妹「ヌクヌクしたいです……」 (46)

妹「寒いですね」

兄「……寒くない」

妹「えっ」

兄「……はっくしょん!!!」

妹「……寒いですよね?」

兄「寒くない……寒くない!」

妹「………」

妹「………」ピトッ

兄「……腕を絡ませないでください」

妹「暖かいでしょう?」

兄「生温い」

妹「………」

兄「………」

妹「………」

兄「………」

妹「くしゃみ、ようやく止まりましたね」

兄「……はっくしょーんっ」

妹「嘘ばればれです」

兄「うっ……」

兄「とりあえず離れようか」

妹「私にくっつかれるのは嫌……ですか?」

兄「………」

妹「………」ピトッ

兄「……その言い方は少しズルくない?」

妹「私のこと嫌いですか?」ピトッ

兄「嫌いじゃないけどさ……」

妹「………」ピトッ

兄「っ!あ、あのっ…」

妹「はい?」

兄「す、少しずつ密着するのやめてっ」

妹「……やっぱり嫌なんですね私のこと……」

兄「だから嫌じゃないって!」

妹「よかった……」ピトッ

兄「……ハァ」

妹「お兄ちゃん、今日のお昼どこで食べます?」

兄「一緒に食べるの前提なんだ……」

妹「兄妹なんですから当たり前です」

兄「……昨日までは兄妹じゃなかったのに」ボソッ

妹「………っ!」バキポキ!バキポキ!

兄「グなぁっ!?う、腕がぁぁぁっ!!」

妹「昨日までは……なんですか?」

兄「わ、悪かった!あの話はもうしないよ!だから関節技を外せぇぇ!!」

妹「はい」

兄「……………………………………」

妹「沈黙が長いですよ?」

兄「………恐ろしい妹だぁ」

妹「大変です、お兄ちゃん」

兄「今度はどうしたの」

妹「マフラーを忘れてしまいました」

兄「へぇ」

妹「お兄ちゃん」

兄「うん?」

妹「首元が寒いです」

兄「う、うん」

妹「………」

兄「………」

妹「………」

兄「……なんで両腕を広げてるの?」

妹「ハグで暖めて欲しいです……」

兄「………」

兄「……勘弁してくださいよぉ、妹さん……
往来のど真ん中ですよぉ………」

妹「…………………………」

兄「目を瞑って完全に待ちの態勢になっちゃってるし……」

妹「早くハグしてくれないと私から抱きつきますよ?」

兄「……………………」

妹「私の色んな部位を押し付けながらハグします」

兄「……………」

妹「10」

兄「えっ」

妹「9」
妹「8」

兄「カ、カウント!?待て待て!わかった!わかったから!」

妹「2」
妹「1」

兄「はぁ!?ちょっ……!!!」

妹「0」

ぎゅーー~ッ!!

妹「あっ……///」

兄「っっ!!!!!」

妹「………っ」

兄「……お、おまっ……おまっ……」

妹「……お兄ちゃんっ……いい匂い……」クンクン

兄「おまっ、お前ってやつはぁぁ……」

妹「……ハァハァ……お兄ちゃん……」

兄「なんだよ!!?!?」

妹「な、舐めるね……」

兄「はぁ?ど、どこをっ…….っっ?!?!」

妹「レロッ」

兄「」

妹「あ……ちょっとしょっぱい」

兄「ほ、ほほほ頬っぺたを……おまっ……」

どこに向かってるんだこのss
ほのぼのもの書きたかったんだ俺は。終わります

妹「………」
妹「………」きゅっ

兄「胸を押し付けないでぇ……」

妹「嬉しいですか?」

兄「全然嬉しくないよ!」

妹「………」カチン

むにゅんっ

兄「更に押し付けんといてぇぇええ!!」

妹「……あ」
妹「お兄ちゃんの心臓の音、ものすごいことになってますね」

兄「……もう勘弁してくださいよぉ……ほんとにぃ……」

妹「わ……」
妹「わ、私の心臓の音も聞こえます?」

兄「………………聞こえないです」

妹「……んっ」きゅっ

むにゅにゅっ!!

兄「ひょ?!?!」

妹「これならっ!きこえっ……ます……?」

兄「嘘嘘!すでに聞こえてるから!
心臓がすごいバクバクしてるの伝わってるから!!」

妹「……良かったです。
私もお兄ちゃんとおんなじです……えへへ」

兄「………」

何やってんだこいつらあああああ!!!
イメージは通学途中なんだが……

妹「私の初めてのハグ、お兄ちゃんに奪われちゃいました」

兄「奪ったのはどちらかと言うとそっちだろうが……」

妹「……あ」

兄「ん?」

妹「さっき私が舐めたところ」

兄「ん??」

妹「……ちょっとだけ濡れちゃってますね。拭いてあげます」

兄「………….…………まぁ、うん。頼むわ」

妹「………レロレロッ」

兄「なななな?!?!」

妹「んっ……綺麗にして……っ……あげまひゅ……チュパッ」

兄「」

妹「チュッ………んっ、ん、んっ……ペロペロッ」
妹「……はい、綺麗になりました」

兄「べ……べちょべちょじゃないかぁぁ!!」

妹「あ……ほんと。べちょべちょです
……ま、また拭いてあげます。……んっ」

兄「し、舌で拭いても効果ないって!」

妹「舌が嫌なら私の靴下で拭いてあげます?」

兄「………普通に拭けないのかお前は」

妹「ムレムレ靴下ですよ?」

兄「…………………」

妹「ムレムレ靴下ですよ?」

兄「二回言わなくていいよ……」
兄「袖汚れちゃうけど仕方ないか……」

ゴシゴシ……

妹「あっ……!!」
妹「袖で拭くなんてはしたないですよ!行儀が悪いです!!」

兄「お前にだけは言われたくない!」

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