穏乃「玄さん、一発殴りますね?」(159)

憧「シズ、今週の土曜日遊びに行こうよ」

穏乃「いいよー。どこに行く?」

憧「たまには大阪まで行ってみようか?」

穏乃「いいね。あんまり大阪には行った事ないんだよね。案内してよ」

憧「お任せあれ!美味しいラーメン屋もネットで調べとくわね」

灼「えーコホン。土曜日は部活だけど」チラッ

ふんふむ

ふむ

他人行儀な

憧「あれ、そうだっけ?じゃあ、午前中にしようよ。晴絵を叩き起こしてさ」

灼(このクソビッチ、自分の都合のためだけに疲れてるハルちゃんを朝から起こす気か…)

玄「赤土先生も土曜日くらいは午前中ゆっくりしたいんじゃないかな?」

憧「えー、そんなの晴絵に聞いてみればいいじゃん。晴絵がいいって言うならいいし、駄目って言うなら午後でもいいけど」





職員室

晴絵「えっ、土曜日の部活を午前中にして欲しい?」

憧「ね、ね、ね。一生のお願い」テヘッ

灼「…」ムスッ

晴絵「金曜日は先生達との飲み会あるんだよなぁ」ウーン

憧「そこを何とか…、晴絵なら若いから大丈夫だって!」

晴絵「まぁ…、先生の中では最年少だけどなぁ。出来れば、午後からの方がいいけど…」ウーム

憧「お願い!マジお願い!」ペコリ

灼「辞めなよ。ハルちゃんが困ってる。穏乃なんて毎日会ってるんだから、わざわざ穏乃と大阪に行く必要なんてないと思うけど」

憧「…それはそうだけど」

晴絵「なんだ穏乃とデートか」ニヤニヤ

憧「でででででで、デートなんて///」カァァァ

晴絵「不純異性交遊だな!?って異性でもないしな。まぁ、いいさ。行っておいで」

灼「ハルちゃん!」

憧「ホント!じゃあ、部活は午後からでいいの!?」

晴絵「ははは、もし二日酔いでダウンしてたら勘弁な。午前中でいいよ」

灼「ハルちゃんが無理する必要ないよ!」

憧「わーい、やったー」

日曜に行ったらいいのに

憧「サンキュー晴絵」

タッタッタ





灼「ハルちゃん、良かったの?」

晴絵「午後の方が良かったけどな。まぁ、朝から頑張るか」

灼「…最近、憧、調子に乗ってない?」

晴絵「そりゃ全国大会で、小鍛治プロに普通に麻雀上手いとか言われたし、何かネットの全国大会で見た高校生美少女雀士トップ10みたいなのにもランクインしてたしね」

晴絵「阿知賀女子麻雀部の看板娘として、来年から頑張って貰うからね。新入部員獲得とかさ」

灼「だから、甘やかしてるの?」

晴絵「そんな事無いぞー。ミスしたら叱るし、出来ない事は出来ないって言うし」

灼「…」ムスッ

晴絵「まぁ、少々のお願いを聞くくらいね。灼や玄は、何にも言ってこないし手のかからない良い生徒だなー」ハハハ

灼「ハルちゃんにお願いなんて私には…、とてもとても…」

部室

灼「ってわけだよ。土曜日の部活は午前中から」

玄「ふーん、私も午後からの方が良かったんだけどなぁ…」

灼「前にもこんな事あったよね」

玄「うん。最近、穏乃ちゃんとも上手く行ってるみたいだし、何か面白くないよね」

灼「…うん。面白くない。憧の都合のいい事ばかり起きて」

灼「ハルちゃんも無理してるっぽいし」

玄「懲らしめてやろうか?」

支援ですのだ

これはすでに付き合ってる設定なの?

灼「懲らしめる?」

玄「前から思ってたけど、憧ちゃんは少しくらい痛い目見た方がいいと思う」

灼「確かに。このままじゃロクな大人にならない。敬語も苦手みたいだし」

玄「だから、私達で憧ちゃんを変えますのだ。先輩思いの優しい子に」

灼「ふむふむ」

玄「だいたい、私達三人で幼馴染なのに、私をほっておいて二人で大阪に行くっておかしくない?」

>>13

友達以上恋人未満

アコチャーにしたら、今が一番大切な時期

支援ですのだ

支援するのです

玄「しかも私が目の前に居たのに…。誘いもしないなんて…」

灼「ハブられたんだね」

玄「憧ちゃんの癖に、生意気!いや、憧ちゃんは昔から生意気だったかな」

灼「うんうん」

玄「ここに穏乃ちゃんのジャージがあります」

灼「おおっ!?」

玄「これでトラップを仕掛けます。灼ちゃんは撮影しといて」

調子に乗ったクロチャーが一転、涙目になると思うとワクワクする

そんな古典的な罠に偏差値70の憧ちゃんが…

憧「いやー、最近毎日が楽しいわー。後はシズと恋人になれたら…」

憧「まぁ、恋は焦らずじっくり行きましょう。この距離感も楽しいって言えば楽しいしね」


部室に着く憧

ガラガラ

憧「おーす。誰か居る?」キョロキョロ


しかし誰も反応しない。あるのは自動卓の上に置いてる穏乃のジャージのみ

憧「あれー、私が一番手かな?珍しい」


玄(三番目だよ)

灼(…)


憧「まっ、いいか。もうすぐ来るでしょ…」

憧「にしても、なんで穏乃のジャージが…」チラッチラッ

憧「着替えて、こんな所に脱ぎ捨てて行くか~普通~。…シズならありえるわね」チラッチラッ

玄(それ私が穏乃ちゃんに昔々に貰ったジャージですのだ。家でたまに着てたりして)

灼(私ならまだ着れるんだろうなぁ…)

なぜ玄が穏乃のジャージを持っているのか

憧「…」ジーーー

穏乃ジャージ「…」


憧「…」ジーーー

穏乃ジャージ「…」


憧「…」ソワソワ

穏乃「ジャージ」


憧「…うーん。どうしても気になる」チラッチラッ

穏乃のジャージ「…」

さすが憧ちゃん ぶれないぜ

憧「少しだけ…少しだけだから…」カシャン


部室の鍵を閉める憧

玄(ぷぷぷ、鍵なんか閉めちゃっても、もう中に居るのに)

灼(憧って穏乃の事になると、偏差値40くらいしかないよね)


憧「…」キョロキョロ

穏乃のジャージ「…」

憧「このジャージ、明らかに新品じゃないのよね。って事は、シズが着てたジャージ」ゴクリ

玄(着てたのは私ですのだwwwww)

憧「よ、よ、よし…。やるわよ!」ジリジリ


玄(灼ちゃん、カメラカメラ)

灼(はいはい)



クンクン

憧「ぽわ~、これが…、穏乃の匂い。いい匂いするなぁ…」スーハー


玄「今です!」

灼「…憧、正直かなり気持ち悪いよ」カシャカシャ

玄うぜえwwww

平常運航やな

憧「玄に灼!?隠れてたの!」

玄「先輩なのでさんをつけないとね?」

灼「よく撮れてる。光悦した表情とか」

憧「な、な、なにが目的よ!?」アセアセ

玄「口のきき方に注意して。これを見せれば…、穏乃ちゃんと憧ちゃんの恋愛くらい」

灼「壊しちゃおうかな」ギロッ

憧「…す、すいませんでした。つい出来心で」ペコリ

腹黒ちゃんやな

玄「あーあー、穏乃ちゃんが可哀想。一番の親友だと思ってた幼馴染は、レズで人のジャージをクンカクンカするような変態だった」

灼「同性愛は否定しないけど、この写真がネットでばら撒かれたら阿知賀女子全体がレズの巣窟だと思われるよ」

憧「くっ…、撮ったのはあんた達でしょ」

玄「口のきき方!」バン

憧「ひっ!?」ビクッ

灼「私達の機嫌次第だよ?」

憧「…ごめんなさい」

玄「頭のいい憧ちゃんはもうわかるよね、私達が言いたい事」

憧「…はい」

玄「私達のペットだね」

灼「とりあえず土曜日は、午後から部活ね」

憧「…はい」ポロポロ





トゥルルルル

穏乃「あっ、電話だ。憧か」

憧「あっ…、ごめん。土曜日、大阪に行けなくなった。お金無くてさ…」

穏乃「えーそうなの?貸そうか?」

憧「いいよ、悪いし。またお金貯まったら行こうね」

穏乃「うん、楽しみにしてるよ」

宥姉ぇはまだかね?

玄「ふふーん、それでいいですのだ」

憧「…」ピッ

玄「次からは私も誘うように」

憧「…わかりました」


ガサゴソ

憧の鞄を漁るコケシ

灼「えーと、化粧品に鏡にipod touchに…。今時の女子高生ってこんな感じなのか」

玄「おやおや、これは…」


出て来たのは一冊の本

灼「大阪、ラーメン特集2013」

玄「健気だねぇー憧ちゃんって」クスクス

支援

コケシとクロチャが畜生になりつつある

>>14
一応灼ちゃんとの付き合いが一番長いんじゃないでしょうかね…
クロチャー的には幼馴染にには含まれてないのか…

玄「マーカーまでついてる」

灼「ふーん、部活の時間変えて、ラーメン屋巡りか。いいご身分ですね」

憧「…その本、返してよ」

玄「は?口のきき方に、気をつけてよって言ったよね!」


ガン!

本を憧に向かって、投げつける玄

憧「いたっ…」

玄「興奮してつい手が滑ってしまいましたのだ」

灼「殴ったり蹴ったりするのは、顔以外がいいってネットで見たよ」

憧「うっう…」ビクビク

>>33
レズに関してはあらたそは全く人のこと言えないんだよなぁ…

玄「とりあえず上の服、脱いで」

憧「は?」

玄「おもち」

灼「早く。この写真バラまかれたいの?」

灼「ムービーもあったりね」パカッ



憧「…わかったわ」シュルシュル

まて、くろちゃを悪くするのはやめてくれ

まて、くろちゃにおしおきはやめ…ああでも見たい!

玄「うーん、中の中だね」モミモミ

憧「ぐっ…、玄さんもレズじゃなんですか?」

玄「違うよ。ただのおもち好き。憧ちゃんみたいに、穏乃ちゃんとエッチな事したいなんて微塵にも思ってない」モミモミ

玄「ついでに穏乃ちゃんみたいなまな板おもちには興味なかったり。憧ちゃんは、穏乃ちゃんのおもち触りたいんでしょ?」

憧「…はい」ポロポロ


カシャカシャ

灼「一応、撮っておこう。売れるかもしれないし」

玄「私の顔は撮らないでね」

憧「ひぐっ…」グスングスン

これは>>1の悪意を感じますね

玄「はー、満足しましたのだ。最近、旅館で変なオッサンにお尻触られたりしたから…」

灼「自営業はストレス貯まるよね」

憧「…」ポロポロ



灼「その点、神社の娘は…、いいよね!」


ドゴーン!

憧「か…はっ…」


憧を蹴り飛ばす灼

このままでいい。このままで
そしてアコチャーが、うりとばされたらなおいい

灼「頭も良くて、顔も良くて、友達も多くて…」ゲシゲシ

憧「痛い!痛い!お願いします、辞めて下さい!」

灼「ハルちゃんにも特別扱いして貰って…、恋愛まで充実してる…。大嫌いだよ!お前みたいな苦労してなさそうな女」ゲシゲシ

憧「げほげほ…」


憧の腹を踏む、蹴る、踏む踏む踏む、蹴る蹴る蹴る


玄「憧ちゃんの財布財布っと」ゴソゴソ

玄「ちぇ、5000円だけ。アルバイトしてない高校生だとこんなものかな」ガクッ

あらたそ……

玄「じゃあ、3000円貰っておこう」

灼「ふーふー」ハァハァ

憧「…」ビクンビクン


玄「灼ちゃんは2000円ね」

灼「なんで玄の方が多いの」

玄「計画立案者だから」

憧「…」カタカタ

玄「あんなに生意気だった憧ちゃんが子犬のように震えてるよ!良かったね」

灼「憧、イジメじゃなくて先輩の指導だからね。そこの所、勘違いしないように」

玄「指導料5000円、頂くね~」

(´;ω;`)ブワッ

これは酷い

玄「さて、服着てね。憧ちゃん」

憧「はい」ポロポロ

灼「今日の事、誰にも言っちゃいけないよ。私達も覚悟があるんだ」

玄「もし誰かにバレたら、憧ちゃんの恋路を全力で潰すね。穏乃ちゃんのために晩成蹴って、阿知賀まで来たんでしょ?」

憧「うん」

灼「じゃあ、私達の卒業までペットしないとね。期待してる」

憧「わ、わかりました」シクシク

そして、しばらくして


ガラガラ

晴絵「部活の時間だぞー」

穏乃「遅れてすいません」


玄「遅いよー」

灼「宥さんは引退したから、みんな揃ったね」

憧「…」ウツムキ

晴絵「おいおい、憧。この世の終わりみたいな顔してどうした?」ハハハ

部として成立してねぇ

宥姉がいないとかどんな絶望・・・

おねえちゃんがいないだけでこの惨状…
宥姉ー早くきてくれー

憧「大きなお世話だつーの」


バン!

灼「敬語」

憧「ひぃぃぃぃぃ」カタカタ

晴絵「敬語?今更、憧が私に敬語だって」アハハ

玄「灼ちゃんと話し合ったんです。憧ちゃんが他校の上級生まで敬語使ってないのはマズイだろうって」

穏乃「江口さんとかですか?」

こんなつまんねーの書いてないでIPSやれよー

晴絵「まぁ…、一理あるかも。アルバイトとか始めたら苦労しそう」

灼「だよね。穏乃は一年生で敬語使えるのに、憧は敬語使えないとか」

灼「ハルちゃんの評判が悪くなっちゃうから」ギロッ

憧「申し訳ありません」ペコリ

玄「だから、練習しようって。憧ちゃんは、これからみんなに敬語使います」

穏乃「私にもですか?」

灼「もちろん。二人きりの時はいいよ。部活の時はね。いいね、憧?」

憧「…はい。高鴨さん、ごめんなさい」

見てるよ、支援

これはやりすぎや・・・まああこちゃはちょっと目に余るが

こうして憧は、敬語で話すようになった


穏乃「最近、元気ないな。憧」

憧「…そうですか?いつもと変わりませんよ」

玄「うんうん、変わらない変わらない」ニコニコ

灼「憧、買い出し行って来て」

穏乃「この辺は、店が遠くて一人では大変ですよー。何なら私も」

玄「憧ちゃん、一人で大丈夫だよ。ねー、憧ちゃん」

憧「はい、大丈夫です」

灼「領収書忘れないように」

憧「はい、わかってます」





晴絵「部活するぞー。あれー、憧は?」

玄「買い出しに行ってくれましたよ」

晴絵「えー!?自転車で?」

灼「もちろん」

晴絵「言ってくれれば、車出すのに」

灼「ちっちっ…、そうやってハルちゃんが甘やかすから、憧がつけあがる。自転車で買い出しくらいみんなやる。どこの部活でも」

レジェンド優しいな
でもいい加減イジメに気付けよw

ダメだ…まだキレるな!こらえるんだ!

レジェンドが甘やかしてるのはあるんだよなあ・・・

憧「はぁはぁ…、遅くなりました…」

玄「本当に遅いよ。もう部活、終わったよ」

灼「穏乃には帰って貰った。憧を待つとか何とか言ってたけど」

憧「そ、そうですか…」

灼「疲れたでしょ。これ、水」コトッ

玄「いつも雑用引き受けてくれてありがとう」



憧「い、いえ。一年生ですから…。頂きます」ゴクゴク

憧「おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ゲロッ

憧「な、な、なによこの水!?」ゴホッゴホッ

玄「お手洗いの水だけど?」ニコッ

犯罪はやめて、どうぞ
ハルちゃんの顔に泥を塗ったらアカン

面白い

病気になっちゃう(

憧「げほっげほっ…、こんなの汚水じゃない!?」

灼「穏乃が使ったかもしれない便所の水だよ」

玄「レズの人なら、飲めるよね?」

憧「いくら私でもそんな趣味ないわよ!」

灼「け・い・ご」

玄「はい、罰ゲーム。今度はさっきより茶色っぽいけど、さぁグイッと」ススッ

灼「あっ、これ写真。キレイに撮れてるだろ?」

憧「の、飲むから!飲めばいいんでしょ!」ポロポロ

支援

しず「そんな…あんまりだよ、こんなのってないよ…」

えげつねえ・・・

憧「おえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ビチャビチャ

玄「うわっ…本当に飲んだ…」

灼「汚い…。吐いてるし」

憧「はぁはぁ…、飲んだわよ。これでいいですか」

玄「指導料」

憧「は、はい」プルプル

灼「少ないね。お姉さんの財布から抜いて来たら?」

憧「ぐっ…、それは…」カタカタ

これはもう見てられない…

これはお姉ちゃんに教育されるやろなあ・・・

玄「憧ちゃん、頭いいから適当に言い訳考えれるでしょ?」

灼「お金作っておいてね。アルバイトでもしたら?」

憧「…」

玄「ゲロ、ちゃんと掃除しといてよ。これ雑巾」スタスタ

灼「これ鍵。戸締りよろしく」スタスタ





一人で掃除をする憧

フキフキ

憧「あれ…、この黒い雑巾…」

憧「シズのジャージじゃん…」ポロポロ


クロチャー作、穏乃ジャージ式雑巾

このゲスチャーとコケシは焼却炉で燃やされるべき

こんなことしといて一発殴られただけで済むハズないんだよなあ
穏やかな心を持ちながら怒りに目覚めたスーパーシズモンになるやろ

ある日の事

ガラガラ

憧「おはよー」

穏乃「あれ、憧。髪切ったの?」

憧「えぇ、あーうん。イメチェンよ。昔みたいにショートにしたの」

穏乃「似合ってるよ。なんか片岡さんに似てるけど」

憧「清澄の一年ね。よく言われる」



玄「人間の髪が燃えるか実験しましょう」

灼「いいね。万が一の時のために水は用意しといたよ」ドン

バケツに入った水

憧「またトイレの水ですか?」

玄「当たり前ですのだ。今回は私のオシッコ入り!危なくなったら、これかけて火を消そう」


こうしてアコチャーは髪を切る事になった

これは温厚なシズでも助走つけて殴るレベル

やめるのです!ボクたち!

うわぁ・・・(ドン引き

ある日の事

晴絵「また憧は休みかー」トン

玄「最近、やる気ないのだ」トン

穏乃「バイトで忙しいって言ってました」トン

灼「全国大会に向けて練習しなきゃいけないのに…」トン

晴絵「麻雀の腕も落ちて来たんだよな。最近、集中力欠けてるから、放銃率高くてさー」

玄「来年、部員が五人以上に増えたら、真っ先にレギュラー落ちだね」

穏乃「待って下さい!今は調子悪いだけですよ、本当は私より麻雀が上手い子ですから」

灼「練習サボるし、やる気が見えない」

>>69
まぁ小学生の時から見てきた子たちだし、全員身内みたいなもんだし仕方ないところはある
でもアコチャーは阿田峯に行ってたんだから多少は礼儀覚えてても良さそうなもんなのに

晴絵「確かに私達の世代の時でも、レギュラーでバイトしてたヤツは居なかったなぁ…。みんな練習練習で忙しかった」

玄「こんなんじゃ、来年は晩成に勝てるかどうか」

穏乃「絶対勝ちますよ!」

灼「今の憧じゃ無理だよ。宥さんも居ないし」

晴絵「まぁ…、来年の新一年生に期待かな。何人かスカウトする予定もあるし」





玄「憧ちゃん、今日給料日だよね?」

憧「えっ、はい」

灼「新しいボーリングシューズ欲しい」

玄「私はおもちDVDとか」

憧「わ、わかりました」

おもちDVDワロタ

そしてある日


穏乃「な、ななななななな、なんだよ!?この傷!」


憧の一人で着替えしてる所を目撃した穏乃

憧「な、何でもないから!転んだだけ!」

穏乃「バカにすんなよ!転んで、こんな痣が出来るわけないだろ!?」

憧「SM!SMにハマっててさ…。あはは、変な遊びでしょー」

穏乃「嘘だ!これは誰かに暴力を振るわれた後だ!」

憧「…」ホロリ

しずもん怒りのボディーブロー

憧「言えない…、誰にも言えない…」ポロポロ

穏乃「言えよ!私が、全員ぶっ飛ばしてやる!憧をこんな目に合わせた人、許せない!」

穏乃「阿知賀女子の生徒!?一年生?」

憧「…言えない」フルフル





違う場所

望「それで相談って言うのがね…」

晴絵「憧が望の財布からお金を盗んだって!?」

望「う、うん。私も信じられないけど、どう考えても犯人が憧しか居ないの」

晴絵「そんなに欲しい物があったのかな?」

望「お金使ってるようには見えないのよね…。服も増えてないし」

あらたそ終了のお知らせ

wktk

ハルちゃん怒りのエルボー

あらたそ恋やぶれる

部室

憧「すいません、穏乃に着替える所を見られました」ペコリ


玄「このバカ!」ドガッ

灼「マヌケ!クソビッチ!」ゲシゲシ

憧「うっ…うぐっ…」ボロッ


玄「どどどど、どうしよう灼ちゃん」

灼「し、心配する事ないよ。これはイジメじゃないし、先輩の教育的指導だし」

玄「そうだよね!愛の鞭だよね?」

灼「憧、この写真」チラッ

憧「…」ビクッ

玄「ば、バレたらネットで流しますのだ」

ただのDQN相手だったらスカッとするけどクロチャーがやられるとなんか悲しい

次の日、朝


晴絵「おーい、灼。ちょっと、こっちこっち」

灼「えっ、ハルちゃん。な、なにかな」ビクビク

晴絵「少し話しようや。なーに、怒りで手を出したらごめんな。体罰で訴えてくれてもいい」

灼「…」ビクビク


物陰で見てた玄

玄「あわわわわわ、くっそー、何もかんも憧ちゃんが悪い。地獄に落ちろ」ポチポチ

写真の拡散を始める玄

あらたそがご褒美なんですがそれは

ゲスチャー懲りてねえな

一年生の教室

憧「おっはよー」


ヒソヒソ…

ガヤガヤ…


憧「おーい、おはよー?」

モブ「レズ来たーーーーー」

憧「ん?」



黒板には、デカデカとシズキチ憧とか、レズレイプ憧などと書かれていた

憧「ちぇ…、バレちゃったか」

くろちゃーは自分の本アカのツイッターで拡散希望とかやりそう

あっ…救いはなさそうですね

阿知賀麻雀部の未来はもうボロボロ

アコチャーもう恐いものないじゃん
偏差値70の復讐が始まるか・・・?

>>106
スレタイ

モブA「新子さんが晩成蹴って、阿知賀来たのは高鴨さんが好きだかららしいよ」ヒソヒソ

モブB「なにそれ…怖い…」ヒソヒソ

モブC「レズの人って、やっぱり体育の時間の着替えとか私達の裸見て喜んでたのかな」ヒソヒソ



憧「シズしか興味ねーから。安心して。ってか聞えてるし」



モブD「話しかけんな!気持ち悪い!」

モブE「そうそう、女子校だから一人や二人は居ると思ったけど…、こんな身近に居るなんてね…。正直引いた」

憧「あーはいはい。どうぞどうぞ、私は友達とか居ないんで。一人でも大丈夫なんで」


距離を置く同級生達

クロチャーはそんなゲスな子とちゃうんよぉ~・・・

ゲスな子大好き

>>111
アホなだけだからね、仕方ないね(ガッカリ

コケシはどうなったんだろうか

憧「あぁ…一人になったか…。もし晩成行ってたら、こんな事にならなくて済んだのかな…」

憧「いや、よそう。もしもなんて私らしくない。シズと過ごした全国大会は私の中で一生の宝物になった…」

憧「この先、友達が出来なくても…、シズに嫌われても…、私は生き行ける」ポロポロ



ガラガラ

穏乃「おーす。あれー、みんなどうしたの?」

モブG「高鴨さん、これ見てよwwwwwww」ペラッ

穏乃「憧が私のジャージ嗅いでるね」

モブH「キモイよねー。変態でしょー」

シズがクロチャーの中の魔女を祓ってくれるはず

アコチャーの信じるしずを信じろ

しずもんなら……それでもしずもんなら……!

憧「し、シズ。ごめんね…、今まで隠してたけど…、私!私!」ポロポロ



穏乃「変じゃないよ。私も憧の制服借りた時にクンクンしたし」

モブJ「は?」

穏乃「みんな好きな人が出来たら、すると思うよ。お母さんとかやってない?私は、お母さんがお父さんのシャツの匂いを嗅いでるのを見た事あるよ」


ざわっ…ざわっ…

モブR「わ、私も彼氏のシャツとか嗅いだ事あったり」

??「わ、私も宮永さんのパンツとか嗅いだことあったり」

この世界に彼氏って概念があったのか

ポカ──( ゚д゚ )──ン

>>120
パンツって何?

クロチャーがネットとかできないおバカでよかった

穏乃「うん、変な事じゃないと思うよ。まぁ、本人に許可を取った方がいいとは思うけどね」

憧「シズうぅぅぅぅぅ」ポロポロ

穏乃「好きな人の匂いってとってもいい匂いがするよね。私は憧の匂いが大好きだ」


モブA「えっ…それって…」

モブB「もしかして高鴨さんも…」


穏乃「私は昔から、憧が大好きだよ」ニカッ

穏乃「変だとか思われても構わないし。女が女を好きになって…、何が悪いの?」

憧「わ、私も!シズが好き!大好き!むしろ愛してる!」

穏乃「あ、ありがとう///そんなハッキリ言われると照れるじゃん」

公然と愛の告白しちゃう穏乃さんかっけェ! そこに痺れる憧がれるゥ!

穏乃「さて、憧」

憧「な、なに///」

穏乃「私が休んでる間のノート見せてね」

憧「ノート?それくらい別にいいけど」

穏乃「ちょっとねー、学校休む事になるかも…。あっ、灼さんは赤土先生がとっちめてくれるってさ」

憧「あんたまさか…」

穏乃「私、かなり怒ってるんだよねぇ…。灼さんもぶん殴りたかったけど…」ゴゴゴ



穏乃「行って来る」

クロチャが今どんな顔してるのか見たい

さすが主人公や…

クロチャーは殴られて当然ですのだ

殴りに行こうかー

二年生の教室


玄「も、もう後戻りは出来ないよ」カタカタ

玄「女の子は噂が大好きだから、阿知賀女子の有名人、憧ちゃんの話題はすぐ広まりますのだ」



バターン!

穏乃「玄!松実玄!出て来い!」

モブ「一年生?松実さんに何か用ですか?」

穏乃「いいから、松実を出して下さい。用があるのは松実だけです」

あの頃にはもう戻れない・・・

松実ィ!

玄「ひっひいぃぃぃぃぃぃぃぃ、穏乃ちゃん」ガタガタ

穏乃「見つけた」


ツカツカ

玄「こ、来ないで!」ビクッ



ツカツカ

玄「わ、私をどうする気!?穏乃ちゃんがなんで憧ちゃんの事に対して怒ってるの!?御門違いじゃないかな」ブルブル


ツカツカ

玄「て、停学だよ!暴力事件なんて起こしたら、停学になっちゃうよ。阿知賀女子の全国大会だって…」カタカタ

いいぞ、それでこそクズチャー

穏乃「次にお前は『全部憧ちゃんが悪いんだよ!』と言う」

穏乃「停学なんて怖くない!」


穏乃「玄さん、歯を食いしばって下さい!全力で殴りますッッ!」

玄「ひえぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ」ブルブル



穏乃「たああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


バキィィィィィィィィ!


玄「がはっっっっ」ゴロゴロ



こうして高鴨穏乃は一ヶ月の停学処分となった

事情が事情だしそこまで長くはならないんじゃないかな

たとえ一発でもその拳は重い

家に帰ったら、宥姉からのお叱りも待ってるね!

そして一年半後

晴絵「今年はやっと全国大会に出られるな」

穏乃「どうもすいません」ペコリ

憧「誰かさんが暴力事件なんて起こすから」ジトー

晴絵「公式戦出場禁止が一年間で済んで良かったよ」

穏乃「最後の夏ですね…。頑張りますよ」

憧「うん、私とシズ、愛の力で優勝よ」

一年生「うちらも居ますでー」

宥姉からの(性的な)教育

あらたそとくろちゃ・・・

咲「部長、阿知賀の人達の試合見に行かなくてもいいの?」

和「咲さん、二人きりの時は部長は辞めて下さい」

咲「ごめんね、つい癖で」

和「王者として、阿知賀が決勝戦に上がって来るのを待ってますよ」



王者清澄と挑戦者阿知賀女子のインハイが今始まる


終わり

あらたそとくろちゃはどうなったん?

あらくろのその後を

いじめっ子2人は試合出れないまま卒業か

全ては最後の穏に集約されてたな

クロチャのその後はよ

クロチャとあらたそまじで見損なったわ

クズのあらたそは珍しいと思った(小並)

奈良、どっかの会社

男「松実、てめぇコピーも満足に取れねぇのか!」

玄「はわわわわ、す、すいません。今すぐ取って来ます」

ガシャーン

女「あぁ…、松実さんがお茶こぼした…」



ラウ○ドワン

灼「い、いらっしゃいませー」ニコッ

男「コケシは愛想がねぇんだよ!もっと笑え!この仕事は親が死んだ日でも笑ってなきゃダメなんだよ!」

灼「わ、わかりました。い、いっしゃいませ」グキッ

かわいそ

もっと貶めるのです!

玄「ただいま」

灼「あっ、お帰り。カップラーメン安かったから、いっぱい買って来たよ」

玄「たまには美味しいご飯作りたいけど、料理作る気力が湧かない…」

灼「最近、仕事場でイジメられてるかも」

玄「私もだよ。なんかメゲそう…」

灼「イジメってよくないよね」ズルズル

玄「全くね。お姉ちゃんには勘当されるし…」ズルズル

穏乃と憧の馴れ初めは…

玄「最近、男の人が怖くなって来たのです」

灼「わかる。私も上司が男の人で厳しい人だから…」

玄「もう男の人とは恋愛出来ません」

灼「ふーん。あれだけ憧の事、レズレズ馬鹿にしてたのに」

玄「灼ちゃんもレズじゃん。私、知ってるんだからね!」

灼「…もう高校生の時の話は辞めて。思い出すだけで辛いから」

玄「うん。二人で頑張ろうね」

灼「そうだね。また仕事に慣れたら、謝りに行こうか」

玄「うん」



灼×玄エンド

憧「やりましたわ。」

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