灼「穏乃焼肉屋でご飯頼むとか…」玄「うわぁ…」宥「ないかも…」(84)

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穏乃「だ、駄目ですかね・・・」

灼「焼肉屋に来たんだから肉を食べるべき」

宥「あったかくない・・・」

玄「ダメじゃないけど実際に頼んじゃう子が、この全国制覇を成し遂げた伝説の阿知賀麻雀部にいるってどうなんでしょうか」

穏乃「・・・・・・」モグ…モグ…

憧(しず・・・。最初はあんなに勢い良く食べてたのに、みんなに批判されてうつむいてボソボソ食べるしず・・・。可愛いよぉ・・・)

憧「し、しず、ほら、お肉焼けたわよ?」

穏乃「ありがと、憧・・・」

宥「ええっ、穏乃ちゃんそれ・・・」

玄「あちゃー、なのです・・・」

灼「お行儀が悪いよ、穏乃」

穏乃「えっ?えっ・・・?」

玄「焼き上がったお肉をタレにつけるのはいいのです」

宥「でも、そのお肉をご飯の上にっていうのは・・・」

灼「マナー違反だよ。高校生にもなってそんなことするなんて信じられな・・・」

穏乃「・・・ごめ・・・なさい・・・」ウルウル

憧(かわいそうなしず・・・。涙まで浮かべちゃって・・・。それにしても、全国優勝できたのはほとんどしずのおかげなのに好き勝手言うわね、みんなも)

穏乃「・・・・・・」ムシャ…ムシャ…

>玄「焼き上がったお肉をタレにつけるのはいいのです」

>宥「でも、そのお肉をご飯の上にっていうのは・・・」

>灼「マナー違反だよ。高校生にもなってそんなことするなんて信じられな・・・」

これは残当

シメは冷麺だろ

穏乃「あ・・・そのタン塩焼けたからひっくり返すね・・・」イソイソ

灼「はぁ・・・」

宥「あったかくない・・・」

玄「どうしてひっくり返しちゃうの、穏乃ちゃん!」

穏乃「えっ・・・。私、何か悪いことしたのかな・・・」

宥「ひっくり返したら上のネギが網の下に落ちちゃう・・・」

玄「片面だけ焼くのでいいと思うのです」

灼「穏乃・・・ネギがもったいな・・・」

穏乃「ごめんなさい・・・私・・・何も知らな・・・くて・・・」ポロポロ

宥「もう高校生なんだから、泣けば何でも許されるわけじゃないって知るべきだと思うの・・・」

玄「しょうがないから早く食べよ、お姉ちゃん。この、『ネギの落ちちゃった』タン塩を」

穏乃「・・・・・・・・・」

憧(しず・・・もうすっかり泣いちゃって・・・。涙で濡れるおめめをペロペロしてあげたい・・・。この顔だけでご飯三杯はいけるわね)

憧「さて、店員さん呼んでまた何か頼もうかな~っと。みんなは何か頼む?」

玄「まだテーブルにお肉の乗ったお皿がいくつもあるしいいかな」

宥「同じく・・・」

灼「何か頼むなら憧だけで頼みなよ」

憧「そう?じゃあそうさせてもらうわ。しず、落ち込んでないであんたも何か頼みなさいよ」

穏乃「私は別に・・・いいよ・・・」グスッ

憧「もう、落ち込んでないでさ。何でも好きなの注文していいのよ?しずの大好きなの何でもいいから頼みなさいよ」

穏乃「うん・・・。わかった・・・」

穏乃「えへへ、それじゃあジューシーソーセージがいい」

宥「ジューシーソーセージ・・・」

玄「普通焼肉屋さんでそれ頼むかな」

灼「ソーセージなんて家で食べなよ」

穏乃「で、でも美味しいよ・・・」ビクビク

灼「お子様ですか穏乃は」

玄「天下の阿知賀麻雀部のメンバーがソーセージなんか焼肉屋さんで頼んでるだなんて他に知れたらどうしよう・・・」

宥「あったかくない・・・」

穏乃「じゃあいいです・・・。憧、私はやっぱりいいよ・・・」

灼「いじけるとかやめてよ。憧、それ頼んであげて」

憧「わ、わかった」

憧(かわいそうなしず・・・。何でこんなに屈辱で身を震わせる姿が愛しいのかしら・・・。庇護欲?母性本能?何でもいいけどしずを優しく抱きしめてあげたい・・・)

焼肉いって米食わないやつとかいるんだ

待て、焼肉屋でソーセージ頼むな家で食えって言うのはおかしい
炭火で焼いたソーセージは違う

>>24
酒飲むとどうしてもね
高校生なら頼むのは普通だと思うが

玄「このソーセージ長くて邪魔なのです」

灼「穏乃、網の上でコロコロ転がさないで」

穏乃「はい・・・」

宥「穏乃ちゃんって、もしかして欲求不満なのかな?」

灼「あー、ソーセージとか頼んじゃう辺りがそれっぽいかも」

玄「穏乃ちゃん、こんな場所でソーセージとか頼んじゃうエッチな子だったんだ・・・。うわぁ・・・」

穏乃「・・・・・・」コロ…コロ…

憧(落ち込んで、一人寂しくトングでソーセージを網の上で転がすしず可愛い!)

玄宥灼「言うとおりにしたぞ。早く子供たちを解放しろ!」

憧「え~?どうしよっかな~?」

バァン!ドピュッ!

玄「キャァッ!?熱い!」

宥「ソーセージが破裂して、その肉汁が玄ちゃんに・・・」

穏乃「ご、ごめんなさい・・・」

灼「穏乃!自分が網に乗せたものには責任持つべき!」

穏乃「そんなつもりじゃ・・・」

玄「穏乃ちゃん、いい加減にしてよ!」

憧「まあまあ落ち着いて。お店の人が切れ込み入れてなかったのも悪いんだろうしさ。ね?」

玄「憧ちゃんがそこまで言うのなら・・・」

穏乃「ごめんんさいごめんなさいごめんんさいごめんなさいごめんんさいごめんなさいごめんんさいごめんなさい・・・」ブツブツ

憧(玄を火傷させたんじゃないかと不安がるしず、超キュート♪でも優し過ぎるのも考えものよね。しずはあたしにだけ優しければいいのに)

憧「ほ、ほら、しず。ソーセージもう焼けたわよ?」

穏乃「うん・・・」

憧「うんじゃなくて食べなさいよ。せっかくあんたが頼んだ奴なのに・・・」

穏乃「・・・・・・・・・」

憧(あちゃー、さっきのを相当引き摺ってるわね。しょうがない、あたしが食べさせてあげますか)

憧「しず、あーんして」

穏乃「で、でも・・・」

憧「せっかくのソーセージを食べないで無駄にする気?」

穏乃「じゃ、じゃあ一人で食べるから」

憧「いいからいいから。ほら、あーん・・・」グイグイ

玄「うわわっ、こんな焼肉屋さんという他の人の目もあるかもしれないとこなのに」

宥「憧ちゃんがソーセージを穏乃ちゃんの小さなお口に無理矢理入れようと押し付けてる・・・///」

灼「ちょっ、何変なことしてるんだよ!」

穏乃「んぁっ・・・」

憧「よし、口に入ったわね。そのまま飲み込んで・・・あたしのエクスカリバー・・・」

穏乃「あむあむ・・・///」

宥「うわぁ、とってもエッチ・・・///」

玄「ソーセージを他の人からお口に入れてもらうなんて恥ずかしいのです・・・///」

穏乃「ふぅぅ・・・///」モグモグ

憧(みんなに色々言われて羞恥にうつむきながらソーセージを頬張るしず可愛い!もっと食べさせてあげたい!)

憧「ほ、ほら、もう一本残ってるんだからね。これはさっき破裂して皮が剥けてる奴よ。今度はマスタードもつけて大人のソーセージだから。ふへへ・・・」

宥「大人の・・・///」

玄「うわわ・・・///」

灼「穏乃だって嫌がってるじゃない!憧、やめなさいよ!」

憧「ちょっ、何でソーセージ奪うのよ!」

灼「大丈夫だった?口の中火傷してない?」

穏乃「は、はい・・・」

灼「それならよかった。じゃあ、憧みたいに無理矢理じゃなく、今度は私が優しく食べさせてあげ・・・」

宥「灼ちゃんずるい!」

玄「私もヤリたいのです!」

灼「ちょっ、一本しかないんだからやめ・・・」

穏乃「あ、一人で食べられますんでいいです」ヒョイッ ムシャムシャ

灼・宥・玄「・・・・・・・・・」

憧(しず可愛い!もう言葉はいらないわ!ただ純粋に可愛い!)

憧「しず~、そろそろホルモンいっちゃう?きっと噛み切れないだろうから口移しで食べさせたげるね♪」

灼「憧、いい加減にして!」

宥「そうだよ。赤土先生も、穏乃ちゃんはこれからの阿知賀の中核となる存在だから厳しく育てあげようって言ってたじゃない」

玄「だから心を鬼にして厳しくマナーから何から叩き込んでるのに!」

憧「そんなの同学年のあたしには関係ありませんー。しず、怖い先輩たちはほっといて一緒にデザートに甘いものでも食べに行かない?」

宥「穏乃ちゃん、騙されちゃダメ」

玄「甘いものならいいお店を知っているのです」

灼「疲れたんじゃない穏乃?ゆっくり休めるとこ知ってるからこれから行こうよ」

穏乃(やっぱり焼肉は一人で来たかったなあ・・・。誰にも邪魔されず、自由で。なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで・・・)ムシャ…ムシャ…


実際のところ一番マナー悪いのは文句言いまくることか

透華「なんですの、この肉は?固くて噛み切れませんわ!」

>>78
一「じゃあ僕が口移しで…」

純「さすがにそれは引くわ」

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