夏海「…二人きりだと話す事もないな」蛍「…ですね」 (9)

蛍「こまセンパイは海水浴中に謎の失踪…。未だ行方不明…」

http://i.imgur.com/Sfq4dzr.jpg

夏海「れんちょんは…。まだ小学一年生だったのに夏の川で…」

http://i.imgur.com/7Zn6HXI.jpg

蛍「…田舎って怖いですね」

夏海「田舎だから怖いんだよ…」

夏海「兄ちゃんもあの事件以来、失語症やらなんやらになっちゃうし、内向的オタク趣味にも目覚めちゃったからなー…」

蛍「私の家では引越しをするしないの議論が両親の間でいつも話題になっています…」

夏海「はぁ…」

蛍「はぁ…」

一穂「んぁー……」ボケーッ

夏海「かず姉はれんちょんの一件以来、やる気すらなくなっちゃったからなぁ…」

蛍「駄菓子屋さんもお店を畳んでしまいましたよね…」

夏海「あ、そろそろ病院の時間だ」

蛍「精神を病んでしまったお母さんのお食事、病院の人はやってくれないんでしたっけ?」

夏海「さすがにそこまではしてくれないよ。食事出してもらえるだけありがたいと思わないと。じゃ、また明日、ほたるん」

蛍「ええ、また明日」

その日
夏海先輩はお母さんと心中しました

卓「とうとう学校には我々しかいなくなってしまったな」

蛍「そうですね」

卓「妹たちが好きだった菓子だ。よければ食べてくれ。もう、誰も食べてくれる奴がいないんだ」

蛍「わかりました。……おはぎ、ですか?」

卓「手作りだ」

蛍「ばくぅっ!むしゃっ、もりもりぃっ!」

蛍「!?」

卓「良い食べっぷりだ。だが実はそのおはぎには一個だけ……スコ……が……」

蛍(おはぎの中に……針……?)

夏海「れんちょん、見てなよ。ライターのガスをこうやって握り拳のなかに溜めてね…」シュゥゥゥ

れんげ「なんなのん?」

夏海「そしたら点火しまーす♪」シュボ

ボウッ!

れんげ「す、すごいのん!なっつん魔法使いみたいなのん!」

夏海「えっへっへ…面白いっしょ?れんちょんもやってみる?」

れんげ「あ、危なそうだからウチはいいのん…」

夏海「大丈夫だって。火傷なんかしないからさ」

れんげ「あ、熱くないのん…?」

>>6さんが続きを書いてくれるというので私はこれで失礼します

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