聖杯戦争 (131)

其の者、白き鎧を纏いあらゆるものを護る


「お前が俺を喚んだわけ?」

「そうだよ。よろしくね」




其の者、誰よりも優しく勇者を導く


「ハハッ、君が僕のマスターかい?」

「......はい?」




其の者、狂気に満ちた眼で月を見上げる


「貴方が私のマスターですか?」

「どうやら、そういうことらしい」




其の者、全ての敗北者でありながら全てを覆す


「『残念だったね、最弱を引くなんてさ』」

「俺が最強なんだ。問題なかろう」




其の者、信頼を結びその身を鍛えあげる


「........」

「.......ネズミ?」




其の者、数多の知識を有し覚悟を宿す


「あんたが俺のマスターか?」

「......不幸だ」




其の者、己が信念を貫き進化し続ける


「問おう、お前が俺のマスターか?」

「ええ。よろしく頼むわ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390903758

聖杯戦争.....あらゆる願いを叶えると言われる聖杯をめぐって行われる争い


聖杯によって選ばれた七人の人間とそのサーヴァント達の熾烈な争いが始まる

視点安価>>4


1~7の数字で

7

「貴方のクラスを教えて」

「俺のクラスはライダー、名前を聞かせてくれ」

「私は暁美ほむら。よろしく頼むわライダー」

「おばあちゃんが言っていた。何事も本気でやらなければ意味を持たないとな」

「そう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クラス:ライダー
真名:???
マスター:暁美ほむら
属性:中立・善

パラメーター
筋力:C
耐久:C
敏捷:C
魔力:E
幸運:A+
宝具:A+

クラススキル
対魔力:D
騎乗:A+

保有スキル
カリスマ:D
単独行動:B

宝具:不明


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ライダー「それでマスター、どう動くつもりだ?」

ほむら「そうね。無理に深入りして危険な目にあたるのは避けたいわね」

ライダー「つまり、様子見....又は偵察か?」

ほむら「ええ。この街の何処かに他のマスターとサーヴァントがいるはず。相手の情報をいち早く集めるのが鍵になりそうよ」

ライダー「なら任せていろ。おばあちゃんが言っていた。何も言われずともやるべきことをするのが真の男だと」

ほむら「頼むわよ。ライダー」

ライダー「了解」ヒュン

ほむら「......バイク?」

ライダー「行ってくる」ブロロロロロロ

ほむら「.......隠密ってわかっているのかしら....」



ほむら「(魔女の気配もなく、時を止めてもソウルジェムが汚れる気配が無い。見滝原市とも違うようだし.......いったいどういうことなのよ)」

ほむら「(だけど、何でも願いが叶う聖杯を手に入れれば、今度こそまどかを.....)」




安価直下

1~6の数字

ライダー「....さて、夜の街にて怪しい人物を見つけたわけだが....」


「......」
「『.......』」


ライダー「あまりにも不用心すぎる...そしてなによりもあの二人....どす黒い力を感じる」

ライダー「....ここは下手な手出しをしないほうが良さそうだな....」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「『.....乗ってこないね』」

「ああ、敵もそこまで愚かというわけではないようだな」

「『どうする?ここで消しちゃうかい?』」

「.......いや、まだ泳がせておこう。消すくらいいつでも出来る」

「『凄い自信だね。羨ましいよ』」

「フン、スペックからして奴ら人間とは違うのだ。恐れることなどない」

「『まあ、そのせいで日中は活動できないけどね(笑)』」

「それすらも克服してみせる」

「『わぁ、すごいね(棒)』」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






ライダー「......金髪の外国人と黒髪の学生服の男二人組か........深追いするのは危険だな。このくらいで退散するとしよう」ヒュン

ライダー「!!?」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「......ほぅ、躱したか」

「『今何かした?』」

「なに、ネズミにナイフを投げてやっただけだ」

「『僕の目には何も映らなかったけど?』」

「仕方ないだろう。小手調べをしたが、雑魚ではないという事はわかったな」

「『まあ、戦ってもどうせ負けるだろうし逃げるなら逃しとこう』」

「そうだな」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ライダー「....なんだ今のは...突然ナイフが目の前に現れた.....まさか.....クロックアップか?」

ライダー「いや。それにしては早過ぎる。もっと違う何か........いずれにしても、あの二人組、強敵になるのは間違いなさそうだ」

視点安価直下

1~7
4、7抜きで

これは再安価しますね

次からは指定された場所が安価でない場合その下を安価としてかきます

視点安価直下

1~7
4、7抜きで

「ではよろしくお願いしますね。マスター」ピョコピョコ

「あ、ああ」

「どうしました?マスター」ピョコピョコ

「......何でもない。まずは君のクラスを教えて貰えるかな?」

「はい。クラスはアーチャーです」

「わかった。これからはアーチャーと呼ぶ。」

アーチャー「ではマスター、今日はどうします?」

「今日はもう寝るぞ。」

アーチャー「え?」





「慣れない召喚をしたんでな。少しばかり疲れている。この状態で戦闘を行っても返り討ちにあう可能性がある。だから休息を取るべきだ」

アーチャー「は、はぁ」

「なに、心配しなくとも明日は働いてもらう」

アーチャー「わかりました。」

「で、アーチャーの寝る所だが.....」

アーチャー「必要ありません。サーヴァントに睡眠は不要なのです」

「そうだとしても女性を置いて睡眠を取るなんて出来ないのでな。アーチャーも寝ろ」

アーチャー「そ、そうだとしても....」

「それとも何か?俺に襲われるとでも思っているのかい?」

アーチャー「ば、馬鹿言わないで下さい!!」

「冗談だ、本気にするな」

アーチャー「......」

「あっちの部屋を勝手に使ってくれ。ちゃんと寝ろよ?」

アーチャー「.......もし、休んでいなかったら?」

「それは明日のお楽しみだ」

アーチャー「.........」



安価↓2

明日になるか他の視点をするか

他の視点の場合は1,2,5,6の数字の中で一つ

「........」

「........」

「........」

「........と、とりあえず。来てくれてありがとうな」

「........」





「.....(おい、どうするよ。予想外な生物が来ちゃったよ)」ヒソヒソ

「(ふむ、吾輩としても噂に聞いていたような者が召喚されずに少し困惑してる)」ヒソヒソ

「(ってか、本当に何でも願いは叶うんだろうな?その聖杯ってのは)」ヒソヒソ

「(それについては保証しよう。そういう話を聞いた)」ヒソヒソ

「(まあ、しゃあない。あいつが帰れるようになるかもしれないんだ。あいつには内密にこの戦いを続けなきゃな)」ヒソヒソ

「(ああ、それがいいだろう)」ヒソヒソ

「(それにしても喋らないな。このネズミ)」ヒソヒソ

「(ふむ、話が通じない所をみると、恐らくは狂戦士なのだろう)」ヒソヒソ

「(なるほど、わかった)」ヒソヒソ




「なあ、お前ってバーサーカーか?」

「.....ぴか」

「そのようだな」

「ま、まあよろしく頼むぜ。俺は藤原夢路だ」

「吾輩は探求者(チェイサー).....ジョン・ドゥだ」

バーサーカー「....ピカチュウ」

夢路「なんだ?ピカチュウって名前か?バーサーカー」

バーサーカー「ぴかぴ」

ジョン「それがその者の真名のようだな。だが、他のマスター達に知られるのは避けるべきだな」

夢路「じゃあ、普段はバーサーカーって呼んだらいいんだな」

ジョン「それがいいだろう」

夢路「間違っても食うんじゃねえぞ。ジョン」

ジョン「心配するな。吾輩はネズミは好かん」

バーサーカー「......」

あちゃあ、安価見間違えちゃったよ。1もやるね

「お前は聖杯にどんな願いをするつもりか答えるべき」

「僕は聖杯に願いはしないよ」

「....おいィ?いったいどういうことですかニィ?」

「僕は聖杯を壊すつもりさ」

「....はやくもこの戦争は終了ですね」

「で、君のクラスを教えてくれないか?」

「ナイトに決まっているだろ。」

「.....セイバーだね」

セイバー「おいィ!?」

「僕はハリー・ポッター。魔法使いさ」

セイバー「....つまり俺はお前のメイン盾としてこのクエに酸化すればいいんだな?」

ハリー「早い話がそういうことだね」

セイバー「ほう、経験が生きたな。おれのマスターになることでこのクエを勝ち進むのは確定的に明らか」

ハリー「よろしく頼むよ。セイバー」

クラス:アーチャー
真名:???
マスター:???
属性:混沌・善

パラメーター
筋力:C
耐久:D
敏捷:B+
魔力:B
幸運:B+
宝具:C

クラススキル
対魔力:D
単独行動:B

保有スキル :不明

宝具:不明

クラス:バーサーカー
真名:ピカチュウ
マスター:藤原夢路
属性:秩序・狂

パラメーター
筋力:D
耐久:D
敏捷:A+
魔力:E
幸運:A
宝具:B

クラススキル
狂化:D

保有スキル :不明

宝具:不明

クラス:セイバー
真名:???
マスター:ハリー・ポッター
属性:混沌・中立

パラメーター
筋力:A
耐久:EX
敏捷:D
魔力:B
幸運:C
宝具:A

クラススキル
対魔力:A
騎乗:C

保有スキル :不明

宝具:不明


今日はここまでです

夕方から始めるので、今の間に視点安価↓
1~7の数字で

2日目以降の視点は日毎に固定です

ライダー「マスター。他のマスターには気をつけるべきだな」

ほむら「わかっているわよ。で、霊体化して付いてくるの?」

ライダー「ああ。おばあちゃんは言っていた。いついかなる時も女を守れるのがいい男なのだと」

ほむら「わかったわ。他のサーヴァントを見かけてもすぐに攻撃を仕掛けないで頂戴」

ライダー「わかった」


ライダー「で、今日は何処へ行くんだ?」

ほむら「学校よ」

ライダー「そうか。しっかりと学ぶのが良いぞ。マスター」

ほむら「(まどかがいるのかどうかだけでも確かめなければいけない)」

ー学校ー


先生「喜べ野郎共、美少女の転校生が来たぞ!」

「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」


ほむら「......(騒がしい)」

先生「じゃあ暁美ちゃん。自己紹介をして下さい」

ほむら「.....暁美ほむら」


「クール系女子っぽいな」ヒソヒソ

「すんげえ可愛いな」ヒソヒソ

「あの冷たい目で蔑まれたいわぁ」ヒソヒソ


ほむら「.....(まどか達はいない....それどころか知っている生徒がいないわね)」

先生「じゃあ、あそこの後ろの席が暁美ちゃんの席ですよぉ」

ほむら「わかったわ....(それにしても小さな先生ね)」ガラガラガラ


「すいません!遅れました!」

先生「まったく、何やってるですか。上条ちゃんは」

ほむら「(....上条?)」チラッ

上条「いやぁ、寝坊しちゃいました」

先生「次遅れたらスケスケミルミルですよ」


「ええなぁ。かみやん。僕も小萌先生の個人授業受けたいわぁ」

「中学生で補修ってのもおかしな話だけどにゃぁ」

ほむら「.....(...上条恭介じゃないわね)」

上条「ん?お前誰だ?」

ほむら「私は暁美ほむら。転校生よ」

上条「そうか!よろしくな暁美」

ほむら「ええ。よろしく頼むわ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ライダー「.....ふむ、あの男はマスターでは無さそうだな。サーヴァントも連れてはいないようだし、魔力も感じない」

ライダー「この学校には他のマスターはいないようだな」

ほむら「(.....やっぱりおかしいわね。何故私が3年生なのかしら)」

ほむら「(.....授業で覚えるしか無い...か)」


ライダー「(頑張るのだ。マスター)」


ほむら「(何故か、母親のような視線を感じたわ)」

ー昼休みー


「かみや~ん、今日の昼飯はどないするん?」

上条「えっと、今日は....」ガラガラガラ

「当麻、弁当持ってきたよ」

ほむら「!?」

上条「お、悪いな。さやか」

「ホンマ羨ましいなぁ、かみやんは」


ほむら「(いったいどういう事!?美樹さやかがいるって事はやっぱり見滝原市なの?ここは)」


さやか「ん?あんた見ない顔だね」

上条「ああ、そいつは今日転校してきた暁美だ」

ほむら「暁美ほむらよ。よろしく」

さやか「そうか転校生か、よし!じゃあ私が放課後にこの街を案内したげるよ!」

ほむら「残念ながら、今日は用事があるの。また今度頼むわ」

さやか「そっかぁ、じゃあ当麻。一緒に遊ばない?」

上条「悪いな。知り合いの手伝いしなきゃいけないんだよ」

さやか「仕方ない。杏子と食べ歩きでもするかぁ」ガラガラガラ


ほむら「(.....美希さやか...発言からすると佐倉杏子もいるようだけど....やっぱりまどかや巴マミもいるのかしら)」

ほむら「(今回はあまりにもイレギュラーが多すぎる。聖杯戦争の事もあるし、慎重に行くべきね)」

ほむら「(それにしても、ライダーの気配がしないけど、何処で何をやっているのかしら)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー食堂ー


「あんたやるね!」

ライダー「おばあちゃんは言っていた。料理の味を決めるのは下準備と手際のよさだと」

ライダー「これだけの下準備がされているんだ。相応の手際で応えなければ失礼だ」

「いい事言うね、あんた。」

ライダー「俺は天の道を往き、総てを司る男。俺の言葉は世界の真理と同義だ」

ー放課後ー


ほむら「で、学校には他のマスターは居なかったのね」

ライダー「ああ、初めからいないのか、うまく隠れてるのかはわからなかったがな」

ほむら「.....そう」

ライダー「それと、学食のレベルが高かったぞ」

ほむら「....あなた、何やってるのよ」

ライダー「いついかなる時でも、料理とは触れているべきだ」

ほむら「.....もういいわよ。だけど、あまり目立たないように」

ライダー「わかった」



2日目終了


視点安価

直下のコンマ1桁の数字が1~7以外の場合は安価↓

3日目


アーチャー「で、今日はどうします?マスター」

「昨日で2人のマスターを確認した。両者ともそこまでの実力はなさそうではあったが」

アーチャー「油断は出来ませんね」

「ああ」

アーチャー「今日も情報収集をしますか?」

「そうしたいが」

アーチャー「......着ぐるみはもう嫌ですよ?」

「......そうか。いい作戦だと思ったんだがな」

アーチャー「確かに不自然無く出来たでしょうけど、恥ずかしいですよ。あれ」

「.....地道に探すしかない...か」

アーチャー「そうですね」

「....じゃあアーチャーは留守番していてくれ」

アーチャー「何故です?マスターお一人では危険では?」

「万が一俺と同じような能力を持っている奴がいる場合は、一緒にいるほうが危険度は増す」

アーチャー「......」

「それに、曲がりなりにも暗殺者だ。そこいらの魔術師達には引けをとらないさ」

アーチャー「.....わかりました。ですが、危険だと思えばすぐにでも令呪を使って私を呼んでくださいね」

「わかったよ」


数字安価
直下のコンマ1桁の数字が1~7以外の場合は安価↓

すいません。3も安価↓で

再安価


直下のコンマ1桁の数字が1~7以外または3の場合は安価↓

「.....この街は随分と活気があるように見えるが.....」

「(少しばかり瘴気を感じるな....)」

「ん?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「..........」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「(.....あの子供....気配を薄くしているな.....)」

「(...微量に魔力も視える.....マスターか?それとも、無関係な魔術師か?)」

「(.....追跡するか...)」

ー16:00ー

「(.....ずっと街を歩きまわっているが....何かを探しているのか?)」

「(....他のマスター....というわけではなさそうだな....しきりに地面を見ている)」

「(.....誰か、子供に近づいていくな.....学生服の男だが....)」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「で、見つかったか?」

「ダーメだ。ここらの霊脈はいいんだが、もう少し大きな霊脈が欲しい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「(....何を話しているかはわからないが....仲間か?.....それにしては魔翌力が視えないが....)」

ー18:00ー

「(.....人通りの少ない場所に二人で向かっているな....)」

「(日も落ちた....周りに一般人も居ない.....)」

「......仕掛けるか」

ナイフを片手に立ち上がり、二人を見る

片方は気配を隠し、魔力を少し感じる子供

片方は気配は隠さず、魔力を微塵にも感じない学生

脅威になりそうなのは子供だが.....

前のご主人の命令とは言え、女子供に襲いかかるのはいけない

ならば、狙うは学生服の男


距離にして43m

これならば、一呼吸で接近出来る


「疾!」


距離を詰める

時間にして2秒

相手に補足される前にその首を切断出来る
















そう思っていた

結果的に言うと、失敗した

突如現れた女

学生服のような服を着た女が突如現れ、男を守っていた


「.....ちっ」


距離を取る

今の現れ方は余りにも不自然だった

あの女からは魔力を視る事が出来る


何かの魔法で転移でもしてきたのだろう....





ーー目の前に手榴弾があった


「っ!!」


斬る

その後に再度距離を取った


今のは可笑しい。転移にしては爆発するタイミングが絶妙過ぎる


ならば考えられる現象.....時間干渉?


厄介だな。

男の方は唖然としていた。

突如繰り広げられる戦いに驚きを隠せないようだ

子供の方は、何処からだしたのかはわからないが、槍を構えて男の側にたっていた


もし、奴らが聖杯戦争の参加者ならば、マスターはあの男でサーヴァントがあの子供なのだろう

ランサーか?


男の魔力が視えないので、その線も薄いが....


それより今は目の前の女だ

子供が女も警戒している所を見て、仲間というわけではないだろう....


それに、この女のサーヴァントは男だったのは確認している


昨日の今日で戦闘になるとは思いもよらなかったな


ほむら「....あなた、彼に何の用よ」

「.....なに、暗殺者として....聖杯戦争の参加者として、不確定要素を排除するのは当然だろう?」

ほむら「...彼は一般人...というわけではなさそうだけど、クラスメイトを襲うって言うのなら攻撃されても文句はないわよね」


.....後ろにいるな

昨日一緒に居たサーヴァントか....

やれやれ、2日目にこうピンチになるとはな


だが、まだ令呪は必要ない


この程度、くぐり抜けるのは出来なくはない




【変身】




声が聞こえた

その後に感じる大きな力.....


後ろを見ると、そこには仮面をした何かが立っていた

瞬間的に感じる

あれには勝てない
しかし、それと同時に感じるあの高揚感

紅赤朱との戦いを彷彿させるその威圧感


自然と笑みを浮かべる


世界が継接ぎに成る

奴との戦闘で目覚めてしまった魔眼が自身の脳を侵してゆく


「.....随分と怖い力を持っているようで」

ライダー「確かに、マスクドフォームといえど、人間相手には荷が重いだろう」

「だが、面白い」

ほむら「貴方もマスターなら自分のサーヴァントを召喚したらどう?」

「.....いや。遠慮させてもらう」

ライダー「それは俺達を相手にするには一人で十分だと言うことか?」

「さぁてね。まあいい。4体1、数と戦力には文句のつけようのない差があるが、簡単には獲られるようなヘマはしないさ」

「構えろ。そして答えろ。お前は一体何人殺してきた?」

「その質問に意味なんてないな。だってそうだろ?俺には殺しとは生きる事と同義なんだから」

「はっ!やっぱりな。血の匂いが染み付いてやがる」

ほむら「まったく、仕方ないわね。上条くん、ここは共闘といきましょう?」

上条「あ、ああ」





「吾は面影糸を巣と張る蜘蛛ーーーーーーようこそ素晴らしき惨殺空間へ」

 最初に仕掛けてきたのは槍を構えた子供

 恐らくはサーヴァントであり、その身体能力と得物からしてランサー

 槍の間合いは広く、剣で挑むのなら通常3倍ほどの力量差が無いと勝てない


 そう、通常なら.....


 「なに!?」


 俺の立っていた場所に槍を突き刺し、一度回避した俺に迫撃を仕掛けてきたのは賞賛に値する



 だが、それはフェイク


 一瞬の体重移動により、俺が右へ回避したように見せかけ、実際には真逆の左へ回避している
 これくらいはまだ、普通の戦いで収まるだろう


 それに、その程度でサーヴァントが驚く事もない
 故に、驚いていたのは別の理由がある


 おれが槍を殺したのだ


 本当は腕の一本を[ピーーー]つもりだった

 だが、驚異的な反射神経を持つサーヴァントを前にそれは不可能であった
 せめて、得物くらいは破壊しておくべきだと殺したわけだ


 しかし、思わぬ好機が出来たな
 突然の槍の崩壊に隙が出来ている


「余所見は命を落とすきっかけとなる」


 斬りかかる
 その刃はサーヴァントといえど必殺の威力を持っている


 しかし、そこで紫色の魔翌力が拡がった
 あの少女からだ

ー時間停止ー


 中学生あたりが考えだす最強の能力
 
 しかし、何に対しても弱点はあるもので....

 
「甘い!」

ほむら「.....よく防いだわね」


 簡単な話だ。時間停止から、その攻撃が来るまでに僅かながらラグが生じている。それを防げないようでは暗殺者として名折れとなるだろう


「そこだ!」


 子供が地面に手を付いた
 地面が帯電したように光る。何かが飛び出してくると察知し、後ろに跳んで距離を取る

 丁度さっきまで俺がいた場所に、地面が鋭利な形状になって襲いかかってきていた

 ふむ、これは先程の考えを改めなければいけないな。


ーーこいつは、キャスターだ

 最初に仕掛けてきたのは槍を構えた子供

 恐らくはサーヴァントであり、その身体能力と得物からしてランサー

 槍の間合いは広く、剣で挑むのなら通常3倍ほどの力量差が無いと勝てない


 そう、通常なら.....


 「なに!?」


 俺の立っていた場所に槍を突き刺し、一度回避した俺に迫撃を仕掛けてきたのは賞賛に値する



 だが、それはフェイク


 一瞬の体重移動により、俺が右へ回避したように見せかけ、実際には真逆の左へ回避している
 これくらいはまだ、普通の戦いで収まるだろう


 それに、その程度でサーヴァントが驚く事もない
 故に、驚いていたのは別の理由がある


 おれが槍を殺したのだ


 本当は腕の一本を殺すつもりだった

 だが、驚異的な反射神経を持つサーヴァントを前にそれは不可能であった
 せめて、得物くらいは破壊しておくべきだと殺したわけだ


 しかし、思わぬ好機が出来たな
 突然の槍の崩壊に隙が出来ている


「余所見は命を落とすきっかけとなる」


 斬りかかる
 その刃はサーヴァントといえど必殺の威力を持っている


 しかし、そこで紫色の魔力が拡がった
 あの少女からだ

ー時間停止ー


 中学生あたりが考えだす最強の能力
 
 しかし、何に対しても弱点はあるもので....

 
「甘い!」

ほむら「.....よく防いだわね」


 簡単な話だ。時間停止から、その攻撃が来るまでに僅かながらラグが生じている。それを防げないようでは暗殺者として名折れとなるだろう


「そこだ!」


 子供が地面に手を付いた
 地面が帯電したように光る。何かが飛び出してくると察知し、後ろに跳んで距離を取る

 丁度さっきまで俺がいた場所に、地面が鋭利な形状になって襲いかかってきていた

 ふむ、これは先程の考えを改めなければいけないな。


ーーこいつは、キャスターだ

 槍を使うサーヴァント、ランサーにしてはあまりにもその得物が普通すぎた
 強いて言うのなら石槍

 先程のように、地面の形状を変えたところをみると、石を槍状に変化させたと見るのがいいか....

 それにしても、キャスターが近接戦闘も出来るとは思わなかったが、これは面白い


 次々と襲いかかる石の刺を半身で躱す



ーー紫色の魔力が拡がる


 再度の時間干渉
 俺は周囲からなんらかの攻撃への迎撃の準備をする


「そこだ」


 背後
 今にも俺を殴りかかろうとしていた制服姿の男に斬り付ける
 なるほど、術者だけでなく他の者も動けるというわけか
 後、一つ気になるのは奴の右手だけ死が”視えない”ことだ
 何故だ?無機物であろうとそれに死があるのなら視える筈だ。視えないということは奴の右手の死を理解できていないということ。つまり、奴の右手はなにかしらの異常な産物なのだろう

 そう思考していた刹那、悪寒が走った


ライダー「ふっ!」


 なんてことはない、近づいてきた仮面の者が殴りかかってきたのだ
 なんとか躱す事は出来た


 しかし、今ので確信する
 この攻撃は受けてはいけない
 紅赤朱以上の腕力が感じられた
 情弱な人間の身体では到底耐えることなど叶わない


ーーやはり、分が悪い


 他の3人の攻撃はあまり危険視しなくてもいい
 だが、アレだけは別だ

 こちらも一撃必殺を技を持ってはいるが、如何せんこの人数差.....このままでは負けることは必至


ーーここは退くか


 そうと決まれば早い
 地面を殺す

 岩盤が崩壊し、どんな相手だろうとその状況に隙が出来る


 相手がこちらから意識を話した刹那、俺は自身の出せる速度を持ってその場を離れる















 離れる間際、黄色い男と異形な者が一瞬見えた

というわけで3日目終了

4日目の視点安価
数字安価
直下のコンマ1桁の数字が1~7以外の場合は安価↓

上条「まだ痛いな」

「大丈夫か?」

上条「いきなり2連戦だったしなぁ、ナイフで少し斬られたし」

「暫くは戦闘は避けたほうがいいだろうな」

上条「だけど、魔力は大丈夫なのか?キャスター」

キャスター「ああ。まだ当分は大丈夫だろうけど、とっとと霊脈見つけないとこのまま消えちまうな」

上条「悪いな。魔力の供給すらできなくて」

キャスター「それは言わない約束だろ?」

上条「だけど、俺にあたったせいで、最初から聖杯戦争にも参加出来ないんだし」

キャスター「別にいいさ。そこまで叶えたい願いなんて今更無いしな」

上条「そうか。悪いな」

キャスター「いいって、別に」




上条「じゃあ、学校行ってくるわ。終わったら俺も霊脈探しを手伝うけど」

キャスター「助かるぜ」

上条「(それにしても、暁美が聖杯戦争に参加しているとはな。驚きだ)」

上条「(あとは、他のマスターはあんな危険な奴がいっぱいいるのか)」

上条「(ナイフで信じられない動きをする男と、時間を止めてくる男.....暁美の方は暫くは手を組む事にもなったしな)」

上条「(昨日は暁美のサーヴァントのお陰で助かったけど、次に会ったら上条さんでは勝てる気がしないですよ)」

上条「(令呪も一瞬で消えちまったし、キャスターとの繋がりもない)」

上条「(キャスターは俺のことをマスターって呼んでくれるけど、実際もうマスターじゃないんだよな)」

上条「(あいつに単独行動のスキルが無ければもう消えちまってたらしいし、とっとと魔力を補充できるようにしてやらないとな)」

上条「(もう中学も卒業だってのに、聖杯戦争で色々考えないといけないなんて....)」


上条「.....不幸だ」

ー学校ー

上条「うぃーっす」ガラガラガラ

ほむら「....昼休み、屋上に来て」

上条「はい?」

ほむら「以上よ」スタスタスタ

上条「え?何?上条さんいきなり過ぎてついていけないんですけど」



「かぁみやぁん!テメェ、転校生にも手を出したやがったにゃぁ!」

上条「うわ!落ち着け!土御門!あと青髪もそんな敵を見るような目で俺を見るな!」

青髪「くやしぃ!神様は不公平や!僕からは機会を奪っておいてかみやんには機会を与える!不平等反対や!」

土御門「いや、お前がモテないのはお前に問題があるからだろ」

青髪「嘘や!」

上条「まあ、さっきの暁美のはそういう話じゃないぞ」

土御門「じゃあ、いったいどういうことだにゃぁ?」

上条「昨日偶然会ってな。それで色々話さないと行けない事ができたんだよ」

青髪「なんや?同棲の準備か?出会いのない僕へのあてつけですか?」

上条「だから、そういうのじゃないって!」

土御門「......なるほどにゃぁ、一応納得しといてやるぜ」

上条「恩に着る」

>>93
知ってるわ
なにか?じゃあメディアですらマスターからの供給なしじゃ半日持たなかったけどこいつは単独行動持ちだから現界し続けてるってのか?
そりゃすごいわ、きっと単独行動EXだな。そうじゃなきゃただでさえ魔力喰うキャスターで現界し続けられるわけないもんな
で、こいつそんな単独行動出来るの?よく知らないけど義手の調整に専用の技術士が必要なら単独行動持ちなわけないよな?

論破したいなら程度の低いレスすんなよ、あと作者に聞いててお前にきいてないから

>>94
単独スキルA+のギルガメッシュさんが10年以上マスターのいない状況で活動できている。

単独スキルBのアーチャーで2日程度

単独行動無しのセイバーが現界してられた所を見て、現界に魔力だけが関係しているわけでは無いと思われ、魔力は一種の目安だと考えた

ついでに、キャスターが何時義手してる事になったの?


上条さんには魔力があると考えています

ただ、右手のせいで周囲にも認識出来ないし、使用することも出来ないと考えました

契約の際に右手の許容を一瞬超えた為、不完全な状態でキャスターを召喚出来たとしました


因みに、このキャラの選別は知り合いに任せ、それに合わせて作者が設定を考えました


これで満足ですか、読者様?

何故か開けない日が続いて更新出来ない状況でしたが。いつの間にか出来るようになっているので、更新していきます

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