イケメン「明日テストかぁ…」友人「大丈夫だろお前イケメンだし」 (92)

イケメン「明日のテスト不安だなぁ…」

友人「大丈夫だろお前イケメンだし」

イケメン「なんだよその理論」

友人「いけるって、だってお前イケメンだろ」

イケメン「別にそこまでイケメンってほどじゃあ……」

友人「いやマジでイケメンだって。間違いないって」

イケメン「推しすぎだろお前……なんもおごらんぞ」

友人「はっはっは……あ、あんなところにバナナの皮が!」

グッ

イケメン「うわっあっぶね。誰だこんなところに」

友人「なるほど、イケメンだから滑らないのか」

イケメン「えっ」

友人「ああっ階段にもバナナの皮が!!」

イケメン「危ないな……誰がこんなことするんだよ」

友人「ああ!偶然上を上っていた委員長がバナナの皮で足を滑らせた!!」

イケメン「危ない!!」

ガッ

ドググチャッ

友人「……凄い音がした」

イケメン「……いてて」

委員長「大丈夫!?イケメン君……まぁイケメンだから大丈夫だよね」

イケメン「マジでなんなのその理論!?」

友人「流石イケメンだな。かすり傷すらない」

委員長「その綺麗な顔に傷なんてついたら国が亡ぶものね」

イケメン「やっべ、次の授業の課題やってきてねぇ」

友人「大丈夫だろお前イケメンだから」

イケメン「そんな事」

キンコン

先生「おうお前ら課題回収するぞ」

キモオタ「忘れました」

先生「何だと!?学校を舐めてるのか!?おらぁっ!!」

バキッ!!ドゴッ!!

キモオタ「痛い!すごく痛い!!」

イケメン「(やべぇ)」

先生「皆出し終わったか」

イケメン「あの」

先生「どうした」

イケメン「忘れました」

先生「次からは気をつけろよ。イケメンなら仕方ないな」

前にも同じようなの見た気が

>>9
寝落ちした

イケメン「えっ」

先生「では授業を始める」

イケメン「先生俺教科書も忘れました」

先生「仕方ないな見せてもらえ」

隣の女子「私の見せてあげるよ」

前の女子「私の貸してあげる」

後ろの女子「私のあげるよ」

デブス「い、一緒に読もうよ!」

先生「授業中に喋んな!!」

バキィッ!!

デブス「ブヒィッ!!」

友人「喉かわいたな」

自販機ポチ

友人「あっ!俺のお釣りが自販機の底にッ!!」

イケメン「おっ?手が届いたぞ。はい20円な」

猫「にゃー」

イケメン「え?お前もそんな底にいたのか。よしよし」

猫「にゃー にゃー (チャリンチャリン♪)」

友人「毛に絡まった大量の小銭が!!!イケメンに降り注いでいく!!!!」

イケメン「仕方ないミルクでも買ってやるか…」

美人飼主姉「ありがとうございます!!!ずっと探してたんです!!」

美人飼主妹「怖がりだからイケメンじゃなきゃ出てこなかった!私もあなたのミルクを飲ませて!!!」

友人「イケメンが自販機に手を入れるとこうなる、か」

先生「遅刻をした奴からこの石を載せてこの石畳の上に正座だ」

俺「ぎゃあああああああ」

イケメン「俺遅刻しました」

先生「次から気をつけろよ」

美少女「私も遅刻しました」

先生「次々回から気をつけろよ」

友人「よかったな」

イケメン「わけがわからんぞ」




俺「ぎゃあああああああああ」

美少女「ありがとうイケメン君!あなたのお陰でストーカーを撒いて学校に入れたわ!」

女子A「自らの身を犠牲にしてまで戦うイケメン君かっこいい」

女子B「抱いて!!」

イケメン「お、おう」

警察「警察だ!!」

ストーカー達「クソッ!!俺たちはそこのイケメンにやられました!!」

警察「君か!!ありがとう!!」

イケメン「何もしてません」

女子A「謙虚!!」

警察「謙虚でいい人間だ!!国民栄誉賞ものだ!!」

イケメン「ちょっ、ちょ」

友人「あれ?あの婆さん…」
イケメン「荷物持ちましょうか?」

荷物抱えたババア「ありがとう。重いけどイケメンなら大丈夫ね」

キュキキキー!

ババア「車が…!」

イケメン「(…しまっ!)」

キュー! ドゴォン…!!!!!

イケメン「ふう。なんとか外れて助かった」

運転手「だ、大丈夫か!?」
強盗犯「ウッ。ダメだ…医者を呼んでくれ!早く!」

銀行員「助かりました!これはお礼です(札束ドサッ」
美女銀行員「私をお礼に差し上げます!!!」
頭取「今ウチの娘婿を探しているんだが」

イケメン「え?俺はなにも…」

友人「これがイケメン補正、か」

天皇「貴方があの銀行強盗を撃退したイケメンさんですか」

イケメン「いえ、その場にいただk」

天皇「素晴らしいですね。これからもがんばってください」

イケメン「わ、わかりました(どうしてこうなった)」


レポーター「彼は非常に優秀な人間で、普段から訓練を行っているかもしれないとの情報がありました」

レポーター2「まぁイケメンですからね。テロリストくらい撃退できますね」

レポーター3「ですね。地球くらい守れますよね」

友人「立派になりやがって」

レポーター4「ご友人ですか?」

友人「はい。あいつは普段から誰にでも優しく、あとイケメンです」

レポーター4「そんなに素晴らしいんですか」

友人「はい、イケメンですから」

レポーター4「イケメンならそれくらい凄くても当然ですね」

友人「回転寿司が一時間待ち!?」

イケメン「こりゃ参ったなぁ(苦笑)」

ざわざわ(こんなイケメン始めてみた////)
      
  ざわざわ(やだ、こっちにくる///////)

        ざわ(キャ/////)
サァァァァァァァッ!


友人「行列がイケメンに感動!!手を繋いでアーチを作り出して花道が!!!!」

店長「おい!!イケメンが来たぞ!!!はやくレッドカーペット持ってこい!!!!!」

店員「ただ今すべての客にご退席頂きました。もちろん無料です」

CGO「これでわが社は永年安泰!イケメンの使用後の箸は金庫に入れとけ!!」

イケメン「本当に客いない…」

友人「イケメンだからな」

防衛省「北朝鮮から日本に核ミサイルを撃ち込んだとの連絡が入りました!!!」

総理「なんだと!?着地点はどこだ」

官房長「北海道知床です」

総理「知床なら大丈夫だな。イケメンがいる」

官房長「イケメン居住エリア万歳!」

イケメン「へっくしょん!!!!!なんだ?誰か噂して」


TV「突如発生したハリケーンが核ミサイルを跳ね返し韓国へ…」


知床住民「日本の平和はイケメンいてこそだ!!!彼に国民栄誉賞を!!!!!!」

イケメン「え?俺はなにも…」

NASA「大統領!!アメリカ3個分の隕石が地球に向かっているのを確認しました!」

大統領「……(オワタ)。」

副大統領「………私は家族と最後の時を過ごしてくるよ」

事務官「!……待ってください…この経路は、北海道知床!」

大統領「イケメンの!」

副大統領「不幸中の幸いだな」


イケメン「さて、明日の野球の練習試合の為に素振りの練習でもするかぁ!」

TV「突如発生した隕石が地球から外れました…」

イケメン「あっぶねぇぇぇぇ!!隕石来てたのに草野球やってたし」

先生「で、あるからして…この問題を…イケメン。お前が答えろ!」

イケメン「(やべッ)えっと多分…さんじゅうn」

先生「そう!23!!よくわかったな!お前の国宝級の頭脳には恐れ入るよ」

委員長「イケメンに解けない問題はないわね」

イケメン「え?俺37っt」

幼馴染「何度惚れさせれば気がすむのよ//////」

クラス全員「ブラボー!!!!!」

・校内放送「本日のイケメン君の小テスト、結果は満点!」

ー校長室ー

NASA職員「君か!!IQ7000というのは!ぜひうちで働いて!!!!」

イケメン「そんなはずは…」

校長「そうだ!常識で考えろ!!イケメンなら最低900000はある!!!!」

理事長「下等な人類と一緒にするな!!!!帰りたまえ!!」

俺「お茶お持ちしましたー アッ!(ボチャ)あっちー!!!!!」

イケメン「何かこの生活疲れたんだけど」

友人「贅沢な悩みだな」

女子A「疲れたの?マッサージしてあげよっか」

女子B「うちでご飯ごちそうしてあげるよ」

女子C「アロマセラピー勉強してるんだけど」

女子D「私家が旅館なんだ」

俺  「俺の実家には柚子の木があるよ」

イケメン「ごめん今日は普通に家帰るからどこにもいかないから」

女子達「今度は来てね!!」

イケメン「……善処するよ」

友人「流石イケメンだな」

イケメン「なんかおかしくないか」

ガタンゴトン ガタンゴトン

イケメン「(今日は色々あって疲れた)」

ガタンッ

イケメン「うわっ!?」

モミッ

JK「きゃっ!」

イケメン「あっ……そのすみません!」

JK「いえ……それより良かったらメルアド教えてください」

イケメン「え、あ、はい」




俺「違うんです!!俺は何もしてません!!ゲームしてただけです!!」

駅員「詳しい話は駅員室で聞く」

俺「違うんですって!!」

幼馴染「おはよう!遅刻するよ!」

イケメン「また来たのか」

幼馴染「だってイケメンだし」

イケメン「関係ないだろ……」

妹「おはようございます。お兄ちゃん今日もイケメンだね。女の子侍らして」

イケメン「侍らしてない」

美少女「おはようございます」

妹「やっぱり侍らしてる!!」

イケメン「侍らしてない!!」

JK「おはようございます」

隣の人妻「あら、おはよう!」

妹「ほら~」

イケメン「言い訳できない…!!」

友人「おはよう。今日も朝から女の子侍らすとかまぁイケメンだから仕方ないか」

イケメン「侍らしてるわけじゃないんだけど」

幼馴染「まぁイケメンだし」

美少女「イケメンだし仕方ないよね」

JK「イケメンだもんねー」

イケメン「なんかもうどうでもよくなってきたな」

友人「あっやべ!!遅刻する!」

イケメン「マジで!?」

友人「お前は大丈夫だよ。イケメンだし」

イケメン「わけがわからん」

友人「…………イケメンだよ。お前は」

イケメン「…どうした?」

友人「        なんでもない。」

イケメン「……」

ザワザワ

イケメン「……」

幼馴染「まだ慣れないの?」

イケメン「仕方ないだろ」

女子A「きゃー!イケメン君が喋った!!」

女子B「イケメン君が直立二足歩行してる!」

女子C「イケメン君が呼吸してる!」

女子D「イケメン君が肺で酸素を二酸化炭素にしてる!!」

友人「おはよう。今日のラブレター何通?」

イケメン「600g」

友人「お前の場合、枚数じゃなくてグラムなんだな」

幼馴染「まぁイケメンだし当然でしょ」

友人「なあイケメン。お前、幸せか?」

イケメン「なんだ急に…」

友人「い、いや。すまない。気にすんな」

イケメン「!?…お前泣いて」

友人「お前があんまり羨ましくて…」

イケメン「ほら、ハンカチ」

友人「白いハンカチか。流石イケメンだな」

イケメン「つかみんな、冗談が過ぎるだろ。俺はそんなに…」

友人「   」


この度は、「イケメン使用済みハンカチ」をご落札頂き誠にありがとうございます。
出品者の友人と申します。
迅速丁寧な対応を心掛けております。
お取引完了までよろしくお願いします。

早速ですが、お取引内容をご確認ください。
 ■商品名 「イケメン使用済みハンカチ」
 ■ご落札金額:9999999999999999999円

先生「~であるからして」

イケメン「(昨日ゲームしすぎて眠い)」

ウツラウツラ

女子A「先生イケメン君が眠そうです」

先生「なに!」

イケメン「(おいチクんなください)」

先生「すみません、俺の授業はそんなに眠かったでしょうか
   次回から改善していきたいので問題点を教えてください」

イケメン「えっ、えっと」

友人「先生も敬語か」

幼馴染「まぁイケメンだからね」

美少女「それくらい当然だよね」

委員長「授業よりも優先されるべきだよね」

風紀委員「教室全体を羽毛布団で覆うべき」

キンコン

イケメン「パンを買いに行こう」

幼馴染「言ってくれたらお弁当作ってくるのに」

イケメン「それ始めると止まらないんだ」

友人「仕方ないな。イケメンだし」

ドン

美少女「きゃすみません」

DQNA「おうねーちゃん可愛いな」

DQNB「俺たちといい事しようぜ」

美少女「え、そんな」

イケメン「(困った、これは先生を呼んで来よう)」

DQNC「大変ですぜ兄貴!!あっちでイケメンが見てる!!」

DQNA「なんだって!!すみませんでした!!」

イケメン「えっ」

DQNB「僕らが悪かったんです許してください」

イケメン「まぁ別に謝ってくれるなら」

俺「すいません。俺の5円踏んでるんですけど」

DQNA「オラッ!!オラッ!!」

バキッ!!!ドゴッ!!

俺「あああああああああああ!!」

イケメン「大丈夫だった?」

美少女「うん平気。ありがと素敵抱いて」

友人「過程をすっとばしてるけどイケメンなら仕方ないか」

幼馴染「まぁイケメンだものね」

イケメン「屋上で一人飯が一番落ち着く」

風紀委員「こらー!!」

ガッチャーン!!

イケメン「ひぃすみません!!」

風紀「屋上の使用は校則で禁止……ってなんだイケメン君じゃない」

イケメン「す、すいませんでした!」

風紀「まぁイケメンだし。校則は関係ないか」

イケメン「えっ」

風紀「イケメンくんならいつでも使っていいよ。外食も顔パスだろうし。
    でも終わったら鍵しめといてね。はい合鍵」

イケメン「えっ」

風紀「あとこれうちの合鍵」

イケメン「えっ、えっ」

友人「大変だ!」

イケメン「どうした」

友人「修学旅行の飛行機がハイジャックされた!!」

イケメン「マジかよ、諦めよう」

友人「あ!イケメンのボールペンが犯人の足元に!」

ジャック犯「うわあああああイケメンにやられた」

機長「ありがとうイケメン君」

イケメン「何もしてません」

機長「君にはこの飛行機をあげるよ」

イケメン「待ってください」

友人「流石イケメンだな」

幼馴染「まぁイケメンなら飛行機くらい持ってるしね」

美少女「仕方ないね」

京都

美少女「しかせんべい持ってたらすごい鹿がよってくるねー」

イケメン「手まで食べられないよう注意しないとな」

友人「お前は大丈夫だろ。イケメンだから」

イケメン「だからなんの理論なんだよ」

先生「お前らちゃんと集合時間までにはもどれよ。イケメンは仕方ないとして」

イケメン「もうなんか違う」


俺「ぎゃあああああああああああ」

俺「ぎゃああああああああ痛い噛まれてるうううううう」

旅館内


友人「風呂は八時からが男子か」

イケメン「違うだろ、七時からだろ?」

友人「何言ってんだよ。男子八時、女子とイケメンは七時だろ?」

イケメン「ん?」

――――

七時

イケメン「この時間に入ると女子がいるな」

先生「おいイケメン、風呂入らないと校則違反だぞ」

イケメン「こんな時だけ!?」

――――

七時五十分

イケメン「この時間ならだれもいないだろ!」

ガララ

女子A「きゃー!男子!?」

委員長「イケメン君だよ」

女子B「なんだイケメン君か」

美少女「なら仕方ないね」

イケメン「(やっぱり後に……)」

女先生「イケメン君お風呂に入らないと校則違反で東京に還れないわよ。
イケメンだから」

イケメン「俺が何か悪い事しましたか」

女先生「まぁまぁ。その代わり何人か強姦しても見逃してあげるから」

イケメン「しません」

女先生「全員は流石に」

イケメン「言ってません」

カポーン

イケメン「……」

幼馴染「美少女ちゃんおっぱい大きい―」

美少女「幼馴染ちゃんおしり大きいー」

キャッキャッ

イケメン「(目のやり場にこまる)」

委員長「イケメン君ちん○んおっきー!」

女子A「ほんとだー!」

イケメン「やめて」

女子B「えーどれどれー?」

女子C「スマホカメラもってきたよ」

イケメン「やめて!!!」

イケメン「疲れた」

友人「お疲れ」

美少女「イケメン君」

イケメン「どうした?消灯時間過ぎての部屋移動は怒られるぞ」

美少女「じゃあイケメン君、私の部屋に来てよ////」

イケメン「それは流石に」

友人「仕方ないな。行ってこいよ」

イケメン「でも」

幼馴染「早くしないと消灯時間になるよ」

イケメン「何それ俺帰れない」

友人「行って来いよお前それでもイケメンかよ」

イケメン「お前ら俺を何だと思ってんの」

イケメン「結局来てしまった」

委員長「わー本当にイケメン君だ」

女子A「女装させよっか」

イケメン「やめて」

幼馴染「でも男の子の格好のまま女子エリアにいると先生に怒られるよ!」

イケメン「なんだその理屈は」

ガララ

先生「何をしている早く寝ろ」

イケメン「やばい」

先生「なんで男子がいるんだ」

イケメン「これはあの」

女子A「イケメン君です」

先生「イケメンなら仕方ないな。女装させとけ」

女子A「はい!」

イケメン「おかしい」

イケメン「結局女装してしまった」

女子A「子供は何人欲しい?イケメン君」

イケメン「おかしい、発言がおかしい」

委員長「早く寝ようよ」

イケメン「委員長、俺のスカートは布団じゃない」

美少女「電気消したよ」

イケメン「俺の服に潜り込むことは電気消すって言わない」

翌日

イケメン「早く着替えたい」

先生「五分以内に集合して散策開始な」

イケメン「おかしい」

幼馴染「いこっか」

イケメン「せめて男の格好で」

美少女「それはできない相談だぜ」

イケメン「ひどい」

――――

散策


他校生徒「お……なんだあの可愛い子は」

他校B「声をかけよう!」

イケメン「まぁ俺の周りは可愛い子が多いから」

他校A「すみません」

他校B「すみません」

イケメン「……」

他校A「……無視か、俺たちみたいなゴミじゃダメか」

他校B「はーあばんちゅーるが」

イケメン「……え?もしかして俺?」

他校A「喋った!!この声男か!!」

他校B「何だよこんな可愛いのかよ。もう俺ホモでいいや」

他校C「お前ら何言ってんだよ。こんな可愛い子が女の子の訳ないだろ?」

他校A「確かに」

イケメン「俺は間違った時空に来てしまったようだ」

美少女「やっぱりいけると思った」

イケメン「何がだよ」

幼馴染「凄く似合ってるよ」

イケメン「今すぐ着替えたい」

委員長「仕方ないな」



イケメン「……」

美少女「似合ってるよ!」

幼馴染「何着てもいいね」

女子A「私たちも着替えたしいこっか」

イケメン「あの」

委員長「何?」

イケメン「これ、女物の着物」

美少女「そりゃそうでしょ。イケメンなら着こなせるって」

イケメン「……もういいや」

男性「すいません… おや? まさか男の人とは」

イケメン「生まれてからずっと男です」

男性「私こういうものですが」

イケメン「……プロデューサー?」

男性「アイドルとか興味ありませんか」

美少女「やってみなよ!」

イケメン「流石に俺男なので」

俺「24時間OKです」

男性「わかりましたジャニーズにしておきます」

イケメン「そういう問題でなく」

男性「イケメンさんは採用だそうです。いけるなら明日から来てほしいそうです。
   あと俺さんは身の程を知ってください」
美少女「やったね!」

イケメン「帰りたい…」


俺「 」

イケメン「はあ…怒涛の修学旅行だったな…超疲れた」

イケメン「…疲れる?」

イケメン「なんで疲れたんだろ」

イケメン「おかしいな」


イケメン「  こ  れ  が  日  常  の  は  ず  な  の  に  」


ガハッ!

イケメン「え? 血…が………」


ドタサッ…


イケメン「」

イケメン母「先生。どうにかあの子の寿命をもう少しだけ」

医師「…もう、手遅れです。残り70年分の生命力とひきかえに、一か月だけイケメンになれる」

イケメン父「  」

医師「そういう、手術でした。残された時間はあと一週間」

イケメン妹「私の結婚式に不細工なお兄ちゃんなんて呼べないわ!無理よ!」

イケメン父「どうして…」

イケメン姉「最後まで、見守りましょう」

イケメン父「どうして!どうして!!!!なんであの子だけあんなに醜悪に生まれたんだ!」

医師「本人が選んだ選択です。
   今は記憶を失っていますが周りのみなさんで支えてあげてください」


イケメン母「イケメンでなくてもいい。ただ、普通の顔でさえ生まれてくれればそれでよかったのに…」

   ,,    :::::::::::::::::::::::::::::::
    l|l1 ::::::::::::::::::::::::::::::::   _....
   i.,.9i     ,. - ‐' '' "" ~::::::::; ''

    i'Y:::i   /:::::::;/::::::::::::::::://::::   道をまっすぐに歩きたかった
  〃 :::::i_   i ゙゙゙゙̄|~""""''''''゙'i‐゙-=   式で自慢のお兄ちゃんっていわれたかった

    l ::::i-ゝ |゙'''‐i-、l、..,|~l"''ii .|:::|  みんなと対等でいたかった
   i ::::i.  ∧∧ |  .|~'''‐-i'、、|.::|    目を見て話せるようになりたかった
/ 〃i :::!ゝ( ::::)\  |    |  ~"''      俺の家族まで貶されたくなかった
     ! :::!⊂| ::::|) .\|    |      好きな子に話しかける勇気が欲しかった
    ! :!  | ::::|    \  |         ただ それだけのことだった
     /X'、 ∪∪:::::    \|
    '゙ :::::゙':::::::: :::::::::::::::::   \     

ー病院ー
イケメン「なあ。俺、思い出したんだ。みんな、俺に気を使ってたんだろ。」

友人「ど、どうしたんだ、急に」

イケメン「俺…俺、本当はぶさ」

ガタン!

友人「…いいや!!!それは違う!お前はずっとイケメンだったッ!!!!!!」

イケメン「    」

友人「ずっとずっと!イケメンだった!!!!」

友人「お前は昔から!誰よりも!イケメンだったッ!!!!!」

イケメン「        」

友人「今もだ!!!」

イケメン「…ありがとう。お前が友人で、よかったよ」

友人「いいや。…俺は友人失格だ」

イケメン「…ありがとう  ……お前こそ真のイケメンだ」

友人「…嬉しくないもんだなコレ」

イケメン「ははは」

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