夏海「姉ちゃんとほたるんが恋人同士になった」 (86)

代行

夏海(色々あったけど、ようやく二人が恋人同士になった…)

夏海(きっとこれが二人の為…みんな幸せになれると本気で思ったから…)

夏海(ウチは頑張って…二人を恋人同士にすることに成功した)


夏海(ウチは嬉しかった。二人が恋人同士になって)

夏海(ウチは幸せだった。二人の嬉しそうな顔を見れて)


夏海(でも、まさかこんなことになるなんて…思いもしなかった…)


チュッ

小鞠「キスしちゃった」

蛍「もうっセンパイったら。キスは1日10回までって決めたじゃないですか」

小鞠「だって幸せなんだもん♪」

蛍「はぅ…その笑顔は反則です//」

小鞠「えへへ~」



夏海「うわあああ。学校でイチャイチャするなー!」

■別の日

蛍「夏海センパイ!相談があるんです!」

夏海(ほたるんが真面目な顔をしてる。ここは年上として…)

夏海「おっけー!何でも聞いてよ!」


蛍「恋人の小鞠センパイを何て呼べばいいと思います?」

蛍「私は『こまちゃん』って呼びたいのですが」

蛍「小鞠センパイは『小鞠』って呼んでと討論になってしまって…」


蛍「夏海センパイはどっちがいいと思います?」


夏海「うへぇ」

■別の日

夏海「んっ?この匂いは………お菓子だ!甘いにおいがする!」

夏海「母ちゃーん。何かお菓子作ってんのー?」


夏海「って、姉ちゃんかよ」

小鞠「文句あんの?」

夏海「溶かす前の1つもーらいっ。チョコうめぇ!」

小鞠「ったく…」

夏海「でも、何でこんなに沢山チョコあんの?」


小鞠「もうすぐバレンタインでしょ?今から準備しておこうと思って」

夏海「ああーそんなイベントもあったねー。無関係すぎて忘れてたよー」

小鞠「それでさー」

夏海「ん?」

小鞠「蛍にはどんなチョコをあげたら、喜んでくれると思う?」

小鞠「参考程度に夏海が好きなの教えて?」


夏海(うへぇ。今年のバレンタインは甘々だぁ)

■別の日

蛍「夏海センパイ!」

夏海「ん?なに?」

蛍「小鞠センパイへのバレンタインのチョコを考えてるんですが」

夏海(ほたるんもか)

蛍「小鞠センパイってどんなのが好きなんでしょうか?」

夏海「ん~そだねー」


蛍「やっぱり私の体にチョコを塗って『プレゼントは私です』が一番ですかね?」

夏海「あははは。熱いチョコを塗って全身やけどしちゃえばいいと思うよ」

■別の日

夏海「ただいまーっ」

このみ「おかえりなさい。なっちゃん」パタパタ

夏海「あれ?ウチ間違えてお隣の家に来ちゃった!?」

このみ「違う違う。ちょっと小鞠ちゃんに料理教えてるの」

夏海「だからエプロン姿なんだ」

「このみちゃーん。ここどうするのー?」

このみ「はーい。すぐ行くー」

このみ「また後でね。なっちゃん」パタパタ

夏海「うん」


夏海(姉ちゃんが本格的に料理の練習か~)

夏海(ほたるん愛されてるな~)

夏海(姉ちゃんも最近は『蛍』『蛍』『蛍』だし)

夏海(…)

夏海(ほたるんがちょっとだけ羨ましいかも…)

■別の日

小鞠「明日は蛍が遊びに来るから!」

夏海「いつもほたるんの家に行くのに、うちって珍しいね」

小鞠「だから、朝から夕方までどっかに行っててくれない?」

夏海「へいへーい。ウチも二人のイチャラブ見たくないしー」

小鞠「い、イチャラブっ//」


夏海「じゃあ、明日は釣りに行こうかな…って今の時期は魚はあまりいないか…」

兄「…」

夏海「え?兄ちゃんも追い出されるから、れんちょんを誘って町に出かけようって?」

兄「」ウン

夏海「おっけー。電話してみる」

兄「」ウン

■次の日

夏海「って、兄ちゃんは1人で買い物がしたいからっていなくなっちゃった」

れんげ「なっつんなっつん!ウチ!ウチ!風になりたいん!風に!」

夏海「ああ、デパートの屋上のパンダか。おっけおっけー」

れんげ「姉ねぇも早く行くん!」

一穂(先生)「ウチは用事があるから。よし一度別行動しよっかー」



れんげ「わかったん!」

れんげ「さあなっつん、すぐに行くん!」

夏海「おっけおっけ」

夏海(屋上の乗り物か~)

夏海(そういえば昔は姉ちゃんとよく乗り物に乗ったなー)

夏海(姉ちゃんはクマさんが好きで、ウチはパンダ)


夏海(ウチがパンダに乗って、姉ちゃんのクマさんにぶつけたりすると)

小鞠『まったくもうっ!夏海ったら子供なんだから』

夏海(って言ったなー。自分だって熊に乗って喜んでる子供のくせにさ)

夏海(…)


夏海(そういえば、最近姉ちゃんと二人っきりで遊んでないや)

夏海(少しだけ寂しいかな…)

夏海(その後、れんちょんとデパートを探検した)

夏海(このデパートは母ちゃんがよく連れてきてくれてたから、よく知っている)

夏海(…)

夏海(姉ちゃんと一緒に何度も遊びに来たんだっけ…)


夏海(姉ちゃんは今日はほたるんと二人っきりで楽しんでるんだろうな~)

夏海(…何か急に姉ちゃんが遠い人になった気がする…)




夏海(うん。姉ちゃんはほたるんと一緒になって幸せなはず)

夏海(姉ちゃんが幸せなら…ウチは…)


夏海(姉ちゃんが幸せなら、ウチだって幸せだよ)



夏海(…きっと)

■夕方

れんげ「なっつんとレースして勝ったん!」

一穂「おぉーれんちょんさすがー」


夏海「って、兄ちゃん何それ?」

兄「…」

夏海「すっごい紙袋じゃん!何を買ったの!?」

兄「…」

夏海「えー、けちー。ちょっとくらい見せてくれてもいいじゃん…」

兄「」ウウン

夏海「そっか…兄ちゃんまであの事を忘れて…」

兄「?」

■越谷家玄関前

夏海「って、あれ?かず姉、うちに来るの?」

一穂「雪子さんに、たまには晩ごはんを食べに来いって誘われててねー」

夏海「へぇ~。母ちゃんが珍しいなー」


ガララッ


夏海「ただいまー」

\パーンパーン/

\パーンパーン/


夏海「!?」


小鞠「ハッピバースデー」

蛍「トゥーユー」

小鞠・蛍「ハッピバースデー」

楓(駄菓子屋)「ディア」

ひかげ「夏海~」

このみ「ハッピバースデー」

みんな「トゥーユー」



みんな「夏海(センパイ)(なっちゃん)誕生日おめでとーーーー♪」

パチパチパチパチパチパチ


夏海「えっ?えっえええ!?」

夏海「…え?」

小鞠「はぁ~。今日、1月24日は夏海の誕生日でしょ。忘れたの?」

夏海「いやいや、自分の誕生日くらいは覚えてるし」

小鞠「じゃあ、何でキョトンってしてんのよ…」

夏海「みんなウチの誕生日の事を忘れてるとばかり思ってたりしてまして…」

小鞠「はぁ…私があんたの誕生日を忘れるわけないでしょう」

夏海「そっか…そっか。そうだよね」

小鞠「ほら、なんかみんなに言う事ないの?」

夏海「え?えーと……………あっ!」



夏海「ありがとう!みんな!!」




       終わり
続きまして
れんげ「誕生日おめでとうなん!なっつん!」夏海「ありがとう!れんちょん!」
をお送りいたします

スレチで悪いがのんのんHP更新来てる
http://www.nonnontv.com/

れんげ「騙されたんなーなっつん」

夏海「え?」

れんげ「今日町に遊びに行って、なっつんの相手をするのがウチの役目だったん」

夏海「なにー!ということはデパートの屋上で風になったのも演技だったのか!」

れんげ「あれは本当なん」

夏海「なんだって!?」

れんげ「では、プレゼントをお渡ししますん」

れんげ「これがウチからのプレゼントなん!」

夏海「おぉ!ウチの為にありがとう!れんちょん!」

れんげ「…」

夏海「へぇ~封筒…手紙かな?あとでゆっくり読もうかな」

れんげ「…開けないのん?」


夏海「よっしゃー開けるに決まってるぜー」

ビリビリビリッ

夏海「れんげプレゼント券?」

れんげ「にょぱにょぱー」

夏海「…?」



れんげ「何でそんな不思議そうな顔するん?」

夏海「え?いや、えーと、れんちょんをウチにプレゼントしてくれるの?」

れんげ「違うん!花の方の『れんげ』なん!」

夏海「あっ、あぁ、おー?」


れんげ「春になったら、『れんげ』で押し花とか冠とか作るん!」

夏海「おぉー!」

れんげ「そしてなっつんにプレゼントするん!楽しみにしてるのん!」

夏海「おぉ!さすがれんちょん!これは春が楽しみになってきたよ!」

れんげ「ふふーん」

夏海「あとはこのプレゼント券を春まで無くさないようにしなきゃ…」

れんげ「頑張るんなっつん!」

夏海「おぉ!頑張れ!夏海ちゃん!」



れんげ「今日は誕生日おめでとうなん!なっつん!」

夏海「ありがとう!れんちょん!!」



       終わり
続きまして
蛍「夏海センパイ。お誕生日おめでとうございます♪」夏海「ほたるん。ありがとう♪」
をお送りいたします

夏海「おぉーたくさん料理がある」

蛍「はい!小鞠センパイとこのみさんとお義母さんと4人で作りました」

夏海「ね、姉ちゃんが…え?食べられるの?これ」

蛍「ふふふ。小鞠センパイったら、この日の為に料理の特訓をしていましたから」

夏海「そういえば、このみちゃんが料理教えてたかも」


蛍「ちなみにこの炊き込みご飯はセンパイが一人で作ったんですよ?」

夏海「じゃあ一口…」

もぐもぐ

夏海「おぉ!!普通に食べられる!具の大きさに偏りがあるけど、これは食べられる!」

蛍「ふふふふ。良かったですねー」

夏海「…」

蛍「うふふふふ」


夏海「…………ねえ、もしかして怒ってる?」

蛍「いえいえ、そんなー」

蛍「小鞠センパイが夏海センパイの為に料理の腕を上げたからって、何も羨ましくないですよー?」

蛍「しかも、その料理を一番最初に食べるのが夏海センパイだなんてー。嫉妬してませんよー?」

夏海(怖い!怖い!顔は笑ってるけど絶対怒ってる)

小鞠「あっ、蛍ー、ちょっといい?」

蛍「はい?」

小鞠「はいこれ」

蛍「肉じゃが?」

小鞠「うん。実はこれ蛍の為にだけ作ったの」


小鞠「だから、その、良かったら食べてくれない?」

蛍「わ、私の為に!?」

小鞠「やっぱり恋人の蛍には自信作を食べてほしくてさ」

蛍「食べます!食べます!ありがとうございます!」

小鞠「そんなに喜ばないでよ」

蛍「センパイが私の為だけに…うれしいです!」

小鞠「えへへ」

夏海「あー、じゃあウチはお邪魔みたいだから向こうに行きますねー」

蛍「あっ、待って下さい。夏海センパイ」

夏海「ん?なに?」

蛍「これ誕生日プレゼントです」

夏海「おぉ!ありがとうほたるん!」

バリバリバリッ

夏海「手袋!」

蛍「はい。その…私が編んだのでよかったら使ってやってください」

夏海「ほたるんの手編み!?うわぁー暖かそうー」


蛍「夏海センパイ。お誕生日おめでとうございます♪」

夏海「ほたるん。ありがとう♪」




       終わり
続きまして
このみ「なっちゃん誕生日おめでとうっ♪」楓「おめでとう」夏海「このみちゃん、駄菓子屋ありがとうっ♪」
をお送りいたします

楓「ほら、誕生日プレゼントだ」

夏海「おぉ!駄菓子屋がプレゼント!?もしかして風邪でもひいたの!?」

楓「はあ?変な事言うならやらんぞ」

夏海「あざーす!ありがたく頂きます!」


バリバリバリッ


夏海「おぉ!運動靴!」

楓「お前サンダルばかり履いてるだろ?普段は運動靴を履いておけ」

夏海「軽い!ありがとう駄菓子屋!」

楓「安物だが喜んでくれて何よりだ」

このみ「ちょっと!『喜んでくれて』…じゃないよ!」

楓「うげぇ。騒がしい奴が来た」

このみ「なっちゃんはもう13歳!いい乙女なんだよっ」

このみ「その乙女に運動靴は無いんじゃないかな!?」

楓「こいつが乙女って?あまり笑わせるなよ」

このみ「もうっ!なっちゃんは可愛いでしょ?あまりそういう事を言わないの!」


楓「はいはい。わかったよ。来年はもっと乙女っぽい物を渡すよ」

このみ「まったく楓ちゃんったら」

夏海「まあまあ、ウチは運動靴嬉しいから」

楓「ところで、このみは何をプレゼントするんだ?」

このみ「………」ヒョイッ

このみ「あ、あれ?持ってくるの忘れちゃった。テヘッ」

楓「おい、その後ろに隠したプレゼントはなんだよ」

このみ「あ、あれー?おかしいなぁ~。いつの間にこんな所にー」


夏海「ありがとうこのみちゃん」

このみ「う、うん…」

楓「?」

 
バリバリッ


夏海「こ、これって…」

このみ「運動靴だよ!」

このみ「なっちゃんってサンダルが多いでしょ?」

このみ「私、普段は運動靴の方がいいと思うんだ」

このみ「だから私帰るね!」

楓「もう帰るのか?もうちょっとゆっくりしていけよ。な?」

このみ「あ、あれー?楓ちゃん何でそんなに笑顔なのに怖いの?」

楓「笑顔なのに変だよなー」

このみ「変だよねー」

夏海「しかも駄菓子屋とまったく同じ運動靴だ」

楓「さっさと表に出ろゴラアアアア!!!」

このみ「ひぃっ」


楓「今日はとことん泣かせてやるからな」

このみ「や~ん。鳴かせるなんて楓ちゃんのエッチ~」

楓「あぁ!?」ギロッ

このみ「ちょっと襟を掴まないで!引っ張らないで!」


ズルズル


このみ「なっちゃん助けて!この人マジだよ!殺人鬼の目をしてるよ!」

夏海「う、ウチには無理かなー」

このみ「えーん、だれかー、ここに凶悪犯がー」

楓「あっ、そうだ。このバカのせいで忘れてた」

夏海「え?」

楓「夏海誕生日おめでとう」

このみ「なっちゃん誕生日おめでとう♪」


夏海「二人ともありがとう♪」





       終わり
続きまして
ひかげ「夏海誕生日おめでとう!」兄「…」夏海「ありがとう!みんな!」
をお送りいたします

ひかげ「はい、私と姉ちゃんからのプレゼント」

一穂「夏海が喜んでくれるといいんだけどね~」


夏海「おぉー!かず姉、ひか姉ありがとう!」

バリバリバリッ

夏海「こ、これは!」

夏海「最新ゲームのポケモンX!?」


ひかげ「私はさー『ソラカラちゃん』が良いって思ったんだけどさー」

ひかげ「でもこのみが『そんなのよりこっちがいい』って言ったから、買ってみたんだけど」

ひかげ「あっ、ちなみに『ソラカラちゃん』ってのはスカイツリーの公式キャラクターでね?」

ひかげ「向こうじゃ常識だけど、こっちじゃ誰も知らないよねー」

夏海「ひか姉ひか姉」

ひかげ「え?なに?」

夏海「うちの家にはスーパーゲームボーイしかないから3DSのゲームはちょっと…」

ひかげ「……………え?」

夏海「ごめん。ゲームボーイのゲームしかできないんだ」

ひかげ「おい!このみ!!!!!!!」

このみ「大声で何よ。もー」

ひかげ「もーじゃねえよ!もーじゃ!!」

このみ「もぉー?」

ひかげ「可愛い顔して『もぉー』って鳴くな!牛の真似じゃないんだよ!」

このみ「もおー!」

ひかげ「今度は闘牛…って違う!夏海がDS持ってないらしいぞ!」

このみ「え?うん。そだよ」

ひかげ「そだよじゃねーよ!そだよじゃ!」

このみ「?」

ひかげ「不思議そうな顔すんな!お前がDSのゲームを買ってこいって言ったんだろうが!」

このみ「ああ、それなら…」

ひかげ「ん?」

夏海「え?」

兄「…」スッ


夏海「え?これ…3DS…」

兄「」ウン

雪子「誕生日おめでとう夏海」

夏海「母ちゃん!?」

雪子「それ兄ちゃんがどうしてもって言うからね。母さんと兄ちゃんでお金を出して買ったんよ」

夏海「あっ、もしかして今日町に行ったのって…」

兄「」ウン


このみ「よかったね。なっちゃん」

夏海「あ、ありがとう!本当にありがとう!母ちゃん!兄ちゃん!」

兄「」ウン

雪子「あっ、言い忘れてた」

夏海「え?他にもプレゼントあんの?」

雪子「違う…このゲームはちゃんと大切に扱うんだよ」

夏海「ああ、大丈夫わかってるって」

雪子「宿題をする事」

夏海「え?あっ…はい」

雪子「成績を落としたら没収だからね」

夏海「…はーい、がんばりまーーす」

ひかげ(うわぁ、棒読みだ)


雪子「信じてるからね」

夏海「あーい」

このみ「どう?なっちゃん喜んでくれたでしょ?」

ひかげ「いや、ドヤ顔されても…って、お前は何もしてないだろう!」


このみ「よし!なっちゃん!明日ポケモン勝負しよう!」

夏海「よっしゃー!このみちゃんには負けないぞー!」

ひかげ「ちなみにこのみってどんなポケモン使うの?」


このみ「ピカチュウ。ラッキー。トゲピー。マリル。ケーシィ。バンギラス…かな?ちなみに全部レベル100だよ」

このみ「もちろんポケモン勝負で手加減はしないから!」

ひかげ「お前それ夏海に勝たせるつもりないだろ」

このみ「世の中は非常なんだよ」


ひかげ「ってか、何匹かもう進化できないやついるぞ!可愛そうとか思わないのかよ!」

このみ「えーだってーこっちの方が可愛いしー」

ひかげ「じゃあ最後のバンギラスは何なんだよ!」

このみ「バンギちゃん可愛いよ?」

夏海「あっ!そうだ!ひか姉!」

ひかげ「ん?」

夏海「ひか姉もありがとう!これでゲームができる♪」

ひかげ「…」



ひかげ「どういたしまして」

夏海「えへへ~」

ひかげ「何だよ」

夏海「ひか姉照れてる?照れてる?」

ひかげ「照れてねーよ!」

兄「…」

ひかげ「あっ、ちゃんと言ってなかったな」

夏海「え?」


ひかげ「夏海誕生日おめでとう!」

兄「…」ウン

夏海「ありがとう!みんな!」


       終わり
続きまして
小鞠「誕生日おめでとう夏海」夏海「ありがとう姉ちゃん♪」
をお送りいたします

■夜


夏海「片付け終わったー」

小鞠「夏海の誕生日だから、片付け手伝わなくても良かったのに」

夏海「いやーみんなで片付けるのも楽しくて」

小鞠「そういえばお母さんは?」

夏海「台所で片付け。ちなみに兄ちゃんはお風呂」



小鞠「ふーん」

夏海「で、姉ちゃんは何かプレゼントくれないの?」

小鞠「うわぁ…普通自分から言う?」

夏海「えへえへっ。夏海ちゃん褒められちゃった?」

小鞠「まあ、ある意味良い所かもしれないけど…はい。プレゼント」

夏海「おぉー!ちゃんとしたプレゼントだ!」

小鞠「ったく、毎年ちゃんとしたプレゼントあげてるでしょ」


バリバリバリッ


夏海「チョコケーキ!?」

小鞠「まあ…うん。小さいけど、頑張って作ってみたんだ」

夏海「姉ちゃんの……手作り……」

夏海(…)

夏海(そういえば…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小鞠『もうすぐバレンタインでしょ?今から準備しておこうと思って』

夏海『ああーそんなイベントもあったねー。無関係すぎて忘れてたよー』


小鞠『それでさー』

夏海『ん?』

小鞠『蛍にはどんなチョコをあげたら、喜んでくれると思う?』

小鞠『参考程度に夏海が好きなの教えて?』


夏海(うへぇ。今年のバレンタインは甘々だぁ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


夏海(そういえば、あの後『チョコケーキとかいいかなって』言ったかも…)

夏海(そっか…あれはウチの為に…)

夏海(ウチの為に…)

夏海「えへへ」

小鞠「うわっ。ニヤけすぎ…」

夏海「姉ちゃんも嬉しそう。もしかして照れてる?」

小鞠「照れてない!」

夏海「えへへ~ウチは嬉しいなぁ~幸せだなぁ~」

小鞠「ぐっぐぐぐぐ」


夏海「じゃあ頂きまーす」

小鞠「どうぞ」


パクッ


夏海「…」

小鞠「ど、どう?自信作なんだけど」

夏海(うげぇ…甘すぎ…死にそう)

小鞠「…」

夏海「…」

小鞠「……そっか…美味しくなかったんだ…」

夏海「うめえ!こんなケーキ食べたの初めてかも!」

小鞠「え?」


夏海「うめえ!うめえ!姉ちゃん才能あるよ!絶対!」バクバク

小鞠「そ、そうかな?」

夏海「もぐもぐ…はい!完食~♪」

小鞠「おっぉぉ」

夏海「ふーでもさすがの夏海ちゃんもお腹いっぱいかも」

小鞠「あんた夕ご飯もたくさん食べてたしね」

小鞠「あっ、ところでケーキの件は蛍には黙っておいてね」

夏海「え?」

小鞠「蛍の分はないの。それに蛍に喋ったらすぐにヤキモチ妬くから」

夏海「へぇ~」

夏海(そっか…このケーキってウチだけの特別なんだ…)



小鞠「何でニヤけてるんの?」

夏海「いやー、姉さんがウチの為にケーキ作ってくれた事が嬉しいんっすよー」

小鞠「そりゃあ、あんたは『大切』な妹だからね」

夏海「そっかー。えへえへっ」

小鞠「気色悪っ」

夏海「うん!ウチも姉ちゃんがとっても『大切』だよっ」

小鞠「はいはい」

夏海「よし!今日は特別に一緒の布団で寝よう!」

小鞠「えー寒いからヤダ」

夏海「今日はウチの誕生日だからウチが一番偉いの!」


小鞠「はぁ…仕方ないなぁ~もぅ」

夏海「じゃあお風呂も一緒」

小鞠「はいはい」

夏海「やったー姉ちゃん大好きー♪」

小鞠「ったく調子いいんだから」

小鞠「あっ、そうだ」

夏海「?」



小鞠「夏海。13歳の誕生日おめでとう」

夏海「…」






夏海「とっても素敵な誕生日をありがとう!姉ちゃん♪」







       終わり

     _,r=ミv
    ⌒≫=r宀=-ミ                                                                      /´
  _彡'´ . : :'ー=≦´: :>                                                                     ⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、
  `'7 . : ∧: }: :ト、} : :八_                                                                    〃 . : : : : : . \: .:.
{ミ nム: {V ⌒ `´ ⌒jイ:〈/'彡 ____                                                              .' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi
`ヽ ノ\:{ x=ミ  x=ミj/7´ /ニニニ二\                                                          i :从j⌒j从人从人〉
   \ 八 ┌‐ ┐ ノ /  =ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヽ :{ r=ミ  r=ミj : }:|
    ノ\ >r─<  イ   'ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニ人:.ミ r─┐彡:イ l
   ⌒从〉 |`´| .イ从 /ニニニ/___\ニニニ=i                                  r──|ニニ|─‐┐   /ニニ/| :j从≧=-=≦:ノ从:|
     ´/ ¨|  |¨¨|  /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ          rー┐    iニニi                   l=ニニニニニニニニi  /ニニ/ 人: : i:〃f父i ヽ : : 八
     /   |  |  |i /ニニニ/ニニニ二二ノ              |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi: : : : i |_| |: : : : : :.
     ゝ. __|  |_,》{=ニニ/ _____ ______,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/   |ニ|ニ|: i : i L.」//L.」 i: : i :i }
       {____} ゝ彡゙〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ|   _|ニニ|__       (ニニ/      (ニニ/   _|ニニ|,__ lニニ'    |ニ|ニ|从从i∪//∪i人从イノ
        |ニニ∧ニニ|     ゝニニニニニニニニニ}ニニ! r‐─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  ///////∧
       ニニi  iニ!              /ニニ/ニニ| |ニロニ! |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐=!     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!        〈/////////〉
        ニ|  |ニ            /ニニ/ lニニl└─ ┘|ニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___     `T TT T´
       |ニ|  |ニ|          (ニニ/ ∟ニニニニニニニニ」`¨´  ̄ ̄       \ニニニ/  \ニニニ/   ̄ ̄       \ニニニニノ     lー| |ーl
       ‘┛ ┗’           ̄                           ̄ ̄      ̄ ̄                    ̄ ̄      ┗┷┛

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom