デス。エマージェンシエマージェンシ』


憩「き、緊急アラーム!? どど、どういうこと!?」

照「侵入者……? そ、そんなことっ……」

智葉「狼狽えるな!! 敵襲だ!!」

智葉「おもちとiPSの連中がここを嗅ぎ付けたんだ!!」

照憩「!!」

智葉「照! お前は妹たちの所に向かえ! 非戦闘員のアイツらは敵に見つかったら終わりだ!」

照「わ、分かった!!」

智葉「憩! お前はこの施設のセキュリティを作動させて敵を食い止めろ! 私も行く!」

憩「りょ、了解です!!」

sien

―――――――――――――――――――――――――――――――――

漫「爆破!!」


―――ドゴォォォォォォォォン!!!


竜華「みんな作戦通りに! D部隊はウチに付いて来て! 片っ端から取っ捕まえるで!!」タタッ

菫「S部隊は私に付いて来い! 第一目標は宮永照だ!!」ダダッ

漫「B部隊はウチに付いて来て工作準備を!」


和「遂に始まりましたね……」

戒能「これで全て終わるといいですね」

和「はい。きっと幸せな世界が待っています。いや、してみせます」

戒能「ふふ、心強い限りですね」

和「行きましょうか良子さん。私たちは作戦本部にてモモさんの帰りを待ちましょう」

戒能「了解です。敵襲が来ても私が居る限りノープロブレムですよ」

和「信頼しています」ニコ

しえん

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――ドゴォォォォォォォォン!!!


モモ(始まったっすか……)

咲「え……? なに、今の音……?」

衣「ば、爆発……?」

モモ「作戦が始まったっす。私の仲間たちが大勢ここに押し掛けてるっす」

ゆみ(くっ、迂闊だった……! ここの安全性を絶対視しすぎたがために……!)ギリ

モモ「油断したっすね先輩。昔のあなたなら……こんなヘマはしなかったっす」

ゆみ「……」

衣「……2人は知り合いなのか?」

モモ「この人はiPS党の元幹部っす。iPS党が立ち上がった時の初期メンバーの1人でした」

咲「!!」

しえしえ

きたか

衣「ほ、本当なのか加治木……?」

ゆみ「……ああ、事実だ」

咲「そ、そんな……加治木さんが……」

モモ「この人は私たちにとって最大の裏切り者なんすよ。……私にとっても」ギロ

ゆみ「っ……」

モモ「またゆっくりお話しましょう……」

モモ「どうして党を抜けたのか、どうして敵対グループの幹部なんてやっているのか」

モモ「どうして……私の前から居なくなったか」ポロ…

咲(この人、泣いて……)

モモ「今は作戦中っすから私情は挟めませんが……後でいっぱい話したいっす、先輩」

ゆみ「……」

モモ「もうすぐ作戦本部っすから、全員それまで大人しくしてくださいね」

モモ「ここにいる人が誰であろうと……抵抗するなら容赦はしないっすよ」スチャ

咲「っ……」ゾク

なんと……

しえん

  _人人人人人人人人人人人人人_
  >   まないたがいたぞ殺せ!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^^Y^ ̄

    三 ( ^ω ( ^ω)( ^ω)
   三 ( ∪ ( ∪ ー(‐∪─→

   三 / 》 ̄ 》 ̄ ̄ 》  ̄\
 三三 | U   U    U ・ |
  三 と|            ι| |        三┏(;^ω^)┛三┏( ;^ω^)┛三┏( ;^ω^)┛
  三 /_∧∨ ̄ ̄ ̄ ̄/_∧U        三   ┛┓  三   ┛┓   三   ┛┓

ゆみ(どうする……? どうやってこの状況を打破する……?)

ゆみ(手錠がかけられていて抵抗は出来ない……このままじゃ三人とも……)

咲「……」テクテク

衣「……」テクテク

モモ「……」

ゆみ(私はまだしも宮永咲と天江衣はまずい……まないた、ヘテロ両総裁にとっての最重要人物だ……)

ゆみ(この2人が敵に落ちることはつまり……私たちの終わりを意味している)

ゆみ(なにがあっても2人だけは逃がさねば……しかしどうやって……)

咲(お姉ちゃんたち大丈夫かな……龍門渕さんも……)

衣(透華……)

すごい待ってた気がするけど
前のから1ヵ月半しかたってないのか

ゆみ(反撃を考えるなら敵が1人だけの今しかない……)

ゆみ(スニーキング能力がずば抜けているだけで、モモは本来非戦闘員……)

ゆみ(武器さえ取り上げれば手錠をかけられている状態の私でも足止めが出来るはず……)

ゆみ(しかし、距離を取られ前を歩かされているこの状態では……)

モモ「……」

ゆみ(くっ、何か無いのか……この状況を打破出来る何かが……!)

衣「なあ咲……あれはなんだ?」

咲「え?」

衣「ほら、あそこにあるカメラみたいなヤツ。さっきから何個も付いていて……」


ウイーン……


ゆみ(あれは……!)

θヴィーン

モモ(監視カメラっすかね。さっきからちょくちょく見かけますが……)


ウイーン……


モモ「?」


バァン!!


モモ「きゃあっ!?」バチィン

「「!!?」」

モモ(て、テーザー銃……!?)ビリビリ

ゆみ(これは……荒川か!?)

モモ(まずいっす、早く銃を拾って……!)


シュダッ


モモ「!」

θヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
これで攻撃されたらアウトですわ

モモ「くやしいっ・・・でも・・・」

ゆみ「ッ!!」カァン

モモ「しまっ……!?」

モモ(銃が蹴り飛ばされ……!?)

ゆみ「やぁッ!!」ドン

モモ「きゃあっ!!」

ゆみ「2人とも逃げろ! モモは私が足止めする!」

咲「えっ、で、でもっ……!」

ゆみ「早く!」

モモ「くっ、無駄な抵抗を……!!」グググ

衣「咲! 逃げるぞ!!」

咲「でも加治木さんが!」

衣「アイツの覚悟を無駄にするな!! 」

咲「っ……!」

ゆみ「咲!!」

しえん

咲「あ、後で絶対に助けますからっ!」

衣「行こう咲!」タタッ

咲「うん!」タタッ


モモ「くっ……!」

ゆみ「この施設を甘く見過ぎたなモモ」

モモ「あんなもの普通は軍事基地くらいにしか無いっすよ……ってか先輩退いてください! 重いっす!」

ゆみ「そ、そんなことはない! 君が華奢すぎるだけだ!」

モモ「そんなことあるっすよ! 先輩重くなってるっす! どうせここで食っちゃ寝の生活ばかりして……!」

ゆみ「だ、断じて無い!? 太るどころか君たちに追われて痩せる一方で……!」

しえしえ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

憩「あの2人痴話喧嘩してはりますね……」アハハ

智葉「妹と天江が逃げる時間稼ぎになるから構わないが……緊張感の無い奴らだ」ハァ

憩「透華さんも異常に気づいて動き出してたし、宮永さんかどっちかと合流出来たらええんやけど……」

智葉「敵はこの数だ。侵入者と鉢合わせになる可能性の方が高い」

憩「どうするの……? 今のところ足止めは出来てるけど、突破されるのも時間の問題で……」

智葉「私が出る」

憩「!」

智葉「今の目標は照や龍門渕たちを追っ手から逃がすこと。そのためにも敵の数を減らしに行く」

ガイトー

憩「む、無茶です! いくらなんでも数が違い過ぎて……!」

智葉「勝機は十分にあるさ。お前が雑魚を掃除してくれれば……」スチャ…

智葉「幹部連中は私1人で十分だ」

憩(こ、この人はホンマに……)ゾク…

智葉「亦野とダヴァンがいれば敵の本丸を直接叩くことも出来たんだがな……」

憩「ほ、本当に1人だけで行く気なん……?」

ガイトさんかっけー!

智葉「当たり前だ。加治木も助けに行かないといけない」

智葉「私の命はお前のサポート次第だ。信頼してるぞ」

憩(そんな責任重大なことを……)シクシク

智葉「ここが落とされそうになったらこれを使って私に連絡しろ。すぐに駆けつける」ポイ

憩「了解です……ってまた旧時代的な携帯を……」

智葉「絶対に捕まるなよ。この国を変えるためにも、全員でここから脱出するぞ」

憩「……せやな」

智葉「暗い顔をするな。……お前はいつもヘラヘラしている方がお似合いだ」

憩「そういう時は笑ってる方が可愛いって言うんやで?」アハハ

智葉「知るか」バタン


憩(辻垣内さん行ってもうた……これでウチ1人だけかぁ。心細いなぁ……)

憩「でも……」

憩(みんなのために頑張らな!!)

荒川ー!

――――――――――――――――――――――――――――――

照「咲! どこにいるの!? 咲!!」タタタ

「居たわ!! 宮永照よ!」

照「!?」

「撃てー!!」バババ

照「クッ……!」チュンチュンチュン

「撃って撃って撃ちまくりなさい!! 」バババ

「近接戦闘になればこっちの終わりよ! 距離を取って!」バババ

照(こんなところで油を売ってる暇は……!)

ウイーン……

パァン! パァンパァン!!


「きゃああ!? 」

「え、AとBが撃たれた!! みんな下がって!!」

照「!」

照(憩だ……! 憩がここのセキュリティシステムで……!)

照「このまま突破して……!」シュダッ

「き、来た!!」

「体勢を立て直して! 迎撃!!」

照「遅い!!」コークスクリュー

「へぶぅ!?」

「こ、この!」バンバン

照「ふっ!!」ゴシィ

「はうっ!?」

照(あと1人……!)キッ

「あ、あわわわ……」カタカタ

しえん

てるー!

お、淡がきたか?(違う)

「こ、来ないでぇぇぇぇ!!」ダダダダダ

照「くっ!」バッ

照(あんなにも乱射されたら近づけ……)


パァン!!


「きぅ!?」ビリィ

照「……」


ウイーン…


照「……ふふ、ありがとう憩!!」タタッ

照(大丈夫……私は1人じゃない……)

照(憩や智葉、透華やゆみたちもいる……)

照(みんなと一緒ならどんな敵にだって……!)


―――ヒュン


照「!」ガッ

照(なにこれ……矢?)


チチチチチ…


照「!?」


ボォン!!

照(スモーク……!?)

照「ごほっ、ごほっ……!」

「……的にもならないな」ギギギ

照(何も見えなっ……)


―――ヒュン


照「ぐっ!?」ビリィ

照(あ、足に……!)ガク…


―――ヒュン


照「うあぁ!!」ビリィ

しえん

照(あ、足が動かせないっ……一体何が刺さって……!?)

「両足に二発打ち込んだ。電流が流れ続ける限り動けないだろう」

照(こ、この声って……)

菫「久しぶりだな、照」ザッ

照「菫……!?」

照「ごほっ、ごほっ……」

菫「煙が焚かれているこの状態じゃロクに前も見えんだろう」

菫「積もる話も色々あるが……それも後でだ」

照(どこに……!?)キョロキョロ

菫「……すまない」ガスッ

照「がッ!?」

照(すみ……れ……)


バタン…

 
 

ついに菫さん登場

ファッキュー菫

菫「……」ゴソゴソ

ピッ

菫『私だ、宮永照の身柄を確保した。これより帰投する』

菫『あとS部隊の人間が何人かのびている。現在地に医療班を送ってくれ』ピッ


菫「……っと」

照「……」クタ…

菫(相変わらず軽いな、コイツ……)

照「……」

菫「……」テクテク

テルー・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――

透華「やぁっ!!」ガシュ

「はぶ!?」

透華「これで5人目……キリが無いですわ……」ハァ

透華(早く衣たちを保護して逃げないと……!)タタ

透華(私が居眠りなんてしてしまったばかりに……)ギリ…

「居た! 龍門渕透華よ!」

「かかれー!」

透華「ほんっとうにしつこいですわね!!」ウガー

「覚悟!」タタ


バタン!!


「きゃあああ!?」

「お、落とし穴!?」

ころたんイェイ~

「またトラップ……!」

透華「隙だらけですわよ!」ブォン

「あいっ!?」ガツーン

「こ、この!」シュッ

透華「はっ!!」ブンッ

「へぅ!?」ガツーン

「も、もう三人もやられた……」カタカタ

「強過ぎるよ……やっぱり私たちじゃ……」カタカタ

透華(このまま怖じ気づいて頂けると嬉しいんですけど……)

「ビビったアカン!! みんな気合い入れえ!」


「「!」」

 
 

ダレダー

 
 
「「隊長!!」」



竜華「ウチの子らを随分可愛がってくれたなぁ……」キッ

透華「清水谷竜華……」

竜華「2人とも下がり。ウチがやる」ゴォ


「は、はい!」

「ファイトです隊長!」


竜華「……」スチャ…

透華(噂では聞いていましたが……こうやって対峙すると、相当な使い手だということが分かりますわね……)

透華(大して強くもないわたくしに勝てるかどうか……)

竜華「……」ジリ…

透華(……いいえ。勝たなくてはなりませんわ)

透華(衣やハギヨシ……宮永照たちのためにも絶対に……!)キッ

がんば

しえん

竜華「セァ!!」ブォン

透華「くっ!」カァン

透華(相手の武器は薙刀……刃先には何か特殊な加工が施されてそうですわね……)グググ

竜華(向こうの獲物は槍か……ウチと似たような感じなのは奇遇かもな……!)グググ

透華「ふっ! はっ!」ブンブン

竜華(攻撃が軽い……副大統領や良子さんとかに比べたら温過ぎるわ……)

竜華「所詮はお嬢様やな……」ボソ

透華「何を……!」

竜華「フッ!」グォン

透華「なっ!?」カァン

透華(槍が弾かれて……!?)

竜華「ハッ!!」ドス

透華「ごふぅ!?」ズサァ

とーかをいじめるのはやめちくり~

 
 
カランカランカラン…



透華「うぅ……ぁ……」

「流石隊長です!」キャー

「すっごくカッコいいです!」キャー

竜華「いやー、褒めても何も出えへんで?」テレテレ

透華(つ、強い……! これが清竜会の代表にしてiPS党三銃士の1人……!)

竜華「各界への影響力やらを考えたらアンタはとんでもない人物やけども……」

竜華「単純な白兵戦やと恐るるに足らず、やな」ニコ

透華「くっ……」

竜華「よーし、縛ってまえ!」

「「了解です!!」」

透華「ひぃぃぃ!?」

冷えて(懇願)

――――――――――――――――――――――――――――――――――

憩「アカンアカンアカン!!」

憩「咲ちゃんたちの方見てたら龍門渕さんも宮永さんも捕まってもうた!?」

憩「加治木さんもいつの間にかまずい雰囲気なってもうてるし……」アワワ

憩「なな、なんとかして助けな……!」

憩(でも工作部隊のせいで早々にセキュリティシステムもダウンさせられてもうて……)

憩「とと、とりあえず辻垣内さんに連絡を」


―――プルル ―――プルル


憩(このコール音は……)

憩「誠子ちゃん!」ピッ

スタンド使いだからな

誠子『私です! 大丈夫ですか憩さん!?』

憩『うぅ、絶対絶命やよぉ……宮永さんも龍門渕さんも捕まってもうて……』

誠子『えぇ!?』

憩『加治木さんも言うてる間に捕まりそうで……』

ダヴァン「どうしたんでスカ、セイコ」ズルズル

誠子「宮永総裁と龍門渕総裁が捕まった!」

ダヴァン「ごふぅ!!?」

誠子「加治木さんも危ないらしくて……」

ダヴァン「げほ、がほっ……!」

これにて完結!

最初は続編のつもりはなく、続きは思いつきでした

ですので先週の時点で完結させるつもりでしたが、ペース配分を誤りました

現時点では続きを考えてないので、おそらく続編はないです!

あと、落ちてしまった前スレで自分の作品とはいえ関係ないSSを紹介するのは良くないと指摘を受けました

今後SSを投稿するさいは気をつけます。

ここまで読んでくれた方、支援してくださった方々ありがとうございました

そういや怜って前に出てたっけ
まないたでもヘテロでもないけど

憩『今どこまで来てるの……?』

誠子『えっと、今静岡のあたりに……』

憩『し、静岡って……絶対間に合わんやん!?』

誠子『これでも報告を受けてから最短ルートで戻っているんですが……流石に長野から大阪は……』

ダヴァン「まずいでスネ……このままじゃ私たちが戻る前に……」

憩『もう戦えるのは辻垣内さんだけで……敵は幹部が5人くらいおって……!』

誠子『クソっ、どうすれば……!』

起死回生の逆転はありえるのか

これは…覚醒フラグですかね?

ダヴァン「……このまま大阪に戻っても間に合いまセン。私たちは東京に行きましょう」

誠子「東京……?」

憩『えっ、だ、ダヴァンさん? 一体何を言って……』

ダヴァン『ケイ、聞いてくだサイ』

ダヴァン『iPS、おもちの両陣営の主力がそっちに行っていると言う事は、敵の本拠地は相当手薄になってるはずデス』

誠子『そうか! この隙におもちハウスに侵入して松実玄を誘拐すれば……!』

憩『今後の取引で2人を取り戻す事だって出来る!』

ダヴァン『そういうことデス。逆転の発想、つまりピンチをチャンスに変えるのデス』

ダヴァン『それにまだそっちにはサトハが居マス。彼女なら1人でその状況を打破出来る可能性も……』

憩『分かったわ。とりあえずウチは咲ちゃんと衣ちゃんだけでも死守する』

憩『だから2人は向こうの主要人物を出来るだけ多く捕まえて!』

誠子『了解です。憩さん……あなたも絶対に捕まらないでください』

憩『2人ともまた絶対に会おうな……連絡待ってるで』


ピッ


誠子「……」

ダヴァン「重要な役目が出来ましタネ」

誠子「ああ」

ダヴァン「この窮地を抜け出す事が出来れば……きっと反撃のチャンスが巡って来マス」

誠子「その日のためにも……私たちは私たちにしか出来ない事をしよう」

ダヴァン「トモミ。目的地を大阪から東京に変更してくだサイ」

智美「ワハハ、もう向かっているぞー」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

和『私です。合流地点に着きました。あとどれくらいで着きそうですか?』

モモ『本当に申し訳ないっす……実は宮永咲と天江衣を取り逃がしてしまって……』

和『なっ……』

モモ『ただ腕には発信器付きの手錠をかけたっす。そっちの方で居場所が確認出来るかと』

和『そうですか……分かりました。情報を元に私たちの方からも動きます』

和『モモさんは今何を?』

モモ『え。あ、えっと……』

和『?』


ゆみ「ぅ……ぁ……」トローン

モモ(い、言えないっす……! 気持ちが昂ったあまり先輩を犯していた最中だなんて絶対に……!)


モモ『え、えっと。加治木ゆみの捕獲に手間取ってしまって……今から作戦本部に戻って身柄を引き渡すっす』

しえん

長野から大阪に行くのに静岡…?

まあどうでもいいか

ももー!

ワハハはよく名前の読みを間違えられるな

和『分かりました。本部に戻り次第すぐに作戦に戻ってください』

和『モモさんのステルス能力は頼りにしていますから』

モモ『っ……』

モモ(のどっちはこんなにも私のことを信頼してくれて、重要な宮永咲の捕獲という命を与えたって言うのに……私は……!)

和『モモさん?』

モモ『本当にごめなさい! 宮永咲は絶対に捕まえるっす!』

和『わ、分かりました……それとあと取り逃した件は気にしないでください』

和『私たちも先ほどセキュリティシステムからの攻撃を受けました』

和『本来は非戦闘員であるモモさんがあれに狙われたのなら……仕方がないことです』

モモ『のどっち……』ウルウル

和『さ、作戦中なのでその呼び方はやめましょうか』アハハ

>>142
修正
ラスト一つ前
ダヴァン「トモミ。目的地を大阪から東京に変更してくだサイ」

ダヴァン「サトミ。目的を大阪から東京に変更してくだサイ」

和『とりあえず、加治木さんの身柄だけでも無事連れ帰ってください』

モモ『了解っす! マッハで戻るっす!』

和『あまり無茶はしないでくださいね』

ピッ

戒能「ミス桃子はなんと?」

和「咲さんと衣さんは取り逃してしまったそうです」

戒能「そうですかー……でもしょうがないですよ。あのビリビリしたのちょー痛いですし」

和「良子さんは平気だったんですよね……驚きです」

戒能「日頃の訓練のおかげですねー」

和「流石はおもち党が誇るハイテク特殊部隊の隊長です、頼りにしてますよ」フフ

 
 
―――プルルル ―――プルルル



和『はい、私です。どうかしましたか漫さん?』

漫『爆破工作途中に宮永咲と天江衣を見つけたので捕まえました!』

和『本当ですか!? お手柄です漫さん! 今すぐ帰投して』

『きゃあああああ!!』

漫『な、何の騒ぎや!?』

『敵襲です! 隊長こっちに!!』

『はぶぅ!?』

漫『あ、アイツは……!!』

和『ど、どうしたんですか漫さん!? 何が起きて』

漫『ひ、怯んだアカン! 迎え撃つんや! ありったけの催涙爆弾投げ込んで……!』


―――ブツッ

 
 

ねるまえしえ

しえんた

眠いー

和「漫さん! 漫さん!!」

戒能「どうしたんですか和?」

和「……B部隊が急襲されました」

戒能「あちゃー」

和「きっと辻垣内智葉の仕業です。彼女なら単騎でB部隊を壊滅させるくらいは……」

戒能「あの人アホみたいに強かったですからねー。そりゃもうモンスターですよモンスター」

和『私です。至急B部隊の元に医療班を派遣してください』

和『それと、各部隊辻垣内智葉に遭遇したらすぐに撤退するように指示を出して』

和『はい。……はい、分かりました。それでは』ピッ

戒能「とうとう敵も反撃してきましたね」

和「お義姉様と透華さんを捕まえるまでは予定通りでしたが……ここからが正念場です」

戒能「私なら足止めくらいは出来ると思いますけど……どうしましょう?」

和「良子さんは私と一緒にいてください」

和「彼女は今後、咲さんたちと一緒に行動すると思いますが……単独で動いて直接ここを叩きにくる可能性もあります」

和「捕獲した人たちは確実に連れ帰りたいので、そのことと私の護衛を考えれば……最高戦力はここに置いておきたいです」

戒能「了解です」

和「もし戦況に何か動きがあった場合は、リスクを承知で出向く事になりそうですが……」

モモ「ただいま戻ったっす!!」

和「モモさん! それに……」

ゆみ「……」

和「……お久しぶりです、加治木さん」ニコ

戒能(この人がまないた党のNo.2……)

和(この三人が一緒に揃う事なんて本当に久しぶり……感慨深いです)

モモ「首相、私は作戦に戻るっす。先輩のこと頼みます」

和「任せてください。ここに来た限り、絶対に逃がしません」

モモ「私は宮永咲と天江衣の捕獲に戻るっすね。……帰ったら3人でいろんなこと話しましょう」ニコ

和「はい」ニコ

ゆみ(裏切り者であるはずの私に……どうして……)

和「あ、良子さんとは初対面でしたね……紹介します。元iPS党幹部でもあり結党時メンバーの1人、加治木ゆみさんです」

戒能「あ、ご丁寧にどうも。おもち党の戒能です」ペコ

ゆみ(戒能……!? コイツがあのSS部隊の……!?)

戒能「元iPSってことは……離党でもしたんですか?」

和「はい、2年ほど前に。理由などは一切告げず、唐突にいなくなりました」

年越しちまったけど待ってたぜよ
支援やで

戒能「これまたどうして?」

ゆみ「……党のあり方に疑問を持った。それだけだ」

和「あの時とまったく同じ言葉……変わってませんね、加治木さん」

ゆみ「こっちのセリフだよ……おもちとまで連立を組んで半独裁体勢を敷いて、お前はこの日本をどうするつもりだ?」

和「国民の全員が幸せに暮らせるようにしたい。ただそれだけですよ」

ゆみ「ならどうしておもちカーストなんてふざけた制度を認めた!?」

ゆみ「人権を無視した奴隷制度だぞ!? そんなもののどこに幸せがあるんだ!!」

和「……確かにあの制度は平等と言う名の下では明らかな悪法です。しかし、私たちの悲願の達成には避けて通れない道でした」

ゆみ「連立のための条件か……」ギリ

和「その通りです。私たちiPSがこの国を根幹から変えるには、良子さん含む彼女たちの力が必要でしたから」

ゆみ「お前の本当の目的は何なんだ……? 一体何のためにここまで……」

和「同性愛者にとっての楽園を作りたい。ただそれだけですよ」

ゆみ「胸の無い人々は虐げられてもいいのか!? それこそ楽園とはかけ離れたものだろう!?」

和「私も当初はそう思っていましたが……現実はそうじゃありませんでした」

ゆみ「どういうことだ……?」

和「奴隷と呼ばれる人たちはみな……笑っています」

ゆみ「!!」

和「この制度によって虐げられている人々なんていないんですよ。むしろその逆です」

和「過剰と呼ばれるまでに保護されて、日々おもちの民の寵愛を受けています」

ゆみ「ば、バカなことを言うな! そんなことがあるわけないだろ!?」

和「そんなことがあるんですよ」

和「おもちカーストの根幹はおもち無き人々の支配、弾圧ではありません」

ゆみ「!?」

和「玄さんは口下手なので、過激な物言いで反発や誤解を招くことが多いですけど……」

ゆみ「どういうことだ……?」

めっちゃ待ってた!!

 
 
―――プルルル ―――プルルル



和『はい、原村です。……分かりました。ではD部隊はそのままセキュリティルームに向かって……』

良子「これ以上は聞いても無駄ですよ、ミス加治木」

ゆみ「なに?」

良子「戦火はもう落とされているんです。真実を知ったとしても……何もかも手遅れですよ」

ゆみ「一体何を言って……?」

和『そうですか、咲さんたちはセキュリティルームに……』

和『分かりました。周囲への警戒を強めつつ、突入の準備をしてください』


和『私たちも出ます』

ゆみ「!」

おはよう

今北
和さんが仲間だと凄い安心感があるな

良子「いよいよ出番ですか」

和「ここが勝負所です。咲さんと衣さんの身柄の確保を最優先しましょう」

良子(リスクを承知で攻めに入る……果たしてこの決断が戦況をどう左右するか)

和「お義姉様や透華さんについてはあの2人を信じたいですが、辻垣内智葉に急襲されればひとたまりもないでしょう……」

和「彼女が誰の救出を優先するのか……そこが一番のポイントですね」

良子「和を直接狙って来る可能性もありますし、私も気が抜けません」

良子「こんなことならSS部隊から誰か一人連れてくれば良かったですねー……」

和「彼女たちにはおもちハウスや主要施設の警備などの役目もありますから」

和「私は良子さんを信じてますよ? あなたと一緒に居る限りは絶対に安全です」ニコ

良子「大き過ぎる信頼は時に重圧になるんですが……」

和「プレッシャーをかけているんですよ」クス

良子「あはは……」

和「加治木さん。また後でゆっくり話しましょう」

和「私は出来る事なら……あなたに再び戻って来てもらいたいと思っています」

ゆみ「!」

和「作戦参謀やご意見番としてのあなたは極めて有能です……失うにはあまりにも惜しい人材でした」

ゆみ「……私を買いかぶり過ぎだよ」

和「そんなことはありません。あなたがまないたのNo.2に付いていることがそれを証明しています」

和「この国をより良くするためです。……どうか考えておいてください」

ゆみ「……」

和「行きましょう、良子さん」

良子「すみません和。その前に彼女に言いたい事が……」テクテク

和「?」


良子「……ミス加治木。一つだけ忠告があります」ボソ

ゆみ「なんだ」

良子「首元にえらく情熱的なのが付いてますよ」

ゆみ「!?」

すみません、話の流れ的にもキリがいいし眠さも限界なので寝ます
14時くらいまで保守して頂けるとありがたいです

>>174
とりあえず乙

支援なのy-

睡眠代行はよ

ho

取り敢えず乙でー

風越勢の動向は?

やっと続ききたのかと思ったら中断してた

さすがの面白さだよもー

うむ

宮守はでないのかな?

おはほ

>>190
胡桃ちゃん出てるよ

うろ覚えだから読み返してこよ

久々

ほす

ほも

飯食ってくるほ

午後ですよー

飯食ってきたほ

うっうー

ほほほ

ほす

保守ありがとうございました
再開します

おう

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

菫「ハァ……ハァ……!」

菫(冷静になれ……相手は近距離特化型だ。遠距離型の私との相性で考えれば分はこちらにある……)

菫(私とて弘世組の代表でありiPS三銃士と呼ばれる特記戦力の1人……)

菫(ヤツがどれだけ怪物だろうと遅れは取らない……)


カツ…カツ…


菫(あえて位置を知らせるように足音を出して……随分と舐められたものだ)

菫(昔の私のままじゃないということを教えてやる……!)ギギギ…


カツ…カツ…


菫「っ……」

弘世菫クインシー説

菫(……待て。もう一度よく考えろ)

菫(あれは見ても罠だ。それこそ私の性格を見越した上で誘ってきている以外にあり得ない……)

菫(そんなものに釣り出されるなんて愚の骨頂だ……落ち着け。まだ機は熟していない)

菫(今現在における私の役割を考えろ……ヤツを倒す事でも照を本部に連れ帰ることでもない……)

菫(向こうの最高戦力を1秒でも長くこちらに引きつけ、他部隊への損害を最小限にすることだ……)

菫(D部隊は龍門渕の捕縛に成功。セキュリティルームに立て篭る荒川憩らの元に向かっている……)

菫(原村と戒能がD部隊に合流し、敵の本丸を叩くまで……ヤツを向こうに行かせるわけにはいかない)

菫(なら、今ここで私がするべきことは……!)ギギギ


―――ヒュン


智葉「!」


―――ボフン

 
 

>>227
2行目修正
菫(あれは見ても罠だ。それこそ~)

菫(あれはどう見ても罠だ。それこそ~)

しえん

 
 
モクモクモク…



智葉(スモーク……煙に乗じての奇襲か?)

智葉(いや、違う……敵の力量を測れないようなヤツじゃない……)

智葉(狙いは時間稼ぎ……私を身構えさせ、その間に大きく距離を取る)

智葉(私が追って来るならそのまま逃げ続け、諦めるなら後ろ首を掻くつもりか……)

智葉「小賢しい真似を……」

智葉(自分の強さを理解している人間ほど厄介な相手もいない……身を以て実感するな)

智葉(無視して龍門渕の元へ向かうのが、組織としての最善なんだろうが……)

智葉「……チッ」

智葉(間違いなく一番面倒なのに捕まったな……あのバカ……)



智葉「時間がかかりそうだ……」テクテク…

おお、始まったか。

ガイトさんポン刀一本で無双してるイメージ

いまさらだが麻雀しろよこいつら

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「こら! しゃんと歩け!」

「お嬢様だからって容赦しないわよ!」

透華「うるさいですわね!? ぶっ飛ばしますわよ!?」

竜華「ふふ、龍門渕さんは捕まったっていうのに元気やなぁ」

透華「このやかましいのが一々絡んでくるからですわ!」

「捕虜の分際で生意気よ!」

「ヘテロの犬め!」ゲシ

透華「はう!?」

竜華「こらこら、その辺にしとき」アハハ

「「も、申し訳ありません!!」」

透華(あとで絶対にぶっ飛ばして差し上げますわ……!!)グヌヌ

むしろ麻雀してないほうがおもしろかったりするから困るんだよなぁ

しえ

竜華「で、セキュリティルームはあとどんくらいで着きそうなん?」

透華「もうすぐですわよっ」フン

竜華「さっきもそれ言ってたと思うんやけど……」


―――プルル ―――プルル


竜華『こちらD部隊。どないしたん和?』

和『この施設全体の構造が分かりました。見取り図のデータを送ります』

竜華『解析終わったんや。今まで自分らの現在地しか分からんかったから助かるわぁ』

和『私たちも今向かっているので至急駆けつけてくださいね』ピッ


竜華「さて。早速表示してっと」ピッ

竜華「な、なんやこれ!?」

「どうしたんですか?」

竜華(セキュリティルームから正反対の場所に……)

ヘテロの犬wwwwwwww

レイプマダー?

「隊長、何か異常でも?」

竜華「やられた……ここセキュリティルームから正反対の場所や」

「「ええぇ!?」」

透華「頭のおめでたい方たちですわ。そんな重要な場所にみすみす連れて行くとでも思って?」ドヤァ

「このアンテナ女ぁ!!」

「よくも騙したわね!」

透華「騙される方がアホですわ。ってアンテナ女ってなんですの!?」ウガー

竜華「ここからセキュリティルームまで10分はかかりそうやな……てか広過ぎやろここ……」

透華「ただでさえ広大な土地を持つ荒川病院に地下3階まで部屋を作ってるのですから、広くて当然ですわ」

竜華「まさに要塞やな……こんなもんが各地にあると思うと辟易するわ……」

透華「そうポンポン作れるようなものでもありませんわ。ここ以外に残ってるアジトは」

竜華「残ってるアジトは?」

透華「い、言う訳ないでしょうに!?」

竜華「やよなぁ」アハハ

紫煙

しえん

竜華「しかしちょっと気緩めすぎたなぁ……悪いクセやわ」

「ど、どうしますか隊長……?」

竜華「5分でセキュリティルーム向かうで。2人ともその人担ぎながら走れる?」

「「任せてください!!」

竜華「ふふ、頼りになるわ」ニコ

ピッ

竜華『こちら清水谷竜華。D部隊、S部隊、B部隊の生き残りは全員セキュリティルームに集結すること』

竜華『この作戦ももう佳境や。ここ踏ん張ればウチらの完全勝利やからみんな気合い入れや!』

竜華「さて。走るで2人とも」ダダッ

「「はい!」」

透華「ってコラ!!? もうちょっと優しく持ちなさ……きゃああああ!?」

 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「コラー!! 大人しく投降しなさい!!」ガンガン

「早く出て来た方が身のためよ!!」ガンガン


咲「うぅ……」ビクビク

衣「さ、咲ぃ……」ギュッ

憩「2人とも安心して。あの扉めちゃくちゃ頑丈やから」

憩「C4だろうとTNTだろうと、並の爆発じゃ壊れんで」ニコ

咲「でも、いつまでもここに立て篭れるわけじゃないですよね……?」

憩「それは……」

衣「透華や照も捕まったままなのだろう……?」

衣「加治木まで敵の手に落ちて……みんながいなくなってしまえばこの先何も……」

憩「……外で必死になって頑張ってくれてる智葉さんを信じるしかないね」

しえ

咲「憩さん……何か私たちに出来る事はありませんか……?」ウルウル

憩「……残念ながら何もないわ。それこそ、モニター越しにあの人が戦う姿を見てる事しか……」

衣「……」

憩(こんなことになるなら緊急脱出用の出口とか作っとくべきやったな……)

憩(ここの安全性を絶対視し過ぎたがための油断……智葉さんの言う通りや、平和ボケし過ぎやって……)

憩(身から出た錆……もう年貢の納め時かもしれんなぁ……)ハァ

憩(この状況をひっくり返すような奇跡が起これば……)


―――ピピピ ―――ピピピ


憩(このコール音……外部から……?)

支援

憩(一体誰が……)

ピッ

憩『はい、荒川ですけど……』

憩『……えっ?』

咲(憩さん……?)

憩(こ、この声って……)

菫(なんだあれは……ヤツは一体何をしている……?)


智葉「……」


菫(わざわざ背を向け、微動だにもせず……隙だらけだぞ……?)


智葉「……」


菫(さっきみたいにこちらに向かって来る気配も無い……だからと言って全力で逃げる事もせず……)

菫(今こうやって無駄な時間を使っているだけでも状況は悪化していくはずなのに、どうして……)

菫(一体何が狙いだ……? )


智葉「……」

菫(慌てるな、何か思惑があっての行動のはず……)

菫(私の目的が時間稼ぎなら、今こうやってヤツの動きを止めているだけでも意味はある……)

菫(しばらくはこの状態で様子見だ……)ゴクリ


智葉(やはりそう迂闊には動いて来ないか……なら)

智葉「……」ポイ


菫「!」


カランカラン…


菫「なっ……」

しえ

智葉「……」


菫(正気か……あの木刀が無ければ私の矢を弾くことだって出来ないはずなのに……)


智葉「……」


菫(……随分と舐められたものだ。隙を与えて武器まで捨てて……そうまでして私に向かって来て欲しいか)

菫(くだらない……そんな安い挑発に乗ってたまるか……)

菫(作戦が終わるまでそうしていろ……自分がどれだけ愚かなことをしているのか分からせて)


―――プルルル ―――プルル


菫(……原村?)

 

ピッ


和『私です。そちらの状況はどうなっていますか?』

菫『宮永照の連行中に辻垣内智葉の襲撃を受け、現在も交戦中だ』

和『なっ……だだ、大丈夫なんですか!?』

菫『ああ……ただ、さっきから妙な動きをしていてな……』

和『妙な動き……?』

菫『なんでもない。ヤツは私がここで足止めしておく。君たちは一刻も早く宮永咲らの捕まえてくれ』

和『分かりました』

そういえば宥姉がでてきてない

宥姉はクロチャーの補佐じゃなかったっけ

菫『そっちの状況は?』

和『咲さんらが立て篭るセキュリティールーム前に到着。数分後、突入します』

菫(数分後……)

和『菫さんも本当に危なくなったら撤退してください。お義姉様の身柄は……この際、諦めてくださって構いません』

菫『……分かった』

和『咲さんらを拘束次第、また連絡しますね』ピッ

支援

494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/02/02(土) 16:10:27.53 ID:swmsEvAD0 [2/2]
すみません

玄「まないた党とヘテロ党の連中を取っ捕まえるのです!」

っていうスレに、猿喰らいまくってるので投下遅くなってます、と伝えて欲しいです





だってさ

さるよけー

智葉「……」


菫(数分後に突入……作戦は完遂……)

菫(もし宮永咲らが捕まったとして……辻垣内はどうする?)

菫(というよりヤツの目的はなんだ? どうしてこんな場所で、私たちの利にしかならない行動をして……)

菫(もうすぐ宮永咲らが捕まるんだぞ? どうして動かない? 何故助けにいかないんだ?)

菫(アイツは一体何を考えて……)


智葉「……」ニヤ


菫「!」

支援やで

しえんだよー


昼に投下する者の宿命よね…さるは

支援

支援なのよー

しえ

菫(な、なんだ今の……こっちを見て笑った……?)

菫(まるで私をあざ笑うかのように……どういうことだ、今この状況で絶望的なのはどう考えてもお前で……)

菫「!」

菫「そ、そうか……そういうことか……」カタカタ


智葉「くく……」


菫(それがお前の目的で……!)ギリ

菫「辻垣内ォ……!!」ギギギ


智葉(そうだ……向かってこい。お前にはそれしか道はないんだ……)

智葉「お互いに酔狂だよなぁ……」ククク

しずよけ

菫「武器を取れ辻垣内!」

菫「望み通り真正面から戦ってやる!! だがそんな情けは要らん!!」シュダッ

智葉「いいのか? こんなサービスは一度しかしないぞ?」

菫「戯れ言を!!」タタッ

智葉「ふっ……相変わらずの武士道精神。変わらないな」カラン…

智葉(時間が経ち本部が作戦を完遂させたとしても、照や私は所詮第2目標)

智葉(限られた戦力のことを考えたなら……上の人間は高いリスクを犯してまでこちらを潰しにはかからない)

智葉(イレギュラーが発生する可能性がある以上、捕まえた要人の護送に戦力をかける)

智葉(逃げることも出来ず味方からの増援も望めない今……ヤツが照を連れ帰るには私を倒すしかないんだ)

しえ

智葉(組織としての自分の役割を考えたお前と、組織を顧みず自分の信念にだけ従った私……)

菫「くたばれッ!!」ヒュン

智葉(他の誰を犠牲にしてでも照を守ると決めた時点で……この勝負は終わっていた)カァン

菫(問題ない……! この距離を保ちヤツの間合いにさえ入らなければ……!)ギギギ


シュダッ


菫「!?」


ガシュッ

 
 

ふんふむ

ふんふむ

ふんふむ

ふんふむ

ふんふむ

ふんふむ

ふんふむ

支援ぞ

ふんふむ

智葉「……」

菫「な、何故……」カタカタ


―――ドサァ


智葉「……私も昔のままじゃない」

菫「く、そぉ……!」ギリ…

智葉「何も悔しがる事は無い。お前は最善の選択をし続けた」スッ

智葉「戦いを早く終わらせたかった私の挑発にも乗らず……この勝負、引き分けだよ」ゴソゴソ

菫(ずっと探していた……やっと手に入れたと思った……それなのにっ……)

菫「またお前は……私から奪っていくのか……」ポロポロ

智葉「……」


智葉「先に奪おうとしたのはお前たちだ」

ふんふむ

ふんふむ

【速報】自動保守装置起動

やたー!
ふんふむサンだー!!
これで保守の手間が省けるね♪

状況がわかんね

なんでここにも湧くんだよ

智葉「悔しいなら強くなれ。……アイツを守れるくらいにな」

菫「ひぐっ……ぐずっ……」

智葉「……」ピッピッピ

智葉(やはり発信機付きの手錠が付けられていたか……苦労して倒した甲斐があった)

智葉(早く照の所に……)タタッ


菫「待て!!」


智葉「……」


菫「次は必ずっ……お前を倒す……!」

菫「どんな手を使ってでもっ……絶対に……!!」キッ



智葉「……また会おう。菫」

しえ

捕虜にしたりせんのね

逃げるのに精一杯だからね

 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

竜華「2人ともファイトー! あともうちょっとやでー!」タタッ

「ひゃ、ひゃい……」ヘロヘロ

「が、がんばりますぅ……」ヘロヘロ

透華「離しなさい!! コラ!」バタバタ

「あ、暴れないでぇー……」

「ちょ、落とすっ……」

竜華「全力妨害する気持ちは分かるけど、もうちょっと大人しくしてくれんかなぁ」アハハ

透華「ふざけないでくださいまし! あなたたちの思惑どおりなんてさせませんわ!」バタバタ

竜華(これ以上暴れられても面倒くさいなぁ……)

竜華(あんまし乱暴なことはしたないけど、しょうがないか……)ハア

支援

竜華「……2人とも、龍門渕さん降ろして」

「「えっ?」」

竜華「休憩してくれてええで」ニコ

「で、でも……」

竜華「これ以上暴れられんのもアレやし、ちょっと寝てもらうわ」

透華「!?」

「分かりました……隊長お願いします……」

「ちょー疲れたぁ……」パッ

透華「へぶ!?」

竜華「も、もうちょっと丁重に扱おうか」アハハ

今北
自動保守装置止まりやがったか

まな板・ヘテロサイド

憩・衣・咲 セキュリティールームで立てこもり中。咲と衣は被拘束
照 菫にやられ気絶。被拘束。菫に運ばれていたが智葉との戦闘に際してどっかに置かれてる模様
ゆみ iPS側に確保されている
透華 竜華に確保されている。被拘束。D部隊に運ばれながらセキュリティルームへ向かっている
智葉 菫を撃破。照の居場所を入手し、照の元へ

誠子・ダヴァン・智美 敵の要人を確保すべく東京へ


おもち・iPSサイド

竜華 現在セキュリティルームから最も遠い場所。D部隊と共にセキュリティルームへ向かっている
菫 智葉によって戦闘不能
和 全戦力を率いてセキュリティールームへ
良子 和の護衛についている
桃子 ゆみを回収後、衣と咲の奪還作戦へ
漫 智葉によってB部隊と共に戦闘不能
S部隊 照と智葉によってほぼ壊滅?生き残りはセキュリティルームへ向かっている模様

支援

アレの行動原理がわからぬ

「この人重くて……」

透華「あ、あなたたちねぇ!?」

竜華「ごめんな教育の行き届いてない部下で。まあ上司のウチがこんなんやから許したって」アハハ

「そんなことありません!」

「隊長は世界で一番素敵です!!」

竜華「もう、そんなこと言ってー。褒めてもなんも出えへんでー?」ニコニコ

透華(うぅ、こんな連中に捕まった自分が恥ずかしいですわ……)

竜華「あー!! あんなところにたこ焼きが!?」

透華「はぁ? 一体何を訳の分からない事」チラ

バチィ

透華「へぁ!?」ビリリ

照大好きな菫さんか
ええでええで

しえん

竜華「ごめんやで、龍門渕さん」

透華「きゅう……」

竜華「さ、行こか。これで運びやすくなったやろ?」

「はい!」」

竜華「セキュリティールームはすぐそこやから、2人とも頑張って……」

パァン

「あう!?」ビリィ

竜華「!?」

パァン

「はば!?」

支えれ

スレタイの玄ちゃんは何やってんだろう

クロチャースレタイなのにここまで登場せず

 
 
パァン


竜華「ふっ!」バッ

竜華「奇襲とはええ度胸しとるやないか! 誰や!! 出てこい!!」

「……」

竜華「まあ、出てこい言うて出て来るアホもおらんか……」

竜華(誰や? 向こうの戦力は宮永照、龍門渕透華、辻垣内智葉だけのはず……)

竜華(宮永照は弘世さんが捕まえたとなると……辻垣内智葉か?)

竜華(いや違う……ブリーフィングでアイツは近接戦闘の鬼って言ってた……テーザー銃なんて使わんはず……)

多分今頃シズとうまいもんでも食ってんだろ

シズと一緒じゃないかな

アコチャー憤死してまう

今後場面が移ったら大変なことになってるのは間違いない

竜華(となると……敵の新戦力。単独か複数かが気になるなぁ……)

竜華「……誰かは知らんけど出て来たらどうや? その鉄砲はウチには当たらんで」

竜華「こうやってる間にも攻撃してけえへんってことは、遠距離での他の攻撃方法が無いってことやろ?」

竜華「いつまでも隠れてる訳にはいかんと思うけども」

「……お見事です。清水谷竜華様……」スッ

竜華「!!」

竜華「あ、アンタはっ……!?」

ハギヨシ「ごほっ……ごほっ……」

竜華「ヘテロ党の萩原!? な、なんでここにっ……!?」

ハギヨシ「お嬢様たちを……助けに参りました……」フラ…

竜華「違う! そういうことやない!」

竜華「お前は第二回掃討作戦の時に捕まえたはずや!? ウチの研究所に収容されてるはず!!」

竜華「それやのになんで……浩子たちはどうしたんや!?」

ハギヨシ「はぁ……ぁ……」

竜華「……脱走か。それで追っ手にやられるだけやられ、命からがらここに……」

この新戦力は強大過ぎる

気体

ハギヨシキター!!

ハギヨシ「ごほっ……」

竜華(あの人数と戦力を動員してやっと倒せた相手……手負いとは言えウチに倒せんのか……?)

竜華(いや、やらなアカンか……)

竜華「……そんだけ酷い状態とは言え、手加減はせえへんで」ザッ

ハギヨシ「……」

竜華「一瞬で楽にしたる!!」シュダッ

ハギヨシ「申し訳ありません」ボソ

竜華「セァ!!」ブォン

京ちゃんがモーホー軍団に遣られかかったと知ったらハギヨシさんどうなるやろ

―――――――――――――――――――――――――――――

衣「ハギヨシ……」ウルウル

咲「あんなにボロボロになってまで、私たちのたちのことを助けに……」ウルウル

憩「あの人が来てくれてホンマに良かった……辻垣内さんも弘世さんを倒して宮永さんの所に向かってる」

憩「まないた党とヘテロ党の最高戦力が揃ったんや。これはなんとかなるかもやで2人とも」ニコ

衣「でも、ハギヨシのあの姿……明らかに手負いだ。本来の力を出せるかどうか……」

憩「ここに来てくれればウチがある程度は治せるんやけど……もどかしいわ」

ハギヨシが謝ったのが死亡フラグにしか見えない……竜華の

ハギヨシが居ると安心感がヤバイ

ハギヨシさんノンケですか、よかった

ハギヨシはただ衣と透華の下についてるだけだから…

衣「あの状態でこれだけの人数を相手にさせるなんて……」

咲「ね、ねえ、2人とも……」

憩「どないしたん咲ちゃん?」

咲「なんかさっきから変な音が……」

衣「変な音?」


―――ジジジジジ


憩「こ、この音って……」

しえ

 
 
「いけー! 焼き切れー!!」



戒能「遂に突入が始まりましたかー。なんか緊張してきます」フワァ

和「全然緊張しているようには見えないんですが……」アハハ

戒能「見た目には出さないようにしているんですよ。頼りにされないといけないので」

和「良子さんは流石ですね……」

戒能「緊張していると言えば、和が一番緊張しているんじゃないんですか?」

戒能「最愛の人との再開ですよ?」

和「……姿を見た瞬間、泣き崩れてしまうかもしれません」

戒能「ふふ、美しい純愛です」

和(……咲さんは私を受け入れてくれるのでしょうか)

和(お義姉様と敵対し、今現在こんな窮地にまで追いやっている私を……)

ハギヨシー!

あれのどっちがマトモだ

>>329
自分の政治信条と職務を切り離して考えられる大人だから

戒能「大丈夫ですよ」

和「!」

戒能「そんなにも相手のことを愛しているんです。思いが通じない訳がないですよ」

戒能「多少話し合いの時間はいるでしょうが……その先には和が待っていた幸せな日々があります」ニコ

和「戒能さん……」ウルウル

戒能「あと少しだけ頑張りましょう。我が陣営の勝利は目前で」


―――プルルル ―――プルルル


和『はい。原村です』

菫『私だ……』

和『菫さん……?』

支援

戒能さん優しいな
淫乱ピンクにはもったいない

>>335
これが、まとも!?

菫『すまない……辻垣内にやられた』

和『!』

菫『アイツは照の保護に向かった……現状ではそちらに影響は無いだろうが、早くしないと戻って来る可能性が高い……』

和『分かりました。早急に作戦を完遂させます』

和『大丈夫ですか菫さん? 怪我などは……』

菫『しばらく私は動けそうにもない……本当にすまない』

和『あ、謝る必要なんてどこにもありません!』

和『あなたが辻垣内智葉を引きつけてくれたおかげで、作戦はスムーズに……!』

菫『そう言ってもらえると嬉しいよ……』


「切断状況30%!」


菫『あとは頼んだ……私は少し寝させてもらうよ……』

和『お疲れ様でした、ゆっくりと休んでいてください。すぐに医療班を向かわせます』ピッ

こののどっちは京タコを海外に逃がしてあげた聖人

ホモに襲わせようとしたけど

戒能「何かトラブルでも?」

和「菫さんがやられました」

戒能「……それはバッドニュースですね」

和「お義姉様は諦めましょう。……辻垣内智葉に挑むにはリスクが高過ぎます」

戒能「それが賢明ですね。元より、今回の作戦で全員捕まえられるとは思ってませんでした」

和「彼女たちはまた再び現れます……その時に決着を付けましょう」

和「その時には……良子さん。またあなたの力を借りたいです」

戒能「任せてください。力を必要とされてこそ軍人ですから、喜んで働きますよ」ニコ


「切断状況50%!」

  
  

一応天秤には良識も友情も乗ってはいるんだけよな
反対側に乗ってる愛情だと信じ込んでる欲望が重過ぎて、傾きが振り切れてるだけで

理性がないとか会話ができないとかそういう類のキチガイではないよね
キチガイ国家のキチガイ政策を中心になって推し進めるキチガイではあるけど

憩「うわわわ!? 本当に切れてる!? こんなレーザーどうやって持って来たんや……」

衣「だ、大丈夫なのか憩!?」

憩「大丈夫じゃないと思うわ……まさか向こうの技術力がそこまでやったなんて……」

咲「外の様子がどうなってるのか分からないし……怖いよ……」

憩「この部屋付近のカメラ速攻で壊されたもんなぁ……ホンマ容赦ないわ」

衣「ハギヨシ……早く来てくれ……」

憩「あんな酷い怪我人に祈るしか出来んなんて……やるせないなぁ……」

咲「あっ……辻垣内さんとお姉ちゃんが……」

しえ

どっちが悪なのか分からなくなってくるな
国民が幸せだと言ってるならテロリストは照たちだし
でも和たちがやってることは普通の価値観で考えれば明らかにおかしいし

援護

待ってた、支援

 
――――――――――――――――――――――――――――――

智葉「はぁ……やっと見つけた……」

照「……」

智葉「おい照。起きろ。照」ユサユサ

照「ん、ぅ……だれ……?」

智葉「辻垣内だ。今から手錠を外す、腕を出せ」

照「さとは……?」

照「!」

照「菫は!?」

智葉「私が倒した」カチャカチャ…

照「智葉が……」

智葉「まったく、簡単に捕まって……助ける身にもなれ」ハァ

照「ごめん……」

しえん

正義と悪は必ずしも表裏関係とは限らないからね
仕方ないね

ガイトさん大黒柱だな

智葉「ほら、外れたぞ……立て」

照「っ……」ガクッ

智葉「無理か……」

照「大丈夫、立てる……早くみんなを助けにいかないとっ……」

智葉(テーザー弾が何かを打ち込まれたのなら……ロクに動く事は出来ないだろう)

智葉(とんだ置き土産だよ、菫……)

照「智葉、みんなは今どういう状況なの?」

智葉「加治木と龍門渕が捕まった」

照「!?」

智葉「宮永咲と天江衣は荒川と一緒にセキュリティルームに立て篭ってる」

智葉「さっき連絡を取ったが……もう敵が駆けつけていて、突入される寸前だそうだ」

照「は、早く助けに」

照「ぐっ……」ガクッ

こんなにぶっ飛んでるのに普段他のssに出てくる淫乱ピンクさんよりよっぽど原村和さんらしいという事実

お多福顔が美人とされてた時代もあることだしなあ

憧や灼みたいなのもいるわけだし善悪の関係はロクゼロが近い気がする

智葉「……その足じゃ無理だ。諦めろ」

照「っ……!!」ギリ

智葉「お前の気持ちは痛いほど分かる。しかし、状況が状況だ。冷静になれ」

照「……分かった。私はここで待ってる。だから、智葉だけでも行ってあげて。咲たちを助けて……」

智葉「それは出来ない」

照「え……?」

智葉「敵はまだまだ残ってる。そんな状態のお前を置いていくなんてことは……絶対に出来ない」

照「な、何言ってるの智葉……? 咲たちが……」

智葉「今から向かっても間に合わない。……何もかも遅過ぎた」

照「そん、な……」カタカタ

>>360
すまんロクゼロって何?

東京サイドも気になる

まだ出てきてないキャラがどっちサイドなのか気になるな
末原さんとか、姉帯さんとか、すばら先輩とか

照「ま、間に合わなくてもいい! 咲たちのところに行ってあげて!」

照「捕まったあとでも智葉なら助ける事が出来て……!」

智葉「ふざけるな!!」

照「っ……」ビク

智葉「……お前はまないた党の総裁だ。お前が居なくなった瞬間全て終わる」

智葉「自分の立場を理解しろ。戦場に私情を挟むな」

照「……」ウルウル

智葉「私たちは負けたんだ。生き残ったのはここにいる2人だけ」

智葉「今ここでお前が捕まってしまえば……二度と同胞を助ける事は出来なくなる」

智葉「荒川や加治木、妹たちのことを思うなら……今は耐えろ」

照「うっ……うぅ……うぁぁ……」ポロポロ…

智葉(……私の判断次第では妹たちや龍門渕を助けられたのかもしれない)

智葉(ただ、それでも……私はお前を……)

照「ひぐっ……ぐずっ……」

智葉「……すまない。私にもっと力があれば、状況はもっと好転していた」

照「そんなこと、ないっ……そもそも私が菫に捕まらなかったら……」ポロポロ

智葉「行こう照。こうしている間にも追っ手が来る危険がある……」

智葉「まだ亦野やダヴァンもいるんだ。仲間たちは少しずつ取り戻そう……いずれ勝機は生まれる」

照「ひぐっ……」



智葉(いずれ……)

>>362
ロックマンゼロ

人々は支配されることの楽さにただ身を委ねている(穏乃とか)
弾圧されるロボットたちは日々をおびえながら過ごしている(まな板サイド)
現在の状況に不満を持つ人間もいる(憧とか)

それだけ

 
―――――――――――――――――――――――――――――――

「切断状況80%!!」


戒能「いよいよですね」

和「はい」

和「各部隊、突入準備を。とても大切な方達です、くれぐれも丁重に扱ってください」

「「はい!!」」

戒能「私は周囲の警戒に勤めますね。辻垣内智葉が襲撃に来る可能性も否めませんし」

和「よろしくお願いします。総員でこの周囲を固めていますから、安全だと思いますが……」

戒能「そういえばD部隊が遅いですね。何かトラブルでしょうか?」

和「……どうしたんでしょうね。すぐに駆けつけると言っていたんですが……」


―――プルルル ―――プルルル


和『はい、私です』
 

>>369さんくす
確かに似てるな

竜華『和……』

和『竜華さん……? ど、どうしたんですか!? 一体何があって……!』

竜華『気を付けて……敵は、まだおる……』

和『竜華さん!? 大丈夫ですか!? 一体何があったんです!?』

竜華『脱走した……はぎ……わ……』


―――ブツン


和「竜華さん!? 竜華さん!?」

和「医療班至急竜華さんの元に向かってください! 早く!!」

戒能「一体何が?」

和「分かりません。ただ、竜華さんが敵襲を受けて……!」

戒能「敵襲? しかし、敵陣営に残っている戦力はもう……」

さすが頼りになるぜハギヨシ

支援

 
 
―――シュゥゥゥゥゥゥン



「切断完了しました!!」

和「!」

和「突入してください!」

「「突入!!」」ガァン

「きゃあああああああ!?」

和(咲さんの悲鳴……!!)

「全員動かないで!」

「手を挙げて頭の後ろに!!」

良子(この感じ……すぐそこに何かが……)

和「咲さんっ!!」タタ

「手錠をかけて。早く」

憩「うぅ……遂に捕まってもうた……」カチャン

衣「ハギヨシぃ……」カチャン


和「咲さん!!」


咲「!!」

咲「の、和ちゃん……?」カチャン

衣「ノノカ……?」

和「ぐずっ……うぅ……うぁぁ……咲さん……」ヘナ…

和「咲さんっ……!」ポロポロ…

ヤバい、和がかわいい

http://jbbs.livedoor.jp/school/25697/
JS、JCの巣窟になってる掲示板に凸いくぞ
おまいらの祭り二夜めだ

ほんとにお願いします

しえ

咲「の、和ちゃっ」タタ

「動くな!!」

咲「ひっ!?」

「首相!? どうしたんですか!?」タタ

「一体何があって……!?」

和「ひぐっ……うっ……うぅぅ……」ポロポロ

「貴様首相に何を……!!」スチャ

咲「ごご、ごめんなさい!?」

和「やめてください!! その人は私の最愛の人です!!」

憩「さ、最愛の人……?」

「も、申し訳ありません!! 大変失礼を……」


―――ボォン


「「!!」」

しえん

「きゃああああ!?」

和「!?」

「て、敵襲!!」

「スモークよ! 全員サーマルをつけっ……はぅ!?」ガスッ

「へぅ!?」ゴスッ

咲「い、一体何が起こって……?」キョロキョロ

良子「和伏せて!!」

和「!」バッ

パァンパァン

「いぅ!?」ビリィ

憩(な、何が起こっとるんや……? 煙のせいで何も……)アワワ

衣「この感じ……ハギヨシなのか!?」

和(萩原さん……!?)

ハギヨシ強いな

注 手負いです

男と女の差もあるしね
京太郎は速攻捕まったけど

 
 
―――シュッ



良子「っと!」ガッ

「!」

良子「捕まえましたよ。もう離しません」

ハギヨシ「ッ……!」グググ

良子「意識のある人はサーマルを付けて!!」

良子「首相と捕まえた3人を本部に連れて行ってください! 早く!!」

「りょ、了解です!!」

「首相! こちらへ!」

和「咲さん! どこですか!? 来てください!!」

咲「で、でも……!」

「付いて来なさい!!」

咲「きゃあっ!?」グイ

ハギヨシは作中でもやばいからな

「あなたも!」

衣「た、助けてハギヨシ!」

ハギヨシ「衣様!!」


良子「余所見してるなんて随分余裕ですね」ガシュッ


ハギヨシ「ッ……!?」ゴシィ

良子「クリーンヒット。サドンデスもゲームオーバーです、ミスター萩原」

ハギヨシ「……」ガク…

衣「ハギヨシぃ!!!」

良子「守るべきものがあると人はここまで弱くなるのですね……感慨深いです」

憩「い、一体何がどうなって……」

和「全員こっちに来てください! 早く!」

支援

しえ

良子「ここにいる全員を助けようと、私を狙ったのが裏目に出ましたね」

ハギヨシ「ごほ、ごほっ……!」

良子「誰か1人だけなら助けれたでしょうに……優しすぎるのも問題です」

ハギヨシ(申し訳ございませんお嬢様……約束は守れませんでした……)

良子(スモークが消えて……)

良子「!」

良子(この人……)

ハギヨシ「はぁ……ぁ……」

良子(手負いでしたか……もし全快状態だったら、確実に最初の一撃でやられてましたね)

良子「……本当に恐ろしい」

ハギヨシが…

厳しいっすなぁ

支援

良子「この方に手錠をかけて医療班の所に連れて行ってください。重傷人です。くれぐれも丁重に扱って」

「了解です!」

良子(さて、私も和たちに合流しましょう)テクテク

モモ「戒能さん」

良子「わあっ!? ってミス桃子……いたんですか……」

モモ「居たっすよ! まあ、言われ馴れてるっすけど」

良子(私が気配に気付けないなんて……この子も相当に化け物ですねー)

良子(我が部隊に欲しい人材です)

東京メンバーはよ

モモ「この後はどうするっすか?」

良子「早急に撤退です。宮永咲、天江衣、加治木ゆみ、荒川憩……これだけ捕まえたんですから、作戦は大成功ですよ」

モモ「萩原さんの急襲は想定外でしたね……龍門渕さんに逃げられちゃったっす」

良子「彼の執念でしょうね。この状態でミス清水谷を倒すなんて……信じられないですよ」

モモ「愛の力、っすね!」

良子「どういう愛なのかは彼にしか分かりませんが」アハハ



ハギヨシ「……」

 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

和「お二人とも大丈夫ですか? どこか怪我は……」

咲「私は煙が目にしみたくらいだけど……」チラ

衣「ハギヨシ……」グスン

和「本当にごめんなさい衣さん……またすぐに会わせてあげますから、それまでは……」

衣「本当かノノカ……? 本当にハギヨシに会わせてくれて……」ウルウル

和「はい、約束します」

和「さっき良子さんから萩原さんを捕まえたという報告がありました」

和「お二人には同じ収容所に入ってもらいます。護送車を同じにして、このあとすぐに一緒になってもらいますね」

衣「っ……!」パァァ

衣「ありがとうノノカ!!」

和「いいえ。このくらいは当然のことです」ニコ

咲(和ちゃん……)

和「少しの間だけ辛い思いをさせてしまうかもしれませんが……」

和「出来るだけ早く済ませるようにするので、それまで我慢して頂きたいです」

和「交渉が順調に進めば、すぐに解放してあげられると思うので……」

衣「ノノカ……」

咲「和ちゃん……お姉ちゃんたちはどうなったの……?」

和「お義姉様、透華さん、辻垣内智葉の3人は施設内から逃走したようです」

和「荒川病院周辺の捜索は続けていますが……まだ情報は入って来ていません」

咲「そっか……。お姉ちゃんたちとまた会えるよね……?」

和「もちろんです。すぐに会わせてあげられるよう、全力を尽くします」

咲「……約束だよ?」

和「約束です」ニコ

支援

どうせ降伏が条件なんだろ?

衣「なあノノカ。私とハギヨシは収容所に行くとして……咲はどうなるのだ?」

咲「それはちょっと気になるかも……」

和「……」

咲「和ちゃん?」

和「咲さんには……私の奴隷になってもらいたいです」

咲「へ……?」



『荒川病院人質占拠テロ事件』

「後にこの出来事は正史上でそう呼ばれる事になる」

「iPS、おもち陣営が強力な交渉カードを手に入れ、まないた、ヘテロ陣営はより劣勢に立たされ」

「誰がどう見ても大勢は決したと思われる中、彼女たちの反撃は静かに始まっていた―――」

和がマジで気持ち悪い

クロチャーや霞さんが空気すぎる

 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

玄「ただいま穏乃ちゃん! 」

穏乃「おかえりなさい玄さん!」

玄「いやー、今日も疲れちゃった。最近はテレビのお仕事がいっぱいだから大変だよー」

穏乃「玄さんが出てた歌番組見ましたよ! すっごく良かったです!」

玄「ふふ、私は歌って踊れる大統領だからね。こういう側面からも国民を幸せにするのです」フンス

穏乃「玄さんの人気すごいですよね。支持率も相変わらず99%で……」

玄「政治手腕もバッチリだから。まあ、それは和ちゃんとか霞さんのおかげだけど」アハハ

穏乃「政治において一番大切なのは人心の掌握ですよ。それが出来る玄さんは本当にすごいです」

玄「もう、そんなこと言っちゃてー。褒めても美味しいものしか出ないよー?」スッ

穏乃「なんですかそれ!?」

玄「グルメ番組の収録の時に貰ったお菓子でね、何百年っていう歴史がある和菓子屋さんの……」

すっかり餌付けされとる

アコチャーの出番か

すがすがしいほどに御輿だな

玄ちゃん歌上手い姿が想像できない

 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

初美「……」

霞「はっちゃん、そんな所にいると風邪引くわよ」

初美「……話しかけないでください」

霞「まだ素直になってくれないのね」

初美「どれだけ快適な環境を与えられようと……ここは檻の中です。この中に本当の幸せはありません」

霞「はっちゃんにとっての幸せとは何かしら? それを教えて頂戴?」

初美「自由です。この首輪を取ってください」

霞「……」

初美「……あなたたちが唯一私たちに出来ないことはこれです」

初美「結局あなたたちが私たちにやっていることは……人が家畜を育てる事と変わりないんです」

初美「自分の欲求のためだけに相手を自分に縛り付けて、その代償として恵まれた環境を与えて……」

初美「こんなもので全員が全員、脳みそとろろ昆布になると思ってるなら大間違いです」

初美「私は絶対に認めません。他の全てを霞ちゃんに取られても……この心だけは渡しませんから」キッ

霞さんの奴隷になって脳みそとろろ昆布にされたい

北ー!

そういえば巨乳×そうでない人たち のカップリング多いよな
絹ちゃんやかおりん、友香ちゃんあたりがどうするのか気になる

はっちゃんカッコいいわ

シズはこれ何か狙ってそうだな

霞「……ふふ、うふふ」

初美「な、何がおかしいですか」

霞「はっちゃん、あなたはそれでいいわ。いいえ、それがいいの」スッ…

初美「ひゃっ」

霞「私はそういうはっちゃんを好きになったから」ニコ

初美「っ……」ゾク

霞「まだまだ時間はたくさんあるわ……ふふ、ゆっくり堕としていってあげる……」サワ…


初美「ふぁっ……」ビク

iPS新党のまな板さんたちは名誉おもちということで自由を与えられるの?

>>423
なにそのコードギアス

 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――ガタンゴトン ―――ガタンゴトン


『先日起きた荒川病院人質占拠テロ事件についてのニュースです。犯人グループは―――』


灼「最近このニュースばっかだね……」

憧「うん。しかも主犯はまないた党の宮永にヘテロ党の龍門渕……あの2人も落ちたもんだ」

灼「一時期は総理候補なんて言われてたのにね」

憧「ま、政治なんて勝てば官軍負ければ賊軍だからしょうがないけど……」

シロ「あのー……すみません」

憧「っ……は、はい。なんでしょうか?」

シロ「トイレってどこにあるか分かります?」

憧「え?」

正史はそっちか…

勝った方が正義なのが人の世やからな

シロ「さっきまで寝てたもので、場所が分からなくて」

憧「あ、えっと。トイレは12号車の……」

灼(この人、前の方の席から立ってここまで来た……)

灼(あの一帯は政府要人用に貸し切られていたから……この人、政府関係者だ……)

シロ「なるほど……どうもありがとうございました」ペッコリン

憧「いえいえ。気にしないでください」ニコ

シロ「……」テクテク

憧(……え。な、なんで席に戻って……)

シロ「小蒔、場所が分かった。行こう」

小蒔「は、はい」トテテ


憧灼「……」

シロって宮守一のおもちをお持ちだよね

二人はどう言う集まりなのかな?

憧「さっきの小蒔って呼ばれてた人、すっごい良いとこのお嬢様って感じだったね」

灼「あの二つ結びの人、たぶん政府の要人か何かだよ」

憧「えっ……ホントに?」

灼「うん。あの人がいた辺り、黒い服来た人たちがいっぱいいる」

灼「さっきトイレの場所訊いて来た人もそうだけど……SPの人だと思う……」

憧「そんな人たちがいる車両に乗り合わせてるって……なんかすごいね」

灼「私たちには関係ないだろうけど……」


「……」チラ

「……」コク…


憧「はぁ……早く着かないかなぁ……」

国民は真実を知らない

「……」スッ

「……」テクテク…

灼「?」

憧「ふわぁ……」


パァン


「きゃああ!?」ビリィ

灼「っ……!?」

憧「へ……?」


誠子「全員動くな。この新幹線はハイジャックした」



第2部完

今日はここまで?
続きも行くの?

次回はいつになるのか

うわぁ~、良いところで終わりとは残念ッス!!
めっちゃ面白かったです、乙ッス!!
続きも楽しみに待ってますね!!

シロキタ!!



咲さんがチョロイ

民間人を巻き込むとは、手段を選んでいられないか

乙乙


終わり方がうまい
続きがきになるじゃないの

新幹線を……ハイジャック?

長時間支援ありがとうございました
お疲れ様でした

2日前くらいにふと書きたくなって書いただけなので、続きとかは考えてないです
書くかどうかも分からないので、あまり期待しないでください


巨根党と新党ホモが連立して巨根カースト制度によって巨根は短小を(性的な)奴隷に
短小党とノンケ党を排斥し独裁…と
男女逆転したらなにこれ酷い

身内びいき目に見ても乙やね


咲さん自殺したら和はどうなるんだろう…

ハイジャックより人質交換が目的だと予想

おつおつ
現段階だと敗勢だから、なりふり構ってられないね

お疲れ様
ガイトさんが活躍してるのめっちゃ楽しい
楽しかったよー

乙乙
第3部にも期待

乙×12!

おつー

乙乙

武器が全部非殺傷用なのが好感だった。愛を感じる

>>444
乙。
面白いよー。
続きもお願い。

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