響「す、すぱしーば?」 (309)

※ご注意※

艦これSSです。

響ちゃんを育ててたら無性に書きたくなった次第です。

キャラ崩壊あるかもです。

細かい設定とかがgdgdになるかもです。

響ちゃん可愛いです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390919609


??? 雪



???「やっぱり少し寒いな……」

???「………」

???「少し雪が降っている……いい眺めだね………」

???「どこからか……見ていてくれるかい……」





???「……司令官。」

鎮守府 晴レ


響(……今日は冷えるね)

響「………そういえば、今日は……」


提督「響~?おーい、ひーびーきー?」

響「はいはい、司令官、響はここにいるよ。」

提督「おお、ここにいたのか」

響「さっきからここにいるんだけどな。」

提督「さすがに机の下じゃわからないよ…」

響「ここが落ち着くんだ。で、響に何か用かい?」

提督「ああ、そうだった。これこれ。これをプレゼントしようと思って」

響「わぁ、綺麗だね。なんだいこれ?」

提督「まぁ一言で言うとお守りみたいなものだ。無事に帰ってこれるようにっていう祈願。」

響「ずいぶんと紐が長いようだけど………」

提督「それは首から下げられるようにだ」

提督「いつも肌身離さず持ち歩けるようにな」

響「なるほど。ねっくれすってやつだね。えーと、ここが外れるのかな?」カチッ

響「これを首の後ろで………ん、あれ?んん~………あれ?」

提督「………………つけてあげようか?」

響「いい。大丈夫。一人で出来る。」キッパリ

提督「………そうか」

響「…………アレ、ナンデ…ナゼダ…モウ……オカシイ……ンン……アレレ…」

響「……………………」

響「……………司令官」

提督「なんでしょう。」



響「つけて」

提督「はい。」

響「………………」

響「そんなに笑わないで欲しい」

提督「笑ってない決して笑ってない」

響「………………」ブー

提督「はい、つけたぞ。いや、しかし、暁に髪色も髪質もそっくりでびっくりしたな」

響「…………そうかい?」

提督「あ、ごめん………軽率だったな」

響「いやいいんだ。姉妹なんだから似るのは当然だよ。雷と電だってそっくりじゃないか。」

提督「……うん、そうだな。それより似合ってるな響」

響「本当かい?ありがとう司令官。」

提督「そこの鏡で見てみればいいよ」

響「うん…」

響(それにしても………)

響「お守り…か。……ありがとう、とても嬉しいよ。」

提督「うむ、喜んでくれて嬉しいよ。……じゃあ、その感謝ついでに、響、付き合ってくれないか?」

響「………えっ?!………ええっ?司令官と?」

提督「うん、……………今から鎮守府の外に行くんだけど。」

響「え?!………あ、うん。いいよ。ああ、もうなんでもいいよ。うん。」

提督「どうした急に赤くなって。大丈夫か?」

響「うん、大丈夫だよ。すぐに冷めるから。」

提督「?……まぁいいや、ちゃんと上着着ろよ。風邪引いたら大変だしな。」

響「心配してくれてありがとう司令官」

提督「響よ……どうしたんだ、なんか白々しいぞ」

響「別に何でもないよ」

提督「そうか?……あ、艤装はつけてかなくていいぞ。行くのは海じゃなくて山だからな」

響「そうなのか。この寒いのに山に登るのかい?」

提督「心配しないでもちょっと鎮守府の裏の丘を上るだけだ」

提督「なんならおんぶしてやってもいいぞ?」

響「……………」ムカ


スタスタスタ

ガチャ


提督「お、おい!響!ちょっとまっt


バタン




提督「行ってしまった………」

鎮守府の裏山 晴レ




提督「おーい、響ー。司令官を置いていくとは何事かー」

響「司令官が遅いだけだよ。なんならおんぶでもするかい?」

提督「………わかったよ、悪かったって子供扱いして」

響「……わかればいいんだ」

響「それで、何をしに裏山まで来たんだい?」

提督「うん、いや、この先、ちょっと登ったところにひらけたところがあるから。そこへ行こうと思ってな」

響「?……そこになにかあるのかい?」

提督「行けばわかるよ」

響「……了解。司令官急ごう。」

提督「りょーかい」



……
…………
………………
……………………



提督「さぁ着いたぞ。」

響「さて、なにがあるんだい………!」

響「!!」



響「すごい……とても素晴らしい眺めだ……」



提督「だろうだろう」

響「鎮守府の裏山にこんなところがあるなんて知らなかったよ…」

提督「まぁ、私しかしらない。とっておきの場所だからな!」

提督「ちなみに、艦娘ではここに連れてきたのは響が初めてだ」

響「……………そうなんだ………嬉しいね。本当に。」カァー

提督「ははは、意外と高さあるから鎮守府全体が見えるんだぞ。それに」


提督「遠くの

響「遠くの水平線だって見えるね」


提督「………………」

提督「……………なぁ響…今日がなんの日か…わかるか?」

響「………もちろん」

響「あの日から1年だね」

響「…………今日は」












響「暁が沈んだ日だ」







一旦区切ります。


響ちゃんの一人称は響でいいのかな?教えて元帥さん!


明日、続き書きます!


響ちゃん可愛い!

我那覇くんかと

>>8

我那覇くんも好きですなぁ

はるるんが一番だけど

ひびきんとアーニャの話かと思ったのに…

私少将だけど響の一人称は私
轟沈ボイス参照

名前つながりで何かやるのかと思った。
にしても、暁を沈めるとはなんて悪い司令官なんだろうか。

スレタイが何故か寿司バーに見えた

>>10
おまおれ

>>11
少将殿ありがとです。

じゃあ響ちゃんの1人称は私で行きますねええ

ちょっと書きます。

流れは史実を少し踏襲してますん。

提督「………………」

提督「あぁ……そうだ……」

提督「………………」

提督「………本当にすまなかった。私がもう少し……」

響「…………」

響「…別に、司令官のせいじゃないよ」

響「あの時の作戦は必要なことだった」

響「私もそう思っているしね」

響「ただ………」

響「……あの時、私がそばにいれたら、暁を……守れたのかもしれない」

提督「…まだ、気にしてるのか?」

響「いや、もう大丈夫だよ」

響「いつまでも、悲しんではいられない。暁だってそれを望んでるはずさ」

響「…それに、今の私は、一番の「お姉ちゃん」なのだから」

提督「………そうだな」

提督「私もいつまでもくよくよしてられないな」

響「そうだね。司令官には元気でいてもらわないと、艦隊の士気に関わるから」

響「……それに私も悲しんでる司令官の顔なんて見たくないからね」

提督「嬉しい事言ってくれるな、響。でもな」

提督「俺だって……同じだぞ。」

提督「響が悲しむ顔なんて、私は見たくない」

提督「そのために私は全力を注ぐよ。」

響「頼もしい限りだね、司令官。」

提督「ははは、そうだろう。」

提督「………」

提督「……響」

響「なんだい?」

提督「私はこの先、絶対に響達を危険に晒す様な事はしない……約束する。」

響「!!……」

響「………うん、約束だよ司令官」



響「…ありがとう」



入渠ドッグ 曇

――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


響「………すまない。油断した。」

暁「本当よ!もう少しで沈んじゃうところだったのよ!」

響「………うん」

暁「もう!今回助かったのはただ運だったんだから!!敵海域では常に警戒してなきゃダメじゃない!!」

響「………うん」

暁「雷も電も本当に心配してたのよ?ホントにもう、今回は助かったからと・く・べ・つに許してあげるけど!」

暁「次に雷達に心配かけるような事になったら許さないわよ!」

響「………ごめん」

暁「……でも…グス……助かって本当に…グス、良かったわ」

暁「暁、……グス…久々にひやひやしちゃったじゃない…グス…」

暁「もう……グスッ…今後一切……グス…気をつけてよね……グスッ」

響「………うん、本当にごめんなさい」

響「………だから、泣かないでくれ暁…」

暁「な、な、泣いてなんかないわよ!暁は一番のお姉ちゃんなのよ!子ども扱いしないでよッ」グシグシ

暁「………そ、それより、響!いいわね、回復するまでしばらくここで休んでなさい。」

響「で、でも……任務が……」

暁「いいの!今は響自身の方が大切なの!」

暁「それに任務も大丈夫よ。暁と司令官でなんとかするから!」

響「だ、だけど……」

暁「だけどじゃない!いいから休んでなさい!」

響「………」

響「…うん、わかったよ。じゃあ暁の言葉に甘えて、少しだけここで休んでるよ」

暁「少しじゃない!うんと休むの!今までくらいまで回復するまで!いやそれ以上になるまで!いい!?」

響「………わかった」

暁「うん、それでいいわ。」

暁「…じゃあ暁は司令官のところに寄って少し長い任務に行くけど、ちゃんと安静にしてるのよ?」

響「………うん」

響「…暁、ありがとう……」

暁「いいのよ別に。暁はお姉ちゃんなんだから!」

暁「あとそうだ、今度、雷と電に会ったらちゃんとごめんなさいするのよ?すっごく心配してたんだから!」

暁「それに、暁がいない時は響が「お姉ちゃん」なんだからね」

響「うん、わかってる」

暁「うん、よし、じゃあ行ってくるわね響!」

響「うん……行ってらっしゃい。」


響「気をつけてね」


鎮守府の裏山 晴レ



響(………暁。………雷や電のことは任せてくれ)

響(………)

響(………あと司令官のこともね。)


提督「……あー、寒いな。」

響「…そうだね」

提督「ん…おっと、電と雷が帰ってきたみたいだぞ」

響「本当だ。予定より少し早いね」

提督「そうだな。…じゃあそろそろ戻るか。」

響「…うん、そうしようか」

提督「………」

提督「なぁ響、……1つ聞いていいか?」

響「…なんだい?」


提督「………この戦争、報われると思うか?」


響「……………もちろんだ。」

提督「そうか…。そうだよな。よし、早いとこ戻ろうか。」クルッ

響「……私も、司令官に一つ聞いてもいいかい?」

提督「えっ?あ、ああ、いいぞ。…なんだ?」

響「なぜ今日…、私をここに連れて来たんだい?」

提督「……ああ、それは」

提督「今日、響と一緒にあの景色を眺めたかった、から……だと返答として不満か?」



響「いや、十分だよ。司令官。」

また明日続き書きます。

暁ちゃん沈めた設定でごめんね

バッドエンドになりそうな予感が強くて怖いけど読むわ

バ、バッドエンドにならないように努めます(


続き、書きます。

鎮守府 小雨


響「今日は、雨だね……」

提督「んー……そうだなー……」ペラ

響「こんなに寒いんだから雪になるかもね」

提督「んー……そうだなー……」ペラペラ

響「雪になればいいね」

提督「んー……そうだなー……」ペラ

響「…………」

響「私の話聞いてるかい?」

提督「んー……そうだなー……」ペラペラ

響「…………」イラッ

響「…………」スタスタスタ


ガチャ、バタン

・・・

ガチャ、バタン


響「…………」スタスタスタ

響「……司令官」

提督「んー……」ペラ

響「お茶、入れてきたよ」

提督「んー……そこ置いておいてくれ」ペラペラ

響「……わかった」コト

提督「んー」ペラ

提督「…………」

響「…………」チラ

提督「…………」ペラ

響「…………」チラ

提督「…………」コト

響「!!……」

提督「…………」グビッ

提督「ッ?!?!?!?!?!?!」

提督「あっつああああああァァァァァ?!!」ブー

提督「なんっだこれ?!熱ッ!!!!というか甘ッ!!!!」

提督「ひ、響!なんだこれッ!!!」

響「え?」



響「沸騰させたラムネ」

提督「」



提督「熱いしまずいし熱いし舌痛いし熱いんですけど…」

響「口に合わなかったかい?」

提督「合うか?!そもそもラムネは冷やして飲むものだろう!というか私は極度の猫舌なんだぞ!!」

響「そうかそれは残念だね」

響「あと、提督は猫舌な事は知ってるよ」

提督「え…………」

提督「…………もしかして、怒ってる?」

響「別に」

提督「……本当か?」

響「うん」

響「ところで司令官。」

提督「ん?」

響「もう一杯飲まないかい?」

提督「やっぱり怒ってるじゃないか!!」



提督「悪かったって、少し読みふけっちゃっただけなんだよ」

響「……反応してくれないとつまらない」

提督「ごめんごめん」

響「……一体、何をそんなに熱心に読んでいたんだい?」

提督「ああ、それはな……」

提督「……これだ。」バサ

響「なんだいこれ。外国語の……冊子?」

提督「海外製の戦闘機の説明書みたいなものだ」

提督「さっきそこの本棚を整理してたら出てきてな。折角だからと思って読んでたんだよ」

響「なるほど。」

響「え、えーと……じゅん……かーず?」

提督「Junkers Ju87、ユンカースって読むんだ。スツーカっていう奴だな。」

響「ゆんかーす?すつーか?か。……え、英語は難しいね。」

提督「英語?ああ、これはドイツ語な。」

響「ドイツ語!?司令官、ドイツ語なんて読めるのかい?」

提督「まー少しだけな。」

響「へぇ……意外とやるんだね司令官」

提督「意外が余計だぞ響。」

提督「いやぁでも、他国の技術も面白いな。このスツーカって言うのは急降下爆撃機なわけなんだがな」

響「急降下爆撃?」

提督「そうそう。こう、びゅーんひゅーん、ばーん。みたいな感じ」

響「……な、なんとなくわかったよ」

提督「それでだ、その急降下するときにこのスツーカってやつはサイレンが鳴るらしい」

響「サ、サイレン?」

響「ど、どんな感じなんだい……」ゴクリ

提督「さぁ、わからない。聞いたこと無いしな。」

響「なんだ……ちょっと期待したのに」

提督「さすがに文字で音まではわからないからな」

提督「日本にも2機ほどあるらしいから、聞くチャンスはあるかも知れないぞ?」

響「そうかな。聞いてみたいね。」

響「……というより、司令官が外国語の能力があったなんて知れなかったよ。」

提督「……一応、提督って結構エリートなんだぞ……」

提督「でも、しかし、そこまで得意じゃないがな」

響「でも、他の国の言葉を話せるのはすごい事だよ」

提督「もしかして、響は外国語に興味があったりするのか?」

響「……ちょっとだけね」

提督「おー、そうか。……じゃあ、ちょっと待ってろ」

提督「えーと……」スタスタスタ


提督「この本棚にー……」ガサガサ

提督「……確か、この辺に」ガサガサ

提督「あ!あったあった!あったぞ、響」

響「?……なんだいそれ」

提督「よいっしょ……っと」ドサ

提督「私が若いころに使ってた外国語の教科書みたいなものだ」

響「ずいぶん沢山あるね……」

提督「……まぁ手を付けてないのもあるがな……」

提督「この中に気になるやつはあるか?」

響「んー……全て同じような言葉に見えるね……」

提督「確かに、日本人には見分けつきにくいのばかりだな」

提督「さっきのドイツ語とか」

響「うーん……」ゴソゴソ

提督「これとか、どうだ。イタリア語。」

響「うーん……」ゴソゴソ

提督「スペイン語」

響「うーん……」ゴソゴソ

提督「じゃあこれ!日本語!」

響「………」イラッ

響「……沸騰ラムネがまた欲しいかい?」

提督「はい、すいません」

響「!……これは、変な文字をしているね」

提督「あー、それか」

響「これはどこの国なんだい?」

提督「それはな」



提督「ソビエトって国の言葉だ」



ちょっと離脱します。

今日、もうちょっと続き書くかもです。

響ちゃん可愛い。

ジェリコのラッパだな

スツーカと聞いて連想するのはやはりあの空の魔王だよなぁ


再開します。

あの急降下音は恐怖ですよね。

亀ですが、続き書きます。


響「そびえと?」

提督「ああ、ソビエト連邦。昔はロシアって名前で」

提督「満州からずっと北に行った国だ。樺太より北なんだぞ。」

響「へぇ、物知りだね、司令官」

提督(まぁうちの国もやりあったことがあったからな……)

響「でも面白い文字だね。なんか可愛い」

提督「そうか。確かなその文字は……えーと、なんだっけか、なんとか文字とか言ったんだが忘れた。」

響「……なんとか文字って一部たりとも覚えて無いじゃないか……」

響「でも、少し興味があるね。ソビエトれんぽう?の事をもうちょっと教えて欲しい」

提督「おぉ、そうか。まずはな、あそこにはウォッカという酒があってだな」

響「ふむふむ……」

響「……え!?お酒かい?」

提督「これがな、めちゃめちゃ強いんだよ」

響「……あの、お酒の話は」

提督「私も酒には弱くない方だが正直、あの酒はきつかったな」

響「……あの」

提督「でも、本場のソ連の人達はアレを直で飲むんだってよ」

響「…………」

提督「いやぁ、驚きだよ。寒い地方の人はお酒に強くなるのかね、どうなんだろう」

響「司令官!」

提督「……はい」

響「お酒の話はいいから、ソビエトれんぽうの言葉について教えて欲しい」

提督「…………」

提督「……そうだ、言葉だよな」

提督「…………」

提督「……すまん響」

提督「私、ソ連の言葉はわからないんだよ」



響「…………」

響「えー……」

響「じゃあ、何のためにこの本があるんだい」

提督「さっきも言ったであろう!」

提督「手を付けてないのも、ある、と。はっはっはっ」

響「……折角、ちょっと興味が湧いてきたのに」ショボン

提督「ああもう、わかったわかった!すまなかった!ごめん!」

提督「ソ連でパッと出てきたのがウォッカしか無かったんだ……」

提督「あ、でも、「こんにちは」とか「ありがとう」くらいの単語だったらわかるぞ」

響「…………本当かい?」

提督「ああ、もちろん本当だとも。えーと、まず。「こんにちは」が」

提督「Здравствуйте、ズドラーストヴィチェ」

響「ずどらーすとびちぇ」

提督「次に「おやすみなさい」が」

提督「Спокойной ночи、スパコーィナイノーチ」

響「すぱこーないのーち」

提督「えーと「ありがとう」が」

提督「спасибо、スパシーバ」

響「すぱしーば」

提督「で、「良い」とか「素晴らしい」ていうのが」

提督「Хорошо、ハラショー」

響「はらしょー」

提督「んで、次だが……」

響「ちょっと待って司令官」

響「混乱してきた」

提督「あ、すまん。大丈夫か?」

響「うん、えーと、ずどらーすとびちぇがこんにちはで、すぱこーないのーちが……」

響「ソ連の言葉……」

響「……難しいね」

提督「だろう?」

提督「まぁ繰り返してくるうちに覚えるさ」

響「そうだね。でもはらしょーとかは短くて簡単だ」

提督「はは、そうだな……ん?」

提督「お……。響、外見てみろ。」

響「外?……」



響「!!」



響「…………初雪だね」



提督「ああ、そうだな……」

響「………」

提督「なぁ響、正月にも言った事だけど」

提督「今年もよろしくな。」

響「うん……」

響「……こちらこそ」ギュ


提督「……あー、そろそろストーブの燃料がないな!」

提督「私は燃料取ってくるから、響はそろそろ部屋に戻るんだぞ」

響「ああ、うん。わかった。……あ、でもこのソビエトの本まだ読んでみたい」

提督「なら、その本は響にあげるよ。どうせ私はもう使わないからな」

響「本当かい!じゃあ部屋に戻って読むね」

提督「おう、じゃあ私は行ってくる」

響「うん」

響「あの司令官、ありが……いや」





響「す、すぱしーば?」



鎮守府の中庭 晴レノチ曇


提督(ずいぶんと暖かくなったものだな…………)

提督(もうすぐ桜が咲く頃かね…………)

提督(さて………)

提督(私の判断は正しかったのだろうか………)





響「おーい司令官。」

提督「ん……おっ響か。任務お疲れ様。」

響「ありがとう。」

響「こんなところにいたのかい。少し探しちゃったじゃないか」

提督「あーすまんすまん」

響「何かしてたのかい?」

提督「いや、少し考え事をしてただけだ。」

響「ふむ、そっか。」

響「あ、そういえば、任務の道中でここの資材が不足気味だと聞いたよ。大丈夫なのかい?」

提督「あぁ、大丈夫、大丈夫。て、言いたいところだが、正直キツイな」

提督「敵の包囲網で、物流が滞っててな」

響「そうなのか。なら節約しなきゃだね。」

提督「……すまないな。ひもじい思いさせてしまって」

響「そんな事無いさ。司令官の役に立ちたいんだよ、私は」

響「それに、勝つまでのちょっと我慢すればいいだけなのだろう」

提督「……ああ、そうだな。」

響「それなら、雷や電にも協力してもらわないとね」

響「ちょっと探して言ってくるね」

提督「いや、今、雷と電は任務中だからいないぞ」

響「そうなのかい?なら帰ってきてからだね。」

提督「……そうだな、……帰ってきてからだな。」

響「でも、暖かくなったものだね。」

提督「そうだな」

響「そろそろ桜の季節かな。楽しみだね」

提督「桜、綺麗だもんな。やはり日本人には桜だよな」

響「確かにそのとおりだね。」


響「あ、そうだ、司令官。ちょっと聞いてくれ」

提督「ん、なんだ?」

響「あっ、あー。んんっ。コホン……いくよ」

響「ズドラーストヴィチェ!」

提督「おぉ!!」

響「スパコーィナイノーチ!」

提督「すごいすごい、言えるようになったじゃないか。」

響「ありが……じゃなかった、えーと、あ、すぱしーば!」

響「ふふ、練習してたからね。」

響「上手く言えてたかい?」

提督「ああ!すごく上手くなったぞ」

提督「しかし、ロシア語を流暢に話す、黒髪の美少女ってのもすごい新鮮だな!」

響「びしょ?!……」カァー

響「そ、そんな事無いさ……えへへ」テレテレ

提督「あと、もう一つ言う事があるとすれば」

響「な、なんだい?」


提督「スパシーバがまだまだということだけだな!」

響「…………」




響「うるさい」


鎮守府 雨



提督(今日は、雨…………か。)

提督「…………」







ガチャ



バタン







提督「…………来たか」


提督「響。」








響「…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………すまなかった」

響「…………」

提督「…………」

響「危険海域での護衛任務なんて…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「危険があると分かってたんだろう?」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」




響「……響達を危険に晒す様な事は絶対しないって」

響「言ってくれたじゃないか…………」

響「あそこで約束を……したじゃないか。」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………すまない」

響「…………」

提督「…………」

響「だったら、何故」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「…………」

提督「…………」

響「……ッ!」



響「黙ってないでなんとか言ってよ!!!!」

提督「……すまなかった。本当に…………」



響「…………」

提督「……全てこの私の責任だ。」

響「…………」

響「もういい……」

提督「え……」

響「もういい!!司令官なんて、司令官なんてもうしらない!!」バァン


響「……こんなお守りもいらない」カチッ

提督「ひ、響……」


響「……もう任務に戻る」ガチャ










響「………………司令官の」






















響「――――嘘つき」

















続きは近いうちにでも書ければ…


見てる人いるかな?いたら早めに書きませう。


終わるまで長くなるかも(・ω・`)

いるぞ

見てるけどなんか涙出てきた

雷電が沈んだのか……

>>40>>41 おぉ見てくれてる人いたー(´∀`)

今日はあとちょっとだけ書きます。



提督「!!……」

提督「…………」

提督「……嘘つき…………か」

提督「……その通りだ…………」

提督「………私は本当に………愚かだな………」



提督「………………響、すまない。」






コンコン

提督「…………」

提督「どうぞ……」

間宮「提督、失礼します。」

提督「……間宮さんですか、どうしました?」

間宮「いえ……先程の響さんの件で……」

提督「………聞かれていましたか」

間宮「すみません……ですが、響さんに本当の事をお伝えになった方がよろしいのではないでしょうか」

提督「本当の……事?」

間宮「私、知ってるんです。任務さんから聞きました。この作戦は上官に脅されて無理やり……」

提督「…………知られていましたか……任務さんには口止めしておいたんですが、はは。」

提督「……ですが、いいんですよ……これで」

間宮「で、でも、あれじゃ……提督が」

提督「いいんです!!」バンッ

間宮「!!」

提督「はっ……あぁ……いや、これは……すみません…………」

間宮「いえ……」

提督「……響は少し時間が経過したと言ってもまだ姉……暁の事を気に病んでいます。」

提督「戦場での動揺は命取りになります。なので今はとりあえず、私を恨んででも落ち着かせるほうが先なんです。」

提督「少し裏目に出てしまいましたがね……」

提督「…………」

提督「それに…………」

間宮「……それに?」



提督「……どうにあれ、最終的に命令を出したのは、他でもなくこの私なんです。」

提督 「私が……」
















提督「私が、雷を沈めたんですよ」














鎮守府 霧



提督『危険海域での護衛任務とはどういうことですか!!』

上官『その名の通りだ。その海域にて作戦指令日時に駆逐艦雷には船団護衛をしてもらう。』

提督『しかし!現在のあの海域は危険です!!』

提督『そんな海域に雷を行かせるなんて……その命令には承服できません!』

上官『…………』

上官『貴様……』

上官『上官命令に逆らうと言うのか?どうしても嫌だというなら、貴様をあの鎮守府から追い出し、艦隊運営権を剥奪する事だってできるのだぞ?』

提督『ぐっ……で、ですが、雷に万が一の事があれば……』

上官『たかが駆逐艦の一隻じゃないか。この輸送任務は前線で窮地に陥っている泊地の救済と戦線維持にとって必要な不可欠なものなのだ。貴様は祖国の命運と艦のどちらを優先するのだね。』

提督『そんな……あんまりです……』


コンコン


付き人『失礼致します。本部より通達です。』

上官『む、今はこいつと……』

付き人『申し訳ありません。ですが、急を要する案件なもので……』

提督(急……?)

上官『急を要する?どういうことだ。……あぁすまない。ちょっと失礼する。』



付き人(はい、実は―――――との事です。)

上官(何!?―――――だと!?―――そうか、とうとう――南西が堕ちたか――)

付き人(はい、ですのでおそらくこの周辺も……)

上官(時間の問題……か)

付き人『はい。……では失礼します。』ガチャ


バタン

上官『あぁ、コホン。少し急な案件が入ったようだ。済まないが私はここで失礼させてもらう』

提督『……そうですか。ですが急な案件とは?』

上官『いやぁ君には関係のないことだ。……では失礼するよ。』ガチャ

提督『…………わかりました。わざわざこんな場所まで出向いていただきありがとうございました。』

上官『……あぁそうだ、さっきの作戦指令の件。よろしく頼むぞ。』

上官『君には辛い決断かも知れないが、これは、お国のためなのだ。君もこの鎮守府を離れるのは嫌だろう?良い返事を期待しているよ。』



提督『…………はい』




バタン








提督『…………』




提督『………………』




提督『……………………』




提督『……………………クソッ』






提督『クソッ!クソッ!クソッッ!!!なんで!!なんで!!!なんでこうなる!!!!』


提督『これが戦争なのかよ!!こんな傷の付け合いで!!!かけがえの無いものまでもを危険に晒して!!!!!』


提督『こんな事で本当に豊かになるのかよッ!!!!』


提督『何が国のためだ!!!何が作戦指令だ!!!!!ふざけんな!!!!!!!』


提督『俺は………あいつらを………護ってやることさえ出来ないのかよ………』









提督『くっそおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!』









提督『…………ハァ…ハァ…』


提督『…………クソ』


提督『……………………』






ガチャン、ジリリリン…ジリリリン…




提督『……任務さんですか、はい、私です』


提督『…………雷に至急、執務室に来るようにと、ええ。伝えてください。はい、では、よろしくお願いします……』チン

























提督『……………………畜生』


続きはまた夜中あたりに書きます。

史実で言う44年4月頃ですかね。雷ちゃんごめんよ…

睡いのです。読んでくれてる方ありがとうなのです。

>>34
響って髪は白だろ?

>>50
[たぬき]だって黄色かったろ?

現代の艦娘となった時に白くなったんじゃねぇの?

うわああああああ

書き溜めしてる時に寝落ちたあああああ

すまそ、今日の21時に続き書きます(´・ω:;.:...

響の髪の色は…ちゃんと書くよ

寝落ちは結構よくあるししゃーない
無理せず頑張れ

>>50
キャラ崩壊ありって書いてるしわざわざ最初のほうで「暁そっくり」ってセリフ入れてあるからわざとじゃね?
史実的に考えたら今回2人とも沈んでた方が響にとって精神的にマシだからショックで脱色してもおかしくないもの

シーラヌイです
ご指導ご鞭撻オーチンブリヤートナ


ちょっと書けたからその分だけ(´・ω:;.:...

鎮守府 霧


響(あれから司令官に会ってないな……)

響(…………私のバカ)

響 (わかってる………わかってる………)

響 (きっと何か理由があったんだ………)

響(でなくちゃ司令官はあんな命令出さない…………)

響 (わかってる………)

響「のに」

響「私は司令官に……」

(―――――嘘つき)

響「…………」

響「うぅ……」グス






??「響ちゃん?大丈夫なのですか?」





響「!!……い、いなづま?!」グシグシ

響「大丈夫!大丈夫さ!泣いてなんかいないよ!!」

電「えへへ……響ちゃんはやさしいのです」

電「でもお目目が真っ赤なのですよ?」

響「!!……こ、これは!別に………泣いてたわけじゃ」サッ

電「えへへ……別に電に気を使わなくてもいいのです。

電「誰だって悲しい時は涙を流すものなのです。……響ちゃんだって同じなのです。」


響(………………あ)

響(電の目……真っ赤だ………)


響「………ごめんよ、電。響はお姉ちゃんなのに……」

電「……そんなこと無いのです…………」

電「…………」

電「………響ちゃん。今から海に出ませんか?実は電、これから任務なのです。」

響「海?でも司令官に黙って…………」

電「それなら大丈夫なのです。司令官さんに……いや、司令官さんとはお話してきたのです。」

電「それに正面海域方面の護衛任務なので、安全なのです。まだ敵は南西海域なのです。」

響「……確かにそうだね。…………うん、分かった。一緒に、海に出ようか」

電「本当なのですか!嬉しいのです!」



電「久しぶりに2人で任務なのです!」



参謀本部 雨


コンコン

提督『失礼します。この間の駆逐艦雷の作戦司令の件でお伺いいたしました。』

上官「!……少しそこで待ちたまえ」

上官(――――で、敵の動きは?)

秘書(報告によりますと――――この先――正面海域方面へ――)

上官(――にしても―――確証が――――)

秘書(実は―――との報告が―――)

上官(しかし―――その場合―――鎮守府強襲の可能性は――――)

秘書(―――ですが―――進軍しているのは確かかと―――)

上官(ということは――――霧か)

秘書(ええ――――)

上官(このことを大本営には?)

秘書(いえ…)

上官(わかった……では下がれ。)

秘書(はい、失礼致します。)


ガチャ

提督『…………』

秘書『!…………』

秘書『……失礼します。』サッ

バタン

上官『では、はいれ。』

提督『……はい、失礼します。』

ガチャ

上官『やぁ君か。いい返事を持ってきてくれただろうね。』

提督『……この作戦は……泊地を救済する為のもの……そうなのですよね』

上官『…………』

上官『あぁその通りだ。』

提督『なら、私はこの作戦は遂行する必要ありと考えます。』

上官『おお!そうか!いやぁ君はわかる奴だと思っていたよ。では早速……』

提督『待ってください!!』


提督『…………』








提督『…………その前に申し上げておきたいこと、いえ、申し上げなくてはならないことがあります。』





また夜書きませ(´・Д・)


続きは夜書きませう(´・Д・)


続きは夜書きませう(´・Д・)

(´・Д・)
がカーソルに見えた

しまった下げ忘れたり酉残ってたり…
スマヌ


れ、連投してた・・・だと・・・

今から書きまする亀なので許してください(´・ω・`)

正面海域 霧


響「…………」

電「そろそろ正面海域中央部なのです」

電「ここからは一応、陣形を保って行くのです」

響「……そうだね、じゃあ私は左側につくよ」

電「なら電は右側なのです」

響「…………」

電「今日は波が穏やかなのです」

響「……そうだね」

電「海はやっぱり気持ちいのです」

響「……確かに」

電「でも、霧のせいで星が見えないのが残念なのです」

響「……そうだね」

電「でも、今日は響ちゃんと一緒で嬉しいのです!」

響「はは……ありがとう、電」

響「…………」

響「……ねぇ、電」

電「…………」

電「……なんですか?」

響「…………護衛する船団はどこにいるんだい?」

電「………………」

響「それに、うちの鎮守府に、運び出すほど資材は余っていなかったと思うんだ」

電「…………」

響「…………」

響「…………これはどういう」

電「……えへへ」











電「…………やっぱり響ちゃんはするどいのです」








ぷらずまの予感

参謀本部 雨


提督『…………申し上げたかったことは以上です。』

上官『…………ふむ」

上官『……それが君の意見かね』

提督『……はい。』

上官『……馬鹿げてるな。』

提督『…………はい。』

上官『国を裏切るのか』

提督『…………はい。』

上官『その地位を失うことになるぞ』

提督『……それで、守りたいものを守れるのなら本望です。』

上官『…………』

上官『そんなに艦が大事かね』

提督『…………』

提督『はい』

上官『…………そうか。よくわかった。』

上官『……では、今すぐ私の前から失せろ』

提督『…………』

提督『……では失礼します。』



ガチャ

上官『霧だ……』

提督『……はい?』

上官『霧に注意しろ』

提督『……それはどういう』

上官『…………』

上官『…………私がなにか言ったか?』

提督『…………』

上官『…………』

提督『…………いえ』

バタン


提督『……感謝します』

正面海域 中央部


響「…………どういうことだい」

電「……無いのです」

響「……え?」

電「はなっから任務なんて嘘っぱちなのです。任務なんて無いのです。」

響「…………」

電「電の目的は、ただひとつ」

電「あの鎮守府から抜け出す事なのです」

響「…………」

電「響ちゃんは雷ちゃんがなんで沈んだか知ってますか?」

響「…………」

電「司令官が危険海域にわざわざ雷ちゃんを出撃させたのです」

響「そ、それは…………」

電「なにか、理由があった。」

電「響ちゃんはそう思っているのですね」

響「…………」

電「確かに、理由があったのかもしれない」

響「…………」

電「でもね、響ちゃん」

電「あの娘を沈めたのは、紛れも無くあの司令官」

響「!!……それはッ!」

響「それは……違うッ!……司令官は……司令官は……」グス

響「約束……してくれたんだ……私に……」グス

響「……約束を……破るような……人じゃ……ない……」グス

響「……私は……私は!」グスッ


響「……そう、信じてるんだ…………」グスッ



電「…………そう」

電「響ちゃんは本当に司令官の事が好きなのね」

響「……べ、別にそういう……わけで言ったんじゃ」

電「……いいの」

電「……わかってる。」

電「わかってるわよ。」

電「司令官のせいじゃないって事くらい。」

電「ごめんね、響ちゃん。だから泣かないで」

響「じゃあ……なんで……そんなこと……」

電「…………」

電「…………はぁ」

電「あ~あ、やっぱりダメね。嘘は。」

電「あのね響ちゃん」

電「あの娘が沈んだのはね、本当は」

電「私のせいなの」

響「!……そ、そんなこと!」

電「……そうなのよ」

電「いい加減、気付きなさいよ。私達姉妹なんだから」



電「ねぇ、響ちゃん。……いいや、響」

















電「わたしは、雷よ」












今日は、ここでやめます。

ほんっと亀でごめん(´・ω・`)

明日は休みだから島風の如くかけるように頑張る(´・ω・`)

こんなトロいSSを見てくれてる人にホント感謝なのです。

病み雷……

電ちゃん…

いやー声もそっくりだから分からなかったわー
口調を変えたらまるで同一人物だもの(棒)

救いがねぇ……でも読みたくなっちゃうビクンビクン

読んでくれてる方サンクス


さぁ今から書きませう(´・ω・`)





待ってた


響「…………」

響「…………はは、まさか、そんなこと」

響「おもしろい冗談だ」

雷「……冗談だと思う?」

響「…………」

雷「……じゃ、これでどう?」フサァ

雷「ほら髪留め取ったわよ。これでわかるんじゃない?」

響「……暗くてわからない」

雷「……」

雷「ま、仕方ないわね。あの司令官ですら、髪の長さ同じならわからなかったんだから」

雷「響だって見かけだけじゃ暁と見分けがつかなわいわよ?」

響「…………」

雷「はぁ、まだ信じてない感じね。」

雷「でも、本当のことなの」

雷「よく考えてみれば分からない?あの電に私の真似ができると思う?」

響「…………」

響「…………」

響「……だって」

響「だって……雷は……」


雷「……沈んだって?」


雷「もう、響は察しが良いわりに鈍い所あるわよね」

雷「いい?響、あの任務でね。あの任務で沈んだのは、私じゃなくて」



雷「電よ」



雷「電が、私の代わりに雷として任務についたの」

響「……そんなこと」

雷「ね、だから言ったでしょ?」

雷「あの娘が沈んだのは私のせいだって」

響「…………」


提督「それでも日本人か!!俺たちを沈めたいなら何故自分の手で堂々とやらん!!我々の力に怖気付いたのだろうが、だからといって欺瞞をし味方を脅迫し、沈めるのが日本海軍のやり方なのか!!こんな上官を少しでも信用した俺が間違っていた……響たちが鎮守府に戻ってくる事はないだろう……だが俺たちはそんな事を望んじゃいなかった!!なのに…貴様の所為で決断を迫られた艦がいるんだ!!自衛の為の止むを得ない決断をな!!」

すっこんでろゴミ


雷「ホントはもっとあとで響には言おうと思ってたのよ?」

雷「でも、嘘ってダメね。」

雷「真実から遠ざけるせいでどんどんつじつまの合わなくて混乱してくるわ。」

響「…………」

響「……どうして

響「どうして、こんなこと……」

雷「……そうね、ちゃんと説明するわ」

雷「最初は任務の時だけ、任務の時だけのつもりで私は電のふりをしたの」

雷「電が戻ってきたらちゃんと司令官にも正直に言おうと思ってたわ。」

雷「でも、あの任務で「私」は沈んだ。」

雷「そして「私」が残された。」

雷「周りは、案の定、雷が沈んだって思い込んだわね」

雷「本当に沈んだのは電なのに」

雷「電が沈んだ事を知っているのは私だけ」

雷「私以外は誰も知らない。鎮守府のみんなも、間宮さんも任務さんも」

雷「そして、司令官もね」

雷「その後も私は電のふりをした、し続けたわ。」

雷「電でいることで、「私が電が沈めたという真実」をずーっと誤魔化してきたの」

雷「でもね」

雷「耐え切れなかった」

雷「毎日毎日、私と会う人会う人みーんな、雷の事を悲しがってたわ」

雷「みんな、雷雷雷」

雷「私にとってそれは「お前が電を沈めた」と事実を突きつけられているようなものだったわ」


雷「でもね、まだそんなことなんていいのよ」

雷「本当に辛かったのは」


雷「誰にも知られないで」


雷「誰にも悲しまれないで」


雷「暗い海の底に沈んだ電」


雷「それが私のせいである事を考えるとね、胸が苦しくて張り裂けそうになるのよ」


雷「だから、」

響「……だから嘘をついて鎮守府を抜けだしたのかい?」

雷「…………」

雷「…………それは違うわ」

響「じゃあなんで海に……」


響「いいや、そうじゃない……」


響「…………」

響「……何で」

響「……何で私に相談してくれなかったんだい」


雷「ッ!それは!…………いや、なんでもないわ。」


雷「そうね、相談しなかったのは響も私が沈んだと思ってたからよ」

響「…………」

響「……だったらせめて司令官に」

雷「…………」

雷「…………」

雷「……司令官?」

響「司令官ならわかって……」

雷「…………」

雷「………………わよ」

響「…………え?」



雷「司令官にならもう言ったわよ!!!!」



雷「ついさっき!!海に出る前に!!!」

雷「正直に言ったの……グス……全部……グス」

雷「そしたら……グス……司令官なんて……言ったと思う?」グス

響「………………」














雷「ここから出て行け、だって…………」


雷「嘘を吐いて命令に背く艦なんていらない……」グス

雷「……お前の使えない姉と一緒にここから出て行け……」グス

雷「…グス……そう……言われたわ……グス……」

響「そ、そんな……まさか……」

雷「だから……海に出たのよ……グス」

雷「ごめんなさい響……グス、私の、私のせいで……グス」

響「…………」

響「いや、いいんだ雷……」

響「気づけなかった私が悪かったんだ……」

響「だから、だから、泣かないで……」ギュッ

雷「うっ……うぅ……」

雷「うわああああああああん」

響「もう、大丈夫。大丈夫。私がいるから……」

雷「……グス……ヒッグ……ありがとう……グス……響」ギュッ






響(…………)

響(……嘘、だよね)

響(…………)

響(……司令官)

救いはないのか……

渋にも羽黒が沈んだ足柄のフリをし続けている絵があったな

鎮守府 霧


雷『……ごめんなさい司令官。ずっと黙ってて』

提督『…………』

雷『信じてもらえないかもしれないけど、本当なの』

提督『…………』

提督『…………では、あの任務で沈んだのは電のほうだったと?』

雷『……はい』

提督『…………』

雷『…………』

提督『…………』

提督『……出て行け』

雷『!』ビクッ

雷『…………え』

提督『今すぐこの鎮守府出て行け』

雷『な、なんで……』

提督『嘘を吐いて命令に背く艦なんてこの鎮守府において置けるわけなかろう』

雷『…………』グスッ

提督『それにこんな大きな嘘をついて処分が無いわけがない事もわかるだろ』

雷『…………はい』ポロポロ

提督『あと、……ッ…お前の使えない姉も一緒に連れて……行け』

雷『!、そんなッ…グス…』

雷『ひ、響は、関係無い……』ポロポロ

提督『…………あいつもお前の姉妹だろ』

提督『………同じような事態が起こるのはまずいからな』

雷『そんな……響は…グス…そんなことしない…わ…グス…』ポロポロ

提督『…………正面海域を抜けた所で迎えが来るよう私が手配しとく』

提督『だから……さっさと行け……』

雷『で、でもッ…』ポロポロ

提督『いいから行け!!』バンッ

雷『ひっ……』ビクッ

雷『…………』ポロポロ

雷『…………』ダッ

ガチャ

バタン

提督『……………………』









提督『…………行かないでくれ』


ご飯食べに離脱します(´・ω・`)


今日はもうちょっと書けそうです(`・ω・)

待ってる

辛い……

雷ちゃん響ちゃんを助けるために追い出したか…


ふぃー長く離脱してしまったのですごめんなさい(´・ω・`)

今から書くっぽい(´・ω・`)

正面海域 中央部 霧


雷「…………グス」

響「…………」ナデナデ

雷「…………」

響「……もう大丈夫かい?」ナデナデ

雷「…………うん」

響「…………そうか、よかった」ナデナデ

雷「…………」

雷「……なんか響。お姉ちゃんぽいわね」

響「お姉ちゃんだからね」ナデナデ

雷「…………ねぇ響」

響「なんだい」ナデナデ

雷「そろそろ撫でるの……やめてほしいわ」

響「あ……ごめんよ」サッ

雷「撫で方が暁に少し似てるわね」

響「そうかい?別に意識してるわけじゃないよ」

雷「そう」

響「うん」

雷「……」

雷「ねぇ響」

響「なんだい?」

雷「……さっき、響が「なんで相談してくれなかった」って言ってたわよね」

響「……うん」

雷「それはね……」

雷「…………」

雷「…………たくなかったの」

響「……え?」




雷「嫌われたく……なかったのよ……」



響「…………」

雷「私は、暁を失って……電を失って……」

雷「このことを言ったら、今度は響も失っちゃうのかなって」

雷「そんなこと考えてたわ」

雷「響と一緒にいられるならこのまま電のままでいいかな、なんて思った時もあったのよ?」

響「…………」

雷「でもね、やっぱり、私は電じゃなくて雷として」

雷「響のそばにいたいって思った」

雷「だから、響に本当のことを話したの」

響「ぷっ、あはは」

雷「ちょ、なんで笑うのよ」

響「まさか雷がそんなことを気にしていたなんて」

響「だって、私がそんなことで雷のことを嫌いになるわけ無いだろ?」

雷「!……」

雷「そうよね……」

雷「うん……あたり前よね」

響「てっきり、私のことが嫌いだから相談してくれなかったのかと思ったよ」

雷「そ、そんなことの方が無いわよ!」

響「そうだね。……大丈夫、私は雷の事が大好きだよ。生きててくれて本当に嬉しい」

響「それに、電だってそう思っていると思うよ。

響「雷が生きていてくれて良かったと……ね」

雷「!」

雷「そう……よね……!」


雷「…………もう、また泣きそうじゃない」グス

響「よしよし泣くな泣くな」ナデナデ

響「!……あーうん、ほら泣くと」


響「一人前のレディーになれないわよ?」


雷「……ぷっ」

雷「今の暁のまね?すっごいよく似てたわよ」クスクス

雷「響がものまねなんて初めて見たわ」クスクス

響「…………もうやらない」

雷「えー、すっごい似てるのに」

響「……これは恥ずかしい」

雷「きっと喜ぶから今度、司令官に………」

響「………………」

雷「………………」

響「………………」

雷「……私達、どうなるんだろうね」

雷「……ごめんね響。私のせいで」

響「いや……いいんだよ」


響「でも、雷。」

響「司令官は本当に私達の事、嫌いになったのかな」

雷「……わからないわ」

雷「だけど……出て行けと言われたんだもん……きっと」

響「でも、私が知ってる司令官は……」

響「絶対にそんなことは言わない」

雷「…………」

響「雷、こんな言葉を知ってるかい?」


響「ヴェールヌイ」


雷「……知らないわ」

響「前、司令官にもらった本にあった言葉だ。」

響「この言葉はね、ソビエトって国の言葉で」

響「信頼できるっていう意味なんだ」











響「もう一度、鎮守府に戻らないか?」


ここで区切ります(´・ω・`)

ぜかましの如くとか言った割にはぜんぜん書けなかった(´・ω・`)

見てくれてれる人ありがとうすでのな!


明日はかけたら書きます(´・ω:;.:...

てかもっとイチャコラさせたい…

おつおつ
この世界でイチャコラできるのか……(困惑)


うん、イチャコラ無理だね(確信)

今からご飯まで書くのです。

鎮守府 霧


提督「…………」



コンコン

提督「……はい」


ガチャ

任務娘「失礼します」

提督「……状況はどうですか?」

任務娘「はい……現在この鎮守府に残ってる艦はありません」

提督「……そうですか」

提督「……響は……ちゃんと出て行きましたか?」

任務娘「はい、電さんと一緒に少し前に出発しました。」

提督「ちゃんと雷……あ、いや、電が連れて行ってくれたんですね」

任務娘「そのようです」

任務娘「……しかし、良いのですか」

任務娘「上にも内密で勝手に……」

提督「いいんですよ。」

提督「私はあいつらをこれ以上、危険な目に合わせたくないんです。」

任務娘「……でしたら鎮守府に留めておくほうが……」

提督「…………そうですね」

提督「でも、それは南西の戦線が保たれていたらの話です」

任務娘「……南西の戦線なら今も健在なはずでは?」


提督「……それがね、雷が沈んだ少し後に、陥落したんだ」





任務娘「!?……そんな、まさか!」

任務娘「上からくる戦況報告には南西はずっと健在……と、」

提督「……あそこが突破されたら我が国にとって致命的」

提督「大本営が隠したがるのはわかります」

任務娘「…………では、既に……ここは……」

提督「……お察しのとおりです」

提督「いつ敵が攻め込んできてもおかしくない状況なんです」

任務娘「そんな…………」


提督「下にある私の車を使って構いません」

提督「……ですから、任務さんも早くここから」

任務娘「提督は……提督はどうされるんですか!?」

提督「…………」

任務娘「まさか……」


提督「……私はここに残ります」


任務娘「!!」

任務娘「そんな!提督を置いて行くことなんて出来ません!!」


提督「……敵が攻めてくるからと言って逃げては敵前逃亡になります。」

提督「私も帝国軍人の端くれです。そんなことは出来ません。」


任務娘「で、ですが……」

提督「心配しなくても大丈夫です。」



提督「私は絶対に、死にませんから」



提督「……ほら時間がありません、早く」

任務娘「…………」

任務娘「……分かりました」

任務娘「絶対……もう一度会うと約束してくれるなら」


提督「……わかりました。約束します。」


任務娘「絶対ですよ。」

任務娘「では……失礼します」





ガチャ

任務娘「提督……」

任務娘「どうか、武運長久を……」


バタン


ごっはん~ごっはん~(´・ω・`)

食べたらもう少しだけ書きます(´・ω・`)ノシ

待つよ


戻った、書くのん(´・ω・`)

ブロロロロ……


提督「……行ったか」

提督「…………よっこいせ」キィ

提督「…………この椅子もずいぶんボロくなったものだ」キィ

提督「…………」


シーン…


提督「……約束、か」

提督「…………」

提督「私は何度約束を破れば気が済むんだろうか」

提督「…………」キィ

提督「…………霧が濃くなって来たな」

提督「……響達はそろそろ正面海域を抜ける頃かな」

提督「…………」

提督「…………敵前逃亡は出来ない。私も帝国軍人の端くれ……か」

提督「はは、なんて私らしくない言い訳だろうな」

提督「…………」


提督「…………」

提督「…………」

提督「なぁ、響……」

提督「…………」

提督「おーい、響?」




シーン…


提督「…………なんてな」

提督「…………」

提督「…………」

提督「なぁ響……」

提督「……もし再び会うことが出来たら、」

提督「その時は仲直り、しような」

提督「雷……」

提督「いや電の事黙ってて悪かった。」

提督「反省してる。」

提督「約束、破って悪かった。」

提督「反省してる。」

提督「それに雷には本当にひどいこと言ってしまった。」

提督「反省してる。」

提督「わけも分からず鎮守府から追い出して悪かった。」

提督「今、すごく反省してる。」

提督「だからな」

提督「お詫びといっちゃなんだが」

提督「なんでも好きなもの好きなだけ食べさせてやるぞ」

提督「食べ物だけじゃ足りないか?」

提督「そりゃそうか」

提督「そうだな、だったら何でも願い事叶えてやるさ。」

提督「そうだ、願い事といえば、私もひとつ響にお願いしたいことがあるんだ」

提督「響が、俺に返してきたお守りあっただろ?そう、あれだ」

提督「あれをもう一度つけて欲しいな」

提督「あれを響が私の机に置いていった時は少しショックだったんだぞ?」

提督「いいや少し、じゃないな。かなりショックだった。」

提督「一人でつけれなかったらまた私がつけてあげよう。」

提督「ああ、もちろん雷の分も買わないとな」

提督「そうしたら響怒るかな?」

提督「でもお姉ちゃんだから大丈夫だよな」

提督「でな、それをつけて」

提督「また私に見せて欲しいんだ」















提督「響の笑った顔を」












提督「…………」

提督「このまま何事も……」


ボン!!

ヒュウウウウウウウウウ……


提督「!!」






ドォオオオオオオオオオオオン!!!!


ビリビリビリビリ

提督「くッ……」





提督「そうは問屋がおろさないか……」


提督「ごめんな、響、雷。」

提督「やっぱり願い事叶えるのは無理かもしれないな」




ボン!!

ヒュウウウウウウウウウ……

提督「!!」








提督「響、雷……」


提督「生き抜けよ」


ドォオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!

今日はここまでにします(´・ω・`)ノシ

見てくれてる人ありがとうでち。

やっと終わりが見えてきたでち。

ハッピーエンドなんてもう一通りしかない……

ハッピーエンドなんてもう一通りしかない……

連投すいません

鬱ENDだけは…

提督さん……

飯の前にちょっと書いたから投下してご飯食べてくる(´・ω・`)

今日は少ししかかけないかも(´・ω・`)

正面海域 中央部


響「霧が濃くなってるな……」

雷「そうね……」

雷「…………」

雷「ねぇ響……戻ったら司令官怒らないかな……」

響「……さぁ」

響「怒る……かもね」

雷「…………」

響「でも、理由を聞きたいんだ。どうしてもね」

響「本心から出て行けなんて言う司令官じゃないって。そんな冷たい人じゃないって。」

響「私は今でも、信じてるんだ」

響「それに、」

雷「……それに?」

響「謝りたいんだ」

響「司令官に、謝りたい。」

響「雷が沈んだ時……いや本当は電か」

響「その話を司令官に聞いた時、私はひどいこと言ってしまったんだ」

響「それを、謝りたい。許してくれるか分からないけど」

雷「……大丈夫よ」

雷「……きっとあの司令官なら許してくれるわ」

響「…………」

響「なんだかんだ言って、雷も司令官の事信じてるじゃないか」

雷「……そうね、そうかもしれないわ」


雷「私もずっとあの鎮守府にいたから……」

ズン…



雷「!……ねぇ響、今なにか聞こえなかった?」

響「……いや?何も聞こえなかったよ」

響「何か聞こえたのかい?」

雷「……ううん、多分気のせいだわ」

響「そうかい?なら、いいけど

響「……そろそろ鎮守府湾の近くかな」

雷「そうね……」

雷「…………」

雷「……ねぇ、響」

響「なんだい?」

雷「司令官にね、会う前に話しておきたいことがあるの……」

響「……」

雷「あのね、電の事……話しても、いい?」

響「!……」

響「……もちろん。雷が話してくれるなら……」

雷「そう、ありがとう……」

雷「……じゃあ」

雷「話すわね」


戻った

ちょっと書く(´・ω・`)

鎮守府 霧


雷「大丈夫よ!私に任せなさい!」

提督「……本当にいいのか?」

提督「正直、かなり危険な海域だ……」

提督「……もっとよく考えたほうが」

雷「だから大丈夫だって!雷をもっと信用しなさい!」

提督「…………そうか」

提督「では……作戦日時まで待機していてくれ」

提督「以上だ。」

雷「はーい司令官」

雷「じゃあ私は部屋に戻るわね!」

提督「……おう、わざわざ来てもらって悪かったな」

雷「いいのよ別に、じゃあね」

ガチャ


バタン


雷「………………」




雷「……大丈夫、きっと大丈夫」

鎮守府内宿舎 霧



雷「……ただいま!」ガチャ

電「あっ雷ちゃん、お帰りなのです。」

雷「うん、ただいま!」

電「司令官さんの呼び出しは何だったのですか?」

雷「……あーうん、大したことじゃないわよ」

雷「いつも通りの近海の警備任務についてだったわ」

電「そう……なのですか」

電「いつ出撃なのですか?」

雷「3日後の夕方よ」

電「……3日後の夕方なのですか?」

雷「そうよ」

電「………」

雷「?……どうしたの?電?」

電「あっ、いや。なんでもないのです!」

雷「そう?……ならいいけど」

雷「そういえば、響はいつ帰ってくるのかしら」

電「そうですね、あと2、3日で帰ってくると思うのです」

雷「そうかー。出撃する前に会いたかったのに無理そうね……」

雷「まぁしょうがなわね、響も任務なんだから」

電「なのです」

電「じゃあ電は干したお洋服取り込んでくるのです」

雷「洋服洗濯したの?わたしも手伝おうか?」

電「大丈夫なのです。じゃあ行ってきます」

ガチャ

バタン

雷「…………」

雷「……暁も頑張ってんだからわたしも頑張らなきゃね」

鎮守府 霧


コンコン

提督「はい、どなたでしょう」

電「電なのです」

提督「電か、入っていいぞ」

電「失礼しますなのです」ガチャ

提督「どうした、電。執務室を訪ねてくるとは珍しい」

電「あ、えーと、今度の電の出撃する任務と日時を確認したくて来たのです」

提督「ああ、出撃日時の確認か。ちょっと待ってな」

提督「……電の出撃日は……えーと、ああ、コレだ」

提督「3日後の近海警備だ」

電「…………」

電「……時間は何時なのですか?」

提督「んー、そうだな。夕方くらいだと思う。ごめんな曖昧で」

電「…………別に大丈夫なのです」

電「じゃあ電はお部屋に戻るのです」

提督「ん、そうか。ではよろしくな」

電「了解なのです」



電「それじゃあ失礼するのです」

鎮守府内宿舎 ウス霧


雷「今日はずーっと嫌な天気だったわねー」

電「……なのです」

雷「暖かくなるといつもこうだもんね、やんなっちゃうわ」

雷「……なのです」

雷「……電?大丈夫?なんか暗いわよ?」

電「はわっ?!そ、そんな事無いのです!」

電「ちょっと考え事してただけなのです」

雷「ふーん。どんな考え事してたの?雷に相談しなさいよ」

電「そ、そんなに大したことじゃないないのです。」

電「……あと、雷ちゃん。3日後の任務は本当に警備任務なんですか?」

雷「!……う、うん、そうよ!警備任務よ!警備任務!」

電「……電になにか隠してることないですよね」

雷「あ、あるわけないじゃない!ど、どうしたのよ電」

電「……いや、なんでもないのです」

電「そろそろ寝るのです」

雷「そ、そうね。寝ましょう寝ましょう!」

電「じゃあ電気消すのです」

電「雷ちゃん、おやすみなさいなのです」

雷「おやすみ、電」


パチ

電「…………」

雷「………zz」

電「…………」

雷「………zzz」

電「…………」

雷「………zzz」

電「……雷ちゃん?」

雷「………zzz」

電「……寝ちゃいました?」

雷「…………」

電「…………」

電「…………」モゾ

電「…………雷ちゃん、ちょっと髪留め借りるのです」



ガチャ…


キィ…パタン

ごめんなさい寝落ちする勢いの睡魔なので寝落ちする前に

ここで区切ります(´-ω-`)zzz

大丈夫、鬱エンドは嫌いだからしないぜやったね響ちゃん

ハ、ハッピーエンドはすぐそこだぜ(寝言

未亡人エンドでもいいのよ?

電ちゃん…雷ちゃんの代わりに出撃したのか

やめろおおおお!!!(涙目)

ぐああああああ書き溜めが消えたああああああ

今から書きます(´;ω;`)

>>133
とか言ってバッドエンドに転換するんやろ?(ゲス顔)

>>134

は、はっぴーえんどだよもちろん

鎮守府 ウス霧

コンコン


提督「……はい」

電「……い、雷……よ」

提督「お、雷か。入っていいぞ」

電「……失礼……するわ」

提督「どうした、こんな時間に」

提督「いつもなら寝てる時間だろう」

電「え、えーと……」

提督「…………あの任務の事か?」

電「!……」コクコク

電「……作戦指令書を見せて欲しい、わ」

提督「……わかった。」

提督「…………これだ」

電「…………」ペラペラ

電「…………」ペラペラ

電「………!」ペラ

電「……ありがとう司令官」

提督「もう……いいのか?」

電「……うん」

提督「……で、どうする?」

電「……お昼の答えと一緒、よ」

提督「…………」

提督「……そうか。」

提督「……明日の昼には上官に、報告しに行かなきゃならない」

提督「それまでなら取り返しがつく」

提督「だから、やっぱり、行きたくない、と思った時はいつでも来いよ」

電「!……」

電「…………ッ」ダッ

提督「お、おい!雷!?」


ガチャ…バタンッ!!


提督「どうしたんだ急に……」

提督「…………」

提督「…………」

提督「……雷がノックしてくるなんて珍しいよな」

提督「……まさかな」

鎮守府宿舎廊下 霧ノチ晴


電「……」

電「……」

電「……あの任務の海域……危険海域のはず……なのです」

電「また、雷ちゃんは一人で……」

電「……はぁ」

電「…………」

電「……!」

電「……今日は、満月だったのですね」

電「…………」

電「…………本当にそっくりさんなのですね。」

電「見た目は同じなのに電は雷ちゃんみたいに強くないのです……」

電「……」

電「……あの、窓の中の雷ちゃん?」

電「聞いて欲しいのです。……電に内緒でまた一人で背負い込むなんてダメなのです。」

電「本当は雷ちゃんがすごく辛いこと電は知ってるのです。」

電「電に遠慮して元気でいることも知ってるのです。」

電「雷ちゃんは優しすぎるのです……少しは」

電「……少しは、電に頼って欲しいのです」

電「……」

電「……なんて、こんな事してるから雷ちゃんが電に頼れないのですかね、えへへ……」










雷「そんな事無いわよ。」






あーモデムのFW更新とかなんとかで投稿できぬ。

今日はここで切りますのん

全然進まない(´・_・`)

おっつん

このタイミングはホラー物( ゚д゚)


少し書くのん


電「!!」

電「い、雷ちゃん?!」

電「い、いつからそこに!?」

雷「えーと、そうね」

雷「窓の中の雷ちゃん?って所からね」

電「!……」カァー

雷「起きてみたら電は居ないし、私の髪留め無いし」

雷「どこに行ったと思ったらこんなところにいたのね」

雷「あと、私の髪留めも」

電「……ごめんなさいなのです」

雷「で、その格好だと、司令官のところに行ったのよね?」

電「…………」

雷「…………」

雷「……任務の事、聞いたの?」

電「…………なのです」

雷「……そっか、バレちゃったら仕方ないわね」

雷「で、なんで気づいたの?」

電「……雷ちゃんが3日後に近海警備に出るって言ってたですよね?」

雷「……そうね」

電「実は、3日後の警備任務は電が出撃する予定だったのです。それでちょっとおかしいと思ったのです」

雷「……そうだったの。タイミング悪いのか良いのかわからないわね」

電「……本当にあの任務に、出撃するのですか?」

雷「………………本当よ」

雷「もちろん、危険なことは承知の上よ!」

雷「でも、暁だってそんな危険な任務をこなしてたんだもん!」

雷「私達だって暁の妹なんだから、頑張らなくちゃ!」

電「…………」

電「……雷ちゃんは怖くは無いのですか?」

雷「も、もちろん!

雷「全然へっちゃらよ!」

電「…………」

電「……雷ちゃん」

雷「…………」

電「電は雷ちゃんの妹なのです。雷ちゃんのことを一番良く知ってるのは、」



電「電なのです。」


雷「!……」

雷「……」

雷「……そうね」

雷「…………」

雷「……怖いわよ」

雷「怖いに決まってるじゃない………」

電「…………」

雷「でも、逃げるなんて出来ないわよ……」

雷「だって……だって、怖いから出撃したくないなんて……」

雷「沈んだ暁に顔向けできないじゃない……」

雷「……」

雷「でも……でも……やっぱり……」

雷「怖い……」

雷「怖い、怖い、怖い……」

雷「行ってしまったら、もう二度と、電に、響に、みんなに会えなくなり気がして……」グスッ

雷「私、行きたくない……」ポロポロ

雷「行きたくないわよ……」ポロポロ


電「…………」

電「本当の事……、やっと言ってくれたのですね」

電「電は、すごく嬉しいのです」

電「ずっと雷ちゃんは電を気遣って元気さんで居てくれたのですよね」

電「今回の任務も、暁ちゃんの事も……」

雷「……」

電「すごく感謝しているのです」

電「……でも、誰だって悲しい時は涙を流すものなのです」

電「雷ちゃんだって同じなのです」

雷「!……」

電「無理しないで泣きたい時に泣いていいのです」

電「嫌なものは嫌と言えばいいのです」

電「怖かったら怖いと言えばいいのです」

電「本当の気持ちを隠さないで欲しいのです」

電「電は、もう弱くはないのです」

電「……さっきも言ったのです」








電「少しは電に頼って欲しいのです、雷ちゃん」

鎮守府湾入り口 霧


響「……あの電がそんなことを言ったのかい」

雷「うん、私もびっくりしたわ」

雷「で、そのあと、私は電に甘えちゃったのよね」

雷「お姉ちゃん失格よね、ホント」

響「……電はお姉ちゃんに頼ってもらって嬉しかったんじゃないか」

雷「…………だけど、結果は私の身代わりなってしまった」

雷「その事実は変わらないわ」

響「……」

雷「……それ以降はさっき話した通りよ」

響「……」

雷「やっぱり最低よね、私」

響「……」

雷「……」

響「……ねぇ雷」

雷「……なに?」

響「私は」

響「雷の事、大好きだよ」

雷「…………」

響「私はどんな事があっても雷のことを嫌いになんかならない」

雷「……」

雷「私にはこんなに妹想いの姉がいたのね」

雷「……ありがとう、響」

響「妹想いか……」

響「それは雷だってそうだろう?」

雷「!」

響「電のことを気遣って元気に振る舞ったり、夜いなくなった電をわざわざ探しに行ったり」

響「それに、」






響「あの任務を引き受けたのは、本当は電の為だったんだろう?」



雷「…………」

雷「……さすが響ね」

雷「そこまで見透かされるとは思ってなかったわ」

雷「うん、そうよ。本当は電の為に引き受けたの」

雷「もし、あの時、私があの任務を断れば、次に呼び出されるのは」

響「電だ」

雷「……そう。結局、裏目に出ちゃったけどね」

雷「響はホントに妙な所鋭いわよね」

響「少し考えれば分かるさ」

雷「でも姉妹なのに私と電の区別はつかなかったけどね」

響「くっ……それは、……ごめん」

雷「冗談よ、気にしてないわ」

雷「さぁ、そろそろ鎮守府湾に入るわね」

響「ああ、そうだね。もうすぐ鎮守府に到着する」




ズン……

雷「!」

雷「ね、ねぇ!今、なんか聞こえなかった?」

響「……聞こえた」

雷「何の音かしら……」

響「わからない……でも、これは……砲撃音?」

雷「砲撃音?そんなはず無いわよ、この真夜中に、ましては霧の中よ?」

響「……確かに」

響「…………」ゾク

雷「な、なにかしらね。霧のせいでどこから聞こえてくるのか全然わからないわ…」

響「……なんだろう少し嫌な予感がする」

響「……急ごう」

雷「そうね、いそぎま……しょ……」



雷「!!!」








雷「響!!!!!!!!!」



ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!



また明日書くっぽい(´・ω:;.:...

おつぽい

バッドエンドっぽい

乙っぽい!

おつ

今日で完結するかな

今日で完結するかな

今から書く(´・ω:;.:...

完結……出来るように頑張る

正面海域 外洋


??『……遅いな』


???『……そうだな、指定の時間からもう1時間は遅れてるか?』

???『私を待たせるだなんて偉くなったものだ』


??『……ふふ、しかし、貴様が人助けとは珍しいこともあるもんだな』


???『ふん、別に人助けのつもりは無いわ』

???『これは総合的考慮の結果の判断だ』


??『その、“総合的考慮の結果”とやらだけで、貴様が1時間も持つとは、思えんな』


???『…………』

???『……別に私見が入っているわけではない、あくまでもこれは“考慮の結果”だ』


??『私は私見が入っているなんて一言も言ってないが?』


???『…………』

???『……お前は昔からそうだな』


??『貴様は昔と随分変わってしまったがな』


???『……そうかね』


??『だが、今は少し昔の顔に戻ってる気がするぞ』


???『ふん、心外だね』

???『……しかし、遅い。遅すぎる。』


??『ここでわざわざ待つ必要があるのか?』

??『こちらから出向けばいいだろう』


???『…………』

???『……あるにはある』


??『ほう、何故だ?』


???『……この先は危険だからだ』



??『……は?』

??『ぷっ……くっ、あっはっはっは』

??『貴様はまさか、私を心配してくれているのか?』


???『違う!断じて違う!!』

???『私は無用な損害を被りたくないだけだ!』


??『あーそうか、あっはっは』

??『そういう事にしといてやろう、ふふ』


???『…………』


??『まぁ、そういう事柄がここに留まる理由なら』

??『私は大丈夫だ、心配要らぬ』

??『出迎えに行こうじゃないか』


???『……これ以上ここで待つことは出来ない』

???『現状を考慮して、一番迅速に我々の目標を達成するには』

???『こちらが動くしか無い』


??『ああ、了解したぞ』

??『それが“総合的考慮の結果”だから仕方ないな』


???『……ああ』

???『…………いけるか?』


??『ああ、勿論』







??『ビッグセブンの力、侮るなよ?』

鎮守府湾入口 ウス霧




ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!


響「…………つうッ」ガバッ

響「ら、雷撃?!一体どこから?!」

響「雷……?雷!大丈夫かい?!」

雷「……もう、もっと周りに気を配らなくちゃダメじゃない」

響「ごめんよ。雷のお陰で助かったよ、ありがとう」

雷「……大丈夫?身体、痛いとことか……無い?」

響「ああ、大丈夫だ。問題ない」

雷「そう……、それは……よかったわ……」

響「雷も大丈夫か…………い……?」

雷「…………ごめんね響」

雷「私、もう、動けないと思うわ」

響「雷!?……まさか!さっきの雷撃……」




雷「……直撃ね」



雷「甚大ね、被害。足がやられたから動けないの」

響「そ、そんな…………」

響「私を庇って……?」

響「くっ……大丈夫だよ、私がここから鎮守府まで曳航する!」

雷「…………無理ね」

雷「……私が沈むほうが早いと思うわ」

響「そんなことわからないじゃないか!」

響「私は絶対、雷を見捨てない!」

雷「……ふふ、ありがとう」

雷「でもね響……もう私はダメよ」

響「そんなことない!」

響「大丈夫!絶対大丈夫さ!」

響「ここでは雷は沈まない!」

響「絶対守る、私は雷を助ける!」

響「だから、もうダメなんて言わないでくれ」

響「もう誰も失いたくないんだ!」


雷「……」

雷「響……ねぇ響、聞いて?」


響「……なんだい?」



雷「私はね、最後に響に本当のこと打ち明けた時」

雷「響が私のこと嫌いじゃないって言ってくれて……」

雷「本当に嬉しかったのよ…………」

雷「……本当に、嬉しかった」

雷「私には響がいるんだ、ってそう思ったの……」

雷「もしかしたら……もとの生活に戻れるんじゃないかって……」

雷「そんな事思ったわ……」

雷「ああ……バチが当たったのね……、きっと……」

雷「でも、これで電に謝れるわね……」

雷「あのね響……」

雷「私も……、響のこと」

雷「大好き……よ……」

雷「だから……響は……









雷「生き……て…………」







響「違う、違うんだ。雷も生きるんだよ」


雷「……」


響「私も雷の事大好きだよ。さっきも言ったように大好きさ、だから雷、死んじゃダメだ」


雷「……」


響「雷……?ねぇ雷?」


雷「……」


響「返事してくれよ雷!!おい!!雷ったら!!!」

響「…………はは、冗談だよね、こんなの」

響「ねぇ、雷……そうなんだろ……?」

響「さっきの電の事みたいに、また私を騙してるだけなんだろ?」

響「ねぇ、雷」


雷「……」


響「……………嘘だ」

響「嘘だ嘘だ嘘だ」

響「雷!雷ッ!!!!!」

響「お願いだから返事してくれよ!!」





響「雷!!」




響「雷!」




響「雷……」




響「雷…………」




響「いか……づち……」




響「やめて、やめてくれ……」




響「……置いて行かないでくれ……」





響「私を…………………」














響「ひとりぼっちにしないでくれ……」








嘘ですもうちょっと続きます。

あした大雪だからあした書きます。

ほんと亀でごめんなさい生きててごめんなさい。

今週中に完結させます(´・ω:;.:...

ごめんね雷ちゃん

1おつっぽい、ここのおかげで毎日楽しみだわ

もっと亀なスレはいっぱいあるし、別に>>1の都合で執筆速度どうなろうと構わんさ
面白いんだし自信持ってええんやで

第六駆逐隊や金剛姉妹みたいな全滅せずに下手に一人だけ生き残るほうがその後の話がある分バッドエンド臭が凄まじいな
一・二航空戦みたいな文字通り全滅ならその時点か直前に終わるからまだある意味救いがあるっていう・・・

おつ。 いかづちよ!我が叫びを聞け!いかづちよ!

雪かきしんどい。

応援ありがとうなのです、これで頑張れるのです。

遅くなってすまぬ今から書くです。


響「…………雷」

響「ねぇ雷……」

響「…………」

響「もう私は、本当に……」

響「独り……」

響「…………」

響「…………」

響「…………」

響「…………あはは」

響「……もう…………」

響「…………どうでもいいや」

響「…………」

響「……」

響「…………私も」

響「…………みんなところに」

響「……」

響「……今から……行くよ」




響「…………探照燈、灯火」ガシャン

鎮守府湾入口 ウス霧


??『そろそろ正面海域を抜けて……』

??『鎮守府湾……』

??『……ここまで来ても発見出来ず、か』

??『なにかあった事には違わないだろうが……』

??『鎮守府からの連絡が無いとなると……』

??『急襲の可能性アリ……だな』

??『鎮守府急襲の可能性を考えればこの先は』

??『敵攻撃圏内……』

??『……ふん』

??『……電探も艦相手じゃ何の役にも立たん』

??『しかも……入り江と来たもんだ』

??『これ以上は……』

??『……困難か』

??『……』

??『仕方ない』

??『……途中で行き違った可能性を考えよう』

??『……そうとなれば回頭だ』

??『……ん』

??『……なんだ?あれは……』

??『…………!』

??『あれは……探照灯!?』

??『まさか勘付かれたか……?』

??『いやまて……光線が、動かない……』

??『…………』

??『まさか……』

鎮守府湾入口 ウス霧



響「…………」

響「……これでいいんだ」

響「……これで」



??「おい!!貴様!!何をやっている!!」



響「!」ビクッ


??「ここは敵の潜水艦の活動区域だぞ!」

??「探照灯を焚くなんぞ自殺行為に等しい!」


響「……」


??「お前が駆逐艦響だな?私はお前たちを迎えに来た。」

??「もう一人、駆逐艦雷は……」


響「……」


??「……そうか」

??「少し失礼する……」サワ

??「死んでる……か」

??「……お国のために散った。名誉のある戦死だ」

??「では、仕方ない。お前だけでも私と一緒に……」




響「……嫌だ」



??「……何?」



響「私は……」

響「ここにいる……」


??「何を言って……」

??「現状、ここは潜水艦活動区域なんだぞ?!」

??「……霧が出ている間にここ離れないと何時、敵潜水艦の攻撃にあうかわからないのだ」



響「……わかってる」

響「……だから」

響「…………ここに」

響「……雷と、ここに残る」


??「それじゃ、ただの自殺だ……」

??「……!」

??「……まさか、さっきの探照燈は…………」



響「……」


??「……ダメだ」

??「……そんなことは許されない、少し頭を冷やせ」

??「……姉妹を失って辛いのはわかるが、自殺なんて度が過ぎている」

??「しかも、私はお前らを本土に送るという任務がある」

??「だから、黙って私に付いてきてくれ」



響「……」

響「……いやだ」

響「私は……!雷と一緒に……!」

響「雷と一緒に!ここで死にたいんだ!!」

響「あの時……暁の時以来……」

響「バラバラになってしまった姉妹と……」

響「またひとつになれたんだ……」

響「……もうたくさんなんだ…………」

響「…………私はもう」




響「離ればなれになるのは嫌なんだよ!!!」





響「だからこのままここで」










??「いい加減にしろッ!!!!」バシーンッ!!










響「ッ!!」




??「貴様の勝手な都合で駄々をこねるんじゃない!!」

??「第一、貴様が沈んでなんになるというのだ!」

??「お前の姉妹は決してお前に沈んでほしくないと思っていたこともわからないのかッ!!」

??「後を追う?ふざけたことを言うんじゃない!!」

??「そんなことを考える暇があるのなら、国のため、沈んだ姉妹の為に出来る事を考えろッ!!」



響「…………」

響「……それでも、私は」

響「嫌、なんだ……」ポロポロ



??「……そうか。」


??「では仕方ないな……」

??「少々荒っぽくなるが、」

??「許せよ?」



響「!」

コキッ



響「……」バタン




??「…………」

??「お前の気持ちは、痛いほどよく分かる」

??「生きることが死よりも残酷に感じることがあるかもしれない」

??「でもな、死を選ぶことは、絶対に間違いだ」

??「だから今はどんなに辛くとも、前を向いて」



??「生きるんだ。」







??「…………曳航準備」

                |l ili l ili iliii|i|/  
                |l ili ili lilii i/  
                |l ili l ili iliii|
  ,-、              |li llil lil @il|  叩けるものは何でも叩く!
  \\           |liii 人 l lilil|
    \\  ∧_∧    |ii{´┴`}iiil      死ぬまで叩く!
 /// .\\( ^ν^ )  ※从三从三ミ/
 | | |   ⊂ (   つニ二二二二Σ>     死んでも叩く!
 \\\ /(/ノ\ \   ///| i|\
     / /_) (__)///__ゝ  \
     '、/      バシーン!バシーン!


今日はここで切ります。

雪かき疲れて眠い、また夜に書きます。

雪はよ融けてくれ。

乙ー!

乙っぽい!

ぽいぽい!

うおおおおおおおおおおおお…(号泣)

今から書きます。

(´・ω:;.:...

まってる

本土近海 晴



響「…………!」ガバッ

??「……気づいたか?」

響「…………」

響「…………ここは……?」

???「本土近海だ」

???「我々は今、本土の鎮守府に向かっている」

響「本……土……?」

響「……あなた達はいったい」

???「ん?教えてなかったいなかったのか?」

??「ああ、そうだったな。それどころでは無かったのでな」

??「……私は、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。」

響「長……門………?」

響「…………聯合艦隊旗艦」

長門「ああ、如何にも、そうだ」

???「元、だがね。今の旗艦は武蔵だ。……ああ、私は君の司令官の上官だ。」

響「……」

響「……雷は」

響「雷はどうなったんですか……」

長門「……」

上官「……沈んだよ」


響「…………」

響「……見捨てたんですか?」

長門「!……」

上官「……何を言っている、雷は長門が発見した時には

長門「いや、そうだ」


上官「!」


長門「極力危険を排除するとともに任務遂行の為、」

長門「深手を負った雷を私は残してきた」

長門「私が、雷を見捨てた」


響「…………」


長門「私が悪いんだ」


響「ッ……」ポロ

響「……」ポロポロ




長門『……………すまなかった』



響「!!…………」ポロポロ

響「……ッ」グシグシ

長門「…………何か言いたいのなら」

長門「遠慮せずに言ってもいいぞ……」

響「……………………」

響「………………」

響「……別に」

長門「何も無いのか?」

響「…………無い」

長門「本当か?何を言われようが私は怒らんぞ?」

響「……無い」

長門「!……」

長門「…………そうか」


上官「……ふん」

上官「無いと言っているだからそれでいいだろう」

長門「……ああ」

上官「……それと、」


上官「曳航を解け」



長門「!」

長門「だ、だが、それは……」

上官「帰路を急ぐためだ。早くしろ」

長門「しかし……」チラッ

響「……………」

上官「命令だ。曳航中止」

長門「……」

長門「……了解した」

長門「曳航を中止する」


響「…………」


上官「今から君は自由だ」

上官「我々はこのまま本土へ帰投する」

上官「ここからの判断は君次第だ」

上官「君の意思の通りに行動するがいい」


響「……」

響「……はい」


上官「……ではな」

上官「ああ、そうだ」

上官「……最後に一つ」

上官「伝えておかねばな」












上官「……君の鎮守府は壊滅した」








本土鎮守府 晴


上官「さぁ、帰投だ。遠距離ご苦労だった。」

長門「…………」

上官「……気になるか?」

上官「あの駆逐艦」

長門「……当たり前だろう!」

長門「あいつは自殺まで考えてるんだぞ?」

長門「何故、あそこで置いてきたんだ!」

上官「……あそこはまだ、敵の手が及んでないからな」

上官「攻撃される心配が無い」

上官「よって、護衛の意味は皆無と判断したんだ」

上官「自殺がどうこうは私達が考慮する案件ではない」

上官「以上だ」

長門「…………」

長門「提督よ……」

長門「……私の目を見て、もう一度言ってみろ」


上官「……」

上官「…………」

上官「……今のあいつには一人になる時間が必要なんだ」

上官「自分の身の振り方は自分で決めなくてはならん」

上官「いくら、私達が引き連れようとも、それはあいつ自身の解決には決してならない」

上官「ひとりで、冷静に、自身の心を見つめなおし、制御しなくてはならない」

上官「いや、制御しなくともいい、自身の中で境界線をつけるだけでもいいのだ」

上官「その結果、死に至ろうが、それはそれであいつ自身の答えで解決なのだ」

上官「先程も言ったが、それがあいつの答えだとするなら、私達が個人として口をはさむ問題では無い」

上官「この戦争はおそらくまだ続く」

上官「しかも、こちらは劣勢というわけだ」

上官「自身の中で自我を見失った奴はどちらにせよ沈む」

上官「私は、あいつを沈める気は無い」

上官「だから、あいつを置いてきた」

上官「私はね、あいつが、自分の意思で、ここに」




上官「この、姉妹やあいつの司令官がいない、この世界に」




上官「戻ってきてくれると信じている」


長門「…………」

長門「……そうか」

長門「一つ聞いていいか?」


上官「………なんだ」








長門「それは“総合的考慮の結果”か?」




















上官「いや、“私見”だ」










今日はここで区切るます(´・ω:;.:...

読んでくれた人、スパシーバ(`・ω:;.:...

спасибо за хорошую работу!

どうなってしまうんだ……


今から書くよ

本土近海 晴


上官『……君の鎮守府は壊滅した』

長門『!!』

長門『お、おい!それは今言う必要なかろう!!』

上官『いいんだ』

上官『いつか言わねばならんのだ』

長門『……』

上官『ああ、そうだ』

上官『それと長門、内火艇を降ろせ』

長門『……は?』

上官『やっぱりもう少し、こいつと話がしたい』

上官『二人だけでな』

上官『話は鎮守府に戻ってからでもいいが、このままでは、こいつは鎮守府に戻らんかもしれないからな』



長門『…………好きにしろ』




ザブン




上官『……話が終わったらすぐ追いかけるから、あまり遠くへは行くな』

長門『……ふん』

来たか




響『……』

上官『……これでよかろう』

響『…………どういうこと、ですか』

上官『あぁ、少し君と話がしてみたくてね』

響『……』

上官『あぁ、君の鎮守府の事か』

上官『……昨夜、敵艦隊の奇襲攻撃があってね』

響『!』

上官『だから君らがいたところは敵攻撃圏内にあったわけだ』

響『じゃあ、雷は……』

上官『敵の魚雷を受けたのだろう』

響『……』

上官『……もし、鎮守府に残っていたら』

上官『君も助からなかっただろう』

上官『いい指揮官に恵まれたな』

響『司令官……司令官は?!』

響『……司令官はどうなったんですか』

上官『……わからない』

上官『行方不明だ』

上官『大本営はあの鎮守府の放棄を決定した』

上官『捜索しようにも、今、あの付近は敵地だ』

響『……そんな』

響『もう……私は……』

響『本当に……独りに……』

上官『……』

響『もう生きている意味なんて……』

上官『……』

響『雷も……私が戻ったせいで……』

上官『……』


上官『なぁ、君』

上官『多々、思うことはある事はわかる、責任を感じることもな』

上官『だがな』





上官『自分自身の悲劇を憂う前に』

上官『少しは君の指揮官の願いを考えてみたまえ』




上官『あいつが命を賭けてでも守りたかったものが何だったのか』




上官『考えてみたまえ』






響『……』

上官『それが言いたかっただけだ』

上官『どうも、あいつの前ではこういうことを言えなくてな』

上官『あとはさっき言ったように好きにしろ』

上官『ああそうだ、これも言っとかねばな』

上官『あいつ……、長門が見捨てた、と言っていただろ』

上官『あれは、本当は


響『……わかってます』


上官『……そうか。ならいいんだ』

上官『……ではな』













響『司令官の……願い……』

本土近海 晴



上官『……戻ったぞ』

長門『……随分遅かったな』

上官『お前が離れすぎなのだ』

上官『こっちは内火艇なんだぞ』

長門『貴様が、二人で話がしたいといったから配慮してやったのだが』

上官『あまり離れるなと言っただろう』

長門『さぁ、覚えてないな』

上官『……』

長門『……で、何を話してきたのだ』

上官『……ふん』

上官『お前は独りだ、ということを伝えにいっただけだ』

長門『!!……貴様というやつは』

上官『あいつの事はもういい』

上官『即時帰投』




長門『……』

本土近海 晴


響『司令官の願い……』

響『……』

響『……わかってるさ』

響『でも……私に、生きる資格なんて無い』

響『雷は私の身代わりで沈んだ』

響『亡骸すら見捨ててきた』

響『しかも、私が戻らなければ』

響『雷は沈んでいなかった』

響『姉失格どころの話じゃない』

響『……』

響『暁に、怒られちゃうな』

響『私が姉なんだから、しっかりしなきゃいけなかったのに』

響『……』

響『……ごめんね、雷』

響『私も、すぐ、そっちへ……』

響『……?』ゴツ

響『……』

響『ポケットになにか……』ゴソ

響『……!』

響『これは……』

響『……電の髪留め?』

響『……』

響『……あの時、雷が私のポケットに入れたのか』

響『これは雷からの私に対する戒めかなにかなのかな』

響『はは……』

響『……』

響『……あの時』

響『あの時……雷は』

響『なんて言っていたっけ』


響『……』








――――――生きて






響『!……』

響『…………そうだった』

響『……』

響『私のせいで、雷は沈んだんだよ?』

響『それなのに、私は生きていいのかい?』

響『……』

響『……それに雷』

響『私はなんの為に……』


響『……生きればいいんだい』


響『……』

響『はは、こんな事を思うなんて』

響『心の底で私は生きたいと思っているんだろうね』

響『……なんでだろう』

響『なにか心残りな事があるのだろうか』

響『そんなはずは無いのにね』

響『私に……』

響『もう……』





響『生きる意味なんか』








――――嘘つき







響『!』


響『ああ、そうか』


響『そうだった』


響『これが心残りなんだ』


















響『私は、まだ司令官に謝ってないんだ』

1乙かな?途中だったら本当にごめんなさい

ぐああああああ寝落ちたあああああああ

(´・ω・)スマソ

ん?今なんでも書くって言ったよね?

今から書きませう。

今日は寝落ちしない(´・ω:;.:...

舞ってた

来たか

本土鎮守府 曇



秘書「――との、報告が」

上官「そうか、とうとうか」

上官「陸軍の被害は?」

秘書「……全滅、との事です」

上官「……そうか」

上官「またもや、玉砕か」

秘書「……はい」

上官「本土空襲も時間の問題だな」

上官「この状況、大本営はいつまで隠し通せるのか……」

秘書「海軍の損害ですが……」

上官「うむ」

秘書「まず軽微な損傷な艦は……」

上官「……報告は沈んだ艦だけでいい」

秘書「……はい」

秘書「この度の海戦での轟沈は、」

秘書「飛鷹、大鳳、翔鶴の航空母艦三隻とのことです」

上官「……それだけか?」

上官「いや、すまない。3隻もの被害を出したのだな」

秘書「……長門さんなら損害軽微との事です」

上官「……」

上官「……別にあいつ事などどうでもいい」

上官「……もう、下がれ」

秘書「最後に、この間、鎮守府に配備された駆逐艦の響さんなのですが」

上官「あいつがどうかしたのか?」

秘書「鎮守府には寄港せず戻らず、別の船団護衛に向かうとのことです」

上官「……そうか」

秘書「はい。では失礼します。」


ガチャ

バタン


上官「……」

上官「……そうか、無事か」

上官「……」









上官「よかった」

絶対防衛圏内洋上 晴



長門「……ああ、了解した」

長門「……飛鷹には悪いことをした」

長門「うむ、これより帰港する」

長門「……ん」

長門「すまんが、少し待っていてくれ」




長門「おい」

響「……」

長門「船団護衛、ご苦労だった。今から鎮守府に戻る、貴様も付いて来い」

響「……私は、このまま別の船団護衛に就きます」

長門「……なにを言っているんだ」

長門「明らかに疲労困憊だろう」

長門「そんなに身体で任務に就こうなど……」

響「……大丈夫です。どうぞ、お気になさらず」

響「……では」

長門「……」






長門「ああ、分かった」

長門「今行く」




長門「……私は、嫌われているのだろうか」

本土鎮守府 曇


長門「戻ったぞ」

上官「ご苦労、今ならドッグが空いているから入渠してこい」

長門「……」

上官「……なんだね」

長門「今回の海戦、期待に応えられなくてすまなかった」

上官「……ふん」

上官「別にいい」

長門「だが、これでこの本土にも危険が及ぶ」

上官「別にいいと言っているだろう」

長門「しかし……」

上官「……私は、お前が戻ってきたことで十分だ」

長門「……!」

長門「……すまん」

長門「私が言うのもなんだが、どうした提督」

長門「らしくないぞ。」

上官「……少しは労ってやろうと思っただけだ」

上官「……」

長門「……」

長門「……提督」

上官「……」



上官「……わかった。正直に言おう」

上官「あいつと話してから、少し意識が変わったのだよ」

長門「あいつ……響のことか?」

上官「ああ、そうだ。響だ。」

上官「お前も聞いていただろう?あいつの言葉」

長門「……」

長門「……まぁな」

上官「私は、あいつの言葉を聞いて」

上官「……お前が、ちゃんと生きていることがいかに幸甚かを認識するべきな気がしたのだよ」

長門「……そうか」

長門「昔のお前に戻ったみたいだな」

上官「……ふん」

長門「……幸甚、か」

長門「それは、私も提督に対して同じ思いだぞ」

上官「……」

長門「……それより、少し心配だ」

上官「……なにがだ?」

長門「響だよ。あれでは身体が保たんと言ったのだが」

上官「……そっとしておいてやれ」

上官「あいつは、今、戦うことで自分を保っているんだ」

上官「そして、生存を信じてな」

長門「……早くあいつの司令官の安否を確認せねばな」

上官「ああ、そうだな」







上官「まったく、世話のやける二人だ」

本土鎮守府 晴


コンコン

秘書『よろしいでしょうか』

上官『何だね、こんな時間に』

秘書『……それが、上官にお会いしたいという人がいらっしゃいまして』

上官『こんな時間にか?……また、時を改めてもらってくれ』

上官『今日、私は疲れているんだ』

秘書『それが……あ、ちょっと!』


ガチャ


上官『!』

上官『……君か』

上官『秘書君、君は下がりなさい』

秘書『え、は、はい』

秘書『失礼しました』


ガチャン



上官『……で』

響『……』

上官『……』

響『……』

上官『……よく、戻って来たね』

響『……』

上官『ああ、今のは別に嫌味ってわけではない』

上官『素直に、驚いているんだ』

響『……』

上官『君はもう、戻ってこないとばかり思っていたからね』

響『……』

響『……私は、司令官が生きていることを信じています』

上官『……』

響『だから……戦います』

上官『……』

響『いつか司令官に会う時まで……』

上官『……』

響『それが雷への償い、自分の生きる目的だと思って、戦います』

上官『……そうか』

上官『言いたいことは分かった』

上官『なら、うちの鎮守府にいるがいい』

響『……ありがとうございます』



ガチャ

バタン



響『!』

長門『……』

響『……』ペコ

トコトコトコ…





長門『……』



ガチャ


上官『!……ああ、お前か』

長門『……なにが、戻ってこないとばかり……だ』

上官『……』

上官『……聞いていたのか』

長門『素直に、戻ってくると信じてた、と言えばよかろう』

上官『……私が、信じていた、なんて言ったら重荷になるだろう』

長門『……ふむ』

長門『なるほどな……』

上官『だが、少し厄介だ』

長門『なにがだ?』

上官『あいつは、まだ司令官が“死んだ”と認めてない』

長門『……』

長門『実際に、まだわからんのだろう?』

上官『……確かにそうだが』

上官『限りなく死んでいるよ』

長門『……』

上官『……もし、死んだと認めたら』

上官『今度は本当に壊れてしまうかもしれないな』

長門『……だが、いつまでもあやふやもいかんだろう』

上官『わかっている……』

上官『安否確認をとる』

長門『……そうだな、それがいい』

上官『……』

上官『しかし……』

長門『どうした』



上官『わたしは、本当に極楽トンボだな』

今日はここで区切るます(´・ω:;.:...

読んでくれた人すぱしーば(´・ω:;.:...

また、明日、ダスビダーニャ(´・ω:;.:...

そうかマリアナ沖も終わったのか
壊れかけの響を直視するのがつらい

1乙、上官が運昇さんで再生される

運昇さんって近頃、人類は衰退しましたでしか見てないなw

今から書きませう(´・ω:;.:...

舞ってた、ジパングの運昇さんがかなりはまり役だった

来たか!

泊地宿舎 雨


ガチャ

響「……」

響「……お疲れ」

シーン

響「……」

響「……寂しいものだね」

響「……」

響「雷が沈んでどのくらいの時間が過ぎただろうか……」

響「……もう、半年くらいかな」

響「……」

響「……司令官」

響「……」

響「……」ウル

響「……顔でも洗おう」

キュッ…ジャーーーーー

響「……んっ」

キュッ

響「……」ゴシゴシ

響「……ふぅ」

響「……!」

響「……」

響「髪の毛……」

響「……」

響「帽子……被ってなかったからかな……」

響「……」

響「……司令官に褒めてもらったのに」



コンコン



響「!」

響「……はい」

雪風「あ、あの……ゆ、雪風です」

ガチャ

響「……なんだい?」

雪風「え、えと、あの、司令からの伝令で……」

雪風「至急、鎮守府に帰投せよ……との事です」

響「……」

響「……何故?」

雪風「ゆ、雪風にもわかりません……」

響「……そう、了解した」

響「明日、朝一で帰港する」

響「……わざわざ、ありがとう」

響「それじゃ……」

雪風「ま、待ってください!」

雪風「なんか、雪風も一緒に帰って来いとの事で……」

雪風「……出来れば響さんに随伴させてくれれば嬉しいのですが……」

響「……」

雪風「あ、いや!嫌ならいいんです!すいません!私ひとりで行きます!」

響「……いや、構わないさ」

響「いくら本土近海とはいえ単艦では危険だしね、随伴してくれると私も安心だ」

雪風「ほ、本当ですか!」

雪風「で、では、明日よろしくお願いします!響さん!」

響「……よろしく雪風」

響「あと、私の事は響でいいよ」

雪風「え、ええっ?!」

雪風「じゃ、じゃあ……響……ちゃん?」

響「……まぁ、それでもいいよ」

響「じゃあ、また明日」

雪風「はいっ!」


ガチャン






響「……」

響「……響ちゃん、か」

本土鎮守府 雪


上官「間違いないのかね……」

秘書「はい、再三、確認を取りました」

上官「……そうか」

上官「よく調べてくれた、ありがとう」

秘書「……いえ、それでは、失礼します」


ガチャ

バタン


上官「……」

上官「……よりにもよってこの状況でか」

上官「……さて、どうしたものか」

上官「……」

上官「長門の件もまだ片付いていないというのに」

上官「次から次へと……」

上官「……」

上官「貴様は本当に私を困らせてくれるな」

上官「こんな事になるなら貴様に変な注意をするんじゃなかったよまったく」

上官「……」

上官「……くそ」

上官「……私はなんて言えばいいのだ」










上官「貴様の生存を祈る娘に」


すまそちょっとしか書けんかった(´・ω:;.:...

ちょっと書き溜めてから来るようにします(´・ω:;.:...

おつ

1乙也

絶望しか見えない…

あかん、勤務中なのにホロリと泣いてしまった

ハッピーエンドが見えないのですがそれは…


書くよ(´・ω:;.:...

あまり書き留めてないけど(´・ω:;.:...

お、

泊地 晴


響「……」

響「……寒いな」

響「……」

響「……」

響「……本当に寒い」ブルッ

響「……」



タッタッタ

雪風「ひ、響ちゃーん!」

響「……!」

雪風「……はぁはぁ」

雪風「ごごご、ごめんなさい!!」

雪風「雪風、寝坊してしまいました!」

雪風「ほ、本当にごめんなさい!!」

響「そ、そんなに謝らなくてもいいよ」

雪風「で、でもこの寒い中……」

響「大丈夫、大丈夫……寒いの慣れてるから」

響「それより、早いところ出港しようか」



雪風「は、はいっ」


……

…………

………………


雪風「―――だったんですよ!」

響「なるほど」

雪風「でも――――が、―――で!」

響「うん」

雪風「―――だったんです!」

響「あはは、それはびっくりだね」

雪風「ですよね!雪風もびっくりしちゃいました!」

響「そういうこともあるもんんなんだね」

雪風「ですね!」

雪風「……」

雪風「……んー」

雪風「ちょっと意外です」

響「……?」

響「なにがだい?」

雪風「響ちゃんて意外とおしゃべりするんだな、と」

雪風「あ!いや!今までは少し近寄り難い……というか……」

雪風「決して悪い意味で言ったのでは無くて!」

雪風「もっと早くお知り合いになれてたらよかったな、と思って」

響「……」

雪風「ご、ごめんなさい……ちょっと馴れ馴れしかったですよね……」

響「いや、いいんだ」

響「……私も、もっと早く雪風と知り合えてたらよかったよ」

雪風「ほ、本当ですか!」

雪風「雪風、嬉しいです!」

響「……うん」

雪風「そういえば、響ちゃんはどこの出身なんですか?」

雪風「雪風は、佐世保です!」

響「私は舞鶴だよ」

雪風「あれ?舞鶴なんですか?」

響「……うん、そうだよ」

雪風「そうなんですか」

雪風「長門さんが随分気にしてたから、てっきり呉出身のよしみなのかと思ってました!」

響「呉は駆逐艦の建造はやってないからね」

雪風「あ!考えてみれば確かにそうですね!」

響「……それより、長門さんが私のことを?」



雪風「はい、この前、本土の鎮守府へ長門さんを護衛していった事があったのですが」

雪風「その時、響さんのお話をしてました」

響「……なんて?」

雪風「えーと、身体が心配とか思い詰めてる事とかが無いか心配とかですかね」

響「……」

雪風「あとは……あ、そうです、こんな事も言ってました」

雪風「私はあいつに嫌われてる……って」

響「!……」

雪風「えーと、響ちゃんは長門さんの事……その、苦手なんですか?」

響「……」

響「……いや、そういうわけじゃないんだ」

響「その……」

響「なんて話せばいいかわからないだけなんだ」

雪風「……なにかあったんですか?」

響「……」

雪風「あ……えと……む、無理に話してくれなくても大丈夫ですよ!」

響「……」

響「……その」

雪風「な、なんでしょう?」

響「……聞いてくれるかい?」



雪風「!」

雪風「も、もちろんです!」

響「……ありがとう」

響「南方が陥落して、私の鎮守府が放棄された事は知ってるかい?」

雪風「……はい、耳に挟んでいます」

響「……で、その鎮守府が放棄前に急襲にあったんだ。敵艦隊のね」

響「その時、私は、司令官の計らいで妹の雷と鎮守府から出ていたんだが」

響「私は司令官の計らいとは裏腹に鎮守府に戻ってしまった。」

響「鎮守府湾に差し掛かるときに妹の雷が、敵の雷撃から私をかばって被弾」

雪風「……」

響「その場で航行不能、沈没。……私のせいで死んだんだ」

響「その時に長門さんが助けに来てくれた」

響「私は……どうしても雷のそばから離れたくなくて雷にしがみついていたんだ」

響「それを見かねた長門さんに無理やり曳航されて」

響「……気づいたら本土近海だった」

雪風「……だから、長門さんを」

響「ううん、違うだ」

響「気がついた時、私は長門さんに言ってしまったんだ」

響「雷を“見捨てた”のか……ってね」


雪風「……」


響「雷のことはもうどうしようも無いことも分かってたのに」

響「自分のせいで雷を死なせてしまった責任から逃れようと言ってしまったんだ」

響「……」

響「……それだけならね」

響「それだけなら……」

響「……まだよかったんだ」

雪風「……どういうことですか?」

響「……その後、長門さんは言ったんだよ」

響「“すまなかった”と」

響「その時、私は思ったんだ……」

響「ああ、また護られてしまった……とね」

雪風「……」

響「……本当に弱いよね。私」

雪風「……」

雪風「……そんなことないですよ」

雪風「誰だっておんなじです」

雪風「雪風だって……」

響「……」

雪風「……不幸比べみたいでいやですけど、雪風の話も聞いてください」














雪風「姉妹の話では無いんですが、比叡さんという戦艦の話です」


き、今日はここまですぱしーば(´・ω:;.:...

雪風が最後の登場人物?です、もうすぐ完結(´・ω:;.:...

また明日ダスビダーニャ(´・ω:;.:...

1乙ビダーニャ

俺の最愛の艦の話がくるとは思ってなかったぜ
期待

ついに来たなケッコンカッコカリ

ケッコンカッコカリ来たね!!(´・ω:;.:...

今から書く(´・ω:;.:...

本土鎮守府 曇



長門「……そうか」

上官「……ああ」

長門「……」

上官「……」

長門「……もう下がっていいか?」

上官「……」

上官「……文句は無いのかね」

長門「文句を言えば、撤回してくれるか?」

上官「……」

長門「本音を言えば、承服しかねるが……」

長門「提督の命令だ。仕方あるまい」

上官「……」

長門「今の資材の状況も分かっているからな」

上官「……そうか」

上官「……理解してくれているなら、それでいい」

長門「では、私は、今から艦種変更だな」

上官「……ああ」

上官「特殊警備艦だ」

長門「……うむ」

長門「了解した。では、私は戻るぞ。」

上官「……ああ」



ガチャ

長門「……提督よ。」

長門「ありがとうな」

バタン





上官「……ふん」

>>1です、一瞬停電して書き留め飛びますた(´; ω:;.:...

ちょっち今日はキツイので明日また書き直しますごめんなさい(´;ω:;.:...

雪ひでー(´・ω:;.:...

マジかよ吹雪ちゃん最低だな

まじかよ那珂ちゃんのファンやめます。1乙ビダーニャ

着雪現象のせいやな
電線に雪が凍りついて アイスキャンデーのようになるから、強風で電線が切れやすくなる

って停電したのは一瞬か これは恥ずかしい

おつ

今から書くよ(´・ω:;.:...

山梨の雪やばそうね

本土外洋 曇



響「……比叡?」

雪風「はい、金剛型戦艦二番艦です」

雪風「……響ちゃんは、飛行場攻撃のこと知ってますか?」

響「金剛と榛名のやつかい?」

雪風「そうです」

雪風「比叡さんはその第二次攻撃として戦場に赴きました」

雪風「ですが、敵との艦隊戦になった時、集中砲火を浴びて」

雪風「その場で応急処置」

雪風「……」

雪風「……その後明け方でしょうか、雪風が到着した時」

雪風「比叡さんはまだ元気でした」

響「……」

雪風「……でも、そこからが地獄でした」

雪風「……」

雪風「夜が明けると、敵の航空隊が飛来して」

雪風「それはもう、本当に大変でした」

響「……」

雪風「お昼すぎあたりにですね、比叡さんを見に行ったら」

雪風「相当な深手を負ってましたけど」

雪風「まだ浮かんでいました」

雪風「……そう」

雪風「……浮かんでたんですよね」

雪風「それからしばらくして」

雪風「……」

雪風「……私は、比叡さんを沈めました」

響「……雷撃……処分かい」

雪風「そうです」

響「でも……雷撃処分は致し方ないよ」

響「雪風のせいじゃない」

雪風「……」

雪風「……本当に」

雪風「本当に、ただの雷撃処分ならまだ良かったんです」

雪風「実はですね、比叡さん」








雪風「まだ生きていたんです」

寝落ちしたか おつん

またまた寝落ちた……

ごめんなさい(´・ω:;.:...

1乙、かくいう自分も寝落ちした

(睡)魔を払う破魔矢を空母の子達に創ってもらおう

今から書く!

今日は寝落ちしないよ!!

魔ってた

!よたてっ待



響「!……まさか」

雪風「雪風もそう思って確認しました、何度も」

雪風「……でも、やはり、雪風の勘違いでした」

雪風「雷撃処分なんて死んでもやりたくなかったのに……」

雪風「……まして雪風は、生きている艦を沈めしてしまいました」

響「……」

雪風「……本当に気が狂いそうでした」

雪風「……なんで私は生き残ってしまったのだろうか」

雪風「……いっそ、さっきの海戦で死んでいれば良かった」

雪風「そんなこと考えてました」

雪風「……」

雪風「……なかでも」

雪風「一番堪えたのは、比叡さんに姉妹がいることです」

響「……姉妹」

雪風「……はい」

雪風「姉妹がいる艦を雪風は沈めてしまった、その重圧に押しつぶされそうでした」

雪風「もちろん、他の金剛型の皆さんは雪風を責めたりはしませんでした」

雪風「……それどころか、比叡さんはどちらにせよ沈んでいた、とか。上官命令だから致し方ない。とか……」

雪風「逆に雪風を気遣ってくれました」

雪風「比叡さんの事で雪風に言いたいことはたくさんあったはずです」

雪風「ようするに……」

雪風「……響ちゃんが言うように雪風は弱くて護られてしまったわけです」

響「……」




雪風「……でも、その時、金剛さんがこう言ってくれたんです」











『雪風が無事なだけでもホントに良かったヨ。比叡の分もその生命を大切にして欲しいネ』











雪風「……ああ雪風を護る為に言ってくれてるんだ、そう思いました。実際にそうだったのかもしれないです」

雪風「でも、その時……」






雪風「金剛さんは笑っていました」






雪風「……笑顔の裏には何か隠している感情あるのかもしれないです」

雪風「雪風のことを恨んでいるかもしれません」

雪風「……でも、その言葉で、雪風は、救われました」

雪風「私は生きているということをそこで実感しました」

雪風「そして、生きているということがこれほどにも幸せなことなんだと思いました」

雪風「……それに」

雪風「……護られて良かった、と思いました」

響「……」



雪風「……響ちゃん」

響「……」

響「……なんだい?」

雪風「響ちゃんがどんな心境で今まで歩んできたか」

雪風「雪風にはわかりません」

響「……」

雪風「……でも」

雪風「でもですね……」






雪風「響ちゃんは今、生きてここにいます」






響「!」

響「……そう……だね」

響「……確かに、そうだ」

響「言うとおりだ」







響「今、私は生きている」

この先はちょっとまとめて書きたいでち(´・ω:;.:...

かなり書き溜めてから書きに来ます(´・ω:;.:...

ダスビダーニャ

おつでち

おつだーにゃ

1乙

でじなーにゃ

間違えた、おつびだーにゃ

復活ダーニャ

やっと復活か

>>1消えちゃったかな?

ぶりゃーびち

>>270
復活に気付いてないだけということもある、気長に待とう

続きを切望する

待つビダーにゃ

まだでちか

ただひたすらに待つ

>>1!もう復活してるぞ!

まだなのか

舞ってる

ヤバい泣いた

はよおおおおおお

まだかね?

うおおおおおお

復活しねぇと放置してたら復活してた。

続き書いたtxtファイル探してくる

来やがった!
みんな>>1が来やがったぜ!

待ってたぞおおおおおおお!

・・・泣きすぎて目がやばい

>>1が来たか

生きてただと

うおおおおおおおおお>>1が来たか!

>>1復活!(今日中に再開するとは言ってない)

やべぇ続き書いてあったtxtファイル見当たらない……

もっかい書き直す

来たと思ったら書き溜め見失ってた!!
がんばってくれ!

がんばれ!がんばれ!待ってたぞおおおお

裸で舞ってた!

過去作とかあったら終了時に教えてくれないか

っしゃああああ! >>1復活おめ!

ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!

マダー?

一乙、新教はつきゅうか

ミスった・・・初休暇もらったので来たら再開してたでござる

まだかね

はよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン

はよ

蠕?▽

まだかね

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