森夏「はつ恋」(160)

ID:wDyKz2uO0
代行

富樫勇太。

高校に入学し、初めてできた私の友人。

同じ部活に所属する、気の置けない友人。

そして、

私の、とてもとても大切な人。

いつからだろうか。

気がつけば、彼のことを目で追っていた。

気がつけば、彼と通学路で鉢合わせるよう登校時間を調整していた。

彼が笑うと私も嬉しい。彼が悲しむと私も哀しい。

富樫勇太。

大好きな大好きな、私の親友。

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彼には、付き合っている女の子がいた。

名を小鳥遊六花。

背の小さい、可愛らしい女の子。

私の友達。

二人の関係はとても仲睦まじいものだった。見ているこっちが暖かい気分になるものだった。

そんな二人が、別れた。

喧嘩別れ?そんなわけがない。性格の不一致?二人の相性は抜群だった。

理由は簡単。物理的な距離の問題。

小鳥遊さんは、お姉さんに連れられイタリアへと旅立った。

遠距離での恋愛は難しいと二人で話しあい、二人で出した答えのようだった。

二人で出した答えとは言ったが、果たしてそれは二人が本当に望んだものであったのか。

事実、小鳥遊さんが転校してからの富樫くんは抜け殻のようになってしまった。

友人として富樫くんがあんな状態を放っておくわけにはいかない。

故に、これは仕方のない事なのだ。

森夏「おはよう、富樫くん」

富樫「…………ああ、丹生谷か。おはよう」

友人として、親友として私は彼を支えなければいけない。

そう。私は彼の親友なのだから。

私が彼に特別な感情を抱いていたとしても、それだけは変わらないはず。

『友人』という言葉を免罪符に、私は彼の傍に居続ける。

年が明け、三学期が始まる頃には富樫くんもかなり元気を取り戻してきた。

時折小鳥遊さんの事を思いだし感傷に浸っている様を見かけるが、それでも彼なりに心の整理がついたように見受けられる。

私も支え続けた甲斐があったというものだ。

森夏「あれ?今日富樫くんお弁当じゃないの?」

勇太「ああ、今日は忘れちゃってさ。これから購買」

森夏「そうなんだ。実は今日私も弁当忘れちゃってさ」

勇太「丹生谷が?珍しいな。じゃあ購買行くか?」

森夏「ねね、せっかくだから学食行きましょうよ。私ちょっと憧れてたの」

富樫くんが立ち直ったのであれば、もう富樫くんの傍に居続ける理由はないのでは?

馬鹿な事を言うな。私は富樫くんの友人なんだ。

友人なんだから、仲良く一緒にいるのは当たり前。そうでしょ?

……この日、帰宅後私は親にばれぬ様自室でお弁当を腹にかき込んだ。

自慢ではないが、私は頭がいい。

一色ほどではないにしても、定期テストではそれなりの順位につけている。

そんな私の唯一の弱点が数学だ。あればっかりはどうしても好きになれない。

だから、私はいつも専任の講師を雇いしっかりと弱点の補強を行っている。

森夏「というわけでよろしくお願いします。先生」

勇太「えぇ~……」

森夏「お願い!!今度何かご馳走するからさ!!」

勇太「しょうがないな、わかったよ」

森夏「ありがと富樫くんっ!!もう大好きっ!!」

大好きという部分に『なぜか』力が入る。

勇太「……で?いつにする?丹生谷さえよければ今日の放課後とかどう?」

森夏「あーっ、ゴメン!今日はちょっとダメなんだ!土曜日とかどう?」

それからなんとか土曜日に約束を取り付けた。

勉強は勿論、参考書も買いたい。ああ、せっかく街に出るのだから服も買ってしまおう。動いて疲れるだろうから食事もしてしまおう。

ああ、勉強ってなんて楽しいんだろう。

*「最近丹生谷さんと富樫くんって仲良いよね!!」

唐突な話題に面食らう。まぁ年頃の女子が集まればこんな話もでてくるか。

森夏「そ、そう?そんな事ないと思うけどなぁ……?」

無難な言葉でその場を濁す。顔がにやけていないか心配だ。

*「うっそだぁ!!いつも二人でいるし、この前なんかデートしてるところ見ちゃったし!!」

キャーキャーと黄色歓声がわく。

チラリと横目で富樫くんの席を確認する。

……………いない。

よし皆の衆。この私が許可するぞ。いかに私と富樫くんがお似合いのカップルなのかそこで語り合うがいい。

あ、私は何も言ってないからね。あくまでみんなの意見だからね。

雪。

二限目の現文の授業中、ふと窓に視線を移すと降り始めていた。

午後の授業が終わる頃には、校庭は一面の銀世界になっていた。

帰りのHRが終わり、緊急のクラス委員会議に呼び出される。

クラス委員は、翌朝早く登校し雪掻きを行わなければいけないらしい。

明日の段取りやその他諸々の通達を確認し、クラス委員会議は解散。富樫くんと戸締まりをし校舎を後にする頃には、生徒は殆ど残っていなかった。

勇太「しかし積もったな」

森夏「ほんとね。せっかくだから雪合戦でもする?」

勇太「ばーか、なに言ってん……」

ぼふっと、富樫くんの顔に雪玉が命中する。

富樫「なるほど、よくわかった」

森夏「ふふふ、かかってきなさい」

富樫「女だからって遠慮しないからな?」

きゃーきゃーと雪玉の応酬が始まる。

富樫くんの雪玉が私のコートに当たる。私の雪玉が富樫くんの膝で爆ぜる。

時間にすればおそらく五分ほどだったが、私には至高のひと時だった。

森夏「はぁ、はぁ……あー疲れた!!」

勇太「全く……。丹生谷のせいで散々な目にあった」

森夏「あはは……めんってば。じゃあそろそろ帰ろう……ッ!?」

世界が斜めに回転していく。その進みは酷く遅く、まるでスローモーションの映像を見ているかのよう。

ああ、私は足を滑らせたのか。このままだと転んでしまう。

痛いのは嫌だなぁと、強く目を閉じ痛みに備える。

……が、

いつまでたっても痛みは襲ってこない。

恐る恐る目を開けると、私の世界は斜めに固定されていた。

状況を把握。なんて事はない。

私が転ぶ寸前に富樫くんが腕を掴み、支えてくれていたのだ。

富樫くんの手が私の手首を握っている。軽い痛みを感じるほどに強く。

森夏「あ、ありがとう」

富樫「……き、気をつけろよな」

身体がほてっているのは、雪合戦のせいか、転びそうな自分を見られて恥ずかしくなっているせいか。はたまた……。

森夏「……じゃ、帰ろっか?」

勇太「……そうだな」

スルリと、私は富樫くんの左手に右手を絡める。

手を『繋ぐ』のではなく、手を『絡める』

富樫くんの五本の指の隙間に、私の五本の指を滑りこませる。

森夏「…………また私、転んじゃうかもしれないからさ」

あの時の私はどうかしていた。

くぅ~大学全落ちしましたw これにて浪人決定です!
実は、試験勉強したら受験の話を持ちかけられたのが始まりでした 本当は受ける気は無かったのですが← 努力を無駄にするわけには行かないので流行りのセンター併願で挑んでみた所存ですw 以下、大学達のみんなへのメッセージをどぞ

明治「みんな、受けてくれてありがとう ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

中央「いやーありがと! 法学部の偏差値の高さは二十分に伝わったかな?」

立教「受けてくれたのは嬉しいけど落ちたのはちょっと恥ずかしいわね・・・」

青山「受けてくれありがとな! 正直、試験で落とした私の判断は正当だよ!」

学習院「・・・ありがと」ツルッ

では、

明治、中央、立教、青山、学習院、法政「皆さんありがとうございま した!」



明治、中央、立教、青山、学習院「って、なんで法政が!? 改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に浪人決定

富樫くん。

勇太。

そういえば小鳥遊さんは富樫くんの事勇太って呼んでたっけ。

森夏「富樫くん」

うん、しっくりくる。

森夏「勇太」

うん、やっぱり慣れない。

でも、胸の奥にじわりと心地好い温かさが広がる。

森夏「……勇太」

勇太「ん?なんだ?」

心臓が止まるかと思った。

奇襲を受け大混乱する森夏陣営を必死に落ち着かせる。

理性を総動員し平静を装う。

森夏「ああゴメン。なんでもないの」

勇太「なんだそりゃ。ところで俺はもう帰るけど丹生谷はどうする?」

一緒に帰る事は最早当たり前になっていた。

森夏「うん、私も帰る」

富樫くんの中でも当たり前になりつつある事に気をよくした私は、少し気が大きくなっていた。

森夏「……ねぇ勇太、私お腹空いたんだけど」

勇太「そうだな、どっか寄り道してくか」

森夏「ふふふ、りょーかい」

賭けは私の勝利のようだ。

クラスメイトの視線が心地好い。

ごめん

ちょっとだけタイム

そんな長くしないから
多分50レスくらいだから

森夏「富樫くん…」

勇太「何だ、丹生谷?」

森夏「じ、実は…ね?ずっと前から富樫くんの事…」



はよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月01日 (水) 18:12:00   ID: d0-DoHay

あ~7のご意見分かります!
でも、ちょっときつい気がしないでも…

みんなルールを守って好きなssの世界へ

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