承太郎「強くてニューゲーム?」(260)

・・・

アヴドゥル「むうん!レッドバインド!」

ホリィ「じょ、承太郎ー!!」

承太郎「うおおおッ!てめー俺はもう知らんぞッ……!?」グラッ

ホリィ「承太郎!?」

承太郎「……おふ…くろ…?」

アヴドゥル「……ジョースターさん、どうやら……」

ジョセフ「うむ……『戻った』……ようじゃな」

承太郎「……じじ…い……?それにアヴドゥル? 馬鹿な……俺は確かプッチ神父と……」

ジョセフ「うむ、その辺りのことを話そう。まずはそこから出てこい」

承太郎「……何がどうなってやがる」

ジョセフ「まずはわしから話そう」

ジョセフ「わしが『戻った』……といえばいいのかとにかく気付いたのはかれこれ50年ほど前にニューヨークでとあるスリに財布をスラれたときじゃ」

ジョセフ「突然頭の中にディスクでも挿入されたかのように様々な映像……記憶が頭の中を巡り……気付けばわしはスタンド能力と共に全てを思い出していた」

アヴドゥル「私も似たようなものだった。……もっとも、ジョースターさんと違いずっと最近のことだがな」

承太郎「そして今度は俺……というわけか」

ジョセフ「そうじゃ、これは一体なんなのか? 何故わしだけが……わしらだけかわ未だ知らぬ記憶を思い出したのか? 何者かのスタンド攻撃によるものなのか? わしはこの50年ずっとそのことについて調べてきた」

ジョセフ「まあ、分かったのは『何もわからん』ということくらいじゃったがな」

承太郎「……俺に一つ、心当たりがある」

承太郎「前の記憶……ひとまず『一巡前の世界』としておくか……」

承太郎「そこで俺はあるスタンド使いと闘い、その結果……死んだ」

ジョセフ「!? なんじゃと!?」

承太郎「待て……本題はそこからだ。そのスタンド使いのスタンド能力は……『世界を加速させる能力』」

承太郎「ヤツはその結果として世界を一度終わらせ、人がこれから起こることを予め全てを知る新たな世界を作ろうとしていた」

アヴドゥル「そんなことが……」

承太郎「この世界は、ヤツが作ろうとした世界……一巡後の世界なんじゃあねぇのか……?」

爺&ブ男「……!!」


ジョセフ「そういえばやたらと流れ星が降り注いだような日があったのぉ」

承太郎「じじい……」

ジョセフ「しかし……奇妙じゃ、実に『奇妙』じゃとは思わんか? 二人とも」

承太郎「……そうだな、ヤツが目指したのは人類全てが己の運命を知る世界……だが……」

アヴドゥル「うむ、私達三人しか自分にこの先待ち受ける出来事を知らん。これではまるで不完全だ」


ジョセフ「……ひとまず今日のところはこれで解散としよう。承太郎の話ではそのスタンド使いが現れるのはずっと先の話……当面の目標は……」

承太郎「ああ……。ところでじじい」

ジョセフ「なんじゃ?」


承太郎「てめー随分と……若くねぇか?」

ジョセフ「あ、気付いた?」

アヴドゥル「ああ……私も正直驚いた……記憶を取り戻した直後は暗がりだったとはいえ承太郎と見間違えてしまったくらいだ……」

ジョセフ「一巡前の世界じゃあ最後の闘いのあとさぁーっぱり波紋の修行なんてしてなかったんじゃがなぁ」

ジョセフ「やっぱり一度年を取るとちょっとは若作りしてカッコ付けたい気分になるんじゃよ!」

承太郎「(うぜぇ……)」

アヴドゥル「(うっおとしい……)」

承太郎「おいじじい……するとつまりてめーもう……」

ジョセフ「……」

アヴドゥル「……? どうしたんですか? ジョースターさん」

承太郎「……やれやれだぜ」

ジョセフ「テヘペローッ」

承太郎「……仗助も気兼ねなく殴れそうだな」

アヴドゥル「??」

面白い
けどタイムリープスレがやたらとたってんな

>>14
マジかよもうあったのか……

翌日

花京院「……」承太郎絵カキカキ

承太郎「オラァ!」アテミッ

花京院「うぐっ!!」


肉の芽スポーン  オーバードライブ!!

承太郎「……というわけだ、ドゥーユーアンダスタン(理解したか)?」

花京院「把握した」

花京院「こんな言い方も奇妙ですが……お久しぶりです。ジョースターさん、アヴドゥル、承太郎」

承太郎「ああ……久しぶりだな、花京院」

ジョセフ「まもなくホリィのスタンドが発現するだろう……わしらは近日中にエジプトへ向かう」

花京院「分かりました。もちろん僕も同行します」

承太郎「!?」

ジョセフ「花京院……お前は前の世界で……」

花京院「はい。しかしそれはアヴドゥルもまた同じこと、それでもまたエジプトへ向かうのは何故です? アヴドゥル」

アヴドゥル「……フッ。そんなこと、言うまでもないだろう」ニヤリ

承太郎「……やれやれだ」

承太郎「よろしく頼むぜ、花京院」

機内

爺「むにゃむにゃ……」

副パイロット「おい、ここから先はコックピット……」

爺「むにゃ…トイレはどこじゃあ~?」

副パイロット「チッ おい、いい加減に起きろ」ユサユサ

爺「ううん……うるさいのぅ……そんなにうるさい舌は……」

爺「引っこ抜くしかないのぉ! タワーオブグレー!!」

副パイロット「ほぉー」

承太郎「誰が、誰の舌を引っこ抜くんだ?」バサッ

爺「!?」

爺「馬鹿な! 何故貴様がここに……」

承太郎「まあ……ワケ有りでな、このままてめーのスタンドの口針を……」ギギギ

承太郎「引き千切らせてもらう」

ブチィッ

爺「あがああああぃぁぁぁぁあぁあ!!!! わしの! わしの舌がぁあぁぁぁぁあ!!!」

承太郎「ちょっぴり舌の先端が千切れただけで大騒ぎするんじゃあねぇ」

承太郎「これまでてめーが襲ってきた被害者達は今更どうしようもねぇが……」

承太郎「これから死ぬって分かってるヤツを放っておけるようなタチでもないんでな……」

爺「舐めるなよこの若造が!! 貴様が最近スタンドに目覚めたばかりだと言うことはDIO様から聞いている!!」

爺「このタワーオブグレー! そんな産まれたてのヒヨコのようなスタンドにとっつかまるほどとろくはなァい!!」

承太郎「ほぉー、なら試してみるか? 来な」

爺「こ……の……何処までも人を虚仮にした若造が……」

爺「調子に乗るんじゃあないッ!! タワーオブグレー!!」

承太郎「スタープラチナ!」

承太郎「オラァ!!」

爺「へぶっ!!」

承太郎「やれやれ」

承太郎「確かにスゲェースピードだ。確かに目覚めたての俺のスタンドじゃあ捉えられそうもない」

承太郎「目覚めたばかりのスタンドならな」

爺「(なんだ!? このガキのスタンドの素早さは!!)」

爺「(いくらなんて速過ぎる!)」

爺「(まるで……まるで時を止められたかのようだ!!)」

爺「(こんなスタンドに……勝てるわけが……)」ドサッ


承太郎「……やれやれだぜ」

承太郎「ところでいつまで隠れてるつもりだ、てめーら」

花京院「仕方ないだろう。いたずらにヤツを刺激して客を人質に取られたらどうしようもない」

ジョセフ「さて、あとは手はず通りに頼むぞ」

パイロット「はい。計器に異常が見受けられる為、メンテナンスの為に香港空港へ一時着陸ですね、任せてください」

パイロット「しかし何故わざわざそんなことを?」

ジョセフ「なぁに、ちと香港で拾っていかなくてはならん者がある。それだけじゃよ」

パイロット「? はぁ……では、もうしばらくで香港空港に到着します。客席の方へお戻りになって待ってください。どうも……ありがとうございました」ペコリ


アヴドゥル「それはそうと花京院、お前あの時あの爺に当て身喰らわせてたんじゃあなかったのか」

花京院「……忘れてください。よくあるでしょう、漫画なんかで首筋に手刀を放って気絶させるシーン、やってみたかったんですよ」

承太郎「やれやれだぜ……」

DIO「……」

エンヤ「タワーオブグレーがやられたようですな……」

エンヤ「まあヤツのスタンドはただ素早いだけのスタンド……」

エンヤ「一般人は殺せてもジョースター一行の相手は荷が重かったのでしょう……」

エンヤ「しかしあわよくばとは思っていたというのに何も出来ずに……あんな目覚めたてのヒヨッコにやられるとはッ!!」

DIO「……五月蝿いぞ、少し黙れ」

エンヤ「ハッ!! 申し訳ありませんですじゃDIO様……」

DIO「……フン」



DIO「(ジョースターの因縁……断ち切れぬものよ)」

香港

ポルナレフ「すいません私フランスから来た旅行者なのですがどうも漢字が難しくてメニューわかりません助けて欲しいのですが」

承太郎「……」

花京院「……」

アヴドゥル「……」


ジョセフ「すまんが店員さんトイレはどちらかの? この店は洋式 オホンベンキ? 最近ちょっと腰が痛いから和式オホンベンキは嫌じゃなぁー!わし」


ポルナレフ「……なんなんです? あの人」

承太郎「あとで殴ってもいいぞ」

~略~

ポルナレフ「なるほど、把握したぜ。当たり前だが俺も行く、あいつらにはいろいろと借りがあるからな」

花京院「まあなんにせよ、これで後はイギーだけですね」

承太郎「ヤツは今どうしてるんだ?」

ジョセフ「前の世界でヤツを見かけた街で依然暴れ回っておるよ、財団の方からもなんとかしてくれという話が来ておる」

ポルナレフ「……ジョースターさん、あいつは元々俺たちと違いDIOとは何の関係もない、そっとしておいてくれないか」

ジョセフ「うむ……そうじゃな、しかし万が一DIOの手下に捕らえられてということもある。近々財団の方で保護させてもらうよ」

アヴドゥル「では、行きましょう。ホリィさんに長く負担を掛けさせることもない」

ジョセフ「そうじゃな、行こう!! 次の国へ!!」

そして休憩へ

・DIOはジョナサンボディです
・記憶保持メンバーは三部主要メンバー
・柱の男と吸血鬼はハーミットパープル&波紋で余裕でした
・シーザー生きてるけど絶対出ない

多分スト様も隠者の紫+波紋で初見殺しだったんだろうな…
女記者「今日も特ダネ見つからなかった…」
ブルりん「誰かに足蹴にされる予感がしたけど、そんな事はなかった」

あれ?
柱の男も初見で倒せたならスージーと出会うこともないんじゃ・・・

>>215
つじつま合わなくなるから、マルクは引き留めてわざと負けるくらいはしそう
ヘルクライム・ピラーは1時間弱で(ry

ジョセフはじじぃになってたからスタンドパワー弱ってた説があるしな
波紋の呼吸を続けて若いままのジョセフなら
ハミパ人型あるかもな

しかしスージーQに付き合って老いてた美談が台無しに

>>221
『美容法』と称して波紋呼吸法を修得するスージー
までは見えた

ヌケサク「DIOさま~ケケケ」

ドオォ~~ン

DIO「このヌケサクがぁ~(`・ω・´)」ザクザク

承り「おい」

DIO「えっΣ('・ω・`)」

ドオォ~~ン

承り「俺が時を止めた」

DIO「(´;ω;`)」

3部強くてニューゲームは俺も考えた事あるけど
もし承りがうっかり時止めちゃったら
それに気付いたDIOはどんな手で一行抹殺に来るのかな

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