久「須賀くん、数学できるのね」 京太郎「それほどでも」(213)

久「えっと……これはΣで……」

久「……あれ? 答えが出ない……何でぇ……?」

京太郎「n-1だってこと、忘れてますよ。 部長」

久「え? ……あ、ホントだ」

京太郎「数列だとそういう所、コケやすいですよね」

久「ホントホント、ケアレは注意しなきゃね……」

久「……えっ? 須賀くん?」

京太郎「俺ですけど」

久「……ⅡB解けるの?」

京太郎「まぁ、人並みには」

久「い、一年生よね? アナタ」

京太郎「数学好きなんですよ。 俺」

久「……意外だわ……」

京太郎「まぁ、嗜む程度ですよ」

久「数学を嗜む、なんて聞いたこと無いけど」

久「……もしかして、ⅢCも……」

京太郎「やってますよ。 今、行列と極座標やってます」

久「独学?」

京太郎「はい。 参考書の基本をなぞってるだけですけど」

久「それでも凄いわよ……。 あ、この問題見てもらえる?」

京太郎「んっ。 ……極限ですか?」

久「三角関数入ってるのはちょっと……」

京太郎「ああ、でしたらはさみうちですよ」

久「はさみうち?」

京太郎「ええ。 ちょっと失礼……」


ココ ヲ コウシテ....

フム...

久「へぇ。 便利ねぇ」

京太郎「はい。 でも注意点があります」

久「というと?」

京太郎「存在の保証されてない数列ではさんではいけないって点です」

久「……?」


京太郎「挟んだこの極限の値はなんとなく予想出来ますけど、あくまで予想」

京太郎「この両脇のaとbの数列がどう収束するか。 これがわかれば使えます」

久「……つまりは、aとbの極限を先に出せばいいんでしょう?」

京太郎「はい。 ですが、極限の値が予測できちゃうと焦ってaとbが収束することを証明せずに書いちゃう時もあるんです」

久「なるほどね。 ケアレしやすい私には必要なことかも」

京太郎「ついでにガウス使ったはさみうちもやってみましょうか」

久「ええ。 お願いね」

―――数日後

久「須賀くーん。 ちょっとこれなんだけど……」

京太郎「はい。 えっと、これは……」


まこ「……」

まこ「最近京太郎と部長が談笑しているのをよく見るのぅ」

咲「何の話してるんだろう?」

優希「ちょっくら盗み聞きしてくるじぇっ」スッ

和「あ、コラ。 優希ったら……」


優希「どれどれ。 一体どんな話を……」コソリ


京太郎「区分求積は1からnまでの形もあれば0からn-1なんてのもあります」

久「でも形的にはあまり違いないのね」

京太郎「どう区分するか、の違いですからね。 式の意味がわかってれば大丈夫かと」


優希「 」

京太郎「∫の意味は前教えましたよね」

久「Σと同じなんでしょう? こっからここまでを足せー、みたいな」

京太郎「そうです。 じゃあこっちのファンクションとdxの意味は?」

久「ん。 ……んー……」

京太郎「実を言うと、部長はもう知ってるんですよ」

久「ん?」

京太郎「区分求積法って、aからbまでの面積を長い長方形に細かく分割して総和を出すってもんですけど」

京太郎「それって∫の式に書かれてるんです」

京太郎「このファンクションは区分した長方形の高さ、dxは底辺を表してるんです」

久「……あ、じゃあこのインテグラルは……」

京太郎「はい、それら全部を1つにまとめろーってことなんですね」

久「なるほどねぇ。 あまり意識したことがないから、意味がわかると返って新鮮味が出るわ」

京太郎「"理解する"ってのは答えが出せることじゃなく、答えまでの過程が導き出せること。 なんて言われてたりしますしね」

久「深いわね……」


優希「……な、何言ってんだ……?」

京太郎「ところで、部長。 センターの結果はどうでした?」

久「うぐ。 ……あまり付いて欲しくない所を……」

京太郎「今年はⅠAが難化してましたね」

久「そう! そうなのよ! あのODがぁ……!」

京太郎「あれの正攻法は円に内接する四角形の法則を利用するもんでしたけど」

京太郎「実はもっと簡単な解き方、あるんですよ」

久「……えっ」

京太郎「えっと……なんて言ったかな……」パラパラ...

久(参考書ぶ厚!!)

京太郎「……あ、そうそう」

京太郎「"トレミーの定理"です」

久「とれみい?」

『トレミーの定理』

 円に内接する四角形について、
 「(2本の対角線の長さの積)=(向かい合う辺同士の積の和)」 
 が成り立つ


久「……なに……これ……」

京太郎「つまり問題であるODをこれに適用させると」

AP*OD=AD*OP+AO*PD

京太郎「この形になります」

久「……」

京太郎「OD以外の値は出てるのであとはこれに代入」

京太郎「あっさり 3√10/5 が出ます」

久「うわーお」


久「この定理をもっと早く知ってれば……!」

京太郎「まぁ、高校でこの定理は教わりませんけどね」

久「うえーい」

あ、ごめん。 唐突だけど終わる

呼んでくれた人、ありがとね

あれ、残ってる

和「数学?」

優希「あ、アタシにゃついていけん世界だったじぇ……うあうあうあぁ……」

まこ「京太郎が数学を部長に? イメージできんな……」

咲「あ、でも確かに。 京ちゃん、暇さえあれば数学の本ばっか読んでたからなぁ」

咲「いっつもウチに来る時は決まって数学の本借りてくからなぁ」

和「……ちょっと見直しました」



まこ「そういや再来週にゃ定期考査があったのぅ」

優希「うえぇ……まだ全然手付けてないじぇ……」

和「次の数学の範囲は……平面図形と確率だったような」

優希「うえー!」

咲「うーん……私も数学不安だなぁ」

咲「―――と、言うわけで」

優希「京太郎んちで数学の勉強会だじぇ!!」

京太郎「唐突過ぎてビックリ」

優希「京太郎に残された唯一の才能である数学を今日はトコトン教えてもらうじぇ!」

京太郎「うわうざいこのコ」

和「ごめんなさい、須賀くん。 急にこんなことになってしまって……」

京太郎「別に構わないよ。 実際麻雀部じゃ雑用くらいでしか役に立てなかったからな」


京太郎「皆の役に立てるならドンドンこき使ってくれても構わないよ」


和「……須賀くん……」

咲「京ちゃん……」

優希「あれー? ベッドの下なのにエロ本の一冊もないじぇー?」


京太郎「優希出てけ」

京太郎「二項定理は式を覚えるよりも、実際に問いて使い方に慣れたほうがいい」

咲「う、うん」

京太郎「じゃんけんは反復試行じゃなくて独立試行。 『(誰が)・(何で)』 で覚えろ」

咲「な、なるほど」

京太郎「期待値を導くには表を作ること。 点数が0であっても省いちゃダメだぞ」

咲「わかりました……」



和「これでどうでしょう?」スッ

京太郎「うん。 完璧。 和は特に言うこと無しっ」

京太郎「でも二次を意識に入れるなら細かい所にも気を配ろう」

和「この図じゃダメなんですか?」

京太郎「図は完璧さ。 問題はその図の使い方。 和の場合、『図より』の後にいきなり解答に入ってる」

京太郎「誰が読んでも分かりやすい解答のためには『図より』ってのが一番まどろっこしい所なんだ」

京太郎「もし、『図より』を使うなら、『図より、~であるから』の形にするのがモアベターだと思うよ」

和「……なるほど……」

優希「なー京太郎ー? お前どこにエロ本隠してんだー?」

京太郎「帰れよ」

優希「じゃあいつエロ本探すの?」


優希「今でしょ」


京太郎「マジ帰れ」

京太郎「――とまぁそんなことがありました」

久「ふーん……。 私も行きたかったなー、なんて」

京太郎「ⅠAの基礎範囲ですよ? 部長には勿体無いですって」

久「……あ、そっ」


久「ところで須賀くん。 ここなんだけど」

京太郎「二次曲線ですね? ちょうど俺もやってる所です」

久「あ、それじゃあ説明は難しいかしら……」

京太郎「問題によりますけど……ちょっと失礼」スッ


ピトッ

久「あっ」


京太郎「えっと……半径aの円C1に半径a/4の円C2が……」ブツブツ

久「……」

ギュッ

久「……ふふっ」

京太郎「リーマン球面体って知ってます?」

久「知らないけど、多分それ知らなくていいものだと思うわ」

京太郎「俺たちが使ってるxy平面座標は、実は大きな球の球面の一部であるって考えです」

久「……ごめん、意味がわからない」

京太郎「この球面体を使うと、『全ての二次曲線は楕円になる』という特徴があります」

久「……は?」

京太郎「地球で考えると分かりやすいかもしれません。 日本の真反対にはブラジルがあるのは知ってますよね?」

久「え、えぇ」

京太郎「今、日本からブラジルに向かって太平洋を横断して飛ぶ飛行機があります」

京太郎「この時、飛行機の軌跡は直線ではなく放物線になると考えてください」

京太郎「次に、ブラジルからその飛行機が太平洋側を通って日本へ飛びます。 これもまた放物線状になります」

京太郎「するとほら。 違う放物線なのに同じ箇所に戻ってくるんです。 この時、この軌跡をつなげると楕円形になるんです」

久「……」


京太郎「ね? すごいですよね? これがリーマン球面体の考えなんです」

久「……えぇ……凄いわね……」

京太郎「ちょっと理解し辛かったですね」

久「いや、そんなこと無いから……」

京太郎「厳密に言うと、日本側とブラジル側の両方をx,y軸線が通ってる状態です」

京太郎「楕円を作る放物線は、日本とブラジルを繋ぐ日本の線を対称に折り曲げてできた2つの放物線であって」

京太郎「この時、大雑把ではありますけどy=x*2のような放物線が日本とブラジルの原点からそれぞれ伸びている状態になり」

京太郎「これを地球の真上から見ると楕円状になっているってことなんです」

京太郎「さっき言ったとおり、このリーマン球面体の考えは全ての2次曲線に当てはまるので」

京太郎「楕円は勿論、双曲線もまたリーマン球面体を通した考えだと楕円になるのです」

京太郎「ちなみに、原点を日本側だとすると、ブラジルの原点を『特異点』といい、そこまでの距離は理論上無限大なんです」

京太郎「実と言うとリーマン球面は数学よりは物理学寄りの考えなんですけど、二次曲線の特徴をより面白く捉える為に引っ張っていました」

京太郎「どうですか? 部長。 これでより数学に親しみが……」


久「zzz……」

京太郎「寝ていらっしゃる」

久「見てみて須賀くん! 昨日やった数3Cの小テスト!」

京太郎「75! 中々じゃないですか!」

久「一番嬉しいのは皆が手こずった所を私が解けてたってことなのよ!」

京太郎「それはそれは。 部長の努力あってのことですね」

久「それだけじゃないわ。 少なくとも須賀くんが居なかったら60超える点数は取れなかったわよ」

京太郎「謙遜しすぎですって」

久「そっちこそっ!」

ヤイノヤイノ


まこ「……少し思ったんじゃが」

まこ「あれだけ数学ができるのに、なんで麻雀はテンでダメなんじゃろう」

和「……確かに」


優希「麻雀は数学じゃないじぇ! 流れじょ!」ゴッ !

咲「麻雀って楽しいよねっ!」ゴッ !

和「………」

京太郎「え? なんで麻雀がダメかって?」

和「必ずとはいえませんが、麻雀には読みと計算が必要不可欠です」

和「数学のできるのなら少なくとも常人よりは打ててもいいハズ……」

京太郎「んー……。 ……なぁ、和」


京太郎「麻雀の山の組み合わせっていくつ有ると思う?」

和「……はい?」


京太郎「牌の種類は34。 それがそれぞれ4枚ずつ。 総数は136牌だから、そこから山を作ると……」

京太郎「136!/(4!)*34……4.32698...×10*185。 まぁとんでもない数字さ」

京太郎「俺は配牌を取る時、いつもそんな下らない計算をしちまうんだ」

京太郎「『この配牌は何分の一の確率だ?』 『捨て牌の並びは?』 『ドラの中身は?』」

京太郎「そう思ってるうちにいつの間にか振り込んじまってる。 何を切ったかさえ無意識だった」

京太郎「まぁ、いつもそんな感じなのよ」


和「…………」

和(なにこのひとこわい)

風呂

和「ということらしいです」

咲「重症だ……」

久「重症ね」

まこ「重症じゃの」

優希「?」


咲「これってなんとかしたほうがいいんじゃ……」

和「サヴァン症候群……なわけないですよね……」

まこ「私生活に影響があるほどじゃないからマシな部類だとは思うが……」

久「……皆聞いて」

久「須賀くんから受けた恩は多少差は有るとはいえ皆同じ」

久「……今度は……私達が須賀くんに麻雀を教えてあげましょう?」

「「「賛成!」」」



優希「……京太郎ー。タコスまだー?」

京太郎「もーちょい待ってろー」

咲「いい?京ちゃん。 麻雀の基本はツモ上がりやすい手を作ること!」

咲「やれ高い手、やれ鳴いて速攻っていうのはタイミングをみてすることなの」

咲「毎回やってたらすぐ隙をつかれちゃうから気をつけるんだよ?」

京太郎「……」ブツブツ

咲「……京ちゃん?」


京太郎「天和の確率は1/33*10^4 ……賽の出目は6^2だから俺が天和を和了る確率は……」

咲「うわああああ! 京ちゃああああん!!? 今スグその邪な考えを捨ててー!!!」



和「考えすぎるのはあまり良くないですが、牌効率に関しては須賀くんは驚異的に良いですね」

京太郎「ああ。 むしろそれだけしか考えてないからな」

和「……。 ちなみに私の手がどんな感じか読めますか?」

京太郎「むっ……。 んーっと……」


京太郎「理想的メンタンピンだと仮定すると確率はそれぞれ45.1%、21.4%、19.9%、17.6%だから……」


和「……やっぱりいいです……」

まこ「じゃ、じゃあ……県予選団体戦最終局は?」

京太郎「親は鶴賀の加治木さんで90300、南家が風越の池田さんで35800」

京太郎「西家が龍門渕の天江衣さんで168200、んで北家が我らが咲で105700」

京太郎「出目は2。途中で池田さんが二索、七索、八萬、八筒面子の七筒単騎の四暗刻単騎をツモ放棄しました」

まこ「……そ、そんときの風越の捨て牌!」

京太郎「北、東、中、二萬、九索、五萬、五索、七筒。 その後咲が明槓パオで終了」

まこ「……か、完璧や……。 完璧に記憶しおった……」



久「須賀くーん。 ここなんだけどー」

京太郎「アステロイドの媒介変数表示ですね。 サイクロイドと違って複雑な変数表示ですけど、ちゃんと公式を使って求められますよ」

久「へぇー。 面白い形ね」

京太郎「アステロイドは別名星芒形。 他にもカージオイド(心臓形)や、レムニスケート(連珠形)などがあったりします」

久「ふむふむ」



まこ「おいコラ部長」

―――そんなこんなで過ぎていったある日

久「美味しいバームクーヘン買ってきたんだけど、食べる?」

京太郎「お、いいですね」

久「ちょっと待っててね」

京太郎「はい」


京太郎「……バームクーヘン……」

京太郎「バームクーヘン分割による積分……」

京太郎「区間0≦a≦bでf(x)≧0のとき、曲線y=f(x)とx軸及び、直線x=a,x=bとで囲まれた部分をy軸の周りに1回転してできる回転体の体積は」

京太郎「V=2π∫(a→b)x*f(x)dx …………」

京太郎「……うっ―――」

 バタッ


久「須賀くんは紅茶とコーヒーどっちが……」

久「す、須賀くんっ!!?」

久「須賀くん! どうしたの須賀くん!! しっかりしてぇ!!」

咲「京ちゃんが過労で倒れた!?」

咲「ほ、他の皆にも知らせなきゃ!!」

――――

優希「京太郎が過労で死に体!?」

優希「そ、そんな……! 死んじゃ嫌だじぇええ!!」

――――

和「す、須賀くんが過労死!?」

和「そんな……そんな……!!」

和み「そんなのって……無いですよ……」

――――

まこ「京太郎が……」

まこ「……わかった」

まこ「……これが……現実なんじゃな……」


――――
―――
――

医者「なんてことはない。 タダの生理的ストレスによる疲労ですよ」

医者「熱も収まってるし。命に別状はありません」



久「だというのに……何? その格好は?」

久「ダークスーツに百合の花。 まるで葬式のようね」

咲「……」

和「……」

優希「ハハハ……」

まこ「……すまん……」

京太郎「ま、まぁ……大事に至ったことでも無いですし……」

久「それでも……冗談にしては質が悪過ぎるわ……!」

まこ「ま、待って部長! これにはちとワケが……!」

和「そ、そうです! これはちょっと勘違いした約一名のお馬鹿さんのせいでして……!」


優希「?」

久「……まぁ、今回は目を瞑りましょう」

久「皆、須賀くんを心配してのことだったんでしょうし」

咲「部長……!」

久「………」


久「そんなわけで皆。 今日はもう帰りましょう?」

久「あんまり長居すると須賀くんにも悪いし」

まこ「そうじゃの。 わしは失礼するわ」

和「そうですね……。 私もおいとまします」

優希「京太郎! 早く帰ってきてまたタコス作ってくれなー!」

咲「またね、京ちゃん。 ……待ってるから……」


...バタンッ


京太郎「………部長は帰らないんですか?」

久「勿論帰るわよ。 1つ聞いてからね」

京太郎「?」

久「……ごめんなさい。 過労の原因の大部分は私のせい」

京太郎「そんな……健康管理できてない俺のせいですよ」

久「そうだとしても、最近の須賀くんを振り回してたのは……私」

久「だから、罪滅ぼしがしたいの」

京太郎「……罪滅ぼし?」

久「……」

久「ねぇ、須賀くん……」


久「私のこと、好き?」


京太郎「―――」


久「もし好きなら……私はあなたにしてもらった恩の分……いや、それ以上に、これから須賀くんに尽くすわ」

久「でも、もし嫌いなら……罪滅ぼしとして……私のこと、好きにして?」


京太郎「…………」


久「……どうする? 須賀くん……」

京太郎「……あの」

久「うん?」

京太郎「それってどっち選んでも、大差ない気がするんですけど」


久「……ふふっ」


久「あははっ……バレちゃった」

京太郎「……計算高いですね」

久「ふふっ、伊達に須賀くんと勉強してないわよっ」


久「……それじゃあ、聞かせてくれる?」

京太郎「……」


京太郎「部長。 紙とペン、ありますか?」

久「ん? ここにあるけど」スッ

京太郎「どうも……」サッサッ...

久「?」

『x^2+(y-x^2/3)^2=1』


久「……?」

京太郎「これが答えです」

久「えっ」


京太郎「この方程式のグラフを書いてみてください」

久「……ふむ?」


久「ここをこうして……んでこっちがこうで……」スッ

久「あれ……? これって……」ササッ

久「……ああ……なるほど」


久「……ぷふっ」クスッ

久「ふふっ……なんて……ま、周りくどい……ふふっ……アハハッ」

京太郎「……ふふっ」

久「……あー……」

久「須賀くん、数学できるのね」


京太郎「それほどでも」









―カンッ

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

なんだかわかんないからぐぐってみたら、その式だとハートが半分だけみたいなんだが・・・。

>>194
シ~ッ!


久々にSS書いたわ
6時間近くも読んでくれて、保守してくれてありがと
また会ったらよろしく

それじゃ、おやすみ

ああ、もううろ覚えで方程式書くんじゃなかった

こっちが正しいハート型の方程式

『x^2+(y-(x^2)^(1/3))^2 = 1』

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