勇者「冒険の仲間を……」盗賊「魔法使いです」商人「僧侶です」(136)

―――冒険の宿

女主人「いらっしゃい。どんな仲間をお望み?」

剣士「回復魔法を使える人と攻撃魔法を使える人が欲しいんだが」

女主人「じゃあ、あそこにいる僧侶と魔法使いを……」





盗賊♀「はぁ……今日もあたしたち出番ないわね」

商人♀「お腹すきました……お金ももうないです」

盗賊「このままあたしたちはここで干からびでいくのね……」

盗賊「なんで僧侶と魔法使いばっか人気なのよ」

商人「需要と供給のバランスですよ……」

盗賊「本当にこのままじゃ飢えるわよ」

商人「仕事ほしいですねぇ」

盗賊「世間ではなんか勇者っていうが魔王を倒しにいくらしいわよ」

商人「へぇー、そんな人についていけば大儲けでしょうね」

盗賊「まぁ、あたしらお呼びじゃないけどね」ハァ

商人「ですね……いらない子ですものね。僧侶と魔法使いだったらよかったのに」

盗賊「それよ!」

商人「なんですか?急に」

盗賊「あたしたちが僧侶と魔法使いとして仲間に入っちゃえばいいのよ」

商人「え……でもそんなの不正じゃ」

盗賊「バレなきゃいいのよバレなきゃ」

カランカラン

勇者「こんにちは!」

盗賊「ほらっ!誰か来たわよ。いくわよ」

商人「は、はい」

女主人「えっと名前は?」

勇者「勇者です」

女主人「勇者ってあの魔王討伐に向かう!?」


盗賊(勇者キター!勇者よ勇者、これは仲間になるしかないわよ)コソコソ

商人(まだ子供ですね。可愛い顔してます)


勇者「はい。それで冒険の仲間を紹介してもらいんですけど」

女主人「希望は?まぁ、あなたなら誰でも喜んでついていくでしょうけど」

勇者「えっと、戦士と僧侶と魔法使いを」

女主人「そうねぇ、戦士はあそこの彼。かなり腕利きよ。それから……」

盗賊「魔法使いです!」

商人「僧侶です!」

盗賊(43)
商人(39)
くらいで再生される

自称魔法使い「フローミ」

ピーコ「おすぎです!」

おすぎ「ピーコです!」

女主人「あら?あんたたちみないなのいたかしら……えっと」ペラペラ

盗賊「さっ、勇者様!出発前の挨拶しましょう!」

商人「こっちこっち!ささっ!」

勇者「わっ……ちょっとひっぱらないで」





勇者「じゃあ、改めてよろしく。僕は勇者。今回の冒険の目的は魔王討伐です」

戦士「戦士だ。剣には自信がある」

盗賊「えっと……魔法使いよ。攻撃魔法が得意なの」サッ

商人「僧侶です。回復と補助をさせていただきます」サッ

戦士「おまえたちどうして目をそらす」

勇者「?」

盗賊「め、目なんてそらしてないわよねぇ?」キョロキョロ

商人「でででで、ですよねぇ?」キョロキョロ

戦士「商売道具の杖はどうした?」

盗賊「杖!?」

戦士「普通は魔法を増幅するための触媒に杖を持ってるだろう。魔法を使うのであれば」

盗賊「あー、杖ね!あ、あるわよ。ちゃんとかばんの中に……」ゴソゴソッ

盗賊「ほらっ!これっ!」

戦士「それはバールのような物じゃないのか?」

商人「わ、わたしも。ほらっ!」

戦士「そろばんにしか見えないが」

盗賊「し、素人にはそう見えるでしょうけどこれはかつて太古の魔神を封じたエクスカリバールと言われる由緒ある杖なのよ!」

商人「で、ですよねぇ。私のも振るだけで弱い魔物を消し去る力があるんですよ」

戦士「ほぅ?」

勇者「すごいっ!二人ともすごいねっ!」

盗賊「へっ?」

勇者「こんなに頼もしい仲間が出来て僕うれしいよ!さぁ!出発しよう!」

戦士「おい勇者、あのな……」

商人「ですね!早く魔王を倒して人々に平和を!」

盗賊「あたしたちの冒険はこれからよ!」

―――草原

商人「打ち切りじゃなかったんですか」

盗賊「もう少しだけ続くのよ」

商人「でも、なんとか仲間に入ったのはいいですけど、魔法なんて使えませんよ。どうするんですか」

盗賊「え?何いってんの?あの子はあの勇者様よ?すっごい強いんだから一人でも大丈夫でしょ」

商人「なるほど……そもそもサポートも回復も必要にならないと」

盗賊「あたしたちは後ろのほうで応援でもしてよ」

勇者「たぁ」ズバッ

戦士「こっちは任せろ!」ズバッ

盗賊「おー、やるやるぅ。やっぱ強いわね」

商人「これなら安心して後ろで……」

魔物「グルルルルル」

商人「後ろからも!?」

盗賊「囲まれることは予想してなかったわね」

勇者「盗賊!魔法でなぎ払って!僧侶は回復を!」

盗賊「魔法……」

商人「回復……」

戦士「こっちは手が離せねぇ!」ギリギリッ

盗賊→魔法使い

盗賊「魔法……魔法……そうだ!これの目潰しで……」ゴソゴソ

盗賊「暗闇魔法!」バッ

魔物「グギャアアアアアアアアアア」フラッ

勇者「怯んだ!今だ!!」ズババッ

商人「じゃあ、私はこのやくそうで……治癒の光!」ヌリヌリッ

勇者「ひゃっ!な、なんか手の感触のような魔法……おっと」ギィン

商人「う、うしろ向いたら危ないですよ!」

戦士「……」

盗賊「何よ、こんなところに呼び出して」

商人「そうですよ。はっ、まさか私達二人にいやらしいことを……」

戦士「お前達いい加減にしないか」

盗賊「え?」

戦士「あれが魔法だって?単純な勇者は分かってないみたいだが、俺は……」

盗賊「り、立派な魔法よ。ねぇ?」

商人「そうそう、ちゃんと魔物も倒せましたし」

戦士「そういうことじゃなくて、ちゃんと正直に……」

盗賊「あーっもうこんな時間!そろそろ寝ないと!」

商人「寝不足はお肌の敵ですからねっ!」

タタタッ

戦士「って行っちまった」

戦士「あれだけの身のこなしがあったら普通に戦ったほうがいいと思うんだがな……」

―――宿屋

盗賊「まずいわ、これはまずいわよ」

商人「戦士さんにバレてますね、これは」

盗賊「戦士から勇者様の耳に入ったら……」

商人「私達はリストラ……」

盗賊「また冒険の宿で誰にも声をかけられない生活が待っているのよ」

商人「もうあんな生活は嫌です」

盗賊「ここは……勇者様をおとすしかないわね」

商人「勇者様を?」

盗賊「あたしたちがいなくちゃ困るようにしてあげるのよ、うふふ」

商人「困るようにってどうするんですか?」

盗賊「あたしなしじゃいられない体にしてあげる」

商人「でも盗賊さんって体のメリハリないっていうか、はっきり言って貧乳じゃないですか。大丈夫ですか?」

盗賊「胸のことは言わないで……」

盗賊「大丈夫。色仕掛けは女盗賊の基本よ。あたしのテクニックならあんなお子様いちころよ」

―――勇者の部屋

コンコン

勇者「はぁい。開いてるよ」

盗賊「失礼しまぁす。夜伽に参りましたぁ」

勇者「わっ……な、なにそのスケスケの格好」

盗賊「あら?こういうの嫌い?じゃ脱いじゃうわ」スルルッ

勇者「ちょっ、何やってるの」

盗賊「何って夜伽よ」

勇者「夜伽って……?」

盗賊「冒険ではね、夜になったらこうやって女が男の人の夜のお世話をすることになってるのよ」ズイッ

勇者「ち、近いよ……」

盗賊「勇者様女の子の裸みたことある?」スリスリッ

勇者「な、ないよ……触らないで」

盗賊「まぁ、じゃあ初めてなんだぁ」ペロッ

勇者「何するの……」

盗賊「何するってもぅ……本当は分かってるんでしょ」

勇者「うっ///」

盗賊「大丈夫、お姉さんに任せてくれればいいから。ほらっ、ベッドに横になって」

勇者「盗賊……すごく綺麗……」

盗賊「あら?そう?」

勇者「どこもつるつるで……」

盗賊「こらっ、どこ見ていった」ギュッ

勇者「あいたっ」

盗賊「うふふっ、いいよっ。好きなところ触って」

勇者「///」ツンッ

盗賊「あんっ、指でつっつくだけ?ほらっ、もっとこうやって手のひらで」モニュモニュ

勇者「や、やわらかい……」

盗賊(17)
僧侶(19)

盗賊「ふふっ……硬いの当たってるわよ」

勇者「ぼ、僕……///」カー

盗賊「ほらっ、恥ずかしがらないの。じゃ、勇者様の服脱がしてあげるね」

カチャカチャ

盗賊「まぁ!可愛い顔して立派な物もってるじゃない」ペロッ

勇者「な、何するの」

盗賊「いただきまぁす。はむっ」チュクチュク

勇者「ちょっと!き、汚いよ!」

盗賊(7)
商人(37)


|

勇者「あっ……も、もうっ……」

盗賊「だめよっ!」ギュッ

勇者「あうっ、な、なんで……」

盗賊「ふふっ……出すなら中に入れてからよ」

勇者「えっ、でもそれじゃあ……」

盗賊(勇者様の子供を孕めば冒険が終わった後も安泰だしね、ふふっ)

盗賊「ほらっ、入れるわよっ」チュクッ

勇者「だ、ため!」

全くの偶然だった
勇者が慌てて苦し紛れに放った抑止の言葉

「だ、ため!」

これが勇者の得意とする技の一つ【ちからため】を発動させてしまったのである

それにより先程までは身の丈に比べれば立派なもののまだ可愛げのあった勇者のソレは
よもや敵である魔王さながらに強大で猛々しいモノに変貌してしまうのであった

勇者「力が……溢れてくる!!」ググン

盗賊「ちょ、ちょっと何これ!こんなの入らな……」ギチチ

勇者「出すなら中に、だったよねっ!!」ズンツ!!

盗賊「い゙ッ――!」

盗賊「大丈夫……お姉さんに任せて」クチュッ

勇者「あっ……」

盗賊(あたし年下の子押し倒しちゃってる……それにこの子の……)

盗賊「なにこれ……すごいっ……あんっ」ズチュズチュッ

勇者「も、もう出ちゃうよぉ」

盗賊「ダメよ、がんばって。あっ……あっ……」

勇者「あああああっ」ドクッドクッ

盗賊「ちょっとぉ、早いわよ」

勇者「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……ううっ」

盗賊「ほらっ、泣かないの」

勇者「で、でも僕中に出しちゃった……赤ちゃんが出来ちゃう……」

盗賊「いいからっ、二回戦いくわよっ」クチュッ

勇者「だ、だめだよっ」

盗賊「どうして?」

勇者「だって……こんなのいけない……」

盗賊「そのわりにまだ硬いままね」キュッ

勇者「あっ……」

盗賊「どう?初めての女の子は?」

勇者「あの……ぬるぬるで……あそこを襞がしめつけてきて……」

盗賊「気持ちいいんでしょう?」

勇者「///」コクッ

盗賊「今夜たっぷり女の子を教えてあげるからねっ」チュッ

勇者「だ、だめだよっ」

盗賊「どうして?」

勇者「だって……こんなのいけない……」

盗賊「そのわりにまだ硬いままね」チョッ

勇者「オッといけねぇ……」

盗賊「どう?初めての女の子は?」

勇者「スピン……アヘッドスピン……アヘッドスピン・スピン・スピン……」

盗賊「シイゼエアボイ・エンドゼアガル」

勇者「///」コクッ

盗賊「今夜たっぷり女の子を教えてあげるからねっ」チョッ

―――翌日

商人「どうでした?」

盗賊「すごかった///」ポッ

商人「え……」

盗賊「子供だから期待してなかったんだけど、よかったわぁ」ツヤツヤ

商人「そ、そんなに?」

盗賊「今夜も楽しみだわぁ……っと勇者様たちがきたわね」

戦士「勇者、お前大丈夫か?目の下にクマができてるぞ」

勇者「ふぁぁ……ねむい」ゴシゴシッ

戦士「本当に大丈夫か?何かあったんじゃないのか?」

勇者「何がって……それは……あうぅ///」カー

戦士「顔赤いぞ?」

商人「そんなにすごいんだ……あんな可愛い顔で……」ゴクリッ

―――草原

戦士「勇者!右に敵がきてるぞ!」ズバッ

勇者「う、うん」ギィン

勇者「あ、足が……」フラッ

盗賊「火炎魔法……ナイフ投げ!」ドスッ

商人「回復魔法……爆弾投げ!」ドガーン

戦士「あいつらもう魔法って言ってるだけだな……商人のは回復じゃなないし」

魔物「ガウッ」ガッ

戦士「おっと」ギィン

勇者「あ、足腰が……」フラッ

魔物「キシャー!」

戦士「勇者あぶねえ!ぐぅ……」

勇者「戦士!」

戦士「いつつ。しっかりしろよ、なっ」

勇者「う、うんっ!」ジャキンッ

戦士(勇者のやついったいどうしたんだ……昨日よりずっと動きが鈍ってる……)

―――宿屋

盗賊「じゃ、今夜もあたし勇者様の部屋にいってくるから」ニコニコッ

商人「待ってください」ガシッ

盗賊「なぁに?」

商人「今夜は私が行きます!」

盗賊「はぁ?何いってんの?」

商人「盗賊さんばっかりずるいですよ!私だって勇者様に……///」ポッ

盗賊「ふふんっ、でも勇者様はもうあたしにメロメロなんだからっ」

商人「そんな貧乳にですか?」

盗賊「ぐっ……」

商人「そんなない乳より私のような大きい胸のほうが好きなはずです!」ムニムニ

盗賊「なによ、勇者様のがよかったって聞いて自分も楽しみたいだけでしょ」

商人「そうですよ!えーそうですとも!盗賊さんだけいい思いはさせません」

商人「っということで」ギュッ

盗賊「ちょっ、何しばってんのよ」

商人「盗賊さんは部屋でゆっくりやすんでてくださいね。はい、猿轡もしてっと」ギュッギュッ

盗賊「うーっうーっ」

商人「さて、勇者様の夜伽にいきますか」

―――勇者の部屋

勇者「ティッシュこの辺に置いておけばいいかな……」ドキドキ

勇者「いやいや!違う!昨日やりすぎたせいで今日は足腰が立たなかった」

勇者「やっぱこんなこといけないよ……」

勇者「戦士に怪我させちゃったし……」

勇者「で、でも……昨日の盗賊さんの中……気持ちよかったなぁ……」

勇者「美人さんだし……今日も来るのかなぁ」ドキドキ

コンコン

勇者「は、はひ!」

商人「夜伽に参りました///」

勇者「商人!?その髪は……」

商人「どうも、勇者様。髪はおろしてみたいんです。似合いますか?」

勇者「う、うん……」

勇者「でも、どうして商人が……」オロオロ

商人「今日は盗賊さんじゃなくて私がお相手します」

勇者「えっ……」

商人「昨日盗賊さんと楽しんだんでしょう?」

勇者「な、なななななんのこと///」カー

商人「昨日盗賊さんとしたこと……詳しく教えてください」

勇者「そ、それは……あそこを……あそこに入れて……」

商人「どこをどこに入れたんですかぁ」ギュッ

勇者「それは……ううっ///」カー

商人「赤くなっちゃってかわいいです」

商人「盗賊さんはこんなことしてくれましたか?」ヌギヌギ

勇者「わっわっ……」

商人「どうです?大きいでしょう。ほらっ、ぱふぱふっ」

勇者「や、やわらかい……」

商人「ふふっ、触ってもいいですよ」

勇者「う、うん……」チュパチュパ

商人「あんっ、いきなり吸い付くなんて……もうっ///」

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