モバP「ほじりほじられほりほられ」 (7)


俺は仕事熱心である、と自信を持って言える。

都内のラジオ収録現場の一角、そこに俺は居た。
その手には、今日もたくさんの手紙を携えていた。
アイドルたちのラジオ…ああ、通称、デレラジだが。

それとは別に…また新たなラジオが誕生しようとしていた。

俺はアイドルの間近にいる存在で、ファンも俺に注目していた。
きちんと仕事をこなしているという評価を得ている。
そして、そんな俺に聞きたいことがある。

そうして、俺は新たなラジオ…プロラジができることになっていた。

ちひろさんからたくさんの応募の手紙を受け取った。
その中に…俺の目を惹く手紙があった。
それを今から読み上げる。

こんにちは。

気になっているのですが、優しくお尻の穴をほじってくれそうなアイドル…
つまり…臀部に建設されている穴に指を突っ込んでくれそうなアイドルです。
白魚のような指で、たっぷりほじってくれそうなアイドルは誰、でしょうか?

よろしくお願いします。

このファンは…なんという質問を俺にぶつけてきているのだ。
アイドルが聞いたら仰天してしまうではないか。
なんと失礼な質問なのだ。けれど。

いい質問だ。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367367962


俺はなんでも答える、とコーナーに記載している。

ならば…その質問にも、答えることを厭わない。
優しく尻に拡張された穴に指を突っ込んでくれるアイドル。
なかなか、穴のように深いテーマではないだろうか。才能があると思う。

尻の穴をキツく締め、そっと立ち上がった。

1人のファンの尻に新たな穴が溶接されるかもしれない。
答えられなければ、このファンは俺を呪うだろう。
人を呪わば穴2つ。俺には1つしかないが。

アイドルのためであり、俺のためであり、ファンのために。

だが…その前に、ほじってくれるか否か、調べなければならない。
何人かのアイドルにそれについて当たらねばならない。
俺はもう1度手紙の文面を読み返した。

整った文体で、端的に簡潔に自らの欲望を述べている。
なんと伝わりやすい内容なのだろうか。
そして、素晴らしい。

俺の戦いがはじまった。


…だが、まず指定されている情報が少なすぎるのが難題だ。

この文章から俺は何を読み取ればいい?
まずは穴をほじってくれるアイドル、が最低条件。
指の太さ、自らの穴の大きさ、直径…そして、ケツ毛の有無。

その情報がなければ、アイドルも了承しないのではないだろうか。

そして、ほじってもらうために何ができるか…それが、ないのだ。
ただほじってもらうだけでは、アイドルにメリットがない。
ほじるに値するだけの条件を提示しなければ、だ。

で、あれば…まずは、俺がそのファンの代わりを努めよう。

まずは俺がほじってもらう。ほじってほしい。ほじられたい。
よし。固くケツ意は固まった。やってみせる。
なら、まずアイドルと交渉する?

その前に早苗さんに投獄されるのではないだろうか。

違う。これはファンの為だ。
ファンの夢を叶えるために…俺は、やるのだ。
そう。ファンのためだ。決してやられたいわけじゃないよ。

はじめよう。


その前に必要な情報を集めておかなければならない。

俺の穴の直径は約4cm。既に拡張済みである。
これは数日前の記録だが、恐らくこれで正しいであろう。
帰路に着く途中も穴がふさがらないよう、色々なモノを突っ込んでいる。

そして日々溶接された穴を鏡に合わせ、その様子を観察している。
平均的なアナニストに及ぶかは定かではない。
だが…ファンの欲望。あれは。

きっと…既に、期に備えて溶接は済んでいるのだろう。

加えてアイドルの指はとても美しく細い。
穴に余裕があるだろう。
多分だけど。

ああ、調べて置かなければならないのは、ケツ毛の有無の了解であった。


更新出来そうにない状態になってしまったのでhtml化依頼を出してきます。
立てて数レスで申し訳ありませんでした。

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