ほむら「まどかの幸せと、みんなの幸せ……」(466)

和子「はあい、それじゃ!自己紹介、行ってみよう!」

ほむら「……暁美ほむらです。よろしくお願いします」

いつも通りだった。
この教室に入る、それまでは。
でも、入った瞬間、私は一瞬だけ、混乱した。
……まどかが、居なかったから。

もちろん、この時間軸にまどかが存在していないということはない。
あの子の存在は転校前に既に確認済み。

なのに、今日この日に居ないということは……欠席か、遅刻か……。
普通は気にするようなことじゃないはずだけど、どうしても気になってしまう。
だって、今まで一度もそんなことはなかったから……。

和子「暁美さんは心臓の病気で……」

先生が説明を始めたその時、教室の後ろの扉が、静かに開いた。
教室の大半の目が後ろに向けられる。

まどか「っ……ぁ、す、すみません……。遅刻、しました……」

和子「あら……。とりあえず、席に着きましょうか。理由はまたHRの後で教えてね」

まどか「はい……」

……まどかの姿を見て、少し安心した。
ただの遅刻だったらしい。
そうよね、あの子だって遅刻することくらいあるわ。

本編時間軸よく飽きないな




まどか「…………」

ほむら「…………」

“いつも通り”、口実をつけてまどかに保健室へと案内してもらう。
でも、どこかおかしい。
なんとなく、まどかの様子に違和感がある。

なんというか……簡単に言ってしまえば、元気がない。
元々契約する前はあまり自分に自信のない子だったけれど、
でも今のこの様子は、明らかに……。

まさか……私の知らない間にキュゥべえの接触を?
今朝の遅刻はそのせいで……?
一応、探りを入れておいた方が良さそうね。

ほむら「……大丈夫かしら」

まどか「えっ……?」

ほむら「私が言うのもおかしな話だけど、あまり体調が良いようには見えないわ」

まどか「ぁ、え、っと、そ、そう、かな?そんなこと、ないと思うけど……」

ほむら「……何か、困っていることがあるの?」

まどか「っ……う、ううん、大丈夫だよっ。そんなことないよ……」

……何かあったのね。

ほむら「あなたに、一つ言っておきたいことがあるわ」

まどか「え……?」

ほむら「もし何か困っていることがあっても……自分を変えようだなんて思っては駄目よ。
    あなたは、このままで居れば良い。変わろうだなんて思わないで。さもなければ……」

私、その続きを口にすることは出来なかった。
まどかは……泣いていた。

何百番煎じだよ

ほむら「……!」

まどか「ぁっ……あ、あれ?変だな、目に、ゴミが入っちゃった、のかな?
    え、えへへっ、ごめ、ごめん、ね!びっくりしちゃった、よね!や、やだなぁ、もう!」

ほむら「な……何があったの……?」

まどか「あ、あははっ!大丈夫、大丈夫だから、し、心配しないでっ!」

ほむら「ま、まど……」

まどか「あっ、保健室ここだから!じ、じゃあね、暁美さん!元気になったら、またお喋りしようね!」

ほむら「っ……」

間違いない、何かあったんだ。
突然泣いてしまう程の何かが、この時間軸のまどかには……!




さやか「さー、終わった終わったぁ!まどか、仁美、帰ろー!」

まどか「あっ……ごめんね、さやかちゃん。わたし、今日もちょっと用事があって……」

仁美「あら、そうですの?なんだか近頃、なかなか一緒に帰れませんわね……」

さやか「もー、最近付き合い悪いぞ、まどかぁ」

まどか「ほ、本当にごめんね……」

さやか「うーん……ま、仕方ないか。んじゃ、この埋め合わせは絶対してよね!
    週末にでも3人でどっか遊びに行こうよ!」

まどか「う、うん!週末だったらきっと大丈夫だよ!」

さやか「約束だぞー?んじゃまたね、まどか!」

仁美「楽しみにしてますわね。ではまどかさん、御機嫌よう」

まどか「うん……ばいばい。さやかちゃん、仁美ちゃん」

期待

ほむら「…………」

女生徒1「ねぇ暁美さん、一緒に帰らない?」

女生徒2「美味しいカフェ知ってるんだ!寄り道しよう?」

ほむら「……ごめんなさい。今日はちょっと、することがあって」

さっきの美樹さやかとの会話から、まどかの異変の原因は、
この“用事”が何か関係しているかもしれない。
あの子の様子を見る必要がある。
まぁそうでなくても、キュゥべえの接触を防ぐために……。

っ!
まどかが教室を出て行ったわ。
後を追わないと……。

さやか、仁美がいじめてるとかじゃなくて安心した

まどまど

期待




……まどかは、何をしているんだろう。
校舎の中をあちこち歩き回って……何かを探してる?
用事と言うのは、失くしたものを探すことだったのかしら。
でもそれなら、美樹さんにも手伝ってもらえば良いはず。
何か……見られては都合が悪いもの?
はっきり言って、想像もつかない。

まどかは今、理科室に入って……
そして思ったより早く出てきた。

ほむら「…………」

表情が、少しだけ和らいでいるように見える。
探し物が見付かった……?

どうやらその通りらしく、理科室を出たまどかはその後、昇降口へと直行して、帰宅した。
……一体何を探していたのかしら。

さやかが事情知っててしょうがないって言うって事はイジメとかじゃないよね?

>>15
事情を知ってるって訳でもなくないか?

>>16
よく読んだらそうだった

どうする、直接訊いてみる?
いえ、でも……あんな風に誰にも言わずに1人で探すくらいだ。
訊いたところできっと、答えてはくれない。
それに探し物をしているのを私がただ見ていたことを、知られてしまう……。

……帰宅後のまどかの家の様子も、あまり変わったところはない。
昼間のあの子の様子から、家族に何かあったのかとも思ったけれど、杞憂だったみたいだ。

でもそうすると、ますます分からなくなる。
まどかはどうして突然、泣き出したりなんか……。

……今日のところは、もう考えても仕方のないことね。
とりあえず今からは……しばらく結界を探してみましょう。
もしかしたら巴マミに会えるかも知れない。
彼女とは、早めに協力関係になっておく必要があるわ。

なんだか分からないが支援




ほむら「……この辺りね」

でも多分、この反応は使い魔のもの。
グリーフシードは落とさない……。
巴さんの魔力も感じないし、この結界に入る意味はあまりないかも知れないのだけど……。

  「きゃあああああああ!?」

ほむら「っ……!」

結界に、誰か飲み込まれてる……!?
っ……仕方ない、急ぎましょう。
流石に襲われている人を見殺しにはできないわ……!

猿回避

結界に入り、少し奥へ進むと……倒れている人を見付けた。
そしてその周りには何匹かの使い魔が……。

ほむら「っ……」

 カチッ

ほむら「……良かった。間に合った」

ギリギリだった。
あと少し遅ければ、この人は使い魔に殺されていたかもしれない。

とりあえず、時間を止めたまま安全な場所まで……

ほむら「……え?」

そんな……どうして……?
どうしてこの人が、使い魔の結界で、倒れているの?

ほむら「と……巴、さん……」

面白い展開になってきたな

まみまみ?

使い魔にやられるマミさんだと

わからない……。
この人が使い魔なんかに遅れを取るはずがない。
まさか、ソウルジェムに穢れが溜まって……?

そう思い、慌てて巴さんのソウルジェムを探す。
だけど……見付からない。
カバンの中やポケット、どこを探しても、ソウルジェムは無かった。

ほむら「そんな……どこかへ、落とした……!?」

首と手首に手を当て、彼女の脈を診る。
……あぁ、そうだ。
時間を止めたままだった。
一度ここから離れて、時間停止を解除してから……。

ほむ・・・?

そうして、改めて脈を診る。
すると……。

ほむら「……動いてる……」

つまり……ソウルジェムはまだ100m圏内にあるということだ。
そういうことなら、話は早い。
まずはこの使い魔を倒し、結界を消そう。
結界が消えてもソウルジェムは残る。
こいつらを倒してから、ソウルジェムを探せば良い。

使い魔「ケケケケケケ!」

ほむら「悪いけど、さっさと終わらせてもらうわよ」

契約してないのか

事故事態起こらなかったのかな




使い魔「ギャアアアアアア……!」

ほむら「……終わったわね」

結界が消えていく……。
念のため、もう一度巴さんの脈を見ようと、彼女に近付く。
すると……

マミ「ん……」

ほむら「!気が付いたのね」

マミ「あ、あら?私……」

ほむら「早速で悪いけど、あなたのソウルジェムはどこかしら。
    使い魔に遅れを取るなんて、余程魔力を消費していたのでしょう?」

マミ「……え?あ、あの……」

マミ「何言ってるのこの子?厨二病?」

ほむら「大丈夫。私はあなたの味方だから。
    ソウルジェムを浄化してあげるから、早く探して……」

マミ「え、えっと……私、何が……?」

ほむら「……あなた、何も覚えていないの?」

マミ「その……ごめんなさい。お使いに行ってたら突然周りの景色が歪んで、
   おかしな迷路になって……。そこから、あんまり覚えて無くて……」

ほむら「おかしな迷路……?使い魔の結界のことでしょう?どうしてそんな言い方を……」

マミ「つ、使い魔?結界……?」

何か、様子がおかしい。
これじゃあまるで、使い魔も結界も知らないみたいじゃない……。
……まさか!

ほむら「あなた、記憶を……!?」

おつかいまみまみ

マミ「その……迷路に迷い込んだ後の記憶は……」

ほむら「こ、この宝石に見覚えは?」

マミ「え……?ご、ごめんなさい……分からないわ」

ほむら「そんな……!」

巴さんが記憶喪失になるなんて……!
っ……いえ、今は驚いてる場合じゃない。
早く彼女のソウルジェムを浄化してあげないと……。

ほむら「あなたに、お願いがあるの……。この宝石に似たものが近くにあるはず。
    だから、一緒に探して……」

QB「おや……もしかして君は魔法少女かい?」

マミ「えっ……!?な、なに?ぬいぐるみ……?」

ほむら「キュゥべえ!」

よりによってこんな時に……!

QB「どうやらソウルジェムを探しているようだけど、誰のソウルジェムを探しているのかな」

ほむら「あなたならもう分かっているはずでしょう……!」

QB「悪いけど、分からないな。近くに君以外の魔法少女も居ないし……」

ほむら「っ……巴さんのソウルジェムに決まっているじゃない!」

QB「……?君が何を言いたいのか分からないよ。
  巴マミはまだ契約してない。ソウルジェムを持ってるわけがないじゃないか」

ほむら「……え?」

ふむ

支援

QB「わけがわからないよ」

>>39
IDがQB

夏目リファインのほむら三部作と同じ書き方なんだが

こういうスレマジでやめろ

ほむら「な、何を……。巴さんが、まだ……?」

QB「もっとも、これからするつもりだけどね」

マミ「えっと……な、何の話を……」

QB「説明の前に改めて自己紹介しておくよ。僕の名前はキュゥべえ!
  君にお願いがあって来たんだ、巴マミ」

マミ「お願い……?」

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

ほむら「っ……」

本当に、契約していないのね……。
どういうこと?
キュゥべえは、今日初めて巴さんを見付けたと言うの?
でも、そんなこと、今まで一度だって……。

じゃあ契約前に魔法少女の真実話せるし安全かと思ったら戦力不足だった

ほむら「もういやだわまどかなんてどうでもい」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/17(火) 19:39:42.63 ID:YJdlp23n0
ほむら「………」

いつもの病院、いつもの病室、いつものベッドの上で、わたしは目を開けた。

ほむら(………また……)

また、ダメだった。まどかがワルプルギスの夜を目の前にして、キュゥべえと契約。
ワルプルギスの夜を一撃の元下し、その後すぐに魔女化。
そう、これも『いつも通り』と言えば『いつも通り』だ。

ほむら(……どうして、わかってくれないの……?まどか……)

ほむら「だからあなたのことなんか嫌いよ……鹿目まどか」
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:2012/03/12 17:09:38 ID:qtsJRV540 [2/81回(PC)]
ほむら「くっ……」

マミの拘束魔法によって、魔女の結界内に拘束されてどれくらい経っただろうか。
彼女の拘束魔法は、きつくもなく緩くもなく、程良い力加減でわたしを宙にぶら下げていた。

ほむら「マミっ……絶対に、油断しないでっ……!」

マミはまどかと一緒に奥へと向かって行った。恐らく、今のマミはまどかが契約してくれると約束して、浮かれているはずだ。
ここの魔女はまずい。今までの世界でも、高確率でマミはこの魔女にやられている。
今回も、浮かれて油断していたら……!

~~~

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

召喚した大砲から、高威力攻撃を仕掛ける。拘束魔法によって縛りあげた魔女に直撃。
これで、倒した。―――そう思っていた。

私が混乱している間にも、キュゥべえは巴さんに魔法少女についての説明を続ける。
どうする、止めた方が良い?
いえ、でも……もう遅い。
今止めたところで、接触してしまった以上、いずれは……。

QB「――というわけだ。どうだい、マミ。魔法少女になる気はないかい?」

マミ「わ、私に、そんな力が……」

ほむら「……巴さん。今のあなたが魔法少女にどんなイメージを持っているのか分からない。
    だけど、これだけは言っておくわ。魔法少女なんて、絶対にならない方が良い」

マミ「えっ……あ、あなたも、魔法少女なのよね?どうして、そんなこと……」

ほむら「あなた……今、家族は?友達は居る?」

マミ「?え、えぇ、もちろん……」

……やっぱり、そういうこと……。

>>47
いやどう見ても文体同じだから
隠せてないよ?

クソスレsage

まあ同じ文体と言えるほど特徴出てないわな

おいぼっちさんにサラっと友達いるかどうか確かめてんじゃねーぞ


震え声じゃんか

ほむら「だったら、契約なんてしない方が良い。魔法少女は、常に死と隣り合わせなの。
    それも、日常を犠牲にして魔女と戦う日々を送らなければならない。
    あなたには、その覚悟があるかしら?」

マミ「っ……そ、それは……」

ほむら「もし魔法少女に対して憧れを持っているようなら、そんなものは今すぐ捨てなさい」

QB「随分と厳しい意見だね。でも決めるのはこの子自身だ。さて、マミ。君はどうしたいんだい?」

マミ「も……もう少し、考えてみるわ。願い事も、まだ思い浮かばないし……」

QB「そうか……わかったよ。もし決まればすぐに言ってくれ。待ってるからね」

ほむら「………」

正直、かなり複雑だ。
ワルプルギスの夜のことを考えれば、一緒に戦う仲間が欲しいのは事実。
だけど、巴さんには契約して欲しくない気持ちもある。

せっかく家族が居て、友達も居て、幸せな暮らしを送ってるこの人を、
戦いの日々に引き入れるなんてことは……多分、してはいけないことだと思う。

それなのに、心の底から契約に反対できない。
契約して、仲間になってくれれば……そう思ってしまってるのも事実。
だから私はこんな風に、忠告をして、あとは本人の判断に任せることしかできない。

ほむら「……私はもう行くわ。キュゥべえ、付いて来て。訊きたいことがある」

QB「ちょうど良い。僕も君には色々と訊きたいことがあるしね。
  マミ、契約のこと考えておいてくれよ。また会いに行くからね」

マミ「あっ……。そ、その、あなた、名前は?」

ほむら「……暁美ほむらよ。それじゃあ、さよなら」

madomado

 




QB「暁美ほむらと言ったね。まずは君の質問から聞こう。訊きたいことというのは何だい?」

ほむら「質問は2つ。まず近くの町に魔法少女が居るかどうか。
    それと……この町には、素質を持っている子は居るのかどうか」

QB「見滝原周辺には、今は魔法少女は居ないよ」

ほむら「……!それじゃあ、風見野にも……?」

予感はしていたけど……まさか本当に的中してしまうなんて。
この時間軸では、杏子も……!

QB「ただし、素質のある子なら居るよ。佐倉杏子という子だ。
  数日前に見つけて契約を持ちかけてはいるんだけど、なかなか取り合ってくれなくてね」

……もう見つけてはいるのね。
それでも、つい最近のことだなんて……。

QB「それから、2つめの質問だけど。素質を持っている子なら何人か居るよ。マミはそのうちの1人だ」

ほむら「……他には誰が居るの?」

QB「ほむらと同じ学校に通っているようだし、もしかしたら君も知っているんじゃないかな。
  鹿目まどか、それから美樹さやかという子だ」

ほむら「っ……」

巴さんと杏子が契約してないような……
そんな異常なイレギュラーがあるのに、ここは変わらないのね。

ほむら「そう……分かったわ。それだけ聞ければ十分。さよなら、キュゥべえ」

QB「僕にも質問したいことが山ほどあるんだけど……」

ほむら「私はただの魔法少女よ。あなたと契約した、魔法少女。それ以外の何物でもないわ」

QB「やれやれ……」

ほむほむ




巴さんも杏子も、契約していない。
ということは……ワルプルギスの夜を倒すための仲間が、居ない……。

……いいえ、まだそうと決まったわけじゃない。
他の町を探して、仲間を集める。
それが今の私のするべきこと。

巴さんや杏子には、出来れば無関係で居てもらう。
杏子が契約していないということは、きっとあの子も幸せな生活を送っているんだろう。
私の知ってるあの2人は、とても辛い思いをしてきた。
だから……せめてこの時間軸では、幸せになって欲しい。

キリカはいないんだな

しあわせきょこきょこ

翌日、学校

今日はちゃんと、まどかは遅刻せずに登校してきた。
ただ気になったのは、志筑さんと2人だったこと。
もしかして、今日は美樹さんが遅刻?

……気にするほどのことじゃないのかもしれないけど、
昨日、あれだけのイレギュラーがあったせいで、気になってしまう。
何もなければ良いのだけど……

さやか「おっはよー、まどか、仁美!」

……なんだ、少し遅れただけだったのか。
その様子にも違和感はないし、やっぱり私の気にしすぎ……
と、そう思った次の瞬間。

恭介「あはは、さやかは朝から元気だね」

ひぐらしに似たような話があった気が

ほむら「っ……!?」

上条、恭介……!
そんな、どうして?
どうして彼が、美樹さやかと一緒に登校してくるの!?

中沢「おーっす上条。どうだったよ、昨日の演奏会は?」

恭介「うん、成功したよ。お客さんもみんな喜んでくれてたみたいだ。
   ただちょっとその後が長くて……今日はちょっと寝不足気味なんだ」

演奏会……まさか……!

さやか「まー確かに恭介のヴァイオリン聴いたら感動するのも仕方ないけどさ。
    でも中学生を夜遅くまでパーティに付き合わせる大人ってのもどうなのって話よね!
    そのおかげで昨日はほとんど恭介に会えなかったし……」

恭介「ごめんね、さやか。でも今日はたっぷり時間あるから、放課後ウチにおいでよ」

みんな幸せですな

まど

しあわせさやさや

だが何かまどっちが・・・

さやか「えっ、良いの?演奏、聴かせてくれる?」

恭介「うん、もちろん」

さやか「えへへ……ありがとう、恭介!」

中沢「お前ら朝っぱらから公然とイチャついてんじゃねえよ……」

仁美「もう、さやかさんったら……ふふっ。でも本当に、幸せそうですわね」

まどか「そうだね。なんだかこっちまで笑顔になっちゃうね!」

そんな、信じられない。
でもそうとしか考えられない。
この時間軸では、上条恭介は事故に遭わずに、入院していないんだ……。
しかもあの様子を見ると、既に2人は交際を始めている……。

また、イレギュラー……。
この時間軸は……イレギュラーが多すぎる……!

ほむらちゃんいらん子?

いえ……でも落ち着いて考えれば、この事自体はプラスに働くはず。
上条くんが入院してなくて、しかも交際している。
あれだけ幸せそうなら、美樹さんに契約する理由はないはず。

もちろんキュゥべえに目を付けられている以上、
気は抜けないことには変わりないけれど……それでも、契約の可能性はぐっと低くなる。

元々この子の契約は阻止するつもりだったのだし……
このイレギュラーに関しては特に気にすることはない。
問題はやっぱり、ワルプルギスの夜へ向けての戦力の確保と、まどかの様子に覚える違和感。

美樹さんが、志筑さんとまどかの元へと向かう。
そして、3人で会話を始めた。
……その様子を見ると、まどかは昨日よりは少し元気に見える。
とは言っても、やっぱりどこかおどおどしているというか……。

さやか「……ねぇまどか、どうしたの?体調悪いんじゃない?」

そっか仁美は幸せじゃないな

この時間軸だと仁美はさやかと恭介が付き合っているところを最初から見ていたので、そもそも恭介に惚れなかったのかもしれない

ほむらちゃんはいんらん子

>>73
なるほど納得

……!
あの子もそう感じたということは、私の気のせいではなかったみたいね。
出来ればそのまま、原因を訊き出してくれればありがたいのだけど……

さやか「なんかボーっとしたりしてさ。反応も遅れたりするし」

仁美「やっぱり、そうですわよね。まどかさん、大丈夫ですの……?」

まどか「あ、えっと、その……実は……」

さやか「実は?」

まどか「お……お手洗いに、行きたいなって」

ほむら「…………」

さやか「え、何?だったら行けば良いじゃん」

まどか「う、うん。そうなんだけど……」

仁美「ずっと我慢をしてたんですの?でもどうして……」

さやか「ははーん……。さてはこのさやかちゃんの近くを離れるのが寂しかったというわけですな?
    そういうことなら仕方ない!あたしも一緒に行ってあげよう!」

まどか「あ……う、うん!ありがとう、さやかちゃん」

随分あっさりと打ち明けるものだと思ったけど……そういうことだったのね。
様子がおかしかったのは、お手洗いを我慢していたから……。

確かに、盛り上がっている会話を遮るのを躊躇って、ということもあるかも知れない。
じゃあ、今日おかしく感じたのは……昨日のアレとは何も関係がなかったということかしら。

まどっちー

放課後

1日まどかを観察していたけれど、今日は特におかしなところはなかったように思う。
“用事”もなく、3人で一緒に下校し、寄り道している。

QB「話しかけないのかい?」

ほむら「っ!キュゥべえ……」

QB「ずっとあの3人の後を追っているようだけど」

ほむら「……あなたには関係ないわ」

QB「君はまだ、自分のことを話してくれる気にはならないかい?」

ほむら「どうしてあなたに話さなければならないの?」

QB「……取り付く島もないね」

しえん

QB「それじゃあ、僕はもう行くとするよ」

ほむら「待って。どこに行くつもり?」

QB「決まってるじゃないか。鹿目まどかと美樹さやかに話しかけに行くんだよ。
  もう志筑仁美は帰ってしまったようだしね」

ほむら「……あなたに手伝って欲しいことがある。付いて来て」

QB「やれやれ……まぁ良い。わかった、付き合うよ。
  君に付き合えば素性も少しずつ見えてくるだろうしね。
  あの子たちには何も今でなくても会えるわけだし。それで、僕は何を手伝えば良いんだい?」

ほむら「魔法少女の居る町を教えてちょうだい」

QB「そんなことを知ってどうするんだい?縄張りでも奪いに行くつもりかな」

ほむら「そのつもりはないわ。私はただ……仲間が欲しいだけ」

きゅっぷい

まどか宅

詢子「ん、まどか。もう寝るのか?」

まどか「うん。おやすみ、ママ、パパ」

知久「おやすみ、まどか」

詢子「…………」

知久「……ママは、どう思う?」

詢子「ああ……やっぱりあたしの気のせいじゃないか。
   まどかの奴、何か隠してるよな……」

知久「僕もそれとなく聞いてみたりはしたんだけど……何も教えてくれなかったよ」

詢子「……そっか。無理矢理問いただすってのも違うだろうしなぁ……」

知久「問題が大きくなることだけは防げるように……気を付けないといけないね」




まどか「……はぁ……」

  「まどか、まどか」

まどか「えっ……?」

  「聞こえているだろう、まどか」

まどか「だ、誰?どこに居るの?」

  「ここだよ、ここ」

まどか「え……っ!ぬ、ぬいぐるみ?でもわたし、こんなぬいぐるみ……」

QB「ぬいぐるみじゃないよ。僕の名前はキュゥべえ!」

まどか「し、喋った……!?え、えっ……!?」

QB「僕、君にお願いがあって来たんだ。僕と契約して、魔法少女になってよ!」

翌朝

さやか「おはよ、まどか、仁美!」

仁美「おはようございます」

まどか「おはよう、さやかちゃん!」

さやか「おっ?まどか、今日は朝から元気良いじゃん。
    どうした?何か良いことあったの?」

まどか「へっ?あ、えっと……えへへ」

仁美「わたしも今朝同じことを訊いてたんですけど、まどかさんったら教えてくれなくて」

さやか「ん~?なになに、気になるじゃ~ん!教えなさいよぉ!」

まどか「きゃっ!?あはははっ、さやかちゃん、くすぐったいよぉ!」

さるよけ

つまんね

しえん

ほむらが着いていながら契約はありえない




ほむら「…………」

わかってた。
どれだけ頑張っても、完全に防ぐことは出来ない。
日中は監視できても、24時間監視を続けるなんて不可能。
だから……いずれはこうなることは、わかってた。

まどか「えっとね、暁美さん……。暁美さんって、魔法少女、なんだよね?」

QB「だから昨日もそう言ったじゃないか。僕を疑っているのかい?」

まどか「あっ、ごめんねキュゥべえ!そうじゃなくて……一応って言うか……」

ほむら「……いつキュゥべえに会ったの?」

まどか「あ……うん、昨日の夜、寝る前にキュゥべえが部屋に来たの」

支援支援

今の時期ってちょうど年末の反対くらいか

……もう少し遅くまでキュゥべえと一緒に居るべきだった。
仲間集めに疲れていたとは言え、早々に眠りに就いてしまうなんて……
はっきり言って、迂闊だったとしか言いようがない。
たとえ仲間を得られたとしても、まどかが契約してしまえば何の意味もないのに……。

でも……不幸中の幸い。
まどかは、まだ契約には至ってないみたいだ。

ほむら「それで……私に何の用?」

まどか「えっとね……暁美さんが言ったことが、どうしても気になって。
    その……自分を変えようと思っちゃ駄目、って……。
    あれって、契約しちゃ駄目ってことだよね?どうして、あんなこと……?」

ほむら「忠告、覚えててくれたのね。
    キュゥべえからどんな説明を受けたのかは知らないけれど……
    魔法少女は、あなたの思っているような素敵なものじゃない」

まどか「そ……それって、魔女との戦いが危ない、っていうこと?」

ほむほむ

ほむら「もちろんそれもある。でもそれだけじゃないわ。
    あなたは願い事を叶えれば、それと引き換えに全てを失うことになる。
    友人も、家族も……何もかも。それが奇跡を起こすことの代償なの」

まどか「え……ど、どういうこと?全てを、失うって……」

QB「それは少し言いすぎじゃないのかな。
  確かに戦いの日々は普通の生活とはかけ離れているかも知れないけれど、
  全てを失うというのは……」

ほむら「鹿目さん、あなたは今……何か悩み事か、困ってることがあるの?」

まどか「……!え、っと、それは……」

ほむら「もし何かあるのなら、奇跡なんかに頼る前に……誰かに相談するのね。
    それじゃあ、もう行くわ。忠告が無駄にならないよう、祈ってる」

まどか「あっ、暁美さん……」

支援

別にこの回なら普通に説明すれば良いのに

放課後

私の忠告を聞いたからか、今のまどかには朝ほどの元気はなくなっていた。
あの子の表情から明るさを奪ってしまったのは少し心が痛むけれど、
きっとまどかは……少し浮かれていたんだと思う。
まどかが元気であるに越したことはないのだけど、でも忠告しないというわけにはいかない。
これも仕方のないこと……。

さやか「まーどか、帰ろ!」

まどか「あっ……ごめんね、さやかちゃん。その、今日も……」

さやか「えぇー……また用事ぃ?」

まどか「う、うん……」

>>99
QB目の前にいるから真実だと証明出来るしね

魔女化知って発狂する人も、魔女化知りながら契約して魔女になる人も居ないしな

普通に説明したらワルプルから街を守るため契約してしまいそう

ほむらが「自分は強いんだぞ~」と
力を見せつければ考え直してくれるかもしれないけれど

さやか「しかもどうせまた言えない用事なんでしょ?」

まどか「ご……ごめんね」

さやか「仁美も今日はお稽古だって言うし……。今日は1人で帰りますかね。
    んじゃー……また明日ね。ばいばい、まどか」

まどか「う、うん。ばいばい……」

ほむら「…………」

今日もまた、“用事”……。
この前は探し物だったけど、今日は……?

まど




……どういうこと?
まどかは校舎を歩き回って、色々な教室に入って、出て……。
これじゃあまるで、この前と同じ……探し物をしているみたいじゃない。

まさか今日も探し物を?
それじゃあ、“用事”というのは本当に、何かを探すことだったの?
最近はずっと探し物をするために美樹さやかたちとの下校を断って……?
……何を探しているというの、まどか……。

ほむら「……!」

え……外に、出て行った?
しかも靴を履き替えず、上履きのまま……!

私もまどかに続いて外に出る。
まどかが向かった先は……ゴミ捨て場。

ゴミ捨て場なんかに一体、何が……?
……その理由は、すぐにはっきりした。

ほむら「っ!?」

まどかはゴミ捨て場の中から……見付けた。
あれがきっと、まどかが探していたものに違いない。

それは……まどかの外靴だった。

どういう、こと……?
どうしてゴミ捨て場なんかに、まどかの靴が……っ!

QB「やれやれ……わけがわからないよ。
  こんな風に精神的に追い詰めたりして、何の得があるのかな」

まどか「キュゥべえ……!」

まどまど?

・・・・・・死んでる・・

QB「さて、まどか。君の願いはもうはっきりしているはずだけど、どうだい。
  この現状は、そう簡単に変えられるものじゃないと思うけどね」

まどか「え、っと、その……」

ほむら「……どういうこと……?」

QB「!」

まどか「え……っ!?あ、暁美さん……!?」

ほむら「どうしてあなたの靴が、ゴミ捨て場にあるの?」

まどか「ぁ、え、えっと……」

ほむら「……誰かが、隠したの?」

まどか「ちっ……違うよっ!きっと、誰か、間違えて捨て……」

ほむら「下駄箱にある靴を、どうやって間違えて捨てるのよ!?」

しえん

まどかがいじめられたらほむらはどうするんだろう 
そばにいて守るとして、もしまどか傷つけられたらふるぼっこにするんだろうか
車並みに走れる魔法少女の脚力で蹴られたら骨簡単逝きそう
たしか60キロくらいで走れるんだっけ

ほむら「誰かにやられたの!?誰にやられたの!?
    あなたもしかして……イジメを……!」

まどか「っ……」

ほむら「お願い……違うなら、はっきり言って……。
    絶対に違うと言い切れるなら、はっきり違うと、そう言って……!」

まどか「ぁ、ぅ……」

QB「まどかはまだ心のどこかで否定したがっているようだけど……
  陰からまどかのことを攻撃している者が居ることは客観的に見て明らかだよ」

ほむら「……っく……!」

信じられない……。
まどかが、あの優しいまどかが、イジメを受けている……?
まどかが気の強い方じゃないのを良いことに……?

……許せない……!

分かった、俺がまどかと結婚すれば良いんだ!

いじめられっこ同士でちょうどええやん

>>115
ミンチよりひでぇや

ほむら「教えて……誰に、やられたの……?」

まどか「そ、それは、その……」

ほむら「言えないの……!?」

まどか「……お、お願い、暁美さん……。このことは、誰にも、言わないで……」

ほむら「な……!」

まどか「こんなの、知ったら……みんな、きっと心配しちゃう……。
    それに、わたしは平気だよっ。だって、いざとなったら、キュゥべえにお願いすれば……」

っ……!
やっと気付いた……あの日、まどかが泣いてしまった理由。
私は……なんて酷いことを言ってしまったんだろう。
イジメられている子に対して、“今のままで居れば良い”“変わろうだなんて思うな”なんて……。
今のこの子は、現状を変えたくて変えたくて、仕方がないに決まっているのに……!

>>116
なんだとデブ
虐められっこはお前だデブ

まど…

でも、それでも……!

ほむら「あなたは、契約なんてする必要はない。この件は、私が解決する」

まどか「そ、そんな!駄目だよ、そんなの……!」

ほむら「お願い、信用して……。奇跡に頼りたい気持ちも分かるけれど……」

まどか「違うよ、そうじゃなくて……!
    だって、そ、そんなことしたら……暁美さんにまで……」

ほむら「あなたはっ……っ……」

優しすぎる……あなたはいつも……!

ほむら「大丈夫よ……私は、大丈夫」

いざとなったら殺…

まどか「でも……暁美さ……」

ほむら「ほむらで良いわ」

まどか「え……」

ほむら「鹿目さん、忘れないで。私は……あなたの味方だから。
    あなたのことは、私が救ってみせる」

まどか「ほ……ほむらちゃん……ごめん、ごめんね……ありがとう……!」

QB「でも、どうするつもりだい?まどかは加害者が誰かも分からないって言ってたよね」

ほむら「……言わなかったんじゃなくて、分からなかっただけだったのね。
    でもそんなもの……魔法を使えばどうにでもなるわ」

流石最高の友達




そうして……犯人はすぐに判明した。
そうだろうとは思っていたけど、私たちのクラスの子ではなかった。
名前も知らない、他のクラスの女子。
そいつが、移動教室の隙を狙ってまどかの持ち物を隠しているのを見つけた。

誰かに見られないよう細心の注意を払っていたようだけど……
魔法少女にとってはそんなもの無意味。

まどか「そ、そんな……あの子が……?」

ほむら「知っているの?」

まどか「でも……話したことなんて、ほとんどないのに……。
    わたし、何かしちゃったのかな?あの子を傷つけるようなこと……」

ほむら「鹿目さん……あなたは信じられないかも知れないけど、
    世の中には、ただ気に入らないとか、ストレスが溜まってるとか、
    そんなくだらないことで誰かを攻撃する人間が居るの。
    あなたは何も悪くない。だから気にする必要なんてないわ」

ほむむむむ

QB「それで、これからどうするんだい?何か解決方法は考えているのかな」

ほむら「私があの女を直接脅すわ。拳銃を一発でも撃てば、もう二度と手を出そうなんて……」

まどか「だ、駄目だよほむらちゃん!そんな、脅すなんて……!」

ほむら「鹿目さん……でも……」

まどか「お願い……ね?もっと、別の良い方法があるはずだよ。
    わたしも一生懸命考えるから……」

QB「それにそんなことをしたとして、まどかに関して妙な話が広まりかねないよ。
  確かに攻撃は止まるだろうから、効果的ではあるけどね」

ほむら「…………」

そうして、色々と話し合った結果、早乙女先生にこの事実を伝えて、
明るみにしないよう当事者だけを呼び出して指導、という形になった。

正攻法過ぎるくらい、正攻法……これで解決すれば良いんだけど。

きゅっぷい

やったか!?

>>129
もう何も恐くない

数日後、放課後

さやか「ん~、今日もよく勉強した!まどか、仁美、帰ろう!」

まどか「あ、えっとね……」

さやか「えっ、何。まさか……また用事?」

まどか「ううん、そうじゃなくて!その……ほむらちゃんも誘っちゃ駄目かな?」

仁美「ほむらちゃん……暁美さんですか?私はもちろん構いませんわ。
   転校してからほとんどお話したことがありませんものね」

さやか「そりゃああたしもオッケーだけどさ。あんたいつの間にあの子と仲良くなったわけ?」

まどか「それは、えっと……色々あって。えへへっ」

つまりこの後は…

まどか「それじゃ、誘っても大丈夫だよね!ほむらちゃーん!」

ほむら「……鹿目さん」

まどか「あのね、放課後、ちょっと時間あるかな?もし良かったら、一緒に帰らない?」

……まどかは、数日前よりずっと元気になってる。
どうやら、もうイジメは起こってないらしい。
それはとても嬉しいことだけど……でも、今の私は、手放しで喜べる状況にはない。

ほむら「ごめんなさい……気持ちはとても嬉しいんだけど、最近少し忙しくて」

私は……まだ、仲間を集められていない。
もう何人の魔法少女に声をかけたか分からない。
だけど、全員に断られている。

ほむぅ……

やっぱり、自分とは無関係の町のために
ワルプルギスの夜と戦おうだなんて魔法少女は居ないのだろうか。

断られるだけならまだしも……襲い掛かられることもあった。
おかげで最近、魔力を無駄に消費してしまっている。
魔女を倒して、グリーフシードも集めないといけない。

仲間集めに、グリーフシードのための魔女退治。
それらに奔走しているおかげで、最近は、疲れ気味だ。

まどか「ほむらちゃん……大丈夫?あんまり、顔色が良くないような……」

ほむら「心配してくれて、ありがとう……。でも大丈夫よ。
    ……もう行くわね。さよなら、鹿目さん」

さる回避




ほむら「っ……はぁ……はぁ……はぁ……!」

QB「危なかったね、ほむら。でも攻撃されるのも仕方ないよ。
  突然他の町から現れて“共闘しよう”だなんて言われてもすぐに信じられるものじゃない。
  まず何かの罠だと疑うのが普通じゃないか」

ほむら「くっ……」

QB「まぁ、君の魔法を見る限りではそう簡単にやられたりはしないだろうけど……。
  ところで、これからはどうするつもりだい?
  もうかなりの数の魔法少女に声をかけて、断られてしまったよね。
  まだこんなことを続けるつもりかい?」

……まだよ、まだ……。
きっと説得の方法が悪かったんだわ……。
やっぱり、具体的に、共闘の目的を話さないと……。
そうすれば、きっと……。

QB「…………」

正当派まどかSSは久しぶりやな

数日後、学校

まどか「……らちゃん、ほむらちゃん?」

ほむら「あ……鹿目さん?」

いけない、学校で眠ってしまうなんて……
やっぱりここ最近の睡眠不足が、少し堪えているわね……。

まどか「……体調、悪いの?保健室行った方が良いじゃないかな……」

ほむら「いいえ……大丈夫、それには及ばないわ」

まどか「…………」

支援

ほむほむ魔女化してしまうん?

なんでほむらちゃんすぐ頑張りすぎちゃうん?

ほむら「それで、どうしたの?何か用事があるのでしょう?」

まどか「う……ううん。なんでもない!ちょっとほむらちゃんが疲れてそうだったから、
    大丈夫かな、って声をかけてみたんだ。それだけだよっ」

ほむら「そう……ごめんなさい、心配をかけてしまって」

まどかに心配に思われるほど、表情に出てしまっていたかしら……。
明日からは気を付けないと。
まどかに余計な心配をかけるわけにはいかない。

……そう思った翌日に、学校を休んだ。
でも私じゃない。

まどかが、学校を休んだ。

まど?

待て

待て

先生は風邪だと言っていたけれど……このタイミングでの欠席。
どうしても、昨日のことが気になってしまう。
本当はまどかは昨日、私に何か言いたいことがあったんじゃ……。

仁美「まどかさん、大丈夫でしょうか……」

さやか「うん……最近また調子悪そうだったよね。
    元気になってくれたと思ってたのになぁ……」

え……?
最近、調子が悪そうだった……?

ほむら「美樹さん……それ、本当?」

さやか「へっ?暁美さん?あ……そっか。あんた、まどかと仲良いんだったよね」

ほむら「……詳しく、聞かせてもらえないかしら」

homu

ほむーっ!

さやか「いやね、ちょっと前までさ。まどかの奴、なーんか変な感じがしててね。
    でも、元気になったと思ったんだよ。それが1週間くらい前だったかな。
    で安心したところだったのに、昨日、一昨日くらいにまた元気ない感じがして……」

1週間前……ちょうど、イジメに関する指導があった頃。
その後にまどかが元気になった……それは分かる。
でも、ここ数日でまた、元気がなくなってた……?

……気付かなかった。
たとえ隠していたとしても、注意すれば気付けたはずなのに。
自分のことで精一杯で、気付くことができなかった……!

ただの風邪ということももちろんあり得る……だけど、最悪の可能性もある。
そう……イジメが、まだ続いているという可能性が。
昨日まどかは、それを相談しようと思って私に話しかけてきたという可能性が……。

放課後、まどか宅

知久「まどか、ちょっと良いかい?」

まどか「……うん。どうしたの?」

知久「友達がお見舞いに来てくれたよ」

まどか「えっ……?」

ほむら「……こんにちは」

まどか「……!ほむらちゃん……」

ほむぅぅぅぅぅぅ

まどか「えっと……ありがとう、ほむらちゃん。わざわざお見舞いに来てくれて」

ほむら「お礼なんて。それより、体調は大丈夫?」

まどか「あ……うん。熱はもう下がったし、明日からはまた……行けるよ、学校」

ほむら「……ねぇ、鹿目さん。昨日、あなたは私に何の話をしようとしていたの?」

まどか「え……?あ、えっと、だから、ほむらちゃんの体調が、悪そうだったから……」

ほむら「本当に?」

まどか「……うん……」

ほむら「本当は何か話したいことがあったけど、
    私の体調が悪そうだったから、やめたんじゃないの……?」

まどか「…………」

ほむら「もし何かあったのなら……気付けなくて、ごめんなさい。
    でも、今からでも相談して欲しいの……私は、あなたの味方で居たいから……」

まどか「っ……っひ……ぇぐっ、ぅっ……」

ほむら「……!」

まどか「ほむらちゃん……わたし……怖い……学校に行くの……怖い……!」

ほむら「っ……続いているのね、まだ……!」

まどか「わからないっ……わからないの……!」

ほむら「……どういうこと?」

まどか「偶然かも知れない……わたしの、ドジかも知れない……でも、でも……!」

まど……

まどかは、話してくれた。
1週間前のあの日から、2日ほどは何もなかった。
だけど……その次の日に、消しゴムが無くなった。
それから今日までの間に……

制服の裾が、少し破れていた。
スカートに染みが付いていた。
靴の裏に、ガムが付いていた。
靴の中に、毛虫が入っていた。

これだけのことが、連続した。

“どこかに引っ掛けたのかも知れない”
“どこかで汚れたのかも知れない”
“うっかり踏んでしまったのかも知れない”
“たまたま入り込んだのかも知れない”

本来ならそう考える程度の、小さなこと。
“最近ツイてない”と、軽く笑い話にも出来る程度のこと。
それだけのこと……の、はず。

こーい、ワルプルギスこーい

銃で脅かす時がきたか・・・

本当に全部たまたまかも知れない。
でも……そうじゃないかも知れない。
今のまどかにはここ数日自分に降りかかる不幸を、単なる不幸だとは思えない。
故意である可能性を考えてしまう。

実際、その可能性はある。
いや、むしろ高い。
というよりも私は……そう確信している。

間違いない、あの女だ。
あの女が、以前よりも陰湿に、まどかを攻撃している。
外靴をゴミ捨て場に隠すなんて、あからさまなことはせずに、
偶然だと言い張れる程度の嫌がらせを……。

でも……

まどか「ち……違う、よね?偶然なんだよね……?もう、終わったんだもんね……?
    わ、わたし、何もされて、ないよね……?」

ほむら「っ……えぇ、もちろん。あの子はもう、何もしていない。
    少し、不幸が続いてしまっただけ。だから、怖がらないで。大丈夫、安心して……」

homu

ほむぅ・・・

まどか「ほ、本当?本当に偶然……?」

ほむら「えぇ、本当よ。私は嘘はつかないわ」

まどか「そ……そうだよね……!偶然、なんだよねっ……」

こう言ってあげるしか、今の私にはできない。
問題は、これからのこと……。
まだイジメが続いていることを、先生に告げる……?

いいえ、それだけでは駄目。
それこそ、偶然で済まされるようなことしか起こっていないのだから……。
以前のように、あの女が実際にまどかの持ち物に何かしているところを押さえて、
そして映像に残すくらいのことはしないと……。

それにはあの女を監視する必要がある。
でも、体育や移動教室の時間を狙われる可能性が高い。
授業中まで他のクラスの人間を監視し続けるのは……。

律儀に授業受けなきゃいいのに

殺しちゃだめなのか?やむをえない気が

ピストルで撃ち殺せばいいのに…
死体なんて盾にいくらでもしまえるっしょ?

それに一連の“不幸”があの女の仕業だということを、まどかに知られてはいけない。
あくまでもこれは、不幸な偶然が重なっただけ……ということにしておかなければならない。
人為的なものだと知ってしまうと、まどかは、深く悲しむ、傷付く。

まどかに知られないよう、解決する……可能なの?
仮にまどかに知られないよう、加害者と教師だけで解決しようとしたとして……。
それであの女は、イジメをやめる?
更に陰湿なものに変わるだけにはならない?

もし本気でイジメをやめさせたいのなら……学校側になんらかの処置を取ってもらうしかない。
でもそれだと、まどかに知られてしまう。
あいつが退学か停学にでもなれば、きっとまどかは察するだろう。

それじゃあ……もう、正攻法だと解決できないんじゃ……。
本当にもう、私が脅すしかない?
いえ、でも……キュゥべえの言った通り、おかしな噂が広まりかねない。

……どうすれば良いの。
どの解決法が、一番まどかが傷付かずに済むの……。

隠しカメラくらい簡単に用意出来るわな

ほむーっ!

ストレスがマッハでやばいな。

何をしても、どんな方法を使っても……まどかを傷付けることになってしまう気がする。

いっそ、問題の解決より、未然に防ぐことだけを優先する?
今後、あいつがまどかの持ち物に何かをするのを防ぐことだけを考えて……。

……しばらくは、それで凌ぐしかない。
解決方法は、しばらく、もっとよく考えて……。

QB「あの出来事を全部偶然だと考えるのは流石に楽観的すぎると思うけどね」

ほむら「……キュゥべえ」

QB「まどかにはああ言ってたけど、君の本心は違うんじゃないのかな」

ほむら「あなたもしかして……あの子に余計なことを吹き込んだのね」

QB「僕はただ、まどかに対する攻撃がまだ続いている可能性が高いと言っただけだよ。
  あの子が立て続けに起こる不幸に少し怯えていたようだからね。
  人為的なものと考えておいた方が、対策も立てやすいだろう?願い事も決めやすいだろうし」

ほむら「……残念だったわね。契約してもらえなくて」

QB「そうだね。まぁ、気長に待つとするよ」

一番性質悪いな

魔法を駆使してやられた事と同じ事をしてやろう(提案)




さやか宅

さやか「はぁ……」

最近まどかの奴、落ち込んだり、元気になったり……なんか変なんだよね……。
先生は風邪だって言ってたけど、本当にただの風邪なのかなぁ。
何か、あったのかな。
でもそれならそれで、相談くらいしてくれれば良いのに……。

やっぱ、お見舞いに行ってみた方が良かったかなぁ……。

QB「友達が心配かい?だったら、僕が力になってあげられるよ」

さやか「えっ……?」

きゅっぷい?

ほむーっ!




QB「――この説明で、大体理解できたかな」

さやか「し、信じられない……って言いたいけど、実際あんたみたいなのが居るんだもんね。
    信じるしかないかなぁ……。でも、それがまどかと何の関係があるのよ?」

QB「さやか、君ならまどかのことを助けてあげられる。そのための力が、君には備わっているんだから」

さやか「あんた……何か知ってるんだね。最近のまどかのこと……」

QB「もちろん知ってるよ。まどかは、君たちで言うところのイジメの被害に遭ってたんだ」

さやか「は……はぁ!?」

QB「驚くのも無理はない。だって、今までずっと隠してきたんだから」

homu

>そのための力が、君には備わっているんだから

こういう、本編で出てきたセリフを無理矢理そのまま使うのはすげー冷めるから控えてくれ

さやか「だ、誰にイジメられてるの!?」

QB「○○という女生徒さ。君たちとあまり交流はないとは思うけど、顔は思い浮かぶだろう?」

さやか「あ……あいつが……!ふざけんなっ……」

QB「?電話なんか取り出して、どうするつもりだい?」

さやか「決まってんじゃん!先生に電話するんだよ!」

QB「残念だけど、それは意味がないと思うよ。もう解決済みだからね」

さやか「なっ……!?解決済みって……何よそれ!それじゃあ、今のまどかは何なのよ!」

QB「解決済みと言うのは、あくまでも表面上は、ということだ。
  実際のところはどうか分からない。むしろ解決していない可能性の方が高いと僕は思うよ」

◎ 同人誌の小説 47冊目 ◎
1~36番の二次創作小説SS(Side Story)のコミケや通販・ダウンロード販売予定はないでしょうか?

>>180
別に会話の流れとして不自然でもないし、QBの場合は口説き文句だと思えばそこは別に
でも他のキャラだと確かに微妙だな

ほむほむ

QBさんならここはあえてほむらが黒幕的な仄めかしかたを

さやか「それってつまり……。イジメがバレて叱られたのに、まだこっそり続けてるってこと!?」

QB「その可能性が高いということさ。
  事実、まどかはそのことを気に病んで学校を休んでしまった」

さやか「じ、じゃあやっぱり、まどかは風邪なんかじゃなくて……」

QB「そう、自分が攻撃を加えられていることに怯えているんだ」

さやか「っ……で、でも、“可能性が高い”ってどういうことよ?
    確定してるわけじゃないの?」

QB「ここ数日まどかを悩ませていたのは、
  どれも“不幸な偶然”で済ませられるような出来事ばかりだ。
  消しゴムが無くなったり、服が少しだけ汚れていたりだとかね。
  だけど、そんな偶然が数日の間に連続して起きるなんて考え辛い。
  加えて、直前までイジメが起こっていたという事実。
  それを考えれば、その不幸が人為的な物である可能性が高いと判断できるだろう?」

追い付いた…
胃が痛くなる話だな…
つーわけでほむほむ、銃貸せ。
分隊機銃でいいよ?
俺が特攻してくる。

アニメ本編と全く同じ状況・流れで使うならいいが、これはそうじゃないだろ
別の言葉でやれ

うるせー読者様だな

まどかイジメてる奴をイジメればいいじゃん

QBにとっては同じ事だろ

さやか「そ、そんな……まどかが、イジメだなんて……。でもそれなら……わかるかも。
    相談してくれなかったのは、きっと周りに心配かけないようにしたんだ……!
    まどか、そういうの内緒にしそうだもん。
    きっと誰にも相談できずに、苦しんで……!」

QB「それが、そうでもないよ。まどかは、人に相談してた」

さやか「えっ……?あ、そっか、先生に言わないと解決なんて出来ないもんね」

QB「違うよ、まどかが相談してた相手は、暁美ほむらだ」

さやか「なっ……あ、暁美さん!?」

QB「ちなみに今日も、ほむらと相談していたよ。
  その甲斐あってか、まどかは随分元気になって明日は学校に来られるみたいだ」

さやか「そ……そう、なんだ」

……転校してきたばっかりの暁美さんには相談して、あたしたちには何の相談も……?
しかも、まどかはそれで元気に?
それって、なんか……。

QB「…………」

頭がティロティロしてきた

さやかは思い込みが激しい

翌日

まどか「あっ、おはよう、さやかちゃん!」

さやか「……!う、うん。おはよう、まどか!」

まどか……登校してきた。
本当に、元気になってる。
暁美さんのおかげで……。

さやか「……もう体調大丈夫なの?」

まどか「うん。ごめんね、心配かけちゃって」

さやか「1時間目は体育だけど、授業出られそう?」

まどか「大丈夫、平気だよっ」

仁美「あまり無理はなさらないよう、気を付けてくださいね?」

まどか「えへへ……ありがとう。気を付けるね!」

最高の友達と親友ってどっちが上なの?

こーい、ワルプルギスこーい

ほむら「…………」

……あの様子を見ると、本当に一連の出来事を不幸な偶然だと思い込んでいるのね。
人を疑いたくないんでしょう……まどからしいわ。

ただ、私はあなたほど優しくない。
次の時間は体育……早速だけど、警戒しないと。

と、その時。
美樹さんと、目が合ったような気がした。
今の目……何か、違和感が。

……まさか、キュゥべえの接触を受けた?
十分あり得る……というより、そろそろ受けていないとおかしい。
あいつが魔法少女候補を把握していながら、いつまでも接触しないわけがない。
見たところ、まだ契約はしていないようだけど……。

……気になるけれど、今は優先すべきことがあるわ。

>>197
やめろ

>>197
ここでまどかへの対応変える親友よりは最高の友達の方が上だけど
ここでイジメのこと気づけなかった自分を恥じる親友なら親友のが上

なるほど(納得)

ここから濃厚な最高の友達VS親友議論が展開・・されそうもないな、この話題は荒れる

1時間目……私は体調が悪いと言って、授業を抜け出した。
思ったより真剣に心配されて、保健室に同伴されそうになった。
多分、実際に疲れや寝不足が表情に出ていたのだと思う。

でも保健室まで連れて行かれるわけにはいかないから、大丈夫だと言って1人で校舎内へと戻った。
授業を抜け出した理由はもちろん、まどかの持ち物を守るため。
教室を離れた場所から窺い、誰かが近付かないかを見張る。
すると……思っていた通り、来た。

あの女が、廊下を歩いて私たちのクラスまで向かってきている。
そして、教室に入ろうとした瞬間、私は話しかけた。

ほむら「……何をしているの?」

女生徒「っ!」

イヌカレー空間に放り込んだらええんや
証拠も残らんし、行方不明扱いになるだけやろ

ほむぅぅぅぅぅぅ

>>205
イイネ!ソウシヨウヨ!

時止め→昏睡させる→監禁→結界発生を待つ→結界に放り魔女の餌にしてやる

合理的に且つ自分の手を汚さず「仕方無い」で済ませるならこれだよね、P4のマヨナカテレビ殺人みたいな

まどかを苛める人間を科学的証明が出来ない方法で始末、それもまどかの心が傷付かない方法
しかも魔女を育ててグリーフシードの確保も出きる
あとは「魔女のくちづけ」が有った事をでっちあげて「そのせいでまどかを苛める程負の感情が発生していた、だからまどかは悪くない」と言えばまどかのアフターケアも可能

欠点は他の敵対魔法少女やQBに目撃されまどかにチクられたら終了って点

女生徒「えっと……暁美さん、だっけ。今体育じゃないの?」

ほむら「あなたこそ。授業中に他の教室で何をするつもりかしら」

女生徒「あー……宿題書いてるノート、このクラスの子に貸してたの忘れちゃっててさ。
    だから、先生に事情話して、今取りに来たの」

ほむら「そう。だったら早く取りなさい」

女生徒「……うん。そうさせてもらうよ」

そう言って、教室の中に入り……まどかじゃない別の子の机と、ロッカーを探る。
そして……

女生徒「あっれー?おかしいなぁ。確かに貸したと思ったんだけど……
     あたしの気のせいだったみたい。家に忘れちゃったのかな」

ほむら「…………」

女生徒「そんじゃ、あたしは授業に戻るから。じゃあね」

ほむら「……もう二度と、馬鹿な真似はしないことね」

女生徒「え?」

ほむらちゃんかわいい!

こーい、ワルプルギスこーい

女生徒「……そうだね。確かに宿題忘れたあたしが馬鹿だった。反省するよ」

ほむら「…………」

そうして、自分の教室へと戻っていった。
……今ので、牽制になったはず。
“見張っているから、バレたくないならまどかには手を出すな”……と。

これで諦めてくれれば一番良いんだけど……。
そう簡単には行かないでしょうね。
学校に居る時は常に気を張って、それから早いうちに解決方法も考えないと……。

……ちょうど良いわ。
授業も抜け出したし、今くらいは少しだけ、本当に保健室で休ませてもらいましょう。

ほむほむ

放課後

さやか「さーてと、今日は寄り道せずに普通に帰りますかー」

仁美「そうですわね。まどかさんも病みあがりですし」

まどか「えー?わたし平気なのになぁ」

さやか「良いから、ここは大人しくしときなって!あんたずっと調子悪そうだったんだからさ。
    あたしたちを心配させた罰だよ!自宅謹慎!なんてねっ」

まどか「うぅ……反省してます……」

仁美「ふふっ、明日は喫茶店に行きましょうか」

……どうやら、今日は何もなかったようね。
安心したわ。
ただ、少し気になるのが……。

こーい、ワルプルギスこーい




さやか「それじゃ、まどか。また明日っ」

まどか「うん。ばいばい、さやかちゃん」

さやか「…………」

QB「……やぁ、さやか。僕の言った通り、まどかは元気になっていただろう?」

さやか「キュゥべえ……うん、そうだね」

QB「おや、あまり嬉しそうじゃないね。まどかが元気になるのは君にとっても良いことのはずだけど」

さやか「…………」

QB「あぁ、そうか。まだ問題が解決したとは限らないんだから、手放しでは喜べないんだね」

さやか「……それなんだけどさ。本当にイジメ、まだ続いてるの?
    だって今日、注意してまどか見てたけど何もなかったし……」

QB「それはきっと、ほむらのおかげだよ」

ほむーっ!

QBさすがだな

さやか「!また、暁美さんが……?」

QB「ほむらが加害者の子を牽制したんだよ。イジメがまだ続いていると仮定して、
  今日だけ何もなかった理由を挙げればその牽制の効果だろうね」

さやか「……そっか……」

QB「ただし、それも一時的に過ぎないだろう。
  このまま放っておけば、また攻撃が始まる可能性がある。
  根本的な解決方法は、ほむらもまだ思い付いていないようだしね」

さやか「まだ……思い付いてない?暁美さんも……?」

QB「このままだと、多分解決はしないんじゃないかな」

さやか「そんな……!」

QB「ただし、解決策がないわけじゃないよ。
  さやか、君にはまだ手が残されているじゃないか」

homuhomu

ほむらちゃんかわいい!

さやか「それって……」

QB「そう、君が祈れば良いんだ。この問題が解決するようにね。
  君さえ決断してくれれば、すぐにでもその願いは叶うよ。
  君なら、まどかを救うことができる」

さやか「あたしが、まどかを……」

あたしなら、すぐにでもまどかを救える。
暁美さんには無理でも、あたしなら……。

QB「だから僕と契約して、魔法少女に」

ほむら「鹿目さんのところに、居ないと思ったら……こっちに、付いていたのね……!」

homuhomu

ほむら「あなたは……契約する必要なんて、ない……!」

さやか「あ、暁美さん!?」

QB「……少し疲れて見えるけど、もしかして走ってきたのかい?」

さやか「え、な、何?暁美さん、キュゥべえのこと知ってるの?
    っていうか、まどかがどうしたって……?」

QB「そう言えば君には言ってなかったね。
  ほむらは魔法少女で、まどかは君と同じように素質を持ってるんだ」

さやか「なっ……う、うそ、ほんと!?じゃあまどかのとこにも契約持ちかけてるの?
    教えてくれれば良かったのに……」

聞かれなかったからね、しょうがないね

ほむぅ

ほむら「キュゥべえは……そういう奴よ。
    他にも色々、あなたに話していない事実があるはずだから注意することね……」

QB「薄々思ってたけど、君は僕のことを嫌ってるよね、ほむら」

ほむら「さぁ、どうかしら……それより、美樹さん。契約なんてしては駄目よ」

さやか「な……なんでよ。あたしが契約すれば、まどかを助けられるんでしょ?
    暁美さんには無理でも、あたしなら……!」

ほむら「問題を解決するなら、他にもっと方法があるはず……。
    契約に頼る必要なんてない」

さやか「……ふーん……そっか、自信あるんだね。
   そりゃそうだよね、まどかに相談されるくらいだもんね……」

まどまど

このさやかは残念ながらさやカスの予感がする

さやかちゃんは思い込みが激しくて意地っ張りだけど、本当は良い子なんだよ

共通の敵がいれば仲間になれるはず

ほむら「あなた……何か勘違いしてるわね」

さやか「……勘違い?」

ほむら「私が相談を受けていたのは、あの子が隠していた事実をたまたま知ったからに過ぎないわ」

さやか「え?それじゃあ……」

ほむら「残念だけど……私を頼りにして、あの子から相談を持ちかけられたわけじゃない。
    もし私が何も知らなければ、鹿目さんは私にもずっと隠し続けていたでしょうね」

さやか「あ、えっと……。そ、そうだったの?」

ほむら「……大方、自分が鹿目さんに頼りにされていないと思って落ち込んでたんでしょう?」

さやか「うっ……はは、やだなぁ、あたしってば!
    勝手に勘違いしちゃって……は、恥ずかしいな、もう」

QB「…………」

よかったな

QBざまぁ

ほむら「理解してくれて良かったわ。それじゃあ、契約もしないでいてくれるわね」

さやか「え、っと。でもそれは……」

ほむら「魔法少女の世界は、とても辛くて厳しいもの。鹿目さんはそれを知ってる。
    なのにあなたが自分を救うために契約したなんて知ったら、きっとあの子は心を痛めるわ」

さやか「う……わ、わかった。今は、契約しないでおくよ……。
    でもさ、だったらどうするの……?まだ解決策、思い浮かんでないんでしょ?」

ほむら「だから……あなたに助けて欲しいの。私と一緒に、解決策を考えて欲しい」

さやか「……!そ、そっか……うん。そういうことなら、あたしも全力で手伝う!
    あたしたちで、まどかを守ろう!」

ほむら「……ありがとう、美樹さん」

QB「やれやれ……そう簡単に行くと良いけどね」

homuhomu

これで真犯人が上条だったらドロドロだな

本編のほむらもこのくらいコミュ力発揮してくれれば…




さやか「あのさ……ありがとう」

ほむら「……?何のことかしら」

さやか「心配、してくれてたんだよね?あたしのこと。
    わざわざ、あたしのとこに来て、契約止めて……」

心配……半分は本当ね。
魔法少女の運命なんて身近な人には背負わせたくないという気持ちも、もちろんある。
でも、美樹さんが契約してしまえばまどかにも何か影響があるから……というのもある。
残念だけど、100%この子のことを思っての行動とは、言い切れない……。

ほむら「お礼なんて。それより、このことはくれぐれも鹿目さんには内緒にしておいてね。
    あの子は、もうイジメは全て終わったものだと信じてる。
    今更わざわざ不安になんてさせたくない」

さやか「……ははっ。あんた、本当にまどかのこと好きなんだね。転校生のクセに生意気だぞ!」

よかった
さやカスなんてなかったんや

こーい、ワルプルギスこーい

ほむら「…………」

さやか「なんてね。あんたみたいな子が転校してきてくれて、良かったよ。
    まどかも友達が増えて嬉しそうだしさ。それに、あんたが居なかったら……
    イジメのこともきっと、もっと大変なことになってただろうし。
    あたしだって、ずっと気付かないままでさ……」

ほむら「……自分を責める必要はない。鹿目さんが隠していたのだから、仕方ないもの」

さやか「ん……ありがと。やっぱ優しいね、あんた」

ほむら「別に……私でなくても同じことを言うと思うわ」

さやか「あははっ、まー何はともあれ……これからよろしくね、ほむら!」

ほむら「え?」

さやか「え?何よ、別に名前で呼んだって良いでしょ?せっかく協力するんだしさ」

ほむら「……そうね。こちらこそ、よろしく」

ほむぅ

再登場フラグ立ててたマミさんはまだですか




まどか宅

まどか「ただいまー」

知久「あ、おかえり、まどか。……うーん、参ったなぁ」

まどか「?どうしたの、パパ」

知久「うーん、ちょっと買い忘れがあったみたいで……」

まどか「あ、だったらわたし買ってくるよっ!出かけられる格好だし」

知久「えっ。でも大丈夫かい?病み上がりじゃあ……」

まどか「み、みんな心配しすぎだよぉ。本当に大丈夫だってば!」

知久「あははっ。それじゃあ、お願いしても良いかな」

まどか「うん!」

ほむぅぅぅぅぅぅ




まどか「……よしっ。これで全部、だよね」

パパに頼まれたものを買って、後は帰るだけ。
それにしても、まさかあんなにみんなに心配かけちゃったなんて。
駄目だな、わたし。
もっとしっかりしないとっ!
もう嫌なことは全部終わったんだし、ほむらちゃんのことだって安心させてあげなきゃ!

そんな風に、考え事をしながら歩いてたからか……

まどか「わっ!?」

曲がり角で誰かにぶつかって、その拍子に、買い物袋を落としてしまった。

   「あっ……!ごめんなさい、大丈夫ですか!?」

これはデブ

これは

布教活動中のあんこか

まどか「は、はい。わたしは大丈夫です……。こっちこそ、ごめんなさい」

足もひねってないし、傷もなかった。
相手の女の人も、こけたりしてないし無事みたいで良かった。
でも……

   「あぁ、なんてこと……。あなたの買った物が……!」

まどか「あ……だ、大丈夫です。また買えば……」

   「えっと……このお金、受け取ってください。これで新しいものを買いなおして……」

まどか「えっ?そ、そんな、悪いです。わたしの不注意ですし!
    それに、そんなにたくさん受け取れません……!」

   「でも……」

まどか「そ、それじゃわたし、これで失礼しますっ!ぶつかってすみませんでした!」

   「……渡す金額、間違えてしまったかしら……」

ほむぅ

おりこっぽくもあるお嬢様臭

シスター杏子か




数日後

魔法少女「ワルプルギスの夜って……そんなの、信じると思ってるの?
      大体なんであんたがそんなこと知ってるのよ」

ほむら「それは……」

魔法少女「わざわざ他の町から来て、そうやって仲間になるフリして、縄張り奪うつもりなんでしょ。
      そんな手に乗るもんか……逆にあたしがあんたを倒して、縄張り奪ってやる!」

ほむら「っ……!」

 カチッ

ほむら「……どうして、どうしてなの……」

QB「懲りないんだね、君も。もう諦めた方が良いんじゃないかな」

homuhomu

ほむほむ

QB「いきなりワルプルギスの夜なんて名前を出したりして、焦ってるようだけど……。
  最近の成果を見るとあまり効果がない、むしろ逆効果のようだね。
  信じてくれた子が居ても、みんなワルプルギスの夜を恐れてしまってるじゃないか」

……どうする、本当に、仲間を集めるのはやめてしまう……?
そうすると、あいつに1人で挑まないといけない……。
武器を今まで以上の時間をかけて集めて、大量の武器で挑むという手も、ないわけじゃない。

だけど……やっぱり1人では限界がある。
誰かと共闘するのが一番良いことは事実……でも……だけど……。

QB「?今度はどこへ行くんだい?」

ほむら「……付いて来ないで」

QB「やれやれ……。ずいぶん頑張るね、暁美ほむら。
  君がいつまで、どこまでやれるか、見届けさせてもらうよ」

こーい、ワルプルギスこーい

風見野

ほむら「……やっぱり、そうなのね」

思った通り……教会は綺麗なまま、そこにあった。
それはつまり、杏子の家族が、健在だという……

杏子「こーらモモ!またお菓子なんて食べて!もうすぐ夕飯なんだから我慢しなよ!」

ほむら「……!」

モモ「だっておいしそうだったんだもーん」

杏子父「あはは、お姉ちゃんの言う通りだぞーモモ」

あれは……杏子の父親と、妹……?
……初めて見た、杏子のあんな表情。
あんなに、心の底から幸せそうな……。

ほむら「っ……」

あんこちゃん…

きょうこおおおおおおお

杏子ちゃんキター!

杏子の姿を見て、私はすぐにその場を立ち去った。

私は、何を考えてあそこに行ったの?
どうして杏子の教会なんかに行ったの?
私は杏子に会おうとしたの?
会って、何をしようとしたの?

私は……杏子を、魔法少女に勧誘しようとしたの……?

家族が死んでない、今の杏子なら……困っている人が居れば率先して助ける。
今の杏子ならきっと、助けを請えば、力になってくれる……。
今の杏子なら、お願いすれば、契約してくれる……。

そう考えていたの?
私は、幸せに暮らしている普通の女の子を……この世界に引き込もうと……。
ワルプルギスの夜を倒すために、私の目的のために、巻き込もうと……。

私は……。
私は……どうすれば良いの……。

アカン、ほむほむ魔女化でbadendな悪寒

翌日、放課後

さやか「ねぇ、ほむら。この後ちょっと時間ある?」

まどか「もし大丈夫だったら、ちょっと話したいことがあるんだけど……」

ほむら「……話したいこと?」

まどかと美樹さんが、2人で……何を……。

まどか「えっと……魔法少女のことでね、昨日さやかちゃんと電話で話したんだ」

ほむら「!もしかして、美樹さんが……」

さやか「うん……。まどかもキュゥべえに誘われてるってんなら、
    やっぱり2人で一緒に色々考えた方が良いよなーって」

この杏子じゃ契約したところで弱そう

ほむらちゃんかわいい!

まどか「電話で聞いた時はびっくりしちゃったよ。
    まさかさやかちゃんまでキュゥべえに誘われてたなんて……」

さやか「いやいや、それはこっちのセリフよ。
    あたしだってまどかがそうだって知って滅茶苦茶びっくりしたんだから」

ほむら「……それで話したいことって言うのは?」

さやか「ああうん……。やっぱ、先輩には色々聞いておきたいなぁと思ってさ。
    結構、大変なんでしょ?魔法少女って……。
    だからこっちも真剣に考えなきゃいけないわけで……」

ほむら「あなた……わかってくれたんじゃなかったの?
    契約なんかしない方が良いと、昨日言って聞かせたわよね。
    それから、鹿目さん、あなたにも」

まどか「あ、えっと、だから……」

ほむら「分かってくれたと思ったのは、私の勘違いだったの?
    どうして分かってくれないの?どうすれば分かってくれるの?」

取り敢えず右手の一本位吹っ飛ばせば学ぶんじゃね?

ほむぅぅぅぅぅぅ

ほむら的にはまどかさえ守れるなら
ワルプルギスって無視でよくね?

説得して被害は最小限に食い止めれば・・・

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「どうすれば良いの?魔法少女体験コースでもする?
    危険なのに?死ぬかも知れないのに?死んでからじゃ遅いのよ?
    どうすれば分かってくれるの?契約なんてしない方が良いって、どうすれば分かってくれるの?
    どうすれば良いの?私はどうすれば……」

さやか「お、落ち着いて!ほむら、落ち着いて……!」

ほむら「あ……」

さやか「えっと……だ、大丈夫……?」

ほむら「……ごめんなさい、私……」

さやか「いや……あたしたちの方こそ、ごめん……」

ほむら「ちょっと……疲れてるみたい。最近、少し忙しくて……」

まどか「そ、そう、なんだ……。あの……わたしたちに、何か出来ることって……」

ほむら「いいえ……大丈夫。心配しないで……」

正直魔法少女0なら別に魔法少女のシステム全部話してもいいんじゃね?

ソウルジェムの話すれば少なくともさやかは契約しないでしょ
せっかく上条と上手く行ってるんだし

>>271
魔法少女の現実を見せる為にほむらちゃんがまどさやの前で自分の体ぐちゃぐちゃにするSS思い出した

>>277
スレタイ詳しく

>>277
タイトルkwsk

ほむら「でも、ごめんなさい……。今日もこれからすることがあって……。
    だから、魔法少女についての話は、また今度でも良いかしら……」

まどか「う……うん」

ほむら『それから、美樹さん』

さやか「……!」

ほむら『鹿目さんのこと、家まで送ってあげてね。
    問題の解決法については、また明日にでも話し合いましょう』

さやか「あ……う、うん」

まどか「……?」

ほむら「それじゃ、さようなら。2人とも、また明日」

ほむーっ!

まさか、ここまで長くなるとは
まだ続きそうだな、朝まで残しといて




QB「やぁ、ほむら。今日も仲間集めかい?」

ほむら「いいえ……今日は、違うわ」

QB「?じゃあどこへ向かってるのかな。町から出ようとしてるみたいだけど」

ほむら「武器を手に入れに行くだけよ」

QB「あぁ……そう言えば君の武器は実弾兵器だったね。
  でもここでそれらを手に入れるとなると……真っ当な方法じゃないよね」

ほむら「分かってる……でも仕方ないわ」

QB「なるほど、目的のためなら手段を問わないというわけか。
  ところで、明日からはどうするつもりだい?また仲間集めに戻るのかな」

ほむら「……しばらくは武器集めに専念するつもりよ」

homu

ほむーっ!

>>278
>>279
やっと見つけたこれだ

ほむら「いいわ、見せてあげる」シュルッ

ほむほむ

homuhomu

ほむぅぅぅぅぅぅ

>>286
トンクス

仲間集めは……今は、やめておこう。
今これ以上魔法少女を相手にしていたら何が起こるか分からない。
今日のまどかたちとの会話ではっきりしたけれど、
私は自分で思っている以上に精神的に疲れていたらしい。

……まどかに、美樹さん。
ただでさえ解決すべき問題が多いのに、2人して魔法少女に興味を持ち始めるなんて……。
正直……もう、問題は増やして欲しくない。

余裕のなさから思わず責めるような口調になってしまったけど、
これが良い方に転がってくれることを祈りましょう。
魔法少女の厳しさが、私の気持ちが、少しでも伝わってくれれば……。
もういっそ……ソウルジェムの秘密を喋ってしまうというのも、良いかも知れない。

イレギュラーが多いせいで、本来解決すべき問題が、余計に辛く感じてしまう。
……もうこれ以上、問題は増えないで欲しい。

ほむらちゃんかわいい!




まどか「ほむらちゃん、怒らせちゃったかな……」

さやか「……どうだろ。怒ってるって言うか……。
    本当にあたしたちに契約して欲しくないんだ、ってことは分かったよね……」

まどか「うん……そんなに大変なのかな、魔法少女って」

さやか「多分……。命懸けだって言ってたし。
    命懸けかぁ……正直、あんま実感湧かないって言うか……」

まどか「実感が湧かないっていうのが、駄目なんだよね、きっと……」

さやか「だよねー……。ほむらは実感しまくってるんだもんなぁ……」

まどか「……あれ?あの人……」

   「あっ……!良かった、またお会いできました!待ってて正解だったわ」

まどか「やっぱり、昨日の……!」

こーい、ワルプルギスこーい

homuhomu

さやか「へっ?何まどか、知り合い?って、この制服……白女じゃん!
   何あんた、そんなお嬢様と知り合いだったわけ!?」

まどか「知り合い、って言うか……かくかくしかじかで……」

さやか「なるほど……。それで、一体何のご用事で?」

   「えぇ、どうしても昨日のお詫びがしたくて……」

まどか「お、お詫びだなんてそんなわざわざ……。えっと……」

織莉子「あぁ、ごめんなさい。私、美国織莉子と言います」

まどか「あ……鹿目、まどかです」

さやか「じゃああたしも一応……美樹さやかです、どうも……」

出来ればみんな報われて欲しいなあ

織莉子「まどかさんと、さやかさん……ですね。それでお詫びについては、本当は、
    駄目にしてしまった品物の金額を全額払うというのが良いと思うんだけど……」

さやか「それはまぁ、そうだろうけど……。でもまどか、レシートとか持ってる?」

まどか「レシートは家に帰ったらパパが持ってると思うけど……。
    でも、お金を受け取るなんてそんな、悪いです……」

織莉子「ふふっ……えぇ、そう仰ると思ってました。
    ですから、もし良かったらお茶をご馳走させていただけませんか?」

まどか「えっ?お茶って……喫茶店で奢ってもらったり、ってことですか?」

織莉子「それも良いんですけど……あなた方さえ嫌でなければ、
     私の家でご馳走しようと思ってるんです。どうかしら?」

さやか「ん~……ま、良いんじゃない?行って来なよ、まどか。怪しい人じゃなさそうだしさ」

キリカちゃんもちゃんと出るのかな

織莉子「あら……さやかさんは来られないんですか?」

さやか「へっ?あたしも行って良いんですか?」

織莉子「もちろん。大勢の方が楽しいでしょう?
     まどかさんも、お友達が一緒の方が気が楽でしょうし」

さやか「あー……なら、まどかが行くならあたしも一緒に行きます」

まどか「え、っと……それじゃあ、ご馳走してもらっても、良いですか?」

織莉子「まぁ、良かったわ!それじゃあ早速日時を……いつがご都合よろしいかしら?」

まどか「ん……だったら……」

homuhomu




さやか「それじゃ、さよなら!織莉子さん」

まどか「その……お茶会、楽しみにしてますね!」

織莉子「えぇ。私もとっても楽しみだわ。それじゃあまたね、まどかさん、さやかさん」

まどか「……織莉子さん、ステキな先輩だね」

さやか「いやー、ほんと……お嬢様って感じだし、1個しか違わないのにすっごくオトナだし。
    憧れちゃいますね、あんな先輩!明日、いろいろ話して教えてもらいたいなー」

まどか「そしたらわたしたちも、織莉子さんみたいな先輩になれるかな?」

さやか「あははっ、まどかが織莉子さんみたいに?それはちょっと想像できないなー。
    後輩からも可愛がられちゃうんじゃないの?まどか先輩かわいー、とか言って!」

まどか「え~、さやかちゃん酷いよぉ」

さやか「良いじゃん、まどかはそれでさ!なんせあたしの嫁なんだから!」

まどか「きゃっ!?もう、さやかちゃんってば……えへへっ」

しえん




学校

まどか「さやかちゃん……何もお手洗いにまで付いて来なくても」

さやか「良いの良いの。あたしもちょうど行きたいと思ってたところだからさ」

まどか「そう?だったら良いんだけど……」

イジメの件を知って以来、あたしは出来るだけまどかと一緒に居るようにしてる。
だって、いつ何が起こるか分からないんだから……。

まどか「それより楽しみだね、今日の放課後……あれ?」

さやか「ん?何、どうしたのまどか」

まどか「おかしいな……ハンカチが無いの」

homu

さやか「え……?」

まどか「うーん……どこかで落としちゃったのかなぁ?」

さやか「……も、もー!仕方ないなぁまどかは。
    ほら、あたしのハンカチ使いなよ!」

まさか……まさか……。
そんな、いつの間に!
あたしの気付かない間に……!

ほ、ほむらに報告しなきゃ!
始まったんだ……思ってたより、ずっと早く……。
またイジメが、始まったんだ……!

ほむらちゃんかわいい!




ほむら「そんな……!」

さやか「ど、どうする?もうこうなったら、犯人の奴を直接問い詰めて……」

ほむら「いえ……証拠もないし、いくらでもただの偶然だと言い張れる……。
    それに、もう説明したはずよ。そんなことをしても、解決にはならない……。
    鹿目さんを傷付けてしまうだけ……」

さやか「じゃ、じゃあどうすんのよ!このまま放っておいたらまた……!」

ほむら「そんなこと分かってる!あなたももっと自分で考えて!」

さやか「っ……!」

ほむら「考えるのよ……!何か方法を、考えるの……!」

ほむらちゃんかわいい!

どうする、どうする、どうする……!
まだ何も思い浮かんでない、まどかを傷付けずに済む方法が、見付からない……!

いくらまどかでも、また不幸が続けば流石に気付く。
悪意に気付く……。
悲しむ、傷付く、怯える……!
そうなればもう、契約してしまっても、おかしくない……!

ほむら「っ……とりあえず、次の授業からは欠席するわ。
    保健室に行くことにして、あいつを監視する……。
    せめて、今日この後の被害だけでも、食い止めないと……!
    あなたは、鹿目さんに付いていて……」

さやか「わ……わかった。あたしも授業中、考えておくよ。何か良い方法……」

放課後

さやか「どうだった……?」

ほむら「何も、なかったわ……。流石に、1日に2回も何かする気は、なかったみたい……。
    でも、明日は違う……明日はきっと、何かする気だわ……明後日も、次の日も……」

さやか「ほ、ほむら……本当に大丈夫?ちょっと休んだ方が……」

ほむら「こんな時に休めるわけなんてないでしょう!?馬鹿なことを言わないで!」

さやか「っ……」

ほむら「……鹿目さんは?鹿目さんは今、どこに……」

さやか「き、教室であたしのこと、待ってるよ」

ほむら「そう……とりあえず、あなたは鹿目さんを家まで送って。
    その後、また集まって、話し合いましょう……」

ほむらちゃんかわいい!

さやか「あ、えっと……じ、実はこれから、まどかと2人で用事があるんだけど……。
    その後でも、良いかな……?」

ほむら「……良いわ。キャンセルすれば、あの子が悲しむでしょうし……。
    それじゃあ、用事が終わったら連絡してちょうだい……」

さやか「う……うん。それじゃ、また後で……」

そうして美樹さんは教室へと戻り、私はそのまま学校を出ることにした。

あの子たちの用事が終わるまでの間も、私1人で可能な限り考えないと。
何か、ないか……より良い方法が、ないか……。

……校門を出て少し歩いたところで、
誰かを待っているように佇んでいる人が目に入った。

ほむら「ッ……!?」

その顔を見た瞬間に私は……まるで全身の血液が凍ったような、
内臓がすべて裏返ったような……喩えようもない感覚に襲われた。

ほむーっ!

……あいつだ。
忘れられるはずもない。
あいつだ……!
いつだったか、せっかく掴みかけた希望を粉々に踏み砕いた張本人……。
美国織莉子……!

どうしてあいつがここに居るの?
見滝原中学校の通学路に居るの?

何のために?
……決まってる。
待ってるんだ。

誰を?
決まってる……。
まどかを、待ってるんだ。
待ち伏せしてる……!

待ち伏せして、殺そうとしてる……!

homuhomu

あの“イレギュラー”が……よりによってあいつが……!
いや……今更もう、驚くことじゃない。
このおかしな時間軸では、もうどんなイレギュラーが発生してもおかしくない……。

でも……もう嫌だ。
これ以上問題を増やさないで。

……そうだ。
私は知ってる。
解決方法を知ってる。
この問題は、すぐに解決できる。
あの時だって、そうしたじゃないか。

殺せば良いんだ。
美国織莉子を、殺せばすぐに解決だ。
こいつは殺されても仕方ない。
だって、まどかを殺そうとしているのだから。

いじめられっ子の発想ね

でも、どうする?
ここは結界の外。
殺せば死体が残るし、それも銃弾による死亡だなんて……。

いえ、迷ってる暇なんてない。
そんな理由で躊躇していたら、また取り返しのつかないことになる。

前は間に合わなかった、でも今回は違う。
今殺せば間に合う。
時間を止めて、すぐにでも……。

その時……運が味方した。
美国織莉子の向こう側から、大型トラックが走ってきている。
あれを使えば、事故に見せかけられる……。
不運な事故として、始末できる。

……周りに、人は少ない。
やるなら今しかない。


 カチッ

ほむぅ

おいばかやめろ

やめろ!トラックの運ちゃんにも養っていく家族が居るんだよ!

ほむらちゃんかわいい!

まどまど

さる?

ごりら?

ぶっちゃけハンカチパクったのQBだろ

寝落ちかな?

科学少女と文学少女

保守まど

homu

ほむらちゃんかわいい!

保守まど

まーーーーた面白くもないオナニー駄文垂れて寝落ちして保守(笑)で無駄に伸びるゴミスレか

>>341
朝早くから保守ありがとうございます!

マダカァー!




まどか「織莉子さん、もう待ち合わせ場所に居るかな?」

さやか「今日はなんか学校早く終わる日だとか言ってたし、もう待ってるんじゃないかな?」

まどか「じゃあ急がなきゃ!待たせちゃったら……あれ?」

さやか「何、どうしたの……ん、すっごい人だかり。何かあったのかな」

まどか「……あそこって、待ち合わせにしてた場所、だよね?」

さやか「う、うん……行ってみよう」

野次馬1「おい、救急車まだ来ないのかよ……!」

野次馬2「む、無理じゃないか、あれ……。救急車来たって、もう……」

ほむら「…………」

まあ、無理でしょうね。
だってそういう風にしたから。

一先ずこれで安心。
これでもう、まどかは……

まどか「ひっ……!?ぃ、いやぁあああぁあああッ!?」

ほむら「え……っ!?」

さやか「う、うそでしょ!?織莉子さん!織莉子さん!!」

な……名前を、知ってる?
まさか……。
まどかたちは、美国織莉子と知り合っていた……!?

このSSのほむらが話もせずにいきなり織莉子を殺すとは思えん
QBに魔法少女がいなかったことは聞いてるんだし

ああ、やっちゃった……

まどか「織莉子さん……織莉子さぁん……ぅくっ、ぅわぁあああん……!」

さやか「っ……ぐすっ……ううっ……ひぐっ……!」

ほむら「…………」

知り合っていたなら、どうしてまどかは殺されていないの……?
……考えられる理由は1つ。
美国織莉子は……まだ、契約していなかった。

つまり彼女は、まどかを殺すために待ち伏せしていなんじゃなくて。
まどかたちの用事は、美国織莉子と会うことで……。
この様子から考えて、美国織莉子は、まどかと、仲が良くて……。

……いえ、そんなこと、関係ない。
今は契約していなくても、いつかは契約するかも知れない。
そうなれば、まどかは殺されてしまうかも知れないんだ。
その可能性がある限り、美国織莉子は殺さなくてはならなかった。

たとえ、現時点では普通の人間であったとしても……

QB「彼女を手にかけたのは君かい?ほむら」

…長くなりそうね。

ほむら「……さぁ。どうかしらね」

QB「やれやれ……君のことは読めないと思っていたけれど、まさかこれほどとはね。
  殺人なんて犯して何の意味があるんだい?相手は魔法少女でもない一般人じゃないか」

ほむら「今はそうだけど、いずれはそうでない可能性もあるわ」

QB「そうなのかい?」

ほむら「……あなた、何を……」

QB「僕はこの子のことは知らないよ。
  素質があったなら気付いてもおかしくはないはずだけど……」

……キュゥべえは、美国織莉子のことに気付いていなかった……?
いえ……待って、それより、今なんて言った?
“素質があったなら気付いてもおかしくはない”?

何よ、それ。
それじゃあまるで……。

ほむら「“この”美国織莉子には……素質は、なかったの……?」

QB「今となっては本当のところは分からない。
  ただ、僕はさっきからこの近くに居たんだけど、この子の存在には気付かなかった。
  僕たちは、ある程度近付けば素質のある子には大抵は気付く。
  なのにこの子には気付かなかったということは、素質がなかった可能性が高いってことさ。
  あくまでも可能性であって、断言できるものじゃないけどね」

そう……そうだ、あくまでも可能性……いや、あり得ない……。
素質がなくなるイレギュラーなんて、あり得ない……。

……本当に……?
本当にそう言える?
この時間軸では、“あり得ない”レベルのイレギュラーが、もう何回起こってる?
巴さんに、杏子に、上条恭介に、まどか……。

それだけおかしいことが起こったなら……
“素質がない”なんてあり得ないイレギュラーも、起こり得る……?

もしそうだとすれば……私は、私は……
本当に何の罪もない人間を……殺してしまったことになる。

…Oh

あり得ない……。
でも、そうは言い切れない……。
でも、そんなことあり得ない……。
でも、でも、でも……。

わからない……わからない……。
私は、殺してしまったの……?
一般人を、罪のない人間を、まどかの友達を……殺してしまったの?

いや……でも仕方なかった。
ああするしかなかった。
たとえそう、本当に素質がないなんてイレギュラーが起こり得たとしても、
本当に起こってたかどうかなんて、分からない。
キュゥべえが気付かなかっただけで、素質はあったかも知れない。

だから、可能性がある以上、私の目的の邪魔になる奴は殺すしかないんだ。
少しでも邪魔する可能性があれば、殺してしまっても、仕方ない。

あれ……?
だったら、“実際に邪魔をしている奴”は?

もうハッピーエンドにはならないんや……時間遡行するしかないんや……

そうだ……何を躊躇する必要があったんだろう。
殺せば良いんじゃないか。
躊躇う必要なんてない。
まどかを救うために、手段なんて選ぶ必要はない。

どっちにしろ私は、罪がなかったかも知れない人を殺したんだ。
なら、罪がある人間を殺さない理由なんてないじゃないか。

そうだ、殺そう。
あの女を殺そう。
今すぐ殺しに行こう。
まだ校舎に残ってるだろうか。
一応戻ってみよう。
それで、残ってたら殺そう。

転落死、そうだ転落死が良い。
それが一番自然だ。
時間を止めて、屋上にでも連れて行って、そこから突き落とそう。

ほむらちゃんぇ・・・

もうほむらアンチ特有の胸糞エンドしか見えない
ここからどう巻き返すのか>>1の腕に期待

あの女は、すぐに見付かった。
まだ校舎に残ってた。
廊下を歩いている。
……手に、何か持ってる。
あれは……

ほむら「……!」

ハンカチ……見覚えがある柄だ。
あれは、まどかのハンカチ……!
やっぱりそうだったんだ。
あいつだったんだ。
あいつがまどかのハンカチを盗んだんだ。
許せない。
許せない許せない許せない……!

 カチッ

ほむら「……さよなら」




QB「ずいぶん強引な手に出たね、暁美ほむら」

ほむら「何のことかしら」

QB「あの女生徒を殺害したのは君だろう?」

ほむら「…………」

QB「あぁ、そうだ。今更言っても仕方ないことかも知れないけど、一応情報を与えておくよ」

ほむら「……何」

QB「彼女はまどかのハンカチを盗んだわけじゃないよ。
  僕は今日1日中、ずっと彼女のことを見ていたからね」

ほむら「何を言ってるの……。それなら何故、あいつはまどかのハンカチを持っていたの」

QB「落ちてたハンカチを拾ったんだよ。
  そして君が彼女を発見した時は、君たちの教室へ向かっていたんじゃないかな。
  歩いていた方向から考えて、その可能性は高い。つまり……もしかしたら彼女は、
  拾ったまどかのハンカチを本人に返そうとしていたんじゃないのかい?」

失態だな…

まどマギSSはよっぽどタイトルに惹かれない限りもう読む気起きん

マミさんのデカパイ揉みたい

ほむら「……ハンカチはまどかがただ落としただけ、そう言いたいの?」

QB「それだけじゃない。もしかしたら、あの日でイジメは終わっていた可能性もある。
  彼女は自分の行為を反省していて、あの日以降まどかを襲った不幸は
  本当に全部ただの偶然だったという可能性さ。
  そもそも、服の傷や汚れに関してはまどかが気付いていなかっただけで
  もっと以前からあったものかも知れないんだしね」

ほむら「…………」

QB「もしそうだとすれば、ほむら。君は罪のない人間を2人も殺してしまったことに……」

ほむら「関係ないわ。もしあなたの言うことが本当だったとしても、
    あの女がイジメをしていたことは事実だもの」

QB「……彼女が罪を悔い、反省していたとしてもかい?」

ほむら「えぇ。まどかに危害を加える可能性は残っているでしょう?なら殺すしかない」

QB「君は……随分考え方が極端になったようだね」

ほむら「思い出しただけよ。手段を選んでいる場合じゃないと」

今さら死体が二つ増えたくらいどうということはない

あとは何人殺しても同じってか

QB「仮にまどかが危害を加えられたとしても、死ぬわけじゃない。
  殺人まで犯す必要性はあまり感じられないけれど……」

ほむら「死ぬわけじゃなくても契約してしまうでしょう」

QB「まどかに契約させないことがそんなに大事なのかい。
  どうやら君の目的は、元を辿ればそこが全てのようだ。
  ワルプルギスの夜を倒すのも、まどかに契約させないため……そういうことだね」

ほむら「えぇ、その通りよ。私は絶対に、まどかに契約なんかさせない。
    そのためなら、どんな手だって使う」

そう……思い出した。
私にとっては、まどかに契約させないことこそが全て。
もう手段は選ばない。

殺人を犯した以上、何を躊躇う必要もない。
私は、あの子のためなら……なんだって犠牲にする。

VIPでシリアスSS()とか臭すぎる

マミさん逃げてー

マミかわいいよマミ




マミ「そん、な……。その魔女のせいで……」

ほむら「何千人と死ぬでしょうね。もちろん、あなたの家族も……。
    でもあなたが居れば、その運命を回避できる」

マミ「ほ、本当なの……?私が魔法少女になれば、何千人の命を助けられるの……?」

ほむら「えぇ。だから、お願い。魔法少女になって、私と一緒に戦って……!」

マミ「っ……わかったわ。私、契約する」

QB「そうか。なら願い事を言うと良い」

マミ「私の願いは……みんなを守ること。そのための力が欲しい……!」

QB「わかった、契約は成立だ。その祈りなら、君はきっととても強い魔法少女になれるよ」

杏子逃げてー

ほむらが病んでる…

これはワルプルこない展開あるで




杏子「……そっか、見滝原は、そんな大変なことになってるんだね」

ほむら「風見野のあなたには関係ないかも知れない……。
    でもお願い。あなたの力が必要なの。私たちのために、力を貸して……!」

杏子「ちぇっ……。父さんみたいに、そんな力に頼らずにみんなを救えるようになりたかったんだけどな。
   そういうことならしょうがないね。良いよ、あたしなんかで良ければいくらでも手伝う。
   それで多くの命が助かるってんなら、断る理由もないしね」

ほむら「……ありがとう、杏子」

杏子「ならあたしの願いは……そうだな、家族がみんな幸せに暮らせますように。これで良い」

QB「よし、契約は成立だ。君の祈りは、間違いなく遂げられるよ」




QB「意外だったよ。君は誰にも契約して欲しくなさそうだったのに、まさか逆に契約を促すなんて。
  君にとってワルプルギスの夜を倒すこと……
  つまり鹿目まどかの契約を阻止することは、本当に何よりも重要なことらしい」

ほむら「…………」

QB「それじゃあ、次はさやかに声をかけるのかな?」

ほむら「いいえ、そのつもりはないわ」

QB「どうしてだい?さやかもきっと、お願いすれば君と一緒に戦ってくれるはずだよ」

ほむら「美樹さんが契約すれば、まどかに影響が出てしまうもの」

QB「まぁ、確かにそうかも知れないね。ただ残念だけど、さやかはもう契約してるよ」

ほむら「……え?」

……え?

まさか・・・

もうBADしか思い浮かばないぜ…

外野くさすぎ死ね

ほむら「そんな……!どういうこと!?今のあの子には、契約する理由なんてないはず!」

QB「契約する理由なら、今日できたじゃないか。それも、君が作り出したものが」

ほむら「な、何、を……」

QB「“美国織莉子を生き返らせて欲しい”。それがさやかの願いだよ」

ほむら「ッ……!」

QB「もちろん自分が辛かったからと言うのもあるだろうけど、
  まどかの様子を見ていられなかったというのが大きいかも知れない。
  まどかは酷く悲しんでいたようだったからね。
  君にとっては残念かも知れないけど、当然の結果じゃないかな」

あの子は、まだ魔女の姿すら見ていない。
だから、認識していないんだ……魔法少女の危険性を……。
もっと……私がもっと詳しく、説明していれば。

……済んだことを悔やんでも、仕方がない。
こうなった以上、もうこのままやるしかない。
美樹さんにも、協力してもらいましょう。
そして4人で……ワルプルギスの夜を、倒す。

人を生き返らせるのって、相当な素質が必要なんじゃないの?

まどか宅

まどか「さやかちゃん……魔法少女になっちゃった」

QB「さやかのことが気になるかい、まどか」

まどか「……うん。魔法少女って、すごく、危ないんだよね……?」

QB「そうだね、魔女との戦いは常に命懸けだ。
  でも、さやかだってそれは承知の上だろう。
  織莉子の命を救うため、そして君のためなら、命を懸けるに値すると判断したんだろうし」

まどか「わ……わたしの、ため?」

QB「あくまでも僕の想像だけどね。君の悲しむ姿を、さやかは見たくなかったんじゃないかな。
  即断して契約したのも、自分が先に契約することで君に契約させないためだったかも知れない。
  君には危険な戦いなんてさせたくなかったんじゃないかな」

さやかちゃん…

まどか「そう、なのかな……」

うん……そうかも知れない。
さやかちゃんは、昔からずっとわたしのことを守ろうとしてくれてた。

自意識過剰かも知れないけど、そんなさやかちゃんだから、
あの契約だってわたしのためなんだっていうのも……納得できる。

わたし……いつも守られて、助けられてばっかりだ。
さやかちゃんに色んなことで助けてもらって、守ってもらって。
イジメのことだって、誰にも迷惑かけたくなくて、内緒にしてたけど……
結局、転校してきたばっかりのほむらちゃんに助けてもらって。

わたし、こうやってこれからもずっと、誰かに助けてもらってばっかりなのかな。
誰かの役に立つことなんてなくて、迷惑ばっかりかけて。
そうやって、生きていくのかな……。

QB「ところで、まどか。一応訊いておくけど、君の願い事はまだ決まらないかい?」

展開が精神的グロ過ぎワロタwww

支援

まどか「……わたしは……」

魔法少女になったら、誰かの役に立てるかもしれない。
でも、わたしは……まだ悩んでる。

ほむらちゃんは、わたしに契約なんてして欲しくない。
何度も何度も、そう言ってくれた。
さやかちゃんだって、わたしが契約しないように先に契約してくれたんだ。

もしここでわたしが契約しちゃったら、そんなみんなの思いを、無駄にすることになる。
だからわたしは、そんなに簡単に、契約するわけにはいかない。
もっとしっかり、はっきりした願い事が決まるまで、わたしは……。

まどか「ごめんね、キュゥべえ……。もう少し、考えさせて」

QB「そうか、わかった。僕の準備はいつでも出来てるからね。待ってるよ」

ほむホーム

さやか「その、2人とも契約は最近?」

マミ「えぇ……昨日、暁美さんにお願いされて契約したばかり」

杏子「あたしも、えっと……マミさんと一緒だよ」

さやか「あたしも昨日だから、みんな新人か……」

ほむら「これからワルプルギスの夜が来るまで、あまり日はない。
    短期間で作戦会議と訓練をこなす必要があるわ。
    少し大変かも知れないけど、みんな頑張ってちょうだい」

マミ「もちろん。たくさんの人の命がかかってるんだもの。全力で挑ませてもらうつもりよ」

杏子「だね。手を抜くつもりなんてこれっぽっちもない。それに、こっちだって命懸けなんだし」

さやか「うん……そうだよね。頑張ろう!」




魔女「ギャァアアアアア……!」

さやか「っよし!初陣にして初勝利!」

マミ「良かったぁ……」

杏子「さすがにこれだけ人数が居れば大丈夫だったね。ベテランのほむらも居るしさ」

ほむら「えぇ、そうね。危なげなく勝てたし、これならワルプルギスの夜にも勝てるでしょう」

QB「…………」

さやか「あ、ところでさ。まどかにはその、ワルプルギスの夜のことは話したの?」

ほむら「その必要はないわ。あの子に余計な心配をかけたくない」

さやか「でもさ……避難所にあたしたちが居ないって気付いたら、余計心配しちゃわないかな。
    だからその、心配かけないような感じで説明するくらいはしておいた方が良いと思うんだけど……」

もう>>375フラグがビンビン

ぬーべーのアカシックレコードの話思い出した
あのおっちゃんのタフネスは異常だろう

ほむら「それは……」

QB「それなら、僕の方から説明しておいても良いよ。君たちは忙しいだろうし」

ほむら「っ……いいえ。私が説明するわ」

QB「そうかい?それならそれで構わないけど」

確かに、美樹さんの言う通りかも知れない。
それに、キュゥべえに余計なことを吹き込まれるくらいなら、
私の口から説明しておいた方が良いに決まってる。

ほむら「とりあえず……今日これからの時間は、さっきの戦いの反省と、作戦会議に使いましょう。
    鹿目さんには明日、私が説明するわ。それで良いわね」

杏子「よくわかんないけど……あたしたちのやることは決まってるんだしね」

マミ「えぇ。そうと決まれば早く場所を移しましょう」




まどか「……そう、なんだ。そんなすごい魔女が……」

ほむら「えぇ。でも心配しないで。魔法少女が4人も居るんだもの。負けるはずがないわ。
    だからあなたは、信じて待っていて。あなたのことは、私たちが必ず守る」

まどか「……うん。大丈夫、信じてる、から」

そう……きっとほむらちゃんも、さやかちゃんも、わたしを守ってくれる。
また、守ってくれる。
そしてわたしは、また守られる。
いつもみたいに、今までみたいに……。

このままじゃワルプルギスもいなくなるイレギュラーも起きそうだ

当日

マミ「……いよいよね」

ほむら「みんな、覚悟は良いかしら」

さやか「う……うん」

杏子「な、なんだよさやか。怖いのかい?」

さやか「べ、別に怖くなんかないわよ!ただちょっと、そう、武者震いが止まらないだけで……。
    それにあんただって、ちょっと声震えてるけど大丈夫なんでしょうね!」

杏子「ふ、震えてなんか!」

ほむら「……巴さん、あなたは大丈夫?」

マミ「怖くないと言えば、嘘になるわ……。でも、そんなこと言ってる場合じゃ、ない。
   どんなに怖くても、私たちは……倒さないといけなんだから」



ほむら「っ……!来るわ、みんな準備して!」



杏子「も、もう覚悟決めてやる!どんな奴でもかかってこい!」



さやか「そうだ、あたしたちは魔法少女なんだ、負けるわけには、いかないんだ……!」



マミ「たくさんの命を、救うために……私たちは……!」



ほむら「今度こそ……決着をつけてやる!」

ワルプルギス「アハハハハハハ!アハハ、ウフフ、アハ、アハハハハハハハ!」

ほむぅ

ほむらちゃんかわいい!

ワルプルギスだけは流石に来たか




避難所

まどか「……みんな今、戦ってるのかな……」

もう随分時間が経つけど……大丈夫だよね。
もうすぐ勝って、ほむらちゃんもさやかちゃんも、無事に戻ってくるんだよね……?

QB「まずいことになったよ、まどか……」

まどか「えっ……き、キュゥべえ!?」

QB「予想はしていたけれど……的中してしまった。
  もうほむらは、ワルプルギスの夜には勝てない」

まどか「ど、どういうこと!?それに、ほむらちゃんは、って……
     さやかちゃんはどうなったの!他の子たちは!?」

QB「残念だけど、みんな死んでしまった。今生き残ってるのは、ほむらただ1人だ」

!?

ほむぅぅぅぅぅぅ

そら経験も足りない杏子じゃさやか以下だな

まどか「え……」

QB「敗因としては、経験不足と攻撃力の弱さだろうね。
  新たに契約した3人の魔法は、願いの特性上どれも防御や回復なんかの補助に特化したものだった。
  もう少し経験を積めば、魔法を応用して攻撃力を上げることが出来たんだろうけど……。
  その攻撃力不足が災いして、戦いが長引いて……そして、ほむらが魔法を使えなくなったんだ」

まどか「そんな、どうして……!」

QB「きっと使用には何らかの制限があったんだろうね。
  彼女の特殊な魔法のおかげである程度のダメージは加えていたようだけど、
  それを失ってからは一方的だったよ。
  途中までは3人の魔法で上手く攻撃を防いだり、回復したりしながら耐えていたけど……
  その3人にも遂に、魔力の限界が来た」

homu




ほむら「そん、な……嘘、嘘よ、こんなの、こんなの、どうして……」

さやか「な、に、これ……ソウルジェムが、真っ黒、に……ぁぐッ……!?」

杏子「く、そっ……!ぐ、ウゥウっ……ああぁああああ!!」

マミ「ぁ、ゥ……あぁああアアアァアアッ……!」

やめて……こんな状況で、魔女が3体も増えたら、それこそ、もう、本当に……。

ほむら「嫌……嫌、いや、いやぁあああああああ!」

 パァン パァン パァン

ほむら「ぅ……く、うぅううッ……!」

ほむーっ!

しかしまだ本編系SSで新しい話作れるとはな

死んでしまった……3人とも、死んでしまった……。
……違う。
私が、殺してしまった……。
私が、また、殺した……。

また殺した、また殺した……。
私は……もう何人、殺したの……?

確かに今までも、救えなかったことはたくさんある。
見殺しにしたことだって、ある。

でも今回は……幸せな生活を送ってた人間を、
私が自分で、魔法少女の世界へ引きずりこんで……。
みんなの幸せを犠牲にした……。
私が自分で、殺した……平穏な人生を歩むはずだったみんなを、殺した……。

ワルプルギス「ウフフフフ、アハハハハハ!アハハハハハハハ!」

ほむら「っ……まだよ、まだ……!」

マミさんのプリケツ撫でまわしたい

ほむーっ!




そう、諦めるわけにはいかない……。
私はなんのために、ここまでやったんだ……。
ここで諦めたら、それこそ、無駄に殺人を犯しただけになる。

すべては、まどかのため……まどかの契約を阻止するため……。
それだけが私の目的なんだ……。
もう私は、立ち止まるわけにはいかない。
犠牲を無駄にはしない……。
決めたんだ。
私は他のすべてを犠牲にしてでも、まどかの契約を……

まどか「ほ……ほむら、ちゃん……」

ほむら「え……?」

まどか「みんな、死んじゃったの……?ほ、本当に、みんな、死んじゃったの……!?」

ほむら「ど……どうして、あなたがここに……」

まどか「わたし、キュゥべえに、聞いて……それで……」

ほむら「駄目……今すぐここから離れて!ここは危険なの、だから……!」

QB「まどか、君の願いはもう決まったんじゃないかな」

ほむら「キュゥ、べえ……!」

まどか「き……決めたよ。わたし、魔法少女になる……!」

ほむら「え……」

QB「そうかい。なら、その願いを口にすると良い」

まどか「わたしの願いは……!」

 パァン

ほむぅ

THEクレーマー1 魔法少女植木鉢破損 + 巨乳宅配少女遺骨紛失

【シーン1 魔法少女植木鉢破損】
鹿目まどか。戦いが近くに迫り、公園で弓矢の練習をしている。しかし、矢が民家のベランダに
入ってしまう。取りに行くと、民家の住民である、暁美ほむらから「植木鉢が割れているのよ!あなたのせいで!!」
という事実を聞かされる。まどかが「すみません…、弁償します。」と謝罪するも、暁美ほむらの怒りは収まらず
「弁償するって、あなた、いくらするのかわかっているの!?」「あなたの弁償できる額じゃ到底ないわ!」
「誠意を見せなさい!!」と怒鳴り、まどかのコスチュームを破りにかかるほむら。まどかは恐怖のあまり「やめてください…」と
言うも、ほむらに無理やり唇を奪われる。ほむらは「やめてじゃないでしょう!」「感じてるのよね!?」と怒鳴りながら、
性的恥辱を次々加えていく。さらに「私の植木鉢を割ったわね」と言い、まどかのヴァギナをグチョグチョと太い指で
こねくり回しだすほむら。まどかは堪らず「ダメー!」「ヤメテー!!」と泣きながら絶叫。ついにはまどかのヴァギナに、
ホームランバーが挿入され、ケツを引っ叩かれながら中出しされる。ほむらの性的暴行はまどかが孕むまで続くのであった…。

【シーン2 巨乳宅配少女遺骨紛失】
美樹さやか。宅配会社に勤務しているさやかは、業務上のミスにより、顧客の荷物を紛失してしまう。
重い足取りで顧客の自宅に謝罪しに行くさやか。顧客である、佐倉杏子から「死んだ父ちゃんのお骨が入っていたんだよ!」
という事実を聞かされる。さやかが「申し訳ございません…」と謝罪するも「ケツ出して土下座しろ!」と杏子は罵声を浴びせる。
杏子の怒りは収まらず、要求はエスカレート。「そこでオナニーしろ!!」「誠意を見せろ!!」と怒鳴り、さやかの下半身を剥き出しにして、
性的恥辱を次々と加えていく。顧客の容赦ない陵辱に、恐怖を感じながらも巴マミの次に大きい乳首をそそり立ててしまうさやか。
ついにさやかの処女膜に、ディルドが容赦なく挿入される。ガン掘りされるさやかは「もう勘弁してください!!」と絶頂するが、
杏子の性的暴行は延々と続くのであった…。

放たれた弾丸は、キュゥべえの頭の真ん中を貫いた。
キュゥべえはそのまま倒れ、動かなくなる。

まどか「ひっ……!?」

ほむら「駄目……」

まどか「ひ、酷いよ、何も殺さなくても……!」

ほむら「契約、しちゃ駄目……。お願い、あなたは早くここから……」

と……その時。

ワルプルギス「アハハ!アハハハハハハハ!」

ほむら「っ!?まど……」

私の叫びは、轟音に掻き消された。
瓦礫が、地面に直撃する音。
ワルプルギスの夜の魔力で浮き上がったビルの瓦礫が、落下してきたんだ。
……まどかの居るところへ。

まどかを撃ったのかと

ほむぅ

私の目の前を、まどかの居たところを、砂埃が覆い隠す。
が、すぐに風が吹き、視界は開けた。
そして私の目に飛び込んできた光景は……

ほむら「いっ……いやぁああああッ!!」

まどか「ぁ、ぐ……」

まどかの体は……首から下が、瓦礫で押しつぶされていた。

QB「これはまずいことになった……まどか、そのままじゃ君の命はあと数分ともたない!」

まどか「あ……き、キュゥ……べ、え……?」

ほむら「っ……う、うそ、そんな……」

ほむほむ

QB「もう迷ってる暇はない!君の願い事を言うんだ!そうじゃないと、君はそのまま……」

まどか「わ……たし……」

ほむら「あ、あ……だ……だ、め……」

QB「……ほむら、君は何を……」

まどかが、契約してしまう。
駄目、それは駄目。
それだけは駄目。
ここで契約したら、何のために。
私は何のために。
どうして私は。
私は……。

ほむら「駄目……まどか……契約、しないで……駄目……」

契約させて遡行するしかないね

ほむぅぅぅぅぅぅ

QB「自分が何を言ってるか分かっているのかい?
  このままだと、まどかは間違いなく死んでしまう。君の魔法じゃ、まどかは助からない。
  死んでまで契約するなと言うつもりかい?本末転倒じゃないか」

ほむら「お、お願い、まどか……ね?け、契約、しないで……まどか……」

まどか「……ほ、むら、ちゃん……」

QB「……どうやらもう僕の声は耳に入っていないようだね」

全身の震えが止まらない。
止めなきゃ、止めなきゃ、止めなきゃ。
このままじゃまどかが契約してしまう。
止めなきゃ、契約、止めなきゃ、止めなきゃ……。

気付けば私は……まどかの口を両手で塞いでいた。

ほむらが壊れてる様子を書きたいのだろうけど死んだら元も子もないだろ?

ほむら「あは……あはははは!どう、キュゥべえ!これで契約はできない!
    まどかは、契約することなんてない!あははは!あはははははは!」

まどか「…………」

ほむら「まどか……やったよ、私、契約を止められた。
    あなたの契約を、止められたよ。約束、守れた。
    やっとあなたとの約束を、守ることができた。私、やったよ。ね、まどか……」

……ほむらちゃんはわたしの口を塞ぎながら、上から顔を覗きこむようにして、そう言った。
ほむらちゃんの顔は、笑ってた。
笑った顔……初めて見るような気がするな。

……ずっと、あなたの笑顔が見たいなって、思ってた。
だって、とっても美人さんなんだもん。
笑ったらきっと、すごく綺麗で、可愛いんだろうな、って、そう思ってた。

でも……初めて見るあなたの笑顔は、笑顔は……。

わたしの顔は、どんどん濡れていく。

こーい、ワルプルギスこーい

ほむら「ふふ、ふふふふふ……。私、やっと守れた……。まどかとの約束、守れた……」

まどか「…………」

……そっか……。
ごめんね、ほむらちゃん……。
ほむらちゃんは、ずっと……

QB『まどか、ほむらは気付いていないようだけど、テレパシーでも契約は可能だ』

まどか『……!ほ、本当……?』

QB『もちろんさ。今ならまだ間に合う。今すぐ願い事を決めて、僕と契約を!』

……もう、迷ってる暇はない。
わたしは……わたしの願いは……!

まどか『……助けて……』




ほむら「……っは!」

気が付くと、そこはいつもの病院の天井。
私……今何か、変な夢を見てたような……。

まぁ、良いか。
夢の内容を思い出せないなんてよくあることだもんね。
それより……いよいよ、明日退院かぁ。

そしたらもう、新しい学校に通うようになるまであっという間だよね。
楽しみだけど……ちょっと、怖いかも。
優しい人と友達になれたら良いな。









  『ほむらちゃんを、助けて』



    おしまい

付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ

結局ほむらはまどかに無駄に振り回されるだけ振り回される役回りなんですね、分かります

は?何これ意味わかんね

おっつおっつ


色々結末想像出来るね
まどかだけは記憶継承してればいいな、それだと無限ループになりかねないがw


面白かった

後書きまだかよ
つまらんSSは後書きがメインなんだからさっさとしろや

おつ
病みほむほむ大好物だわ

お疲れ

次の時間軸でまどか契約でほむらのみ生存、それ以上のループはないって展開になる可能性が高そうだけど
ほむらが助かるって力の範囲が大きければまどかも助かる可能性もあるかもね

夢落ちぃ?


イレギュラー時間軸は特に理由はなかったのね

>>441
今くぅ~の準備中

ほむらがヤンデレなったらおりこ化
したという話だったな。

いつも長時間お疲れ様
まどかも少なくなってるから
またお願いします乙。

>>444
まどかの願いは自分を助けてじゃなくて
ほむらを助ける事だったから

ほむらが魔法少女じゃ無い最初のループ前に戻った
と解釈している。

おもろかったよ
おつ

中身読んでないけど、とりあえずほむら病ましてぶっ壊しときゃいいやっていう糞SSだろ
本編ちゃんと見たのか疑わしいレベル

「叩く俺たちカコイイ」が沢山いるVIPでやるのがもったいない

ループ落ちって結局このSSは何がしたかったの?

ほむら報われないな…
何だか悲しくなってくる

>>451
インスピレーション沸いた時に速報が落ちてたのかと

>>447
それぐらい分かるわ。馬鹿かお前。

>>455
>まどかを撃ったのかと
という風にしか予想できないおまえ
に合わせて教えてやったんだが(笑)

後書き無いならさっさと落とせクソバカ

>>456
おう。そうか。ありがとな。

まとめさんボクは赤でお願いします

ほむらの安価で投げやり~を思い出したな
自分のせいでほむほむが苦しんでると思ったまどかが、ほむらとの出会いを無かったことにするって願うオチ
んで、目的を失ったほむほむが永遠と無意味なループ続ける話

まあとにかく句点つけちゃう奴とかVIP批判し始めちゃう奴とかはSS速報に引きこもってろよ(笑)

なにこのスレ
作者様(笑)も読者様(笑)も全員速報臭い

ほむほむには不幸がよく似合う

乙。

乙乙乙

外野が平気で60レス以上しちゃうのがまどかSSやアイマスSS
はやくVIPから滅んでほしいね

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