【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート4【安価・コンマ】 (999)

門矢士がTSした主人公たちを相手に学園恋愛ゲームする安価・コンマスレです。
恋愛と言いつつコミュニケーションゲームになってます。
物語が終了するタイミングは大体開始から一カ月以内(予定)

あまり無理な内容だったり、突飛な内容の安価は再安価となります。
また、士自身の行動ではない内容(~される)も再安価になります。
お気を付けください。


コンマの判定基準は

1:失敗(大)
2-4:失敗
5-7:成功
89:成功(大)
0:クリティカル

となっていますが、場合によっては上記と異なる判定が下されることもあります。
その際は判定前に告知させていただきます。
安価は2回連続までオッケーです。3回以上は再安価とします。

パート1
【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388401410/)
パート2
【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388843344/)
パート3
【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート3【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390043955/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390832564

これまでのオールライダー女体化計画

アンク「オエージ!……女!?」
アンク「オエージ!……女!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13852/1385255930.html)

フィリップ「翔太郎、太ったんじゃないかい?」
フィリップ「翔太郎、太ったんじゃないかい?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13859/1385912339.html)

紅渡「僕がクイーンだ!」
紅渡「僕がクイーンだ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1386/13863/1386347591.html)

啓太郎「やっぱりファイズはたくちゃんじゃないと!」
啓太郎「やっぱりファイズはたくちゃんじゃないと!」 - SSまとめ速報
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秋山蓮「城戸が鏡に話しかけていた?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386858489/)

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明日夢「響鬼さんが女の人に!?」
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津上翔一「俺、女の子になっちゃうみたい……」
津上翔一「俺、女の子になっちゃうみたい……」 - SSまとめ速報
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【仮面ライダー】クリスマスプレゼント【TS】
【仮面ライダー】クリスマスプレゼント【TS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387897255/)

良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」
良太郎「時間の改変の影響で女の子になっちゃった……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388293223/)

始「誰だその女は」橘「剣崎だ」
始「誰だその女は」橘「剣崎だ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388329252/)

前スレの続き、いきましょー。


準備運動を終え、筋を伸ばそうと剣崎の背中を押している時、
うなじの近くに赤い線が走っていることに気付いた。

士「剣崎、怪我してないか」

剣崎「えっ?」

どこ?と尋ねてくるので、赤い線に沿って指を滑らせると、
剣崎が肩を跳ねさせた。

剣崎「ひゃっ!う、嘘、そんなところに……?」

士「悪いが事実だ。……見たところ、服の下まで傷が広がってそうだな」

剣崎「……そうなんだ……気付いてなかった……」

本当に驚いた様子で剣崎が呟いた。
……こいつは、以前の約束を忘れたんだろうか?

士「無理はしないんじゃなかったのか」

少し冷たい声になってしまった。剣崎がしょんぼりと肩を落とす。

剣崎「そんなつもりないんだけど……」


1 心配だ(同時に感情判定)
2 傷を見せろ(同時に判定)
3 自由安価

ごめん2で

>>7 2 判定 6 いえいえ。

士「傷を見せろ」

剣崎「け、けど、ここ、人がいっぱいだし……」

士「人がいない場所ならいいんだな?」

剣崎「あ……」

しまった、と言いたげに剣崎が口を押えたが、もう遅い。

士「後で見させてもらう」

剣崎「……はい」

さて、どこで見ようか?


1 自室(同時に判定)※放課後の行動が固定
2 剣崎の部屋※放課後の行動が固定
3 自由安価

2

>>9 2

士「今日の放課後、お前の部屋に行くからな」

剣崎「!」

勢いよく振り返った剣崎の頬は色づき、それはもう嬉しそうだ。
……何故だ?

剣崎「部屋に友達が、なんて……ふふっ」

そういうことか。
何というか、こいつは本当に友達が好きなんだな……

【19日目・放課後】

――剣崎の部屋

足を踏み入れて第一に思ったのは、物が少ない。
そのせいか整理整頓はされているらしいが、女子の部屋としてどうなんだこれは。

剣崎「何だか恥ずかしいな……散らかってない、よね?」

比較対象を持たないくらい友人に恵まれてないのか、こいつは……
つまり、嘘をついてもばれないということになる。
……人間、正直が一番だろうか?


1 綺麗だと言う(同時に感情判定)
2 汚いと言う(同時に判定)
3 自由安価

生活感が無いな、本当にここに住んでいるのか?

>>12

士「生活感がないな、本当にここに住んでいるのか?」

問いかけに、剣崎は首を傾げる。

剣崎「うん、住んでるよ。そんなに生活感がない、かな」

少々不安そうな顔をされた。

士「別に、深い意味はない」

剣崎「そう……?」

士「ああ。それより傷のことだ」

傷のことを口にした途端、剣崎の表情が不安十割増しになった。
しかし、やめるつもりは全くない。

士「ほら、脱げ」

剣崎「あ、あのね!私も一応、恥ずかしいとか、あるわけで……」ゴニョゴニョ

赤面している。
確かに、年頃の男女がするようなことではないが……

士「手当てができないだろ」

剣崎「うう……」

涙目になりながら、剣崎が制服に手を掛けた。

早々に背中を向けられたため、じっくり見ている暇もなかった。
いや、決してそれが目的ではないんだが。

……今は傷のことに集中しよう。
剣崎の傷は、うなじの辺りから肩甲骨の近くまで伸びていた。
指でなぞるとくすぐったいのか、身もだえしている。

剣崎「て、手当てするんだよね……だったら、あんまり、その……
   時間、かけないで……」

士「ああ」

そうだ、手当てをしてやらないと。
消毒液を染み込ませたガーゼを傷口に押し当て、消毒した。
そこに新しいガーゼを当てて、テープで留めれば手当ては終わりだ。

ついでに他にも傷がないか見ておくが、特に見られない。
つまり、これで剣崎を脱がせておく理由はなくなったわけだ。


1 服を着ていいぞ、と言う(同時に感情判定)
2 ブラウスを着せてやる(同時に感情判定)
3 自由安価

2(ゲス顔)

>>15 2 判定 4 あらー。ていうか感情判定じゃなかった。ごめんなさい。

腕に引っ掛けられていたブラウスを引き上げ、そのままボタンを留めようとすると逃げられた。
驚いている間に、部屋の隅で大慌てでボタンを留められる。
……しまった。

剣崎「……変なことしないで」

士「服を着せてやろうとしただけだ」

剣崎「……」

疑いのまなざしを向けられている。
まあ、前回は少しうまくいき過ぎていたんだろう。
普通はこう、というかこれ以上に激しく抵抗し、最悪、変態と罵られ叩かれるだろう。

剣崎「……私だって、恥ずかしいんだからね」

士「分かってる」

剣崎「分かってないよ……」

……今にも泣き出しそうな顔だ。
もしかすると、自分が女として見られていないと思っているんだろうか。
実際、外見はともかく内面としては女の部分に興味がないのは確かだが……


1 剣崎を改めて観察する(士→剣崎感情判定+1)
2 自由安価

1

>>17 1 判定 7+1=8 よって……

改めて剣崎を観察してみる。

頬を真っ赤に染め、瞳を潤ませて、眉を八の字にしてこちらを見ている、整った顔の少女。
外見だけなら及第点は軽く越している。

内面の方は、どうだろう。
自分が当たり前の心配をするたびに大喜びして、セクハラまがいのことをしてもろくに抵抗もしない、
ちょっとどころでない変わり者。

それに、時折見せる寂しそうな目。
もしかすると剣崎がこんなにも懐いてくるのは、寂しいからなんだろうか。
自分がそばにいれば寂しくないと、思っているんだろうか。

自分が、そばにいれば。
……これじゃあ、同情で流されているようなものだ、とは思う。
思うが、……心臓が早鐘を打つのは、同情のせいではないだろう。

面倒くさいことになった。


士→剣崎:好意を獲得


剣崎「あの、門矢君?」

いつまでも黙っている自分を不審がってか、剣崎が声を掛けてきた。
そうだ、何の話をしていたんだったか。

剣崎「……私、女の子らしくないのかな……背も高いし……」

そういえば、そんな話だったか。
……どう答えてやるべきだろう?


そんなことはない
俺が保証する

>>19

士「そんなことはない」

自分の声に、剣崎がうつむいていた顔を上げた。

士「俺が保証する」

剣崎「門矢君……ありがとう」

そう言って、はにかんだように笑う剣崎は、確かに女の子、という感じがする。

士「お前は……女の子、だろ」

剣崎「う、うん……何か、事実を言われてるだけなのに、照れるね……」


直後判定
剣崎→士
友好(大) +1
スキル:博愛主義者により8以上のみ

フフン

>>21 3+1=4 よって友情を獲得

剣崎「本当に、門矢君と友達になれてよかった。
   ……最初はどうなることかと思ったけど」

士「ああ……悪かったな」

剣崎「謝ってほしかったんじゃなくて、その……
   どんな形でも、出会えてよかったな、って」

照れ笑いを浮かべた剣崎が、机に置かれた時計を見た。
それにつられて時間を見ると、夕方も終わりかけていた。
そろそろ、帰らないといけない。

士「じゃあな」

それだけ言って部屋を出て行こうとすると、剣崎が玄関まで見送りに来た。

剣崎「よかったら、また来てね!」

士「……ああ」

今までのことを思い返すと、それはいろいろと危険な気がしたが、とりあえず頷いておいた。

【19日目・夜】

ソファーに寝転んでいると、剣崎のことが脳裏をよぎった。
……以前手当てした時のことを思い出すと……

あまり思い出さないようにしておこう。
それより、明日は休日だ。早く寝る必要はない。

今夜はどう過ごそうか。


買い物に

>>24 夜ですよ……?

買い物にでも行くか。
この時間なら惣菜が安くなっているはずだ。
……もう夕食は終えたが。

さて、何が見つかるだろう。


直後判定
1 うまそうな惣菜
23 天道
45 響鬼先生
67 翔一ちゃんと……
89 二人で一人の……
0 自由安価

ソーラン

>>26 8

――スーパー

おや、あそこで惣菜を吟味している二人組は……

フィリップ「翔太郎、僕は足派だ」

翔太郎「私は胸肉が好きって言ってるじゃない」

なんだ、痴話喧嘩か。


1 首を突っ込む
2 放っておく
3 自由安価

>>28 1

士「痴話喧嘩か?」

どの鶏肉を買うかもめている二人に声を掛ける。

フィリップ「やあ、士」

痴話喧嘩に関してはスルーされた。

翔太郎「痴話喧嘩って……」

微妙に顔を赤くされた。
……うーん、この反応の違い。

フィリップ「翔太郎は胸が好きなんだよ」

翔太郎「誤解を招く言い方はやめなさい。鶏肉の話よ」

フィリップ「僕は足派なんだけどね」

士「別々に買って別々に食べればいいだろ」

翔太郎「それは、その」

フィリップ「それは無理だよ。同じ部屋で暮らしているんだから」

士「は?」

希望を出せば男女共用も認められるとは聞いていたが……
本当に一緒に暮らしているやつらがいるとは。

フィリップ「それで、君はどっちが好きなんだい?」


1 胸
2 足
3 自由安価

3
両方

>>30

士「両方だ」

いろんな意味で。

フィリップ「なるほど。半額シールもついていることだし、両方買ってもいいね」

翔太郎「えっ。何のためにこの時間に来たのよ」

フィリップ「だめなのか?」

上目遣いに尋ねられた翔太郎が言葉に詰まった。
ああ……弟属性に弱いんだろうか。

翔太郎「……しょうがないわね」

フィリップ「それじゃあ決まりだね。またね、士」

士「ああ、またな」

二人はそのままレジへ向かって行った。
自分もめぼしい商品を見つけたら買って帰るとしよう。


直後判定
関連イベント +1

>>32 3+1=4 よって1

【19日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好/友好
津上翔一:友好/友好

城戸真司:普通/普通
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友情/好意
響鬼:友好(小)/友好(小)

天道総司:友好/友好
野上良太郎:友好/友好

紅渡:友好(小)/友好(小)
左翔太郎:友好(小)/友好(小)
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:普通/普通

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友情(??)/友情

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:10(15に到達すると……)

はい、19日目終了です。
ケンジャキ……
今からでも挽回できなくはないですが、ちょっと時間が厳しいですね。

20日目、いけそうですか?

剣崎は告白すればいけそうな気がする
今日は寝よう(提案)

>>35
うん、まあ、そんな気はしますね(笑)
それじゃあ寝ましょうか。
おやすみなさい。

頭痛と吐き気が酷いので助けて

>>37
大丈夫ですか!?
そういう時は、えっと……どうしたらいいかわからないんですけど……
どうしたらいいんでしょう……

おお、皆さん博識な……
>>1がよく知らないだけですかね……
何にせよそれ以上つらくならないことを微力ながら祈ってます。

>>38-40
分かったありがとう
>>1乙おやすみ

>>42
はい、おやすみなさい。
他の皆さんも、おやすみなさい。
明日は夜にしか来れないと思います。

どうでもいいけど伸長が高いほどツルペタ率も上がるらしい
つまりケンジャキは希少で弦ちゃんは普通という結果に(ry

矢車姉さんやさぐるま姉さん
おい影山(冴子さんでない)そこ変われ

こんばんは!

>>44
マジですか。
高身長つるぺたって萌えると思ってたけどレアじゃないのか……
まあそれでも萌えますけどね!

>>45
自分で書いて自分で影山そこ代われって思うほどアレな内容になりました。
後悔も反省も(ry
とりあえず言えることは、太ももは至高ってことです。

早ければ30分後、遅くても1時間後には始めますね。
とりあえず朝の行動決めときましょう。


【20日目・朝】

――自室

休日の朝、布団の中を転がる心地よさときたら。
毎日が休日ならどれだけいいことか、と思いつつ起き上がる。

気持ちいいからと言って、一日中寝ているわけにはいかない。
さて、今朝はどう過ごそう。


テレビでも視るか

>>47

テレビでも見るか。

そう思いチャンネルを取ってテレビをつける。
寝起きの目には少し眩しいテレビ画面に映ったのは――


直後判定
1-4 特になし
56 朝ドラ
78 メイクアップアーティストのニュース
90 レストラン特集・クスクシエ

これくらいしか思いつかない……すいません。

>>50 4

特に面白いものはなさそうだった。
適当にチャンネルを回すが、全く興味をひくものがない。

そうしてテレビを見るともなく見ているうちに、昼になっていた。
……まあ、たまにはこういう休日も、いいのか?


【20日目・昼】

さて、そろそろチャンネルを回すのはやめよう。
昼飯も食べたことだし、別のことをしよう。

昼からは何をして過ごそうか。


散歩

>>52 7

食後の運動を兼ねた散歩でもしよう。
この街を歩くのは悪くない。

玄関から出て、ぐっと伸びをする。
さて、今日は何に出会うだろう。


直後判定
1 何にも会わない
23 渡と……
45 真司と……
67 剣崎
89 たっくん
0 自由安価

>>54 5

――遊歩道

のんびりと散歩を楽しんでいたというのに、不快な金属音が聞こえてきた。
次いで、少女の怒鳴り声。

「何してんだよ!」

どこかで聞いたことがあるような、と近寄ってみれば、真っ先に目に入ったのは倒れた自転車の群れ。
それから、見覚えのある少女――城戸真司と、見知らぬ少年。

気だるそうに倒れた自転車を蹴って、少年は素知らぬ顔で歩き出す。
真司はその腕を掴んで、何とか引きとどめようとしている。
どうにもあの少年が自転車を倒したらしい。


1 とりあえず片付ける
2 話しかける
3 自由安価

>>56 2

士「何の騒ぎだ、真司」

声を掛けた途端、真司が勢いよく振り返った。
その隙を見計らって腕を振り払われ、その場に尻餅をついた真司を少年が鼻で笑った。

「どんくさいな」

真司「いてー……お前のせいだろ!聞いてくれよ士!
   こいつ、自転車蹴っといてそのまま行こうとしたんだぞ!」

士「それは……」

何というか、反抗期真っ盛りの少年らしい非行だ。
少々過激ではあるが。

真司「せめて片付けろよ。っていうか蹴るな!」

「うるさい……喧嘩はしてないんだ。これくらいはさせろ」

真司「だーめーだ!ほら、さっさと片付けるぞ。士も手伝ってくれるよな!」

期待を込めた目で見られてしまった。
どうしようか。


1 手伝う
2 手伝わない
3 自由安価

>>58 1

仕方ない、手伝ってやるか……

士「これでいいか」

適当に倒れていた自転車を起こすと、真司が慌てて他の自転車を起こし始めた。
少年はというと、そんな自分たちを眺めているだけだ。

真司「浅倉!」

「チッ……イライラするぜ……」

真司「いいから手伝えよ」

文句を言われ続ける方が面倒だと思ったのか、少年も自転車を起こし出した。
そういえば、まだ名前を聞いていない。

士「お前、名前は?」

浅倉「浅倉威……こっちの馬鹿の……保護者みたいなものだな」

にやり、と笑った浅倉の脇腹を真司が肘でついた。

真司「どっちかっていうと俺が保護者だろ」

浅倉「お前の頭じゃ保護者にはなれないだろうなぁ……」

真司「どういう意味だよ!」

士「落ち着け、真司。俺は門矢士、最近転校してきた」

浅倉「そうか」

特に興味もなさそうなので、それ以上の自己紹介は控えておく。
自転車を起こし終えてひと息ついている間、真司が浅倉の悪行の数々を語ってくれた。

校舎の壁を壊した、新聞部の部室を壊した、窓を割った、教室の椅子を壊した……
器物損壊のスペシャリストらしい。


【20日目・夕方】

その後二人は、予定があると言って立ち去った。
空を見上げれば、赤く染まりつつある。
もう夕方か……

これからどうしようか。


公園へ

>>60

このまま散歩を続けて、公園にでも行くか。
誰か知り合いに会えるかもしれないことだし。


直後判定
1 誰もいない
23 天道
45 たっくん
67 剣崎
89 お嬢様
0 自由安価

フォーティーン

>>62 9

――公園

遊具の設置された公園に立ち寄ってみると、人気がない。
最近の子供はこういう場所では遊ばないのか、と思いながら辺りを見回すと、
ブランコに座っている少女を見つけた。

と言っても、本来こういう場所で遊んでいるような年齢ではない。
自分と同年代の少女が、足をぷらぷらと振ってブランコに座っている光景は何となく不思議だった。

物珍しさについ視線を向けたままでいると、少女が不意に顔を上げる。
どこか、寂しそうな表情だった。


1 声を掛ける
2 放っておく
3 自由安価

1

>>64 1 同時に判定って書き忘れてました。すいません。
判定 4

士「お前、どうかしたのか」

こちらを見上げた少女は、驚いたような顔をしている。
見ず知らずの人間に話しかけられれば当然かもしれないが……

「大丈夫ですよ」

すぐに表情を笑顔に塗り替え、少女がブランコから立ち上がった。
どうやらここを離れるつもりらしい。

「えっと……わざわざ声を掛けてもらっちゃって、すいません」

少女は頭を下げて、そのまま公園から出て行った。
何があったんだろうか、気になるが……
名前も知らない相手の事情に、あまり深く立ち入るべきではないだろう。

そう考えながら、自分も公園を後にした。

【20日目・夜】

――自室

食後のコーヒーを飲みながら、ひと息。
栄次郎の淹れたものならもっとくつろげたんだろうが、ないものねだりをしても仕方がない。

さて、今夜はどうしようか。


剣崎を探そう

>>67

剣崎を探そう。
……自然にそんなことを考える自分に苦笑する。

夜に外出しているかは分からないが、寮の近くを歩いていたら会えるかもしれない。
そう考えて部屋を出た。


直後判定
好意 +1
ちょっと残り時間がやばいという>>1の気持ち +2

こい!!

>>70 8+3=9 こういう時に限って高コンマ……(笑)

――遊歩道

寮の近くの散歩道を歩いていると、前方から歩いてくる人影。
背の高い、華奢なシルエットに期待で胸が弾んだ。

ゆっくりと歩み寄り、少しの不安を抱いてその顔をうかがうと、やはり剣崎だった。
剣崎もこちらを見て自分に気付いたのか、立ち止まる。

剣崎「あ……」

ぽかん、と口を開かれた。
こんな時間に外にいるとは思わなかったんだろうか。
何でもいいか、と思いながら声を掛けようと口を開いた、が。

剣崎「あの……またね!」

そう言って、背中を向けられる。
このまま立ち去るつもりだろうか。
せっかく、会えたのに?


1 引き留める(同時に判定+2)
2 見送る
3 自由安価

>>72 1 判定 1+2=3

引き留めようと伸ばした手をすり抜けて、剣崎が駆け出した。
呆然としながらその背中を見送り、ふと足元に目を向けて背筋が凍った。

血だ。

まさか、また怪我をしていたんだろうか。

それで、心配を掛けまいと逃げ出したんだろうか。

士「馬鹿か、あいつ……」

何も教えてくれないなら、せめて、心配くらいはさせてくれ。
そう思いながら唇を噛む。
見れば、点々と血が落ちている。
これなら、見つけられるだろうか。

それとも、放っておくべきなんだろうか。
彼女の望む友人のままでいるためには。


1 追いかける
2 追いかけない
3 自由安価



甘いとか言われても、こう……あんまりだったので。

2

>>74 2 

追いかけないでいよう。
剣崎を心配したいのも、事情を知りたいのも、自分の勝手な願いだ。
……彼女を好きなのも、自分の勝手な気持ちだ。

友人という存在を特別視する彼女のためには、今のまま、友人のままでいい。
きっとそれが、彼女のためだ。

きっと。


直後判定
関連イベント +1

はい

>>76 0+1=0 よって3 さらに……



この前は失敗したが、今度こそ……
前回の失敗は怪我人だからと気を抜きすぎて、気配を消すのも忘れていたからだ。

そっと眠っている男に手を伸ばすが、起きない。
大笑いしたいのをこらえて、そのまま――

「……っ!?」

触れる直前に目を覚ました男が飛び起き、それに驚いたせいで床に転がり落ちてしまった。
背中を打って地味に痛い。

「僕にそんな趣味はないと、何度言わせるつもりだ!」

――そう照れるな

まあ、これだけ驚かせられれば、いたずら成功と言えるだろう。
……少々背中が痛むが。


【20日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好/友好
津上翔一:友好/友好

城戸真司:普通/普通
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友情/好意
響鬼:友好(小)/友好(小)

天道総司:友好/友好
野上良太郎:友好/友好

紅渡:友好(小)/友好(小)
左翔太郎:友好(小)/友好(小)
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:普通/普通

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友情(??)/友情

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:13(15に到達すると……)

はい、20日目終了!

ちゃちゃちゃっと21日目もやっちゃいましょうか。


【21日目・朝】

――自室

朝から頭が重い。
何か夢を見ていた気がするが……

思い出せないものは気にしても仕方ないか。
さて、今朝はどう過ごそう。


あえて学校へ

>>80

休日の学校に忍び込むのも面白いだろう。
日曜なら部活動の生徒もいないかもしれない。

たった一人の学校も、乙なものかもしれない。


直後判定
1 誰にも会わない
2-4 パーフェクトもハーモニーも……(同時に十の位で判定)
5-7 ジョーカー
8-0 ???

>>82 0

――教室

いつも登校するように教室に入る。
不用心だな、と施錠されていなかった扉を振り返りながら思う。
まあ、おかげで教室には入れたから、いいか。

……また、痛みが。
せっかく休日の学校を楽しもうとやって来たのに、ついていない。
侵食する痛みに膝をつきながら、そんなことを考えた。



頭だけでなく背中まで痛む。
体を起こして眠っていた場所を見る。冷たい床だ。
背中が痛むのも当たり前か……

近くにあった机に掴まりながら立ち上がり、周囲を見回す。
いわゆる、学校の教室であろう部屋。
この体は学生なんだろうか。
しかし、どうして他に生徒の姿が見えないんだろう。

まあいい、この体のことは分からなくても問題ない。
知りたいのは自分のことだ。


直後判定 8以上のみ
クリティカル +1

>>84 5+1=6

しかし、数歩も歩くことができないまま再び冷たい床へ倒れ込んだ。
強かに打ち付けた胸や腹が痛む。
それとは比べ物にならないような痛みが脳内に忍び込んでくる。

頭がばらばらにされるような、不快で、苦痛しかない感覚。
また、自分のことを思い出せなかった。
そんな悔しさを抱えながら、意識が痛みに呑まれていく。



目を覚ますと、体のあちこちが痛んだ。
いい加減にこの痛みともおさらばしたい、と思いながら時計を見ると、正午が近い。
どれだけ自分は眠っていたんだろうか。


【21日目・昼】

うずくような頭の痛みも徐々に治まりつつある。
これからどうしようか。


時間なさそうだから
剣崎に会いに行く

>>86

剣崎に会いに行こう。
昨日の怪我がどうなったのかも気になることだし。

……できるだけ、自分の気持ちは悟られないようにして。


直後判定

>>88 0

――剣崎の部屋

ノックに応えて姿を現した剣崎は、少々気まずそうな表情をしていた。
昨日の夜、まともに話もせずに立ち去ったことを気にしているらしい。

自分としてはそんなことより、怪我の方が気になるが……
見たところ、どこにも怪我はない。

また、服の下に隠れているんだろうか。
それともまさか、もう治り切ったというのか。

剣崎「はい、これ……お茶」

緊張した面持ちで差し出されたコップを受け取った。
さっきから観察していたが、茶を用意していて痛みに顔をしかめる様子もない。
だが、地面に血が落ちるほどの傷だったというのに……

剣崎「……昨日のこと?」


1 そうだ
2 自由安価

1

>>90 1

士「そうだ」

剣崎「……そうだよね」

剣崎にしてみれば望ましくない答えだったのだろう、その表情は暗い。
しかし、気になってしまうのだ。
好きだとか、好きじゃない以前に、友人として。
そう、剣崎の望む、友人としてだ。

士「お前は、友達に心配もさせてくれないのか」

剣崎「それは、その……心配してくれると嬉しいけど」

けど、と言いながらうなだれる。
彼女にしてみても、友人に隠し事があるのは不本意らしい。


1 事情を尋ねる(同時に判定-1)
2 怪我について尋ねる(同時に判定)
3 自由安価

2

>>92 2 判定 0

士「怪我はどうだ」

不本意ながらも隠すしかないような事情を無理に聞いても、剣崎が困るだけだろう。
怪我の具合について尋ねると、わずかながら表情が明るくなった。

剣崎「平気。全然痛くないから」

士「それはお前の様子を見てれば分かる」

しかし、あれだけ血を流しておいて平気なはずはない。
何か、ひっかかる。

士「痛くなくても、怪我はしてるだろ」

剣崎「……また、見せろーとか言い出すの?」

それは……自分の想いを自覚した今、それは少々危険な行為のようにも思えるが……


1 その通りだ(同時に判定)
2 別に
3 自由安価

>>94 1 判定 7

士「その通りだ」

自制心を持っていればいいだけのことだ。
そう言い聞かせて立ち上がり、ソファーに座る剣崎の隣に腰を下ろす。
服へ伸びた手が震えないか、気が気ではなかった。

剣崎「……本当に、恥ずかしいんだからね?」

訴えかけるような目で見られたが、無視だ。
ジッパーを下ろしてパーカーを脱がせ、その下に着ていたシャツをたくし上げようとするとさすがに止められた。

剣崎「脱ぐから、あっち向いてて」

士「どうせ見られるんだ、気にせず脱げ」

剣崎「そういう問題じゃないの!」

顔を真っ赤にして言われ、背中を向けると衣擦れの音が聞こえてくる。
こっちの方が、逆に意識してしまうような……


直後感情判定
十の位 士→剣崎
好意 +1
一の位 剣崎→士
友情 +2
スキル:博愛主義者により8以上のみ

マシーントレイラー

>>96 お互い変化なし、ですね。

シャツを脱いで背中を向けた剣崎の肌に傷は見当たらない。
ということは、前に傷があるということになるわけで……

士「こっちを向け」

剣崎「うう……」

赤面しながらこちらを向いた剣崎の胸のあたりに傷が走っていた。
想像していたほど大きい傷ではないが……

士「手当はしたのか」

剣崎「もちろんしたよ。これくらいなら、ガーゼもいらないかなって」

確かに、血も出ていないならガーゼは必要ないかもしれない。
自分にできることは何もないというわけだ。

士「そうか。……もう服を着ていいぞ」

剣崎「それじゃあ、あっち向いて」

士「またか」

素直に背中を向けると、いそいそと服を着ている音が聞こえてくる。
それに、ジッパーを上げる音。
振り返るとパーカーも着て、すっかり元通りの格好だ。

剣崎「昨日の夜は、ごめんね。逃げちゃって」

ずっとタイミングを見計らっていたのだろう。真剣な表情で剣崎が謝った。

士「今度からは逃げるな。手当てくらいさせろ」

剣崎「……うん」

【21日目・夕方】

その後、剣崎の部屋で茶を飲んだり世間話をしている間に夕方になった。
友人と部屋でおしゃべり、というのは剣崎にとって非常に嬉しいことらしく、
あれこれと菓子を出されてもてなされた。

さて、これからどうしよう。


剣崎に事情を尋ねる
無理なら散歩

>>99

剣崎の抱えている事情について、尋ねてみようか。

士「剣崎、お前はどうして頻繁に怪我を負うんだ?」

剣崎「えーっと……転んで」

士「真面目に答えろ」


直後判定
友情 +2
これまでの失敗・拒絶 -2
口止め -1

戦う事が罪なら、俺が背負ってやる!

>>101 3-1=2

剣崎「門矢君、何度聞かれても答えられないよ。
   私一人の問題じゃないから」

士「お前一人の問題なら話したのか」

剣崎「それは、分からないけど。とにかく話せない。
   ……ごめんね、心配してくれてるだけなのに」

そう言って剣崎は申し訳なさそうな顔をする。
別に、そんな顔をさせたかったわけではないのだが。

士「無理なら構わない。悪かったな、聞かれたくないことを聞いて」

剣崎「ううん、気持ちは嬉しいんだよ、本当に!」

慌てたようにそう言うが、話せないものは話せない、という態度は崩さない。
剣崎はどうにも頑固なところがあるらしい。

士「分かってる」

剣崎「ならいいけど」

そうして話している間に、夜が近づきつつある。
いつまでも部屋にいては、剣崎が夕食の用意をできないだろう。
そろそろ帰るとするか。

士「じゃあ、またな」

剣崎「うん、また来てね」

【21日目・夜】

明日からまた学校だ。
休日が終わるのは、平日が終わるよりずっと早く感じる。

今夜はどう過ごそう。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

バイクでツーリング

>>104

バイクでツーリングにでも出かけるか。
二人に出かけることを言って、外に出る。

星がきらめく夜空を見上げながら、ヘルメットをかぶった。


直後判定
1 誰にも会わない
23 天体観測中の幼馴染二人
45 買い物帰りの翔一ちゃん
67 ジョギング中の響鬼先生
89 珍しく一人の翔太郎
0 ???

天の道を往き総てを司どる

>>106 0

――海岸沿い

バイクに乗っていて頭痛に見舞われるとは、ついていない。
路肩にバイクを停めて、近くにあったベンチに座り込んだ。

このままやり過ごせればいいが……


直後判定 8以上のみ

その時不思議な事が…

>>108 9



痛みの中で浮上した意識と共に目を開け、周囲を見回す。
すっかり星の輝く夜になっている。
夜風が少し冷たい。

今回はベンチに座って眠っていたらしい。
床で寝ているよりはずっとましだ。

いつもなら激しい痛みで立っていられないくらいの頭が、
わずかにうずくような痛みを感じているだけの今、自分のことを知るために行動するべきだろう。

さて、どうする。


1 生徒手帳を調べる(同時に判定)
2 携帯電話を調べる(同時に判定)
3 自由安価

おばあちゃんが言っていた…2…ってな

>>110 2 判定 2

ポケットに入っていた携帯電話を眺める。
試しにボタンを押してみたが、……よく分からない。

自分はこういったものに縁がないか、あってもこれとは違う機種を使っていたようだ。
眺めているだけでもどうにもならないので、再びポケットにしまっておく。


直後判定 8以上のみ

自分だけが悪夢(いま)を変える

>>112 7

次は何を調べようか、と考えたところで頭痛に見舞われた。
道路の真ん中で倒れるわけにもいかない、とベンチに戻り腰掛ける。
そして、ふと思う。

自分はきっと、この体ではない。
だが、それならこの体が死んでしまったら、どうなるんだろう。

そんな、考えたってどうしようもない考えと一緒に頭痛に呑まれ、
そのまま、意識が暗闇に落ちていく。



どうにも、ベンチで寝ていたらしい。
体を起こし、伸びをする。

頭が痛むが、最近頻発するせいか慣れつつある。
そんなことより、夜風にさらされて冷たい体が気になるくらいだ。

風邪をひく前に、帰るとするか。


直後判定
関連イベント +1

ちっぽけだから守らなくちゃいけないんだろ!

>>115 6+1=7 よって2

【21日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好/友好
津上翔一:友好/友好

城戸真司:普通/普通
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友情/好意
響鬼:友好(小)/友好(小)

天道総司:友好/友好
野上良太郎:友好/友好

紅渡:友好(小)/友好(小)
左翔太郎:友好(小)/友好(小)
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:普通/普通

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友情(??)/友情

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:15(15に到達すると……)

ふと思ったんですが、
15に達した場合は夢イベント欲しいですか?
もしそうなら、今から1つ夢イベント投下します。

欲しいれす(^q^)

>>119 それじゃあ投下しちゃいますね!



手負いに倒されるような自分ではない、という思いからすっかり気を抜いていた。
実際、気を抜いていても問題なんてどこにもない。

「……!?」

台所をあさったのか、包丁を持って忍び寄る男に向けて手刀を一つ。
見もしないでもだいたいの位置は分かる。
包丁が床に落ちる、乾いた音がした。

――片付けとけよ

「……そうやって、余裕ぶっていられるのも今だけだ」

悔しそうな声で男が唸った。そのままリビングを出て行こうとする背中に声を掛ける。

――いいから、さっさと片付けろ

でないと誰が片付けるんだ。まさか自分か?
結局、男が無視して寝室にこもったせいで、自分が拾って洗うことになった。


はい、こんな感じで。
皆さん全然言及してませんけど、夢イベントは何だと思ってるんでしょう……

どうしましょう。
21日目やりますか?
明日にしますか?

んーそれじゃあ明日に備えて寝ますね。
っていうかもう今日だけど。
朝そんなに早くないし、大丈夫とは思うんですけど……念のため。

それじゃあおやすみなさい。
また明日。

ヒロインのいない週だったな

矢車姉さんがみたいな(ボソッ)

>>125
うーん。矢車姐さんの書き溜めがあるにはあるんですが
内容がいろいろとアレなので……(笑)
安価で一つだけ投下してみましょうか。


1 ほのぼの矢車姐さん×影山
2 ひどい感じの影山×矢車姐さん
3 ギャグやさぐるま姐さん×影山
4 全然関係ないけど戒斗ちゃんかわいい

1

>>128 1

矢車の自宅で料理を振る舞われていたシャドウの隊員たちが一人、また一人と
帰宅していくのも見送らないでまっすぐ矢車を見つめている影山は、胸の高鳴りを抑えられなかった。

ああ、憧れの矢車さん。あなたはどうしてそんなに完璧なんですか。
優しく微笑みかけてくれる顔も、どんな時でも冷静な態度も、抜群の戦闘センスも、
料理上手なところも、何より部下思いなところが、完璧すぎます……!

多少酒が入って視野が狭まっているのか、今や影山の目に映るのは憧れの隊長、矢車想ただ一人だった。
そして、影山を除く最後のシャドウ隊員が深々と頭を下げながら矢車宅から出て行ったことで
それも大した問題ではなくなってしまった。

時刻は夜、十二時を迎えようとしている。
矢車は普段通りの穏やかな笑顔で、アルコールに浮かされ顔を赤らめた影山を気遣った。

矢車「影山、そんなに顔を赤くして……一人で帰れるの?」

実際には、顔が赤い原因となっているのはアルコールだけではなかったが、
かわいい部下が自分に上司への憧れ以上の想いを抱いているとは
考えてもみたこともない矢車は、何の他意もなく影山を動揺させた。

矢車「他の隊員は帰ってしまったし、今日はここに泊まっても構わないわ」

手にしていたグラスを落としそうなくらいに衝撃を受けた影山は、口を開いたまま固まってしまった。
頭の中で矢車の声がリピートされる。泊まっても構わないわ、の声が催眠術のように響いた。

そんな影山の想いも知らずに、矢車は散らかった部屋を簡単に片付けるとワインを取り出した。
そういえば、ほとんど飲んでなかったな、と思いながらコルクを抜く手を眺めていた影山の視線が
物欲しそうに見えたのか、矢車は台所へ行くとグラスを二つ持って戻った。

矢車「どうぞ」

上司の手で注がれた上等なワインを飲む、
という贅沢に委縮しながらグラスを受け取り、そっと匂いを嗅いでみる。
芳醇な中に、少しの甘さが顔を覗かせて、匂いだけで酔いそうだ。

矢車「今夜は泊まっていく、ってことでいいのね」

確認するように問いかけられて、ぼんやりしていた影山はうっかり頷いてしまった。
そのことに気付いて慌てて訂正しようとするも、満足げな表情の矢車を見ると今さら帰るとは言いづらい。
何も同じベッドに入るわけじゃないんだから、と自分に言い聞かせ、ワインをあおった。

向かいに腰を下ろした矢車は、一口ずつワインを口に含んでゆっくりと味を楽しんでいる。
酒の飲み方一つでも自分と彼女ではこうも違うのかと思いながら、
食卓に置かれた矢車手製のおつまみに手を伸ばした。

矢車に勧められるまま風呂に入り、着替えを身に着けて居間に戻ると、矢車はまだワインを飲んでいるらしかった。
しかし、ワインの瓶はほとんど底が見えかけている。
ゆっくりと確実に飲んでいたらしく、矢車の顔は赤らんでいた。

影山「あの、矢車さん。風呂、上がりました」

お先にすいません、とでも付け加えようか考えていた影山を矢車が手招きする。
何事だろうと近寄ると、唐突に頭を撫でられた。

矢車「よーしよし……影山はかわいいわね」

酔っぱらっているらしい。
しかし同じく酔っている影山は、それが矢車らしからぬ行動だと気付かないまま喜びに震えた。
憧れの矢車さんに頭を撫でられるなんて……!

矢車「みんなかわいいけど、影山が一番かわいいわ」

うっとりとそう呟く声が聞こえたかと思うと、影山の額に熱くて湿ったものが触れた。
何だろう、と考える影山の目の前には、白い首がさらされている。

綺麗だなあ、とその白さに見惚れているうちに、額に触れたものが離れていった。
それと同時に白い首も離れていって、それが矢車の首だと認識した影山は内心で深く納得した。

矢車さんの首なら、綺麗なのも当然だよな。

その矢車はというと、少しつまらなさそうな表情を浮かべている。
頼れる上司のそんな表情なんて見たことのない影山は、面食らいながら穴が開きそうなほどに矢車を見つめた。

矢車「せっかくキスしてあげたのに」

影山「えっ」

それなら、今額に触れていたのは……
影山の顔が茹で上がったタコのように赤くなった。
それを見て矢車は満足げに頷き、席を立つ。

矢車「お風呂、入ってくるわ」

隣を通り過ぎる時に、ついでとばかりに頭を撫でられたことを気にする余裕もなく、
影山は額を押さえて放心していた。


ゲロ甘すぎて自分で砂吐きそう。
影山爆発しろ。

まあこんな感じで、22日目行きましょう!

人がいたらですけど……
とりあえず始めますね。

【22日目・朝】

――士、いったいどこに――

士「……?」パチッ

誰かに呼ばれた気がして目を覚ますが、ここは自室。
自分を呼んだとすればユウスケか夏海しかいない。

いったいどちらが、と思い部屋に視線を巡らせ、ぞっとした。

誰もいない。
それどころか、色さえない。

心臓がうるさい。
この状況を、恐れているのか。

しかし、ただじっと怯えているだけでいるのは性に合わない。
何か、行動しなくては。

そう思いなんとかベッドから出て、服を着替える。
緊急事態だからといって、パジャマのまま外を徘徊するつもりはない。

そうこうしているうちに、窓際が崩れ始めた。
まさか、モノクロになった部分は崩れるというんだろうか。

これ以上この部屋にいては危険だ。外へ行こう。
どこか、モノクロではない場所へ。

そう思って部屋を出ようとしたのに、鍵がかかっている。
どうして、内側から鍵が開かないんだ?

焦りと不安で手が震える。
施錠されていない状態のはずなのに、鍵がかかったようにノブが回らない。

どうして、こんな。

振り返れば、ごく近い部分の床が崩れている。
恐怖に悲鳴を上げそうだった。


直後判定

>>136 3

不意に訪れた浮遊感と、次いで、水中を漂っているような感覚。

水音は、聞こえなかったけれど。

助けを求めて伸ばした手を握る存在は、なかった。

====================
====================
========ERROR========
====================
====================
====WARNING===WARNING====
====================
====================

――ウイルスを発見、修正します――

――修正、コンプリート。リセットします――

【1日目・夜】

――自室

士「……っ!」

慌てて飛び起き、早鐘を打つ心臓を押さえた。
奇妙な浮遊感で目が覚めたのだ。

不審に思いながら周囲を見回すが、すっかり夜も遅いらしい部屋に灯りはない。

悪い夢でも見たんだろう。
そう自分を納得させ、再び眠りについた。

【1日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はーい、4周目のスタートですね!

さっそく2日目、いきましょう。

直後起床判定

今度こそ剣崎攻略したいな

>>143 4 ですね。剣崎はスキルのおかげで難易度高めなんですよね。

【2日目・朝】

――自室

夏海「士君、朝ごはんの用意ができましたよ」

士「……そうか」

夜中に起きたせいか、微妙に眠り足りない気がするが、仕方ない。
素直に起き上がった自分を夏海が驚いた表情で見ている。

夏海「今日はやけに素直ですね!」

ユウスケ「もしかして夏海ちゃん、手がかからなくて寂しいんじゃないのか?」

その後、ユウスケがツボを押されたことは言うまでもない。


直後判定
12 音楽
34 地理
56 体育
7-0 購買

とう!

夏みかんも難易度高いんだよなぁ

>>146 1 音也の出現率高い気がする。コンマ神のお気に入りなんでしょうか……

――音楽室

音也「ほう、転校生か。なら自己紹介してやらないとな。
   俺は紅音也、いずれ教科書にも載るであろうえらーい人だ」

授業をほったらかして女子生徒を口説いていたかと思うと、
転校生――つまり自分のことだが、の存在を知って教師がふんぞり返りながら自己紹介した。

馬鹿そうなのでスルーしておこう。

音也「ん? 信じてないのか。仕方ない、これで信じざるを得なくなるぞ」

そう言って教師が取り出したのは、ヴァイオリン。
大口を叩いているだけだろうと期待していなかったが……

……音楽室が天国に早変わりの演奏だった。

士「……教師なんかより、演奏家としてやっていくほうが成功するんじゃないのか」

音也「ああ、そうかもな。だが俺は、自分の望むときにしか弾かない。
   スケジュール通りに弾かなきゃならん演奏会なんぞくそくらえだ」

天才と馬鹿は紙一重、か……
音也を見て、その言葉を実感した。

>>147 高いっていうかほぼ不可能かなあ。

【2日目・放課後】

放課後になった。
来て間もない学校のチャイムは、少し聞きなれない。

さて、これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 自由安価

というか恋人が出来ても出来なくても巻き戻るのか…せっかく頑張ったのが無かった事になるのが辛いから、そろそろ世界を破壊するコンマを希望の2

>>151
何をするのか具体的に書いてください……

>>151
それはあのコンマ0の時じゃない?
1

>>153 1

今日はとっとと帰るとしよう。
早く帰ったついでに夕飯を作ってやってもいい。


直後判定
1 誰にも会わない
23 不運少女と……
45 天然料理人と不運男
67 お嬢様と刑事の妹
89 ゲゲゲー!
0 自由安価

>>152
なら、四回目の1日を繰り返した悪い夢と思い込んだ内容を思い出してみる…この1日目だけ共通っぽいし

>>155-156 いえ、こちらこそすいません。
おわびついでに、2か9か、>>155さんが好きな方をどうぞ。

>>157
ありがとうございます。世界の解明はまたの機会にして、今回は9でお願いします

>>158 いえいえ。そもそも>>1が返事を待たなかったからなので。

――寮までの道

時間もあることだし、比較的のんびりとした調子で道を歩いていた時、
誰かに名前を呼ばれた気がした。

「門矢君!」

気がしたのではなく、実際に呼ばれたようだ。
何事だろうと振り返ると、背の高い女子生徒がスカートをひるがえしながら駆けてくる。
見えそうなのに見えない……ミステリーだ。

「はあ、教室出て行くの早すぎるよ……はい、これ」

立ち止まった自分に追いついた女子生徒が、プリントを差し出した。
HR終了後に配り忘れに気付いた担任が慌てて配ったものらしい。
そして自分は、それを受け取らずに教室を出てしまったと。

士「悪いな。……えっと」

剣崎「剣崎一真だよ。そんなすぐに覚えられる人なんて滅多にいないだろうし、気にしないで」

士「ああ。剣崎だな」

にしても背が高い。自分とほとんど同じくらいだ。
何を食べればここまででかくなるんだか……


1 一緒に帰らないか誘う(同時に判定)
2 礼を言って別れる(同時に判定+1)
3 自由安価

1

>>160 1 判定 9

士「せっかくだ、一緒に帰らないか」

剣崎「え、いいの?」

士「ああ。クラスメイトになったことだし、いろいろと話してみたい」

剣崎「そっか……ふふ、なんだか、普通の学生って感じでいいなあ」

士「なんだ、普通の学生じゃないのか?」

剣崎「そういうわけじゃないけど……」

知り合って間もないというのに、剣崎は本当に嬉しそうにしている。
よっぽど友人が少ないんだろうか。


剣崎一真:友好を獲得

世間話をしながら寮までの道を歩く。

不意に話題が途切れ、沈黙が訪れた。
剣崎の方から話題を振ってくる気配はない。

こうなれば、自分から何か話すべきだろうか。
それとも、剣崎の言葉を待つべきか。


1 自分から話す(具体的な話題も)
2 剣崎の言葉を待つ(同時に判定)
3 自由安価

(0M0)<2!

>>163 2 判定 2

結局、二人とも黙ったままで寮についてしまった。
剣崎は申し訳なさそうな表情だ。

剣崎「ごめんね、なんだか、ちょっと緊張しちゃって」

士「気にするな」

剣崎「うん……それじゃあ、また明日」

士「ああ、またな」

剣崎は手を振りながらエレベーターに乗った。
自分もエレベーターで自室のある階に向かうとしよう。

【2日目・夜】

窓の外を見れば、星が輝いている。
一応、カーテンを閉めておこう。

さて、これからどう過ごそうか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

>>166 1

早起きは三文の徳、と言うことだし、今日はさっさと寝て明日に備えよう。

ベッドに入ると、夏海とユウスケが話し声のボリュームを落とした。
しかし、まだ寝るつもりはないらしく、ひそめた声が逆に気になる。

早く静かにならないか、と考えているうちに眠りに落ちていた。

【2日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、2日目終了です。
うん、好調な滑り出しじゃないでしょうか。
もちろん、ここから他の女の子を狙ってもいいんですけどね!

さて、3日目いきましょう。

直後起床判定
早寝 +2

てい!

>>170 2+2=4

【3日目・朝】

夏海「士君、このままだと遅刻ですよ」

士「……」

ユウスケ「ほっといて朝ごはん食べないか?」

夏海「それもそうですね」

士「……」チラッ

夏海「……もう、士君! 朝ごはんですよ!」

士「仕方ない、起きてやるか」

ユウスケ「朝から仲良いなあ」


直後判定
12 現国
34 地理
56 体育
7-0 購買

>>172 7

【3日目・昼休み】

――2-D

昼休みになった。
弁当のない自分にとっては、購買を避けては通れない時間だ。

さて、今日は何を食べよう。


直後判定
1 カレー
23 真司と……
45 オエージ!
67 剣崎
89 天の道を往き……
0 自由安価

天道!

>>174 3

――購買

無事に目当てのメニューを購入し、席に着いた時のことだった。
自分の目の前を餃子が舞い、カレーの中に落ちる。

……どうしてこうなった。

「あーっ! 何すんだよ、この馬鹿!」

「馬鹿に馬鹿と言われる筋合いはないな……」

餃子の飛んできた方向にいた女子生徒と男子生徒が何事かを言い争っている。
どちらが何をしたかは特に興味がないが、誰がこのカレーを弁償してくれるんだろう。


1 二人に話しかける
2 とりあえず食べてみる
3 自由安価

2

>>176 2

まあいい。あの二人のことは放っておこう。
餃子とカレー……いけるかもしれない。

士「……いただきます」

意を決して口に運び、そして――

背筋を電流が走ったような衝撃に、スプーンを落としそうだった。
うまい、うますぎる、この餃子。

感動のあまり泣きそうになりながら二人の生徒を見る。
今や怒りに顔を赤らめた女子と対照的に気だるそうに椅子へもたれかかる男子。
そのどちらが、この餃子を……


直後判定

せーの

>>178 8

二人を見ていると、女子生徒が自分の視線に気付いたのか慌てて駆け寄ってきた。
そして、カレーに沈んだままの残りの餃子を見て肩を落とす。

「俺の餃子……!」

士「お前が作ったのか!?」

「え、うん、そうだけど……ごめんな、カレーに入っちゃって」

士「お前……天才か!?」

「え?」

思わず肩を掴んでしまった。
しかし、それくらいの衝撃だったのだ。この餃子。

士「俺は門矢士だ。お前、名前は?」

真司「城戸真司だけど……?」

士「真司……お前は天才だ」

真司「え、そうか? へへ、そっか~。そうだよな、やっぱり俺の餃子ってうまいよな!」

士「ああ、最高だ」

天才だと褒められて上機嫌な真司の頭に、ぽんと手が乗った。
見れば、先ほどまで言い争っていた男子生徒の手だった。
そして――

真司「いたたたた痛い痛いやめろ浅倉!!」

ぎりぎりと音が聞こえるくらいの勢いで掴まれている。

真司「馬鹿になるだろ、やめろー!」

「これ以上どう馬鹿になるんだ?」


1 止める
2 見ている



同時に感情判定
十の位 真司→浅倉
一の位 浅倉→真司

1

>>181 1
真司→浅倉 1 友情
浅倉→真司 8 好意 ファッ!?

士「おい、やめてやれ」

声を掛けると、男子生徒は意外なほどあっさりと手を放した。

真司「いてー……絶対脳細胞減った……」

頭を抱えて何事かを呟いている真司を見て男子生徒が鼻を鳴らす。
面白くなさそうな表情だ。
まさか自分と一緒にいたことを……いや、まだ分からない。決めつけはよくない。

士「俺は門矢士だ。お前は?」

浅倉「浅倉威……この馬鹿の保護者だ」

真司「絶対違うだろ! どっちかっていうと俺がお前を見張ってるんだからな!」

浅倉「俺がお前の様子を見てやってるんだ」

そう言いながら浅倉が元の席に戻っていった。
時計を見れば、昼休みの終わりも近い。
そろそろカレーを食べてしまわなければ。

真司「あっ、待てよ浅倉! じゃあまたな、士」

士「ああ」

その後食べたカレー……ルーと餃子の親和性が意外なくらいに高かった。


城戸真司:友好を獲得

【3日目・放課後】

放課後になった。
授業をほとんど寝て過ごしたせいで、伸びをすると背筋が音を立てる。

さて、放課後は何をしようか。


1 寮に帰る
2 自由安価

1

>>184 1

今日もさっさと帰るか。
そう決めて、鞄を持って立ち上がった。


直後判定
1 誰にも会わない
23 生徒会兄妹
45 たっくんと……
67 最後の希望
89 リーゼント
0 自由安価

よっしゃ!

>>186 2

――寮までの道

のんびりと歩いている自分の前を歩く男女二人組。
先程から仲睦まじそうにしているが、恋人同士か何かだろうか。

「それでね、今日の夕ご飯はどうしようかなって」

「昨日は魚だったから、肉でも焼こうか?」

「うん。それと、サラダも作らないといけないんだけどね」

……同棲でもしているんだろうか。

「渡の作ったものなら、何だっておいしいだろうけどね」

「もう、兄さんったら……」

士「兄妹なのか……」

思わず声に出してしまった。
驚いたのか振り返った二人に、何と言おうか……


1 恋人みたいだなと茶化す(同時に判定)
2 驚かせて悪いと謝る(同時に判定)
3 自由安価

2

>>188 2 判定 2

士「驚かせて悪かったな」

謝ると、男子生徒の方が苦笑した。
女子生徒の方は恥ずかしそうにうつむいている。

「いや、気にすることはない」

それだけ言って、二人は足早に立ち去った。
自分もさっさと部屋に戻るとしよう。

【3日目・夜】

今日も終わりを迎えつつある。
夕食も食べたことだし、残り少ない今日をどう過ごそうか……


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

散歩inコンマ

>>191 ここで0……せっかくなので、たまにはおまけしときましょう。

散歩にでも出るとするか。
この街に来て間もないことだし、街の地形を把握しておいてもいいだろう。

そう思いながら外に出た。


↓会いたいキャラの名前をどうぞ

このチャンスを水の泡に
草加

>>193 逆に、こういう時くらいしか草加一人では出てきませんので、正しい使い方かも?

――遊歩道

散歩用に整えられた道を歩いていると、同じように道を歩いてくる男が一人。
自分と同じように夜の散歩を楽しんでいるんだろう。

何を思うでもなくすれ違ってから、男が何か落としたことに気付いた。
どうやら写真のようだ。写っているのは幼い少女だが、妹か何かだろうか?

士「おい、あんた。写真を落としたぞ」

「ん? ああ、すまない。ありがとう」

差し出した写真を受け取った男がさわやかな笑みを浮かべた。

「これは俺にとって大切な物なんだ。助かったよ」


1 妹か?(同時に判定)
2 自由安価

>>196 1 5

「そんなところかな。大切な存在なんだ」

士「そうか。なら、届けられてよかったかもな」

「ああ、感謝してるよ。君、よかったら礼をさせてくれ。
 名前は?」

士「門矢士だ」

草加「俺は草加雅人。この先にある学園付属の寮で暮らしてる」

士「なんだ、お前もか」

散歩していて出会ったのが同じ学校の生徒とは……
偶然というのは面白いものだ。

草加「ああ、君も学園の生徒か。何にせよ、今度礼をさせてもらうよ」

士「大したことじゃない、気にするな」

草加「そうか。けど、本当に助かったよ。
   一枚しかない大事な写真だからな」

士「もう落とすなよ」

草加「もちろん。それじゃあまた」

士「ああ」

そうして、草加と別れて散歩を続けた。

【3日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:――/――

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、3日目終了です。

うーん、どんなもんでしょうね。
>>1はまだ続けられますが、みなさんはどうですか?

それじゃあやりましょうか。

直後起床判定

かなしみを繰り返し

>>204 4

【4日目・朝】

――自室

布団の中でまどろんでいると、急に布団をはぎ取られた。
寒い。

夏海「士君、朝ですよ!」

士「寒い……」

ユウスケ「起きたらすぐあったかくなるって」

そう言われても、寒いものは寒い。
動きたくないものは動きたくない。
人間とはそういうものだ。

夏海「秘伝……」

士「起きるからやめろ」


直後判定
12 政経
34 地理
56 体育
7-0 購買

僕らは何処へ

>>206 7

【4日目・昼休み】

――2-D

お待ちかねの昼休みだ。
今日も購買へ行くとしよう。


直後判定
1 何もなし
23 翔一ちゃんと不器用な人
45 二人で一人の……
67 ゲゲゲー!
89 天道
0 自由安価

行くのだろう

>>208 9

――購買

購買へたどり着き、いつも通り売店に並ぼうとするも……
信じられない行列ができている。

いったいどうしたことだろうと思い観察すると、
どうにもその行列は売店ではなく、その隣にできているらしい。

どうしたものか……


1 行列に加わる(同時に判定)
2 いつも通り売店に行く
3 自由安価

1!ま!

>>210 1 判定 1

行列に加わったはいいものの、ほとんど進まないうちに売り切れを告げられてしまった。
いったい何が売られていたのか分からずじまいだ。
まあ、大して時間を取られなかったおかげで無事に昼食にはありつけたが……


直後判定 あんまりにもあんまりなのでおまけ
大失敗 -1

一人一人の

>>212 5-1=4 うーん残念。まあこういうこともあるってことで。

【4日目・放課後】

窓の向こうでは太陽が傾きつつある。
さて、放課後をどう過ごそう。


1 寮に帰る
2 自由安価

ごめんなさい
胸の中(散歩に行こう)

>>215 はい、気にしないでくださいね。

散歩にでも出かけるか。
夕飯までの時間を潰すとしよう。

そう思いながら教室を出た。


直後判定
1 何もなし
23 たっくんと……
45 良ちゃんと青いの
67 渡と……
89 弦ちゃん
0 自由安価

目を覚ませ

>>217 8

――街

適当に街を歩いて、どこに何があるかを覚えながら歩いていた自分は、
いつもよりは無防備だったのかもしれない。

「おっ、今帰りか?」

そう言いながら背中を叩かれて、心臓が飛び出るかというほど驚いた。
思わず胸に手を当てながら振り返ると、ステレオタイプの不良らしい格好をした男がいた。

「私も帰りなんだよな。よかったら一緒に帰るか?」

……私?
いや、一人称も気になるが、どうして自分に話しかけてきたんだ。
まさか知り合いと勘違いしているのか?


1 人違いだと言う
2 無視する
3 自由安価

>>219 1

士「悪いが人違いだ」

そう言ってその場を離れようとしたが、がっしりと腕を掴まれる。
なんなんだ、こいつは。

弦太朗「まあ待てよ。私は如月弦太朗。この学園の全員と友達になる女だ!
    その制服、うちの学校のやつだろ?」

……女? そういえば一人称も私だが……
学ランでリーゼントの……女?
しかも、学校指定の制服じゃない学ランだ。
ツッコミどころが多すぎる。


1 女?
2 どうして学ランを?
3 とりあえず逃げる
4 自由安価

>>221 1

士「女?」

とりあえず、一番気になったことを聞き返すと弦太朗は大きく頷いた。

弦太朗「学ラン着てるからかよく間違えられるけど、私は女だぜ!」

服装だけでなく髪型が一役買っている気がする。
身長も剣崎ほどではないが高く、胸に至っては剣崎と違ってほぼ平らだ。
いや、まあ、そこに関してはあまり言及すべきではないだろうが。

弦太朗「ほら、友達になろうぜ。まずは名前だ。名前を教えてくれ!」

……とのことだが。


1 面倒くさい、偽名を教えよう
2 ちゃんと名乗ろう
3 自由安価

なんだか人がいなさそうな感じですね……
どうしましょう。
とりあえず30分になるまでは待ってみますね。

いないみたいですね。
それじゃあ今日はもう寝ちゃいましょう。

明日、っていうかすでに今日ですが、
昼からは時間があるので、13時くらいから続きをすると思います。
人が集まらないようなら素直に夜から続きをしますね。

それじゃあおやすみなさい。

いつの間にか寝てたら終わってたでござる(´・ω・`)
乙やすみ

ネタキャラの女体化妄想が止まらない

浅倉橘さんムッキー草加さん矢車姉さん名護さん照井ヴヴァさん校長戒斗タトバネーサングリドン厳之介さん

今作多くねぇ?

うおー!
俺は弦ちゃんと友達以上の関係になりたいぞ士ーっ!
1でゴーだ!

>>225
カガ・ミーンと神代忘れてる。

どうもこんにちは。

>>225
個人的には戒斗ちゃんを推す。

>>227
風間……

とりあえず続き、書いていきましょうか。

>>226 1

士「小野寺ユウスケだ」

弦太朗「そっか! じゃあユウスケ、一緒に帰ろうぜ」

士「悪いが急いでるんでな」

言うが早いか駆け出す。
背後から弦太朗の元気な声が聞こえてきた。

弦太朗「今度会ったら、ちゃんと友情の証もしような!」

……できるだけ会わないでいられることを願いたい。


士→弦太朗:面倒
弦太朗→士:友好

【4日目・夜】

ソファーに座って、のんびりとくつろぐ。
以前なら栄次郎のコーヒーを楽しめた時間だが……
ないものねだりをしても仕方ないか。

さて、これからどう過ごそう。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

人がいないみたいなので、夜から再開します。

それでは夜にまたお会いしましょう。

1

こんばんは!
>>232 1 すいません、気付くのが遅れてしまって。

今日はもう寝て、明日に備えよう。
たまには早起きして、朝の時間を有意義に過ごすのもいいだろう。

そんなことを考えながら眠りについた。

【4日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:――/――

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、4日目がようやく終了ですね!

人がいらっしゃるなら、今から5日目行こうかと思うんですが……


とりあえず、直後起床判定
早寝+2

誰もいなさそうですかね?
それじゃあ、ちょっと試してみたいことがあったので、
試してみようかなーと思ったりしちゃったりして。

何が飛び出しても許してくださいね!

「お前のような弱者は、地べたに這いつくばっていればいい」

バナナの皮で滑って転んだ紘汰に掛かった声は、優しさの欠片もないものだった。
地面にひっくり返ったまま首を回して、紘汰は予想通りの姿を見つける。

「なんだよ、助け起こすくらいしてくれてもいいのに」

文句を言う紘汰の傍に歩み寄りながら、腕組みした戒斗が鼻を鳴らす。
いつものコートに短いスカートを履いて、カツカツとブーツの踵を鳴らす足は美しい曲線を描いており、
惜しげもなく白い素肌をさらした太ももは眩しい。

「ふん、お前はそうして強者を見上げていろ」

そう言いながらも起き上がるのに手を貸すつもりはあるのだろう、立ち止まった戒斗が組んでいた腕を解いた。
素直じゃないなあ、と思いながら彼女を見上げ、紘汰の視線がある一点で留まる。

「……あのー、戒斗?」

「なんだ」

「パンツ、見えてるんだけど……」

控えめに事実を告げたところ、平常通りの冷徹な表情を浮かべていた戒斗の頬に朱が走った。
しかし彼女は慌てて足を閉じることも手でスカートを押さえることもせず、仁王立ちしたまま再び腕を組む。

「……み、見せてやっているんだ」

「ああ、そうなんだ……?」

プライドの高い彼女には、うっかり見られてしまった事実を受け入れるという選択肢は存在していないらしい。
そういうことなら見た方がいいんだろうかと、衣装に合わせて用意したようにも思える、
レースで縁取られた黒の下着を見つめる。
白い太ももが映える、いいチョイスではなかろうか。

「まじまじと見るなっ!」

「見せてるんじゃなかったのかよ!?」

片足を上げてブーツの踵で顔面を狙ってきた戒斗の攻撃を避け、紘汰はどうにか立ち上がった。

怒りのあまり肩を震わせている戒斗の目は、屈辱かそれとも恥じらいによるものか
定かでないものの潤んでいるが、紘汰にしてみても顔を踏みつぶされてはたまらないと抗議した。

しかし、戒斗は紘汰に詰め寄って真剣な表情で訴える。

「嫁に行けなくなったらどうする」

「えっ」

意外と発想が乙女だった。

おお、こうやったら見えなくなるんですね。
おもしろい……

誰もいないのをいいことに遊んですいません。

もっと良からぬ事をしてもいいのよ
逆パターンとか

>>239 8+2=9 逆……というと紘汰ちゃんですか。そっちだとむしろ百合が書きた(ry

【5日目・早朝】

――自室

朝日が眩しくて目を覚ますと、まだまだ学校が始まるまで時間がある。
ひさびさにゆっくりと朝を過ごせそうだ。

さて、何をしよう。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

軽く身体を動かそう

>>241

軽く体を動かして、今日一日を気持ちよく過ごそう。
目はすっきりと覚めることだろうし、健康にもいい。

さて、具体的には何をしようか。




夕ごはん食べてきますね!
1時間くらいで戻ってきます。

飛びげりの練習







空白の中身を見せなさい

>>243 ドラッグしたら読めますので、ドラッグして、どうぞ。

飛び蹴りの練習をしよう。
軽く、かどうかは分からないが、体を動かすことにはなる。

さて、どこで練習しようか。


1 部屋の中(同時に判定)
2 寮の近く
3 自由安価

2

>>245 2

せっかくだ、外に出て朝の新鮮な空気を吸いながらしよう。
そう考えて、軽く準備運動をしてから部屋を出た。

外の空気はひんやりとして少し肌寒く、けれど寝ぼけた頭には気持ちいい。
さて、どこへ行ったものやら。


直後判定
1 誰にも会わない
23 家庭菜園
45 セイヤー!
67 剣道少女
89 不運少女
0 自由安価

ふんっ!

>>247 4

――公園

近所の公園にやって来た。
ここなら思う存分飛び蹴りの練習ができる。

ばねのように足をしならせ、天高く飛び上がる。
そのまま重力による加速をもって目標めがけ――

「だめですよ、そんなのじゃ!」

……水を差されてしまった。
誰だろうと振り返れば、見知らぬ少女が駆け寄って来る。

「そんな飛び蹴りじゃいけません。
 見ててください、こうやって……」

頼んでもいないのに指導を始めた少女が膝を曲げ、跳躍に備えた姿勢をとる。
どれほどの飛び蹴りを見せてくれるものだろうか。


直後判定
お嬢様といえば…… +2

せいやーっ!

>>249 8+2=9

「ふっ!」

短く息をついて、少女が跳躍した。
高い。
可憐な印象とは裏腹に脚力はあるらしい。

そうして、高く跳び上がった少女のスカートが大きく翻った。
白いハイソックスよりも上に視線を移せば、白い太ももと
極彩色かつレースをふんだんにあしらった、大胆すぎる布が見えた。

「セイヤー!」

気の抜ける掛け声と裏腹の美しい姿勢で飛び蹴りを決め、
少女がこちらを振り返って微笑んだ。
これは確かに、自分の負けだろう。

「ね、こうやるといいんですよ」

士「ああ……」

飛び蹴りの見本以上にいいものを見せてもらった気がする。

映司「そういえばあなた、うちの学校の制服ですね。
   私は火野映司、2-Bの生徒です」

士「門矢士、D組だ。最近転校してきた」

映司「そうなんですか。よろしくお願いしますね」

士「そうだな」

こうして、映司と知り合った。
……にしても、本当に派手だったな……


火野映司:友好(小)を獲得

判定入れるの忘れてた。


直後判定
12 生物
34 地理
56 体育
7-0 購買

俺はコンマの破壊者だからな

>>252 4

――2-D

「みんな、おはよう」

オハヨウゴザイマース

「うん、元気でいいね」

地理の教師が微笑みながら教科書のページを指定する。
教室が、それに従って生徒が素直に教科書を開く音に包まれた。
自分は教科書を開いちゃいないが。

「門矢君、教科書を忘れたのかな?」

げ、面倒なことに。
いつの間にか傍に来ていた教師が、目を瞬かせてこちらを見ている。

「次からは授業が始まる前に教えてね。はい」

教師が教科書を机の上に置いて教壇へ戻った。
……自分のが机の中にあるんだが、どうしようか。


1 返す
2 返さない

1

>>254 1

あの教師が勝手に勘違いして置いて行っただけだ、が。
このままだと、自分が嘘をついているようで落ち着かない。

士「おい、……教師」

名前を忘れたのでそう呼ぶと、教師が苦笑してこちらを見た。

五代「五代雄介、だよ。どうしたの、門矢君」

士「五代、俺は教科書を忘れてないぞ」

五代「あ、そうだったの?」

驚いたようにそう言って、五代が傍に歩いてくる。
自分の物ではない方の教科書を手渡すと、五代が笑みを浮かべた。

五代「わざわざ教えてくれるなんて、正直なんだね。
   うん、いいと思うな、そういうの」

士「……そうか」

あまりまっすぐ褒められると、首の後ろがかゆくなるような、妙な感じがする。


五代雄介:友好(小)を獲得

【5日目・放課後】

放課後になった。
これで今日はチャイムに縛られることもなくなる。

さて、これからの時間をどう過ごそう。


1 寮に帰る
2 自由安価

>>257 1

今日もさっさと帰るとしよう。
早く帰って、気が向けば夕食を作ってもいい。

昇降口に行くと、自分と同じようにさっさと帰ろうとする生徒や、
これから部活に行くのであろう生徒たちの姿が見受けられた。


直後判定
1 誰にも会わない
23 弦ちゃんと……
45 二人で一人の……
67 ドーナツと……
89 天道と……
0 自由安価

>>259 5

――寮までの道

帰り道を歩いていると、にぎやかな声が聞こえてきた。

「翔太郎、見てくれ! 捨て犬だ!
 本当にダンボール箱に入っているものなんだね、初めて見たよ!」

「分かったから、見たから帰りましょうよ!
 ね? まさか飼うなんて言わないわよね?」

「まさか!」

「そうよね、そんなわけないわよね」

「飼うに決まってるじゃないか! 犬の生態には興味があったんだ!」

「だめ!」

……放っておいた方が無難な気もする光景だが……


1 放っておく
2 自由安価

>>261 1

犬を飼うかどうかは、彼ら自身の問題だ。
見なかったことにしてさっさと帰ろう。

「ほら、見てごらん翔太郎。この和毛といい、尻尾の膨らみ具合といい、
 猫とはまた違った魅力があるよ!」

「分かるけど、飼えないものは飼えないの!」

さて、帰ったら料理でも作ろうか……
それとも気ままに寝転んだりしようか……

【5日目・夜】

欠伸を一つ噛み殺した。
少し眠いが、明日は休日。
今夜は好き勝手に遊んでも一向に問題がない。

そんな夜、何をして過ごそう。


他の寮をぐるぐる

>>264 他の寮……?
女子寮と男子寮が内部で分かれている構造なんですが、
女子寮のある側をぐるぐるってことでしょうか?

>>265
あっ、それとも初等部とか中等部、大学部の寮ってことですか?

>>266
遅くなってすみません
そうです

>>267 初等部とか、ってことですね?

外に出て、近くにある大学部や中等部の寮でも訪れてみようか。
一応関係者なので、立ち入っていいはずだ。

それとも知り合いがいなければいけないんだろうか。
まあいい、一度行ってみよう。


直後判定
1-4 入れない
56 真司と……
78 天道と……
90 弦ちゃんと……

宇宙こい!

>>269 5

――大学寮

高校の寮もだが、こちらもなかなか立派な建物だ。
感心しながら見上げていると、元気な声が聞こえてきた。

「ありがとうございました、令子さん!」

「いいわよ、これくらい。けど、誤字脱字が多すぎるわ。
 自分でもしっかり見直すこと。いいわね?」

「はい!」

何だか聞き覚えがある気がして、寮の入り口で話している二人に近寄ると……

士「真司か」

真司「あっ、士!」

「知り合い?」

真司「はい!」

落ち着いた印象の美人がこちらを見たかと思うと、明るい笑みを浮かべた。

令子「私は桃井令子よ。この子の部活での先輩だったの」

真司「令子さんってすごいんだぞ!
   新聞部魂っていうのかな、そういうのがもう、すごいんだ!」

令子「真司君、語彙が少なすぎるわよ」

真司「う、すいません……」

士「俺は門矢士、最近転校してきた」

令子「そうなの。あなたはしっかりしてそうだし、真司君のことよろしくね」

真司「えー! 俺の方が年上なのに!」


1 任せろ
2 だが断る
3 自由安価

2

>>271 2

士「だが断る」

令子「あら、冷たいわね」

真司「そうだそうだ! 冷たいぞ、お前」

ガキ大将をもちあげる取り巻きのような口ぶりの真司を見て、
令子が呆れたようにため息をついた。

令子「ま、気持ちは分かるかしら……」

しかし次にこちらへ視線を向けた時、令子は温かい笑みを浮かべていた。

令子「けど、これでけっこうかわいくて、放っておけないのよね」

真司「えっ、俺のことですか? へへ、そうですかね……」

令子「もう、すぐに調子に乗るんだから」

そう言いつつ、真司を見る令子の目は優しい。
本当に後輩としてかわいがっているんだろう。

面倒を任されることを断った自分が、あまり水を差しても悪いだろう。
そろそろ帰るとするか。

士「俺はそろそろ帰る。じゃあな」

令子「ええ、気を付けてね」

真司「またなー」

【5日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:――/――

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:友好(小)/友好(小)

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい5日目終了です。
ふう、お嬢様の飛び蹴りが楽しかった。

ちょっと話は変わりますけど、ときどき>>237みたいにしてSSSを投下しようかなあと思ってます。
そしたらドラッグしないと見えないから、ギリギリなネタも書き放題ですね!
たぶんそんなの書けないけど!

6日目、いきますか?

行こうぜ!

>>275 フォーゼ!

【6日目・朝】

――自室

目をこすりながら起き上り、伸びをする。
休日の朝はいい。
好きなだけ寝ても誰も文句を言わない。

さて、そんな朝だが、いつまでも寝ているわけにもいかない。
これからどうしよう。


写真をみよう!

>>277

今まで撮った写真でも見るとするか。
アルバムは……

士「ない……?」

そういえば、アルバムの管理は栄次郎がしていたんだった。
つまり、ごく最近の写真以外はどこへ行ったか分からないということだ。

士「最近の写真だけでも見るか」

最近撮った写真というと……


直後判定
1-4 大したものはなし
5-7 おや、昔の写真が……
89 これは……俺か?
0 ???

ヒーローなんていないよ

>>279 1

最近撮ったものというと、この街の風景だとかが歪んで浮き上がった写真ばかりだ。
大して面白味はない。

面白味はなかったが、場所別に並べたりしていると昼になってしまった。


【6日目・昼】

昼食は済ませたが、これからどうしようか。


隣町へ
ダメなら買い物

>>281 だめというか、何も起こらず誰にも会えないので、買い物でお願いします。

買い物にでも出かけるか。
一日中家で過ごすのもいいが、外出するのもいいだろう。

士「出かけてくる」

夏海「夕ご飯には戻ってくださいね」

ユウスケ「気を付けて行ってこいよ」

士「ああ」


直後判定
1 誰にも会わない
23 翔一ちゃんと不運男
45 天道と加賀美
67 渡
89 剣崎
0 自由安価

>>283 7

――スーパー

店内をうろついていると、安売りされているたまごに遭遇した。
そういえば、もうすぐなくなると夏海がぼやいていなかっただろうか。
見れば、最後の1パックだ。

これは、買いだろう。

そう思い手を伸ばした自分の手に触れるものがあった。
たまごのパックではなく、白く繊細な造りの手だ。

「あっ……」

手の持ち主へ視線を移すと、恥ずかしそうにうつむいてしまった。
待てよ、この少女……


直後判定

いぇあ

>>285 4 うーん、惜しい。

……思い出せない。
低く唸りながら記憶をよみがえらせようとする自分の様子を怒っていると勘違いしたのか、
少女が委縮しながら手を引いた。

「あの……僕、別のを買いますから……!」

そう言って安売りではないたまごを手に取り、少女は立ち去った。
見覚えのある少女だったんだが……

まあいい、無事にたまごは手に入った。
レジに向かうとしよう。

【6日目・夕方】

もう日が沈みつつあるのか……
一日が過ぎるのは早いものだ。

夕食まであと少し。
この時間をどう使おうか。


まさか人がいなかったり……?

うーん、それとも自由安価の幅が広すぎて悩むんでしょうか。
今度から>>1が適当に考えた選択肢も加えてみましょうか……

散歩

>>289

のんびりと散歩してから部屋に戻ろう。
そうと決まれば、気の向くまま歩くのみだ。


直後判定
1 誰にも会わない
23 不運少女と緑の
45 たっくんと草加
67 お嬢様
89 弦ちゃん
0 自由安価

とりゃー!

>>291 6 コンマ神がお嬢様推しですね……

――公園

なんとなく近所の公園に立ち寄ってから帰ろう、と思ったら……

映司「門矢さん、こんにちは」

極彩色パンツの女――火野映司に出会った。

士「お前も帰るところか?」

映司「はい」

人懐こい笑みを浮かべて頷いた映司が首を傾げ、
上目遣いにこちらを見る。

映司「よかったら、一緒に帰りませんか?」


1 一緒に帰る(同時に判定)
2 帰らない
3 自由安価

1

>>293 1 判定 5

士「ああ、いいぞ」

映司「それじゃあ行きましょうか」

その言葉に従い、二人並んで歩き出す。
空を見上げれば、一番星が見えていた。

映司「二度あることは三度ある、っていいますよね。
   門矢さんに会うのはこれで二回目ですから、またあの公園で会うかもしれませんね」

士「三度目の正直とも言うだろ。もう二度と会わないかもな」

映司「それは寂しいですね」

そんな話をしているうちに寮についた。
映司が軽く頭を下げながらエレベーターに乗り込む。

映司「それじゃあ、また」

士「ああ」

自分も部屋に戻るとしよう。

【6日目・夜】

――自室

たまごを買って帰ったおかげか、夏海の機嫌がいい。

夏海「士君って、たまに気が利きますよね」

士「たまには余計だ、夏みかん」

ユウスケ「たまごかあ……オムレツとか食べたいな」

士「ニンジン入りのか?」

ユウスケ「冗談だろ!」

本気で恐れるような顔をされた。
どれだけニンジンが嫌いなんだ。

さて、今夜はどうしよう。


1 散歩
2 知り合いに電話
3 自由安価

知り合いって誰だ?
2

>>296 2 現時点で電話番号を知っている可能性がある女の子のことです。

知り合いに電話するとしよう。
携帯電話を取り出し、電話帳を開いた。

これから電話を掛ける相手は――


1 城戸真司(同時に判定+2)
2 剣崎一真(同時に判定+2)
3 火野映司(同時に判定+1)

3

>>298 4+1=5 ぎりぎりいけましたね!

本日聞いたばかりの映司の番号にかけると、
少しのコール音のあと声が聞こえてきた。

映司『はい、火野です』

士「俺だ」

映司『おれおれ詐欺ですか?』

士「……門矢士だ」

映司『門矢さんですか。どうしたんです?』


1 明日の予定について
2 世間話(同時に判定)
3 自由安価

>>300 2 判定 0 どんな世間話だよ(困惑)

『――が――るー!』

『は――の――?』

話をしようと口を開きかけて、電話の向こうの話し声が気になった。
誰かと一緒にいるんだろうか。

士「外にいるのか?」

男の声が聞こえたことだし、まさか自室ということはないだろう、と思ったゆえの質問だったが。

映司『いいえ、自分の部屋ですよ』

……いやいや、早まるな。
女の声も聞こえたということは、友人が遊びに来ているのかもしれない。

士「友達でも来てるのか?」

映司『? いいえ、来てませんけど』

……どういうことだ。

士「それじゃあ、さっきから聞こえる声はなんだ?」

映司『ああ、これは私の――』

『おいっ! 電話してる暇があったらアイスだ!』

それまで遠くで聞こえていた他の人物の声がはっきりと聞こえた。
ていうか、

映司『ええ? ちょっと待ってよ、今はまだだめ』

『俺は今アイスが食いたい』

映司『えー……』

電話の向こうで映司と話している誰かが駄々をこねているらしい。
どうする。


1 電話を切る
2 話を続ける(同時に判定-1)
3 自由安価

2

>>302 2 判定 7-1=6

士「……おい、映司?」

映司『あ、すいません。ごめんねアンク、後で一緒に買いに行くから』

『あぁ? それじゃあ遅いつってんだろ』

『――れ――にし――?』

『うるせえ!』

映司『ごめんね、電話が終わるまでだから。
   ……はい、お待たせしました』

どうやら映司はあまり時間がなさそうだ。
長く時間は取れないだろう。

何を話す?


1 学校のこと
2 街のこと
3 自由安価

>>304 1

士「転校してきたばかりだからな、学校のことを聞こうと思った」

映司『学校のこと、ですか。そうですね、私は部活に入ってるんですけど、けっこう楽しいですよ。
   門矢さんも気が向いたら部活に入ってみたらどうでしょう』

士「悪いが、気が向くことはないだろうな」

映司『うーん、それじゃあ……あっ、そうそう!
   私、保健の先生と仲が良いんです。すっごくいい人ですから、会いに行ってみてください』

士「ほう……」

保健の教師……養護教諭か。
一般的なイメージだと、白衣にミニスカ、眼鏡をかけて髪を上げた知的美女……
いや、多分に願望が混じった気がする。

映司『それじゃあ、申し訳ないんですけど、ちょっと急ぎの用があって』

『オエージ! まだか?』

映司『今行くから! それじゃあ、また』

電話が切れた。
なるほど、部活に養護教諭……
どんなものか、一度確かめてみてもいいだろう。

【6日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:――/――

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:友好(小)/友好(小)

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、6日目終了です!

7日目はどうしましょう?

おやすみなさい

>>308
はい、おやすみなさい。
それじゃあ今日はそろそろ終わりましょうか。

あっでもそろそろちょくちょく書いてたつまらないSSSができそうなので、
それを投下してから寝ますね。

ちなみに内容は戒斗ちゃんが喉の奥を突かれてけほけほ言ってるだけです。
この一文だけ読むとほんとひでえな。

できた!
それじゃあ投下します。

やわらかい日差しが窓から入り込み、穏やかな空気に包まれたフルーツパーラーの一角。
ミカンをふんだんに使ったパフェを頬張っていた紘汰の目に、机の上に置かれたミカンとバナナが留まった。
それを見て浮かんだ疑問を、向かいの席で頬杖をついていた少女にぶつける。

紘汰「ねえ、戒斗ってバナナ好き?」

戒斗「急に何の話だ」

空席があったにもかかわらず無理やり相席されたことに不満を持つ戒斗の返事は素っ気ない。
しかし彼女の言葉が素っ気ないのはいつものことだと一向に気にしない紘汰は、
オレンジジュースで喉を潤してから疑問の根拠を提示した。

紘汰「だって、バナナに変身するじゃん」

戒斗「それと食の好みとは関係ないだろう」

戒斗の主張はもっともだが、紘汰は納得がいかなさそうに首を傾げて唸り声を上げる。
そして不意に顔を上げると、これだ! と正解を見つけたような表情で戒斗を見た。

紘汰「あたしはミカンに変身するおかげで、前よりもミカン好きになったよ!」

戒斗「単純な頭だな」

紘汰「即答!?」

あまりにもばっさりと言葉を切り捨てられて、紘汰が頬を膨らませた。
それを見て、リスみたいだとかさわってみたいだとか戒斗が考えているとも知らずに、
紘汰は机の上に置いてあったバナナを手に取る。
何をするのやら、とその様子を眺める戒斗の目の前に覆い隠すものを失った白い果肉が突き出された。

紘汰「えーい、そんな悪い口にはこうだっ!」

何のつもりだ、と言おうとして口を開いた戒斗は、すぐさまその行動を後悔した。

戒斗「んぐっ!? けほっ……むぐ、んむっ……!」

バナナの白い果肉を口に突き入れられ、戒斗が苦しげな息を漏らしている。
それを突き入れた本人の紘汰は、少々乱暴な手つきで粘り気のある白いそれを戒斗の小さな口の奥へ進める。

紘汰「ほらほら~おいしいでしょ」

戒斗「んっ、んぅ……!」

噛み切る前にさらに奥へ押し込まれ、唾液と果肉が混ざった白い液体が戒斗の口腔内に広がった。
喉の奥を突く果肉が邪魔をして、その液体を飲み込むこともできない戒斗は苦しさに目をつむる。

紘汰「ちゃんと噛まないと、喉につまっちゃうぞー?」

少々調子に乗りすぎるきらいのある紘汰は、戒斗がまともに抵抗しないことに機嫌をよくして、
楽しそうにそう言った。
しかし、改めて戒斗の表情を見て、うっかりバナナを握った手を放しそうになる。
頬どころか顔全体を赤く染め、目の端からは涙を零しそうになっているのだ、あの戒斗が。

戒斗「ふっ……く、ひぅ……」

紘汰「ちょっ、戒斗? 戒斗ちゃーん? もしかして泣いてる……?」

それまで紘汰の胸の内で膨らんでいた楽しい気分が急速にしぼんでいった。
泣かせたかったわけではなく、ほんの少しからかうつもりでいた。
けれどそんな言い訳をしたところで、実際に戒斗は泣きそうで。

戒斗「んっ……ひっ、く……」

ついに一筋の涙が戒斗の赤く染まった頬を伝い、紘汰は我に返った。

紘汰「あわわわ、ごめん! ごめんね! はい、もうバナナは抜くから!」

そう言ってバナナを引き抜き、苦しそうに咳き込む戒斗を見つめる。
戒斗の口の端からは飲み込み切れなかったのであろう液体が零れていた。
そっと紘汰が差し出したハンカチを、ひったくるように奪い取った戒斗が咳き込みながら紘汰を睨む。

戒斗「げほ、ごほ……っく、……よくも、喉……突いたな……」

紘汰「ほんとにごめん! ごめんなさい!」

必死に謝る紘汰を睨みながら戒斗が鼻を鳴らした。

戒斗「次はないからな」

紘汰「……戒斗ー!」

戒斗「だ、抱き着くなっ!」

ふう、書ききった……
やっぱり百合って最高ですね!

それじゃあそろそろ寝ます。
おやすみなさい。

……現在>>1は戒斗ちゃんブームなので、
戒斗ちゃん関連のネタならまた書く……かも?

なんだこれは(誉め言葉)

中の人はバナナ吐いちゃうぐらい苦手なんだってな

湊君×戒斗ちゃん
なんてのを思い付いた

>>314
マジですか。
じゃあ戒斗がバナナを食べるシーンは永遠に見られないでしょうね……

>>315
いいと思う(迫真)
ちょっと書いてみちゃったりして……

えいっ

紘汰の閉じ込められた牢をDJサガラが訪れていた時、戒斗の牢を訪れる者があった。
磨き上げられた革靴を鳴らして格子状の扉の前で立ち止まった男の姿を認め、
ベッドに腰掛けていた戒斗が腰を浮かせた。

戒斗「……何の用だ」

射抜くような視線で睨み付ける戒斗に、スーツを着た男――湊が笑みを浮かべた。
決して温かいものではない、嘲るような笑みを。

湊「そう気を立てるな。それともまた足蹴にされたいのか?」

自らの優位を確信した湊の言葉に反論することができず、戒斗は忌々しそうに唇を噛んだ。
湊の身のこなしを見ただけでなく実際に威力を味わった戒斗には、
今の自分ではこの男に勝てないことが嫌でも分かってしまった。
だからせめてもの反抗をと再びベッドに腰を沈め、素っ気なく視線を逸らす。

戒斗「用がないのなら立ち去れ。あんたと話すことなんてない」

湊「君に拒否権はない。
  こうしてまともな部屋を与えられているのもプロフェッサーリョウマのご恩情あってこそ。
  自分の立場を間違えないことだ」

冷たい声音でそう言って、湊がカードキーを取り出して牢を開けた。
この隙に外に抜け出そうとしても無駄だろうということは分かり切っている。
それどころか、受けなくともいいダメージを受けることに繋がりかねない。
仕方なしに戒斗は訪問者を受け入れることにした。

戒斗「……さっさと話してさっさと帰れ」

素っ気ない態度は崩さないままに、だが。

湊「つれないな」

そう言って微笑んだ湊の声色にも表情にも嘲りの意思を見られず、戒斗の胸の内に戸惑いが生まれた。
その胸中を知ってか知らずか、幼子の遊戯を見守るようにやわらかなまなざしで湊が戒斗を見つめる。

湊「隣に失礼させてもらうよ」

了承を得ないまま腰掛けた湊の重みにスプリングが鳴り、
その音に弾かれたように立ち上がりかけた戒斗の腕が湊に掴まれ、引き寄せられた。
驚く間もなく抱き寄せられ、そろってベッドの上に寝転がることとなった。

呆けている戒斗の目の前で、湊がネクタイを緩めてシャツの首元を開く。
この状況とその行動、湊がこれから何をしようとしているのか理解できないほど無知ではない。
我に返った戒斗は、湊の腕から逃れるため闇雲に暴れようとして、ますます強く抱き込まれる。

湊「プロフェッサーリョウマが、お望みだ」

蕩けそうなくらい熱い息がうなじにかかり、戒斗が身悶えした。
その首筋を、熱くぬめりを帯びたものがなぞる。

ひ、と小さく息を漏らして思わず目をつむった戒斗は、恐怖に激しく脈打つ心臓の音を聞いた。
圧倒的な力の差を悔しいと思いこそすれ、こうして明確な恐怖を覚えたのは初めてのことかもしれなかった。

そうして小さな体を震わせる少女の肩をベッドに押さえ付けて、湊が笑う。
恐々と開いた視界に飛び込んできたその甘く穏やかな笑みに、
この状況を恋人同士の睦み合いとでも錯覚したのか、知らず頬を染めた戒斗の額に口づけながら湊が囁く。

湊「君を、その気にさせてあげるよ」

続かない。


はい、こんな感じでどうでしょう。
湊君が割と適当な性格付けですいません。

こういう「もしも」があったら闇堕ち戒斗ちゃんが見られるわけですね!

あっ本題を忘れてた。
人がいるなら7日目いきましょう!
誰かいらっしゃるでしょうか?

通りすがりの読者だ、覚えておけ!

>>322 通りすがらずに留まってくれると非常に嬉しいです。
それじゃあ、始めましょうか。


【7日目・朝】

――自室

日曜日の朝。
サンデーモーニング。
……いい響きだ。

布団の中を転がりながら、今朝はどう過ごそうかと考える。


1 散歩
2 部屋でゴロゴロ
3 自由安価

青春の河原ダッシュ

>>324

青春の川原ダッシュだ!
……と、似合わないことを考えてしまったが、
朝から軽く走るのは悪くないだろう。

さて、川原に向かうとするか。


直後判定
1 誰にも会わない
23 ダブルジョーカー
45 渡と……
67 ハーフボイルド
89 響鬼先生
0 自由安価

人がいない……
夕ごはん食べてきます。

1時間くらいで帰ってきますね!
その時までに人が来てくれますように!

はい

ただいま戻りました!再開していきましょう。
>>327 6

――川原

軽く体をほぐしてから、川原を全力で駆け抜ける。
風を切り走っていると、いつの間にか自分自身が風になったような気がした。

その勢いのまま走り続けて、息が切れてきたところで失速する。
完全に足を止めたころには、スタート地点からずいぶん離れた場所まで来ていた。

士「……悪くないな、こういうのも」

息を整えて、さて帰ろうかと歩き出した時。

「……はあ」

川面に石を投げ込みながらたそがれる少女を見つけた。
どうしようか。


1 どうかしたのか尋ねる(同時に判定+1)
2 放っておく
3 背中を押してみる(同時に判定-2)
4 自由安価

1

>>329 1 判定 9+1=9

士「お前、どうかしたのか」

「えっ?」

振り返った少女が目を丸くしている。
話しかけられるとは思っていなかったのだろう。

士「ため息が聞こえたからな」

そう言いながら、川べりに座り込んでいた少女の隣に座る。
少女が被っていた帽子のつばを下げた。
落ち込んでいるところを見られて、照れているんだろうか。

「その……ちょっとね……」

少女は言いよどんでいるが、無理に急かすことはせず黙っていると、
腹をくくったのか顔を上げ、話し始めた。

「どうやったら、頼れるお姉さんになれるかと思って」

士「は?」

思いもよらないちっぽけな悩みに思わず聞き返すと、
少女がわずかに赤面してうつむいた。

「なによ……そっちが聞いてきたのに……」

士「そんなに悩みのスケールが小さいとは思わなかったんでな」

「……小さい、か」

落ち込んでいる。
どうやら彼女にとっては大きな悩みだったらしい。
アドバイスしてやるべきだろうか?


1 恋でもしろ(同時に判定)
2 こんなことで悩むな(同時に判定+1)
3 自由安価

人が……いない……

とりあえず、あと30分待ってみます。

1

>>332 1 判定 7

士「恋でもしろ」

「恋?」

少女が首を傾げた。

「それくらい、したことあるわよ」

士「本気の恋だ」

「……あるに決まってるでしょ」

妙な間があったあたり、ないんだろう。
唇を尖らせて拗ねている少女が、川に石を投げ込んだ。

「真面目に答えてよね」

士「俺は真面目だ。恋をしろ。
  人を愛することは、人を大きくするぞ」

「……まあ、一理あるかもしれないわね。
 けど、恋っていうのはしたくてできるものじゃないわ」

士「まあな」

「はあ、結局ふりだしに戻るのね……」


1 恋人ごっこを提案する(同時に判定-1)
2 身近に候補はいないのか尋ねる
3 自由安価

ファントムが生まれそう……
とは言いませんが、うーん。

皆さんも忙しいんでしょうか。
今日はやめておいた方がいいかなあ。

とりあえず、あと30分。
その間に誰もいらっしゃらなければ、
11時にもう一度、ということで。

2

安価スレは待つことも大事だから人いないなーと思っても待っていなさいお願いします

>>336 2 よかった……人がいた。ありがとうございます。

士「身近に恋の相手になりそうなやつはいないのか」

「いない」

即答だった。
少女が遠い目をして語る。

「もう恋人がいるのよね、あいつ」

士「ああ、そりゃ無理だな」

「それに、もう一人は……そういうのじゃないし」

士「そういうのじゃない、か。
  そう言ってたやつに限って……」

「いや、ないから」

最後まで言わせてもらえなかった。

「はあ……」

重いため息を吐き、少女がおもむろに自らの頬を両手で叩いた。
そして、よいしょ、と言いながら立ち上がる。

翔太郎「ありがとうね、長い間付き合ってくれて。
    私は左翔太郎よ。学園で探偵をしてるわ」

士「なんだ、同じ学校の生徒だったのか」

翔太郎「そういうこと。何か困ったことがあったら教えてね。
    安くしといてあげるわ」

そう言って、翔太郎は去って行った。
自分が話を聞いたことで、少しは肩の荷が下りたらしい。


左翔太郎:友好を獲得

>>337 はい、頑張ります。

【7日目・昼】

昼になった。
穏やかな風に吹かれて心地いい。

こうしてのんびりしているのもいいが、
これからどうしようか。


1 川原でのんびり
2 寮に帰る
3 自由安価

1

>>340 1 ここでコンマ0とは……

もう少し川原でのんびりしていよう。
川面は太陽の光を反射して輝き、川のせせらぎが耳に心地いい。

穏やかな昼下がり、といった風情だ。
このまま昼寝をしてもいいかもしれない。


直後判定
1 昼寝
23 たっくんと……
45 天道と加賀美
67 真司と浅倉
89 ???(十の位でさらに判定)
0 ???

>>342 3

草むらに寝そべり、川原を吹き抜ける風を感じていた時のことだった。

「なんでお前と買物することになるんだよ」

「それはこっちのセリフだ」

痴話喧嘩……だろうか。

「そう思うんなら来るなよ」

「真理に言われたんだ、仕方ないだろう」

……三角関係?

「さっさと帰るぞ」

「言われなくても、いつまでも君と二人なんてこっちから願い下げだ」

……それにしても、この男の声、どこかで聞いたような……


1 確かめる
2 寝る
3 自由安価

1

>>345 1

体を起こし振り返ると、見覚えのある男の姿が視界に入った。
たしか……草加雅人。
以前はいかにも好青年、といった雰囲気だったが……

草加「かわいそうなくらいにかわいげがないな、君は」

「うるせーな」

……少なくとも好青年には見えない。
人違い、ではないだろう。

士「おい、草加」

声を掛けてみると、自分の姿を見た草加がにっこり笑った。
それはもう、さわやかに。

草加「門矢君か。久しぶりだな」

「知り合いかよ」

草加「ああ。門矢君、こちらは乾さん」

巧「……乾巧だ」

士「俺は門矢士だ」

さて、せっかく出会ったことだし、何か話そうか。


1 草加の態度について
2 二人の関係について
3 自由安価



また、同時に感情判定
十の位 巧→草加
相性 -1
一の位 草加→巧
相性 -1
真理 -1

ふーふーしてあげてもいいけど?

>>347 選択肢を選んでください……

ごめん1で

>>349 1 判定もこっちにしておきます。あんまり変わらないけど。
巧→草加 8-1=7 好意
草加→巧 2-2=1 友好(偽)


士「お前、さっきはずいぶんと態度が違ったな」

草加「何のことかな?」

しらを切るつもりらしい。
しかし、まるで別人のようだったあの態度が気にならないわけがない。

草加「実は、少し虫の居所が悪くてね……彼女に当たってしまったんだ。
   すまない、乾さん」

巧「……別に」プイッ

顔を背けた巧が、居心地悪そうに頭をかいた。
……本当に、虫の居所が悪かっただけなのだろうか。

草加「それじゃあ、俺たちはそろそろ帰るよ。
   実は友人を待たせているんだ」

ほら、と言って草加がスーパーの袋を掲げた。
なるほど、買い出しの途中だったか。

草加「じゃあ、また」

士「ああ、またな。巧も」

巧「……おう」


乾巧:友好(小)を獲得

【7日目・夕方】

すっかり日が傾いて、周囲の景色が赤く染まっている。
これからどうしようか……


1 散歩しながら帰る
2 さっさと帰る
3 自由安価

1

>>353 1

気の向くままに散歩しつつ帰ろう。
そう決めて、立ち上がると服を払う。

さて、帰るか。


直後判定
1 誰にも会わない
23 響鬼先生と少年
45 オエージ!
67 ケンジャキ
89 ドーナツとあの子
0 ???

>>355 4

――公園

士「映司か」

映司「門矢さん、どうも」

ばったり、またしても公園で出会った。

映司「ほら、二度あることは三度あったじゃないですか」

士「そうだな」

しかし、今回はいつもと違うところがある。
それは……

「……何だ?」

この目つきの悪い少年の存在だ。
どうにも、映司の知り合いらしいが……

映司「この人はアンクです」

アンク「おい、さっさと帰ってアイスじゃなかったのか」

映司「いいじゃない、ちょっとくらい」

帰って……?
いや、まさか同じところに住んでいるわけがない。
自分の部屋に帰って、ということだろう。


直後感情判定
十の位 映司→アンク
一の位 アンク→映司

ウボァ

>>357
映司→アンク 5 好意(小)
アンク→映司 0 好意(大)


映司「もう、少しくらい我慢してよ」

アンク「けっ。おい、お前……門矢だったか」

士「ああ、門矢士だ」

アンク「俺たちは急いでるんだよ」

とのことだが、どうしたものか……
と考えていると、映司がアンクの脇腹を突いた。

映司「アンク、わがまま言うなら今日のアイスは4本にするよ」

アンク「……チッ」

映司「すいません、門矢さん」

士「いや、気にするな」

さて、何か話そうか。
それともさっさと帰らせてやろうか。


1 話す(話題も)
2 さっさと帰らせてやる
3 自由安価

1
軽く世間話

>>359 1

士「そういえばお前、知ってるか?」

映司「何をです?」

士「うちの学校は探偵がいるらしいぞ」

映司「ああ、翔太郎さんたちですね」

士「なんだ、知ってたのか」

映司「お世話になったこともありますから」

アンク「こっちが世話してやったんだろ」

映司「そんなことないよ。むしろ、そうだね……助け合いかな」

士「助け合いか……」

映司「困った時にはお互い様、ですから」

そうやってしばらく世間話をした。
ふと空を見上げれば、星が瞬き始めている。
そろそろ帰らなければ。

アンク「チッ、すっかり夜じゃねえか。
    帰るぞ、映司」グイッ

映司「わ、ちょっと、引っ張ったら危ないよ!
   それじゃあ門矢さん、さようなら!」

士「ああ」

二人の姿が見えなくなってから、ふと思う。
一緒に帰ってもよかったんじゃないだろうか。


火野映司:友好を獲得

【7日目・夜】

――自室

明日からはまた学校だ。
憂鬱のような、楽しみのような。

さて、今夜はどう過ごそう。

1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

1

>>362 1

さっさと寝るとしよう。
布団にもぐりこみ、目を閉じる。

ユウスケ「もう寝るのか?」

士「ああ」

夏海「おやすみなさい」

今日も一日よく歩いて疲れていたのか、
眠りはすぐに訪れた。

【7日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:友好/友好
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

やっと7日目、終わりましたね……

眠い、眠いよパトラッシュ……
おやすみなさい。

こんにちは!
人がいるならちょっとだけ……
とか思ってます。

人がいることを願いつつ、
直後起床判定
早寝 +2

てぇい☆

>>368 9+2=9

【8日目・早朝】

――自室

ベッドから身を起こし、洗面台に向かう。
蛇口をひねると、冷たい水が噴き出した。
ぼんやりしていた頭が、徐々に覚醒する。

……そうだ、今日は学校だ。
時計を見れば、まだまだ時間はある。

これからどう過ごそう。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

1

>>370 1

たまにはゆっくりと登校しよう。
のんびりと通学路を歩いていれば、いつもと違う発見があるかもしれない。

そう考えて、支度を済ませると部屋を出た。


直後判定
1 何もなし
23 渡と……
45 五代先生と……
67 不運少女
89 翔太郎
0 自由安価

クウガ熱くよみがえれ

>>372 3

――通学路

朝の冷たい空気に包まれた道を歩いていると、
前方に仲良く並んで歩く女子二人組を見つけた。

何事かを話しては和やかにくすくすと笑い合い、
非常に微笑ましい。

そして、その少女の内片方には見覚えがある。
あれはたしか……そう、たまごの女。

声を掛けてみようか?


1 声を掛ける(同時に判定+1)
2 放っておく
3 自由安価

1

>>374 1 判定 4+1=5

士「おい、お前」

「は、はい! あ、この間の……」

大げさに肩を跳ねあがらせて振り向いた少女は、やはりあのたまごの女だ。
少女の隣を歩いていたもう一人の少女が首を傾げる。

「あの、知り合いですか?」

「知り合いっていうか……一度会ったことがあるというか」

「?」

士「同じ学校の生徒だったか。俺は門矢士、最近転校してきた。
  2-Dだ。ネクタイを見たところ、お前らも同じ学年か」

渡「はい、僕は紅渡です。2-Bに通ってます。こちらは、鈴木深央さんです」

深央「えっと、こんにちは。深央です」

士「まだ朝だぞ」

深央「す、すいません! おはようございます!」


直後感情判定
十の位 渡→深央
同性 -1
一の位 深央→渡
同性 -1

ちょっと出かけないといけないので、
この続きは夜にしましょう。

それではまた夜にお会いしましょう。

百合こい!百合こい!

こんばんはー!
今夜もおもしろおかしくやっていきましょう。

>>377
渡→深央 6-1=5 好意(小)
深央→渡 4-1=3 友情


士「別に謝らなくてもいい」

深央「は、はい……」

渡「えっと……」

二人は人見知りなのか、緊張気味だ。

士「とにかく、立ち止まってないで学校に行くぞ」

渡「あ、そうですね、それじゃあ、行きましょう」

深央「はい」

その後は特に会話もないまま学校についた。


紅渡:普通を獲得


直後判定
12 政経
34 地理
56 体育
7-0 購買

知らないという罪と知りすぎる罠

>>379 9

【8日目・昼休み】

――2-D

昼休みになった。
空腹を訴える腹を押さえ、立ち上がる。
購買へ行くとするか。


直後判定
1 誰にも会わない
23 響鬼先生と少年
45 オエージ!
67 ゲゲゲー!
89 弦ちゃん
0 自由安価

鏡なんて割ればいい

>>381 5

――購買

今日も購買は生徒たちでにぎわっている。
お目当てのメニューを購入して、席が埋まらないうちに座ってしまおうとした時だった。

映司「門矢さんじゃないですか!」

士「映司か。それにアンクも」

アンク「なんだ、お前も購買か」

座ろうとした席の近くに座っていた二人が声を掛けてきた。
……二人の前に置かれたメニューが非常に高級そうに見えるのは、
隣の芝生が青く見える現象なんだろうか。

映司「よかったら一緒に食べませんか?
   こっちの席、まだ空いてますから」

士「ああ、そうだな」

誘われるがままに開いた席に座ると、アンクが不機嫌そうに鼻を鳴らした。

アンク「ふん、一人で食えばいいだろうが」

映司「はいはい、冷たいこと言わないの」

士「……」

アンクは単に愛想が悪いんだろうか。
それとも……


1 やきもちか?
2 この前話していた部活のことだが……
3 養護教諭のことだが……
4 自由安価

1

>>383 1

士「やきもちか?」

冗談半分で言ってみれば、たちまちアンクが不快そうに顔を歪めた。
それを意に介さず、にこにこと笑って映司が言う。

映司「そうなんです、アンクったらやきもちやきで」

士「ほう、かわいいもんだな」

映司「ふふ、そうですよねー」

アンク「……勝手に言ってろ!」

そう言って、アンクは完全に顔を背けてしまった。
しかしそんな態度には慣れているのか、映司は微笑んだままだ。

アンク「チッ……」

映司「舌打ちしないの」

アンク「うるせえ」

士「本当に仲が良いな」

映司「アンクは大事な人ですから」

爆弾発言。
言われた当人のアンクはつまらなさそうな顔だ。

……本当に、この二人の関係はよく分からない。

【8日目・放課後】

――2-D

放課後のチャイムが鳴った。
響鬼がHRの終了を告げた途端、教室が騒がしくなる。

さて、これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 栄次郎の見舞い
3 自由安価

2

>>386 2

――病院・栄次郎の病室

管を繋がれて横たわる栄次郎の顔は、
自分が知っているものより痩せている。

士「……」

どう声を掛けていいのか、分からない。
声を掛けても、届かない。

士「……」

だが、もしかしたら。
無意識のうちにでも自分の声を聞いて、
回復の励みになるかもしれない。

そう信じて、何か声を掛けてみようか。


1 じいさん、と呼ぶ(同時に判定)
2 起きろ、と言う(同時に判定)
3 自由安価

1

>>388 1 判定 0 これはまたすごいコンマが……

士「じいさん」

ぽつり、と零した声が静かな病室に響いた。

自分の零した声に思い起こされる少年の姿があった。
小さな体を震わせながら、眠る女性の手を握り、何度も繰り返しその名を呼んでいた。

そうか、あいつにとっては、二回目か。
こうして、大切な人が眠り続けるのは。




――数年前――


栄次郎「ありがとうございました」

頭を下げる老人にならって頭を下げながら部屋を出た。
自分を引き取ると決めた老人に手を引かれて、白い廊下を歩く。
すれ違う人々のほとんども、真っ白な服を着ていた。

士「じいさん……」

栄次郎「どうかしたのかい?」

士「おれ、へんなのか」

医者に言われた、記憶喪失という言葉が重くのしかかる。
なんだか、根っこをなくしたような気分だった。

栄次郎「そんなことないよ」

老人の温かい手が頭に乗った。
照れくさくてつないでいた手を振りほどき走り出す。
老人が驚いたように自分の名前を呼ぶのを無視して走り続けると、
不意に声が聞こえた。

「ねえさん、ねえさん」

士「……?」

自分と同じくらいの、子供の声。
好奇心のまま声の聞こえた病室を覗くと、ベッドが一つだけ置かれた病室で、
ベッドに眠る女性の手を握る少年がいた。

「ねえさん」

泣きそうな声で女性を呼んでいる。
姉弟だろうか。

一人ぼっちで肩を震わせているその後姿を見ていると、
気付いたら声を掛けていた。

士「おい」

「えっ? な、なんだよお前!」


――病院・栄次郎の病室

懐かしいことを思い出してしまった。
あの時は自分の方が栄次郎より背も低かった。
手の大きさもまったく違って、その違いを悔しがったものだ。

士「……ユウスケの気持ちが、少しは分かったかもな」

眠り続ける大切な人が目覚めるのを、ただ待つことしかできない無力さ。
しかし、ユウスケが味わった思いは、それだけではない。

ユウスケの大切な「ねえさん」は――

士「……帰るか」

そう呟き、眠る栄次郎の手を一度握ってから病室を出る。
栄次郎の手は、変わらず温かかった。

【8日目・夜】

――自室

ユウスケ「ふう、今日の夕ご飯もうまかった!」

夏海「腕によりをかけましたから」

楽しげな二人を横目で見つつ、ソファーでくつろぐ。
さて、これからどうしようか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

3 ユウスケであそぶ

>>393

ユウスケで遊ぼう。
今なら夏海との会話に集中していて、
後ろが隙だらけだ。

さて、何をして遊んでやろうか……


1 くすぐる
2 肩もみ(全力で)
3 自由安価

投げっぱなしジャーマン

>>395 危険すぎぃ!

そっとユウスケの背後に近寄り、脇から腕を回した。
ユウスケの向かいに座っていた夏海がぎょっとした顔をする。

ユウスケ「え、えっ?」

なにがなにやら、といった様子できょろきょろしているユウスケを抱え上げ、そのまま――

ユウスケ「うわーっ!?」

夏海「きゃー!」

見ていただけの夏海まで悲鳴を上げた。
ついでに自分の腰も悲鳴を上げた。
準備運動が必要だったか……

腰をさすりながら背後を振り返ると、ソファーに投げられたユウスケが目を回していた。
首は折れていないらしい。よかったよかった。

夏海「士君! 今のは危なすぎます!」グッ

士「っ!? こっちのほうが危険――ははは! あははは!」

【8日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好/友好
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、8日目終わり!
プロレスはよく知らないので、間違ってたらすいません。

どうしましょう、9日目行きましょうか?
人がいるなら行きたいなー。

ってことで一応、
直後起床判定

俺、参上!

>>399 2

【9日目・朝】

夏海「士君、そろそろ起きてください。
   もう朝ご飯ができますよ」

ユウスケ「ふわあ……おはよー」

夏海「おはようございます。ほら、ユウスケも起きましたよ」

士「……」

夏海「……」

首筋に冷たい手が触れて、反射的に首をすくめた。
一気に目が覚めて起き上がると、夏海がにっこり笑う。

夏海「ほら、朝ごはんを食べましょう」

士「……夏みかん、押す気だったな?」

夏海「何のことか全然分かりません」

……あそこで起きてよかった。
心の底からそう思った。


直後判定
12 音楽
34 地理
56 体育
7-0 購買

ハイーーー!

>>401 3

――2-D

青い空を見上げていると、面白い形の雲が流れていった。
あれは例えるなら、そう――

五代「クワガタみたいな雲だね」

士「ああ、そうだな」

五代「門矢君、空を見上げるのもいいけど黒板も見てね」

士「気が向いたらな」

顔を見ないで答えていると、頬を突かれた。
仕方なしに五代を振り返る。

五代「ほら、ちゃんと前を向いて」

言われるがままに姿勢を正して黒板を見る。
大西洋がどうのこうのと書いてある。

五代「はい、授業再開します」

そう言いながら五代が教壇へ戻った。

五代「どこまで話したっけ……そうそう、喜望峰の位置についてだったかな?」

士「大西洋関係ないだろ」

思わずつっこんでしまった。

五代「それじゃあ門矢君、喜望峰はどこにあるか知ってる?」


1 大西洋
2 インド
3 南アフリカ
4 日本

3

>>403 3 冷静に考えると大西洋と関係ある気がしてきた。地理とか分からんのですよ……

五代「正解! よく知ってたね」

士「常識だろ」

カドヤクンスゴーイ カッコイー

ひそひそと称賛する声が聞こえてきた。
こういうのも悪くない。

五代「それじゃあ今度こそ、授業を再開します」

ハーイ

【9日目・放課後】

――2-D

放課後を迎えた教室は騒がしい。
これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 街をぶらぶら
3 自由安価

写真を撮るポイントを探そう

>>406

どこか、いい被写体の転がっている場所でも探すか。
最近めっきり活躍の場を失っているカメラを撫でつつそう考える。
さて、どこかいい場所があるといいんだが。


直後判定

>>408 3

――街

残念ながら、いい場所は見つかりそうにない。
単純に訪れるだけならともかく、写真を撮りたい、とは思えなかった。

仕方ない、今日はこれくらいにして帰ろう。

【9日目・夜】

――自室

テレビをつけても興味をひくものはない。
雑誌も読み飽きたものばかり。

なら、どうやって時間を潰そうか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

1

>>411 1

さっさと寝るとしよう。

士「寝るぞ」

ユウスケ「え、早くないか?」

夏海「いえ、寝坊しないにこしたことはありません。
   私ももう寝ますね。おやすみなさい」

ユウスケ「あ、おやすみー。じゃあ俺も寝ようかな……」

士「電気消しとけよ」

ユウスケ「ああ、分かった」

布団にもぐりこみ、目を閉じる。
冷たい布団が自分の体温で温まるにつれ眠気が膨らみ、
そのまま眠りへ落ちていった。

【9日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好/友好
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、9日目終了です。
何もない一日でしたね……
うーん、まあそういう日もいいですよね。

どうしましょう、10日目いきますか。
とりあえず、

直後起床判定
早寝 +2

古いルール破ってく

>>415 7+2=9

【10日目・早朝】

――自室

目を覚まして時計を見ると、まだ起きるには早い。
しかし、二度寝する気にもなれなかった。
こうなったら、朝を有意義に過ごすしかあるまい。

さて、何をしよう。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

うーん、人がいない。
さすがに待てない……

続きは明日の鎧武放送後ということで。
おやすみなさい。

3屋上

にょたくまくんが皆に弄られてる所が見たいなー(チラッチラッ

ってか北條さんと琢磨くんの役者さんって同じ人だったんだな
眼鏡と髪型のせいか全然同じ人には見えない

一体何を見たんだよ……

おはようございます!

兄さんが順調にブラコンをこじらせてて朝から笑顔になりました(笑)
あと坂東さんの言ってた「いろいろ」ってあれですか、弁護士秘書とかネイティブとかそういう……
来週、ミッチが完全に敵に回るか戻ってくるか……個人的には前者の展開が見たいなあ(小声)

>>419 ネタが思いつけば書く……かもしれません。
>>420 気になりますね! 公表できない、兄さんが正しいと思う要素のあるもの……うーん。
>>418 3

早めに登校して、屋上を訪れることにした。
朝も早いことだし、鍵がかかっているかもしれないが……
まあ、大丈夫だろう。


直後判定
1 閉まってる……
23 不運少女と赤いの
45 ヴァイオリンの音
67 ドーナツ
89 天の道を往き……
0 ???

おりゃ

>>422 2

――屋上

扉を開けて屋上に入ると、冷たい空気が肺に流れ込んだ。
思わず肩を震わせながらも前を向き、そして絶句した。

何をどうすれば、屋上の手すりに自転車が引っ掛かるのか。
そしてどうやったら、その自転車に絶妙なバランスで乗れるのか。

……謎だ。

「う、うわわ、お、落ちそう……!」

「大丈夫か良太郎ー!」

背中に衝撃。
屋上のひんやりとした床に転げながら自分を突き飛ばした犯人を見上げると、
自転車に乗った少女へ駆け寄っていくところだった。

なるほど、少女の知り合いが助けに来たのか。
あの状態は見世物でも何でもなかったらしい。

「うおっ、おもてえな!」

「えっ!? ちょっとモモタロス、それどういう意味!?」

「ち、ちげーよ! 自転車が重いって意味だ!」

……このまま放っておいたら、大惨事になりかねない。
手を貸してやろう。


直後判定
十の位 良太郎→モモタロス
一の位 モモタロス→良太郎

>>426 こ、これは……!
良太郎→モモタロス 9 好意(大)
モモタロス→良太郎 4 友情


士「手を貸してやる」

「お? わりいな、それじゃあ同時に引っ張るぜ、いいな?」

士「ああ」

「すいません~……」

士「謝らなくていいから、落ちないようにしろ」

「あ、はい!」

しっかりと少女が自転車に掴まったのを見てから、せーの、と少年が声を上げた。
それに合わせて思いきり自転車を引っ張ると――

「きゃー!」

士「あ」

「りょ、良太郎ー!」

引っ張り上げた瞬間に吹いた突風が、少女を一段高い部分に吹き飛ばしてしまった。
見たところ梯子は……よかった、あった。


1 助けに行く
2 少年に任せる
3 自由安価

>>429 2

先程のような緊急事態でもないんだし、あとは本人とその友人に任せるとしよう。
そう思い屋上を後にしようとした自分の背中に声が掛かった。

モモタロス「お前、ありがとよ! 俺はモモタロスってんだ」

良太郎「私は野上良太郎ですー」

あんな恐怖体験をしたとは思えないおっとりした口調で自己紹介できるとは、
良太郎はどれだけ肝が据わっているんだろうか。

士「門矢士、通りすがりの転校生だ」

モモタロス「それじゃあ士、またな!」

良太郎「ありがとうございました」

士「ああ、気にするな」

ひらひらと手を振って、その場を後にした。


直後判定
十の位 モモタロス→良太郎に変化はあったかどうか

一の位
12 政経
34 地理
56 体育
7-0 購買

the不運

>>431 十の位 1 よって変化なし
一の位 3

――2-D

五代「おはよう、みんな」

オハヨウゴザイマース

五代「今日も元気でいいね。それじゃあ教科書開こうか」

最初から開くつもりのない教科書の表紙をちらりと見る。
今日も声を掛けられては面倒だし、開くだけ開いておこうか。


1 開く
2 開かない(同時に判定)

反抗期2

>>433 2 判定 8

まあいいか。
別に注意されたところで痛くもかゆくもない。
そう思い、教科書から視線を外して空を見上げた。

すると、予想通り五代が歩み寄ってくる。
何を言われるかと身構えていると、自分の教科書を勝手に開いて戻って行った。

五代「あんまり授業を中断しちゃいけないからね」

あっさりと戻ったことに怪訝な表情をしていたら、
五代がそう言った。
そう思うなら、自分のことは放っておけばいいものを。

五代「それじゃあみんな、特に門矢君。
   しっかり授業を聞いてね」

ハーイ


五代雄介:友好を獲得

【10日目・放課後】

――2-D

空の色が変わりつつある。
HRも終わったことだし、これからは自由に時間を使える。
何をしようか。


1 寮に帰る
2 知り合いを探す
3 自由安価

>>436 2

知り合いを探すとしよう。
さて、誰を探そうか。


1 五代雄介(判定-2)
2 城戸真司
3 乾巧
4 剣崎一真
5 響鬼
6 野上良太郎
7 紅渡
8 左翔太郎
9 火野映司
10 如月弦太朗
11 自由安価

↓誰を選んでも同時に判定

十の位のコンマの番号

>>438 十の位 2 昔の女じゃないですか(笑)
一の位 7

――廊下

真司でも探してみるか、と思いながら廊下を歩いていると、
目当ての姿を見つけた。
相変わらず小さい。

真司「あっ、士!」

自分の姿を見つけて駆け寄ってくる様子は子犬に見えなくもない。
つい頭を撫でてしまった。

真司「やめろよ!」ムスッ

士「そう不貞腐れるな」

真司「言っとくけど、俺が先輩なんだからな」

さて、真司に会うことはできたが……
何を話そうか。


1 一人称について
2 今日は浅倉はいないのか(同時に判定+1)
3 自由安価

アタックライド 2ィ!

>>440 2 判定1+1=2

士「今日は浅倉はいないのか」

何気なしにそう言うと、真司がさらに不貞腐れた。
何かあったらしい。

真司「あんなやつ知るか!」

士「……」

分かりやすい。
喧嘩でもしたんだろう。

真司「あいつ、俺の邪魔ばっかりするんだよ……」

……愚痴が始まりそうだ。
聞いてやろうか?


1 聞く(同時に判定)
2 聞かない

男なら黙って1

>>442 1 判定 2

黙って言葉の続きを待つが、一向に始まらない。
……一応促してみよう。

士「それで、どうなんだ」

真司「……別に、お前に話してもしょうがないっていうか」

士「それはまたずいぶんと頼りがいのない男に見えているらしいな」

真司「いや、だってお前年下だし」

まあ、話すつもりがないのなら無理に聞く必要もないか。

真司「けど、まあ、聞こうとしてくれたことは感謝しとく」

士「ああ」

真司「それじゃあ俺、これから取材だから。またな!」

士「気が向いたらまた会いに来てやる」

手を振りながら駆けていく真司を見送り、時計を見る。
そろそろ帰るとするか。

【10日目・夜】

――自室

夕食を終えて、少しの眠気が襲ってくるこの時間。
ソファーに座り、見るともなくテレビを見ながら考える。
これからどうしようか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

3 夏みかんと話す

>>446

たまには夏海と話すとしよう。
夏海は自分と同じようにソファーにすわってくつろいでいる。
ちなみにユウスケは自分のベッドに寝転んで雑誌を読んでいるようだ。

さて、何を話そう。


1 料理のこと(同時に判定)
2 部屋のこと
3 自由安価

>>449 1 判定 8

士「最近、うまくなったな」

夏海「何がです?」

士「料理」

その言葉に、夏海の表情がほころんだ。
最初は栄次郎の味と比べて酷評し続けた(そしてその度にツボを押された)ためか、
料理に関しては褒められると嬉しいらしい。

夏海「それはもう、毎日作ってますからね」

士「手際もよくなった」

夏海「もちろんです!」

おもしろいくらいに上機嫌になった。
これからはこういう機嫌の取り方をしてもいいかもしれない。

他にも何か話そうか?


1 栄次郎のこと
2 学校の噂
3 自由安価

(2を選ぶ音)

>>451 2

士「そういえば夏みかん、何か学校でおもしろい噂とかないのか?」

夏海「噂ですか? そうですね……
   いろいろと聞きますけど、特におもしろかったのは……」


直後判定
12 晴人のコヨミ自慢
34 生物室に……
56 地下室?
78 すっごいお金持ちが……
90 新聞部って……

はい

>>453 7

夏海「うちの学校にはすっごいお金持ちがいて、
   専用の食堂や専用の更衣室、果てには専用のプールまであるそうなんです!」

士「現実味のない噂だな……」

夏海「けど、実際に女子更衣室の隣には専用の更衣室がありますよ?」

士「マジか」

どれだけ金が余ってたら、そんな無駄なことをする気になるんだ……

夏海「他にもいろいろありますけど、今日はもう遅いですから、これくらいにしておきましょう。
   おやすみなさい」

士「ああ、おやすみ」

夏海が部屋を出て行った。
さて、自分もそろそろ寝るとするか。

【10日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:――/――

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:友好/友好
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好/友好
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、10日目終了!
なんというか、このままだとヒロインなしの周が続きそうな……
頑張りましょう。

11日目いきましょう!
直後起床判定

思い荷物を枕にしたら

>>457 5

【11日目・早朝】

――自室

欠伸を噛み殺しながら顔を洗い、歯を磨く。
気分がすっきりしたところで、さて、これからどうしよう。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

1

>>459 1

ゆっくり登校しよう。
特にしたいこともないが、部屋でくつろぐ気分でもない。
着替えを終え、鞄を手に取り部屋を出た。


直後判定
1 誰にも会わない
23 二人で一人の……
45 リーゼントと流れ星
67 ケンジャキ
89 たっくん
0 自由安価

そんな……

>>461 6

――通学路

剣崎「門矢君、おはよう」

後ろからやってきた剣崎にぽんと肩を叩かれた。
少し息を切らしているところからすると、自分の姿を見つけてわざわざ走ったらしい。

士「ああ、おはよう」

剣崎「早いんだね」

士「たまたま目が覚めただけだ」

にしても、こうして並んで改めて思う。
背が高い。

剣崎「どうしたの?」

士「いや、視線が近いと思ってな」

剣崎「……」

見るからにしゅんと落ち込んだ顔になった。
身長については突っ込むべきではなかったか。

剣崎「背が高いと、やっぱり……」ブツブツ

なにやら呟き始めたが……


1 いいと思う(同時に判定)
2 小さい方がいい
3 自由安価

1

>>463 1 判定 9 高っ

士「いいと思うぞ」

剣崎「……何が?」

士「お前が」

剣崎「えっ」

あっ間違えた。
お前の身長が、だった。

士「お前の身長、悪くない」

剣崎「え、あの、でも、小さい方が可愛いでしょ……?」

士「目線も近いし、一緒に歩くのに気を遣わなくてもいいだろ。
  気楽でいいと思うぞ、俺は」

剣崎「……ありがとう、門矢君」

落ち込んだ表情から一転、剣崎が照れたように笑う。
この笑顔も、悪くない、と思う。


直後感情判定 失敗しても友情獲得
十の位 士→剣崎

一の位 剣崎→士
スキル:博愛主義者により8以上のみ
コンプレックスの肯定 +1

未来悲しみが終わる場所








ヤバい涙出てきた

>>465 あれ、なんかこのパターン見たことある……今度こそ押し切っちゃいましょう。
士→剣崎 9 好意獲得
剣崎→士 3+1=4 友情獲得


どくん。

士「……っ?」

心臓が、一際大きく跳ねた気がして胸を押さえる。
これは……この気持ちは……

剣崎「大丈夫、門矢君?」

心配そうに首を傾げて顔を覗き込んでくる剣崎の顔が、少し近い気がして後ずさる。
おかしい。
どうしてこれくらいのことで動揺してるんだ、自分は。

剣崎「体調悪いの?」

士「いや、気にするな」

剣崎「でも」

士「いいから、行くぞ」

顔に血が集まって、頬が熱くなる。
今の自分の顔を見られたくなくて、早足に歩き出した。


直後判定
12 生物
34 地理
56 体育
7-0 購買

剣崎ルートかな?

>>467 1 士が好意を持っちゃいましたからね。今度こそ落としちゃえたらいいんですけど……

――2-D

「それでは、資料集のこの部分にマークしておくように」

教師の落ち着いた声が右から左に抜けていく。
だめだ、いつも以上に集中できない。
いや、いつもはできないんじゃなくしないんだ。

今日は……

「門矢、体調が悪いなら保健室へ行きなさい」

士「は?」

教師がまっすぐにこちらを見ていた。
サングラスの奥の目がどんな感情を伴っているかは分からないが、声の調子からして気遣われているらしい。

「少し顔が赤い。風邪はひき始めが肝心だ」

士「……いや、これは別に、風邪じゃない」

「そうか。だが、くれぐれも無理はしないように」

そう言って、教師が再び解説を始めた。
そんなにぼうっとしていただろうか、自分は。


授業が終わってから、教師が自分の席へ歩いてきた。
保健室に行きたくないのなら、と体温計を差し出される。

士「医者でもないのに、用意がいいな」

そう言うと、教師がかすかに笑みを浮かべた。

木野「そうか、転校生だから知らないのか。俺は木野薫、元医者だ」

……どうしてわざわざ給料の少ない職業に乗り換えたのか、真剣に疑問だ。

【11日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
生徒たちのざわめきの中、椅子に座って考える。
これからどう過ごそうか。


1 寮に帰る
2 知り合いを探す
3 自由安価

剣崎
2

>>470 2

剣崎を探そう。
……この気持ちをこのままにしておくと、いろいろと厄介だ。
どうにかしなければ……


直後判定
好意 +1

また誰かが突然ドアを叩く(剣崎)

>>473 7+1=8

――廊下

見つけた。
廊下で一人、壁にもたれかかって考え事をしているらしい。

士「剣崎」

名前を呼ぶと、少し驚いたように顔を上げ、
自分の姿を見て微笑んだ。

剣崎「門矢君、どうしたの?」

……心臓が、少し暴れている。
どうにかそれを抑え込みながら、平然を装って口を開いた。

士「お前を探していた」

剣崎「何か話でもあるの?」

さて、何を話そう。


1 直球で
2 婉曲的に
3 自由安価

恋愛ゲームで恋愛をして、何が悪い!!1

>>475 1

直球で行こう。
投手、振りかぶって――

いや、少し待て。

この場所で、か?
人通りのある、廊下で?

恥ずかしいうえに、ふられたら恥ずかしいどころじゃない。
場所を変えるべきではないだろうか。


1 空き教室に
2 校舎裏に
3 屋上に
4 自由安価
5 このまま

定番な3

>>477 3

――屋上

剣崎「わざわざこんなところに来て、どうしたの?」

不思議そうに首を傾げている剣崎に向き直り、深呼吸する。
落ち着け、俺。

士「お前に、どうしても二人きりで聞いてほしいことがあった」

剣崎「……うん」

自分の真剣な声につられたのか、剣崎の表情も神妙なものになる。
緊張で声が裏返らないか不安に思いながら、口を開いた。

士「好きだ」


直後判定 8以上のみ
友情 +2
直球 +2
場所 +1

こいっ!

>>479 8+5=9 超補正つけた時に限って高コンマなのは何故なんだろう……

声は裏返らなかった。
まっすぐ目を見て言えた。
とにかく、そのことに安心していた。

あとはもう、どうにでもなれだ。

……しかし、こうも沈黙が続くと不安にもなる。
剣崎は目を丸くしたまま少しの動きも見せない。

聞こえていたんだろうか、とさえ思えて一歩歩み寄った、その時。

剣崎「あ、……そ、の……私……」

顔を真っ赤にした剣崎が二歩後ずさった。
その分広がった距離を縮めようと歩み寄れば、その分剣崎が後ずさりする。
だが、

剣崎「あ……」

剣崎の背中が屋上の壁にぶつかった。
どうしよう、という顔で見られるが、こちらにしてみれば好都合なので距離を詰める。

あと一歩で触れられそうな距離に近づいて、じっと剣崎の目を見る。
さあ、どう答える……

剣崎「わ、私の……こと? さっきの……」

士「ああ、そうだ」

剣崎「う……えと……その……」

士「答えは、聞かせてくれないのか」

剣崎「答え……って……その……」

目を逸らされてしまった。
しかし、剣崎の顔は真っ赤だし、これだけ近づいても嫌がっているようには見えない。

それなら、あと一歩。


1 踏み出す(同時に判定+2)
2 やめておく
3 自由安価

1!1!一!1・1・一!11一、11一!

>>483 1 判定 3+2=5

一歩、踏み出した。
剣崎は身をすくめたが、逃げ出しはしなかった。

士「……剣崎」

名前を呼ぶと、剣崎の肩が震えた。
うつむいている顔を上げさせて、衝動のまま唇を寄せようとして、思考が停止した。

泣いている。

剣崎「……ごめ、なさ……私……」

嫌、だったのか。
呆然としながら距離を取ろうとした自分の手に、剣崎の手が触れた。
ほんの少し手を引けば離れてしまいそうなくらい、弱い力で引き留められる。

剣崎「私には……好きになってもらう、資格なんて……」

どうして、そんなことを言うんだろう。
それに、それならどうして、自分の手を。

剣崎「そう、分かってるのに……私……」

潤んだ瞳に見つめられる。
震える唇が、苦しそうに囁いた。

剣崎「…………手を、放させて」


1 手を引く
2 引かない
3 自由安価



大ヒント:最善の行動は選択肢にありません。安価で頑張りましょう。

そっと抱きしめる

>>485

掴まれていない手を伸ばし、剣崎を抱き寄せた。
腕の中に納まってしまった細い体を、壊れ物のように優しく抱きしめる。

息をすることも忘れたかのように固まっていた剣崎の体から徐々に力が抜け、
恐々と、触れれば傷つくと恐れているかのように、自分の背中に手が回された。

士「……剣崎、好きだ」

できる限り優しくそう告げると、剣崎の体が震える。
何を恐れているんだろうか。

士「剣崎、お前は……」

剣崎「おねがい……」

消え入りそうな声で、剣崎が懇願する。

剣崎「何も、言わないで」


士→剣崎 愛情を獲得
剣崎→士 愛情(葛藤)を獲得

最善の行動だったと思います。素晴らしいッ!

【11日目・夜】

――自室

あの後、剣崎はふと我に返ったように自分の腕から逃れると、
そのままどこかへ行ってしまった。
……どうして、好意を向けられることに罪悪感を感じているのだろうか。

さて、これからどうしよう。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

散歩

>>488

散歩でもして気分を変えよう。
そう思い、部屋を出る。

外の空気は冷たく、考え事で煮詰まった頭を冷やしてくれた。


直後判定
1 誰にも会わない
23 オエージ!
45 渡と深央
67 翔一ちゃんと……
89 ゲゲゲー!
0 ???

俺は絶望を希望に変えた!

>>490 7

――街

街を歩いていると、見覚えのある人物が少女と連れ立って歩いていた。
生物担当、元医者の木野薫。

士「……」

愛に年齢の差は関係ないかもしれないが、どうなんだろう、あれは……
サングラスをかけた黒づくめ男と、温和な表情の美少女。
異色すぎる。


1 声を掛ける
2 放っておく
3 自由安価

1

>>492 1

士「よう、木野」

木野「門矢か。その口調は教師への態度としては不適切だ、改めろ」

士「悪いが癖なんでな」

「知り合いですか?」

木野「ああ、2-Dの門矢士という」

士「お前は?」

翔一「私は津上翔一だよ。よろしくね、門矢君」

笑顔で手を差し出された。
人懐こい印象の少女だ。


直後感情判定
十の位 翔一→木野
年の差 -1

一の位 木野→翔一
年の差 -1

あーあ、ダメじゃないですか氷川さん

>>494 なんというデジャヴ。
翔一→木野 0-1=0 好意(大)
木野→翔一 2-1=1 信頼


士「ああ、よろしく」

差し出された手を握り返してそう言い、改めてこの二人組を観察する。
いったいどういう関係なのか……
少し聞いてみよう。

士「翔一もうちの学校の生徒か?」

翔一「そう、3年生なんだよ」

士「教師と生徒が、夜に外出か」

木野「津上の保護者から頼まれているからな」

士「なんだ、家族ぐるみの付き合いか何かか?」

そういうことなら、まあ、納得できるだろうか。

翔一「そういうことになるのかな」

木野「いや、少し違うだろう」

翔一「あれ、そうですか?」

……翔一に聞いても埒があかない気がしてきた。

木野「俺はそろそろ津上を寮へ送る。門矢、お前も帰りが遅くならないようにしろ」

士「ああ」

翔一「じゃあ、またね」

……どうにも怪しいんだが、どういう関係だろう。

【11日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情(葛藤)/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好/友好
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、11日目終了です。
剣崎の葛藤がなくなるよう、頑張ってくださいね!

それじゃあ12日目にいきましょうか。

直後起床判定

光実…!

>>498 7 さすが呉島主任だ!

【12日目・早朝】

――自室

目覚ましにコーヒーを飲み、ひと息つく。
さて、今朝はどう過ごそう。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価


廊下をぐるぐる

>>500 3

――廊下

学校に登校して、さて、廊下を歩いてみよう。
健康にもいいし、何か見つけられるかもしれない。


直後判定
1 何もなし
23 リーゼントと流れ星
45 マヨネーズドーナツ
67 真司と浅倉
89 翔太郎
0 自由安価

いいだろう、私の趣味だ

>>502 8

士「久しぶりだな」

三年の廊下の前で、ばったり翔太郎に出会った。
未だにどうすれば頼れるお姉さんになれるか悩んでいるんだろうか?

翔太郎「ええ、そうね。今度はあなたが悩んでるみたいだけど」

士「は?」

翔太郎「言ったでしょ、私は探偵なのよ?
    隠せると思わないことね」

不敵に笑った翔太郎の言葉は間違ってはいない。
そう、自分は今悩んでいるんだろう。
剣崎の態度に。

しかし、それを部外者に言っていいのだろうか。

翔太郎「安くしといてあげるわ、ほら、吐いちゃいなさい」


1 話す
2 話さない
3 自由安価

>>506 1

士「……好きなやつがいるんだが」

翔太郎「へっ?」キョトン

……どうしよう、この時点でかなり不安になってきた。
だが、話し始めた以上は話さなければ。

翔太郎に、好きな相手も自分に好意を寄せていそうなこと、
それなのに好意を向けられる資格がないと言ったことを話した。

真剣な顔で考え込んでいるが、どうだろう……

翔太郎「……もしかしたら、その子は……」


直後判定
探偵 +2

どうやら切り札は俺の所に来るらしいな

>>508 9+2=9

翔太郎「……負い目があるのね、きっと」

士「負い目、か」

その負い目の内容が分かれば万々歳だが……

翔太郎「その子が話したくないなら、無理に聞かなくてもいいのよ。
    ただ、それを乗り越える勇気さえ持てればいいんだから」

士「……そうか」

だが、好きな相手のことを知りたいのは悪いことなんだろうか。

翔太郎「それでも好きな相手のことは知りたい?」

士「お前はエスパーか」

翔太郎「いいえ、探偵よ。それでも知りたいなら、そうね……
    メロメロにすればいいんじゃない?」

士「は?」

あまりにも真剣な会話にふさわしくない言葉が飛び出してきた。

翔太郎「あなたにぞっこんにさせて、あなたもぞっこんになってあげなさいよ。
    絶対、どんな過去があっても嫌いにならないって信じてもらえるくらいに」

士「……どんな過去も、か」

翔太郎「どんなことでも受け止める、って思えるくらいに、その子のことが好きかしら?」


1 そうだ
2 それは……

士!お前の男気を見せてやれ1

>>510 1

士「そうだ」

翔太郎「なら、問題ないわね」

満足げに翔太郎が微笑んだ。
にしても、相談してみて思ったが……

士「お前……それなりに、頼れるお姉さん、じゃないのか」

翔太郎「……ならいいけど」


左翔太郎:友好(大)を獲得

※士が剣崎の過去を受け止めることを決心

それで判定を忘れるっていう。

直後判定
12 政経
34 地理
56 体育
7-0 購買

ターンアップ

>>513 7

【12日目・昼休み】

――2-D

昼休みになった。
すっかり空腹で動く気がしないが、購買へ行かなければ。


直後判定
1 誰にも会わない
23 オエージ!
45 渡と深央
67 天の道を往く女とカガーミン
89 ゲゲゲー!
0 自由安価

アンコ!

>>515 6

――購買

何故か長蛇の列ができているが、購買の注文受付ではないのでスルー。
適当なメニューを選んで席に着いた時には、列はすっかりばらけていた。
何だったんだろう。

不思議に思って少し見ていると、行列の先だった場所に女子生徒と男子生徒がいる。
男子生徒の方はすっかり疲れ切った様子だが……
あ、女子生徒にパンを差し出された。

女子生徒がパンを売っていたんだろうか。
一つ500円の看板が出ている。
というか、高くないか。

昼食に手をつけながら二人がどうするのか見ていると、空いている席はないか探しているようだった。
自分の正面とその隣なら空いているが……

せっかくだ、声を掛けてみるか。


直後判定
十の位 天道→加賀美
一の位 加賀美→天道

ルパッチマジックタッチゴー

>>517 おお……
天道→加賀美 7 好意
加賀美→天道 6 好意(小)


士「おい、お前ら。こっちの席が空いてるぞ」

「あ、本当だ! ありがとな、えっと……」

士「門矢士」

加賀美「そっか、ありがとな、士! 俺は加賀美新だ」

天道「私は天の道を往き、総てを司る女……天道総司だ」

……代わった名乗り口上だが、あまり気にしないでおこう。

加賀美「いやー、よかったよかった。このまま立ち食いかと思ったから」

天道「そんなことさせるか。せっかくの私の料理だぞ」

加賀美「だから、そうならなくてよかったんだって。
    にしてもうまいなこれ」モグモグ

天道「行儀が悪い」

加賀美「んもー、うるさいなー」

士「仲が良いんだな。恋人同士か?」

二人「違う」

綺麗にはもった。


天道総司:友好(小)を獲得

【12日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
そういえば、明日から休みか。
教室の中でも、休日の過ごし方を相談する生徒が多い気がする。

さて、これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 知り合いを探す
3 自由安価

2
剣崎

>>520 2

剣崎に会いに行こう。
既に教室を出てしまったのか、姿が見られないが……
話をしなければいけない。


直後判定
愛情 +2
決意 +1

知ってるか?こいつの笑顔、案外悪くない

>>522 5+3=8

――空き教室

もしかすると帰ってしまったのだろうか、と思いながら、ふと立ち寄った空き教室。
そこに、剣崎はいた。

扉の開く音に振り返り、その音を立てたのが自分だと知って目を大きく見開いている。
そのまま、カーテンの閉められた窓に背中を預けて、崩れるようにその場に座り込んだ。

歓迎は、されていない。
だが、それでも自分は剣崎のことを知りたい。

翔太郎のアドバイスを、うまく活かせるだろうか。


1 歩み寄る
2 声を掛ける

逃げられるかもしれんが…1

>>524 1

一歩、踏み出す。
剣崎が身を小さくした。

もう一歩、踏み出す。
剣崎の肩が震えた。

ゆっくり、慎重に歩み寄って、うつむいたままの剣崎を見下ろす。
さて、ここから、どうする。


1 しゃがみこんで目を合わせる
2 抱きしめる
3 手を差し出す

>>526 2 うまいことドボンを避けちゃうなあ……

逃げ出す暇も与えずに抱きしめる。
自分の気持ちが、少しでも届けばいいと思いながら。

お互いの呼吸や衣擦れの音しか聞こえない教室の中で、
ゆっくりと時間が過ぎていく。

不意に、剣崎が身動ぎした。
それに応えて少し抱きしめる力を緩めると、弱々しく胸を押される。

これが、精一杯の抵抗なのだろう。
それなら、自分は……


1 背中を撫でる
2 強く抱きしめる
3 ……(察してください)

3

>>528 3 欲望に素直すぎてはいけない(戒め)

背中に回していた手を、そっと滑らせる。
剣崎が首を横に振るのも構わずにタイを解き、首元をくつろげさせた。

こいつは頑固だ、と思う。
きっと、いくら言っても分からない。

それなら、別の教え方をしてやらなければ。

そう思って、震える体に触れる。
抵抗は、なかった。

涙を溜めた目じりに唇を落としながら、ブラウスのボタンを外す。
そうして作った隙間から手を差し入れ、滑らかな素肌に指を滑らせていた時。

違和感を覚えてブラウスの下の肌を見ると、痛々しい傷があった。
熱に浮かされたようだった頭が急激に冷えていった。


直後判定
愛情 +2
決意 +1

まあ正解だったんですけどね。

ルパッチマジックタッチゴー

>>530 4+3=7

剣崎「私は」

それまで沈黙を保ってきた剣崎が口を開いた。
その目は、どこまでも真剣だ。

剣崎「人が好き。人を守りたい。そのためにならいくらだって傷ついていい。
   そう決めた私が、誰かに愛されるっていうのは、無理だよ」

そう言いながら、自らまだ留まっていたボタンを外して剣崎が言った。

剣崎「嫌、だよね。こんなに、怪我なんかしてたら。
   こんな女の子と、付き合ったり、したくないよね」

士「違う」

剣崎「え?」

士「俺は、抽象的な誰かを求めてるんじゃない。
  俺が好きなのはお前だ。お前の体が傷ついているなら、それでもいい」

剣崎「けど……私……こんな、怪我するようなことしてるんだよ?」

士「それがなんだ。お前はお前だろ」

剣崎の瞳が揺らいだ。
自分の言葉で、心を動かされていると思っていいんだろうか。

士「……何度だって言ってやる。俺はお前が好きだ。
  だからお前のすべてを受け止めてやる」


直後判定
愛情 +2
決意 +1

邪魔なんだよ…俺の思い通りにならないものは全て!

>>532 8+3=9

剣崎「それじゃあ、私が……人間じゃなくてもいいの……?」

それが、本当だとして。
大した問題ではないと思う。

こうして目の前で瞳を潤ませて不安に身を震わせている少女が、
紛れもなく好きだと思えるのなら。

士「構わない」

そう言って、手を伸ばす。
その手が剣崎の背中に回るまでに、体に衝撃。
天井が見える。

勢いよく抱き着かれて、床に転がってしまった。

剣崎「……今さらだめなんて、言わないでね……」

そう言いながら、頬に手を添えられる。
ん? これは、もしかすると――

剣崎「……ん……」

やわらかくて、温かい。
一瞬で離れたその感覚を再び味わいたくて、身を起こした剣崎を今度は自分が床に倒した。

剣崎「あ、だ、だめ……ここ、学校……」

空き教室、乱れたブラウス、この体勢。
端から見ると非常にまずい構図であることは間違いない。
……どうしようか。


1 続ける
2 帰る

きゅ、究極の二択ッ…!
戒めがあるからな...二で

>>534 2 あなたは非常に素晴らしい選択をしたと思います。

――剣崎の部屋

あの後、どうしても別れがたく感じたのは自分だけではなかったらしい。
エレベーターの前で立ち止まり、部屋に誘われた時は心臓が破裂するかと思った。

そして現在、剣崎の部屋にいるわけだが。

剣崎「……あの、お茶、どうぞ」モジモジ

顔を赤くしてもじもじしている剣崎が、非常に、こう……

剣崎「……えっと……」チラッ

そうやって潤んだ目で上目遣いに見られたりすると、こう……

剣崎「……つ、つか――ううん、門矢君……」モジモジ

両手を組んでもじもじされると、胸が強調されて、こう……

剣崎「……あのね、私……」チラッ

部屋着に着替えたおかげか、首元が無防備で、こう……


1 (夜行動を消費)
2 まずは健全なお付き合い
3 自由安価

(0M0)<…2

>>536 2 健全でよろしい。

剣崎「あの……」モジモジ

そういえば、先程からずっと何かを言いたそうにしている。
どうしたんだろうか。

剣崎「……私、も……好き」

そう言って、照れたように笑う剣崎は、非常に、こう……
かわいい。

剣崎「言えてなかったから……言わないと、って思って。
   ふう、すっきりした。あ、それとね、名前で呼んでもいい?」

士「ああ、構わないぞ」

剣崎「それじゃあ……士」

自分の名前を読んだだけで、剣崎は幸せそうに微笑んだ。
それなら、自分が名前を呼ぶとどうなるんだろう。


1 呼ぶ
2 呼ばない

もちの1

なんだ、今回の士きれいだぞ

>>538 1

士「一真」

剣崎「ウェッ!?」

奇妙な鳴き声が上がった。

士「一真」

剣崎「……なんだか、照れるっていうか……その……」

今度は恥じらいだした。

士「一真」

剣崎「……士」

……たしかに、呼ばれ慣れていないと少々恥ずかしいかもしれない。
しかし、ここで恥じらったら負けの気がする。

士「一真」

剣崎「つ、士……って、バカップルじゃないんだから!」

カップルにはなっても、馬鹿になるつもりはない。
これくらいでやめておこう。

そろそろ夕食の時間だ、部屋に戻らなければ。

剣崎「士、また来てね」

士「ああ。またな」

>>539 普段が汚いみたいな言い方はよくないなあ(棒読み)

【12日目・夜】

――自室

剣崎――いや、一真とうまくいったのは、翔太郎のアドバイスによるところも大きいだろう。
今度会ったら愚痴でも聞いてやるとしよう。


1 知り合いの部屋を訪ねる
2 自由安価

二連までオッケーだっけ?
おkなら1で人物指定ありなら翔ちゃん

>>543 1 はい、2回連続までオッケーです!人物指定も可能ですよ。

翔太郎の部屋に行くとしよう。
お礼の菓子折りを持って行ってやってもいい。

そう思い、エントランスに向かった。


――エントランス

翔太郎の部屋は……あった。
……二人暮らしか。
フィリップ……どんな人物なんだ?


直後判定

あっちょっと分かりにくかったですね。
エントランスには、全生徒の部屋がどこか書いてある案内板があるんです。
それを確認しにエントランスまで行きました。

はい

>>546 5

――翔太郎の部屋

インターホンを押すと、やけに可愛らしい柄の寝間着に身を包んだ翔太郎が現れた。

翔太郎「あら、士じゃない」

しかも恥ずかしがってない。

翔太郎「どうかしたの?」

士「今朝の礼にな」

翔太郎「あれくらいいいわよ。っていうか、何、うまくいったの?」

士「まあな」

翔太郎「へえ、よかったじゃない! そうだ、よかったら上がっていく?」

士「そうさせてもらう。ほら、礼の菓子折りだ」

翔太郎「いいって言ってるのに……ま、くれるなら貰うけどね」

そう言って菓子折りの入った袋を片手に提げながら、翔太郎が部屋の奥へ入っていく。
自分もそれにならって奥へ入ると――


直後感情判定
十の位 翔太郎→フィリップ
年下 -1

一の位 フィリップ→翔太郎

いくぜ、相棒

>>548 すっごい健全。よって今回は二人とも信頼ですね!

「お客さんかい?」

翔太郎「ええ。紹介するわ、士。この子は私の相棒のフィリップよ」

……繊細な印象ではあるものの、女には見えない。
ということは……

士「お前ら、そういう……」

翔太郎「違うわよ」

フィリップ「僕らは相棒さ。それ以上でもそれ以下でもない」

即答された。
たしかに、色っぽい男女の関係には見えないが……
わざわざ異性が同じ部屋に暮らしているというのが、腑に落ちないというか。

翔太郎「ほら、コーヒーでも飲んで」

フィリップ「君のコーヒーはあまりおいしくないよ、翔太郎」

翔太郎「なっ……」

さて、何か話そうか。


1 二人の関係について
2 翔太郎のパジャマについて
3 自由安価

夕ごはん食べてきます。
続きは8時からで!

今日の例のあれはハイイロオオカミですよ!
その言葉から最初に連想したのがたっくんだったっていう……(笑)

1

ただいま戻りました!続きやっていきましょう。

>>551 1

士「お前たち、どういう関係だ?」

自分の投げかけた疑問に、二人は首を傾げた。

翔太郎「今言った通りよ。相棒。
    ああ、そうそう、大事な部分が抜けてたわね」

フィリップ「そうだね。僕らは二人で一人の探偵なんだ」

士「例の探偵事務所のか」

翔太郎「そうよ。最高のパートナー、ってやつかしら」

フィリップ「改めて言われると照れるね」

翔太郎「あなたが照れたら私まで照れるじゃない」

……これだけいちゃついていて、ただの相棒。
いや、たしかにそういう雰囲気は感じないが、それにしても……

その後、翔太郎の淹れたコーヒーを飲んでから帰った。
別にまずくはなかった。うまくもないだけで。


直後判定
関連イベント +1

wwを探せ

>>553 5+1=6 よって2

【12日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:友好(小)/友好(小)
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好(大)/友好(大)
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:2(15に到達すると……)

はい、それじゃあ12日目終了!
剣崎とうまいこといってよかったですね!

では、13日目いきましょう。

【13日目・朝】

――自室

土曜日、朝。
うっかり平日のつもりで起きて大慌て、ということもまあ、よくある。
……別に自分が大慌てしたというわけではない。断じて。

さて、これからどう過ごそうか。


1 栄次郎の見舞い
2 散歩
3 自由安価

2

>>557 2

散歩でもするか。
そう決めると、服を着替えて部屋を出た。

まだ日の位置は低い。
一日は始まったばかりだ。


直後判定
1 誰にも会わない
23 不運少女
45 弦ちゃんと流星
67 翔一ちゃんと木野さん
89 たっくん
0 ???

>>559 4

――遊歩道

のんびりと散歩していると、背後で誰かが大声を上げた。

「おっ、ユウスケじゃねえか!」

「知り合いか?」

「おう、あの背中、間違いないぜ!」

はてさて、どこかで聞いた声のような……
しかし、ユウスケは自分のことではない。他に歩いている人もいないのだから、人違いだろう。
それを教えてやろうと振り返って、後悔した。

弦太朗「よう、ユウスケ! 今日こそ友情の証、しようぜ」

にっこり笑ったその男――ではなく女だったか。
如月弦太朗。面倒くさいやつ。

というか、未だに名前を間違えてるのか。

「弦太朗、本当に知り合いなのか?
 なんだか、彼……」

弦太朗「当たり前だろ、流星。私たちはダチだからな。な、ユウスケ!」

士「人違いだ」

そう言って背中を向けたら、がし、と掴まれてしまった。
……くそ、どうすればいいんだ。


1 人違いだと主張する
2 嘘をついたことを認める
3 自由安価



また、同時に感情判定
十の位 弦太朗→流星
ダチ -1

一の位 流星→弦太朗
友子ちゃん -1
負い目 -1

2

>>561 2
弦太朗→流星 5-1=4 友情
流星→弦太朗 8-2=6 好意(小)


士「悪いがあれは嘘だ」

弦太朗「嘘って、何がだよ」

ええい、ままよ。
こいつの拘束から抜け出せるなら何でもいい。
そう思い、本当のことを言ってやった。

士「俺はユウスケじゃない。門矢士だ。
  あの時はお前の相手をするのが面倒で嘘の名前を教えたんだ」

弦太朗「なんだよそれ、ひっでえな!」ムスー

頬を膨らませ、弦太朗が憤慨した。が、すぐに明るい笑みを浮かべた。
弦太朗の背後では、友人らしき少年がため息をついている。

弦太朗「余計にダチになりたくなったぜ!」

士「は?」

こいつ、おかしいんじゃないか。
それとも自分の耳がおかしいんだろうか。

「諦めた方がいいですよ、弦太朗はこういうやつですから」

少年が苦笑いした。

流星「俺は朔田流星、よろしくお願いします」

その後、二人は向かうところがあるとかで去って行ったが……
……これから、面倒なことにならないことを祈ろう。

【13日目・昼】

昼になった。
のんびり散歩をしているのもいいが、
そろそろ別のことをしてもいいだろう。

何をしよう?


1 寮に帰る
2 散歩を続ける
3 自由安価

剣崎とバカップルしようぜ!!

>>564

剣崎に会いに行くとしよう。
部屋にいるといいが……


直後判定
愛情 +2

アアーマンジュウコワーイ

>>566 4+2=6

――剣崎の部屋

部屋を訪ねると、剣崎に笑顔で歓迎された。
座り心地のいいソファーに腰掛け自分の部屋のようにくつろぐ。
剣崎は大人しく隣に座って……
……いや、あんまり大人しくない。

さりげなくひっついて来られると、こう……
甘えたように擦り寄られると、こう……

剣崎「……ふふ」

そんなに嬉しそうな顔をされると、こう……


1 改めて剣崎の事情について聞く(同時に判定+2)
2 いちゃいちゃする
3 自由安価

今は…今はいいだろ
2

>>568 2

ついに腕に抱き着いてきた剣崎のあれが非常にやわらかい。反則級だ。
……まだ昼だとか、関係ない。

首筋をくすぐるように撫でると、首をすくめながら剣崎が微笑んだ。
くすぐったいが、嫌じゃない。そういう反応だ。

士「……一真」

名前を呼びながら唇を寄せると、素直に目を閉じられた。
熱くて、やわらかくて、気持ちいい。
唇を離す時にぺろりと剣崎の唇を舐めると、剣崎が肩を震わせた。

頬を撫でながら、腰に手を回す。
そうして、自分の方に体を引き寄せてやりながら頬にあてた手を徐々に下ろしていく。
首をなぞり、肩の輪郭を確かめながら、さらに下へ。

剣崎「んっ……」

くすぐったいのか、それとも他の感覚が原因かは分からないが、
悩ましい息を漏らした剣崎が目を伏せる。長い睫毛が目元に影を作った。

剣崎「……本当に、いいの?」

きっと、自分が人間ではない、という言葉のことだろう。
人間でなくとも、いいのかと。

士「いいに決まってるだろ」

言葉とともに剣崎の着ているシャツの下に手をもぐりこませる。
冷たい手に触れられて、温かい空気に守られていた腹が縮こまった。
余分な肉どころか、必要な肉すらついていないのではないかと不安になるくらい細い。

だが、そんな腹部を撫でていた手を緩やかに上昇させれば、
明らかに基準値より豊かな部分に触れた。

剣崎「……ね、ここでするの、やめようよ……明るくて、恥ずかしい……」

今さら、できない相談だった。
場所を移す時間すら惜しくて、その言葉が聞こえなかったふりをしてソファーに押し倒した。


続きはwebで!

【13日目・夕方】

――剣崎の部屋

シャワーを浴びて戻ってくると、剣崎がソファーの上でぐったりしていた。
体力はまだ余裕がありそうだったところを見るに、精神的に疲れたんだろう。
明るい中で体を暴かれて、恥ずかしい思いをしたようだ。

さて、もう夕方だが……


1 ここに残る
2 自室に戻る
3 自由安価

すまん
メモを残して2

>>572 2

寝ている間に帰ったことを告げるメモを残し、部屋を出た。
自分も少々疲れたことだし、自室に帰るか……


直後判定
1-4 無人
5-7 二人ともいる
89 ???
0 二人ともいる+???

>>574 4

――自室

帰ったはいいが、無人だ。
いや、むしろ都合がいいんだろうか。

疲れた体をベッドに横たえ、目をつむる。
夕飯まで、このまま少し眠っていよう。


直後判定 7以上で……

ゲゲゲー!!

>>576 2 よって何も起こらず。

【13日目・夜】

――自室

帰ってきた夏海とユウスケに起こされ、夕食を食べ終えた。
もうすっかり夜だ。

これからどうしようか。


1 知り合いの部屋を訪ねる
2 知り合いに電話
3 寝る
4 自由安価

2

>>578 2

さて、知り合いに電話でもするか。
誰に電話しよう?


1 津上翔一(判定+1)
2 城戸真司(判定+2)
3 乾巧(判定+1)
4 剣崎一真
5 天道総司(判定+1)
6 野上良太郎(判定+1)
7 紅渡(同時に判定)
8 左翔太郎(判定+3)
9 火野映司
10 如月弦太朗(判定-1)
11 自由安価

4

>>580 4

携帯を取り出し、剣崎の番号にかける。
少しのコール音の後、剣崎の声が聞こえてきた。

剣崎『ふわ……はい』

なんだか眠そうだ。
……自分のせいか?

士「俺だ、一真」

剣崎『あ、士! もう、起きたらいないからびっくりしたよ。
   ちゃんとメモが置いてあったからよかったけど』

士「悪いな」

剣崎『怒ってるわけじゃないよ』

それで、何を話そうか。


1 明日の予定
2 体調について
3 自由安価

2

>>582 2

士「体調はどうだ?」

剣崎『全然平気だよ。今はちょっと疲れてるけど』

士「そうか……それならいい」

剣崎『ううん、気にしないで。……もしかして、心配して電話してくれたの?』

士「まあな」

剣崎『そうなんだ……ふふ、嬉しいなあ』

電話の向こうの剣崎が声を弾ませた。
本当に嬉しい、という思いが電話越しにも伝わってくる。

剣崎『でも、今日みたいなのは、もう嫌だからね。
   すっごく恥ずかしかった……』

……自分は眼福だったが、たしかにそうだ。
相手のことも考えるのが基本。
今回のようにがっつきすぎるのはよくないだろう。

士「そうだな、気を付ける」

剣崎『うん。……ふわぁ……ごめんね、ちょっと眠くて』

士「いや、無理するな。俺ももう寝る。おやすみ」

剣崎『おやすみ』

通話が切れる音が聞こえて、携帯を閉じた。
電話も終えたことだし、そろそろ寝るとしよう。


直後判定
関連イベント +1

スペーイテンスペーイジャックスペーイクイーンスペーイキングスペーイエース、ロ゛イ゛ヤ゛ル゛ス゛ト゛レ゛ー゛ト゛フラァァアアアシュッッッッ!!!!




剣崎……

>>584 5+1=6 よって2 IDが惜しいww

【13日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:友好(小)/友好(小)
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好(大)/友好(大)
火野映司:友好/友好

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:4(15に到達すると……)

はい、13日目終了です。
いやーいちゃいちゃ書くのって難しいですね。

ちょっと眠くなってきちゃったので、
続きはまた明日にしましょう。
おやすみなさい。

こんにちは!
人がいたらやるつもりです。


【14日目・朝】

――自室

穏やかな朝だ。
鳥の鳴く声、やわらかい日差し。
そんな朝をどう過ごそうか。


1 散歩
2 海にでも行ってみようか
3 自由安価

人がいない……
ので、>>419の琢磨ちゃんを投下してみようかなあ。
あんまりいじられてなくて申し訳ないんですが……

冴子「かわいいのね、琢磨ちゃん」

白魚のような指が琢磨の頬の輪郭をなぞった。
耳元に寄せられた唇が囁く言葉に、琢磨の頬が紅潮する。

琢磨「あ、そ、そうですか……?」カアァ

冴子「ふふっ……ええ、そうよ。食べちゃいたいくらい」

琢磨「冴子さん……」

強い憧れを抱く冴子の艶を含んだ視線に恍惚とした表情を浮かべていた琢磨の頭に、
ぽん、と冴子のものではない手が乗せられた。

北崎「ほんと、かわいいね」ナデナデ

琢磨「き、北崎さん!?」ビクッ

大げさなくらいに肩を跳ねさせて頭を撫でる手から逃れた琢磨に、北崎が不思議そうに首を傾げる。

北崎「あれ、僕が撫でると嫌なの?」

琢磨「い、いえ、これはその」

北崎「嫌じゃないならいいよね」

微笑みとともに襲い来る手に腕を掴まれた琢磨が情けない悲鳴を上げる。
必死に北崎の手から逃れて、震える手でずり落ちそうな眼鏡の位置を直す。

琢磨「ひっ! い、いや、その、ええと……そう、用事が!
   用事があるので! すいませんっ!」ダッ

そう言い残して脱兎のごとく駆け出した背中を見つめ、北崎が微笑んだ。

北崎「あーあ、逃げられちゃった」

冴子「本当に臆病なのねえ、琢磨ちゃん」

あ、2で

>>593 2

海へ行こう。
潮風に吹かれて、浜辺を歩いて……
そんな朝を過ごそう。

そう決めて、寝間着から着替えると部屋を出た。


直後判定
1 何もなし
23 二人で一人の……
45 オエージ!
67 ドーナツ
8-0 ???

ほい

>>595 4

――海

朝日を反射して輝く海面。
それを背景に戯れる若い男女。
というか、思いっきり知り合いだ。

映司「こら、アンクー!」

アンク「うるせえ、ついて来るんじゃねえ!」

いったい何があったというのか。
少なくともあの全力疾走は浜辺できゃっきゃうふふには見えない。


1 映司を止める
2 アンクを捕まえる
3 自由安価

写真を撮ってみる
3

>>597

全力疾走していてぶれるかもしれないが、まあいい。
面白い画だ、撮ってみよう。

カシャッ

仕上がりは……まあ、いつも通りだ。
どうしてこうなったと言いたくなるレベルに歪んでいるが、この現象にももう慣れた。

二人はというと、そうやって写真を見ている間に遠くの砂浜まで走って行ってしまった。
今なら追いかけられるだろうか?


1 追いかける(同時に判定)
2 追いかけない
3 自由安価

人が……いない……

夕ごはんとかいろいろあるので、
8時か、遅くても9時に再開します。

1

ただいま戻りました。
再開していきましょう。
>>600 1 判定 0


二人が立ち止まっていたおかげで、簡単に追いつくことができた。
アンクはすっかりふてくされているが、映司は上機嫌そうだ。

映司「ほら、早く帰るよ」

アンク「嫌だっつってんだろ」

映司「そんなこと言わないで、ね」

……帰る、か。
以前から引っかかっていたが、どうにもこの二人、同じ場所に住んでいそうな雰囲気だ。

士「おい、お前ら」

映司「あっ、門矢さん」

アンク「ああ?」

士「朝から元気だな」

映司「ええ、まあ。聞いてくださいよ。
   アンクったら、朝ごはんの代わりにアイスを食べようとして」

アンク「飯ぐらい好きなもん食わせろ」

映司「アイスじゃ栄養が偏るでしょ?
   比奈ちゃんだって心配してたよ」

アンク「知るか」

朝飯にアイス……
想像しただけで寒い。

士「それで、まともなものを食べさせようと追い回してたのか?」

映司「そうなんです。気付いたらこんなところまで来てて」

アンク「お前が追いかけて来なきゃ今頃家にいたんだがな」

映司「ちゃんとしたものを食べないアンクが悪い」

アンク「チッ」

というか、朝飯の話をしていたということは、やはり……


1 一緒に暮らしてるのか?
2 比奈って誰だ?
3 自由安価

1

>>602 1

士「お前ら、一緒に暮らしてるのか?」

映司「ええ、そうですよ」

アンク「こいつがうるさいから、仕方なくな」

あっさりと認められた。
まあ、隠しているようにも見えなかったが……
それにしてもあっさりすぎる。

士「年頃の男女が、二人でか?」

映司「いいえ、他にも四人が一緒に暮らしてるんです」

アンク「うるせえ奴らがな」

映司「アンクもうるさいよね」

アンク「ああ?」ガシッ

映司「いひゃいいひゃい、あごいひゃい!」ギリギリ

士「……」

自分とユウスケの部屋では、到底六人が暮らせるスペースはないだろう。
となると、余程狭苦しい生活なのか、もう少し広い部屋を借りているのか……

映司「いたたた……もう、すぐに顎を掴むんだから」

アンク「けっ」

士「一緒に暮らしてるくらいだし、よっぽど仲が良いんだな」

映司「ええ、それはもう」ニコニコ

アンク「勝手に言ってろ」

そう言いながらも否定はしないあたり、まんざらでもないんだろう。


火野映司:友好(大)を獲得

【14日目・昼】

映司とアンクは改めて朝飯を食べるために帰って行った。
二人を見送り、のんびりと浜辺を歩いていると昼になった。

さて、これからどうしようか。


1 散歩
2 もう少しここにいる
3 自由安価

剣崎に会いに行く

>>605

剣崎に会いに行こう。
自分が合いに来たと知って喜ぶ顔を想像すると、
自然と足が早まった。


直後判定
愛情 +2

>>607 8+2=9

――剣崎の部屋

剣崎「はい、どうぞ」

目の前に淹れたてのコーヒーが入ったカップを置かれた。
カップを手に取り、一口。
うまい。

士「うまいな」

剣崎「本当? よかった」

ほっとした表情でそう言って、剣崎が隣に腰を下ろした。
ぴったりと肩を寄せて、そのまま肩に頭をのせられた。
甘えられている、のか?

剣崎「……ふふ」

幸せそうに笑って、剣崎が顔を上げた。
何をするのだろう、と思っていると、頬にやわらかいものが押し当てられる。
思わずカップを落としそうになった。

剣崎「士からも、してほしいな……」

頬を赤く染めながらそう言われて、断れるはずが……


1 する
2 ここはあえてしない
3 自由安価

1

>>609 1

軽く細い腰を抱き寄せながら、剣崎がしたのと同じように頬に唇を落とす。
くすぐったそうに身動ぎしたのが分かった。

剣崎「……すごく、幸せ」

士「……そうか」

身を寄せてきた剣崎は、心地よさそうに目をつむっている。
穏やかに時間が流れ、言葉を交わさなくとも互いの想いが分かる気がした。
二人とも、満ち足りている。

黙ったまま、自分に抱き着いている剣崎の頭を撫でてやる。
すると剣崎は甘えるように自分の肩口に額をすり寄せてきた。

胸が温かくなる。
こうして寄り添っていることが、幸せだと思える。

ずっと、こうしていたいと思うくらいに。


直後判定 8以上で……

幸せになってくれ!

>>611 8

士「っ……!」

頭が、

剣崎「士、どうしたの?」

割れそうだ。

剣崎「大丈夫!?」

こんな時に……こんな穏やかな時間に……
どうして、こんな痛みが……



「……大丈夫?」

目を覚ますと、頭の下にやわらかい感触。
身を起こして確かめれば、見知らぬ少女に膝枕されていたらしい。

おかしいな、この体の持ち主とそういう関係なのはあの少年では……?
いや、そういえば初めに会ったのは別の少女だったか?
もしかして、プレイボーイというやつだろうか。

「士、体調が悪いなら無理しないでね」

起き上がった自分を気遣うように少女が声をかけてくる。
士、と呼ばれたということは、以前と体が変わったという可能性も低い。
やはりプレイボーイか……

まあ、この体のことなんてどうでもいい。
自分のことを知るのが先だ。

しかし、この少女に尋ねても混乱させるだけだろうか。
だが、自分のことを知る手がかりは欲しい。
どうしたものか……


1 少女と話してみる
2 持ち物を調べる
3 部屋を出る
4 自由安価

2

>>613 2

この体の持ち物を調べてみよう。

不安げな少女には悪いが、構っている暇はない。
いつまた眠りに落とされるか分からないのだから。

さて、何を調べようか。


1 携帯電話(同時に判定+1)
2 生徒手帳(同時に判定)

申し訳ないんですが眠くてふらふらです……
明日は朝も早いことですし、続きは明日の夜にしましょう。

おやすみなさい。

琢磨ちゃん可愛い
1で

こんばんはー。
1時間くらいしたら始めます。

>>617 1 判定 9+1=9

携帯電話を取り出し、適当にいじってみる。

う、動いた!

前回は使い方がよく分からなかったが、触ってみれば意外といけた。
感動しながら携帯の画面を食い入るように見つめる自分を、少女が不安そうに見ている。

「ねえ、士、大丈夫?」

ふむ、そういえばこの体の持ち主――「士」は、自分が活動している間どうしているんだろう。
十中八九自分と同じように眠っているんだろうが……

お、これがアドレス帳というやつか。

意識を携帯に戻し、アドレス帳を眺める。
ここにもし自分の名前があれば、さすがに気付くはず……
そう思って眺めるも、どうにもピンとくる名前がない。

いや、名前自体は引っ掛かりを覚えるものもあるが……
特にこの、「夏みかん」と「ユウスケ」が気になる。
うーん。

ユウスケは男の名前だろうが、夏みかん……
本名なのか? それとも愛称か?
まさか人間じゃないなんてことは……

ポチッ プルルルル…

!?
ま、まずい……「夏みかん」とやらに発信してしまった!
早く消さないといけないが、どのボタンを押せばいいんだ!?

夏みかん?『もしもし?』

こういう時、どうしたら……!


1 電話の絵のボタンを押す
2 間違い電話だと告げる
3 自由安価

すまん、間違えた

>>620

「すまん、間違えた」

夏みかん?『えっ? でもその声、士君じゃな――』ブチッ

適当に押したボタンが正解だったらしく、夏みかんらしき女の声が途切れた。
そうか、夏みかんは人間だったか。

「何してるの、士……」

少女が心配そうな顔をしているが、関係ない。
自分のことを知るのが先決だ。

さて、次は……


直後判定 8以上のみ

かわいいなwwwwwwwwww

>>622 8 おお、いっちゃいましたか。

……頭痛が……

「士、顔色悪いけど……大丈夫?」

少女が肩に触れた途端、激しい……痛みに似た感覚が走った。
思わずその手から逃れ、走り出す。
このままここにいては、危険だ。

そう告げる自分の直感を信じ、部屋から飛び出した。

「士!?」

少女には悪いが、今は自分のことで手一杯だ。
頭痛はどうにか乗り切れそうだ。

だが、もう一度少女に触れられたら……また、眠ってしまう気がする。
そうならないためにも、ここを離れなければ。

……と思うのだが、何だここは?

扉が多いうえに、廊下も広い。
ホテルか何か……だろうか?

「どうしたの、本当に」

「!」

少女が自分を追いかけて扉の近くまで来てしまった。
靴を履きかえられる前に逃げなければ。

「悪いな」

何も言わずに立ち去るわけにもいかないか、と思い直し、一応謝罪しておく。
そして、直感に従い一つだけデザインの明らかに違う扉に駆けていく。

「?」

開かない……だと……!?

取手はないし、隙間から開こうとしても重くて開かない。
どういうことだ……?

このままじっとしていては少女に捕まってしまう。
詰みだろうかと思ったその時、ボタンが目に留まった。

もしかすると、これは……エレベーターか!

ボタンを押すと扉が開いた。
慌ててその中に飛び込み、1と書かれたボタンを押した。

閉まっていく扉の向こうで、少女が困ったような顔をしてこちらを見ている。
その手には、靴。

自分の足元を見てみる。
……まあ、靴がなくても平気だろう。多分。

【14日目・夕方】

1階についたらしく、扉が開いた。
足を踏み出すと、それまで絨毯だった床が冷たい石材のものになったせいで足が冷たい。
この体の持ち主には悪いことをしてしまった……かもしれない。

建物の外に出て空を見上げると、赤く染まりつつある。
夕方か……

これから、どうしよう。
自分のことを知るために、どうすればいいんだろう。

そんなことを考えながら、コンクリートを靴下で歩く。
どこに向かおうにも、自分には周辺に何があるかすら分からない。
どうしたものか……


直後判定

せいはーっ!

>>625 1

――路地裏

面白いくらいに何も思い出せない。
それどころか、適当に歩いていると薄暗い路地に入ってしまった。
どうしたものか……

DQN1「おいおい兄ちゃん、ここ俺らの場所なんですけどぉ?」

DQN2「通行料払ってもらうぜ……へへ」

よく分からないやつらに絡まれた。
まあ、この体が思い通りに動きさえすればいける、か?


――しばらくお待ちください――


DQN1「さーせんっしたー!」

DQN2「まじぱねぇっす!」

軽く関節技を極めただけでこの有様。
こいつらにはプライドというものがないんだろうか。
まあいい、通行料は払わずに済んだ。

DQN1「行ってらっしゃいませ!」

DQN2「アニキー!」

……別に、こいつらの親玉になったつもりはないんだが。

まあいいか。
慕われて悪い気はしない。

そう思いながら、すっかり汚れた靴下で路地裏を進む。


直後判定

ラストチャンス!
頑張ってくださいね。
もしかしたら、ものすごーく話が進むかも……

はい

>>627 6

そのまま路地裏を進んでいくと、廃工場のような場所に着いた。
瓦礫の山、錆びた臭い……
顔をしかめて通り過ぎようとする自分の耳に、足音が聞こえてきた。

何かを、引きずっているような。

怪訝に思って音の出所を探すと、瓦礫の陰から男が姿を現した。
拍車のついたブーツに片袖のないコートとは、これやいかに。

「お前は――」

気だるそうにこちらを見た男が、目を見開いた。
そして、

「ふっ……くく、ははは!」

笑い出した。
それはもう、おかしそうに。

「ああ、そうか……今になって現れるとはなぁ……」

心底おかしそうにそう呟いて、男が目を細める。
獲物を見定めるような、その目。

思わず後ずさった時には、男が目の前にいた。

「な――!」

驚く自分を地面に蹴り倒し、男が鼻を鳴らした。
気だるそうに息を吐き出すと、そのまま瓦礫に腰掛ける。

「……こんなものか……」

何を期待していたのかは分からないが……
この男、自分を知っているのか?
それとも、この体の持ち主を知っているのか?

どちらだ……?


直後判定

これでうまいこといくと……

俺、参上!

>>629 7 よって……

「お前……俺のことを知ってるのか」

蹴られて痛む腹を押さえながら立ち上がり尋ねると、男がうつむきながら頷いた。
そして、そのまま瓦礫に寝転んだ男が目をつむる。

「俺は、お前に会えないと思っていたが」

「どういう意味だ」

「お前は眠ったままだと思っていた」

「……教えろ。お前は俺の何を知ってるんだ?」

「知りたいか……?」

心臓が、暴れ出した。
額に汗が浮かび、背筋が冷たくなる。

恐れているんだろうか。
自分について知ることを。

だが、知らなければ前に進めない。
例えそれが、どんな結末をもたらすとしても。


1 知りたい
2 知りたくない

実は明日の朝も早いんですよね……
人もいなさそうですし、今夜はこれくらいにしておきましょう。
おやすみなさい、また明日。

よし1で
お休み

こんばんは!
1時間くらい経ったら始めます。

>>633 1

「ああ、知りたいな。教えろ」

「いいだろう……」

男が閉じていた目を開き、ため息を零した。
そして上体を起こして右腕に走った傷を左手でなぞりながら口を開く。

「お前は、眠り姫だ」

眠り姫。スリーピングビューティ。眠れる森の美女。
そんな単語が脳内をめまぐるしく駆け回り、足が震えた。
もちろん、恐れているわけではなく――

「ふざけてるのか……」

地を這うような声で問いかけると、男が笑った。

「いいや、事実を言ったまでだ」

「……」

無言で睨み付けると、男がため息を吐き出した。
気だるそうに視線をさまよわせ、拍車で地面をひっかく音がする。

「言い方が気にくわないなら、眠っていることだけ頭に入れろ」

「ああ、そうさせてもらうぞ」

自分は、眠っている。
たしかに普段の自分は、ほとんどずっと眠っている。
しかし、この男はそれ以外のことも知っているはずだ。

「眠ったままっていうのは、どういうことだ?」

「お前、眠り姫の話も知らないのか」

「いい加減そのふざけた喩えをやめろ」

「ふん……まあ、王子のキスでは目覚めないだろうが……
 何か奇跡でも起きない限り、お前は眠ったままのはずだ」

「だが、俺は今起きている」

「だからおかしいんだ……」

言いながら、男がおかしそうに笑い声を零した。

「何がそんなにおかしい?」

「……お前に会うのがもっと早ければ、と、くだらない想像をしてな」

遠い目をして男が言った。
その口元に浮かんだ笑みには、自嘲の色が濃く浮かんでいる。

「俺に会って、何だというんだ?」

「お前に会えば……俺は……」

何かを言いかけて口をつぐんだ男が、重いため息を吐き出す。
憂鬱そうに地面を見つめ、拍車で地面をひっかいている。

「俺に会うことに、何か……意味があるのか?」

「……さあな」

「おい、思わせぶりな態度を取っといてそれか」

「実際に会って、分からなくなったんでな……お前に会って、何か変わるのか」

「……何を変えたかったんだ?」

「は?」

問いかけに、男が伏せていた目を見開いた。
うつむきがちだった視線をまっすぐに向けられる。

「何か変わることを期待してたなら、何か変えたかったんだろ」

「……」

「それとも、ただ漠然と変化を求めてたのか?」

「いや、俺は……」


直後判定

うーん

>>637 3

「……お前に話しても、どうにもならないことだ」

男はそう言って、疲れたようにため息を吐き出す。

「俺は……光を求めても無駄なんだよ……」

「どういうことだ?」

「……他人の事情に首を突っ込む前に、自分のことを気にしたらどうだ」

それもそうだ。
自分のことすら覚束ない人間が、どうして他人の力になれるだろう。

「それなら、お前の知ってることを洗いざらい話せ」

「気が向いた範囲でな……」

再び視線を地面に向けて、男がそう返した。
お世辞にも素直な性格とは言えなさそうだ。

「おまえは……ゆりかごで眠ってるようなものだ」

「……そんな可愛らしいものに乗った記憶はないんだが?」

「それどころか、何の記憶もないだろう」

「……」

不本意ながら頬を膨らませてしまった。
それもこれも、人の揚げ足を取るこの男が悪い。
その男はというと、自分の膨れっ面を見て微笑んだ。

「そう膨れるな……どこだってお前にとってはゆりかごみたいなものなんだよ。
 世界そのものがゆりかごだ……そして、そこにいる人間も」

「人間がゆりかごだと? どうやって寝るんだ、そんなの」

「……」

男がなんとも表現しづらい表情をした。
強いて言うなら、何かを堪えているような……?

「……」

「おい、どうした」

「……いや、……ククッ……」

「お、おい、どこに笑ったんだ、お前」

何かおかしなことでも口走っただろうか?
不安になった頭を、傷みが襲った。

「くっ……」

「……なるほど、そうやって眠るわけか」


直後判定 8以上で……

ねーむれーよーいこー

>>639 0 ファッ!?

痛みが、どうにか治まりそうだ。
そう安心した途端、足から力が抜けた。

冷たい地面に倒れ込む衝撃にそなえ、目を閉じる。

……?

「寝たか?」

すぐ傍で声が聞こえた気がして目を開けると、男に抱きかかえられていた。
どうやら自分が倒れるのを受け止めたらしい。

「……なんだ、寝てないのか」

「起きてちゃ悪いか」

男に支えられながら立ち上がり、しっかりと地面を踏みしめる。
どうにかいけそうだ。
……靴下はすっかり汚れてしまったが。

「今日は、調子がいい」

「ほう」

「もっと話を聞かせろ」

「……気が向いたらな」

そう言いながら男が食い入るように見つめてきた。
何なんだ、と思わず後ずさりすると、肩を掴まれる。

「なるほど……お前の目の奥に、闇が見えるな……
 お前、俺の……いや、そうだな……」

「何だ、ちゃんと頭の中でまとめてから話せ」

「ああ……そうだな……」

男がため息をつきながら瓦礫に座り込んだ。
何やら考え込んでいるようだが……
そして何かを思いついたらしい、顔を上げてにやりと笑う。

「お前、俺の家に来い」

「は?」

「帰る家もないだろう、どうせ」

「……」

たしかに、自分の名前すら分からないのに、家が分かるはずもない。
飛び出してきた建物の場所すら正確には覚えていない。

どうしようか……


1 行く
2 行かない

>>640
あっ
すごい今さらだけど安価指定忘れてたww

直後でお願いします。

1

>>642 1

【14日目・夜】

――矢車の家

男――矢車想というらしい――について行くと決めたはいいが、
正直矢車がまともな家に住んでいるとは思えなかった。
それだけに、たどり着いた家の立派さに唖然とした。

「お前、金持ちなのか」

矢車「別に、これくらいはな」

大したことではないと言いたげだが、充分にでかい家だ。
その家に比べて、この格好……
こんな奇抜な格好をせずに、上品な格好をすれば印象も変わるだろうに。

ソファーに腰掛けながらそんなことを考えていると、
目の前に何かを置かれた。
白い容器、赤い蓋……書いてある文字からすると、ラーメンらしい。

……カップラーメンというやつか!

矢車「嬉しそうだな……変わったやつだ」

「お前に言われたくない」

矢車「三分待ってから食え」

「ああ」

三分……改めて待とうと思うと少々長い時間だ。
その間に何か話そうか?


1 自分の名前について
2 自分が眠っている理由
3 自由安価

1

>>644 1

「お前、俺の名前は知ってるか?」

矢車「当たり前だ。……お前のことなら、たいていは知っているだろうからな」

「なら、教えろ。俺の名前を」

真剣な声音でそう言って、矢車を見つめる。
見つめられた矢車は、小さく笑いながら答えた。

矢車「ツカサ」

「……それはこの体のことだろ。はぐらかすな」

矢車「いいや、お前の名前だ。お前はツカサという名前のはずだ」

笑ってはいるが、ふざけているようには見えない。
なら、本当に自分は「ツカサ」というのだろうか。
だとしたら、今までさんざん名前を呼ばれて気付かなかったことに……

………………

矢車「どうした、赤くなって」

ツカサ「べ、別に。おい、これ、もう食えるよな」

矢車「はぐらかすのか?」

ツカサ「うるさいっ」

怒鳴りながら蓋をはがすと、湯気と一緒にうまそうな匂いが上った。
ごくり、と唾を飲み込む。

そういえば、空腹を感じたことなんてなかったから気にしていなかったが、
自分は眠りから覚めて一度も食事をしていなかった気がする。

一口、スープをすすってみる。
……うまい!

矢車「……そんなにうまいか?」

ツカサ「別に、そういうわけじゃない。ただ、悪くないってだけだ」

矢車「……」ニヤニヤ

ツカサ「おい、妙な勘違いはするなよ!」

苦々しい思いでそう言いながら、麺をすすった。
うまい。

矢車「よかったなぁ、ツカサ?」

ツカサ「……チッ」


直後判定

>>646 5

食事を終え、ソファーに寝転がろうとしたところを蹴り落とされた。
何が何だか分からずに矢車を見上げると、ため息をつかれる。

矢車「風呂に入って来い」

ツカサ「……蹴り落とさなくてもいいだろ」

矢車「汚れた服で寝そべるな」

意外と細かいことを気にするやつだ。
そういえば、家に上がる時も無理やり靴下を脱がされたんだった。

ツカサ「だが、着替えがないぞ」

矢車「ジャージを貸してやるからさっさと入れ」

そう言って背中を押され、風呂場に連れて来られた。
こうなったら風呂に入るしかない。

さっさと済ませてしまおうと服を脱ぎ、洗濯機に放り込もうとすると止められた。

ツカサ「どうした?」

矢車「その服は色が移る。別に洗うからそっちの籠に入れておけ」

……主婦か。
呆れ半分関心半分に言われるがまま服を籠に入れ、今度こそ風呂に入る。
矢車はリビングに戻ったようだ。

そして、風呂につかりながらふと気づいたが……
この体の持ち主……士には、帰る場所があったんじゃないだろうか。
だとしたら、悪いことをしてしまった、かもしれない。

……だが、これも自分の記憶を取り戻すためだ。
このまま矢車と一緒にいれば、すぐに記憶を取り戻せるかもしれない。
もうしばらくは、このままでいさせてもらわなければ。

そう決意を固め、風呂を上がった。
矢車のジャージに袖を通し、リビングに戻る。

ツカサ「上がったぞ」

矢車「そうか。寝床はそっちの部屋に用意してある。さっさと寝ろ」

そう言いながら矢車が立ち上がった。風呂に入るつもりらしい。
なら、寝る前にもう一つくらいは何か聞いておきたい。


1 自分が眠っている理由(同時に判定)
2 矢車のこと(同時に判定)
3 自由安価

1

>>648 1 判定 0 高コンマ続きすぎてこわい

ツカサ「おい、矢車」

矢車「どうした、真剣な顔だな……」

ツカサ「真剣な話だからな。俺はどうして眠っている?」

問いかけに対して返されたのは、ため息だった。
どんな言葉が続くのかと身構えるが、矢車は黙ったままソファーに座り込む。
風呂に向かわなかった辺り、話すつもりはあるのかもしれないが……

ツカサ「言わないのか」

しびれを切らして声を掛けると、鬱陶しそうにため息をつかれた。
これで何度目のため息だろうか……今日一日でかなりの回数を聞いた気がする。

矢車「眠らせる必要があるんだろうな」

ツカサ「もっと詳しく話せ」

矢車「……お前が起きると困るやつらがいるらしい」

ツカサ「どうして俺が起きると困るんだ」

矢車「それは本人に聞け」

ツカサ「そいつらはどこにいる?」

矢車「知らん」

面倒くさそうにそう言って、矢車が何度目か分からないため息をつく。
しかし、ここで諦める気にはなれない。

ツカサ「教えろ、俺はどんな目的で、誰に、どうやって眠らされているんだ?」

矢車「……はあ……本当に聞いていいんだな?」

ツカサ「ああ」

矢車「確実に言えることは一つだけだが、それでもいいか?」

ツカサ「いいぞ」

矢車「お前を眠らせているやつの目的は、お前を殺すことだ」

不思議と、驚きはなかった。
むしろ納得したくらいだ。

矢車「あまり詳しくは聞くなよ。俺も全てを知っているわけじゃない」

そう釘を刺されて、質問もできない。
どういうことだろうか。
殺すために眠らせる……

それならどうして今まで眠っていた自分は殺されずにこうして生きているんだろう。
殺す機会ならいくらでもあったはず。
そもそも、殺すためならわざわざ眠らせる必要もないはずだ。

……余計に謎が深まってしまった。

矢車「俺は風呂に入るぞ。お前ももう寝ろ」

ツカサ「……ああ」

とにかく、素直に教えたことには感謝しておいてやろう。


直後判定
関連イベント +1
また、判定結果に関わらず……

>>650 8+1=9 よって3 さらに……



――そろそろ包帯、換えとくか

手を伸ばして服を脱がそうとすると、嫌悪感も露わにその手を叩き落された。

――いい度胸だ、悪くない

褒めるような言葉と裏腹にみぞおちを蹴ってやると、男が背後のソファーへ倒れこんだ。
最初からそうしていればいいものを。

「……僕に触るな」

――そうつれないことを言うな

敵意をむき出しにした目で言われようが、相手が動けないのでは痛くもかゆくもない。
無視して服を剥ぎ取れば、まだ包帯に血がにじんでいた。
……いや、今蹴ったせいなのか?

「何が楽しくて……僕を治療するんだ」

抵抗する気がなくなったのか、じっとしながら男が尋ねてきた。

――怪我が治らなきゃ、また痛めつけられないだろ

淡々とした調子でそう言うと、男がぎょっとした表情で後ずさる。

――なんだ、かわいい反応じゃないか

笑顔を浮かべると不快感の募った表情が返ってきた。

「……頭がおかしいんじゃないか」

――まあ、冗談だからな

「……」

すっかり信じていたらしい。


【14日目・リザルト】

ツカサ:眠り姫?

○保有スキル
【閲覧できません】


~人物関係欄~
矢車想:友好/友好

××××の進行具合:7(15に到達すると……)

14日目終了です!
まさかここまでツカサパートが続くとは……(笑)

めちゃくちゃ話が進んでますけど、これもしかしたら次の周くらいで……
いやいや、まだ分かりませんよね!

どうしましょう?
もう一日いきますか?

うーん、それじゃあ続けましょうか。
いっそのこと……一気にいっちゃってもいいですし。


それでは直後判定
1-4 士の目覚め
5-7 ツカサの目覚め
8-0 夢イベント

体の主導権 +1

へいっ!

>>657 0+1=0 コンマ運がやばい(小並感)



男の容態は、思っていたよりひどいものだったらしい。
しばらく家を空けてから帰り、床に倒れているのを見つけて驚いた。

――おい、死んだか?

「……る、さい……!」

――なんだ、元気じゃないか

つま先で転がして仰向けにすると、顔色が悪い。
面倒だが仕方ないか。

――よっ、と

「離せ……!」

肩に担ぎあげた男は暴れているが、大して力が入らないのか弱々しい抵抗だ。
そのままベッドへ連れていき、適当に放り投げるとどこか打ったのか苦しんでいた。

――食欲は?

聞かれたことの意味が分からなかったのか、男が怪訝な表情をする。

――なくても食わせるけどな

声を上げる元気もないのか、男は顔をしかめただけだった。


【15日目・朝】

――矢車の家

目蓋の裏の暗闇に慣れていた目が、明るい日差しに悲鳴を上げた。
目を細めながら起き上り、ぐっと伸びをする。

眠っている間、よく見る夢がある。
一応、時系列順に浮かんでくるらしいその夢。
ところどころが虫食いのように不明瞭だが、不思議と嫌いじゃない。

そんなことを考えながら、ふと枕元に置いてあった携帯に視線を向ける。
未だに使い方が完璧には分からず、変に扱って壊してしまったら……
と思うと、どうにも使う気になれない。

まあ、携帯のことはいいか。
とにかく今は朝食だ!


直後判定
やさぐれ -1

>>660 9-1=8

うまそうな匂いだ。
何が出てくるのか期待しながら、料理している矢車の背中を見つめる。

矢車「洗面台に行け」

ツカサ「なんでだ」

矢車「起きたらうがいくらいしろ。それと、飯の前には手を洗え」

……母親か。
そう心の中でツッコミつつ、素直に洗面台に向かう。
別に、言うことを聞いたところで損をするわけでもない。

機嫌を損ねて朝飯を食べられなくなったのなら、被害は甚大だ。
ここは素直に従うが吉だろう。

手洗いうがいを終えてリビングに戻り椅子に座る。
するとちょうど料理が出来上がったのか、目の前に皿が置かれた。

これは……オムレツか?

矢車「冷める前に食え」

ツカサ「いただきます」

スプーンでふんわりと膨らんだたまごを崩し、色とりどりの中身と一緒に口に運ぶ。
口腔に広がる食欲をそそる匂いと、とろけそうなたまご、程よく火の通った野菜と肉。
うまい。

無言でスプーンを差し込み、ぱくぱくと食べ続けると、すぐに平らげてしまった。
矢車は嬉しそうでいてそうでもなさそうな、微妙な表情だ。

矢車「足りるか?」

ツカサ「おかわり」

矢車「……いいだろう」

そう答えた矢車の声は、少しだけ明るいものだった、気がする。

さて、オムレツのおかわりを平らげたが……

矢車「どうした?」

ツカサ「……」

まだ、聞きたいことはいくらでもある。
矢車に聞くとすれば、まず……


1 矢車のこと(同時に判定)
2 自分に記憶がない理由(同時に判定)
3 自由安価

すいません、うとうとしてました。
選択 1 判定 6


ツカサ「おい、お前……料理ができるのか」

矢車「これくらいは当然だ」

ツカサ「そんなことないだろ」

これが当然なら世界中が料理人であふれかえってしまう。

ツカサ「綺麗好きだし、料理が得意だし……金も持ってる。
    どうにも昨日の姿と結びつかんな」

素直に疑問を提示すると、顔をしかめられた。
あまり聞かれたくないことだっただろうか?

しかし、気になるものは仕方ない。
じっと返事を待っていると、矢車がため息をついた。

矢車「俺のことより、自分のことを気にすればいいものを……」

ツカサ「気になるんだから仕方ないだろ」

矢車「はあ……俺はただ、偶然お前のことを知った。それだけだ」

ツカサ「偶然、なあ?」

矢車「そうだ。偶然、だ」

あまり詳しく話す気はなさそうだが……

ツカサ「どういう偶然だ?」

しつこく聞けば教えるかもしれない、と尋ねると、
矢車が肩をすくめた。

矢車「お前もそのうち、出くわすかもしれないな」

……何にだろう?


直後判定 8以上のみ

うーん、うとうとしていたせいか、人がいない……?

今日は素直に寝て、また明日の夜に続きをしましょうか。
昨日今日と早起き+帰るの遅めでちょっと……想像以上にふらふらで(笑)

申し訳ありませんが、中途半端なところで本日は終了とさせていただいて、
また明日、というか今夜? 続きをやりましょう。
おやすみなさい。

コンマ運無いけどごめんね

こんばんは!
今夜こそ寝落ちないで頑張るつもりです。
1時間くらいしたら始めますね。

>>666 5 よって核心には一歩届きませんが……早すぎるくらいなのでちょうどいいと思います

ツカサ「何に偶然出くわしたっていうんだ?」

矢車「それは……見てのお楽しみだな」

そう言って矢車がオムレツの乗っていた皿を流し台に持っていく。
皿洗いまでしてくれるらしい。

矢車は、落ちぶれた姿を指摘されて、偶然自分のことを知った、と返した。
それはつまり、自分のことを知ったことが原因で……

ツカサ(俺のせいで……?)

皿洗いをする背中を見ながら、そんな風に考えて、思わずため息が出た。
たった一人の人間の存在を知って、何をどうすればあんな姿になる。
自分のこと以外にも原因があると見て間違いない。

ツカサ(だとしたら、何があったんだろう、こいつに)

……と、他人のことを考えている場合ではないんだった。
自分はどうにも命を狙われているらしいのだ。
他人に構っている暇はない。

だからといって、急いた気持ちにならないのも事実だが。
何せ自分は自分のことが分からないうえに、この体も自分のものではなさそうなのだ。

しかし、このままのんびりくつろいでいる気分でもない。
何かしてみようか?


1 散歩(同時に判定)
2 矢車の家をあさる(同時に判定)
3 自由安価

2!

>>669 2 判定 3 よって……(笑)

矢車の家をあさってみよう!
そう思い立ち、皿洗いしてこちらに注意を向けていないのをいいことに、勝手に矢車の部屋に入った。

……片付いたリビングに対して、汚い部屋だ。
いや、汚いとは少し違うか?
まるで、ここで暴れたように物が散らばっている。

何かあったのだろうかと考えながら部屋の中に足を踏み入れ、
自分にまつわる情報がないか探すが見当たらない。

……本を勝手に開いてみたりするのは、さすがにアウトだろうか?
まあいいか。こっちは自分の命がかかってることだし。
誰にでもなくそう言い訳しながら机の上にあった一冊の本を開く。

どうやら、アルバムらしい。
写っている人々はほとんどが学生服を着ている。

どの写真にも矢車の姿は見当たらないが……
………………はっ!?

まさか、この品のよさそうな男が矢車か!?

信じられない想いで写真を凝視していると、肩に手を置かれた。
それが誰の手かは、考えるまでもない。

矢車「……はあ」

重いため息だった。

矢車「姿が見えないと思ったら……」

怒っているというよりは呆れているらしい声でそう言って、
矢車がアルバムをひったくった。

写真について聞きたいところだが、矢車の暗い面持ちを見ると少々聞きづらい。
今は黙っておいて、後で改めて聞くとしよう。


直後判定 8以上のみ

>>671 8 コンマ神がツカサ推しですね……(笑)

【15日目・昼】

矢車「ほら、昼飯だ」

ガーリックな匂いが食欲をそそるチャーハンだ。
スプーンで一口すくってみる。
……うまい!

矢車「……」ニヤニヤ

ツカサ「どうして笑ってるんだ」

矢車「分かりやすいやつだと思ってな……」

ツカサ「?」

矢車(嬉しそうな顔で笑って……自分では気づいてないのか)

何故笑われたのかは分からないが……
まあいい。
未だに頭痛は襲ってこないことだし、今のうちにいろいろと調べてしまおう。

さて、何をしようか。


1 矢車と話す
2 外に出てみる
3 自由安価

1

>>673 1

ツカサ「矢車、聞きたいことがある」

皿洗いにいそしむ背中に声を掛けると、皿洗いが終わるまで待てと言われる。
なので素直に待っていると、皿洗いを終えて振り返った矢車が向かいの椅子に座った。

ツカサ「お前に質問がある」

矢車「いいだろう。……答えるとは限らないがな」


1 自分のことについて(同時に判定)
2 矢車のことについて(同時に判定)
3 自由安価

うーん、人がいない……
とりあえず、日付が変わるまでは待ってみますね!

2

>>676 2 判定 5

ツカサ「お前のことを知りたい」

その言葉に、矢車はため息をついた。

矢車「はあ……自分のことはいいのか……?」

ツカサ「お前のことが気になって、自分のことを調べる気にならないからな。
    さっさと教えろ」

矢車「……まあ、いいか……」

どうやら、話すことに決めたらしい。
矢車が背もたれに体を預けながら目をつむり、語り始めた。




生徒会に、入っていた。……さっき、写真を見ただろう。
あれは、その頃の俺だ。

……副会長をしていたんだ。
今は見ての通り、学校に通っていないが……一応、在籍だけはしている。

話が逸れたな。

俺は……副会長として、それなりに慕われている、つもりだった。
自分でも、後輩の面倒をよく見ていると思っていた。
「完全調和」の精神を掲げ、生徒会の仲間たちともうまくやっていると。

だが……俺は自分で、そのポリシーを覆した。
自分のために、後輩を……見捨てた。

そこからだ、俺の転落が始まったのは。

俺は、やり直そうと……そう思った。
だが……俺の居場所は、もう、なかった。
俺は、「不協和音」になっていた。

……とんだ笑い話だろう?
見捨てた後輩に見捨てられて、ずるずる、光のない場所に落ちて行った。

そして、その果てで俺は、お前を知った。
あの時の気持ちは、まさに絶望だったな……

どん底だ。
どんな光も届かない、闇の中に落ちたんだよ。

……こんなところだろう、お前が知りたかったことは。

語り終えて、矢車が目を開けた。

矢車「これで満足か」

……矢車の話は、具体性に欠けるものだった。
細かく語っていては長い話だったのだろうが、それでも……

ツカサ「どうして、見捨てたんだ」

聞かずにいられなかった。
問いかけに、矢車が目を伏せる。

矢車「……話せば長い」

ツカサ「いいから聞かせろ。気になるだろ」

矢車「……例えば、お前が」

ため息を吐き出しながら、矢車が口を開いた。

矢車「ナイフを突きつけられて、同じようにもう一人が、ナイフを突きつけられた。
   動けばもう一人が刺されるとして、自分が刺されるのを……抵抗せずにいるか?」

ツカサ「それは……場合によるだろ」

矢車「なら、どんな場合なら抵抗しない?」

ツカサ「もう一人が、本当に、大切なら……」


――■■■■■!


ツカサ「……?」

矢車「どうした?」

ツカサ「いや……気にするな。もう一人が本当に大切なら、たぶん、抵抗しない」

矢車「……そうか」

そう言ったきり、矢車は黙ってしまった。
何か、声を掛けようか?


1 黙っている
2 自由安価

1

>>680 1

黙ったままでいると、矢車が視線を向けてきた。
その目の奥には果てのない暗闇が広がっている気がして、知らず背筋を冷たいものが走る。

矢車「笑わないのか」

ツカサ「笑われたいなら笑ってやるぞ」

つまらなさそうに鼻を鳴らして、矢車が腕を組んだ。
その口元は笑んでいる。

矢車「笑えばいい……無様だと」

ツカサ「……記憶喪失で、見知らぬ男の家に転がり込んでる俺は無様じゃないのか?」

矢車「……そうだったな」

そう呟いたかと思うと、矢車が机の上に身を乗り出した。
自然と互いの距離は縮まり、顔を寄せられる。
少し驚いて上体を引きそうになったが、頭をわしづかみにされて叶わなかった。

矢車「お前が、もしも……」

ツカサ「もしも、何だ?」

矢車「本当のお前に戻ったら、……いや、その時に言う」

ツカサ「……そういう、妙に気になる言い方はやめろ」

矢車「その時を楽しみにしておけばいい」

そう言うと、矢車が立ち上がった。
何をするのかと見ていると、部屋から出て行こうとする。
思わず呼び止めかけたタイミングで振り返った矢車が口を開いた。

矢車「洗濯物を取り込むだけだ、お前は好きにしていろ」

……母親か。
何度目になるか分からない呟きを零しつつ、素直に頷いておいた。


矢車想:友好(??)を獲得


直後判定 8以上のみ

人がいなーい! ヒャッハー!
……と、深夜テンションになりつつある>>1です。
とりあえず、あと30分待って誰も来なかったら寝ますね。
まだ限界は見えてませんけど、寝落ちないためにも無理は禁物なので。

いなさそう……ですね。
それじゃあ寝ます。
おやすみなさい。

sage進行だからある程度の過疎は仕方ないよ

こんばんは!
夕飯までの少しの間、やろうと思います。もちろん夕食後も!

それはさておき、今朝、ちょっと時間があったので久々に朝ドラを見たら……

いつの間にか子供いる!?
しかも……フィリップ!?

と、非常に驚きました(笑)

>>684 8 コンマ神……そんなに士よりツカサが好きなのか……
そうですね、このスレなりのペースでやっていきましょう。

それじゃあ続き、いきますね!

【15日目・夜】

――矢車の家

矢車「ツカサ、携帯がうるさい……どうにかしろ」

先程から立て続けに鳴っている携帯を指さされたが、自分にはどうすることもできない。
そもそも自分の携帯ではないわけで、使い方もおぼつかないのだ。

ツカサ「知らん」

我関せずを貫き通そうと麻婆豆腐を口に運び、食事を続ける。
矢車はそんな自分の様子を見てため息をつくと、携帯を拾い上げて何やら操作をした。
途端、携帯が静かになる。

ツカサ「……」ジー

何をしたのか気になって見つめていると、その視線に気づいた矢車が口を開いた。

矢車「マナーモードにしただけだ」

ふむ、そういえばそんな機能があるんだったか……?

さて、麻婆豆腐も食べ終えたが……これからどうしようか。


1 散歩
2 矢車と会話
3 自由安価

1

>>687 1

日もすっかり沈んでしまったが、散歩しよう。
もしかしたらどこか、自分の興味を引く場所があるかもしれない。
そう思いながら席を立ち、ふと気づく。

さすがに、ジャージを着たままは……

矢車「どうした?」

ツカサ「出かける」

矢車「……着替えを用意してやる、少し待っていろ」

そう言って、矢車が着替えと上着を用意した。
ありがたくそれを受け取って、今度こそ家を出て行く。

さて、どこへ向かおうか。
と言っても、どこに何があるか分からないのだが。


直後判定
1-4 何もなし
5-7 剣崎
8-0 二人

矢車さんが刃物を振り回すような人だとは思わなかったよ……

すいません、夕飯を作れとの命令をもらったので、
2時間ほどしたら戻ってきますね。

ただいま戻りました。2時間もかかりませんでしたね。

>>689 8 うーん、説明が分かりにくかったでしょうか。矢車さんはナイフを突きつけられただけです。

――浜辺

帰り道を忘れないように周囲の景色をじっくり眺めながら歩いていると、海に出た。
波の音が耳に心地いい。

自分はどうにも、海に何か思い入れがある気がするのだが……
それを思い出せれば、自分のことを思い出せるのではないだろうか。

そんな風に考えながら、波打ち際を歩いていた。
その時、急に肩に重み。

振り返ると、いつぞやの少年。

「士、お前……学校にも行かないで、何して……!」

息を切らしながらそう言って、少年が睨み付けてくる。
その背後から走ってくる少女の姿もあった。

ああ、そうか。
自分は自由に活動できて助かっていたが、それはつまり、
この体の持ち主が自由に活動できないということだ。

「士君!」

泣きそうな顔で走ってきた少女が、泣きそうな声で「士」を呼んだ。

……「士」のためを思うなら、ここで素直に一緒に帰るべきなんだろう。
だが、自分は「ツカサ」だ。
そして、まだ、時間が必要なんだ。

自分のことを、知るために。

「ほら、帰るぞ」

「行きますよ、士君」

そう言いながら二人が伸ばした手を避けて、後ずさった。
二人は目を丸くしている。

だが……こいつらと一緒に帰る気は、ない。

せめて、何か言っておいてやるべきだろうか。


1 中途半端なことはせず、黙って立ち去ろう
2 絶対に帰ると約束しておいてやろう
3 自由安価

2

>>693 2 (>>1がニヤニヤする音)

ツカサ「絶対に、帰る」

そう言って踵を返し、振り返ることなく走り出す。
背後からは「士」を呼ぶ声が聞こえていたが、立ち止まらない。

二人の声が届かないほど遠くに走ってきてようやく足を止めた。
準備もなしに結構な距離を走ったせいか、心臓がうるさい。

そういえば、さっき自分は、どうして「帰る」なんて言ったんだろう。
無意識に「士」を演じていたというのなら、そうなのかもしれない。

だが、あの言い方だとまるで、自分が二人の元へ帰るような――


――私が、■■の■■■■にな■■■


……頭の中をノイズが占領しようとするのを振り払い、歩き出した。
周囲の景色には見覚えがある。これなら矢車の家に戻れるだろう。


直後判定 結果によらず……
関連イベント +1

>>695 0+1=0 こういう時に限って高コンマ……



青白かった顔色は、現在真っ赤になっている。熱が出て苦しそうだ。
濡れタオルを額に乗せるも、あまり効果がなさそうに見える。

――こういう時、どうするんだったか……

どうすればいいのか、考えても参考になりそうな相手は……
思わず頭を抱えそうになるが、男は依然苦しんでいる。
何もしないよりはマシだろうか。

「……?」

男が不思議そうに薄く眼を開いた。
手を握られたことに気付いて、暴れるかと思いきや……
自分を見て笑った。どういう風の吹き回しだ。

「……にいさん」

悪いがそれは勘違いだ。
そう言ってやりたいのをこらえて、繋いだ手を握る力を少し強める。
男は微笑んだまま眠りに落ちた。

――……誰が、兄さんだ

その眠りを妨げないよう、できる限り小さな声で悪態をついた。


【15日目・リザルト】

ツカサ:眠り姫?

○保有スキル
【閲覧できません】


~人物関係欄~
矢車想:友好(??)/友好(大)

××××の進行具合:10(15に到達すると……)

はい、15日目終了しました!
なんていうか、コンマ神がすごいツカサ押しで……(笑)

それじゃあ16日目もいきましょうか。


直後判定
1-4 士の目覚め
5-7 ツカサの目覚め
8-0 夢イベント

体の主導権 +1
クリティカル +1

剣崎…

>>699 6+2=8 士に戻ったら会いに行ってあげましょう。



「いつまで寝ているつもりだ、起きたまえ」

尊大な声に揺り起こされ、目を覚ますと男がいた。
どうやら看病しながら眠ってしまったらしい。
……待てよ、それだと。

――くそっ!!

椅子を蹴り倒しながら立ち上がった自分を、驚いた表情の男が見上げている。
まだ全快とは言えないのか、顔が赤いが……
そんなことを気にかけている余裕はない。

――今日は会議があるんだよ!

怒鳴りながら灰色のオーロラを作り出し、その中へ飛び込んだ。
オーロラが消える直前に振り返ると、男がおかしそうに笑っている。
誰のせいでこうなったと思ってるんだ、あいつは。


【16日目・朝】

――矢車の家

ツカサ「……」パチ

目をこすりながら起き上り、伸びをする。
欠伸を噛み殺して立ち上がりリビングへ向かうと、矢車がすでに朝食の用意を始めていた。

顔を洗えと言われる前に洗面台へ向かう。
冷たい水に身震いしながら顔を洗い、うがいを済ませて鏡を見た。

これが、「士」の顔。
それなら自分は――「ツカサ」はどんな顔なんだろうか。
それすら思い出せない。

まあ、いつか思い出す時が来るか。
そう思いなおして、リビングに戻った。

椅子に座ると、矢車が朝食の乗った皿を目の前に置いた。
今日もうまそうだ。

さて、朝食を済ませたらどうしようか。


1 矢車と話す
2 外に出る
3 自由安価

1

>>702 1

矢車と話すとするか。

ツカサ「矢車、今話せるか?」

矢車「ああ……何だ?」

ゆったりとソファーに腰かけていた矢車が視線を上げた。
何を話そうか?


1 自分のこと
2 矢車のこと
3 自由安価

1

>>704 1

ツカサ「俺のことについて、聞かせてもらうぞ」

矢車「……そうだな……何が聞きたいのか言ってみろ」

話すとは限らない、ということだろうか。
しかし、話さないとも言っていない。
可能性に賭けてみよう。


1 容姿について(同時に判定)
2 本当の体はどこにあるのか(同時に判定)
3 どうしてまだ殺されていないのか(同時に判定)
4 自由安価

2

>>706 2 判定 9

ツカサ「俺の体は……本当の体は、どこにある?」

そう口にした途端、心臓が暴れ出した。痛いくらいの勢いで鼓動を繰り返している。
それだけ自分は緊張しているんだろう。

もし、考え得る限りの最悪の答えを返されたら、と思うと……
……もしも、自分の体が、すでに……

しかし、そう考えると今の状況が自然に思える。
自分の命を狙う人間は、自分が死んだからこそ襲ってこないのではないかと。

嫌な想像をしている自分の内心が分かったのかどうかは定かではないが、
矢車がおかしそうに笑った。

矢車「そんな顔をするくらいなら聞くな」

ツカサ「……いや、教えろ」

矢車「ふん……まあ、いいだろう。教えてやる」

いよいよもって、心臓の運動が激しさを増した。
破裂してしまうのではないかと思うくらいに。

矢車「お前の体は」

呟くように零される言葉を聞き逃さないよう、神経を集中する。

矢車「どこにもない」

ツカサ「……それは、……やはり、俺は……」

もう、死んでいるのか?

そう尋ねるのには、少しの勇気を要した。
喉がからからに乾いて、うまく言葉が出て来ない。

矢車「落ち着け。殺されたわけじゃない……」

ツカサ「は?」

矢車「ただ、最初からそんなもの、存在していないだけだ」

……どういうことだ、それは。

ツカサ「存在していない、だと? なら、俺は……」

矢車「少なくとも、俺やお前が触れられる場所にはない」

ツカサ「……」

触れられる場所に、ない。
その言葉の真意を問いただそうと矢車を見つめるが、肩をすくめられただけだった。
これ以上話すつもりはなさそうだ。

ツカサ「とにかく、俺は……幽霊とか、そういうのではないんだな」

矢車「ああ、その点に関しては安心しろ」

ツカサ「……そうか」

少しだけ、安心した。
それが表情にも表れていたのか、矢車が小さく笑った。

あ、判定忘れてた。

直後判定 8以上のみ

広がる宇宙の中

>>710 0 思わず噴いた。コンマ神ェ……そんなにツカサが好きか……

【16日目・昼】

軽い頭痛に襲われたが、すぐに痛みは治まった。
この調子で自分がこの体を乗っ取るなんてことは……あっては困るか。
あの二人に、帰ると約束してしまったことだし。

昼からはどう過ごそう。


1 散歩
2 矢車と話す
3 自由安価

1

>>712 1

散歩でもするか。
今は昼間で学校もあるはず。
ということは、昨夜のようなことは起こらないだろう。
そう考えながら玄関に向かうと、矢車に呼び止められた。

矢車「ツカサ、パジャマで外に出るつもりか?」

ツカサ「あっ」

忘れてた。


直後判定
1-4 何もなし
5-7 街歩き
8-0 公園で昼寝

うおー眠たい……!
そして人がいない……!
これはもう寝るしかない。

そういうわけでおやすみなさい。
また夜に会いましょう。

>>1ニュース見てないの?

「俺を笑ったな? 」って刃物を振り回して二人怪我させた派遣社員。

こんばんは。
寒い夜って怖い経験とか思い出しますよねー。

>>715
なにそれこわい。見てないです。
ちゃんとニュースも見ないとなあ……一番最近で覚えてるのが代作うんぬん……
教えてくださってありがとうございます。

今夜は早ければ9時、遅ければ10時から開始しますね。
それではまた後ほど。

綾野剛くんが最近活躍してるな。澤田っていいキャラだったよね。覚えてます?

>>717
覚えてますとも! 流星塾の人ですよね。
最期、たっくんのために戦って……だっけ。ちょっとおぼろげな記憶だけど、うん、いいキャラだった。
彼が物語を進めるうえで果たした役割は大きかったですよね。

それじゃあ、続きいきましょうか!

>>715 4

――路地裏

DQN1「兄貴ぃ! 待ってました!」

DQN2「ちーっす!」

面倒なのに絡まれてしまった。

ツカサ「俺は忙しいんだ、消えろ」

DQN1「そう言わずに、どうです? 俺らと一緒に遊びません?」

DQN2「俺、実はけっこうかわいい知り合いがいるんすよ~」

ツカサ「……」スタスタ

DQN1「あっ兄貴~! 待ってくださいよ!」

DQN2「その背中で語るスタイル、嫌いじゃないっす!」

背中で語ってるわけじゃないし、もし語っていたとしても十中八九「ついて来るな」だ。
そう言い返すのも馬鹿らしく、結局二人を撒くのに時間がかかってしまった。
何をやっているんだか……

まあいい、夕方からはどうしよう。


1 散歩を継続
2 矢車の家に行く
3 自由安価

1

>>719 1

【16日目・夕方】

散歩を続けて、情報を集めたいところだ。
放課後の時間に重なって、少々面倒なことが起こるかもしれないが……

学校に近づかなければ大丈夫、だろうか。
そもそも学校がどこにあるのか分からないのだが。


直後判定
1-3 士の目覚め
45 剣崎
67 街歩き
8-0 ベンチで転寝

>>721 8

――公園

人通りのない公園で、ベンチを見つけた。
少し休憩しようと座ってみると、思っていたより疲れていたのか眠気が襲ってくる。

あの、意識を引き裂かれるような痛みとは違う。
そのことに安心しながら目を閉じた。




男の状態ではこの家から出ることもままならないだろうと、思い込んでいた。
しばらく来ていなかったとはいえ、いなくなるとは思ってもみなかった。

しかし、それもそうか。あの男は自分を嫌っていた。
怪我が治れば、いなくなっても不思議はない。

そうだ、あんなコソ泥、いない方がよく眠れる。
そう考えながら、少しずつ視界が狭まっていく。最近は戦いが激しく、気付かないうちに消耗していたんだろうか。
机に肘を置くと、そのまま上体を預けてしまう。
そうして、意識が遠のいて――





「そんなところで寝てちゃ、風邪をひくよ、■■■様」

肩を揺さぶられ、目を覚ますと男がいた。

――コソ泥……

なんで戻ってきたんだ。俺が嫌いなんじゃないのか。怪我はもういいのか。
聞きたいことが浮かんでは消え、声にならなかった。

「この家は意外と居心地がいいんだ。怪我もまだ治り切っていないし……
 もうしばらくは、ここを使わせてもらうよ」

――……そうか

それだけ言って、そっぽを向いた。
どうして、自分は笑っているんだろうと考えながら。


【16日目・夜】

――公園

肌寒さに身震いしながら目を覚ますと、夜空に星が輝いていた。
少し眠るつもりで、随分長く眠っていたようだ。

また、夢の中の時間が進んだ。
これから先、どうなるんだろうか。

そんなことを考えながら体を起こし、伸びをする。
背骨が小気味いい音を立てた。

これからどうしようか。


1 矢車の家に戻る
2 散歩を再開する
3 自由安価

2

>>726 2

もう少し散歩を続けよう。
今夜はあの二人に出会わないといいが……


直後判定
1-3 士の目覚め
45 剣崎
67 二人
8-0 夢の続き

それ

>>728 3 よって……

――公園

ツカサ「――!!」

油断していた。
いや、油断していなくとも、この痛みに抗えたかは定かではない。
しかし、てっきりこのまま起きていられると思っていただけに、驚いた。

ツカサ「くそ……」

少しずつ、自分のことが分かりかけていたのに。
また眠りにつくことになるのか。

そんな考えすら呑み込んでしまう苦痛が襲い掛かってくる。
次第に、意識は薄れ――



目を覚まして、驚いた。
どうして自分は、見覚えのない服を着ているんだろうか。

不思議に思いながら立ち上がり、空を見上げる。
星が輝いているとは……どれだけ眠っていたんだろう。

いや、そもそも自分はどうして外に?
たしか剣崎の部屋で……

混乱しながら携帯を開くと、大量のメールと着信。
さらに混乱を深めながら日付を確認すれば、自分の記憶より2日も進んでいる。
どういうことだ……?

メールの内容を確認してみると、夏海、ユウスケからのものが非常に多い。
それに、剣崎も。
ほとんどのメールで今どこにいるのか、無事なのか尋ねられている。

記憶にない、空白の二日間。
自分はいったい、何を……?

とりあえず、今は部屋に戻ろう。

――自室

ガチャッ

鍵を開けて部屋に入ると、慌てた様子で二人が玄関まで走ってきた。

夏海「士君……!」ギュッ

士「おい、ひっつくな夏みかん! 剥くぞ」

ユウスケ「士、無事だったんだな……!」ギュッ

士「おいやめろ、夏みかんはこの際いいとして、男に抱き着かれる趣味は――うぐっ」

潰れそうなほど強く抱きしめられて、それ以上は何も言えなかった。
抱き着いてくる二人は、涙やら鼻水やらで顔中ベタベタだ。

空白の二日間に、全く帰っていなかったと仮定するなら、当然の反応かもしれない。
……仕方ない、今は素直に抱きしめられておいてやろう。

しばらくして落ち着いた二人は、
ゴミ箱に涙と鼻水を拭いたティッシュの山を作りながら睨み付けてきた。

夏海「どこに行ってたんですか! 連絡もつかないし……」

ユウスケ「俺たちに会っても逃げ出すし!」

士「俺にも分からん」

ありのまま起こったことを話すと、二人が顔を見合わせた。
その顔色がみるみる青くなっていく。
……何か心当たりでもあるんだろうか?

士「おい、何か知ってるのか?」

夏海「そういうわけじゃ、ありませんけど……とにかく、疲れてますよね?」

士「いや、別に……」

疲れてない、と言おうとするのを遮ってユウスケが大声を上げた。

ユウスケ「風呂、入って来いよ! それで今日はもう寝よう、な?」

士「いや、それより話を」

夏海「お風呂はもう沸いてますから!」

士「おい、背中を押すな!」

結局、二人に押し切られて風呂に入ることになった。
風呂から上がれば二人は既に眠っていて、話をすることもできない。
何なんだ、いったい。


直後判定
関連イベント +1

そぉい

>>731 2+1=3 よって1

【16日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:友好(小)/友好(小)
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好(大)/友好(大)
火野映司:友好(大)/友好(大)

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:11(15に到達すると……)

はい、とうとうツカサモード終了ですね。

もう一日いきましょうか!

直後起床判定

人もいませんし、朝には鎧武がありますし、
今日はこれくらいにしておきましょう。

また、鎧武の放送後に続きということで……
おやすみなさい。

おやすみ乙

おはようございまーす。
久々のグリドン、ブラーボ、姉ちゃんでしたね!
最高の朝でした!

それじゃあ早速、続きといきましょうか。

>>735 2

直後さらに判定

兄上より頭が切れるんじゃないか?

姉ちゃん髪おろしてて可愛かったな
プラーボは自分の仕事に対する意識をちゃんと持ってて自分の中で株があがりまくってる
グリドン……城之内死す!にならないと良いね……
ってかザック変身しててワロタ

>>738 4 プロフェッサーの本音がひどい。いろんな意味でひどい。

【17日目・朝】

――自室

夏海「士君、そろそろ起きないと遅刻ですよ!
   もう二日も学校に行ってないんですからね!」

夏海に揺り起こされ、しぶしぶ起き上がった。
さすがに今日、遅刻する気にはならない。

士「本当に、何があったんだ、この二日間……」

夏海「分からないものは仕方ないですよ」

ユウスケ「今日の朝ご飯はフレンチトーストだぞー」

夏海「けっこう自信作です。ほら、食べましょう」

士「ああ」


直後判定
12 地理
34 体育
56 プール
7-0 弁当

光実……

俺のIDがAVカス……

>>739
ですよね! 姉ちゃんかわいすぎますよね!
ブラーボはプロ意識が良くも悪くも強いですからね。>>1もああいう人好きです。
グリドンが死んだら泣く。
ライダーの数、どこまで増えるんでしょうね……

>>741 9

【17日目・昼休み】

――2-D

朝から時間が見つからず、話ができていなかったが……
剣崎と話がしたい。

剣崎は自分が意識を失ったとき傍にいたはずだ。
なら、何か知っているんじゃないだろうか。

そう思いながら席を立ち、剣崎の席へ視線を向ける。
すると、剣崎もこちらを見ていた。

視線がぶつかり、剣崎がこちらに歩いてくる。

剣崎「士、ちょっと来て」

断る理由はないだろう。

士「ああ、いいぞ」

>>742 不意打ちすぎて噴いた。

――屋上

冷たい風の吹く屋上についた。
先を歩いていた剣崎が振り返ったかと思うと、衝撃。

剣崎「……二日も、どこ行ってたの」

抱き着かれた。
心なしか声が震えている。

士「覚えてない」

剣崎「……そうなの?」

体を離した剣崎が、心配そうな表情を浮かべた。

剣崎「急に部屋から飛び出して、びっくりしたんだよ。
   靴も置いて行くし……」

士「そうだったのか……」

これは、もう少し詳しく話を聞きたいところだが……
二人きりになって涙腺が緩んだのか、剣崎は瞳を潤ませている。

どうするべきだろう。


1 詳しい話を聞く(同時に判定+1)
2 抱きしめる
3 自由安価

あああああ!!!かわうぃぃいいいい!!!!
2で

>>745 2

一度は離れた体を引き寄せ、強く抱きしめる。

士「大丈夫だ、一真。俺は……帰ってきた」

剣崎「……うん」

背中に腕が回される。
触れ合った部分が温かい。

剣崎「本当に、よかった」

肩に顔を埋めて剣崎が呟いた。
その背中をさすってやると、背中に回された腕がより強く抱き着いてくる。

剣崎「……士」

甘えたような声音で名前を呼ばれ、少し身を離すと剣崎が潤んだ目を細めて微笑んだ。
そして、その目をそっとつむる。

剣崎「してくれる……かな」

士「当たり前だ」

触れ合うだけのキスをすると、剣崎がくすぐったそうに笑う。

剣崎「おかえり、士」

士「ああ。……ただいま」

【17日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
学校に来なかったことは夏海やユウスケ、剣崎がうまくごまかしてくれたらしく、
特別呼び出しを受けるようなこともなかった。

さて、これからどうしよう。


1 寮に帰る
2 街をぶらぶら
3 自由安価

ゲゲゲー(真顔)

>>748

剣崎と放課後を過ごそう。
まだ教室に残っているだろうか……


直後判定
愛情 +2

(つ;w0)<オンドゥルシンパヴィシタンディスヨー!

>>750 1+2=3

……いない。
クラスメートの証言によると、急いで出て行ったらしい。
何か用事があったのだろう。

仕方ない、今日は大人しく帰るとしよう。

【17日目・夜】

――自室

一日が経つのは早いものだ。
こうして二人と一緒に夕食後の時間を過ごしていると、
空白の二日間が存在しないような気さえする。

さて、これからどう過ごそう。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

>>753 2

知り合いの部屋にでも行くか。
誰に部屋に行こう。


1 津上翔一
2 城戸真司
3 乾巧
4 剣崎一真
5 天道総司
6 野上良太郎
7 紅渡
8 左翔太郎
9 火野映司
10 如月弦太朗
11 自由安価

↓渡以外同時に判定

>>754
誤字が……恥ずかしっ。
×誰に部屋に→○誰の部屋に

(0M0)4!

>>756 4 判定 6

――剣崎の部屋

剣崎の部屋を訪れると、笑顔で歓迎された。
そして、いつものパターンというか何というか……

剣崎「……」ギュッ

腕に抱き着かれると、こう、やわらかいものが、こう……

剣崎「士、もう勝手にいなくなったりしないでね」

士「ああ、分かってる」


直後判定

(気持ち悪いスマイル)

>>758 0 こ、これは……!

剣崎「……えいっ」

士「!?」

押し倒された。
押し倒したんじゃない。
押し倒された。

剣崎「……ごめん、急に。でも、なんだか不安で……」

腹のあたりに座り込んだ剣崎が、申し訳なさそうな顔をしている。
そのまま自分の隣に寝そべって、頬を赤く染めながら微笑んだ。

剣崎「もうちょっとだけ、こうやって一緒に寝ててもいい?」

二人が寝そべるには少し狭いソファーの上では、こうしていると密着せざるを得ない。
すると、何というか、こう……

いや、しかし剣崎はそういう空気ではない。
むしろこのまま居眠りでもしそうだ。
どうする、俺。


1 空気を読む(戒めを忘れてはならぬ)
2 戒め? なにそれおいしいの?
3 自由安価

2以外ありえんな

コンマ13579……
コンマ24680戒めなんてものはない

戒めの「戒」という字を見るたび戒斗の名前が脳裏に過る

>>760 2 (戒めスマイル)

ソファーから落ちないためか、体をぴったりと寄せて抱き着いてくる剣崎の無防備な背中を撫でる。
その撫で方がくすぐったいのか、剣崎が身動ぎした。

剣崎「ふふっ、何するの、士」

士「……恋人らしいこと、か?」

剣崎「えっ?」

シャツの裾から手をもぐりこませて素肌に触れると、手が冷たかったらしく剣崎の肩が跳ねた。

剣崎「つ、士……急に、なに……」

戸惑っている声を無視して手を滑らせると、抱き着いてくる力が増した。
それはもう、背骨が折れるかというくらいに。

士「ぐえ」

思わず潰れたカエルのような声を上げると、剣崎が腕を解いて立ち上がる。

剣崎「……えっち」

頬を膨らませてそう言うと、そのまま剣崎は背中を向けて食卓の椅子に座ってしまった。
……そういう気分ではなかったらしい。

謝ればすぐに機嫌を直したものの……
本気で抵抗されれば簡単に抑え込まれかねない。
恐ろしい怪力だ……


直後判定
関連イベント +1

このヘタレ>>1!(八つ当たり)

>>764 6+1=7 よって2 だってほら、女の子ってこういう、引っ付いといておさわりなしとかありません?

【17日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:友好(小)/友好(小)
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好(大)/友好(大)
火野映司:友好(大)/友好(大)

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:13(15に到達すると……)

はーい、それじゃあ18日目行きましょう!


直後起床判定

流石呉島主任だ!

>>767 5 兄さん素敵ー(棒読み)

【18日目・早朝】

――自室

目を覚ますと、まだ朝の早い時間だった。
のんびりと朝を過ごせそうだ。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

呉島主任と戒斗を女体化したらアホの子かわいい
そういえばミッチーじゃなくて「ミッチ」らしいな2

>>769 2 戒斗ちゃんマジ天使(迫真)

ユウスケで遊ぶとするか。
幸せそうな顔で眠っているユウスケは、自分が玩具にされるとは露も思っていないことだろう……

どんないたずらをしてやろうか。
考えるだけで笑顔になりそうだ。


1 くすぐる
2 顔に落書き
3 自由安価

>>770
同時に判定忘れてた。
どれ選んでも同時に判定です。

顔に白い布かぶせてチーン

>>772 6

顔に白い布をかぶせて、と。
眠ったままのユウスケに向けて、手を合わせてみる。

……この、微妙に神妙な雰囲気に笑いそうになる。

士「……くっ……」

堪え切れずに少し笑ってしまった。
しかし、ユウスケは眠ったままだ。

起こしてやってもいいが……
もうしばらく放っておいてみよう。

……まだか。まだ起きないのか?

そう思いながら待っていると……

ユウスケ「んー……はっ!? うわ、なんだこれ!!」

大慌てて飛び起きたユウスケが、顔にかぶせられた布を振り落した。
余程驚いたのか、寝起きだというのに目がパッチリ開いている。

ユウスケ「士……お前か、こんなのかぶせたのは!」

士「くく……さあな。いい反応だったぞ」

ユウスケ「くっそー……俺の方が早く起きた日に仕返ししてやる……」

悔しそうにそう呟きながら、ユウスケがベッドから降りた。

士「なんだ、二度寝しないのか」

ユウスケ「誰かさんのおかげですっかり目が覚めたんだ!」

士「ならその誰かさんに感謝することだな」

ユウスケ「……お前なあ……」ムスー

恨めしそうに睨まれたが、どうせすぐに忘れることだろう。


直後判定
12 音楽
34 地理
56 体育
78 弁当
90 プール

こうやってこうやってこうやるぞッ!

>>775 1

――音楽室

音也「そしてその時俺は、運命の女に出会った。
   分かるか? そう、俺の妻――ではなく、ゆりという名の――」

どうして音楽の授業で恋愛譚を聞かされなければならないんだろう。
演奏しないのか期待していたが、どうやら今日はそんな気分じゃないらしい。

音也「しかしだ、いいかよく聞けよ? 俺はそれから、美しい女に出会った。
   悪魔のような美しさ、気まぐれな態度、そして何より……芸術への理解」

もしかすると、ここからまともな授業に発展するのか……?

音也「そう! その女こそ俺の妻、真夜だ。ちなみに今日の夕飯はハンバーグだと今朝言っていた。
   作るのは真夜ではなく娘だがな! ははははは!」

ズコーッ!

……とこけそうになるのを堪え、何がおかしいのか大笑いしている音也を見る。

音也「娘は料理がうまいからな。どんな材料もうまくする達人だ!」

と、こうして延々と家族の話をされた。
おい、授業しろよ。

【18日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
これからどう過ごそうか。
周囲の生徒たちも楽しげに放課後の予定を話している。


1 寮に帰る
2 ぶらぶら散歩
3 自由安価

剣崎とでぇと

>>778

今日こそ剣崎とデートしよう。
そう思い、剣崎の席へ視線を向ける。
頼む、今日は残っていてくれ……


直後判定
愛情 +2

テスト

>>780 7+2=9 おお、いけた。

よかった、まだ残っていた。

士「剣崎、今日の放課後……いいか?」

剣崎「今日? えーっと……うん、いいよ」

一瞬視線が泳いだ気がしたが……
本当にいいんだろうか?


1 本当にいいのか確認する
2 まあいい、デートしよう
3 自由安価

1

>>782 1

士「本当にいいのか?」

剣崎「う、うん。別に、予定があるとかじゃなくて……その……」

士「どうした?」

剣崎はしばらく言おうか言うまいか悩んでいたらしいが、結局言うことに決めたようだ。
手招きされて耳を貸すと、耳元で囁くように告げられる。

剣崎「昨日みたいなこと、しちゃだめだからね!」

……そういうことをわざわざ言われると、こう……
しかも微妙に照れたような表情を浮かべられると、こう……

剣崎「約束、してくれる?」


1 する
2 しない
3 自由安価



お昼ご飯食べてきますね!

1(ゲス顔)

ただいま戻りましたー。
>>784 1 約束を破ってはならない(戒め)

士「……ああ、分かった」

剣崎「ならいいよ、どこか行くの?」

途端に明るい表情になった。
どうやら剣崎もデートが楽しみらしい。

その期待を裏切らないためにも、楽しめそうな場所へ行こう。


1 海(同時に判定 8以上で……)
2 街をぶらぶら(同時に判定)
3 自由安価

>>789 2 判定 7 よって……

――街

二人で学生服のまま街を歩く。
いかにも放課後デート、という感じで……まあ……悪くない。

剣崎「士、あれ見て! かわいいね」

不意に何かを指さした剣崎の指し示した方向を見ると、
かわいらしい着ぐるみがいた。

剣崎「いいなあ、ああいうの」

士「入りたいのか?」

剣崎「そうじゃなくて、触ったりしてみたいの」

士「へえ」

子供に群がられるそのキャラクターを見ていると、不意に首筋が粟立つような感覚。
振り返るが、誰も見知った人間は――

「……なるほど、元に戻ったわけか」

士「!?」

耳元で男の声がしたかと思うと、すぐにその気配は離れていった。
周囲を見回すが、人が多くて特定できない。

何だったんだ、今のは。

剣崎「士、どうしたの?」

士「いや、なんでもない」

剣崎「そう? もしかして、他の女の子のこと見たり――」

士「するわけない」

剣崎「そ、そっか……ふふ、そっかー」

何だったのか、気になるが……分からないものは仕方ない。
今は剣崎とのデートに集中しよう。

【18日目・夜】

――自室

デートの途中で買い食いしたせいか、夕飯があまり腹に入らなかった。
そのおかげで夏海が少々不機嫌だ。

さて、今夜はどう過ごそう。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価


>>789 2

誰か、知り合いの部屋に行こう。
誰の部屋に行こうか。

1 津上翔一
2 城戸真司
3 乾巧
4 剣崎一真
5 天道総司
6 野上良太郎
7 紅渡
8 左翔太郎
9 火野映司
10 如月弦太朗
11 自由安価

↓渡以外同時に判定

十の位のコンマ

>>791 2 判定 6

――真司の部屋

ピンポーン

真司「はーい! って、お前か」

扉を開けた真司がにっこり笑った。
歓迎されているらしい。

真司「なんだよ、どうかしたのか?」

別に、これといって用事があったわけではないが……

真司「まあいいか。ほら、上がれよ」

促されるまま部屋に上がる。
想像していたよりは片付いた部屋だった。

真司「で、どうした?」

どうした、と聞かれても、別に用事はないのだが……
どう答えようか。


1 お前に会いたかった(浮気はよくない)
2 気が向いただけ(同時に判定)
3 自由安価

2

>>793 2 判定 3

士「気が向いただけだ」

真司「何だよそれ。俺は暇つぶしの相手かよ」

頬を膨らませてそう言うと、真司が席を立った。
そんなに怒らせただろうか、と思っていると目の前に茶の入ったコップを置かれる。
どうやら怒ってはいないらしい。

真司「まあいいんだけどさ。俺も今日は暇だったし」

そう言って、真司は自分の茶を飲んだ。
それにならって茶を飲みながら、何を話そうかと考える。


1 部活について(同時に判定)
2 友人について(同時に判定)
3 自由安価

>>795 2 判定 1

士「お前、いつも一緒にいる浅倉以外に友達はいるのか?」

真司「いるに決まって――っていうか、別に浅倉といつも一緒ってわけじゃないし」

またしても膨れ面になった。

真司「むしろあいつが勝手に俺の傍にいるだけっていうか……」ブツブツ

士「……」

なんだか、以前もこんなことがあったような……?


直後判定
大失敗 -1

昔の女…

>>797 3-1=2

浅倉の器物損壊歴を聞かされた。
……デジャヴを感じる……

真司「それでもう、いい加減にしろよ! って思ってたんだけど、
   俺が1年の時にちょっとした――」

士「まあ待て、時計を見ろ」

掌を見せて制止すると、時計を指さす。
真司の視線が時計に向き、あんぐりと口を開いた。

真司「うわっ、もうこんな時間なのか!?」

士「俺は帰るぞ」

真司「あー、えっと、ごめんな! 時間取らせちゃって!」

士「そう思うなら最初から……いや、いい。お前に入っても無駄な気がする」

真司「どういう意味だよそれ!?」

士「とにかく俺は帰るぞ。じゃあな」

真司「また来いよー!」

……できればもう来たくない。


直後判定
関連イベント +1

いぇあ

>>799 4+1=5 よって2 合計値が15に達したため、さらに……



――おい

振り返ったその顔にフラッシュをたいてやると、とてつもなく嫌そうな顔をされた。

「やめてくれないか、眩しい」

――いい顔だったぞ

現像されたものは歪んでいるが。

「そんな腕前で、よく写真が好きでいられるね」

心底不思議そうにそう言って、男が背を向けた。ついでにその背中も撮ってみる。

「レンズ越しに見る世界が、そんなに好きかい?」

背中を向けたまま、疑問の声を上げられた。

――いいや、そうじゃない

「なら、どうして写真にこだわるのかな」

――さあな

本当に好きなのは、ありのままの世界だ。
それを形に残したいから、シャッターを切る。
それがうまくいかないから、いつまで経っても――


【18日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:友好(小)/友好(小)
津上翔一:友好(小)/友好(小)

城戸真司:友好/友好
乾巧:友好(小)/友好(小)

剣崎一真:愛情/愛情
響鬼:普通/普通

天道総司:友好(小)/友好(小)
野上良太郎:友好(小)/友好(小)

紅渡:普通/普通
左翔太郎:友好(大)/友好(大)
火野映司:友好(大)/友好(大)

如月弦太朗:友好/面倒
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:15(15に到達すると……)

それじゃあ、19日目いきましょうか。

【19日目・朝】

――士……どうして……――

どうしてそんな、悲しそうな声で自分を呼ぶんだ。

士「……夢……?」パチ

目を開き、布団の中で夢の内容を反芻しようとする。
よく覚えてはいないが穏やかな空気の流れていた夢に、
今聞こえた声は似つかわしくない。

士「……単なる幻聴か?」

そんなことを呟きながらベッドを降り、周囲を見て足が止まった。
足どころか、体中が運動の仕方を忘れたように硬直している。

士「……何だ……これ……」

どうにか絞り出した声は震えていた。

窓の外の世界に、色がないのだ。
そして、モノトーンの世界が少しずつこちらへ侵食している。
逃げなければ。

そう考えて、適当な服に着替えると部屋を飛び出す。
ユウスケも、夏海も、誰もいない。
誰の携帯にもつながらない。誰の声も聞こえない。

これは、夢なのか?

――グラウンド

グラウンドまで全速力で走ってきて、いったん足を止めた。
相変わらずモノクロの世界は広がり続けている。
そして、尚悪いことに……

士「崩れて……いくのか」

モノクロになった部分が、少しずつ崩れていくのが見える。
だとしたら、あの世界に足を踏み入れたなら、自分も。

ぞっとした。

どうすればいいだろう。
どこへ向かえば……


1 屋上へ
2 自由安価

1

>>806 1

――屋上

建物への浸食は、下方の階かららしい。
なら、今はとにかく屋上へ。

そう思い飛び込んだ屋上には、剣崎の姿があった。
ようやく見つけた――それも、大切な人の姿に安心しかけて、
心臓が大きく跳ね上がった。

あの、奇妙な何かは――何だ?

まるで、その部分だけ世界から切り離されたような、人影らしきもの。
それと剣崎が相対している。

剣崎「士……大丈夫。士のことは私が、絶対に、守るから」

士「何を……いや、それよりもそいつは……?」

剣崎「こいつは……敵だよ」

真剣な声でそう言って影に向き直った剣崎が、もどかしそうに唇を噛んだ。

剣崎「今の私だと、相手にならないかもしれない。けど……少しくらいなら、時間を稼げるはず」

士「何の話だ、一真。それに、どうして建物や地面、それどころか空まで崩れて……」

問いただしても答えはない。

「■■■■■■■■■■■」

不快な、ノイズのような音。
恐らく影が発した言葉なのだろうそれが、耳に痛い。
それどころか、頭が……


直後判定
■■■■ +2

新しい風通り抜ける

>>808 1+2=3

……頭が、痛い。

剣崎「士、駄目!」

士「……!」

剣崎の声に、痛みが遠のいた。
視線を上げると、剣崎が血を流しながらこちらへ叫んでいる。

剣崎「思い出しちゃ駄目!」

思い出す?
剣崎は、自分が記憶喪失で光写真館に引き取られたことを知っていたか?

そんな疑問が浮かんだ、その時。

「■!」

影が何事か叫ぶのと同時に、足元が崩れた。
自分はすでに、モノクロの世界にいたのだ。

周囲の景色が遠くへ去って、どこか深い場所へ落ちていく。
手を伸ばしても、誰にも届かない場所へ。

====================
====================
========ERROR========
====================
====================
====WARNING===WARNING====
====================
====================

――ウイルスを発見、修正します――

――修正、コンプリート。リセットします――

【1日目・夜】

――自室

士「……ん……?」

どうやら転寝していたらしい。
顎が痛い。机に顔を伏せて寝ていたからだろうか。

ユウスケ「士、ほっぺたにあとついてるぞー」

夏海「あ、本当ですね」

二人にくすくす笑われて、少々気恥ずかしいのを誤魔化そうと大きな音を立てて立ち上がる。

士「風呂に入ってくる」

夏海「居眠りしちゃだめですよ?」

士「誰がするか」

【1日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、5周目始まりました!

どうでしたか、4周目。
けっこう本筋の話が進みましたね。
別になにがなんでも隠してるわけじゃないので、何となく予想はつくと思うんですが……

ちなみにみなさん、次は誰を狙うつもりなのかなーとか聞いてみたりして。

ユウスケ(真顔)

最初は女体化ライダーを女体化士が攻略する百合ゲーだと思ってた

>>814
心の中で全力で応援する(真顔)

>>815
百合は最高だからね、しょうがないね。


とりあえず、2日目いきますか。

直後起床判定

すべてを破壊しすべてを繋げ!

>>817 3

【2日目・朝】

――自室

夏海「士君……今日も寝坊ですか?」

士「……もうそんな時間か」

慣れないベッドから降りて洗面台へ向かう。
間取りが住み慣れた写真館と違うので、間違って物置に入りかけた。

ユウスケ「士、寝ぼけてるのか?」

士「ほっとけ」


直後判定
12 政経
34 地理
56 体育
7-0 購買

担任先生を攻略しようよ

>>819 4 それもいいですね!

――2-D

五代「はい、それじゃあ今日は前回の続き、ヨーロッパの気候について――」

笑顔で解説している教師は、名を五代雄介というらしい。
どこかで聞いた――というか、毎日呼んでいる名前だが、ユウスケとは別人だ。

五代「それで、私がこの辺りに行った時なんだけど、現地の人がすっごく親切で――」

早速授業が脱線しているが、大丈夫なのかこの教師。
呆れつつ、窓の外に広がる青空を見上げる。

白い雲がゆったりと流れていく様子を眺めていると、なんだか眠くなってきた。
いっそこのまま眠ってしまおうか。

五代「門矢君、最初の授業なんだから、しっかり聞こうね」

士「……いつの間に」

いつの間にか傍に立っていた五代が、わざとらしく厳めしい顔を作っている。
しかしすぐに微笑みにその表情を変えると、ぽんと肩を叩いてから教壇へ戻って行った。

五代「そんなに眠いなら、ちょっと頭の体操をしてみようか?」


1 する
2 しない

お勉強は嫌いです2

>>821 2

しない、という意思表示に顔を背けるとそれ以上は何も言われなかった。

それをいいことに空を見上げる。
そうしていると、再び眠気が襲ってきた。


直後判定

僕達にはヒーターがいる!

>>823 0

あ、やばい。

日差しがやわらかく降り注いで、温かい。
本当に寝てしまいそうだ。

……悪いが、最初の授業すら聞けそうにない。
この心地よさは、反則級だ。




「おかわり」

――お前、よく嫌いなやつの作った飯が食えるな

からかうようにそう言ってやると、ふて腐れて男が机に突っ伏した。

「放っておいてくれないか」

――そんな口の利き方で、おかわりはやれないな

にやり、と意地悪い笑みを浮かべながら言うと、男が顔を上げて睨み付けてくる。
そんな態度もどこ吹く風で食器を片付け始めると、男が唸る声が聞こえた。

「もういい、自分で……うわっ!?」

派手な音を立てて男が転んだ。まあ、予想してはいたが。
男が顔を伏せている間に足を椅子に括り付けておいたのは自分なのだから。

――何やってんだか

その様子を笑うと、男はさらに機嫌の悪そうな顔になる。

「僕で遊ぶのはやめろ」

――できない相談だな

こいつで遊ぶのは、悪くない。


――2-D

誰かに揺さぶられている気がして顔を上げると、五代がいた。

五代「門矢君、もしかして引っ越ししてすぐで疲れてるの?」

士「……そうかもな」

五代「だったら、あんまり無理はしないようにね」

周囲を見ると、生徒たちが思い思いに時間を過ごしている。
どうやら休み時間になっていたらしい。

五代「それじゃあね」

士「ああ……」

寝起きでぼんやりした頭のまま五代の背を見送った。

今、何か夢を見ていた気がするんだが……


五代雄介:普通を獲得

【2日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
まだ慣れない教室と、慣れないクラスメート。
そんな環境で過ごすだけで、意外と疲れるものだ。

これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 散歩でもするか
3 自由安価

>>828 2

この街に慣れるためにも、散歩をするとしよう。
適当に街を歩いていれば、何か面白いことに出会えるかもしれない。


直後判定
1 誰にも会えない
23 不運少女と……
45 天の道を往く女とカガーミン
67 マヨネーズドーナツ
89 翔一ちゃんと不器用な人
0 ???

今、その力が全開する。運命の切り札を掴み取れ!

>>830 00出ましたー! というわけで、今回は判定なしで行動できます。

――浜辺

夕焼けに染まる海を眺めながら砂浜を歩いていると、不意に頭痛に襲われた。
今までの頭痛よりも、ずっとひどい。

思わず浜辺に膝をついて頭を抱える。
何者かが意識を引き裂いて作った隙間から入り込んでくるような、不快な感覚。
そんな痛みの中、意識が遠のいて――



痛みの中から覚醒すると、砂浜にいた。
また「士」の中で眠っていたらしい。

立ち上がり、服についた砂を払いながら考える。
これからどうしようか。


1 矢車の家へ(同時に判定)
2 街を歩く
3 自由安価

いきなりですか2で

>>832 2

――街

街を歩いていると、様々な物が目に入る。
どれもになじみがあるような、目新しいような……

……つまり、何もわからないということだが。

何か、記憶の手がかりになりそうなものはないだろうか。


直後判定
1-4 ない
56 ユウスケ
78 夏みかん
90 ???

>>834 9 相変わらずツカサになるとコンマ神が荒ぶりますね……

ふと、目を引いたものがあった。

何ということのない、写真店だ。
その店先に飾られた、何ということのない写真。

ツカサ「……家族写真か」

そういえば、自分に家族はいるのだろうか。
いるとしたら、どうしているんだろうか。

ツカサ「……」

店先に飾られた写真の中では、幸福そうな家族が微笑んでいる。
自分の家族は、こんなふうに笑っているのだろうか。

――お■■■ん!

ツカサ「……っ!」

不意に襲ってきた頭痛。
いつもの、意識を奪おうとするものとは毛色の違うものだ。
すぐに治まったが……

誰かの声が、聞こえた気がした。


直後判定 8以上のみ

時間が戻ってるのか?

>>836 9 内緒です。そして高コンマ……コンマ神……

【2日目・夜】

――街

どうにか頭痛は抑え込めた。
この調子なら、まだ動ける。

自分のことを、もっと知れるかもしれない。
これからどうしようか。


1 矢車の家に行く(同時に判定)
2 街をぶらぶら
3 自由安価

龍騎の台詞だったと思う1

>>838 2 あっ……い、今のはわざとなんだからね! ごめんなさい嘘です分かってなかった恥ずかしい。


呼び鈴を鳴らすが、一向に出てくる気配がない。
もしかすると、出掛けているのか?

不思議に思いながら扉を離れ、何とはなしに表札を見て驚きの声を上げてしまった。

ツカサ「矢車じゃない……!?」

それどころか、誰の名前もない。
まさか、間違えたのか?
いや、そんなはずない。

それなら、どうして……

男性「あんた、そこは空き家だよ」

通りがかりの男性がそう言って近くの家に入って行った。
親切にも近所の住人が教えてくれたらしい。

だが、どうして……たしかにここに、矢車が。

混乱した頭のままその場を去る。

矢車の家についても考えたいが、今は今夜の宿を探さなければ。
野宿でも構わないが……
できれば屋根のある場所で眠りたい。


直後判定
1-3 公園
4-6 寂れた教会
7-9 ホテル
0 ???

セイヤー!

>>840 1 さすが映司だ!

――公園

仕方ない、あまり取りたくない手段だったが……
下手に知らない場所へ行くよりは、近い公園で寝た方がマシか。

学生服のままで少々寒いが……凍死するほどではないだろう。

ビュー

ツカサ「さむっ」

……くそ、寒くて眠れない……

そう思っていたはずなのに、気付くと眠気が襲って来ていた。
人間とは不思議なものだ。




「君、意外と料理はできるんだね」

――ほぼ毎日食っときながら、今さらだな

ミートパイにかぶりつきながら、男はからかうように笑う。

「君に他人への奉仕は似合わない、ってことさ」

――ああ、そりゃあ俺は偉いから、奉仕される方が似合うのは当然だ

けどな、と男の眉間に人差し指を突き付けながら語る。

――上に立つ者は、下のことも考えないといけないんだよ

「僕は君の手下扱いかい」

気に食わない、という表情で男が言う。

――手下じゃなくても、居候だろ

「いいや、ここにいてあげてるんだよ。君が寂しそうだから」

――そりゃどうも

適当に聞き流してコーヒーをすすると、男がつまらなさそうな顔をする。

――ほら、食わないなら片付けるぞ

ミートパイの皿を持ち上げると、男がその手を制してもう一切れを手にした。

――そんなに気に入ったか?

「それなりにね」

一人でほとんど食べておいて、よく言う。


【2日目・リザルト】

ツカサ:眠り姫?

○保有スキル
【閲覧できません】


~人物関係欄~
矢車想:――/友好(大)

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

最初からクライマックスすぎてもう……
コンマ神のツカサ贔屓がやばい。

それじゃあ3日目いきましょうか。

判定忘れてた……


直後判定
1-4 士の目覚め
5-7 ツカサの目覚め
8-0 夢イベント

体の主導権 +1

俺、参上!

>>846 8+1=9 よって……



机に頭を預けて眠っている男を見つけた。

――風邪ひくぞ、コソ泥

そう言いながら、声を潜めている自分が少し滑稽だ。
男の肩に毛布を掛けてやりながら、柔らかそうな髪が目に留まる。
こんなところで眠っている方が悪いと思いながらその髪に手を伸ばす。

「……君、いい加減にしてくれないか」

触れる直前に体を起こし、振り返った男の睨み付けてくる目にもすっかり慣れた。

「本当に、そっちの趣味があるんじゃないか」

胡乱な目でそう問いかけられて、馬鹿か、と言いながら頭を小突いてやると男が笑った。

「こらこら、本心を言い当てられたからって、暴力はよくないな」

――この程度を暴力呼ばわりか、ひ弱なコソ泥もいたもんだな

「ひ弱というのも聞き捨てならないが、それ以上に……
 僕はトレジャーハンターさ。くれぐれも間違えないでくれたまえ」

――似たようなもんだろ


【3日目・朝】

――公園

ツカサ「……寒い」

震えながら目を覚ました。
かなり体が冷えている。

いつもならのんびりと夢の内容を思い出すところだが、
寒くてそれどころではない。

もしかしたら、これは……
体調を崩したり……


直後判定
制服のみ -1
屋外 -1

早めのパブロン

>>849 5-2=3 よって……(笑)

ツカサ「ふ、ぐ……」

どうにか抑え込もうとしたが、無理だった。

ツカサ「ふえっくしょい!」

わんこ「きゃんっ!?」

近くを通りかかった野良犬に驚かれてしまった。

ツカサ「くそ……どうして俺が風邪なんか……へくしっ!」

やばい。本格的に風邪か?

ツカサ「うー……鼻が……」ズビズビ

苦しんでいると、先程の犬が……

わんこ「くぅーん」スリスリ

ツカサ「お、お前……」

わんこ「わん!」パタパタ

ツカサ(か、かわいい……)

尻尾を振る犬の愛らしさときたら、もう。
もう、本当に。

わんこ「♪」スリスリ

自分を温めようとしているのかと錯覚してしまいそうだ。
野良だから汚いだろとかそういう野暮なツッコミは、今はどうでもいい。

この温もりを、感じていたい。

わんこ「くぅーん」ペロペロ

ツカサ「おい、やめろ。風邪がうつるぞ」

わんこ「?」

ツカサ(うわあああ首傾げた超かわいいいいい)

……犬のおかげで元気になった、気がする。

さて、気持ちを切り替えて……
これからどうしようか。

矢車の家……は、空き家になっていたことだし。
どこか拠点を探すべきだろうか……


1 拠点探し
2 街を歩く
3 自由安価

2

>>851 2

今日も街を歩くとしよう。

ツカサ「犬……お前とはここでお別れだ」

わんこ「くぅーん」パタリ

ツカサ(尻尾が……垂れた……!)


直後判定
1-4 何もなし
5-7 ???
8-0 昼寝

夕ごはんらしいので食べてきますね!
いつもよりかなり早いけど!

最初っから最後までクライマックスだぜぇ!(そんな週が合ってもいいよね的な意味で)

戻ってきましたー。

>>854 1 アッー!

――街

……まずい。
いや、食べ物の話ではないが……とにかくまずい。

腹がへった。

以前は矢車が用意したから食いっぱぐれることはなかったが、
その矢車に会えないのでは何も食べられない。

こうなったら、何か食べ物を買うべきだろうか。
それは「士」の財布から勝手に拝借することになるのだが……
背に腹は代えられない。買おう。


直後判定 8以上のみ

>>856 7 ギリギリだめでしたね……

頭が、痛い。
まだ分かっていないことが多いというのに。

せめて、矢車の家がどうして空き家になっていたのか……
それだけでも知りたい。

そう思う自分の気持ちなど少しも顧みないで、痛みが襲い掛かってくる。
そして、そのまま――



道端で倒れているとは、どういうことだろうか。

痛む頭を押さえながら立ち上がり、記憶を手繰り寄せる。
自分はたしか、浜辺で痛みに襲われたはずだが……
新手の夢遊病か何かだろうか。

それに、夕方だったはずなのに今はどう見ても昼間だ。
携帯電話で確認してみると……

士「……日付が変わってる……だと?」

それなら自分は、ほとんど一日中意識を失っていたのか。

……しかも今、学校の授業中じゃないだろうか。
意識を失わせたのとは別の痛みが頭を襲った。

携帯には自分を心配する夏海とユウスケの大量のメール。
そして、今日は風邪をひいて学校を休んだことにする、という内容のメールが来ていた。

心なしか、本当に風邪を引いたような気がするが……

士「……ぶえっくし!」

……どうやら、本当に風邪をひいたらしい。

ひとまず、大人しく部屋へ戻ろう。

【3日目・昼】

――自室

だめだ、寒くなってきた。
この状態が終わると一気に熱が上がるはずだ。

大人しく寝るとするか……
いや、それより先に風呂か?
どうも、風呂に入っていない気がする……

そうして、風呂から上がったころにはすっかり熱が上がっていた。
ふらふらとベッドに歩み寄り、転がり込む。

寝ていればつらいのも少しはましだろう。
さっさと寝るに限る……


直後判定

あなたの風邪に狙いを決めて、ベンザブロック

>>859 9 よって……



「何か、つらいことでもあったのかい、■?」

――別に

つらいことなんてなかった。いつも通り、罵られ、拒絶され、殺されかけて、
……最後には、自分が相手を消す。いつも通りだ。

「嘘だね」

ずい、と顔を近づけて男が言った。

――気色悪い、離れろ

これじゃあいつもと逆だな、とは口にしない。

「嘘をついている間は離れないよ」

――……つらいことじゃない、ただ、少し

少し、何だろう。あの気持ちを、何と表現すればいいんだろう。
うまい答えが見つからずに黙っていると、男が口を開いた。

「つらいことがあったら、いつでも呼んでくれたまえ」

――報酬に何をねだるつもりだ?

ああ、ばれちゃった? と笑いながら男が瞳を輝かせた。

「もちろん、君の持っているお宝さ!」

――それじゃあ一生お前は頼れないな


【3日目・夕方】

――自室

目を覚ますと、寝間着が汗で肌に張り付いていた。気持ち悪い。
起き上がって時計を見れば、すでに夕方だ。

しかし、汗をかいて熱はひいたのか、すっかり楽になった。
もう一度風呂に入りなおせば、すっかりいつも通り――

ドンッ

士「ぐえっ」

衝撃。そのまま再びベッドに沈められる。
しかも重い。

夏海「どうしていなくなっちゃうんですか……」

ユウスケ「馬鹿野郎、お前、ほんと……」

士「帰ってたのか……」

夏海「こっちのセリフです!」

ユウスケ「しかも、なんか風邪ひいてるし……」

士「……悪い」

素直に謝ると、二人もそれ以上怒る気にならなかったのか大人しくなった。

何があったか聞かれるだろうと身構えたというのに、何も聞かれない。
……何故だ?

士「おい、どこに行ってたかとか、聞かないのか?」

夏海「聞いたら答えてくれるんですか?」

士「……覚えてない」

ユウスケ「ほら、やっぱり」

何がやっぱりだ。
と言い返してやりたいが、事実なので言い返せない。

士「……頭痛がして、そのまま意識がなくなった」

そう言うと、二人が不安そうに顔を見合わせた。
しかし、それ以上何かを聞かれることもないままだ。

とにかく風呂に入ってさっぱりしたい、と言うとすんなり聞き入れられた。
もっと怒ったり泣いたりすると思っていただけに、拍子抜けだ。

さて、風呂を上がったらどうしようか。
さすがに病み上がりで外に出るのはよくないだろうが……


1 二人と話す
2 自由安価

何か知ってそうだから問い詰める

>>862

――自室

士「なあ、お前たち……何か知ってるのか?」

夕飯の用意をしていた夏海の手が止まるのと同時に、固いものが落ちる音。
その音に振り返ると、ユウスケがテレビのリモコンを拾っていた。
動揺が分かりやすすぎる。

士「知ってるんだな」

夏海「あの……いえ、何も」

ユウスケ「別に、全然?」

二人とも目が泳いでいる。
分かりやすい。

士「俺の頭痛は、原因不明だと聞かされていたが……そうじゃないんだな」

夏海とユウスケが困ったように顔を見合わせる。
どう答えるべきか、相談しているらしいが……そんな暇は与えない。

士「知っていることを教えろ」


直後判定
■■■■ -2

また同時に十の位で判定 8以上で……

通りすがりの…

>>864 よって双方失敗

夏海「ごめんなさい、けど」

けど、以降に続いた言葉を知ることはなかった。
激しい頭痛が、その声に耳を傾ける余裕すら与えなかった。

二人が何か、言っている気がする。
だが、それを知ることはない。

少しずつ、意識が深いところへ落ちていく。

そして、そのまま、ブラックアウト。

【3日目・夜】

――自室

どうにも頭が痛いが、二人が言うには風邪をひいていたらしい。
目を覚ますと布団の中で、今日一日の記憶が定かではない。
そんな高熱を出したんだろうか。

夏海「無理しないでくださいね」

士「ああ」

ユウスケ「こじらせるなよ」

士「分かってる」

とのことなので、今夜は外出は控えるべきだろうか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 自由安価

1

>>867 1

今日はもう寝てしまおう。

士「もう寝る」

夏海「なら、私は部屋に戻りますね。おやすみなさい」

ユウスケ「おやすみー」

二人の声をBGMに布団にもぐりこむ。
すると、途端に眠気が襲ってきた。
想像していたよりずっと早くに寝付けそうだ。

【3日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:――/――
津上翔一:――/――

城戸真司:――/――
乾巧:――/――

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、3日目終了です。
それじゃあ4日目行きましょう。


直後起床判定
早寝 +2

>>871 6+2=8

【4日目・早朝】

――自室

早く眠ったおかげか、登校までかなり余裕のある時間に目が覚めた。
かといって、二度寝する気分でもない。
どうしようか。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

>>873 1

今日はゆっくり登校するとしよう。
転校してすぐに休んだためか、多少気が重いが……
まあ、なんとかなるか。


直後判定
1 誰にも会わない
23 リーゼントと流れ星
45 新聞部と幽霊部員
67 ゲゲゲー!
89 ドーナツ
0 自由安価

>>875 5

――通学路

「だーかーら! 馬鹿っていうな!」

「馬鹿以外に形容のしようがないお前が悪い」

痴話喧嘩、というやつか。
……朝っぱらから元気なことだ。

士「ん……?」

ぎゃーぎゃーとわめく女子生徒が、何か落とした気がする。
どれどれ……「取材メモ」? 分かりやすい名前だな……

二人はそう遠くない。届けてやるとするか。

士「おい、お前。落としたぞ」

「ん? あ、サンキュー! なくしたらやばかった……」

「どうしてそう落ち着きがないんだ、お前は」

いっそ哀れだと言わんばかりの視線を向けられ、女子生徒が頬を膨らませる。

真司「うるさいな。お前、本当にありがとな。俺は城戸真司。
   で、こっちが秋山蓮。新聞部なんだ」

士「門矢士だ」

真司「士か。よろしくな」

士「ああ」

蓮「この馬鹿にまとわりつかれて、馬鹿が移らないよう気をつけろ」

真司「なんだよそれ!」ムキー

なんだか賑やかなやつらと知り合った。


城戸真司:友好(小)を獲得

それで判定を忘れるっていう。

直後判定
12 音楽
34 地理
56 体育
7-0 購買

そぉい

>>878 1 やっぱり音也がコンマ神に愛されてる気がする……(笑)

――音楽室

音也「いいかよ~く聴け凡才ども。これが大天才、紅音也様の演奏だ」

教師として大丈夫なのかこいつ。
と思うような口ぶりでヴァイオリンを演奏し始めた教師を見つめる。
音楽室に入った途端にこれとは、油断のならない相手だ。

そして聴こえてきた音色は、天才どころで片付けていいものではなかった。
人間にできる演奏なのか、これが……

音也「ふふん、俺の演奏に聴き惚れるしかないだろうそうだろうとも!
   何せ俺はこの世の宝、最高のヴァイオリニストだからなぁ」

自惚れだと笑い飛ばしたくなるセリフすら笑い飛ばせない、圧倒的演奏だった。
何て男だ、紅音也……

音也「ん? そういえばお前、見ない顔だな。転校生か?」

士「ああ、門矢士だ」

音也「ほう、そうか。せっかくの自己紹介が無駄になって悪いが、俺は女にしか興味がない」

……天はこいつに才能を授ける代わりに、何か大切なものを奪ったんではなかろうか。
自制心とか、慎み深さとか、そういったものを……

【4日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
これからは自由に時間を過ごせるわけだが……

どうしようか。


1 寮に帰る
2 学校をうろつく
3 自由安価

行動しなきゃ!
2

>>882 2

学校の中をうろつくとしよう。
何か面白いものに出会えるかもしれない。


直後判定
1 何もなし
23 親子喧嘩
45 不運少女とツンアホと緑の
67 お嬢様と鳥
89 ヴァイオリン少女
0 自由安価

自分のこと傷つけない

>>884 8

――音楽室

ヴァイオリンの音色に惹かれて立ち寄った音楽室には、一人の少女がいた。
窓から差す光に包まれてヴァイオリンを奏でる姿は絵画のようだ。

清廉な音色に聴き惚れて、扉を開けたまま動けずにいると演奏が終わった。

「……ふう」

息をついた少女が顔を上げ、視線がぶつかる。

「!?」

驚いたのか、少女が腰を抜かしてしまった。


1 助け起こす(同時に判定-1)
2 大丈夫かと声を掛ける
3 自由安価

1

>>886 1 判定 2-1=1 あっ

士「大丈夫か?」

そう言いながら手を差し出すが、女子生徒は座り込んだまま後ずさって手を取ろうとしない。

「あ、あの、はい、大丈夫です……」

随分と緊張した面持ちだ。人見知りなんだろうか?

「あの……えっと……その、さようなら!」

そう言って、少女がヴァイオリンを大切そうに抱えたまま音楽室を飛び出した。
外見の大人しそうな雰囲気に反して足が速い。
もうその姿は見えなくなってしまった。

……自分はそんなに恐がられるようなことをしただろうか。
少し傷ついた放課後だった。

【4日目・夜】

――自室

部屋に戻り、三人で夕食を食べる。
以前は四人だったが……

……きっとまた、四人で食べられる日が来るだろう。
さて、今夜はどう過ごそうか。


1 さっさと寝る(起床判定に+2)
2 知り合いの部屋を訪ねる
3 自由安価

なんだかうとうとしてきたので、本日はこれで終了です。
また明日……というか今日の夜にお会いしましょう。
おやすみなさい。

こんばんは!
明日は祝日ですね、やった!
昼から用事あるけどね!

それはともかく、今夜も元気にやっていきましょう。

>>890 1

今日はさっさと寝るとしよう。
風邪をひいて寝込んだことだし、体調に気を遣った方がいいだろう。

士「俺は寝る」

夏海「もうですか? 早いですね」

ユウスケ「おやすみー」

【4日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:普通/普通
津上翔一:――/――

城戸真司:友好(小)/友好(小)
乾巧:――/――

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:――/――
火野映司:――/――

如月弦太朗:――/――
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、というわけでさっそく4日目終了です。
5日目いきましょう。


直後起床判定
早寝 +2

今回はヒロインだれかな?

>>894 6+2=8 コンマ神のみぞ知る……ですね

【5日目・早朝】

――自室

新しい朝が来た。
希望の……かどうかは知らないが、空は快晴。
いい朝じゃないだろうか。


1 ゆっくり登校する
2 ユウスケで遊ぶ
3 登校する(その後の行き先も)
4 自由安価

誰かに会えることを期待して1

>>896 1

時間があることだし、ゆっくり登校しよう。
そう決めるが早いか、制服に腕を通し鞄に教科書を詰め、部屋を出た。
我ながら鮮やかな手並みだ。


直後判定
1 誰にも会えない
23 不運少女with紫の
45 たっくんと木場
67 ドーナツとあの子
89 翔一ちゃん
0 自由安価

>>898 5

――通学路

こんな朝早くでも登校する生徒の姿は少なくない。
真面目な生徒が多いんだろうか、と思いながら歩いていると、
一緒に歩く男子生徒と女子生徒が目に入った。

リア充爆発しろ。
とか思ってない。全然。

そもそも、まだ恋人と決まったわけでもない。
いや、別に二人がどんな間柄でもいいのだが。

「それじゃあ、やっぱりまだ熱いのは苦手なんだ?」

「当たり前だろ。なのに真理のやつときたら……」

「園田さんにも悪気はないと思うよ。毎日献立を考えるのって大変だろうし」

「それは……まあ、そうかもしれないけどな。一々冷めるのを待つ私の身にもなれ」

「うーん、たしかに困るかなあ」

「だろ」

などと話しながら、二人は通学路を歩いている。
これ以上聞き耳を立てるのも悪趣味だ、さっさと追い越してしまおう。


直後判定

ほう

>>900 8

「あっ、門矢君?」

士「?」

すれ違おうとしたその時、男子生徒に名前を呼ばれた。
こんな知り合いいただろうかと振り返るが、見覚えがない。
誰だ……?

木場「覚えてないかな? 俺は同じクラスの木場勇治だよ。
   君は転校生の門矢士君、だよね」

士「ああ、そういうことか……そうだ」

木場「よかった、間違えてなくて。おはよう、門矢君」

士「おはよう」

わざわざ転校生に声を掛けるとは、社交的なやつだ。
それと対照的に、女子生徒は我関せずといった表情だ。

木場「乾さんも挨拶したらいいんじゃないかな。君、友達少ないし」

「うるせえ」

苛立った表情でそう言いながらも、女子生徒がこちらを向いた。
素直じゃないやつだ。

巧「乾巧だ」

士「よろしくの一言もなしか?」

巧「よろしくする気がないからな」


直後感情判定
十の位 巧→木場
一の位 木場→巧

昔の女…

>>902 これは……たっくんは片想いの運命なのか……
巧→木場 好意(大)
木場→巧 友情


士「なんだ、かわいげのないやつだな」

巧「悪かったな」

睨み付けられた。目つきが悪い。
まるで躾のなっていない犬か何かだ。

木場「そうかな。乾さんはかわいいと思うけど」

爆弾投下。
いや、一般論から言うとかわいいのであろう顔立ちだが、
本人を前にしてここまではっきり言えるとは。

巧「な……そんなこと、ないだろ、別に……」ブツブツ

しかもすごい照れてる。

木場「いや、かわいいよ」ニコッ

だめ押ししてる。
朝から「ごちそうさん」だな、これは……

木場「そういえば、園田さんや長田さんもかわいいよね。
   俺の周りにはかわいい子が多いよ」

フラグの折れる音が聞こえた気がした。

巧「……そうかよ」ムスッ

むしろ、餅の焼ける音か……?


乾巧:普通を獲得

それでまた判定を忘れるっていう。


直後判定
12 生物
34 地理
56 体育
7-0 購買

ドヤ

>>906 9

【5日目・昼休み】

――2-D

昼休みが始まった途端、購買へ急ぐ生徒は少なくない。
自分もそのうちの一人だ。

この学校、購買のメニューがなかなかうまく、
もちろん人気メニューというものも存在するのだが、容赦なく売り切れてしまうのだ。

今日こそは、人気のカレーパンを食べてみせる……!


直後判定
1 カレーパン
23 お嬢様と女の子たち
45 真司とあの子
67 弦ちゃんと……
89 昨日のあの子
0 自由安価

ブレイブだぜ!

>>908 7 777……いいことありそうな数字ですね。

――購買

無事にカレーパンを手に入れた、かと思ったのだが……

同時にカレーパンを掴んだ手。

ちらりと横を見れば、同じように自分を見たリーゼント。
……リーゼント!?

士「お前、何時代の人間だ」

思わずそう口にしてしまうくらい驚いた。
相手は不思議そうに首を傾げながら答える。

「何時代って……現代に決まってるだろ」

……現代人がリーゼントに学ラン……しかも学校指定の制服ではない……
どういうことだ。

「いただきだぜ!」

混乱していた隙を突かれてカレーパンを奪われてしまった!


1 何をするだぁーッ! ゆるさん!
2 逆に考えるんだ、あげちゃってもいいさと考えるんだ
3 自由安価

>>910 1

士「何をするだァーッ! ゆるさん!」

心が震え、燃え尽きるほどヒートアップして、思わずイメージが崩れるようなことを口走ってしまった。
だが、楽しみにしていたカレーパン……渡すつもりはない。

「へっへー、このカレーパンはもう私のもんだ!
 どうしてもこれが欲しいなら、タイマンはらせてもらうぜ!」ビシッ

士「いいだろう……場所を変えるぞ」

「おう!」

さて……決戦の場所は、どこだ?


1 屋上
2 グラウンド
3 校舎裏
4 河川敷(※昼からも学校はあります)
5 自由安価

男なら、紳士なら黙って4
さぁ弦ちゃん攻略しようぜ!

>>912
申し訳ないんですが、三連続安価は無効となります。

>>913 4 みんな河川敷好きっすね……(笑)

――河川敷

ザアァァ…

風の吹き抜ける音が静寂を壊した。
風に揺られて踊るように揺れる草が、太陽の光を浴びて輝いている。
決戦の場、河川敷。

両者の間を沈黙と緊張が駆け抜けた。

ドドドド

謎の擬音が聞こえた気がするが、気のせいだろう。

士「覚悟はいいか? 俺はできてる」


直後、戦闘結果判定
1に近いほど弦太朗、9に近いほど士
5だと引き分け
0だと……

どうなるかな

>>916 1 噴いたwwこれは本当にwwひどいww
ちょっと待って笑い収まらないと書けねえよww

……ふう、笑った。


直後さらに判定
ジョジョネタを書けたことへの満足 +1

せいっ!

>>918 4+1=5 補正ってすごい、改めてそう思った

結果からいうと、負けた。
しかしそれは決して実力の差などではなく、動揺したからだ。

喧嘩のために脱ぎ捨てた学ランの下、赤いシャツからうかがえるボディーラインは、
どう見ても女のそれだった。

胸は少々貧し――げふん、控えめだが、腰や肩、腕が女のそれだ。
それに、貧そ――げふん、慎ましいながら胸も一応膨らみが確認できる。
うん、女だ。

そして、その女に馬乗りになられているわけだが。

「よっしゃ、地面に背中をつけたからお前の負けな!」

無邪気に喜んでいるわけだが。
……リーゼントのインパクトが強すぎて分かりづらいが、顔つきも女だ。
つまり、女に馬乗りになられて……

………………

いやいや、やましいこととか全然考えてない。
本当に、全然。

「よっと」

掛け声とともに立ち上がったリーゼント、いや、女子生徒が手を差し伸べてきた。
素直に掴まってみれば、きめ細やかで繊細な手だった。自分のものよりずっと小さい。
……いやいや、全然やましい気持ちなんてない。本当。

弦太朗「私は如月弦太朗だ! よろしくな、えーっと……」

士「門矢士、2-Dだ」

弦太朗「そっか、私は1-Bだぜ」

つまり年下か。

弦太朗「で、河川敷で殴り合ったんだから、私たちはもうダチだよな!」ニコッ

握手を求められた。
どうしよう。


1 握る(同時に判定-2)
2 だが断る(同時に判定)
3 自由安価

1

>>921 1 判定 5-2=3
補正がなければいけたという事実。
……もう一回だけやってみましょうか?

直後、さらに判定
補正 -2

震えるぞハート!

>>923 7-2=5 燃え尽きるほどヒート!

士「ん」

差し出した手を上機嫌に握り、弦太朗がその手を引き上げかけて動きを止めた。
そして唸り声を上げると、握った手を放される。
何なんだ、いったい。

士「どうした」

弦太朗「んー……なんか、お前は違う」

士「は?」

それはもしかしてあれか?
お前みたいなのが友達とかないわーとかそういう。
そういう。

……別に傷ついてない。全然傷ついてない。

弦太朗「ごめんな!」ニコッ

士「笑顔で謝るな」

どうでもいいことに辛辣な言葉を返してしまう程度にしか傷ついてない。
うん、全然傷ついてないな。

弦太朗「そう言うなって、仲良くしようぜー」

士「……?」

こいつの考えていることはよく分からん。


士→弦太朗 友好(小)
弦太朗→士 友好(??)


ちなみに昼休み以内に戻れずそれはもう叱られた。
奇妙なサスペンダー教師に。

【5日目・放課後】

――2-D

放課後になった。
このまま学校をうろつくか、まっすぐ自室へ戻るか……
それとも、何かほかのことをしようか。


1 寮に帰る
2 学校をうろつく
3 自由安価

>>926 2

学校をうろついて、何か面白いものでも探そう。
そう思い立ち、席を立った。
どの辺りに行ってみようか……


直後判定
1 何もなし
23 担任と少年
45 翔一ちゃんと不運男
67 天の道を往く女とカガーミン
89 二人で一人の……
0 自由安価

最初からクライマックスだぜ!

>>928 8

――廊下

「さあ、お前の罪を数えろ!」

……何の決め台詞だ?
興味をそそられて声の出所を探すと……


直後判定
1-4 ただの不良
5-7 バカップル爆発しろ
8-0 ???

(手首スナップ)

>>930 8 来ちゃった……口調が不安な人が……

廊下の端で対峙する男子と女子の生徒二人組と、教師らしき男。
緊迫した空気の中、教師が二人の放った言葉に嘲笑を浮かべた。

「今さら数え切れるか!」

お前は今まで何をしてきたんだ。
そう心の中でツッコミつつ、様子をうかがう。

「大道克己……同じことを何度言わせるつもりだい?
 家族のことは大切にしたまえ」

「中学生じゃないんだから、いい加減反抗期は卒業したら?」

「ふん、知ったことじゃないな」

……家族喧嘩か何かの話だろうか?
つまり、いい年こいて万年反抗期気取りの教師に生徒が喝を入れていると。
どこの青春ドラマだ。

「あんなに綺麗なお母さんに、クソババアはないわよ」

「そのうえ作ってくれた弁当を投げ捨てるとは、許せない」

「頼んでもないのに押しつけがましいんだよ」

もうこれ完全に立場が逆転してないか。
普通教師が生徒に諭す側だろ。

「今日こそお母さんに謝らせてやるわ」

「行こう、翔太郎」

「ええ!」

……なんだか乱闘騒ぎに発展しそうな勢いだ。
どうしようか?


1 触らぬ神に祟りなし
2 一応止める(同時に判定)
3 自由安価

二回までいんだっけ?2

>>932 2 判定 6 はい、二回まではオッケーです

士「まあ待て、校舎の中で暴れるな」

そう言いながら両者の間に割って入ると、一気に場の空気が白けた。
……いや、結果的に争いを止められたと考えればいい判断だったはずだ。

「……興が削がれたな。またな、兄弟」

教師はそのままどこかへ去ってしまった。
残された二人組が自分を見ている。
何を言われるのだろうかと身構えていると……

「……ごめんなさい、おかげで助かったわ」

「周囲への被害も忘れて、感情のまま争うところだったよ」

意外にも素直に感謝された。
これはこれで落ち着かない。

士「いや、偶然通りかかっただけだ。気にするな」

フィリップ「それでも助かったのは事実さ。僕はフィリップ。
      君の名前を聞いてもいいかい?」

士「門矢士だ」

翔太郎「私は左翔太郎よ。本当にありがとう、士」

そう言って翔太郎が軽く頭を下げた。
フィリップもそれにならって小さく首を縦に振る。
本当に落ち着かない。

士「もういい、それ以上感謝するな。気分が落ち着かない」

翔太郎「それならそうするけど……」

士「それより俺はお前たちがどういういきさつでああなったのかが気になるな」

フィリップ「それなら話は簡単さ。彼は僕らの知り合いで、名前を大道克己という。
      その彼が反抗期で母親を苦しめているから、僕らで説教していたんだよ」

説教。
何だか妙に親近感を覚える言葉だ。


直後判定
十の位 翔太郎→フィリップ
年下 -1

一の位 フィリップ→翔太郎

すいません、うっかりうとうと……
いけませんね、最近寝落ちが増えてしまって。申し訳ない。

>>934 またしてもこの関係……
翔太郎→フィリップ 0 好意(大)
フィリップ→翔太郎 信頼


士「わざわざご苦労なことだな。お前たちはどういう関係だ?」

翔太郎「そうね、相棒……かしら」

士「相棒?」

フィリップ「僕らは、二人で一人の探偵だからね」

士「探偵だと?」

いろいろとついていけない、が、どうやら本気らしい。
二人とも真剣な表情だ。

翔太郎「士も困ったことがあったら頼ってちょうだい」

フィリップ「必ず助けるよ」

士「……そうか」

そう言ってくれるなら、困った時には力を借りてもいいか。


左翔太郎:友好(小)を獲得

【5日目・夜】

――自室

明日は休みだ。少しは眠るのが遅くなっても平気だろう。
さて、どんな夜を過ごそうか。


1 知り合いの部屋を訪ねる
2 自由安価



人もいないでしょうし、本日はここまでとしておきます。
また夜にお会いしましょう。

おやす1

おはようございまーす。
それとももうこんにちはでしょうか。
よくよく考えたら用事はまだまだ先なので、ちょっとは進められるなあと思ったんですが……

まあ、人はいないですよね……
夜にって言っちゃったし。

うーん。
とりあえず、一回だけ上げてみますね。
それ以降はまたいつも通りsage進行で。

人が来てくれますように(迫真)

それじゃあ続き、いきますね。

>>937 1

誰か知り合いの部屋に行くとしよう。
誰の部屋に行こうか……


1 城戸真司
2 乾巧
3 左翔太郎
4 如月弦太朗
5 自由安価

↓(誰を選んでも同時に判定)

4

>>940 4 判定 5

――弦太朗の部屋

ピンポーン

弦太朗「はーい。って、士! 遊びに来たのか?
    いいぜ、早く上がれよ」グイグイ

士「おい、引っ張るな」

女としてどうなんだ、この態度は……
と呆れているうちに、座布団の上に座らせられていた。

弦太朗「お前、コーヒーと茶だったらどっちがいい? あ、牛乳でもいいぜ」

士「コーヒー」

弦太朗「おう、待ってろよ」

そう言うと弦太朗は台所へ消えた。
その間に部屋の内装を見回すと、
基本的な間取りは同じだが、座布団にちゃぶ台と、和風の家具が多く目についた。

弦太朗「待たせちまったか?」

士「いや、そんなことはない」

コトリ、と音を立てて置かれたカップのコーヒーを一口すする。
弦太朗が正面の座布団に胡坐をかいて座った。

さて、何を話そうか。もしくは何をしようか。


1 リーゼントについて
2 昼間の握手について(同時に判定+1)
3 自由安価

2

>>942 2 判定 4+1=5 補正が最近仕事してますね

士「そういえば、昼間のことだが」

弦太朗「ん、どっか怪我でもしたか? 悪いな」

士「いや、そうじゃない。握手のことだ」

向こうから握手を求めておいてやっぱりなし、というのは……
まあ、有体に言えば多少傷ついた。

弦太朗「あー……あれは、何て言ったらいいんだろうな……」

弦太朗は眉間にしわを寄せ、腕を組んで考え込んでいる。
明確な理由もなく握手を拒否されたのか、自分は。

士「俺の手を握るのは嫌だったか?」

弦太朗「そうじゃねえよ。そうじゃなくて……あれは……」

説明しようと口を開いた弦太朗は、結局すぐにその口を閉じて唸り声を上げた。

弦太朗「あれは………………あっ、そうか!」

士「分かったのか?」

弦太朗「おう、あれは――」

ぽん、と手を叩いて表情を輝かせたかと思うと、何故か自分の手に口を当てて無言になってしまった。
こいつは何がしたいんだ。

士「どうした、弦太朗」

弦太朗「いや、その……ちょっと、悪いけど今日は帰ってくれ!
    なんか急に恥ずかしくなってきた!」

士「は? おい、押すな、自分で歩ける」

結局部屋から追い出された。
ますますもってよく分からんやつだ……


弦太朗→士 ??を獲得

【5日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:普通/普通
津上翔一:――/――

城戸真司:友好(小)/友好(小)
乾巧:普通/普通

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:友好(小)/友好(小)
火野映司:――/――

如月弦太朗:??/友好(小)
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

5日目にしてこれ……
まあ、あれですね。
ここからあえて別の子にフラグ立てても一向にかまいませんので。

それでは6日目、いきましょう。

【6日目・朝】

――自室

休日、いつもよりのんびりと朝を過ごせるというだけで嬉しいものだ。
学校のある日なら確実に遅刻している時間に目を覚まし、朝食を食べ、歯を磨く。

さて、そろそろ目も覚めてきたが……これからどうしようか。


1 街をぶらぶら
2 自由安価

河 原

>>947 川原好きですねー

川原にでも出かけよう。
のんびり散歩というのも悪くない。

ユウスケ「出かけるのか?」

夏海「鍵は持って行ってくださいね」

士「分かった」


直後判定
1 誰にも会えない
23 お嬢様と鳥
45 不運少女with青いの
67 ヴァイオリン少女
89 弦ちゃん
0 ???

あい

>>949 3

――川原

川のせせらぎを聞きながら歩く。
耳が気持ちいい。

「オエージ! さっさとアイスを寄越せ!」

「帰るまで待ってよ」

「どこで食おうが一緒だろうが」

そんな心地よさを与える音をかき消す怒声。
視線を向けると、仲良く並んで歩く男女二人組。
恋人――にしては甘さも何もない空気だ。

「ちょっと、袋引っ張っらないで」

「俺は今、アイスが食いてえんだよ」

ビリッ ドサッ コロコロ…

「あーっ! もう、何してるのアンク!」

「お前がさっさと渡さないからだろうが!」

……コンビニの袋を引っ張り合っていたかと思うと、その袋が破れて中身が転がり落ちた。
小学生レベルの低次元な争いだが、二人はどう見ても高校生くらいだ。

「えーっと、いち、にい、さん……あれ、一つない!」

「俺のじゃないだろ、ほっとけ」

「ううん、アンクのがない」

「何!? 映司、死ぬ気で探せ!」

……足元にアイスが転がっている。
放っておいてもそのうち見つけ出すだろうが……せっかくだ、届けてやろう。


直後感情判定
十の位 映司→アンク
一の位 アンク→映司

そろそろ時間が……なので、
続きは今夜にしましょう。

ではまた後ほど。

プトティラ

こんばんは!
それじゃあ続きをやっていきましょう。

>>952
映司→アンク 5 好意(小)
アンク→映司 5 好意(小)


士「おい、受け取れ」

「あ? それは……俺のアイスじゃねえか!」

「拾ってくれたんですか? ありがとうございます」

士「いや、偶然足元に転がってきただけだ」

差し出したアイスを受け取り、少年が目を輝かせた。
よっぽどアイスが好きらしい。

「よくやったな、お前」

士「お前じゃない、門矢士だ」

アンク「ふん……一応感謝しといてやる、士。俺はアンクだ」

「珍しいね、アンクが素直に感謝するなんて」

そう言って微笑んだ少女がこちらを見た。

映司「私は火野映司です。アンクと一緒に、この近くの学校に通ってて」

士「全寮制の学校か?」

アンク「なんだ、お前もか?」

士「ああ」

映司「奇遇ですねー」

川原で偶然拾ったアイスの落とし主が同じ学校の生徒とは……
偶然というのはおもしろいものだ。


火野映司:友好(小)を獲得

【6日目・昼】

――川原

あの後、アイスが溶けては困ると二人は寮へ帰った。
自分は川原を散歩していたわけだが……

空を見上げれば、太陽がすっかり高い位置で輝いている。
そろそろ別のことをしてみようか。


1 街をうろつく
2 何か食べよう
3 自由安価

2

>>955 2

空腹を感じてきたことだし、何か食べるものを買おう。
そう思いながら、川原を離れて食べ物を売っている場所を探しに歩き出した。


直後判定
1 普通の店
23 クスクシエ
45 たちばな
67 はんぐり~
89 ポレポレ
0 ???

そぉい

>>957 2

――クスクシエ

士「多国籍料理店か……おもしろそうだな」

そう呟きながら開けた扉の先では……


直後判定
1 THE 地獄
2-4 知世子さんと……?
5-7 比奈ちゃん!
89 オエージ!
0 ???

風呂入ってきます。
1時間くらいで戻ってくると思います。

タージャタジャドル~

戻ってまいりました!
>>960 8

扉を開けるとそこは雪国――ではなく、南国だった。
フラガールの格好をした従業員に出迎えられる。

映司「いらっしゃいませ! ……あれ、門矢さん?」

士「映司、お前……何だその格好は」

映司「今日はハワイフェアなんです」

士「今日は……?」

映司「日によっていろんな衣装と内装に変わるんです」

士「そういえば、南国風の内装だな」

ハイビスカスの飾りや、ヤシの木が店内に設置されている。
これだけ本格的な内装を次々と繰り出すとは……侮りがたい店だ。

「映司ちゃん、知り合いかしら?」

映司「あ、そうなんです! 門矢さん、あちらはこの店の店主の白石知世子さん」

知世子「扉の前に立ってると他のお客さんのご迷惑だから、席にご案内してねー」

映司「はーい! それじゃあ、席へどうぞ」

士「ああ、そうだな」

案内された席に座り、メニューを眺める。
どれもそれなりにうまそうだ。

映司「注文が決まったら呼んでくださいね」

士「ああ」


直後判定

へーい

>>962 5 ハワイの特産品とか知らんのですよ……

映司「どうぞ、ハワイ風カレーです」

注文の品を映司が持って来た。
店の中を見回すと、他に客はいない。
忙しい時間帯は抜けたらしい。

映司「なんだか私もお腹すいちゃったなあ……」

笑顔でそう言って厨房へ消えた映司が、しばらくするとプレートを手に戻ってきた。
余った材料で作ったらしいチャーハンが乗っている。

映司「せっかくだし、一緒に食べませんか?」

士「そうだな」

正面に座った映司は相変わらずフラガールの格好をしている。
非常に目の保養になる。

映司「さっきはびっくりしました。まさかこんなにすぐ再会するなんて」

士「それはこっちのセリフだ。ここでバイトしてるのか」

映司「いいえ、中学の時は住み込みで働いてたんですけど……」

中学の時?
……もしかすると映司は、複雑な事情を抱えているんだろうか。
学校に通うだけの金さえなかったとか……

映司「今日は友達が用事で来れないから、その代わりです」

士「そうか……お前も大変なんだな」

映司「?」

こうして、二人で昼食を食べた。

【6日目・夕方】

――街

いつの間にか夕方だ。
休日の街は人でごった返している。
少々人ごみにも疲れてきたが……

これからどうしようか。


1 寮に帰る
2 海にでも行くか
3 自由安価

2

>>965 2

寮に帰る前に、海へ行こう。
夕日が沈むところを眺めるのも一興だろう。


1 誰にも会わない
23 二人で一人の……
45 不運少女
67 ヴァイオリン少女
8-0 ???

およぉ

>>967 6

――海

夕日が落ちていくのを眺めながら浜辺を歩く。
波の音、美しい景色、穏やかな時間。

そんな中に自然と溶け込んでくる音色があった。

顔を上げ、その出所を探る。
……見つけた。

砂浜の先、岩場でヴァイオリンを奏でる人影がある。
好奇心のまま近づいて、その人物に見覚えがある気がしてきた。

たしか……そう、音楽室で。

演奏を終えて、少女がヴァイオリンを持つ手を下ろした。
ずっと同じ姿勢でいて肩が凝ったのか、軽く伸びをして歩き出した少女と視線がぶつかる。

大きな目がさらに大きく見開かれた。
これは、以前と同じパターンなら……


直後判定
二度目 +1

キバっていくぜ

>>969 2+1=3

「あ、その……失礼します!」

緊張した面持ちでそう言って、少女が駆け出した。
やはり人見知りらしい。

遠くなる背中を見つめながら、先程の音色を思い出す。
いつか、もっとちゃんとした形で聴きたいものだ。

【6日目・夜】

――自室

夕食は終えたことだし、明日は日曜、つまり休みだ。
今夜も早寝する必要はない。
どう過ごすも自由だ。

さて、何をしよう。


1 知り合いの部屋を訪ねる
2 知り合いに電話する
3 散歩
4 自由安価

1

>>972 1

知り合いの部屋にでも行くか。
そんなことを考えながら玄関に向かう。

ユウスケ「どこか行くのか?」

士「ああ、知り合いの部屋にな」

夏海「あんまり迷惑かけちゃいけませんよ」

士「俺は子供か? 心配しなくても大丈夫だ」


1 城戸真司
2 乾巧
3 左翔太郎
4 火野映司
5 如月弦太朗
6 自由安価

↓(誰を選んでも同時に判定)

5

>>974 5 判定 0 なんだこれは(困惑)

――弦太朗の部屋

ピンポーン

弦太朗「はいよーって士!?」

士「大声を出すな、夜だぞ」

弦太朗「おっ、おう、そうだな。えーっと……とりあえず、上がってくれ」

士「ああ」スタスタ

奥に入り、以前と同じように座布団に座り込む。
正面に座った弦太朗は、何故か緊張した面持ちだ。

どうかしたんだろうか?

士「ここはお前の部屋だろ。くつろいだらどうだ?」

弦太朗「いや、だって、一応私も女っていうか……」

リーゼントに学ランという出で立ちにも関わらず、意外と女の自覚はあるらしい。

士「……そう思うくらいなら部屋に上げるな」

弦太朗「そういうわけにもいかないだろ! せっかく士が来てくれたんだし」

とのことだが……
どうしようか。


1 気を遣って帰る
2 あえて隣に座る(同時に判定+2)
3 自由安価

2

>>976 2 判定 5+2=7

無言で立ち上がると、弦太朗も同じように立ち上がった。
やや慌てたその様子からして、自分が帰ろうとしていると勘違いしたらしい。
慌てる必要はない、という意も込めてその肩を押し、隣に座らせる。

弦太朗は目を瞬かせていたかと思うと、湯気の出そうな勢いで顔を赤くした。
声も出ないのか、ぱくぱくと金魚のように口を開閉している。

士「大丈夫か?」

弦太朗「た、たぶん」

どうにかそう答えて、弦太朗がうつむいてしまう。
少しからかうだけのつもりだったが、想像以上に困らせたかもしれない。

士「嫌なら向こうの座布団に戻る」

弦太朗「いや、別に嫌じゃないんだけどな、ちょっと照れるっていうか」

士「けど、顔が赤いぞ。ちょっと照れすぎじゃないか」

弦太朗「う、うっせーな! これはその、あれだ、士が悪い!」

士「は?」

弦太朗「いいから、ほら、もうちょっとこのままな!」

士「……お前は本当によく分からんな」

傍にいて恥ずかしいなら離れてほしいと思うものではないだろうか。
女心というやつは複雑だ。


士→弦太朗 友好を獲得

【6日目・リザルト】


門矢士:健康

○保有スキル
・天才:一部の行動判定に+1
・レンズ越しの世界:カメラの判定結果を常に失敗とする
・×××:【閲覧できません】


~人物関係欄~
五代雄介:普通/普通
津上翔一:――/――

城戸真司:友好(小)/友好(小)
乾巧:普通/普通

剣崎一真:普通/――
響鬼:普通/普通

天道総司:――/――
野上良太郎:――/――

紅渡:――/――
左翔太郎:友好(小)/友好(小)
火野映司:友好(小)/友好(小)

如月弦太朗:??/友好
操真晴人:――/――

光夏海:友好/友好
小野寺ユウスケ:友好/友好

【閲覧できません】:××/忘却

××××の進行具合:――(15に到達すると……)

はい、6日目終了です。
このまま弦太朗ルートか、それとも他の誰かか……
答えはコンマ神のみぞ知る。

うーん、もう一日やるにもちょっと眠いですね。
寝落ちてもなんですし、今日は素直に寝ましょう。

おやすみなさい。

おやすみ
弦太朗を襲ったらあの人が……

こんばんはー。
夕食がまだなので中断することになりそうですが、
ちょっとだけ進めましょう。

>>980 それはもう、修学旅行回並に頑張ってくれるでしょうね(笑)


【7日目・朝】

――自室

欠伸を噛み殺しながら起き上がり、窓の外を見る。
空は快晴、雲一つない。
朝日に照らされた街が輝いている。

さて、今朝はどう過ごそうか。


1 散歩
2 あえて二度寝
3 自由安価

始めようと思ったら呼ばれたっていうね……
1時間くらいで帰ってきます。

1

帰ってまいりましたー。
>>983 1

まだまだこの街にも慣れていないことだし、
地形を把握しつつ散歩を楽しむとしよう。


直後判定
1 誰にも会わない
23 翔一ちゃんと不器用な人
45 担任と少年
67 天の道を往き……
89 ドーナツとあの子
0 ???

総てを司どる……

>>985 1 アッー!

――遊歩道

道に沿って植えられた木が整然と並んでいる様は、
何かの絵画にも見える。

そんな景色を眺めながら歩いてみるが、景色以外に特筆すべきことはなさそうだ。
まあ、たまにはこういうのんびりした時間もいいだろう。


【7日目・昼】

そうして散歩しているうちに昼になった。
散歩を続けてもいいが……どうしようか。


1 散歩を続ける
2 見舞いにでも行くか
3 自由安価

1

>>987 1

散歩を続けるとしよう。
こうして当てもなく歩くのも意外に楽しいものだ。


直後判定
1 やっぱり誰にも会えない
23 流・星・見・参
45 不運少女with黄色いの
67 たっくん
89 新聞部
0 ???

仮面ライダーバロン いいとこなし!
ってさっきテレビでやってた
今はギャレン

>>989 8 な、なんだってー!? ちょっと見てきます。

どの番組か分からない>>1に愛の手を……!

相棒

>>993 ありがとうございます!

はい、相棒も終わったことですし再開しましょう。
教えてくださってありがとうございました!

……と思ったらそろそろこのスレが終わってしまいそうなので、新スレにいきましょう。

↓新スレ
【TS】門矢士「学園恋愛ゲームの世界か」パート5【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392209762/)

このスレは埋めちゃいましょうね!


>>1000なら誰かが>>1に戒斗ちゃんをくれる……といいなあ

くっ、>>1000は取れなかった……
自家発電しかないか……

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