モバP「女子寮に一時的に住むことになった」(265)

ちひろ「えぇっ!?プロデューサーさんが住んでるアパート全焼したんですか!?」

P「はい……そうなんですよ……」

ちひろ「どうして……?」

P「隣の部屋の人の寝タバコが原因らしいんです」

P「俺も仕事で帰ってませんでしたし」

P「その人も無事救出され、怪我人とかもいなかったんですけど……」

ちひろ「貴重品とかは……?」

P「家には寝に帰ってるだけでしたからね、物とか殆ど置いてなかったので」

P「通帳や印鑑も事務所に置いてますし、そこら辺も大丈夫です」

ちひろ「えっ?事務所に置いてるんですか?」

P「ええ」

ちひろ「ちなみにどこに……?」

P「……それを聞いてどうするんですか」

佐久間さん出番ですよ

ちひろ「あはは、ちょっと聞いてみただけですよー」

P「……ははは」

ちひろ「それで?」

P「ええ、ですから大切な資料とかが燃えて無くなったとかいうのも無く、怪我もしなかったんですけど」

ちひろ「はい」

P「……まぁ、全焼しちゃったんで。帰るところが無いんですよ」

ちひろ「あぁー」

凛「」チラッ チラチラッ

P「……なので、もし良ければ次のアパート決まるまで、事務所のソファーを借りさせて頂ければな、と」

ちひろ「なるほどー」

P「どうでしょうか?」

ちひろ「ええ、もちろん構いませんよ」

P「本当ですか!ありがとうございます!」

ちひろ「ふふっ、困った時はお互い様ですから」

P「ありがとうございますちひろさん!」

ちひろ「……!いや待ってください!」

P「へ?」

ちひろ「……事務所のソファーで寝泊りするとなると、プロデューサーさんの体が休まりません」

P「え?それは別に……」

ちひろ「ですので!女子寮の部屋を借りるのはいかがでしょうか!」

P「はぁ!?」

ちひろ「今ちょうど一室空いてるんですよ!そこならゆっくり休めます!」

P「いやいや!それはまずいですよ!女子寮に男が入るってのは……」

ちひろ「プロデューサーさんなら大丈夫ですよ!」

ちひろ「それに緊急事態なんですから、仕方無いです!」

P「い、いや!事務所のソファーを借りさせて貰うだけで十分なんで!」

ちひろ「あ、じゃあそれはお断りします」

P「えぇぇ……」

ちひろ「どうします?女子寮に住むか、ホテルでも借りてきます?」

P「じゃあホテルに……」

ちひろ「だが残念!765プロさんのライブが近々行われるので近隣のホテルの空きは無いんです!」

P「あぁ……そういえば765プロオールスターライブがありましたね……」

ちひろ「因みにネカフェ難民も続出で、そっちも無理みたいですよ!」

P「……」

ちひろ「……どうします?借ります?」

P「……はぁ、ではお借りします」

ちひろ「ふふっ、それでいいんですよー」

ちひろ「アイドルのみんなには私から伝えておきますから、では案内しますね」

P「……はーい」

――翌日

凛(今日からプロデューサーが女子寮に入る事になった)

凛(プロデューサーはあまり人が入っていない第一女子寮の部屋に入って)

凛(第一女子寮とプロデューサーの部屋にはアイドルの皆は極力近づかないように、と言われたんだけど……)

凛(ふふっ……私はその第一女子寮の数少ない住人なんだよね)

凛(これで、私がこの女子寮にいても言い訳はつく)

凛(そして、昨日ちひろさんから5000モバコインで買った部屋の合鍵を使えば……)

凛(待っててね、プロデューサー。引っ越してきたばっかりで大変だろうから、色々と手伝ってあげる)

凛「さて、と……鍵かぎ……」

まゆ「あらぁ……?」

まゆ「凛ちゃん、おはよう」

凛「……はぁ」

凛「まゆ……おはよう」

まゆ「うふふっ。奇遇ですねぇ、こんな所で会うなんて……」

凛「……ふふっ、本当にね」

まゆ「でもなんでこんな所にいるんですかぁ?」

凛「……まゆこそ。ここ、今日引越して来たプロデューサーの部屋の前だよ」

まゆ「……どうして、そのプロデューサーさんの部屋の前にいるんですかぁ?」

凛「私?まぁ私はこの女子寮の住人だからね。たまたまここを通ってもおかしくないし」

まゆ「そうなんですかぁ……。でもダメですよ?プロデューサーさんのお部屋には近づかないようにって」

まゆ「ちひろさんにも言われましたよねぇ?」

凛「ふふっ……だから私はこの女子寮の住人だからね。散歩してたらたまたまこの部屋の前に来た」

凛「それだけだよ。……それに、それを言ったらまゆの方こそおかしいよね」

凛「まゆの部屋は第二女子寮なんだから、こっちに来るのはおかしいんじゃない?」

まゆ「うふ……。まゆはぁ、プロデューサーさんの手伝いをしに来ただけですよぉ」

凛「……手伝い、ね」

まゆ「きっと引越して来たばっかで色々と大変ですから……プロデューサーさんと運命の赤いリボンで結ばれてるまゆが手伝おうかなって」

凛「……運命の赤いリボン?」

まゆ「そうですよぉ……まゆとプロデューサーさんは結ばれてるんですよぉ。だからわかるんです」

凛「ふふっ……それはまゆの勝手な思い違いじゃないかな?ダメだよ、プロデューサーを巻き込んだら」

凛「それに、私とプロデューサーの方が付き合い長いし」

凛「プロデューサーの事なら私のほうがわかってるんじゃない?」

まゆ「付き合いが長いだけじゃダメですよぉ……大切なのはプロデューサーさんへの想いですからぁ」

凛「ふふっ、まぁそっちでも負けてるとは思わないけど?」

まゆ「うふふっ……」

凛「ふふっ……」

まゆ「……」

凛「……」

まゆ「…………」

凛「…………」

凛「……まぁ、とりあえず、プロデューサーが引越して来たばっかりで大変かもしれないっていうのは同意見だから」

凛「ここは二人で手伝わない?」

まゆ「二人で、ですかぁ?」

凛「うん、そっちの方がプロデューサーも助かるだろうし」

まゆ「うふ。いいですよぉ、まゆはそれで」

凛「そっか、ありがと。じゃあ部屋あけるね」

凛「えっと鍵かぎ……」

まゆ「あ、鍵ならまゆも持ってますよぉ。はい」

凛「ありがと、じゃあ使わせてもらうね」

がちゃり

凛「プロデューサー?何か手伝うこと――

雪美「……P……寒い……抱きしめて……」

P「んー?はいはい」ぎゅっ

響子「智絵里ちゃん、それこっちに置いたほうがいいかも?」

智絵里「そう、ですね……じゃあこっちに置きましょうか」

ゆかり「プロデューサーさん、この資料、どこに置いておきましょうか?」

P「あーすまん、それはそっちの机の上に」

凛「……」

まゆ「……」

凛「雪美、智絵里、響子、ゆかり……何してるの……?」

雪美「……あ……凛……」

まゆ「……まゆもいますよぉ」

P「あれ?凛、まゆ……どうしたんだ?」

凛「あ、いや私達は……それよりゆかり達は何を……」

智絵里「えっと……荷物の整理を……」

ゆかり「プロデューサーさんが女子寮に入るので、事務所に置いてあるプロデューサーさんの私物をこちらに移動させるって話になったんです」

響子「だから、智絵里ちゃんとゆかりちゃんと一緒に手伝いに来たんです!」

智絵里「そうしたら……雪美ちゃんがもう部屋にいて……」

雪美「……P……この寮に、住む……お手伝い……」

ゆかり「そういうことです」

凛(……出し抜かれた!まゆが先に来ていないのを確認したから気を抜いていた……)

凛(彼女たちも、第一女子寮の住人であり、要注意人物であることを忘れていた……!)

響子「……凛ちゃん達はどうしたんですか?」

まゆ「まゆ達もぉ……何か手伝うことがないかなぁって」

ゆかり「……ふふっ、それでしたら、もう大丈夫ですよ?」

凛「……なんで?」

智絵里「えっと……もうすぐ荷物の整理も終わりますし……」

響子「……はい!みんなでやればすぐでしたから」

凛「……そう」

雪美「……P……私……頑張った……」

P「おーそうだなありがとう」

凛が変態なのは大体わんわんの人のせい

まゆ「……プロデューサーさん。お腹すきませんかぁ?」

P「へ?どうしたんだ急に」

まゆ「荷物の整理は手伝えませんでしたけどぉ……もうすぐお昼ですし」

凛「!そ、そうだね!お腹すかないかなプロデューサー!なんか作るよ?」

ゆかり「……ふふふっ。それも大丈夫ですよ?」

凛「……」

まゆ「……」

響子「荷物の整理が終わったら……」

智絵里「みんなでお昼ご飯を食べに行こうって話になって……」

凛「……ぐぬぬ」

まゆ「……ならまゆ達もご一緒していいですかぁ?」

響子「…………うん!それは勿論!」

智絵里「…………みんなで食べた方が美味しいですから」

ゆかり「…………そうですね」

凛「ふふっ……ありがとう」

まゆ「うふ……」

響子「あははっ……」

智絵里「えへへ……」

ゆかり「ふふっ……」

雪美「…………ふふっ」

P「……ふぇぇ……何か怖いよぉ……」

これ食事から戻ってきたらまた増えてるんだろうな

凛「…………」

まゆ「…………」

響子「…………」

智絵里「…………」

ゆかり「…………」

雪美「…………」

P「ふぇぇ……」

P(なんかよくわからんが怖い、怖い。逃げよう……)

逃げ道はあるんですかね?

>>132
和久井「あるわよ」 ピラッ

こそこそ

雪美「……P……どこに……行くの……?」

凛「どこ行くの?プロデューサー」

P「あ、えーと……」

P「そ、そう!事務所のほうに書類忘れたから!少し取りにいこうかなって!」

智絵里「……そうですか」

響子「じゃあはやく帰ってきてくださいね?」

ゆかり「ご飯はプロデューサーが戻ったら行きましょうか」

まゆ「うふ……いってらっしゃい」

P「い、いってきます……」

――

藍子「それで、逃げてきたんですか?」

P「ふぇぇ……だって怖かったんだよぉ……」

藍子「はぁ……凛ちゃん達には私から言っておきますから」

P「……すまない、迷惑かけるな」

藍子「いえいえ。これくらい」

P「……あーもう藍子は癒しだなぁ!!お前のそばが一番落ち着くよ!」

藍子「も、もう……調子いいんですから……」

P「それで、凛たちと昼飯食いに行くんだけど、藍子も一緒にどうだ?」

藍子「あ、えっと……お気持ちは嬉しいんですけど……」

P「けど?」

藍子「歌鈴ちゃん、春菜ちゃん、加蓮ちゃんとこの前のライブの反省会をしようって」

P「ああ……」

藍子「なので、ごめんなさい」

P「いやそれはいいよ。というか反省会なら俺も参加しよう」

藍子「……いえ、ちゃんと約束は守ってあげてください」

藍子「みんな、楽しみにしてますよ?」

P「しかしだな……」

藍子「こっちは、女の子だけの秘密の反省会ですから。ね?」

P「……はい」

藍子ちゃん可愛い!
http://25.media.tumblr.com/tumblr_m5qk0mR0Gu1qz79i5o1_500.jpg

P「そうだ!じゃあ夜何か用事はあるか?」

藍子「夜は……無いですね」

P「じゃあ二人で晩飯食いに行かないか?この前いい店を見つけたんだ」

P「……どうかな?」

藍子「二人で……ふふっ。喜んで」

P「よし!じゃあ予約入れとくよ」

藍子「はいっ……楽しみにしてますね」

こんこん

藍子「はーい?」ガチャッ

智絵里「藍子ちゃん……プロデューサーさん、来てないかな?」

藍子「あ、智絵里ちゃん。ほらプロデューサーさん、お迎えですよ」

P「おう」

凛「ほら、やっぱり藍子の所にいた」

ドラム缶とまな板はどちらの方がダメージが大きいのだろうか

>>169
正直ドラム缶は酷いと思う

ゆかり「プロデューサーさんは何かあれば藍子ちゃんの所に行きますもんね……」

響子「ほらー、お昼行こうよ」

雪美「……P……私……お腹、すいた……」

P「わかったわかった。今行くよ」

智絵里「藍子ちゃんもお昼……一緒にどう、かな?」

藍子「あー……私用事あるんだ、ごめんね」

智絵里「そっか……残念、です」

藍子「ふふっ、誘ってくれてありがとう智絵里ちゃん。今度一緒に行こうね」

智絵里「はいっ」

まゆ「うふ……じゃあ行きましょうか」

藍子「あ、そうだ。みんな仲良くして。プロデューサーさんにあまり迷惑かけちゃダメだよ?」

「……はーい」

藍子「ふふっ。じゃあいってらっしゃい」

P「ああ、行ってくるよ藍子」

智絵里「藍子ちゃん、今度一緒に行こうね」

藍子「うん」

ゆかり「では」

響子「行ってきまーす」

雪美「……お腹……すいた……」

>>191
雪美
千枝
ニナチャーン

だろ
そもそも智絵里はロリじゃない
そう信じたい

>>192

莉嘉
みりあ

こっちだろボケナスどもが

http://i.imgur.com/fVOBa.jpg
http://i.imgur.com/juL42.jpg
渋谷凛(15)

http://i.imgur.com/3bKKA.jpg
http://i.imgur.com/mgl8c.jpg
佐久間まゆ(16)

http://i.imgur.com/sUNpS.jpg
http://i.imgur.com/RkjP8.jpg
佐城雪美(10)

http://i.imgur.com/hpb4i.jpg
http://i.imgur.com/o6NT4.jpg
五十嵐響子(15)

http://i.imgur.com/qZWie.jpg
http://i.imgur.com/TD2tj.jpg
緒方智絵里(16)

http://i.imgur.com/hF2hz.jpg
http://i.imgur.com/sNhlo.jpg
水本ゆかり(15)

http://i.imgur.com/kZbCP.jpg
http://i.imgur.com/bsHNx.jpg
高森藍子(16)

響子「ねープロデューサーさん、何が食べたい?」

P「んーそうだな……」

雪美「……P……手……繋ご……?」

P「あーはいはい」

智絵里「プロデューサーさん、ご飯食べた後なんですけど……」

P「おう、なんだ?」

わいわい

藍子「……むぅ、携帯忘れてるから追いかけてあげたのに」

藍子「……プロデューサーさん!」

P「ん?ああ、藍子。どうしたんだ?もしかして忘れ物とかしてたか?」

藍子「はい、携帯。忘れてましたよ」

P「ああ……ありがとう藍子。助かったよ」

藍子「あと……」

P「あと?」

藍子「夜、二人で……って話。楽しみにしてますからね?」

P「お、おう……」

ゆかり「……夜」

雪美「……二人で……」

響子「……ふーん?」

智絵里「……プロデューサーさん……」

まゆ「うふ、うふふっ……どういう話なんでしょうねぇ……まゆ気になります」

P「あ、えっと……その……」

凛「しっかり聞かせてね……プロデューサー」

P「ひぃぃっ!!助けて藍子ー!!」

藍子「ふふっ、じゃあ今度こそいってらっしゃい」

――その頃、プロデューサーの部屋

未央「……よし、今なら誰もいない!」

未央「ちひろさんから買ったこの鍵で……っと」

卯月「あれ?未央ちゃん何してるのー?」

未央「あ、うづきん。ちょっとプロデューサーの部屋を物色しに」

卯月「えへへ……わたしもー♪」

未央「お、そうなの?じゃあ一緒に色々漁ろうかー!」

卯月「うん!あ、これ皆で取った写真だ……」

未央「本当だ……綺麗に取ってあるねぇ」

卯月「見てみて未央ちゃん!こっちにも――


ちひろ「あの二人は微笑ましいですねぇ……」

ちひろ「それに比べて……あっちは大変そうですねぇ」

ちひろ「ま、合鍵がたくさん売れて私は大満足ですけど♪」

           <Xフ ̄ ̄<Xフ
           // / ハ 「ヽ 、ヽ !

            |くメL_| |_|ノ|_|∨|
           _」| | .○  ○. | | L_
          `Z||." _ "|| く
           ∨>   <V ̄

           /.      \
         _(. ((┃)).___. )_キュッキュッ
.       ./ /ヽ,,⌒) ̄ ̄ (,ノ .\\
      / /.       .     .\\
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           <Xフ ̄ ̄<Xフ
           // / ハ 「ヽ 、ヽ

            |くメL_| |_|ノ|_|∨|
           _」| | .○  < | | L_ エヘヘ♪
          `Z||." ワ "|| く
           ∨>   <V ̄

          .| ̄ ̄ ̄. ̄ ̄ ̄ ̄.|  トン

         _(,,)   おわり   .(,,)_
.       ./ .|________|  \

書き溜め尽きた。ありがとうございました
次は藍子ちゃんかちえりんのを書くのでよろしければ

http://i.imgur.com/WmGmt.jpg
http://i.imgur.com/Tp2i0.jpg
本田未央(15)

http://i.imgur.com/SVAjP.jpg
http://i.imgur.com/EX1pT.jpg
島村卯月(17)

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