兄「彼女できた」妹「えっ」(316)

妹「は、はははっ…冗談でしょ?」

兄「いや、マジで」

妹「……兄さんにもさ、言っていい冗談と悪い冗談があるよ?」

兄「だからマジだって」

妹「………証拠は?」

兄「んっ?」

妹「証拠はあるのかって聞いてんのよ!!!」

兄「あるよ」

兄「ほら、さっきヤった時のツーショット写真」ペラッ

妹「」

兄「よく撮れてるだろ?」

兄「なかなか可愛いだろ?」

妹「………」

兄「いやー、昨日駄目元でコクってみたんだけどさー」

妹「………」

兄「なんかOKされちゃいましてー」

兄「今に至る」キリッ

妹「………な、んで」

妹「なんでなんでなんでなんでっ!!」ポロポロ

妹「好きってっ、…エグッ、私の事、好きって
いっ、いってくれたじゃない……!!」

妹「なのにっ、……うっ、なんでっ!!なんで彼女なんかっ!!!

妹「彼女なんかつくるのよっ!!!」



兄「だって彼女の方がオッパイ大きいし」

妹「」

妹「なっ、……なっ」ブルブル

兄「お前ちっちゃい」

兄「彼女でかい」


兄「それ以外に理由が必要か……?」


妹「…………」

妹「ぅ、うぅぅ……」ポロポロ

兄「……つまりわ、だ」

妹「……なに、よ」グスッ



兄「貴様が貧乳だった事が、最初にして、最大の過ちだったのだよッッッッ!!!」

ド ン!!!


妹「ッッッッッ!!!!」


兄「この貧乳!貧乳!貧乳!貧乳貧乳!!フハハハハハハハっ!!」

兄「貧乳!貧乳!貧乳!貧乳!!貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳!!!!!!
乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳
乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳
乳貧乳貧乳貧乳貧乳乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳乳貧乳乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳!!!」

妹「あ、ああああああああァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」ビクンビクン!

妹「い、いやああああああっ!!」ガバッ!

妹「はぁ………はぁ……はぁ」ガクガク




妹「夢…………か」

妹「そうだよ……兄さんが私に嘘なんて憑くはず無いよ」

妹「そんな事ありえない、ありえない、ありえない……」ボソボソ

妹「兄さんは私の事を好きって言ってくれた、だから、彼女なんてつくる筈無いよね……」

妹「夢で良かった、よかった……」バタッ




兄「…………」

次の日ー朝

妹「んーっっ……、よく寝たぁ!」ググッ

妹「最悪な夢みちゃったけど、なんとか眠れたなぁ……」



兄『妹ー!、飯できたぞー!!』


妹「!、はーい、今行くーー!」ドタドタ

兄「おー妹、よく眠れたか?」

妹「うんっ!、兄さんは?」

兄「俺も快眠だったよ」


妹「……そうなんだー(やっぱり、昨日のは夢だったんだ……)」


兄「ほら、どうした、食わないのか?」パクパク

妹「あっ、食べる食べるっ!!」

妹「うーん、兄さんの料理はいつ食べても最高だねっ!」モグモグ

兄「ははっ、おだてたって何も出ないぞー」

妹「もうっ!、そんなんじゃないよっ!」

兄「悪い悪い」


妹「………(何時もの優しくて、ちょっぴりいじわるな兄さん、私だけのかっこいい兄さん)」

兄「ん?、どうした?」

妹「っ!、な、なんでもないよっ!」

妹「……(そんな兄さんが、私に嘘を憑くなんて絶対にありえない)」

妹「………ねぇ(絶対に)」

兄「なんだ」モグモグ


妹「私に、さ…(ある筈ない)」ドクン



妹「黙ってる事とか、無い?」

兄「……………」

妹「………………(言っちゃった)」



兄「なぁ、妹」

妹「……うん」ドキドキ


兄「俺はな、どんな時も、どんな場所でもお前には嘘はつかないよ、絶対に」

兄「……分かったか?」


妹「……うん(そっか、そうだよね!)」


妹「あ、はは、ごめん!いきなりおかしな事聞いちゃって!、なんか変な感じになっちゃったね!」

妹「そうだよね!兄さんが私に嘘なんて憑くはずないよね!!」

妹「あっ!、この唐揚げおいしー!」

兄「………」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

  バン   はよ
バン (∩`・ω・) バン はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/
  ̄ ̄\/___/


バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄


      ; '     ;
       \,,(' ⌒`;;)
       (;; (´・:;⌒)/
      (;. (´⌒` ,;) ) ’
     (´:,(’ ,; ;'),`

      / ̄ ̄\
      /´‐ω‐` \

  ミ(  ;´・) 
 _/_  / ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄

兄「って言う話が今朝あったんだよ」

友「へー」

兄「なんか昨日変な夢見たらしくてなー」

友「へー」

兄「なんでも俺に彼女ができる夢らしい」

友「ありえないね」

兄「おい」

兄「ありえないって何だよ、ありえないって」

友「だってそうじゃん?」

友「いついもいつも妹とのノロケ話、一言に妹、二言目にも妹、妹オールスターズ」

友「そんな奴に彼女なんて出来る?、ありえないね!」

兄「………」

友「それに、彼女なんてつくる気ないでしょ?
あんた」

兄「まぁな」

友「はぁ、……勿体無い、実に勿体無い!」

友「その度が過ぎたシスコンぷりさえなければなぁ……」

兄「誰がシスコンだ」

友「それに、話を聞けば向こうも相当なもんって感じじゃん?」

兄「向こうって?」

友「妹ちゃんだよ、ニブいなホント」

友「今いくつだっけ?」

兄「……17だよ」


友「………そろそろ兄離れさせるべきじゃない?」

兄「……俺もそう思ってるよ」

兄「あいつも…いい年頃だ、俺ばかり見てないで、もっと周りに目を向けるべきだ…」

友「……ふーん、考えてなさそうで考えてるんだ、あんた」

友「わかった、わかった!」

兄「何がだよ」

友「悩める友人のタメに、このあたしが一肌脱いでやろうかな!」


兄「………」


友「何そのリアクション!もっと泣いて喜べよ!!!」

兄「…で?、具体的にどうするんだよ?」

友「家に連れてけ」

兄「…は?」

友「家に連れてけ」

兄「…断る」

友「家に連れてけ」

兄「いや「連れてけ」……わかったよ」

友「えっ?……マジでいいの?」

兄「…はぁ?、お前が連れてけって言ったんだろ?」

友「そ、そうだけど」

兄「……………」


友「いやっほおおおおおおおう!!やった!やった!兄の家に行けるひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあい!!!!!」

兄「お、おい」

友「ハッ!!」

兄「頭大丈夫かよ?いきなり叫びだして……」

友「はぁ!?大丈夫だけど!?大丈夫だし!?
むしろ大丈夫以外の何物でも無いし!?
そんな事も分からないとかバカだろ!///」

兄「落ち着けよ」

友「ほらさっさと行こうさっさと!!!」グイグイ

兄「分かったか落ち着け」

兄の家ー前

兄「ほら、ここだ」

友「お、おおぅ……!」


兄「さっさと入ろうぜ、寒いしな」グイッ

友「待て待て待て待て待て!!お願い待ってお願い!!」

兄「は?」

友「心の準備させて!///」ドキドキ

兄「なんでだよ!」

友「いいからさせろや!!」

兄「わかったよ、ちょっとだけだぞ……」

友「OK!!」


五分後

友「むぁぁぁぁぁぁ…、ひぎぃぃぃぃぃぃ!」


兄「…………」


十分後

友「あっ///、えっとその、それはだめだよ……///」


兄「…………」イライラ

十五分後

友「あっ、あーーーーーーー!!///」ビクンビクン!


兄「いい加減にしろ!!」バシッ!!


友「いたぁぁっ!!」

兄の部屋

友「しっ、失礼するっ!!」

兄「おう」

兄「適当に座っといてくれ、飲み物持ってくるから」

友「りょ、了解!」


ガチャッ バタン


友「…………う」



友「うほぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

友「男の部屋!!男のにほい!!!くんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかくんかはふぅぅぅ!!!」バタバタ

友「すっげぇ濃厚!、何時もの百倍濃縮した感じぃぃぃぃ!!いやァァァイ!!」バタバタゴロゴロ

友「今死んでもいい!やっぱやだぁぁぁ!
この先を体験する!!そして死ぬ!!!」


男「おまたせー」



友「あらお帰りなさい」

兄「…………」

友「何かね?」


兄「……なんかしたか?」


友「ま、まっさかーーフッフフー!」


兄「そうか」

兄「さて、話を聞かせて貰おうか」

友「はっ?はなし?」

兄「あ?」

友「へっ?、はっ?」

兄「あ?」

友「えっと?その……」アセアセ

兄「おいコラ」

友「あっ!、妹ちゃんの事ね妹ちゃん!!忘れる訳ないじゃんばかじゃねぇの!?」

兄「ならいいが……じゃ、どうすんだよ具体的に?」

友「あ、えーとその(やっば、ぶっちゃけよく考えて無かった)」

兄「おい、やっぱお前」

友「あっ、わかった!思いついたァァ!!」


友「あたしとイチャイチャすればいいと思います」

全裸待機完了

兄「………ん」

友「………あ///」

兄「…なるほどな、兄には彼女がいる、そう思わせる事によって妹を強引に突き放す、と」

兄「…そう言う事か?」

友「そっ、そうそう!まさにそれだよ頭いいなぁあんた!!」


兄「となると、結構な荒療治になりそうだな……」ボソボソ

友(こいつ馬鹿で良かった)

友「そ、そのさっ、か、彼女とまでは思わせなくていいから、さ」

兄「……」

友「い、妹ちゃん以外にも、大切な人が居るから、お前だけに構ってはいられないんだぞーって言うのをアピールできたら良いんじゃない」

友「そうすれば、自然と妹ちゃんも……離れた行くんじゃない?」

兄「……ふむ」

兄「まぁ、そうだな」

兄「俺もお前を彼女だなんて思えないからな」



友「…………あ」ズキッ


兄「そうしようか」

友「………うん、そうしよう」

妹「ただいまー!兄さん!」

妹「?…知らない……靴がある」



妹「……まさか、まさか」

兄「……………」

友「………………」


兄「……………」

友「……………ねぇ」

兄「ん?」

友「……お願いがさ、あるんだけど」

兄「…何だ」


友「……ごめん、やっぱりいいや」

兄「そっか(何だこの空気)」

友(さっき、兄は、あたしを彼女として見れないって言った)

友(それってつまり、あたしを女として見てないって意味だよね……)

友(でも、いいや)

友(あたしは、兄の側に、友達としてでも側に居れたら、それだけで幸せ)

友(そう、あたしは幸せなんだ、これ以上の欲張りはいけないんだよね…)

コンコン

「兄さん…?」


兄「!」

友「………妹ちゃん?」



妹「(…女の声…!)………誰っ!!!」


バンッ!!

妹「………あ、あ(見たことある、兄さんとの……ツーショット写真の人、だ…)」

妹(あ、れ……でもあれって、ゆめじゃ、無かったの??だって、えっ…えっ?兄さんも知らないって………)ガクガク

妹(まさか、兄さんが、嘘 を つ い た ?)

兄「……妹?大丈夫か?」

妹「……………うそ、つき」

兄「は?」

妹「嘘つき!!!嘘つき!!!嘘つき!!!嘘つき!!!嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき!!!!!」

友「ひっ」

妹「ゆめじゃ無かったゆめじゃ無かったっ!!!
兄さんが私を騙したんだ!!!!!」


兄「ま、待て妹っ、何の事だよっ!」


妹「…………まだ嘘つくの!?ねぇ!!兄さん!!」

友「ちょ、ちょっと待って妹ちゃん!よく分からないけどっ!それは妹ちゃんのかんちが」

妹「お前は黙ってろ!!!」


兄「妹っ!とにかく、落ち着けっ!!」サッ!

妹「落ち着ける訳ないじゃない!!
兄さん、言ったよね?私には絶対に嘘つかないって!!っなのに!なのにぃ!」




妹「はぁっ、はぁっ!」

妹「もう、知らない…
お前なんか、もう兄さんじゃない!
死んでしまえッッ!!」ダッ

兄「おいっ、妹!?」

夜 ー何処かの路上


妹「はぁっ、はぁっ!」


妹「………もう、帰れない」

妹「なにも無くなっちゃったな、私…」

妹「………行こう、どこか遠くに」フラフラ


男A「あれれー?君なにしてるの?」

妹「えっ、……誰?」

男B「おっ、結構可愛いじゃん!」

男C「危ないよー、こんな所でウロウロしてちゃ……ひひっ」

男D「オレたちがボディガードしてやるよ」

男E「ひゅーひゅー」クチャクチャ

男F「かじっていい?」

ゾロゾロ

妹「……………」

兄「見つかったかっ!?」

友「う、ううん、はぁ、……まだ見つから、はぁ、ないっ」

兄「くそっ、どこ行ったんた妹の奴っ!」

友「ごめん、あたしの所為で、こんな事に……」

兄「……お前の所為じゃない、それに妹の奴、朝から様子がおかしかった……」


友「兄の事、嘘つきって………言ってた」

兄「そこなんだ、そこが全く分からない」


兄「俺はあいつに嘘なんて憑いた事は無いんだ、絶対に」

友「……それに、こんな時間に女の子が一人で出歩いたら何されるかっ!!」

兄「…………」

友「早く探そうっ!兄っ………兄?」


兄「っ!……そ、そうだな」

兄「危ないからな、本当に」

兄「早く探そう」

何処かの路上


「おらぁっ!!おらぁ!!」ドスッ!ドスッ!

「ひっ!…がはっ、もうやめぶふっ!?」

「あぁ!?、てめぇたったこれだけで済む訳ねぇだろうがゴラァ!!」バキッ!

「………うぅ」ドサッ

「これ敷きで倒れてんじゃねぇぞ!!サッサおきろや!!」ガッ

「やめてよぉ……もうやめてぇぇ」

「いーね、その顔だっ!その顔が見たかったんだよぉ!!クハハハッ!!」

「まだおわんねぇぞ!!!」

「ひぃぃぃ」

ドスッドスッドスッ!

ゴキッベキッ!

「あっ………あっ……」ジョボボボボ


「うわっ、漏らしやがった」

「全部舐めて掃除しろや!!っこの糞供がっ!!」

「……………………」






妹「なにやってんだろ、私………」

妹「っ!いたっ!」

妹「手、切れてる」

妹「真っ赤だな、両手、ホントに血だらけ」


妹「……気持ち悪い、洗おう、どっかで」


パチパチパチパチッ!

妹「誰っ!?」

ヌッ

ダンディ「見事だったよ、キミ……」

ダンディ「実に素晴らしかった、奴らを相手にした時のカラダサバキ、執拗にまで痛めつけるその残酷さ………」

ダンディ「そしてなにより、その腐れきった瞳!いい目だ!!」

ダンディ「キミだ!、キミこそが私が追い求めていたイツザイ!!」

妹「………………」

ダンディ「……キミ、血を求めて居るんだろう
?」


妹「な、何言ってんのよ?」


ダンディ「フフッ、ワタシには解るのだよ、キミが憎しみに塗れている事位な………」


妹「っ!?」

ダンディ「ワタシがその憎しみの捌け口を提供してあげよう」

ダンディ「そして、君はその捌け口に思い切り憎しみをぶつければいい」

ダンディ「どうだね?、今のキミにとっては最高の条件ではないかね?」


妹「…………」

ダンディ「まぁ、どうするかはあくまでキミの自由だがね……」


妹「私は……「妹ッ!!」…っ!?」

妹「……今更、何の用?」

兄「はぁっはぁっ、妹、まず落ち着いて、話を聞くんだ」

兄「全てはお前の勘違い「黙れっ!」…」

妹「あんたの嘘なんて、もう聞きたく無い」


妹「おい、ヒゲ」

ダンディ「なんだね」

妹「私、行く」

ダンディ「……契約成立だね…フフッ」


兄「おいっ!行くって何処に行くんだ!!お前っ誰と話してーーーーー


ブツン!

兄「………ハッ!!」バッ

友「兄っ!大丈夫!?」

兄「…俺の部屋?」


友「うん、兄、倒れてたから、道の上に……」

友「ここまで運ぶの、重かったんだから…」グスッ



兄「…………妹が」

兄「行ってしまった……」

ーーーーー三年後

偉い人「やめろやめろやめろ!来るなっ!」

コツコツ

妹「……………」


偉い人「やめろ金ならいくらでもーー」


バキョッ!

ーーーーーーーーーーー


ダンディ「いや、実に素晴らしいよ
毎度毎度よくやってくれる、キミは」


妹「………別に」



妹(今回で359人目、もう、私の両手は穢れきってしまった……)


妹「………戻れない、絶対に」

まだ今ならやり直せる

ダンディ「早速だが、次の標的だよ」パラッ


妹「………こいつは……!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー

兄「……そろそろだな」

友「ねぇ、本当に来るの?妹ちゃん……」

兄「あぁ、必ず来る」


兄「ある筋の知り合い調査して貰ったんだ、ここ最近、不可解な死を遂げた人々の関連性」

兄「一見何の関わりも無い様に見えるが、実は一つだけ共通点があった」

兄「それは、ある人物と浅くも深くもあれど、血の繋がりがある、と、言う事だ」

兄「今朝亡くなったのが、お前の伯父さん……」

兄「そして、お前の両親はもう他界している」

兄「…………意味が分かるな?

友「次は……あたし」

妹「大正解だよ、兄さん」



兄「…………来たか」

兄「……久しぶりだな、妹」

妹「うん」

兄「元気だったか」

妹「うん」

兄「…綺麗になったな」



妹「…逆だよ、兄さん」

自分でもどこ向かってるかわかんねぇんだ……

どうすんだこれ……

ダンディめ………ちくしょう
無意識に俺の指が生み出した悪魔め……

>>171
まだ間に合うと言っておろうが!

妹「友・・・とりあえず氏ね!」

友「アーッ!!」

兄「お、おまえなんてことを・・・ッ!」

妹「次は・・・兄さんの番よ」(ニッコリ

兄「や、やめろー!」


・・・・


兄「ハッ!・・・夢か」


----
これでおk

分かった、分かったよ

俺は全てを狂わせたダンディと言う悪魔を記憶から消す

お前達も忘れてくれ

と言うわけで>>71辺りにタイムスリップ

>>72くらい

友「……ねぇ、お願いがさ……あるんだけど」

兄「……ん?」

友「あの………さ、あ……あたしとさ」



友「キスして、くれない?///」

兄「」

前の路線でもよかったろうに

友「…………だめ……かな」

兄「えっ?えっ?何言ってんだお前っ!」アセアセ

友「……兄、さっき言ったよね」

友「あたしなんて、彼女として見れないって……」

友「女として、見れないって…」ウルウル

兄「す、すまん!そんなつもりじゃ!(何だこいつ可愛い本当に友か!?)」

友「いいよ別に、何と無くそんな感じしてたから………」

兄「………」


友「だからさ、だから」


友「一瞬だけ、あたしをあなたの女にしてください」

友「お願い、します」ペコッ

兄「……可愛いな」

友「…………えっ?」

兄「俺が馬鹿だった、お前って、こんなに可愛かったんだな」

ギュッ

兄「今までごめん、お前は立派な 女 だよ」

友「あ……ほんと……に?」ウルウル

兄「ああ」コクッ

友「あっ、あぁぁぁぁぁ」ポロポロ


兄「キスなんて、いくらでもしてやる」


友「んんっ………///」チュ

友「んんっ………ん///(すごい、あたし、今、兄とキスしてるんだ……)」ムチュュッ

兄「………」

友「(すごく幸せ、…夢見たい)……んむぁっ!」ぷはっ!

兄「………友」

友「ふぇ……?」ボー


兄「俺、我慢できないよ」ガシッ

友「あ、あっ、ひょっと!!(これって……///)」

友「ちょっと、まっ!、あたしっ初めてだからっ、心の準備がっ!///」バタバタ

兄「俺だって初めてさ」


友「……えっ」


兄「…………お揃いだな」

友「そ、そうだね」

友「…………分かったよ」

友「きてっ///」パカッ


兄「お、おう(こ、これが噂に聞く……)」

兄「ゆっくり行くからな……」ズブブブ


友「あんっ!?、んぁ!!(あ、入ってくる!!)」


ブチッ


友「がっっっ!!?(いたあぁぁぁぁっ!!?)」
ビクン!!

兄「うおっ!大丈夫か友ッ!」

友「う、うん(死ぬかと思った……)」

友「もう、動いて大丈夫…だから」

兄「わ、分かった……」

兄「よし、動くぞっ」

友「……うん」

兄「んっ…………(そろそろ、か)」パンパン!

友「あっ!あっ!(やばいっ!何これ!なんか登ってくる!!)」

兄「……そろそろ限界だ、友」パンパン、

友「あっ、あたしもッ!あ、あにっ、いっしょにイこうっ!」

兄「わかった!!」パンパンパンパン!

友「くるっ!!」


妹「…兄さん?、誰かいるーー

兄「うっ!!」

友「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ビクンビクン


妹「」


兄「あっ」

妹「」

兄「……………」

妹「」

兄「あのな、妹」

妹「」

兄「お前はもっと、俺以外の人間を知るべきだ」

兄「それがお前の為なんだよ………分かってくれ」

妹「」

兄「その……まぁ座れよ」

妹「」トスン


兄「妹、冷静になって、落ち着いて聞いてくれ」

妹「」コクン

友「あの、ちょっと」

兄「ん?」

友「そろそろ抜いてよ…///」

兄「まぁ待て」

兄「いいか、妹、1+1は何だ」

妹「……2」

兄「そうだな、2だ」

兄「じゃあ1+1+1は、何だ?」

妹「………3」

兄「そうだな、3だ」

兄「つまりだな、1人より2人の方がいい、2人より3人の方がさらに良い」

兄「小学生でも解る簡単な計算だ」

妹「……………」

友「……………」

兄「……………」


兄(俺死んだ方がいいんじゃないかな)

兄「どうかな……妹」


妹「……分かった、ちょっと待ってて」トテテ


兄「えっ………」

友「ねぇ、そろそろ抜いてよ」

兄「まぁまて」

友「……………」

妹「お待たせ、兄さん」

兄「おう、…………ん?何だよそれ」


妹「何って………、大根だよ……するんだよね?、三人で」





兄「………分かったよ、受け止めてやるよ、
妹」


その夜以来、俺は便秘に苦しむ事がなくなった


ハッピーエンド

えーっと

ダンディ編に巻き戻すか?

なぁ、俺は、童貞なんだ

繰り返す、俺は童貞なんだ

ごめんよ、童貞でごめんよ

エッチとか良く分からないんだ………

別にエロいことしろと言ってるわけじゃないんだ
妹に救いをください

>>260

分かったよ、童貞だけど分かったよ

今度こそダンディと大根の呪いを解いて見せるよ………

>>71くらいから

コンコン

妹「兄さん……?」

兄「おう、妹か、入れよ」

ガチャッ

友「お、お邪魔してまーす」

妹「っ!………誰?」

兄「俺の友達だよ、お前に紹介しようと思ってな」

妹「………ふーん」

兄「じゃ、俺お前の分の飲み物も持ってくるから、友と話して待っとけ」スクッ


妹「えっ!?」

友「あっ、ちょっと!!」

バタン

妹「……………」

友「……………(気まず過ぎんだろふざけんな)」

妹「………………」

友「…………えーと」オロオロ

妹「……………」

友「あ、改めまして自己紹介、あたし、友っていいます」

妹「…………あんた」ボソッ

友「はいっ!?」ビクッ

妹「…兄さんの何?」

友「何って……、だから友達だよ」

妹「……ホントに」

友「マジだって!!大マジ!!それ以上でもそれ以下でも無しっ!!!」

妹「………そう」

友「…………うん(ダメだめっちゃ怖い早く兄こいやお願いだから!)」

友「…………えと」

友「妹ちゃん、てさ……兄くんの事、大好きなんだよね、すごく……」

妹「っ!?………なんでっ///」

友「あ、あははっ、いや兄の奴がさ、いっつも妹ちゃんの話ばっかだからさ!もしかしたら妹ちゃんもっ…て思ってさ!!(可愛い)」

妹「わ、私の話ばかり?兄さんが?///」モジモジ


友「う、うん(ドンピシャか…)」

妹「……私も、兄さんの事は大好き」

妹「この世で、誰よりも私が兄さんを愛してる」


友「…………(マジか、ガチモンだなこれ)」

妹「………だからさ」



妹「兄さんに、手出したら、絶対に許さないから」ギロッ

友「………(やっぱ怖い心臓裂けちゃう早く兄こい遅過ぎんだろ!)」ガクガク

友「あ、あのさ、………なんで、そんなに兄くんの事、好きなのかな…?」


妹「…………………」


友「べっ、別に駄目なら教えてくれなくてもっ「私がまだ小さかった頃」あ、聞きます」


妹「……近所の公園でよく遊んでたの
でも私、こんな性格だから友達居なくて」


妹「いつも、兄さんが遊んでくれたの」

妹「そして、いつもみたいに兄さんと遊んでたらさ、私、大きな犬に襲われちゃって」

友「えっ!?だっ、大丈夫だったの!?」


妹「…うん、兄さんが助けてくれた
あんな大きな犬だったのに、立ち向かって追い返してくれたんだ」

妹「兄さんはいっつもそう、困ってたらどんな時でも私を助けてくれる、皆と違って、私をちゃんと見ててくれる」

妹「だから私は、兄さんが大好き
私には、兄さんしか居ないの」



友「………………」

妹「ふふっ……こんなに兄さん以外の人とお喋りするの、初めてだな……」


友「………そ、そうなんだ」




友「えっとさ………妹ちゃん!」

妹「……何?」


友「私とさ、友達にならない?」


妹「…………えっ?」

友「あ、急にごめんなさいなんか、でもさ、話を聞く限りじゃ、妹ちゃん
兄くんとしか余り接した事無いんだよね?」

妹「…………うん」


友「だったらさ、あたしとの出会いを機に、
世界を広げてみるのも悪くないと思う」

友「………どう、かな?」ドキドキ


妹「…………………」

妹「あの………考えとく///」モジモジ

友「そ、そっか!!よろしくね!(よっしゃぁぁぁぁ!!)」





兄「………良かったな、妹」

ガチャ


兄「お待たせー」


友「遅いわボケコラァァァァァァァ!!」

ゴスッ


兄「痛っ」

次の日ー学校

兄「おい、友」

友「ん?」

兄「昨日はありがとうな、喜んでたぞ妹」

友「えっ、ホントに!?
よかったぁ~」

兄「……これからも、妹と遊んでやってくれ
頼む」ペコッ

友「!やっやめてよ兄、あたりまえじゃんか!
絶対遊びに行くから!」

兄「本当にありがとう」

友「わかったって、もう……!///」


ガラガラ


ダンディ「席に着きなさい、授業始めますよー」

またダンディ出すのかよ

>>294

すまん、先生と打つ筈がダンディになってしまった

ダンディの呪い解けてなかった



兄「ただいまー」

妹「お帰りなさい!兄さん!!」

兄「おう、ん?どっか行くのか?」


妹「あ、あのね、私っ、友達と遊んで来るね!」

兄「……わかった、あんまり遅くなるなよ?」

妹「うんっ!」タタタッ




兄「…………フフッ」

兄「………そうだな、少し寂しくは無いでも無いが」

兄「妹の世界を広げる、これこそが俺の願いだよ」

兄「これで良かったんだ、そうだろ?父さん、母さん」


タタタッ ガラガラッ


兄「…………ん?」


妹「兄さんっ!言い忘れてた事があった!!」

妹「私は、どんな事があっても!!
どんな事があったとしても!!!」


妹「兄さんの事、大好きだからっ!!!」

妹「本当に本当に!!大好きだからっ!!!」

妹「それだけは言いたかったの!!じゃっ、行って来るね!!!」タタタッ



兄「………………」





兄「俺も大好きだよ、妹」


おわれ


次書くときは童貞卒業してエロ書けるようになってろよ

>>306

分かったよ、俺、頑張って童貞卒業して
いっぱいエッチの勉強するよ

こんなに夜遅くまで付き合ってくれてありがとう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom