エレン「困ったぞ……」(24)

エレン「調査兵団に身を置いてから旧調査兵団本部でリヴァイ兵長達に監視されて生活してる」

エレン「監視って言っても軟禁されてるワケでもイジメられてるワケでもない。寝床が地下なのは嫌だけど」

エレン「班の人達は好意的に接してくれる(オルオさん以外は)」

エレン「俺が困ってるのは寝る時も監視されるってことだ………」

旧調査兵団本部

エレン「ふぅ……俺もう寝ます」

リヴァイ「そうか、今日の見張りはペトラだな。任せたぞ」

ペトラ「はい!」

ペトラ「じゃあ行こっか!」

エレン「はい」

オルオ「おいエレン」ずいっ

エレン「なんですか?」

オルオ「てめぇみたいな乳臭いガキにペトラが付きっきりで見張るんだ。ヘンなコトしたら許さねぇぞ」

エレン「へ、ヘンな事なんてしませんよ…」

ペトラ「オルオ!エレンがそんなことするわけないでしょ!?アンタとは違うんだから!!」

オルオ「な!?俺がいつヘンな事したってんだ!?」

ペトラ「この前お尻触ったじゃん」

オルオ「あ、あれは……事故だ」

ペトラ「へぇー事故なんだ、たしか私とエレンを間違えたんだったっけ?オルオはエレンのお尻触るの?」

エレン「っ!?」ぞっ

オルオ「ま、待て!!それじゃあ俺が変態みたいじゃねぇか!!」

ペトラ「私のお尻触るよりエレンのお尻触る方が変態でしょ。普通」

オルオ「ば、ばかやろう…あれは何だ……その…スキンシップだ」

ペトラ「きもちわる!オルオきもちわる!」

オルオ「な、なんだと!?」

リヴァイ「おい、てめぇら。くだらんとこをいつまでも言ってんじゃねぇ。さっさと寝ろ」

地下

エレン「あの……オルオさんってそっちの気があるんですか?」

ペトラ「ん?いや、違うと思うよ?とっさに言い訳して墓穴掘っただけだよ」

エレン「でもなんだかんだで許してあげるんですね。ペトラさんは優しいです」

ペトラ「そうかなぁ?5発ほど殴ったんだけどね」

エレン「あぁ……結局殴ったんですか……」

ペトラ「殴っても治らないけどね」

エレン「そんな感じします。オルオさんって懲りない男の臭いがプンプンするんで」

ペトラ「ってエレンが言ってたってオルオに言ってやろっと」

エレン「!?」

エレン「やめて!!!」

ペトラ「ふふふ」

エレン(ペトラさんマジ天使)

エレン(ここまで見てると何も困ってるように見えないだろ?)

エレン(しかし、すごく困ってるんだ……)

エレン(だって!!いつも見張られてるからオナニーできないんだよ!!!!)

エレン(しかもペトラさんが居るんだぞ!?お前ら私服のペトラさん知らねぇだろ!?すげぇ可愛いんだよ!!!)

エレン(オナニーできないのに下半身は暴れまわってんだよ!!!手が付けられないんだよ!!文字通り『手が付けられない』んだよ!!!)

ペトラ「エレン?」

エレン「あ!はい……」

ペトラ「いや、いきなり黙って考え込んでるからどうしたのかなって」

エレン「あぁ…すみません…同期のヤツとか幼馴染の事思い出して…」(嘘です。オナニーの事考えてました。ペトラさんで邪な事考えてました。)

ペトラ「そっか……でも、次の壁外調査まで会えないね。かわいそうだけど仕方ないよ、上の決定だしさ」

エレン「そこまで深刻じゃないですよ!ちょっとしたホームシックです!」

エレン(今トイレでシコれって思ったヤツ。正直に手ぇ挙げろ)

エレン(甘いんだよ。あくまで監視だからトイレも例外じゃないんだ、扉越しであるがグンタさんとエルドさんとオルオさんに囲まれるんだよ)

エレン(ペトラさんは性別的な配慮でリヴァイ兵長は嫌という理由でトイレの監視はしない)

エレン(隙がない……持ってきたオカズ達もここへ来てから手付かずだ……)

ペトラ「でもリヴァイ班は皆家族みたいなもんだから!寂しがらなくていいよ!今は地下暮らしだけど巨人の力を制御できるようになったら環境も変わるだろうし」

エレン「そうですね。ペトラさんはお母さんですね」(あぁ…10分…いや、5分時間をくれればオナニーできるのに…)

ペトラ「お母さんか……お姉さんがいいな……」

エレン「じゃあお姉さんで。グンタさんとエルドさんは兄貴ですね」(あ、ダメだ…5分でイッても臭いでバレる…)

ペトラ「ん?オルオは?」

エレン「えーっと、叔父さん…ですかね?」(いや、下半身が布団で隠れてるこの状況なら後始末のティッシュを度外視すればできるんじゃないのか?)

ペトラ「あー!それなんかわかるかも!オルオって見た目老けてるもんね」

エレン「そうなんですよ、討伐数を誇らしげに語るところもオッサン臭いんですよ!」(それにペトラさんの目の前でするというスリリングな感覚も手伝ってアドレナリンが……)

ペトラ「今のオルオに言ってやろーっと♪」

エレン「勘弁してくださいよぉ~」(可愛い過ぎだろチクショー!!!)

エレン(よし、そうと決まれば。いざ!)

エレン「………」もぞもぞ

ペトラ「?」

ペトラ「何してるの?」

エレン「!?」

エレン「……何とは?」(くそっ!ダメだ…速攻でバレた……)

ペトラ「いや……もぞもぞって」

エレン「これは…あれですよ!足を蚊に食われて痒かったんですよ!」(ほんとはチンコ触ろうとしたんですけど)

ペトラ「最近蚊多いよね~。私も訓練中に首咬まれちゃったよ」ぽりぽり

エレン「そ、そうなんですか…」ごくっ

エレン(許さねぇ……ペトラさんの首を咬むなんて……羨ましい……蚊の野郎……絶対に許さねぇ……)

エレン「駆逐してやる……一匹残らず……」

ペトラ「え!?」

ペトラ「ど、どうしたの?いきなり……」

エレン「駆逐だ……駆逐……」ぶつぶつ

ペトラ「エレン?」

エレン「ハッ!なんですか!?」

ペトラ「え……いきなり駆逐してやるって言い出したから……」

エレン「蚊ですよ!蚊!許せないですよ!血を勝手に吸った上に痒くするなんて!一匹残らず駆逐です!巨人と蚊だけは害悪でしかないですよ!!」

ペトラ「そんな大袈裟な…でも、たしかに蚊ってムカつくよね!私達から吸った血で増えるんだから!もっと腹が立つよ!」

エレン「ほんとですよ!」(いや、待てよ?ペトラさんの周りを飛ぶ蚊を捕獲すればペトラさんの遺伝子(血)を獲得できるんだよな?それを集めてブッかければ俺とペトラさんが……)

エレン(はっ!何考えてんだ俺は!強制オナ禁のせいで頭がおかしくなっちまった!これじゃ変態だ!そもそもブッかけも何もオナニーできないのにブッかけなんかできねぇだろ!)

エレン「眠くなってきました……そろそろ寝ますね」(ペトラさん見てるとムラムラするし、でもオナニーできねぇし……寝た方がいいや)

エレン「おやすみなさいペトラさん」

ペトラ「うん、おやすみ!エレン」


エレン「」(ん?何もオナニーにこだわらなくてもペトラさんと付き合えばいいんじゃないのか?そうすれば今までの妄想が全部現実に……)

エレン「」(いや、さすがにペトラさんが奴隷になったり鞭で俺を叩いたりは現実にはならないだろうな……)

エレン「」(あーもう俺は何考えてんだ?ペトラさんが俺と付き合うワケないだろ……ないよな?いや、もしかしたら……いや、待てよ?オルオさんあたりに襲わせる芝居でペトラさん助ければもしかしたら………

エレン「」zzzzzzz

翌日

エレン「おはようございます」

ペトラ「あ、おはよう!エレン」

エレン「すみません。俺が不安定なせいで徹夜させちゃって……」

ペトラ「いいよそんなの気にしなくても!さ、上行こっ」

エレン「はい!」(朝から可愛いなチクショー!!!)


食堂

ペトラ「おはよう皆」

エレン「おはようございます」

エルド「おぉ、おはよう」

グンタ「おはよう」

オルオ「ふん、遅いぞお前ら。もう飯の用意できてるぞ」

ペトラ「げっ!朝ごはんオルオが作ったの?」

オルオ「げっ!ってなんだ!!げっ!て」

ペトラ「オルオの料理って味濃くてギトギトしてるんだよね……」

オルオ「な、なんだと!?」

エレン「あの…兵長は?」

グンタ「洗濯しに行ったぞ」

エルド「兵長は自分のは自分で洗濯するからなぁ」

エレン「人類最強の洗濯……」(悔いなき洗濯……)

エレン「ぶふっ……」

オルオ「おいガキンチョ!!何笑ってんだ!!」

オルオ「てめぇも人が作った料理バカにすんのか!?」がしっ

エレン「へ!?何言ってんですか!?」

オルオ「うっせぇこんにゃろ!!俺の手料理を美味そうに食え!!」

ペトラ「そういえば昨日エレンが言ってたよぉ~オルオはうるさい親戚の叔父さんみたいだって」にやにや

オルオ「なんだとてめぇ!!」がしっ

エレン「ひぃぃ!!ペトラさん!!言わないでくださいよ!!」

オルオ「てめぇ!!ホントに言いやがったのか!!!」

エレン「ひぃぃぃ!!ペトラさん!!!」

ペトラ「ふふふふ」

ガチャッ

リヴァイ「てめぇら朝から騒ぐんじゃねぇ」つ洗濯カゴ

リヴァイ「さっさと飯食って訓練だ」

オルオ「どうぞ座ってください兵長!」

リヴァイ「ふぅ……」どさっ

グンタ「おい、オルオ。盛り付けちゃんとやれよ……これじゃ盛ってるだけだぞ」

エルド「しかもスープのよそい方悪いだろ……こぼれてるぞ」

オルオ「うっせぇバーカ!!俺は豪快な男なんだよ!!」

リヴァイ「おい、オルオ」

オルオ「はい!なんでしょう!」

リヴァイ「ちゃんと盛り付けしろ」

オルオ「すいません……」しょぼん

ペトラ「」もぐもぐ

エレン「」(パン食べてるペトラさんエロ……なんかスゲぇエロい……)ごくっ

エレン「」(こんな人が彼女で……毎晩毎晩あの口でいやらしいことさせれたら……最高だろうなぁ……)

エレン「!?」(うぉ!?ペトラさんがウィンナー食べるぞ!!!やべぇ……トロスト区で死ななくて良かった……もうウィンナーがチンコにしか見えねぇよ……)

ペトラ「」もぐもぐ

オルオ「へへへ、ウィンナーってチンコみてぇだよなぁ」

ペトラ「……」 ウィンナー ぽとっ

エレン「!?」(最悪だ……オルオさんと下ネタのセンス被った……)

ペトラ「最っ低……」

グンタ「食事中になんてこと言うんだバカ!!」

オルオ「悪ふざけ通り越して悪質だな」

ペトラ「ホントだよ。きもちわるい…」

オルオ「待てよお前ら……俺は皆を笑わせようと…」

リヴァイ「おい、オルオ」

オルオ「へ、兵長…」

リヴァイ「どういうつもりだ?」←ウィンナー食べようとしてたとこ

オルオ「いえ、これは…なんというか……」

グンタ「その下ネタで本気で笑いとれると思ったのか?」

ペトラ「下ネタなんかじゃないよ!セクハラだよ!!」

オルオ「せ、セクハラなんて人聞き悪ぃぞ!!」

リヴァイ「オルオ、罰だ今日の掃除はてめぇ1人でやれ。完璧にだぞ」

オルオ「すいません……」

エレン「………」(うわぁ……一歩間違えば俺もこうなってたのか……)

リヴァイ「お前たちは訓練の準備だ」

グンタ「了解!」

エルド「了解!」

ペトラ「了解!」

エレン「…………」(ペトラさんの敬礼やべぇ……おっぱい柔らかいんだろうな……)

リヴァイ「おいエレン、返事はどうした?」

エレン「あ、はい!!了解です!!」

リヴァイ「ぼけっとするな。巨人の餌になりたくなきゃな」

エレン「すみません……気をつけます」

オルオ「てめぇ、兵長の言葉を聞き流すたぁいい度胸だなぁ」

リヴァイ「オルオ、お前はさっさと掃除しろ」

オルオ「はい……」

リヴァイ「エレン、お前は俺と一緒に来い」

エレン「はい……しかし、どこに行くんですか?」

リヴァイ「クソメガネがお前の力を試したいそうだ」

エレン「クソメガネ?……ハンジ分隊長のことですか?」

リヴァイ「わかってるなら聞くなグズが」

グンタ「エレン……頑張れよ」

エルド「あぁ……気の毒に……」

ペトラ「……応援してるから」

エレン「な、何なんですか?教えてくださいよ!怖いじゃないですか!!」

グンタ、エルド、ペトラ「健闘を祈る!!!」

エレン「…………」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月29日 (水) 07:04:35   ID: ujJw35Sk

エレンをはだかにするなよ

2 :  SS好きの774さん   2014年06月21日 (土) 14:42:17   ID: 44_KqumC

放置ニダ?(・・?)はよぅ書けやぁ( ̄Д ̄)ノ

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