P「春か」春香「はい?」(88)

P「え?」

春香「え?」

P「あと何ヶ月かしたら春か」

春香「何ヶ月したらなんですか?」

P「春か」

春香「はい?」

P「え?」

春香「え?」

P「もう春かぁ、早いなぁ」

春香(は、早い? 事務所に早く来すぎってこと?)

P「みんなは割と喜んでるみたいだけど……おれはあんまり喜ばしくないなぁ……(花粉症的な意味で)」

春香「あの、えっと……ごめんなさい……もうちょっと遅い方がいいですよね……」

P(……春香は何を謝ってるんだ?)

P「いやいや、こればっかりはどうしようもないだろ。我慢するしかないさ、ははは」

春香「私、そんなに融通の利かない女に見えますか!?」

P「えっ」

春香「えっ」

9

再放送多くて萎える

>>28何言ってんだこいつ

早く誰か書いて

P「弥生は3月か?」

やよい「え?(誕生日かなぁ……)いえ違います」

P「あれ、そうだったっけ?(睦月、如月……あれ?)」

やよい「は、はい……」

P「……何月?」

やよい「えっと……12月、です」

P「……遅いなぁ」

やよい「えっ……(遅いとダメなの……かなぁ)」

P「……というか今まで完全に勘違いしてた、あーもうダメだ」

やよい「そ、そんなこと」

P「だってそんなの知らないとかどんだけアホだと思われるだろ?」

やよい「そ、そんな……」


みたいなのを書きたかったけどやよい普通に3月生まれだった

P(融通……?)

P「いやまあ俺と同じ悩みを抱えてる人はたくさんいるからなぁ。『(春が)来ないで欲しい』って思ってる人はいるかもしれん」

春香「えぇぇぇぇぇぇ!?」

P「!?」

春香(わ、私……厄介者だったの……? 早すぎるどころか……来るのも嫌がられたなんて……)

春香「『来ないで欲しい』って……誰か実際に言ってたんですか……?」

春香(何聞いてるんだろ、私……傷つくだけなのに……)

P「んー?」

P(誰か花粉症の子、いたっけかな)

P「あー、まだ大丈夫みたいだけど、千早は怖がってたな」

P「ほら、(花粉症って)いつなるかわからないから」

春香「ち、千早ちゃんが……!?」ガクガク

P「(花粉症は)人によっては頭痛がひどくなるって聞くからなぁ。仕事にも支障が出るし」

P「あ、俺は軽い方だから大丈夫だぞ? (春になっても)ちゃんと仕事はする」

春香「は、ははは……」

春香(『(春香と一緒にいても頭痛は起きないから)大丈夫』……『(我慢して)ちゃんと仕事はする』……)

春香(プロデューサーさん……ごめんなさい……ずっと気をつかってくれてたんですね……)

P(ん? なんだ? 春香、心なしか目が赤くなって潤んでるような……)

春香「」グスッ

P(はっ!? まさか……花粉症!?)

P「は、春香!?」ガシッ

春香「?」

P「さすがに早すぎるだろ!」

春香「だから! それについてはさっき謝ったじゃないですかぁ!」

P「えっ」

春香「えっ」

春香「……もう、(私事務所に)来ない方がいいですよね」

P(とうとう春香まで花粉症の魔の手に……『春よ来るな』と思うようになってしまったのか……)

P「誰もが思うことさ」

春香「そこは嘘でも否定して欲しかったです……」

P「? そうは言ってもな……俺の尽きない悩みでもあるし」

春香「っ……! プロデューサーさんのそういう正直なところ、私は好きです」

P「そ、そうか? ありがとう」

春香(わかんない……今更だけどプロデューサーさんが私をどうしたいのかわかんないよ……)

春香「……プロデューサーさん」

P「ん?」

春香「プロデューサーさんはどう思ってるんですか? やっぱり……(私に)来て欲しくないですか?」

P「春か? そうだなぁ……うーん、確かに仕事がしづらいってのはある」

P(鼻水が止まらないんだよ)

春香「うっ……ひぐっ……」ジワッ

P「でも、やっぱり(春は)来て欲しいな」

春香「え……」

P「(春には春で)楽しいことがいっぱいあるからな。欠かせないよやっぱり」

春香「……」

P「なんていうんだろうなぁ……『春かぁ』ってちょっと考えただけで、心が暖かくなるっていうか……幸せな気分になるんだよ」

P「マイナスを帳消しにするくらいのパワーがあるっていうか……」

春香「」ボンッ

P「はは、子供みたいでなんか照れくさいなこういうの」

春香「い、いいとおもいます!!」

春香(『春香のことを考えただけで心が暖かくなって、幸せになる』)ハァハァ

春香(これはもう……プロポーズだよね!?)ハァハァ

春香「ぷ、プロデューサーさんっ!」

P「ん?」

春香「私、今日までみんなに迷惑かけてたみたいで……ごめんなさい!」ペコリ

P(春香がみんなに迷惑を……? なんだ? そんなことあったか?)

春香「で、でも、プロデューサーさんは私を必要としてくれて……ますよね……?」

P「な、なんだ急に? もちろんだ。というか俺だけじゃなくてみんなも春香がいないと……」

春香(私がいなくなったほうが、事務所のみんなのためになる……)

春香(まだ辞める決意は完璧じゃないけど……でも、もしここでプロデューサーさんがOKしてくれたら、私は……)

春香「プロデューサーさん!!」

P「は、はい!?」

春香「こんな私でよかったら……私と……わ、私を……!!」

ガチャ

千早「おはようございます」

P「お、千早。おはよう」

千早「おはようございます。プロデューサー、春香」

春香「ち、千早ちゃん!」ササッ

千早「え……」

P「ん? 何で俺の後ろに隠れるんだ?」

千早(!? もしかして……)

千早(春香に嫌われた……!?)ガーン

千早「は、春香……私、何かしたかしら……」プルプル

春香(千早ちゃんの顔色が……まさか、私に近づいたせい!?)

春香「こ、こっちに来ないで千早ちゃん!」

千早「!!」グサッ

千早「くぅっ!」ガクリ

P(どういうことだ? 二人は喧嘩でもしてたのか?)

千早「は、春香……どういうわけか聞かせてちょうだい……」ヨロヨロ

春香「私は……ただ謝ることしかできないよ……今までごめんね、千早ちゃん」

春香(ずっと私のこと怖がってたのに……我慢してくれてたんだもんね……)

千早「春香……? それはどういう……」

春香「大丈夫。私、もう765プロには来ないから……」

千早「えっ」

P「えっ」

千早「プロデューサー!! どういうことですか!! 春香はアイドルを辞めるってことですか!?」ツカツカツカ

P「し、知らんがな! 春香、お前突然何言い出s」

春香「プロデューサーさんを責めるのはやめて、千早ちゃん!」

千早「」ピタッ

春香「きっと、プロデューサーさんが一番辛い思いをしてきたから……それでもずっと、私の側にいてくれたから……」

千早「…………」

P(何かわからんけどめちゃくちゃ胃が痛い)

千早「春香がいなくなるのなら……私は……」

春香(『もう怖がる必要はない』、だよね……)

千早(私も……一緒に……)

春香「応援してるからね、千早ちゃん」

千早「春香、私は……」

P「ストーップ!!」

P「俺を無視して話を進めるんじゃない! 春香! どういうことか説明してもらうぞ!」

春香「え……だ、だって、私がいるとみんなに迷惑がかかるじゃないですか……」

P「??」

千早「??」

P「……765プロにはお前より手の掛かる子がわんさかいるぞ」

千早「まあ、転び癖はどうにかすべきだとは思うけど」

春香「え? そ、そうじゃなくて……一緒にいると頭痛がするって」

P「??」

千早「??」

P「一緒にいると頭痛がするのは美希だな」

千早「亜美と真美もですよ。三人の仕事はそこらじゅうに頭痛の種をばらまくことですから」

春香「そ、そうじゃなくてぇ……」

春香「千早ちゃんだって、私のこと怖がってるんじゃないの?」

千早「私が? 春香のことを?」

春香「プロデューサーさんが言ってたもん!」

千早「…………」

P「言ってない! 首を絞めるのやめてくれ千早!」

千早「はぁ……私が春香を怖がるってどんな状況よ……あり得ないわ」

春香「え? え?」

………………

…………

……

春香「花粉症!?」

P「自分が厄介者だと思ってたぁ!?」

春香「あ、あぁ……」ヘナヘナ

千早「むしろよくそんな間違いが起こりましたね……ある意味奇跡の会話です」

春香「良かった……私みんなに……千早ちゃんに避けられてるわけじゃないんだ……」

春香「私……来てもいいんだ……」グスッ

千早「……当たり前でしょ」

P「事の発端は俺の『春か』って呟きのせいなんだな」

春香「はい。てっきり私の名前を呼んだのかと思ってました……」

P「紛らわしいんだよお前の名前!」

春香「えー……」

P「っていうのは冗談で。じゃあ今度からはるるんって呼ぶことにするな?」

春香「いいとおもいます!!」

千早「えー……」

P「それにしても……そうかぁ……春かぁ……」

春香「はい?」

千早「いい加減にしなさい」


終わりなさい

寝なさい

なんなのなのこれ

貴音「真美味ですね……」

真 「えっ?」
真美「えっ?」

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